JPH09190880A - マイクロ波照射槽 - Google Patents

マイクロ波照射槽

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JPH09190880A
JPH09190880A JP1814996A JP1814996A JPH09190880A JP H09190880 A JPH09190880 A JP H09190880A JP 1814996 A JP1814996 A JP 1814996A JP 1814996 A JP1814996 A JP 1814996A JP H09190880 A JPH09190880 A JP H09190880A
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JP
Japan
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cam
cam plate
mounting table
microwave irradiation
holder
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Withdrawn
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JP1814996A
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Inventor
Hiroyuki Konno
裕之 今野
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクロ波の漏洩防止を簡易な構造で成し、
槽全体の小型化を図ること課題とする。 【解決手段】 マイクロ波を遮断すると共に開閉自在で
ある筺体1と、この筺体1内部でマイクロ波を発振する
マイクロ波発振手段2と、筺体1内に配設され,試料等
を収容する複数の試料保持体M用の載置テーブル3と、
この載置テーブル3上で各試料保持体Mを一定方向に移
動させる移動力付勢手段4とを備え、この移動力付勢手
段4が、載置テーブル3上で各試料保持体Mを長方形の
四辺に沿った方向への移動を案内する保持体ガイド41
と、この保持体ガイド41の長方形の各辺毎に設けら
れ,各々対応する一辺に沿って試料保持体Mの移動を付
勢する回動自在の四つのプッシュアーム42と、これら
の各プッシュアーム42に個別に回動力を付勢するカム
機構45とから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波照射槽
に係り、特に、試料に対して加熱等を行うマイクロ波照
射槽に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は従来例を示している。この従来の
マイクロ波照射槽100は、ベルトコンベア装置Bの搬
送路の中間に設けられ、このベルトコンベア装置Bのベ
ルト上に載置されて搬送される複数の被加熱物Kに順次
連続的にマイクロ波の照射を行うものである。
【0003】即ち、ベルトコンベア装置Bの搬送ベルト
が、内部でマイクロ波発振手段109をを備えたマイク
ロ波照射槽100を通過する構造となっており、このマ
イクロ波照射槽100の筺体101には搬送ベルトの搬
入口101Aと搬出口101Bとが設けられている。
【0004】そして、これら搬入口101A及び搬出口
101Bには筺体101内部のマイクロ波の漏洩防止の
ために、それぞれ漏洩防止手段102,103が設けら
れている。この漏洩防止手段102,103は、筺体1
01の搬入口101A及び搬出口101Bにそれぞれ連
通する搬送路104,105と、これら各搬送路10
4,105の内壁に設けられたマイクロ波吸収体10
6,107と、搬送路104,105内の各部で回動自
在に垂下された反射板108とから構成されている。
【0005】上記の構成により、ベルトコンベア装置B
上に載置された複数の被加熱物Kが順次マイクロ波照射
槽100内部に搬送され、筺体101の搬入口101A
から搬出口101Bを通過するまでの間にマイクロ波発
振手段109からマイクロ波の照射を受けて加熱が行わ
れる。
【0006】また、マイクロ波発振手段109から発振
されたマイクロ波は、各反射板108に反射され、また
各搬送路104,105に設けられたマイクロ波吸収体
106,107に吸収され、外部に漏れないようになっ
ている。
【0007】また、他のマイクロ波の漏洩防止手段とし
ては、各搬送路にマイクロ波の周波数に応じたマイクロ
波チョークを設ける方法が一般的である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例は、筺体内部にベルトコンベア装置の搬送ベルトを
貫通させて複数の被加熱物を搬送させる構造であるため
に、筺体の搬入口及び搬出口を開放した状態を維持する
必要があり、かかる場合、筺体内部のマイクロ波の漏洩
防止構造を施さねばならなかった。
【0009】また、このマイクロ波の漏洩の防止のため
に筺体に設けられたマイクロ波漏洩防止手段によってマ
イクロ波照射槽全体に大型化が生じていた。
【0010】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、マイクロ波の漏洩防止を簡易な構造で成すと
共に、槽全体の小型化を図ることができるマイクロ波照
射槽を提供することを、その目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、マイクロ波を遮断すると共に開閉が自在である筺体
と、この筺体内部でマイクロ波を発振するマイクロ波発
振手段と、筺体内に配設され,試料等を収容する複数の
試料保持体用の載置テーブルと、この載置テーブル上で
各試料保持体を一定方向に移動させる移動力付勢手段と
を備えている。
【0012】そして、この移動力付勢手段が、載置テー
ブル上で各試料保持体を長方形の四辺に沿った方向への
移動を案内する保持体ガイドと、この保持体ガイドの長
方形の各辺毎に設けられ,各々対応する一辺に沿って試
料保持体の移動を付勢する回動自在の四つのプッシュア
ームと、これら各プッシュアームに個別に順次回動力を
付勢するカム機構とから構成されている。
【0013】上記構成による各部の動作の際には、ま
ず、載置テーブル上の保持体ガイドに沿って複数の試料
保持体が載置される。このとき、載置領域テーブル上に
は試料保持体一つ分の空き領域が設けられる。
【0014】そして、マイクロ波発振手段により筺体内
でマイクロ波の照射がこれら各試料保持体に行われると
同時に、カム機構の駆動によって、各プッシュアームに
順番に回動動作が付勢される。
【0015】各プッシュアームが順番に回動することよ
り、長方形状の保持体ガイドの各辺に配設された各試料
保持体毎に移動が付勢される。即ち、保持体ガイド上に
形成された空き領域に向けて任意の辺に沿った複数の試
料保持体を一定方向に移動させると,その移動方向の後
端側に新たに空き領域が形成される。そして、その新た
な空き領域に隣接する一辺に沿って試料保持体が移動を
付勢され、この動作が順次連続して行われることによ
り、各試料保持体は長方形の保持体ガイドに沿って周回
移動が行われる。
【0016】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明と同様の構成を有すると共に、カム機構が、回転自
在のカム板と,このカム板を回転させる駆動手段と,カ
ム板の周囲に回動自在に配設された四つのリンク部材と
を備えている。
【0017】そして、各リンク部材が、その一方の端部
がカム板の外周に当接すると共に,他方の端部が個別に
各プッシュアームと回動軸を介して連結されている。
【0018】即ち、上記の構成では、駆動手段によって
カム板に回転が付勢されると、カム板の回転動作に伴い
このカム板の外周に当接する各リンク部材がカム板の形
状に応じて順番に一つずつ回動力を付勢され、さらに各
リンク部材と回動軸を介して個別に連結された各プッシ
ュアームが順次回動を行い、長方形状の保持体ガイドの
一辺毎に試料保持体が搬送される。そして、これにより
載置テーブル上で複数の試料保持体の全体的な周回移動
が行われる。
【0019】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
発明と同様の構成を有すると共に、カム機構は、同軸且
つ一体的に回転する大きさの異なる二枚のカム板を備
え、これら各カム板の外周には、互いに対向する位置に
ある二つのリンク部材の端部がそれぞれ当接している。
【0020】即ち、上記の構成では、駆動手段の駆動に
より二枚のカム板は同時に回転が付勢され、それぞれの
カム板に二つずつ当接する各リンク部材はそれぞれカム
板の大きさに応じた変位で回動が付勢され、また、これ
らに連結された各プッシュアームを介して各試料保持体
には二種類の移動量、即ち,長方形状の保持体ガイドの
長辺及び短辺のそれぞれに応じた移動量で搬送が行われ
る。
【0021】請求項4記載の発明では、請求項2記載の
発明と同様の構成を有すると共に、カム板が、回転中心
を境に、一方の半分が略半円形状であり、他方の半分が
短軸で半分に分割された略楕円形状に形成されている。
【0022】上述のカム板に駆動手段によって回転動作
を付勢された状態にあって、各リンク部材がカム板の略
半円部分に当接している場合には、カム板の回転中心か
ら外周までの距離が一定であるためにリンク部材の回動
が行われず、このリンク部材と連結されたプッシュアー
ムは静止状態となる。
【0023】また、リンク部材がカム板の略楕円部分に
当接している場合には、カム板の回転中心から外周まで
の距離が変化するためにリンク部材には回動が付勢さ
れ、このリンク部材と連結されたプッシュアームは、回
動による試料保持体の搬送動作を行う。
【0024】さらに、各リンク部材はカム板の外周の各
部で当接するため、当該カム板の回転に従って順番に一
つずつが略楕円部分と当接した状態となり、これに伴
い、各プッシュアームによって、長方形状の保持体ガイ
ドの一辺毎に順次各試料保持体の搬送が行われる。
【0025】本発明は、上述した各構成によって前述し
た目的を達成しようとするものである。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を、図1乃至図
5に基づいて説明する。本実施形態は、試料保持体に収
納された試料の加熱を行うマイクロ波照射槽10を示し
ている。
【0027】図5は、試料保持体であるマイクロプレー
トMを示している。このマイクロプレートMは、8×1
2で配設された96個の凹状の有底穴(ウェル)が形成
されており、これら各ウェル内に試料が収容される。
【0028】マイクロ波照射槽10は、マイクロ波を透
過しない素材からなると共に開閉が自在である筺体1
と、この筺体1内部でマイクロ波を発振するマイクロ波
発振手段2と、筺体1内に配設され,マイクロプレート
用の載置テーブル3と、この載置テーブル3上で各試料
保持体を一定方向に移動させる移動力付勢手段4とを備
えている。
【0029】上記筺体1の上部には、図1に示すよう
に、マイクロ波発振手段2がこの筺体1の内部に向けて
マイクロ波を発振するように装備されており、また、図
示を省略した開閉式のマイクロプレート用出入口が設け
られている。
【0030】さらに、筺体1の内部にはその内部空間を
上部と下部に仕切る載置テーブル3が装備されている。
この載置テーブル3はマイクロ波を透過しない素材から
なり、これによって、載置テーブル3の下方側にマイク
ロ波が伝播されない構造となっている。
【0031】また、この載置テーブル3の上面には、後
述する保持体ガイド41が装備され、この保持体ガイド
41に沿って載置テーブル3上を複数のマイクロプレー
トMが摺動して搬送されるため、その表面は滑らかに形
成されている。
【0032】載置テーブル3には、移動力付勢手段4が
配設されている。この移動力付勢手段4は、載置テーブ
ル3上で複数のマイクロプレートMに長方形の各辺に沿
った移動を案内する保持体ガイド41と、この保持体ガ
イド41の長方形の各辺に近接して設けられ,各々対応
する辺に沿ってマイクロプレートMの移動を付勢する回
動自在の四つのプッシュアーム42L,42R,42
U,42Dと、これら各プッシュアーム42L,42
R,42U,42Dに個別に順次回動力を付勢するカム
機構45とから構成されている。
【0033】上記保持体ガイド41は、前述したように
載置テーブル3上に配設されており、マイクロプレート
Mを縦3つ横3つずつ配設した大きさにほぼ等しい長方
形状の外側ガイドと,この外側ガイドの中央に配設され
たマイクロプレートM一つ分の大きさにほぼ等しい内側
ガイドとから構成され、これら外側ガイドと内側ガイド
との間に形成される案内経路上に複数のマイクロプレー
トMが配設される。このとき、この案内経路にはマイク
ロプレートMを3×3−1で計8つまで載置可能である
が、搬送の際にマイクロプレートM一つ分の空き領域が
必要となるため、実際は案内経路内に7つのマイクロプ
レートMが載置される。
【0034】保持体ガイド41の周囲には、当該長方形
状の保持体ガイド41の各辺に近接してプッシュアーム
42L,42R,42U,42Dがそれぞれ回動自在に
装備されている。このうちプッシュアーム42L,42
Rは載置テーブル3の中心に対して対称に配設されてお
り、アームの長さも等しく設定されている。また、プッ
シュアーム42Uとプッシュアーム42Dとについても
同様となっている。
【0035】各プッシュアーム42L,42R,42
U,42Dは、それぞれ一端で回動軸43L,43R,
43U,43Dの上端部に連結されており、また他端の
回動端側の各先端部には、当接部材44L,44R,4
4U,44Dがそれぞれ垂設されている。即ち、各プッ
シュアーム42は、載置テーブル3上の各マイクロプレ
ートMよりも高い位置で回動を行い、先端部に垂設され
た各当接部材44がマイクロプレートMに当接するよう
になっている。
【0036】これにより、プッシュアーム42に回動軸
43を介して回動力が付勢されると、当接部材44はマ
イクロプレートMに当接し、保持体ガイド41の一辺に
沿って搬送が行われる。
【0037】上記各プッシュアーム42は、前述したよ
うに、各回動軸43を介してカム機構45により回動力
が付勢される。このカム機構45は、同一形状で大きさ
の異なる二枚のカム板451A,451Bと,これらを
回転させる駆動手段としての駆動モータ452と,カム
板451A,451Bの周囲に回動自在に配設された四
つのリンク部材453L,453R,453U,453
Dとを備えた構成となっている。
【0038】各カム板451A,451Bは、一つの回
転軸によって各形状が同じ向きとなるように連結されて
おり、図2に示すように、小さい方のカム板451Aが
上となり、大きい方のカム板451Bが下に配設されて
いる。
【0039】そして各カム板451A,451Bの形状
は、回転中心を境に、一方の半分が略半円形状であり、
他方の半分が短軸で半分に分割された略楕円形状である
いわゆる卵型に形成されている。以下、これらカム板の
略楕円形状領域の外周における回転中心から最も離れて
いる箇所(図1における最上端部)をカム板の突出部と
する。
【0040】ここで、各カム板は、この図1に示された
形状に限定するものではない。例えば、通常の円形の外
周部の一部が突出したカム板や、円形で回転軸が偏心し
て設けられたいわゆる偏心カム等を装備しても良い。
【0041】これらカム板451A,451Bの回転軸
は駆動モータ452の駆動軸と連結されており、この駆
動モータ452に付勢されて各突出部が図3の二点鎖線
に示す軌跡を描いて回転が行われる。また、これらカム
板451A,451Bの回転軸と駆動モータ452との
間にはギア機構等の動力伝達手段を設け、回転数の調節
を行っても良い。
【0042】カム板451A,451Bの周囲には、四
つのリンク部材453L,453R,453U,453
Dが配設されている。これらのリンク部材453L,4
53R,453U,453Dは、それぞれ前述した回動
軸43L,43R,43U,43Dの下端部と個別に連
結されており、即ちこれにより、各リンク部材453
は、回動軸43を介して対応するプッシュアーム42に
個別に回動動作を伝達するようになっている。
【0043】また、互いにカム板451A,451Bの
回動中心を挟んで対向する位置にあるリンク部材453
U,453Dは、回動端部に設けられたカムフォロア4
54U,454Dを介してそれぞれカム板451Aの外
周に当接している。同様にして、対向位置にあるリンク
部材453L,453Rは、回動端部に設けられたカム
フロア454L,454Rを介してそれぞれカム板45
1Bの外周に当接している。
【0044】各カムフォロア454は、回転自在の小ロ
ーラであり、作動時に常に回転状態にある各カム板45
1A,451Bに対して各リンク部材453が摺動摩擦
を生じることなく円滑に当接状態を維持することを可能
としている。
【0045】ここで、各回動軸43は、載置テーブル3
を貫通した状態で配設されているが、この各貫通穴はカ
ットオフ寸法で形成されているために、ここから載置テ
ーブル3の下方にマイクロ波が漏洩することは防止され
る。
【0046】符号455L,455R,455U,45
5Dは、各回動軸43L,43R,43U,43Dが個
別に係合する軸受けである(図3参照)。各軸受け45
5は、載置テーブル3に固定されており、各回動軸43
は、これら軸受け455に対して回動自在であると共
に、図2における上下方向の移動が規制されている。
【0047】軸受け455L,455R,455U,4
55Dの下端部にはそれぞれリターンバネ456L,4
56R,456U,456Dが設けられており、これら
各リターンバネ456は、一端部が各軸受け455側
に、他端部が各リンク部材453側に係合してこれらの
間隔を一定に保持するよう張力を生じ、これによって各
リンク部材453の回動端部が各カム板451A,45
1Bの外周に常に当接する状態が維持されている。
【0048】以下、上述した本実施形態の動作を説明す
る。
【0049】図4(A)〜(D)は、カム板451A,
451Bの回転に伴う各プッシュアーム42の回動動作
を順番に示している。
【0050】動作開始時を図4(A)の状態として説明
すると、当初の状態では、リンク部材453Uがカム板
451Aの突出部と当接しており、これに伴いプッシュ
アーム42Uが回動した状態となっている。そして、保
持体ガイド41によって形成された案内経路上には7つ
のマイクロプレートMが載置されており、空き領域は図
の左上に生じた状態となっている。
【0051】この状態からマイクロ波発振手段12によ
るマイクロ波発振手段の発振が行われると共に、駆動モ
ータ452によって各カム板451A,451Bに時計
回転方向の回転動作が付勢される。
【0052】カム板451Aの突出部の通過に伴いリタ
ーンバネ456Uに付勢されてプッシュアーム42Uは
矢印方向pに戻され、一方、リンク部材453Rがカム
板451Bの突出部に当接して回動が付勢される。この
ため、リンク部材453Rを介してプッシュアーム42
Rに矢印方向qの回動が付勢され、当接部材44Rがマ
イクロプレートMに当接すると共にE方向に搬送を行
う。
【0053】即ち、載置テーブル3上に展開される長方
形状の案内経路における上の辺に位置する二つのマイク
ロプレートMが搬送される(図4(B))。
【0054】そして、カム板451Bの突出部の通過に
伴いリターンバネ456Rに付勢されてプッシュアーム
42Rは矢印方向rに戻され、一方、リンク部材453
Dがカム板451Aの突出部に当接して回動が付勢され
る。このため、リンク部材453Dを介してプッシュア
ーム42Dに矢印方向sの回動が付勢され、当接部材4
4DがマイクロプレートMに当接すると共にF方向に搬
送を行う。
【0055】即ち、載置テーブル3上に展開される長方
形状の案内経路における右の辺に位置する二つのマイク
ロプレートMが搬送される(図4(C))。
【0056】さらに、カム板451Aの突出部の通過に
伴いリターンバネ456Dに付勢されてプッシュアーム
42Dは矢印方向tに戻され、一方、リンク部材453
Lがカム板451Bの突出部に当接して回動が付勢され
る。このため、リンク部材453Lを介してプッシュア
ーム42Lに矢印方向uの回動が付勢され、当接部材4
4LがマイクロプレートMに当接すると共にG方向に搬
送を行う。
【0057】即ち、載置テーブル3上に展開される長方
形状の案内経路における下の辺に位置する二つのマイク
ロプレートMが搬送される(図4(D))。
【0058】そして、図4(D)の状態から再び図4
(A)の状態に戻り、案内経路の各辺毎に全てのマイク
ロプレートMが搬送され、同様の動作が繰り返し継続し
て行われる。
【0059】なお、このマイクロ波照射槽10では、カ
ム板451A,451Bが一回転する毎に各マイクロプ
レートMは、マイクロプレートM一つ分だけ搬送が行わ
れ、また、各マイクロプレートMの搬送方向はカム板4
51A,451Bの回転方向と逆に行われる。
【0060】上述のように、本実施形態では、カム板4
51A,451Bの回転動作に伴い個別に順番に各プッ
シュアーム42に回動が付勢されるために、7つのマイ
クロプレートMは長方形状の保持体ガイド41に沿って
各辺毎に順次連続的に移動が付勢される。
【0061】このため、載置テーブル3上で、常に長方
形状に各マイクロプレートMの搬送が行われ、筺体1内
で発振されるマイクロ波が各マイクロプレートM毎に均
等に照射されると共に、各マイクロプレートMの上面に
形成された複数のウェル毎についても、均等にマイクロ
波の照射が行われる。
【0062】また、本実施形態では、筺体1及び載置テ
ーブル3がマイクロ波を透過しない素材であるため、外
部のマイクロ波の漏洩を有効に防止する。さらに、載置
テーブル3の下方に主に移動付勢手段4の各構成を配設
することにより、例えば、各回動軸43を貫通させる穴
をカットオフ寸法で形成する等の簡易な手法により移動
付勢手段4へのマイクロ波の影響を防止することができ
る。
【0063】さらに、本実施形態では、マイクロ波の漏
洩防止手段としてλ/4チョーク構造,電波吸収対トラ
ップ,接触子構造等の手段が不必要であるために、マイ
クロ波照射槽全体を大型化を回避し、より小型のマイク
ロ波照射槽を提供することが可能である。
【0064】ここで、試料保持体は、上記実施形態で示
したマイクロプレートMに限定しなくとも良い。例え
ば、ウェルの個数や全体の形状が異なるもの,個別の容
器に試料を収納しその容器を集合した状態で保持するホ
ルダーのようなものでも良い。但し、これらの保持体に
応じて保持体ガイドの寸法等を変更する必要がある。
【0065】また、載置テーブル上に形成される保持体
ガイドは、その長方形の大きさ,縦横比等を変更しても
良い。保持体ガイドの他の例を図6に基づいて説明する
と、まず、図6(A)に示すようにマイクロプレートM
が2×4個載置可能な外側ガイドのみからなる保持体ガ
イド411の場合、7つのマイクロプレートMが搬送可
能であり、マイクロ波照射槽全体を一方向について薄型
にすることが可能である。
【0066】また、図6(B)に示すようにマイクロプ
レートMが4×4個載置可能な外側ガイドとマイクロプ
レートMの2×2個分にほぼ等しい大きさからなる内側
ガイドからなる保持体ガイド412は、計11個のマイ
クロプレートMを一度に搬送することが可能である。
【0067】さらに、図6(C)に示すように試料保持
体が正方形状である場合には、試料保持体が3×3個載
置可能な外側ガイドと試料保持体の1個分にほぼ等しい
大きさからなる内側ガイドからなる正方形状の保持体ガ
イド413を使用しても良い。かかる場合、正方形の各
辺におけるプッシュアームによる試料保持体の移動距離
が全て均一となるため、カム板を一枚として、各リンク
部材及び各プッシュアームに対して全て同一の回動量で
回動動作を付勢することが可能である。
【0068】また、各プッシュアーム42の先端部に装
着される当接部材の他の例を図7に示す。
【0069】図7(A)は、当接部材441を、カム機
構のカム板等に一般に使用されるいわゆるカム型の形状
に形成したものであり、この形状によりマイクロプレー
トMと当接する際に当該マイクロプレートMの当接面の
ほぼ中心付近から滑らかに当接させることが可能であ
る。
【0070】また、図7(B)は、プッシュアーム42
の長さ方向に沿って大きさの異なる複数の円形の当接部
材を、先端側ほど小さいものとなるように配設してなる
当接部材422を示している。この当接部材442によ
り、上記の当接部材441と同様の効果を得ることが可
能となっている。
【0071】さらにまた、本実施形態では、二つのカム
板により互いに対向する位置にある各二つずつのリンク
部材にそれぞれ所定の回動量で回動動作を付勢している
が、一つのカム板によって4つの全てのリンク部材に回
動動作を付勢する構成としても良い。
【0072】この場合、カム板に対する各リンク部材の
配置,各リンク部材の長さ及びプッシュアームの長さ等
を適切なものに設定しなければならない。
【0073】また、ここで、上記実施形態と同様に、マ
イクロプレートMを長方形状の保持体ガイドに沿って搬
送させる比較例を図8に示す。
【0074】この比較例は、内部のマイクロ波を遮断す
る筺体201と、この筺体201の内部上方に設けられ
たマイクロ波発振手段202と、筺体201内に設けら
れ,複数のマイクロプレートMが載置される載置テーブ
ル203と、この載置テーブル203上に設けられ,長
方形の各辺に沿った移動を案内する保持体ガイド204
と、長方形の各辺毎にその端部に設けられ一様に一定方
向にマイクロプレートMの移動を付勢する四つのアクチ
ュエータとしてのエアシリンダ機構205とからなるマ
イクロ波照射槽200を示している。
【0075】このマイクロ波照射槽200の内部では、
図8(B)に示すように、保持体ガイド204が、3×
3個のマイクロプレートMを配設可能な外側ガイド20
4AとマイクロプレートMとほぼ同じ大きさで外側ガイ
ド204Aの中央に配設された内側ガイド204Bとか
ら構成され、これら外側ガイド204Aと内側204B
の間に形成される長方形状の案内路に従って、マイクロ
プレートMを一定方向に保持したまま上下左右方向に順
次案内される。この搬送動作によって各マイクロプレー
トMの上面全体に均一にマイクロ波の照射が行われ、各
ウェル毎に均一に試料の加熱が行われるようになってい
る。
【0076】搬送動作については、空き領域に向けてマ
イクロプレートMを長方形の各辺毎に各エアシリンダ機
構205によって順次送り移動させて、7つのマイクロ
プレートM全てについて保持体ガイド204に沿った長
方形状の周回移動を行う構成となっている。
【0077】しかしながら、このマイクロ波照射槽20
0では、長方形の保持体ガイド204の各辺毎に設けら
れたエアシリンダ機構205によってマイクロプレート
Mの搬送を行うため、エアシリンダ機構205を長方形
の各辺の端部位置に当該各辺と同一方向に向けて配設し
なければならない。
【0078】即ち、この比較例では、かかる必要性のた
めに、図8(B)に示す様に、筺体201の外部に各エ
アシリンダ機構205が突出して装備され、マイクロ波
照射槽200全体が大型化が生じることになる。
【0079】また、エアシリンダ機構205は、シリン
ダの往動を付勢するコンプレッサ等の高圧空気の供給源
を置くスペースを外部に必要となる。
【0080】また、四つのエアシリンダ機構205は、
所定の順序とタイミングで作動させる必要があり、この
動作制御のために、各エアシリンダ機構205毎に制御
用の電磁弁とこれら各電磁弁の動作制御を行う制御回路
等を設ける必要が生じる。
【0081】上記の比較例とを比較してみても、本発明
の実施形態は筺体1外部に突出部分等がなく、槽全体を
小型化することができ、一つの駆動モータ452により
カム板451A,451Bに一定方向の回転力を付勢す
るだけで複数のマイクロプレートMに長方形の保持体ガ
イド41に沿った搬送動作が行われるために、複雑な制
御手段及び制御回路等が不要となっている、等の効果を
有している。
【0082】
【発明の効果】請求項1記載の本発明では、長方形状の
保持体ガイドと四つのプッシュアームとによって、載置
テーブル上で、常に長方形状に各試料保持体の搬送が行
われ、筺体内で発振されるマイクロ波が各試料保持体毎
に均等に照射されると共に、ここの試料保持体の上面全
体に均等にマイクロ波の照射が行われる。
【0083】また、本発明では、マイクロ波を遮断する
筺体内部で試料保持体の搬送動作が行われるために外部
のマイクロ波の漏洩が有効に防止される。
【0084】上記の効果に加えて本発明では、従来のよ
うにマイクロ波の漏洩防止手段としてλ/4チョーク構
造,電波吸収対トラップ,接触子構造等を設ける必要が
ないために、マイクロ波照射槽全体を大型化を回避し、
より小型のマイクロ波照射槽を提供することが可能であ
る。
【0085】さらに、載置テーブルをマイクロ波の透過
しない素材で形成し、この載置テーブルの下方に主に移
動付勢手段の各構成を配設することにより、簡易な手法
で移動付勢手段等の内部機構に対するマイクロ波の影響
を防止することができる。
【0086】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
発明と同様の効果を有すると共に、カム板に回転動作を
付勢することによって、リンク部材を介して、長方形状
の保持体ガイドの四辺にそれぞれ配設された4つのプッ
シュアームに所定の順番で回動動作を付勢することがで
き、これによって試料保持体の搬送動作を制御回路等に
よる複雑な制御動作等を行うことなく良好に行うことが
できる。
【0087】請求項3記載の本発明は、請求項2記載の
発明と同様の効果を有すると共に、大きさの異なる2枚
のカム板を有しているために、各カム板にそれぞれ各リ
ンク部材を当接させることにより、2種類の回動変位量
を与えることが容易となっており、これに伴い各プッシ
ュアームによる試料保持体に対する搬送距離を2種類で
設定することが容易となる。
【0088】請求項4記載の本発明は、上記各効果を有
すると共に、カム板が半分が略半円状であるため、この
間プッシュアームに制止状態を維持することができ、ま
た他方が略楕円状であるため、プッシュアームが円滑に
回動動作に移行することができるようになっている。
【0089】本発明は以上のように構成され機能するの
で、これにより、従来にない優れたマイクロ波照射槽を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す上面方向の断面図であ
る。
【図2】本発明の実施形態を示す正面方向の一部省略し
た断面図である。
【図3】本発明の実施形態を示す下面方向の断面図であ
る。
【図4】図1に開示したマイクロ波照射槽によるマイク
ロプレートの搬送動作の進行状態を示した動作説明図で
あり、図4(A)から図4(D)の順に搬送動作が行わ
れる。
【図5】試料保持体であるマイクロプレートを示す図で
あり、図5(A)は平面図であり、図5(B)は図5
(A)のX−X線に沿った断面図である。
【図6】保持体ガイドの他の例を示す図であり、図6
(A)は7個のマイクロプレートの搬送を行うための他
の保持体ガイドを示しており、図6(B)は11個のマ
イクロプレートの搬送を行うための他の保持体ガイドを
示しており、図6(C)は正方形状のマイクロプレート
の搬送を行うための他の保持体ガイドを示している。
【図7】当接部材の他の例を示す図であり、図7(A)
はカム型形状の当接部材を示し、図7(B)は複数の円
形の当接部材からなる当接部材を示している。
【図8】本発明の比較例を示す図であり、図8(A)は
一部切り欠いた正面図であり、図8(B)は上面方向の
断面図である。
【図9】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 筺体 2 マイクロ波発振手段 3 載置テーブル 4 移動力付勢手段 41 保持体ガイド 42,42R,42L,42U,42D プッシュアー
ム 43,43R,43L,43U,43D 回動軸 45 カム機構 451A,451B カム板 452 駆動モータ(駆動手段) 453,453R,453L,453U,453D リ
ンク部材 10 マイクロ波照射槽 M マイクロプレート(試料保持体)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロ波を遮断すると共に開閉自在で
    ある筺体と、この筺体内部でマイクロ波を発振するマイ
    クロ波発振手段と、前記筺体内に配設され,試料等を収
    容する複数の試料保持体用の載置テーブルと、この載置
    テーブル上で前記各試料保持体を一定方向に移動させる
    移動力付勢手段とを備え、 この移動力付勢手段が、前記載置テーブル上で前記各試
    料保持体を長方形の四辺に沿った方向への移動を案内す
    る保持体ガイドと、この保持体ガイドの長方形の各辺毎
    に設けられ,各々対応する一辺に沿って前記試料保持体
    の移動を付勢する回動自在の四つのプッシュアームと、
    これらの各プッシュアームに個別に回動力を付勢するカ
    ム機構とからなることを特徴とするマイクロ波照射槽。
  2. 【請求項2】 前記カム機構は、回転自在のカム板と,
    このカム板を回転させる駆動手段と,前記カム板の周囲
    に回動自在に配設された四つのリンク部材とを備え、 前記各リンク部材が、その一方の端部が前記カム板の外
    周に当接すると共に,他方の端部が個別に前記各プッシ
    ュアームと回動軸を介して連結されていることを特徴と
    する請求項1記載のマイクロ波照射槽。
  3. 【請求項3】 前記カム機構は、同軸且つ一体的に回転
    する大きさの異なる二枚のカム板を備え、 これら各カム板の外周には、互いに対向する位置にある
    二つの前記リンク部材の端部がそれぞれ当接しているこ
    とを特徴とする請求項2記載のマイクロ波照射槽。
  4. 【請求項4】 前記カム板は、回転中心を境に、一方の
    半分が略半円形状であり、他方の半分が短軸で半分に分
    割された略楕円形状であることを特徴とする請求項2記
    載のマイクロ波照射槽。
JP1814996A 1996-01-08 1996-01-08 マイクロ波照射槽 Withdrawn JPH09190880A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009075332A1 (ja) * 2007-12-12 2009-06-18 Saida Fds Inc. マイクロ波照射装置

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WO2009075332A1 (ja) * 2007-12-12 2009-06-18 Saida Fds Inc. マイクロ波照射装置
JP2009146650A (ja) * 2007-12-12 2009-07-02 Saida Fds Inc マイクロ波照射装置
CN101897235A (zh) * 2007-12-12 2010-11-24 株式会社斎田Fds 微波照射装置

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