JPH09191851A - 常温保存可能な魚介類入りドレッシングの製造方法 - Google Patents
常温保存可能な魚介類入りドレッシングの製造方法Info
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- JPH09191851A JPH09191851A JP8022960A JP2296096A JPH09191851A JP H09191851 A JPH09191851 A JP H09191851A JP 8022960 A JP8022960 A JP 8022960A JP 2296096 A JP2296096 A JP 2296096A JP H09191851 A JPH09191851 A JP H09191851A
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Abstract
好に保持した状態で包装されてなる常温保存可能な魚介
類ほか固形物入りドレッシングを提供する。 【解決手段】 常温保存可能な魚介類ほか固形物を含む
ドレッシングの製造方法であって、先ず、魚介類を含む
固形物を 125〜145 ℃の温度と30秒〜 5分の時間で、中
心部にて 120℃、4 分相当以上の蒸気殺菌を行い、その
後これを別に用意したドレッシングと共に、ガスバリヤ
ー性耐熱性の袋又は容器に充填、密封し、100 〜135 ℃
の温度で、液部にて 120℃、4 分相当以上の加熱処理を
行うことを特徴とする。また、充填物のpHが4以上
5.5未満の場合は、包装後の加熱処理は前記範囲の温度
で、液部で85℃、30分相当以上の加熱処理でよい。
Description
造方法に関し、特に、常温保存が可能な魚介類ほか固形
物入りドレッシングの製造方法に関する。
な種類のドレッシングが市販されている。そして、流通
方式についても、一部にはチルド流通されているものも
あるが、殆どのものは、pH(ペーハー)の低下や、濃
縮等による高塩分化により、非熱処理、またはホット充
填によって常温流通されている。
も、消費者の要望により、一層味覚的に優れた製品が求
められるようになった結果、ドレッシングのpHの中性
化や、塩分の低減化が進められると共に、ドレッシング
に魚介類やその他の具材(固形物)を加えたいという要
望も高まっている。このような製品は、通常、レトルト
処理が行われているが、具材の種類やサイズによっては
加熱条件が厳しくなり、製品全体の品質を著しく低下さ
せ、味覚においても満足な製品が得られていないのが現
状である。
ドレッシングにおいては、特に、具材に魚介類が含まれ
る場合、魚介類は耐熱性の菌類を多く含んでいる傾向が
あり、レトルト処理を行う際、通常の120℃、4分相
当の殺菌条件では不安であり、安全のため過殺菌を行う
ことが多い。このような場合には、魚介類以外の具や、
液の品質を止むを得ず犠牲にすることになる。本発明
は、このような問題点を解決するためになされたもので
あり、その目的とするところは、常温流通させる魚介類
およびその他の具材(固形物)を加えたドレッシングに
おいて、具材および液の外観を損なわず、且つ、味覚に
も優れたドレッシングの製造方法を確立することにあ
る。
め鋭意研究した結果、基本的には、個々の材料毎の汚染
状況に応じた調理殺菌を各素材毎に施し、これを無菌的
な環境下で組み合わせて袋或いは容器に充填、密封し、
その後、必要最小限の条件で殺菌することが最良である
が、魚介類ほか固形物を含むドレッシングにおいても、
厳しい殺菌条件が要求される魚介類など固形物を別に調
理殺菌しておいて、これをドレッシングと共に、袋或い
は容器に充填、密封し、その後、液部に必要な条件で加
熱処理を行うことにより、各素材の外観や味覚を損なう
ことなく、常温保存可能な殺菌ができることを見出して
本発明を完成するに至ったものである。
ドレッシングにおいて、魚介類を含む固形物を125℃
以上145℃以下の温度と、30秒以上5分以下の時間
の高温短時間の条件で、中心部にて120℃、4分相当
以上の蒸気殺菌を行う第1工程と、殺菌を終えた該固形
物をドレッシングと共に、ガスバリヤー性耐熱性の袋ま
たは容器に充填、密封し、100℃以上135℃以下の
温度で、液部にて120℃、4分相当以上の加熱処理を
行う第2工程からなる加工処理を行うことを特徴とする
ドレッシングの製造方法からなる。
pH4以上5.5未満のドレッシングにおいて、魚介類
を含む固形物を125℃以上145℃以下の温度と、3
0秒以上5分以下の時間の高温短時間の条件で、中心部
にて120℃、4分相当以上の蒸気殺菌を行う第1工程
と、殺菌を終えた該固形物をドレッシングと共に、ガス
バリヤー性耐熱性の袋または容器に充填、密封し、10
0℃以上135℃以下の温度で、液部にて85℃、30
分相当以上の加熱処理を行う第2工程からなる加工処理
を行うことを特徴とするドレッシングの製造方法からな
る。
工程に基づいて詳細に説明する。本発明が対象とするド
レッシングは、pH4以上のドレッシングである。pH
4未満のドレッシングは、常温保存が比較的容易であ
り、本発明で実施するような加熱処理方法は必要としな
い。また、ドレッシングに含まれる固形物(具材)の内
容は、魚介類が中心であり、そのほかに肉類、蔬菜類、
菌茸類などを適宜加えてもよい。
類、菌茸類などの固形物には、125℃以上145℃以
下の温度で、30秒以上5分以下の時間の高温短時間の
条件で、中心部にて120℃、4分相当以上の蒸気殺菌
を行う。このような製造工程を可能にするためには、固
形物の加熱、冷却を速やかにできることが必要であり、
装置についても、例えば、固形物を耐熱性の容器に入れ
て、真空ポンプで雰囲気を真空状態にした後、蒸気を吹
き込むことにより速やかに温度上昇ができるようにし、
また、冷却の際にも真空ポンプを用いた真空冷却が実施
できるようにした装置が好ましい。この点から、本発明
の実験では蒸気式固形分高温短時間殺菌装置 RIC−
T(日阪製作所製)を使用した。
器などへの充填、密封までの工程は、できるかぎり清浄
な環境下で行うことが望ましい。そして、上記殺菌後の
固形物と、別に調整したドレッシングとを、所定の配合
でガスバリヤー性耐熱性(レトルト用)の袋または容器
に充填し、密封する。この時用いる袋または容器もでき
るだけ清潔なものが好ましい。
35℃以下の温度条件で、液部にて120℃、4分相当
以上の加圧加熱殺菌処理を実施する。この時、ドレッシ
ング全体のpHが4以上5.5未満の場合には、100
℃以上135℃以下の温度条件で、液部にて80℃、3
0分相当以上の加熱処理をすればよい。固形物は既に殺
菌されているため、固形物中心部での温度をとる必要は
ない。
填、密封する袋または容器の材質、構成などについては
特に限定されず、レトルト食品用に用いられている従来
公知の袋または容器類はいずれも使用できる。本発明で
は、特に厳しい加熱条件を要する固形物の殺菌処理を包
装前に実施していることから、充填、密封後はドレッシ
ングの液部で温度をとる、固形物に対するよりも緩和さ
れた条件で加熱処理できるため、包装材料に対する熱的
負荷も軽くて済み、材料選定における自由度も広くでき
る点で有利である。
更に具体的に説明する。 (実施例1)「あさり入りドレッシング」 第1工程 あさりを砂抜きし、むき身にして、95℃で
3分間ボイルを行ってあく抜きしたものを40g計量
し、耐熱性のカップに充填し、蒸気式固形物高温短時間
殺菌装置RIC−T(日阪製作所製)にて135℃、4
分の殺菌(装置雰囲気下の条件)を実施し、F0 値8.
0を得た。 第2工程 殺菌処理を施していない和風ドレッシングを
調整し、その260gを前記殺菌後のあさりと共に、中
間層にアルミニウム箔が積層された耐熱性のレトルトパ
ウチに充填、密封し、液部にてF0 値が5となるように
120℃、10分の殺菌を実施して、実施例1の魚介類
入りドレッシングを作成した。
グ」 第1工程 かにのむき身フレーク20g、粒コーン5
g、人参細切り10gをそれぞれブランチングし、耐熱
性のカップに充填後、蒸気式固形物高温短時間殺菌装置
RIC−T(日阪製作所製)にて135℃、1分の殺菌
(装置雰囲気下の条件)を実施し、F0 値7.0を得
た。 第2工程 pHを4.3に調整したサラダドレッシング
30gを、前記殺菌後の具と共に、耐熱性の透明レトル
トパウチに充填、密封し、液部にてF0 値が1.2とな
るように110℃、12分の殺菌を実施して、実施例2
の魚介類入りドレッシングを作成した。
グ」 第1工程 かにのむき身フレーク20g、粒コーン5
g、人参細切り10gをそれぞれブランチングし、耐熱
性のカップに充填後、蒸気式固形物高温短時間殺菌装置
RIC−T(日阪製作所製)にて135℃、1分の殺菌
(装置雰囲気下の条件)を実施し、F0 値7.0を得
た。 第2工程 pHを4.3に調整したサラダドレッシング
30gを、前記殺菌後の具と共に、耐熱性の透明レトル
トパウチに充填、密封し、液部にてF0 値が4.0とな
るように120℃、3分の殺菌を実施して、実施例3の
魚介類入りドレッシングを作成した。
ルを行ってあく抜きしたものを40g計量し、これを、
別に調整した未殺菌の和風ドレッシング260gと共
に、中間層にアルミニウム箔が積層された耐熱性のレト
ルトパウチに充填、密封し、あさりの中心部にてF0 値
が8.0となるように120℃、25分の殺菌を実施し
て、比較例1の魚介類入りドレッシングを作成した。
グ」 かにのむき身フレーク20g、粒コーン5g、人参細切
り10gをそれぞれブランチングし、これを、別に調整
した未殺菌のpH4.3のサラダドレッシング30gと
共に、耐熱性の透明レトルトパウチに充填、密封し、液
部にてF0 値が5.0となるように120℃、12分の
殺菌を実施して、比較例2の魚介類入りドレッシングを
作成した。
グ」 かにのむき身フレーク20g、粒コーン5g、人参細切
り10gをそれぞれブランチングし、これを、別に調整
した未殺菌のpH4.3のサラダドレッシング30gと
共に、耐熱性の透明レトルトパウチに充填、密封し、液
部にてF0 値が1.2となるように110℃、12分の
殺菌を実施して、比較例3の魚介類入りドレッシングを
作成した。
実施例1、2、3および比較例1、2、3のパウチ入り
の魚介類入りドレッシングのレトルト加工品について、
製造直後と22℃で3ヶ月保存後の2回に分けて、内容
物の状況、即ち、色、形など外観の変化、および、味、
匂いなど味覚の変化を調査し、その結果を表1に示し
た。また、各試料をパウチ詰めのまま、37℃で2週間
保存した後、一般生菌数を常法により測定し、その結果
を表2に示した。
ように、本発明の魚介類入りドレッシングの製造方法に
よれば、ドレッシングに加える魚介類などの固形物は、
これをドレッシングと共に袋または容器に充填する前の
段階で既に加熱殺菌しているため、袋または容器に充
填、密封した後は、ドレッシングの液成分に対する緩和
された加熱条件で殺菌することができる。従って、内容
物が過殺菌されることがなくなり、色、形などの外観、
および、味覚が良好で、且つ、常温流通可能な魚介類入
りドレッシングを提供できる効果を奏する。
Claims (2)
- 【請求項1】 魚介類ほか固形物を含むドレッシングに
おいて、魚介類を含む固形物を125℃以上145℃以
下の温度と、30秒以上5分以下の時間の高温短時間の
条件で、中心部にて120℃、4分相当以上の蒸気殺菌
を行う第1工程と、 殺菌を終えた該固形物をドレッシングと共に、ガスバリ
ヤー性耐熱性の袋または容器に充填、密封し、100℃
以上135℃以下の温度で、液部にて120℃、4分相
当以上の加熱処理を行う第2工程からなる加工処理を行
うことを特徴とするドレッシングの製造方法。 - 【請求項2】 魚介類ほか固形物を含むpH4以上5.
5未満のドレッシングにおいて、魚介類を含む固形物を
125℃以上145℃以下の温度と、30秒以上5分以
下の時間の高温短時間の条件で、中心部にて120℃、
4分相当以上の蒸気殺菌を行う第1工程と、 殺菌を終えた該固形物をドレッシングと共に、ガスバリ
ヤー性耐熱性の袋または容器に充填、密封し、100℃
以上135℃以下の温度で、液部にて85℃、30分相
当以上の加熱処理を行う第2工程からなる加工処理を行
うことを特徴とするドレッシングの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02296096A JP3517316B2 (ja) | 1996-01-17 | 1996-01-17 | 常温保存可能な魚介類入りドレッシングの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02296096A JP3517316B2 (ja) | 1996-01-17 | 1996-01-17 | 常温保存可能な魚介類入りドレッシングの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09191851A true JPH09191851A (ja) | 1997-07-29 |
| JP3517316B2 JP3517316B2 (ja) | 2004-04-12 |
Family
ID=12097172
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02296096A Expired - Fee Related JP3517316B2 (ja) | 1996-01-17 | 1996-01-17 | 常温保存可能な魚介類入りドレッシングの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3517316B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010273613A (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-09 | Q P Corp | 酸性調味料 |
| CN108283298A (zh) * | 2017-05-25 | 2018-07-17 | 湖北文理学院 | 姜酚衍生物烹饪花蛤专用调味品 |
| JP2024515376A (ja) * | 2021-04-29 | 2024-04-09 | シージェイ チェイルジェダン コーポレーション | 釜飯の味、栄養および食感を実現したインスタントご飯の製造用システム |
-
1996
- 1996-01-17 JP JP02296096A patent/JP3517316B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010273613A (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-09 | Q P Corp | 酸性調味料 |
| CN108283298A (zh) * | 2017-05-25 | 2018-07-17 | 湖北文理学院 | 姜酚衍生物烹饪花蛤专用调味品 |
| JP2024515376A (ja) * | 2021-04-29 | 2024-04-09 | シージェイ チェイルジェダン コーポレーション | 釜飯の味、栄養および食感を実現したインスタントご飯の製造用システム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3517316B2 (ja) | 2004-04-12 |
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