JPH09192734A - 油圧式コイラー - Google Patents
油圧式コイラーInfo
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- JPH09192734A JPH09192734A JP324796A JP324796A JPH09192734A JP H09192734 A JPH09192734 A JP H09192734A JP 324796 A JP324796 A JP 324796A JP 324796 A JP324796 A JP 324796A JP H09192734 A JPH09192734 A JP H09192734A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 油圧システムが小型で、かつストリップの板
厚に起因する板段差を迅速に回避することのできる油圧
式コイラーを提供する。 【解決手段】 マンドレルに巻付けられるストリップを
押圧するラッパーロール5の両端の軸受を、回転可能な
揺動支点軸4で支持されてなるラッパーフレーム3に設
けたサーボシリンダ7で、マンドレルに対してストリッ
プの板厚の2倍に余裕代αを加えた分だけ接近かつ離反
するようにすると共に、サーボシリンダ7と、揺動支点
軸4に設けた作動油給排孔4a,4aとを鋼管からなる
作動油給排管8で連結すれば、油圧シリンダのロッド1
aを伸縮させるまでもなくラッパーロール5の迅速な後
退と前進とにより板段差を吸収し得、そして作動油量が
少なくて済むので油圧システムを小型にすることができ
る。
厚に起因する板段差を迅速に回避することのできる油圧
式コイラーを提供する。 【解決手段】 マンドレルに巻付けられるストリップを
押圧するラッパーロール5の両端の軸受を、回転可能な
揺動支点軸4で支持されてなるラッパーフレーム3に設
けたサーボシリンダ7で、マンドレルに対してストリッ
プの板厚の2倍に余裕代αを加えた分だけ接近かつ離反
するようにすると共に、サーボシリンダ7と、揺動支点
軸4に設けた作動油給排孔4a,4aとを鋼管からなる
作動油給排管8で連結すれば、油圧シリンダのロッド1
aを伸縮させるまでもなくラッパーロール5の迅速な後
退と前進とにより板段差を吸収し得、そして作動油量が
少なくて済むので油圧システムを小型にすることができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱間圧延材(以
下、ストリップという。)をコイル状に巻き取るに際し
て、巻取り始めに生じるストリップの板厚に起因する板
段差を回避し得るようにした油圧式コイラーの技術分野
に属するものである。
下、ストリップという。)をコイル状に巻き取るに際し
て、巻取り始めに生じるストリップの板厚に起因する板
段差を回避し得るようにした油圧式コイラーの技術分野
に属するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、熱間圧延設備で圧延され
たストリップをコイラーの複数のユニットローラによっ
てマンドレルに押圧しながらコイル状に巻取るが、スト
リップの巻始めでは、その先端部の板厚分だけ板段差が
あるので、それぞれのユニットローラにより連続して押
圧すると、ユニットローラが板段差部にきたときに、次
層以降の数層のストリップの板幅方向に線状の押圧条痕
が発生する。このような押圧条痕の発生を回避するため
に、それぞれのユニットローラが前記板段差部にきたと
きに、板段差回避装置によってユニットローラの押圧力
を一時的に解除し、前記板段差部を経過すると再び所定
の押圧力で押圧する必要がある。このような、板段差回
避装置を持つ油圧段差コイラーとしては、例えば特開平
4−280754号に開示されてなるものが公知であ
る。
たストリップをコイラーの複数のユニットローラによっ
てマンドレルに押圧しながらコイル状に巻取るが、スト
リップの巻始めでは、その先端部の板厚分だけ板段差が
あるので、それぞれのユニットローラにより連続して押
圧すると、ユニットローラが板段差部にきたときに、次
層以降の数層のストリップの板幅方向に線状の押圧条痕
が発生する。このような押圧条痕の発生を回避するため
に、それぞれのユニットローラが前記板段差部にきたと
きに、板段差回避装置によってユニットローラの押圧力
を一時的に解除し、前記板段差部を経過すると再び所定
の押圧力で押圧する必要がある。このような、板段差回
避装置を持つ油圧段差コイラーとしては、例えば特開平
4−280754号に開示されてなるものが公知であ
る。
【0003】以下、その例を、コイラーおよびその板段
差回避装置を示す概略構成図の図5と、図5の要部拡大
図の図6とを参照しながら、同明細書に記載されている
同一名称と同一符号とを以て説明すると、符号5はロッ
ド収縮量を検出する歪ケージで、それぞれの油圧シリン
ダ1,2,3,4のピストンロッド1a,2a,3a,
4aの先端部の周方向へ180°離間して2個埋設さ
れ、検出信号が押圧力を算出する制御盤80に入力され
るようになっている。そして、その表面はプラスチック
皮膜6等によって被覆されている。油圧シリンダ1,
2,3,4は、それぞれハウジング79に枢着され、ピ
ストンロッド1a,2a,3a,4aはそれぞれフレー
ム56,57,58,59に枢着されてなる構成になっ
ている。
差回避装置を示す概略構成図の図5と、図5の要部拡大
図の図6とを参照しながら、同明細書に記載されている
同一名称と同一符号とを以て説明すると、符号5はロッ
ド収縮量を検出する歪ケージで、それぞれの油圧シリン
ダ1,2,3,4のピストンロッド1a,2a,3a,
4aの先端部の周方向へ180°離間して2個埋設さ
れ、検出信号が押圧力を算出する制御盤80に入力され
るようになっている。そして、その表面はプラスチック
皮膜6等によって被覆されている。油圧シリンダ1,
2,3,4は、それぞれハウジング79に枢着され、ピ
ストンロッド1a,2a,3a,4aはそれぞれフレー
ム56,57,58,59に枢着されてなる構成になっ
ている。
【0004】次に、上記構成になるコイラーの板段差回
避装置の作用態様を説明すると、それぞれの油圧シリン
ダ1,2,3,4によりユニットローラ51,52,5
3,54が所定の押圧力でマンドレル70に押圧され、
図示しない熱間仕上圧延機から送給されるストリップS
がガイドフレーム71でガイドされ、その先端部が第1
ユニットローラ51と、マンドレル70とで挟持されて
巻取りが開始される。この押圧力で生じるそれぞれのピ
ストンロッド1a,2a,3a,4aの収縮量がそれぞ
れの歪ゲージ5によって検出されて制御盤80に送信さ
れる。制御盤80によりそれぞれのユニットローラ5
1,52,53,54の押圧力が算出され、この押圧力
が所定値で保持されるように、油圧ユニット85を介し
てそれぞれの油圧シリンダ1,2,3,4が制御され
る。
避装置の作用態様を説明すると、それぞれの油圧シリン
ダ1,2,3,4によりユニットローラ51,52,5
3,54が所定の押圧力でマンドレル70に押圧され、
図示しない熱間仕上圧延機から送給されるストリップS
がガイドフレーム71でガイドされ、その先端部が第1
ユニットローラ51と、マンドレル70とで挟持されて
巻取りが開始される。この押圧力で生じるそれぞれのピ
ストンロッド1a,2a,3a,4aの収縮量がそれぞ
れの歪ゲージ5によって検出されて制御盤80に送信さ
れる。制御盤80によりそれぞれのユニットローラ5
1,52,53,54の押圧力が算出され、この押圧力
が所定値で保持されるように、油圧ユニット85を介し
てそれぞれの油圧シリンダ1,2,3,4が制御され
る。
【0005】巻取りが第2層になってストリップSの先
端部が第1ユニットローラ51の位置にくると、制御盤
80は予めプログラムされたタイムラグによって、油圧
シリンダ1のピストンロッド1aが後退され、第1ユニ
ットローラ51による押圧が解除され、通過すると直ち
にピストンロッド1aが押出されて押圧が開始される。
以下、各油圧シリンダは同様に制御される。そして、さ
らに巻取りが進行してストリップSのコイルCが所定の
巻数になると、ストリップSの先端部の板段差は影響し
なくなるので、それぞれのユニットローラ51,52,
53,54による押圧の解除および復帰の制御が停止さ
れ、ストリップSは常時押圧されてマンドレル70に巻
取られる。
端部が第1ユニットローラ51の位置にくると、制御盤
80は予めプログラムされたタイムラグによって、油圧
シリンダ1のピストンロッド1aが後退され、第1ユニ
ットローラ51による押圧が解除され、通過すると直ち
にピストンロッド1aが押出されて押圧が開始される。
以下、各油圧シリンダは同様に制御される。そして、さ
らに巻取りが進行してストリップSのコイルCが所定の
巻数になると、ストリップSの先端部の板段差は影響し
なくなるので、それぞれのユニットローラ51,52,
53,54による押圧の解除および復帰の制御が停止さ
れ、ストリップSは常時押圧されてマンドレル70に巻
取られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例に係るコイ
ラーの板段差回避装置は、押圧するユニットローラ(以
下、ラッパーロールという。)を作動させる油圧シリン
ダのピストンロッドの収縮量が制御盤に記憶させてある
所定値よりも大きくなると、油圧ユニットを介して油圧
シリンダのピストンロッドを縮小させて押圧力を小さく
するが、ピストンロッドの縮小により押圧力が所定値よ
り小さくなると、歪ゲージがピストンロッドの収縮量を
検出して制御盤に送信してピストンロッドを伸長させて
押圧力を大きくするという繰返しを迅速に行って押圧力
と所定値との差を小さくするようにしたもので、ラッパ
ーロールによる押圧力が速やかに所定値になるので優れ
ている。しかしながら、これには、下記に説明するよう
な解決すべき課題がある。
ラーの板段差回避装置は、押圧するユニットローラ(以
下、ラッパーロールという。)を作動させる油圧シリン
ダのピストンロッドの収縮量が制御盤に記憶させてある
所定値よりも大きくなると、油圧ユニットを介して油圧
シリンダのピストンロッドを縮小させて押圧力を小さく
するが、ピストンロッドの縮小により押圧力が所定値よ
り小さくなると、歪ゲージがピストンロッドの収縮量を
検出して制御盤に送信してピストンロッドを伸長させて
押圧力を大きくするという繰返しを迅速に行って押圧力
と所定値との差を小さくするようにしたもので、ラッパ
ーロールによる押圧力が速やかに所定値になるので優れ
ている。しかしながら、これには、下記に説明するよう
な解決すべき課題がある。
【0007】即ち、上記従来例に係るラッパーロール
は、軸受を介してフレーム(以下、ラッパーフレームと
いう。)に直に取付けられている関係上、ラッパーフレ
ームを揺動させる油圧シリンダのピストンロッドの伸縮
作動は油圧サーボシステムによって制御される。つま
り、ラッパーロールを支持するラッパーフレームを揺動
させる大容量の油圧シリンダを作動させるためには、高
応答かつ大容量(大型)の油圧サーボシステムを用いな
ければならず、設備費に関して不利になる。このような
課題を解消しようとすれば、例えば油圧シリンダをサー
ボ式にすれば良いと考えられる。しかしながら、油圧シ
リンダのピストンロッドの伸縮長は長く多量の作動油の
給排が必要で、太径のフレキシブルホースを使用しなけ
ればならず、サーボの応答性に悪影響(ホースの内径の
拡縮による。)を及ぼし、高応答性の確保が困難になる
ので、このような手段を採用することができない。
は、軸受を介してフレーム(以下、ラッパーフレームと
いう。)に直に取付けられている関係上、ラッパーフレ
ームを揺動させる油圧シリンダのピストンロッドの伸縮
作動は油圧サーボシステムによって制御される。つま
り、ラッパーロールを支持するラッパーフレームを揺動
させる大容量の油圧シリンダを作動させるためには、高
応答かつ大容量(大型)の油圧サーボシステムを用いな
ければならず、設備費に関して不利になる。このような
課題を解消しようとすれば、例えば油圧シリンダをサー
ボ式にすれば良いと考えられる。しかしながら、油圧シ
リンダのピストンロッドの伸縮長は長く多量の作動油の
給排が必要で、太径のフレキシブルホースを使用しなけ
ればならず、サーボの応答性に悪影響(ホースの内径の
拡縮による。)を及ぼし、高応答性の確保が困難になる
ので、このような手段を採用することができない。
【0008】従って、本発明の目的とするところは、油
圧システムが小型で、巻取り始めに生じるストリップの
板厚に起因する板段差を迅速に回避することを可能なら
しめる油圧式コイラーを提供するにある。
圧システムが小型で、巻取り始めに生じるストリップの
板厚に起因する板段差を迅速に回避することを可能なら
しめる油圧式コイラーを提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係る油圧式コイラーが採用した
主たる手段は、回転可能に支持されてなる揺動支点軸4
により一端側が支持され、他端側にラッパーロール5が
設けられてなる複数のラッパーフレーム3をそれぞれ個
別の油圧シリンダ1により前記揺動支点軸4を支点とし
て揺動させ、ラッパーロール5によりホットストリップ
Sを押圧しながら、このホットストリップSをマンドレ
ル6に巻取る油圧式コイラーにおいて、前記ラッパーフ
レーム3に設けられ、前記ラッパーロール5の両端部を
支持する軸受5a,5aを支持するサーボシリンダ7,
7と、これらサーボシリンダ7,7に前記揺動支持軸4
から連通する作動油給排管8とを備えてなることを特徴
とする。
に、本発明の請求項1に係る油圧式コイラーが採用した
主たる手段は、回転可能に支持されてなる揺動支点軸4
により一端側が支持され、他端側にラッパーロール5が
設けられてなる複数のラッパーフレーム3をそれぞれ個
別の油圧シリンダ1により前記揺動支点軸4を支点とし
て揺動させ、ラッパーロール5によりホットストリップ
Sを押圧しながら、このホットストリップSをマンドレ
ル6に巻取る油圧式コイラーにおいて、前記ラッパーフ
レーム3に設けられ、前記ラッパーロール5の両端部を
支持する軸受5a,5aを支持するサーボシリンダ7,
7と、これらサーボシリンダ7,7に前記揺動支持軸4
から連通する作動油給排管8とを備えてなることを特徴
とする。
【0010】また、本発明の請求項2に係る油圧式コイ
ラーが採用した主たる手段は、請求項1に記載の油圧式
コイラーにおいて、前記作動油給排管8が、金属製チュ
ーブからなることを特徴とする。
ラーが採用した主たる手段は、請求項1に記載の油圧式
コイラーにおいて、前記作動油給排管8が、金属製チュ
ーブからなることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】発明者等は、ストリップの巻数0
から所定の巻数になるまでラーパーフレームを揺動させ
る大容量の油圧シリンダをサーボ制御するのでなく、こ
の油圧シリンダを通常油圧制御とし、ラッパーロールだ
けをサーボ制御するようにすれば、ラッパーロールを作
動させるシリンダのストロークはストリップの板厚の2
倍+α(余裕代)程度で良く、作動油の給排量が少なく
て済むので、作動油給排管を細径にすることが可能にな
る結果、油圧システムを小型化し得、しかもその応答性
を容易に良くすることができると考えて本発明をなした
ものである。
から所定の巻数になるまでラーパーフレームを揺動させ
る大容量の油圧シリンダをサーボ制御するのでなく、こ
の油圧シリンダを通常油圧制御とし、ラッパーロールだ
けをサーボ制御するようにすれば、ラッパーロールを作
動させるシリンダのストロークはストリップの板厚の2
倍+α(余裕代)程度で良く、作動油の給排量が少なく
て済むので、作動油給排管を細径にすることが可能にな
る結果、油圧システムを小型化し得、しかもその応答性
を容易に良くすることができると考えて本発明をなした
ものである。
【0012】以下、本発明の実施の形態に係る油圧式コ
イラーを、その全体構成説明図の図1と、ラッパーロー
ルを支持するラッパーフレームをマンドレル側から見た
正面図の図2と、図2のA−A線断面図の図3と、スト
リップの初期段階における巻数に対するサーボシリンダ
のストローク変移との関係線図の図4とを参照しながら
説明すると、符号1,1,1は、それぞれシリンダ支持
ブラケット2,2,2に揺動可能に支持されてなるトラ
ニオン式の油圧シリンダで、これら油圧シリンダ1,
1,1のロッド1a,1a,1aの先端は、後述するラ
ッパーフレーム3,3,3のそれぞれに枢着されてい
る。
イラーを、その全体構成説明図の図1と、ラッパーロー
ルを支持するラッパーフレームをマンドレル側から見た
正面図の図2と、図2のA−A線断面図の図3と、スト
リップの初期段階における巻数に対するサーボシリンダ
のストローク変移との関係線図の図4とを参照しながら
説明すると、符号1,1,1は、それぞれシリンダ支持
ブラケット2,2,2に揺動可能に支持されてなるトラ
ニオン式の油圧シリンダで、これら油圧シリンダ1,
1,1のロッド1a,1a,1aの先端は、後述するラ
ッパーフレーム3,3,3のそれぞれに枢着されてい
る。
【0013】前記ラッパーフレーム3,3,3の一端側
は、マンドレル6の径方向の中心を中心とする円線上に
等配設され、かつ回転可能に支持されてなる3本の揺動
支点軸4,4,4でそれぞれ支持されると共に、前記マ
ンドレル6の外周面に対向する側に、ガイドフレームG
でガイドされて送込まれ、かつマンドレル6にコイル状
に巻付けられるストリップSを押圧するラッパーロール
5,5,5が取付けられている。これらラッパーロール
5,5,5の両端部に外嵌されてなる軸受5aはそれぞ
れサーボシリンダ7,7により、ストリップSの板厚の
2倍+α(余裕代)分だけマンドレル6に対して接近か
つ離反し得るように支持されている。
は、マンドレル6の径方向の中心を中心とする円線上に
等配設され、かつ回転可能に支持されてなる3本の揺動
支点軸4,4,4でそれぞれ支持されると共に、前記マ
ンドレル6の外周面に対向する側に、ガイドフレームG
でガイドされて送込まれ、かつマンドレル6にコイル状
に巻付けられるストリップSを押圧するラッパーロール
5,5,5が取付けられている。これらラッパーロール
5,5,5の両端部に外嵌されてなる軸受5aはそれぞ
れサーボシリンダ7,7により、ストリップSの板厚の
2倍+α(余裕代)分だけマンドレル6に対して接近か
つ離反し得るように支持されている。
【0014】前記サーボシリンダ7には、図2と図3と
に示すように、揺動支点軸4からサーボシリンダ7に作
動油を供給し、かつサーボシリンダ7から作動油を排出
する鋼管からなる一対の作動油給排管8,8が連通して
いる。そして、揺動支点軸4には作動油給排孔4a,4
aが設けられており、これら作動油給排孔4a,4aの
それぞれに作動油給排ホース9が接続されている。従っ
て、サーボシリンダ7には作動油給排ホース9、作動油
給排孔4a、作動油給排管8を介して作動油が供給され
る一方、サーボシリンダ7内の作動油は作動油給排管
8、作動油給排孔4a、作動油給排ホース9を介して排
出される。
に示すように、揺動支点軸4からサーボシリンダ7に作
動油を供給し、かつサーボシリンダ7から作動油を排出
する鋼管からなる一対の作動油給排管8,8が連通して
いる。そして、揺動支点軸4には作動油給排孔4a,4
aが設けられており、これら作動油給排孔4a,4aの
それぞれに作動油給排ホース9が接続されている。従っ
て、サーボシリンダ7には作動油給排ホース9、作動油
給排孔4a、作動油給排管8を介して作動油が供給され
る一方、サーボシリンダ7内の作動油は作動油給排管
8、作動油給排孔4a、作動油給排ホース9を介して排
出される。
【0015】なお、揺動支点軸4とサーボシリンダ7と
の間を、鋼管からなる作動油給排管8で連通させること
ができるのは、揺動支点軸4にラッパーフレーム3が固
定されていて、ラッパーフレーム3の揺動角度の如何を
問わず揺動支点軸4とサーボシリンダ7との位置関係が
一定に保持され続ける構成になっているからである。
の間を、鋼管からなる作動油給排管8で連通させること
ができるのは、揺動支点軸4にラッパーフレーム3が固
定されていて、ラッパーフレーム3の揺動角度の如何を
問わず揺動支点軸4とサーボシリンダ7との位置関係が
一定に保持され続ける構成になっているからである。
【0016】このような作動油の給排により、ラッパー
ロール5は軸受5a,5aを介してマンドレル6に対し
て接近し、かつ離反するようになっている。なお、符号
10は冷却水給水管であって、この冷却水給水管10に
は、冷却水給水ホース11から給水される冷却水が揺動
支点軸4に設けられた冷却水給水および油圧シリンダ位
置検出信号配線孔4bを通して給水されるように構成さ
れている。なお、符号12は潤滑油を給脂する給脂ホー
スであり、符号9a,11a,12aはそれぞれスイベ
ルジョイントである。
ロール5は軸受5a,5aを介してマンドレル6に対し
て接近し、かつ離反するようになっている。なお、符号
10は冷却水給水管であって、この冷却水給水管10に
は、冷却水給水ホース11から給水される冷却水が揺動
支点軸4に設けられた冷却水給水および油圧シリンダ位
置検出信号配線孔4bを通して給水されるように構成さ
れている。なお、符号12は潤滑油を給脂する給脂ホー
スであり、符号9a,11a,12aはそれぞれスイベ
ルジョイントである。
【0017】以下、上記構成になる油圧式コイラーの作
用態様を説明すると、それぞれの油圧シリンダ1,1,
1のロッド1a,1a,1aの伸長により、ラッパーロ
ール5,5,5が所定の押圧力でマンドレル6に押圧さ
れ、図示しない熱間仕上圧延機から送給されるストリッ
プSがガイドフレームGでガイドされ、その先端部がラ
ッパーロール5とマンドレル6とで挟持されて巻取りが
開始される。そして、油圧シリンダ1,1,1は、マン
ドレル6に対するラッパーロール5,5,5による押圧
力が所定値になるように制御される。ところが、本実施
の形態に係る油圧式コイラーは、シルナックのようなシ
リンダ内蔵型位置検出器によるサーボシリンダ位置検出
と別のセンサによる板段差の検出による油圧システムか
らの作動油の給排で制御されるサーボシリンダ7,7に
よりラッパーロール5が、マンドレル6に対してストリ
ップSの板厚の2倍+α(余裕代)分だけ接近、かつ離
反し得るように構成されている。
用態様を説明すると、それぞれの油圧シリンダ1,1,
1のロッド1a,1a,1aの伸長により、ラッパーロ
ール5,5,5が所定の押圧力でマンドレル6に押圧さ
れ、図示しない熱間仕上圧延機から送給されるストリッ
プSがガイドフレームGでガイドされ、その先端部がラ
ッパーロール5とマンドレル6とで挟持されて巻取りが
開始される。そして、油圧シリンダ1,1,1は、マン
ドレル6に対するラッパーロール5,5,5による押圧
力が所定値になるように制御される。ところが、本実施
の形態に係る油圧式コイラーは、シルナックのようなシ
リンダ内蔵型位置検出器によるサーボシリンダ位置検出
と別のセンサによる板段差の検出による油圧システムか
らの作動油の給排で制御されるサーボシリンダ7,7に
よりラッパーロール5が、マンドレル6に対してストリ
ップSの板厚の2倍+α(余裕代)分だけ接近、かつ離
反し得るように構成されている。
【0018】従って、図4に示すように、先ず巻始めで
は、ラッパーロール5はストリップSの板厚(2mm)
の2倍にαを加えた分だけ急激に後退して板段差を吸収
し、その直後に接近して1巻が終了するまで同一の変移
量で維持されて、所定の押圧力でストリップSを押圧し
続ける。そして、2巻目の巻き始め、3巻目の巻始めと
もに以上と同様の作動をする。勿論、3つのラッパーロ
ール5,5,5は全て同様である。このようにして、3
〜10巻程度までストリップSを巻取ると、ストリップ
Sの板段差の影響が少なくなるので、サーボシリンダ
7,7の制御を停止し、油圧シリンダ1,1,1のロッ
ド1a,1a,1aをストリップSの巻数が増加するの
に干渉しないように縮小させながら、ラッパーロール
5,5,5を開限まで移動させて最終巻数になるまで巻
取り、押圧条痕のないストリップSのコイルを得ること
ができる。
は、ラッパーロール5はストリップSの板厚(2mm)
の2倍にαを加えた分だけ急激に後退して板段差を吸収
し、その直後に接近して1巻が終了するまで同一の変移
量で維持されて、所定の押圧力でストリップSを押圧し
続ける。そして、2巻目の巻き始め、3巻目の巻始めと
もに以上と同様の作動をする。勿論、3つのラッパーロ
ール5,5,5は全て同様である。このようにして、3
〜10巻程度までストリップSを巻取ると、ストリップ
Sの板段差の影響が少なくなるので、サーボシリンダ
7,7の制御を停止し、油圧シリンダ1,1,1のロッ
ド1a,1a,1aをストリップSの巻数が増加するの
に干渉しないように縮小させながら、ラッパーロール
5,5,5を開限まで移動させて最終巻数になるまで巻
取り、押圧条痕のないストリップSのコイルを得ること
ができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例に係る油圧式コイラー
を説明すると、外径×内径×ストロークが224mm×
160mm×1500mmの油圧シリンダ1を用いると
共に、外径×内径×ストロークが75mm×60mm×
30mmのサーボシリンダ7を用いた本実施例に係る油
圧式コイラーと、外径×内径×ストロークが224mm
×160mm×1500mmの油圧シリンダ1を従来例
と同様の油圧システムにより制御する油圧式コイラーと
の、ストリップSの板段差を吸収するための給排油量を
比較をするために板厚が2mm、4mm,6mm,8m
m,10mmおよび12mmのストリップSの巻取試験
を行った。1本の油圧シリンダと、2本のサーボシリン
ダとを、ストリップSの板厚の2倍+α(余裕代)分だ
け作動させるのに必要な作動油量を示すと、表1のとお
りである。
を説明すると、外径×内径×ストロークが224mm×
160mm×1500mmの油圧シリンダ1を用いると
共に、外径×内径×ストロークが75mm×60mm×
30mmのサーボシリンダ7を用いた本実施例に係る油
圧式コイラーと、外径×内径×ストロークが224mm
×160mm×1500mmの油圧シリンダ1を従来例
と同様の油圧システムにより制御する油圧式コイラーと
の、ストリップSの板段差を吸収するための給排油量を
比較をするために板厚が2mm、4mm,6mm,8m
m,10mmおよび12mmのストリップSの巻取試験
を行った。1本の油圧シリンダと、2本のサーボシリン
ダとを、ストリップSの板厚の2倍+α(余裕代)分だ
け作動させるのに必要な作動油量を示すと、表1のとお
りである。
【0020】
【表1】 上記表1によれば、作動油量は従来例の約1/7であ
り、油圧システムの容量は従来のそれの1/7で良いこ
とになる。また、本実施例では、一対の作動油給排管
8,8に鋼管を用いているので、作動油の圧力の変化に
よってほとんど拡縮せず、しかも作動油量が少なくて済
むことにより作動油給排管8を小径にすることができる
ので、サーボの応答性が優れている。
り、油圧システムの容量は従来のそれの1/7で良いこ
とになる。また、本実施例では、一対の作動油給排管
8,8に鋼管を用いているので、作動油の圧力の変化に
よってほとんど拡縮せず、しかも作動油量が少なくて済
むことにより作動油給排管8を小径にすることができる
ので、サーボの応答性が優れている。
【0021】従って、従来のように高応答かつ大容量
(大型)の油圧サーボシステムを用いる必要がなく、設
備費に関して有利になる。勿論、作動油給排管8,8に
従来のようなフレキシブルホースを採用したとしても、
フレキシブルホースを小径にすることができるので、油
圧システムの小型化、サーボの応答性の改善にそれなり
の効果がある。なお、サーボシリンダ7の内径を油圧シ
リンダ1の内径に比較して小径にし得るのは、油圧シリ
ンダ1がラッパーフレーム3とラッパーロール5とを作
動させなければならないのに対して、サーボシリンダ7
はラッパーロール5だけを作動させれば良いためであ
る。
(大型)の油圧サーボシステムを用いる必要がなく、設
備費に関して有利になる。勿論、作動油給排管8,8に
従来のようなフレキシブルホースを採用したとしても、
フレキシブルホースを小径にすることができるので、油
圧システムの小型化、サーボの応答性の改善にそれなり
の効果がある。なお、サーボシリンダ7の内径を油圧シ
リンダ1の内径に比較して小径にし得るのは、油圧シリ
ンダ1がラッパーフレーム3とラッパーロール5とを作
動させなければならないのに対して、サーボシリンダ7
はラッパーロール5だけを作動させれば良いためであ
る。
【0022】また、油圧シリンダ1のロッド1aは、上
記のとおり、ストリップSの巻数が増加するにつれて、
通常の油圧システムによりストリップの板厚に応じて縮
小されるが、ストリップSの板段差を吸収するために油
圧シリンダ1のロッド1aを迅速に伸縮させる必要がな
いので、通常の油圧システムの容量は従来の油圧サーボ
システムに比較して遙に小容量にすることができる。
記のとおり、ストリップSの巻数が増加するにつれて、
通常の油圧システムによりストリップの板厚に応じて縮
小されるが、ストリップSの板段差を吸収するために油
圧シリンダ1のロッド1aを迅速に伸縮させる必要がな
いので、通常の油圧システムの容量は従来の油圧サーボ
システムに比較して遙に小容量にすることができる。
【0023】なお、以上では、3つのラッパーロール5
を有する油圧式コイラーを例として説明したが、ラッパ
ーロール5に相当する4つのユニットローラを有する従
来例に係るコイラーの板段差回避装置に対しても、本発
明の技術的思想を適用することができるから、ラッパー
ロール5の数には限定されるものではなく、技術的思想
を逸脱しない範囲内における設計変更等は自由自在であ
る。
を有する油圧式コイラーを例として説明したが、ラッパ
ーロール5に相当する4つのユニットローラを有する従
来例に係るコイラーの板段差回避装置に対しても、本発
明の技術的思想を適用することができるから、ラッパー
ロール5の数には限定されるものではなく、技術的思想
を逸脱しない範囲内における設計変更等は自由自在であ
る。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
または2に係る油圧式コイラーによれば、ストリップの
板厚に起因する板段差を、従来のように油圧シリンダに
よりラッパーフレームを介してラッパーロールの押圧力
を調整することによって吸収するのではなく、ラッパー
ロールを支持する油圧シリンダよりも小型なサーボシリ
ンダによりラッパーロールのストロークを調整して吸収
する構成で、板段差の吸収に要する作動油量は少量で良
いので、油圧システムの小型化が可能になると共に、サ
ーボシリンダの作動油給排管を小径にすることができ、
圧力変動による作動油給排管の拡縮量が少なくて済むの
で、サーボの応答性も改善されるという優れた効果があ
る。
または2に係る油圧式コイラーによれば、ストリップの
板厚に起因する板段差を、従来のように油圧シリンダに
よりラッパーフレームを介してラッパーロールの押圧力
を調整することによって吸収するのではなく、ラッパー
ロールを支持する油圧シリンダよりも小型なサーボシリ
ンダによりラッパーロールのストロークを調整して吸収
する構成で、板段差の吸収に要する作動油量は少量で良
いので、油圧システムの小型化が可能になると共に、サ
ーボシリンダの作動油給排管を小径にすることができ、
圧力変動による作動油給排管の拡縮量が少なくて済むの
で、サーボの応答性も改善されるという優れた効果があ
る。
【図1】本発明の実施の形態に係る油圧式コイラーの全
体構成説明図である。
体構成説明図である。
【図2】本発明の実施の形態に係り、ラッパーロールを
支持するラッパーフレームをマンドレル側から見た正面
図である。
支持するラッパーフレームをマンドレル側から見た正面
図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】ストリップの初期段階における巻数に対するサ
ーボシリンダのストローク変移との関係線図である。
ーボシリンダのストローク変移との関係線図である。
【図5】従来例に係るコイラーおよびその板段差回避装
置を示す概略構成図である。
置を示す概略構成図である。
【図6】図5の要部拡大図である。
1…油圧シリンダ,1a…ロッド,2…シリンダ取付ブ
ラケット,3…ラッパーフレーム,4…揺動支点軸,4
a…作動油給排孔,4b…冷却水給水および油圧シリン
ダ位置検出配線孔,5…ラッパーロール,5a…軸受,
6…マンドレル,7…サーボシリンダ,8…作動油給排
管,9…作動油給排ホース,9a…スイベルジョイン
ト,10…冷却水給水管,11…冷却水給水ホース,1
1a…スイベルジョイント,12…給脂ホース,12a
…スイベルジョイント。
ラケット,3…ラッパーフレーム,4…揺動支点軸,4
a…作動油給排孔,4b…冷却水給水および油圧シリン
ダ位置検出配線孔,5…ラッパーロール,5a…軸受,
6…マンドレル,7…サーボシリンダ,8…作動油給排
管,9…作動油給排ホース,9a…スイベルジョイン
ト,10…冷却水給水管,11…冷却水給水ホース,1
1a…スイベルジョイント,12…給脂ホース,12a
…スイベルジョイント。
Claims (2)
- 【請求項1】 回転可能に支持されてなる揺動支点軸4
により一端側が支持され、他端側にラッパーロール5が
設けられてなる複数のラッパーフレーム3をそれぞれ個
別の油圧シリンダ1により前記揺動支点軸4を支点とし
て揺動させ、ラッパーロール5によりホットストリップ
Sを押圧しながら、このホットストリップSをマンドレ
ル6に巻取る油圧式コイラーにおいて、前記ラッパーフ
レーム3に設けられ、前記ラッパーロール5の両端部を
支持する軸受5a,5aを支持するサーボシリンダ7,
7と、これらサーボシリンダ7,7に前記揺動支持軸4
から連通する作動油給排管8とを備えてなることを特徴
とする油圧式コイラー。 - 【請求項2】 前記作動油給排管8が、金属製チューブ
からなることを特徴とする請求項1に記載の油圧式コイ
ラー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP324796A JPH09192734A (ja) | 1996-01-11 | 1996-01-11 | 油圧式コイラー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP324796A JPH09192734A (ja) | 1996-01-11 | 1996-01-11 | 油圧式コイラー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09192734A true JPH09192734A (ja) | 1997-07-29 |
Family
ID=11552138
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP324796A Pending JPH09192734A (ja) | 1996-01-11 | 1996-01-11 | 油圧式コイラー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09192734A (ja) |
-
1996
- 1996-01-11 JP JP324796A patent/JPH09192734A/ja active Pending
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