JPH09194560A - 湿気硬化性組成物 - Google Patents

湿気硬化性組成物

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JPH09194560A
JPH09194560A JP8003389A JP338996A JPH09194560A JP H09194560 A JPH09194560 A JP H09194560A JP 8003389 A JP8003389 A JP 8003389A JP 338996 A JP338996 A JP 338996A JP H09194560 A JPH09194560 A JP H09194560A
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JP
Japan
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group
moisture
curable composition
polyol
coating film
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JP8003389A
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English (en)
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Takanori Watase
貴則 渡瀬
Masahiro Henmi
昌弘 辺見
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/08Processes
    • C08G18/10Prepolymer processes involving reaction of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen in a first reaction step

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  • Polymers & Plastics (AREA)
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  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】耐久性、特に耐候性に優れ、塗料、接着剤、シ
ーラント等に適用可能であり、特に防錆用などの重防食
塗料用途に適した湿気硬化性組成物を提供する。 【解決手段】ポリカーボネートポリオール、アクリルポ
リオール、および、シリコーンポリオールから選ばれる
少なくとも一種類のポリオールをポリイソシアネートと
して反応させて得られる変性ポリイソシアネートを含有
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗料、接着剤、シ
ーラント等に適用可能な湿気硬化性組成物に関し、特
に、耐久性、耐候性に優れ、重防食塗料用途に適した湿
気硬化性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリウレタン樹脂は、ゴム弾性・
耐摩耗性・耐久性・耐候性・基材との接着性に優れてい
ることから、塗料・シーラント・床剤・壁剤・防水剤ま
たは接着剤用途に利用されてきた。これらポリウレタン
樹脂は、一液型と二液型が知られている。このうち、一
液型ウレタン樹脂である有機イソシアネート化合物から
なる湿気硬化性ポリウレタン樹脂は、アクリル−ウレタ
ン系などの二液型のような施行現場での二液混合の煩わ
しさがなく、かつ空気中の水分と速やかに反応・硬化す
るため、塗料・シーラント・床剤・壁剤・防水剤および
接着剤用途に広く使われている。
【0003】これまで、一液型湿気硬化性ウレタン樹脂
として、種々のポリオールとポリイソシアネートから合
成したものが提案されている。これらのポリオールとし
ては、低分子ポリオール、ポリエーテルポリオール、ポ
リエステルポリオールなどが用いられてきた。特に、脂
肪族ポリエステルポリオールは、顔料の分散性、初期の
光沢に優れ、ポリエーテル系よりも耐候性に優れている
ことから、主として上塗塗料用樹脂成分として用いられ
てきた。しかしながら、脂肪族ポリエステルポリオール
を用いた湿気硬化性ウレタン樹脂は、耐水性が悪く、長
期の耐候性が不十分であるという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者ら
は、従来の湿気硬化性ウレタン樹脂の耐水性、耐久性、
耐候性を改良し、塗料、接着剤、シーラント等に適用可
能な湿気硬化性組成物、特に、重防食塗料用途に適した
耐久性、耐候性に優れた湿気硬化性組成物を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは上
記目的を達成するために、耐候性、耐光性、耐水性に優
れたポリオールであるポリカーボネートポリオール、ア
クリルポリオールおよびまたはシリコーンポリオールな
どとポリイソシアネート化合物を反応させ、高耐候性成
分を主構造として有する変性ポリイソシアネートを合成
し、かかる変性ポリイソシアネート単独、あるいは従来
の脂肪族ポリエステルポリオールから得られる脂肪族ポ
リエステルポリオール変性ポリイソシアネートと共存し
たものを主成分とする湿気硬化性組成物によって、耐候
性、耐光性、耐水性に優れた塗膜・シーラント・接着層
などが得られることを見出だし、本発明に到達した。
【0006】すなわち、本発明は、ポリカーボネートポ
リオール、アクリルポリオール、および、シリコーンポ
リオールから選ばれる少なくとも一種類のポリオールを
ポリイソシアネートとして反応させて得られる変性ポリ
イソシアネートを含有することを特徴とする湿気硬化性
組成物である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の湿気硬化性組成物の変性
ポリイソシアネート合成に用いられるポリオールとして
は、ポリカーボネートポリオール類、アクリルポリオー
ル類、シリコーンポリオール類が用いられる。
【0008】本発明で用いられるポリカーボネートポリ
オールとしては、下記一般式(1)で示される構造を有
するポリオールが好ましく用いられる。
【0009】
【化1】 ここで、式中、Xは炭化水素系基、nは自然数、R
1は、メチレン基、エチレン基、n-プロピレン基などの
直鎖アルキレン基、イソプロピレン基、sec-ブチレン
基、tert-ブチレンなどの分岐状アルキレン基、1,1
−シクロへキシレン基、1,2−シクロへキシレン基、
1,3−シクロへキシレン基、または、1,4−シ クロ
へキシレン基などの脂環式炭化水素系基、フェニレン
基、ナフチレン基などのアリレン基、オキシメチレン
基、オキシプロピレン基などのエーテル基、ビスフェノ
ールA、ビスフェノールF、ビスフェノールSなどのビ
スフェノール型骨格、などを示し、それぞれ一回以上の
繰り返し構造を示す場合もある。また、R1は、フッ
素、塩素、臭素などのハロゲノ基、シアノ基、カルボキ
シル基、スル ホン酸基、ニトロ基、ヒドロキシ基、ア
ルコキシ基などの各種置換基で置換されたものであって
も良い。また、さらに、R1は、ビニレン基などの不飽
和基やカ ルボニル基、カルボキシル基、エーテル基、
チオエーテル基、ウレタン基、ウレア基、チオウレア基
等を末端、両末端、内部または繰り返し単位中に一個ま
たは複数個含んでいても全く何ら差し支えない。また、
1は、それぞれ同一のもの でもよいし、異なるもので
あってもよい。なお、この中では、耐候性、特に耐黄変
性に優れたポリカーボネートポリオールとして、直鎖ア
ルキレン基である脂肪族系ポリカーボネートポリオール
がより好ましく用いられる。さらに本発明の湿気硬化性
樹脂を上塗塗料として用いる場合、柔軟性・塗布性・非
晶性・透明性・高光沢性保持の点から、脂肪族系ポリカ
ーボネートポリオールの分子量は、300〜2000が
好ましく、さらに好ましくは500〜1500のものが
用いられる。
【0010】本発明で用いられるアクリルポリオール
は、その種類は特に限定されるものではないが、好まし
くは、アクリルジオールが用いられる。このようなアク
リルジオールの具体例としては、各種アクリル酸系モノ
マー、例えば、メタクリル酸メチル、メタクリル酸プロ
ピル、メタクリル酸イソブチルなどのアクリル酸エステ
ル類を重合する際に、下記一般式(2)または(3)で
示される化合物等の含水酸基開始剤・停止剤および/ま
たは連鎖移動剤を用いて得られる両末端OH基変性アク
リルジオールが好ましく用いられる。
【0011】
【化2】
【化3】 ただし、式中、R2、R3、R6およびR7は、メチレン
基、エチレン基、n-プロピレン基などの直鎖アルキレ
ン基、イソプロピレン基、sec-ブチレン基、tert-ブチ
レンなどの分岐状アルキレン基、1,1−シクロへキシ
レン基、1,2−シクロへキシレン基、1,3−シクロ
へキシレン基または1,4−シクロへキシレン基などの
脂環式炭化水素系基、フェニレン基、ナフチレン基など
のアリレン基、オキシメチレン基、オキシプロピレン基
などのエーテル基、ビスフェノールA、ビスフェノール
F、ビスフェノールSなどのビスフェノール型骨格など
の一回以上の繰り返し構造、さらに、フッ素、塩素、臭
素などのハロゲノ基、シアノ基、カルボキシル基、スル
ホン酸基、ニトロ基、ヒドロキシ基、アルコキシ基など
の各種置換基で置換されたものであっても良く、また、
ビニレン基などの不飽和基やカルボニル基、カルボキシ
ル基、エーテル基、チオエーテル基、ウレタン基、ウレ
ア基、チオウレア基等を末端、両末端、内部または繰り
返し単位中に一個または複数個含んでいても全く何ら差
し支えない。また、これらR2、R3、R6およびR7は、
それぞれ同一のものでもよいし、異なるものであっても
よい。さらに、式中、R4およびR5は、メチル基、エチ
ル基、n-プロピル基などの直鎖アルキル基、イソプロ
ピル基、sec-ブチル基、tert-ブチルなどの分岐状アル
キル基、シクロへキシル基などの脂環式炭化水素系基、
フェニル基、ナフチル基などのアリル基、メトキシ基、
エトキシキ、フェノキシ基などのアルコキシ基またはフ
ェノキシ基、ベンジル基、フェネチル基などのアラルキ
ル基、フッ素、塩素、臭素などのハロゲン基、シアノ基
であり、さらにこれらが、ハロゲン基、シアノ基、カル
ボキシル基、スルホン酸基、ニトロ基、ヒドロキシ基、
アルコキシ基などの各種置換基で置換されたものであっ
ても良い。さらに、R4およびR5は、ビニレン基などの
不飽和基やカルボニル基、カルボキシル基、エーテル
基、チオエーテル基、ウレタン基、ウレア基、チオウレ
ア基等を内部または繰り返し単位中にに一個または複数
個含んでいても全く何ら差し支えない。また、R4およ
びR5は、それぞれ同一のものでもよいし、異なるもの
であってもよい。なお、これらの含水酸基開始剤・停止
剤および/または連鎖移動剤は単独で用いられるだけで
なく、2種以上の混合物として用いても何等さし支えな
い。
【0012】本発明で用いられるシリコーンポリオール
としては、主鎖がSi−O結合の繰り返し構造からなるシ
リコーンオイル、シリコーンレジンをポリエーテル変性
またはアルコール変性したものが好適に用いられる。な
お、主鎖中のSi原子の置換基は特に限定されるものでは
ないが、通常、メチル基、エチル基等のアルキル基やフ
ッ素、塩素、臭素などのハロゲノ基、シアノ基、カルボ
キシル基、スルホン酸基、ニトロ基、ヒドロキシ基、ア
ルコキシ基などの各種置換基で置換されたものが用いら
れるが、Si原子と置換基間の結合の安定性、シリコーン
ポリオール変性ポリイソシアネートの安定性、湿気硬化
性組成物の安定性、塗料・シーラント・床剤・壁剤・防
水剤または接着剤等の耐久性および耐候性などの諸物性
から、メチル基、エチル基等のアルキル基がより好まし
く用いられる。また、主鎖中にビニレン基などの不飽和
基やカルボニル基、カルボキシル基、エーテル基、チオ
エーテル基、ウレタン基、ウレア基、チオウレア基等を
末端、両末端、内部または繰り返し単位中に一個または
複数個含んでいても全く何ら差し支えない。
【0013】本発明で用いられるこれらのポリオールの
分子量としては、200〜10000、好ましくは30
0〜5000、さらに好ましくは300〜3000のポ
リオールが用いられる。なお、これらのポリオールは単
独で用いられるだけでなく、2種以上の混合物として用
いても何等差し支えない。
【0014】本発明の湿気硬化性組成物の変性イソシア
ネートは、上記ポリオールとポリイソシアネートから合
成される。これらの合成に用いられるポリイソシアネー
トとしては、例えば、トリメチレンジイソシアネート、
テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイ
ソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネート、1,
2−プロピレンジイソシアネート、1,2−ブチレンジ
イソシアネート、2,3−ブチレンジイソシアネート、
1,3−ブチレンジイソシアネート、2,4,4−トリ
メチルヘキサメチレンジイソシアネート、2,2,4−
トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、2,6−
ジイソシアナートメチルカプロエート等の脂肪族ジイソ
シアネート、1,3−シクロペンタンジイソシアネー
ト、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、1,3
−シクロヘキサンジイソシアネート、3−イソシアナー
トメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルイソ
シアネート、4,4−メチレンビス(シクロヘキシル
イソシアネート)、メチル−2,4−シクロヘキサンジ
イソシアネート、メチル−2,6−シクロヘキサンジイ
ソシアネート、1,4−ビス(イソシアナートメチル)
シクロヘキサン、1,3−ビス(イソシアナートメチ
ル)シクロヘキサン等のシクロアルキレン系ジイソシア
ネート、m−フェニレンジイソシアネート、p−フェニ
レンジイソシアネート、4,4−ジフェニルジイソシ
アネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、4,
−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4−ト
リレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシア
ネート、2,4−トリレンジイソシアネートと2,6−
トリレンジイソシアネートの混合物、4,4−トルイ
ジンジイソシアネート、4,4−トルイジンジイソシ
アネート、ジアニシジンジイソシアネート、4,4
ジフェニルエーテルジイソシアネート等の芳香族ジイソ
シアネート、1,3−キシリレンジイソシアネート、
1,4−キシリレンジイソシアネート、1,3−キシリ
レンジイソシアネートと1,4−キシリレンジイソシア
ネートの混合物、ω,ω−ジイソシアネート−1,4
−ジメチルベンゼン、1,3−または1,4−ビス
(α,α−ジメチルイソシアナートメチル)ベンゼン等
の芳香脂肪族ジイソシアネート、トリフェニルメタン−
4,4,,−トリイソシアネート、1,3,5−トリ
イソシアネートベンゼン、2,4,6−トリイソシアネ
ートトルエン等のトリイソシアネート、4,4−ジフ
ェニルジメチルメタン2,2,5,5−テトライソ
シアネート等のテトライソシアネートが好適に用いられ
る。また、トリレンジイソシアネートの二量体が三量体
となったもの等の上記のイソシアネート化合物からなる
重合ポリイソシアネート、ポリフェニルポリメチレンポ
リイソシアネートなどのポリイソシアネート類も好まし
く用いられる。また、これらの化合物は単独で用いられ
るだけでなく、2種以上の混合物として用いても何等差
し支えない。
【0015】本発明の湿気硬化性組成物において、変性
ポリイソシアネート一分子あたりの残存イソシアネート
基が多すぎると貯蔵時の安定性が悪くなる傾向があり、
一方少なすぎると塗膜等が硬化不良および/あるいは耐
久性不良となる傾向があるので、残存イソシアネート基
は、一分子あたり2.2〜3.0が好ましく、より好ま
しくは2.3〜2.9、さらに好ましくは2.4〜2.
8である。
【0016】本発明の湿気硬化性組成物において、変性
ポリイソシアネートの含有量は、特に限定されるもので
はないが、好ましくは、湿気硬化性組成物全体の20〜
80重量%、より好ましくは、湿気硬化性組成物全体の
30〜70重量%である。
【0017】本発明の湿気硬化性組成物の変性ポリイソ
シアネート合成に用いられるポリオールに、必要に応じ
て、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオー
ル、ポリエーテルエステルポリオール、ポリブタジエン
ポリオールおよびポリイソプレンポリオールなどを添加
することができる。
【0018】このようなポリエーテルポリオールとして
は、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリ
セリン、ペンタエリストール等を開始剤として得られる
エチレンオキシド、プロピレンオキシド、エチレンオキ
シドとプロピレンオキシドの混合物およびテトラヒドロ
フランの開環重合体などが挙げられる。
【0019】また、ポリエステルポリオールとしては、
マレイン酸・フマル酸・コハク酸・アジピン酸・セバシ
ン酸・アゼライン酸・フタル酸・イソフタル酸・テレフ
タル酸およびトリメリット酸等の2または3塩基酸と2
〜4価の多価アルコールとの縮合体が挙げられる。かか
る多価アルコールの具体例は、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピ
レングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブ
チレングリコール、1,4−ブチレングリコール、1,
5−ペンテングリコール、1,6−ブチレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、デカメチレングリコー
ル、2,4,4−トリメチル−1,3−ペンタングリコ
ール、シクロヘキサンジオール、シクロヘキサンメタノ
ール、キシリレングリコール、ヒドロキノンビス(ヒド
ロキシエチルエーテル)、水添ビスフェノールA、トリ
メチロールプロパン、グリセリン、1,2,6−ヘキサ
ントリオール、ペンタエリスリトール、ヒマシ油等が挙
げられる。また、高級脂肪酸類、例えば、ヤシ油脂肪
酸、アマニ油脂肪酸、大豆油脂肪酸、綿実油脂肪酸、キ
リ油脂肪酸、ダイマー酸、水添ダイマ−酸およびヒマシ
油脂肪酸等を酸成分中において配合し、油変性ポリエス
テルポリオールとしたものを用いることができる。
【0020】さらに、ポリエーテルエステルポリオール
としては、上記ポリエーテルポリオールと多塩基酸を反
応させてポリエステル化したものや、分子内にポリエー
テルおよびポリエステルの両セグメントを有するもの、
例えば、エポキシ化合物と酸無水物との開環共重合によ
って得られるポリオールなどが挙げられる。
【0021】本発明の湿気硬化性組成物において、必要
に応じて、湿気硬化性組成物を十分に硬化せしめるため
に各種添加剤を加えることができる。さらに、湿気硬化
性組成物の硬化度向上、硬化塗膜・シーラント・接着層
等の諸物性、特に耐久性および耐候性の保持・向上の目
的で、添加することも好ましい。このような添加剤とし
ては、硬化触媒、溶剤、界面活性剤、安定剤、耐候性向
上剤、耐光性向上剤、酸化防止剤などが挙げられる。
【0022】本発明の湿気硬化性組成物に好適に添加さ
れる硬化触媒としては、三級アミンおよび金属触媒など
が挙げられる。
【0023】このような三級アミンの具体例としては、
例えば、トリエチレンジアミン、N,N,N,N
,,−ペンタメチルジプロピレントリアミン、N,N,
,N,N,,−ペンタメチルジエチレントリアミ
ン、N,N,N,N−テトラメチルヘキサメチレン
ジアミン、ビス(ジメチルアミノメチル)エーテル、2
−(N,N−ジメチルアミノ)エチル−3−(N,N
−ジメチルアミノ)プロピルエーテル、N,N−ジ
メチルシクロヘキシルアミン、N,N−ジシクロヘキ
シルメチルアミン、メチレンビス(ジメチルヘキシル)
アミン、N,Nジメチルセチルアミン、N,N−ジ
メチルドデシルアミン、N,N−ジメチルヘキサデシ
ルアミン、N,N,N,N−テトラメチル−1,3
−ブタンジアミン、N,N−ジメチルベンジルアミ
ン、モルホリン、N−メチルモルホリン、N−エチルモ
ルホリン、N−(2−ジメチルアミノ)モルホリン、
4,4−オキシジエチレンジモルホリン、N,N
ジエチルピペラジン、N,N−ジメチルピペラジン、
N−メチル−N−ジメチルピペラジン、2,4,6−
トリ (ジメチルアミノメチル)フェノール、テトラメ
チルグワジニン、3−ジメチルアミノ−N,N−ジメ
チルプロピオンアミド、N,N,N,N−テトラ
(3−ジメチルアミノプロピル)メタンジアミン、N,
−ジメチルアミノエタノール、エトキシ化ヒドロキ
シルアミン、N,N,N,N−テトラメチル−1,
3−ジアミノ−2−プロパノール、N,N,N−トリ
メチルアミノエタノールアミン、1,4−ビス(2ーヒ
ドロキシプロピル)2−ピペラジン、1−(2−ヒドロ
キシプロピル)イミダゾール、3,3−ジアミノ−N−
メチルジプロピルアミン、1,8−ジアゾビシクロ
[5.4.0]−ウンデセン−7、N−メチル−N
−ヒドロキシエチルピペラジンなどが挙げられる。この
うち、好ましくは、ビス(ジメチルアミノメチル)エー
テル、2−(N,N−ジメチルアミノ)プロピルエーテ
ル、トリエチルアミン、N−(2−ジメチルアミノエチ
ル)モルホリン、3−ジメチルアミノ−N,N−ジメチ
ルプロピオンアミド、N,N−ジメチルアミノエタノー
ルが用いられ、さらに好ましくは、トリエチレンジアミ
ンが用いられる。なお、これらの三級アミンは、単独ま
たは2種以上の混合物として用いられる。
【0024】また、これらの三級アミンの添加量は、本
発明の湿気硬化性組成物の樹脂固形分に対して、0.0
5〜3重量%、好ましくは、0.1〜2重量%が適量で
ある。三級アミンの添加量が0.05重量%以下では、
ポリオールとポリイソシアネートのウレタン化反応が十
分完結しないので、未反応のポリイソシアネートが多量
に該組成物中に残留し、該組成物によって得られる塗膜
・シーリング物・接着層の硬化不良、耐久性不良の原因
となる傾向がある。特に、該組成物を各種上塗り塗料用
材料として用いる場合には、その光沢保持率の低下およ
び黄変・色度変化の主要因となるので好ましくない。ま
た、三級アミンの添加量が3 重量%以上では、ポリオー
ルとポリイソシアネートのウレタン化反応において、反
応系中のイソシアネート基が過剰に反応してゲル化がお
きるので、本発明の湿気硬化性組成物の収率が悪化する
傾向がある。また、本発明の硬化性組成物を各種上塗り
塗料として用いる場合、過剰量の三級アミンは、黄変・
色度変化の要因となる傾向があり、注意が必要である。
【0025】また、本発明の湿気硬化性組成物は、好ま
しくは金属触媒が添加される。このような金属触媒の具
体例としては、例えば、硝酸ビスマス、2−エチルヘキ
ソン酸鉛、安息香酸鉛、オレイン酸鉛、ナトリウムトリ
クロロフェノレート、プロピオン酸ナトリウム、酢酸リ
チウム、オレイン酸カリウム、テトラブチル錫、塩化
錫、トリブチル錫シアネート、オクチル酸錫、酒石酸
錫、ジブチル錫ジ(2−エチルヘキサエート)、ジブチ
ル錫ジラウリエート、ジブチル錫ジイソオクチルマレエ
ート、ジブチル錫ジブトキシド、ジブチル錫ジブトキシ
ド、ジブチル錫ビス(o−フェニルフェノエート)、ジ
ブチル錫ビス(アセチルアセトネート)、ジ(2−エチ
ルヘキシル)錫オキシド、四塩化チタン、二塩化ジブチ
ルチタン、テトラブチルチタネート、三塩化ブトキシチ
タン、三塩化鉄、2−エチルヘキソン酸鉄(III)、ア
セチルアセトン鉄(III)、フェロセン、三塩化アンチ
モン、五塩化アンチモン、二塩化トリフェニルアンチモ
ン、トリフェニルアンチモン、硝酸ウラン、硝酸カドミ
ウム、ジエチルジチオリン酸カドミウム、安息香酸コバ
ルト、2−エチルヘキソン酸コバルト、硝酸トリウム、
トリフェニルアルミニウム、オレイン酸アルミニウム、
ジフェニル水銀、2−エチルヘキソン酸亜鉛、ナフテン
酸亜鉛、ニッケロセン、ヘキサカルボニルモリブデン、
硝酸セリウム、三塩化バナジウム、2−エチルヘキソン
酸銅、酢酸銅、2−エチルヘキソン酸マンガン、2−エ
チルヘキソン酸ジルコニウム、トリフェニル砒素、三塩
化砒素、三フッ化ホウ素−ジエチルエーテル錯体、ピリ
ジンボラン、酢酸カルシウム、酢酸バリウム等が挙げら
れる。また、本発明の湿気硬化性組成物にさらに好まし
く添加される金属触媒としては、イソシアネート基と水
酸基との反応において触媒作用を示す有機錫化合物が挙
げられる。具体的には、例えば、テトラ−n−ブチル−
1,3−ジアセチルオキシジスタノキサン、テトラ−n
−プロピル−1,3−ジアセチルオキシジスタノキサ
ン、テトラ−n−プロピル−1−クロロ−3−ジアセチ
ルオキシジスタノキサン、テトラ−n−ブチル−1−ク
ロロ−3−ジアセチルオキシジスタノキサン、テトラメ
チル−1,3−ジアセチルオキシジスタノキサン、テト
ラ−n−ブチル−1,3−ジアクリルオキシジスタノキ
サン、テトラ−n−ブチル−1,3−ジオレイルオキシ
ジスタノキサン、テトラ−n−ブチル−1,3−ジホル
ミルオキシジスタノキサン、テトラ−n−ブチル−1,
3−ジステアリルオキシジスタノキサン、テトラ−n−
ブチル−1,3−ジフェニルアセチルオキシジスタノキ
サン、テトラ−n−ブチル−1,3−ジイソシアノオキ
シジスタノキサン、テトラ−n−ブチル−1−アセチル
オキシ−3−ヒドロキシジスタノキサン、テトラ−n−
プロピル−1−アセチルオキシ−3−ヒドロキシジスタ
ノキサン、テトラ−n−プロピル−1−アセチルオキシ
−3−ヒドロキシジスタノキサン、テトラメチル−1−
アセチルオキシ−3−ヒドロキシジスタノキサン、テト
ラ−n−ブチル−1,3−ジクロロジスタノキサン、テ
トラメチル−1,3−ジクロロジスタノキサン、テトラ
−n−ブチル−1,3−ジプロポキシジスタノキサン、
テトラ−n−プロピル−1,3−ジプロポキシジスタノ
キサン、テトラ−n−ブチル−1−プロポキシ−3−ア
セチルオキシジスタノキサン、テトラ−n−プロピル−
1−ヒドロキシ−3−エトキシオキシジスタノキサン、
1,1−ジブチル−3,3−ジプロピル−1−ヒドロキ
シ−3−アセチルオキシジスタノキサン、1,3−ジプ
ロピル−1,3−ジブチル−1−クロロ−3−ヒドロキ
シジスタノキサン等が挙げられる。なお、これらの金属
触媒は、単独または2種以上の混合物として用いられ
る。さらに好ましくは、オクチル酸錫、ジブチル錫ジラ
ウリエート、ジスタキノサン類の有機錫化合物が用いら
れる。
【0026】また、金属触媒の添加量は、本発明の湿気
硬化性組成物の樹脂固形分に対して、0.001〜5重
量%、好ましくは、0.01〜1重量%、さらに好まし
くは0.01〜0.1重量%が適量である。金属触媒の
添加量が0.001重量%以下では、ポリオールとポリ
イソシアネートのウレタン化反応が十分完結せず未反応
のポリイソシアネートが多量に該組成物中に残留し、該
組成物によって得られる塗膜・シーリング物・接着層の
硬化不良、耐久性不良となる傾向がある。特に、該組成
物を各種上塗り塗料用材料として用いる場合には、その
光沢保持率の低下および黄変・色度変化の主要因となる
ので好ましくない。また、金属触媒の添加量が5重量%
以上では、ポリオールとポリイソシアネートのウレタン
化反応において、反応系中のイソシアネート基が過剰に
反応してゲル化をおこすので、本発明の湿気硬化性組成
物が収率が低下する傾向がある。また、本発明の湿気硬
化性組成物を各種上塗り塗料として用いる場合、過剰量
の金属触媒は、黄変・色度変化の要因となる傾向があ
り、注意が必要である。
【0027】また、本発明の湿気硬化性組成物には、組
成物の流動性・塗布性および充填性、または、硬化塗膜
・接着層・シーラントの均一性を向上させるために有機
溶剤が好ましく添加される。有機溶剤の添加により、塗
装、接着剤塗布、シーラントの充填等を容易にすること
ができる。このような有機溶剤としては、本発明の湿気
硬化組成物の主成分である変性ポリイソシアネートの未
反応のイソシアネート基の反応性を保つために、活性水
素を有しない有機溶媒が好ましく、例えば、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル、セロソルブアセテート等のエステル
類、アセトン・メチルエチルケトン・メチルイソブチル
ケトン等のケトン類、ベンゼン・トルエン・キシレン等
の芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン・ジオキサン
・トリオキサン等の環状エーテル類などが好ましく用い
られる。これらの有機溶剤の中でも、アセトン、セロソ
ルブアセテート、メチルエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトン、トルエン、キシレン、テトラヒドロフラン、
ジオキサン等はさらに好ましく用いられる。なお、これ
らの有機溶剤は、単独、または、2種以上混合して用い
ることができる。
【0028】本発明の湿気硬化性組成物には、各種紫外
線吸収剤、酸化防止剤を添加して、硬化塗膜・シーラン
ト・接着層等の耐候性、耐光性、耐酸化劣化性を向上さ
せることができる。さらに、紫外線吸収性、あるいは、
酸化防止性を有するモノマを共重合することもできる。
これらの各種紫外線吸収剤、酸化防止剤としては、ベン
ゾフェノン系紫外線吸収剤、フェニルベンゾエート系紫
外線吸収剤、ヒンダードアミノ基系酸化防止剤が挙げら
れる。これらの添加剤は、0.5〜20重量%の範囲で
使用することが好ましい。0.5重量%未満の場合には
添加効果が認められず、また、20重量%を越える場合
には、耐熱性、機械的強度などが低下する傾向がある。
【0029】さらに、本発明の湿気硬化性組成物、およ
び本発明の湿気硬化性組成物を主成分とする塗料・シー
ラント・床剤・壁剤・防水剤・接着剤等に、各種の添加
剤や各種改良剤を含有させることも可能である。表面平
滑性を改良する目的で各種の界面活性剤添加剤を添加す
ることが可能であり、具体的には、シリコン系化合物、
フッ素系界面活性剤、有機界面活性剤などが使用でき
る。また、各種エポキシ樹脂、メラミン樹脂、アミド樹
脂などにより種々の実用特性を改良することも可能であ
る。さらに、硬化促進や低温硬化などを可能とする目的
で、上記の三級アミンや金属触媒以外の各種の硬化剤を
併用してもよい。これらの硬化剤の具体例としては、各
種の有機酸およびそれらの酸無水物、窒素含有有機化合
物、各種金属錯化合物、あるいは金属アルコキシド、さ
らにはアルカリ金属の有機カルボン酸塩、炭酸塩などの
各種塩、さらには、過酸化物、アゾビスイソブチロニト
リルなどのラジカル重合開始剤などが挙げられる。これ
らの硬化剤は2種以上混合して使用することも可能であ
る。
【0030】本発明の湿気硬化性組成物を主成分とする
塗料は、上塗り・中塗り・下塗りいずれにも用いられ、
特に、上塗り用塗料として、より具体的には、一層塗り
・2層以上の多層への上塗りなどとして好ましく用いら
れる。また、本発明の湿気硬化性組成物を主成分とする
塗料は、刷毛塗り、浸漬塗り、ロール塗り、スプレー塗
装、スピン塗装、流し塗りなどの通常行なわれる塗布方
法により容易に使用可能である。
【0031】本発明の湿気硬化性組成物を主成分とする
塗料の塗布にあたっては、清浄化、密着性、耐水性等の
向上を目的として各種の前処理を施してもよい。これら
の目的の前処理としては、好ましくは、通常のケレン処
理が用いられるが、活性化ガス処理、薬品処理、紫外線
処理なども可能である。これらの前処理は、連続的また
は段階的に併用して実施することも十分可能である。ま
た、これらの前処理は連続的、または段階的に併用して
実施することも十分可能である。
【0032】
【実施例】以下、本発明を実施例をもとにさらに具体的
に説明する。
【0033】諸特性は以下のように測定した。
【0034】(a)光沢値 JIS Z 8741「鏡面光沢度測定方法」規定に従
い、日理商事(株)製、ポータブルグロスメーターGM
X−202を用いて鏡面光沢率を測定し、光沢率とし
た。
【0035】(b)色度・色差 JIS Z 8809「色差表示方法」規定のL
座標系の色度E=(L,a,b)を本発明の
色度とした。また、本発明の色差は、前記基準で定めた
各色度について、L座標系上での距離すなわ
ち、((L2 −L1 2 +(a2 −a1 2 +(b2
1 2 1/2とし、いずれもスガ試験機(株)製、S
Mコンピューターを用いて測定した。
【0036】(c)耐溶剤性・耐キシレンラビング性 キシレンを含浸させたガーゼで表面をラビングし、その
時の光沢変化を目視により評価した。
【0037】(d)接着性 JIS K 5400「塗料一般試験方法」規定の碁盤
目法、碁盤目テープ法に基づき、塗膜剥離の有無を調
べ、接着性の程度を判定した。
【0038】実施例1 まず、イソホロンジイソシアネート250g、ジブチル
チンジラウリレート0.25g、トリエチレンジアミン
2.5g、キシレン250gを室温で混合し、均一な溶
液を調整した(以下、溶液(I)とする)。一方で、ポ
リカーボネートジオール(ダイセル化学工業(株)製、
商品名”プラクセルCD−205”;分子量500)1
00g、ポリカプロラクトントリオ−ル(ダイセル化学
工業(株)製、商品名”プラクセル303”;分子量3
00)70g をキシレン150gに溶解し、均一な溶
液を調整した(以下、溶液(II)とする)。得られた溶
液(I)を撹拌下で90℃に昇温し、溶液(II)を滴下
した。滴下終了後、90℃下で5時間撹拌下で熟成し、
ウレタン化反応を完全に終結させ、未反応のイソシアネ
ート基を有する湿気硬化性組成物を得た。
【0039】得られた湿気硬化性組成物を減圧下で固形
分80%まで濃縮した後、ケレン処理を施した鉄板上に
塗布し室温で一昼夜放置したところ、耐キシレンラビン
グ性および接着性に優れた塗膜を得た。この鉄板上に塗
布した塗膜の初期光沢値は、95%であった。また、こ
の塗膜付きの鉄板についてサンシャインウエザオメータ
ーによって耐候性試験を行ったところ、1000時間経
過後の光沢値は80%であり、塗膜生成直後と耐候性試
験1000時間経過後の色差は1.0であった。また、
塗膜表面の形状は塗膜生成直後と大差なく、十分平滑で
あった。
【0040】実施例2 まず、イソホロンジイソシアネート250g、ジブチル
チンジラウリレート0.25g、トリエチレンジアミン
2.5g、キシレン250gを室温で混合し、均一な溶
液を調整した(以下、溶液(I)とする)。一方で、ポ
リカーボネートジオール(ダイセル化学工業(株)製、
商品名”プラクセルCD−205”;分子量500)1
00gをキシレン100gに均一に溶解した溶液(以
下、溶液(II)とする)、およびポリカプロラクトント
リオ−ル(ダイセル化学工業(株)製、商品名”プラク
セル303”;分子量300)70gをキシレン70g
に均一に溶解した溶液(以下、溶液(III)とする)
を、それぞれ調整した。得られた溶 液(I)を撹拌下
で90℃に昇温し、まず溶液(II)を滴下した。溶液
(II)の滴下終了後の溶液に、さらに90℃下で溶液
(III)を滴下した。溶液(II)の 滴下終了後、90℃
下で5時間撹拌下で熟成し、ウレタン化反応を完全に終
結させ、未反応のイソシアネート基を有するジおよびト
リイソシアネートの混合物を含む湿気硬化性組成物80
0gを得た。
【0041】得られた湿気硬化性組成物を減圧下で固形
分80%まで濃縮した後、ケレン処理を施した鉄板上に
塗布し室温で一昼夜放置したところ、耐キシレンラビン
グ性および接着性に優れた塗膜を得た。この鉄板上に塗
布した塗膜の初期光沢値は、94%であった。また、こ
の塗膜付きの鉄板についてサンシャインウエザオメータ
ーによって耐候性試験を行ったところ、1000時間経
過後の光沢値は82%であり、塗膜生成直後と耐候性試
験1000時間経過後の色差は0.9であった。また、
塗膜表面の形状は塗膜生成直後と大差なく、十分平滑で
あった。
【0042】実施例3 実施例1のポリカーボネートジオール100gに換え
て、ポリカーボネートジオール(日本ポリウレタン工業
(株)製、商品名”ニッポラン981”;分子量約10
00)150gを用いて、実施例1と同様の操作により
湿気硬化性組成物および耐キシレンラビング性および接
着性に優れた塗膜を鉄板上に得た。この鉄板上に塗布し
た塗膜の初期光沢値は、95%であった。また、この塗
膜付きの鉄板についてサンシャインウエザオメーターに
よって耐候性試験を行ったところ、1000時間経過後
の光沢値は82%であり、塗膜生成直後と耐候性試験1
000時間経過後の色差は0.9であった。また、塗膜
表面の形状は塗膜生成直後と大差なく、十分平滑であっ
た。
【0043】実施例4 まず、アクリル酸n−ブチル64gにアゾビスブチロニ
トリル1.64gを均一に溶解し、得られた溶液をビス
(2−ヒドロキシエチル)ジスルフィド153g中に、
100℃下で撹拌しながら徐々に滴下した。滴下終了
後、さらに同一温度で1時間熟成し、重合反応を完結さ
せ、十分精製・脱水した後、分子量約4500の両末端
OH変性アクリルポリマ−、すなわちポリアクリルジオ
−ル217gを得た その後、実施例1のポリカーボネートジオール100g
に換えて、得られたポリアクリルジオール200gを用
いて、実施例1と同様の操作により湿気硬化性組成物お
よび耐キシレンラビング性および接着性に優れた塗膜を
鉄板上に得た。この鉄板上に塗布した塗膜の初期光沢値
は、95%であった。また、この塗膜付きの鉄板につい
てサンシャインウエザオメーターによって耐候性試験を
行ったところ、1000時間経過後の光沢値は82%で
あり、塗膜生成直後と耐候性試験1000時間経過後の
色差は0.9であった。また、塗膜表面の形状は塗膜生
成直後と大差なく、十分平滑であった。
【0044】実施例5 実施例1のポリカーボネートジオール100gに換え
て、ポリシロキサンジオール(東レ・ダウコ−ニング・
シリコーン(株)製、商品名”SF8427”、分子量
約2400)200gを用いて、実施例1と同様の操作
により湿気硬化性組成物および耐キシレンラビング性お
よび接着性に優れた塗膜を鉄板上に得た。この鉄板上に
塗布した塗膜の初期光沢値は、95%であった。また、
この塗膜付きの鉄板についてサンシャインウエザオメー
ターによって耐候性試験を行ったところ、1000時間
経過後の光沢値は82%であり、塗膜生成直後と耐候性
試験1000時間経過後の色差は0.9であった。ま
た、塗膜表面の形状は塗膜生成直後と大差なく、十分平
滑であった。
【0045】実施例6 実施例1のポリカーボネートジオール100gに換え
て、ポリシロキサンジオール(商品名 SF8427
東レ・ダウコ−ニング・シリコーン(株)製 分子量約
2400)30gとポリカプロラクトンジオール(商品
名 プラクセル205 ダイセル化学工業(株)製;分
子量500)85gの混合物を用いて、実施例1と同様
の操作により湿気硬化性組成物および耐キシレンラビン
グ性および接着性に優れた塗膜を鉄板上に得た。この鉄
板上に塗布した塗膜の初期光沢値は、95%であった。
また、この塗膜付きの鉄板についてサンシャインウエザ
オメーターによって耐候性試験を行ったところ、100
0時間経過後の光沢値は82%であり、塗膜生成直後と
耐候性試験1000時間経過後の色差は0.9であっ
た。また、塗膜表面の形状は塗膜生成直後と大差なく、
十分平滑であった。
【0046】実施例7 実施例1と同様の操作で得られた湿気硬化組成物(固形
分80%)100gに対し、酸化防止剤としてチヌビン
292(日本チバガイギ−(株)製)0.1g、および
UV吸収剤としてチヌビン900(日本チバガイギ−
(株)製)0.1gを加え、乾燥窒素下で十分撹拌し完
全に溶解させ、得られた湿気硬化組成物より、実施例1
と同様の操作で耐キシレンラビング性および接着性に優
れた塗膜を鉄板上に得た。この鉄板上に塗布した塗膜の
初期光沢値は、95%であった。また、この塗膜付きの
鉄板についてサンシャインウエザオメーターによって耐
候性試験を行ったところ、2000時間経過後の光沢値
は82%であり、塗膜生成直後と耐候性試験2000時
間経過後の色差は0.9であった。また、塗膜表面の形
状は塗膜生成直後と大差なく、十分平滑であった。
【0047】実施例8 実施例2と同様の操作で得られた湿気硬化組成物(固形
分80%)100gに対し、実施例7と同様の酸化防止
剤0.1g、およびUV吸収剤0.1gを加え、実施例
7と同様の操作で得られた湿気硬化組成物より、実施例
1と同様の操作で耐キシレンラビング性および接着性に
優れた塗膜を鉄板上に得た。この鉄板上に塗布した塗膜
の初期光沢値は、95%であった。また、この塗膜付き
の鉄板についてサンシャインウエザオメーターによって
耐候性試験を行ったところ、2000時間経過後の光沢
値は82%であり、塗膜生成直後と耐候性試験2000
時間経過後の色差は0.9であった。また、塗膜表面の
形状は塗膜生成直後と大差なく、十分平滑であった。
【0048】実施例9 実施例3と同様の操作で得られた湿気硬化組成物(固形
分80%)100gに対し、実施例7と同様の酸化防止
剤0.1g、およびUV吸収剤0.1gを加え、実施例
7と同様の操作で得られた湿気硬化組成物より、実施例
1と同様の操作で耐キシレンラビング性および接着性に
優れた塗膜を鉄板上に得た。この鉄板上に塗布した塗膜
の初期光沢値は、95%であった。また、この塗膜付き
の鉄板についてサンシャインウエザオメーターによって
耐候性試験を行ったところ、2000時間経過後の光沢
値は82%であり、塗膜生成直後と耐候性試験2000
時間経過後の色差は0.9であった。また、塗膜表面の
形状は塗膜生成直後と大差なく、十分平滑であった。
【0049】実施例10 実施例4と同様の操作で得られた湿気硬化組成物(固形
分80%)100gに対し、実施例7と同様の酸化防止
剤0.1g、およびUV吸収剤0.1gを加え、実施例
7と同様の操作で得られた湿気硬化組成物より、実施例
1と同様の操作で耐キシレンラビング性および接着性に
優れた塗膜を鉄板上に得た。この鉄板上に塗布した塗膜
の初期光沢値は、95%であった。また、この塗膜付き
の鉄板についてサンシャインウエザオメーターによって
耐候性試験を行ったところ、2000時間経過後の光沢
値は82%であり、塗膜生成直後と耐候性試験2000
時間経過後の色差は0.9であった。また、塗膜表面の
形状は塗膜生成直後と大差なく、十分平滑であった。
【0050】実施例11 実施例5と同様の操作で得られた湿気硬化組成物(固形
分80%)100gに対し、実施例7と同様の酸化防止
剤0.1g、およびUV吸収剤0.1gを加え、実施例
7と同様の操作で得られた湿気硬化組成物より、実施例
1と同様の操作で耐キシレンラビング性および接着性に
優れた塗膜を鉄板上に得た。この鉄板上に塗布した塗膜
の初期光沢値は、95%であった。また、この塗膜付き
の鉄板についてサンシャインウエザオメーターによって
耐候性試験を行ったところ、2000時間経過後の光沢
値は82%であり、塗膜生成直後と耐候性試験2000
時間経過後の色差は0.9であった。また、塗膜表面の
形状は塗膜生成直後と大差なく、十分平滑であった。
【0051】実施例12 実施例6と同様の操作で得られた湿気硬化組成物(固形
分80%)100gに対し、実施例7と同様の酸化防止
剤0.1g、およびUV吸収剤0.1gを加え、実施例
7と同様の操作で得られた湿気硬化組成物より、実施例
1と同様の操作で耐キシレンラビング性および接着性に
優れた塗膜を鉄板上に得た。この鉄板上に塗布した塗膜
の初期光沢値は、95%であった。また、この塗膜付き
の鉄板についてサンシャインウエザオメーターによって
耐候性試験を行ったところ、2000時間経過後の光沢
値は82%であり、塗膜生成直後と耐候性試験2000
時間経過後の色差は0.9であった。また、塗膜表面の
形状は塗膜生成直後と大差なく、十分平滑であった。
【0052】比較例1 ポリカプロラクトンを含むポリエステルエーテル系ウレ
タンプレポリマであるVESTICOAT UT880
(ヒュールス社製、NCO含有量5.5重量%)70重
量%キシレン溶液100重量部とVESTICOAT
UT647(ヒュールス社製、NCO含有量5.5重量
%)70重量%キシレン溶液44重量部をよく混合し、
実施例1と同様の操作で耐キシレンラビング性および接
着性に優れた塗膜を鉄板上に得た。この鉄板上に塗布し
た塗膜の初期光沢値は、95%であった。また、この塗
膜付きの鉄板についてサンシャインウエザオメーターに
よって耐候性試験を行ったところ、1000時間経過後
の光沢値は3%であり、塗膜生成直後と耐候性試験20
00時間経過後の色差は20.0であった。また、塗膜
表面にはひび割れや微細なくぼみ状の欠損が見られた。
【0053】比較例2 実施例1のポリカーボネートジオ−ルに換えて、ポリカ
プロラクトンジオール(ダイセル化学工業(株)製、商
品名”プラクセルCD−205”;分子量500)を1
00gを用いて、実施例1と同様の操作により湿気硬化
性組成物および耐キシレンラビング性および接着性に優
れた塗膜を鉄板上に得た。この鉄板上に塗布した塗膜の
初期光沢値は、95%であった。しかし、この塗膜付き
の鉄板についてサンシャインウエザオメーターによって
耐候性試験を行ったところ、1000時間経過後の光沢
値は40%であり、塗膜生成直後と耐候性試験1000
時間経過後の色差は10.0であった。また、塗膜表面
にはひび割れや微細なくぼみ状の欠損が見られた。
【0054】
【発明の効果】本発明の湿気硬化性組成物は、顔料の分
散性、初期光沢、耐候性に優れるだけでなく、耐水性や
長期の耐候性に優れており、塗料、接着剤、シーラント
等に有用な湿気硬化性組成物であり、特に、耐久性、耐
候性がよいので重防食塗料用途に適した硬化性組成物を
提供する。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリカーボネートポリオール、アクリル
    ポリオール、および、シリコーンポリオールから選ばれ
    る少なくとも一種類のポリオールをポリイソシアネート
    として反応させて得られる変性ポリイソシアネートを含
    有することを特徴とする湿気硬化性組成物。
  2. 【請求項2】 変性ポリイソシアネートの一分子あたり
    の残存イソシアネート基の平均値が2.2〜3.0であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の湿気硬化性組成
    物。
  3. 【請求項3】 変性ポリイソシアネートの含有量が湿気
    硬化性組成物全体の20〜80重量%であることを特徴
    とする請求項1に記載の湿気硬化性組成物。
  4. 【請求項4】 ポリカーボネートポリオールが脂肪族系
    ポリカーボネートポリオールであることを特徴とする請
    求項1に記載の湿気硬化性組成物。
  5. 【請求項5】 ポリカーボネートポリオールが脂肪族系
    ポリカーボネートジオールであることを特徴とする請求
    項1に記載の湿気硬化性組成物。
  6. 【請求項6】 アクリルポリオールがアクリルジオール
    であることを特徴とする請求項1に記載の湿気硬化性組
    成物。
  7. 【請求項7】 シリコーンポリオールがアルキル置換シ
    リコーンポリオールであることを特徴とする請求項1に
    記載の湿気硬化性組成物。
  8. 【請求項8】 脂肪族ポリエステルポリオールをポリイ
    ソシアネートと反応させて得られる脂肪族ポリエステル
    ポリオール変性ポリイソシアネートを含有することを特
    徴とする請求項1に記載の湿気硬化性組成物。
  9. 【請求項9】 脂肪族ポリエステルポリオールの主成分
    がポリカプロラクトン系ポリオール樹脂であることを特
    徴とする請求項8に記載の湿気硬化性組成物。
  10. 【請求項10】 脂肪族ポリエステルポリオールが一分
    子中に3個以上の水酸基を持つ脂肪族ポリエステルポリ
    オールであることを特徴とする請求項8に記載の湿気硬
    化性組成物。
  11. 【請求項11】 ポリイソシアネートが脂肪族ジイソシ
    アネート又はその重付加物であることを特徴とする請求
    項1に記載の湿気硬化性組成物。
JP8003389A 1996-01-11 1996-01-11 湿気硬化性組成物 Pending JPH09194560A (ja)

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