JPH09194760A - 被覆材組成物、それを用いてなる機能性に優れた物品、及びプラスチックレンズ - Google Patents
被覆材組成物、それを用いてなる機能性に優れた物品、及びプラスチックレンズInfo
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- JPH09194760A JPH09194760A JP8009313A JP931396A JPH09194760A JP H09194760 A JPH09194760 A JP H09194760A JP 8009313 A JP8009313 A JP 8009313A JP 931396 A JP931396 A JP 931396A JP H09194760 A JPH09194760 A JP H09194760A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 透明性に優れ、耐擦傷性、耐久性、染色性、
及び基材との密着性に優れた硬化被膜を形成しうる被覆
材組成物を得る。 【解決手段】 コロイダルシリカ、ラジカル重合性シラ
ン化合物及びアルキル基含有シラン化合物を加水分解
し、ついで縮合させて得られるラジカル重合性に優れた
化合物を含む被覆材組成物とする。
及び基材との密着性に優れた硬化被膜を形成しうる被覆
材組成物を得る。 【解決手段】 コロイダルシリカ、ラジカル重合性シラ
ン化合物及びアルキル基含有シラン化合物を加水分解
し、ついで縮合させて得られるラジカル重合性に優れた
化合物を含む被覆材組成物とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱あるいは活性
エネルギー線の照射により架橋硬化し得る被覆材組成
物、及び、基材表面に該被覆材組成物を塗布、硬化させ
て得られる、透明性、耐擦傷性、耐久性、染色性、及び
基材との密着性に優れた架橋被膜を有する物品に関す
る。
エネルギー線の照射により架橋硬化し得る被覆材組成
物、及び、基材表面に該被覆材組成物を塗布、硬化させ
て得られる、透明性、耐擦傷性、耐久性、染色性、及び
基材との密着性に優れた架橋被膜を有する物品に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、一般に用いられている、ポリメチ
ルメタクリレート、ポリカーボネート、ポリスチレン、
ポリジエチレングリコールビスアリルカーボネート等の
透明プラスチック材料は、無機ガラスと比較して耐衝撃
性、軽量性、加工性、染色性等の各種性能が優れている
ため、自動車用ヘッドランプカバー、眼鏡レンズ等の光
学材料や、防音壁、透明窓材等の建材をはじめ、様々な
分野に多量に使用されている。しかしながら、これらプ
ラスチック材料は、無機ガラスに比べて、耐擦傷性、耐
薬品性が劣るという欠点を有する。
ルメタクリレート、ポリカーボネート、ポリスチレン、
ポリジエチレングリコールビスアリルカーボネート等の
透明プラスチック材料は、無機ガラスと比較して耐衝撃
性、軽量性、加工性、染色性等の各種性能が優れている
ため、自動車用ヘッドランプカバー、眼鏡レンズ等の光
学材料や、防音壁、透明窓材等の建材をはじめ、様々な
分野に多量に使用されている。しかしながら、これらプ
ラスチック材料は、無機ガラスに比べて、耐擦傷性、耐
薬品性が劣るという欠点を有する。
【0003】そこで、プラスチック材料の耐擦傷性及び
耐薬品性を改良する手段として、特公昭57−2735
号公報記載のコロイダルシリカとエポキシ基含有アルコ
キシシランからなる熱硬化性塗料や、特公昭57−43
168号公報、同56−34033号公報、同55−2
9102号公報、特開昭57−67666号公報記載の
エポキシ基含有アルコキシシランとテトラアルコキシシ
ランを主成分とする熱硬化性塗料などが提案されてい
る。しかしながら、これらの熱硬化性塗料は、硬化時間
が長いため、生産性に劣り、製造コストも高くなってし
まう。さらに、塗料を塗布するプラスチック基材の耐熱
性により、硬化時の熱処理温度も制限されるといった課
題がある。
耐薬品性を改良する手段として、特公昭57−2735
号公報記載のコロイダルシリカとエポキシ基含有アルコ
キシシランからなる熱硬化性塗料や、特公昭57−43
168号公報、同56−34033号公報、同55−2
9102号公報、特開昭57−67666号公報記載の
エポキシ基含有アルコキシシランとテトラアルコキシシ
ランを主成分とする熱硬化性塗料などが提案されてい
る。しかしながら、これらの熱硬化性塗料は、硬化時間
が長いため、生産性に劣り、製造コストも高くなってし
まう。さらに、塗料を塗布するプラスチック基材の耐熱
性により、硬化時の熱処理温度も制限されるといった課
題がある。
【0004】この課題を解決するために、特表昭57−
500984号公報記載のコロイダルシリカ、メタクリ
ロイル基又はグリシジル基の官能基を有するアルコキシ
シラン及び非シリルアクリレートからなる紫外線硬化性
塗料を成形品表面に塗布し、ついでこれに紫外線を照射
し耐磨耗性を有する合成樹脂成形品を得る方法や、特開
昭58−1756号公報記載のコロイダルシリカとシリ
ルアクリレートの加水分解物、多官能アクリレート及び
光重合開始剤とからなる実質的に有機溶媒を含有しない
耐磨耗性被覆材組成物が提案されている。これらは、紫
外線を用いて短時間に硬化させる方法であり、従来の課
題であったシリコン系塗膜の硬化時間を大幅に短縮でき
るという利点を有する。
500984号公報記載のコロイダルシリカ、メタクリ
ロイル基又はグリシジル基の官能基を有するアルコキシ
シラン及び非シリルアクリレートからなる紫外線硬化性
塗料を成形品表面に塗布し、ついでこれに紫外線を照射
し耐磨耗性を有する合成樹脂成形品を得る方法や、特開
昭58−1756号公報記載のコロイダルシリカとシリ
ルアクリレートの加水分解物、多官能アクリレート及び
光重合開始剤とからなる実質的に有機溶媒を含有しない
耐磨耗性被覆材組成物が提案されている。これらは、紫
外線を用いて短時間に硬化させる方法であり、従来の課
題であったシリコン系塗膜の硬化時間を大幅に短縮でき
るという利点を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コロイ
ダルシリカに、(メタ)アクリロイル基のようなラジカ
ル重合性基を有するメトキシシラン化合物又はエトキシ
シラン化合物を加水分解した後に縮合して複合化したシ
リコン化合物(ラジカル重合性シリコン)は、光重合開
始剤の共存下で、紫外線照射を行うことにより耐擦傷性
の優れた硬化被膜を得ることはできるが、耐久性の点で
は未だ十分に満足できる性能が得られるものではなかっ
た。特に、これらの硬化被膜は、基材であるプラスチッ
ク板の温湿度変化による膨張収縮により容易にクラック
を生じるといった欠点があった。また、これらのシリコ
ン化合物から得られる硬化被膜は染色性、着色性にも乏
しいものであった。
ダルシリカに、(メタ)アクリロイル基のようなラジカ
ル重合性基を有するメトキシシラン化合物又はエトキシ
シラン化合物を加水分解した後に縮合して複合化したシ
リコン化合物(ラジカル重合性シリコン)は、光重合開
始剤の共存下で、紫外線照射を行うことにより耐擦傷性
の優れた硬化被膜を得ることはできるが、耐久性の点で
は未だ十分に満足できる性能が得られるものではなかっ
た。特に、これらの硬化被膜は、基材であるプラスチッ
ク板の温湿度変化による膨張収縮により容易にクラック
を生じるといった欠点があった。また、これらのシリコ
ン化合物から得られる硬化被膜は染色性、着色性にも乏
しいものであった。
【0006】例えば、眼鏡用プラスチック製レンズのハ
ードコート材料や各種銘板用プラスチック板において
は、染色性は必須の性能である。
ードコート材料や各種銘板用プラスチック板において
は、染色性は必須の性能である。
【0007】染色性を発現させる方法としては、上述し
たラジカル重合性シリコン化合物にポリエチレングリコ
ール等の親水性骨格を有する(メタ)アクリレート化合
物を併用する方法などが提案されている。しかしなが
ら、染色性を得るために添加する親水性の(メタ)アク
リレート化合物は、反面該被膜の耐擦傷性を著しく低下
させ、染色性と耐擦傷性の両立が困難であった。また、
特開昭58−1756号公報記載のラジカル重合性シリ
コン化合物と(メタ)アクリレート化合物の両者を配合
する場合、それらの相溶性に問題が発生する場合があ
り、特に、硬化被膜を厚く形成する場合には濁りが発生
しやすく、完全に透明な硬化被膜が得られないという問
題を有していた。
たラジカル重合性シリコン化合物にポリエチレングリコ
ール等の親水性骨格を有する(メタ)アクリレート化合
物を併用する方法などが提案されている。しかしなが
ら、染色性を得るために添加する親水性の(メタ)アク
リレート化合物は、反面該被膜の耐擦傷性を著しく低下
させ、染色性と耐擦傷性の両立が困難であった。また、
特開昭58−1756号公報記載のラジカル重合性シリ
コン化合物と(メタ)アクリレート化合物の両者を配合
する場合、それらの相溶性に問題が発生する場合があ
り、特に、硬化被膜を厚く形成する場合には濁りが発生
しやすく、完全に透明な硬化被膜が得られないという問
題を有していた。
【0008】本発明は、上述の背景になされたものであ
り、その目的とするところは、硬化性に優れ、かつ基材
表面に透明性、耐擦傷性、染色性、耐久性及び基材との
密着性に優れた架橋硬化被膜を形成しうる被覆材組成
物、及びその硬化被膜を有する物品にある。
り、その目的とするところは、硬化性に優れ、かつ基材
表面に透明性、耐擦傷性、染色性、耐久性及び基材との
密着性に優れた架橋硬化被膜を形成しうる被覆材組成
物、及びその硬化被膜を有する物品にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
について鋭意検討した結果、コロイダルシリカ、ラジカ
ル重合性シラン化合物及び長鎖アルキル基含有シラン化
合物を特定の条件下で加水分解し、ついで縮合させて得
られるラジカル重合性に優れた組成物を含む被覆材組成
物を用いることにより、上記課題を解決できることを見
いだした。
について鋭意検討した結果、コロイダルシリカ、ラジカ
ル重合性シラン化合物及び長鎖アルキル基含有シラン化
合物を特定の条件下で加水分解し、ついで縮合させて得
られるラジカル重合性に優れた組成物を含む被覆材組成
物を用いることにより、上記課題を解決できることを見
いだした。
【0010】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明は、 (a-1)コロイダルシリカ(固形分)40〜80重量部、 (a-2)下記一般式(I)で示される単量体もしくはその
加水分解物(固形分)10〜60重量部、
加水分解物(固形分)10〜60重量部、
【化3】 (X−R1)a−Si(R2)b−(OR3)c (I) (式中、XはCH2=CH−COO−、CH2=C(CH
3)−COO−、又はCH2=CH−を、R1は炭素数0
〜8のアルキレン基または芳香族基、R2は炭素数1〜
8のアルキル基、R3はメチル基あるいはエチル基、a
は1〜3の整数、bは0〜2の整数、cは1〜3の整数
を表す。但し、a+b+c=4である。) (a-3)下記一般式(II)で示される単量体もしくはその
加水分解物(固形分)5〜20重量部
3)−COO−、又はCH2=CH−を、R1は炭素数0
〜8のアルキレン基または芳香族基、R2は炭素数1〜
8のアルキル基、R3はメチル基あるいはエチル基、a
は1〜3の整数、bは0〜2の整数、cは1〜3の整数
を表す。但し、a+b+c=4である。) (a-3)下記一般式(II)で示される単量体もしくはその
加水分解物(固形分)5〜20重量部
【化4】(R4)m−Si−(OR5)4-m (II) (式中、R4は炭素数8〜20のアルキル基、R5はメチ
ル基あるいはエチル基を表す。mは1あるいは2を表
す。)を反応して得られる加水分解縮合物(A)100
重量部に対して、(B)ラジカル重合可能な単量体0〜
40重量部、(C)ラジカル重合開始剤0.01〜10
重量部を含む被覆材組成物にある。
ル基あるいはエチル基を表す。mは1あるいは2を表
す。)を反応して得られる加水分解縮合物(A)100
重量部に対して、(B)ラジカル重合可能な単量体0〜
40重量部、(C)ラジカル重合開始剤0.01〜10
重量部を含む被覆材組成物にある。
【0011】また、その他に該被覆材組成物を塗布し、
架橋硬化させた被膜を有する物品にある。
架橋硬化させた被膜を有する物品にある。
【0012】以下、本発明について詳細に説明する。
【0013】(A)成分について 本発明の(A)成分である、(a-1)成分、(a-2)成分及び
(a-3)成分を用いて合成される加水分解縮合物は、本発
明の被覆材組成物の主成分であって、透明性、耐擦傷
性、染色性、耐久性、及び基材との密着性を有する硬化
被膜を与える成分である。
(a-3)成分を用いて合成される加水分解縮合物は、本発
明の被覆材組成物の主成分であって、透明性、耐擦傷
性、染色性、耐久性、及び基材との密着性を有する硬化
被膜を与える成分である。
【0014】(A)成分の具体的な合成方法としては、
(a-1)〜(a-3)成分を混合し、酸又はアルカリ触媒存在下
加熱して反応させるか、又は(a-1)成分と触媒の混合物
中に、加熱下(a-2)成分及び(a-3)成分を滴下して加え反
応させる方法等が挙げられる。いずれの合成方法も、加
水分解反応と縮合反応の進行に伴い発生するアルコール
と水を系外に除去することにより、より反応を進行させ
ることができる。このような方法により、(a-2)成分及
び(a-3)成分の−Si−(OCH3)と−Si(OCH2
CH3)基は、酸触媒、アルカリ触媒下で加水分解を受
けて、−Si−OH基を発生させる。さらにこれらの−
Si−OH基と(a-1)成分の−Si−OH基間で脱水縮
合反応が行われることによりポリシロキサン結合を形成
し、ラジカル重合性の加水分解縮合物(以下、ラジカル
重合性シリコン化合物という)を得ることができる。
(a-1)〜(a-3)成分を混合し、酸又はアルカリ触媒存在下
加熱して反応させるか、又は(a-1)成分と触媒の混合物
中に、加熱下(a-2)成分及び(a-3)成分を滴下して加え反
応させる方法等が挙げられる。いずれの合成方法も、加
水分解反応と縮合反応の進行に伴い発生するアルコール
と水を系外に除去することにより、より反応を進行させ
ることができる。このような方法により、(a-2)成分及
び(a-3)成分の−Si−(OCH3)と−Si(OCH2
CH3)基は、酸触媒、アルカリ触媒下で加水分解を受
けて、−Si−OH基を発生させる。さらにこれらの−
Si−OH基と(a-1)成分の−Si−OH基間で脱水縮
合反応が行われることによりポリシロキサン結合を形成
し、ラジカル重合性の加水分解縮合物(以下、ラジカル
重合性シリコン化合物という)を得ることができる。
【0015】本発明の(A)成分を得るのに用いるコロ
イダルシリカ(a-1)は、本発明の被覆材組成物の硬化被
膜に硬度と耐擦傷性を付与する成分である。ここでいう
コロイダルシリカは、無水ケイ酸の超微粒子を、水また
は有機溶媒に分散させたものである。
イダルシリカ(a-1)は、本発明の被覆材組成物の硬化被
膜に硬度と耐擦傷性を付与する成分である。ここでいう
コロイダルシリカは、無水ケイ酸の超微粒子を、水また
は有機溶媒に分散させたものである。
【0016】無水ケイ酸は、一次粒子径は1〜200m
μの範囲の超微粒子のものを用いることが好ましく、特
に好ましくは5〜80mμの範囲である。一次粒子径が
1mμより小さい場合には、(a-1)成分、(a-2)成分及び
(a-3)成分の加水分解反応及び縮合反応でラジカル重合
性シリコン化合物を得る工程においてゲル化が起こりや
すく、また、一次粒子径が200mμを超えるものは得
られる硬化被膜の透明性が低下する傾向にある。
μの範囲の超微粒子のものを用いることが好ましく、特
に好ましくは5〜80mμの範囲である。一次粒子径が
1mμより小さい場合には、(a-1)成分、(a-2)成分及び
(a-3)成分の加水分解反応及び縮合反応でラジカル重合
性シリコン化合物を得る工程においてゲル化が起こりや
すく、また、一次粒子径が200mμを超えるものは得
られる硬化被膜の透明性が低下する傾向にある。
【0017】コロイダルシリカ(a-1)に使用される分散
媒としては、水、メタノール、エタノール、イソプロパ
ノール、n−プロパノール、イソブタノール、n−ブタ
ノール等のアルコール系溶剤、エチレングリコール等の
多価アルコール系溶剤、エチルセロソルブ、ブチルセロ
ソルブ等の多価アルコール誘導体、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、ジアセトンアルコールな
どのケトン系溶剤、2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、テトラヒド
ロフルフリルアクリレート等のモノマー類等が挙げられ
る。このうち、炭素数3以下のアルコール系溶剤が本発
明の(a-2)成分と(a-3)成分との反応工程上特に好まし
い。本発明で用いるコロイダルシリカ(a-1)は、公知の
方法で製造され、市販されているものでよい。
媒としては、水、メタノール、エタノール、イソプロパ
ノール、n−プロパノール、イソブタノール、n−ブタ
ノール等のアルコール系溶剤、エチレングリコール等の
多価アルコール系溶剤、エチルセロソルブ、ブチルセロ
ソルブ等の多価アルコール誘導体、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、ジアセトンアルコールな
どのケトン系溶剤、2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、テトラヒド
ロフルフリルアクリレート等のモノマー類等が挙げられ
る。このうち、炭素数3以下のアルコール系溶剤が本発
明の(a-2)成分と(a-3)成分との反応工程上特に好まし
い。本発明で用いるコロイダルシリカ(a-1)は、公知の
方法で製造され、市販されているものでよい。
【0018】本発明で用いる(A)成分を製造する工程
において、(a-1)成分の固形分含有量は、(a-1)〜(a-3)
成分の固形分合計量100重量部に対して40〜80重
量部の範囲、好ましくは50〜70重量部の範囲で用い
ることができる。(a-1)成分の固形分含有量が80重量
部を超えると、得られるラジカル重合性シリコン化合物
(A)中のラジカル重合基数の割合が減少するため、得
られる本発明の組成物の硬化性が低下するとともに、本
発明の硬化性組成物を硬化させてなる硬化被膜のプラス
チック基材に対する密着性の低下、耐久性の低下等の不
具合が生じてしまう。一方、(a-1)成分の配合量が40
重量部より少ない場合には本発明の硬化性組成物を硬化
させてなる硬化被膜の耐擦傷性が不十分となる傾向とな
る。
において、(a-1)成分の固形分含有量は、(a-1)〜(a-3)
成分の固形分合計量100重量部に対して40〜80重
量部の範囲、好ましくは50〜70重量部の範囲で用い
ることができる。(a-1)成分の固形分含有量が80重量
部を超えると、得られるラジカル重合性シリコン化合物
(A)中のラジカル重合基数の割合が減少するため、得
られる本発明の組成物の硬化性が低下するとともに、本
発明の硬化性組成物を硬化させてなる硬化被膜のプラス
チック基材に対する密着性の低下、耐久性の低下等の不
具合が生じてしまう。一方、(a-1)成分の配合量が40
重量部より少ない場合には本発明の硬化性組成物を硬化
させてなる硬化被膜の耐擦傷性が不十分となる傾向とな
る。
【0019】(a-2)成分について 本発明の(A)成分を得るのに用いる、一般式(I)で
示される単量体もしくはその加水分解物(a-2)は、コロ
イダルシリカ(a-1)と反応してラジカル重合性シリコン
化合物(A)にラジカル重合性を付与する成分であり、
また、プラスチック基材表面との密着性を付与させる成
分でもある。
示される単量体もしくはその加水分解物(a-2)は、コロ
イダルシリカ(a-1)と反応してラジカル重合性シリコン
化合物(A)にラジカル重合性を付与する成分であり、
また、プラスチック基材表面との密着性を付与させる成
分でもある。
【0020】
【化5】 (X−R1)a−Si(R2)b−(OR3)c (I) (式中、XはCH2=CH−COO−、CH2=C(CH
3)−COO−、又はCH2=CH−を、R1は炭素数0
〜8のアルキレン基または芳香族基、R2は炭素数1〜
8のアルキル基、R3はメチル基あるいはエチル基、a
は1〜3の整数、bは0〜2の整数、cは1〜3の整数
を表す。但し、a+b+c=4である。)
3)−COO−、又はCH2=CH−を、R1は炭素数0
〜8のアルキレン基または芳香族基、R2は炭素数1〜
8のアルキル基、R3はメチル基あるいはエチル基、a
は1〜3の整数、bは0〜2の整数、cは1〜3の整数
を表す。但し、a+b+c=4である。)
【0021】本発明において、「ラジカル重合性」と
は、適当なラジカル重合開始剤を用いて、加熱あるいは
活性エネルギー線の照射により容易にラジカル重合でき
ることを意味する。また、「活性エネルギー線」とは、
紫外線、可視光線、赤外線等の電磁波及び電子線を意味
する。
は、適当なラジカル重合開始剤を用いて、加熱あるいは
活性エネルギー線の照射により容易にラジカル重合でき
ることを意味する。また、「活性エネルギー線」とは、
紫外線、可視光線、赤外線等の電磁波及び電子線を意味
する。
【0022】(a-2)成分としては、(メタ)アクリロイ
ル基、アリル基またはビニル基を分子内に有するシラン
化合物単量体もしくはその加水分解物を用いることがで
きるが、重合速度の点から、(メタ)アクリロイル基を
有するものが特に好ましい。なお、ここでいう(メタ)
アクリロイル基とは、メタクリロイル基及びアクリロイ
ル基を意味する。
ル基、アリル基またはビニル基を分子内に有するシラン
化合物単量体もしくはその加水分解物を用いることがで
きるが、重合速度の点から、(メタ)アクリロイル基を
有するものが特に好ましい。なお、ここでいう(メタ)
アクリロイル基とは、メタクリロイル基及びアクリロイ
ル基を意味する。
【0023】本発明で用いる(a-2)成分の具体例として
は、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、
3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、2−メ
タクリロキシエチルトリメトキシシラン、2−アクリロ
キシエチルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプ
ロピルトリエトキシシラン、3−アクリロキシプロピル
トリエトキシシラン、2−メタクリロキシエチルトリエ
トキシシラン、2−アクリロキシエチルトリエトキシシ
ラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシ
ラン、3−アクリロキシプロピルメチルジメトキシシラ
ン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシ
ラン、スチリルトリメトキシシラン、スチリルトリエト
キシシラン等が挙げられる。これらは、単独で用いても
よいし、二種以上を併用して用いてもよい。
は、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、
3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、2−メ
タクリロキシエチルトリメトキシシラン、2−アクリロ
キシエチルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプ
ロピルトリエトキシシラン、3−アクリロキシプロピル
トリエトキシシラン、2−メタクリロキシエチルトリエ
トキシシラン、2−アクリロキシエチルトリエトキシシ
ラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシ
ラン、3−アクリロキシプロピルメチルジメトキシシラ
ン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシ
ラン、スチリルトリメトキシシラン、スチリルトリエト
キシシラン等が挙げられる。これらは、単独で用いても
よいし、二種以上を併用して用いてもよい。
【0024】(a-2)成分の固形分含有量は、(a-1)〜(a-
3)成分の固形分合計量100重量部に対して、10〜6
0重量部の範囲、好ましくは20〜40重量部の範囲で
用いることができる。(a-2)成分の固形分含有量が60
重量部を超えると、(a-1)成分の固形分含有量が不足す
るために硬度が不足し、耐擦傷性が劣る傾向にある。一
方、(a-2)成分の配合量が10重量部より少ない場合に
はラジカル重合性が不足し、硬化性、密着性が不良とな
る。
3)成分の固形分合計量100重量部に対して、10〜6
0重量部の範囲、好ましくは20〜40重量部の範囲で
用いることができる。(a-2)成分の固形分含有量が60
重量部を超えると、(a-1)成分の固形分含有量が不足す
るために硬度が不足し、耐擦傷性が劣る傾向にある。一
方、(a-2)成分の配合量が10重量部より少ない場合に
はラジカル重合性が不足し、硬化性、密着性が不良とな
る。
【0025】(a-3)成分について (A)成分を得るのに用いる、一般式(II)で示される
長鎖アルキル基含有シリコン化合物、もしくはその加水
分解物(a-3)は、本発明の被覆材組成物に染色性を付与
し、該組成物の硬化被膜に耐久性を付与する成分であ
る。
長鎖アルキル基含有シリコン化合物、もしくはその加水
分解物(a-3)は、本発明の被覆材組成物に染色性を付与
し、該組成物の硬化被膜に耐久性を付与する成分であ
る。
【0026】
【化6】(R4)m−Si−(OR5)4-m (II) (式中、R4は炭素数8〜20のアルキル基、R5はメチ
ル基あるいはエチル基を表す。mは1あるいは2を表
す。)
ル基あるいはエチル基を表す。mは1あるいは2を表
す。)
【0027】この一般式(II)で示される化合物中のR
4で示されるアルキル基の炭素数は、8〜20とするこ
とが、十分な染色性と耐衝撃性を兼ね備えた硬化被膜を
得るうえで好ましい。このアルキル基の炭素数が8より
小さい場合には、本発明の被覆材組成物に染色性を付与
することができず、また、その炭素数が20を超える場
合には、得られる硬化被膜の耐擦傷性が著しく低下する
傾向にある。
4で示されるアルキル基の炭素数は、8〜20とするこ
とが、十分な染色性と耐衝撃性を兼ね備えた硬化被膜を
得るうえで好ましい。このアルキル基の炭素数が8より
小さい場合には、本発明の被覆材組成物に染色性を付与
することができず、また、その炭素数が20を超える場
合には、得られる硬化被膜の耐擦傷性が著しく低下する
傾向にある。
【0028】また、十分な染色性と耐衝撃性を兼ね備え
た硬化被膜が得られる点から、特に一般式(II)のmが
1である化合物がより好ましく、この具体例としては、
n−オクチルトリメトキシシラン、n−ノニルトリメト
キシシラン、n−デシルトリメトキシシラン、n−ウン
デシルトリメトキシシラン、n−ドデシルトリメトキシ
シラン、トリデシルトリメトキシシラン、テトラデシル
トリメトキシシラン、ペンタデシルトリメトキシシラ
ン、ヘキサデシルトリメトキシシラン、ヘプタデシルト
リメトキシシラン、オクダデシルトリメトキシシラン、
ノナデシルトリメトキシシラン、エイコシルトリメトキ
シシラン等、もしくはその部分加水分解物、及び加水分
解物を挙げることができる。これらは、単独で用いても
よいし、二種以上を併用して用いてもよい。
た硬化被膜が得られる点から、特に一般式(II)のmが
1である化合物がより好ましく、この具体例としては、
n−オクチルトリメトキシシラン、n−ノニルトリメト
キシシラン、n−デシルトリメトキシシラン、n−ウン
デシルトリメトキシシラン、n−ドデシルトリメトキシ
シラン、トリデシルトリメトキシシラン、テトラデシル
トリメトキシシラン、ペンタデシルトリメトキシシラ
ン、ヘキサデシルトリメトキシシラン、ヘプタデシルト
リメトキシシラン、オクダデシルトリメトキシシラン、
ノナデシルトリメトキシシラン、エイコシルトリメトキ
シシラン等、もしくはその部分加水分解物、及び加水分
解物を挙げることができる。これらは、単独で用いても
よいし、二種以上を併用して用いてもよい。
【0029】そこで(a-3)成分の固形分含有量は、(a-1)
〜(a-3)成分の固形分合計量100重量部に対して、5
〜20重量部の範囲、特に好ましくは7〜15重量部の
範囲で用いることができる。
〜(a-3)成分の固形分合計量100重量部に対して、5
〜20重量部の範囲、特に好ましくは7〜15重量部の
範囲で用いることができる。
【0030】本発明において、(a-3)成分の固形分含有
量が5重量部より少ない場合には、本発明の被覆材組成
物に染色性を付与することができず、一方(a-3)成分の
固形分含有量が20重量部を超える場合には、得られる
硬化被膜の硬度、及び耐擦傷性を著しく低下させる傾向
にある。
量が5重量部より少ない場合には、本発明の被覆材組成
物に染色性を付与することができず、一方(a-3)成分の
固形分含有量が20重量部を超える場合には、得られる
硬化被膜の硬度、及び耐擦傷性を著しく低下させる傾向
にある。
【0031】(B)成分について 本発明の(B)成分であるラジカル重合可能な単量体
は、分子内に少なくとも1個以上の(メタ)アクリロイ
ル基、アリル基、又はビニル基を有する化合物などが挙
げられ、本発明の被覆材組成物の硬化性を向上させ、ま
た該組成物から得られる硬化被膜の基材との密着性、耐
擦傷性、強靭性、耐候性の耐久性を付与する成分であ
る。
は、分子内に少なくとも1個以上の(メタ)アクリロイ
ル基、アリル基、又はビニル基を有する化合物などが挙
げられ、本発明の被覆材組成物の硬化性を向上させ、ま
た該組成物から得られる硬化被膜の基材との密着性、耐
擦傷性、強靭性、耐候性の耐久性を付与する成分であ
る。
【0032】本発明の(B)成分の具体例としては、
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチ
ル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸
n−ブチル、(メタ)アクリル酸i−ブチル、(メタ)
アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸ペンチル、
(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アク
リル酸n−ヘキシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、
(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸ブ
トキシエチル、(メタ)アクリル酸アリル、(メタ)ア
クリル酸メチル、(メタ)アクリル酸グリシジル、(メ
タ)アクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル、(メ
タ)アクリル酸N,N−ジエチルアミノエチル、(メ
タ)アクリル酸2−シアノエチル、(メタ)アクリル酸
ジブロモプロピル、(メタ)アクリル酸N−ビニル−2
−ピロリドン、(メタ)アクリル酸ポリエチレングリコ
ールモノアルキルエーテル、(メタ)アクリル酸ポリプ
ロピレングリコールモノアルキルエーテル、(メタ)ア
クリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2
−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロ
キシブチル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシブチ
ル、(メタ)アクリル酸テトラヒドロキシフルフリル、
(メタ)アクリル酸フォスフォエチル等のモノ(メタ)
アクリレート化合物;
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチ
ル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸
n−ブチル、(メタ)アクリル酸i−ブチル、(メタ)
アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸ペンチル、
(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アク
リル酸n−ヘキシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、
(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸ブ
トキシエチル、(メタ)アクリル酸アリル、(メタ)ア
クリル酸メチル、(メタ)アクリル酸グリシジル、(メ
タ)アクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル、(メ
タ)アクリル酸N,N−ジエチルアミノエチル、(メ
タ)アクリル酸2−シアノエチル、(メタ)アクリル酸
ジブロモプロピル、(メタ)アクリル酸N−ビニル−2
−ピロリドン、(メタ)アクリル酸ポリエチレングリコ
ールモノアルキルエーテル、(メタ)アクリル酸ポリプ
ロピレングリコールモノアルキルエーテル、(メタ)ア
クリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2
−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロ
キシブチル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシブチ
ル、(メタ)アクリル酸テトラヒドロキシフルフリル、
(メタ)アクリル酸フォスフォエチル等のモノ(メタ)
アクリレート化合物;
【0033】エチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ト
リエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラ
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、ノナエチレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート等のポリ(又はモ
ノ)エチレングリコールのジ(メタ)アクリレート;プ
ロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラプロピレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、ノナプロピレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、等のポリ(又はモ
ノ)プロピレングリコールのジ(メタ)アクリレート;
ト、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ト
リエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラ
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、ノナエチレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート等のポリ(又はモ
ノ)エチレングリコールのジ(メタ)アクリレート;プ
ロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラプロピレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、ノナプロピレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、等のポリ(又はモ
ノ)プロピレングリコールのジ(メタ)アクリレート;
【0034】1,3−ブチレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、1,4−ブチレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、ポリブチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、1,6−ヘキサメチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、1,14−テトラデカメチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ
(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メ
タ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチル
グリコールジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリ
ン酸ネオペンチルグリコールのカプロラクトン変性ジ
(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールアジペ
ートジ(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルジ
(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニルジ(メタ)
アクリレート、2−(2−ヒドロキシ1,1−ジメチル
エチル)−5−ヒドロキシメチル−5−エチル−1,3
−ジオキサンジ(メタ)アクリレート、トリメチロール
プロパントリ(メタ)アクリレート、ジトリメチロール
プロパンテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリ
トールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトー
ルテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトー
ルペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトー
ルヘキサ(メタ)アクリレート、アルキル変性ジペンタ
エリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、アルキル
変性ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレー
ト、アルキル変性ジペンタエリスリトールトリ(メタ)
アクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリト
ールヘキサ(メタ)アクリレート、ジ(メタ)アクリロ
イルオキシエチルイソシアヌレート、トリス(メタ)ア
クリロイルオキシエチルイソシアヌレート、2,2−ビ
ス[4−(メタ)アクリロイルオキシフェニル]−プロ
パン、2,2−ビス[4−(メタ)アクリロイルオキシ
エトキシフェニル]−プロパン、2,2−ビス[4−
(メタ)アクリロイルオキシジエトキシフェニル]プロ
パン、2,2−ビス[4−(メタ)アクリロイルオキシ
ペンタエトキシフェニル]−プロパン、2,2−ビス
[4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−3,5−
ジブロモフェニル]−プロパン、2,2−ビス[4−
(メタ)アクリロイルオキシジエトキシ−3,5−ジブ
ロモフェニル]プロパン、2,2−ビス[4−(メタ)
アクリロイルオキシペンタエトキシ−3,5−ジブロモ
フェニル]−プロパン、2,2−ビス[4−(メタ)ア
クリロイルオキシエトキシ−3,5−ジメチルフェニ
ル]−プロパン、2,2−ビス[4−(メタ)アクリロ
イルオキシエトキシ−3−フェニルフェニル]−プロパ
ン、ビス[4−(メタ)アクリロイルオキシフェニル]
−スルフォン、ビス[4−(メタ)アクリロイルオキシ
エトキシフェニル]−スルフォン、ビス[4−(メタ)
アクリロイルオキシジエトキシフェニル]−スルフォ
ン、ビス[4−(メタ)アクリロイルオキシペンタエト
キシフェニル]−スルフォン、ビス[4−(メタ)アク
リロイルオキシエトキシ−3−フェニルフェニル]−ス
ルフォン、ビス[4−(メタ)アクリロイルオキシエト
キシ−3,5−ジメチルフェニル]−スルフォン、ビス
[4−(メタ)アクリロイルオキシフェニル]−スルフ
ィド、ビス[4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ
フェニル]−スルフィド、ビス[4−(メタ)アクリロ
イルオキシペンタエトキシフェニル]−スルフィド、ビ
ス[4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−3−フ
ェニルフェニル]−スルフィド、ビス[4−(メタ)ア
クリロイルオキシエトキシ−3,5−ジメチルフェニ
ル]−スルフィド、ジ((メタ)アクリロイルオキシエ
トキシ)フォスフェート、トリ[(メタ)アクリロイル
オキシエトキシ]フォスフェート等の多官能(メタ)ア
クリレート化合物;
クリレート、1,4−ブチレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、ポリブチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、1,6−ヘキサメチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、1,14−テトラデカメチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ
(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メ
タ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチル
グリコールジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリ
ン酸ネオペンチルグリコールのカプロラクトン変性ジ
(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールアジペ
ートジ(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルジ
(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニルジ(メタ)
アクリレート、2−(2−ヒドロキシ1,1−ジメチル
エチル)−5−ヒドロキシメチル−5−エチル−1,3
−ジオキサンジ(メタ)アクリレート、トリメチロール
プロパントリ(メタ)アクリレート、ジトリメチロール
プロパンテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリ
トールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトー
ルテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトー
ルペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトー
ルヘキサ(メタ)アクリレート、アルキル変性ジペンタ
エリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、アルキル
変性ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレー
ト、アルキル変性ジペンタエリスリトールトリ(メタ)
アクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリト
ールヘキサ(メタ)アクリレート、ジ(メタ)アクリロ
イルオキシエチルイソシアヌレート、トリス(メタ)ア
クリロイルオキシエチルイソシアヌレート、2,2−ビ
ス[4−(メタ)アクリロイルオキシフェニル]−プロ
パン、2,2−ビス[4−(メタ)アクリロイルオキシ
エトキシフェニル]−プロパン、2,2−ビス[4−
(メタ)アクリロイルオキシジエトキシフェニル]プロ
パン、2,2−ビス[4−(メタ)アクリロイルオキシ
ペンタエトキシフェニル]−プロパン、2,2−ビス
[4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−3,5−
ジブロモフェニル]−プロパン、2,2−ビス[4−
(メタ)アクリロイルオキシジエトキシ−3,5−ジブ
ロモフェニル]プロパン、2,2−ビス[4−(メタ)
アクリロイルオキシペンタエトキシ−3,5−ジブロモ
フェニル]−プロパン、2,2−ビス[4−(メタ)ア
クリロイルオキシエトキシ−3,5−ジメチルフェニ
ル]−プロパン、2,2−ビス[4−(メタ)アクリロ
イルオキシエトキシ−3−フェニルフェニル]−プロパ
ン、ビス[4−(メタ)アクリロイルオキシフェニル]
−スルフォン、ビス[4−(メタ)アクリロイルオキシ
エトキシフェニル]−スルフォン、ビス[4−(メタ)
アクリロイルオキシジエトキシフェニル]−スルフォ
ン、ビス[4−(メタ)アクリロイルオキシペンタエト
キシフェニル]−スルフォン、ビス[4−(メタ)アク
リロイルオキシエトキシ−3−フェニルフェニル]−ス
ルフォン、ビス[4−(メタ)アクリロイルオキシエト
キシ−3,5−ジメチルフェニル]−スルフォン、ビス
[4−(メタ)アクリロイルオキシフェニル]−スルフ
ィド、ビス[4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ
フェニル]−スルフィド、ビス[4−(メタ)アクリロ
イルオキシペンタエトキシフェニル]−スルフィド、ビ
ス[4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−3−フ
ェニルフェニル]−スルフィド、ビス[4−(メタ)ア
クリロイルオキシエトキシ−3,5−ジメチルフェニ
ル]−スルフィド、ジ((メタ)アクリロイルオキシエ
トキシ)フォスフェート、トリ[(メタ)アクリロイル
オキシエトキシ]フォスフェート等の多官能(メタ)ア
クリレート化合物;
【0035】スチレンビニルトルエン、クロルスチレ
ン、ブロモスチレン、ジビニルベンゼン、1−ビニルナ
フタレン、2−ビニルナフタレン、N−ビニルピロリド
ンなどのビニル化合物;ジエチレングリコールビスアリ
ルカーボネート、トリメチロールプロパンジアリル、ジ
アリルフタレート、ジメタリルフタレート等のアリル化
合物等を挙げることができる。
ン、ブロモスチレン、ジビニルベンゼン、1−ビニルナ
フタレン、2−ビニルナフタレン、N−ビニルピロリド
ンなどのビニル化合物;ジエチレングリコールビスアリ
ルカーボネート、トリメチロールプロパンジアリル、ジ
アリルフタレート、ジメタリルフタレート等のアリル化
合物等を挙げることができる。
【0036】このうち、分子内に1個以上の(メタ)ア
クリロイル基を有する単量体を用いるのがより好まし
い。
クリロイル基を有する単量体を用いるのがより好まし
い。
【0037】(B)成分の含有量は、(A)成分の固形
分合計量100重量部に対して、0〜40重量部の範
囲、特に好ましくは1〜20重量部の範囲で用いること
ができる。本発明において、(B)成分の含有量が40
重量部を超える場合には、耐擦傷性と染色性の性能バラ
ンスが両立させるのが難しくなる傾向になり、本発明の
被覆材組成物の目的を達成することができない。
分合計量100重量部に対して、0〜40重量部の範
囲、特に好ましくは1〜20重量部の範囲で用いること
ができる。本発明において、(B)成分の含有量が40
重量部を超える場合には、耐擦傷性と染色性の性能バラ
ンスが両立させるのが難しくなる傾向になり、本発明の
被覆材組成物の目的を達成することができない。
【0038】(C)成分について 本発明では、本発明の硬化性組成物の重合を促進するた
めに、(C)成分としてラジカル重合開始剤を用いる。
このラジカル重合開始剤には、熱感応性ラジカル重合開
始剤、活性エネルギー線感応性ラジカル重合開始剤等の
公知のものを用いることができる。熱感応性ラジカル重
合開始剤の具体例としては、過酸化ベンゾイル、ジイソ
プロピルパーオキシジカーボネート、t−ブチルパーオ
キシイソブチレート、t−ブチルパーオキシ−2−エチ
ルヘキサノエート等の有機過酸化物;2,2’−アゾビ
スイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2,4−
ジメチルバレロニトリル)等のアゾ化合物等が挙げられ
る。
めに、(C)成分としてラジカル重合開始剤を用いる。
このラジカル重合開始剤には、熱感応性ラジカル重合開
始剤、活性エネルギー線感応性ラジカル重合開始剤等の
公知のものを用いることができる。熱感応性ラジカル重
合開始剤の具体例としては、過酸化ベンゾイル、ジイソ
プロピルパーオキシジカーボネート、t−ブチルパーオ
キシイソブチレート、t−ブチルパーオキシ−2−エチ
ルヘキサノエート等の有機過酸化物;2,2’−アゾビ
スイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2,4−
ジメチルバレロニトリル)等のアゾ化合物等が挙げられ
る。
【0039】活性エネルギー線感応性ラジカル重合開始
剤の具体例としては、ベンゾイン、ベンゾインメチルエ
ーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプ
ロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、アセ
トイン、ブチロイン、トリオイン、ベンジル、ベンゾフ
ェノン、p−メトキシベンゾフェノン、ジエトキシアセ
トフェノン、α,α−ジメトキシ−α−フェニルアセト
フェノン、メチルフェニルグリオキシレート、エチルフ
ェニルグリオキシレート、4,4−ビス(ジメチルアミ
ノベンゾフェノン)、2−ヒドロキシ−2−メチル−1
−オン、1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オ
ン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォ
スフィンオキサイド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾ
イル)−2,4,4−トリメチルペンチルフォスフィン
オキサイド等を挙げることができる。
剤の具体例としては、ベンゾイン、ベンゾインメチルエ
ーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプ
ロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、アセ
トイン、ブチロイン、トリオイン、ベンジル、ベンゾフ
ェノン、p−メトキシベンゾフェノン、ジエトキシアセ
トフェノン、α,α−ジメトキシ−α−フェニルアセト
フェノン、メチルフェニルグリオキシレート、エチルフ
ェニルグリオキシレート、4,4−ビス(ジメチルアミ
ノベンゾフェノン)、2−ヒドロキシ−2−メチル−1
−オン、1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オ
ン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォ
スフィンオキサイド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾ
イル)−2,4,4−トリメチルペンチルフォスフィン
オキサイド等を挙げることができる。
【0040】これらのラジカル重合開始剤は、単独で用
いることもできるし、二種以上を併用して用いることも
できる。また、熱感応性ラジカル重合開始剤と活性エネ
ルギー線感応性ラジカル重合開始剤を併用して用いるこ
ともできる。本発明の被覆材組成物には、硬化速度の点
から、これら上述した中でも、(C)成分として活性エ
ネルギー線感応性ラジカル重合開始剤を用いて、活性エ
ネルギー線照射により、塗膜を硬化させることが特に好
ましい。
いることもできるし、二種以上を併用して用いることも
できる。また、熱感応性ラジカル重合開始剤と活性エネ
ルギー線感応性ラジカル重合開始剤を併用して用いるこ
ともできる。本発明の被覆材組成物には、硬化速度の点
から、これら上述した中でも、(C)成分として活性エ
ネルギー線感応性ラジカル重合開始剤を用いて、活性エ
ネルギー線照射により、塗膜を硬化させることが特に好
ましい。
【0041】(C)成分の含有量は、(A)成分の固形
分合計量100重量部に対して、0.01〜10重量部
の範囲、特に好ましくは0.1〜6重量部の範囲で用い
ることができる。本発明の(C)成分の含有量が0.0
1より少ない場合には、十分な硬化性がえられず、ま
た、10重量部を超える場合には、得られる硬化被膜が
著しく黄変する、十分な耐擦傷性が得られない等の不具
合が生じる。
分合計量100重量部に対して、0.01〜10重量部
の範囲、特に好ましくは0.1〜6重量部の範囲で用い
ることができる。本発明の(C)成分の含有量が0.0
1より少ない場合には、十分な硬化性がえられず、ま
た、10重量部を超える場合には、得られる硬化被膜が
著しく黄変する、十分な耐擦傷性が得られない等の不具
合が生じる。
【0042】本発明の(A)、(B)及び(C)成分を
含む被覆材組成物は、該組成物の基材への塗工作業性、
各成分の均一溶解性、基材との密着性、及び得られる硬
化被膜の平滑性、膜厚の均一性などの点を考慮し、必要
に応じて有機溶剤で希釈してもよい。有機溶剤として
は、特に限定されるものではなく、前記性能を満足する
ものであればよく、具体的には、アルコール系、炭化水
素系、ハロゲン化炭化水素系、エーテル系、ケトン系、
エステル系、多価アルコール誘導体などの有機溶剤を挙
げることができる。
含む被覆材組成物は、該組成物の基材への塗工作業性、
各成分の均一溶解性、基材との密着性、及び得られる硬
化被膜の平滑性、膜厚の均一性などの点を考慮し、必要
に応じて有機溶剤で希釈してもよい。有機溶剤として
は、特に限定されるものではなく、前記性能を満足する
ものであればよく、具体的には、アルコール系、炭化水
素系、ハロゲン化炭化水素系、エーテル系、ケトン系、
エステル系、多価アルコール誘導体などの有機溶剤を挙
げることができる。
【0043】また、耐候性、耐久性を改善する目的で、
本発明の被覆材組成物に、紫外線吸収剤、光安定剤を添
加することができる。この紫外線吸収剤、光安定剤は、
特に限定されるものではなく、本発明の被覆材組成物に
均一に溶解し、かつ良好な耐候性、耐久性を付与できる
ものであればよい。
本発明の被覆材組成物に、紫外線吸収剤、光安定剤を添
加することができる。この紫外線吸収剤、光安定剤は、
特に限定されるものではなく、本発明の被覆材組成物に
均一に溶解し、かつ良好な耐候性、耐久性を付与できる
ものであればよい。
【0044】さらに、本発明の被覆材組成物には、必要
に応じて、本発明の効果に支障のない範囲内で、酸化防
止剤、黄変防止剤、ブルーイング剤、顔料、レベリング
剤、消泡剤、増粘剤、沈降防止剤、帯電防止剤、防曇剤
等の各種添加剤が含まれていても良い。
に応じて、本発明の効果に支障のない範囲内で、酸化防
止剤、黄変防止剤、ブルーイング剤、顔料、レベリング
剤、消泡剤、増粘剤、沈降防止剤、帯電防止剤、防曇剤
等の各種添加剤が含まれていても良い。
【0045】本発明の被覆材組成物を基材に塗布する方
法としては、ハケ塗り法、スプレーコート法、ディップ
コート法、スピンコート法、カーテンコート法等が挙げ
られる。そして、用いるコーティング方法に応じて、本
発明の被覆材組成物そのものの状態、必要に応じて添加
剤等を配合した状態、更に必要に応じて有機溶剤で希釈
した状態で実際のコーティング液とすればよい。
法としては、ハケ塗り法、スプレーコート法、ディップ
コート法、スピンコート法、カーテンコート法等が挙げ
られる。そして、用いるコーティング方法に応じて、本
発明の被覆材組成物そのものの状態、必要に応じて添加
剤等を配合した状態、更に必要に応じて有機溶剤で希釈
した状態で実際のコーティング液とすればよい。
【0046】本発明の被覆材組成物の塗布量は、得られ
る硬化被膜の膜厚が1〜30μmの範囲となるように塗
布することが好ましく、さらに好ましくは2〜10μm
の範囲である。この硬化膜厚が1μmより薄いと十分な
耐擦傷性を付与することができなくなる傾向にあり、硬
膜厚が30μmより厚いと基材との密着性が低下した
り、硬化被膜にクラックが発生しやすくなる傾向にあ
る。
る硬化被膜の膜厚が1〜30μmの範囲となるように塗
布することが好ましく、さらに好ましくは2〜10μm
の範囲である。この硬化膜厚が1μmより薄いと十分な
耐擦傷性を付与することができなくなる傾向にあり、硬
膜厚が30μmより厚いと基材との密着性が低下した
り、硬化被膜にクラックが発生しやすくなる傾向にあ
る。
【0047】本発明の被覆材組成物の硬化方法として
は、加熱及び/又は可視光線、紫外線、電子線等の活性
エネルギー線により、ラジカル重合を進行させて硬化被
膜を得ればよく、公知の方法を用いればよい。この中で
も、特に硬化速度の点から、活性エネルギー線を照射し
硬化被膜を得る方法が好ましく、また、光線強度、コス
ト等の点からは紫外線を用いるのが特に好ましい。ここ
で、紫外線を発生源とする場合には、実用性、経済性の
面から紫外線ランプを用いるとよい。具体的には、低圧
水銀ランプ、高圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプ、キセ
ノンランプ、メタルハライドランプ等が挙げられる。活
性エネルギー線を照射する雰囲気は、空気中でもよい
し、窒素、アルゴン等の不活性ガス中でもよい。
は、加熱及び/又は可視光線、紫外線、電子線等の活性
エネルギー線により、ラジカル重合を進行させて硬化被
膜を得ればよく、公知の方法を用いればよい。この中で
も、特に硬化速度の点から、活性エネルギー線を照射し
硬化被膜を得る方法が好ましく、また、光線強度、コス
ト等の点からは紫外線を用いるのが特に好ましい。ここ
で、紫外線を発生源とする場合には、実用性、経済性の
面から紫外線ランプを用いるとよい。具体的には、低圧
水銀ランプ、高圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプ、キセ
ノンランプ、メタルハライドランプ等が挙げられる。活
性エネルギー線を照射する雰囲気は、空気中でもよい
し、窒素、アルゴン等の不活性ガス中でもよい。
【0048】また、硬化被膜の基材に対する密着性の向
上や、希釈溶剤の蒸散等の目的で、プラスチック基材表
面に被覆材組成物を塗布した後、これを硬化させる前に
赤外線又は熱風乾燥炉等の手段で加熱処理を行ってもよ
い。この加熱条件は、基材及び被覆材組成物の組成によ
っても異なるが、20〜120℃の範囲で、数秒〜60
分程度の範囲で行えばよい。
上や、希釈溶剤の蒸散等の目的で、プラスチック基材表
面に被覆材組成物を塗布した後、これを硬化させる前に
赤外線又は熱風乾燥炉等の手段で加熱処理を行ってもよ
い。この加熱条件は、基材及び被覆材組成物の組成によ
っても異なるが、20〜120℃の範囲で、数秒〜60
分程度の範囲で行えばよい。
【0049】本発明の被覆材組成物は、基材表面に塗
布、硬化して被膜を形成することにより、自動車用ヘッ
ドランプカバー、眼鏡レンズ等の光学物品や、防音壁、
透明窓材の建材等の種々の物品の表面改質に使用でき
る。
布、硬化して被膜を形成することにより、自動車用ヘッ
ドランプカバー、眼鏡レンズ等の光学物品や、防音壁、
透明窓材の建材等の種々の物品の表面改質に使用でき
る。
【0050】この該組成物を塗布する基材としては、各
種合成樹脂のフイルム、板、射出成形品及び注型成形品
等が挙げられる。この合成樹脂の具体例としては、ポリ
メチルメタクリレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポ
リエステル樹脂、ポリスチレン樹脂、ABS樹脂、アク
リロニトリル−スチレン共重合体樹脂、ポリアミド樹
脂、ポリアリレート樹脂、ポリメタクリルイミド樹脂等
の熱可塑性樹脂、及びジエチレングリコールビスアリル
カーボネートの他、各種多官能ウレタン(メタ)アクリ
レート、多官能エポキシ(メタ)アクリレート、多官能
(メタ)アクリレート等を重合して得られる熱硬化性樹
脂等が挙げられる。
種合成樹脂のフイルム、板、射出成形品及び注型成形品
等が挙げられる。この合成樹脂の具体例としては、ポリ
メチルメタクリレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポ
リエステル樹脂、ポリスチレン樹脂、ABS樹脂、アク
リロニトリル−スチレン共重合体樹脂、ポリアミド樹
脂、ポリアリレート樹脂、ポリメタクリルイミド樹脂等
の熱可塑性樹脂、及びジエチレングリコールビスアリル
カーボネートの他、各種多官能ウレタン(メタ)アクリ
レート、多官能エポキシ(メタ)アクリレート、多官能
(メタ)アクリレート等を重合して得られる熱硬化性樹
脂等が挙げられる。
【0051】このうち、特に、ポリメチルメタクリレー
ト樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリジエチレングリコ
ールビスアリルカーボネート樹脂などに適している。ま
た、特に、染色性が要求される眼鏡レンズには好適であ
り、各種ウレタン系眼鏡レンズや、各種多官能ウレタン
(メタ)アクリレート、多官能エポキシ(メタ)アクリ
レート、又は多官能(メタ)アクリレートを主成分とす
るプラスチック製眼鏡レンズのハードコート材料とし
て、本発明の被覆材組成物を用いることができる。
ト樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリジエチレングリコ
ールビスアリルカーボネート樹脂などに適している。ま
た、特に、染色性が要求される眼鏡レンズには好適であ
り、各種ウレタン系眼鏡レンズや、各種多官能ウレタン
(メタ)アクリレート、多官能エポキシ(メタ)アクリ
レート、又は多官能(メタ)アクリレートを主成分とす
るプラスチック製眼鏡レンズのハードコート材料とし
て、本発明の被覆材組成物を用いることができる。
【0052】
【実施例】本発明について、以下実施例を用いて更に詳
細に説明する。なお、実施例の評価は、次のような方法
で行った。
細に説明する。なお、実施例の評価は、次のような方法
で行った。
【0053】[評価方法] 1.外観試験 目視により、白濁、クラック等のない良好な硬化被膜を
○とした。 2.耐擦傷性試験(スチールウールテスト) 市販のスチールウール(日本スチールウール(株)、商
品名:ボンスター#0000)で、1Kg/cm2の荷
重をかけ、硬化被膜表面を10往復摩擦し(幅1cm×
長さ10cm)、目視により傷の程度を以下の基準に従
い評価した。 ○:1cm×3cmの範囲内に0〜100本の傷がつ
く。 △:1cm×3cmの範囲内に100本以上の傷はつい
ているが、平滑な表面が残っている。 ×:1cm×3cmの範囲内に無数の傷がつき、平滑な
表面が残っていない。 3.密着性試験 JIS−K 5400に示された碁盤目テープ試験法に
従い、以下の基準で評価した。 ○:全て剥がれないで残った △:ハガレが全体の10%未満 ×:ハガレが全体の10%以上 4.耐久性試験(耐高温高湿試験) 60℃、95%RHの恒温恒湿槽に、7日間保管した
後、外観試験と密着性試験を行った。外観試験の評価
は、上記1.の評価方法に従い、密着性試験の評価は、
上記3.の評価方法に従った。 5.染色性試験 染色剤(セイコーエプソン(株)製、商品名:セイコー
ブラックスダイヤコート)2gを、1リットルの蒸留水
に分散させた染色液を用いて、本発明の被覆材組成物の
硬化被膜を付与した樹脂板を90℃で5分間染色し、可
視光線透過率(%)の数値を測定した。 ○:可視光線透過率が50%未満 ×:可視光線透過率が50%以上 6.硬化性試験 約3000mJ/cm2の紫外線を照射して、被覆材組
成物の硬化状態を調べた。 ○:完全に硬化して、タックがない △:ほぼ完全に硬化したが、タックがある ×:全く硬化していない
○とした。 2.耐擦傷性試験(スチールウールテスト) 市販のスチールウール(日本スチールウール(株)、商
品名:ボンスター#0000)で、1Kg/cm2の荷
重をかけ、硬化被膜表面を10往復摩擦し(幅1cm×
長さ10cm)、目視により傷の程度を以下の基準に従
い評価した。 ○:1cm×3cmの範囲内に0〜100本の傷がつ
く。 △:1cm×3cmの範囲内に100本以上の傷はつい
ているが、平滑な表面が残っている。 ×:1cm×3cmの範囲内に無数の傷がつき、平滑な
表面が残っていない。 3.密着性試験 JIS−K 5400に示された碁盤目テープ試験法に
従い、以下の基準で評価した。 ○:全て剥がれないで残った △:ハガレが全体の10%未満 ×:ハガレが全体の10%以上 4.耐久性試験(耐高温高湿試験) 60℃、95%RHの恒温恒湿槽に、7日間保管した
後、外観試験と密着性試験を行った。外観試験の評価
は、上記1.の評価方法に従い、密着性試験の評価は、
上記3.の評価方法に従った。 5.染色性試験 染色剤(セイコーエプソン(株)製、商品名:セイコー
ブラックスダイヤコート)2gを、1リットルの蒸留水
に分散させた染色液を用いて、本発明の被覆材組成物の
硬化被膜を付与した樹脂板を90℃で5分間染色し、可
視光線透過率(%)の数値を測定した。 ○:可視光線透過率が50%未満 ×:可視光線透過率が50%以上 6.硬化性試験 約3000mJ/cm2の紫外線を照射して、被覆材組
成物の硬化状態を調べた。 ○:完全に硬化して、タックがない △:ほぼ完全に硬化したが、タックがある ×:全く硬化していない
【0054】[実施例1] 〈(A)成分:ラジカル重合性シリコン化合物(UVS
−1)の合成〉撹拌棒、温度計、及びコンデンサを備え
た3リットルの4ツ口フラスコに、(a−1)成分とし
て、イソ−プロパノールシリカゾル(分散媒:イソ−プ
ロパノール、SiO2:濃度30重量%、一次粒子径:
12mμ、商品名:IPA−ST(日産化学(株)
製))700g、重合禁止剤としてメトキシハイドロキ
ノン(MEHQ)0.042g、0.0001Nの塩酸
49.35gを入れ、よく撹拌しながら昇温した。約8
0℃で還流が始まると同時に、(a−2)成分として3
−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン(東芝シ
リコン(株)製、商品名:TSL−8370)136
g、(a−3)成分としてn−ヘキサデシルトリメトキ
シシラン(東レ・ダウコーニングシリコーン(株)製、
商品名:AY−43−065)50gをよく混合し均一
に溶解したものを、約2時間かけて徐々に滴下し、滴下
終了後、さらに、4時間一定温度で加熱を続け還流を行
った。その後、アルコール、水などの揮発成分を留出さ
せ、固形分濃度が50%となるまで濃縮し、縮合反応を
促進して、ラジカル重合性シリコン(UVS−1)を得
た。
−1)の合成〉撹拌棒、温度計、及びコンデンサを備え
た3リットルの4ツ口フラスコに、(a−1)成分とし
て、イソ−プロパノールシリカゾル(分散媒:イソ−プ
ロパノール、SiO2:濃度30重量%、一次粒子径:
12mμ、商品名:IPA−ST(日産化学(株)
製))700g、重合禁止剤としてメトキシハイドロキ
ノン(MEHQ)0.042g、0.0001Nの塩酸
49.35gを入れ、よく撹拌しながら昇温した。約8
0℃で還流が始まると同時に、(a−2)成分として3
−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン(東芝シ
リコン(株)製、商品名:TSL−8370)136
g、(a−3)成分としてn−ヘキサデシルトリメトキ
シシラン(東レ・ダウコーニングシリコーン(株)製、
商品名:AY−43−065)50gをよく混合し均一
に溶解したものを、約2時間かけて徐々に滴下し、滴下
終了後、さらに、4時間一定温度で加熱を続け還流を行
った。その後、アルコール、水などの揮発成分を留出さ
せ、固形分濃度が50%となるまで濃縮し、縮合反応を
促進して、ラジカル重合性シリコン(UVS−1)を得
た。
【0055】また、固形分濃度(%)は、加熱残分
(%)により算出した。具体的には、反応液3gを直径
4cmのアルミ皿に入れ、105℃で3時間以上加熱
し、溶剤を揮発させ、重量変化がなくなった後に、以下
の式により加熱残分(%)を求めた。
(%)により算出した。具体的には、反応液3gを直径
4cmのアルミ皿に入れ、105℃で3時間以上加熱
し、溶剤を揮発させ、重量変化がなくなった後に、以下
の式により加熱残分(%)を求めた。
【0056】
【数1】加熱残分(%)=加熱後の重量(g)/加熱前
の重量(g)×100
の重量(g)×100
【0057】〈コーティング液の調製〉(A)成分とし
て該ラジカル重合性シリコンUVS−1(固形分濃度5
0%)200g、(C)成分としてメチルフェニルグリ
オキシレート6g、トルエン50g、ブチルセロソルブ
100g、シリコン系添加剤(東レ・ダウコーニングシ
リコーン(株)製、商品名:SH28PA)0.02g
を均一に混合し、コーティング液とした。
て該ラジカル重合性シリコンUVS−1(固形分濃度5
0%)200g、(C)成分としてメチルフェニルグリ
オキシレート6g、トルエン50g、ブチルセロソルブ
100g、シリコン系添加剤(東レ・ダウコーニングシ
リコーン(株)製、商品名:SH28PA)0.02g
を均一に混合し、コーティング液とした。
【0058】〈コーティング液の塗布及び硬化〉ポリジ
エチレングリコールビスアリルカーボネート樹脂製の円
形板(直径70mm、3mm厚)を、予め10%NaO
H水溶液に40℃で10分間浸漬した後、よく水洗し乾
燥させたものを基材に用いて、スピンコート法にて以下
の処方に従い塗布を行った。基材を500rpm以下の
回転数で回転しながら、コーティング液で基材の全面が
濡れるようにスポイトで充分に滴下した。その後、回転
数を徐々に挙げ2000rpm以上で5秒以上保持し、
余分なハードコート液を除去した。その後、60℃で5
分間以上溶剤を蒸発させたのち、メタルハライドランプ
(3Kw、ランプ長25cm)より、15cmの距離よ
り約3000mJ/cm2(320〜380nmでの積
算光量)(オーク(株)製、商品名:UV−350型積
算光量計にて測定)の紫外線を照射して塗膜の硬化を行
った。得られた硬化被膜の厚みは約2.3μmであっ
た。該基材の裏面についても同様の方法で硬化被膜を形
成した。得られた硬化被膜について、外観、耐擦傷性、
密着性、耐久性、染色性を評価した結果を表2に示す。
得られた硬化被膜は、透明で良好な外観を持っており、
耐擦傷性、密着性、耐久性も良好であった。また染色に
関しても、従来法で充分な染色性が得られた。
エチレングリコールビスアリルカーボネート樹脂製の円
形板(直径70mm、3mm厚)を、予め10%NaO
H水溶液に40℃で10分間浸漬した後、よく水洗し乾
燥させたものを基材に用いて、スピンコート法にて以下
の処方に従い塗布を行った。基材を500rpm以下の
回転数で回転しながら、コーティング液で基材の全面が
濡れるようにスポイトで充分に滴下した。その後、回転
数を徐々に挙げ2000rpm以上で5秒以上保持し、
余分なハードコート液を除去した。その後、60℃で5
分間以上溶剤を蒸発させたのち、メタルハライドランプ
(3Kw、ランプ長25cm)より、15cmの距離よ
り約3000mJ/cm2(320〜380nmでの積
算光量)(オーク(株)製、商品名:UV−350型積
算光量計にて測定)の紫外線を照射して塗膜の硬化を行
った。得られた硬化被膜の厚みは約2.3μmであっ
た。該基材の裏面についても同様の方法で硬化被膜を形
成した。得られた硬化被膜について、外観、耐擦傷性、
密着性、耐久性、染色性を評価した結果を表2に示す。
得られた硬化被膜は、透明で良好な外観を持っており、
耐擦傷性、密着性、耐久性も良好であった。また染色に
関しても、従来法で充分な染色性が得られた。
【0059】[実施例2〜7](A)成分として、ラジ
カル重合性シリコン化合物(UVS−2〜UVS−7)
は、表1の仕込み比率で行う以外は、実施例1と同様の
方法で合成し、(B)成分及び(C)成分は表2に示し
た配合割合で均一に混合してコーティング液を調製し、
これを用いて、実施例1と同様の方法で硬化被膜を形成
した。この硬化被膜の評価結果は表2に示す。
カル重合性シリコン化合物(UVS−2〜UVS−7)
は、表1の仕込み比率で行う以外は、実施例1と同様の
方法で合成し、(B)成分及び(C)成分は表2に示し
た配合割合で均一に混合してコーティング液を調製し、
これを用いて、実施例1と同様の方法で硬化被膜を形成
した。この硬化被膜の評価結果は表2に示す。
【0060】[実施例8](A)成分として、ラジカル
重合性シリコン化合物(UVS−8)は、表1に示す仕
込み比率で行う以外は、実施例1と同様の方法でを合成
した。この得られたラジカル重合性シリコン(UVS−
8)(固形分濃度50%)200gに、(B)成分とし
てカプロラクトン変性ヒドロキシピバリン酸ネオペンチ
ルグリコールジアクリレート20g(日本化薬(株)
製、商品名:カヤラッドHX−620)、(C)成分と
してメチルフェニルグリオキシレート6g、トルエン5
0g、ブチルセロソルブ100g、シリコン系添加剤
(東レ・ダウコーニングシリコーン(株)製、商品名:
SH28PA)0.02gを均一に混合し、コーティン
グ液とした。これを用いて、実施例1と同様の方法で硬
化被膜を形成した。この硬化被膜の評価結果は表2に示
す。
重合性シリコン化合物(UVS−8)は、表1に示す仕
込み比率で行う以外は、実施例1と同様の方法でを合成
した。この得られたラジカル重合性シリコン(UVS−
8)(固形分濃度50%)200gに、(B)成分とし
てカプロラクトン変性ヒドロキシピバリン酸ネオペンチ
ルグリコールジアクリレート20g(日本化薬(株)
製、商品名:カヤラッドHX−620)、(C)成分と
してメチルフェニルグリオキシレート6g、トルエン5
0g、ブチルセロソルブ100g、シリコン系添加剤
(東レ・ダウコーニングシリコーン(株)製、商品名:
SH28PA)0.02gを均一に混合し、コーティン
グ液とした。これを用いて、実施例1と同様の方法で硬
化被膜を形成した。この硬化被膜の評価結果は表2に示
す。
【0061】[実施例9](A)成分として、ラジカル
重合性シリコン化合物(UVS−9)は、表1に示す仕
込み比率で行う以外は、実施例1と同様の方法でを合成
した。この得られたラジカル重合性シリコン(UVS−
9)(固形分濃度50%)200gに、(B)成分とし
てジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(日本化
薬(株)製、商品名:カヤラッドDPHA)10g、
(C)成分としてメチルフェニルグリオキシレート6
g、トルエン50g、ブチルセロソルブ100g、シリ
コン系添加剤(東レ・ダウコーニングシリコーン(株)
製、商品名:SH28PA)0.02gを均一に混合
し、コーティング液とした。これを用いて、実施例1と
同様の方法で硬化被膜を形成した。この硬化被膜の評価
結果は表2に示す。
重合性シリコン化合物(UVS−9)は、表1に示す仕
込み比率で行う以外は、実施例1と同様の方法でを合成
した。この得られたラジカル重合性シリコン(UVS−
9)(固形分濃度50%)200gに、(B)成分とし
てジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(日本化
薬(株)製、商品名:カヤラッドDPHA)10g、
(C)成分としてメチルフェニルグリオキシレート6
g、トルエン50g、ブチルセロソルブ100g、シリ
コン系添加剤(東レ・ダウコーニングシリコーン(株)
製、商品名:SH28PA)0.02gを均一に混合
し、コーティング液とした。これを用いて、実施例1と
同様の方法で硬化被膜を形成した。この硬化被膜の評価
結果は表2に示す。
【0062】[実施例10](B)成分として、カプロ
ラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレー
ト(日本化薬(株)製、商品名:カヤラッドDPCA−
30)15gを用いる以外は実施例9と同様の方法によ
り硬化被膜を形成した。この硬化被膜の評価結果は、表
2に示す。
ラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレー
ト(日本化薬(株)製、商品名:カヤラッドDPCA−
30)15gを用いる以外は実施例9と同様の方法によ
り硬化被膜を形成した。この硬化被膜の評価結果は、表
2に示す。
【0063】[比較例1〜5](A)成分として、表1
に示した仕込み比率により、実施例1と同様の方法でラ
ジカル重合性シリコン化合物(UVS−10〜UVS−
14)を合成し、表2に示した配合で実施例1と同様の
方法により硬化被膜を形成した。この硬化被膜の評価結
果は、表2に示す。
に示した仕込み比率により、実施例1と同様の方法でラ
ジカル重合性シリコン化合物(UVS−10〜UVS−
14)を合成し、表2に示した配合で実施例1と同様の
方法により硬化被膜を形成した。この硬化被膜の評価結
果は、表2に示す。
【0064】
【表1】
【0065】なお、表中の略号は、下記の通りである。 CS:コロイダルシリカ MTS:3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ン DTS:n−デシルトリメトキシシラン CTS:n−ヘキサデシルトリメトキシシラン
ン DTS:n−デシルトリメトキシシラン CTS:n−ヘキサデシルトリメトキシシラン
【0066】
【表2】 但し、(A)成分は、固形分重量部を示す。
【0067】なお、表中の略号は、下記の通りである。 MPG:メチルフェニルグリオキシレート BDM:2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェ
ノン HCP:1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン BP:ベンゾフェノン HPDA:カプロラクトン変性ヒドロキシピバリン酸ネ
オペンチルグリコールジアクリレート DPHA:ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート CDPH:カプロラクトン変性ジペンタエリスリトール
ヘキサアクリレート
ノン HCP:1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン BP:ベンゾフェノン HPDA:カプロラクトン変性ヒドロキシピバリン酸ネ
オペンチルグリコールジアクリレート DPHA:ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート CDPH:カプロラクトン変性ジペンタエリスリトール
ヘキサアクリレート
【0068】
【発明の効果】本発明の被覆材組成物は、硬化性に優れ
るばかりでなく、基材表面に透明性、耐擦傷性、染色
性、耐久性及び基材との密着性に優れた架橋硬化被膜を
形成しうるものであり、特に染色性を必要とする眼鏡用
プラスチック製レンズ用ハードコート、各種銘板用プラ
スチック板のハードコート用等に有用である。
るばかりでなく、基材表面に透明性、耐擦傷性、染色
性、耐久性及び基材との密着性に優れた架橋硬化被膜を
形成しうるものであり、特に染色性を必要とする眼鏡用
プラスチック製レンズ用ハードコート、各種銘板用プラ
スチック板のハードコート用等に有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02B 1/10 G02B 1/10 Z
Claims (5)
- 【請求項1】(a-1)コロイダルシリカ(固形分)40〜
80重量部、 (a-2)下記一般式(I)で示される単量体もしくはその
加水分解物(固形分)10〜60重量部、 【化1】 (X−R1)a−Si(R2)b−(OR3)c (I) (式中、XはCH2=CH−COO−、CH2=C(CH
3)−COO−、又はCH2=CH−を、R1は炭素数0
〜8のアルキレン基または芳香族基、R2は炭素数1〜
8のアルキル基、R3はメチル基あるいはエチル基、a
は1〜3の整数、bは0〜2の整数、cは1〜3の整数
を表す。但し、a+b+c=4である。) (a-3)下記一般式(II)で示される単量体もしくはその
加水分解物(固形分)5〜20重量部 【化2】(R4)m−Si−(OR5)4-m (II) (式中、R4は炭素数8〜20のアルキル基、R5はメチ
ル基あるいはエチル基を表す。mは1あるいは2を表
す。)を反応して得られる加水分解縮合物(A)100
重量部に対して、(B)ラジカル重合可能な単量体0〜
40重量部、(C)ラジカル重合開始剤0.01〜10
重量部を含む被覆材組成物。 - 【請求項2】(B)成分のラジカル重合可能な単量体
が、分子中に1個以上の(メタ)アクリロイル基を有す
る化合物であり、その含有量が1〜20重量部であるこ
とを特徴とする、請求項1記載の被覆材組成物。 - 【請求項3】(C)成分のラジカル重合開始剤が光重合
開始剤であることを特徴とする、請求項1記載の被覆材
組成物。 - 【請求項4】請求項1記載の被覆材組成物を硬化させて
なる硬化被膜を有することを特徴とする、機能性に優れ
た物品。 - 【請求項5】請求項1記載の被覆材組成物を硬化させて
なる硬化被膜を有するプラスチックレンズ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8009313A JPH09194760A (ja) | 1996-01-23 | 1996-01-23 | 被覆材組成物、それを用いてなる機能性に優れた物品、及びプラスチックレンズ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8009313A JPH09194760A (ja) | 1996-01-23 | 1996-01-23 | 被覆材組成物、それを用いてなる機能性に優れた物品、及びプラスチックレンズ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09194760A true JPH09194760A (ja) | 1997-07-29 |
Family
ID=11716991
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8009313A Pending JPH09194760A (ja) | 1996-01-23 | 1996-01-23 | 被覆材組成物、それを用いてなる機能性に優れた物品、及びプラスチックレンズ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09194760A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1996
- 1996-01-23 JP JP8009313A patent/JPH09194760A/ja active Pending
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