JPH09194887A - 洗浄液および洗浄方法 - Google Patents

洗浄液および洗浄方法

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JPH09194887A
JPH09194887A JP8005400A JP540096A JPH09194887A JP H09194887 A JPH09194887 A JP H09194887A JP 8005400 A JP8005400 A JP 8005400A JP 540096 A JP540096 A JP 540096A JP H09194887 A JPH09194887 A JP H09194887A
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liquid
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱を行うことなく室温で処理が可能であ
り、薬品・水の使用量が少なくてすみ、特有の装置
を用いる必要がなく、しかも、特有の薬品を用いる必
要のない洗浄液および洗浄方法を提供すること。 【解決手段】 本発明の洗浄液は、純水中に、酸素を2
0ppb〜100ppb、窒素を2ppb以上含有する
ことを特徴とする。また、OH-を含む電解イオン水中
に、酸素を20ppb〜100ppb含有することを特
徴とする。本発明の洗浄方法は、純水中に、酸素を20
ppb〜100ppb、窒素を2ppb〜15ppm含
有する洗浄液に30kHz以上の超音波を付与しつつ被
洗浄物の洗浄を行うことを特徴とする。また、OH-
含む電解イオン水中に、酸素を20ppb〜100pp
b含有する洗浄液に30kHz以上の超音波を付与しつ
つ被洗浄物の洗浄を行うことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗浄液および洗浄方法
に係り、より詳細には、従来より極めて少ない工程でか
つ加熱を行うことなく、超高清浄な洗浄が可能な洗浄液
および洗浄方法に関する。
【0002】
【発明の背景】近時、半導体基板上に形成される半導体
デバイスはサブミクロンのレベルに高密度化・微細化し
ている。高密度を達成するためには、基板の表面は超高
清浄な状態に保たれていなければならない。すなわち、
基板表面から、有機物、金属、各種パーティクル、酸化
物(酸化膜)は除去されていなければならない。そのた
め、基板表面は洗浄が行われる。
【0003】ところで、従来、超高清浄な基板表面を達
成するための清浄技術としては、次の工程からなる洗浄
方法が知られている。 (1)98%H2SO4/30%H22(組成比4:1)
温度130℃ この工程により有機物およびメタルを除去する。 (2)超純水洗浄 室温 (3)希HF洗浄 室温 この工程により酸化膜を除去する。 (4)超純水洗浄 室温 (5)28%NH4OH/30%H22/H2O(組成比
1:1:5)温度80〜90℃ この工程によりパーティクルを除去する。 (6)超純水洗浄 室温 (7)希HF洗浄 室温 上記(5)の工程でH22を使用しているため(5)の
工程においては酸化膜が形成されるためこの工程におい
てその酸化膜を除去する。 (8)超純水洗浄 室温 (9)36%HCl/30%H22/H2O(組成比
1:1:6)温度80〜90℃ この工程では、メタルを除去する。 (10)超純水洗浄 室温 (11)希HF洗浄 室温 上記(9)の工程でH22を使用しているため(9)の
工程においては酸化膜が形成されるためこの工程におい
てその酸化膜を除去する。 (12)超純水洗浄 室温
【0004】しかし、上記従来の洗浄方法には、次の諸
々の問題を有している。 ・工程数が12と非常に多い。 ・薬品・水の使用量が多い。 ・高温工程を含んでいる。従って、薬液の蒸気圧も高い
ものとなりクリンルーム環境を必然的に汚染することに
なる。 ・薬品として酸・アルカリの両方を使用しており、薬品
の回収が困難である。また、廃液処理に多くの経費を必
要とする。 ・半導体装置においては、基板上にアルミニウム等の金
属配線が形成されているが、かかる金属配線が露出され
ている場合金属配線は薬液に溶解してしまうためかかる
場合には上記薬液は使用できない。
【0005】上記問題を解決すべく、次の技術が開発さ
れている。すなわち、オゾンを含有する純水による洗浄
を行う第1工程、500kHz以上の周波数の振動を与
えながら、HFと、H22及び/又はO 3と、H2Oと界
面活性剤とを含有する洗浄液による洗浄を行う第2工
程、純水による洗浄を行う第3工程、酸化膜を除去する
第4工程、からなることを特徴とする洗浄方法である
(特願平7−108840号)。
【0006】この技術によれば次の諸々の効果が達成さ
れる。 工程数が極めて少ない。 加熱を行うことなく室温で処理が可能である。 薬品・水の使用量が少なくてすむ。 薬品として酸のみを使用し、回収が容易である。
【0007】しかるにこの技術は、その第2工程におい
てパーティクルの除去を目的として、HFを使用すると
ともに、超音波振動を付与する。そのために洗浄容器と
して、別途次の容器が開発された。すなわち、金属から
なる容器の少なくとも洗浄液収納部の内面にフッ化ニッ
ケル層が形成され、さらに該フッ化ニッケル層上にカー
ボン層が形成されており、該容器の外面に振動子が取り
付けられている洗浄容器である(特願平7−10884
0号)。
【0008】つまり、特願平7−108840号明細書
に記載された洗浄方法は極めて優れた洗浄方法ではある
が、上記した特有の洗浄容器を使用する必要がある。
【0009】また、第2工程においては、酸化力の強い
成分(H22,O3)を高濃度で含んでいる。例えば、
過酸化水素(H22)は0.1〜20wt%、オゾン
(O3)は2ppm以上である。そのため、これら成分
に対する耐食性を有する装置を用いざるをえない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、加熱を行
うことなく室温で処理が可能であり、薬品・水の使用
量が少なくてすみ、特有の装置を用いる必要がなく、
しかも、特有の薬品を用いる必要のない洗浄液および
洗浄方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の洗浄液は、純水中に、酸素を20ppb〜1
00ppb、窒素を2ppb以上含有することを特徴と
する。
【0012】また、OH-を含む電解イオン水中に、酸
素を20ppb〜100ppb含有することを特徴とす
る。
【0013】本発明の洗浄方法は、純水中に、酸素を2
0ppb〜100ppb、窒素を2ppb〜15ppm
含有しする洗浄液に30kHz以上の超音波を付与しつ
つ被洗浄物の洗浄を行うことを特徴とする。
【0014】また、OH-を含む電解イオン水中に、酸
素を20ppb〜100ppb含有する洗浄液に30k
Hz以上の超音波を付与しつつ被洗浄物の洗浄を行うこ
とを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明では、洗浄液として、酸素を20ppb
〜100ppb、窒素を2ppb以上含有する水溶液を
用いる。洗浄に際しては、30kHz以上の周波数の振
動を与える。
【0016】これにより、例えばシリカ、アルミナ等の
パーティクルの除去率が著しく向上する。
【0017】その理由は次のメカニズムによるものと推
測される。
【0018】酸素と窒素を含有する純水に超音波を付与
すると、次の式に従い・OH(OHラジカル)、・H
(水素ラジカル)、O(原子状酸素)等のラジカル等が
発生する。 H2O→・H+・OH 式1 O2→2O 式2 O+・H→・OH 式3
【0019】上の式1の反応は、窒素ガスが2ppb以
上存在する環境下でも生じる。その理論的根拠は明確で
はなく、実験的事実により確かめられたものである。す
なわち図5は実験により求めた窒素含有量と・OH(O
Hラジカル)発生量との関係を示すグラフであるが、2
ppb以上の窒素含有量の純水中においても・OH(O
Hラジカル)が発生することがわかる。
【0020】そして、これらラジカルの存在下では次の
各種の反応が生じる。 ・OH+・OH→H22 式4 ・H+・H→H2 式5 H22→・O+H2O 式6 N2+6・H→2NH3 式7 NH3+H2O→NH4 ++OH- 式8
【0021】以上の式6、式7、式8をまとめて図6に
示す。なお、上記式1〜式8に示す反応が生じている場
合には、NO2 -,NO3 -が生成している。その反応の様
子をわかりやすくするために図6に併せて示す。また、
式1〜式8の相互的関係を図7に示す。
【0022】原子状Oあるいは・OH(OHラジカル)
が、基板表面の有機物と反応し、表面から有機物を除去
する。有機物が除去されると有機物により遮蔽されてい
た基板表面は露出する。
【0023】露出した表面は、原子状酸素(O)の存在
下において、水素ラジカル(・H)と溶存するN2との
反応によって生成されるNH3とH2Oとの反応によって
生成するOH-あるいは水の電解によって生成されたO
-により酸化される。
【0024】すなわち、 Si+O+2OH-→ H2SiO3→ 2H++SiO3 なる反応のもとにSiがエッチングされる。Si表面の
エッチングとともに、その上に付着していたパーティク
ルは表面から浮き上がり除去される。結局、パーティク
ルとの直接的反応により除去するのではなく、パーティ
クルの下のSiのエッチングにより洗浄が行われるので
ある。
【0025】以上の様子を図8に示す。なお、図8は、
表面に酸化膜が形成されていないSi表面からのパーテ
ィクル除去メカニズムを示すものである。一方、表面に
酸化膜(SiO2)が形成されている場合には、OH-
よるSiO2の溶解作用によりパーティクルが除去され
る。その様子を図9に示す。
【0026】以上の通り、OH-の発生という点、NH3
の発生という点から2ppb以上の窒素の含有が必要に
なると考えられる。
【0027】なお、電解イオン水の場合には、当初から
OH-を含有しているため窒素を含有せしめる必要はな
い。ただ、窒素を含有せしめておいてもよい。
【0028】
【発明の実施の態様例】以下本発明の実施の態様例を構
成要件ごとに分説する。
【0029】(酸素)本発明では、純水又は電解イオン
水に酸素を含有させる。
【0030】その含有量に大きな特徴があり、20pp
b〜100ppbであり、この限定された範囲において
のみ極めて高いパーティクルの除去率が達成できる。
【0031】図4に示すように、20ppb未満ではパ
ーティクルの除去はできない。従って、20ppb以上
必要である。
【0032】逆に、100ppbを超えると除去率は急
激に悪くなり始める。この理由は明確ではないが、10
0ppbを超えると酸化膜の形成がはやまり、それに起
因して除去率の低下を招くのではないかと考えられる。
【0033】従って、本発明では、酸素の含有量を10
0ppb以下にする。
【0034】なお、50ppb〜100ppbの範囲が
特に優れた除去率を示すため好ましい。
【0035】(窒素)窒素は、前述した通り、OH-
発生およびNH3の発生上2ppb以上含有させること
が必要である。このOH-発生量は、パーティクルの除
去率にほぼ対応する(図5)。
【0036】(超音波)本発明では、溶液に30kHz
以上の超音波を付与する。この超音波を付与することに
より各種のラジカルを発生させることができる。従っ
て、付与する超音波の周波数はラジカル発生に必要な周
波数とすればよい。その周波数は、含有する酸素、窒素
の量によっても変わるが、30kHz以上が必要であ
る。
【0037】特に、500KHz〜3MHzが好まし
い。500kHz以上の場合には、ラジカルの発生効果
のほか、基板表面のエッチングにより生じた生成物を表
面から脱離させる効果をも有しており、ひいてはパーテ
ィクルの除去率の一層の向上に寄与する。
【0038】(純水、電解イオン水)本発明で用いられ
る純水は、各種グレードのものがあるが、例えば、次の
ものが好ましい。
【0039】比抵抗:18.0MΩ 金属濃度:1ppt以下 不純物濃度:10ppb以下 かかるグレードのものは超純水呼ばれる。
【0040】また、電解イオン水は、水を電気分解する
ことによって生成されるH+イオン水又はOH-イオンを
含有する水であり、例えば、特開平6−260480号
公報に記載されているものを用いればよい。本発明で
は、OH-イオンを含有する水を使用する。
【0041】(不純物)洗浄液における不純物は10p
pb以下が特に好ましい。ここでいう不純物とは、酸
素、窒素以外のガス、式1〜式8に登場するイオン以外
のイオン、有機物、無機物および金属イオン等である。
【0042】不純物が10ppb以下に制御した場合に
は、パーティクルの除去効率が著しく向上する。その理
由は明かではないが、不純物は、式1〜式8に登場する
ラジカルあるいはイオンと反応し、パーティクルの除去
に寄与するラジカル或いはイオンの数を減少せしめてし
まうためではないかとも考えられる。
【0043】なお、洗浄液の保管時に、洗浄液が空気と
接触すると、たとえ清浄なクリーンルーム内の空気とは
いえ、窒素、酸素以外の成分(例えば、炭酸ガス、各種
イオン)が混入するため、大気とは接触しない状態で保
管する必要がある。
【0044】また、洗浄液への不純物の混入を防ぐ上か
ら、洗浄時にも空気と洗浄液との接触を避けることが好
ましく、そのためには、洗浄液を被洗浄物に噴射する洗
浄方法が好ましい。また、洗浄時にも空気と洗浄液との
接触を回避させるためには、容器内の洗浄液上方に不活
性ガスによるガスカーテンを施しておくことが好まし
い。ガスカーテンを施した場合には、不活性ガスは洗浄
液中に溶解するため、多くのHラジカル、OHラジカル
あるいは各種イオンを生成させることができる。
【0045】(洗浄装置)洗浄装置としては、浸漬洗浄
用としては、例えば、図1に示されるものが使用され
る。
【0046】1は洗浄容器であり、その内部に、洗浄液
3が収納される。洗浄容器1の下面には、洗浄液3に超
音波を付与するための振動子2が設けられている。6は
ガス導入管であり、洗浄液3に、酸素、窒素、アルゴン
あるいはこれらのいずれか1種以上の混合ガスを供給す
るための管である。5はセンサであり、洗浄液3の組成
を探知する。センサ5からの信号は制御装置(図示せ
ず)に送られガス導入管6に供給するガス量を制御する
ように構成されている。
【0047】4はガスカーテンである。このガスカーテ
ン4は、洗浄液3と大気との接触を遮蔽し、大気との接
触による洗浄液3の液組成の変化(酸素濃度の変化、窒
素濃度の変化、不純物ガスの混入、イオン、有機物等の
混入等)を防止するためのものである。このガスカーテ
ン4は、ガス送り体7から不活性ガスを洗浄液3の液面
に平行に流すことにより形成される。ガス送り体7から
流されたガスは対向した位置に設けられたガス受け体で
受け外部に排出される。流す不活性ガスは、不純物濃度
が数ppt以下の超高純度ガスを用いることが好まし
い。アルゴンガスが好ましい。窒素ガスを用いることも
可能である。
【0048】被洗浄物は、このガスカーテン4を横切っ
て洗浄液4に浸漬される。
【0049】(洗浄装置2)一方、噴射洗浄用としては
例えば、図2に示されるものが用いられる。
【0050】図2において、1が洗浄容器である。被洗
浄体9は回転支持体10に支持され、洗浄時には被洗浄
体10を回転させる。
【0051】洗浄液は13はタンク15中に収納されて
いる。この洗浄液は、予め所定濃度に調整しておけばよ
い。洗浄液13は、配管14を介してノズル11により
被洗浄体9に照射される。ノズル11の出口近傍には、
超音波振動子が設けられており、ノズル11を通る洗浄
液に超音波を付与する。超音波を照射することによって
超純水中に反応性の高い・H(Hラジカル)あるいは・
OH(OHラジカル)が生成される。
【0052】この構成では、タンク15、配管14、ノ
ズル11は全て大気と遮蔽されるべく、金属から構成す
ることが好ましい。
【0053】予め濃度調整をしてタンク15に保存して
おくと長期保存に伴い濃度変化を生じるため、使用時に
純水に酸素、窒素を含有させることが好ましい。そのた
めには、図3に示すように、配管14の途中に、ガス
(酸素あるいは窒素)透過膜18からなる筒状体(図3
(a))、あるいは管(図3(b))を設けておき、こ
の透過膜の透過率を適宜の値に設計しておくことによ
り、タンク15からノズル11へ供給途中において酸素
や窒素を純水に含有せしめることもできる。前記透過膜
としては、例えば、テフロン(登録商標)製の膜を用い
ればよい。
【0054】(洗浄装置3)図10に他の洗浄装置例を
示す。本例は、裏面洗浄をも行うための洗浄装置であ
る。
【0055】図10において9は被洗浄物である半導体
等の基体(ウエハ)である。19はウエハ9を保持する
ための保持体である。この保持体は、その周縁におい
て、ウエハ9を保持し、中央部は中空になっている。
【0056】洗浄液は、下方から上方に向かってノズル
20から噴射される。ノズル20の出口近傍には、洗浄
液に超音波を付与するための振動子21が設けられてい
る。なお、保持体19は回転可能となっている。
【0057】また、図示していないが、ウエハ9の上方
には、図2で示したようなノズルを設けておいてもよ
い。これによりウエハ9の上面と下面を同時に洗浄する
ことができる。
【0058】(他の洗浄装置)図11にさらに他の洗浄
装置を示す。
【0059】図11において、29は被洗浄体である半
導体ウエハである。30は、被洗浄体29を支持するた
めの支持体である。この支持体30は回転可能となって
いる。31はノズルである。ノズル31の出口近傍に
は、洗浄液に超音波を付与するための超音波振動子32
が設けられている。
【0060】本例においては、洗浄液を、噴霧状にして
ノズル31から放出する。噴霧状の洗浄液は、半導体ウ
エハ29の上面にも降り注ぐ。噴霧状の洗浄液は、噴霧
状のまま半導体ウエハ29上に滞在し、その間パーティ
クルの除去作用を行う。時間の経過につれ、噴霧状洗浄
液は水滴化し、除去したパーティクルとともに、円心力
によりウエハ29上から除去される。
【0061】かかる装置を用いた場合には、洗浄液の使
用量を少なくすることができる。
【0062】(医療品、食品)本洗浄液は、医療品(薬
品)、食品の洗浄のも用いられる。これらの場合には、
特に、殺菌作用に優れている。
【0063】(界面活性剤)本発明では、洗浄液に界面
活性剤を加えてもよい。界面活性剤を加えた場合、表面
粗度を細かくする効果、あるいは表面粗度のバラツキを
小さくする効果を有する。
【0064】界面活性剤としては、アニオン系、カチオ
ン系、非イオン系どれでも利用可能である。さらに、ハ
イドロカーボン系フロロカーボン系等なんでもよい。特
に好ましいのは、優れた溶液の表面張力を下げる機能を
もつ非イオン系活性剤である。
【0065】なお、界面活性剤の種類によってはリンス
により除去できない場合がある。その場合には、オゾン
(O3)添加超純水に超音波を付与して洗浄を行えばよ
い。
【0066】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。なお、当
然ながら本発明範囲は以下の実施例により制限されるも
のではない。
【0067】(実施例1)本例では、図1に示す洗浄装
置を用いて洗浄を行った。
【0068】すなわち、容器1に超純水を収納後、ガス
送り体7から不純物濃度5ppb以下のアルゴンガスを
流し、エアカーテンを形成し、洗浄液3を大気から遮蔽
した。
【0069】一方、ガス導入管6から、酸素と窒素を順
次洗浄液3にバブリングにより供給し、洗浄液における
酸素、窒素濃度、界面活性剤を下記の所定の濃度とし
た。
【0070】超純水として、被洗浄物は、(100)面
のシリコンウエハ(4インチ径)を用いた。
【0071】このシリコンウエハ上に平均粒径0.22
μmのポリスチレンラテックス(PSL)粒子を付着さ
せた後、エアカーテン4を横切ってこのシリコンウエハ
を洗浄液3に浸漬し、次の条件で超音波洗浄を洗浄を行
った。
【0072】
【0073】上記洗浄後、パーティクルカウンターで付
着粒子数を測定した。その結果を各粒径ごとに示すと表
1に示す通りであり、各粒径とも優れた除去効率が達成
されていた。
【0074】
【表1】 表1に示す通り、本実施例は優れたパーティクル除去効
果を示した。
【0075】(実施例2)本例では、酸素濃度の影響を
調べた。実施例1と同様とし、酸素濃度を各種変化させ
た。
【0076】実施例1と同様に除去率の測定を行った。
【0077】その結果を図4に示す。なお、図4に示す
除去率は、0.3〜0.5μmの大きさの粒子について
の除去率である。
【0078】図4から明らかなように、酸素含有量20
ppbから除去効果が発生し始める。特に、50ppb
を境にして著しく除去効果が向上した。すなわち、50
ppb〜100ppbがパーティクル除去効率上好まし
いことがわかった。
【0079】(実施例3)本例では、窒素濃度の影響を
調べた。すなわち、窒素濃度以外は、実施例1と同様と
し、窒素濃度を各種変化させた。
【0080】実施例1と同様に除去率の測定を行った。
【0081】その結果を図5に示す。なお、図5示す除
去率は、0.3〜0.5μmの大きさの粒子についての
除去率である。
【0082】窒素含有量100ppb以上ではパーティ
クル除去効果は飽和する。また、純水への窒素の飽和含
有量は約15ppm(常温、常圧)であり、この飽和含
有量でも同じ除去効率が達成されている。
【0083】(実施例4)本例では、超音波の周波数の
影響を調べた。
【0084】それぞれの除去率は次の通りであった。
【0085】なお、本実施例は、周波数以外は実施例1
と同様であり、除去率は0.3〜0.5μmの大きさの
粒子についての除去率である。 30KHz 92% 100KHz 93% 600KHz 96% 1MHz 97% 3MHz 97%
【0086】600kHz以上の場合は、それ以下の周
波数の場合よりも高い除去率を示した。ただ、600k
Hz以上では除去率は飽和した。
【0087】(実施例6)本例では、超純水に変えて、
電解イオン水を用いた。他の点は実施例1と同様とし
た。
【0088】電解イオン水(OH-イオン含有)の場合
は実施例1の場合よりも若干高い除去率を示した。これ
は、電解イオン水自体が元々OH-イオンを含有してい
ることに関係しているのではないかと推測される。
【0089】(実施例7)本例では、浸漬法に変えて、
図2に示す装置を用いて噴射により洗浄を行った。被洗
浄体は回転させた。他の点は実施例1と同様とした。
【0090】本例では、実施例1よりは高い除去率を示
した。
【0091】(実施例8)本例ではアルミナ、シリカに
ついての除去率を調べた。これらのパーティクルについ
ても実施例1と同様の除去率が得られた。
【0092】(実施例9)本例では、界面活性剤の影響
を調べた。すなわち、本例では、界面活性剤を用いずに
洗浄を行った。他の点は実施例1と同様とした。
【0093】その結果は次の通りであった。 界面剤有:96% 界面剤無:94%
【0094】
【発明の効果】本発明によれば次の諸々の効果が達成さ
れる。 工程数が極めて少ない。 加熱を行うことなく室温で処理が可能である。 薬品・水の使用量が少なくてすむ。 薬品として酸のみを使用し、回収が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】浸漬型の洗浄装置例を示す概念図である。
【図2】噴射型の洗浄装置例を示す概念図である。
【図3】酸素あるいは窒素の混入方法例を示す概念図で
ある。
【図4】酸素含有量とパーティクルの除去率の関係を示
す実験により求めたグラフである。
【図5】窒素含有量と、パーティクルの除去率およびO
-発生量との関係を示す実験により求めたグラフであ
る。
【図6】不活性ガス(例えば、ArガスあるいはN2
ス)を含有する超純水に超音波付与時の反応式を示す図
である。
【図7】不活性ガス(例えば、ArガスあるいはN2
ス)を含有する超純水に超音波付与時の反応式相互間の
関係を示す図である。
【図8】Si表面からのパーティクルの除去メカニズム
を示す概念図である。
【図9】SiO2表面からのパーティクルの除去メカニ
ズムを示す概念図である。
【図10】洗浄装置例を示す概念図である。
【図11】他の洗浄装置例を示す概念図である。
【符号の説明】
1 洗浄容器、 2 超音波振動子、 3 洗浄液、 4 不活性ガスガスカーテン、 5 濃度センサ、 6 ガス(酸素、窒素)導入管、 7 ガス送り体、 8 ガス受け体、 9 被洗浄体(半導体ウエハ)、 10 回転支持体、 11 ノズル、 12 超音波振動子、 13 洗浄液(純水、電解イオン水)、 14 配管、 15 タンク、 18 ガス透過膜、 19 被洗浄体(半導体ウエハ)、 20 ノズル、 21 超音波振動子、 29 被洗浄体(半導体ウエハ)、 30 保持体、 31 ノズル、 32 超音波振動子、 33 噴霧状洗浄液。

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 純水中に、酸素を20ppb〜100p
    pb、窒素を2ppb以上含有することを特徴とする洗
    浄液。
  2. 【請求項2】 不純物が10ppb以下であることを特
    徴とする請求項1記載の洗浄液。
  3. 【請求項3】 酸素含有量は、40ppb〜100pp
    bであることを特徴とする請求項1又は2記載の洗浄
    液。
  4. 【請求項4】 半導体基体、液晶基体、磁性基体又は超
    電導基体の洗浄用であることを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれか1項記載の洗浄液。
  5. 【請求項5】 医療品の洗浄液であることを特徴とする
    請求項1ないし3のいずれか1項記載の洗浄液。
  6. 【請求項6】 食品の洗浄液であることを特徴とする請
    求項1ないし3のいずれか1項記載の洗浄液。
  7. 【請求項7】 OH-を含む電解イオン水中に、酸素を
    20ppb〜100ppb含有することを特徴とする洗
    浄液。
  8. 【請求項8】 不純物が10ppb以下であることを特
    徴とする請求項7記載の洗浄液。
  9. 【請求項9】 酸素含有量は、40ppb〜100pp
    bであることを特徴とする請求項7又は8記載の洗浄
    液。
  10. 【請求項10】 半導体基体、液晶基体、磁性基体又は
    超電導基体の洗浄用であることを特徴とする請求項7な
    いし9のいずれか1項記載の洗浄液。
  11. 【請求項11】 医療品の洗浄液であることを特徴とす
    る請求項7ないし9のいずれか1項記載の洗浄液。
  12. 【請求項12】 食品の洗浄液であることを特徴とする
    請求項7ないし9のいずれか1項記載の洗浄液。
  13. 【請求項13】 純水中に、酸素を20ppb〜100
    ppb、窒素を2ppb〜15ppm含有する洗浄液に
    30kHz以上の超音波を付与しつつ被洗浄物の洗浄を
    行うことを特徴とする洗浄方法。
  14. 【請求項14】 前記洗浄液は不純物が10ppb以下
    であることを特徴とする請求項13記載の洗浄方法。
  15. 【請求項15】 洗浄液の酸素含有量は、40ppb〜
    100ppbであることを特徴とする請求項13又は1
    4記載の洗浄液。
  16. 【請求項16】 前記被洗浄物は、半導体基体、液晶基
    体、磁性基体、超電導基体の洗浄用であることを特徴と
    する請求項13又は14記載の洗浄方法。
  17. 【請求項17】 前記被洗浄物は、医療品であることを
    特徴とする請求項13ないし15のいずれか1項記載の
    洗浄方法。
  18. 【請求項18】 前記被洗浄物は、食品であることを特
    徴とする請求項13ないし15のいずれか1項記載の洗
    浄方法。
  19. 【請求項19】 被洗浄体を回転させながら洗浄するこ
    とを特徴とする請求項13ないし18のいずれか1項記
    載の洗浄方法。
  20. 【請求項20】 洗浄液を被洗浄体に噴射させながら洗
    浄することを特徴とする請求項13ないし19のいずれ
    か1項記載の洗浄方法。
  21. 【請求項21】 洗浄液を噴霧状に噴射させることを特
    徴とする請求項20記載の洗浄方法。
  22. 【請求項22】 被洗浄体を洗浄液に浸漬して洗浄を行
    うことを特徴とする請求項13ないし18のいずれか1
    項記載の洗浄方法。
  23. 【請求項23】 洗浄液上方に、不活性ガスのガスカー
    テンを形成し、該洗浄液を大気から遮断して洗浄を行う
    ことを特徴とする請求項22記載の洗浄方法。
  24. 【請求項24】 OH-を含む電解イオン水中に、酸素
    を20ppb〜100ppb含有する洗浄液に30kH
    z以上の超音波を付与しつつ被洗浄物の洗浄を行うこと
    を特徴とする洗浄方法。
  25. 【請求項25】 前記洗浄液は不純物が10ppb以下
    であることを特徴とする請求項24記載の洗浄方法。
  26. 【請求項26】 洗浄液の酸素含有量は、40ppb〜
    100ppbであることを特徴とする請求項24又は2
    5記載の洗浄液。
  27. 【請求項27】 前記被洗浄物は、半導体基体、液晶基
    体、磁性基体、超電導基体の洗浄用であることを特徴と
    する請求項24ないし26のいずれか1項記載の洗浄方
    法。
  28. 【請求項28】 前記被洗浄物は、医療品であることを
    特徴とする請求項24ないし26のいずれか1項記載の
    洗浄方法。
  29. 【請求項29】 前記被洗浄物は、食品であることを特
    徴とする請求項24ないし26のいずれか1項記載の洗
    浄方法。
  30. 【請求項30】 被洗浄体を回転させながら洗浄するこ
    とを特徴とする請求項24ないし29のいずれか1項記
    載の洗浄方法。
  31. 【請求項31】 洗浄液を被洗浄体に噴射させながら洗
    浄することを特徴とする請求項24ないし30のいずれ
    か1項記載の洗浄方法。
  32. 【請求項32】 洗浄液を噴霧状に噴射させることを特
    徴とする請求項31記載の洗浄方法。
  33. 【請求項33】 被洗浄体を洗浄液に浸漬して洗浄を行
    うことを特徴とする請求項24ないし30のいずれか1
    項記載の洗浄方法。
  34. 【請求項34】 洗浄液上方に、不活性ガスのガスカー
    テンを形成し、該洗浄液を大気から遮断して洗浄を行う
    ことを特徴とする請求項32記載の洗浄方法。
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