JPH0919633A - 分散剤 - Google Patents
分散剤Info
- Publication number
- JPH0919633A JPH0919633A JP7191280A JP19128095A JPH0919633A JP H0919633 A JPH0919633 A JP H0919633A JP 7191280 A JP7191280 A JP 7191280A JP 19128095 A JP19128095 A JP 19128095A JP H0919633 A JPH0919633 A JP H0919633A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polysaccharide
- dispersant
- glucose
- rhamnose
- constituent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Biological Depolymerization Polymers (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 構成糖が、D−グルクロン酸、L−ラムノー
ス、D−ガラクトースおよびD−グルコースの4種から
成り、その構成モル比が、D−グルクロン酸:L−ラム
ノース:D−ガラクトース:D−グルコース=0.8〜
1.2:2.4〜3.6:0.8〜1.2:0.8〜
1.2である多糖類を有効成分とする分散剤。 【効果】 無機質や油性成分に対して優れた分散性を有
し、従って、塗料、医歯用材料、像影剤、建築・窯業用
材料、化粧品、食品、医薬品など、種々の分野における
使用が期待できる分散剤が提供される。
ス、D−ガラクトースおよびD−グルコースの4種から
成り、その構成モル比が、D−グルクロン酸:L−ラム
ノース:D−ガラクトース:D−グルコース=0.8〜
1.2:2.4〜3.6:0.8〜1.2:0.8〜
1.2である多糖類を有効成分とする分散剤。 【効果】 無機質や油性成分に対して優れた分散性を有
し、従って、塗料、医歯用材料、像影剤、建築・窯業用
材料、化粧品、食品、医薬品など、種々の分野における
使用が期待できる分散剤が提供される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の多糖類を有
効成分とする分散剤に関する。
効成分とする分散剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、デキストラン、プルラン、カ
ードラン、キサンタンガム、ゲランガム、ヒアルロン酸
などの種々の多糖類が、医薬、食品、化粧品等の分野で
利用されている。これら多糖類は天然物であるため、安
全性が高く、しかも、生分解性を有するので、生物や地
球環境に優しい物質として、利用の範囲が拡大してい
る。
ードラン、キサンタンガム、ゲランガム、ヒアルロン酸
などの種々の多糖類が、医薬、食品、化粧品等の分野で
利用されている。これら多糖類は天然物であるため、安
全性が高く、しかも、生分解性を有するので、生物や地
球環境に優しい物質として、利用の範囲が拡大してい
る。
【0003】天然多糖類には、大きく分けて、植物由
来、動物由来および微生物由来のものがある。これらの
内、微生物由来のもの、すなわち、所謂微生物産生多糖
類が、供給・生産性の面から注目され始めており、いく
つかの研究も進められている(例えば、特開平6−13
6003号公報)。分散剤の用途では、微生物産生多糖
類のキサンタンガムが種々の産業分野で幅広く活用され
ている。
来、動物由来および微生物由来のものがある。これらの
内、微生物由来のもの、すなわち、所謂微生物産生多糖
類が、供給・生産性の面から注目され始めており、いく
つかの研究も進められている(例えば、特開平6−13
6003号公報)。分散剤の用途では、微生物産生多糖
類のキサンタンガムが種々の産業分野で幅広く活用され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、キサン
タンガムを成分とする分散剤は、無機質や油性成分に対
する分散性が乏しい。従って、一層すぐれた分散性を有
する多糖類が市場において要望されている。
タンガムを成分とする分散剤は、無機質や油性成分に対
する分散性が乏しい。従って、一層すぐれた分散性を有
する多糖類が市場において要望されている。
【0005】本発明者らは、鋭意検討した結果、クレブ
シエラ属オキシトカ種の一変異株菌によって生産される
多糖類が、無機質や油性成分に対し優れた分散性を有す
ることを見い出し、本発明を完成した。すなわち、本発
明の目的は、無機質や油性成分に対して優れた分散性を
有する分散剤を提供することにある。
シエラ属オキシトカ種の一変異株菌によって生産される
多糖類が、無機質や油性成分に対し優れた分散性を有す
ることを見い出し、本発明を完成した。すなわち、本発
明の目的は、無機質や油性成分に対して優れた分散性を
有する分散剤を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の要旨は、
構成糖が、D−グルクロン酸、L−ラムノース、D−ガ
ラクトースおよびD−グルコースの4種から成り、その
構成モル比が、D−グルクロン酸:L−ラムノース:D
−ガラクトース:D−グルコース=0.8〜1.2:
2.4〜3.6:0.8〜1.2:0.8〜1.2であ
る多糖類を有効成分とする分散剤に存する。
構成糖が、D−グルクロン酸、L−ラムノース、D−ガ
ラクトースおよびD−グルコースの4種から成り、その
構成モル比が、D−グルクロン酸:L−ラムノース:D
−ガラクトース:D−グルコース=0.8〜1.2:
2.4〜3.6:0.8〜1.2:0.8〜1.2であ
る多糖類を有効成分とする分散剤に存する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明で使用される多糖類は、上
記の構成糖から明らかなように酸性ヘテロ多糖類であ
る。この多糖類は、通常、下記(1)〜(4)の物性を
有する。
記の構成糖から明らかなように酸性ヘテロ多糖類であ
る。この多糖類は、通常、下記(1)〜(4)の物性を
有する。
【0008】(1)性状:白色繊維状(凍結乾燥物)。
【0009】(2)溶解性:水、希酸、希アルカリに対
して可溶であり、メタノール、エタノール、アセトンに
対して不溶である。
して可溶であり、メタノール、エタノール、アセトンに
対して不溶である。
【0010】(3)赤外吸収スペクトル:3400cm-1
付近、1620cm-1付近、1100cm-1、1250cm-1
および2950cm-1付近のそれぞれに吸収が認められ
る。
付近、1620cm-1付近、1100cm-1、1250cm-1
および2950cm-1付近のそれぞれに吸収が認められ
る。
【0011】(4)呈色反応:フェノール硫酸法、カル
バゾール硫酸法およびm−フェニルフェノール法の何れ
も陽性である。
バゾール硫酸法およびm−フェニルフェノール法の何れ
も陽性である。
【0012】本発明で使用される多糖類は、好ましく
は、各構成糖残基の結合様式とその構成モル比が下記の
通りである。
は、各構成糖残基の結合様式とその構成モル比が下記の
通りである。
【0013】
【化2】
【0014】また、ゲルろ過クロマトグラフィーを用い
て測定した多糖類の分子量が、好ましくは、約1×10
3〜10×106、さらに好ましくは、約5×103〜1
0×106である。
て測定した多糖類の分子量が、好ましくは、約1×10
3〜10×106、さらに好ましくは、約5×103〜1
0×106である。
【0015】本発明で使用される多糖類の分子量ならび
に構成糖の種類、構成比および結合様式は、通常のクロ
マトグラフィー分析、メチル化分析、スミス分解法、比
旋光度測定などにより特定が可能である。具体的には、
下記のような特定方法が例示される。
に構成糖の種類、構成比および結合様式は、通常のクロ
マトグラフィー分析、メチル化分析、スミス分解法、比
旋光度測定などにより特定が可能である。具体的には、
下記のような特定方法が例示される。
【0016】分子量の測定:例えば、旭化成社製「As
ahipak GFA−7MF」をカラムとし、0.1
M硝酸ナトリウム水溶液を移動相としたGPCモードの
高速液体クロマトグラフィーを使用し、分子量既知のプ
ルランを標準サンプルとして作成した分子量−保持時間
標準曲線を使用して、分子量を測定する。
ahipak GFA−7MF」をカラムとし、0.1
M硝酸ナトリウム水溶液を移動相としたGPCモードの
高速液体クロマトグラフィーを使用し、分子量既知のプ
ルランを標準サンプルとして作成した分子量−保持時間
標準曲線を使用して、分子量を測定する。
【0017】構成糖およびその構成比:多糖類、およ
び、その多糖類中のウロン酸残基のカルボキシル基を還
元した多糖類に対し、2Mトリフルオロ酢酸(TFA)
を使用し、100℃で6時間酸加水分解を行い、次い
で、アルジトールアセテートに誘導する。得られた各誘
導体について、3%ECNSS−Mをコートした「Ga
schrom Q」(和光純薬社製)をカラムとするガ
スクロマトグラフィー分析を行う。多糖類と還元多糖類
について得られる分析結果から、多糖類の構成糖および
その構成比を決定する。
び、その多糖類中のウロン酸残基のカルボキシル基を還
元した多糖類に対し、2Mトリフルオロ酢酸(TFA)
を使用し、100℃で6時間酸加水分解を行い、次い
で、アルジトールアセテートに誘導する。得られた各誘
導体について、3%ECNSS−Mをコートした「Ga
schrom Q」(和光純薬社製)をカラムとするガ
スクロマトグラフィー分析を行う。多糖類と還元多糖類
について得られる分析結果から、多糖類の構成糖および
その構成比を決定する。
【0018】本発明で使用される多糖類は、例えば、多
糖類生産性クレブシエラ・オキシトカTNM3株(FE
RM BP−4669)又はその変異株を培養し、培養
物から多糖類を採取することによって得ることが出来
る。以下、この製造方法について説明する。
糖類生産性クレブシエラ・オキシトカTNM3株(FE
RM BP−4669)又はその変異株を培養し、培養
物から多糖類を採取することによって得ることが出来
る。以下、この製造方法について説明する。
【0019】クレブシエラ・オキシトカTNM3株を使
用した製造方法で得られる多糖類は酸性ヘテロ多糖であ
り、下記式で表される構造の主要繰り返し単位を有す
る。
用した製造方法で得られる多糖類は酸性ヘテロ多糖であ
り、下記式で表される構造の主要繰り返し単位を有す
る。
【0020】
【化3】
【0021】使用されるクレブシエラ・オキシトカTN
M3株の菌学的性質を表1〜3に示す。
M3株の菌学的性質を表1〜3に示す。
【0022】
【表1】 菌学的性質 諸 性 質 形態 桿菌、コロニーはややムコイド状 グラム染色 − ブドウ糖OF F型 運動性 − カタラーゼ + オキシターゼ − グルコースからのガス産生 + KCN培地での生育 + クエン酸塩の利用 + メチルレッド − VP +
【0023】
【表2】炭水化物からの酸の生成 グルコース + アドニット + アラビノース + ズルシット + ラクトース + マルトース + マンニット + ラムノース + サリシン + ソルビット + スクロース + トレハロース + キシロース + グリセロール + イノシトール + ラフィノース +
【0024】
【表3】 ゼラチン加水分解 − マロン酸塩 + グルコン酸塩 + 硝酸塩還元 + 硝酸塩からのガス産生 − ウレアーゼ + リジン デカルボキシラーゼ + アルギニン ジヒドロラーゼ − オルニチン カルボキシラーゼ − PAA − ONPG + 硫化水素 + エスクリン加水分解 + インドール + 菌体外特定多糖生産能 + (上記の特定の繰り返し単位を有する多糖類の生成能)
【0025】上記に示す菌学的性質と、バージーズ・マ
ニュアル・オブ・システマチック・バクテリオロジー第
1巻(BERGEY’S MANUAL OF Sys
tematic Bacteriology Volu
me 1、1984年) 464頁に記載のデータとの対
比から、タイプカルチャーのクレブシエラ・オキシトカ
(Klebsiella oxytoca)について菌
体外特定多糖生成能に関する記載は認められないもの
の、他の性質は一致していることが判明し、また、クレ
ブシエラ・オキシトカ種において、特定多糖類を産生す
る菌株は知られていないことから、この菌株は、クレブ
シエラ・オキシトカの、特定多糖類生産能を有すること
を特徴とする新菌株であると考えられ、クレブシエラ・
オキシトカ(Klebsiella oxytoca)
TNM3株と命名されたものである。
ニュアル・オブ・システマチック・バクテリオロジー第
1巻(BERGEY’S MANUAL OF Sys
tematic Bacteriology Volu
me 1、1984年) 464頁に記載のデータとの対
比から、タイプカルチャーのクレブシエラ・オキシトカ
(Klebsiella oxytoca)について菌
体外特定多糖生成能に関する記載は認められないもの
の、他の性質は一致していることが判明し、また、クレ
ブシエラ・オキシトカ種において、特定多糖類を産生す
る菌株は知られていないことから、この菌株は、クレブ
シエラ・オキシトカの、特定多糖類生産能を有すること
を特徴とする新菌株であると考えられ、クレブシエラ・
オキシトカ(Klebsiella oxytoca)
TNM3株と命名されたものである。
【0026】上記の菌株は、通商産業省工業技術院生命
工学工業技術研究所において、受託番号「FERM B
P−4669」として、平成6年5月18日から国際寄
託され保管されている。
工学工業技術研究所において、受託番号「FERM B
P−4669」として、平成6年5月18日から国際寄
託され保管されている。
【0027】クレブシエラ・オキシトカTNM3株(F
ERM BP−4669)の変異株は、紫外線、X線等
の放射線、または、エチルメタンスルホン酸(EM
S)、N−メチル−N’−ニトロ−N−ニトロソグアニ
ジン(MNNG)等の化学的突然変異誘発物質の様な公
知の突然変異誘発手段により発生させることが出来る。
上記多糖類の生産性の有無は菌株の培養液を分析するこ
とにより容易に判別できる。
ERM BP−4669)の変異株は、紫外線、X線等
の放射線、または、エチルメタンスルホン酸(EM
S)、N−メチル−N’−ニトロ−N−ニトロソグアニ
ジン(MNNG)等の化学的突然変異誘発物質の様な公
知の突然変異誘発手段により発生させることが出来る。
上記多糖類の生産性の有無は菌株の培養液を分析するこ
とにより容易に判別できる。
【0028】上記の製造方法において、上記微生物を培
養するための培地としては、クレブシエラ(Klebs
iella) 属に属する微生物が生育でき、多糖類を生
産する、炭素源、窒素源、無機塩類及び微量栄養源を適
量含有するものであれば特に制限されない。そして、炭
素源としては、グルコース、ラクトース、マルトース、
キシロース、マンニット、スクロース、ラムノース、ア
ラビノース、トレハロース、ラフィノースなどが使用さ
れる。窒素源としては、硝酸塩、アンモニウム塩、尿素
などの合成化合物、ポリペプトン、コーンスティープリ
カー、酵母エキス、肉エキス、脱脂大豆抽出物、ペプチ
ド、アミノ酸などの天然有機物が使用される。無機塩類
としては、リン酸塩、カリウム塩、硫酸塩、マグネシウ
ム塩などが使用される。培地には、必要に応じ、鉄塩、
カルシウム塩、マンガン塩などを添加することが出来
る。また、微量栄養源としては、酵母エキス、各種ビタ
ミン類などが使用される。
養するための培地としては、クレブシエラ(Klebs
iella) 属に属する微生物が生育でき、多糖類を生
産する、炭素源、窒素源、無機塩類及び微量栄養源を適
量含有するものであれば特に制限されない。そして、炭
素源としては、グルコース、ラクトース、マルトース、
キシロース、マンニット、スクロース、ラムノース、ア
ラビノース、トレハロース、ラフィノースなどが使用さ
れる。窒素源としては、硝酸塩、アンモニウム塩、尿素
などの合成化合物、ポリペプトン、コーンスティープリ
カー、酵母エキス、肉エキス、脱脂大豆抽出物、ペプチ
ド、アミノ酸などの天然有機物が使用される。無機塩類
としては、リン酸塩、カリウム塩、硫酸塩、マグネシウ
ム塩などが使用される。培地には、必要に応じ、鉄塩、
カルシウム塩、マンガン塩などを添加することが出来
る。また、微量栄養源としては、酵母エキス、各種ビタ
ミン類などが使用される。
【0029】培地の状態は、固体でも液体でも構わな
い。液体培地を使用する場合には、静置培養でもよい
が、振盪培養、通気撹拌培養の方がより高収量に多糖類
を得ることが出来る。培養時のpHは、微生物が生育で
きて多糖類を生産し得るpHであれば特に制限されない
が、通常は4〜8のpHが適切である。培養温度につい
ても、特に制限されないが、通常は20〜35℃が適切
である。培養時間は、多糖類の生産量が最大に達する期
間が選ばれるが、通常は1〜7日が適切である。
い。液体培地を使用する場合には、静置培養でもよい
が、振盪培養、通気撹拌培養の方がより高収量に多糖類
を得ることが出来る。培養時のpHは、微生物が生育で
きて多糖類を生産し得るpHであれば特に制限されない
が、通常は4〜8のpHが適切である。培養温度につい
ても、特に制限されないが、通常は20〜35℃が適切
である。培養時間は、多糖類の生産量が最大に達する期
間が選ばれるが、通常は1〜7日が適切である。
【0030】上記の培養方法で得られた培養物から、多
糖類を採取する方法としては、通常の多糖類に適用され
る従来公知の方法を採用することが出来る。例えば、先
ず、遠心分離や濾過などにより、培養物から菌体を除去
した後、得られた培養液にメタノール、エタノール、イ
ソプロパノール、アセトン等の有機溶媒を加えて沈澱を
生じさせる。次いで、沈澱物を水に溶解させた後、水に
対して透析を行ない、通風乾燥、熱風乾燥、噴霧乾燥、
ドラム乾燥、減圧乾燥、凍結乾燥などの方法により、透
析内液を乾燥して多糖類を回収する。
糖類を採取する方法としては、通常の多糖類に適用され
る従来公知の方法を採用することが出来る。例えば、先
ず、遠心分離や濾過などにより、培養物から菌体を除去
した後、得られた培養液にメタノール、エタノール、イ
ソプロパノール、アセトン等の有機溶媒を加えて沈澱を
生じさせる。次いで、沈澱物を水に溶解させた後、水に
対して透析を行ない、通風乾燥、熱風乾燥、噴霧乾燥、
ドラム乾燥、減圧乾燥、凍結乾燥などの方法により、透
析内液を乾燥して多糖類を回収する。
【0031】上記の採取方法の他に、限外濾過により、
上記の培養液から多糖類以外の成分を除去し、得られた
濃縮液を上述の乾燥工程に供する方法を採用してもよ
い。更に、必要に応じ、通常の多糖類の精製法に従って
精製することにより、高純度精製品を得ることも出来
る。精製法としては、イオン交換、ゲル濾過、アフィニ
ティー等の各種のカラムクロマトグラフィー、四級アン
モニウム塩による沈澱や塩析、有機溶媒による沈澱など
が採用される。
上記の培養液から多糖類以外の成分を除去し、得られた
濃縮液を上述の乾燥工程に供する方法を採用してもよ
い。更に、必要に応じ、通常の多糖類の精製法に従って
精製することにより、高純度精製品を得ることも出来
る。精製法としては、イオン交換、ゲル濾過、アフィニ
ティー等の各種のカラムクロマトグラフィー、四級アン
モニウム塩による沈澱や塩析、有機溶媒による沈澱など
が採用される。
【0032】上記の製造方法で得られる多糖類の重合度
は、製造時の培地組成、採取法などの条件を調節するこ
とによって変化させることが出来る。また、TFA、ギ
酸、塩酸などを使用し且つ条件を調節することにより、
採取品や精製品を加水分解することが出来る。従って、
多糖類の分子量は、約1×103 〜10×106 の範囲
で自由に調節することが可能である。
は、製造時の培地組成、採取法などの条件を調節するこ
とによって変化させることが出来る。また、TFA、ギ
酸、塩酸などを使用し且つ条件を調節することにより、
採取品や精製品を加水分解することが出来る。従って、
多糖類の分子量は、約1×103 〜10×106 の範囲
で自由に調節することが可能である。
【0033】また、カーボハイドレイト・リサーチ第1
57巻13〜25頁(1986年)に記載されているク
レブシエラK19菌株を用いても、上記多糖類とほぼ同
様の構成糖から成る多糖類を得ることが出来る。
57巻13〜25頁(1986年)に記載されているク
レブシエラK19菌株を用いても、上記多糖類とほぼ同
様の構成糖から成る多糖類を得ることが出来る。
【0034】本発明で使用される多糖類として特に好ま
しいものは、上記のクレブシエラ・オキシトカTNM3
を使用した製造方法で得られる多糖類である。
しいものは、上記のクレブシエラ・オキシトカTNM3
を使用した製造方法で得られる多糖類である。
【0035】本発明で使用される多糖類は、無機質や油
性成分に対する優れた分散性を有しているので、本発明
の分散剤は、塗料、医歯用材料、像影剤、建築・窯業用
材料、化粧品、食品、医薬品など、種々の分野における
使用が期待できる。
性成分に対する優れた分散性を有しているので、本発明
の分散剤は、塗料、医歯用材料、像影剤、建築・窯業用
材料、化粧品、食品、医薬品など、種々の分野における
使用が期待できる。
【0036】本発明の分散剤の使用量は、分散質の種類
などにより適宜選択されるが、通常には、分散媒に対
し、0.01〜10%(w/v)である。
などにより適宜選択されるが、通常には、分散媒に対
し、0.01〜10%(w/v)である。
【0037】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。
するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。
【0038】参考例1(多糖類の製造) 500ml容の坂口フラスコ4本のそれぞれに、表4に
示す組成の培地を100ml入れ、121℃で20分間
湿熱滅菌後、表5に示す組成の培地を用いて試験管で2
日間液体振盪培養していたクレブシエラ・オキシトカ
(Klebsiella oxytoca)TNM3株
(FERM BP−4669)を一白金耳分植菌し、振
盪数毎分110ストローク、28℃で1日間レシプロ振
盪培養を行った。
示す組成の培地を100ml入れ、121℃で20分間
湿熱滅菌後、表5に示す組成の培地を用いて試験管で2
日間液体振盪培養していたクレブシエラ・オキシトカ
(Klebsiella oxytoca)TNM3株
(FERM BP−4669)を一白金耳分植菌し、振
盪数毎分110ストローク、28℃で1日間レシプロ振
盪培養を行った。
【0039】
【表4】 培地組成(重量%) グルコース 2.0 % ポリペプトン 0.1 % リン酸一水素カリウム 0.15 % 硫酸マグネシウム・7水和物 0.05 % ビタミンB1 0.0005 % ビオチン 0.000006% パントテン酸カルシウム 0.001 % ニコチンアミド 0.0005 % pH 6.5
【0040】
【表5】 培地組成(重量%) グルコース 4 % ポリペプトン 0.2 % リン酸一水素カリウム 0.15 % 硫酸マグネシウム・7水和物 0.05 % ビタミンB1 0.0005 % ビオチン 0.000006% パントテン酸カルシウム 0.001 % ニコチンアミド 0.0005 %
【0041】表5に示す組成の培地8リットルを入れて
前記と同様の滅菌を行った15リットル容のジャーファ
ーメンターに前記で得られた培養液400mlを接種
し、温度28℃、通気量5リットル/分の条件下で、5
M水酸化ナトリウム水溶液を用いて系中のpHを7に保
ちながら、95時間通気攪拌培養を行った。なお、回転
数は、培養24時間目までは200rpm、それ以降3
3時間目までは400rpm、それ以降95時間目まで
は700rpmとした。
前記と同様の滅菌を行った15リットル容のジャーファ
ーメンターに前記で得られた培養液400mlを接種
し、温度28℃、通気量5リットル/分の条件下で、5
M水酸化ナトリウム水溶液を用いて系中のpHを7に保
ちながら、95時間通気攪拌培養を行った。なお、回転
数は、培養24時間目までは200rpm、それ以降3
3時間目までは400rpm、それ以降95時間目まで
は700rpmとした。
【0042】得られた培養物のpHを10%硫酸で4.
5に調整し、121℃で60分間湿熱滅菌後、遠心分離
により菌体を除去した。得られた培養上清分について、
多糖類以外の成分(残留培地成分など)が除去される
迄、クロスフロー方式の限外濾過を繰り返した。限外濾
過には、東ソー社製、限外濾過システム「UF−LMS
II」(分画分子量:3×106 )を使用した。限外濾過
膜を透過しなかった濃縮液を凍結乾燥し、培地1リット
ル当たり約21gの単一な多糖類を得た。なお、多糖類
の単一性の確認は、GPCモードの高速液体クロマトグ
ラフィーを使用して行った。
5に調整し、121℃で60分間湿熱滅菌後、遠心分離
により菌体を除去した。得られた培養上清分について、
多糖類以外の成分(残留培地成分など)が除去される
迄、クロスフロー方式の限外濾過を繰り返した。限外濾
過には、東ソー社製、限外濾過システム「UF−LMS
II」(分画分子量:3×106 )を使用した。限外濾過
膜を透過しなかった濃縮液を凍結乾燥し、培地1リット
ル当たり約21gの単一な多糖類を得た。なお、多糖類
の単一性の確認は、GPCモードの高速液体クロマトグ
ラフィーを使用して行った。
【0043】旭化成社製「Asahipak GFA−
7MF」をカラムとし、0.1M硝酸ナトリウム水溶液
を移動相とした高速液体クロマトグラフィーを使用し、
上記の多糖類の分子量を測定した結果、多糖類のクロマ
トグラムのピークトップの保持時間は、分子量既知のプ
ルランを標準サンプルとして作成した分子量−保持時間
標準曲線において、分子量約1.5×106 に相当する
値を示した。
7MF」をカラムとし、0.1M硝酸ナトリウム水溶液
を移動相とした高速液体クロマトグラフィーを使用し、
上記の多糖類の分子量を測定した結果、多糖類のクロマ
トグラムのピークトップの保持時間は、分子量既知のプ
ルランを標準サンプルとして作成した分子量−保持時間
標準曲線において、分子量約1.5×106 に相当する
値を示した。
【0044】また、上記の多糖類、および、そのグルク
ロン酸残基のカルボキシル基を還元した多糖類につい
て、各構成糖まで加水分解を行い、アルジトールアセテ
ートに誘導した後、ガスクロマトグラフィー分析を行っ
た。予め作成した検量線と各構成糖のピーク面積とから
各構成糖のモル比を求めたところ、D−グルクロン酸:
L−ラムノース:D−ガラクトース:D−グルコース=
1:3:1:1であった。
ロン酸残基のカルボキシル基を還元した多糖類につい
て、各構成糖まで加水分解を行い、アルジトールアセテ
ートに誘導した後、ガスクロマトグラフィー分析を行っ
た。予め作成した検量線と各構成糖のピーク面積とから
各構成糖のモル比を求めたところ、D−グルクロン酸:
L−ラムノース:D−ガラクトース:D−グルコース=
1:3:1:1であった。
【0045】参考例2(多糖類の製造) 参考例1と同様にして得られた培養物のpHを10%硫
酸で4.5に調整し、121℃で100分間湿熱滅菌
後、遠心分離により菌体を除去した。以下、参考例1と
同様な処理を行って、培地1リットル当たり約19gの
単一な多糖類を得た。但し、限外濾過には、東ソー社
製、限外濾過システム「UF−LMSII」(分画分子
量:1×105 )を使用した。得られた多糖類につい
て、参考例1と同様にして構成糖のモル比を求めた結
果、D−グルクロン酸:L−ラムノース:D−ガラクト
ース:D−グルコース=1:2.8:1:1であった。
また、分子量は2×105であった。
酸で4.5に調整し、121℃で100分間湿熱滅菌
後、遠心分離により菌体を除去した。以下、参考例1と
同様な処理を行って、培地1リットル当たり約19gの
単一な多糖類を得た。但し、限外濾過には、東ソー社
製、限外濾過システム「UF−LMSII」(分画分子
量:1×105 )を使用した。得られた多糖類につい
て、参考例1と同様にして構成糖のモル比を求めた結
果、D−グルクロン酸:L−ラムノース:D−ガラクト
ース:D−グルコース=1:2.8:1:1であった。
また、分子量は2×105であった。
【0046】実施例1(多糖類分散剤の無機質に対する
分散性評価) 参考例1および2で得られた多糖類ならびにキサンタン
ガム(ケルコ社製)の0.35%(w/v)水溶液60
gを各々作成した。これらの水溶液および水のみの試料
のそれぞれに、酸化チタン(テイカ社製、JR−701
(商品名))40gを加え、ホモミキサーを用いて撹拌
混合(5000rpm、5分間)を行い、均一に分散さ
せた。混合後のスラリーの粘度は、B型粘度計(60r
pm、温度25℃)にて測定した。結果を表6に示す。
分散性評価) 参考例1および2で得られた多糖類ならびにキサンタン
ガム(ケルコ社製)の0.35%(w/v)水溶液60
gを各々作成した。これらの水溶液および水のみの試料
のそれぞれに、酸化チタン(テイカ社製、JR−701
(商品名))40gを加え、ホモミキサーを用いて撹拌
混合(5000rpm、5分間)を行い、均一に分散さ
せた。混合後のスラリーの粘度は、B型粘度計(60r
pm、温度25℃)にて測定した。結果を表6に示す。
【0047】
【表6】 ───────────────────────────── 物質 スラリーの粘度(cps) 参考例1で得られた多糖類 70 参考例2で得られた多糖類 10 キサンタンガム 710 水のみ 510 ─────────────────────────────
【0048】一般的な顔料分散剤の簡便な試験方法とし
て、上記に示したような、分散液の粘度を測定すること
により、その分散性を評価する方法が常用されている。
この場合、分散液の粘度が低いほど、分散性が良いと評
価される。
て、上記に示したような、分散液の粘度を測定すること
により、その分散性を評価する方法が常用されている。
この場合、分散液の粘度が低いほど、分散性が良いと評
価される。
【0049】上記の結果から、本発明で使用される多糖
類を用いた場合は、水だけで分散した場合や、多糖類分
散剤として知られるキサンタムガムを用いた場合より
も、分散スラリーの粘度が格段に低い値を示しており、
本発明で使用される多糖類は、酸化チタンに対して十分
な分散性を有していることがわかる。また、上記分散ス
ラリーを2日間静置し、同様に粘度を測定したところ、
本発明で使用される多糖類を用いたスラリーは、その値
に殆ど変化がみられなかった。
類を用いた場合は、水だけで分散した場合や、多糖類分
散剤として知られるキサンタムガムを用いた場合より
も、分散スラリーの粘度が格段に低い値を示しており、
本発明で使用される多糖類は、酸化チタンに対して十分
な分散性を有していることがわかる。また、上記分散ス
ラリーを2日間静置し、同様に粘度を測定したところ、
本発明で使用される多糖類を用いたスラリーは、その値
に殆ど変化がみられなかった。
【0050】従って、本発明の分散剤は、酸化チタンな
どの無機顔料を配合した塗料の分散剤として適用可能で
ある。
どの無機顔料を配合した塗料の分散剤として適用可能で
ある。
【0051】実施例2(多糖類分散剤の無機質に対する
分散性評価) 参考例2で得られた多糖類、キサンタンガム(ケルコ社
製)およびプルラン(林原社製)を用い、それぞれ、
0.14、0.35、0.7%(w/v)の水溶液60
gを作成した。これらの水溶液のそれぞれに実施例1と
同様にして酸化チタンを分散させ、各スラリーの粘度を
測定した。結果を表7に示す。
分散性評価) 参考例2で得られた多糖類、キサンタンガム(ケルコ社
製)およびプルラン(林原社製)を用い、それぞれ、
0.14、0.35、0.7%(w/v)の水溶液60
gを作成した。これらの水溶液のそれぞれに実施例1と
同様にして酸化チタンを分散させ、各スラリーの粘度を
測定した。結果を表7に示す。
【0052】
【表7】 ───────────────────────────────水溶液濃度(%(w/v)) 0.14 0.35 0.7 物質 スラリーの濃度(cps) 参考例2で得られた多糖類 400 10 20 キサンタンガム 710 710 1450 プルラン 580 540 320 ───────────────────────────────
【0053】上記の結果から明らかな通り、本発明で使
用される多糖類は種々の濃度において優れた分散性を示
し、しかも、低濃度でも優れた分散性を示す。
用される多糖類は種々の濃度において優れた分散性を示
し、しかも、低濃度でも優れた分散性を示す。
【0054】実施例3(多糖類分散剤の無機質に対する
分散性評価) 濃度を0.2%(w/v)とした水溶液60gに、消石
灰30gを加える以外は、実施例1と同様に操作して、
各試料スラリーの濃度を測定した。結果を表8に示す。
分散性評価) 濃度を0.2%(w/v)とした水溶液60gに、消石
灰30gを加える以外は、実施例1と同様に操作して、
各試料スラリーの濃度を測定した。結果を表8に示す。
【0055】
【表8】 ──────────────────────────── 物質 スラリーの粘度(cps) 参考例1で得られた多糖類 30 参考例2で得られた多糖類 50 キサンタンガム 600 水のみ 400 ────────────────────────────
【0056】上記の結果から明らかなように、本発明で
使用される多糖類は、消石灰に対しても十分な分散性を
有する。従って、本発明の分散剤は、人工骨や義歯の製
造に適用可能である。
使用される多糖類は、消石灰に対しても十分な分散性を
有する。従って、本発明の分散剤は、人工骨や義歯の製
造に適用可能である。
【0057】実施例4(多糖類分散剤の無機質に対する
分散性評価) 濃度を1%(w/v)とした水溶液25gに、ポルトラ
ンドセメント50gを加える以外は、実施例1と同様に
操作して、各試料スラリーの濃度を測定した。結果を表
9に示す。
分散性評価) 濃度を1%(w/v)とした水溶液25gに、ポルトラ
ンドセメント50gを加える以外は、実施例1と同様に
操作して、各試料スラリーの濃度を測定した。結果を表
9に示す。
【0058】
【表9】 ──────────────────────────── 物質 スラリーの粘度(cps) 参考例1で得られた多糖類 500 参考例2で得られた多糖類 360 キサンタンガム 1万以上(粘土状) 水のみ 800 ────────────────────────────
【0059】上記の結果から明らかなように、本発明で
使用される多糖類は、ポルトランドセメントに対しても
十分な分散性を有する。従って、本発明の分散剤は、セ
メント用の分散剤や減水剤として使用できる。
使用される多糖類は、ポルトランドセメントに対しても
十分な分散性を有する。従って、本発明の分散剤は、セ
メント用の分散剤や減水剤として使用できる。
【0060】実施例5(多糖類分散剤の無機質に対する
分散性評価) 参考例1および2で得られた多糖類ならびにキサンタン
ガム(ケルコ社製)の0.14%(w/v)水溶液60
gを各々作成した。これらの水溶液および水のみの試料
のそれぞれに、タルクまたはカオリン42gを加えて実
施例1と同様に操作し、各試料スラリーの粘度を測定し
た。結果を表10に示す。
分散性評価) 参考例1および2で得られた多糖類ならびにキサンタン
ガム(ケルコ社製)の0.14%(w/v)水溶液60
gを各々作成した。これらの水溶液および水のみの試料
のそれぞれに、タルクまたはカオリン42gを加えて実
施例1と同様に操作し、各試料スラリーの粘度を測定し
た。結果を表10に示す。
【0061】
【表10】 ───────────────────────────────── 参考例1で 参考例2で キサンタン 水のみ 得た多糖類 得た多糖類 ガム 無機紛体の種類 スラリーの粘度(cps) タルク 65 50 200 250 カオリン 200 510 340 800 ─────────────────────────────────
【0062】上記の結果から明らかなように、本発明で
使用される多糖類は、通常薄片状である顔料に対しても
十分な分散性を有する。従って、本発明の分散剤は、塗
料や窯業の分野で使用できる。
使用される多糖類は、通常薄片状である顔料に対しても
十分な分散性を有する。従って、本発明の分散剤は、塗
料や窯業の分野で使用できる。
【0063】実施例6(多糖類分散剤の無機質に対する
分散性評価) 濃度を0.7%(w/v)とした水溶液に、クレーまた
は硫酸バリウムを加える以外は、実施例5と同様に操作
して、各試料スラリーの濃度を測定した。結果を表11
に示す。
分散性評価) 濃度を0.7%(w/v)とした水溶液に、クレーまた
は硫酸バリウムを加える以外は、実施例5と同様に操作
して、各試料スラリーの濃度を測定した。結果を表11
に示す。
【0064】
【表11】 ────────────────────────────────── 参考例1で 参考例2で キサンタン 水のみ 得た多糖類 得た多糖類 ガム 無機紛体の種類 スラリーの粘度(cps) クレー 9000 6700 1万以上 1万以上 (粘度状) 硫酸バリウム 1000 850 1800 4100 (ゲル様) ──────────────────────────────────
【0065】上記の実施例1〜6の結果から明らかなよ
うに、本発明の分散剤は、塗料、医歯用材料、像影剤、
建築・窯業など、種々の分野における使用が期待でき
る。
うに、本発明の分散剤は、塗料、医歯用材料、像影剤、
建築・窯業など、種々の分野における使用が期待でき
る。
【0066】実施例7(多糖類分散剤の油性成分に対す
る分散性評価) 参考例1および2で得られた多糖類の2%(w/v)水
溶液30gを作成し、そこに油性成分として、流動パラ
フィン、スクワラン、ワセリン、ラノリン、サラダ油を
各々30g加え、ホモミキサーを用いて撹拌混合(1
0,000rpm、5分間)を行った。得られた各5種
類の混合液を50℃で10日間静置したが、水相と油相
との分離は全く観察されなかった。
る分散性評価) 参考例1および2で得られた多糖類の2%(w/v)水
溶液30gを作成し、そこに油性成分として、流動パラ
フィン、スクワラン、ワセリン、ラノリン、サラダ油を
各々30g加え、ホモミキサーを用いて撹拌混合(1
0,000rpm、5分間)を行った。得られた各5種
類の混合液を50℃で10日間静置したが、水相と油相
との分離は全く観察されなかった。
【0067】実施例8(多糖類分散剤の油性成分に対す
る分散性評価) 参考例1および2で得られた多糖類の2%(w/v)水
溶液ならびに水の30gと流動パラフィン30gの組み
合わせで、実施例7と同様に撹拌混合処理を行った。得
られた各混合液について、混合直後および50℃で10
日間静置した後においてエマルジョンの平均粒径を測定
した。測定には、レーザー回折式粒度分布測定装置(島
津製作所社製SALD−1100型)を用いた。結果を
表12に示す。
る分散性評価) 参考例1および2で得られた多糖類の2%(w/v)水
溶液ならびに水の30gと流動パラフィン30gの組み
合わせで、実施例7と同様に撹拌混合処理を行った。得
られた各混合液について、混合直後および50℃で10
日間静置した後においてエマルジョンの平均粒径を測定
した。測定には、レーザー回折式粒度分布測定装置(島
津製作所社製SALD−1100型)を用いた。結果を
表12に示す。
【0068】
【表12】 ───────────────────────────────── エマルジョンの平均粒径(μm) 物質 混合直後 50℃、10日間静置後 参考例1で得られた多糖類 5 5 参考例2で得られた多糖類 4 4 キサンタンガム 136 169 プルラン 測定不能 測定不能 水のみ 測定不能 測定不能 ───────────────────────────────── (プルランおよび水のみを用いた場合には、混合終了
後、直ちに水相と油相に分離したため、エマルジョンの
平均粒径が測定できなかった。)
後、直ちに水相と油相に分離したため、エマルジョンの
平均粒径が測定できなかった。)
【0069】上記の実施例7および8の結果から明らか
なように、本発明で使用される多糖類は、油性成分に対
して微細で安定なエマルジョンを形成する。従って、本
発明の分散剤は、化粧品、食品、医薬品などの分野にお
ける使用が期待できる。
なように、本発明で使用される多糖類は、油性成分に対
して微細で安定なエマルジョンを形成する。従って、本
発明の分散剤は、化粧品、食品、医薬品などの分野にお
ける使用が期待できる。
【0070】
【発明の効果】以上に説明した本発明によれば、多糖類
を成分とする、無機質や油性成分に対して優れた分散性
を有する分散剤を提供することが出来る。
を成分とする、無機質や油性成分に対して優れた分散性
を有する分散剤を提供することが出来る。
Claims (3)
- 【請求項1】 構成糖が、D−グルクロン酸、L−ラム
ノース、D−ガラクトースおよびD−グルコースの4種
から成り、その構成モル比が、D−グルクロン酸:L−
ラムノース:D−ガラクトース:D−グルコース=0.
8〜1.2:2.4〜3.6:0.8〜1.2:0.8
〜1.2である多糖類を有効成分とする分散剤。 - 【請求項2】 多糖類の各構成糖残基の結合様式とその
構成モル比が下記の通りである請求項1に記載の分散
剤。 【化1】 (但し、Rha、Gal、GlcおよびGlcUAは、
それぞれ、ラムノース残基、ガラクトース残基、グルコ
ース残基およびグルクロン酸残基を示し、数字はグリコ
シド結合の位置を示す。) - 【請求項3】 ゲルろ過クロマトグラフィーを用いて測
定した多糖類の分子量が、約1×103〜10×106で
ある請求項1または2に記載の分散剤。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7191280A JPH0919633A (ja) | 1995-07-04 | 1995-07-04 | 分散剤 |
| US08/620,285 US5989874A (en) | 1995-03-27 | 1996-03-22 | Humectant, antistatic agent, dispersant and film-forming agent having polysaccharide as active principle, preparation process of polysaccharides, and Kliebsiella ocytoca TNM-3 strain |
| EP96104795A EP0735049B1 (en) | 1995-03-27 | 1996-03-26 | Humectant, antistatic agent, dispersant and film-forming agent having polysaccharide as active principle, preparation process of polysaccharides, and Klebsiella strain |
| DE69616852T DE69616852D1 (de) | 1995-03-27 | 1996-03-26 | Feuchthaltemittel, antistatisches Mittel, Dispergiermittel und filmbildendes Mittel mit Polysaccharid als wirksames Prinzip; Verfahren zur Herstellung von Polysacchariden und Klebsiella Stamm |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7191280A JPH0919633A (ja) | 1995-07-04 | 1995-07-04 | 分散剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0919633A true JPH0919633A (ja) | 1997-01-21 |
Family
ID=16271939
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7191280A Withdrawn JPH0919633A (ja) | 1995-03-27 | 1995-07-04 | 分散剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0919633A (ja) |
-
1995
- 1995-07-04 JP JP7191280A patent/JPH0919633A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021001 |