JPH09197932A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09197932A
JPH09197932A JP2605296A JP2605296A JPH09197932A JP H09197932 A JPH09197932 A JP H09197932A JP 2605296 A JP2605296 A JP 2605296A JP 2605296 A JP2605296 A JP 2605296A JP H09197932 A JPH09197932 A JP H09197932A
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JP
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toner
image
cleaning member
image carrier
collected
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JP2605296A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Yano
英俊 矢野
Yasufumi Nakazato
保史 中里
Naoyuki Kimura
尚之 木村
Masako Yoshii
雅子 吉井
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写残トナーをクリーニングローラに回収
し、この回収したトナーを感光体に再付着させ、次い
で、再付着したトナーを現像装置に回収する画像形成装
置において、専用のフィルミング除去部材を用いずと
も、感光体上のトナーフィルミングの除去を可能にす
る。 【解決手段】 通常の画像形成動作時には、クリーニン
グローラ12を感光体1の回転方向に対して順方向に回
転させ、感光体1のフィルミング除去時には、クリーニ
ングローラ12を、感光体の回転方向に対してカウンタ
向きに回転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転駆動される像
担持体上に、潜像形成手段によって静電潜像を形成し、
その静電潜像を現像装置によってトナー像として可視像
化すると共に、像担持体上のトナー像を転写装置によっ
て記録媒体に転写し、トナー像転写後の像担持体上の転
写残トナーをクリーニング部材により回収して当該像担
持体の表面を清掃する画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は
その複合機などとして構成される上記形式の画像形成装
置においては、像担持体が繰返し使用されるので、トナ
ー像転写後の像担持体表面に残留付着する転写残トナー
をクリーニング部材によって除去回収し、像担持体表面
を清掃する必要がある。このため、従来より像担持体を
清掃する各種のクリーニング装置が提案され、かつ実用
化されているが、従来のクリーニング装置は、一般に像
担持体から回収したトナーを廃トナータンクなどに収容
し、これを廃棄するように構成されている。
【0003】ところで、近年、電子写真プロセスを採用
したこの種の画像形成装置においては、一段の低コスト
化と、環境問題対策の一環として、廃棄されるトナー量
の一層の低減化を図ることが要望されている。
【0004】このような点に鑑み、像担持体から記録媒
体へのトナー像の転写率を100%にして、トナー像転
写後の残留トナーを無くすようにすると、所謂、クリー
ナーレス方式を採用することができる。これにより、廃
棄するトナーをなくすことができるばかりでなく、クリ
ーニング装置を省略でき、画像形成システムの単純化
と、画像形成装置のコストの引き下げを達成できる。し
かしながら、現状では、トナー像の転写率を100%に
することは難しく、また信頼性の上からも問題がある。
【0005】そこで、次善の策として、トナー像の転写
後に像担持体表面に残留付着する転写残トナーをクリー
ニング部材に付着させて回収し、次いでこの回収トナー
を像担持体に再付着させて、現像装置で回収し、これを
再使用する方法が提案されている(例えば、特公昭61
−30274号公報参照)。トナー像転写後に、像担持
体上に残留付着する転写残トナーをクリーニング部材に
一時的に回収し、次いで、その回収したトナーを、像担
持体上の、次の静電潜像形成に影響のない表面部分に再
付着させ、更に、像担持体表面に再付着させたトナーを
現像装置で回収するのである。これによるものでは、回
収したトナーを廃トナータンクや現像装置などに移送す
る専用の手段が不要になるので、画像形成装置のコスト
を下げることができ、しかもトナーをリサイクル使用で
きるので、廃棄トナーをなくすことができる。
【0006】上記形式の画像形成装置においては、その
クリーニング部材を像担持体表面に圧接させ、転写残ト
ナーの回収と、その回収トナーの像担持体表面への再付
着を行うように構成されている。その際、像担持体の回
転方向に対するクリーニング部材の回転方向は適宜設定
でき、例えばクリーニング部材と像担持体との圧接部に
おいて、クリーニング部材が像担持体に対して反対方向
に移動するように、すなわち両者がカウンタ方向に回転
するようにクリーニング部材の回転方向を設定すること
ができる。ところが、このようにすると、トナー回収時
とそのトナーの再付着時に、クリーニング部材は像担持
体に対して常にカウンタ方向に回転するので、クリーニ
ング部材は、常時、像担持体から大きな外力を受けるこ
とになり、クリーニング部材の表面が比較的早期に劣化
して、その寿命が短かくなるおそれがある。従って、ク
リーニング部材の寿命を伸ばすという観点からは、転写
残トナーの回収時とその再付着時に、像担持体とクリー
ニング部材の圧接部において、クリーニング部材が像担
持体に対して同じ方向に移動するように、すなわち両者
が順方向に回転するように、クリーニング部材の回転方
向を設定することが好ましい。
【0007】一方、上述した形式の画像形成装置におい
ては、像担持体上に繰返しトナー像を形成し、そのトナ
ー像転写後に像担持体表面をクリーニングするので、像
担持体の表面には経時的にトナーがフィルム状に固着す
る。これを「トナーフィルミング」と呼んでいるが、か
かるトナーフィルミングの発生が著しくなると、得られ
る画像に「ぼけ」が発生し、その画質が劣化する。
【0008】そこで、従来の画像形成装置においては、
専用のフィルミング除去部材を設け、これを像担持体の
表面に対して相対的に摺擦させて像担持体上のトナーフ
ィルミングを除去し、画質が劣化する不具合を防止して
いた。ところが、このような専用のフィルミング除去部
材を設けると、画像形成装置の構造が複雑化し、かつ大
型化すると共に、そのコストが上昇する欠点を免れな
い。
【0009】本発明者は、このような状況の下に、先に
説明した形式の画像形成装置について詳細に検討したと
ころ、像担持体上の転写残トナーをクリーニング部材に
回収するときや、そのトナーを像担持体に戻して再付着
させるときに、クリーニング部材と像担持体を互いにカ
ウンタ方向に回転させれば、クリーニング部材から受け
る外力によって像担持体上のトナーフィルミングを除去
できるという新規な事実を見い出すことができた。すな
わち、トナー回収時やそのトナーの再付着時に、クリー
ニング部材と像担持体との圧接部において、クリーニン
グ部材が像担持体に対して反対方向に移動するように、
そのクリーニング部材の回転方向を設定すれば、専用の
フィルミング除去部材を用いずとも、像担持体上の著し
いトナーフィルミングの発生を阻止でき、そのフィルミ
ングに基因する画質の劣化を防止することができるので
ある。
【0010】ところが、先にも説明したように、クリー
ニング部材を像担持体に対して常時カウンタ方向に回転
させると、そのクリーニング部材に大きな負担がかか
り、その寿命が短かくなる。従って、この意味では、ク
リーニング部材と像担持体との圧接部において、クリー
ニング部材が像担持体と同じ方向に移動するようにクリ
ーニング部材の回転方向を設定することが好ましいので
あるが、このようにすると、クリーニング部材によって
像担持体のトナーフィルミグを充分に除去することがで
きなくなる。このため、クリーニング部材を像担持体に
対して順方向に回転させるときは、専用のフィルミング
除去部材を設ける必要があり、これによって前述の欠点
を免れることができないのである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、転写
残トナーをクリーニング部材に回収し、この回収したト
ナーを像担持体に再付着させ、次いで、再付着したトナ
ーを現像装置にて回収すると共に、転写残トナーの回収
とその回収トナーの像担持体表面への再付着時に、クリ
ーニング部材を像担持体に対して順方向に回転させる形
式の画像形成装置における上述の問題点を解決し、クリ
ーニング部材の寿命低下を防止できると共に、専用のフ
ィルミング除去部材を廃止できる画像形成装置を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、回転駆動される像担持体と、該担持体上に
静電潜像を形成する潜像形成手段と、その静電潜像をト
ナー像として可視像化する現像装置と、像担持体上のト
ナー像を記録媒体に転写する転写装置と、トナー像転写
後の像担持体上の転写残トナーを一時的に回収し、次い
でその回収したトナーを、像担持体上の、次の静電潜像
の形成に影響のない表面部分に再付着させるクリーニン
グ部材とを具備し、像担持体表面に再付着させたトナー
を現像装置において回収すると共に、クリーニング部材
を像担持体の表面に圧接させ、その圧接部において、ク
リーニング部材が像担持体に対して同じ方向に移動する
向きに当該クリーニング部材を回転させて、前記転写残
トナーの回収と、その回収トナーの像担持体表面への再
付着を行う画像形成装置において、クリーニング部材に
像担持体のフィルミング除去動作を行わせるべく、回転
する像担持体の表面にクリーニング部材を圧接させた状
態で、その圧接部において、クリーニング部材が像担持
体に対して反対方向に移動する向きにクリーニング部材
を回転させるクリーニング部材駆動制御手段を有するこ
とを特徴とする画像形成装置を提案する(請求項1)。
【0013】また、本発明は、同じ目的を達成するた
め、回転駆動される像担持体と、該担持体上に静電潜像
を形成する潜像形成手段と、その静電潜像をトナー像と
して可視像化する現像装置と、像担持体上のトナー像を
記録媒体に転写する転写装置と、トナー像転写後の像担
持体上の転写残トナーを一時的に回収し、次いでその回
収したトナーを、像担持体上の、次の静電潜像の形成に
影響のない表面部分に再付着させるクリーニング部材と
を具備し、像担持体表面に再付着させたトナーを現像装
置において回収すると共に、クリーニング部材を像担持
体の表面に圧接させ、その圧接部において、クリーニン
グ部材が像担持体に対して同じ方向に移動する向きに当
該クリーニング部材を回転させて、前記転写残トナーの
回収と、その回収トナーの像担持体表面への再付着を行
う画像形成装置において、クリーニング部材に像担持体
のフィルミング除去動作を行わせるべく、回転する像担
持体の表面にクリーニング部材を圧接させた状態で、ク
リーニング部材を回転させるクリーニング部材駆動制御
手段と、その回転時に、像担持体に対するクリーニング
部材の圧接力が、転写残トナーの回収時と、回収トナー
の像担持体への再付着時よりも強くなるように、像担持
体に対するクリーニング部材の押圧力を切換える押圧力
切換手段とを有することを特徴とする画像形成装置を提
案する(請求項2)。
【0014】さらに、本発明は、同じ目的を達成するた
め、回転駆動される像担持体と、該担持体上に静電潜像
を形成する潜像形成手段と、その静電潜像をトナー像と
して可視像化する現像装置と、像担持体上のトナー像を
記録媒体に転写する転写装置と、トナー像転写後の像担
持体上の転写残トナーを一時的に回収し、次いでその回
収したトナーを、像担持体上の、次の静電潜像の形成に
影響のない表面部分に再付着させるクリーニング部材と
を具備し、像担持体表面に再付着させたトナーを現像装
置において回収すると共に、クリーニング部材を像担持
体の表面に圧接させ、その圧接部において、クリーニン
グ部材が像担持体に対して同じ方向に移動する向きに当
該クリーニング部材を回転させて、前記転写残トナーの
回収と、その回収トナーの像担持体表面への再付着を行
う画像形成装置において、クリーニング部材に像担持体
のフィルミング除去動作を行わせるべく、回転する像担
持体の表面にクリーニング部材を圧接させた状態で、そ
の圧接部において、クリーニング部材が像担持体に対し
て反対方向に移動する向きにクリーニング部材を回転さ
せるクリーニング部材駆動制御手段と、その回転時に、
像担持体に対するクリーニング部材の圧接力が、転写残
トナーの回収時と、回収トナーの像担持体への再付着時
よりも強くなるように、像担持体に対するクリーニング
部材の押圧力を切換える押圧力切換手段とを有すること
を特徴とする画像形成装置を提案する(請求項3)。
【0015】また、本発明は、同じ目的を達成するた
め、回転駆動される像担持体と、該担持体上に静電潜像
を形成する潜像形成手段と、その静電潜像をトナー像と
して可視像化する現像装置と、像担持体上のトナー像を
記録媒体に転写する転写装置と、トナー像転写後の像担
持体上の転写残トナーを一時的に回収し、次いでその回
収したトナーを、像担持体上の、次の静電潜像の形成に
影響のない表面部分に再付着させるクリーニング部材と
を具備し、像担持体表面に再付着させたトナーを現像装
置において回収すると共に、クリーニング部材を像担持
体の表面に圧接させ、その圧接部において、クリーニン
グ部材が像担持体に対して同じ方向に移動する向きに当
該クリーニング部材を回転させて、前記転写残トナーの
回収と、その回収トナーの像担持体表面への再付着を行
う画像形成装置において、クリーニング部材に像担持体
のフィルミング除去動作を行わせるべく、回転する像担
持体の表面にクリーニング部材を圧接させた状態で、ク
リーニング部材を回転させ、その回転時に、像担持体と
クリーニング部材の圧接部における両者の線速の差の絶
対値が、転写残トナーの回収時と、回収トナーの像担持
体への再付着時よりも大きくなるように、当該クリーニ
ング部材の回転数を制御するクリーニング部材駆動制御
手段を有することを特徴とする画像形成装置を提案する
(請求項4)。
【0016】さらに、本発明は、同じ目的を達成するた
め、回転駆動される像担持体と、該担持体上に静電潜像
を形成する潜像形成手段と、その静電潜像をトナー像と
して可視像化する現像装置と、像担持体上のトナー像を
記録媒体に転写する転写装置と、トナー像転写後の像担
持体上の転写残トナーを一時的に回収し、次いでその回
収したトナーを、像担持体上の、次の静電潜像の形成に
影響のない表面部分に再付着させるクリーニング部材と
を具備し、像担持体表面に再付着させたトナーを現像装
置において回収すると共に、クリーニング部材を像担持
体の表面に圧接させ、その圧接部において、クリーニン
グ部材が像担持体に対して同じ方向に移動する向きに当
該クリーニング部材を回転させて、前記転写残トナーの
回収と、その回収トナーの像担持体表面への再付着を行
う画像形成装置において、クリーニング部材に像担持体
のフィルミング除去動作を行わせるべく、回転する像担
持体の表面にクリーニング部材を圧接させた状態で、ク
リーニング部材を回転させ、その回転時に、像担持体と
クリーニング部材の圧接部における両者の線速の差の絶
対値が、転写残トナーの回収時と、回収トナーの像担持
体への再付着時よりも大きくなるように、当該クリーニ
ング部材の回転数を制御するクリーニング部材駆動制御
手段と、その回転時に、像担持体に対するクリーニング
部材の圧接力が、転写残トナーの回収時と、回収トナー
の像担持体への再付着時よりも強くなるように、像担持
体に対するクリーニング部材の押圧力を切換える押圧力
切換手段とを有することを特徴とする画像形成装置を提
案する(請求項5)。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に従って詳細に説明する。先ず、各請求項に対応する各
具体例に共通する構成と作用を明らかにする。
【0018】図1は、本発明に係る画像形成装置の一例
を示す概略構成図である。同図において、像担持体の一
構成例であるドラム状の感光体1は、図示されない駆動
装置により図における時計方向に回転駆動され、この回
転時に、除電装置の一例である除電ランプ13によって
除電作用を受けて初期化され、次いで帯電装置の一例で
ある帯電ローラ2の作用により、感光体1の表面が所定
の極性に均一に帯電される。本例では、帯電ローラ2は
電圧電源E10に接続され、感光体1と接触回転する間
で、感光体1の表面を負(マイナス)極性に均一に帯電
する。帯電ローラ2の作用により、感光体1の表面が、
例えば−850Vに帯電されるのである。感光体1を均
一帯電させる帯電装置として、感光体から離間して配置
される帯電装置、例えばコロナ放電器などを用いること
もできる。
【0019】次いで、露光部3において、図示していな
い露光走査装置によって、例えば光変調されたレーザ光
11による光書き込み走査が行われることにより、感光
体1の表面には所定の静電潜像が形成される。感光体1
上のレーザ光11の照射された部分A、すなわち静電潜
像の表面電位は、例えば−150V程度となり、レーザ
光11が照射されない部分B、すなわち静電潜像の地肌
部の表面電位はほぼ−850Vに維持される。このよう
に、本例では帯電ローラ2より成る帯電装置と、露光走
査装置が、感光体1より成る像担持体上に静電潜像を形
成する潜像形成手段を構成している。
【0020】現像装置4は感光体1に対向配置された現
像剤担持搬送部材の一例である現像ローラ5と、一対の
撹拌パドル10A,10Bとを具備し、これらは、現像
装置の本体をなす現像ケーシング9内にそれぞれ設けら
れ、そのケーシング9に回転自在に支持されている。こ
のうちの現像ローラ5には電圧電源E1により、例えば
−600V程度の電圧が印加される。現像ローラ5に
は、感光体1の帯電極性と同極性の電圧が印加されるの
である。
【0021】ここに例示した現像装置4では、トナーと
キャリアを有する二成分系現像剤Dが使用され、この現
像剤Dは現像ケーシング9内に収容されている。そし
て、撹拌パドル10A,10Bの回転により、そのトナ
ーはキャリアとの摩擦により所定の極性、本例では感光
体1の帯電極性と同極性、すなわち負極性に帯電され
る。このように、本例の画像形成装置においては、現像
時におけるトナーの帯電極性が負極性となっている。キ
ャリアを有さない一成分系現像剤を使用する現像装置を
採用してもよい。
【0022】現像ローラ5は図示反時計方向に回転駆動
されるようになっていて、その周面上に担持された現像
剤は、現像ローラ5の回転方向に搬送され、該ローラ5
に対して所定のギャップをあけて対置された現像剤規制
部材15によって掻き取り作用を受ける。現像剤規制部
材15によって搬送量を規制された現像剤は、現像ロー
ラ5と感光体1とが互いに対向した現像部6に向けて運
ばれ、その現像部6において現像剤中のトナーが感光体
1上の静電潜像に静電的に引き寄せられ、その部分に付
着する。すなわち、感光体の帯電極性と同じ負極性に帯
電されたトナーがレーザ光の照射された感光体表面部分
Aに付着し、その静電潜像がトナー像として可視像化さ
れるのである。このように、本例の画像形成装置におい
ては反転現像方式(ネガ・ポジ現像方式)が採用されて
いる。
【0023】感光体1の下位には、転写装置の一例であ
る転写ローラ7が配設されている。転写ローラ7は、感
光体1の回転方向に対して順方向に回転し、この転写ロ
ーラ7と、これが対向する感光体1との間の転写部8に
向けて、転写紙16より成る記録媒体が矢印方向Pに送
られるようになっていて、転写ローラ7が転写部8に送
られた転写紙16を介して感光体1の表面に圧接し、こ
のとき転写ローラの機能により、感光体1上に形成され
ているトナー像が転写紙16上に転写される。すなわ
ち、電源E3により、転写ローラ7に対して、感光体1
上のトナーの帯電極性と反対の正(プラス)極性電圧、
例えば+950Vの電圧が印加され、このとき、感光体
1上の負極性のトナーTが、転写紙16の側に静電的に
引き寄せられ、該転写紙に付着する。感光体1に対して
離間した転写装置、例えばコロナ放電器より成る転写装
置を用いることもできる。
【0024】トナー像を転写された転写紙16は、図示
していない分離装置によって感光体1から分離され、同
じく図示していない定着装置に送られ、ここで転写紙1
6上のトナー像が定着される。このようにして、転写紙
16はコピー紙として画像形成装置本体外に排出され
る。
【0025】上述のように、本例の画像形成装置は、回
転駆動される感光体1より成る像担持体と、この像担持
体上に静電潜像を形成する潜像形成手段と、その静電潜
像をトナー像として可視像化する現像装置4と、像担持
体上のトナー像を転写紙16より成る記録媒体に転写す
る転写ローラ7より成る転写装置とを有していると共
に、次に説明するクリーニングローラ12より成るクリ
ーニング部材を具備している。
【0026】感光体1上のトナー像は転写部8で転写紙
16に転写されるが、そのトナー像転写後に、感光体1
の表面には、転写紙16に転写されずに感光体1上に残
留したトナーが付着している。かかる転写残トナーT1
がクリーニング部14に至ると、クリーニング部材の一
例であるクリーニングローラ12に一時的に回収され
る。
【0027】クリーニングローラ12は、剛体より成る
芯部材12aと、その芯部材12aの表面に固設された
導電性又は中抵抗の弾性体12bとを有していて、図示
した例では芯部材12aが丸軸状の導電性金属より成
り、弾性体12bは、その芯部材12aと同心の円筒状
に形成された発泡体又はソリッドゴムなどから構成され
ている。かかるクリーニングローラ12はクリーニング
ケース17に収容され、かつ芯部材12aの各端部が、
クリーニングケース17の前後の側壁にそれぞれ回転可
能に支持されている。かかるクリーニングローラ12
は、現像ローラ5、帯電ローラ2、及び転写ローラ7と
共に、感光体1に対して実質的に平行に位置している。
【0028】ここで、図1において、現像部6から転写
部8に向かうトナー像のトナーTは、そのほとんどのも
のが、現像時の帯電極性、本例では負極性のトナーとな
っている。これに対し、転写ローラ7にはトナー像の転
写時に、現像時のトナー帯電極性と反対極性、本例では
正極性の電圧が印加されるため、そのトナー像転写後に
おいて感光体1上に残留付着するトナー、すなわち転写
残トナーT1は、正極性のものに負極性のものが混在し
たトナーとなる。転写残トナーは、プラスとマイナスの
両方の極性のトナーが混在した状態で、クリーニング部
14に移送されるのである。
【0029】クリーニングローラ12は、感光体1上の
転写残トナーT1を回収するとき、図1における反時計
方向(矢印a方向)、すなわち感光体1の回転方向に対
して順方向に図示していない駆動制御手段により回転駆
動される。クリーニングローラ12は、自身の表面部分
が、感光体1によって弾性変形させられるように、感光
体1と圧接し、図2に示したように、この圧接部にはニ
ップ領域Nが形成される。このニップ領域Nがクリーニ
ング領域となる。
【0030】かかるニップ領域Nで、正、負両極性の転
写残トナーT1は、クリーニングローラ12に接触しな
がら現像時のトナーと同じ極性(本例では負極性)のト
ナーになるように、摩擦帯電される。転写残トナーT1
が、現像時の帯電極性である負極性に揃えられるのであ
る。クリーニングローラ12と感光体1との圧接部にお
いて、両者の表面線速に多少の差ができるように、クリ
ーニングローラ12の回転速度を設定し、クリーニング
ローラ12を感光体1の表面に摺擦させてトナーT1
効率よく摩擦帯電させることができるようにすることが
望ましい。
【0031】上述のように、本例のクリーニングローラ
12は、感光体1との間で転写残トナーを摩擦帯電し
て、トナーが本来の極性である負極性に揃うように当該
トナーを摩擦帯電させる機能をも遂行する。すなわち、
クリーニングローラ12より成るクリーニング部材は、
これに向かう転写残トナーが現像時におけるトナーの帯
電極性と反対の極性に帯電されているトナーを含むと
き、該トナーが現像時におけるトナーの帯電極性(本来
の極性)に揃えられるように、該トナーを摩擦帯電する
のである。クリーニングローラ12の弾性体12bは、
トナーに対して、これを本来の極性、本例では負極性に
摩擦帯電させ得る帯電系列の帯電材料で構成されてい
る。
【0032】図1に戻って、転写紙16より成る記録媒
体へのトナー像転写後の感光体1上の転写残トナーT1
は、感光体1に対して圧接しながら回転するクリーニン
グローラ12より成るクリーニング部材に回収される
が、その回収時にクリーニングローラ12の芯部材12
aには、当該ローラ12によって摩擦帯電されたトナー
の帯電極性と反対の極性、本例では正極性の電圧、例え
ば+200Vの電圧が電圧電源E4により印加される。
従って、転写部8を通過したトナー像転写後の残留トナ
ー、すなわち転写残トナーT1は、正極性の電圧が印加
されたクリーニングローラ12の表面に静電的に引き寄
せられて、該ローラ12の表面に付着し、このローラに
一時的に回収される。これにより、感光体1の表面はク
リーニング状態にされる。感光体1に対して接触回転す
るクリーニングローラ12には、このように、感光体1
との間で、感光体上の転写残トナーT1が、クリーニン
グローラ12の表面に静電的に吸引され得る電界が形成
されるように、現像時におけるトナーの帯電極性と反対
極性(本例では正極性)の電圧が印加されるのである。
【0033】上述のようにしてクリーニングローラ12
の表面に回収されたトナーに関して、図では符号T2
付して示してある。図3乃至図11は、感光体1上の転
写残トナーT1をクリーニングローラ12に回収し、次
いで後述するように、その回収トナーT2を感光体1に
再付着させる動作の一例を示す概略図であり、これらの
図のうち、図3は、感光体1上のトナー像が転写紙16
に転写され、その転写残トナーT1がクリーニングロー
ラ12の表面に回収されているときの様子を示してい
る。図3から判るように、クリーニングローラ12によ
ってクリーニングされた感光体1の表面部分は、除電装
置の一例である除電ランプ13によって除電作用を受
け、その表面電位が基準値まで下げられる。除電ランプ
13は画像形成動作中、点灯し続けている。除電作用を
受けた感光体表面部分は、図3に示すように引き続き帯
電ローラ2によって帯電され、前述した画像形成動作が
続けられる。
【0034】このようにして、感光体1が、例えば、数
回転する間に1枚分のトナー像が感光体1上に形成さ
れ、これが転写紙16に連続的に転写されるのである
が、かかるトナー像が形成される感光体1上の周方向領
域が画像形成領域である。図3には、この画像形成領域
に符号Xを付し、またその感光体回転方向先端に符号Y
を付してある。同様に、図4には、この画像形成領域X
の感光体回転方向後端に符号Zを付してある。
【0035】かかる画像形成領域Xの先端Yがクリーニ
ングローラ12に達したときに、クリーニングローラ1
2への転写残トナーT1の回収動作が開始される。また
本例では、画像形成領域Xの後端Zがクリーニングロー
ラ12に達するまで、転写残トナーの回収動作が続けら
れる。クリーニングローラ12を通過した画像形成領域
Xの部分は、既にクリーニングローラによってクリーニ
ングされた状態となっている。
【0036】図4に示すように、画像形成領域Xの感光
体回転方向後端Zが帯電ローラ2を通過すると、このと
き、その帯電ローラ2は感光体1の表面から離れるよう
になっている(図5参照)。同時に、図1に示したスイ
ッチS10が切り換わって、帯電ローラ2への電圧の印加
がオフされる。
【0037】画像形成領域後端Zが図5に示すように現
像装置4の現像ローラ5を通過すると、図1に示したス
イッチS1が切り換えられ、現像ローラ5は電圧電源E2
の方に接続され、その現像ローラ5には、トナーが感光
体1に付着しないように、トナーの帯電極性と反対の正
極性の電圧、例えば+500Vの電圧が印加される。引
き続き、図6に示すように画像形成領域後端Zが転写部
8を通過すると、このとき転写ローラ7への電圧印加が
停止される。このとき、本例では転写ローラ7が感光体
1から離間する(図7参照)。
【0038】クリーニングローラ12は、前述の如くト
ナー像転写後の感光体1上の転写残トナーT1を一時的
に回収するが、次いで、その回収したトナーT2を、感
光体1上の、次の静電潜像の形成に影響のない表面部分
に再付着させる。すなわち、トナー像が転写紙16に転
写された後の画像形成領域後端Zが図8に示したように
クリーニングローラ12を通過した時、図1に示したス
イッチS2が切り換えられ、クリーニングローラ12は
電圧電源E5の方に接続され、そのクリーニングローラ
12の芯部材12aには、クリーニングローラ12によ
って摩擦帯電されたトナーの帯電極性と同じ負極性の、
例えば−3000Vの電圧が印加される。このようにし
てクリーニングローラ12と、画像形成領域後端Zより
も感光体1の回転方向後方側の感光体表面の非画像形成
領域W(図8)との間に、クリーニングローラ12上の
トナーT2が感光体1の方に放出される方向の電界が形
成されるのである。
【0039】かかる電界によって、図8に示すように、
クリーニングローラ12上に一時的に回収されたトナー
2は、感光体1上の非画像形成領域Wに再付着して戻
される。このときも、クリーニングローラ12は、感光
体1に対して順方向(図1における反時計方向)に回転
駆動される。感光体1上に再付着したトナーT3は、図
9に示すように、引き続く感光体1の回転によって、除
電ランプ13及び感光体1から離れた帯電ローラ2の下
を通過し、図10に示した如く現像装置4に至る。この
とき、その現像ローラ5には、前述のように、現像時の
トナーの帯電極性と反対の正極性の電圧が印加されてい
るので、感光体1上に再付着した負極性のトナーT
3は、その現像ローラ5の側に静電的に移行し、現像装
置内の現像剤中に回収される。
【0040】上述のように、クリーニングローラ12
は、その表面に一時的に回収したトナーT2を感光体1
より成る像担持体上に再付着させ、更に、像担持体表面
に再付着されたトナーT3は、現像装置4において静電
的に回収される。現像装置4に回収されたトナーは、そ
の現像装置4において再利用される。このようにして、
廃棄トナーをなくすことができ、しかもクリーニングロ
ーラ12で回収したトナーを現像装置4へ戻すトナー搬
送パイプなどを設ける必要もない。
【0041】クリーニングローラ12に回収されたトナ
ーT2は、感光体1上の画像形成領域Xの後端Z近傍の
非画像形成領域Wに再付着するので、その再付着トナー
3によって、上述した画像形成動作時の静電潜像はも
とより、次に形成される静電潜像にも影響が与えられる
ことはない。画像形成領域X内の後部などに、クリーニ
ングローラ12からのトナーを再付着させるように構成
することも可能である。要は、感光体1上の、次の潜像
形成に影響のない表面部分に、クリーニングローラ12
上の回収トナーを再付着させればよいのである。
【0042】感光体1上の転写残トナーT1をクリーニ
ングローラ12に回収するとき、そのクリーニングロー
ラ12の1回転未満の回転で転写残トナーの回収を終え
るようにすると、その回収動作中、常に、回収トナーT
2の付着していないクリーニングローラ12の表面によ
って感光体1上の転写残トナーを回収でき、その回収効
率を高めることができる。また、感光体1上の転写残ト
ナーT1をクリーニングローラ12に回収するときより
も、その回収トナーを感光体1の表面に再付着させると
きの方が、クリーニングローラ12の回転速度を速め、
迅速に回収トナーを感光体1の表面に戻すように構成す
ることが有利である。
【0043】また、図9に示したように、クリーニング
ローラ12上の回収トナーが感光体1上に再付着され終
えたとき、そのクリーニングローラ12に対して、再び
現像時のトナーの帯電極性と逆の正極性の電圧を印加
し、かつクリーニングローラ12を引き続き感光体1の
回転方向に対して順方向に回転駆動して、感光体上に本
来付着しているべきではないトナーが極く少量でも付着
していたとき、そのトナーを回収するように当該クリー
ニングローラ12を制御することが好ましい。
【0044】画像形成動作が引き続き行われるときは、
図9及び図10に示した次の画像形成領域X1が連続し
て除電ランプ13による除電作用を受け、その感光体回
転方向先端Y1が帯電ローラ2のところに移動したと
き、帯電ローラ2が感光体1の表面に当接し、次の画像
形成領域X1を負極性に帯電し、次いで前述したところ
と全く同様にして、次の画像形成領域X1に静電潜像が
形成され、これが図11に示すように現像装置4におい
てトナー像として可視像化される。このとき、当然、現
像ローラ5には負極性の電圧が印加されている。そし
て、その画像形成領域先端Y1が転写部8に至ったと
き、転写ローラ7は感光体1に対して圧接し、次の転写
紙16の先端が転写部8に達し、次の画像形成領域X1
に形成されたトナー像がその転写紙16に転写される。
このときの転写残トナーは、先に説明した通り、クリー
ニングローラ12に一時的に回収され、前述した動作が
繰返される。このようにして、画像形成動作が所定回数
繰返されるのである。
【0045】なお、図9に示した状態では、次の画像形
成領域X1には、未だ静電潜像もトナー像も形成されて
おらず、正確には、図9に示した領域X1は、次の画像
形成領域となるべき領域と言うことができる。また、図
1乃至図11においては、感光体1上ないしはクリーニ
ングローラ12上のトナーT,T1,T2,T3につい
て、これらを模式的に拡大して示してある。
【0046】以上のように、クリーニング部材に、現像
時におけるトナーの帯電極性と反対の極性のバイアス電
圧を印加することによって、像担持体上の転写残トナー
をクリーニング部材に静電的に転移させることができ、
これにより、転写残トナーをクリーニング部材の方に回
収することができる。また、その回収後に、クリーニン
グ部材に印加するバイアス電圧の極性を切り換え、クリ
ーニング部材に、現像時におけるトナーの帯電極性と同
じ極性のバイアス電圧を印加することにより、クリーニ
ング部材に回収したトナーを像担持体に静電的に転移さ
せることができるのである。これにより、回収トナーを
像担持体の方に再付着させ、更に、再付着したトナーを
現像装置に回収することができる。
【0047】以上が、請求項1乃至5に対応する後述の
第1乃至第5の各具体例に共通する画像形成装置の構成
と作用である。かかる画像形成装置においては、クリー
ニングローラ12より成るクリーニング部材を感光体1
より成る像担持体の表面に圧接させ、その圧接部(図2
のニップ領域N)において、クリーニングローラ12が
感光体1に対して同じ方向に移動する向きに、すなわち
順方向にそのクリーニングローラ12を回転させて、転
写残トナーT1の回収と、その回収トナーT2の感光体1
の表面への再付着を行うように構成されている。感光体
1は図1の時計方向に回転し、クリーニングローラ12
は反時計方向に回転し、その回転方向は互いに逆とな
る。かかる構成によれば、感光体1からクリーニングロ
ーラ12の表面に加えられる摺擦力を小さくできるの
で、クリーニングローラ12の寿命を伸ばすことができ
る。
【0048】一方、上述した画像形成動作が繰返し行わ
れると、感光体1の表面には、経時的にトナーフィルミ
ングが形成され、これを放置すれば、感光体1上に形成
されるトナー像の画質が劣化する。先にも説明したよう
に、感光体上の転写残トナーの回収と、その回収トナー
の感光体への再付着時に、クリーニングローラ12を、
図2に鎖線矢印bで示したように、感光体1の回転方向
に対してカウンタ向きに回転させれば、感光体1上のト
ナーフィルミングをクリーニングローラ12によって除
去することができる。ところが、本例の画像形成装置で
は、上述の如く、転写残トナーの回収時と、そのトナー
の再付着時に、クリーニングローラ12を感光体1の回
転方向に対して順方向に回転させているので、クリーニ
ングローラ12によって感光体1のトナーフィルミング
を確実に除去することはできない。このため、クリーニ
ングローラ12をこのような方向に回転させる場合に
は、従来、感光体1のトナーフィルミングを除去する専
用のフィルミング除去部材を設ける必要があったが、こ
のようにすれば画像形成装置の構造が複雑化し、かつそ
のコストが上昇する。
【0049】本発明は、上述した認識に基づき、専用の
フィルミング除去部材を設けずに、しかもクリーニング
部材によって効率よく像担持体のフィルミングを除去で
きるように構成したものであり、請求項1に対応する第
1の具体例の画像形成装置は、クリーニングローラ12
より成るクリーニング部材に感光体1より成る像担持体
のフィルミング除去動作を行わせるべく、回転する像担
持体の表面にクリーニング部材を圧接させた状態で、そ
の圧接部において、クリーニング部材が像担持体に対し
て反対方向に移動する向きにクリーニング部材を回転さ
せるクリーニング部材駆動制御手段を有している。
【0050】図1に示した画像形成装置は、例えば、図
示していない駆動モータと、これを制御する制御装置
と、駆動モータの回転をクリーニングローラ12に伝達
する伝動装置とを備えたクリーニング部材駆動制御手段
を有しているが、かかる駆動制御手段によって、クリー
ニングローラ12が、前能の画像形成動作時以外の時
期、例えば図2における時計方向に回転する感光体1の
表面に圧接した状態で、時計方向(矢印b方向)に回転
駆動されるのである。これによって、クリーニングロー
ラ12が感光体1のフィルミング除去動作を実行する。
このとき、クリーニングローラ12は、感光体1との圧
接部(図2のニップ領域N)において、感光体1の移動
方向と反対方向、すなわちカウンタ方向に回転するの
で、感光体1に形成されたトナーフィルミングを効率よ
く確実に除去することができる。このようなフィルミン
グ除去動作は、感光体1が少なくとも1回転する間、続
行させ、感光体1の全周に亘ってそのトナーフィルミン
グをくまなく除去する。
【0051】上述のように、クリーニングローラ12を
用いて感光体1のフィルミングを除去するので、専用の
フィルミング除去部材は不要であり、画像形成装置の構
造が複雑化し、そのコストが上昇する不具合を阻止でき
る。しかも、このフィルミング除去動作時に、クリーニ
ングローラ12は感光体1の回転方向に対してカウンタ
向きに回転するので、感光体1のトナーフィルミングを
効率よく除去できる。さらに、前述の転写残トナーのク
リーニングローラ12への回収と、その回収トナーの感
光体1への再付着時には、その両者の圧接部でクリーニ
ングローラ12は感光体1の回転方向に対して順方向に
回転するので、クリーニングローラの寿命が低下する不
具合も阻止できる。フィルミング除去動作は、常時行わ
れるのではなく、その作動時間も短かいので、このと
き、クリーニングローラ12を感光体1の回転方向に対
してカウンタ向きに回転させても、クリーニングローラ
12の寿命が短かくなる不具合を抑えることができる。
【0052】一方、請求項2に対応する第2の具体例の
画像形成装置は、クリーニングローラ12より成るクリ
ーニング部材に感光体1より成る像担持体のフィルミン
グ除去動作を行わせるべく、回転する像担持体の表面に
クリーニング部材を圧接させた状態で、クリーニング部
材を回転させるクリーニング部材駆動制御手段と、その
回転時に、像担持体に対するクリーニング部材の圧接力
が、転写残トナーの回収時と、回収トナーの像担持体へ
の再付着時よりも強くなるように、像担持体に対するク
リーニング部材の押圧力を切換える押圧力切換手段とを
有している。
【0053】先にも述べたように、図1に示した画像形
成装置は、例えば、図示していない駆動モータ、これを
制御する制御装置、駆動モータの回転をクリーニングロ
ーラ12に伝える伝動装置より成るクリーニング部材駆
動制御手段を有しており、この駆動制御手段によって、
クリーニングローラ12が、画像形成動作時以外の時期
に、例えば図2に示した如く時計方向に回転する感光体
1の表面に圧接した状態で、回転駆動されるのである。
このとき、クリーニングローラ12が感光体1のフィル
ミング除去動作を行うのであるが、その際、感光体1は
少なくとも1回転し、その全周に亘ってトナーフィルミ
ングが除去される。しかも、この第2の具体例において
は、フィルミング除去動作のためにクリーニングローラ
12が回転するとき、感光体1に対するクリーニングロ
ーラ12の圧接力が、押圧力切換手段によって、前述の
転写残トナーの回収時とその回収トナーの感光体1への
再付着時よりも強められるのである。
【0054】このように、クリーニングローラ12によ
る感光体1のフィルミング除去動作時に、クリーニング
ローラ12が感光体1に対して大きな力で圧接するの
で、感光体1のトナーフィルミングを効率よく除去でき
る。また、この具体例では、クリーニングローラ12が
感光体1に大きな圧力で接するので、両者の圧接部にお
いて、両者の表面に線速差がありさえすれば、感光体1
の回転方向に対するクリーニングローラ12の回転方向
はカウンタ向きであっても、また順方向であってもよ
い。クリーニングローラ12が、図2における矢印a又
はbのいずれの方向に回転しながら感光体1のフィルミ
ング除去動作を行ってもよいのである。
【0055】図12乃至図14は、感光体1のフィルミ
ング除去動作を行うべく、クリーニングローラ12が回
転するとき、感光体1に対するクリーニングローラ12
の圧接力が、転写残トナーの回収時と、回収トナーの感
光体1への再付着時よりも強くなるように、感光体1に
対するクリーニングローラ12の押圧力を切換える押圧
力切換手段の一例を示している。
【0056】図12において、クリーニングローラ12
用のクリーニングケース17は、図示していない一対の
画像形成装置本体側板に、その軸線だけを示した枢軸1
9によって回動自在に支持されていて、クリーニングケ
ース17と、その本体側板との間には、引っ張りバネ1
8が掛けられている。両枢軸19の中心軸線、すなわち
クリーニングケース17の揺動軸線は、クリーニングロ
ーラ12及び感光体1(図1)の回転中心と平行に延び
ている。
【0057】クリーニングローラ12とほぼ平行に延び
るカム軸21は、図示していない一対の互いに対向する
画像形成装置本体側板に、その中心軸線のまわりに回転
自在に支持されていて、このカム軸21には一対の押圧
力切換えカム22が固装されると共に、その一方の軸端
部はモータ23に連結されている。
【0058】先に説明したように、図1に示した感光体
1上の転写残トナーT1をクリーニングローラ12に回
収するときと、その回収トナーT2を感光体1に再付着
させるときとを含めた画像形成動作時には、図13に示
すように、クリーニングケース17の、感光体1と反対
側の背壁面には、引っ張りバネ18の緊縮弾力によっ
て、押圧力切換えカム22のカム周面のうちカム表面部
22aが圧接している。
【0059】一方、画像形成動作時以外の時期に、感光
体1のフィルミング除去動作を実行するときは、図12
に示したモータ23が所定時間だけ作動し、これによっ
てカム軸21が回転し、カム22が、図13に示した位
置から図14に示した位置まで、図における時計方向に
回動する。この位置で、クリーニングケース17の背壁
面には、押圧力切換えカム22のカム周面のうちカム表
面部22bが圧接する。この状態で、クリーニングロー
ラ12は、感光体1の回転方向に対して順方向(矢印a
方向)、又はカウンタ方向(矢印b方向)に回転し、感
光体1上のトナーフィルミングを掻き取り除去する。
【0060】押圧力切換えカム22は、カム表面部22
bが、カム表面部22aよりも、カム軸21の軸心に対
して遠ざかった位置に設定されるように構成されている
ので、クリーニングケース17に対する押圧力は、カム
表面部22aが圧接しているときのその押圧力よりも強
められる。すなわち、クリーニングローラ12が感光体
1のフィルミング除去動作を行うときは、転写残トナー
の回収とその感光体1への再付着動作時に比べ、カム2
2が大きな押圧力でクリーニングケース17を押圧する
のである。
【0061】一方、クリーニングローラ12は、クリー
ニングケース17に対して回転可能ではあるものの、位
置不動に配置されており、このため、同ローラ12も、
これが感光体のフィルミング除去動作を行うとき、転写
残トナー回収時とその回収トナーの感光体1への再付着
時よりも、該感光体に強く圧接する。このように、感光
体のフィルミング除去時に、クリーニングローラ12は
感光体1に強い力で圧接するので、効率よく感光体1の
トナーフィルミングを除去することができる。
【0062】感光体1のフィルミング除去動作を終了す
ると、図12に示したモータ23が所定時間だけ前述し
たところと逆方向に作動し、これによって図14に示し
た押圧力切換えカム22は、同図に示す位置から、図に
おける反時計方向に図13に示した位置まで回転して停
止する。これによって、クリーニングローラ12は弱い
圧接力で感光体1の表面に圧接し、この状態で、通常の
画像形成動作が行われる。感光体1上の転写残トナーの
クリーニングローラ12への回収や、その回収トナーの
感光体1への再付着動作が行われるのである。
【0063】すなわち、図13に示すように、カム軸2
1の軸心に対して、カム表面部22bよりも近い位置に
あるカム表面部22aがクリーニングケース17に圧接
するので、クリーニングローラ12の感光体1に対する
圧接力は、フィルミング除去時よりも弱くなる。かよう
な圧接力設定によって、クリーニングローラ12の負担
は小さくなり、長期に亘ってクリーニングローラ12が
劣化することを防止でき、その寿命が低下する不具合を
防止できる。感光体1のフィルミング除去時には、感光
体1に対するクリーニングローラ12の圧接力を高めて
そのフィルミング除去効率を高め、通常の画像形成動作
時には、感光体1に対するクリーニングローラ12の圧
接力を弱めて、クリーニングローラの寿命低下を防止し
ているのである。
【0064】図12乃至図14に示したカム軸21、押
圧力切換えカム22、及びモータ23は、像担持体に対
するクリーニング部材の押圧力を切換える押圧力切換手
段の一例を構成している。
【0065】なお、当該画像形成装置が画像形成動作も
フィルミング除去動作も実行していないときや、その画
像形成装置の電源を切ったときなどの、画像形成装置の
非作動時に、図15に示すように、クリーニングローラ
12を感光体1から離間させておくと、クリーニングロ
ーラ12が早期に永久変形するのをより一層確実に防止
できる。
【0066】例えば、画像形成動作の終了時点で、感光
体1を停止させた後、図12に示したモータ23を作動
させて、押圧力切換えカム22を、図13に示した位置
から図15に示した位置まで回動させると、この間にお
いて、図13に示したクリーニングケース17が、枢軸
19の周りに図における時計方向に回動する。そして、
クリーニングケース17は、図15に示すように、前述
の本体側板に設けたストッパピン24によって止めら
れ、クリーニングローラ12は感光体1から離間した位
置に保持される。すなわち、押圧力切換えカム22のカ
ム周面のうち、カム表面部22cがクリーニングケース
17に対向した位置に来ると、クリーニングローラ12
が感光体1から完全に離間するのである。上記カム表面
部22cはカム周面のうち、カム軸21の軸心から最も
近い位置に設定されている。ストッパピン24を用いず
に、カム表面部22cがクリーニングケース17に圧接
した状態で、クリーニングローラ12を感光体1に対し
て離間させる構成を採用しても良い。
【0067】また画像形成動作を開始すべく、感光体1
を回転させるのに先立って、モータ23を作動させ、押
圧力切換カム22を図15に示した位置から図13に示
した位置に回転させ、クリーニングローラ12を感光体
1に圧接させる。
【0068】クリーニングローラ12の感光体1に対す
る押圧力の切換えや、そのローラの感光体からの離間な
どを、クリーニングケース17の変位で行わずに、クリ
ーニングローラ12自体の変位で行うようにしても良
い。例えば、図13に示したクリーニングローラ12
を、感光体1の半径方向、図の例では水平方向に移動自
在となるようにクリーニングケース17に設け、押圧力
切換えカム22と同様に構成され、かつクリーニングケ
ースの内部若しくは外部に設けられた図示していない押
圧力切換えカムによって、クリーニングローラ12の芯
部材12aを押圧変位させても良いのである。この場合
には、この押圧力切換カムと、これを回転させる駆動装
置が、前述の押圧力切換手段を構成する。
【0069】ところで、上述した第2の具体例では、ク
リーニングローラ12が感光体のフィルミング除去動作
を行うとき、そのクリーニングローラをいずれの方向に
回転させてもよいのであるが、このとき、そのクリーニ
ングローラ12を第1の具体例と同じく、感光体1の回
転方向に対してカウンタ向きに回転させれば、クリーニ
ングローラ12が感光体1に対して大きな掻き取り力を
与えるので、感光体のフィルミング除去効率をより向上
させることができる。
【0070】これが請求項3に対応する第3の具体例で
ある。すなわち、第3の具体例の画像形成装置は、クリ
ーニングローラ12より成るクリーニング部材に感光体
1より成る像担持体のフィルミング除去動作を行わせる
べく、回転する像担持体の表面にクリーニング部材を圧
接させた状態で、その圧接部において、クリーニング部
材が像担持体に対して反対方向に移動する向きにクリー
ニング部材を回転させるクリーニング部材駆動制御手段
と、その回転時に、像担持体に対するクリーニング部材
の圧接力が、転写残トナーの回収時と、回収トナーの像
担持体への再付着時よりも強くなるように、像担持体に
対するクリーニング部材の押圧力を切換える押圧力切換
手段とを有している。第3の具体例の画像形成装置は、
先に説明した第1の具体例におけるクリーニング部材駆
動制御手段と、第2の具体例における押圧力切換手段と
を有し、これらの両手段を結合した構成となっていて、
その両構成による作用を奏するものである。このときの
感光体1のフィルミング除去動作も、感光体1を少なく
とも1回転させて実行する。
【0071】次に、請求項4に対応する第4の具体例の
画像形成装置は、クリーニングローラ12より成るクリ
ーニング部材に感光体1より成る像担持体のフィルミン
グ除去動作を行わせるべく、回転する像担持体の表面に
クリーニング部材を圧接させた状態で、クリーニング部
材を回転させ、その回転時に、像担持体とクリーニング
部材の圧接部における両者の線速の差の絶対値が、転写
残トナーの回収時と、回収トナーの像担持体への再付着
時よりも大きくなるように、当該クリーニング部材の回
転数を制御するクリーニング部材駆動制御手段を有して
いる。
【0072】この具体例の画像形成装置は、前述の第1
乃至第3の具体例に示したクリーニング部材駆動制御手
段が、感光体のフィルミングを除去すべく、クリーニン
グローラ12が回転するとき、感光体1とクリーニング
ローラ12の圧接部(ニップ領域N)における両者の表
面線速の差が、転写残トナーの回収と、その回収トナー
の感光体への再付着時、すなわち通常の画像形成動作時
よりも大きくなるように、クリーニングローラ12の回
転数を制御するように構成されているのである。例え
ば、クリーニングローラ12が感光体のフィルミング除
去動作を行うとき、クリーニングローラ12の回転速度
を通常の画像形成動作時よりも高めるのである。これに
よっても、効率よく感光体のトナーフィルミングを除去
できる。しかも通常の画像形成動作時には、クリーニン
グローラ12と感光体1の圧接部における両者の表面の
線速の差は特に大きくないので、クリーニングローラ1
2の劣化が早められることもない。
【0073】この具体例においても、感光体のフィルミ
ングが除去動作時に、クリーニングローラ12と感光体
1との圧接部における線速差が大きくなり、これによっ
て効率よくトナーフィルミングを除去できるので、この
ときのクリーニングローラ12の回転方向はいずれの向
きであってもよいが、第1の具体例と同じく、クリーニ
ングローラ12を感光体1の回転方向に対してカウンタ
向きに回転させれば、感光体のトナーフィルミング除去
効果を一層高めることができる。
【0074】次に、請求項5に対応する第5の具体例の
画像形成装置は、クリーニングローラ12より成るクリ
ーニング部材に感光体1より成る像担持体のフィルミン
グ除去動作を行わせるべく、回転する像担持体の表面に
クリーニング部材を圧接させた状態で、クリーニング部
材を回転させ、その回転時に、像担持体とクリーニング
部材の圧接部における両者の線速の差の絶対値が、転写
残トナーの回収時と、回収トナーの像担持体への再付着
時よりも大きくなるように、当該クリーニング部材の回
転数を制御するクリーニング部材駆動制御手段と、その
回転時に、像担持体に対するクリーニング部材の圧接力
が、転写残トナーの回収時と、回収トナーの像担持体へ
の再付着時よりも強くなるように、像担持体に対するク
リーニング部材の押圧力を切換える押圧力切換手段とを
有している。
【0075】この具体例の画像形成装置は、前述の第4
の具体例におけるクリーニング駆動制御手段と、第2の
具体例における押圧力切換手段とを有しているのであ
る。すなわち、クリーニングローラ12が感光体のフィ
ルミング除去動作を行うとき、そのクリーニングローラ
12が感光体1に対して、通常の画像形成動作時よりも
大きな線速差で回転すると共に、当該クリーニングロー
ラ12が感光体1の表面に対して、通常の画像形成動作
時よりも大きな圧力で圧接するのである。かかる構成に
より、より一層効率よく感光体のトナーフィルミングを
除去することができる。通常の画像形成動作時には、ク
リーニングローラ12と感光体1との圧接力及びその線
速差は小さく留められるので、クリーニングローラが早
期に劣化することを防止できる。この具体例のクリーニ
ングローラ12の回転方向もいずれであってもよいが、
感光体1の回転方向に対してカウンタ向きに回転させる
ことが好ましい。
【0076】上述した具体例4及び5のフィルミング除
去動作も、感光体1を少なくとも1回転させて実行す
る。
【0077】上述した各具体例において、クリーニング
ローラ12による感光体のフィルミング除去動作は、画
像形成動作の行われていな適時に行われるが、好ましく
は、このフィルミング除去動作を、画像形成装置の電源
オン時から、その画像形成装置が画像形成動作実行可能
な状態に立上るまでの時間、或いは画像形成動作終了後
の時間の少なくとも一方の時間を利用して行うようにす
ると、画像形成動作を何ら邪魔することなく、フィルミ
ング除去動作を行うことができ有利である。
【0078】またフィルミング除去動作を、画像形成動
作毎に行うようにしてもよいが、画像形成枚数が所定枚
数に達する毎に行うようにしてもよい。
【0079】以上のように、本例の画像形成装置におい
ては、感光体上の転写残トナーの回収と、そのトナーの
感光体1への再付着を行うクリーニングローラ12が、
感光体1のトナーフィルミング除去機能を有しているの
で、クリーニングローラ12と別の専用のフィルミング
除去部材が不要となり、画像形成装置の構造の小型化と
その構造の簡素化を達成でき、かつそのコストを低減す
ることができる。しかも、クリーニングローラ12はそ
のフィルミング除去動作時には、効率よく感光体上のト
ナーフィルミングを除去し、通常の画像形成動作時に
は、感光体1の回転方向に対して順方向に回転するの
で、クリーニングローラ12の寿命が縮められることも
ない。
【0080】本発明は、クリーニング部材としてローラ
状のものの他、無端ベルト状のものなどを用いる画像形
成装置、或いは、像担持体としてドラム状のものの他
に、無端ベルト状のものを用いる画像形成装置にも適用
できる。また、記録媒体として中間転写体を用い、像担
持体から、この中間転写体にトナー像を転写し、次いで
これを転写材に転写する形式の画像形成装置にも適用で
きる。また、本発明は、帯電装置によって像担持体を帯
電した後、その表面への像露光時に光の照射されない部
分によって静電潜像を形成し、その潜像電位の極性と反
対の極性に帯電されたトナーを当該静電潜像に付着させ
て現像を行う所謂、ポジ・ポジ現像方式の画像形成装置
にも適用できる。
【0081】
【発明の効果】請求項1に記載の画像形成装置によれ
ば、クリーニング部材によって転写残トナーをクリーニ
ング部材に回収し、この回収したトナーを像担持体に再
付着させ、次いで、再付着したトナーを現像装置に回収
する画像形成装置において、像担持体上に形成されるト
ナーフィルミングを除去するための専用の部材を設ける
必要がなく、画像形成装置の構造の簡素化と、そのコス
トの低減を達成できる。しかも、フィルミング除去時に
は、クリーニング部材を像担持体の回転方向に対してカ
ウンタ向きに回転させるので、効率よく像担持体のトナ
ーフィルミングを除去できる。さらに、像担持体上の転
写残トナーの回収時と、その回収トナーの再付着時に
は、クリーニング部材は像担持体に対して順方向に回転
するので、クリーニング部材が早期に劣化する不具合を
防止できる。
【0082】請求項2に記載の画像形成装置によって
も、フィルミング除去時に、クリーニング部材を像担持
体に大きな力で圧接させるので、像担持体のトナーフィ
ルミングを効率よく除去でき、しかもトナー回収時とそ
の再付着時には、クリーニング部材と像担持体との圧接
力が弱められるので、クリーニング部材が早期に劣化す
る不具合を防止できる。
【0083】請求項3に記載の画像形成装置によれば、
請求項1と2に記載の画像形成装置によって奏せられる
効果を共に奏することができる。
【0084】請求項4に記載の画像形成装置によれば、
フィルミング除去時にクリーニング部材と像担持体の圧
接部における両者の線速の差が大きくなるので、効率よ
く像担持体のトナーフィルミングを除去でき、しかもト
ナー回収時とトナー再付着時には、両者の線速の差が特
に大きくなることはないので、クリーニング部材が早期
に劣化する不具合を防止できる。
【0085】請求項5に記載の画像形成装置によれば、
請求項2と請求項4に記載の画像形成装置によって奏せ
られる効果を共に奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施形態例の画像形成装置の部分断面
説明図であって、感光体とクリーニングローラ上のトナ
ーを模式化して大きく示した図である。
【図2】感光体とクリーニングローラとの間で、トナー
の帯電極性を揃えることを説明するための、両者の摩擦
接触部とトナーを拡大して模式的に示した説明図であ
る。
【図3】帯電ローラ、現像ローラ、転写ローラ及びクリ
ーニングローラと、感光体との相対位置関係を示し、感
光体上の転写残トナーをクリーニングローラに回収して
いるときの様子を説明する説明図である。
【図4】画像形成領域後端が帯電ローラに対向する部位
に至ったときの様子を示す、図3と同様な説明図であ
る。
【図5】画像形成領域後端が現像ローラに対向する部位
に至ったときの様子を示す、図3と同様な説明図であ
る。
【図6】画像形成領域後端が転写ローラに対向する部位
に至ったときの様子を示す、図3と同様な説明図であ
る。
【図7】画像形成領域後端がクリーニングローラに対向
する部位に至ったときの様子を示す、図3と同様な説明
図である。
【図8】クリーニングローラ上の回収トナーを感光体上
に再付着させる様子を示す、図3と同様な説明図であ
る。
【図9】感光体上の再付着トナーが現像装置へ向けて搬
送される様子を示す、図3と同様な説明図である。
【図10】感光体上の再付着トナーが現像装置に回収さ
れる様子を示す、図3と同様な説明図である。
【図11】次の画像形成領域の先端が転写ローラに対向
する部位に至ったときの様子を示す、図3と同様な説明
図である。
【図12】クリーニングローラの感光体に対する押圧力
の切換え手段を、そのクリーニングローラを設けたクリ
ーニングケースと共に示す斜視図である。
【図13】通常の画像形成動作時の押圧力切換えカムの
状態を示す図である。
【図14】フィルミング除去動作時の押圧力切換カムの
状態を示す図である。
【図15】押圧力切換えカムの作用によって感光体から
離間したクリーニングローラの周辺構成部の部分断面図
である。
【符号の説明】
4 現像装置 T1 トナー T2 トナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉井 雅子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動される像担持体と、該担持体上
    に静電潜像を形成する潜像形成手段と、その静電潜像を
    トナー像として可視像化する現像装置と、像担持体上の
    トナー像を記録媒体に転写する転写装置と、トナー像転
    写後の像担持体上の転写残トナーを一時的に回収し、次
    いでその回収したトナーを、像担持体上の、次の静電潜
    像の形成に影響のない表面部分に再付着させるクリーニ
    ング部材とを具備し、像担持体表面に再付着させたトナ
    ーを現像装置において回収すると共に、クリーニング部
    材を像担持体の表面に圧接させ、その圧接部において、
    クリーニング部材が像担持体に対して同じ方向に移動す
    る向きに当該クリーニング部材を回転させて、前記転写
    残トナーの回収と、その回収トナーの像担持体表面への
    再付着を行う画像形成装置において、 クリーニング部材に像担持体のフィルミング除去動作を
    行わせるべく、回転する像担持体の表面にクリーニング
    部材を圧接させた状態で、その圧接部において、クリー
    ニング部材が像担持体に対して反対方向に移動する向き
    にクリーニング部材を回転させるクリーニング部材駆動
    制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 回転駆動される像担持体と、該担持体上
    に静電潜像を形成する潜像形成手段と、その静電潜像を
    トナー像として可視像化する現像装置と、像担持体上の
    トナー像を記録媒体に転写する転写装置と、トナー像転
    写後の像担持体上の転写残トナーを一時的に回収し、次
    いでその回収したトナーを、像担持体上の、次の静電潜
    像の形成に影響のない表面部分に再付着させるクリーニ
    ング部材とを具備し、像担持体表面に再付着させたトナ
    ーを現像装置において回収すると共に、クリーニング部
    材を像担持体の表面に圧接させ、その圧接部において、
    クリーニング部材が像担持体に対して同じ方向に移動す
    る向きに当該クリーニング部材を回転させて、前記転写
    残トナーの回収と、その回収トナーの像担持体表面への
    再付着を行う画像形成装置において、 クリーニング部材に像担持体のフィルミング除去動作を
    行わせるべく、回転する像担持体の表面にクリーニング
    部材を圧接させた状態で、クリーニング部材を回転させ
    るクリーニング部材駆動制御手段と、その回転時に、像
    担持体に対するクリーニング部材の圧接力が、転写残ト
    ナーの回収時と、回収トナーの像担持体への再付着時よ
    りも強くなるように、像担持体に対するクリーニング部
    材の押圧力を切換える押圧力切換手段とを有することを
    特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 回転駆動される像担持体と、該担持体上
    に静電潜像を形成する潜像形成手段と、その静電潜像を
    トナー像として可視像化する現像装置と、像担持体上の
    トナー像を記録媒体に転写する転写装置と、トナー像転
    写後の像担持体上の転写残トナーを一時的に回収し、次
    いでその回収したトナーを、像担持体上の、次の静電潜
    像の形成に影響のない表面部分に再付着させるクリーニ
    ング部材とを具備し、像担持体表面に再付着させたトナ
    ーを現像装置において回収すると共に、クリーニング部
    材を像担持体の表面に圧接させ、その圧接部において、
    クリーニング部材が像担持体に対して同じ方向に移動す
    る向きに当該クリーニング部材を回転させて、前記転写
    残トナーの回収と、その回収トナーの像担持体表面への
    再付着を行う画像形成装置において、 クリーニング部材に像担持体のフィルミング除去動作を
    行わせるべく、回転する像担持体の表面にクリーニング
    部材を圧接させた状態で、その圧接部において、クリー
    ニング部材が像担持体に対して反対方向に移動する向き
    にクリーニング部材を回転させるクリーニング部材駆動
    制御手段と、その回転時に、像担持体に対するクリーニ
    ング部材の圧接力が、転写残トナーの回収時と、回収ト
    ナーの像担持体への再付着時よりも強くなるように、像
    担持体に対するクリーニング部材の押圧力を切換える押
    圧力切換手段とを有することを特徴とする画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 回転駆動される像担持体と、該担持体上
    に静電潜像を形成する潜像形成手段と、その静電潜像を
    トナー像として可視像化する現像装置と、像担持体上の
    トナー像を記録媒体に転写する転写装置と、トナー像転
    写後の像担持体上の転写残トナーを一時的に回収し、次
    いでその回収したトナーを、像担持体上の、次の静電潜
    像の形成に影響のない表面部分に再付着させるクリーニ
    ング部材とを具備し、像担持体表面に再付着させたトナ
    ーを現像装置において回収すると共に、クリーニング部
    材を像担持体の表面に圧接させ、その圧接部において、
    クリーニング部材が像担持体に対して同じ方向に移動す
    る向きに当該クリーニング部材を回転させて、前記転写
    残トナーの回収と、その回収トナーの像担持体表面への
    再付着を行う画像形成装置において、 クリーニング部材に像担持体のフィルミング除去動作を
    行わせるべく、回転する像担持体の表面にクリーニング
    部材を圧接させた状態で、クリーニング部材を回転さ
    せ、その回転時に、像担持体とクリーニング部材の圧接
    部における両者の線速の差の絶対値が、転写残トナーの
    回収時と、回収トナーの像担持体への再付着時よりも大
    きくなるように、当該クリーニング部材の回転数を制御
    するクリーニング部材駆動制御手段を有することを特徴
    とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 回転駆動される像担持体と、該担持体上
    に静電潜像を形成する潜像形成手段と、その静電潜像を
    トナー像として可視像化する現像装置と、像担持体上の
    トナー像を記録媒体に転写する転写装置と、トナー像転
    写後の像担持体上の転写残トナーを一時的に回収し、次
    いでその回収したトナーを、像担持体上の、次の静電潜
    像の形成に影響のない表面部分に再付着させるクリーニ
    ング部材とを具備し、像担持体表面に再付着させたトナ
    ーを現像装置において回収すると共に、クリーニング部
    材を像担持体の表面に圧接させ、その圧接部において、
    クリーニング部材が像担持体に対して同じ方向に移動す
    る向きに当該クリーニング部材を回転させて、前記転写
    残トナーの回収と、その回収トナーの像担持体表面への
    再付着を行う画像形成装置において、 クリーニング部材に像担持体のフィルミング除去動作を
    行わせるべく、回転する像担持体の表面にクリーニング
    部材を圧接させた状態で、クリーニング部材を回転さ
    せ、その回転時に、像担持体とクリーニング部材の圧接
    部における両者の線速の差の絶対値が、転写残トナーの
    回収時と、回収トナーの像担持体への再付着時よりも大
    きくなるように、当該クリーニング部材の回転数を制御
    するクリーニング部材駆動制御手段と、その回転時に、
    像担持体に対するクリーニング部材の圧接力が、転写残
    トナーの回収時と、回収トナーの像担持体への再付着時
    よりも強くなるように、像担持体に対するクリーニング
    部材の押圧力を切換える押圧力切換手段とを有すること
    を特徴とする画像形成装置。
JP2605296A 1996-01-20 1996-01-20 画像形成装置 Pending JPH09197932A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009265229A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Kyocera Mita Corp 回転駆動装置及び画像形成装置
US8163450B2 (en) 2008-02-22 2012-04-24 Ricoh Company Limited Toner, and image forming apparatus and image forming method using the toner

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8163450B2 (en) 2008-02-22 2012-04-24 Ricoh Company Limited Toner, and image forming apparatus and image forming method using the toner
JP2009265229A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Kyocera Mita Corp 回転駆動装置及び画像形成装置

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