JPH09198975A - 真空バルブ及び真空バルブ用接点 - Google Patents

真空バルブ及び真空バルブ用接点

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JPH09198975A
JPH09198975A JP495696A JP495696A JPH09198975A JP H09198975 A JPH09198975 A JP H09198975A JP 495696 A JP495696 A JP 495696A JP 495696 A JP495696 A JP 495696A JP H09198975 A JPH09198975 A JP H09198975A
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JP
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vacuum valve
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arc
composition
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Application number
JP495696A
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English (en)
Inventor
Isao Okutomi
功 奥富
Takashi Kusano
貴史 草野
Keisei Seki
経世 関
Atsushi Yamamoto
敦史 山本
Shigeaki Sekiguchi
薫旦 関口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHIBAFU ENG KK
Toshiba Corp
Original Assignee
SHIBAFU ENG KK
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、大電流遮断特性及び耐電圧特性を
向上させることを目的とする。 【解決手段】 耐弧性成分の成分量y(0≦y≦1)と
接点中心からの距離rとの間にy=f(r)の関係が成
立するとき、r−y平面に描いたy=f(r)の図にお
いて、0≦r≦Rに少なくとも1箇所成分の組成変化に
不連続部分が存在することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空遮断器等に使
用される真空バルブ及び真空バルブ用接点に係り、特に
大電流の遮断性能と耐電圧性能を兼備した真空バルブ及
び真空バルブ用接点に関する。
【0002】
【従来の技術】真空バルブ用接点に要求される特性とし
ては、耐溶着特性、耐電圧特性、遮断特性、裁断特性、
耐消耗性、接触抵抗特性、温度上昇特性などがあり、真
空バルブ用接点は、これらの特性を維持向上させるため
に種々の素材から構成されている。しかし、上述の要求
特性は互いに相反する材料物性を要求することから、1
つの元素で十分満足させることは不可能とされている。
そこで、材料の複合化、素材張合わせなどによって、上
述の要求特性を極力満足しようとしている。ところが、
このようにしたとき、特に大電流を遮断した場合、遮断
により発生したアークは、接点電極上のアーク電圧の低
い部分に停滞、集中することがあり、接点電極面上の全
ての面に均一に点弧させることができなかった。
【0003】アークの停滞、集中を軽減化する手段とし
て、大電流遮断のためには接点材料だけでなく電極構造
を工夫する技術として、特許第1140613号にある
ように、遮断時に電極間に発生したアーク軸に平行に軸
方向磁界を印加させるようにコイル電極を設けた技術が
ある。アークの停滞、集中を軽減化する他の手段とし
て、特開昭62−64012号公報には、裁断特性の向
上を目的としていることから小電流の遮断が主とし注目
することにはなるが、接点電極上で沸騰温度の異なる複
数の接触領域を備え、アークの移動を補助するようにし
た接点電極の提案がなされている。アークの停滞、集中
を軽減化する他の手段として、特開昭63−26672
0号公報には、同じ裁断特性の向上を目的として接点電
極上で沸騰温度の異なる複数の接触領域を備えアークの
移動を補助するようにした接点電極の提案がなされてい
る。さらに同じ目的で特開平4−20978号公報で
は、AgWCとCuCrの組合わせ、特開平4−242
029号公報では、AgWCとCuTiの組合わせ、特
開平5−47275号公報では、AgMo2 CとCuC
rの組合わせが開示されているように、複数の接触領域
に使用する素材の具体的な提案がなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のアーク電圧の異
なる2種類以上の接点電極を同一面上に単純に配置した
ものでは、前記の軸方向磁界電極と組合わせた場合で
も、アーク電圧の低い部分にアークが集中してしまい、
アークの移動を完全に補助する接点電極とはならず、大
電流遮断に有効な軸方向磁界の技術の特性を生かすには
至らず遮断性能の改善には限界が見られている。また、
AgWCとCuCrの組合わせ、AgWCとCuTiの
組合わせ、AgMo2 CとCuCrの張合わせたものが
あるが(特開平4−20978号公報、特開平4−24
2029号公報、特開平5−47275号公報)、これ
らのものでも同様に、大電流遮断時にアークがアーク電
圧の低い部分に偏り、低裁断特性の向上は得られるもの
の大電流遮断特性の向上の観点からは十分ではなかっ
た。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、大電流遮断特性及び耐電圧特性を向上させることが
できる真空バルブ及び真空バルブ用接点を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の真空バルブ用接点は、導電性成分、
耐弧性成分及び必要により補助成分を含み、同一半径に
対しては同一成分組成を有する半径Rの真空バルブ用接
点であって、前記耐弧性成分の成分量y(0≦y≦1)
と接点中心からの距離rとの間にy=f(r)の関係が
成立するとき、r−y平面に描いたy=f(r)の図に
おいて、0≦r≦Rに少なくとも1箇所成分の組成変化
に不連続部分が存在してなることを要旨とする。この構
成により、遮断時に発生したアークはアーク電圧の低い
部分に停滞、集中することなく接点面上を移動してアー
クの拡散が促進され、遮断電流を処理する接点面積の実
質的増加につながって遮断性能の向上が可能となる。
【0007】請求項2記載の真空バルブ用接点は、上記
請求項1記載の真空バルブ用接点において、r−y平面
に描いたy=f(r)の図における不連続部分のr座標
を小さい方から順にr1 ,r2 ,・・,rn とし(nは
自然数)、0≦r≦r1 を第1領域、r1 ≦r≦r2
第2領域、・・,rn ≦r≦Rを第n+1領域としたと
き、同一領域内は同一成分組成であることを要旨とす
る。この構成により、不連続部分と次の不連続部分まで
の耐弧性成分の組成を一定とすることで、遮断性能を一
層向上させることが可能となる。
【0008】請求項3記載の真空バルブ用接点は、上記
請求項2記載の真空バルブ用接点において、前記第1領
域内における前記耐弧性成分の成分量をy1 、前記第2
領域内における前記耐弧性成分の成分量をy2 ,・・、
前記第n+1領域内における前記耐弧性成分の成分量を
n+1 としたとき、y1 <y2 <・・<yn+1 であるこ
とを要旨とする。この構成により、隣り合う領域の耐弧
性成分の組成を外側の領域になるほど大にすることで、
遮断性能を一層向上させることが可能となる。
【0009】請求項4記載の真空バルブ用接点は、上記
請求項2又は3記載の真空バルブ用接点において、成分
組成の不連続部分が2箇所以上(n≧2)存在する場
合、y1 /r1 ≦(y2 −y1 )/(r2 −r1 )≦・
・≦(yn −yn-1 )/(rn−rn-1 )であることを
要旨とする。この構成により、隣り合う領域の耐弧性成
分組成を一定、又は外側の領域ほど大にする構成は、
(成分の増加量/半径の増加量)を調整することで実現
することができて遮断性能を確実に向上させることが可
能となる。
【0010】請求項5記載の真空バルブ用接点は、上記
請求項2又は3記載の真空バルブ用接点において、成分
組成の不連続部分が2箇所以上(n≧2)存在する場
合、r1 ≧r2 −r1 ≧・・≧rn −rn-1 で且つy1
≦y2 −y1 ≦・・≦yn+1 −yn であることを要旨と
する。この構成により、隣り合う領域の耐弧性成分組成
を外側の領域になるほど大にする場合には、外側になる
ほど半径の増加量を減少させ、且つ成分の増加量を増大
させることで、アークの拡散が一層促進されて遮断性能
をさらに向上させることが可能となる。
【0011】請求項6記載の真空バルブ用接点は、上記
請求項1乃至5の何れかに記載の真空バルブ用接点にお
いて、前記導電性成分は、Cu又はAgを主成分とする
ことを要旨とする。この構成により、遮断性能の改善さ
れた真空バルブ用接点を確実に実現することが可能とな
る。
【0012】請求項7記載の真空バルブ用接点は、上記
請求項1乃至6の何れかに記載の真空バルブ用接点にお
いて、前記耐弧性成分は、Cr,W,Nb,Ta,T
i,Mo及びこれらの炭化物から選ばれた少なくとも1
つであることを要旨とする。この構成により、遮断性能
を確実に向上させることが可能となる。
【0013】請求項8記載の真空バルブ用接点は、上記
請求項1乃至7の何れかに記載の真空バルブ用接点にお
いて、前記補助成分は、Bi,Te,Seから選ばれた
少なくとも1つであり、その合計量が接点全体の5wt
%以下であることを要旨とする。この構成により、成分
の組成変化に不連続部分が存在する真空バルブ用接点を
よりよく製造することが可能となる。
【0014】請求項9記載の真空バルブ用接点は、A
g,Cuの少なくとも1つよりなる導電性成分と、15
00℃以上の溶融温度を有する耐弧性成分と、必要によ
り補助成分とを含み、接点面上の材料組成が同一半径
(中心からの距離)に対しては同一組成を有する真空バ
ルブ用接点であって、前記耐弧性成分の成分量yが中心
からの距離xの関数であるとき、前記yがxで微分可能
なときはxの関数であるyをy=f(x)とし、x−y
平面においてxのある範囲内にyが一定値を有する領域
が複数個存在するときは当該各領域の中心を近似するよ
うな滑らかな線をy=f(x)とし、且つ接点表面上の
任意の点のうち前記xの2つの値a,bをa<bとした
とき、f′(a)≦f′(b)の関係が成立するように
構成してなることを要旨とする。この構成により、接点
面の半径方向の組成分布を、外周に向って耐弧性成分の
勾配を増加させることで、遮断時に発生したアークはア
ーク電圧の低い部分に停滞、集中することなく接点面上
を容易に移動するため、アークの拡散が促進され、遮断
電流を処理する接点面積の実質的増加につながって大電
流遮断特性の向上が可能となる。またアークの停滞、集
中が低減化される結果、接点の局部的異常蒸発現象が阻
止され、表面荒れが軽減化されて耐電圧特性の向上が可
能となる。
【0015】請求項10記載の真空バルブ用接点は、上
記請求項9記載の真空バルブ用接点において、中心から
任意の点Cまでの範囲が前記f′(a)≦f′(b)の
関係を満足し、前記点Cから最外周部までがf(x)=
一定の関係が成立するように構成してなることを要旨と
する。この構成により、内周部側の耐弧性成分の組成分
布の勾配を外周に向って増加させ、外周部側の耐弧性成
分の組成分布を一定とすることで、大電流遮断特性をさ
らに改善することが可能となる。
【0016】請求項11記載の真空バルブ用接点は、上
記請求項9記載の真空バルブ用接点において、中心から
任意の点Dまでの範囲が前記f′(a)≦f′(b)の
関係を満足し、前記点Dから最外周部までがf′(x)
<0の関係が成立するように構成してなることを要旨と
する。この構成により、中心から任意の点Cまでの範囲
に、外周に向って耐弧性成分の組成分布勾配が増加する
領域を持たせることで、外周部側は組成分布勾配が減少
する領域としても大電流遮断特性及び耐電圧特性を向上
させることが可能となる。
【0017】請求項12記載の真空バルブ用接点は、上
記請求項9記載の真空バルブ用接点において、中心から
任意の点Eまでの範囲をf′(x)=一定とし、前記点
Eから最外周部までが前記f′(a)≦f′(b)の関
係が成立するように構成してなることを要旨とする。こ
の構成により、内周部側の耐弧性成分の組成分布の勾配
を一定とし、外周部側の耐弧性成分の組成分布の勾配を
外周に向って増加させることで、大電流遮断特性及び耐
電圧特性をさらに向上させることが可能となる。
【0018】請求項13記載の真空バルブ用接点は、上
記請求項9記載の真空バルブ用接点において、中心から
任意の点Fまでの範囲を前記f′(a)≦f′(b)の
関係が成立し、前記点Fから最外周部までがf′(x)
=一定の関係が成立するように構成してなることを要旨
とする。この構成により、耐弧性成分の組成分布の態様
を、内周部側と外周部側とで上記請求項12記載の発明
とは逆にすることによっても、上記と同様に、大電流遮
断特性及び耐電圧特性をさらに向上させることが可能と
なる。
【0019】請求項14記載の真空バルブ用接点は、上
記請求項9記載の真空バルブ用接点において、中心から
任意の点Gまでの範囲を中空とし、前記点Gから最外周
部までが前記f′(a)≦f′(b)の関係が成立する
ように構成してなることを要旨とする。この構成によ
り、内周部側を中空としても、外周部において耐弧性成
分の組成分布の勾配を外周に向って増加させることで、
大電流遮断特性をさらに向上させ、また耐電圧特性を向
上させることが可能となる。
【0020】請求項15記載の真空バルブ用接点は、上
記請求項9乃至14の何れかに記載の真空バルブ用接点
において、前記耐弧性成分は、Ti,Zr,V,Nb,
Ta,Cr,Mo,Wから選ばれた1つであることを要
旨とする。この構成により、大電流遮断特性及び耐電圧
特性を確実に向上させることが可能となる。
【0021】請求項16記載の真空バルブ用接点は、上
記請求項9乃至14の何れかに記載の真空バルブ用接点
において、前記耐弧性成分は、Ti,Zr,V,Nb,
Ta,Cr,Mo,Wの炭化物又は硼化物から選ばれた
1つであることを要旨とする。この構成により、上記と
同様に、大電流遮断特性及び耐電圧特性を確実に向上さ
せることが可能となる。
【0022】請求項17記載の真空バルブ用接点は、上
記請求項9乃至16の何れかに記載の真空バルブ用接点
において、必要によりCo,Ni,Feから選ばれた1
つの補助成分を含有してなることを要旨とする。この構
成により、接点面の半径方向の組成分布を、外周に向っ
て耐弧性成分の勾配を増加させた領域を有する真空バル
ブ用接点をよりよく製造することが可能となる。
【0023】請求項18記載の真空バルブ用接点は、上
記請求項9乃至16の何れかに記載の真空バルブ用接点
において、必要によりBi,Te,Pb,Sbから選ば
れた1つの補助成分を含有してなることを要旨とする。
この構成により、上記と同様に、接点面の半径方向の組
成分布を、外周に向って耐弧性成分の勾配を増加させた
領域を有する真空バルブ用接点をよりよく製造すること
が可能となる。
【0024】請求項19記載の真空バルブ用接点は、上
記請求項9乃至18の何れかに記載の真空バルブ用接点
において、Cu板又はCuAg板の何れかからなる台金
上に搭載一体化してなることを要旨とする。この構成に
より、設計上遮断回数の少ない真空遮断器に搭載する接
点、あるいは接触抵抗を配慮する接点では、必ずしも全
厚さに亘って耐弧性成分の組成分布を前記のような所要
の組成分布にする必要はなく、接点面の最表面層から厚
さ方向(内部方向)に例えば0.01mmの深さだけ、
所定の組成分布とした場合であっても、所要の機能を発
揮する。この場合、例えば0.01mmより内部にこの
組成より電気伝導率の大なるCu板あるいはCuAgを
台金として配置することで、接点全体の電気伝導率の向
上を配慮することは遮断電流特性の一層の向上が可能と
なる。
【0025】請求項20記載の真空バルブは、真空容器
内に接離自在に配設された1対の請求項1乃至19の何
れかに記載の真空バルブ用接点と、該真空バルブ用接点
面上の任意の半径線上の任意の点から他の任意の点に向
って磁界強度に勾配を与える磁束密度分布傾斜用コイル
とを有することを要旨とする。この構成により、耐弧性
成分の組成分布に上述したような所要の組成分布を持た
せた接点と磁束密度分布傾斜用コイルとを組合わせたこ
とによる相乗的効果により、優れた大電流遮断特性及び
耐電圧特性を有する真空バルブを実現することが可能と
なる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
的実施態様に基づいて説明する。まず始めに、本実施の
形態の真空バルブ用接点が適用される真空バルブの構成
例を、図1、図2を参照して説明する。図1において、
1は遮断室であり、この遮断室1は絶縁材料によりほぼ
円筒状に形成された絶縁容器2と、その両端に封着金具
3a,3bを介して設けられた金属製の蓋体4a,4b
とで真空気密に形成されている。遮断室1内には、固定
通電軸5の端部に取り付けられた固定電極7と可動通電
軸6の端部に取り付けられた可動電極8とが対向配設さ
れている。可動通電軸6にはベローズ9が取り付けられ
遮断室1内を真空気密に保持しながら軸方向に所要量移
動可能となっており、ベローズ9上部には金属製のアー
クシールド10が設けられ、ベローズ9がアーク蒸気で
覆われるのを防止している。11は、固定電極7及び可
動電極8を覆うようにして遮断室1内に設けられた金属
製のアークシールドであり、絶縁容器2がアーク蒸気で
覆われるのを防止している。図2に拡大して示すよう
に、可動電極8は可動通電軸6の端部にロウ付け部12
によって固定されるか、又は、かしめによって圧着固定
されている。そして可動側接点13aが、その可動電極
8にロウ付け14で固着されている。固定側接点13b
も、上記と同様な構成により、固定電極7に固着されて
いる。
【0027】次に、表1、表2(表2は表1の続きであ
る)を用いて、実施例1〜19、比較例1,2の製造方
法及び遮断性能の試験結果について述べる。
【0028】
【表1】
【表2】 比較例1〜2、実施例1〜2 比較例1では、焼結溶浸法で作成した。Cr粉末を加圧
成形した後、10-3Paオーダーの真空中で、1150
℃×1時間の条件で焼結して製造したスケルトンと溶浸
材Cuを坩堝内で上下に配置し、真空中で1100℃に
加熱し、導電成分であるCuを溶浸させることにより、
Crを65wt%含んだφ60mm、t5mmのCuC
r接点を製造した。この接点を組み込んだ真空バルブの
遮断試験を実施し、裁断遮断電流を測定し、さらに遮断
後の接点を目視観察により、アークによりダメージを受
けた接点の面積を測定した。この比較例3の測定結果を
基準とし、その他の測定結果は相対値で示す。
【0029】比較例2でも、焼結溶浸法で作成した。た
だしCr粉末を加圧成形する際、加圧力の伝播を調整
し、接点外周部ほど加圧力が小さくなるようにして、外
側ほど空隙率が小さいCr成形体を得た(特公昭7−7
7101号公報参照)。その成形体を比較例3の場合と
同様に真空中で焼結した後、Cuを溶浸させてφ60m
m、t5mmのCuCr接点を作成した。その接点表面
をEDX(エネルギー分散型X線分析法)で、直径に沿
って3mm間隔ごとにCrの含有率を分析した結果、ほ
ぼ直線的に変化し、中心付近では80wt%、外周部で
は50wt%であった。この接点を組み込んだ真空バル
ブの遮断試験を実施した結果、アークの拡がり及び最大
遮断電流は、比較例1の結果のそれぞれ1.1倍、1.
1倍であった。
【0030】実施例1は、不連続部分が1箇所存在する
CuCr接点で、第1領域についてはPVD(Physical
Vapour Deposition)で作成した。Crの供給源を取り
囲むようにCuの供給源を6個配置し、φ10mmのC
u板に蒸着させた。第2領域は焼結溶浸法でCrを50
wt%含んだφ60mmのCuCrを作成し、次に中心
をφ10mmくり貫き、第1領域をはめ込んで焼結し、
一体化させた。その接点の第1領域の表面をEDXで、
直径に沿って2mm間隔ごとにCrの含有率を分析した
結果、ほぼ放物線的に変化し、中心付近では10wt
%、外周部では35wt%であった。この接点を組み込
んだ真空バルブの遮断試験を実施した結果、アークの拡
がり及び最大遮断電流は、比較例1の結果のそれぞれ
1.3倍、1.2倍であった。
【0031】実施例2は、不連続部分が1箇所存在する
CuCr接点で、第2領域については、比較例1と同様
に焼結溶浸法で作成し、第1及び第3領域は比較例2と
同一手法にて作成した。次に、第1〜第3領域をはめ込
んで焼結し、一体化した接点を作成した。この接点を組
み込んだ真空バルブの遮断試験を実施した結果、アーク
の拡がり及び最大遮断電流は、比較例1の結果のそれぞ
れ1.4倍、1.2倍であった。
【0032】実施例3〜6 φ60mmの坩堝内に、Cu製の円筒(肉厚50μm)
を、目的とする組成の境界部分に配置し、所定の比を有
するCuとCrの混合粉末を、円筒で仕切られた領域に
それぞれの混合粉末を充填し、真空雰囲気中で、900
℃、1時間の条件で固相焼結した。焼結体を坩堝から取
り出し、10t/cm2 で加圧成形し、再び固相焼結を
行い、CuCr接点を作成した。
【0033】実施例3では、第1領域(0≦r<10)
に純Cu粉末、第2領域(10≦r<20)にCu−6
0wt%Cr粉末、第3領域(20≦r≦30)にCu
−30wt%Cr粉末を充填し、固相焼結、加圧成形、
再焼結を行った。
【0034】実施例4ではCrの含有率が、第1領域
(0≦r<10)では20wt%、第2領域(10≦r
<20)では50wt%、第3領域(20≦r≦30)
では、100wt%と、耐弧成分含有率を徐々に増加さ
せたCuCr接点を作成した。
【0035】実施例5では、各領域が、第1領域:0≦
r<5,5wt%Cr、第2領域:5≦r<15,20
wt%Cr、第3領域:15≦r<30,45wt%C
rという組成を有する接点を作成した。この接点の特徴
は、(耐弧成分含有率の増加量)/(半径の増加量)
が、徐々に増加していくことにある。即ち本接点では、
1(=5wt%/5mm),1.5(=(20−5)/
(15−5))となっている。
【0036】実施例6では、各領域が、第1領域:0≦
r<15,10wt%Cr、第2領域:15≦r<2
5,30wt%Cr、第3領域:25≦r<30,60
wt%Crという組成を有する接点を作成した。この接
点の特徴は、外側になるほど、半径の増加量が減少し、
且つ耐弧成分含有量の増加量が増大することにある。即
ち本接点では、15mm,10mm(=25−15)且
つ10wt%,20wt%(=30−10),30wt
%(=60−30)となっている。
【0037】これら接点を組み込んだ真空バルブの遮断
性能は良好な特性を示し、最大遮断電流は、比較例1の
それぞれ1.2倍(実施例3)、1.2倍(実施例
4)、1.3倍(実施例5)、1.3倍(実施例6)で
あった。
【0038】実施例7〜8 不連続部分の数を、前記実施例1では1、実施例2〜6
では2とした事例について述べたが、本発明の主旨はこ
れに限るものではない。
【0039】実施例7では不連続部分の数を3とし第1
〜第4領域からなるCuCr接点を、実施例8では不連
続部分の数を4とし第1〜第5領域からなるCuCr接
点を、実施例3〜6の場合と同一方法にて作成した。
【0040】これらの接点を組み込んだ真空バルブの遮
断性能は良好な特性を示し、アークの拡がり及び最大遮
断電流は、比較例1の1.7倍、1.4倍であった。
【0041】実施例9〜10 前記比較例1〜2、実施例1〜8では、導電成分として
Cuを使用した事例について述べたが、本発明の主旨は
これに限るものではない。実施例9ではAgを、実施例
10ではAg−10wt%Cuを導電成分とした接点を
作成し、遮断性能を評価した結果、アークの拡がり及び
最大遮断電流は、比較例1の1.4倍、1.2倍であっ
た。
【0042】実施例11〜15 前記比較例1〜2、実施例1〜10では、耐弧成分とし
てCrを使用した事例について述べたが、本発明の主旨
はこれに限るものではない。実施例11ではWを、実施
例12ではNbを、実施例13ではCr−10wt%W
を、実施例14ではWCを、比較例15ではCrとWC
(第1及び第2領域はCrで第3領域はWC)を耐弧成
分とした接点を、実施例3〜6の場合と同一方法にて作
成した。これらの接点を組み込んだ真空バルブの遮断性
能を評価した結果、最大遮断電流は、比較例のそれぞれ
1.2倍(実施例11)、1.2倍(実施例12)、
1.3倍(実施例13)、1.2倍(実施例14)、
1.3倍(実施例15)であった。
【0043】実施例16〜19 前記比較例1〜2、実施例1〜15では、導電成分と耐
弧成分だけで作成した接点の事例について述べたが、本
発明の主旨はこれに限るものではない。実施例16では
5wt%Bi、実施例17では3wt%Te、実施例1
8では1wt%Se、実施例19では5wt%(Te+
Se)を補助成分として、Cu−Crに添加した接点を
作成し、遮断性能を評価した結果、最大遮断電流は、比
較例1のそれぞれ1.2倍(実施例16)、1.2倍
(実施例17)、1.2倍(実施例18)、1.3倍
(実施例19)であった。
【0044】次に、実施例20〜41、比較例3,4
(表3)を説明する。まず、その供試接点片の製造方
法、評価方法・条件等から述べる。
【0045】(供試接点の製造方法)半径方向への組成
分布として、外周に向って耐弧成分の勾配を増加させた
接点(傾斜組成接点)電極素材の製造は、例えば次のよ
うな二三の方法を適宜選択して製造する。所定比率の導
電性成分粉末と耐弧性成分粉末と必要により補助成分粉
末の全部もしくは一部を混合した後、これらの溶融温度
以下で加熱焼結する方法によって、供試片の一部を混合
した後、これらの溶融温度以下で加熱焼結する方法によ
って、供試片の一部分(イ)を作成、同様に供試片の他
の部分(ロ)を作成、同様に供試片の他の部分(ハ)を
作成、必要によりさらに他の部分(ニ)……を作成、各
供試の組成分布が微分的な勾配となるように配置した。
即ち、異なる導電性成分の量(例えば3種α,β,γの
場合、中央部分αを円盤状に他方の残りβ,γをリング
状に、)を有する混合粉末成形体を作り、これらを混合
粉末成形体のまま所定組成分布となるように組合わせ配
置し一体化させた状態でこれらの溶融温度以下の温度で
加熱焼結する方法で得る。
【0046】また一部は、異なる成分を有する複数個の
混合粉末成形体を作り、前記のように混合粉末成形体で
はなく先に焼結し、その後一方をリング状とし所定の組
成分布になるように他方を組合わせる方法などによって
所定成分量勾配を有する(傾斜組成接点)供試片を得
る。即ち空隙率が微分的な勾配を有する耐弧性成分を得
て、これをあらかじめ導電性成分の溶融温度以下で加熱
焼結し耐弧性成分スケルトンとし、残りの粉末をその溶
融温度以上に加熱した前記スケルトンの空隙中に導電性
成分を加熱溶浸する方法によって、外周に向って耐弧成
分の勾配を増加させた供試片を作成した。
【0047】また他の一部は、銅板、接点電極片などの
基板上に所定の組成分布を有するように所定場所に所定
比率の導電性成分粉末と耐弧性成分粉末と必要により補
助成分粉末の混合粉を、吹き付け付着もしくは溶融吹き
付け付着させる方法、さらにこれに加熱処理を加える方
法によって、供試片を作成した。
【0048】勾配値を大幅に変動させるには導電性成分
粉末と耐弧性成分粉末の配合比率によって調整するのが
有利である。また勾配値を小幅に変動させるには、耐弧
性成分粉末の粒径を変化させること、耐弧性成分粉末の
成形圧力を変化させること、焼結温度、時間を変化させ
ることを適宜行うことが微調整するのに有利である。実
際にはこれらを適宜組合わせて実施する。
【0049】また一部は、複数成分を有する複数のリン
グ状(例えば2種の場合、一方をリング状に、他方の円
板状に。3種の時にはリング状片を2個、円板を1個)
の耐弧性成分粉末のみをあらかじめ溶融温度以下で加熱
焼結し、所定空隙率を有する耐弧性成分スケルトンを得
た後、残りの粉末をその溶融温度以上に加熱した前記ス
ケルトンの空隙中に加熱溶浸する方法によって、所定組
成分布を有する供試片を作成した。上記では該接点電極
は厚さ全体に、外周に向って耐弧成分の勾配を増加させ
たが、厚さが例えば1〜5mm程度のCu板上に、所定
組成分布を有する接点電極材料を配置した複層としても
よい。
【0050】(評価方法・条件) (1)遮断特性;評価1として、着脱式の真空遮断装置
に所定接点電極を装着し、接点電極表面のベーキング、
電流、電圧エージング、開極速度条件を一定同一とした
後、7.2kV,50Hzで、遮断電流値を5kAより
漸次増加させながら、遮断限界電流値を測定した。この
後、実施例1の遮断限界電流値を100とし各条件下で
その値と対比し、その倍率を遮断倍率として相対値で表
示した。表3中、実施例1のみが平均値で、他はばらつ
き値である。
【0051】(2)アーク拡がりの状況;評価(2)と
して、各接点を着脱式の真空遮断装置に装着し、接点電
極表面のベーキング、電流、電圧エージング、開極速度
条件を一定同一とした後、上記で求めた遮断限界電流値
より低い8kAを選択一定とし、7.2kV,50Hz
で4回遮断させた時の接点電極表面の被アーク部分の面
積を測定し、各接点電極材料のアークの拡がり状況を判
定した。実施例1の値との面積対比は、イ;50%以
下、ロ;50〜70%、ハ;70〜90%、ニ;90〜
110%、ホ;110〜130%、ヘ;130%以上で
ある。
【0052】(3)静耐電圧値;評価(3)として、前
記アークの拡がり量を計測した後の供試試験片を、再度
着脱式の真空遮断装置に装着し、接点電極表面のベーキ
ング、電流、電圧エージング、電極間距離を一定に調整
した後、1kVずつ昇電圧させスパークを発生した時の
電圧を静耐電圧値として求め相対値(実施例1と対比)
によって判定した。表3中、実施例1のみが平均値で、
他はばらつき値である。
【0053】
【表3】 下記の接点面の組成分布パターンを持つ各接点に対する
遮断倍率などを示した表3を参照にしながら、具体的な
各実施例の有する効果を、比較例とともに述べる。
【0054】接点面の組成分布パターンをCu−Crを
代表接点として説明する。分布パターンA:接点面の中
央部から外周部間のCr%(容積%)に勾配の無い場合
(一定組成)。分布パターンB:接点面の中央部から外
周部間のCr%の勾配がほぼ一定の場合(組成が直線的
に変化)。分布パターンC:接点面の中央部から外周部
間のCr%の勾配が、外周ほど増加する場合。分布パタ
ーンD:接点面の中央部から任意の点までが分布パター
ンCで、任意の点から外周部までが分布パターンBを示
す場合。分布パターンE:接点面の中央部から任意の点
までが分布パターンCで、任意の点から外周部までが分
布パターンAを示す場合。分布パターンF:接点面の中
央部から任意の点までが分布パターンBで、任意の点か
ら外周部までが分布パターンCを示す場合。分布パター
ンG:接点面の中央部から任意の点までが分布パターン
Aで、任意の点から外周部までが分布パターンCを示す
場合。分布パターンH:接点面の中央部から任意の点ま
で中空(空間)で、任意の点から外周部まで分布パター
ンCを示す場合。
【0055】実施例20、比較例3〜4 各接点の組成分布の内容;接点半径が50mm(同厚さ
5mm)の円盤状CuCr接点面に対して、分布パター
ンAの接点として、接点面の中央部から外周部間の組成
分布(Cr%:容積%)を同一組成とした組成均一接点
(比較例3)、分布パターンBの接点として、接点面上
のCr%の勾配がほぼ一定(直線的変化)である傾斜組
成接点(比較例4)、分布パターンCの接点として、C
r%の勾配が中央部から外周部に向うほど増加させた傾
斜組成接点(実施例20)、の各々を用意した。
【0056】即ち、比較例3の組成分布は、中心より5
0mmの点(外周部)の間のCr量には変化なくほぼ5
0%とした。また、比較例4の組成分布は、中心部分の
Cr%を20%とし、中心より50mmの点(外周部)
の間のCr%を、ほぼ10%/10mmの割合で増加す
る接点とした(中心より外周部の間のCr%量の平均は
48容積%)。さらに、実施例20の組成分布は、中心
より10mmの点の間の平均のCr%、10mmの点よ
り20mmの点の間の平均のCr%、20mmの点より
30mmの点の間の平均のCr%、30mmの点より4
0mmの点の間の平均のCr%、40mmの点より50
mmの点の間の平均のCr%が、各々35%,37%,
41%,49%,65%とした(中心より外周部の間の
Cr%量の平均は51容積%)。
【0057】各接点の製造方法の一例;比較例3では、
所定比率の銅(Cu)粉とクロム(Cr)粉とを混合の
後、水素雰囲気中(真空中でも可)で、例えば1060
℃の温度で焼結と加圧とを1回もしくは複数回組合わせ
て、厚さ8mm,50容積%の接点素材を得た。また、
比較例4では前記各々のCr%を持つ直径20mmの円
盤と、内径20mm外径30mm幅10mmのリング、
内径30mm外径40mm幅10mmのリング、内径4
0mm外径50mm幅10mmのリングの各々を嵌め込
むようにして順次組合わせた後、これらを水素雰囲気中
で1060℃で焼結、加圧を組合わせてCr分布が、中
心から外周部に亘って、前記一定の比率で、Cr量が変
化する半径50mmの接点素材を得た。さらに、実施例
20では組成分布が前記した35%,37%,41%,
49%,65%のCr%を持つ接点素材を、比較例4と
同様な方法で製造した(中心より外周部の間のCr%量
の平均は51容積%)。
【0058】以下に前記条件での各接点を評価した結果
を表3に示す。なお評価データは実施例20の値に対す
る相対値で示した。表3から明らかなように、分布パタ
ーンA及びB(比較例3及び4)では、標準試料とした
分布パターンC(実施例20)の値より、アークの拡が
り性、遮断性能とも大幅な向上が見られている。特に分
布パターンA(比較例3)では、発弧点近傍と考えられ
る接点電極面上の特定の箇所にアークの停滞が観察され
ている。分布パターンB(比較例4)では、アークの拡
がり性は若干改善されているが、局部的にはアークの停
滞が観察され、アークの拡がり性、遮断性能のいずれも
が、分布パターンC(実施例20)と比較して低下して
いる。さらに、アークの停滞が見られた接点では、表面
損傷も大きくなり、耐電圧性能(静耐圧値)も低下とば
らつきの発生に好ましくない影響が見られた。従ってこ
れらの観点から、Cr%の勾配が中心から外周に向って
増加を示す分布パターンCの傾斜組成接点(実施例2
9)が好ましい。
【0059】実施例21〜22 前記比較例3では、接点面全面を同一の組成とした例
(分布パターンA)及び前記比較例4では、Cr%の勾
配が一定割合の場合(分布パターンB)を示し、これら
と実施例20のCr%の勾配が中心から外周に向って増
加を示す傾斜組成接点(分布パターンC)とについて比
較したところ、分布パターンCの接点が有利であること
が分った。しかし本発明の技術では分布パターンCの例
に限ることなく、接点電極面の勾配を1つとせず分布パ
ターンCを含む複数領域としても同様の効果を得る。即
ち、接点半径が50mm(同厚さ5mm)の円盤状Cu
Cr接点面において、実施例21に示す分布パターンD
(分布パターンCと分布パターンBとを複合化)では、
中心より10mmの点の間のCr%、10mmの点より
20mmの点の間のCr%、20mmの点より30mm
の点の間のCr%、30mmの点より40mmの点の間
のCr%、各々35%,37%,41%,49%のよう
な分布パターンCを呈する組成分布とし、40mmの点
より50mmの点の間のCr%を49%から65%へと
直線的に増加させた分布パターンBとした。
【0060】また、実施例22に示す分布パターンE
(分布パターンCと分布パターンAとを複合化)では、
中心より10mmの点の間のCr%、10mmの点より
20mmの点の間のCr%、20mmの点より30mm
の点の間のCr%、30mmの点より40mmの点の間
のCr%、各々35%,37%,41%,49%のよう
な分布パターンCを呈する組成分布とし、40mmの点
より50mmの点の間のCr%を56%に一定とする分
布パターンとした。その結果、表3の如く、アークの拡
がり性、耐電圧性能(静耐圧値)ではほぼ同等の特性
を、遮断性能では同等もしくは約10%程度の改善が見
られた。
【0061】実施例23〜24 接点半径が50mm(同厚さ5mm)の円盤状CuCr
接点面において、実施例23に示す分布パターンF(分
布パターンBと分布パターンCとを複合化)では、中心
より15mmの点の間のCr%を20%から30%へ直
線的に増加させた分布パターンBとし、15mmの点よ
り22.5mmの点の間のCr%、22.5mmの点よ
り35mmの点の間のCr%、35mmの点より42.
5mmの点の間のCr%、42.5mmの点より50m
mの点の間のCr%を各々35%,37%,41%,4
9%のような分布パターンCを呈する組成分布とした、
実施例24に示す分布パターンG(分布パターンAと分
布パターンCとを複合化)では、中心より15mmの点
の間のCr%を25%に一定とした分布パターンAと
し、15mmの点より22.5mmの点の間のCr%、
22.5mmの点より35mmの点の間のCr%、35
mmの点より42.5mmの点の間のCr%、42.5
mmの点より50mmの点の間のCr%を各々35%,
37%,41%,49%のような分布パターンCを呈す
る組成分布とした。その結果、表3の如く、アークの拡
がり性、耐電圧性能(静耐圧値)ではほぼ同等の特性
を、遮断性能では同等もしくは約10%程度の改善が見
られた。実施例21,22における分布パターンAと分
布パターンCとを入替えても実質的に十分機能を発揮す
ることが分った。
【0062】実施例26〜32 前記実施例20〜25、比較例3〜4では、接点材料と
して、CuCrの例を示したが、本発明の技術ではこの
例に限ることなく、接点材料を広く選択できる。即ち、
実施例26〜34では、半径を50mmの接点とした時
の中心付近の耐弧性成分量を約35%、中心から約80
%の距離におけるその量をほぼ48〜50%、最外周部
におけるその量を約65%としたTi,Zr,V,N
b,Ta,Mo,W(各々残部はCu)で構成した組成
勾配を持つ接点面(分布パターンC)とした。その評価
の結果、表3から明らかなように、アークの拡がり性、
遮断性能のいずれもが、実施例20と比較して良好な特
性が観察された。なお静耐圧値は、大差なく好ましい範
囲と判断した。
【0063】実施例33〜34 前記実施例20〜32、比較例3〜4では、接点材料中
の耐弧性成分としては、1種類の例を示したが、本発明
の技術ではこの例に限ることなく、接点材料中の耐弧性
成分数を複数選択できる。即ち、実施例33〜34で
は、耐弧性成分を、CrとMo,CrとBiの2種類
(及び残部がCu)の各々で構成し且つ接点面の勾配を
分布パターンCとした場合の各々のケースについて評価
した。その評価の結果、表3から明らかなように、アー
クの拡がり性、遮断性能のいずれもが、分布パターン
A,B(比較例3〜4)を選択したよりも、著しく好ま
しい結果となっている。実施例20と比較しても同等も
しくは改善されていることが観察された。なお静耐圧値
は、大差なく好ましい範囲と判断された。
【0064】実施例35〜41 前記実施例20〜34、比較例3〜4では耐弧性成分と
して、金属を使用した場合について示したが、本発明の
技術ではこの例に限ることなく、接点材料を選択でき
る。即ち、実施例35〜41では、金属炭化物(実施例
35〜38)及び金属硼化物(実施例39)に対して
も、接点面上の組成量分布の状態として、分布パターン
F,Gを選択した時には、分布パターンA,B(比較例
3〜4)を選択したよりも、著しく好ましい結果となっ
ている。表3から明らかなように、アークの拡がり性、
遮断性能のいずれもが、実施例20と比較しても同等も
しくは改善されていることが観察された。なお静耐圧値
は、大差なく好ましい範囲と判断された。また、前記実
施例20〜34、比較例3〜4では、導電成分としてC
uを選択した場合の実施例について示したが、本発明の
技術ではこの例に限ることなく、接点材料を選択でき
る。即ち、実施例21〜22ではCuに代って選択した
Ag(実施例21)及びAgCu(実施例22)に対し
ても、接点面上の組成量分布の状態として、分布パター
ンCを選択した時には、分布パターンA,B(比較例1
〜2)を選択したよりも、著しく好ましい結果となって
いる。表3から明らかなように、アークの拡がり性、遮
断性能のいずれもが、実施例1と比較してもほぼ同等と
なっていることが観察された。なお静耐圧値は、大差な
く好ましい範囲と判断された。
【0065】なお、本発明の好ましい他の態様におい
て、上記各実施例で述べた接点の何れかと、その接点面
上の任意の半径x線上の任意の点から他の任意の点に向
って磁界強度に勾配を与えることを可能とする磁束密度
分布傾斜用コイルとを組合わせて真空バルブを構成する
ことで、一層優れた大電流遮断特性を発揮させることが
可能となる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の真
空バルブ用接点によれば、導電性成分、耐弧性成分及び
必要により補助成分を含み、同一半径に対しては同一成
分組成を有する半径Rの真空バルブ用接点であって、前
記耐弧性成分の成分量y(0≦y≦1)と接点中心から
の距離rとの間にy=f(r)の関係が成立するとき、
r−y平面に描いたy=f(r)の図において、0≦r
≦Rに少なくとも1箇所成分の組成変化に不連続部分が
存在するようにしたため、遮断時に発生したアークはア
ーク電圧の低い部分に停滞、集中することなく接点面上
を移動してアークの拡散が促進され、遮断電流を処理す
る接点面積の実質的増加につながって遮断性能を向上さ
せることができる。
【0067】請求項2記載の真空バルブ用接点によれ
ば、r−y平面に描いたy=f(r)の図における不連
続部分のr座標を小さい方から順にr1 ,r2 ,・・,
n とし(nは自然数)、0≦r≦r1 を第1領域、r
1 ≦r≦r2 を第2領域、・・,rn ≦r≦Rを第n+
1領域としたとき、同一領域内は同一成分組成としたた
め、不連続部分と次の不連続部分までの耐弧性成分の組
成を一定とすることで、遮断性能を一層向上させること
ができる。
【0068】請求項3記載の真空バルブ用接点によれ
ば、前記第1領域内における前記耐弧性成分の成分量を
1 、前記第2領域内における前記耐弧性成分の成分量
をy2,・・、前記第n+1領域内における前記耐弧性
成分の成分量をyn+1 としたとき、y1 <y2 <・・<
n+1 としたため、隣り合う領域の耐弧性成分の組成を
外側の領域になるほど大にすることで、遮断性能を一層
向上させることができる。
【0069】請求項4記載の真空バルブ用接点によれ
ば、成分組成の不連続部分が2箇所以上(n≧2)存在
する場合、y1 /r1 ≦(y2 −y1 )/(r2
1 )≦・・≦(yn −yn-1 )/(rn −rn-1 )と
したため、隣り合う領域の耐弧性成分組成を一定、又は
外側の領域ほど大にする構成は、(成分の増加量/半径
の増加量)を調整することで実現することができて遮断
性能を確実に向上させることができる。
【0070】請求項5記載の真空バルブ用接点によれ
ば、成分組成の不連続部分が2箇所以上(n≧2)存在
する場合、r1 ≧r2 −r1 ≧・・≧rn −rn-1 で且
つy1≦y2 −y1 ≦・・≦yn+1 −yn としたため、
隣り合う領域の耐弧性成分組成を外側の領域になるほど
大にする場合には、外側になるほど半径の増加量を減少
させ、且つ成分の増加量を増大させることで、アークの
拡散が一層促進されて遮断性能をさらに向上させること
ができる。
【0071】請求項6記載の真空バルブ用接点によれ
ば、前記導電性成分は、Cu又はAgを主成分としたた
め、遮断性能の改善された真空バルブ用接点を確実に実
現することができる。
【0072】請求項7記載の真空バルブ用接点によれ
ば、前記耐弧性成分は、Cr,W,Nb,Ta,Ti,
Mo及びこれらの炭化物から選ばれた少なくとも1つと
したため、遮断性能を確実に向上させることができる。
【0073】請求項8記載の真空バルブ用接点によれ
ば、前記補助成分は、Bi,Te,Seから選ばれた少
なくとも1つであり、その合計量が接点全体の5wt%
以下となるようにしたため、成分の組成変化に不連続部
分が存在する真空バルブ用接点をよりよく製造すること
ができる。
【0074】請求項9記載の真空バルブ用接点によれ
ば、Ag,Cuの少なくとも1つよりなる導電性成分
と、1500℃以上の溶融温度を有する耐弧性成分と、
必要により補助成分とを含み、接点面上の材料組成が同
一半径(中心からの距離)に対しては同一組成を有する
真空バルブ用接点であって、前記耐弧性成分の成分量y
が中心からの距離xの関数であるとき、前記yがxで微
分可能なときはxの関数であるyをy=f(x)とし、
x−y平面においてxのある範囲内にyが一定値を有す
る領域が複数個存在するときは当該各領域の中心を近似
するような滑らかな線をy=f(x)とし、且つ接点表
面上の任意の点のうち前記xの2つの値a,bをa<b
としたとき、f′(a)≦f′(b)の関係が成立する
ように構成したため、接点面の半径方向の組成分布を、
外周に向って耐弧性成分の勾配を増加させることで、遮
断時に発生したアークはアーク電圧の低い部分に停滞、
集中することなく接点面上を容易に移動して、アークの
拡散が促進され、遮断電流を処理する接点面積の実質的
増加につながって大電流遮断特性を向上させることがで
きる。またアークの停滞、集中が低減化される結果、接
点の局部的異常蒸発現象が阻止され、表面荒れが軽減化
されて耐電圧特性を向上させることができる。
【0075】請求項10記載の真空バルブ用接点によれ
ば、中心から任意の点Cまでの範囲が前記f′(a)≦
f′(b)の関係を満足し、前記点Cから最外周部まで
がf(x)=一定の関係が成立するように構成したた
め、内周部側の耐弧性成分の組成分布の勾配を外周に向
って増加させ、外周部側の耐弧性成分の組成分布を一定
とすることで、大電流遮断特性をさらに改善することが
できる。
【0076】請求項11記載の真空バルブ用接点によれ
ば、中心から任意の点Dまでの範囲が前記f′(a)≦
f′(b)の関係を満足し、前記点Dから最外周部まで
がf′(x)<0の関係が成立するように構成したた
め、中心から任意の点Cまでの範囲に、外周に向って耐
弧性成分の組成分布勾配が増加する領域を持たせること
で、外周部側は組成分布勾配が減少する領域としても大
電流遮断特性及び耐電圧特性を向上させることができ
る。
【0077】請求項12記載の真空バルブ用接点によれ
ば、中心から任意の点Eまでの範囲をf′(x)=一定
とし、前記点Eから最外周部までが前記f′(a)≦
f′(b)の関係が成立するように構成したため、内周
部側の耐弧性成分の組成分布の勾配を一定とし、外周部
側の耐弧性成分の組成分布の勾配を外周に向って増加さ
せることで、大電流遮断特性及び耐電圧特性をさらに向
上させることができる。
【0078】請求項13記載の真空バルブ用接点によれ
ば、中心から任意の点Fまでの範囲を前記f′(a)≦
f′(b)の関係が成立し、前記点Fから最外周部まで
がf′(x)=一定の関係が成立するように構成したた
め、耐弧性成分の組成分布の態様を、内周部側と外周部
側とで上記請求項12記載の発明とは逆にすることによ
っても、上記と同様に、大電流遮断特性及び耐電圧特性
をさらに向上させることができる。
【0079】請求項14記載の真空バルブ用接点によれ
ば、中心から任意の点Gまでの範囲を中空とし、前記点
Gから最外周部までが前記f′(a)≦f′(b)の関
係が成立するように構成したため、内周部側を中空とし
ても、外周部において耐弧性成分の組成分布の勾配を外
周に向って増加させることで、大電流遮断特性をさらに
向上させ、また耐電圧特性を向上させることができる。
【0080】請求項15記載の真空バルブ用接点によれ
ば、前記耐弧性成分は、Ti,Zr,V,Nb,Ta,
Cr,Mo,Wから選ばれた1つとしたため、大電流遮
断特性及び耐電圧特性を確実に向上させることができ
る。
【0081】請求項16記載の真空バルブ用接点によれ
ば、前記耐弧性成分は、Ti,Zr,V,Nb,Ta,
Cr,Mo,Wの炭化物又は硼化物から選ばれた1つと
したため、上記と同様に、大電流遮断特性及び耐電圧特
性を確実に向上させることができる。
【0082】請求項17記載の真空バルブ用接点によれ
ば、必要によりCo,Ni,Feから選ばれた1つの補
助成分を含有させたため、接点面の半径方向の組成分布
を、外周に向って耐弧性成分の勾配を増加させた領域を
有する真空バルブ用接点をよりよく製造することができ
る。
【0083】請求項18記載の真空バルブ用接点によれ
ば、必要によりBi,Te,Pb,Sbから選ばれた1
つの補助成分を含有させたため、上記と同様に、接点面
の半径方向の組成分布を、外周に向って耐弧性成分の勾
配を増加させた領域を有する真空バルブ用接点をよりよ
く製造することができる。
【0084】請求項19記載の真空バルブ用接点によれ
ば、Cu板又はCuAg板の何れかからなる台金上に搭
載一体化させたため、設計上遮断回数の少ない真空遮断
器に搭載する接点、あるいは接触抵抗を配慮する接点で
は、必ずしも全厚さに亘って耐弧性成分の組成分布を前
記のような所要の組成分布にする必要はなく、接点面の
最表面層から厚さ方向(内部方向)に例えば0.01m
mの深さだけ、所定の組成分布とした場合であっても、
所要の機能を発揮させることができる。この場合、例え
ば0.01mmより内部にこの組成より電気伝導率の大
なるCu板あるいはCuAgを台金として配置すること
で、接点全体の電気伝導率の向上を配慮することは遮断
電流特性の一層の向上を図ることが可能となる。
【0085】請求項20記載の真空バルブによれば、真
空容器内に接離自在に配設された1対の請求項1乃至1
9の何れかに記載の真空バルブ用接点と、該真空バルブ
用接点面上の任意の半径線上の任意の点から他の任意の
点に向って磁界強度に勾配を与える磁束密度分布傾斜用
コイルとを具備させたため、耐弧性成分の組成分布に上
述したような所要の組成分布を持たせた接点と磁束密度
分布傾斜用コイルとを組合わせたことによる相乗的効果
により、優れた大電流遮断特性及び耐電圧特性を有する
真空バルブを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る真空バルブ用接点が適用される真
空バルブの構成例を示す縦断面図である。
【図2】図1の接点部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 遮断室 13a 可動側接点 13b 固定側接点
フロントページの続き (72)発明者 関 経世 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 山本 敦史 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 関口 薫旦 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性成分、耐弧性成分及び必要により
    補助成分を含み、同一半径に対しては同一成分組成を有
    する半径Rの真空バルブ用接点であって、前記耐弧性成
    分の成分量y(0≦y≦1)と接点中心からの距離rと
    の間にy=f(r)の関係が成立するとき、r−y平面
    に描いたy=f(r)の図において、0≦r≦Rに少な
    くとも1箇所成分の組成変化に不連続部分が存在してな
    ることを特徴とする真空バルブ用接点。
  2. 【請求項2】 r−y平面に描いたy=f(r)の図に
    おける不連続部分のr座標を小さい方から順にr1 ,r
    2 ,・・,rn とし(nは自然数)、0≦r≦r1 を第
    1領域、r1 ≦r≦r2 を第2領域、・・,rn ≦r≦
    Rを第n+1領域としたとき、同一領域内は同一成分組
    成であることを特徴とする請求項1記載の真空バルブ用
    接点。
  3. 【請求項3】 前記第1領域内における前記耐弧性成分
    の成分量をy1 、前記第2領域内における前記耐弧性成
    分の成分量をy2 ,・・、前記第n+1領域内における
    前記耐弧性成分の成分量をyn+1 としたとき、y1 <y
    2 <・・<yn+1 であることを特徴とする請求項2記載
    の真空バルブ用接点。
  4. 【請求項4】 成分組成の不連続部分が2箇所以上(n
    ≧2)存在する場合、y1 /r1 ≦(y2 −y1 )/
    (r2 −r1 )≦・・≦(yn −yn-1 )/(rn −r
    n-1 )であることを特徴とする請求項2又は3記載の真
    空バルブ用接点。
  5. 【請求項5】 成分組成の不連続部分が2箇所以上(n
    ≧2)存在する場合、r1 ≧r2 −r1 ≧・・≧rn
    n-1 で且つy1 ≦y2 −y1 ≦・・≦yn+ 1 −yn
    あることを特徴とする請求項2又は3記載の真空バルブ
    用接点。
  6. 【請求項6】 前記導電性成分は、Cu又はAgを主成
    分とすることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記
    載の真空バルブ用接点。
  7. 【請求項7】 前記耐弧性成分は、Cr,W,Nb,T
    a,Ti,Mo及びこれらの炭化物から選ばれた少なく
    とも1つであることを特徴とする請求項1乃至6の何れ
    かに記載の真空バルブ用接点。
  8. 【請求項8】 前記補助成分は、Bi,Te,Seから
    選ばれた少なくとも1つであり、その合計量が接点全体
    の5wt%以下であることを特徴とする請求項1乃至7
    の何れかに記載の真空バルブ用接点。
  9. 【請求項9】 Ag,Cuの少なくとも1つよりなる導
    電性成分と、1500℃以上の溶融温度を有する耐弧性
    成分と、必要により補助成分とを含み、接点面上の材料
    組成が同一半径(中心からの距離)に対しては同一組成
    を有する真空バルブ用接点であって、前記耐弧性成分の
    成分量yが中心からの距離xの関数であるとき、前記y
    がxで微分可能なときはxの関数であるyをy=f
    (x)とし、x−y平面においてxのある範囲内にyが
    一定値を有する領域が複数個存在するときは当該各領域
    の中心を近似するような滑らかな線をy=f(x)と
    し、且つ接点表面上の任意の点のうち前記xの2つの値
    a,bをa<bとしたとき、f′(a)≦f′(b)の
    関係が成立するように構成してなることを特徴とする真
    空バルブ用接点。
  10. 【請求項10】 中心から任意の点Cまでの範囲が前記
    f′(a)≦f′(b)の関係を満足し、前記点Cから
    最外周部までがf(x)=一定の関係が成立するように
    構成してなることを特徴とする請求項9記載の真空バル
    ブ用接点。
  11. 【請求項11】 中心から任意の点Dまでの範囲が前記
    f′(a)≦f′(b)の関係を満足し、前記点Dから
    最外周部までがf′(x)<0の関係が成立するように
    構成してなることを特徴とする請求項9記載の真空バル
    ブ用接点。
  12. 【請求項12】 中心から任意の点Eまでの範囲をf′
    (x)=一定とし、前記点Eから最外周部までが前記
    f′(a)≦f′(b)の関係が成立するように構成し
    てなることを特徴とする請求項9記載の真空バルブ用接
    点。
  13. 【請求項13】 中心から任意の点Fまでの範囲を前記
    f′(a)≦f′(b)の関係が成立し、前記点Fから
    最外周部までがf′(x)=一定の関係が成立するよう
    に構成してなることを特徴とする請求項9記載の真空バ
    ルブ用接点。
  14. 【請求項14】 中心から任意の点Gまでの範囲を中空
    とし、前記点Gから最外周部までが前記f′(a)≦
    f′(b)の関係が成立するように構成してなることを
    特徴とする請求項9記載の真空バルブ用接点。
  15. 【請求項15】 前記耐弧性成分は、Ti,Zr,V,
    Nb,Ta,Cr,Mo,Wから選ばれた1つであるこ
    とを特徴とする請求項9乃至14の何れかに記載の真空
    バルブ用接点。
  16. 【請求項16】 前記耐弧性成分は、Ti,Zr,V,
    Nb,Ta,Cr,Mo,Wの炭化物又は硼化物から選
    ばれた1つであることを特徴とする請求項9乃至14の
    何れかに記載の真空バルブ用接点。
  17. 【請求項17】 必要によりCo,Ni,Feから選ば
    れた1つの補助成分を含有してなることを特徴とする請
    求項9乃至16の何れかに記載の真空バルブ用接点。
  18. 【請求項18】 必要によりBi,Te,Pb,Sbか
    ら選ばれた1つの補助成分を含有してなることを特徴と
    する請求項9乃至16の何れかに記載の真空バルブ用接
    点。
  19. 【請求項19】 Cu板又はCuAg板の何れかからな
    る台金上に搭載一体化してなることを特徴とする請求項
    9乃至18の何れかに記載の真空バルブ用接点。
  20. 【請求項20】 真空容器内に接離自在に配設された1
    対の請求項1乃至19の何れかに記載の真空バルブ用接
    点と、該真空バルブ用接点面上の任意の半径線上の任意
    の点から他の任意の点に向って磁界強度に勾配を与える
    磁束密度分布傾斜用コイルとを有することを特徴とする
    真空バルブ。
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