JPH09199262A - 加熱ローラの製造方法および製造装置 - Google Patents
加熱ローラの製造方法および製造装置Info
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- JPH09199262A JPH09199262A JP896396A JP896396A JPH09199262A JP H09199262 A JPH09199262 A JP H09199262A JP 896396 A JP896396 A JP 896396A JP 896396 A JP896396 A JP 896396A JP H09199262 A JPH09199262 A JP H09199262A
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- electrically insulating
- insulating substrate
- discharge
- peripheral surface
- thin tube
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- Control Of Resistance Heating (AREA)
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 研削加工を伴わない内面発熱型加熱ローラの
製造方法および製造装置を提供する。 【解決手段】 回転駆動装置に相当する回転装置44に
よって電気絶縁性基体12が回転させられ、その電気絶
縁性基体12と同様な長さを有し且つその内径よりも細
い供給細管84とその先端部に設けられた吐出細管88
とを備えたペースト吐出装置に相当するシリンダ部72
によってその内周面上にその吐出細管88を通して抵抗
体ペーストが吐出され、移動モータ118、移動レール
120、および軸心方向移動部材122によって構成さ
れる軸心方向駆動装置によってシリンダ部72が電気絶
縁性基体12の軸心方向に平行な方向に相対移動させら
れる。そのため、吐出細管88から抵抗体ペーストを吐
出しつつ電気絶縁性基体12の内周面上を移動させて、
その内周面上に連続的な抵抗体ペーストの塗布膜を形成
できる。
製造方法および製造装置を提供する。 【解決手段】 回転駆動装置に相当する回転装置44に
よって電気絶縁性基体12が回転させられ、その電気絶
縁性基体12と同様な長さを有し且つその内径よりも細
い供給細管84とその先端部に設けられた吐出細管88
とを備えたペースト吐出装置に相当するシリンダ部72
によってその内周面上にその吐出細管88を通して抵抗
体ペーストが吐出され、移動モータ118、移動レール
120、および軸心方向移動部材122によって構成さ
れる軸心方向駆動装置によってシリンダ部72が電気絶
縁性基体12の軸心方向に平行な方向に相対移動させら
れる。そのため、吐出細管88から抵抗体ペーストを吐
出しつつ電気絶縁性基体12の内周面上を移動させて、
その内周面上に連続的な抵抗体ペーストの塗布膜を形成
できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電複写機等のトナー
定着用等に用いられる加熱ローラの製造方法および製造
装置に関し、特に円筒状電気絶縁性基体の内周面に発熱
体を備えた内面発熱型加熱ローラの製造技術に関する。
定着用等に用いられる加熱ローラの製造方法および製造
装置に関し、特に円筒状電気絶縁性基体の内周面に発熱
体を備えた内面発熱型加熱ローラの製造技術に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、トナー画像を紙等に転写した後
に定着する複写機においては、トナーが転写された記録
紙等を複写機内に備えられた加熱ローラと加圧ローラと
の間を通過させることにより、加熱と同時に加圧をし
て、トナーを記録紙等に定着させることが行われてい
る。上記加熱ローラの一つに、円筒状の電気絶縁性基体
の外周面に抵抗発熱体層が備えられたものがある。例え
ば、特開昭63−158582号公報等に記載されたも
のがそれである。このような表面発熱型の加熱ローラに
よれば、紙等に接触する表面が直接的に発熱させられる
ため、従来用いられていた円筒状のローラの内部に加熱
源としてハロゲンランプ等を備えた内部発熱型に比較し
て予熱時間が短く、且つ、消費電力が低くなるという利
点がある。
に定着する複写機においては、トナーが転写された記録
紙等を複写機内に備えられた加熱ローラと加圧ローラと
の間を通過させることにより、加熱と同時に加圧をし
て、トナーを記録紙等に定着させることが行われてい
る。上記加熱ローラの一つに、円筒状の電気絶縁性基体
の外周面に抵抗発熱体層が備えられたものがある。例え
ば、特開昭63−158582号公報等に記載されたも
のがそれである。このような表面発熱型の加熱ローラに
よれば、紙等に接触する表面が直接的に発熱させられる
ため、従来用いられていた円筒状のローラの内部に加熱
源としてハロゲンランプ等を備えた内部発熱型に比較し
て予熱時間が短く、且つ、消費電力が低くなるという利
点がある。
【0003】
【発明が解決すべき課題】上記の表面発熱型の加熱ロー
ラ10は、図1に断面構造が模式的に示されるように、
例えば、硬質ガラス等から成る電気絶縁性基体12の外
周面に、Ag-Pd 合金等を主成分とする抵抗発熱体層1
4、フッ素樹脂等から成る被覆層16が順次固着されて
構成される。この被覆層16は、記録紙表面に転写させ
られたトナーが加熱ローラ10の外周面に付着すること
を防止する等の目的で設けられたものであり、例えば数
十μm 程度の厚さに形成されている。
ラ10は、図1に断面構造が模式的に示されるように、
例えば、硬質ガラス等から成る電気絶縁性基体12の外
周面に、Ag-Pd 合金等を主成分とする抵抗発熱体層1
4、フッ素樹脂等から成る被覆層16が順次固着されて
構成される。この被覆層16は、記録紙表面に転写させ
られたトナーが加熱ローラ10の外周面に付着すること
を防止する等の目的で設けられたものであり、例えば数
十μm 程度の厚さに形成されている。
【0004】しかしながら、上記のような構造の表面発
熱型の加熱ローラ10においては、電気絶縁性基体の外
周面に抵抗発熱体層14が備えられて、その表面には比
較的薄い被覆層16が設けられているのみであることか
ら、例えば軸心方向の温度分布の改善等の目的で抵抗発
熱体層14をパターン形成した場合には、記録紙への押
圧力を均一にするための十分な平坦度を得ることが困難
である。なお、本願出願人が先に出願して公開された特
開平7−92838号公報等に記載されているように、
抵抗発熱体層14を薄膜金属から構成すれば、パターン
形成した場合にも十分な平坦度を得ることができるが、
そのためには抵抗体ペーストとして特殊な金属有機化合
物を含むペースト(所謂レジネート)を用いる必要があ
って、製造コストが増大するという問題がある。
熱型の加熱ローラ10においては、電気絶縁性基体の外
周面に抵抗発熱体層14が備えられて、その表面には比
較的薄い被覆層16が設けられているのみであることか
ら、例えば軸心方向の温度分布の改善等の目的で抵抗発
熱体層14をパターン形成した場合には、記録紙への押
圧力を均一にするための十分な平坦度を得ることが困難
である。なお、本願出願人が先に出願して公開された特
開平7−92838号公報等に記載されているように、
抵抗発熱体層14を薄膜金属から構成すれば、パターン
形成した場合にも十分な平坦度を得ることができるが、
そのためには抵抗体ペーストとして特殊な金属有機化合
物を含むペースト(所謂レジネート)を用いる必要があ
って、製造コストが増大するという問題がある。
【0005】しかも、加熱ローラ10を用いるに際して
は、その表面温度をトナーの定着等に適切な一定温度範
囲に維持することが必要であることから、例えば、図示
しない表面温度計測回路に接続されたサーミスタ等から
構成される温度センサ18が、加熱ローラ10の外周面
に所定の押圧力で接触させられた状態で備えられ、その
温度センサ18によって検出された表面温度に従って抵
抗発熱体層14への印加電圧が制御される。そのため、
加熱ローラ10の外周面は、温度センサ18によって磨
耗させられることとなるが、表面発熱型の加熱ローラ1
0においては、外周面に備えられている被覆層16の磨
耗量が大きくなると抵抗発熱体層14が露出させられて
傷つけられ、発熱量が不均一となって定着むらが発生し
得るという問題もあった。すなわち、表面発熱型の加熱
ローラ10においては、被覆層16が抵抗発熱体層14
を保護する表面保護層としても機能するが、その保護機
能を長時間に亘って維持することが困難であった。
は、その表面温度をトナーの定着等に適切な一定温度範
囲に維持することが必要であることから、例えば、図示
しない表面温度計測回路に接続されたサーミスタ等から
構成される温度センサ18が、加熱ローラ10の外周面
に所定の押圧力で接触させられた状態で備えられ、その
温度センサ18によって検出された表面温度に従って抵
抗発熱体層14への印加電圧が制御される。そのため、
加熱ローラ10の外周面は、温度センサ18によって磨
耗させられることとなるが、表面発熱型の加熱ローラ1
0においては、外周面に備えられている被覆層16の磨
耗量が大きくなると抵抗発熱体層14が露出させられて
傷つけられ、発熱量が不均一となって定着むらが発生し
得るという問題もあった。すなわち、表面発熱型の加熱
ローラ10においては、被覆層16が抵抗発熱体層14
を保護する表面保護層としても機能するが、その保護機
能を長時間に亘って維持することが困難であった。
【0006】そこで、図2に示されるような、円筒状の
電気絶縁性基体12の内周面38に抵抗発熱体層6を備
えた、内面発熱型の加熱ローラ8が提案されている。例
えば、特開平7−244441号公報に記載されている
ガラス製定着ローラがそれである。この技術によれば、
抵抗発熱体層6が電気絶縁性基体12の内周面38に備
えられていることから、一般的な厚膜ペーストを用いて
抵抗発熱体層6をパターン形成しても加熱ローラ8の外
周面の平坦度を低下させることがない。しかも、抵抗発
熱体層6は、電気絶縁性基体12によって外周面側を保
護されることとなるため、被覆層16が大きく磨耗して
も傷つけられることは生じ得ず、発熱量が均一に保たれ
る。なお、内面発熱型の加熱ローラ8においては、外周
面における加熱効率が表面発熱型に比較してやや劣る
が、発熱体が内周面38に密着させられていることか
ら、ハロゲンランプ等を内部に備えた内部発熱型と比較
すれば十分に予熱時間が短く、消費電力も少ないという
利点を同様に有する。
電気絶縁性基体12の内周面38に抵抗発熱体層6を備
えた、内面発熱型の加熱ローラ8が提案されている。例
えば、特開平7−244441号公報に記載されている
ガラス製定着ローラがそれである。この技術によれば、
抵抗発熱体層6が電気絶縁性基体12の内周面38に備
えられていることから、一般的な厚膜ペーストを用いて
抵抗発熱体層6をパターン形成しても加熱ローラ8の外
周面の平坦度を低下させることがない。しかも、抵抗発
熱体層6は、電気絶縁性基体12によって外周面側を保
護されることとなるため、被覆層16が大きく磨耗して
も傷つけられることは生じ得ず、発熱量が均一に保たれ
る。なお、内面発熱型の加熱ローラ8においては、外周
面における加熱効率が表面発熱型に比較してやや劣る
が、発熱体が内周面38に密着させられていることか
ら、ハロゲンランプ等を内部に備えた内部発熱型と比較
すれば十分に予熱時間が短く、消費電力も少ないという
利点を同様に有する。
【0007】ところで、一般に、抵抗発熱体層6は、抵
抗体材料の面積抵抗率、加熱ローラ8の両端部における
放熱量や記録紙の通過による部分的な温度低下等を考慮
して、上記特開平7−244441号公報に記載されて
いるような螺旋状や特開平6−231864号公報等に
記載されているような櫛形状等の種々のパターンに形成
される。このようなパターン形成は、図1に示される加
熱ローラ10のように外周面に抵抗発熱体層14を備え
る場合には印刷や転写等の方法で行うことが可能である
が、上記特開平7−244441号公報に記載されてい
るように内周面38に抵抗発熱体層6を備える場合に
は、細長い円筒内周面38へのパターン形成であること
から、印刷等の簡単で信頼性の高い方法をとることがで
きない。
抗体材料の面積抵抗率、加熱ローラ8の両端部における
放熱量や記録紙の通過による部分的な温度低下等を考慮
して、上記特開平7−244441号公報に記載されて
いるような螺旋状や特開平6−231864号公報等に
記載されているような櫛形状等の種々のパターンに形成
される。このようなパターン形成は、図1に示される加
熱ローラ10のように外周面に抵抗発熱体層14を備え
る場合には印刷や転写等の方法で行うことが可能である
が、上記特開平7−244441号公報に記載されてい
るように内周面38に抵抗発熱体層6を備える場合に
は、細長い円筒内周面38へのパターン形成であること
から、印刷等の簡単で信頼性の高い方法をとることがで
きない。
【0008】そのため、例えば、上記公報においては、
抵抗体ペーストをスプレー塗布して乾燥した後、螺旋状
等の所定パターンになるように研削し、更に加熱炉で焼
き付けて抵抗発熱体層6を形成する方法が示されてい
る。しかしながら、このような方法では、抵抗発熱体層
6をパターン形成するための研削加工が必要であること
から、工程が煩雑になって生産効率が低くなると共に、
その研削加工によって、ガラス製の電気絶縁性基体12
の内周面38に傷が生じて加熱ローラ8の機械的強度が
低下するおそれがあるという問題がある。しかも、研削
加工によって除去される部分に塗布された抵抗体ペース
トが無駄になるという問題もある。
抵抗体ペーストをスプレー塗布して乾燥した後、螺旋状
等の所定パターンになるように研削し、更に加熱炉で焼
き付けて抵抗発熱体層6を形成する方法が示されてい
る。しかしながら、このような方法では、抵抗発熱体層
6をパターン形成するための研削加工が必要であること
から、工程が煩雑になって生産効率が低くなると共に、
その研削加工によって、ガラス製の電気絶縁性基体12
の内周面38に傷が生じて加熱ローラ8の機械的強度が
低下するおそれがあるという問題がある。しかも、研削
加工によって除去される部分に塗布された抵抗体ペース
トが無駄になるという問題もある。
【0009】本発明は、以上の事情を背景として為され
たものであって、その目的は、研削加工を伴わない内面
発熱型加熱ローラの製造方法および製造装置を提供する
ことにある。
たものであって、その目的は、研削加工を伴わない内面
発熱型加熱ローラの製造方法および製造装置を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための第1の手段】斯かる目的を達成
するため、第1発明の製造方法の要旨とするところは、
円筒状の電気絶縁性基体の内周面に抵抗発熱体層が備え
られ、その円筒状の外周面を用いて均等に押圧しつつ加
熱する加熱ローラの製造方法であって、(a) 前記電気絶
縁性基体をその軸心回りに回転させる回転工程と、(b)
回転させられている前記電気絶縁性基体の内周面に、前
記抵抗発熱体層を形成するための抵抗体ペーストを、そ
の電気絶縁性基体と同様な長さを有し且つその電気絶縁
性基体の内径よりも細い供給細管の先端部に備えられた
吐出細管を通して吐出する吐出工程と、(c) 前記供給細
管の吐出細管から前記抵抗体ペーストを吐出しつつ、そ
の吐出細管を前記電気絶縁性基体の内部でその電気絶縁
性基体の軸心方向に沿って相対移動させる移動工程と
を、含むことにある。
するため、第1発明の製造方法の要旨とするところは、
円筒状の電気絶縁性基体の内周面に抵抗発熱体層が備え
られ、その円筒状の外周面を用いて均等に押圧しつつ加
熱する加熱ローラの製造方法であって、(a) 前記電気絶
縁性基体をその軸心回りに回転させる回転工程と、(b)
回転させられている前記電気絶縁性基体の内周面に、前
記抵抗発熱体層を形成するための抵抗体ペーストを、そ
の電気絶縁性基体と同様な長さを有し且つその電気絶縁
性基体の内径よりも細い供給細管の先端部に備えられた
吐出細管を通して吐出する吐出工程と、(c) 前記供給細
管の吐出細管から前記抵抗体ペーストを吐出しつつ、そ
の吐出細管を前記電気絶縁性基体の内部でその電気絶縁
性基体の軸心方向に沿って相対移動させる移動工程と
を、含むことにある。
【0011】
【第1発明の効果】このようにすれば、回転工程におい
て電気絶縁性基体がその軸心回りに回転させられている
状態で、吐出工程においてその電気絶縁性基体の内周面
に抵抗体ペーストが供給細管の先端部に備えられた吐出
細管を通して吐出されると共に、移動工程において吐出
細管から抵抗体ペーストを吐出しつつその吐出細管が電
気絶縁性基体の内部でその軸心方向に沿って相対移動さ
せられる。そのため、吐出細管は抵抗体ペーストを吐出
しながら電気絶縁性基体の内周面上を移動させられて、
その内周面上に連続的な抵抗体ペーストの塗布膜を形成
する。
て電気絶縁性基体がその軸心回りに回転させられている
状態で、吐出工程においてその電気絶縁性基体の内周面
に抵抗体ペーストが供給細管の先端部に備えられた吐出
細管を通して吐出されると共に、移動工程において吐出
細管から抵抗体ペーストを吐出しつつその吐出細管が電
気絶縁性基体の内部でその軸心方向に沿って相対移動さ
せられる。そのため、吐出細管は抵抗体ペーストを吐出
しながら電気絶縁性基体の内周面上を移動させられて、
その内周面上に連続的な抵抗体ペーストの塗布膜を形成
する。
【0012】上記により、電気絶縁性基体の回転速度と
相対移動速度に関連して決定される所定のパターンで、
抵抗体ペーストがその内周面に塗布されることから、こ
れを所定温度で加熱処理することで、研削加工等を伴う
ことなく、電気絶縁性基体の内周面に所望のパターンの
抵抗発熱体層を形成して、内面発熱型加熱ローラを得る
ことができる。
相対移動速度に関連して決定される所定のパターンで、
抵抗体ペーストがその内周面に塗布されることから、こ
れを所定温度で加熱処理することで、研削加工等を伴う
ことなく、電気絶縁性基体の内周面に所望のパターンの
抵抗発熱体層を形成して、内面発熱型加熱ローラを得る
ことができる。
【0013】
【第1発明の他の態様】ここで、好適には、前記加熱ロ
ーラの製造方法は、(d) 前記吐出細管を前記電気絶縁性
基体の内部にその電気絶縁性基体の軸心方向の一端から
他端側の所定位置まで挿入する挿入工程を更に含み、前
記移動工程は、その吐出細管をその他端側からその一端
に向かって相対移動させるものである。このようにすれ
ば、挿入工程において吐出細管が電気絶縁性基体の一端
から他端側の所定位置まで挿入された後に、移動工程に
おいて、抵抗体ペーストを吐出しつつ吐出細管がその他
端側から一端に向かって相対移動させられる。すなわ
ち、吐出細管は、電気絶縁性基体の内部から出る方向に
移動しながら抵抗体ペーストを吐出する。
ーラの製造方法は、(d) 前記吐出細管を前記電気絶縁性
基体の内部にその電気絶縁性基体の軸心方向の一端から
他端側の所定位置まで挿入する挿入工程を更に含み、前
記移動工程は、その吐出細管をその他端側からその一端
に向かって相対移動させるものである。このようにすれ
ば、挿入工程において吐出細管が電気絶縁性基体の一端
から他端側の所定位置まで挿入された後に、移動工程に
おいて、抵抗体ペーストを吐出しつつ吐出細管がその他
端側から一端に向かって相対移動させられる。すなわ
ち、吐出細管は、電気絶縁性基体の内部から出る方向に
移動しながら抵抗体ペーストを吐出する。
【0014】そのため、吐出細管が抵抗体ペーストの塗
布された部分を通過することなく、内周面全体に抵抗体
ペーストを塗布できることとなって、例えば挿入時に供
給細管或いは吐出細管がぶれた場合にも、それによって
塗布された抵抗体ペーストのパターンが乱されることが
ない。すなわち、反対に吐出細管を電気絶縁性基体の一
端から他端側に向かって挿入しつつ抵抗体ペーストを吐
出して、抵抗体ペーストを内周面に塗布した後に、その
他端側から一端に向かって吐出細管を移動させて電気絶
縁性基体の外部に排出する場合には、吐出細管がぶれて
内周面に接触すると挿入時に塗布した抵抗体ペーストの
パターンが乱されることとなるが、上記のようにすれ
ば、このような問題がないのである。
布された部分を通過することなく、内周面全体に抵抗体
ペーストを塗布できることとなって、例えば挿入時に供
給細管或いは吐出細管がぶれた場合にも、それによって
塗布された抵抗体ペーストのパターンが乱されることが
ない。すなわち、反対に吐出細管を電気絶縁性基体の一
端から他端側に向かって挿入しつつ抵抗体ペーストを吐
出して、抵抗体ペーストを内周面に塗布した後に、その
他端側から一端に向かって吐出細管を移動させて電気絶
縁性基体の外部に排出する場合には、吐出細管がぶれて
内周面に接触すると挿入時に塗布した抵抗体ペーストの
パターンが乱されることとなるが、上記のようにすれ
ば、このような問題がないのである。
【0015】また、好適には、前記加熱ローラの製造方
法において、前記移動工程は、前記吐出細管を前記電気
絶縁性基体の軸心方向の相対位置に関連して決定される
速度で、その軸心方向に沿って相対移動させるものであ
る。このようにすれば、吐出細管の相対移動速度が軸心
方向の相対位置に関連して変化させられるため、所望の
密度や形状が得られるように抵抗体ペーストを塗布する
ことができて、所望の抵抗発熱体層のパターン形状が得
られる。
法において、前記移動工程は、前記吐出細管を前記電気
絶縁性基体の軸心方向の相対位置に関連して決定される
速度で、その軸心方向に沿って相対移動させるものであ
る。このようにすれば、吐出細管の相対移動速度が軸心
方向の相対位置に関連して変化させられるため、所望の
密度や形状が得られるように抵抗体ペーストを塗布する
ことができて、所望の抵抗発熱体層のパターン形状が得
られる。
【0016】また、好適には、前記加熱ローラの製造方
法は、(e) 前記挿入工程において前記電気絶縁性基体の
内部に挿入された前記吐出細管をその電気絶縁性基体の
軸心方向に垂直な方向に相対移動させることにより、そ
の吐出細管の先端部をその電気絶縁性基体の内周面に接
触させる接触工程を更に含み、前記吐出工程は、その接
触工程の後に行われるものである。このようにすれば、
吐出細管の先端部が電気絶縁性基体の内周面に接触した
状態で、その吐出細管から抵抗体ペーストが吐出される
ことから、その内周面に抵抗体ペーストが安定して塗布
されることとなる。しかも、吐出細管を電気絶縁性基体
の内部に挿入する非吐出時には、その先端部が内周面に
接触していないことから、その先端部と内周面との摺動
に基づく先端部の磨耗や内周面の傷の発生が好適に抑制
される。
法は、(e) 前記挿入工程において前記電気絶縁性基体の
内部に挿入された前記吐出細管をその電気絶縁性基体の
軸心方向に垂直な方向に相対移動させることにより、そ
の吐出細管の先端部をその電気絶縁性基体の内周面に接
触させる接触工程を更に含み、前記吐出工程は、その接
触工程の後に行われるものである。このようにすれば、
吐出細管の先端部が電気絶縁性基体の内周面に接触した
状態で、その吐出細管から抵抗体ペーストが吐出される
ことから、その内周面に抵抗体ペーストが安定して塗布
されることとなる。しかも、吐出細管を電気絶縁性基体
の内部に挿入する非吐出時には、その先端部が内周面に
接触していないことから、その先端部と内周面との摺動
に基づく先端部の磨耗や内周面の傷の発生が好適に抑制
される。
【0017】
【課題を解決するための第2の手段】また、前記の目的
を達成するための第2発明の製造方法の要旨とするとこ
ろは、円筒状の電気絶縁性基体の内周面に抵抗発熱体層
が備えられ、その円筒状の外周面を用いて均等に押圧し
つつ加熱する加熱ローラの製造装置であって、(f) 前記
電気絶縁性基体をその軸心回りに回転可能に支持し、そ
の電気絶縁性基体を回転駆動する回転駆動装置と、(g)
前記電気絶縁性基体と同様な長さを有し且つその電気絶
縁性基体の内径よりも細い供給細管と、その供給細管の
先端部に設けられた吐出細管とを備え、その吐出細管を
通して抵抗発熱体層を形成するための抵抗体ペーストを
前記電気絶縁性基体の内周面に吐出するペースト吐出装
置と、(h) 前記ペースト吐出装置をその電気絶縁性基体
の軸心方向に平行な方向へ相対移動させる軸心方向駆動
装置とを、含むことにある。
を達成するための第2発明の製造方法の要旨とするとこ
ろは、円筒状の電気絶縁性基体の内周面に抵抗発熱体層
が備えられ、その円筒状の外周面を用いて均等に押圧し
つつ加熱する加熱ローラの製造装置であって、(f) 前記
電気絶縁性基体をその軸心回りに回転可能に支持し、そ
の電気絶縁性基体を回転駆動する回転駆動装置と、(g)
前記電気絶縁性基体と同様な長さを有し且つその電気絶
縁性基体の内径よりも細い供給細管と、その供給細管の
先端部に設けられた吐出細管とを備え、その吐出細管を
通して抵抗発熱体層を形成するための抵抗体ペーストを
前記電気絶縁性基体の内周面に吐出するペースト吐出装
置と、(h) 前記ペースト吐出装置をその電気絶縁性基体
の軸心方向に平行な方向へ相対移動させる軸心方向駆動
装置とを、含むことにある。
【0018】
【第2発明の効果】このようにすれば、回転駆動装置に
よって電気絶縁性基体が回転させられ、その電気絶縁性
基体と同様な長さを有し且つその内径よりも細い供給細
管とその先端部に設けられた吐出細管とを備えたペース
ト吐出装置によってその内周面上にその吐出細管を通し
て抵抗体ペーストが吐出され、軸心方向駆動装置によっ
てペースト吐出装置が電気絶縁性基体の軸心方向に平行
な方向に相対移動させられる。そのため、吐出細管から
抵抗体ペーストを吐出しつつ電気絶縁性基体の内周面上
を移動させて、その内周面上に連続的な抵抗体ペースト
の塗布膜を形成できる。
よって電気絶縁性基体が回転させられ、その電気絶縁性
基体と同様な長さを有し且つその内径よりも細い供給細
管とその先端部に設けられた吐出細管とを備えたペース
ト吐出装置によってその内周面上にその吐出細管を通し
て抵抗体ペーストが吐出され、軸心方向駆動装置によっ
てペースト吐出装置が電気絶縁性基体の軸心方向に平行
な方向に相対移動させられる。そのため、吐出細管から
抵抗体ペーストを吐出しつつ電気絶縁性基体の内周面上
を移動させて、その内周面上に連続的な抵抗体ペースト
の塗布膜を形成できる。
【0019】上記により、回転駆動装置による電気絶縁
性基体の回転速度と、軸心方向駆動装置による相対移動
速度とに関連して決定される所定のパターンで、抵抗体
ペーストがその電気絶縁性基体の内周面に塗布されるこ
とから、これを所定温度で加熱処理することで、研削加
工等を伴うことなく、電気絶縁性基体の内周面に所望の
パターンの抵抗発熱体層を形成して、内面発熱型加熱ロ
ーラを得ることができる。
性基体の回転速度と、軸心方向駆動装置による相対移動
速度とに関連して決定される所定のパターンで、抵抗体
ペーストがその電気絶縁性基体の内周面に塗布されるこ
とから、これを所定温度で加熱処理することで、研削加
工等を伴うことなく、電気絶縁性基体の内周面に所望の
パターンの抵抗発熱体層を形成して、内面発熱型加熱ロ
ーラを得ることができる。
【0020】
【第2発明の他の態様】ここで、好適には、前記加熱ロ
ーラの製造装置は、(i) 前記吐出細管を前記電気絶縁性
基体の内部においてその電気絶縁性基体の軸心方向に垂
直な方向に相対移動させることにより、その吐出細管の
先端部をその電気絶縁性基体の内周面に接触させる接触
装置を更に含むものである。このようにすれば、電気絶
縁性基体の内部で吐出細管を軸心方向に垂直に移動させ
ることにより、その先端が内周面に接触させられるた
め、吐出細管を電気絶縁性基体の内部に挿入し、或いは
内部から排出する抵抗体ペーストの非吐出時において
は、その先端が内周面に接触しない状態とすることがで
きる。したがって、吐出細管の先端部と内周面との必要
以上の接触を避けることができて先端部の磨耗や内周面
が傷つくことを抑制できると共に、吐出細管を挿入しつ
つ抵抗体ペーストを吐出する場合にも、先に塗布された
抵抗体ペーストのパターンが吐出細管の先端によって乱
されることが抑制される。
ーラの製造装置は、(i) 前記吐出細管を前記電気絶縁性
基体の内部においてその電気絶縁性基体の軸心方向に垂
直な方向に相対移動させることにより、その吐出細管の
先端部をその電気絶縁性基体の内周面に接触させる接触
装置を更に含むものである。このようにすれば、電気絶
縁性基体の内部で吐出細管を軸心方向に垂直に移動させ
ることにより、その先端が内周面に接触させられるた
め、吐出細管を電気絶縁性基体の内部に挿入し、或いは
内部から排出する抵抗体ペーストの非吐出時において
は、その先端が内周面に接触しない状態とすることがで
きる。したがって、吐出細管の先端部と内周面との必要
以上の接触を避けることができて先端部の磨耗や内周面
が傷つくことを抑制できると共に、吐出細管を挿入しつ
つ抵抗体ペーストを吐出する場合にも、先に塗布された
抵抗体ペーストのパターンが吐出細管の先端によって乱
されることが抑制される。
【0021】また、好適には、前記加熱ローラの製造装
置は、(j) 前記吐出細管の前記軸心方向の相対位置を検
出する相対位置検出装置と、(k) その相対位置検出装置
により検出された軸心方向の相対位置に基づき、前記軸
心方向駆動装置による前記相対移動の速度を制御する制
御装置とを、更に含むものである。このようにすれば、
吐出細管の相対移動速度が軸心方向の相対位置に関連し
て変化させられるため、所望の密度や形状が得られるよ
うに抵抗体ペーストを塗布することができて、所望の抵
抗発熱体層のパターン形状が得られる。
置は、(j) 前記吐出細管の前記軸心方向の相対位置を検
出する相対位置検出装置と、(k) その相対位置検出装置
により検出された軸心方向の相対位置に基づき、前記軸
心方向駆動装置による前記相対移動の速度を制御する制
御装置とを、更に含むものである。このようにすれば、
吐出細管の相対移動速度が軸心方向の相対位置に関連し
て変化させられるため、所望の密度や形状が得られるよ
うに抵抗体ペーストを塗布することができて、所望の抵
抗発熱体層のパターン形状が得られる。
【0022】また、好適には、前記回転駆動装置は、前
記電気絶縁性基体の軸心方向に平行な回転軸回りに回転
可能に支持されて、その電気絶縁性基体をその軸心回り
に回転可能にその下側で受ける複数の受けローラと、前
記電気絶縁性基体の一端部において、その電気絶縁性基
体のその一端部側への軸心方向の移動を阻止する位置規
制装置と、弾性を有する円筒状の外周面を備えて、前記
電気絶縁性基体の軸心方向に対して所定角度を成す軸心
回りに回転させられつつ前記複数の受けローラとの間で
その電気絶縁性基体を押圧することにより、その電気絶
縁性基体を前記位置規制装置に向かって押圧しつつ軸心
回りに回転させる押圧回転装置とを、含むものである。
このようにすれば、複数の受けローラによって電気絶縁
性基体が軸心回りに回転可能に支持されると共に、その
電気絶縁性基体は、その受けローラと押圧回転装置との
間で押圧されつつ回転させられ、且つその押圧回転装置
によって一端側に設けられた位置規制装置に向かって押
圧される。
記電気絶縁性基体の軸心方向に平行な回転軸回りに回転
可能に支持されて、その電気絶縁性基体をその軸心回り
に回転可能にその下側で受ける複数の受けローラと、前
記電気絶縁性基体の一端部において、その電気絶縁性基
体のその一端部側への軸心方向の移動を阻止する位置規
制装置と、弾性を有する円筒状の外周面を備えて、前記
電気絶縁性基体の軸心方向に対して所定角度を成す軸心
回りに回転させられつつ前記複数の受けローラとの間で
その電気絶縁性基体を押圧することにより、その電気絶
縁性基体を前記位置規制装置に向かって押圧しつつ軸心
回りに回転させる押圧回転装置とを、含むものである。
このようにすれば、複数の受けローラによって電気絶縁
性基体が軸心回りに回転可能に支持されると共に、その
電気絶縁性基体は、その受けローラと押圧回転装置との
間で押圧されつつ回転させられ、且つその押圧回転装置
によって一端側に設けられた位置規制装置に向かって押
圧される。
【0023】上記により、電気絶縁性基体は、少なくと
も上記一端側とは反対側の他端が開放された状態で、位
置規制装置に一端側が当接する位置に保持されてその軸
心回りに回転させられる。したがって、その一端或いは
他端から吐出細管を挿入可能な状態で電気絶縁性基体を
支持し得ると共に、特にチャッキング装置等を用いるこ
となく、その軸心方向の位置を規制することができる。
も上記一端側とは反対側の他端が開放された状態で、位
置規制装置に一端側が当接する位置に保持されてその軸
心回りに回転させられる。したがって、その一端或いは
他端から吐出細管を挿入可能な状態で電気絶縁性基体を
支持し得ると共に、特にチャッキング装置等を用いるこ
となく、その軸心方向の位置を規制することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
参照して説明する。なお、以下の実施例において、各部
の寸法比等は必ずしも正確に描かれていない。
参照して説明する。なお、以下の実施例において、各部
の寸法比等は必ずしも正確に描かれていない。
【0025】図3は、本発明の一実施例の製造方法によ
り作製された加熱ローラの一例であるトナー定着用加熱
ローラ(以下、加熱ローラという)22が適用された複
写機のトナー定着部の要部断面を模式的に示す図であ
る。図において、上下に所定の間隔をもって固定された
ハウジング24,26内に、上記加熱ローラ22と例え
ばアルミニウム製円柱28の外周面にシリコーンゴム3
0が固着されて成る加圧ローラ32とが図示しない軸受
により回転可能に取り付けられており、加熱ローラ22
および加圧ローラ32は所定の力で互いに押圧されてい
る。また、ハウジング24の内周面と加熱ローラ22の
外周面との間隔は約1mm 程度と小さくされており、ハウ
ジング24の内周面にはサーミスタ等から構成される温
度センサ18が加熱ローラ22に接触した状態で取り付
けられて、その加熱ローラ22の表面温度を検出し、図
示しない制御回路により加熱ローラ22に印加される電
圧が制御され、その表面温度が適正な温度に保たれるよ
うにされている。そして、図示しない転写装置によりト
ナーが転写された記録紙34等が搬入口36から送り込
まれると、加熱ローラ22および上記加圧ローラ32間
で加熱されつつ加圧される過程でトナーに含まれる樹脂
が溶融して、その記録紙34等にトナーが定着させられ
る。
り作製された加熱ローラの一例であるトナー定着用加熱
ローラ(以下、加熱ローラという)22が適用された複
写機のトナー定着部の要部断面を模式的に示す図であ
る。図において、上下に所定の間隔をもって固定された
ハウジング24,26内に、上記加熱ローラ22と例え
ばアルミニウム製円柱28の外周面にシリコーンゴム3
0が固着されて成る加圧ローラ32とが図示しない軸受
により回転可能に取り付けられており、加熱ローラ22
および加圧ローラ32は所定の力で互いに押圧されてい
る。また、ハウジング24の内周面と加熱ローラ22の
外周面との間隔は約1mm 程度と小さくされており、ハウ
ジング24の内周面にはサーミスタ等から構成される温
度センサ18が加熱ローラ22に接触した状態で取り付
けられて、その加熱ローラ22の表面温度を検出し、図
示しない制御回路により加熱ローラ22に印加される電
圧が制御され、その表面温度が適正な温度に保たれるよ
うにされている。そして、図示しない転写装置によりト
ナーが転写された記録紙34等が搬入口36から送り込
まれると、加熱ローラ22および上記加圧ローラ32間
で加熱されつつ加圧される過程でトナーに含まれる樹脂
が溶融して、その記録紙34等にトナーが定着させられ
る。
【0026】上記加熱ローラ22は、軸心方向に垂直な
断面形状が前記図2に示される加熱ローラ8と同様なも
のであり、図4に軸心方向に沿った断面を示すように、
円筒状の硬質ガラス等から成る電気絶縁性基体12と、
その円筒状の内周面38の両端部において環状に設けら
れた一対の電極40,40と、その内周面38上のそれ
ら一対の電極40,40の間に設けられて電極40,4
0の間に流された電流により発熱する抵抗発熱体層20
と、トナーの付着を防止するために電気絶縁性基体12
の外周面を覆って設けられた被覆層16とを備えてい
る。この被覆層16の表面粗さは例えば 2Rz程度であ
る。
断面形状が前記図2に示される加熱ローラ8と同様なも
のであり、図4に軸心方向に沿った断面を示すように、
円筒状の硬質ガラス等から成る電気絶縁性基体12と、
その円筒状の内周面38の両端部において環状に設けら
れた一対の電極40,40と、その内周面38上のそれ
ら一対の電極40,40の間に設けられて電極40,4
0の間に流された電流により発熱する抵抗発熱体層20
と、トナーの付着を防止するために電気絶縁性基体12
の外周面を覆って設けられた被覆層16とを備えてい
る。この被覆層16の表面粗さは例えば 2Rz程度であ
る。
【0027】上記電気絶縁性基体12は、円筒状を為し
て加熱ローラ22の基体として機能しており、例えば、
全長 260mm、外径15mm、肉厚 1.0mm程度の寸法の引き抜
き加工により製造された硬質ガラス(例えば、 SiO2 7
2.0wt%、 B2O3 10.5wt%、 Al2O3 7.0wt%、および少
量のアルカリ金属、アルカリ土類金属から成り、その特
性が熱伝導率 0.0026cal/sec・cm・℃,比熱 0.17cal/g
・℃,軟化点 790℃程度のガラス等)製円筒である。
て加熱ローラ22の基体として機能しており、例えば、
全長 260mm、外径15mm、肉厚 1.0mm程度の寸法の引き抜
き加工により製造された硬質ガラス(例えば、 SiO2 7
2.0wt%、 B2O3 10.5wt%、 Al2O3 7.0wt%、および少
量のアルカリ金属、アルカリ土類金属から成り、その特
性が熱伝導率 0.0026cal/sec・cm・℃,比熱 0.17cal/g
・℃,軟化点 790℃程度のガラス等)製円筒である。
【0028】前記一対の電極40,40は、例えばAg−
Pd合金から成り、例えば28μm 程度の厚さで、両端から
それぞれ例えば10mm程度の位置まで設けられている。ま
た、前記抵抗発熱体層20は、電極40と同様にAg−Pd
合金から成り、例えば30μm程度の厚さで、その電極4
0,40から連続して電気絶縁性基体12の中間部の24
0mm程度の範囲に、線幅が 1.2mm程度で各線の相互の間
隔が 1.5mm程度となるように螺旋状に設けられている。
この抵抗発熱体層20の抵抗値は、両端の電極40,4
0間の直流抵抗値で34.0Ω(60Hzにおいてインピーダン
ス34.0Ω、偏角0.1°)程度である。また、前記被覆層
16は、例えば熱収縮性PFA(パーフルオロアルコキ
シ樹脂)等のフッ素樹脂から成り、例えば30μm 程度の
厚さで、電極40,40の間の 240mm程度の長さの範囲
の外周面全面を覆って設けられている。
Pd合金から成り、例えば28μm 程度の厚さで、両端から
それぞれ例えば10mm程度の位置まで設けられている。ま
た、前記抵抗発熱体層20は、電極40と同様にAg−Pd
合金から成り、例えば30μm程度の厚さで、その電極4
0,40から連続して電気絶縁性基体12の中間部の24
0mm程度の範囲に、線幅が 1.2mm程度で各線の相互の間
隔が 1.5mm程度となるように螺旋状に設けられている。
この抵抗発熱体層20の抵抗値は、両端の電極40,4
0間の直流抵抗値で34.0Ω(60Hzにおいてインピーダン
ス34.0Ω、偏角0.1°)程度である。また、前記被覆層
16は、例えば熱収縮性PFA(パーフルオロアルコキ
シ樹脂)等のフッ素樹脂から成り、例えば30μm 程度の
厚さで、電極40,40の間の 240mm程度の長さの範囲
の外周面全面を覆って設けられている。
【0029】上記加熱ローラ22は、例えば図5に示す
工程に従って作製されたものである。先ず、工程1−1
において、例えば引き抜き加工した硬質ガラス円筒を所
定の長さに切断することにより前記の寸法・形状の電気
絶縁性基体12を作製する。一方、工程1−2におい
て、例えばAg−Pd合金パウダを75wt%程度と、鉛系低軟
化点ガラスパウダ(軟化点 500℃)を 5wt%程度と、セ
ルロース系樹脂およびターピネオール系溶剤を20wt%程
度とを混合し、15000cp 程度の粘度に調整して抵抗体ペ
ーストを作製する。次いで、工程2において、この抵抗
体ペーストを両端部において連続膜が形成され、且つ中
間部の 240mm程度の領域において螺旋状の膜が形成され
るように、電気絶縁性基体12の内周面38に塗布す
る。続く工程3においては、例えば電気絶縁性基体12
を25rpm 程度の所定の回転速度で回転させることによ
り、後述の図15等に示されるようにその内周面38に
塗布された抵抗体ペースト126のレベリングが行われ
て塗布厚さが均一にされる。次いで、工程4において
は、回転を継続したまま、例えば80℃程度の所定の温度
の熱風を吹きつけて仮乾燥を施す。これにより、塗布さ
れた抵抗体ペースト126がその膜厚を維持できる程度
に乾燥させられる。
工程に従って作製されたものである。先ず、工程1−1
において、例えば引き抜き加工した硬質ガラス円筒を所
定の長さに切断することにより前記の寸法・形状の電気
絶縁性基体12を作製する。一方、工程1−2におい
て、例えばAg−Pd合金パウダを75wt%程度と、鉛系低軟
化点ガラスパウダ(軟化点 500℃)を 5wt%程度と、セ
ルロース系樹脂およびターピネオール系溶剤を20wt%程
度とを混合し、15000cp 程度の粘度に調整して抵抗体ペ
ーストを作製する。次いで、工程2において、この抵抗
体ペーストを両端部において連続膜が形成され、且つ中
間部の 240mm程度の領域において螺旋状の膜が形成され
るように、電気絶縁性基体12の内周面38に塗布す
る。続く工程3においては、例えば電気絶縁性基体12
を25rpm 程度の所定の回転速度で回転させることによ
り、後述の図15等に示されるようにその内周面38に
塗布された抵抗体ペースト126のレベリングが行われ
て塗布厚さが均一にされる。次いで、工程4において
は、回転を継続したまま、例えば80℃程度の所定の温度
の熱風を吹きつけて仮乾燥を施す。これにより、塗布さ
れた抵抗体ペースト126がその膜厚を維持できる程度
に乾燥させられる。
【0030】その後、工程5において、例えば 150℃程
度の所定の温度の乾燥機内に静置して完全に乾燥し、更
に、工程6において、所定の温度サイクル(例えば昇温
速度13℃/min、最高温度 600℃程度で15分程度保持、降
温速度10℃/min)にて焼成することにより、螺旋状に塗
布された抵抗体ペーストから前記の抵抗発熱体層20
が、連続膜が形成されるように塗布された抵抗体ペース
トから前記の電極40,40がそれぞれ形成される。す
なわち、本実施例においては、抵抗発熱体層20と電極
層40とは、1工程で同一抵抗体ペーストから形成され
る。そして、工程7において、例えば熱収縮性PFAチ
ューブを電気絶縁性基体12の外周面に被せ、所定の温
度で加熱処理して収縮させて外周面に密着させることに
より、加熱ローラ22が得られる。
度の所定の温度の乾燥機内に静置して完全に乾燥し、更
に、工程6において、所定の温度サイクル(例えば昇温
速度13℃/min、最高温度 600℃程度で15分程度保持、降
温速度10℃/min)にて焼成することにより、螺旋状に塗
布された抵抗体ペーストから前記の抵抗発熱体層20
が、連続膜が形成されるように塗布された抵抗体ペース
トから前記の電極40,40がそれぞれ形成される。す
なわち、本実施例においては、抵抗発熱体層20と電極
層40とは、1工程で同一抵抗体ペーストから形成され
る。そして、工程7において、例えば熱収縮性PFAチ
ューブを電気絶縁性基体12の外周面に被せ、所定の温
度で加熱処理して収縮させて外周面に密着させることに
より、加熱ローラ22が得られる。
【0031】下記の表1および表2は、上記の加熱ロー
ラ22の温度特性を、電気絶縁性基体12の外周面に抵
抗発熱体層14が備えられている図1に示されるような
表面発熱型の加熱ローラ10と比較したものである。表
1は、両電極40,40間に280Wの電力を印加して20
秒経過後の所定箇所の表面温度を熱電対によって測定
し、加熱ローラ全表面の温度むら(最高温度と最低温度
との差)を測定したものである。測定箇所は加熱ローラ
の中央部の210 mmの範囲を軸心方向に35mm間隔で6分割
した7箇所のそれぞれについて、周方向に90°毎に4分
割した28箇所である。また、表2は両電極40,40間
に 150〜 300Wの電力を印加した場合の20秒経過後の中
央部表面温度を熱電対によって測定して得た昇温特性で
ある。なお、表面発熱型の加熱ローラ10は、外周面に
設けられる抵抗発熱体層14の厚さを35μm 程度とした
他は、加熱ローラ22と同様な寸法・形状に形成し、両
端の電極間の直流抵抗値は33.6Ω程度と加熱ローラ22
と略同様である。
ラ22の温度特性を、電気絶縁性基体12の外周面に抵
抗発熱体層14が備えられている図1に示されるような
表面発熱型の加熱ローラ10と比較したものである。表
1は、両電極40,40間に280Wの電力を印加して20
秒経過後の所定箇所の表面温度を熱電対によって測定
し、加熱ローラ全表面の温度むら(最高温度と最低温度
との差)を測定したものである。測定箇所は加熱ローラ
の中央部の210 mmの範囲を軸心方向に35mm間隔で6分割
した7箇所のそれぞれについて、周方向に90°毎に4分
割した28箇所である。また、表2は両電極40,40間
に 150〜 300Wの電力を印加した場合の20秒経過後の中
央部表面温度を熱電対によって測定して得た昇温特性で
ある。なお、表面発熱型の加熱ローラ10は、外周面に
設けられる抵抗発熱体層14の厚さを35μm 程度とした
他は、加熱ローラ22と同様な寸法・形状に形成し、両
端の電極間の直流抵抗値は33.6Ω程度と加熱ローラ22
と略同様である。
【0032】上記表1から明らかなように、本実施例の
加熱ローラ22は、従来の表面発熱型の加熱ローラ10
よりも温度むらが小さく、優れた温度分布を示す。これ
は、抵抗発熱体層20が内周面38に設けられているこ
とから、内周側で発生させられた熱が外周面に伝達され
る間に電気絶縁性基体12によって拡散させられること
によるものと考えられる。また、表2に示される昇温特
性については、電気絶縁性基体12の熱伝達の遅れによ
って本実施例の加熱ローラ22の方がやや昇温が遅い結
果が得られたが、その差は小さく、感覚的には複写機に
おける使用上の待ち時間が殆ど変わらないといえる。
加熱ローラ22は、従来の表面発熱型の加熱ローラ10
よりも温度むらが小さく、優れた温度分布を示す。これ
は、抵抗発熱体層20が内周面38に設けられているこ
とから、内周側で発生させられた熱が外周面に伝達され
る間に電気絶縁性基体12によって拡散させられること
によるものと考えられる。また、表2に示される昇温特
性については、電気絶縁性基体12の熱伝達の遅れによ
って本実施例の加熱ローラ22の方がやや昇温が遅い結
果が得られたが、その差は小さく、感覚的には複写機に
おける使用上の待ち時間が殆ど変わらないといえる。
【0033】ところで、前記の図5に示される工程のう
ち、電気絶縁性基体12の内周面38に抵抗発熱体層2
0および電極40,40を形成するために抵抗体ペース
ト126を塗布する工程2は、例えば図6乃至図8に示
される膜形成装置42を用いて行われたものである。こ
の膜形成装置42は、前記電気絶縁性基体12を保持し
てその軸心回りに回転させる回転装置44と、その回転
装置44によって回転させられている電気絶縁性基体1
2の内周面38に抵抗体ペースト126を塗布するペー
スト塗布装置46とから構成されている。本実施例にお
いては、上記回転装置44が回転駆動装置に相当する。
ち、電気絶縁性基体12の内周面38に抵抗発熱体層2
0および電極40,40を形成するために抵抗体ペース
ト126を塗布する工程2は、例えば図6乃至図8に示
される膜形成装置42を用いて行われたものである。こ
の膜形成装置42は、前記電気絶縁性基体12を保持し
てその軸心回りに回転させる回転装置44と、その回転
装置44によって回転させられている電気絶縁性基体1
2の内周面38に抵抗体ペースト126を塗布するペー
スト塗布装置46とから構成されている。本実施例にお
いては、上記回転装置44が回転駆動装置に相当する。
【0034】回転装置44は、電気絶縁性基体12を回
転させるための回転部48と、電気絶縁性基体12を軸
心方向の所定位置において回転可能に支持する基体保持
部50とから構成されている。回転部48は、回転モー
タ52と、その回転モータ52が固定されたモータ固定
台54と、その回転モータ52の回転軸55およびその
モータ固定台54から下方に形成された軸受け56に嵌
め込まれた下記スリーブロール61の回転軸57にそれ
ぞれ取り付けられたタイミングプーリ58a,58b
と、それらタイミングプーリ58a,58bを連動させ
るタイミングベルト60と、回転軸57において軸受け
56に回転可能に取り付けられて、上記回転モータ52
によって軸心回りに回転させられるゴム製のスリーブロ
ール61とを備えている。なお、上記の回転モータ52
は、その回転数を適宜変更することが可能なスピードコ
ントロールモータである。
転させるための回転部48と、電気絶縁性基体12を軸
心方向の所定位置において回転可能に支持する基体保持
部50とから構成されている。回転部48は、回転モー
タ52と、その回転モータ52が固定されたモータ固定
台54と、その回転モータ52の回転軸55およびその
モータ固定台54から下方に形成された軸受け56に嵌
め込まれた下記スリーブロール61の回転軸57にそれ
ぞれ取り付けられたタイミングプーリ58a,58b
と、それらタイミングプーリ58a,58bを連動させ
るタイミングベルト60と、回転軸57において軸受け
56に回転可能に取り付けられて、上記回転モータ52
によって軸心回りに回転させられるゴム製のスリーブロ
ール61とを備えている。なお、上記の回転モータ52
は、その回転数を適宜変更することが可能なスピードコ
ントロールモータである。
【0035】また、基体保持部50は、回転モータ52
の軸心方向に平行な方向に所定距離離隔した2位置に固
定されてそれぞれ水平に並んで配置され、電気絶縁性基
体12の軸心方向に平行な軸心回りに回転可能な一対の
受けローラ62,62を備えてその外周面を受ける一対
の外周面受け部材64a,64bと、それら一対の外周
面受け部材64a,64bの図6における左方に配置さ
れて、受け部材64a側に電気絶縁性基体12の左端部
を受けるための円錐状の受け面を有する端面受け部材6
6を、その上端部に軸心回りに回転可能に取り付けられ
た位置決め部材68とを備えている。この端面受け部材
66の軸心方向は、電気絶縁性基体12の軸心方向に一
致させられている。なお、前記モータ固定台54は、台
124上に固定されたシリンダ90によって上下移動可
能に備えられており、これにより前記のスリーブロール
61は、上記外周面受け部材64aの一対の受けローラ
62、62との間で電気絶縁性基体12を押圧して保持
する保持位置すなわち下側位置と、電気絶縁性基体12
から離隔させられている解放位置すなわち上側位置との
間で上下移動させられる。
の軸心方向に平行な方向に所定距離離隔した2位置に固
定されてそれぞれ水平に並んで配置され、電気絶縁性基
体12の軸心方向に平行な軸心回りに回転可能な一対の
受けローラ62,62を備えてその外周面を受ける一対
の外周面受け部材64a,64bと、それら一対の外周
面受け部材64a,64bの図6における左方に配置さ
れて、受け部材64a側に電気絶縁性基体12の左端部
を受けるための円錐状の受け面を有する端面受け部材6
6を、その上端部に軸心回りに回転可能に取り付けられ
た位置決め部材68とを備えている。この端面受け部材
66の軸心方向は、電気絶縁性基体12の軸心方向に一
致させられている。なお、前記モータ固定台54は、台
124上に固定されたシリンダ90によって上下移動可
能に備えられており、これにより前記のスリーブロール
61は、上記外周面受け部材64aの一対の受けローラ
62、62との間で電気絶縁性基体12を押圧して保持
する保持位置すなわち下側位置と、電気絶縁性基体12
から離隔させられている解放位置すなわち上側位置との
間で上下移動させられる。
【0036】前記スリーブロール61は、図9に図6に
おける上方から見た電気絶縁性基体12との位置関係を
示すように、電気絶縁性基体12の軸心方向に平行な面
内において、その軸心方向が角度θs だけ傾いて設けら
れている。そのため、そのスリーブロール61が図に矢
印で示される方向に回転させられることにより、電気絶
縁性基体12を図6の左方すなわち位置決め部材68側
へ押圧するように構成されている。これにより、電気絶
縁性基体12の軸心方向の位置は、後述の抵抗体ペース
ト126の塗布中においてその端面が端面受け部材66
に当接する位置に固定される。すなわち、本実施例にお
いては、スリーブロール61が押圧回転装置に、位置決
め部材68が位置規制装置にそれぞれ相当する。
おける上方から見た電気絶縁性基体12との位置関係を
示すように、電気絶縁性基体12の軸心方向に平行な面
内において、その軸心方向が角度θs だけ傾いて設けら
れている。そのため、そのスリーブロール61が図に矢
印で示される方向に回転させられることにより、電気絶
縁性基体12を図6の左方すなわち位置決め部材68側
へ押圧するように構成されている。これにより、電気絶
縁性基体12の軸心方向の位置は、後述の抵抗体ペース
ト126の塗布中においてその端面が端面受け部材66
に当接する位置に固定される。すなわち、本実施例にお
いては、スリーブロール61が押圧回転装置に、位置決
め部材68が位置規制装置にそれぞれ相当する。
【0037】一方、ペースト塗布装置46には、電気絶
縁性基体12の内周面38に抵抗体ペースト126を塗
布するためのペースト吐出部70を下端部に備えたペー
スト容器72が、図6における左右方向、上下方向、お
よび図7における左右方向にそれぞれ移動可能に備えら
れている。本実施例においては、上記ペースト容器72
がペースト吐出装置に相当する。
縁性基体12の内周面38に抵抗体ペースト126を塗
布するためのペースト吐出部70を下端部に備えたペー
スト容器72が、図6における左右方向、上下方向、お
よび図7における左右方向にそれぞれ移動可能に備えら
れている。本実施例においては、上記ペースト容器72
がペースト吐出装置に相当する。
【0038】上記のペースト容器72は、軸心が鉛直方
向となるようにシリンダ固定部材74によって上下移動
部材76に固定された円筒状のシリンダ78を備えてお
り、調整ネジ80を回転させて上下移動部材76を鉛直
方向に移動させることにより、図の上下方向に移動させ
られる。上下移動部材76の下端部には、上記のペース
ト吐出部70を固定するための吐出部固定部材82が備
えられており、その吐出部固定部材82の図6における
左右方向に貫通して設けられた図示しない貫通穴に、ペ
ースト吐出部70の下記の供給細管84が嵌め込まれ
て、取付ボルト86によって取り付けられている。
向となるようにシリンダ固定部材74によって上下移動
部材76に固定された円筒状のシリンダ78を備えてお
り、調整ネジ80を回転させて上下移動部材76を鉛直
方向に移動させることにより、図の上下方向に移動させ
られる。上下移動部材76の下端部には、上記のペース
ト吐出部70を固定するための吐出部固定部材82が備
えられており、その吐出部固定部材82の図6における
左右方向に貫通して設けられた図示しない貫通穴に、ペ
ースト吐出部70の下記の供給細管84が嵌め込まれ
て、取付ボルト86によって取り付けられている。
【0039】上記のペースト吐出部70は、例えば外径
1.06mm、内径 0.7mm程度で曲げ弾性を有する真鍮から成
る吐出細管88が、例えば外径 3mm、内径 2mm程度の曲
げ弾性を有するステンレスから成り、電気絶縁性基体1
2よりも十分に長い軸心方向長さを有して上記吐出細管
88に抵抗体ペースト126を供給するための供給細管
84の先端部に、例えばロー付け等によって固着されて
構成されている。上記吐出細管88は、後述の図12等
に示されるように先端部が鉤状に曲げられて、その先端
が供給細管84の外周面よりも外側に位置させられてい
る。なお、ペースト吐出部70は、後述の図13等に示
されるように吐出細管88の鉤状の先端部が鉛直方向に
対して例えば30°程度の所定角度θn だけ傾いた状態で
吐出部固定部材82に固定されているが、その傾き角度
θn は、供給細管84の軸心回りの回転角度を所望の角
度とした状態で前記取付ボルト86を締めつけることに
より、任意の角度に設定可能となっている。
1.06mm、内径 0.7mm程度で曲げ弾性を有する真鍮から成
る吐出細管88が、例えば外径 3mm、内径 2mm程度の曲
げ弾性を有するステンレスから成り、電気絶縁性基体1
2よりも十分に長い軸心方向長さを有して上記吐出細管
88に抵抗体ペースト126を供給するための供給細管
84の先端部に、例えばロー付け等によって固着されて
構成されている。上記吐出細管88は、後述の図12等
に示されるように先端部が鉤状に曲げられて、その先端
が供給細管84の外周面よりも外側に位置させられてい
る。なお、ペースト吐出部70は、後述の図13等に示
されるように吐出細管88の鉤状の先端部が鉛直方向に
対して例えば30°程度の所定角度θn だけ傾いた状態で
吐出部固定部材82に固定されているが、その傾き角度
θn は、供給細管84の軸心回りの回転角度を所望の角
度とした状態で前記取付ボルト86を締めつけることに
より、任意の角度に設定可能となっている。
【0040】また、シリンダ78の下端部には可撓性を
有するチューブ100が備えられており、ペースト吐出
部70の供給細管84は、吐出部固定部材82側の一端
がこのチューブ100に接続されることによってシリン
ダ78に接続されて、後述のようにその内部に蓄えられ
た抵抗体ペースト126を供給され、吐出細管88に供
給するようになっている。また、シリンダ78はエア配
管102を介して圧力空気供給装置103に接続されて
おり、このシリンダ78内に蓄えられた抵抗体ペースト
126は、圧力空気供給装置103から供給される空気
圧によってペースト吐出部70の先端部の吐出細管88
から吐出される。
有するチューブ100が備えられており、ペースト吐出
部70の供給細管84は、吐出部固定部材82側の一端
がこのチューブ100に接続されることによってシリン
ダ78に接続されて、後述のようにその内部に蓄えられ
た抵抗体ペースト126を供給され、吐出細管88に供
給するようになっている。また、シリンダ78はエア配
管102を介して圧力空気供給装置103に接続されて
おり、このシリンダ78内に蓄えられた抵抗体ペースト
126は、圧力空気供給装置103から供給される空気
圧によってペースト吐出部70の先端部の吐出細管88
から吐出される。
【0041】また、前記上下移動部材76は、微調整ネ
ジ104a,104bを回転させることにより図7にお
ける左右方向の移動範囲を調節可能なガイド付きシリン
ダ106上に固定された、断面L字状の径方向移動部材
108の垂直方向の壁面に取り付けられており、これに
より、後述の接触工程等において、前記ペースト吐出部
70が上記の微調整ネジ104a,104bによって設
定された範囲内で図7における左右方向に移動させられ
る。
ジ104a,104bを回転させることにより図7にお
ける左右方向の移動範囲を調節可能なガイド付きシリン
ダ106上に固定された、断面L字状の径方向移動部材
108の垂直方向の壁面に取り付けられており、これに
より、後述の接触工程等において、前記ペースト吐出部
70が上記の微調整ネジ104a,104bによって設
定された範囲内で図7における左右方向に移動させられ
る。
【0042】また、上記のガイド付きシリンダ106
は、移動モータ118の回転によって移動レール120
上を図7における紙面と垂直な方向(すなわち図6にお
ける電気絶縁性基体12の軸心方向と平行な方向)に移
動可能とされた軸心方向移動部材122に固定されてい
る。移動モータ118の図示しない回転軸には後述のネ
ジ軸134が取り付けられる一方、軸心方向移動部材1
22の下部にはそのネジ軸134と螺合させられる図示
しない雌ねじ部が設けられており、これにより、ペース
ト容器72は、例えば図6において示されるX0 乃至X
4 の範囲内で、移動モータ118の回転数に応じた速度
で左右方向に移動させられる。上記移動モータ118と
しては、例えばACサーボモータ等の回転速度の制御が
容易なモータが用いられている。なお、上記移動モータ
118および移動レール120は、何れも台124上に
固定されている。本実施例においては、上記移動モータ
118、移動レール120、軸心方向移動部材122が
軸心方向駆動装置を構成している。
は、移動モータ118の回転によって移動レール120
上を図7における紙面と垂直な方向(すなわち図6にお
ける電気絶縁性基体12の軸心方向と平行な方向)に移
動可能とされた軸心方向移動部材122に固定されてい
る。移動モータ118の図示しない回転軸には後述のネ
ジ軸134が取り付けられる一方、軸心方向移動部材1
22の下部にはそのネジ軸134と螺合させられる図示
しない雌ねじ部が設けられており、これにより、ペース
ト容器72は、例えば図6において示されるX0 乃至X
4 の範囲内で、移動モータ118の回転数に応じた速度
で左右方向に移動させられる。上記移動モータ118と
しては、例えばACサーボモータ等の回転速度の制御が
容易なモータが用いられている。なお、上記移動モータ
118および移動レール120は、何れも台124上に
固定されている。本実施例においては、上記移動モータ
118、移動レール120、軸心方向移動部材122が
軸心方向駆動装置を構成している。
【0043】また、前記回転装置の回転モータ52、前
記圧力空気供給装置103、前記ガイド付きシリンダ1
06、および上記移動モータ118は、CPU,RA
M,ROM等から構成された制御装置125に接続され
ている。制御装置125には、電気絶縁性基体12の処
理に先立って、その電気絶縁性基体12の寸法、抵抗発
熱体層20の寸法、電極40、40の寸法等に応じた設
定が為されてRAMに記憶される。そして、そのRAM
に記憶された設定データに基づき、予めROMに記憶さ
れたプログラムに従って、例えば、電気絶縁性基体12
の軸心方向におけるその電気絶縁性基体12とペースト
容器72との相対位置に関連して、圧力空気供給装置1
03の設定圧力すなわちペースト吐出部70の吐出細管
88から抵抗体ペースト126を吐出する際の吐出圧力
や、上記モータ118,52の回転数すなわちペースト
塗布装置46の軸心方向移動速度・移動範囲および電気
絶縁性基体12の回転速度等が、適宜変更制御される。
また、図6において、5箇所に設けられている128a
〜128eはペースト塗布装置46のペースト容器72
の電気絶縁性基体12の軸心方向における位置を検出す
るためのフォトカプラ等から成る位置センサであり、そ
の軸心方向の位置は制御装置125に為された上記設定
に従って適宜変更される。本実施例においては、この複
数の位置センサ128が相対位置検出装置に相当する。
記圧力空気供給装置103、前記ガイド付きシリンダ1
06、および上記移動モータ118は、CPU,RA
M,ROM等から構成された制御装置125に接続され
ている。制御装置125には、電気絶縁性基体12の処
理に先立って、その電気絶縁性基体12の寸法、抵抗発
熱体層20の寸法、電極40、40の寸法等に応じた設
定が為されてRAMに記憶される。そして、そのRAM
に記憶された設定データに基づき、予めROMに記憶さ
れたプログラムに従って、例えば、電気絶縁性基体12
の軸心方向におけるその電気絶縁性基体12とペースト
容器72との相対位置に関連して、圧力空気供給装置1
03の設定圧力すなわちペースト吐出部70の吐出細管
88から抵抗体ペースト126を吐出する際の吐出圧力
や、上記モータ118,52の回転数すなわちペースト
塗布装置46の軸心方向移動速度・移動範囲および電気
絶縁性基体12の回転速度等が、適宜変更制御される。
また、図6において、5箇所に設けられている128a
〜128eはペースト塗布装置46のペースト容器72
の電気絶縁性基体12の軸心方向における位置を検出す
るためのフォトカプラ等から成る位置センサであり、そ
の軸心方向の位置は制御装置125に為された上記設定
に従って適宜変更される。本実施例においては、この複
数の位置センサ128が相対位置検出装置に相当する。
【0044】図10は、上記膜形成装置42の制御構成
を示すブロック線図である。制御装置125の回転制御
回路130にはモータ52、118の回転速度を入力す
るための入力装置132と、電気絶縁性基体12の回転
数を表示するための図示しない回転数表示装置とが接続
されていると共に、移動モータ118のネジ軸134に
沿って設けられている前記位置センサ128a〜128
eが接続されており、その位置センサ128a〜128
eにより検出されたペースト容器72およびペースト吐
出部70の位置を示す位置信号に基づき、サーボモータ
ドライバ136に回転速度信号を出力する。前記移動モ
ータ118はそのサーボモータドライバ136を介して
回転制御回路130に接続されており、これにより、移
動モータ118の回転数すなわちペースト容器72およ
びペースト吐出部70の水平方向移動速度(電気絶縁性
基体12の軸心方向に平行な方向の移動速度)が、その
ペースト容器72およびペースト吐出部70の位置に応
じて変更制御される。また、前記回転モータ52は制御
装置125内のモータドライバ138に接続されてお
り、電気絶縁性基体12は、前記回転制御回路130に
入力された設定回転数で回転させられる。これら回転制
御回路130およびモータドライバ138はシーケンサ
140に接続されており、その作動順序が制御されてい
る。
を示すブロック線図である。制御装置125の回転制御
回路130にはモータ52、118の回転速度を入力す
るための入力装置132と、電気絶縁性基体12の回転
数を表示するための図示しない回転数表示装置とが接続
されていると共に、移動モータ118のネジ軸134に
沿って設けられている前記位置センサ128a〜128
eが接続されており、その位置センサ128a〜128
eにより検出されたペースト容器72およびペースト吐
出部70の位置を示す位置信号に基づき、サーボモータ
ドライバ136に回転速度信号を出力する。前記移動モ
ータ118はそのサーボモータドライバ136を介して
回転制御回路130に接続されており、これにより、移
動モータ118の回転数すなわちペースト容器72およ
びペースト吐出部70の水平方向移動速度(電気絶縁性
基体12の軸心方向に平行な方向の移動速度)が、その
ペースト容器72およびペースト吐出部70の位置に応
じて変更制御される。また、前記回転モータ52は制御
装置125内のモータドライバ138に接続されてお
り、電気絶縁性基体12は、前記回転制御回路130に
入力された設定回転数で回転させられる。これら回転制
御回路130およびモータドライバ138はシーケンサ
140に接続されており、その作動順序が制御されてい
る。
【0045】以下、以上のように構成された膜形成装置
42を用いて、前記図5に示される工程2の抵抗体ペー
スト126の塗布を行う方法を説明する。先ず、前述の
電気絶縁性基体12および抵抗体ペースト126を用意
する。この抵抗体ペースト126は前述のように螺旋状
に形成されることによって抵抗発熱体層20を形成する
と共に、連続するように形成されることによって電極4
0、40を形成するものである。そして、抵抗体ペース
ト126をシリンダ78内に投入すると共に、ペースト
容器72が電気絶縁性基体12の軸心方向における右端
側に位置させられた状態で、電気絶縁性基体12を図6
に示されるように回転装置44の外周面受け部材64
a,64b上に載置する。そして制御装置125を起動
して電気絶縁性基体12の寸法、抵抗発熱体層22や電
極40、40の寸法等を設定した後、例えばその設定に
応じたプログラムが制御装置125のROMに予め記憶
された複数のプログラムから選択されることにより、例
えば図11に示されるフローチャートに従って抵抗体ペ
ースト126が電気絶縁性基体12の内周面38に塗布
される。以下、フローチャートを参照して説明する。
42を用いて、前記図5に示される工程2の抵抗体ペー
スト126の塗布を行う方法を説明する。先ず、前述の
電気絶縁性基体12および抵抗体ペースト126を用意
する。この抵抗体ペースト126は前述のように螺旋状
に形成されることによって抵抗発熱体層20を形成する
と共に、連続するように形成されることによって電極4
0、40を形成するものである。そして、抵抗体ペース
ト126をシリンダ78内に投入すると共に、ペースト
容器72が電気絶縁性基体12の軸心方向における右端
側に位置させられた状態で、電気絶縁性基体12を図6
に示されるように回転装置44の外周面受け部材64
a,64b上に載置する。そして制御装置125を起動
して電気絶縁性基体12の寸法、抵抗発熱体層22や電
極40、40の寸法等を設定した後、例えばその設定に
応じたプログラムが制御装置125のROMに予め記憶
された複数のプログラムから選択されることにより、例
えば図11に示されるフローチャートに従って抵抗体ペ
ースト126が電気絶縁性基体12の内周面38に塗布
される。以下、フローチャートを参照して説明する。
【0046】まず、ステップS1において、シリンダ9
0を駆動して回転部48を下降させるために制御装置1
25に備えられている図示しない回転部下降スイッチが
オンされたか否かが判断される。この判断が否定される
うちは待機させられるが、回転部下降スイッチがオンさ
れると判断が肯定されてステップS2に進む。挿入工程
に対応するステップS2においては、移動モータ118
が起動させられてペースト容器72およびペースト吐出
部70が図6の左方向に移動させられ、図12に示され
るように、吐出細管88および供給細管84が電気絶縁
性基体12の一端からその内部に挿入させられる。この
とき、図13(a) に示されるように、供給細管84の軸
心は電気絶縁性基体12の軸心と略一致させられてい
る。ステップS2に続いて直ちに実行されるステップS
3においては、シリンダ90が駆動されて回転部48が
下降させられる。これにより、スリーブロール61が下
降させられて受けローラ62との間で電気絶縁性基体1
2が押圧保持される。
0を駆動して回転部48を下降させるために制御装置1
25に備えられている図示しない回転部下降スイッチが
オンされたか否かが判断される。この判断が否定される
うちは待機させられるが、回転部下降スイッチがオンさ
れると判断が肯定されてステップS2に進む。挿入工程
に対応するステップS2においては、移動モータ118
が起動させられてペースト容器72およびペースト吐出
部70が図6の左方向に移動させられ、図12に示され
るように、吐出細管88および供給細管84が電気絶縁
性基体12の一端からその内部に挿入させられる。この
とき、図13(a) に示されるように、供給細管84の軸
心は電気絶縁性基体12の軸心と略一致させられてい
る。ステップS2に続いて直ちに実行されるステップS
3においては、シリンダ90が駆動されて回転部48が
下降させられる。これにより、スリーブロール61が下
降させられて受けローラ62との間で電気絶縁性基体1
2が押圧保持される。
【0047】続くステップS4においては、塗布開始位
置が検出されたか否か、すなわち吐出細管88が電気絶
縁性基体12内部の所定の塗布開始位置まで移動したか
否かが判断される。上記の塗布開始位置の検出は、図の
X0 の位置に備えられている位置センサ128aによっ
て行われる。塗布開始位置が検出されると、ステップS
5に進み、移動モータ118が停止させられると同時に
シーケンサ140の内部タイマがによるカウントが開始
される。そして、回転工程に対応するステップS6に進
んで、回転装置44のモータ52が所定の回転速度(例
えば10〜15rpm程度の比較的遅い速度)で起動させられ
て、電気絶縁性基体12が回転させられる。
置が検出されたか否か、すなわち吐出細管88が電気絶
縁性基体12内部の所定の塗布開始位置まで移動したか
否かが判断される。上記の塗布開始位置の検出は、図の
X0 の位置に備えられている位置センサ128aによっ
て行われる。塗布開始位置が検出されると、ステップS
5に進み、移動モータ118が停止させられると同時に
シーケンサ140の内部タイマがによるカウントが開始
される。そして、回転工程に対応するステップS6に進
んで、回転装置44のモータ52が所定の回転速度(例
えば10〜15rpm程度の比較的遅い速度)で起動させられ
て、電気絶縁性基体12が回転させられる。
【0048】前記ステップS5において内部タイマが起
動させられてから所定時間経過すると、ステップS7の
判断が肯定されて接触工程に対応するステップS8に進
み、ガイド付きシリンダ106が作動させられる。これ
により、径方向移動部材108が電気絶縁性基体12に
接近する図7における右方向に移動させられて、ペース
ト吐出部70が図13(b) に示されるように同図(a) に
示される位置から右方向に水平移動させられ、その先端
部に備えられた吐出細管88の先端が電気絶縁性基体1
2の内周面38に弾性的に接触させられる。このとき、
鉤状に曲げられた吐出細管88の先端部は、前述のよう
に鉛直方向に対して30°程度の所定角度θn だけ傾斜さ
せられていると共に、その先端位置が電気絶縁性基体1
2の内周面38下端位置から例えば1.5mm 程度の所定距
離Δrだけ上方に位置させられていることから、上記の
接触状態において、上記鉤状の先端部の軸心方向は電気
絶縁性基体12の内周面38の法線方向に対して、図に
矢印で示される回転方向後方側に例えば 9.7°程度の所
定角度φだけ傾斜した状態でその内周面38に押圧させ
られている。そのため、図示はしないが、吐出細管88
の先端部は、その曲げ弾性力に抗して僅かに曲げられて
いる。なお、上記所定時間は、電気絶縁性基体12の回
転が安定するために必要な例えば数秒程度以下(例えば
0.3 〜0.5 秒程度)の短い時間である。上記の説明から
明らかなように、本実施例においてはガイド付きシリン
ダ106が接触装置に相当する。
動させられてから所定時間経過すると、ステップS7の
判断が肯定されて接触工程に対応するステップS8に進
み、ガイド付きシリンダ106が作動させられる。これ
により、径方向移動部材108が電気絶縁性基体12に
接近する図7における右方向に移動させられて、ペース
ト吐出部70が図13(b) に示されるように同図(a) に
示される位置から右方向に水平移動させられ、その先端
部に備えられた吐出細管88の先端が電気絶縁性基体1
2の内周面38に弾性的に接触させられる。このとき、
鉤状に曲げられた吐出細管88の先端部は、前述のよう
に鉛直方向に対して30°程度の所定角度θn だけ傾斜さ
せられていると共に、その先端位置が電気絶縁性基体1
2の内周面38下端位置から例えば1.5mm 程度の所定距
離Δrだけ上方に位置させられていることから、上記の
接触状態において、上記鉤状の先端部の軸心方向は電気
絶縁性基体12の内周面38の法線方向に対して、図に
矢印で示される回転方向後方側に例えば 9.7°程度の所
定角度φだけ傾斜した状態でその内周面38に押圧させ
られている。そのため、図示はしないが、吐出細管88
の先端部は、その曲げ弾性力に抗して僅かに曲げられて
いる。なお、上記所定時間は、電気絶縁性基体12の回
転が安定するために必要な例えば数秒程度以下(例えば
0.3 〜0.5 秒程度)の短い時間である。上記の説明から
明らかなように、本実施例においてはガイド付きシリン
ダ106が接触装置に相当する。
【0049】続くステップS9においては、吐出細管8
8が電気絶縁性基体12の内周面38に接触したか否か
が判断される。この接触は、例えばガイド付きシリンダ
106の駆動量が微調整ネジ104bのネジ込み量によ
り決定された所定値となったこと、すなわち図7におけ
る右方向への移動が完了したことをもって間接的に検出
される。このステップS9の判断が肯定されると、ステ
ップS10に進んでシーケンサ140の内部タイマによ
るカウントが開始される。このカウントが開始されてか
ら所定時間経過すると、ステップS11の判断が肯定さ
れてステップS12に進む。なお、この所定時間は、水
平方向に移動させられた吐出細管88の振れを除去する
ために必要な例えば数秒程度以下(例えば0.3 〜0.5 秒
程度)の短い時間である。
8が電気絶縁性基体12の内周面38に接触したか否か
が判断される。この接触は、例えばガイド付きシリンダ
106の駆動量が微調整ネジ104bのネジ込み量によ
り決定された所定値となったこと、すなわち図7におけ
る右方向への移動が完了したことをもって間接的に検出
される。このステップS9の判断が肯定されると、ステ
ップS10に進んでシーケンサ140の内部タイマによ
るカウントが開始される。このカウントが開始されてか
ら所定時間経過すると、ステップS11の判断が肯定さ
れてステップS12に進む。なお、この所定時間は、水
平方向に移動させられた吐出細管88の振れを除去する
ために必要な例えば数秒程度以下(例えば0.3 〜0.5 秒
程度)の短い時間である。
【0050】吐出工程に対応するステップS12におい
ては、圧力空気供給装置103が起動されることにより
シリンダ78に例えば 1.8kg/cm2 程度の所定の圧力空
気が供給されて、吐出細管88の先端から抵抗体ペース
ト126が吐出されると同時に、シーケンサ140の内
部タイマによるカウントが開始される。この内部タイマ
によるカウントが開始されてから所定時間経過すると、
ステップS13の判断が肯定されてステップS14に進
む。この所定時間は、抵抗体ペースト126の吐出量が
安定するために必要な例えば数秒程度以下(例えば0.3
〜0.5 秒程度)の比較的短い時間である。
ては、圧力空気供給装置103が起動されることにより
シリンダ78に例えば 1.8kg/cm2 程度の所定の圧力空
気が供給されて、吐出細管88の先端から抵抗体ペース
ト126が吐出されると同時に、シーケンサ140の内
部タイマによるカウントが開始される。この内部タイマ
によるカウントが開始されてから所定時間経過すると、
ステップS13の判断が肯定されてステップS14に進
む。この所定時間は、抵抗体ペースト126の吐出量が
安定するために必要な例えば数秒程度以下(例えば0.3
〜0.5 秒程度)の比較的短い時間である。
【0051】移動工程に対応するステップS14では、
移動モータ118が起動されることにより軸心方向移動
部材122が駆動され、ペースト容器72が電気絶縁性
基体12の軸心方向に沿って図6のX0 の位置からX4
の位置に向かって移動させられ、これに伴って吐出細管
88が抵抗体ペースト126を吐出しつつ電気絶縁性基
体12の内部を同図の左端部から右端部に向かって移動
させられる。これにより、吐出細管88は、電気絶縁性
基体12の内周面38を螺旋状に移動させられつつ、そ
の内周面38上に抵抗体ペースト126を塗布する。こ
のとき、図14(a) ,(b) に示されるように、位置X0
からX1 の範囲では、ペースト容器72の移動速度が0.
05m/min 程度と比較的遅い一方、電気絶縁性基体12の
回転速度が25rpm 程度と比較的速いことから、図15の
左側に示されるように、電気絶縁性基体12の左端部側
(X0 )から所定位置(X1 )までの範囲に電極40を
形成するための抵抗体ペースト126の連続膜が形成さ
れる。
移動モータ118が起動されることにより軸心方向移動
部材122が駆動され、ペースト容器72が電気絶縁性
基体12の軸心方向に沿って図6のX0 の位置からX4
の位置に向かって移動させられ、これに伴って吐出細管
88が抵抗体ペースト126を吐出しつつ電気絶縁性基
体12の内部を同図の左端部から右端部に向かって移動
させられる。これにより、吐出細管88は、電気絶縁性
基体12の内周面38を螺旋状に移動させられつつ、そ
の内周面38上に抵抗体ペースト126を塗布する。こ
のとき、図14(a) ,(b) に示されるように、位置X0
からX1 の範囲では、ペースト容器72の移動速度が0.
05m/min 程度と比較的遅い一方、電気絶縁性基体12の
回転速度が25rpm 程度と比較的速いことから、図15の
左側に示されるように、電気絶縁性基体12の左端部側
(X0 )から所定位置(X1 )までの範囲に電極40を
形成するための抵抗体ペースト126の連続膜が形成さ
れる。
【0052】ペースト容器72が図6における右方に移
動させられて位置X1 に到達すると、ステップS15の
判断が肯定されるので、ステップS16において、移動
モータ118および回転モータ52の回転数がそれぞれ
切り替えられて、図14(a),(b) に示される移動速度
および回転速度に設定される。これにより、吐出細管8
8の移動速度が速くされる一方、電気絶縁性基体12の
回転速度が遅くされるため、図15の右側に示されるよ
うに、抵抗体ペースト126が螺旋状に塗布されること
ととなる。このように抵抗体ペースト126を螺旋状に
塗布しつつ更に吐出細管88が移動させられてペースト
容器72が図6の位置X2 まで移動すると、ステップS
17の判断が肯定されるためステップS18において再
び移動速度および回転速度が変化させられ、位置X0 〜
X1 と同様に抵抗体ペースト126が連続的に塗布され
る。このため、本実施例においては、電極40、40を
形成するための連続膜と抵抗発熱体層22を形成するた
めの螺旋状膜とが一工程で簡単に形成される。
動させられて位置X1 に到達すると、ステップS15の
判断が肯定されるので、ステップS16において、移動
モータ118および回転モータ52の回転数がそれぞれ
切り替えられて、図14(a),(b) に示される移動速度
および回転速度に設定される。これにより、吐出細管8
8の移動速度が速くされる一方、電気絶縁性基体12の
回転速度が遅くされるため、図15の右側に示されるよ
うに、抵抗体ペースト126が螺旋状に塗布されること
ととなる。このように抵抗体ペースト126を螺旋状に
塗布しつつ更に吐出細管88が移動させられてペースト
容器72が図6の位置X2 まで移動すると、ステップS
17の判断が肯定されるためステップS18において再
び移動速度および回転速度が変化させられ、位置X0 〜
X1 と同様に抵抗体ペースト126が連続的に塗布され
る。このため、本実施例においては、電極40、40を
形成するための連続膜と抵抗発熱体層22を形成するた
めの螺旋状膜とが一工程で簡単に形成される。
【0053】なお、図14のX0 〜X3 は、ペースト容
器72の電気絶縁性基体12の軸心方向における位置を
表し、図6に示される位置センサ128a〜128dの
各位置にそれぞれ対応するものである。ペースト容器7
2すなわち吐出細管88は、位置X0 から位置X1 まで
は0.05m/min 程度の一定速度で移動させられ、位置X1
〜X2 においては、例えば 0.25m/min程度の一定速度で
移動させられ、位置X2 〜 位置X3 においては例えば
0.05m/min程度の移動速度となる。すなわち、電気絶縁
性基体12の両端部側の電極40、40を形成する領域
においては移動速度が比較的遅くされ、中間部の抵抗発
熱体層20を形成する領域においては移動速度が比較的
速くされる。また、電気絶縁性基体12の回転速度も同
様に変化させられ、位置X0 〜X1 では25rpm 程度、位
置X1 〜X2 では10rpm 程度、位置X2 〜X3 では25rp
m 程度と、両端部では比較的速く、中間部では比較的遅
くされる。
器72の電気絶縁性基体12の軸心方向における位置を
表し、図6に示される位置センサ128a〜128dの
各位置にそれぞれ対応するものである。ペースト容器7
2すなわち吐出細管88は、位置X0 から位置X1 まで
は0.05m/min 程度の一定速度で移動させられ、位置X1
〜X2 においては、例えば 0.25m/min程度の一定速度で
移動させられ、位置X2 〜 位置X3 においては例えば
0.05m/min程度の移動速度となる。すなわち、電気絶縁
性基体12の両端部側の電極40、40を形成する領域
においては移動速度が比較的遅くされ、中間部の抵抗発
熱体層20を形成する領域においては移動速度が比較的
速くされる。また、電気絶縁性基体12の回転速度も同
様に変化させられ、位置X0 〜X1 では25rpm 程度、位
置X1 〜X2 では10rpm 程度、位置X2 〜X3 では25rp
m 程度と、両端部では比較的速く、中間部では比較的遅
くされる。
【0054】このとき、前述のように、吐出細管88は
電気絶縁性基体12の内周面38上を螺旋状に移動させ
られるため、図15に示されるように、抵抗体ペースト
126は電気絶縁性基体12の軸心方向に幅Wo だけ重
なりながら螺旋状に塗布されるが、上記のように電気絶
縁性基体12の回転速度と吐出細管88の移動速度とが
変化させられると、この螺旋のピッチWp が変化するこ
ととなる。このため、抵抗体ペースト126が幅Wn の
隙間をあけて塗布されることとなるのである。
電気絶縁性基体12の内周面38上を螺旋状に移動させ
られるため、図15に示されるように、抵抗体ペースト
126は電気絶縁性基体12の軸心方向に幅Wo だけ重
なりながら螺旋状に塗布されるが、上記のように電気絶
縁性基体12の回転速度と吐出細管88の移動速度とが
変化させられると、この螺旋のピッチWp が変化するこ
ととなる。このため、抵抗体ペースト126が幅Wn の
隙間をあけて塗布されることとなるのである。
【0055】なお、前記各位置における移動速度や電気
絶縁性基体12の回転速度,抵抗体ペースト126の吐
出圧力は、前記抵抗発熱体層20および電極40の膜
厚、パターンがそれぞれ得られるように設定されたもの
である。また、図15においては、電気絶縁性基体12
の外周面に塗布された抵抗体ペースト126に、塗布時
の螺旋形状に従った比較的大きな凹凸が形成されるよう
に描かれているが、抵抗体ペースト126は比較的高い
流動性を有するため、その表面は塗布直後から比較的滑
らかな小さな凹凸形状となる。
絶縁性基体12の回転速度,抵抗体ペースト126の吐
出圧力は、前記抵抗発熱体層20および電極40の膜
厚、パターンがそれぞれ得られるように設定されたもの
である。また、図15においては、電気絶縁性基体12
の外周面に塗布された抵抗体ペースト126に、塗布時
の螺旋形状に従った比較的大きな凹凸が形成されるよう
に描かれているが、抵抗体ペースト126は比較的高い
流動性を有するため、その表面は塗布直後から比較的滑
らかな小さな凹凸形状となる。
【0056】さて、ペースト容器72が位置X3 まで移
動させられると、必要な全範囲の抵抗体ペースト126
の塗布が終了してステップS19の判断が肯定されるこ
とから、ステップS20〜S23において、移動モータ
118、回転モータ52、圧力空気供給装置103がそ
れぞれ停止させられると共に、ガイド付きシリンダ10
6が作動させられて径方向移動部材108が電気絶縁性
基体12から離隔させられ、ペースト吐出部70が図1
3(a) に示される位置に復帰させられる。
動させられると、必要な全範囲の抵抗体ペースト126
の塗布が終了してステップS19の判断が肯定されるこ
とから、ステップS20〜S23において、移動モータ
118、回転モータ52、圧力空気供給装置103がそ
れぞれ停止させられると共に、ガイド付きシリンダ10
6が作動させられて径方向移動部材108が電気絶縁性
基体12から離隔させられ、ペースト吐出部70が図1
3(a) に示される位置に復帰させられる。
【0057】そして、ステップS24においてペースト
吐出部70が元の位置に復帰したことが判断されると、
ステップS25において再び移動モータ118が起動さ
せられて、ペースト容器72が原点位置すなわち図6の
位置X4 まで移動させられる。更に、ステップS26に
おいてペースト容器72が原点位置に復帰したことが判
断されると、ステップS27において、シリンダ90が
起動させられてスリーブロール61が上昇させられ、電
気絶縁性基体12の押圧保持状態が解除される。その
後、ステップS28において、移動モータ118が停止
させられることにより、全工程が終了させられる。
吐出部70が元の位置に復帰したことが判断されると、
ステップS25において再び移動モータ118が起動さ
せられて、ペースト容器72が原点位置すなわち図6の
位置X4 まで移動させられる。更に、ステップS26に
おいてペースト容器72が原点位置に復帰したことが判
断されると、ステップS27において、シリンダ90が
起動させられてスリーブロール61が上昇させられ、電
気絶縁性基体12の押圧保持状態が解除される。その
後、ステップS28において、移動モータ118が停止
させられることにより、全工程が終了させられる。
【0058】ここで、本実施例によれば、回転工程に対
応するステップS6において電気絶縁性基体12がその
軸心回りに回転させられている状態で、吐出工程に対応
するステップS12においてその電気絶縁性基体12の
内周面38に抵抗体ペースト126が供給細管84の先
端部に備えられた吐出細管88を通して吐出されると共
に、移動工程に対応するステップS14において吐出細
管88から抵抗体ペースト126を吐出しつつその吐出
細管88が電気絶縁性基体12の内部でその軸心方向に
沿って相対移動させられる。そのため、吐出細管88は
抵抗体ペースト126を吐出しながら電気絶縁性基体1
2の内周面38上を移動させられて、その内周面38上
に連続的な抵抗体ペースト126の塗布膜を形成する。
応するステップS6において電気絶縁性基体12がその
軸心回りに回転させられている状態で、吐出工程に対応
するステップS12においてその電気絶縁性基体12の
内周面38に抵抗体ペースト126が供給細管84の先
端部に備えられた吐出細管88を通して吐出されると共
に、移動工程に対応するステップS14において吐出細
管88から抵抗体ペースト126を吐出しつつその吐出
細管88が電気絶縁性基体12の内部でその軸心方向に
沿って相対移動させられる。そのため、吐出細管88は
抵抗体ペースト126を吐出しながら電気絶縁性基体1
2の内周面38上を移動させられて、その内周面38上
に連続的な抵抗体ペースト126の塗布膜を形成する。
【0059】上記により、電気絶縁性基体12の回転速
度と相対移動速度に関連して決定される所定のパターン
で、抵抗体ペースト126がその内周面38に塗布され
ることから、これを所定温度で加熱処理することで、研
削加工等を伴うことなく、電気絶縁性基体12の内周面
38に所望のパターンの抵抗発熱体層20を形成して、
内面発熱型の加熱ローラ22を得ることができる。
度と相対移動速度に関連して決定される所定のパターン
で、抵抗体ペースト126がその内周面38に塗布され
ることから、これを所定温度で加熱処理することで、研
削加工等を伴うことなく、電気絶縁性基体12の内周面
38に所望のパターンの抵抗発熱体層20を形成して、
内面発熱型の加熱ローラ22を得ることができる。
【0060】しかも本実施例によれば、前記加熱ローラ
の製造方法は、吐出細管88を電気絶縁性基体12の内
部に挿入する挿入工程に対応するステップS2と、電気
絶縁性基体12の内部に挿入された吐出細管88を電気
絶縁性基体12の軸心方向に垂直な方向に相対移動させ
ることにより、吐出細管88の先端部を電気絶縁性基体
12の内周面38に接触させる接触工程に対応するステ
ップS8とを、更に含み、前記吐出工程に対応するステ
ップS12は、その接触工程の後に行われるものであ
る。このようにすれば、吐出細管88の先端部が電気絶
縁性基体12の内周面38に接触した状態で、その吐出
細管88から抵抗体ペースト126が吐出されることか
ら、その内周面38に抵抗体ペースト126が途切れな
く安定して塗布されて、高いパターン精度や塗布膜厚精
度が得られることとなる。しかも、吐出細管88を電気
絶縁性基体12の内部に挿入する非吐出時には、その先
端部が内周面38に接触していないことから、その先端
部と内周面38との摺動に基づく先端部の磨耗や内周面
38の傷の発生が好適に抑制される。
の製造方法は、吐出細管88を電気絶縁性基体12の内
部に挿入する挿入工程に対応するステップS2と、電気
絶縁性基体12の内部に挿入された吐出細管88を電気
絶縁性基体12の軸心方向に垂直な方向に相対移動させ
ることにより、吐出細管88の先端部を電気絶縁性基体
12の内周面38に接触させる接触工程に対応するステ
ップS8とを、更に含み、前記吐出工程に対応するステ
ップS12は、その接触工程の後に行われるものであ
る。このようにすれば、吐出細管88の先端部が電気絶
縁性基体12の内周面38に接触した状態で、その吐出
細管88から抵抗体ペースト126が吐出されることか
ら、その内周面38に抵抗体ペースト126が途切れな
く安定して塗布されて、高いパターン精度や塗布膜厚精
度が得られることとなる。しかも、吐出細管88を電気
絶縁性基体12の内部に挿入する非吐出時には、その先
端部が内周面38に接触していないことから、その先端
部と内周面38との摺動に基づく先端部の磨耗や内周面
38の傷の発生が好適に抑制される。
【0061】また、本実施例によれば、前記挿入工程
は、前記吐出細管88を前記電気絶縁性基体12の一端
から他端側の所定位置まで挿入するものであり、前記移
動工程は、その吐出細管88をその他端側からその一端
に向かって相対移動させるものである。このようにすれ
ば、挿入工程において吐出細管88が電気絶縁性基体1
2の一端から他端側の所定位置まで挿入された後に、移
動工程において、抵抗体ペースト126を吐出しつつ吐
出細管88がその他端側から一端に向かって相対移動さ
せられる。すなわち、吐出細管88は、電気絶縁性基体
12の内部から出る方向に移動しながら抵抗体ペースト
126を吐出する。そのため、吐出細管88が抵抗体ペ
ースト126の塗布された部分を通過することなく、内
周面38全体に抵抗体ペースト126を塗布できること
となって、例えば挿入時に供給細管84或いは吐出細管
88がぶれた場合にも、それによって塗布された抵抗体
ペースト126のパターンが乱されることがない。すな
わち、反対に吐出細管88を電気絶縁性基体12の一端
から他端側に向かって挿入しつつ抵抗体ペースト126
を吐出して、抵抗体ペースト126を内周面38に塗布
した後に、その他端側から一端に向かって吐出細管88
を移動させて電気絶縁性基体12の外部に排出する場合
には、吐出細管88がぶれて内周面38に接触すると挿
入時に塗布した抵抗体ペースト126のパターンが乱さ
れることとなるが、上記のようにすれば、このような問
題がないのである。
は、前記吐出細管88を前記電気絶縁性基体12の一端
から他端側の所定位置まで挿入するものであり、前記移
動工程は、その吐出細管88をその他端側からその一端
に向かって相対移動させるものである。このようにすれ
ば、挿入工程において吐出細管88が電気絶縁性基体1
2の一端から他端側の所定位置まで挿入された後に、移
動工程において、抵抗体ペースト126を吐出しつつ吐
出細管88がその他端側から一端に向かって相対移動さ
せられる。すなわち、吐出細管88は、電気絶縁性基体
12の内部から出る方向に移動しながら抵抗体ペースト
126を吐出する。そのため、吐出細管88が抵抗体ペ
ースト126の塗布された部分を通過することなく、内
周面38全体に抵抗体ペースト126を塗布できること
となって、例えば挿入時に供給細管84或いは吐出細管
88がぶれた場合にも、それによって塗布された抵抗体
ペースト126のパターンが乱されることがない。すな
わち、反対に吐出細管88を電気絶縁性基体12の一端
から他端側に向かって挿入しつつ抵抗体ペースト126
を吐出して、抵抗体ペースト126を内周面38に塗布
した後に、その他端側から一端に向かって吐出細管88
を移動させて電気絶縁性基体12の外部に排出する場合
には、吐出細管88がぶれて内周面38に接触すると挿
入時に塗布した抵抗体ペースト126のパターンが乱さ
れることとなるが、上記のようにすれば、このような問
題がないのである。
【0062】また、本実施例によれば、前記移動工程
は、前記吐出細管88を前記電気絶縁性基体12の軸心
方向の相対位置に関連して決定される速度で、その軸心
方向に沿って相対移動させるものである。このようにす
れば、吐出細管88の相対移動速度が軸心方向の相対位
置に関連して変化させられるため、所望の密度や形状が
得られるように抵抗体ペースト126を塗布することが
できて、所望の抵抗発熱体層20のパターン形状が得ら
れる。
は、前記吐出細管88を前記電気絶縁性基体12の軸心
方向の相対位置に関連して決定される速度で、その軸心
方向に沿って相対移動させるものである。このようにす
れば、吐出細管88の相対移動速度が軸心方向の相対位
置に関連して変化させられるため、所望の密度や形状が
得られるように抵抗体ペースト126を塗布することが
できて、所望の抵抗発熱体層20のパターン形状が得ら
れる。
【0063】また、本実施例によれば、回転駆動装置に
相当する回転装置44によって電気絶縁性基体12が回
転させられ、その電気絶縁性基体12と同様な長さを有
し且つその内径よりも細い供給細管84とその先端部に
設けられた吐出細管88とを備えたペースト吐出装置に
相当するペースト容器72によってその内周面38上に
その吐出細管88を通して抵抗体ペースト126が吐出
され、移動モータ118、移動レール120、および軸
心方向移動部材122によって構成される軸心方向駆動
装置によってペースト容器72が電気絶縁性基体12の
軸心方向に平行な方向に相対移動させられる。そのた
め、吐出細管88から抵抗体ペースト126を吐出しつ
つ電気絶縁性基体12の内周面38上を移動させて、そ
の内周面38上に連続的な抵抗体ペースト126の塗布
膜を形成できる。
相当する回転装置44によって電気絶縁性基体12が回
転させられ、その電気絶縁性基体12と同様な長さを有
し且つその内径よりも細い供給細管84とその先端部に
設けられた吐出細管88とを備えたペースト吐出装置に
相当するペースト容器72によってその内周面38上に
その吐出細管88を通して抵抗体ペースト126が吐出
され、移動モータ118、移動レール120、および軸
心方向移動部材122によって構成される軸心方向駆動
装置によってペースト容器72が電気絶縁性基体12の
軸心方向に平行な方向に相対移動させられる。そのた
め、吐出細管88から抵抗体ペースト126を吐出しつ
つ電気絶縁性基体12の内周面38上を移動させて、そ
の内周面38上に連続的な抵抗体ペースト126の塗布
膜を形成できる。
【0064】上記により、回転装置44による電気絶縁
性基体12の回転速度と、移動モータ118等から構成
される軸心方向駆動装置による相対移動速度とに関連し
て決定される所定のパターンで、抵抗体ペースト126
がその電気絶縁性基体12の内周面38に塗布されるこ
とから、これを所定温度で加熱処理することで、研削加
工等を伴うことなく、電気絶縁性基体12の内周面38
に所望のパターンの抵抗発熱体層20を形成して、内面
発熱型の加熱ローラ22を得ることができる。
性基体12の回転速度と、移動モータ118等から構成
される軸心方向駆動装置による相対移動速度とに関連し
て決定される所定のパターンで、抵抗体ペースト126
がその電気絶縁性基体12の内周面38に塗布されるこ
とから、これを所定温度で加熱処理することで、研削加
工等を伴うことなく、電気絶縁性基体12の内周面38
に所望のパターンの抵抗発熱体層20を形成して、内面
発熱型の加熱ローラ22を得ることができる。
【0065】また、本実施例においては、加熱ローラの
製造装置は、前記吐出細管88を前記電気絶縁性基体1
2の内部においてその電気絶縁性基体12の軸心方向に
垂直な方向に水平移動させることにより、その吐出細管
88の先端部をその電気絶縁性基体12の内周面38に
接触させる接触装置に相当するガイド付きシリンダ10
6を更に含むものである。このようにすれば、電気絶縁
性基体12の内部で吐出細管88を軸心方向に垂直に移
動させることにより、その先端が内周面38に接触させ
られるため、吐出細管88を電気絶縁性基体12の内部
に挿入し、或いは内部から排出する抵抗体ペースト12
6の非吐出時においては、その先端が内周面38に接触
しない状態とすることができる。したがって、吐出細管
88の先端部と内周面38との必要以上の接触を避ける
ことができて先端部の磨耗や内周面38が傷つくことを
抑制できると共に、本実施例とは反対に吐出細管88を
挿入しつつ抵抗体ペースト126を吐出する場合にも、
先に塗布された抵抗体ペースト126のパターンが吐出
細管88の先端によって乱されることが抑制される。
製造装置は、前記吐出細管88を前記電気絶縁性基体1
2の内部においてその電気絶縁性基体12の軸心方向に
垂直な方向に水平移動させることにより、その吐出細管
88の先端部をその電気絶縁性基体12の内周面38に
接触させる接触装置に相当するガイド付きシリンダ10
6を更に含むものである。このようにすれば、電気絶縁
性基体12の内部で吐出細管88を軸心方向に垂直に移
動させることにより、その先端が内周面38に接触させ
られるため、吐出細管88を電気絶縁性基体12の内部
に挿入し、或いは内部から排出する抵抗体ペースト12
6の非吐出時においては、その先端が内周面38に接触
しない状態とすることができる。したがって、吐出細管
88の先端部と内周面38との必要以上の接触を避ける
ことができて先端部の磨耗や内周面38が傷つくことを
抑制できると共に、本実施例とは反対に吐出細管88を
挿入しつつ抵抗体ペースト126を吐出する場合にも、
先に塗布された抵抗体ペースト126のパターンが吐出
細管88の先端によって乱されることが抑制される。
【0066】また、本実施例においては、前記加熱ロー
ラの製造装置は、前記吐出細管88の前記軸心方向の相
対位置を検出する相対位置検出装置に相当する複数の位
置センサ128と、その位置センサ128により検出さ
れた軸心方向の相対位置に基づき、前記移動モータ11
8等から構成される軸心方向駆動装置による前記相対移
動の速度を制御する制御装置125とを、更に含むもの
である。このようにすれば、吐出細管88の相対移動速
度が軸心方向の相対位置に関連して変化させられるた
め、所望の密度や形状が得られるように抵抗体ペースト
126を塗布することができて、前記図4、図15等に
示されるような所望の抵抗発熱体層20のパターン形状
が得られる。
ラの製造装置は、前記吐出細管88の前記軸心方向の相
対位置を検出する相対位置検出装置に相当する複数の位
置センサ128と、その位置センサ128により検出さ
れた軸心方向の相対位置に基づき、前記移動モータ11
8等から構成される軸心方向駆動装置による前記相対移
動の速度を制御する制御装置125とを、更に含むもの
である。このようにすれば、吐出細管88の相対移動速
度が軸心方向の相対位置に関連して変化させられるた
め、所望の密度や形状が得られるように抵抗体ペースト
126を塗布することができて、前記図4、図15等に
示されるような所望の抵抗発熱体層20のパターン形状
が得られる。
【0067】また、本実施例においては、前記回転装置
44は、前記電気絶縁性基体12の軸心方向に平行な回
転軸回りに回転可能に支持されて、その電気絶縁性基体
12をその軸心回りに回転可能にその下側で受ける複数
の受けローラ62と、前記電気絶縁性基体12の一端部
において、その電気絶縁性基体12のその一端部側への
軸心方向の移動を阻止する位置規制装置に相当する位置
決め部材68と、弾性を有する円筒状の外周面を備え
て、前記電気絶縁性基体12の軸心方向に対して所定角
度θs を成す軸心回りに回転させられつつ前記複数の受
けローラ62との間でその電気絶縁性基体12を押圧す
ることにより、その電気絶縁性基体12を前記位置決め
部材68に向かって押圧しつつ軸心回りに回転させる押
圧回転装置に相当するスリーブロール61とを、含むも
のである。このようにすれば、複数の受けローラ62に
よって電気絶縁性基体12が軸心回りに回転可能に支持
されると共に、その電気絶縁性基体12は、その受けロ
ーラ62とスリーブロール61との間で押圧されつつ回
転させられ、且つそのスリーブロール61によって一端
側に設けられた位置決め部材68に向かって押圧され
る。
44は、前記電気絶縁性基体12の軸心方向に平行な回
転軸回りに回転可能に支持されて、その電気絶縁性基体
12をその軸心回りに回転可能にその下側で受ける複数
の受けローラ62と、前記電気絶縁性基体12の一端部
において、その電気絶縁性基体12のその一端部側への
軸心方向の移動を阻止する位置規制装置に相当する位置
決め部材68と、弾性を有する円筒状の外周面を備え
て、前記電気絶縁性基体12の軸心方向に対して所定角
度θs を成す軸心回りに回転させられつつ前記複数の受
けローラ62との間でその電気絶縁性基体12を押圧す
ることにより、その電気絶縁性基体12を前記位置決め
部材68に向かって押圧しつつ軸心回りに回転させる押
圧回転装置に相当するスリーブロール61とを、含むも
のである。このようにすれば、複数の受けローラ62に
よって電気絶縁性基体12が軸心回りに回転可能に支持
されると共に、その電気絶縁性基体12は、その受けロ
ーラ62とスリーブロール61との間で押圧されつつ回
転させられ、且つそのスリーブロール61によって一端
側に設けられた位置決め部材68に向かって押圧され
る。
【0068】上記により、電気絶縁性基体12は、上記
一端側とは反対側の他端が開放された状態で、位置決め
部材68に一端側が当接する位置に保持されてその軸心
回りに回転させられる。したがって、その他端から吐出
細管88を挿入可能な状態で電気絶縁性基体12を支持
し得ると共に、特にチャッキング装置等を用いることな
く、その軸心方向の位置を規制することができる。
一端側とは反対側の他端が開放された状態で、位置決め
部材68に一端側が当接する位置に保持されてその軸心
回りに回転させられる。したがって、その他端から吐出
細管88を挿入可能な状態で電気絶縁性基体12を支持
し得ると共に、特にチャッキング装置等を用いることな
く、その軸心方向の位置を規制することができる。
【0069】しかも、ペースト吐出部70の吐出細管8
8は、曲げ弾性を有すると共に、軸心方向が電気絶縁性
基体12の内周面38の法線方向に対して所定角度φ傾
斜した状態でその内周面38に押圧されるため、その先
端部が内周面38によって塞がれないことから吐出量が
安定すると共に、電気絶縁性基体12の内径ばらつきや
反り等によってその接触点が上下しても吐出細管88の
曲げ弾性によって追従できることから、塗布角度や押圧
力等の塗布条件が殆ど変化しない。そのため、軸心方向
の単位長さ当たりの抵抗体ペースト126の塗布量は電
気絶縁性基体12の回転速度およびペースト容器72の
移動速度のみで決定されることとなり、所望のパター
ン、厚さの抵抗発熱体層20および電極40を得ること
ができる。
8は、曲げ弾性を有すると共に、軸心方向が電気絶縁性
基体12の内周面38の法線方向に対して所定角度φ傾
斜した状態でその内周面38に押圧されるため、その先
端部が内周面38によって塞がれないことから吐出量が
安定すると共に、電気絶縁性基体12の内径ばらつきや
反り等によってその接触点が上下しても吐出細管88の
曲げ弾性によって追従できることから、塗布角度や押圧
力等の塗布条件が殆ど変化しない。そのため、軸心方向
の単位長さ当たりの抵抗体ペースト126の塗布量は電
気絶縁性基体12の回転速度およびペースト容器72の
移動速度のみで決定されることとなり、所望のパター
ン、厚さの抵抗発熱体層20および電極40を得ること
ができる。
【0070】図16は、本発明の他の実施例を説明する
ための図であって、前記図6に示される位置決め部材6
8に代わって同位置に備えられる他の位置決め部材14
2を示す図である。本実施例においては、位置決め部材
142の上端面に、鉛直方向、すなわち電気絶縁性基体
12の軸心方向に垂直な方向に沿った軸心回りに回転可
能とされた円柱状の端面受け部材144が備えられてい
る。このようにしても、電気絶縁性基体12の図の左方
向への移動を抑制してその位置を固定することが可能で
ある。しかも、本実施例によれば、電気絶縁性基体12
の両端部が開放されることとなるため、吐出細管88を
左端部から挿入するように構成することも可能であると
共に、電気絶縁性基体12の内部を空気が通過可能とな
るため、内周面38に塗布した抵抗体ペースト126の
乾燥が容易であるという利点もある。
ための図であって、前記図6に示される位置決め部材6
8に代わって同位置に備えられる他の位置決め部材14
2を示す図である。本実施例においては、位置決め部材
142の上端面に、鉛直方向、すなわち電気絶縁性基体
12の軸心方向に垂直な方向に沿った軸心回りに回転可
能とされた円柱状の端面受け部材144が備えられてい
る。このようにしても、電気絶縁性基体12の図の左方
向への移動を抑制してその位置を固定することが可能で
ある。しかも、本実施例によれば、電気絶縁性基体12
の両端部が開放されることとなるため、吐出細管88を
左端部から挿入するように構成することも可能であると
共に、電気絶縁性基体12の内部を空気が通過可能とな
るため、内周面38に塗布した抵抗体ペースト126の
乾燥が容易であるという利点もある。
【0071】以上、本発明の一実施例を図面を参照して
詳細に説明したが、本発明は更に別の態様でも実施され
る。
詳細に説明したが、本発明は更に別の態様でも実施され
る。
【0072】例えば、前述の実施例においては、抵抗発
熱体層20をAg-Pd 合金を主成分とする厚膜抵抗体ペー
スト126から形成したが、例えば特開平7−9283
8号公報等に記載されているように所謂レジネートから
生成される薄膜金属により抵抗発熱体層20を形成して
も良い。
熱体層20をAg-Pd 合金を主成分とする厚膜抵抗体ペー
スト126から形成したが、例えば特開平7−9283
8号公報等に記載されているように所謂レジネートから
生成される薄膜金属により抵抗発熱体層20を形成して
も良い。
【0073】また、実施例においては、電極40,40
と抵抗発熱体層20とを同一の抵抗体ペースト126を
用いて一工程で形成し、抵抗体ペースト126が電極ペ
ーストを兼ねていたが、電極40,40用に導電体ペー
ストを別途用意して、抵抗発熱体層20を形成した後に
電極40,40を形成しても良い。すなわち、実施例で
用いたAg-Pd 合金を主成分とする厚膜抵抗体ペースト1
26等から形成される厚膜は比較的抵抗値が低いことか
ら、図15の左側に示されるように相互に重なるように
抵抗体ペースト126を塗布して通電幅を広げることで
電極40として機能する一方、同図の右側に示されるよ
うに所定の間隔Wn を設けて塗布して通電幅を狭くする
ことにより抵抗発熱体として機能するのである。したが
って、請求の範囲でいう『抵抗体ペースト』は、実質的
に抵抗発熱体層20として機能し得るものであれば、導
電体ペーストが用いられても良いのである。なお、上記
のように抵抗体ぺースト126と電極ペーストとを別個
に用意する場合には、ペースト吐出部70の供給細管8
4は、両端に形成される電極40の長さ程度は電気絶縁
性基体12の長さよりも短くされても良い。
と抵抗発熱体層20とを同一の抵抗体ペースト126を
用いて一工程で形成し、抵抗体ペースト126が電極ペ
ーストを兼ねていたが、電極40,40用に導電体ペー
ストを別途用意して、抵抗発熱体層20を形成した後に
電極40,40を形成しても良い。すなわち、実施例で
用いたAg-Pd 合金を主成分とする厚膜抵抗体ペースト1
26等から形成される厚膜は比較的抵抗値が低いことか
ら、図15の左側に示されるように相互に重なるように
抵抗体ペースト126を塗布して通電幅を広げることで
電極40として機能する一方、同図の右側に示されるよ
うに所定の間隔Wn を設けて塗布して通電幅を狭くする
ことにより抵抗発熱体として機能するのである。したが
って、請求の範囲でいう『抵抗体ペースト』は、実質的
に抵抗発熱体層20として機能し得るものであれば、導
電体ペーストが用いられても良いのである。なお、上記
のように抵抗体ぺースト126と電極ペーストとを別個
に用意する場合には、ペースト吐出部70の供給細管8
4は、両端に形成される電極40の長さ程度は電気絶縁
性基体12の長さよりも短くされても良い。
【0074】また、実施例においては、抵抗発熱体層2
0の表面上(加熱ローラ22の内周表面上)には何等保
護層が形成されていなかったが、抵抗発熱体層20の耐
久性を向上させるために低軟化点ガラスや耐熱・電気絶
縁性樹脂等から成る保護層を形成しても良い。このよう
な保護層は、例えば、低軟化点ガラスペーストや耐熱・
電気絶縁性樹脂ペースト等を、抵抗体ペースト126と
同様な手法で、前記の膜形成装置42等を用いて抵抗発
熱体層20表面の全面に塗布することで形成できる。な
お、抵抗発熱体層20表面に固着するために加熱処理が
必要な材料から保護層を形成する場合には、抵抗発熱体
層20の焼成温度(実施例においては600 ℃程度)より
も低い温度で固着可能な材料を用いることが好ましい。
0の表面上(加熱ローラ22の内周表面上)には何等保
護層が形成されていなかったが、抵抗発熱体層20の耐
久性を向上させるために低軟化点ガラスや耐熱・電気絶
縁性樹脂等から成る保護層を形成しても良い。このよう
な保護層は、例えば、低軟化点ガラスペーストや耐熱・
電気絶縁性樹脂ペースト等を、抵抗体ペースト126と
同様な手法で、前記の膜形成装置42等を用いて抵抗発
熱体層20表面の全面に塗布することで形成できる。な
お、抵抗発熱体層20表面に固着するために加熱処理が
必要な材料から保護層を形成する場合には、抵抗発熱体
層20の焼成温度(実施例においては600 ℃程度)より
も低い温度で固着可能な材料を用いることが好ましい。
【0075】また、実施例においては、電気絶縁性基体
12を回転させるための回転モータ52をスピードコン
トロールモータから構成したが、移動モータ118と同
様なサーボモータやステッピングモータから構成しても
良い。このようにすれば、電気絶縁性基体12の周方向
の位置制御が可能となるため、移動モータ118と同期
して回転制御することにより、鉤状パターンや櫛形パタ
ーンの抵抗発熱体層20を形成することもできる。すな
わち、特許請求の範囲でいう『軸心回りに回転させる回
転工程』は、ステップ駆動のような間欠回転をも含むも
のである。
12を回転させるための回転モータ52をスピードコン
トロールモータから構成したが、移動モータ118と同
様なサーボモータやステッピングモータから構成しても
良い。このようにすれば、電気絶縁性基体12の周方向
の位置制御が可能となるため、移動モータ118と同期
して回転制御することにより、鉤状パターンや櫛形パタ
ーンの抵抗発熱体層20を形成することもできる。すな
わち、特許請求の範囲でいう『軸心回りに回転させる回
転工程』は、ステップ駆動のような間欠回転をも含むも
のである。
【0076】また、実施例においては、位置センサ12
8を5箇所に設けて抵抗発熱体層20の螺旋のピッチ
(すなわち図15における隙間Wn )を一定としたが、
位置センサ128bと128cとの間にも1乃至数個の
位置センサ128を設けて、隙間Wn の幅を変化させて
も良い。
8を5箇所に設けて抵抗発熱体層20の螺旋のピッチ
(すなわち図15における隙間Wn )を一定としたが、
位置センサ128bと128cとの間にも1乃至数個の
位置センサ128を設けて、隙間Wn の幅を変化させて
も良い。
【0077】また、実施例においては、電気絶縁性基体
12と吐出細管88との相対位置を位置センサ128に
よって間接的に測定したが、例えば、移動モータ118
をパルスモータ等から構成して、その移動モータ118
に印加する電気パルス量或いは印加時間と移動モータ1
18の回転数とから演算によって相対位置を検出しても
良い。
12と吐出細管88との相対位置を位置センサ128に
よって間接的に測定したが、例えば、移動モータ118
をパルスモータ等から構成して、その移動モータ118
に印加する電気パルス量或いは印加時間と移動モータ1
18の回転数とから演算によって相対位置を検出しても
良い。
【0078】また、実施例においては、吐出細管88を
電気絶縁性基体12の軸心方向に垂直な面内で水平移動
させて、その先端を電気絶縁性基体12の内周面38に
接触させ、或いは、内周面38から離隔させるために、
ガイド付きシリンダ106を用いたが、回転モータ等に
よって駆動しても良い。このようにすれば、接触工程に
おける供給細管84および吐出細管88の振動が抑制さ
れる利点がある。なお、実施例においては吐出細管88
を水平移動させることにより、その先端を電気絶縁性基
体12の内周面38に接触させたが、反対に電気絶縁性
基体12を軸心方向に垂直且つ水平な方向に移動させて
も良い。このようにすれば、細長いペースト吐出部70
が移動させられないことから、接触時の吐出細管88の
振れを抑制することができる。
電気絶縁性基体12の軸心方向に垂直な面内で水平移動
させて、その先端を電気絶縁性基体12の内周面38に
接触させ、或いは、内周面38から離隔させるために、
ガイド付きシリンダ106を用いたが、回転モータ等に
よって駆動しても良い。このようにすれば、接触工程に
おける供給細管84および吐出細管88の振動が抑制さ
れる利点がある。なお、実施例においては吐出細管88
を水平移動させることにより、その先端を電気絶縁性基
体12の内周面38に接触させたが、反対に電気絶縁性
基体12を軸心方向に垂直且つ水平な方向に移動させて
も良い。このようにすれば、細長いペースト吐出部70
が移動させられないことから、接触時の吐出細管88の
振れを抑制することができる。
【0079】また、ペースト容器72の移動速度、電気
絶縁性基体12の回転速度、圧力空気供給装置103の
供給圧力等は、実施例で示した数値に限られず、形成す
る抵抗発熱体層20のパターンや抵抗体ペースト126
の粘性等に応じて適宜変更される。
絶縁性基体12の回転速度、圧力空気供給装置103の
供給圧力等は、実施例で示した数値に限られず、形成す
る抵抗発熱体層20のパターンや抵抗体ペースト126
の粘性等に応じて適宜変更される。
【0080】また、前述の実施例においては、ペースト
容器72を電気絶縁性基体12の軸心方向に沿って移動
させたが、反対に電気絶縁性基体12をその軸心方向に
移動させつつ抵抗体ペースト126を塗布しても良い。
すなわち、ペースト容器72と電気絶縁性基体12は、
電気絶縁性基体12の軸心方向に平行な方向に相対移動
させられるならば何れが移動させられても良い。なお、
必ずしもペースト容器72全体が相対移動させられなく
とも良く、吐出細管88および供給細管84と電気絶縁
性基体12とが相対移動させられれば充分である。
容器72を電気絶縁性基体12の軸心方向に沿って移動
させたが、反対に電気絶縁性基体12をその軸心方向に
移動させつつ抵抗体ペースト126を塗布しても良い。
すなわち、ペースト容器72と電気絶縁性基体12は、
電気絶縁性基体12の軸心方向に平行な方向に相対移動
させられるならば何れが移動させられても良い。なお、
必ずしもペースト容器72全体が相対移動させられなく
とも良く、吐出細管88および供給細管84と電気絶縁
性基体12とが相対移動させられれば充分である。
【0081】また、吐出細管88は、必ずしも実施例で
示したように曲げ弾性を備えた長いものでなくとも良
く、また、抵抗体ペースト126を塗布するに際してそ
の先端が電気絶縁性基体12の内周面38に押圧されな
くとも、その内周面38に対して所定距離離隔した状態
で螺旋状に移動させられるように構成されても良い。
示したように曲げ弾性を備えた長いものでなくとも良
く、また、抵抗体ペースト126を塗布するに際してそ
の先端が電気絶縁性基体12の内周面38に押圧されな
くとも、その内周面38に対して所定距離離隔した状態
で螺旋状に移動させられるように構成されても良い。
【0082】また、実施例においては、ペースト吐出部
70は、供給細管84の先端に別個に作製された吐出細
管88がロー付けされることによって構成されていた
が、供給細管84と吐出細管88とは一本の細管によっ
て一体的に作製されても良い。この場合には、一本の細
管の先端部が吐出細管に、残りの部分が供給細管に相当
することとなる。なお、このようにする場合には、細管
の先端部を絞り加工等によって細くして、吐出量を制限
すると共に曲げ弾性を与えることが好ましい。
70は、供給細管84の先端に別個に作製された吐出細
管88がロー付けされることによって構成されていた
が、供給細管84と吐出細管88とは一本の細管によっ
て一体的に作製されても良い。この場合には、一本の細
管の先端部が吐出細管に、残りの部分が供給細管に相当
することとなる。なお、このようにする場合には、細管
の先端部を絞り加工等によって細くして、吐出量を制限
すると共に曲げ弾性を与えることが好ましい。
【0083】また、実施例に示される吐出細管88は鉤
状を成していたが、真直形状を成していても差し支えな
い。その場合に、その吐出細管の先端部を電気絶縁性基
体の12の内周面に接触させるためには、例えば吐出細
管をその軸心方向が供給細管84の軸心方向と交わるよ
うに固着すれば良い。
状を成していたが、真直形状を成していても差し支えな
い。その場合に、その吐出細管の先端部を電気絶縁性基
体の12の内周面に接触させるためには、例えば吐出細
管をその軸心方向が供給細管84の軸心方向と交わるよ
うに固着すれば良い。
【0084】また、実施例においては、円筒状の電気絶
縁性基体12として硬質ガラスが用いられていたが、内
周面が電気絶縁性を有する円筒状体であれば、種々の材
料から電気絶縁性基体12を構成することができる。例
えば、ホーロ−等の絶縁皮膜が少なくとも内周面に施さ
れた金属管や、アルミナ、ムライト、ステアタイト等の
セラミック円筒等から電気絶縁性基体12を構成しても
良い。
縁性基体12として硬質ガラスが用いられていたが、内
周面が電気絶縁性を有する円筒状体であれば、種々の材
料から電気絶縁性基体12を構成することができる。例
えば、ホーロ−等の絶縁皮膜が少なくとも内周面に施さ
れた金属管や、アルミナ、ムライト、ステアタイト等の
セラミック円筒等から電気絶縁性基体12を構成しても
良い。
【0085】また、実施例においては、本発明がトナー
定着用加熱ローラ22の製造に適用された場合を説明し
たが、本発明は、円筒状の内周面38に抵抗発熱体層2
2が設けられてその外周面を用いて均等に押圧しつつ加
熱する種々の加熱ローラに適用され得る。
定着用加熱ローラ22の製造に適用された場合を説明し
たが、本発明は、円筒状の内周面38に抵抗発熱体層2
2が設けられてその外周面を用いて均等に押圧しつつ加
熱する種々の加熱ローラに適用され得る。
【0086】その他、一々例示はしないが、本発明はそ
の主旨を逸脱しない範囲で種々変更が加えられるもので
ある。
の主旨を逸脱しない範囲で種々変更が加えられるもので
ある。
【図1】従来の表面発熱型の加熱ローラの軸心方向に垂
直な断面構造を示す図である。
直な断面構造を示す図である。
【図2】内面発熱型の加熱ローラの軸心方向に垂直な断
面構造を示す図である。
面構造を示す図である。
【図3】本発明の一実施例の膜形成装置により製造され
た加熱ローラが用いられる複写機等のトナー定着部の構
造を模式的に示す図である。
た加熱ローラが用いられる複写機等のトナー定着部の構
造を模式的に示す図である。
【図4】図3の加熱ローラの軸心方向に沿った断面構造
を示す図である。
を示す図である。
【図5】図3の加熱ローラの製造方法を示す工程流れ図
である。
である。
【図6】本発明の一実施例の膜形成装置の構造を示す図
である。
である。
【図7】図6の膜形成装置の右側面を示す図である。
【図8】図6の膜形成装置の左側面を拡大して示す図で
ある。
ある。
【図9】回転装置に備えられたスリーブロールと電気絶
縁性基体との位置関係を説明する図である。
縁性基体との位置関係を説明する図である。
【図10】図6の膜形成装置の制御構成を示す図であ
る。
る。
【図11】図6の膜形成装置の制御装置の作動を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図12】抵抗体ペースト塗布時のペースト吐出部と電
気絶縁性基体との位置関係を説明する電気絶縁性基体の
軸心方向に沿った断面図である。
気絶縁性基体との位置関係を説明する電気絶縁性基体の
軸心方向に沿った断面図である。
【図13】図12における軸心方向に垂直な断面を示す
図であって、(a) はペースト吐出部の挿入時の位置関係
を、(b) は吐出細管が電気絶縁性基体の内周面に接触し
た状態をそれぞれ示す図である。
図であって、(a) はペースト吐出部の挿入時の位置関係
を、(b) は吐出細管が電気絶縁性基体の内周面に接触し
た状態をそれぞれ示す図である。
【図14】(a) は、図6の膜形成装置を用いて図3の加
熱ローラの抵抗発熱体層を形成する場合のペースト容器
の移動速度パターンを示す図であり、(b) は電気絶縁性
基体の回転速度パターンを示す図である。
熱ローラの抵抗発熱体層を形成する場合のペースト容器
の移動速度パターンを示す図であり、(b) は電気絶縁性
基体の回転速度パターンを示す図である。
【図15】電気絶縁性基体の内周面に抵抗体ペーストが
塗布される状態を模式的に説明する図である。
塗布される状態を模式的に説明する図である。
【図16】図6の膜形成装置に用いられる位置決め部材
の他の例を示す図である。
の他の例を示す図である。
12:電気絶縁性基体 20:抵抗発熱体層 22:トナー定着用加熱ローラ(加熱ローラ) 38:内周面 42:膜形成装置(加熱ローラの製造装置) 44:回転装置(回転駆動装置) 61:スリーブロール(押圧回転装置) 62:受けローラ 68:位置決め部材(位置規制装置) 72:ペースト容器(ペースト吐出装置) 84:供給細管 88:吐出細管 106:ガイド付きシリンダ(接触装置) {118:モータ,120:移動レール,122:移動
部材}(軸心方向駆動装置) 125:制御装置 126:抵抗体ペースト 128:位置センサ(相対位置検出装置)
部材}(軸心方向駆動装置) 125:制御装置 126:抵抗体ペースト 128:位置センサ(相対位置検出装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 哲己 愛知県名古屋市西区則武新町三丁目1番36 号 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 内 (72)発明者 小川 善晴 愛知県名古屋市西区則武新町三丁目1番36 号 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 内 (72)発明者 武岡 健 愛知県名古屋市西区則武新町三丁目1番36 号 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 内
Claims (8)
- 【請求項1】 円筒状の電気絶縁性基体の内周面に抵抗
発熱体層が備えられ、該円筒状の外周面を用いて均等に
押圧しつつ加熱する加熱ローラの製造方法であって、 前記電気絶縁性基体をその軸心回りに回転させる回転工
程と、 回転させられている前記電気絶縁性基体の内周面に、前
記抵抗発熱体層を形成するための抵抗体ペーストを、該
電気絶縁性基体と同様な長さを有し且つ該電気絶縁性基
体の内径よりも細い供給細管の先端部に備えられた吐出
細管を通して吐出する吐出工程と、 前記供給細管の吐出細管から前記抵抗体ペーストを吐出
しつつ、該吐出細管を前記電気絶縁性基体の内部で該電
気絶縁性基体の軸心方向に沿って相対移動させる移動工
程とを、含むことを特徴とする加熱ローラの製造方法。 - 【請求項2】 前記吐出細管を前記電気絶縁性基体の内
部に該電気絶縁性基体の軸心方向の一端から他端側の所
定位置まで挿入する挿入工程を更に含み、 前記移動工程は、該吐出細管を該他端側から該一端に向
かって相対移動させるものである請求項1の加熱ローラ
の製造方法。 - 【請求項3】 前記移動工程は、前記吐出細管を前記電
気絶縁性基体の軸心方向の相対位置に関連して決定され
る速度で、該軸心方向に沿って相対移動させるものであ
る請求項1または2の加熱ローラの製造方法。 - 【請求項4】 前記挿入工程において前記電気絶縁性基
体の内部に挿入された前記吐出細管を該電気絶縁性基体
の軸心方向に垂直な方向に相対移動させることにより、
該吐出細管の先端部を該電気絶縁性基体の内周面に接触
させる接触工程を更に含み、 前記吐出工程は、該接触工程の後に行われるものである
請求項2または3の加熱ローラの製造方法。 - 【請求項5】 円筒状の電気絶縁性基体の内周面に抵抗
発熱体層が備えられ、該円筒状の外周面を用いて均等に
押圧しつつ加熱する加熱ローラの製造装置であって、 前記電気絶縁性基体をその軸心回りに回転可能に支持
し、該電気絶縁性基体を回転駆動する回転駆動装置と、 前記電気絶縁性基体と同様な長さを有し且つ該電気絶縁
性基体の内径よりも細い供給細管と、該供給細管の先端
部に設けられた吐出細管とを備え、該吐出細管を通して
抵抗発熱体層を形成するための抵抗体ペーストを前記電
気絶縁性基体の内周面に吐出するペースト吐出装置と、 前記ペースト吐出装置を該電気絶縁性基体の軸心方向に
平行な方向へ相対移動させる軸心方向駆動装置とを、含
むことを特徴とする加熱ローラの製造装置。 - 【請求項6】 前記吐出細管を前記電気絶縁性基体の内
部において該電気絶縁性基体の軸心方向に垂直な方向に
相対移動させることにより、該吐出細管の先端部を該電
気絶縁性基体の内周面に接触させる接触装置を更に含む
ものである請求項5の加熱ローラの製造装置。 - 【請求項7】 前記吐出細管の前記軸心方向の相対位置
を検出する相対位置検出装置と、 該相対位置検出装置により検出された軸心方向の相対位
置に基づき、前記軸心方向駆動装置による前記相対移動
の速度を制御する制御装置とを、更に含むものである請
求項5または6の加熱ローラの製造装置。 - 【請求項8】 前記回転駆動装置は、 前記電気絶縁性基体の軸心方向に平行な回転軸回りに回
転可能に支持されて、該電気絶縁性基体をその軸心回り
に回転可能にその下側で受ける複数の受けローラと、 前記電気絶縁性基体の一端部において、該電気絶縁性基
体の該一端部側への軸心方向の移動を阻止する位置規制
装置と、 弾性を有する円筒状の外周面を備えて、前記電気絶縁性
基体の軸心方向に対して所定角度を成す軸心回りに回転
させられつつ前記複数の受けローラとの間で該電気絶縁
性基体を押圧することにより、該電気絶縁性基体を前記
位置規制装置に向かって押圧しつつ軸心回りに回転させ
る押圧回転装置とを、含むものである請求項5乃至7の
何れかの加熱ローラの製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP896396A JPH09199262A (ja) | 1996-01-23 | 1996-01-23 | 加熱ローラの製造方法および製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP896396A JPH09199262A (ja) | 1996-01-23 | 1996-01-23 | 加熱ローラの製造方法および製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09199262A true JPH09199262A (ja) | 1997-07-31 |
Family
ID=11707339
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP896396A Pending JPH09199262A (ja) | 1996-01-23 | 1996-01-23 | 加熱ローラの製造方法および製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09199262A (ja) |
-
1996
- 1996-01-23 JP JP896396A patent/JPH09199262A/ja active Pending
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