JPH09200519A - 画像処理装置及びその方法 - Google Patents

画像処理装置及びその方法

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JPH09200519A
JPH09200519A JP8003800A JP380096A JPH09200519A JP H09200519 A JPH09200519 A JP H09200519A JP 8003800 A JP8003800 A JP 8003800A JP 380096 A JP380096 A JP 380096A JP H09200519 A JPH09200519 A JP H09200519A
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JP8003800A
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Hiroyuki Yamazaki
博之 山崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多値ディザの結果得られる画像をPWM(パ
ルス幅変調)方式によって表現すると、画素間に隙間が
発生し、画質が低下してしまう。 【解決手段】 各マス毎に複数の閾値を有する多値ディ
ザマトリクスにおいて、各マス毎に画素の成長属性(左
成長:L,中央成長:C,右成長:R)を予め設定して
おく。そしてディザ対象の濃度値が入力されると、各マ
ス左側に示される優先順位に応じて、PWMにより該成
長属性に従った画素成長を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置及びそ
の方法に関し、例えば電子写真方式による多階調画像を
形成可能な画像処理装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プリンタや複写機等の画像処理装
置の普及はめざましく、それに伴って画像処理装置の性
能面においても、出力画像の高画質化等、大幅な向上が
みられる。またその記録方式においても、銀塩方式,感
熱方式,電子写真方式,静電記録方式,インクジェット
方式等、多数の方式を適用した装置が開発されている。
【0003】また、画像処理方式においては、画像処理
の際に使用するメモリの節約、及びドット形式の安定性
に鑑み、入力される多値画像データを2値化して出力す
る方法が一般的である。その2値化手法の1つとして2
値ディザ法がある。
【0004】しかしながら、画像処理装置のカラー化が
進む中で、写真等の自然画像における中間調やグラデー
ションを表現することが必要となるが、上記2値ディザ
法では、滑らかで高画質な出力画像を得ることはできな
かった。
【0005】この問題を解決するための手法の1つとし
て、多値ディザ法が注目されている。多値ディザ法と
は、ディザのマトリクスの各マス毎に複数の閾値を有
し、従って、ディザ処理の結果、各画素が取り得る値
(レベル)が複数となるディザ法である。
【0006】この多値ディザ法を行うためには、当然1
画素あたり3階調以上の階調数を記録可能な、所謂多階
調記録方式が必要となる。例えば、電子写真方式のレー
ザビームプリンタ(LBP)においては、例えばパルス
幅変調方式(Pulse Width Modulation; PWM)(PW
M)によってこの多階調記録方式を実現している。以
下、図13を参照して、LBPにおけるPWMの例につ
いて説明する。
【0007】図中、横軸において点線と点線の間が1画
素の長さを示す。また、縦軸が各画素に対するアナログ
電圧を示し、「00h」〜「ffh」の濃度レベルに対
応している。PWMにおいては、アナログ電圧が三角波
よりも高い期間だけ、レーザ駆動信号を発生する。そし
て図13に示すように、各画素においてレーザが照射さ
れた部分のみにトナーがのり、記録が行われる。PWM
においては、このようにして多階調記録を実現してい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した様に多値ディ
ザ法を適用することによって中間濃度を有する画素が出
現する。しかしながら上記従来のPWM方式において
は、各画素毎のドット面積は、画素の中央から成長す
る。従って、多値ディザ処理の結果をPWMによって表
現した場合に、例えば図14に示す様に、ドット間に隙
間が生じてしまう。従って、ドットの安定性は悪く、ま
た、同様な階調を有する画素が縦に連続した場合、該隙
間が連続して発生する事により、縦の細線が生じてしま
う。このように、従来の画像処理装置においては、多値
ディザの結果得られる画像をPWM方式によって表現す
る際に、画質の低下を引き起こしてしまうという問題が
あった。
【0009】本発明は上述した課題を解決するためにな
されたものであり、多値ディザ法によって得られた多階
調画像を、画質を低下させることなく、PWMによって
適切に表現することが可能な画像処理装置及びその方法
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ための一手段として、本発明の画像処理装置は以下の構
成を備える。
【0011】即ち、多値画像信号を入力する入力手段
と、前記多値画像信号に対して所定のディザマトリクス
に基づいて多値ディザ処理を施し、画素毎の出力レベル
を決定するすディザ処理手段と、前記出力レベルに基づ
いて各画素をドットで形成する画素形成手段と、前記デ
ィザマトリクスにおける画素位置に応じて、前記画素形
成手段におけるドットの形成方法を切り替える切り替え
手段とを有することを特徴とする。
【0012】例えば、前記切り替え手段は、各画素毎に
濃度値に対するドットの成長方向を切り替えることを特
徴とする。
【0013】例えば、前記ディザマトリクスは、画素位
置毎に成長方向属性を有しており、前記切り替え手段
は、前記成長方向属性に応じてドットの成長方向を切り
替えることを特徴とする。
【0014】例えば、前記切り替え手段は、ドットを画
素中央から成長する中央成長とするか、画素の左端から
成長する左成長とするか、画素の右端から成長する右成
長とするかを切り替えることを特徴とする。
【0015】例えば、前記ディザマトリクスは、隣接画
素のドット同士が接するように、成長方向属性を有する
ことを特徴とする。
【0016】例えば、前記ディザマトリクスは、マトリ
クスの中心線上に位置する画素は中央成長とし、マトリ
クスの左半分に位置する画素は右成長とし、マトリクス
の右半分に位置する画素は左成長として成長方向属性を
有することを特徴とする。
【0017】例えば、前記ディザマトリクスは変更可能
であることを特徴とする。
【0018】例えば、前記画素形成手段は、パルス幅変
調によって画素を形成することを特徴とする。
【0019】例えば、前記切り替え手段は、前記パルス
幅変調の際に発生させる三角波を切り替えることを特徴
とする。
【0020】例えば、前記切り替え手段は、前記三角波
を、画素が中央成長時には三角波、右成長時には右上が
りの鋸波、左成長時には右下がりの鋸波に切り替えるこ
とを特徴とする。
【0021】また、上述した目的を達成するための一手
法として、本発明の画像処理方法は以下の工程を備え
る。
【0022】即ち、多値画像信号を入力する入力工程
と、前記多値画像信号に対して所定のディザマトリクス
に基づいて多値ディザ処理を施し、画素毎の出力レベル
を決定するすディザ処理工程と、前記ディザマトリクス
における画素位置に応じて、ドットの形成方法を切り替
える切り替え工程と、前記切り替え工程において選択さ
れた形成方法により、各画素を前記出力レベルに基づい
てドットで形成する画素形成工程とを有することを特徴
とする。
【0023】例えば、前記切り替え工程は、各画素毎
に、濃度値に対するドットの成長方向を切り替えること
を特徴とする。
【0024】例えば、前記ディザマトリクスは、画素位
置毎に成長方向属性を有しており、前記切り替え工程に
おいては、前記成長方向属性に応じてドットの成長方向
を切り替えることを特徴とする。
【0025】例えば、前記切り替え工程においては、ド
ットを画素中央から成長する中央成長とするか、画素の
左端から成長する左成長とするか、画素の右端から成長
する右成長とするかを切り替えることを特徴とする。
【0026】例えば、前記ディザマトリクスは、隣接画
素のドット同士が接するように、成長方向属性を有する
ことを特徴とする。
【0027】例えば、前記ディザマトリクスは、マトリ
クスの中心線上に位置する画素は中央成長とし、マトリ
クスの左半分に位置する画素は右成長とし、マトリクス
の右半分に位置する画素は左成長として成長方向属性を
有することを特徴とする。
【0028】例えば、前記ディザマトリクスは変更可能
であることを特徴とする。
【0029】例えば、前記画素形成工程においては、パ
ルス幅変調によって画素を形成することを特徴とする。
【0030】例えば、前記切り替え工程におては、前記
パルス幅変調の際に発生させる三角波を切り替えること
を特徴とする。
【0031】例えば、前記切り替え工程においては、前
記三角波を、画素が中央成長時には三角波、右成長時に
は右上がりの鋸波、左成長時には右下がりの鋸波に切り
替えることを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施形態に
ついて、図面を参照して詳細に説明する。
【0033】<第1実施形態>本実施形態においては、
特にカラー電子写真技術を用いた画像処理装置を例とし
て説明する。また、本実施形態では、入力画像信号とし
てM(マゼンタ),C(シアン),Y(イエロー),B
K(ブラック)の各色8ビットの画像信号が面順次で入
力され、該入力画像信号に対して4×4のマトリクスを
用いた2ビット深さの多値ディザ処理を行う例について
説明する。
【0034】図1に、本実施例におけるカラーLBP
(レーザビームプリンタ)の構成を示す。図1におい
て、給紙部101から給紙された転写紙Pは搬送路10
2を介してその先端をグリッパ103fにより挾持され
て、転写ドラム103の外周に保持される。光学ユニッ
ト107により感光ドラム100上に各色毎に形成され
た潜像は、各色現像器Dy,Dc,Db,Dmにより現
像されて、転写ドラム103の外周の用紙102に複数
回転写されることにより、多色画像が形成される。その
後、転写紙Pは分離爪113により転写ドラム103か
ら分離されて、定着ユニット104で定着され、排紙ト
レー115に排出される。
【0035】各色の現像器Dy,Dc,Db,Dmは、
それぞれの両端に回転軸を有し、各々が該軸を中心に回
転可能となるように現像器選択機構部108に保持され
ている。各色現像器Dy,Dc,Db,Dmは図1に示
すように、その姿勢を一定に維持した状態で現像器選択
のための回転がなされる。そして選択された現像器が現
像位置に移動後、現像器選択機構部108は選択機構保
持フレーム109と一体で、ソレノイド109aにより
支点109bを中心として感光ドラム100方向に移動
位置を決定される。
【0036】次に、上記構成のカラーLBPの動作につ
いて具体的に説明する。まず、帯電器111によって感
光ドラム100が所定の極性に均一に帯電され、レーザ
駆動部106から照射されたレーザビーム光Lによる露
光によって、感光ドラム100上に例えば、M(マゼン
タ)色の潜像が現像され、感光体ドラム100上にM
(マゼンタ)色の第1のトナー像が形成される。一方、
所定のタイミングで転写紙Pが給紙され、トナーと反対
極性(例えばプラス極性)の転写バイアス電圧(例えば
+1.8kV)が転写ドラム103に印加され、感光体
ドラム100上の第1トナー像が転写紙Pに転写される
と共に、転写紙Pが転写ドラム103の表面に静電吸着
される。その後、感光ドラム100はクリーナ112に
よって残留するM(マゼンタ)色トナーが除去され、次
の色の潜像形成及び現像行程に備える。
【0037】次に、前記感光体ドラム100上にレーザ
ビーム光LによりC(シアン)色の第2の潜像が形成さ
れ、次いでC(シアン)色の現像器Dcにより感光体ド
ラム100上の第2の潜像が現像されてC(シアン)色
の第2のトナー像が形成される。そして、このC(シア
ン)色の第2のトナー像は、先に転写紙Pに転写された
M(マゼンタ)色の第1のトナー像の位置に合わせて転
写紙Pに転写される。この2色目のトナー像の転写にお
いては、転写紙が転写部に達する直前に、転写ドラム1
03に第1のトナー像の転写時よりも高いバイアス電圧
(例えば+2.1kV)が印加される。同様にして、Y
(イエロー)色,K(ブラック)色の第3,第4の潜像
が感光体ドラム100上に順次形成され、それぞれが現
像器Dy,Dbによって順次現像され、転写紙Pに先に
転写されたトナー像と位置合わせされてY(イエロー)
色,K(ブラック)色の第3,第4の各トナー像が順次
転写される。以上説明したようにして、転写紙P上に4
色のトナー像が重なった状態で形成されることになる。
これら3色目,4色目のトナー像の転写においても、転
写紙が転写部に達する直前に転写ドラム103に第2の
トナー像の転写時よりも高いバイアス電圧(例えば、各
々+2.5kV,+3.0kV)が印加される。
【0038】このように、各色のトナー像の転写を行う
ごとに転写バイアス電圧を高くしていくのは、転写効率
の低下を防止するためである。転写効率の低下の主な原
因は、転写後に転写紙が感光ドラム100から離れる際
に、気中放電により転写紙表面が転写バイアス電圧と逆
極性に帯電し(転写紙を担持している転写ドラム表面も
若干帯電する)、この帯電電荷が転写ごとに蓄積される
ため、転写バイアス電圧が一定であると転写毎に転写電
界が低下していってしまう。
【0039】本実施例においては、上記第4色目の転写
の際に、転写紙先端が転写開始位置に達したとき(その
直前直後を含む)に、交流電圧5.5kV(実効値、以
下同じ。周波数は500Hz)に、第4のトナー像の転
写時に印加された転写バイアスと同極性でかつ同電位の
直流バイアス電圧(+3.0kV)を重畳させて、帯電
器111に印加することにより、感光ドラム100を放
電させる。このように4色目の転写の際に、転写紙先端
が転写開始位置に達したときに帯電器111を動作させ
るのは、転写ムラを防止するためである。特にフルカラ
ー画像の転写においては僅かな転写ムラが発生しても色
の違いとして目立ちやすく、従って、上述したように帯
電器111に所要のバイアス電圧を印加して放電動作を
行わせることが必要となる。
【0040】この後、4色のトナー像が重畳転写された
転写紙Pの先端部が分離位置に近づくと、分離爪113
が接近してその先端が転写ドラム103の表面に接触
し、転写紙Pを転写ドラム103から分離させる。分離
爪113の先端は転写ドラム表面との接触状態を保ち、
その後転写ドラム103から離れて元の位置に戻る。帯
電器111は上記のように転写紙の先端が最終色の転写
開始位置に達した時から転写紙の後端が転写ドラム10
3を離れるまで作動して、転写紙上の蓄積電荷(トナー
と反対極性)を除電し、分離爪113による転写紙の分
離を容易にすると共に、分離時の気中放電を減少させ
る。尚、転写紙の後端が転写終了位置(感光ドラム10
0と転写ドラム103とが形成するニップ部の出口)に
達したときに、転写ドラム103に印加する転写バイア
ス電圧をオフ(接地電位)にする。これと同時に、帯電
器111に印加していたバイアス電圧もオフにする。
【0041】そして、分離された転写紙Pは定着器10
4に搬送され、ここで転写紙上のトナー像が定着されて
排紙トレイ115上に排出される。以上が本実施例に用
いたカラーLBPにおける印刷行程である。
【0042】尚、130は画像処理部であり、不図示の
ホストコンピュータ等の外部装置から入力された多値画
像信号に対して、ディザ処理及びPWMを施すことによ
り、レーザ駆動部106に入力する駆動信号を生成す
る。また、105は操作部であり、LCD等の操作パネ
ルやLED等の他、各種キー等を備え、操作者からのコ
マンド入力や装置の状態報知等を行う。
【0043】次に、上述した画像処理部130の詳細構
成を図2に示す。図2において201はディザ処理部で
あり、入力される各色8ビットの多値画像データに対し
て、2ビット深さの多値ディザ処理を施す。202は画
像バッファ、203はレベル変換部であり、ディザ処理
部201において決定されたレベルを、出力階調におけ
る所定レベルに変換する。204はPWM部であり、最
終的に得られた多値画像信号に対してパルス幅変調を行
い、レーザ駆動部106へのレーザ駆動信号を生成・出
力する。また、300はCPUであり、画像処理部13
0全体の動作をROM301に保持された制御プログラ
ムに基づいて統括的に制御する。302はRAMであ
り、CPU300の作業用領域として使用される。
【0044】ここで図3に、ディザ処理部201におい
て使用される4階調ディザを実現するディザマトリクス
例を示す。図3のマトリクスにおいて、各マスの右上の
数字がマス番号を示し、マス1〜マス18が存在する。
また、各マスの左側の3つの数字は、該マトリクスにお
けるドット形成の優先順位を示す。該優先順位を示す数
字が小さい、即ち優先順位が高いほど、ディザの閾値が
低く設定されており、従って、各マス毎に3つの閾値が
格納されている。以下、この閾値を小さい順にTh1,
Th2,…Th54とする。また、各マスの右下に示す
「L」,「C」,「R」は、該マスの画素の成長方向を
示す成長属性であり、それぞれ「L」は左端から成長
(以下、左成長)、「C」は中央から成長(中央成
長)、「R」は右端から成長(右成長)することを意味
する。また、本実施形態において各画素のとりうる4階
調の値を、小さい順に「レベル0」,「レベル1」,
「レベル2」,「レベル3」とする。
【0045】以下、入力画像信号に対してこのようなデ
ィザマトリクスによる多値ディザ処理を施した結果を、
図4を参照して説明する。例えば、注目画素の濃度値が
「0」であればディザマトリクスの全てのマスが「レベ
ル0」であるが、注目画素の濃度が上がるに従って、マ
ス1が中央成長で「レベル1」,「レベル2」,「レベ
ル3」と所定の濃度幅で変化し(図4a)、次にマス2
が右成長で「レベル1」〜「レベル3」と変化する(図
4b)。続いて、マス3が左成長で成長し(図4c)、
マス4が中央成長で成長する(図4d)。以降のマスに
ついても順次同様に変化し、最大濃度で全てのマスが
「レベル3」になる。
【0046】このディザマトリクスは、例えば図5に示
す様なテーブルの形式で、ROM301内に保持されて
いる。もちろん、ディザマトリクスが保持される形式
は、図5に示す例に限定されるものではない。
【0047】以上のアルゴリズムを実現するためのディ
ザ処理部201の詳細構成を図6に示す。
【0048】図6において、入力された8ビットデータ
は18個の各マス処理部601〜618へ入力される。
ここで、例えばマス1処理部601の詳細構成を図7に
示す。マス1処理部601においては、まずROM70
4からTh1,Th2,Th3の値がそれぞれ701〜
703の各比較器に入力され、比較器701〜703で
は、入力された8ビットデータをそれぞれTh1,Th
2,Th3と比較し、その結果はレベル発生部705に
入力される。レベル発生部705では、該比較結果に応
じて、上述した「レベル0」〜「レベル3」のいずれか
を示す2ビット信号を発生し、出力する。マス2処理部
602〜マス18処理部618も、マス1処理部601
と同様の構成をなす。
【0049】このように、図6において各マス処理部6
01〜618から出力された全36ビットのレベル信号
は、選択部605に入力される。一方、入力画像データ
の主走査方向、及び副走査方向の画素数をカウントする
カウンタ604において現在の入力データの画素位置を
示す信号が選択部605に送られてくる。選択部605
では、該画素位置信号を参照することにより、各マス処
理部601〜618から送られてくるレベル信号のなか
から対応する1つ(2ビット)を選択して、レベル信号
608として出力する。
【0050】またこの時、選択部605からはLCR信
号609が同時に出力される。LCR信号609は、選
択部605がマス1の信号を選択した場合は「C」、マ
ス2の信号を選択した場合は「R」というように、図3
に示す様に各マス毎に設定された、「L」,「C」,
「R」のいずれかの値を示す2ビット信号を出力する。
以上説明した様にディザ処理部201においては、入力
された8ビットデータに基づいて当該マスを適切なレベ
ル(レベル0〜3のいずれか)に変換し、該レベルを示
す2ビット信号(レベル信号)608、及び当該マスの
ドット成長方向を示す2ビット信号609を出力する。
【0051】以上のようにしてディザ処理部201から
出力された2ビットのレベル信号608は、一旦画像バ
ッファ202で保持され、画像クロックに同期して適切
なタイミングでレベル変換部203へ入力される。そし
て、レベル変換部203においては、ディザ処理部20
1から出力されたレベル信号(2ビット)を、実際に画
像形成を行うレーザ駆動信号に対応したレベル(8ビッ
ト)信号に、以下に示すように変換する。
【0052】レベル0→00h レベル1→a レベル2→b レベル3→ffh ただし、a,bは画像形成の際の出力濃度特性から得ら
れる00h<a<b<ffhの所定の8ビット値であ
る。
【0053】即ち、レベル変換部203においては、デ
ィザ処理部201から送られてきたレベルを示す2ビッ
ト信号を、実際の出力レベル値を示す8ビット信号に変
換する。
【0054】そして、変換された8ビット信号はPWM
部204へ出力される。以下、図8のブロック図にPW
M部204の詳細構成を示し、説明する。
【0055】図8において、805はラッチ、806は
D/Aコンバータ、807は加算器、808は三角波発
生部、809はセレクタ、811はインバータである。
【0056】三角波発生部808においては、L三角波
発生部808L,C三角波発生部808C,R三角波発
生部808Rにより、それぞれ図9の(a)〜(c)に
901a〜901cで示す3種類の三角波を発生させ
る。即ち、901a及び901cは鋸波となる。以降、
図9の(a)に示す901aをL三角波、図9の(b)
に示す901bをC三角波、図9の(c)に示す901
cをR三角波と称する。図9の(a)〜(c)におい
て、横軸の縦線間が1画素の長さに相当する。また、縦
軸が各画素に対するアナログ電圧を示し、「00h」〜
「ffh」の濃度レベルに対応している。
【0057】ここで、図9を参照して各三角波の特性に
ついて説明する。図9において、902が入力される濃
度に対応する電圧であるとする。入力される濃度値は、
前段のディザ処理部201により4値に変換され、レベ
ル変換部203により「00h」,「a」,「b」,
「ffh」のいずれかの濃度レベルに変換されているた
め、電圧902は「00h」,「a」,「b」,「ff
h」のいずれかの濃度レベルに対応した値をとるが、こ
こでは、濃度レベル「b」に対応している場合について
説明する。PWM部204においては、レーザは電圧9
02が各三角波901a〜901cよりも高い期間だけ
照射される。従って、各画素毎にレーザの照射された部
分にのみトナーがのって記録されるため、図9の(a)
〜(c)の場合においては、903a〜903cに示す
部分のみが記録される。即ち、図9の(a)に示すL三
角波の場合は画素の左からドットが成長し、図9の
(b)に示すC三角波の場合は画素の中央からドットが
成長し、図9の(c)に示すR三角波の場合は画素の右
からドットが成長することが分かる。
【0058】図8において、入力された8ビットの画像
信号はまずラッチ回路805で画像クロックPCLKの
立ち上がりに同期がとられ、D/Aコンバータ806で
アナログ電圧に変換された後、アナログコンパレータ8
07に入力される。
【0059】一方、三角波発生部808においては、画
像クロックPCLKに同期して、上述したL三角波,C
三角波,R三角波を発生させてセレクタ809に入力す
る。セレクタ809では、ディザ処理部201より入力
されるLCR信号810に従って、L三角波,C三角
波,R三角波のいずれかを選択し、アナログコンパレー
タ807に入力する。
【0060】アナログコンパレータ807においては、
前記アナログ電圧と三角波の2信号を比較することによ
り、パルス幅変調が施された信号を出力する。そして、
該信号をインバータ811で反転することにより、レー
ザ駆動部106に入力されるPWM信号が得られる。
【0061】以上のようにして得られたPWM信号がレ
ーザ駆動部106においてレーザを駆動し、上述したプ
ロセスにより転写紙P上に多階調画像が記録される。
【0062】尚、上述した画像処理部130における処
理は、M,C,Y,Kの各色毎に順次行われる。
【0063】以上説明した様に本実施形態によれば、多
値ディザ処理後の画素に対してPWMを施す際に、濃度
値に応じた画素の成長方向を、ディザマトリクスにおけ
る画素位置に応じて左成長、中央成長、右成長とに分類
したことにより、中間調画像を安定して表現することが
可能となり、より高画質な出力画像を得ることができ
る。
【0064】<第2実施形態>以下、本発明に係る第2
実施形態について説明する。尚、第2実施形態における
装置構成は上述した第1実施形態と同様であるため、説
明を省略する。
【0065】第2実施形態においては、ディザマトリク
スの設定が上述した第1実施形態と異なる。第2実施形
態において使用されるディザマトリクスの例を図10に
示す。図10のマトリクスにおいては図3と同様に、各
マスの右上の数字がマス番号を示し、マス1〜マス18
が存在する。また、各マスの左側の3つの数字は、該マ
トリクスにおけるドット形成の優先順位を示す。該優先
順位を示す数字が小さい、即ち優先順位が高いほど、デ
ィザの閾値が低く設定されており、従って、各マス毎に
3つの閾値が格納されている。以下、この閾値を小さい
順にTh1,Th2,…Th54とする。また、各マス
の右下に示す「L」,「C」,「R」は、該マスの画素
の成長方向を示し、それぞれ「L」は左端から成長(以
下、左成長)、「C」は中央から成長(中央成長)、
「R」は右端から成長(右成長)することを意味する。
また、各画素のとりうる4階調の値を、小さい順に「レ
ベル0」,「レベル1」,「レベル2」,「レベル3」
とする。
【0066】以下、入力画像信号に対してこのようなデ
ィザマトリクスによる多値ディザ処理を施した結果を、
図11を参照して説明する。例えば、注目画素の濃度値
が「0」であればディザマトリクスの全てのマスが「レ
ベル0」であるが、注目画素の濃度が上がるに従って、
まずマス1,マス2の画素が中央から順に成長する(図
11a)。そしてマス1,2が「レベル3」まで成長す
ると、次にマス3,4,5,6,7,8がそれぞれ、マ
ス3,5は右成長、マス4,6は左成長、マス7,8は
中央成長で順次成長する(図11b)。以上の6つのマ
スがすべて「レベル3」になると、次にマス9,10,
11,12が、マス9,11は右成長、マス10,12
は左成長で順次成長する(図11c)。そして最後に、
マス13,14,15,16,17,18が、マス1
3,15は右成長、マス14,16は左成長、マス1
7,18は中央成長で順次成長し、最大濃度で全てのマ
スが「レベル3」になる。
【0067】このディザマトリクスは、例えば図12に
示す様なテーブルの形式でRAM302内に保持されて
おり、操作者の所望するように適宜変更可能である。
【0068】以上説明した様に第2実施形態において
は、ディザマトリクスをバランス良く設定することによ
り、多値ディザにより発生する中間調画素をバランス良
く表現することができる。また、形成される画像に応じ
てディザマトリクスを適宜設定することにより、中間調
をフレキシブルに表現した画像が得られる。
【0069】尚、マトリクスサイズや1画素あたりの階
調数を変えても、上述した実施形態と同様に適切なディ
ザマトリクスを設定することができることは言うまでも
ない。
【0070】尚、本発明は、複数の機器(例えばホスト
コンピュータ,インタフェース機器,リーダ,プリンタ
等)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器
からなる装置(例えば、複写機やファクリミリ装置等)
に適用しても良い。従って、画像データは外部装置から
のみ入力されるのではなく、画像処理装置自身にスキャ
ナ等を備え、該スキャナから原稿画像を入力する様にし
ても良い。
【0071】また、本発明の目的は、上述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、該
システム或は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU
等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出
し、実行することによっても達成できることは言うまで
もない。
【0072】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現する
ことになり、該プログラムコードを格納した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0073】尚、プログラムコードを供給するための記
憶媒体としては、例えばフロッピディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM
等を用いることができる。
【0074】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、上述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、該プログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が実際
の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述し
た実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言
うまでもない。
【0075】更に、記憶媒体から読み出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書き込まれた後、該プログラムコードの指示に
基づき、該機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理
によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含
まれることは言うまでもない。
【0076】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、多値
ディザ処理後の画素に対してパルス幅変調を施す際に、
濃度値に応じた画素の成長方向を、ディザマトリクスに
おける画素位置に応じて左成長、中央成長、右成長とに
分類したことにより、中間調画像を安定して表現するこ
とが可能となり、より高画質な出力画像を得ることがで
きる。
【0077】更に、ディザマトリクスの設定を適宜変更
することにより、多値ディザにより発生する中間調画素
をバランス良く表現することはもちろん、形成される画
像に応じて中間調をフレキシブルに表現することが可能
となる。
【0078】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態の画像処理装置の構成
を示す図である。
【図2】本実施形態における画像処理部の詳細構成を示
す図である。
【図3】本実施形態におけるディザマトリクス例を示す
図である。
【図4】本実施形態における画素成長の様子を示す図で
ある。
【図5】本実施形態におけるディザマトリクスの保持例
を示す図である。
【図6】本実施形態におけるディザ処理部の詳細構成を
示すブロック図である。
【図7】本実施形態におけるマス1処理部の詳細構成を
示すブロック図である。
【図8】本実施形態におけるPWM部の詳細構成を示す
ブロック図である。
【図9】本実施形態において生成される三角波を示す図
である。
【図10】本発明に係る第2実施形態におけるディザマ
トリクス例を示す図である。
【図11】第2実施形態における画素成長の様子を示す
図である。
【図12】第2実施形態におけるディザマトリクスの保
持例を示す図である。
【図13】従来の画像処理装置におけるPWMの原理を
示す図である。
【図14】従来のPWMにおける画素成長の様子を示す
図である。
【符号の説明】
130 画像処理部 201 ディザ処理部 202 画像バッファ 203 レベル変換部 204 PWM部 300 CPU 301 ROM 302 RAM

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多値画像信号を入力する入力手段と、 前記多値画像信号に対して所定のディザマトリクスに基
    づいて多値ディザ処理を施し、画素毎の出力レベルを決
    定するすディザ処理手段と、 前記出力レベルに基づいて各画素をドットで形成する画
    素形成手段と、 前記ディザマトリクスにおける画素位置に応じて、前記
    画素形成手段におけるドットの形成方法を切り替える切
    り替え手段と、を有することを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記切り替え手段は、各画素毎に濃度値
    に対するドットの成長方向を切り替えることを特徴とす
    る請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記ディザマトリクスは、画素位置毎に
    成長方向属性を有しており、 前記切り替え手段は、前記成長方向属性に応じてドット
    の成長方向を切り替えることを特徴とする請求項2記載
    の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記切り替え手段は、ドットを画素中央
    から成長する中央成長とするか、画素の左端から成長す
    る左成長とするか、画素の右端から成長する右成長とす
    るかを切り替えることを特徴とする請求項3記載の画像
    処理装置。
  5. 【請求項5】 前記ディザマトリクスは、隣接画素のド
    ット同士が接するように、成長方向属性を有することを
    特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記ディザマトリクスは、マトリクスの
    中心線上に位置する画素は中央成長とし、マトリクスの
    左半分に位置する画素は右成長とし、マトリクスの右半
    分に位置する画素は左成長として成長方向属性を有する
    ことを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記ディザマトリクスは変更可能である
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画
    像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記画素形成手段は、パルス幅変調によ
    って画素を形成することを特徴とする請求項4記載の画
    像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記切り替え手段は、前記パルス幅変調
    の際に発生させる三角波を切り替えることを特徴とする
    請求項8記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記切り替え手段は、前記三角波を、
    画素が中央成長時には三角波、右成長時には右上がりの
    鋸波、左成長時には右下がりの鋸波に切り替えることを
    特徴とする請求項9記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 多値画像信号を入力する入力工程と、 前記多値画像信号に対して所定のディザマトリクスに基
    づいて多値ディザ処理を施し、画素毎の出力レベルを決
    定するすディザ処理工程と、 前記ディザマトリクスにおける画素位置に応じて、ドッ
    トの形成方法を切り替える切り替え工程と、 前記切り替え工程において選択された形成方法により、
    各画素を前記出力レベルに基づいてドットで形成する画
    素形成工程と、を有することを特徴とする画像処理方
    法。
  12. 【請求項12】 前記切り替え工程は、各画素毎に、濃
    度値に対するドットの成長方向を切り替えることを特徴
    とする請求項11記載の画像処理方法。
  13. 【請求項13】 前記ディザマトリクスは、画素位置毎
    に成長方向属性を有しており、 前記切り替え工程においては、前記成長方向属性に応じ
    てドットの成長方向を切り替えることを特徴とする請求
    項12記載の画像処理方法。
  14. 【請求項14】 前記切り替え工程においては、ドット
    を画素中央から成長する中央成長とするか、画素の左端
    から成長する左成長とするか、画素の右端から成長する
    右成長とするかを切り替えることを特徴とする請求項1
    3記載の画像処理方法。
  15. 【請求項15】 前記ディザマトリクスは、隣接画素の
    ドット同士が接するように、成長方向属性を有すること
    を特徴とする請求項14記載の画像処理方法。
  16. 【請求項16】 前記ディザマトリクスは、マトリクス
    の中心線上に位置する画素は中央成長とし、マトリクス
    の左半分に位置する画素は右成長とし、マトリクスの右
    半分に位置する画素は左成長として成長方向属性を有す
    ることを特徴とする請求項14記載の画像処理方法。
  17. 【請求項17】 前記ディザマトリクスは変更可能であ
    ることを特徴とする請求項11乃至16のいずれかに記
    載の画像処理方法。
  18. 【請求項18】 前記画素形成工程においては、パルス
    幅変調によって画素を形成することを特徴とする請求項
    14記載の画像処理方法。
  19. 【請求項19】 前記切り替え工程におては、前記パル
    ス幅変調の際に発生させる三角波を切り替えることを特
    徴とする請求項18記載の画像処理方法。
  20. 【請求項20】 前記切り替え工程においては、前記三
    角波を、画素が中央成長時には三角波、右成長時には右
    上がりの鋸波、左成長時には右下がりの鋸波に切り替え
    ることを特徴とする請求項19記載の画像処理方法。
JP8003800A 1996-01-12 1996-01-12 画像処理装置及びその方法 Pending JPH09200519A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002101307A (ja) * 2000-08-01 2002-04-05 Minolta Co Ltd ハーフトーン出力画像の生成方法及びシステム
US7719721B2 (en) 2005-11-22 2010-05-18 Canon Kabushiki Kaisha Information processing method and information processing apparatus

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