JPH0993436A - 画像処理装置及びその方法 - Google Patents

画像処理装置及びその方法

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JPH0993436A
JPH0993436A JP7244604A JP24460495A JPH0993436A JP H0993436 A JPH0993436 A JP H0993436A JP 7244604 A JP7244604 A JP 7244604A JP 24460495 A JP24460495 A JP 24460495A JP H0993436 A JPH0993436 A JP H0993436A
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JP7244604A
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Hiroyuki Yamazaki
博之 山崎
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多値ディザ法を適用して良好なカラー画像出
力が得られる画像処理装置及びその方法を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 電源投入時に、濃度測定部210におい
てパッチメモリ208からの所定パッチ画像を転写ドラ
ム上に形成し、該パッチ濃度を測定して、所定レ数の中
間レベル値(代表レベル値)を代表濃度メモリ209に
格納しておく。通常の画像形成時には、多値画像データ
をディザ処理部201で所定ビット深さのディザ処理に
より所定レベル数のいずれかのレベルに変換し、レベル
変換部203で該レベルを代表濃度メモリ209内の代
表レベル値に変換し、画像形成を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置及びそ
の方法に関し、例えば多階調のカラー画像を形成する画
像処理装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多値画像を形成するプリンタ等の
画像処理装置においては、入力された多値画像データを
2値化することにより、データ量を削減することが一般
的であった。これにより、画像メモリの小容量化及び装
置構成の簡略化、ドット形成の安定化及び形成画像の高
画質化、処理速度の高速化、等の効果が得られる。
【0003】入力された多値データを2値化するのに好
適な方法として、2値化しながら濃淡情報を保存するこ
とが可能な2値ディザ法が知られている。2値ディザ法
においては、1マスが1画素に対応するディザマトリク
スにおいて、各マス毎に2値化の閾値を可変とすること
により、濃淡画像を再現する。
【0004】しかしながら、近年の画像処理装置の発展
は目覚ましく、中でもカラー画像処理への要求が高まっ
てきている。このような状況において、写真等の自然画
像の中間調画像やグラデーション画像を形成・出力する
際に、従来の2値ディザ法では滑らかで高画質な画像を
得ることができなかった。
【0005】このようなカラー画像を適切に再現するた
めの一手法として、多値ディザ法が注目されている。多
値ディザ法とは、ディザマトリクスの各マスがそれぞれ
複数の閾値を持ち、取り得る値(レベル)を複数とする
方法である。従って、多値ディザ法を適用した画像処理
装置においては、入力されたカラー写真画像等の多値デ
ータを、より少ないレベル数の多値画像データに変換す
ることができるため、高画質な再現が可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の多値ディザ法を適用した画像処理装置においては、
高解像度の画像出力を行う場合、ドット形成の不安定さ
に起因して、ディザにおける中間レベル濃度が環境によ
って変化してしまう。従って、操作者の意図した濃度と
は異なる濃度の画素が形成されてしまい、安定した濃淡
画像の形成ができなくなってしまうという問題が発生し
ていた。この問題は、特にカラー画像において顕著であ
った。
【0007】本発明は上述した問題を解決するためにな
されたものであり、多値ディザ法を適用して良好なカラ
ー画像出力が得られる画像処理装置及びその方法を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ための一手段として、本発明の画像処理装置は以下の構
成を備える。
【0009】即ち、記録媒体上に多値画像の形成が可能
な画像処理装置であって、多値のサンプルパッチ画像を
形成して該パッチ濃度を測定する測定手段と、前記測定
されたパッチ濃度から所定数の中間レベル値を算出して
保持する保持手段と、入力された多値画像データに対し
て多値ディザ処理を施してレベルを決定するディザ処理
手段と、前記ディザ処理手段により決定されたレベルを
前記保持手段に保持された中間レベル値に変換するレベ
ル変換手段と、前記レベル変換手段により変換されたレ
ベル値に基づいて画像を形成する形成手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0010】例えば、所定のタイミングで、前記測定手
段で前記パッチ濃度を測定し、前記保持手段で所定数の
中間レベル値を算出して保持することを特徴とする。
【0011】例えば、前記所定のタイミングは装置の電
源投入時であることを特徴とする。
【0012】例えば、前記形成手段はカラー画像形成を
行い、前記測定手段は各色毎に多値のサンプルパッチ画
像を形成して該パッチ濃度を各色毎に測定し、前記保持
手段は、前記各色毎に測定されたパッチ濃度から所定数
の中間レベル値を算出して各色毎に保持することを特徴
とする。
【0013】例えば、前記ディザ処理手段は、前記多値
画像データを4レベルのいずれかに決定することを特徴
とする。
【0014】また、記録媒体上に多値画像の形成が可能
な画像処理装置であって、多値のサンプルパッチ画像を
形成して該パッチ濃度を測定する測定手段と、前記測定
されたパッチ濃度から所定数の中間レベル値を算出して
保持する保持手段と、入力された多値画像データに対し
て多値ディザ処理を施して第1のレベル数のいずれかの
レベルに決定する第1のディザ処理手段と、入力された
多値画像データに対して多値ディザ処理を施して第2の
レベル数のいずれかのレベルに決定する第2のディザ処
理手段と、前記第1のディザ処理手段により決定された
レベルと前記第2のディザ処理手段により決定されたレ
ベルのいずれかを選択する選択手段と、前記選択手段に
より選択されたレベルを前記保持手段に保持された中間
レベル値に変換するレベル変換手段と、前記レベル変換
手段により変換されたレベル値に基づいて画像を形成す
る形成手段とを有することを特徴とする。
【0015】例えば、前記形成手段はカラー画像形成を
行い、前記測定手段は各色毎に多値のサンプルパッチ画
像を形成して該パッチ濃度を各色毎に測定し、前記保持
手段は、前記各色毎に測定されたパッチ濃度から所定数
の中間レベル値を算出して各色毎に保持することを特徴
とする。
【0016】例えば、前記保持手段は、前記測定された
パッチ濃度の分布に応じて、保持する中間レベル数を第
1のレベル数又は第2のレベル数に対応した数に各色毎
に変更し、該中間レベル数の識別情報を同時に保持する
ことを特徴とする。
【0017】例えば、前記選択手段は、前記保持手段に
保持された中間レベル数の識別情報に基づいて、前記第
1のディザ処理手段により決定されたレベルと前記第2
のディザ処理手段により決定されたレベルのいずれかを
各色毎に選択することを特徴とする。
【0018】例えば、前記第2のレベル数は前記第1の
レベル数より大きいことを特徴とする。
【0019】例えば、前記第1のレベル数は4であり、
前記第2のレベル数は8であることを特徴とする。
【0020】例えば、前記形成手段は、マゼンタ,シア
ン,イエロー,ブラックによるカラー画像形成を行い、
イエローの多値画像データに対しては第1のディザ処理
手段によりレベルを決定し、その他の色の多値画像デー
タに対しては第2のディザ処理手段によりレベルを決定
することを特徴とする。
【0021】例えば、所定のタイミングで、前記測定手
段で前記パッチ濃度を測定し、前記保持手段で所定数の
中間レベル値を算出して保持することを特徴とする。
【0022】例えば、前記所定のタイミングは装置の電
源投入時であることを特徴とする。
【0023】また、上述した目的を達成するための一手
法として、本発明の画像処理方法は以下の工程を備え
る。
【0024】即ち、記録媒体上に多値画像の形成が可能
な画像処理装置における画像処理方法であって、所定の
タイミングで多値のサンプルパッチ画像を形成して該パ
ッチ濃度を測定し、該測定されたパッチ濃度から所定数
の中間レベル値を算出して予め保持しておき、入力され
た多値画像データに対して多値ディザ処理を施してレベ
ルを決定し、該決定されたレベルを予め保持された中間
レベル値に変換し、該変換されたレベル値に基づいて画
像を形成することを特徴とする。
【0025】また、記録媒体上に多値画像の形成が可能
な画像処理装置における画像処理方法であって、所定の
タイミングで多値のサンプルパッチ画像を形成して該パ
ッチ濃度を測定し、該測定されたパッチ濃度から所定数
の中間レベル値を算出して予め保持しておき、入力され
た多値画像データに対して多値ディザ処理を施して第1
のレベル数のいずれかのレベルを決定し、入力された多
値画像データに対して多値ディザ処理を施して第2のレ
ベル数のいずれかのレベルを決定し、前記第1のディザ
処理手段により決定されたレベルと前記第2のディザ処
理手段により決定されたレベルのいずれかを選択し、該
選択されたレベルを予め保持された中間レベル値に変換
し、該変換されたレベル値に基づいて画像を形成するこ
とを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施形態に
ついて、図面を参照して詳細に説明する。
【0027】<第1実施形態>本実施形態においては、
特にカラー電子写真技術を用いた画像処理装置を例とし
て説明する。また、本実施形態では、入力画像信号とし
てM(マゼンタ),C(シアン),Y(イエロー),B
K(ブラック)の各色8ビットの画像信号が面順次で入
力され、該入力画像信号に対して4×4のマトリクスを
用いた2ビット深さの多値ディザ処理を行う例について
説明する。
【0028】●カラーLBP 図1に、本実施例におけるカラーLBP(レーザビーム
プリンタ)の構成を示す。図1において、給紙部101
から給紙された転写紙Pは搬送路102を介してその先
端をグリッパ103fにより挾持されて、転写ドラム1
03の外周に保持される。光学ユニット107により感
光ドラム100上に各色毎に形成された潜像は、各色現
像器Dy,Dc,Db,Dmにより現像されて、転写ド
ラム103の外周の用紙102に複数回転写されること
により、多色画像が形成される。その後、転写紙Pは分
離爪113により転写ドラム103から分離されて、定
着ユニット104で定着され、排紙部105を介して排
紙トレー106に排出されるか、又は排紙トレー115
に排出される。
【0029】各色の現像器Dy,Dc,Db,Dmは、
それぞれの両端に回転軸を有し、各々が該軸を中心に回
転可能となるように現像器選択機構部108に保持され
ている。各色現像器Dy,Dc,Db,Dmは図1に示
すように、その姿勢を一定に維持した状態で現像器選択
のための回転がなされる。そして選択された現像器が現
像位置に移動後、現像器選択機構部108は選択機構保
持フレーム109と一体で、ソレノイド109aにより
支点109bを中心として感光ドラム100方向に移動
位置を決定される。
【0030】次に、上記構成のカラーLBPの動作につ
いて具体的に説明する。まず、帯電器111によって感
光ドラム100が所定の極性に均一に帯電され、レーザ
ビーム光Lによる露光によって、感光ドラム100上に
例えば、M(マゼンタ)色の潜像が現像され、感光体ド
ラム100上にM(マゼンタ)色の第1のトナー像が形
成される。一方、所定のタイミングで転写紙Pが給紙さ
れ、トナーと反対極性(例えばプラス極性)の転写バイ
アス電圧(例えば+1.8kV)が転写ドラム103に
印加され、感光体ドラム100上の第1トナー像が転写
紙Pに転写されると共に、転写紙Pが転写ドラム103
の表面に静電吸着される。その後、感光ドラム100は
クリーナ112によって残留するM(マゼンタ)色トナ
ーが除去され、次の色の潜像形成及び現像行程に備え
る。
【0031】次に、前記感光体ドラム100上にレーザ
ビーム光LによりC(シアン)色の第2の潜像が形成さ
れ、次いでC(シアン)色の現像器Dcにより感光体ド
ラム100上の第2の潜像が現像されてC(シアン)色
の第2のトナー像が形成される。そして、このC(シア
ン)色の第2のトナー像は、先に転写紙Pに転写された
M(マゼンタ)色の第1のトナー像の位置に合わせて転
写紙Pに転写される。この2色目のトナー像の転写にお
いては、転写紙が転写部に達する直前に、転写ドラム1
03に第1のトナー像の転写時よりも高いバイアス電圧
(例えば+2.1kV)が印加される。同様にして、Y
(イエロー)色,K(ブラック)色の第3,第4の潜像
が感光体ドラム100上に順次形成され、それぞれが現
像器Dy,Dbによって順次現像され、転写紙Pに先に
転写されたトナー像と位置合わせされてY(イエロー)
色,K(ブラック)色の第3,第4の各トナー像が順次
転写される。以上説明したようにして、転写紙P上に4
色のトナー像が重なった状態で形成されることになる。
これら3色目,4色目のトナー像の転写においても、転
写紙が転写部に達する直前に転写ドラム103に第2の
トナー像の転写時よりも高いバイアス電圧(例えば、各
々+2.5kV,+3.0kV)が印加される。
【0032】このように、各色のトナー像の転写を行う
ごとに転写バイアス電圧を高くしていくのは、転写効率
の低下を防止するためである。転写効率の低下の主な原
因は、転写後に転写紙が感光ドラム100から離れる際
に、気中放電により転写紙表面が転写バイアス電圧と逆
極性に帯電し(転写紙を担持している転写ドラム表面も
若干帯電する)、この帯電電荷が転写ごとに蓄積される
ため、転写バイアス電圧が一定であると転写毎に転写電
界が低下していってしまう。
【0033】本実施例においては、上記第4色目の転写
の際に、転写紙先端が転写開始位置に達したとき(その
直前直後を含む)に、交流電圧5.5kV(実効値、以
下同じ。周波数は500Hz)に、第4のトナー像の転
写時に印加された転写バイアスと同極性でかつ同電位の
直流バイアス電圧(+3.0kV)を重畳させて、帯電
器111に印加することにより、感光ドラム100を放
電させる。このように4色目の転写の際に、転写紙先端
が転写開始位置に達したときに帯電器111を動作させ
るのは、転写ムラを防止するためである。特にフルカラ
ー画像の転写においては僅かな転写ムラが発生しても色
の違いとして目立ちやすく、従って、上述したように帯
電器111に所要のバイアス電圧を印加して放電動作を
行わせることが必要となる。
【0034】この後、4色のトナー像が重畳転写された
転写紙Pの先端部が分離位置に近づくと、分離爪113
が接近してその先端が転写ドラム103の表面に接触
し、転写紙Pを転写ドラム103から分離させる。分離
爪113の先端は転写ドラム表面との接触状態を保ち、
その後転写ドラム103から離れて元の位置に戻る。帯
電器111は上記のように転写紙の先端が最終色の転写
開始位置に達した時から転写紙の後端が転写ドラム10
3を離れるまで作動して、転写紙上の蓄積電荷(トナー
と反対極性)を除電し、分離爪113による転写紙の分
離を容易にすると共に、分離時の気中放電を減少させ
る。尚、転写紙の後端が転写終了位置(感光ドラム10
0と転写ドラム103とが形成するニップ部の出口)に
達したときに、転写ドラム103に印加する転写バイア
ス電圧をオフ(接地電位)にする。これと同時に、帯電
器111に印加していたバイアス電圧もオフにする。
【0035】そして、分離された転写紙Pは定着器10
4に搬送され、ここで転写紙上のトナー像が定着されて
排紙トレイ115上に排出される。以上が本実施例に用
いたカラーLBPにおける印刷行程である。
【0036】尚、50は濃度センサであり、詳細は後述
するが、転写ドラム103上に形成されたトナー像の濃
度を測定することができる。
【0037】●信号処理部 次に、本実施形態において入力された画像データに基づ
いて、光学ユニット107内のレーザ駆動部に送出する
駆動信号を生成する、信号処理部のブロック構成を図2
に示す。
【0038】図2において、201はディザ処理部であ
り、入力される各色8ビットの多値画像データに対し
て、後述する4×4の2ビット深さの多値ディザ処理を
施す。202は画像バッファ、203はレベル変換部で
あり、ディザ処理部201において決定されたレベル番
号を、濃度信号発生部204から入力される代表濃度レ
ベルに基づいて、出力階調における所定レベルに変換す
る。204は濃度信号発生部であり、現在処理中の画像
データの色平面の種類を示す色指定信号205に従っ
て、内部の代表濃度メモリ209から対応する代表濃度
レベルを出力する。206はPWM部であり、最終的に
得られた多値画像信号に対してパルス幅変調を行い、レ
ーザ駆動部へのレーザ駆動信号を生成・出力する。ま
た、210は濃度測定部であり、実際に形成したパッチ
を測定することにより、RAM等からなる代表濃度メモ
リ209のデータを生成する。内部のパッチメモリ20
8はROM等により構成され、濃度測定用のサンプルパ
ッチを形成するための4色分のデータを保持している。
また、300はCPUであり、信号処理部全体の動作を
ROM301に保持された制御プログラムに基づいて統
括的に制御する。302はRAMであり、CPU300
の作業用領域として使用される。
【0039】●濃度測定部210 以下、濃度測定部210について、図3〜図7を参照し
て詳細に説明する。
【0040】本実施形態においては、上述した様に2ビ
ット深さの多値ディザ処理を行う。即ち、ディザ変換に
より、入力された256レベル(8ビット)の多値画像
データは、4レベルの代表濃度レベルで表現される。本
実施形態では、この4レベルを最低濃度値と最大濃度
値、及びその間の2つの濃度値に変換するものとする。
濃度測定部210では、この2つの濃度値を代表濃度メ
モリ209に代表濃度レベルデータとして格納する。
【0041】以下、本実施形態における代表濃度レベル
データの作成方法について説明する。
【0042】図3の(a)〜(d)は、パッチメモリ2
08に保持されているそれぞれM,C,Y,Kの各色パ
ッチを示す図である。例えば図3の(a)において、画
像領域全体に対して「M1」,「M2」,「M6」がマ
ゼンタのパッチを示し、途中省略されているが、M1〜
M6の6個のパッチが所定間隔で順次配列されている。
図3の(b)〜(d)においても同様に、それぞれC1
〜C6,Y1〜Y6,K1〜K6の6個のパッチ列を備
えている。これら各色6個のパッチは、それぞれ所定の
濃度レベルを有し、例えば図4の表に示す各レベル(0
0h〜ffh)を有する。尚、図4に示す例において
は、各パッチの濃度差が均等になるように濃度レベルを
設定してある。
【0043】本実施形態においてLBP本体に電源を投
入すると、まず濃度測定モードとしての動作が開始され
る。濃度測定部210では、まずパッチメモリ208か
ら図3の(a)に示すマゼンタのパッチデータが読み込
まれ、PWM部206で所定のパルス幅変調によりレー
ザ駆動信号が生成される。そして、該駆動信号に基づい
て、上述した様に該パッチM1〜M6に対応した潜像が
感光ドラム100上に形成される。尚、図3で示したパ
ッチ以外の領域には何も形成されない。
【0044】このようにして、まずマゼンタの潜像が形
成されると、上記プロセスを経て該潜像が現像され、マ
ゼンタのトナー像が形成される。尚、濃度測定モードに
おいては、この段階で転写紙Pは搬送されてこないた
め、転写ドラム103上のパッチの部分に直接トナー像
が形成される。
【0045】ここで、図5に、この段階での転写ドラム
103付近の概観斜視図を示す。図5において、上述し
た図1と同様の構成については同一番号を付し、説明を
省略する。50は濃度測定部210に含まれる濃度セン
サであり、濃度計測のための発光部及び受光部を備え
る。濃度センサ50では、転写ドラム103上に形成さ
れた6個のパッチ603のそれぞれに対して光線を発射
し、その反射光を受光することにより各濃度を測定す
る。
【0046】そしてマゼンタのパッチの測定が終わる
と、濃度測定部210では次にパッチメモリ208から
図3の(b)に示すシアンのパッチを読み込み、転写ド
ラム103上にシアンのトナー像を形成する。ここで、
図3の(b)に示すシアンのパッチを形成すべき領域
は、図3の(a)に示したマゼンタの領域とは重ならな
い。形成された6個のシアンパッチを濃度センサ50で
測定し、以降同様に、図3の(c)に示すイエローパッ
チの形成、測定、及び図3の(d)に示すブラックパッ
チの形成、測定を行う。
【0047】図6に、M,C,Y,K4色の濃度測定が
終了した時点の転写ドラム103表面の様子を示す。各
色のトナー像ががそれぞれ重なること無く、順に並んで
形成されていることが分かる。
【0048】図7に、上述したマゼンタパッチの濃度測
定の結果を示す。図7の横軸が入力される濃度レベル、
即ちパッチの設定濃度値であり、縦軸が実際に測定され
た濃度値である。図7において6個の測定点がプロット
されており、該測定点を補間することにより、濃度曲線
801が得られる。
【0049】ここで、濃度曲線801における最大濃度
値(6番めのパッチ測定値)をdmaxとして、該dm
axを3分割した際の分割点濃度をdα,dβとする。
次に、濃度曲線801の濃度dα,dβに対応する入力
濃度レベルを、それぞれ代表濃度レベルα,βとする。
以上の様にして、マゼンタの濃度曲線801において、
最大濃度dmax、及び分割濃度点dβ,dα、及びd
β,dαに対応する代表濃度レベルα,βが得られる。
濃度測定部210では、このマゼンタにおける代表濃度
レベルα,βをMα,Mβとして、濃度信号発生部20
4内の代表濃度メモリ209に格納する。
【0050】同様にしてシアン、イエロー、ブラックに
ついてもそれぞれ代表濃度レベルα,βの値が求まる。
従って、代表濃度メモリ209にはM,C,Y,K各色
毎の代表濃度レベルα,βの値が格納される。以上で、
濃度測定モードを終了する。
【0051】以上説明した様に本実施形態においては、
LBPの電源投入時に各色毎の代表濃度レベルデータを
実測により得るため、LBPの経年変化にも対応した適
切な代表濃度値を得ることができる。
【0052】●濃度信号発生部204 濃度信号発生部204においては、濃度測定モード終了
後、代表濃度メモリ209に各色毎の代表濃度レベル
α,βが格納されている。そして、通常モード(実際に
入力画像データに基づいて転写紙P上に画像形成を行う
モード)時には、CPU300によって制御される色指
定信号205の内容に応じて、対応する色の代表濃度レ
ベルα,βの値がレベル変換部203に出力される。即
ち、色指定信号205がマゼンタを指定した場合にはマ
ゼンタの代表濃度レベルMα,Mβが、続いてシアンが
指定されればシアンの代表濃度レベルCα,Cβの値が
レベル変換部203に出力される。
【0053】●ディザ処理部201 次に、ディザ処理部201について、図8〜図11を参
照して詳細に説明する。上述したように、ディザ処理部
201においては入力される各色8ビットのデータに対
して、4×4のマトリクスによる2ビット深さの多値デ
ィザ処理を行う。2ビット深さの多値ディザ処理の場
合、入力された多値データを4レベル階調に変換するた
め、以降、この4レベルを濃度の低い順にレベルa〜レ
ベルdと称する。
【0054】まず、本実施形態における多値ディザ処理
のアルゴリズムについて説明する。図8に、本実施形態
で使用した4×4のディザマトリクスの例を示す。説明
の簡便のために、該マトリクスの16個のマスには、そ
の閾値が低い順にそれぞれ「1」〜「16」の番号を付
す。また、図9に、該マトリクスにおける閾値の分布を
示す。図9は、濃度値00h〜ffhにおいて、ディザ
マトリクスのマス「1」〜「16」における各レベルの
閾値を示しており、例えば1a,1b,1cは「1」の
マスにおける閾値を示し、マス「1」における入力デー
タの濃度xは該閾値との比較により、対応する濃度レベ
ルに変換される。即ち、x<1aならばレベルa、1a
≦x<1bならばレベルb、1b≦x<1cならばレベ
ルc、1c≦xならばレベルdに変換される。同様に、
2a〜2cはマス「2」に対応し、1c<2aである。
以降同様に、16a〜16cがマス「16」に対応し、
16cが最大の閾値となる。尚、1a〜16cの各値
は、ディザ処理部201内において後述するROM12
04に格納されている。
【0055】このようにディザマトリクスの各マス毎に
複数の閾値を段階的に設定することにより、以下のよう
な濃度変化が得られる。即ち、画像の濃度が上がるにつ
れて、まずマス「1」の濃度レベルがレベルaからレベ
ルb,レベルc,レベルdに順次上がり、次にマス
「2」の濃度レベルがレベルaからレベルb,レベル
c,レベルdに順次上がる。即ち、図9において入力デ
ータの濃度値xが点P1であれば、マス「1」はdレベ
ルに変換され、他のマス「2」〜「16」ではレベルa
に変換される。また、入力データの濃度値xが点P2で
あれば、マス「1」はdレベル、マス「2」はcレベ
ル、他のマス「3」〜「16」はaレベルに変換され
る。従って、入力データの濃度値xが点P3、即ちff
hで「1」〜「16」の全てのマスがレベルdに変換さ
れる。
【0056】以上説明した多値ディザアルゴリズムを実
現するためのディザ処理部201の詳細構成を図10に
示し、通常モード時における画像形成処理について説明
する。
【0057】図10において、入力された8ビットデー
タは16個の各マス処理部1101〜1116へ入力さ
れる。ここで、例えばマス1処理部1101の詳細構成
を図11に示す。マス1処理部1101においては、ま
ずROM1204から1a,1b,1cの値がそれぞれ
1201〜1203の各比較器に入力され、比較器12
01〜1203では、入力された8ビットデータをそれ
ぞれ1a,1b,1cと比較し、その結果はレベル発生
部1205に入力される。レベル発生部1205では、
該比較結果に応じて、上述したレベルa〜レベルdのい
ずれかを示す2ビット信号を発生し、出力する。マス2
処理部1102〜マス16処理部1116も、マス1処
理部1101と同様の構成をなす。
【0058】このように、図10において各マス処理部
1101〜1116から出力された全32ビットのレベ
ル信号は、セレクタ1118に入力される。一方、入力
画像データの主走査方向、及び副走査方向の画素数をカ
ウントするカウンタ1117において現在の入力データ
の画素位置を示す信号がセレクタ1118に送られてく
る。セレクタ1118では、該画素位置信号を参照する
ことにより、各マス処理部1101〜1116から送ら
れてくるレベル信号のなかから、対応する1つ(2ビッ
ト)を選択して出力する。
【0059】以上説明した様にして、ディザ処理部20
1においては、入力された8ビットデータを適切なレベ
ル(レベルa〜dのいずれか)に変換し、該レベルを示
す2ビット信号(レベル信号)を出力する。
【0060】●レベル変換部203 以上のようにしてディザ処理部201から出力された2
ビットのレベル信号は一旦画像バッファ202で保持さ
れ、画像クロックに同期して適切なタイミングでレベル
変換部203へ入力される。一方、レベル変換部203
には、上述した濃度信号発生部204から、色指定信号
205に従ったMCYKいずれかの代表濃度レベルα,
βが入力される。そして、レベル変換部203において
は、ディザ処理部201から出力されたレベル信号(2
ビット)を、実際に画像形成を行うレーザ駆動信号に対
応したレベル(8ビット)に以下に示すように変換す
る。
【0061】レベルa→00h レベルb→α レベルc→β レベルd→ffh 即ち、ディザ処理部201から送られてきたレベルを示
す2ビット信号を、実際の出力レベル値を示す8ビット
信号に変換する。
【0062】変換された8ビット信号はPWM部206
へ出力される。PWM部206では、該8ビット信号を
不図示のD/A変換器によってアナログ電圧に変換し、
不図示のアナログコンパレータによって三角波と比較す
ることにより、パルス幅変調を行ってPWM信号に変換
する。そして、該PWM信号がレーザ駆動部においてレ
ーザを駆動し、上述したプロセスにより転写紙P上に印
刷される。
【0063】尚、上述した通常モードにおける処理は、
色指定信号205に従ってM,C,Y,Kの順に行われ
る。
【0064】以上説明した様に本実施形態によれば、多
値ディザ処理により変換される中間レベルを環境に応じ
て適切に設定することができるため、常に濃度の安定し
た高画質の画像形成が可能となる。
【0065】尚、本実施形態では2ビットの多値ディザ
処理を好適に行う例について説明したが、本発明はこの
例に限定されるものではなく、3ビット以上の多値ディ
ザ処理にも容易に適用可能である。
【0066】<第2実施形態>以下、本発明に係る第2
実施形態について説明する。第2実施形態における画像
処理装置の基本的な構成は上述した第1実施形態と同様
であるため、説明を省略する。
【0067】上述した第1実施形態においては、2ビッ
ト深さの多値ディザ処理について説明を行ったが、第2
実施形態においては、更に3ビット深さのディザ処理を
組み合わせる例について説明する。
【0068】●信号処理部 図12に、第2実施形態における信号処理部のブロック
構成を示す。図12において、1301は2ビットディ
ザ処理部であり、入力される8ビットの多値画像データ
に対して、2ビット深さの多値ディザ処理を施す。ま
た、1302は3ビットディザ処理部であり、入力され
る8ビットの多値画像データに対して、3ビット深さの
多値ディザ処理を施す。1303は画像バッファ、13
05はレベル変換部であり、各ディザ処理部1301,
1302において決定されたレベル番号を、濃度信号発
生部1306から入力される代表濃度レベルに基づい
て、出力階調における所定レベルに変換する。1306
は濃度信号発生部であり、現在処理中の画像データの色
平面の種類を示す色指定信号1308に従って、内部の
代表濃度メモリ1313から対応する代表濃度レベルを
出力する。1307はPWM部であり、最終的に得られ
た多値画像信号に対してパルス幅変調を行い、レーザ駆
動部へのレーザ駆動信号を生成・出力する。また、13
11は濃度測定部であり、実際に形成したパッチを測定
することにより、代表濃度メモリ1313のデータを生
成する。内部のパッチメモリ1312は、濃度測定用の
サンプルパッチを形成するための4色分のデータを保持
している。また、1330はCPUであり、信号処理部
全体の動作をROM1331に保持された制御プログラ
ムに基づいて統括的に制御する。1332はRAMであ
り、CPU1330の作業用領域として使用される。
【0069】●濃度測定部1311 第2実施形態における濃度測定部1311は、上述した
第1実施形態における濃度測定部210と同様に、代表
濃度メモリ1313のデータを生成するが、第2実施形
態においては、2ビットディザに対応する代表濃度レベ
ルと、3ビットディザに対応する代表濃度レベルとを各
色毎に生成することを特徴とする。
【0070】以下、第2実施形態における代表濃度レベ
ルデータの作成方法について説明する。
【0071】まず、濃度測定モードにおいて、上述した
第1実施形態と同様、パッチメモリ1312に保持され
ている図3の(a)〜(d)に示す各色のパッチを形成
し、その濃度を測定し、濃度曲線を得る。該濃度曲線の
一例を図13に示し、第2実施形態における代表濃度レ
ベルの設定方法について説明する。
【0072】第2実施形態においては、濃度曲線におい
て入力濃度レベル33h、66h、99h、cchに対
応する濃度を順にd1、d2、d3、d4とする。そし
て、予め定められた閾値th1,th2に対して以下の
関係を満たしているか否かを判定する。
【0073】d4−d1>th1 かつ、 d3−d2>th2 そして、この関係を満たしていれば該色平面に関しては
2ビットディザ処理を、満たしていなければ3ビットデ
ィザ処理を行うものと判定する。尚、閾値th1,th
2はROM1331に格納されており、装置の特性や使
用環境等に応じて適宜設定すればよい。もちろん、該閾
値をRAM1332に格納し、不図示の操作部より変更
可能となるように構成しても良い。
【0074】また、代表濃度メモリ1313には、2ビ
ットディザ処理と3ビットディザ処理のいずれを行うか
を示す1ビットの識別信号を同時に格納する。但し、上
述したディザ種別を判定する処理はマゼンタ,シアン,
ブラックの色平面についてのみ行い、イエローについて
は、視認性が低い、即ち人間の目につきにくいという特
性のために、無条件に2ビットディザ処理を行うものと
する。
【0075】図13に示す濃度曲線においては、中間濃
度レベルの傾きが急なため、d1〜d4は上式を満た
す。このような場合には、即ち中間調の再現性が低く、
階調を多く設定することは適当でない。このため、多値
ディザ処理により変換されるレベル数は、上述した第1
実施形態と同様に2ビット(4レベル)で表現するとす
る。
【0076】一方、濃度曲線の別の例を図14に示す。
図14の濃度曲線においては、中間濃度レベルの傾きが
緩いため、d1〜d4は上式を満たさない。このような
場合には、即ち中間調の再現性が比較的高いため、階調
をより多く設定することができる。従って、多値ディザ
処理により変換されるレベル数を、3ビット(本実施形
態では6レベル)で表現するとする。
【0077】2ビットディザ処理に対する代表濃度レベ
ルは、上述した第1実施形態と同様に、dmaxを3分
割する方法により、2つの値(α,β)を決定する。以
下、3ビットディザ処理に対する代表濃度レベルを決定
する方法について、図15を参照して説明する。
【0078】3ビットディザ処理の場合は図15に示す
様に、まずdmaxを均等に7分割した各濃度を順にd
a〜dfとし、次に、濃度曲線においてda〜dfに対
応する入力濃度レベルを、代表濃度レベルa〜fとして
代表濃度メモリ1313に格納する。即ち、3ビットデ
ィザ処理においては6個の代表濃度レベルが設定され
る。
【0079】以上説明したように第2実施形態では、マ
ゼンタ,シアン,ブラックの各色平面においては、2ビ
ットディザ処理と3ビットディザ処理のいずれを行うか
に応じて、2つの代表濃度レベルα,β、または6つの
代表濃度レベルa〜fのいずれかが、識別信号と共に代
表濃度メモリ1313に格納される。
【0080】●濃度信号発生部1306 第2実施形態の濃度信号発生部1306は、上述した第
1実施形態の濃度信号発生部204と同様、通常モード
時には色指定信号1308に従って代表レベル信号を出
力するが、代表濃度メモリ1313に格納される代表レ
ベル信号の数が第1実施形態とは異なっている。
【0081】例えば色指定信号1308がマゼンタを指
定した場合には、代表濃度メモリ1313に格納されて
いるマゼンタの代表濃度レベルMα,Mβ、またはMa
〜Mfが識別信号に応じて出力される。続いてシアンが
指定されればシアンの代表濃度レベルCα,Cβ、また
はCa〜Cf、というように、M,C,Kそれぞれの代
表濃度レベルがレベル変換部1305へ出力される。ま
た上述した様に、イエローについては代表濃度レベルY
α,Yβが出力される。また同時に、2ビットディザ処
理を行うか3ビットディザ処理を行うかを示すビット識
別信号1309が、各色毎にレベル変換部1305及び
セレクタ1303に出力される。
【0082】●3ビットディザ処理部1302 次に、3ビットディザ処理部1302における動作につ
いて詳細に説明する。尚、2ビットディザ処理部130
1については、上述した第1実施形態におけるディザ処
理部201と同様であるため、説明を省略する。
【0083】まず、第2実施形態における3ビットディ
ザ処理のアルゴリズムについて説明する。
【0084】3ビットディザ処理においては、3ビット
深さで8レベルの階調を有するため、以降、該8レベル
を濃度の低い順にレベルa〜レベルhと称する。尚、デ
ィザマトリクスは2ビットの場合と同様で、図8に示す
通りとする。図16に、該マトリクスにおける閾値の分
布を示す。図16は、濃度値00h〜ffhにおいて、
ディザマトリクスのマス「1」〜「16」における各レ
ベルの閾値を示しており、例えば1a〜1gは「1」の
マスにおける閾値を示し、マス「1」における入力デー
タの濃度xは該閾値との比較により、対応する濃度レベ
ルに変換される。即ち、x<1aならばレベルa、1a
≦x<1bならばレベルb、・・・1g≦xならばレベ
ルhに変換される。同様に、2a〜2gはマス「2」に
対応し、1g<2aである。以降同様に、16a〜16
gがマス「16」に対応し、16gが最大の閾値とな
る。尚、1a〜16gの各値は、ディザ処理部201内
において後述するROM1808に格納されている。
【0085】このようにディザマトリクスの各マス毎に
複数の閾値を段階的に設定することにより、以下のよう
な濃度変化が得られる。即ち、画像の濃度が上がるにつ
れて、まずマス「1」の濃度レベルがレベルaからレベ
ルb,・・・,レベルhに順次上がり、次にマス「2」
の濃度レベルがレベルaからレベルb,・・・,レベル
hに順次上がる。そして、入力データの濃度値がffh
で「1」〜「16」の全てのマスがレベルhに変換され
る。
【0086】以上説明した3ビットディザアルゴリズム
を実現するための3ビットディザ処理部1302の詳細
構成を図17に示し、通常モードにおける画像形成処理
について説明する。
【0087】図17において、入力された8ビットデー
タは16個の各マス処理部1901〜1916へ入力さ
れる。ここで、例えばマス1処理部1901の詳細構成
を図18に示す。マス1処理部1901においては、ま
ずROM1808から1a〜1hの値がそれぞれ180
1〜1807の各比較器に入力され、比較器1801〜
1807では、入力された8ビットデータをそれぞれ1
a〜1gと比較し、その結果はレベル発生部1809に
入力される。レベル発生部1809では、該比較結果に
応じて、上述したレベルa〜レベルhのいずれかを示す
3ビット信号を発生し、出力する。マス2処理部190
2〜マス16処理部1916も、マス1処理部1901
と同様の構成をなす。
【0088】このように、各マス処理部1901〜19
16から出力された全48ビットのレベル信号は、セレ
クタ1918に入力される。一方、入力画像データの主
走査方向、及び副走査方向の画素数をカウントするカウ
ンタ1917において現在の入力データの画素位置を示
す信号がセレクタ1918に送られてくる。セレクタ1
918では、該画素位置信号を参照することにより、各
マス処理部1901〜1916から送られてくるレベル
信号のなかから、対応する1つ(3ビット)を選択して
出力する。
【0089】以上説明した様にして、3ビットディザ処
理部1302においては、入力された8ビットデータを
適切なレベル(レベルa〜hのいずれか)に変換し、該
レベルを示す3ビット信号(レベル信号)を出力する。
【0090】●レベル変換部1305 第2実施形態において入力された8ビットデータは、2
ビットディザ処理部1301又は3ビットディザ処理部
1302で処理された後、セレクタ1303へと入力さ
れる。セレクタ1303には濃度信号発生部1306よ
り2ビットディザ/3ビットディザ処理のいずれかを指
定するビット識別信号1309が入力されており、該信
号が2ビットディザを示していれば2ビットディザ処理
部1301からの2ビットレベル信号を、3ビットディ
ザを示していれば3ビットディザ処理部1302からの
3ビットレベル信号を選択する。
【0091】セレクタ1303から出力された2ビット
又は3ビットのレベル信号は一旦画像バッファ202で
保持され、画像クロックに同期して適切なタイミングで
レベル変換部1305へ入力される。一方、レベル変換
部1305には、上述した濃度信号発生部1306か
ら、色指定信号1308に従ったMCYKいずれかの2
ビット用の代表濃度レベルα,β、又は3ビット用の代
表濃度レベルa〜fが入力される。またこの時、2ビッ
トディザ/3ビットディザを示すビット識別信号130
9も同時に入力される。
【0092】そして、レベル変換部1305において
は、ビット識別信号1309が2ビットを示していれ
ば、セレクタ1303から入力されるレベル信号(この
場合2ビット)を、実際に画像形成を行うレーザ駆動信
号に対応したレベル(8ビット)に以下に示すように変
換する。
【0093】レベルa→00h レベルb→α レベルc→β レベルd→ffh 一方、ビット識別信号1309が3ビットを示していれ
ば、セレクタ1303から入力されるレベル信号(この
場合3ビット)を、以下に示すように変換する。
【0094】レベルa→00h レベルb→a レベルc→b レベルd→c レベルe→d レベルf→e レベルg→f レベルh→ffh 即ち、2ビットディザ処理部1301又は3ビットディ
ザ処理部1302から送られてきた、レベルを示す2ビ
ット又は3ビット信号を、実際の出力レベル値を示す8
ビット信号に変換する。
【0095】変換された8ビット信号はPWM部130
7へ出力される。PWM部1307では、該8ビット信
号を不図示のD/A変換器によってアナログ電圧に変換
し、不図示のアナログコンパレータによって三角波と比
較することにより、パルス幅変調を行ってPWM信号に
変換する。そして、該PWM信号がレーザ駆動部におい
てレーザを駆動し、上述したプロセスにより転写紙P上
に印刷される。
【0096】尚、上述した通常モードにおける処理は、
色指定信号1308に従ってM,C,Y,Kの順に行わ
れる。
【0097】以上説明した様に第2実施形態によれば、
上述した第1実施形態で得られる効果に加えて、複数の
ビット深さの多値ディザ処理を色平面に応じて切り替え
ることにより、更なる多階調の表現が可能となり、より
高画質の画像形成が可能となる。
【0098】尚、第2実施形態においては、2ビットデ
ィザ処理と3ビットディザ処理との組み合わせについて
説明したが、もちろんこの例に限定されるものではな
く、同様の思想で、複数のビット深さの多値ディザ処理
を組み合わせることが可能である。例えば、装置の処理
速度やメモリ容量等を考慮して最適な組み合わせを決定
すれば良い。
【0099】また、多値ディザのみの組み合わせに限定
されず、例えばイエローのみを通常の2値ディザ処理
し、他の色について2ビット以上の多値ディザ処理を行
うことも可能である。
【0100】また、各実施形態において、濃度測定モー
ドはLBP本体の電源投入時に動作するとして説明した
が、もちろん不図示の操作部からの操作によって、任意
のタイミングで濃度測定モードによる濃度計測を行なっ
ても良い。
【0101】尚、本発明は、ホストコンピュータ、イン
タフェース、プリンタ等の複数の機器から構成されるシ
ステムに適用しても、複写機等の1つの機器からなる装
置に適用しても良い。
【0102】また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによって実施される場合にも適用で
きることは言うまでもない。この場合、本発明に係るプ
ログラムを格納した記憶媒体が本発明を構成することに
なる。そして、該記憶媒体からそのプログラムをシステ
ム或は装置に読み出すことによって、そのシステム或は
装置が、予め定められた仕方で動作する。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、多
値ディザ処理により変換される中間レベルを環境に応じ
て適切に設定することができるため、常に濃度の安定し
た高画質の画像形成が可能となる。
【0104】また、異なるレベルの複数の多値ディザ処
理を色平面毎に切り替えて行う事により、更に高階調な
画像が得られる。
【0105】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態におけるカラーLBP
の側断面図である。
【図2】本実施形態における信号処理部の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】本実施形態における各色のパッチの一例を示す
図である。
【図4】本実施形態におけるパッチ番号と濃度レベルと
の関係を示す図である。
【図5】本実施形態における濃度測定の様子を示す図で
ある。
【図6】本実施形態における転写ドラム上に形成された
各色パッチを示す図である。
【図7】本実施形態におけるマゼンタの濃度曲線の例を
示す図である。
【図8】本実施形態におけるディザマトリクスの例を示
す図である。
【図9】本実施形態におけるディザの閾値を示す図であ
る。
【図10】本実施形態におけるディザ処理部の詳細構成
を示すブロック図である。
【図11】本実施形態におけるマス1処理部の詳細構成
を示すブロック図である。
【図12】本発明に係る第2実施形態における信号処理
部の構成を示すブロック図である。
【図13】第2実施形態における濃度曲線の例を示す図
である。
【図14】第2実施形態における濃度曲線の例を示す図
である。
【図15】第2実施形態における3ビットディザ処理の
閾値の取得法を説明するための図である。
【図16】第2実施形態における3ビットディザの閾値
を示す図である。
【図17】第2実施形態における3ビットディザ処理部
の詳細構成を示すブロック図である。
【図18】第2実施形態におけるマス1処理部の詳細構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
201 ディザ処理部 202,1304 画像バッファ 203,1305 レベル変換部 204,1306 画像信号発生部 206,1307 PWM部 208,1308 パッチメモリ 1301 2ビットディザ処理部 1302 3ビットディザ処理部 1303 セレクタ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体上に多値画像の形成が可能な画
    像処理装置であって、 多値のサンプルパッチ画像を形成して該パッチ濃度を測
    定する測定手段と、 前記測定されたパッチ濃度から所定数の中間レベル値を
    算出して保持する保持手段と、 入力された多値画像データに対して多値ディザ処理を施
    してレベルを決定するディザ処理手段と、 前記ディザ処理手段により決定されたレベルを前記保持
    手段に保持された中間レベル値に変換するレベル変換手
    段と、 前記レベル変換手段により変換されたレベル値に基づい
    て画像を形成する形成手段とを有することを特徴とする
    画像処理装置。
  2. 【請求項2】 所定のタイミングで、前記測定手段で前
    記パッチ濃度を測定し、前記保持手段で所定数の中間レ
    ベル値を算出して保持することを特徴とする請求項1記
    載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記所定のタイミングは装置の電源投入
    時であることを特徴とする請求項2記載の画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記形成手段はカラー画像形成を行い、 前記測定手段は各色毎に多値のサンプルパッチ画像を形
    成して該パッチ濃度を各色毎に測定し、 前記保持手段は、前記各色毎に測定されたパッチ濃度か
    ら所定数の中間レベル値を算出して各色毎に保持するこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記ディザ処理手段は、前記多値画像デ
    ータを4レベルのいずれかに決定することを特徴とする
    請求項1記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 記録媒体上に多値画像の形成が可能な画
    像処理装置であって、 多値のサンプルパッチ画像を形成して該パッチ濃度を測
    定する測定手段と、 前記測定されたパッチ濃度から所定数の中間レベル値を
    算出して保持する保持手段と、 入力された多値画像データに対して多値ディザ処理を施
    して第1のレベル数のいずれかのレベルに決定する第1
    のディザ処理手段と、 入力された多値画像データに対して多値ディザ処理を施
    して第2のレベル数のいずれかのレベルに決定する第2
    のディザ処理手段と、 前記第1のディザ処理手段により決定されたレベルと前
    記第2のディザ処理手段により決定されたレベルのいず
    れかを選択する選択手段と、 前記選択手段により選択されたレベルを前記保持手段に
    保持された中間レベル値に変換するレベル変換手段と、 前記レベル変換手段により変換されたレベル値に基づい
    て画像を形成する形成手段とを有することを特徴とする
    画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記形成手段はカラー画像形成を行い、 前記測定手段は各色毎に多値のサンプルパッチ画像を形
    成して該パッチ濃度を各色毎に測定し、 前記保持手段は、前記各色毎に測定されたパッチ濃度か
    ら所定数の中間レベル値を算出して各色毎に保持するこ
    とを特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記保持手段は、前記測定されたパッチ
    濃度の分布に応じて、保持する中間レベル数を第1のレ
    ベル数又は第2のレベル数に対応した数に各色毎に変更
    し、該中間レベル数の識別情報を同時に保持することを
    特徴とする請求項7記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記選択手段は、前記保持手段に保持さ
    れた中間レベル数の識別情報に基づいて、前記第1のデ
    ィザ処理手段により決定されたレベルと前記第2のディ
    ザ処理手段により決定されたレベルのいずれかを各色毎
    に選択することを特徴とする請求項8記載の画像処理装
    置。
  10. 【請求項10】 前記第2のレベル数は前記第1のレベ
    ル数より大きいことを特徴とする請求項6記載の画像処
    理装置。
  11. 【請求項11】 前記第1のレベル数は4であり、前記
    第2のレベル数は8であることを特徴とする請求項10
    記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記形成手段は、マゼンタ,シアン,
    イエロー,ブラックによるカラー画像形成を行い、 イエローの多値画像データに対しては第1のディザ処理
    手段によりレベルを決定し、その他の色の多値画像デー
    タに対しては第2のディザ処理手段によりレベルを決定
    することを特徴とする請求項10記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 所定のタイミングで、前記測定手段で
    前記パッチ濃度を測定し、前記保持手段で所定数の中間
    レベル値を算出して保持することを特徴とする請求項6
    記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 前記所定のタイミングは装置の電源投
    入時であることを特徴とする請求項13記載の画像処理
    装置。
  15. 【請求項15】 記録媒体上に多値画像の形成が可能な
    画像処理装置における画像処理方法であって、 所定のタイミングで多値のサンプルパッチ画像を形成し
    て該パッチ濃度を測定し、該測定されたパッチ濃度から
    所定数の中間レベル値を算出して予め保持しておき、 入力された多値画像データに対して多値ディザ処理を施
    してレベルを決定し、該決定されたレベルを予め保持さ
    れた中間レベル値に変換し、該変換されたレベル値に基
    づいて画像を形成することを特徴とする画像処理方法。
  16. 【請求項16】 記録媒体上に多値画像の形成が可能な
    画像処理装置における画像処理方法であって、 所定のタイミングで多値のサンプルパッチ画像を形成し
    て該パッチ濃度を測定し、該測定されたパッチ濃度から
    所定数の中間レベル値を算出して予め保持しておき、 入力された多値画像データに対して多値ディザ処理を施
    して第1のレベル数のいずれかのレベルを決定し、 入力された多値画像データに対して多値ディザ処理を施
    して第2のレベル数のいずれかのレベルを決定し、 前記第1のディザ処理手段により決定されたレベルと前
    記第2のディザ処理手段により決定されたレベルのいず
    れかを選択し、 該選択されたレベルを予め保持された中間レベル値に変
    換し、該変換されたレベル値に基づいて画像を形成する
    ことを特徴とする画像処理方法。
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