JPH09200944A - 差動継電方式 - Google Patents
差動継電方式Info
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- JPH09200944A JPH09200944A JP8021734A JP2173496A JPH09200944A JP H09200944 A JPH09200944 A JP H09200944A JP 8021734 A JP8021734 A JP 8021734A JP 2173496 A JP2173496 A JP 2173496A JP H09200944 A JPH09200944 A JP H09200944A
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- JP
- Japan
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- current
- phase
- equation
- zero
- relay system
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 長距離送電線においても誤判定の虞れのない
差動継電方式を得る。 【解決手段】 送電線の各相の差電流に充電電流補償を
した正味差電流を動作量とする差動継電方式において、
前記正味差電流の零相分を抑制量として付加するように
した。
差動継電方式を得る。 【解決手段】 送電線の各相の差電流に充電電流補償を
した正味差電流を動作量とする差動継電方式において、
前記正味差電流の零相分を抑制量として付加するように
した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は被保護対象の流入流
出の差電流を検出し、内外部故障を判定する差動継電方
式に関する。
出の差電流を検出し、内外部故障を判定する差動継電方
式に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は差動継電器の保護対象となる3相
送電線の単線図である。図において1は保護対象となる
送電線で、母線A及び母線Bの間を連絡している。母線
Aの出口を端子A、母線Bの出口を端子Bと称する。端
子Aの電流及び電圧を夫々IA及びVA 、端子Bの電流
及び電圧を夫々IB 及びVB とする。
送電線の単線図である。図において1は保護対象となる
送電線で、母線A及び母線Bの間を連絡している。母線
Aの出口を端子A、母線Bの出口を端子Bと称する。端
子Aの電流及び電圧を夫々IA及びVA 、端子Bの電流
及び電圧を夫々IB 及びVB とする。
【0003】端子電流の向きは、慣例に従って送電線1
の内部へ向かう方向にとる。Fは事故点で、事故電流I
F が流れる。送電線1に事故がない時はIF =0として
扱う。Xは端子Aと端子Bの間の距離、Mは端子Aと端
子Bとの中央点、xは中央点Mと事故点Fとの距離であ
る。事故点Fは中央点Mより端子B側にあるとして説明
するが、後述のように結果的にはどちら側でも同様であ
る。
の内部へ向かう方向にとる。Fは事故点で、事故電流I
F が流れる。送電線1に事故がない時はIF =0として
扱う。Xは端子Aと端子Bの間の距離、Mは端子Aと端
子Bとの中央点、xは中央点Mと事故点Fとの距離であ
る。事故点Fは中央点Mより端子B側にあるとして説明
するが、後述のように結果的にはどちら側でも同様であ
る。
【0004】本発明の説明に共通に使用する記号は以下
による。 ω:角周波数、K:単位長当たり静電係数、Cs :単位
長当たり各相自己静電容量、Cm :単位長当たり相間静
電容量、||:交流量の振幅。
による。 ω:角周波数、K:単位長当たり静電係数、Cs :単位
長当たり各相自己静電容量、Cm :単位長当たり相間静
電容量、||:交流量の振幅。
【0005】下付き添字 A:端子A、B:端子B、d:差動量、p:相一般、
r:r相、s:s相、t:t相、r′:2号線r相、
s′:同s相、t′:同t相、w:対称分一般、0:零
相分、1:正相分、2:逆相分。 上付き添字 t:転置行列、i:逆行列。
r:r相、s:s相、t:t相、r′:2号線r相、
s′:同s相、t′:同t相、w:対称分一般、0:零
相分、1:正相分、2:逆相分。 上付き添字 t:転置行列、i:逆行列。
【0006】図6は従来方式の構成の一例を示すブロッ
ク図である。端子Aの装置で代表して説明する。図にお
いて、2はデータ生成部で、電流IA 及び電圧VA を入
力して、(1) 式の充電電流補償済み電流データJA を生
成する。
ク図である。端子Aの装置で代表して説明する。図にお
いて、2はデータ生成部で、電流IA 及び電圧VA を入
力して、(1) 式の充電電流補償済み電流データJA を生
成する。
【0007】
【数1】
【0008】以下、充電電流補償済み電流データを単に
データと称する。3はデータ送信部で、(2) 式のデータ
JA を端子Bへ送信する。4はデータ受信部で、端子B
から(3) 式の同様のデータJB を受信する。5は判定部
で、端子AのデータJA と端子BのデータJB とから、
(3) 式の正味差電流Jd を算出する。
データと称する。3はデータ送信部で、(2) 式のデータ
JA を端子Bへ送信する。4はデータ受信部で、端子B
から(3) 式の同様のデータJB を受信する。5は判定部
で、端子AのデータJA と端子BのデータJB とから、
(3) 式の正味差電流Jd を算出する。
【0009】
【数2】
【0010】判定部5では(4) 式の判定により、送電線
1の内部の事故の有無を判定する。(4) 式の左辺は動作
量、右辺は抑制量、k(|JAp|+|JBp|)は比率抑
制量、Ik は一定抑制量等と通称される。(4) 式が成立
すると出力OPを生じて、周知のように送電線1の図示
しない遮断器を引き外す。
1の内部の事故の有無を判定する。(4) 式の左辺は動作
量、右辺は抑制量、k(|JAp|+|JBp|)は比率抑
制量、Ik は一定抑制量等と通称される。(4) 式が成立
すると出力OPを生じて、周知のように送電線1の図示
しない遮断器を引き外す。
【0011】
【数3】 |Jdp|>k(|JAp|+|JBp|)+Ik …………(4) p=r,s,t。 k及びIk は定数。 以後、特に混乱を生じる虞のない限り、送電線1の自相
内部の事故を内部事故あるいは単に内部と称し、それ以
外を単に外部あるいは外部事故と表現する。
内部の事故を内部事故あるいは単に内部と称し、それ以
外を単に外部あるいは外部事故と表現する。
【0012】差動継電補償は周知のように事故の内外部
を峻別するのに適した方式である。即ち、上記正味差電
流は内部事故では事故電流に略等しく、外部の場合には
0となる。しかし、送電線が長距離となるに従って、正
味差電流なる量に誤差を生じて外部でも0でなくなり、
距離と共に次第に誤判定の要因となる。以下に図5を再
度使用してそれを説明する。
を峻別するのに適した方式である。即ち、上記正味差電
流は内部事故では事故電流に略等しく、外部の場合には
0となる。しかし、送電線が長距離となるに従って、正
味差電流なる量に誤差を生じて外部でも0でなくなり、
距離と共に次第に誤判定の要因となる。以下に図5を再
度使用してそれを説明する。
【0013】正味差電流Jd は(5) 式で表される。
【数4】
【0014】(5) 式に対し変換行列Tを用いて、相成分
を対称分に変換すると(6) 式となる。
を対称分に変換すると(6) 式となる。
【数5】
【0015】(6) 式を(5) 式に代入すると(7) 式とな
り、(7) 式のTi KTは対角行列であり(8) 式となる。
り、(7) 式のTi KTは対角行列であり(8) 式となる。
【数6】
【0016】(8) 式を用いると(6) 式は(9) 式となる。
【数7】 Jd =T(Dw −jωXKw Vw ) =T[Id0−jωXC0 V0 Id1−jωXC1 V1 Id2−jωXC1 V2 ]t ………………(9)
【0017】一方、対称分w=0,1,2とすると、各
対称分のw成分は独立の単相回路で表すことができ、こ
れら各単相回路について、単位長当たりの静電容量,抵
抗及びインダクタンスを夫々Cw ,Rw 及びLw とし、
(10)式の条件を与えると図5の中央点Mの電流のw成分
IMwは端子Aの電流及び電圧を用いて(11)式のように表
される。
対称分のw成分は独立の単相回路で表すことができ、こ
れら各単相回路について、単位長当たりの静電容量,抵
抗及びインダクタンスを夫々Cw ,Rw 及びLw とし、
(10)式の条件を与えると図5の中央点Mの電流のw成分
IMwは端子Aの電流及び電圧を用いて(11)式のように表
される。
【0018】
【数8】
【0019】又、事故点の電流及び電圧と端子Bの電流
及び電圧とを用いて次のように表される。
及び電圧とを用いて次のように表される。
【数9】 IMw=(IFw+IFBw)cosh(ψw )+Yw VFwsin h(ψw ) =IFwcos h(ψw )+{−IBwcos h(Ψw −ψw ) +Yw VBwsin h(Ψw −ψw )}cos h(ψw ) +Yw {VBwcos h(Ψw −ψw ) −Zw IBwsin h(Ψw −ψw )}sim h(ψw ) =IFwcos h(ψw )−IBwcos h(Ψw ) +Yw VBwsin h(Ψw )) …………………(12)
【0020】(11)式と(12)式とを等置して次式が得られ
る。
る。
【数10】 (IAw+IBw)cos h(Ψw )=IFwcosh(ψw ) +Yw (VAw+VBw)sinh(Ψw ) Iwwcos h(Ψw )=IFwcos h(ψw )+2Yw Vw sin h(Ψw ) Idwcos h=IFwcos h(ψw )/cos h(Ψw ) +2Yw Vw tan h(Ψw ) Idw=IFwcos h(ψw )/cos h(Ψw ) +2Yw Ψw Vw tan h(Ψw )/Ψw =IFwcos h(ψw )/cos h(Ψw ) +2Yw Ψw Vw tan h(Ψw )/Ψw =IFwcos h(ψw )/cos h(Ψw ) +jωXCw Vw tan h(Ψw )/Ψw …………………(13) Idw−jωXCw Vw =ξw IFw+jωXCw Vw δw ξw =cos h(ψw )/cos h(Ψw ) δw ={tan h(Ψw )/Ψw −1} …………………(14)
【0021】(14)式は電流IA とIB に対して対称であ
るから、事故点Fが中央点Mより端子A側にあっても同
様に成り立つ。又、正相分と逆相分の伝播定数は等しい
ので(15)式となり、(14)式及び(15)式を用いて(9) 式を
整理すると(16)式となる。
るから、事故点Fが中央点Mより端子A側にあっても同
様に成り立つ。又、正相分と逆相分の伝播定数は等しい
ので(15)式となり、(14)式及び(15)式を用いて(9) 式を
整理すると(16)式となる。
【数11】 Ψ1 =Ψ2 ,ψ1 =ψ2 ∴ξ1 =ξ2 ,δ1 =δ2 …………………(15)
【0022】
【数12】
【0023】(6) 式及び(8) 式より(17)式が得られる。
従って、正味差電流は(18)式となる。
従って、正味差電流は(18)式となる。
【数13】 TKw [V0 V1 V2 ]t =TKw Ti TVw =KV ………(17) jd =ξ1 [IFrIFsIFt]t +(ξ0 −ξ1 )IF0[111]t +jωXδ1 KV+jωXC0 (δ0 −δ1 )V0 [111]t ……………(18)
【0024】(18)式は次のことを意味する。即ち、ξ1
は1に近い値であるからξ1 [IFrIFsIFt]t は送電
線1の内部に事故がある相では略事故電流となり、内部
に事故のない相では0となる。従ってこの項は周知の差
動方式の原理に添うものとなる。これ以外の項は誤差と
なる。
は1に近い値であるからξ1 [IFrIFsIFt]t は送電
線1の内部に事故がある相では略事故電流となり、内部
に事故のない相では0となる。従ってこの項は周知の差
動方式の原理に添うものとなる。これ以外の項は誤差と
なる。
【0025】(ξ0 −ξ1 )IF0は零相分と正相分との
伝播定数の相違及び事故電流の零相分によるもので、他
相に事故があれば健全相でも発生する。jωXδ1 KV
は充電電流に係数δ1 を乗じたものであり、集中定数回
路と分布定数回路との相違による誤差である。最後のj
ωXC0 (δ0 −δ1 )V0 は、零相分と正相分との伝
播定数の相違によるものである。
伝播定数の相違及び事故電流の零相分によるもので、他
相に事故があれば健全相でも発生する。jωXδ1 KV
は充電電流に係数δ1 を乗じたものであり、集中定数回
路と分布定数回路との相違による誤差である。最後のj
ωXC0 (δ0 −δ1 )V0 は、零相分と正相分との伝
播定数の相違によるものである。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事情に
鑑みてなされたものであり、事故電流の零相分の伝播定
数の相違、あるいは分布定数回路を集中定数回路で近似
するために発生する差電流の誤差が原因して、健全相の
誤判定を防止する差動継電方式を提供することを目的と
している。
鑑みてなされたものであり、事故電流の零相分の伝播定
数の相違、あるいは分布定数回路を集中定数回路で近似
するために発生する差電流の誤差が原因して、健全相の
誤判定を防止する差動継電方式を提供することを目的と
している。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
差動継電方式は、送電線の各相の差電流に充電電流補償
をした正味差電流を動作量とする差動継電方式におい
て、前記正味差電流の零相分を抑制量として付加した。
差動継電方式は、送電線の各相の差電流に充電電流補償
をした正味差電流を動作量とする差動継電方式におい
て、前記正味差電流の零相分を抑制量として付加した。
【0028】又、請求項2では正味差電流の零相第1成
分による抑制量、請求項3では零相電流の絶対値の和に
よる抑制量を加える方式とした。あるいは、請求項4で
は分布定数回路による係数で補正した静電係数を使用し
て充電電流補償した。
分による抑制量、請求項3では零相電流の絶対値の和に
よる抑制量を加える方式とした。あるいは、請求項4で
は分布定数回路による係数で補正した静電係数を使用し
て充電電流補償した。
【0029】本発明では、正味差電流の零相分あるいは
零相第1成分による抑制量、又は各端子データの零相分
による抑制量を加えることにより、健全相の誤判定を防
止した。あるいは、単位長当たりの静電容量に距離と分
布定数回路による係数を乗じた値を使用することによ
り、集中定数で近似するための誤差を防止した。
零相第1成分による抑制量、又は各端子データの零相分
による抑制量を加えることにより、健全相の誤判定を防
止した。あるいは、単位長当たりの静電容量に距離と分
布定数回路による係数を乗じた値を使用することによ
り、集中定数で近似するための誤差を防止した。
【0030】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態を示す
機能ブロック図である。図1において図6と同一部分に
ついては同一符号を付して説明を省略する。本実施の形
態で特徴部分は判定部6における演算内容である。即
ち、判定部では(3) 式と同様の正味差電流を算出し、更
に(19)式で正味差電流の零相分の3倍に相当する量Jdo
を算出する。
機能ブロック図である。図1において図6と同一部分に
ついては同一符号を付して説明を省略する。本実施の形
態で特徴部分は判定部6における演算内容である。即
ち、判定部では(3) 式と同様の正味差電流を算出し、更
に(19)式で正味差電流の零相分の3倍に相当する量Jdo
を算出する。
【0031】なお、上記Jdoの値を3で割って零相分を
算出してもよいが、後の係数gに含めて考えれば何れの
方法でも同様である。判定部6では(20)式に示す判定式
により、送電線1の内部の事故の有無を判定する。(20)
式の右辺は(4) 式の判定式の比率抑制量k(|JAp|+
|JBp|)及び一定抑制量Ik の他に正味差電流の零相
分による抑制量g|Jdo|が加わっている。
算出してもよいが、後の係数gに含めて考えれば何れの
方法でも同様である。判定部6では(20)式に示す判定式
により、送電線1の内部の事故の有無を判定する。(20)
式の右辺は(4) 式の判定式の比率抑制量k(|JAp|+
|JBp|)及び一定抑制量Ik の他に正味差電流の零相
分による抑制量g|Jdo|が加わっている。
【0032】
【数14】 Jdo=Jdr+Jds+Jdt …………………………(19) |Jdp|>k(|JAp|+|JBp|)+Ik +g|Jdo| ……(20) p=r,s,t、 k,Ik 及びgは定数。
【0033】出力OPは図6の場合と同様に送電線1の
図示しない遮断器を引き外す。この方式により、他相の
内部事故による零相電流で健全相に誤差を生じても、抑
制量g|Jdo|により誤判定を防止することができる。
図示しない遮断器を引き外す。この方式により、他相の
内部事故による零相電流で健全相に誤差を生じても、抑
制量g|Jdo|により誤判定を防止することができる。
【0034】図2は差動継電方式の他の実施の形態を示
す機能ブロック図である。図2において図6と同一部分
については同一符号を付して説明を省略する。本例は送
電線1が並行2回線の場合に、その2回線を一括して保
護対象とする方式の例である。
す機能ブロック図である。図2において図6と同一部分
については同一符号を付して説明を省略する。本例は送
電線1が並行2回線の場合に、その2回線を一括して保
護対象とする方式の例である。
【0035】[IA ]及び[VA ]は夫々端子Aの電流
及び電圧を一括して表わすものとする。端子Bあるいは
差電流についてもこれに準ずる。同様に[K]は2回線
一括の静電係数を表わすものとする。2-1 はデータ生成
部で(1) 式に準ずる(21)式により、データ[JA ]を生
成する。
及び電圧を一括して表わすものとする。端子Bあるいは
差電流についてもこれに準ずる。同様に[K]は2回線
一括の静電係数を表わすものとする。2-1 はデータ生成
部で(1) 式に準ずる(21)式により、データ[JA ]を生
成する。
【数15】 [JA ]=[IA ]− 1/2jωX[K][VA ] ……(21)
【0036】5-2 は判定部で(3) 式に準ずる(22)式で正
味差電流[Jd ]を算出する。次にこの正味差電流の中
の零相第1成分の6倍に相当する量Jdgを(23)式で算出
する。
味差電流[Jd ]を算出する。次にこの正味差電流の中
の零相第1成分の6倍に相当する量Jdgを(23)式で算出
する。
【数16】 [Jd ]=[JA ]+[JB ] ………………………(22) Jdg=Jdr+Jds+Jdt+Jdr′+Jds′+Jdt′ ……(23)
【0037】ただし、下付き添え字r,s,tは1号線
の相、r′,s′,t′は2号線の相を表わす。判定式
は次式とし、図1の抑制量g|Jdo|に代わってg|J
dg|を用いる。
の相、r′,s′,t′は2号線の相を表わす。判定式
は次式とし、図1の抑制量g|Jdo|に代わってg|J
dg|を用いる。
【数17】 |Jdp|>k(|JAp|+|JBp|)+Ik +g|Jdg| ……(24) p=r,s,t,r′,s′,t′、 k,Ik ,gは
定数。 出力OPは図1と同様である。
定数。 出力OPは図1と同様である。
【0038】周知のように並行2回線の場合には零相第
1成分と同第2成分とがあるが、後者は伝搬定数が正相
あるいは逆相と略等しいので、零相第1成分のみが1回
線の場合の零相分と同様の影響を与える。従って、この
実施の形態のように、零相第1成分による抑制量を加え
ることにより、誤判定を防止することができる。
1成分と同第2成分とがあるが、後者は伝搬定数が正相
あるいは逆相と略等しいので、零相第1成分のみが1回
線の場合の零相分と同様の影響を与える。従って、この
実施の形態のように、零相第1成分による抑制量を加え
ることにより、誤判定を防止することができる。
【0039】図3は差動継電方式の更に他の実施の形態
を示す機能ブロック図である。図3において図6と同一
部分については同一符号を付して説明を省略する。本例
は判定部5-3 の演算内容に特徴を有する。
を示す機能ブロック図である。図3において図6と同一
部分については同一符号を付して説明を省略する。本例
は判定部5-3 の演算内容に特徴を有する。
【0040】即ち、図1と同様の正味差電流Jd を算出
し、次に、データJA 及びデータJB から(25)式により
夫々の零相分の3倍に相当するJAo及びJBoを算出す
る。又、判定式は(26)式とし、図1の抑制量の内のg|
Jdo|に代わってh(|JAo|+|JBo|)を用いる。
し、次に、データJA 及びデータJB から(25)式により
夫々の零相分の3倍に相当するJAo及びJBoを算出す
る。又、判定式は(26)式とし、図1の抑制量の内のg|
Jdo|に代わってh(|JAo|+|JBo|)を用いる。
【0041】
【数18】 JAo=JAr+JAs+JAt,JBo=JBr+JBs+JBt ………(25) |Jdp|>k(|JAp|+|JBp|)+Ik +h(|JAo|+|JBo|) ……………(26) p=r,s,t、 k,Ik ,hは定数。
【0042】本例は図2の実施の形態の代わりに使用す
ることができる。即ち、図2の例では2回線一括の継電
器となるが、夫々の回線の継電器は可及的速やかに分離
しようと言う考えもある。その場合には正味差電流の零
相第1成分を算出することができない。本方式では、正
味差電流の零相第1成分による抑制量の代用として自回
線データの零相分による抑制量を使用することにより、
この考えを満たすことができる。
ることができる。即ち、図2の例では2回線一括の継電
器となるが、夫々の回線の継電器は可及的速やかに分離
しようと言う考えもある。その場合には正味差電流の零
相第1成分を算出することができない。本方式では、正
味差電流の零相第1成分による抑制量の代用として自回
線データの零相分による抑制量を使用することにより、
この考えを満たすことができる。
【0043】各端データの零相分と正味差電流の零相第
1成分とは異なる量であるが、正味差電流の零相第1成
分とは、正味差電流の零相分の内の2回線共通分であ
り、定数hに余裕を持たせることで代用が可能である。
1成分とは異なる量であるが、正味差電流の零相第1成
分とは、正味差電流の零相分の内の2回線共通分であ
り、定数hに余裕を持たせることで代用が可能である。
【0044】なお、この例では自端及び相手端データの
零相分を使用したが、抑制量自身においては充電電流補
償の有無は影響しないので、自端においては充電電流補
償済みの自端データの零相分に限定されることなく、自
端電流の零相分を直接使用しても、抑制効果は同様であ
る。要するに各端子の零相電流に概略相当する量であれ
ばよい。
零相分を使用したが、抑制量自身においては充電電流補
償の有無は影響しないので、自端においては充電電流補
償済みの自端データの零相分に限定されることなく、自
端電流の零相分を直接使用しても、抑制効果は同様であ
る。要するに各端子の零相電流に概略相当する量であれ
ばよい。
【0045】図4は差動継電方式の更に他の実施の形態
を示す機能ブロック図である。図4において図6と同一
部分については同一符号を付して説明を省略する。本例
の特徴部分はデータ生成部2-2 である。
を示す機能ブロック図である。図4において図6と同一
部分については同一符号を付して説明を省略する。本例
の特徴部分はデータ生成部2-2 である。
【0046】データ生成部2-2 では(1) 式に代わって(2
7)式によりデータJA を生成する。
7)式によりデータJA を生成する。
【数19】
【0047】このようなデータを使用することにより、
(16)式あるいは(18)式で説明した充電電流に対する誤差
は消去することができる。即ち、Cw tan h(Ψw )/
Ψw=Cw ′を(13)式に代入すると(28)式となり、(16)
式あるいは(18)式に代わって(29)式を得る。
(16)式あるいは(18)式で説明した充電電流に対する誤差
は消去することができる。即ち、Cw tan h(Ψw )/
Ψw=Cw ′を(13)式に代入すると(28)式となり、(16)
式あるいは(18)式に代わって(29)式を得る。
【0048】
【数20】 Idw=IFwcos h(ψw )/cos h(Ψw )+jωXCw ′Vw ∵Idw−jωXCw ′Vw =ξw IFw ……………………(28) Jd =ξ1 T[IF0 IF1 IF2]t +(ξ0 −ξ1 )IF0[111]t =ξ1 [IFr IFs IFt]t +(ξ0 −ξ1 )IF0[111]t ……………………(29)
【0049】本例では単位長当たり静電係数を単に距離
倍して充電電流補償する従来の方式に比し、長距離送電
線による分布定数効果を考慮して補正することによって
充電電流に関する誤差が全て解消し、誤判定の要因を除
去することができる。本例に示されるデータ生成部2-2
が他の全ての例にも適用できることは言うまでもない。
倍して充電電流補償する従来の方式に比し、長距離送電
線による分布定数効果を考慮して補正することによって
充電電流に関する誤差が全て解消し、誤判定の要因を除
去することができる。本例に示されるデータ生成部2-2
が他の全ての例にも適用できることは言うまでもない。
【0050】これまでの例では、各相の正味差電流を動
作量とし、各相毎の内外部識別を行なう差動継電方式に
関するものであった。この例もそのような継電方式に適
用できることは勿論であるが、必ずしも各相毎でなく、
各回線一括の差動継電方式の場合にも適用できる。
作量とし、各相毎の内外部識別を行なう差動継電方式に
関するものであった。この例もそのような継電方式に適
用できることは勿論であるが、必ずしも各相毎でなく、
各回線一括の差動継電方式の場合にも適用できる。
【0051】即ち、(16)式あるいは(18)式で説明される
充電電流に関する誤差は系統に事故がない状態でも発生
し、又、外部事故で電圧の零相分が生じても発生し、回
線一括で判定する差動継電方式においても誤差要因とな
る。これに対して本例を適用することにより、その誤差
要因を除去することができる。
充電電流に関する誤差は系統に事故がない状態でも発生
し、又、外部事故で電圧の零相分が生じても発生し、回
線一括で判定する差動継電方式においても誤差要因とな
る。これに対して本例を適用することにより、その誤差
要因を除去することができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば長
距離送電線においても誤判定の虞れのない差動継電方式
を提供することができる。
距離送電線においても誤判定の虞れのない差動継電方式
を提供することができる。
【図1】本発明に係る差動継電方式の実施の形態を示す
機能ブロック図。
機能ブロック図。
【図2】本発明に係る差動継電方式の他の実施の形態を
示す機能ブロック図。
示す機能ブロック図。
【図3】本発明に係る差動継電方式の更に他の実施の形
態を示す機能ブロック図。
態を示す機能ブロック図。
【図4】本発明に係る差動継電方式の更に他の実施の形
態を示す機能ブロック図。
態を示す機能ブロック図。
【図5】本発明及び従来の方式を説明するための送電系
統図。
統図。
【図6】従来の方式の機能ブロック図。
1 送電線 2,2-1 データ生成部 3 データ送信部 4 データ受信部 5,5-1 ,5-2 判定部
Claims (4)
- 【請求項1】 送電線の各相の差電流に充電電流補償を
した正味差電流を動作量とする差動継電方式において、
前記正味差電流の零相分を抑制量として付加したことを
特徴とする差動継電方式。 - 【請求項2】 送電線の各相の差電流に充電電流補償を
した正味差電流を動作量とする差動継電方式において、
前記正味差電流の零相第1成分を抑制量として付加した
ことを特徴とする差動継電方式。 - 【請求項3】 送電線の各相の差電流に充電電流補償を
した正味差電流を動作量とする差動継電方式において、
零相電流又は充電電流補償した電流の零相分を抑制量と
して付加したことを特徴とする差動継電方式。 - 【請求項4】 送電線の差電流を充電電流補償した正味
差電流を動作量とする差動継電方式において、充電電流
補償量に分布定数補正を加えることを特徴とする差動継
電方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8021734A JPH09200944A (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | 差動継電方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8021734A JPH09200944A (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | 差動継電方式 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09200944A true JPH09200944A (ja) | 1997-07-31 |
Family
ID=12063314
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8021734A Pending JPH09200944A (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | 差動継電方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09200944A (ja) |
-
1996
- 1996-01-12 JP JP8021734A patent/JPH09200944A/ja active Pending
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