JPH09201183A - 食品保存用具およびこれを用いた包装食品 - Google Patents
食品保存用具およびこれを用いた包装食品Info
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- JPH09201183A JPH09201183A JP1043996A JP1043996A JPH09201183A JP H09201183 A JPH09201183 A JP H09201183A JP 1043996 A JP1043996 A JP 1043996A JP 1043996 A JP1043996 A JP 1043996A JP H09201183 A JPH09201183 A JP H09201183A
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- aqueous solution
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 食品の鮮度保持効果を有効に得るとともに、
食品保存用具の小型化、軽量化を達成し、かつ食品保存
用具の内容物の漏洩や誤食のおそれを低減させる。 【解決手段】 下記一般式(I)で表される繰り返し単位
を含むN−ビニルカルボン酸アミド系吸液剤に、エチル
アルコールまたはその水溶液を吸液せしめてなる鮮度保
持剤を、少なくとも一部がエチルアルコールガスを透過
する材料からなる収納体内に収納して食品保存用具とす
る。この食品保存用具をエチルアルコールガス難透過性
の材料からなる包装材内に食品とともに収納する。 【化1】
食品保存用具の小型化、軽量化を達成し、かつ食品保存
用具の内容物の漏洩や誤食のおそれを低減させる。 【解決手段】 下記一般式(I)で表される繰り返し単位
を含むN−ビニルカルボン酸アミド系吸液剤に、エチル
アルコールまたはその水溶液を吸液せしめてなる鮮度保
持剤を、少なくとも一部がエチルアルコールガスを透過
する材料からなる収納体内に収納して食品保存用具とす
る。この食品保存用具をエチルアルコールガス難透過性
の材料からなる包装材内に食品とともに収納する。 【化1】
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエチルアルコールガ
スを利用した食品保存用具およびこれを用いた包装食品
に関する。
スを利用した食品保存用具およびこれを用いた包装食品
に関する。
【0002】
【従来の技術】エチルアルコールに消毒、殺菌作用があ
ることは古くから知られており、これを利用した食品の
保存に関する技術、すなわち本発明の先行技術としては
特公昭55−2273号公報、特公昭59−300
72号公報、特公昭63−52872号公報に開示さ
れたものがある。
ることは古くから知られており、これを利用した食品の
保存に関する技術、すなわち本発明の先行技術としては
特公昭55−2273号公報、特公昭59−300
72号公報、特公昭63−52872号公報に開示さ
れたものがある。
【0003】は本出願人が共同出願人となっているも
ので、ここには吸着物質にエチルアルコールを吸着させ
た吸着体を食品とともに食品の包装材内に存在させるこ
とによって、食品を変質、カビの発生、腐敗から守るよ
うにした食品保存方法および食品保存用具が開示されて
いる。またこの技術を利用して、二酸化ケイ素微粉末あ
るいはバーミキュライトに重量比で1.5〜1.8倍の
エチルアルコールを吸着させた粉末状の吸着体を、エチ
ルアルコールガス透過性の小袋に充填した食品保存用具
が市販されている。は本出願人が出願したもので、こ
こには液体状のエチルアルコール、またはエチルアルコ
ールで濡れた状態の粉末等を、エチルアルコールガス透
過性のフィルムからなる収納体に封入した食品保存用具
が開示されている。も本出願人が出願したもので、こ
こにはエチルアルコールガス透過性のフィルムからなる
収納体にゲル状のエチルアルコールを封入した食品保存
用具が開示されている。
ので、ここには吸着物質にエチルアルコールを吸着させ
た吸着体を食品とともに食品の包装材内に存在させるこ
とによって、食品を変質、カビの発生、腐敗から守るよ
うにした食品保存方法および食品保存用具が開示されて
いる。またこの技術を利用して、二酸化ケイ素微粉末あ
るいはバーミキュライトに重量比で1.5〜1.8倍の
エチルアルコールを吸着させた粉末状の吸着体を、エチ
ルアルコールガス透過性の小袋に充填した食品保存用具
が市販されている。は本出願人が出願したもので、こ
こには液体状のエチルアルコール、またはエチルアルコ
ールで濡れた状態の粉末等を、エチルアルコールガス透
過性のフィルムからなる収納体に封入した食品保存用具
が開示されている。も本出願人が出願したもので、こ
こにはエチルアルコールガス透過性のフィルムからなる
収納体にゲル状のエチルアルコールを封入した食品保存
用具が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記に開示されてい
る食品保存用具では、従来より、吸着物質としてカサ比
重が比較的小さくて吸着能が高いものが用いられてお
り、この吸着物質の使用量は、保存しようとする食品に
対して必要なエチルアルコールの量の0.6倍程度(重
量比)必要である。しかしながらこの吸着物質はカサ比
重が小さいために、食品保存用具全体のカサが大きくな
ってしまうという欠点があった。これに対してカサ比重
が大きい吸着物質を用いると、吸着能が低下するため使
用量が増え、かえって食品保存用具全体の重量やカサが
大きくなるという不都合が生じる。また粉末状の吸着体
を小袋に充填して小袋をシールする際に、シール部分の
内側に吸着体が付着する、いわゆる粉カミによってシー
ル不良が生じたり、あるいは小袋が破れた場合には粉末
状の吸着体が飛散して食品に付着するおそれがあった。
さらに粉末状の吸着体は視覚的に食品と間違え易いため
誤食のおそれがあり、人体に無害とはいえ好ましいこと
ではなかった。
る食品保存用具では、従来より、吸着物質としてカサ比
重が比較的小さくて吸着能が高いものが用いられてお
り、この吸着物質の使用量は、保存しようとする食品に
対して必要なエチルアルコールの量の0.6倍程度(重
量比)必要である。しかしながらこの吸着物質はカサ比
重が小さいために、食品保存用具全体のカサが大きくな
ってしまうという欠点があった。これに対してカサ比重
が大きい吸着物質を用いると、吸着能が低下するため使
用量が増え、かえって食品保存用具全体の重量やカサが
大きくなるという不都合が生じる。また粉末状の吸着体
を小袋に充填して小袋をシールする際に、シール部分の
内側に吸着体が付着する、いわゆる粉カミによってシー
ル不良が生じたり、あるいは小袋が破れた場合には粉末
状の吸着体が飛散して食品に付着するおそれがあった。
さらに粉末状の吸着体は視覚的に食品と間違え易いため
誤食のおそれがあり、人体に無害とはいえ好ましいこと
ではなかった。
【0005】またに開示されているように、液体状の
エチルアルコールをフィルム袋に封入した場合には、食
品保存用具自身がブヨブヨして取り扱い難く、感触、見
た目が悪いという不都合があった。またフィルム袋のシ
ール不良や破袋が生じた場合には、エチルアルコールが
流出して食品に付着するといった問題もあった。さらに
液体状のエチルアルコールをフィルム袋に分包する作業
は極めて困難で、シール不良を生じ易いという不都合も
あった。エチルアルコールで濡れた状態の粉末を用いた
場合も、食品保存用具自身がブヨブヨした感触となり、
シール不良や破袋の際にエチルアルコールが流出すると
いう問題があって好ましくなかった。さらにに開示さ
れている食品保存用具は、エチルアルコールをゲル化す
るためのゲル化剤が、エチルアルコールの量の0.2倍
程度(重量比)必要であるので、食品保存用具の小型
化、軽量化の点で不満があった。
エチルアルコールをフィルム袋に封入した場合には、食
品保存用具自身がブヨブヨして取り扱い難く、感触、見
た目が悪いという不都合があった。またフィルム袋のシ
ール不良や破袋が生じた場合には、エチルアルコールが
流出して食品に付着するといった問題もあった。さらに
液体状のエチルアルコールをフィルム袋に分包する作業
は極めて困難で、シール不良を生じ易いという不都合も
あった。エチルアルコールで濡れた状態の粉末を用いた
場合も、食品保存用具自身がブヨブヨした感触となり、
シール不良や破袋の際にエチルアルコールが流出すると
いう問題があって好ましくなかった。さらにに開示さ
れている食品保存用具は、エチルアルコールをゲル化す
るためのゲル化剤が、エチルアルコールの量の0.2倍
程度(重量比)必要であるので、食品保存用具の小型
化、軽量化の点で不満があった。
【0006】本発明はこれらの事情に鑑みてなされたも
ので、この発明における課題は、食品の鮮度保持効果を
有効に得るとともに、食品保存用具の小型化、軽量化を
達成し、かつ食品保存用具の内容物の漏洩や誤食のおそ
れを低減させることにある。
ので、この発明における課題は、食品の鮮度保持効果を
有効に得るとともに、食品保存用具の小型化、軽量化を
達成し、かつ食品保存用具の内容物の漏洩や誤食のおそ
れを低減させることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明は下記一般式(I)で表される
繰り返し単位を含むN−ビニルカルボン酸アミド系吸液
剤に、エチルアルコールまたはその水溶液を吸液せしめ
てなる鮮度保持剤を、少なくとも一部がエチルアルコー
ルガスを透過する材料からなる収納体内に収納してなる
ことを特徴とする食品保存用具である。
めに、請求項1記載の発明は下記一般式(I)で表される
繰り返し単位を含むN−ビニルカルボン酸アミド系吸液
剤に、エチルアルコールまたはその水溶液を吸液せしめ
てなる鮮度保持剤を、少なくとも一部がエチルアルコー
ルガスを透過する材料からなる収納体内に収納してなる
ことを特徴とする食品保存用具である。
【化2】 請求項2記載の発明は、前記鮮度保持剤におけるエチル
アルコールまたはその水溶液とN−ビニルカルボン酸ア
ミド系吸液剤との比率が、重量比で1:0.001〜
1:0.1である請求項1記載の食品保存用具である。
請求項3記載の発明は、前記鮮度保持剤がエチルアルコ
ールと同重量未満の水を含有していることを特徴とする
請求項1または2記載の食品保存用具である。請求項4
記載の発明は、エチルアルコールガス難透過性の材料か
らなる包装材内に、食品および請求項1〜3のいずれか
に記載の食品保存用具が収納されていることを特徴とす
る包装食品である。
アルコールまたはその水溶液とN−ビニルカルボン酸ア
ミド系吸液剤との比率が、重量比で1:0.001〜
1:0.1である請求項1記載の食品保存用具である。
請求項3記載の発明は、前記鮮度保持剤がエチルアルコ
ールと同重量未満の水を含有していることを特徴とする
請求項1または2記載の食品保存用具である。請求項4
記載の発明は、エチルアルコールガス難透過性の材料か
らなる包装材内に、食品および請求項1〜3のいずれか
に記載の食品保存用具が収納されていることを特徴とす
る包装食品である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
本発明で用いられるエチルアルコール水溶液の濃度は、
鮮度保持剤におけるエチルアルコール濃度が低すぎる
と、エチルアルコールがガス化する速度が遅いために実
用的な鮮度保持効果が得られない。よって、鮮度保持剤
に含まれる水がエチルアルコール(無水)と同重量未満
となる範囲で好ましく設定される。鮮度保持効果の点か
ら言えばエチルアルコールの濃度は高い方が好ましく、
無水エチルアルコールを用いることもできる。
本発明で用いられるエチルアルコール水溶液の濃度は、
鮮度保持剤におけるエチルアルコール濃度が低すぎる
と、エチルアルコールがガス化する速度が遅いために実
用的な鮮度保持効果が得られない。よって、鮮度保持剤
に含まれる水がエチルアルコール(無水)と同重量未満
となる範囲で好ましく設定される。鮮度保持効果の点か
ら言えばエチルアルコールの濃度は高い方が好ましく、
無水エチルアルコールを用いることもできる。
【0009】本発明で用いられるN−ビニルカルボン酸
アミド系吸液剤は、下記一般式(I)で表される繰り返し
単位を含むもので、N−ビニルカルボン酸アミドの単独
重合体架橋物、またはN−ビニルカルボン酸アミドと共
重合可能な他の単量体との共重合体架橋物である。
アミド系吸液剤は、下記一般式(I)で表される繰り返し
単位を含むもので、N−ビニルカルボン酸アミドの単独
重合体架橋物、またはN−ビニルカルボン酸アミドと共
重合可能な他の単量体との共重合体架橋物である。
【化3】
【0010】本発明で用いられるN−ビニルカルボン酸
アミドとしては、N−ビニルアセトアミド、N−メチル
−N−ビニルアセトアミド、N−ビニルホルムアミド、
N−メチル−N−ビニルホルムアミド、N−ビニルピロ
リドン等が挙げられ、この中で特に高濃度のエチルアル
コール水溶液との親和性が高いN−ビニルアセトアミ
ド、N−メチル−N−ビニルアセトアミド、N−ビニル
ピロリドンが好ましい。
アミドとしては、N−ビニルアセトアミド、N−メチル
−N−ビニルアセトアミド、N−ビニルホルムアミド、
N−メチル−N−ビニルホルムアミド、N−ビニルピロ
リドン等が挙げられ、この中で特に高濃度のエチルアル
コール水溶液との親和性が高いN−ビニルアセトアミ
ド、N−メチル−N−ビニルアセトアミド、N−ビニル
ピロリドンが好ましい。
【0011】これらN−ビニルカルボン酸アミドと共重
合可能な単量体としては、(メタ)アクリル酸(アクリ
ル酸またはメタアクリル酸を意味する、以下同じ)およ
びそのナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニウム
等の塩、そのメチルエステル、エチルエステル、プロピ
ルエステル、ブチルエステル等のアルキルエステル、ヒ
ドロキシエチルエステル、ヒドロキシプロピルエステル
等のヒドロキシアルキルエステル、そのジメチルアミノ
メチルエステル、ジメチルアミノエチルエステル等の低
級アルキルアミノ基で置換されたアルキルエステル、そ
のトリメチルアンモニオエチルエステルハライド、トリ
メチルアンモニオプロピルエステルハライド等の第4級
アンモニウム基で置換された低級アルキルエステル、そ
のアミドである(メタ)アクリルアミド、N−イソプロ
ピル−(メタ)アクリルアミド、そのジメチルアミノメ
チルアミド、ジメチルアミノエチルアミド、ジメチルア
ミノプロピルアミド等のアルキルアミノ基で置換された
アミド、そのトリメチルアンモニオエチルアミドハライ
ド、トリメチルアンモニオプロピルアミドハライド等の
第4級アンモニウム基で置換されたアルキルアミド、そ
のスルフォメチルアミド、スルフォエチルアミド、直鎖
もしくは分岐したスルフォプロピルアミド、スルフォブ
チルアミドおよびそれらのナトリウム、カリウム、リチ
ウム、アンモニウム等の塩等のスルフォン酸またはその
塩で置換されたアルキルアミド、(メタ)アクリロニト
リル、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル等
のビニルエーテル、メチルビニルケトン、エチルビニル
ケトン等のビニルケトン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビ
ニル等の低級カルボン酸ビニル、アリルスルフォン酸お
よびそのナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニウ
ム等の塩、マレイン酸、フマール酸、イタコン酸、およ
びそれらのナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニ
ウム等の塩、ビニルスルフォン酸およびナトリウム、カ
リウム、リチウム、アンモニウム等の塩など様々なもの
が挙げられるが、ここに例示した以外の単量体を共重合
することも、もちろん可能である。
合可能な単量体としては、(メタ)アクリル酸(アクリ
ル酸またはメタアクリル酸を意味する、以下同じ)およ
びそのナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニウム
等の塩、そのメチルエステル、エチルエステル、プロピ
ルエステル、ブチルエステル等のアルキルエステル、ヒ
ドロキシエチルエステル、ヒドロキシプロピルエステル
等のヒドロキシアルキルエステル、そのジメチルアミノ
メチルエステル、ジメチルアミノエチルエステル等の低
級アルキルアミノ基で置換されたアルキルエステル、そ
のトリメチルアンモニオエチルエステルハライド、トリ
メチルアンモニオプロピルエステルハライド等の第4級
アンモニウム基で置換された低級アルキルエステル、そ
のアミドである(メタ)アクリルアミド、N−イソプロ
ピル−(メタ)アクリルアミド、そのジメチルアミノメ
チルアミド、ジメチルアミノエチルアミド、ジメチルア
ミノプロピルアミド等のアルキルアミノ基で置換された
アミド、そのトリメチルアンモニオエチルアミドハライ
ド、トリメチルアンモニオプロピルアミドハライド等の
第4級アンモニウム基で置換されたアルキルアミド、そ
のスルフォメチルアミド、スルフォエチルアミド、直鎖
もしくは分岐したスルフォプロピルアミド、スルフォブ
チルアミドおよびそれらのナトリウム、カリウム、リチ
ウム、アンモニウム等の塩等のスルフォン酸またはその
塩で置換されたアルキルアミド、(メタ)アクリロニト
リル、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル等
のビニルエーテル、メチルビニルケトン、エチルビニル
ケトン等のビニルケトン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビ
ニル等の低級カルボン酸ビニル、アリルスルフォン酸お
よびそのナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニウ
ム等の塩、マレイン酸、フマール酸、イタコン酸、およ
びそれらのナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニ
ウム等の塩、ビニルスルフォン酸およびナトリウム、カ
リウム、リチウム、アンモニウム等の塩など様々なもの
が挙げられるが、ここに例示した以外の単量体を共重合
することも、もちろん可能である。
【0012】これらの中で、比較的安価で入手し易い単
量体で、しかも高濃度のエチルアルコール水溶液を高度
に吸液できるN−ビニルカルボン酸アミド系吸液剤を得
るためには、(メタ)アクリル酸(塩)((メタ)アク
リル酸またはその塩を意味する、以下同じ)、ジメチル
アミノエチル(メタ)アクリレートおよびその塩、2−
アクリルアミド−2−メチルプロパンスルフォン酸
(塩)、ビニルスルフォン酸(塩)、マレイン酸
(塩)、イタコン酸(塩)等が特に好ましい。またこれ
らの単量体は2種類以上を同時に用いることが可能であ
ることは言うまでもない。N−ビニルカルボン酸アミド
と、これと共重合可能な単量体との比率は、重量比で1
00:0〜50:50が好ましく、これより共重合可能
な単量体の比率が高いと、高濃度のエチルアルコール水
溶液に対する吸液能力が低下するので好ましくない。
量体で、しかも高濃度のエチルアルコール水溶液を高度
に吸液できるN−ビニルカルボン酸アミド系吸液剤を得
るためには、(メタ)アクリル酸(塩)((メタ)アク
リル酸またはその塩を意味する、以下同じ)、ジメチル
アミノエチル(メタ)アクリレートおよびその塩、2−
アクリルアミド−2−メチルプロパンスルフォン酸
(塩)、ビニルスルフォン酸(塩)、マレイン酸
(塩)、イタコン酸(塩)等が特に好ましい。またこれ
らの単量体は2種類以上を同時に用いることが可能であ
ることは言うまでもない。N−ビニルカルボン酸アミド
と、これと共重合可能な単量体との比率は、重量比で1
00:0〜50:50が好ましく、これより共重合可能
な単量体の比率が高いと、高濃度のエチルアルコール水
溶液に対する吸液能力が低下するので好ましくない。
【0013】本発明で用いられるN−ビニルカルボン酸
アミド系吸液剤は、適宜の方法で架橋されていることが
必要である。架橋されることによりN−ビニルカルボン
酸アミド系吸液剤は不溶化され、エチルアルコールまた
はその水溶液を吸液した後は流動しない状態に保持され
る。したがって、エチルアルコールまたはその水溶液を
吸液させた鮮度保持剤を収納体に充填する際の作業性が
向上し、また収納体が破損した場合には鮮度保持剤が漏
洩しにくくなる等の利点が得られる。
アミド系吸液剤は、適宜の方法で架橋されていることが
必要である。架橋されることによりN−ビニルカルボン
酸アミド系吸液剤は不溶化され、エチルアルコールまた
はその水溶液を吸液した後は流動しない状態に保持され
る。したがって、エチルアルコールまたはその水溶液を
吸液させた鮮度保持剤を収納体に充填する際の作業性が
向上し、また収納体が破損した場合には鮮度保持剤が漏
洩しにくくなる等の利点が得られる。
【0014】架橋する方法としては、前記単量体(の混
合物)にさらに1分子内に重合性の不飽和基を2個以上
有する化合物および/またはN−ビニルカルボン酸アミ
ドと共重合可能な他の単量体中の官能基と反応して化学
結合を生成し得る化合物(これらを架橋剤という)を添
加し、単量体の重合と共に架橋する方法、未架橋である
架橋物前駆体重合体をあらかじめ製造し、これを前記後
者の架橋剤や放射線、過酸化物等で架橋する方法など様
々な方法がある。安価に製造でき、また、食品鮮度保持
剤の用途に適した吸液剤を製造するためには、単量体の
重合と共に架橋する方法がより好ましい。
合物)にさらに1分子内に重合性の不飽和基を2個以上
有する化合物および/またはN−ビニルカルボン酸アミ
ドと共重合可能な他の単量体中の官能基と反応して化学
結合を生成し得る化合物(これらを架橋剤という)を添
加し、単量体の重合と共に架橋する方法、未架橋である
架橋物前駆体重合体をあらかじめ製造し、これを前記後
者の架橋剤や放射線、過酸化物等で架橋する方法など様
々な方法がある。安価に製造でき、また、食品鮮度保持
剤の用途に適した吸液剤を製造するためには、単量体の
重合と共に架橋する方法がより好ましい。
【0015】上記1分子内に重合性不飽和基を2個以上
有する架橋剤としては、テトラアリルオキシエタン、ペ
ンタエリスリトールテトラアリルエーテル、ペンタエリ
スリトールトリアリルエーテル、ペンタエリスリトール
ジアリルエーテル、トリメチロールプロパントリアリル
エーテル、トリメチロールプロパンジアリルエーテル、
エチレングリコールジアリルエーテル、ジエチレングリ
コールジアリルエーテル、トリエチレングリコールジア
リルエーテル、ジアリルエーテル、単糖類、二糖類、多
糖類、セルロースなどの水酸基を1分子内に2個以上有
する化合物から誘導されるポリアリルエーテル、ピロメ
リット酸テトラアリル、トリメリット酸トリアリル、ク
エン酸トリアリル、シュウ酸ジアリル、コハク酸ジアリ
ル、アジピン酸ジアリル、マレイン酸ジアリル、フマル
酸ジアリル、テレフタル酸ジアリル、イソフタル酸ジア
リル、フタル酸ジアリル、1分子内にカルボキシル基を
2個以上有する化合物から誘導されるポリアリルエステ
ル、ジアリルアミン、トリアリルイソシアヌレート、ト
リアリルシアヌレートなどの1分子内にアリル基を2個
以上有する化合物、シュウ酸ジビニル、マロン酸ジビニ
ル、コハク酸ジビニル、グルタル酸ジビニル、アジピン
酸ジビニル、ピメリン酸ジビニル、マレイン酸ジビニ
ル、フマル酸ビジニル、クエン酸トリビニル、トリメリ
ット酸トリビニル、ピロメリット酸テトラビニルなどの
1分子内にビニルエステル構造を2個以上有する化合
物、N,N’−ブチレンビス(N−ビニルアセトアミ
ド)、N,N’−ジアセチル−N,N’−ジビニル−
1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサンなどのビス
(N−ビニルカルボン酸アミド)化合物、N,N’−メ
チレンビスアクリルアミド、エチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート等
の、複数個のアクリルアミド構造や(メタ)アクリル基
を有する化合物、ジビニルベンゼン、ジビニルエーテ
ル、(メタ)アクリル酸アリル等の、あらゆる公知の架
橋剤が使用可能である。また、これらの架橋剤は一種ま
たは二種以上用いることもできる。
有する架橋剤としては、テトラアリルオキシエタン、ペ
ンタエリスリトールテトラアリルエーテル、ペンタエリ
スリトールトリアリルエーテル、ペンタエリスリトール
ジアリルエーテル、トリメチロールプロパントリアリル
エーテル、トリメチロールプロパンジアリルエーテル、
エチレングリコールジアリルエーテル、ジエチレングリ
コールジアリルエーテル、トリエチレングリコールジア
リルエーテル、ジアリルエーテル、単糖類、二糖類、多
糖類、セルロースなどの水酸基を1分子内に2個以上有
する化合物から誘導されるポリアリルエーテル、ピロメ
リット酸テトラアリル、トリメリット酸トリアリル、ク
エン酸トリアリル、シュウ酸ジアリル、コハク酸ジアリ
ル、アジピン酸ジアリル、マレイン酸ジアリル、フマル
酸ジアリル、テレフタル酸ジアリル、イソフタル酸ジア
リル、フタル酸ジアリル、1分子内にカルボキシル基を
2個以上有する化合物から誘導されるポリアリルエステ
ル、ジアリルアミン、トリアリルイソシアヌレート、ト
リアリルシアヌレートなどの1分子内にアリル基を2個
以上有する化合物、シュウ酸ジビニル、マロン酸ジビニ
ル、コハク酸ジビニル、グルタル酸ジビニル、アジピン
酸ジビニル、ピメリン酸ジビニル、マレイン酸ジビニ
ル、フマル酸ビジニル、クエン酸トリビニル、トリメリ
ット酸トリビニル、ピロメリット酸テトラビニルなどの
1分子内にビニルエステル構造を2個以上有する化合
物、N,N’−ブチレンビス(N−ビニルアセトアミ
ド)、N,N’−ジアセチル−N,N’−ジビニル−
1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサンなどのビス
(N−ビニルカルボン酸アミド)化合物、N,N’−メ
チレンビスアクリルアミド、エチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート等
の、複数個のアクリルアミド構造や(メタ)アクリル基
を有する化合物、ジビニルベンゼン、ジビニルエーテ
ル、(メタ)アクリル酸アリル等の、あらゆる公知の架
橋剤が使用可能である。また、これらの架橋剤は一種ま
たは二種以上用いることもできる。
【0016】上記他の単量体中の官能基と反応して化学
結合を生成し得る架橋剤としては、その単量体の官能基
に応じて、ポリグリシジルエーテル、ポリイソシアネー
ト、ポリアミン、ポリオール、ポリカルボン酸など様々
なものがあるが、この中で特に好ましいものはポリグリ
シジルエーテルである。本発明で用いられるポリグリシ
ジルエーテルとしては、エチレングリコールジグリシジ
ルエーテル、1,1−ビス(4−グリシジルオキシフェ
ニル)エタン、ソルビト−ルポリグリシジルエーテル、
ソルビタンポリグリシジルエーテル、ポリグリセロール
ポリグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールポリグ
リシジルエーテル、トリグリシジルトリス(2−ヒドロ
キシエチル)イソシアネート、トリメチロールプロパン
ポリグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグ
リシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシ
ジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエ
ーテル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、
ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリ
テトラメチレングリコールジグリシジルエーテル、アリ
ルグリシジルエーテル、2−エチルヘキシルグリシジル
エーテル、アジピン酸ジグリシジルエーテル等が挙げら
れるがその他の化合物も、もちろん使用可能である。
結合を生成し得る架橋剤としては、その単量体の官能基
に応じて、ポリグリシジルエーテル、ポリイソシアネー
ト、ポリアミン、ポリオール、ポリカルボン酸など様々
なものがあるが、この中で特に好ましいものはポリグリ
シジルエーテルである。本発明で用いられるポリグリシ
ジルエーテルとしては、エチレングリコールジグリシジ
ルエーテル、1,1−ビス(4−グリシジルオキシフェ
ニル)エタン、ソルビト−ルポリグリシジルエーテル、
ソルビタンポリグリシジルエーテル、ポリグリセロール
ポリグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールポリグ
リシジルエーテル、トリグリシジルトリス(2−ヒドロ
キシエチル)イソシアネート、トリメチロールプロパン
ポリグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグ
リシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシ
ジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエ
ーテル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、
ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリ
テトラメチレングリコールジグリシジルエーテル、アリ
ルグリシジルエーテル、2−エチルヘキシルグリシジル
エーテル、アジピン酸ジグリシジルエーテル等が挙げら
れるがその他の化合物も、もちろん使用可能である。
【0017】これらの1分子内に重合性不飽和基を2個
以上有する架橋剤および他の単量体中の官能基と反応し
て化学結合を生成し得る架橋剤は単独であるいは両者を
併用して使用することができ、重合性不飽和結合を1分
子中に2個以上有する架橋剤を同時に数種類使用するこ
とや、他の単量体中の官能基と反応して化学結合を生成
し得る架橋剤を同時に数種類使用することも可能であ
る。これらの架橋剤の使用量は通常全単量体を基準とし
て、単量体:架橋剤の比が重量比で90:10〜99.
999:0.001の範囲にあり、より好ましくは9
5:5〜99.9:0.1の範囲である。上記の範囲よ
りも架橋剤使用量が多すぎると高濃度のエチルアルコー
ル水溶液を吸液する能力(吸液倍率)が低下するため、
エチルアルコールまたはその水溶液に対する吸液剤の添
加量が多くなり経済的に好ましくない。また、架橋剤使
用量が上記の範囲よりも少なすぎると該吸液剤の吸液能
力(吸液倍率)は向上するものの、得られる吸液剤のゲ
ル強度が過度に低下するため吸液後に流動性が出てきて
しまって鮮度保持剤の収納体が破損した時に漏洩防止が
困難となる。あるいは吸液剤に未架橋部が生じて一部が
エチルアルコールまたはその水溶液に溶解してしまい、
エチルアルコールまたはその水溶液を吸液した状態の吸
液剤が曳糸性を有してしまうため収納体に充填する際に
例えば袋のシール不良を起こすなどの問題が生じるため
好ましくない。
以上有する架橋剤および他の単量体中の官能基と反応し
て化学結合を生成し得る架橋剤は単独であるいは両者を
併用して使用することができ、重合性不飽和結合を1分
子中に2個以上有する架橋剤を同時に数種類使用するこ
とや、他の単量体中の官能基と反応して化学結合を生成
し得る架橋剤を同時に数種類使用することも可能であ
る。これらの架橋剤の使用量は通常全単量体を基準とし
て、単量体:架橋剤の比が重量比で90:10〜99.
999:0.001の範囲にあり、より好ましくは9
5:5〜99.9:0.1の範囲である。上記の範囲よ
りも架橋剤使用量が多すぎると高濃度のエチルアルコー
ル水溶液を吸液する能力(吸液倍率)が低下するため、
エチルアルコールまたはその水溶液に対する吸液剤の添
加量が多くなり経済的に好ましくない。また、架橋剤使
用量が上記の範囲よりも少なすぎると該吸液剤の吸液能
力(吸液倍率)は向上するものの、得られる吸液剤のゲ
ル強度が過度に低下するため吸液後に流動性が出てきて
しまって鮮度保持剤の収納体が破損した時に漏洩防止が
困難となる。あるいは吸液剤に未架橋部が生じて一部が
エチルアルコールまたはその水溶液に溶解してしまい、
エチルアルコールまたはその水溶液を吸液した状態の吸
液剤が曳糸性を有してしまうため収納体に充填する際に
例えば袋のシール不良を起こすなどの問題が生じるため
好ましくない。
【0018】本発明で使用されるN−ビニルカルボン酸
アミド系吸液剤の製造(重合)プロセスについては必ず
しも制限はないが、通常は水溶液重合法、逆相懸濁重合
法、逆相乳化重合法等の方法によることが望ましい。例
えば、水溶液重合法としては、水または水と均一に混合
可能なエチルアルコール、テトラヒドロフラン、アセト
ンなど親水性有機溶媒との混合溶媒中に、単量体成分お
よび架橋剤を均一に溶解し、真空脱気あるいは窒素、炭
素ガス等の不活性ガスによる置換等により系内の溶存酸
素を除去した後、重合開始剤を添加して共重合させる。
重合開始温度は通常−10〜60℃程度であり、重合時
間は0.5〜20時間程度である。また、光重合プロセ
スを採用する場合には、高圧水銀ランプ等の光源を用い
て重合系に光照射を行い、重合を実施すればよい。
アミド系吸液剤の製造(重合)プロセスについては必ず
しも制限はないが、通常は水溶液重合法、逆相懸濁重合
法、逆相乳化重合法等の方法によることが望ましい。例
えば、水溶液重合法としては、水または水と均一に混合
可能なエチルアルコール、テトラヒドロフラン、アセト
ンなど親水性有機溶媒との混合溶媒中に、単量体成分お
よび架橋剤を均一に溶解し、真空脱気あるいは窒素、炭
素ガス等の不活性ガスによる置換等により系内の溶存酸
素を除去した後、重合開始剤を添加して共重合させる。
重合開始温度は通常−10〜60℃程度であり、重合時
間は0.5〜20時間程度である。また、光重合プロセ
スを採用する場合には、高圧水銀ランプ等の光源を用い
て重合系に光照射を行い、重合を実施すればよい。
【0019】上記重合開始剤としては、重合溶媒中に均
一に溶解する過酸化物、有機、無機過酸もしくはその
塩、アゾビス系化合物の単独あるいは還元剤との組み合
わせによるレドックス系のものが用いられ、それらの代
表的な例としては、t−ブチルパーオキサイド、ベンゾ
イルパーオキサイド、t−ブチルハイドロパーオキサイ
ド、ベンゾイルパーオキサイド、アゾビスイソブチロニ
トリル、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)
二塩酸塩、2,2’−アゾビス〔2−(5−メチル−2
−イミダゾリン−2−イル)プロパン〕二塩酸塩、過硫
酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム、過酸化水素、過硫
酸塩とトリエチルアミン、トリエタノールアミン等の第
3級アミンとの組み合わせ等、また、あらゆる公知の光
重合開始剤などが挙げられる。重合開始剤の使用量は、
全単量体を基準として0.0001〜5重量%が好まし
く、特に好ましくは0.001〜1重量%の範囲であ
る。重合開始剤の使用量が5重量%よりも多いときは架
橋重合体の主鎖の分子量が上がらず、溶媒に可溶なポリ
マーを生じることがあるため好ましくない。また、0.
0001重量%よりも少ないときは、重合反応の反応率
が上がらず、残留モノマーの量が増加するという難点が
ある。
一に溶解する過酸化物、有機、無機過酸もしくはその
塩、アゾビス系化合物の単独あるいは還元剤との組み合
わせによるレドックス系のものが用いられ、それらの代
表的な例としては、t−ブチルパーオキサイド、ベンゾ
イルパーオキサイド、t−ブチルハイドロパーオキサイ
ド、ベンゾイルパーオキサイド、アゾビスイソブチロニ
トリル、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)
二塩酸塩、2,2’−アゾビス〔2−(5−メチル−2
−イミダゾリン−2−イル)プロパン〕二塩酸塩、過硫
酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム、過酸化水素、過硫
酸塩とトリエチルアミン、トリエタノールアミン等の第
3級アミンとの組み合わせ等、また、あらゆる公知の光
重合開始剤などが挙げられる。重合開始剤の使用量は、
全単量体を基準として0.0001〜5重量%が好まし
く、特に好ましくは0.001〜1重量%の範囲であ
る。重合開始剤の使用量が5重量%よりも多いときは架
橋重合体の主鎖の分子量が上がらず、溶媒に可溶なポリ
マーを生じることがあるため好ましくない。また、0.
0001重量%よりも少ないときは、重合反応の反応率
が上がらず、残留モノマーの量が増加するという難点が
ある。
【0020】このような重合により得られる反応生成物
は反応に使用した溶媒を含むゲル状であり、通常は回転
式カッター等で裁断し、必要なら親水性有機溶媒等で不
純物の除去を行い、更に、加熱、減圧等の方法により溶
媒を除去して乾燥、その後必要ならば粉砕分級して粒径
数μm〜3mm程度の粉末とする。また、所定のエチル
アルコール濃度の水溶液(無水エチルアルコールでもよ
い)を重合溶媒として重合後に裁断のみを行い、これを
そのまま本発明における鮮度保持剤として使用すること
も可能である。
は反応に使用した溶媒を含むゲル状であり、通常は回転
式カッター等で裁断し、必要なら親水性有機溶媒等で不
純物の除去を行い、更に、加熱、減圧等の方法により溶
媒を除去して乾燥、その後必要ならば粉砕分級して粒径
数μm〜3mm程度の粉末とする。また、所定のエチル
アルコール濃度の水溶液(無水エチルアルコールでもよ
い)を重合溶媒として重合後に裁断のみを行い、これを
そのまま本発明における鮮度保持剤として使用すること
も可能である。
【0021】逆相懸濁重合法、逆相乳化重合法として
は、水中に単量体成分および架橋剤を均一に溶解し、こ
れと水に均一に混合しない有機溶媒中に懸濁または乳化
させて重合反応させる。重合開始剤としては、必ずしも
水溶性のもののみに限らず有機溶媒中に可溶なものも用
いられる。使用できる有機溶媒としては、例えば、ヘキ
サン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ヘプタ
ン、オクタン、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチル
ベンゼン等の炭化水素、四塩化炭素、ジクロロエタン等
のハロゲン化炭化水素、アイソパー等の鉱油等も用いら
れる。また、逆相懸濁重合法、逆相乳化重合法では分散
安定剤として界面活性剤が用いられ、必要に応じて保護
コロイドが併用される。それらの代表的な例としては、
例えば、各種のソルビタン脂肪酸エステル、各種のショ
糖脂肪酸エステル、ポリビニルアルコール、メチルセル
ロース、エチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロース、カルボキシメチルセルロース等様々なもの
が挙げられる。
は、水中に単量体成分および架橋剤を均一に溶解し、こ
れと水に均一に混合しない有機溶媒中に懸濁または乳化
させて重合反応させる。重合開始剤としては、必ずしも
水溶性のもののみに限らず有機溶媒中に可溶なものも用
いられる。使用できる有機溶媒としては、例えば、ヘキ
サン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ヘプタ
ン、オクタン、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチル
ベンゼン等の炭化水素、四塩化炭素、ジクロロエタン等
のハロゲン化炭化水素、アイソパー等の鉱油等も用いら
れる。また、逆相懸濁重合法、逆相乳化重合法では分散
安定剤として界面活性剤が用いられ、必要に応じて保護
コロイドが併用される。それらの代表的な例としては、
例えば、各種のソルビタン脂肪酸エステル、各種のショ
糖脂肪酸エステル、ポリビニルアルコール、メチルセル
ロース、エチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロース、カルボキシメチルセルロース等様々なもの
が挙げられる。
【0022】系内の溶存酸素の除去方法や重合開始剤の
使用量は前記と同様である。また、逆相懸濁重合法の場
合には、重合物は通常数μm〜数mmの粒状で得られる
ので、重合後に重合物を濾過、必要なら親水性有機溶媒
等で不純物を除去し、その後乾燥、必要ならば粉砕を行
えばよい。また、重合後に炭化水素と水の共沸を利用し
て重合物からの水の除去を行うこともできる。逆相乳化
重合の場合には、通常重合物の粒径は数μm以下程度で
あり、炭化水素とのエマルジョンとして重合物が得られ
る。このエマルジョンはそのまま使用することもできる
し、無機塩やアセトン等で重合物を析出させ、濾過、乾
燥をした後に使用することもできる。また、重合反応条
件は必ずしも制限はないが、概ね次の通りである。溶媒
使用量は単量体成分の水溶液と等量〜20倍、好ましく
は等量〜10倍、特に好ましくは等量〜5倍、重合開始
温度は−10℃〜90℃程度、反応時間は0.5〜20
時間程度である。
使用量は前記と同様である。また、逆相懸濁重合法の場
合には、重合物は通常数μm〜数mmの粒状で得られる
ので、重合後に重合物を濾過、必要なら親水性有機溶媒
等で不純物を除去し、その後乾燥、必要ならば粉砕を行
えばよい。また、重合後に炭化水素と水の共沸を利用し
て重合物からの水の除去を行うこともできる。逆相乳化
重合の場合には、通常重合物の粒径は数μm以下程度で
あり、炭化水素とのエマルジョンとして重合物が得られ
る。このエマルジョンはそのまま使用することもできる
し、無機塩やアセトン等で重合物を析出させ、濾過、乾
燥をした後に使用することもできる。また、重合反応条
件は必ずしも制限はないが、概ね次の通りである。溶媒
使用量は単量体成分の水溶液と等量〜20倍、好ましく
は等量〜10倍、特に好ましくは等量〜5倍、重合開始
温度は−10℃〜90℃程度、反応時間は0.5〜20
時間程度である。
【0023】本発明で使用されるN−ビニルカルボン酸
アミド系吸液剤は、上記の如く一次的には粒径数μm以
下〜数mm程度の粉末状で得られるが、エチルアルコー
ルまたはその水溶液と接触すると、エチルアルコールま
たはその水溶液を吸収して自ら膨潤し、ビーズ状あるい
は分散液、クリーム、糊状粘稠物等となる。また、自体
成形して紐状、フィルム状、シート状、板状、各種成形
物となり、更に種々の基材と組み合わせて様々な形状、
形態で用いることができる。本発明に使用されるN−ビ
ニルカルボン酸アミド系吸液剤は、高濃度のエチルアル
コールを含有する水溶液を高度に吸液することができ
る。その吸液倍率は、水溶液中のエチルアルコールの濃
度、N−ビルニカルボン酸アミドの種類、N−ビニルカ
ルボン酸アミドと共重合した単量体の種類、比率、さら
に架橋剤の種類、添加量により大きく変化するため一概
には言えないが、概ね自重の10〜1000倍程度であ
る。尚、ここで言う吸液倍率とは、例えば、該吸液剤
0.20gをエチルアルコールまたはその水溶液1リッ
トル中に投入して充分吸液させた後、200メッシュの
金網で作製した箱にて吸液した吸液剤をろ過し、次式に
より算出されるものである。 吸液倍率=(吸液した吸液剤の重量/0.20)−1.
0
アミド系吸液剤は、上記の如く一次的には粒径数μm以
下〜数mm程度の粉末状で得られるが、エチルアルコー
ルまたはその水溶液と接触すると、エチルアルコールま
たはその水溶液を吸収して自ら膨潤し、ビーズ状あるい
は分散液、クリーム、糊状粘稠物等となる。また、自体
成形して紐状、フィルム状、シート状、板状、各種成形
物となり、更に種々の基材と組み合わせて様々な形状、
形態で用いることができる。本発明に使用されるN−ビ
ニルカルボン酸アミド系吸液剤は、高濃度のエチルアル
コールを含有する水溶液を高度に吸液することができ
る。その吸液倍率は、水溶液中のエチルアルコールの濃
度、N−ビルニカルボン酸アミドの種類、N−ビニルカ
ルボン酸アミドと共重合した単量体の種類、比率、さら
に架橋剤の種類、添加量により大きく変化するため一概
には言えないが、概ね自重の10〜1000倍程度であ
る。尚、ここで言う吸液倍率とは、例えば、該吸液剤
0.20gをエチルアルコールまたはその水溶液1リッ
トル中に投入して充分吸液させた後、200メッシュの
金網で作製した箱にて吸液した吸液剤をろ過し、次式に
より算出されるものである。 吸液倍率=(吸液した吸液剤の重量/0.20)−1.
0
【0024】参考までに、現在種々の高分子吸水剤、例
えば、ポリアクリル酸塩系吸水剤、ビニルアルコール/
アクリル酸塩共重合体系吸水剤、変性ビニルアルコール
系吸水剤、スルフォアルキルメタクリレート系吸水剤、
でんぷん/アクリル酸塩グラフト系吸水剤、イソブチレ
ン/マレイン酸塩系吸水剤など様々なものが市販されて
いるが、これらは低濃度のエチルアルコール含有水溶液
は比較的よく吸水できるものの、本発明で使用されるよ
うな高濃度のエチルアルコール水溶液については、たか
だか自重の数倍程度吸液できるに過ぎないか、あるいは
ほとんど吸液することができず、経済性、商品価値を考
慮すれば実質的に使用することはできない。
えば、ポリアクリル酸塩系吸水剤、ビニルアルコール/
アクリル酸塩共重合体系吸水剤、変性ビニルアルコール
系吸水剤、スルフォアルキルメタクリレート系吸水剤、
でんぷん/アクリル酸塩グラフト系吸水剤、イソブチレ
ン/マレイン酸塩系吸水剤など様々なものが市販されて
いるが、これらは低濃度のエチルアルコール含有水溶液
は比較的よく吸水できるものの、本発明で使用されるよ
うな高濃度のエチルアルコール水溶液については、たか
だか自重の数倍程度吸液できるに過ぎないか、あるいは
ほとんど吸液することができず、経済性、商品価値を考
慮すれば実質的に使用することはできない。
【0025】本発明で用いられるエチルアルコールガス
を透過する材料(以下エチルアルコールガス透過性材料
という)とは、エチルアルコールガス透過度が20g/
m2・24hr(50%RH・40℃)以上の材料であ
る。ここで、本発明におけるエチルアルコールガス透過
度とは、温度40℃、相対湿度50%の環境下で24時
間の間にその材料1m2当たりを通過するエチルアルコ
ールガスの量(g)で示されるもので、その値は、95
度局方アルコールを使用して、一般に樹脂のフィルムの
水蒸気透過量の測定に使用されるJISZ−0208に
準じて測定される。
を透過する材料(以下エチルアルコールガス透過性材料
という)とは、エチルアルコールガス透過度が20g/
m2・24hr(50%RH・40℃)以上の材料であ
る。ここで、本発明におけるエチルアルコールガス透過
度とは、温度40℃、相対湿度50%の環境下で24時
間の間にその材料1m2当たりを通過するエチルアルコ
ールガスの量(g)で示されるもので、その値は、95
度局方アルコールを使用して、一般に樹脂のフィルムの
水蒸気透過量の測定に使用されるJISZ−0208に
準じて測定される。
【0026】このようなエチルアルコールガス透過性材
料としては、例えば低密度ポリエチレン(LDPE)、
ポリプロピレン(PP)、エチレンビニルアセテート共
重合体(EVA)、エチレンビニルアルコール共重合体
(EVAL)、アイオノマー、ナイロン、有孔の各種フ
ィルム(例えばポリエチレン、ポリエチレンテレフタレ
ート(PET)等)、あるいは微多孔質膜等のフィルム
状材料等を使用することができる。これらのフィルム状
材料は、単一材料として用いてもよく、これらを積層さ
せた複合材料として用いてもよい。またこれらのフィル
ム状材料と紙や不織布等の通気性材料とを積層させた複
合材料を用いることもできる。これらのエチルアルコー
ルガス透過性材料には、必要に応じて耐水処理、耐油処
理を施してもよい。
料としては、例えば低密度ポリエチレン(LDPE)、
ポリプロピレン(PP)、エチレンビニルアセテート共
重合体(EVA)、エチレンビニルアルコール共重合体
(EVAL)、アイオノマー、ナイロン、有孔の各種フ
ィルム(例えばポリエチレン、ポリエチレンテレフタレ
ート(PET)等)、あるいは微多孔質膜等のフィルム
状材料等を使用することができる。これらのフィルム状
材料は、単一材料として用いてもよく、これらを積層さ
せた複合材料として用いてもよい。またこれらのフィル
ム状材料と紙や不織布等の通気性材料とを積層させた複
合材料を用いることもできる。これらのエチルアルコー
ルガス透過性材料には、必要に応じて耐水処理、耐油処
理を施してもよい。
【0027】本発明において鮮度保持剤を収納するのに
用いられる収納体は、少なくとも一部が上記エチルアル
コールガス透過性材料からなり、内部に鮮度保持剤を漏
洩しない状態で保持し得るものであればよい。例えば収
納体の一部を上記のエチルアルコールガス透過性材料で
構成し、他の部分を、アルミ箔やPET等のエチルアル
コールガスの透過度が20g/m2・24hr(50%
RH・40℃)より小さい材料で構成してもよい。また
ヒートシールが可能な材料が好ましく用いられ、この場
合には鮮度保持剤を収納体内に収納した後、収納体を容
易に封止することができる。収納体の形状は任意とする
ことができ、例えば小袋状、あるいは食品を包装するた
めの包装材やプラスチックトレー等と一体化された形態
とすることも可能である。
用いられる収納体は、少なくとも一部が上記エチルアル
コールガス透過性材料からなり、内部に鮮度保持剤を漏
洩しない状態で保持し得るものであればよい。例えば収
納体の一部を上記のエチルアルコールガス透過性材料で
構成し、他の部分を、アルミ箔やPET等のエチルアル
コールガスの透過度が20g/m2・24hr(50%
RH・40℃)より小さい材料で構成してもよい。また
ヒートシールが可能な材料が好ましく用いられ、この場
合には鮮度保持剤を収納体内に収納した後、収納体を容
易に封止することができる。収納体の形状は任意とする
ことができ、例えば小袋状、あるいは食品を包装するた
めの包装材やプラスチックトレー等と一体化された形態
とすることも可能である。
【0028】本発明で食品および食品保存用具を収納す
るのに用いられる包装材は、食品保存用具から放散され
たエチルアルコールガスが包装材内から逃散しないよう
に、エチルアルコールガスの透過を抑制できるものであ
ればよい。この包装材としてはエチルアルコールガス難
透過性の材料が好ましく用いられ、包装形態は任意とす
ることができる。ここで、エチルアルコールガス難透過
性の材料とは、エチルアルコールガス透過度が10g/
m2・24hr(50%RH・40℃)より小さい材
料、好ましくはエチルアルコールガス透過度が5g/m
2・24hr(50%RH・40℃)以下の材料を言
う。このようなエチルアルコールガス難透過性の材料と
しては、例えば、二軸延伸ポリプロピレン(OPP)フ
ィルム、ポリエステルとLDPEとをラミネートしたフ
ィルム、ポリ塩化ビニリデンをコーティングしたポリプ
ロピレンとLDPEとをラミネートしたフィルム、ポリ
塩化ビニリデンをコーティングしたナイロンとLDPE
とをラミネートしたフィルム、二軸延伸OPPとLDP
Eとをラミネートしたフィルム、二軸延伸OPPと無延
伸ポリプロピレンとをラミネートしたフィルム等のフィ
ルム状材料を用いることができる。
るのに用いられる包装材は、食品保存用具から放散され
たエチルアルコールガスが包装材内から逃散しないよう
に、エチルアルコールガスの透過を抑制できるものであ
ればよい。この包装材としてはエチルアルコールガス難
透過性の材料が好ましく用いられ、包装形態は任意とす
ることができる。ここで、エチルアルコールガス難透過
性の材料とは、エチルアルコールガス透過度が10g/
m2・24hr(50%RH・40℃)より小さい材
料、好ましくはエチルアルコールガス透過度が5g/m
2・24hr(50%RH・40℃)以下の材料を言
う。このようなエチルアルコールガス難透過性の材料と
しては、例えば、二軸延伸ポリプロピレン(OPP)フ
ィルム、ポリエステルとLDPEとをラミネートしたフ
ィルム、ポリ塩化ビニリデンをコーティングしたポリプ
ロピレンとLDPEとをラミネートしたフィルム、ポリ
塩化ビニリデンをコーティングしたナイロンとLDPE
とをラミネートしたフィルム、二軸延伸OPPとLDP
Eとをラミネートしたフィルム、二軸延伸OPPと無延
伸ポリプロピレンとをラミネートしたフィルム等のフィ
ルム状材料を用いることができる。
【0029】以下、本発明の食品保存用具の製造方法に
ついて説明する。本発明の食品保存用具は、例えば粉末
状のN−ビニルカルボン酸アミド系吸液剤にエチルアル
コールまたはその水溶液を吸液させて、所定濃度のエチ
ルアルコールを含む鮮度保持剤を作製し、次にこれを収
納体内に収納することによって得られる。N−ビニルカ
ルボン酸アミド系吸液剤にエチルアルコールまたはその
水溶液を吸液させる方法としては、所定濃度のエチルア
ルコールまたはその水溶液にN−ビニルカルボン酸アミ
ド系吸液剤を添加して攪拌する方法がある。あるいは、
得ようとするエチルアルコール濃度よりも高濃度のエチ
ルアルコールまたはその水溶液、例えば99.5重量%
程度のエチルアルコール水溶液に予めN−ビニルカルボ
ン酸アミド系吸液剤を分散させておき、これに水を添加
することによって所定濃度のエチルアルコールを含む鮮
度保持剤を得ることもできる。
ついて説明する。本発明の食品保存用具は、例えば粉末
状のN−ビニルカルボン酸アミド系吸液剤にエチルアル
コールまたはその水溶液を吸液させて、所定濃度のエチ
ルアルコールを含む鮮度保持剤を作製し、次にこれを収
納体内に収納することによって得られる。N−ビニルカ
ルボン酸アミド系吸液剤にエチルアルコールまたはその
水溶液を吸液させる方法としては、所定濃度のエチルア
ルコールまたはその水溶液にN−ビニルカルボン酸アミ
ド系吸液剤を添加して攪拌する方法がある。あるいは、
得ようとするエチルアルコール濃度よりも高濃度のエチ
ルアルコールまたはその水溶液、例えば99.5重量%
程度のエチルアルコール水溶液に予めN−ビニルカルボ
ン酸アミド系吸液剤を分散させておき、これに水を添加
することによって所定濃度のエチルアルコールを含む鮮
度保持剤を得ることもできる。
【0030】後者の方法によれば、例えば99.5重量
%のエチルアルコール水溶液は吸液できないが60重量
%程度のエチルアルコール水溶液は高度に吸液できるN
−ビニルカルボン酸アミド系吸液剤を使用する場合に
は、吸液剤の粉末が均一に分散されずにこなれない部分
が形成される、いわゆる「ままこ」の生成を防止できる
ので好ましい。また、99.5重量%のエチルアルコー
ル水溶液ではなく1,3−ブタンジオールやグリセリン
等の多価アルコールであらかじめ該吸液剤を湿潤させて
おき、これにエチルアルコールまたはその水溶液を添加
する方法でも「ままこ」の生成を防止することができ
る。また、例えば袋状の収納体内に所定濃度のエチルア
ルコールまたはその水溶液を入れておき、これに粉末状
のN−ビニルカルボン酸アミド系吸液剤を添加した後、
収納体をシールすることによっても食品保存用具を製造
することができる。
%のエチルアルコール水溶液は吸液できないが60重量
%程度のエチルアルコール水溶液は高度に吸液できるN
−ビニルカルボン酸アミド系吸液剤を使用する場合に
は、吸液剤の粉末が均一に分散されずにこなれない部分
が形成される、いわゆる「ままこ」の生成を防止できる
ので好ましい。また、99.5重量%のエチルアルコー
ル水溶液ではなく1,3−ブタンジオールやグリセリン
等の多価アルコールであらかじめ該吸液剤を湿潤させて
おき、これにエチルアルコールまたはその水溶液を添加
する方法でも「ままこ」の生成を防止することができ
る。また、例えば袋状の収納体内に所定濃度のエチルア
ルコールまたはその水溶液を入れておき、これに粉末状
のN−ビニルカルボン酸アミド系吸液剤を添加した後、
収納体をシールすることによっても食品保存用具を製造
することができる。
【0031】ここで、エチルアルコールまたはその水溶
液に添加されるN−ビニルカルボン酸アミド系吸液剤の
量は、そのエチルアルコールまたはその水溶液に対する
N−ビニルカルボン酸アミド系吸液剤の吸液倍率によっ
て決まる。上述したように、本発明で用いられるN−ビ
ニルカルボン酸アミド吸液剤は、吸液倍率が自重の10
〜1000倍程度あるので、重量比でエチルアルコール
またはその水溶液1に対して0.001〜0.1、好ま
しくは0.002〜0.05程度使用される。N−ビニ
ルカルボン酸アミド系吸液剤の使用量が少ないほど、食
品保存用具の小型化、軽量化の点で好ましく、経済的に
も有利であるが、N−ビニルカルボン酸アミド吸液剤が
少な過ぎると、吸液後の湿潤状態や充填適性が悪くなる
ので、これら各種の要件を加味して適切な使用量を設定
するのが好ましい。また収納体に収納する鮮度保持剤の
量は、エチルアルコールまたはその水溶液の濃度、保存
しようとする食品の水分活性や重量等に応じて必要量が
設定される。さらにエチルアルコールまたはその水溶液
および/またはN−ビニルカルボン酸アミド吸液剤に、
必要に応じて脱臭剤や、食用香料、色素等の食品添加物
として許容される適宜の添加物を加えてもよい。例えば
エチルアルコールまたはその水溶液および/またはN−
ビニルカルボン酸アミド吸液剤に食品らしからぬ色彩の
着色料を添加して鮮度保持剤に着色を施せば、視覚的に
食品と間違え難くするのに有効である。
液に添加されるN−ビニルカルボン酸アミド系吸液剤の
量は、そのエチルアルコールまたはその水溶液に対する
N−ビニルカルボン酸アミド系吸液剤の吸液倍率によっ
て決まる。上述したように、本発明で用いられるN−ビ
ニルカルボン酸アミド吸液剤は、吸液倍率が自重の10
〜1000倍程度あるので、重量比でエチルアルコール
またはその水溶液1に対して0.001〜0.1、好ま
しくは0.002〜0.05程度使用される。N−ビニ
ルカルボン酸アミド系吸液剤の使用量が少ないほど、食
品保存用具の小型化、軽量化の点で好ましく、経済的に
も有利であるが、N−ビニルカルボン酸アミド吸液剤が
少な過ぎると、吸液後の湿潤状態や充填適性が悪くなる
ので、これら各種の要件を加味して適切な使用量を設定
するのが好ましい。また収納体に収納する鮮度保持剤の
量は、エチルアルコールまたはその水溶液の濃度、保存
しようとする食品の水分活性や重量等に応じて必要量が
設定される。さらにエチルアルコールまたはその水溶液
および/またはN−ビニルカルボン酸アミド吸液剤に、
必要に応じて脱臭剤や、食用香料、色素等の食品添加物
として許容される適宜の添加物を加えてもよい。例えば
エチルアルコールまたはその水溶液および/またはN−
ビニルカルボン酸アミド吸液剤に食品らしからぬ色彩の
着色料を添加して鮮度保持剤に着色を施せば、視覚的に
食品と間違え難くするのに有効である。
【0032】本発明の包装食品は、包装材内に本発明の
食品保存用具と食品とを収納して得られる。このとき、
食品保存用具から拡散されるエチルアルコールガスに食
品が接触するように食品保存用具および食品を配置する
ことが必要である。例えば、菓子等の食品を1個ずつ包
装(個包装)し、個包装した食品を複数個まとめて1つ
の包装材内に収納する二重包装を行う場合には、個包装
時に使用する内装材としてエチルアルコールガス透過性
の材料を用い、二重包装時に使用する外装材としてエチ
ルアルコールガス難透過性の材料を用いるのが好まし
い。
食品保存用具と食品とを収納して得られる。このとき、
食品保存用具から拡散されるエチルアルコールガスに食
品が接触するように食品保存用具および食品を配置する
ことが必要である。例えば、菓子等の食品を1個ずつ包
装(個包装)し、個包装した食品を複数個まとめて1つ
の包装材内に収納する二重包装を行う場合には、個包装
時に使用する内装材としてエチルアルコールガス透過性
の材料を用い、二重包装時に使用する外装材としてエチ
ルアルコールガス難透過性の材料を用いるのが好まし
い。
【0033】本発明の食品保存用具は、パン類、菓子
類、各種加工食品、乾物、穀物など広範囲の包装食品に
適用可能であり、食品保存用具から放散したエチルアル
コールガスが食品に接触することにより、カビなどの微
生物の繁殖の抑制、食品の老化防止、穀物や菓子に付着
した幼虫や卵の死滅等の効果が得られる。本発明の食品
保存用具によれば、N−ビニルカルボン酸アミド系吸液
剤の吸液能力が大きいので、保存しようとする食品に対
して必要な量のエチルアルコールを吸液させるのに使用
されるN−ビニルカルボン酸アミド系吸液剤の量が少な
くて済む。したがって、食品保存用具の軽量化を達成す
ることができる。また収納体を小型化することも可能で
あり、そうすれば材料費が削減される。
類、各種加工食品、乾物、穀物など広範囲の包装食品に
適用可能であり、食品保存用具から放散したエチルアル
コールガスが食品に接触することにより、カビなどの微
生物の繁殖の抑制、食品の老化防止、穀物や菓子に付着
した幼虫や卵の死滅等の効果が得られる。本発明の食品
保存用具によれば、N−ビニルカルボン酸アミド系吸液
剤の吸液能力が大きいので、保存しようとする食品に対
して必要な量のエチルアルコールを吸液させるのに使用
されるN−ビニルカルボン酸アミド系吸液剤の量が少な
くて済む。したがって、食品保存用具の軽量化を達成す
ることができる。また収納体を小型化することも可能で
あり、そうすれば材料費が削減される。
【0034】またN−ビニルカルボン酸アミド系吸液剤
がエチルアルコールまたはその水溶液を吸液した状態の
鮮度保持剤は、上述したようにビーズ状、分散液、クリ
ーム、あるいは糊状粘稠物であるので、食品と間違え難
く誤食のおそれは従来品に比して少ない。また従来の粉
末状の吸着体を用いた食品保存用具のように、収納体に
充填してシールする際に粉カミが生じるおそれがない。
さらに従来の粉末状の吸着体、あるいは液体状のエチル
アルコールを用いた食品保存用具に比べて、収納体が破
損した場合に、内容物であるエチルアルコールやN−ビ
ニルカルボン酸アミド吸液剤が漏洩しにくい。さらにま
た、エチルアルコールが放散した後の鮮度保持剤は、N
−ビニルカルボン酸アミド系吸液剤が皮膜状となって収
納体の内面に付着した状態となる。したがって消費者が
収納体を開封したとしても、その時には既にこの状態に
近いため、誤食のおそれは事実上極めて小さい。
がエチルアルコールまたはその水溶液を吸液した状態の
鮮度保持剤は、上述したようにビーズ状、分散液、クリ
ーム、あるいは糊状粘稠物であるので、食品と間違え難
く誤食のおそれは従来品に比して少ない。また従来の粉
末状の吸着体を用いた食品保存用具のように、収納体に
充填してシールする際に粉カミが生じるおそれがない。
さらに従来の粉末状の吸着体、あるいは液体状のエチル
アルコールを用いた食品保存用具に比べて、収納体が破
損した場合に、内容物であるエチルアルコールやN−ビ
ニルカルボン酸アミド吸液剤が漏洩しにくい。さらにま
た、エチルアルコールが放散した後の鮮度保持剤は、N
−ビニルカルボン酸アミド系吸液剤が皮膜状となって収
納体の内面に付着した状態となる。したがって消費者が
収納体を開封したとしても、その時には既にこの状態に
近いため、誤食のおそれは事実上極めて小さい。
【0035】
(N−ビニルカルボン酸アミド系吸液剤の製造例A)3
0℃に保った浴中、窒素の導入管、温度計、および排気
管を備えた三つ口の1リットルセパラブルフラスコ中で
N−ビニルアセトアミド250g、テトラアリルオキシ
エタン600mgを脱イオン水745gに溶解し、0.
5L/分で系内に窒素を約1時間導入して脱気した。そ
の後、脱気水5ミリリットルに溶解した2,2’−アゾ
ビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩75mgを加
え、断熱系で12時間静置した。得られたゲルをミキサ
ーで裁断し、これを90重量%アセトン水溶液で洗浄
し、50℃で12時間真空乾燥した。その後粉砕、分級
して粒径200〜500μmの吸液剤(吸液剤Aとす
る)を得た。得られた吸液剤Aに各種濃度のエチルアル
コール水溶液を吸液させたときの吸液倍率を調べた。そ
の結果を下記表1に示す。なお、吸液倍率の値は自重の
何倍のエチルアルコール水溶液を吸液したかを示してい
る。
0℃に保った浴中、窒素の導入管、温度計、および排気
管を備えた三つ口の1リットルセパラブルフラスコ中で
N−ビニルアセトアミド250g、テトラアリルオキシ
エタン600mgを脱イオン水745gに溶解し、0.
5L/分で系内に窒素を約1時間導入して脱気した。そ
の後、脱気水5ミリリットルに溶解した2,2’−アゾ
ビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩75mgを加
え、断熱系で12時間静置した。得られたゲルをミキサ
ーで裁断し、これを90重量%アセトン水溶液で洗浄
し、50℃で12時間真空乾燥した。その後粉砕、分級
して粒径200〜500μmの吸液剤(吸液剤Aとす
る)を得た。得られた吸液剤Aに各種濃度のエチルアル
コール水溶液を吸液させたときの吸液倍率を調べた。そ
の結果を下記表1に示す。なお、吸液倍率の値は自重の
何倍のエチルアルコール水溶液を吸液したかを示してい
る。
【0036】(N−ビニルカルボン酸アミド系吸液剤の
製造例B)30℃に保った浴中、窒素の導入管、温度
計、および排気管を備えた三つ口の1リットルセパラブ
ルフラスコ中でN−ビニルアセトアミド175g、2
8.5%のアクリル酸ナトリウム水溶液263g、テト
ラアリルオキシエタン300mg、N,N−メチレンビ
スアクリルアミド200mgを脱イオン水560gに溶
解し、0.5リットル/分で系内に窒素を約1時間導入
して脱気した。その後、脱気水5ミリリットルに溶解し
た2−2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸
塩75mgを加え、断熱系で12時間静置した。得られ
たゲルをミンサーで裁断し、これを80重量%アセトン
水溶液で洗浄し、50℃で12時間真空乾燥した。その
後粉砕、分級して粒径50〜200μmの吸液剤(吸液
剤Bとする)を得た。得られた吸液剤Bについて上記吸
液剤Aと同様にして吸液倍率を調べた。その結果を下記
表1に示す。
製造例B)30℃に保った浴中、窒素の導入管、温度
計、および排気管を備えた三つ口の1リットルセパラブ
ルフラスコ中でN−ビニルアセトアミド175g、2
8.5%のアクリル酸ナトリウム水溶液263g、テト
ラアリルオキシエタン300mg、N,N−メチレンビ
スアクリルアミド200mgを脱イオン水560gに溶
解し、0.5リットル/分で系内に窒素を約1時間導入
して脱気した。その後、脱気水5ミリリットルに溶解し
た2−2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸
塩75mgを加え、断熱系で12時間静置した。得られ
たゲルをミンサーで裁断し、これを80重量%アセトン
水溶液で洗浄し、50℃で12時間真空乾燥した。その
後粉砕、分級して粒径50〜200μmの吸液剤(吸液
剤Bとする)を得た。得られた吸液剤Bについて上記吸
液剤Aと同様にして吸液倍率を調べた。その結果を下記
表1に示す。
【0037】(比較例1)市販のポリアクリル酸系吸水
剤について、上記吸液剤Aと同様にして吸液倍率を調べ
た。その結果を下記表1に示す。
剤について、上記吸液剤Aと同様にして吸液倍率を調べ
た。その結果を下記表1に示す。
【0038】
【表1】
【0039】(実施例1)上記吸液剤Aを用いて食品保
存用具を作製した。まず、濃度60重量%のエチルアル
コール水溶液(以下EtOHと記載することがある)に
上記吸液剤Aを添加して吸液させ、鮮度保持剤を作製し
た。一方、単位面積当たりの重量が27g/m2のEV
Aフィルムを二つ折りにし、一辺を残してヒートシール
して、内寸45mm×65mmの袋状収納体を作製し
た。この収納体内に上記鮮度保持剤を充填し、充填した
口元をヒートシールして食品保存用具を得た。このよう
な食品保存用具を20個作製した。この食品保存用具の
全重量は平均で1.05gであった。
存用具を作製した。まず、濃度60重量%のエチルアル
コール水溶液(以下EtOHと記載することがある)に
上記吸液剤Aを添加して吸液させ、鮮度保持剤を作製し
た。一方、単位面積当たりの重量が27g/m2のEV
Aフィルムを二つ折りにし、一辺を残してヒートシール
して、内寸45mm×65mmの袋状収納体を作製し
た。この収納体内に上記鮮度保持剤を充填し、充填した
口元をヒートシールして食品保存用具を得た。このよう
な食品保存用具を20個作製した。この食品保存用具の
全重量は平均で1.05gであった。
【0040】また静菌効果を試験するために水分活性調
整培地に植菌したサンプルを作成した。培地には、ポテ
トデキストロース3.9gとショ糖75gに水100g
を加え、NaOH水溶液でpH調整を行ったものを用い
た。この培地の水分活性を水分活性測定器(フロイント
社製;FWA−200)で測定したところ0.90であ
った。また菌液は、分離済みのペニシリウム ノターツ
ム(Penicillum notatum)1白金耳を滅菌済み生理食塩
水50ミリリットルに溶かし、この液1ミリリットルを
滅菌済み生理食塩水200ミリリットルで希釈して調製
した。サンプルの作成方法は、まず滅菌済みシャーレ
(直径95mm、深さ20mm;栄研器材社製)に上記
の菌液1ミリリットルを入れ、次いでこのシャーレに上
記の培地を約50g流し込んだ。そしてシャーレ中にて
菌液と培地とを混合した後、2時間静置してサンプルを
得た。
整培地に植菌したサンプルを作成した。培地には、ポテ
トデキストロース3.9gとショ糖75gに水100g
を加え、NaOH水溶液でpH調整を行ったものを用い
た。この培地の水分活性を水分活性測定器(フロイント
社製;FWA−200)で測定したところ0.90であ
った。また菌液は、分離済みのペニシリウム ノターツ
ム(Penicillum notatum)1白金耳を滅菌済み生理食塩
水50ミリリットルに溶かし、この液1ミリリットルを
滅菌済み生理食塩水200ミリリットルで希釈して調製
した。サンプルの作成方法は、まず滅菌済みシャーレ
(直径95mm、深さ20mm;栄研器材社製)に上記
の菌液1ミリリットルを入れ、次いでこのシャーレに上
記の培地を約50g流し込んだ。そしてシャーレ中にて
菌液と培地とを混合した後、2時間静置してサンプルを
得た。
【0041】図1に示すように、KOPフィルム(ポリ
塩化ビニリデンをコーティングしたポリプロピレン)と
LLDPEフィルム(直鎖状低密度ポリエチレン)とを
ラミネートしたフィルムからなる内寸155mm×21
0mmの包装袋(図中2で示す)内に、上記で得られた
食品保存用具(図中1で示す)1個とサンプル(図中3
で示す)1個を収納しヒートシールした。続いてこの包
装袋2を25℃の恒温槽中に放置し、放置後1日目およ
び5日目に包装袋2内のエチルアルコールガス濃度を測
定した。その結果を下記表2に示す。
塩化ビニリデンをコーティングしたポリプロピレン)と
LLDPEフィルム(直鎖状低密度ポリエチレン)とを
ラミネートしたフィルムからなる内寸155mm×21
0mmの包装袋(図中2で示す)内に、上記で得られた
食品保存用具(図中1で示す)1個とサンプル(図中3
で示す)1個を収納しヒートシールした。続いてこの包
装袋2を25℃の恒温槽中に放置し、放置後1日目およ
び5日目に包装袋2内のエチルアルコールガス濃度を測
定した。その結果を下記表2に示す。
【0042】なお、エチルアルコールガスの測定は、ガ
スクロマトグラフィーにより行った。測定条件は以下の
通りとした。 測定装置機種 :GC−14A(FID)(島津製作所社製) 充填剤 :PEG−20M 10% 担体 :Chromosorb WAW DMCS カラム :SUS 2m×3mm キャリアーガス :N2 1.4kg/cm2 H2 1.0kg/cm2 エアー 1.0kg/cm2 試料注入部および検出部の温度 :150℃ カラム温度 :80℃
スクロマトグラフィーにより行った。測定条件は以下の
通りとした。 測定装置機種 :GC−14A(FID)(島津製作所社製) 充填剤 :PEG−20M 10% 担体 :Chromosorb WAW DMCS カラム :SUS 2m×3mm キャリアーガス :N2 1.4kg/cm2 H2 1.0kg/cm2 エアー 1.0kg/cm2 試料注入部および検出部の温度 :150℃ カラム温度 :80℃
【0043】また、放置後5日目および10日目に包装
袋2内のサンプル3を観察したところ、いずれもカビの
生育は全く認められなかった。さらに、包装袋2内のエ
チルアルコールガス濃度の増加がみられなくなった20
日目に食品保存用具1の収納体を開封して観察したとこ
ろ、収納体の内面に吸液剤Aが皮膜状に付着していた。
袋2内のサンプル3を観察したところ、いずれもカビの
生育は全く認められなかった。さらに、包装袋2内のエ
チルアルコールガス濃度の増加がみられなくなった20
日目に食品保存用具1の収納体を開封して観察したとこ
ろ、収納体の内面に吸液剤Aが皮膜状に付着していた。
【0044】(実施例2)上記実施例1において、吸液
剤Aに吸液させた60%エチルアルコール水溶液の量を
増加させた他は同様にして食品保存用具を作製した。エ
チルアルコール水溶液の量は、実施例1の食品保存用具
に保持されているエチルアルコール水溶液の重量を1.
0とすると本実施例では1.5とした。このような食品
保存用具を20個作製した。この食品保存用具の全重量
は平均で1.58gであった。図1に示すように得られ
た食品保存用具1を上記実施例1と同様にサンプル3と
ともに包装袋2内に収納した。包装袋2内のエチルアル
コールガス濃度を調べた結果を下記表2に示す。また、
放置後5日目および10日目に包装袋2内のサンプル3
を観察したところ、いずれもカビの生育は全く認められ
なかった。
剤Aに吸液させた60%エチルアルコール水溶液の量を
増加させた他は同様にして食品保存用具を作製した。エ
チルアルコール水溶液の量は、実施例1の食品保存用具
に保持されているエチルアルコール水溶液の重量を1.
0とすると本実施例では1.5とした。このような食品
保存用具を20個作製した。この食品保存用具の全重量
は平均で1.58gであった。図1に示すように得られ
た食品保存用具1を上記実施例1と同様にサンプル3と
ともに包装袋2内に収納した。包装袋2内のエチルアル
コールガス濃度を調べた結果を下記表2に示す。また、
放置後5日目および10日目に包装袋2内のサンプル3
を観察したところ、いずれもカビの生育は全く認められ
なかった。
【0045】(比較例2)上記実施例1において、吸液
剤Aの代わりに、市販の食品保存用具に用いられている
二酸化ケイ素微粉末を使用した他は同様にして食品保存
用具を作製した。ここで使用した二酸化ケイ素微粉末は
吸液剤Aに比べてエチルアルコールの保持能力が低いた
め、上記実施例1と同量のエチルアルコール水溶液を保
持するのに、上記実施例1における吸液剤Aの使用量よ
りも約0.5g多く必要であった。このような食品保存
用具を20個作製した。この食品保存用具の全重量は平
均で1.56gであった。図1に示すように得られた食
品保存用具1を上記実施例1と同様にサンプル3ととも
に包装袋2内に収納し、包装袋2内のエチルアルコール
ガス濃度を調べた。その結果を下記表2に示す。また、
放置後5日目および10日目に包装袋2内のサンプル3
を観察したところ、放置後10日目にカビの生育がわず
かに認められた。
剤Aの代わりに、市販の食品保存用具に用いられている
二酸化ケイ素微粉末を使用した他は同様にして食品保存
用具を作製した。ここで使用した二酸化ケイ素微粉末は
吸液剤Aに比べてエチルアルコールの保持能力が低いた
め、上記実施例1と同量のエチルアルコール水溶液を保
持するのに、上記実施例1における吸液剤Aの使用量よ
りも約0.5g多く必要であった。このような食品保存
用具を20個作製した。この食品保存用具の全重量は平
均で1.56gであった。図1に示すように得られた食
品保存用具1を上記実施例1と同様にサンプル3ととも
に包装袋2内に収納し、包装袋2内のエチルアルコール
ガス濃度を調べた。その結果を下記表2に示す。また、
放置後5日目および10日目に包装袋2内のサンプル3
を観察したところ、放置後10日目にカビの生育がわず
かに認められた。
【0046】
【表2】
【0047】表2の結果より、実施例1の食品保存用具
は比較例2のものに比べて、同量のエチルアルコール水
溶液を保持しているにも拘わらず軽量であり、また包装
袋内へのエチルアルコールガスの放散スピードは比較例
2のものと同等以上であることが認められる。また実施
例2の食品保存用具は、全重量が比較例2とほぼ同じで
あるのに、比較例2の1.5倍ものエチルアルコール水
溶液を保持しており、また包装袋内へ放散するエチルア
ルコールガス量も多いことが認められる。さらにサンプ
ル3におけるカビの生育状態を比較すると、実施例1お
よび実施例2の食品保存用具は、比較例2のものにより
も優れた静菌効果を発揮していることが認められる。
は比較例2のものに比べて、同量のエチルアルコール水
溶液を保持しているにも拘わらず軽量であり、また包装
袋内へのエチルアルコールガスの放散スピードは比較例
2のものと同等以上であることが認められる。また実施
例2の食品保存用具は、全重量が比較例2とほぼ同じで
あるのに、比較例2の1.5倍ものエチルアルコール水
溶液を保持しており、また包装袋内へ放散するエチルア
ルコールガス量も多いことが認められる。さらにサンプ
ル3におけるカビの生育状態を比較すると、実施例1お
よび実施例2の食品保存用具は、比較例2のものにより
も優れた静菌効果を発揮していることが認められる。
【0048】(実施例3)上記実施例1において、鮮度
保持剤を収納する収納体を小さくした他は同様にして食
品保存用具を作製した。すなわち、上記実施例1と同様
に60重量%のエチルアルコール水溶液および吸液剤A
を用いて鮮度保持剤を作製した。この鮮度保持剤を実施
例1と同じ材質のEVAフィルムからなる内寸25mm
×35mmの袋状収納体内に充填し、充填した口元をヒ
ートシールして食品保存用具を得た。このような食品保
存用具を20個作製した。この食品保存用具の全重量は
上記実施例1と同様に平均で1.05gであった。
保持剤を収納する収納体を小さくした他は同様にして食
品保存用具を作製した。すなわち、上記実施例1と同様
に60重量%のエチルアルコール水溶液および吸液剤A
を用いて鮮度保持剤を作製した。この鮮度保持剤を実施
例1と同じ材質のEVAフィルムからなる内寸25mm
×35mmの袋状収納体内に充填し、充填した口元をヒ
ートシールして食品保存用具を得た。このような食品保
存用具を20個作製した。この食品保存用具の全重量は
上記実施例1と同様に平均で1.05gであった。
【0049】図1に示すように、得られた食品保存用具
1を上記実施例1と同様にサンプル3とともに包装袋2
内に収納した。この包装袋2を25℃の恒温槽中に放置
し、放置後1,5,10,15,20日目に包装袋2内
のエチルアルコールガス濃度を上記実施例1と同様にし
て測定した。その結果を下記表3に示す。この結果をグ
ラフで示したものが図2である。また、放置後5,1
0,15,20日目に、包装袋2内のサンプル3におけ
るカビの生育状態およびコロニーの平均直径を目視にて
観察した。その結果を下記表4に示す。尚、表4におい
てカビの生育状態は次のように符号−,+,++,++
+を用いて4段階で表している。−は、カビの生育を全
く認めないもの、+は、カビの生育がわずかに認められ
るもの、++は、カビの生育が進んだもの、+++は、
カビの生育がかなり進んだものをそれぞれ示す。
1を上記実施例1と同様にサンプル3とともに包装袋2
内に収納した。この包装袋2を25℃の恒温槽中に放置
し、放置後1,5,10,15,20日目に包装袋2内
のエチルアルコールガス濃度を上記実施例1と同様にし
て測定した。その結果を下記表3に示す。この結果をグ
ラフで示したものが図2である。また、放置後5,1
0,15,20日目に、包装袋2内のサンプル3におけ
るカビの生育状態およびコロニーの平均直径を目視にて
観察した。その結果を下記表4に示す。尚、表4におい
てカビの生育状態は次のように符号−,+,++,++
+を用いて4段階で表している。−は、カビの生育を全
く認めないもの、+は、カビの生育がわずかに認められ
るもの、++は、カビの生育が進んだもの、+++は、
カビの生育がかなり進んだものをそれぞれ示す。
【0050】(実施例4)上記実施例3において、吸液
剤Aに吸液させた60%エチルアルコール水溶液の量を
増加させ、かつ鮮度保持剤を収納する収納体を若干大き
くした他は同様にして食品保存用具を作製した。すなわ
ち、上記実施例3と同様に60重量%のエチルアルコー
ル水溶液および吸液剤Aを用いて鮮度保持剤を作製し
た。エチルアルコール水溶液の量は、実施例3の食品保
存用具に保持されているエチルアルコール水溶液の重量
を1.0とすると本実施例では1.5とした。この鮮度
保持剤を実施例3と同じ材質のEVAフィルムからなる
袋状収納体内に充填した。袋状収納体の大きさは上記実
施例3よりやや大きく内寸25mm×40mmとした。
充填した袋状収納体の口元をヒートシールして食品保存
用具を得た。このような食品保存用具を20個作製し
た。この食品保存用具の全重量は上記実施例2と同様に
平均で1.58gであった。
剤Aに吸液させた60%エチルアルコール水溶液の量を
増加させ、かつ鮮度保持剤を収納する収納体を若干大き
くした他は同様にして食品保存用具を作製した。すなわ
ち、上記実施例3と同様に60重量%のエチルアルコー
ル水溶液および吸液剤Aを用いて鮮度保持剤を作製し
た。エチルアルコール水溶液の量は、実施例3の食品保
存用具に保持されているエチルアルコール水溶液の重量
を1.0とすると本実施例では1.5とした。この鮮度
保持剤を実施例3と同じ材質のEVAフィルムからなる
袋状収納体内に充填した。袋状収納体の大きさは上記実
施例3よりやや大きく内寸25mm×40mmとした。
充填した袋状収納体の口元をヒートシールして食品保存
用具を得た。このような食品保存用具を20個作製し
た。この食品保存用具の全重量は上記実施例2と同様に
平均で1.58gであった。
【0051】上記実施例3と同様に、得られた食品保存
用具1をサンプル3とともに包装袋2内に収納し、包装
袋2内のエチルアルコールガス濃度を測定した。その結
果を下記表3および図2に示す。また、上記実施例3と
同様にして、包装袋2内のサンプル3におけるカビの生
育状態およびコロニーの平均直径を目視にて観察した。
その結果を下記表4に示す。
用具1をサンプル3とともに包装袋2内に収納し、包装
袋2内のエチルアルコールガス濃度を測定した。その結
果を下記表3および図2に示す。また、上記実施例3と
同様にして、包装袋2内のサンプル3におけるカビの生
育状態およびコロニーの平均直径を目視にて観察した。
その結果を下記表4に示す。
【0052】(比較例3)静菌効果を確かめるための比
較例として、上記実施例3と同様の包装袋2内に食品保
存用具を入れず、サンプル3のみを収納したものを用意
した。そして上記実施例3と同様にして、包装袋2内の
サンプル3におけるカビの生育状態およびコロニーの平
均直径を目視にて観察した。その結果を下記表4に示
す。
較例として、上記実施例3と同様の包装袋2内に食品保
存用具を入れず、サンプル3のみを収納したものを用意
した。そして上記実施例3と同様にして、包装袋2内の
サンプル3におけるカビの生育状態およびコロニーの平
均直径を目視にて観察した。その結果を下記表4に示
す。
【0053】なお、上記比較例2の食品保存用具につい
て、包装袋2内のエチルアルコールガス濃度を測定した
結果、および包装袋2内のサンプル3におけるカビの生
育状態およびコロニーの平均直径を目視にて観察した結
果を、下記表3、表4、および図2に併せて示す。
て、包装袋2内のエチルアルコールガス濃度を測定した
結果、および包装袋2内のサンプル3におけるカビの生
育状態およびコロニーの平均直径を目視にて観察した結
果を、下記表3、表4、および図2に併せて示す。
【0054】
【表3】
【0055】
【表4】
【0056】表3、表4および図2の結果より、実施例
3の食品保存用具は、比較例2の食品保存用具に比べ
て、軽量であり、かつ小型であって、包装袋内へのエチ
ルアルコールガスの放散スピードが比較例2のものより
若干劣るものの、静菌効果は比較例2のものとほぼ同等
であることが認められる。またエチルアルコール水溶液
の量を比較例2の1.5倍とした実施例4の食品保存用
具は、全重量が比較例2とほぼ同じであるが、収納体の
大きさは比較例2よりも小型である。そして、包装袋内
へのエチルアルコールガスの放散スピードは比較例2と
ほぼ同等であるうえ、包装袋内におけるエチルアルコー
ルガス濃度のピークは比較例2よりも高く、静菌効果が
比較例2よりも優れていることが認められる。
3の食品保存用具は、比較例2の食品保存用具に比べ
て、軽量であり、かつ小型であって、包装袋内へのエチ
ルアルコールガスの放散スピードが比較例2のものより
若干劣るものの、静菌効果は比較例2のものとほぼ同等
であることが認められる。またエチルアルコール水溶液
の量を比較例2の1.5倍とした実施例4の食品保存用
具は、全重量が比較例2とほぼ同じであるが、収納体の
大きさは比較例2よりも小型である。そして、包装袋内
へのエチルアルコールガスの放散スピードは比較例2と
ほぼ同等であるうえ、包装袋内におけるエチルアルコー
ルガス濃度のピークは比較例2よりも高く、静菌効果が
比較例2よりも優れていることが認められる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明の食品保存用
具によれば、収納体内部においてN−ビニルカルボン酸
アミド系吸液剤によって保持されているエチルアルコー
ルが気化し、このエチルアルコールガスが収納体外に放
散される。したがって、食品をこの食品保存用具から放
散されるエチルアルコールガスに接触させることによ
り、カビなどの微生物の繁殖の抑制、食品の老化防止、
穀物や菓子に付着した幼虫や卵の死滅等、食品の鮮度を
保持するのに有利な効果が得られる。また吸液剤とし
て、吸液能力が大きいN−ビニルカルボン酸アミド系吸
液剤が用いられているので、保存しようとする食品に対
して必要な量のエチルアルコールを吸液するのに、N−
ビニルカルボン酸アミド系吸液剤の使用量が少量で済
む。したがって、食品保存用具の軽量化、収納体の小型
化を達成することができ、材料費の削減を図ることが可
能である。
具によれば、収納体内部においてN−ビニルカルボン酸
アミド系吸液剤によって保持されているエチルアルコー
ルが気化し、このエチルアルコールガスが収納体外に放
散される。したがって、食品をこの食品保存用具から放
散されるエチルアルコールガスに接触させることによ
り、カビなどの微生物の繁殖の抑制、食品の老化防止、
穀物や菓子に付着した幼虫や卵の死滅等、食品の鮮度を
保持するのに有利な効果が得られる。また吸液剤とし
て、吸液能力が大きいN−ビニルカルボン酸アミド系吸
液剤が用いられているので、保存しようとする食品に対
して必要な量のエチルアルコールを吸液するのに、N−
ビニルカルボン酸アミド系吸液剤の使用量が少量で済
む。したがって、食品保存用具の軽量化、収納体の小型
化を達成することができ、材料費の削減を図ることが可
能である。
【0058】さらに本発明の食品保存用具に用いられて
いるN−ビニルカルボン酸アミド系吸液剤はエチルアル
コールまたはそのを吸液したときにビーズ状、分散液、
クリーム、あるいは糊状粘稠物となるので、視覚的に食
品と間違え難く誤食のおそれが小さい。また鮮度保持剤
が流動し難いので、万一収納体が破損した場合に鮮度保
持剤が漏洩して食品に付着するおそれが小さい。さらに
エチルアルコールが放散した後の鮮度保持剤は、N−ビ
ニルカルボン酸アミド系吸液剤が皮膜状となって収納体
の内面に付着した状態となるので、視覚的に食品と間違
え難く、食品保存用具使用後における誤食のおそれも極
めて小さい。
いるN−ビニルカルボン酸アミド系吸液剤はエチルアル
コールまたはそのを吸液したときにビーズ状、分散液、
クリーム、あるいは糊状粘稠物となるので、視覚的に食
品と間違え難く誤食のおそれが小さい。また鮮度保持剤
が流動し難いので、万一収納体が破損した場合に鮮度保
持剤が漏洩して食品に付着するおそれが小さい。さらに
エチルアルコールが放散した後の鮮度保持剤は、N−ビ
ニルカルボン酸アミド系吸液剤が皮膜状となって収納体
の内面に付着した状態となるので、視覚的に食品と間違
え難く、食品保存用具使用後における誤食のおそれも極
めて小さい。
【0059】また本発明の包装食品によれば、エチルア
ルコールガス難透過性の材料からなる包装材内に、食品
および上記食品保存用具が収納されているので、食品保
存用具から放散されるエチルアルコールガスが確実に、
かつ効率よく食品に接触することができる。よって包装
食品の包装材内に食品保存用具を収納するだけの簡単な
構成で、有効な食品の鮮度保持効果を得ることができ
る。
ルコールガス難透過性の材料からなる包装材内に、食品
および上記食品保存用具が収納されているので、食品保
存用具から放散されるエチルアルコールガスが確実に、
かつ効率よく食品に接触することができる。よって包装
食品の包装材内に食品保存用具を収納するだけの簡単な
構成で、有効な食品の鮮度保持効果を得ることができ
る。
【図1】 本発明の食品保存用具の効果を試験するため
の実験例を示した説明図である。
の実験例を示した説明図である。
【図2】 実施例および比較例で得られた包装袋内のエ
チルアルコールガス濃度の測定結果を示すグラフであ
る。
チルアルコールガス濃度の測定結果を示すグラフであ
る。
1 食品保存用具 2 包装袋 3 サンプル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 毛利野 二郎 東京都新宿区高田馬場2丁目14番2号 フ ロイント産業株式会社内 (72)発明者 松尾 暎二 東京都新宿区高田馬場2丁目14番2号 フ ロイント産業株式会社内 (72)発明者 成田 純一 東京都新宿区高田馬場2丁目14番2号 フ ロイント産業株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 下記一般式(I)で表される繰り返し単位
を含むN−ビニルカルボン酸アミド系吸液剤に、エチル
アルコールまたはその水溶液を吸液せしめてなる鮮度保
持剤を、少なくとも一部がエチルアルコールガスを透過
する材料からなる収納体内に収納してなることを特徴と
する食品保存用具。 【化1】 - 【請求項2】 前記鮮度保持剤におけるエチルアルコー
ルまたはその水溶液とN−ビニルカルボン酸アミド系吸
液剤との比率が、重量比で1:0.001〜1:0.1
であることを特徴とする請求項1記載の食品保存用具。 - 【請求項3】 前記鮮度保持剤がエチルアルコールと同
重量未満の水を含有していることを特徴とする請求項1
または2記載の食品保存用具。 - 【請求項4】 エチルアルコールガス難透過性の材料か
らなる包装材内に、食品および請求項1〜3のいずれか
に記載の食品保存用具が収納されていることを特徴とす
る包装食品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1043996A JPH09201183A (ja) | 1996-01-24 | 1996-01-24 | 食品保存用具およびこれを用いた包装食品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1043996A JPH09201183A (ja) | 1996-01-24 | 1996-01-24 | 食品保存用具およびこれを用いた包装食品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09201183A true JPH09201183A (ja) | 1997-08-05 |
Family
ID=11750197
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1043996A Pending JPH09201183A (ja) | 1996-01-24 | 1996-01-24 | 食品保存用具およびこれを用いた包装食品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09201183A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006506504A (ja) * | 2002-11-20 | 2006-02-23 | アイエスピー インヴェストメンツ インコーポレイテッド | 皮膚及び髪組成物用ビニルアミドポリマー組成物の製造方法 |
| JP2009050198A (ja) * | 2007-08-27 | 2009-03-12 | Freunt Ind Co Ltd | アルコール蒸散用具、帯状のアルコール蒸散用具の製造方法およびアルコール蒸散用具の製造方法 |
-
1996
- 1996-01-24 JP JP1043996A patent/JPH09201183A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006506504A (ja) * | 2002-11-20 | 2006-02-23 | アイエスピー インヴェストメンツ インコーポレイテッド | 皮膚及び髪組成物用ビニルアミドポリマー組成物の製造方法 |
| JP2009050198A (ja) * | 2007-08-27 | 2009-03-12 | Freunt Ind Co Ltd | アルコール蒸散用具、帯状のアルコール蒸散用具の製造方法およびアルコール蒸散用具の製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040309 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |