JPH0920124A - 暖房装置 - Google Patents
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- JPH0920124A JPH0920124A JP7173730A JP17373095A JPH0920124A JP H0920124 A JPH0920124 A JP H0920124A JP 7173730 A JP7173730 A JP 7173730A JP 17373095 A JP17373095 A JP 17373095A JP H0920124 A JPH0920124 A JP H0920124A
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Abstract
ニアに制御することによって、車室内の第1および第2
空間を独立に暖房する。 【構成】 第1ヒータコア3Aと第2ヒータコア3Bと
を流れる温水の総流量を総流量制御弁4にて制御し、そ
の上で、各ヒータコア3A、3Bへの温水供給量を分配
弁7にてリニアに分配する。これによって、各ヒータコ
ア3A、3Bを流れる温水流量はリニアに制御されるの
で、ヒータコア3Aによる運転席の暖房、およびヒータ
コア3Bによる助手席の暖房をリニアに制御することが
できる。
Description
制御弁を用いた暖房装置に関し、特には自動車用として
用いた場合に好適である。
調装置の吹出空気の温度制御方式として、暖房用熱交換
器への温水流量を制御して、吹出空気温度を制御する方
式のものが知られている。この温水流量制御方式は、冷
風と温風の混合割合をエアミックスドアにより制御し
て、吹出空気温度を制御するエアミックス方式に比べ
て、次の様な利点がある。
ックス方式における冷風と温風を混合するための混合空
間が不必要なので、その分、通風ダクト系の容積を小型
化できる。また同時に、混合空間が不必要となることか
ら、通風抵抗が低減し、送風機電力及び送風騒音の低減
を図ることができる。ところで、上記温水流量制御方式
を採用した自動車用空調装置の従来技術として、例えば
特開昭59−114118号公報に記載されたものがあ
る。
に、第1ヒータコア101および第2ヒータコア102
への供給温水量を流量制御弁103にて制御するもので
ある。その上で、上方吹出口104と足元吹出口105
の両方から車室内に風を吹き出すバイレベルモードのと
きは、開閉弁106を閉じて第1ヒータコア101への
温水供給を停止することによって、上方吹出口104か
らの吹出風温度を低めに、足元吹出口105からの吹出
風温度を高めにする、というものである。
06は、あくまでも第1ヒータコア101への温水供給
を許容するか停止するかを切り換える弁であって、それ
ぞれのヒータコア101、102への温水供給量をリニ
アに制御するものではない。従って、上記公報記載の考
え方を利用して、例えばヒータコア105を通過した空
気を運転席に吹き出し、ヒータコア106を通過した空
気を助手席に吹き出す左右独立温度制御を行おうとして
も、各席への吹出風温度をリニアに制御することができ
ない。
から分岐した第1通路と第2通路のそれぞれの途中に第
1熱交換器および第2熱交換器を設け、この第1熱交換
器にて室内の第1空間の暖房を行い、第2熱交換器にて
室内の第2空間の暖房を行う暖房装置において、それぞ
れの熱交換器への温水供給量をリニアに制御することに
よって、上記第1および第2空間を独立に暖房すること
のできる暖房装置を提供することを目的とする。
するために、水冷式の走行用エンジン(1)を有する自
動車に用いられる暖房装置であって、前記エンジン
(1)によって加熱された温水を循環させる温水回路
(17)の途中の通路である第1通路(17b)中に設
けられ、前記温水と空気とを熱交換して車室内の第1空
間の暖房を行う第1熱交換器(3A)と、前記温水回路
(17)の途中の通路でかつ前記第1通路(17b)と
並列に設けられた第2通路(17c)中に設けられ、前
記温水と空気とを熱交換して車室内の第2空間の暖房を
行う第2熱交換器(3B)と、前記温水回路(17)途
中に設けられ、前記第1熱交換器(3A)と前記第2熱
交換器(3B)とを流れる温水の総流量を制御する総流
量制御弁(4)と、前記温水回路(17)途中に設けら
れ、前記総流量制御弁(4)によって流量制御された温
水を、前記第1熱交換器(3A)と前記第2熱交換器
(3B)とにリニアに分配する分配弁(7)とを備える
暖房装置を特徴とする。
載の暖房装置において、前記総流量制御弁(4)は、前
記温水回路(17)が前記第1通路(17b)と第2通
路(17c)とに分岐する部位(17a)よりも上流側
に設けられたことを特徴とする。また請求項3記載の発
明では、請求項1または2記載の暖房装置において、前
記総流量制御弁(4)は、流量制御弁ハウジング(2
1)と、この流量制御弁ハウジング(21)に設けら
れ、前記エンジン(1)からの温水が流入する第1温水
入口パイプ(22)と、前記流量制御弁ハウジング(2
1)に設けられ、前記エンジン(1)に温水を還流させ
る第1温水出口パイプ(23)と、前記流量制御弁ハウ
ジング(21)に設けられ、前記第1温水入口パイプ
(22)から流入した温水を前記第1および第2熱交換
器(3A、3B)に流入させる第2温水出口パイプ(2
5)と、前記流量制御弁ハウジング(21)に設けら
れ、前記第1および第2熱交換器(3A、3B)からの
温水を前記流量制御弁ハウジング(21)内に流入させ
る第2温水入口パイプ(24)と、前記流量制御弁ハウ
ジング(21)内に設けられ、前記第1温水入口パイプ
(22)からの温水を直接前記第1温水出口パイプ(2
3)にバイパスさせるバイパス回路(5)と、前記流量
制御弁ハウジング(21)内に設けられ、前記第1温水
入口パイプ(22)から前記第2温水出口パイプ(2
4)に通ずる温水流路の開口面積を制御する流量制御弁
体(20)とを備えることを特徴とする。
載の暖房装置において、前記バイパス回路(5)には、
温水圧力の上昇により開弁する圧力応動弁(6)が備え
られていることを特徴とする。また請求項5記載の発明
ては、請求項1ないし4いずれか1つ記載の暖房装置に
おいて、前記分配弁(7)は、前記第1通路(17b)
と前記第2通路(17c)とが再び集合する部位(17
d)に設けられたことを特徴とする。
いし4いずれか1つ記載の暖房装置において、前記分配
弁(7)は、前記温水回路(17)が前記第1通路(1
7b)と前記第2通路(17c)とに分岐する部位(1
7a)に設けられたことを特徴とする。
載の暖房装置において、前記分配弁(7)は、分配弁ハ
ウジング(41)と、この分配弁ハウジング(41)に
設けられ、内部に前記第1温水通路(42a)および前
記第2温水通路(42b)が形成された第3温水入口パ
イプ(42)と、前記分配弁ハウジング(41)に設け
られ、前記第3温水入口パイプ(42)から流入した温
水を前記エンジン(1)に還流させる第3温水出口パイ
プ(43)と、前記分配弁ハウジング(41)内に設け
られ、前記第1温水通路(42a)から前記第3温水出
口パイプ(43)に通ずる第1温水流路の開口面積を制
御するとともに、前記第2温水通路(42b)から前記
第3温水出口パイプ(43)に通ずる第2温水流路を制
御する分配弁体(40)とを備えることを特徴とする。
いし7いずれか1つ記載の暖房装置において、前記第1
熱交換器(3A)は、1つの熱交換器(3)の一部(3
a、3f、3b)で構成され、前記第2熱交換器(3
B)は、前記1つの熱交換器(3)の残部(3a、3
g、3c)で構成され、前記総流量制御弁(4)と前記
分配弁(7)とは、前記1つの熱交換器(3)と一体的
に構成されていることを特徴とする。
(1)によって加熱された媒体を循環させる媒体回路
(17)の途中の通路である第1通路(17b)中に設
けられ、前記媒体と空気とを熱交換して室内の第1空間
の暖房を行う第1熱交換器(3A)と、前記媒体回路
(17)の途中の通路でかつ前記第1通路(17b)と
並列に設けられた第2通路(17c)中に設けられ、前
記媒体と空気とを熱交換して室内の第2空間の暖房を行
う第2熱交換器(3B)と、前記媒体回路(17)途中
に設けられ、前記第1熱交換器(3A)と前記第2熱交
換器(3B)とを流れる媒体の総流量を制御する総流量
制御弁(4)と、前記媒体回路(17)途中に設けら
れ、前記総流量制御弁(4)によって流量制御された媒
体を、前記第1熱交換器(3A)と前記第2熱交換器
(3B)とにリニアに分配する分配弁(7)とを備える
暖房装置を特徴とする。
する実施例記載の具体的手段との対応関係を示すもので
ある。
総流量制御弁にて流量制御された温水を、分配弁によっ
て第1熱交換器と第2熱交換器とにリニアに分配するの
で、第1熱交換器が車室内(または室内)の第1空間を
暖房する能力、および第2熱交換器が車室内(または室
内)の第2空間を暖房する能力をそれぞれリニアに制御
できる。従って、上記第1空間および第2空間の暖房を
リニアに制御することができる。
路に、温水圧力の上昇により開弁する圧力応動弁が備え
られているので、エンジンの温水供給圧が変動しても、
第1および第2熱交換器に加わる温水圧力を一定に維持
して、吹出空気温度の変動を抑制することができる。ま
た請求項5または6記載の発明では、分配弁を、第1通
路と第2通路とが再び集合する部位もしくは温水回路が
第1通路と第2通路とに分岐する部位に設けているの
で、総流量制御弁にて流量制御された温水を第1および
第2通路に分配するという機能を、1つの弁にて実現す
ることができる。
第2熱交換器が1つの熱交換器として構成され、さらに
総流量制御弁と分配弁とがこの1つの熱交換器と一体的
に構成されているので、これら総流量制御弁、分配弁、
熱交換器を一体構造物として取り扱って、自動車への組
付、搭載作業を容易に行うことができる。
房装置に適用した第1実施例を、図1〜12を用いて説
明する。図1において、1は自動車走行用の水冷式エン
ジン、2はエンジン1により駆動されるウオータポンプ
で、エンジン1の温水回路17に温水を循環させるもの
である。この温水回路17は、途中の部位17aにて第
1通路17bと第2通路17bとに分岐し、さらにこれ
らの通路17b、17cの途中に第1ヒータコア3Aお
よび第2ヒータコア3Bが設けられている。そして通路
17aと17bが再び集合する部位17d(図12)に
分配弁7が設けられている。
エンジン1から供給される温水と空調ダクト12(図
2)内の送風空気とを熱交換して、この送風空気を加熱
する暖房用熱交換器である。これら各ヒータコア3A、
3Bは、1つのヒータコア3(図3)のコア部を半分に
分割したそれぞれより成るものである。4は総流量制御
弁で、温水出入口を3つ有する三方弁タイプの弁構造を
有するものであり、その詳細構造は後述する。
パス路である。また、6は定差圧弁(圧力応動弁)であ
り、その前後の差圧が予め定められた所定値に達すると
開弁するものであって、エンジン1の回転数変動により
ウオータポンプ2の吐出圧が変動しても、ヒータコア3
の前後圧を一定に近づける役割を果たすものである。図
1には具体的に示していないが、総流量制御弁4にはバ
イパス回路5および定差圧弁6が一体に内蔵され、さら
に暖房用熱交換器3に対して一体構造として組付られて
いる。この組付構造も後述する。
って調節された温水流量のうち、第1ヒータコア3Aを
流れる流量と第2ヒータコア3Bを流れる流量とを振り
分けるものである。この分配弁7の詳細構造は後述す
る。8aは車室内温度を検出する内気温センサ、8bは
外気温度を検出する外気温センサ、および8cは車室内
に照射される日射量を検出する日射センサである。
調パネル(図示しない)上に設けられた温度設定器で、
9aは運転席用、9bは助手席用である。また10は、
ROM、RAM、マイクロコンピュータ等よりなる制御
装置で、上記各センサ8a〜8cおよび温度設定器9
a、9b等からの入力信号に基づいて後述する所定の処
理を実行し、上記総流量制御弁4、分配弁7等に制御信
号を出力するものである。
く空気通路としての空調ダクトであり、その一端側には
内気吸入口および外気吸入口(それぞれ図示しない)が
形成され、他端側には複数の吹出口群12、13が形成
されている。また14は、上記内気吸入口または外気吸
入口から吸入した空気を上記吹出口群12、13に向か
って圧送する送風手段である。
空気を冷却する熱交換器で、具体的には図示しない冷凍
サイクルの蒸発器である。そして上記第1ヒータコア3
Aおよび第2ヒータコア3Bは、この蒸発器15の空気
下流側部位における空調ダクト11内の全面にわたって
配設されている。従って、蒸発器15を通過した空気は
全てこのヒータコア3A、3Bで再加熱される。
コア3Aを通過した空気を運転席側に導く運転席側通路
16aが形成されている。上記吹出口群12はこの運転
席側通路16aの下流端に形成されている。また、ヒー
タコア3Bの空気下流側には、ヒータコア3Bを通過し
た空気を助手席側に導く助手席側通路16bが形成され
ている。上記吹出口群13はこの助手席側通路16bの
下流端に形成されている。
半身に向けて空気を吹き出す運転席側サイドフェイス吹
出口およびセンターフェイス吹出口と、運転手足元に向
けて空気を吹き出す運転席側フット吹出口と、窓ガラス
内面に向けて空気を吹き出すデフロスタ吹出口とから成
る。上記吹出口群13は具体的には、助手席乗員上半身
に向けて空気を吹き出す助手席側サイドフェイス吹出口
およびセンターフェイス吹出口と、助手席乗員足元に向
けて空気を吹き出す助手席側フット吹出口と、上記デフ
ロスタ吹出口とから成る。
分配弁7、ヒータコア3の一体構造について説明する。
なお図3は、総流量制御弁4と分配弁7とヒータコア3
との一体構造を示す一部断面図示した正面図、図4は上
蓋21a、41a、扇型ギア27、45を外した状態に
おける図3の一部を破断した上面図、および図5は図3
の要部拡大図である。また、図面作成の都合上、図3に
おいては、総流量制御弁4と分配弁7の詳細部分への引
出線、およびハッチングの図示は省略した。
に説明する。総流量制御弁4の弁体20は樹脂材料にて
円柱状に成形され、やはり樹脂にて成形された流量制御
弁ハウジング21内に回動可能に配置され収納されてい
る。従って、弁体20は図3、5の上下方向に軸が延び
る回動可能な円柱状ロータから構成されている。
らの温水が流入する第1温水入口パイプ22と、エンジ
ン1に温水を還流させる第1温水出口パイプ23と、ヒ
ータコア3の出口からの温水が流入する第2温水入口パ
イプ24と、上記第1温水入口パイプ22から流入した
温水をヒータコア3に向けて流出させる第2温水出口パ
イプ25とが樹脂にて一体成形されている。また、弁ハ
ウジング21内には、第1温水入口パイプ22から弁体
20を介して第1温水出口パイプ23に温水をバイパス
させるバイパス回路5が形成されている。
2、25およびバイパス回路5の開口面積を後述の所定
の相関関係をもって制御する制御流路20a〜20c
(図6)が形成されている。また、弁体20を回動操作
するためのシャフト26は、弁体20に一体に結合され
ており、弁ハウジング21の上蓋21aの上部に突出し
ている。
形状であるD形状に形成され、このD形状の突出端には
扇形ギヤ27の回転中心穴(扇の要の位置)が一体に嵌
合して連結され、この両者26、27は一体に回転する
ようになっている。また、シャフト26の突出端は、弁
体20の回転位置を検出する回転位置検出手段としての
ポテンショメータ(可変抵抗器)28に連結されてい
る。このポテンショメータ28のケース部28aはブラ
ケット29を介して上蓋21aに固定されている。上記
制御装置10は、このポテンショメータ28の弁体回転
位置信号に基づいて、後述するサーボモータ31にフィ
ードバック制御し、弁体20を所定位置に位置決め制御
する。
納する駆動機構ケース部30が一体成形されている。こ
のケース部30内には、電気的駆動手段31(具体的に
は直流モータからなるサーボモータ)が配設されてお
り、このモータ31のシャフトの先端部にはウオームギ
ヤ31aが形成されている。このウオームギヤ31aは
減速用平ギヤ32と噛み合っており、この平ギヤ32は
弁ハウジング21に設けられた軸受(図示しない)に回
転可能に軸支され、平ギヤ32のシャフトに形成された
ウオームギヤ32aは上記扇形ギヤ27の外周部のギヤ
部27aと噛み合うようになっている。この扇形ギヤ2
7の使用により数段の減速ギヤによる減速量を1個のギ
ヤで達成できる。
回路5には定差圧弁6が配設されている。この定差圧弁
6は樹脂により成形され、その底面凹部6aに当接した
コイルバネ6b(バネ手段)が、定差圧弁6を図3〜5
の左方向(閉弁方向)に押圧するようになっている。こ
の定差圧弁6の中心部には、定差圧弁6の閉弁時にもバ
イパス回路5に所定流量の温水が流れるようにするため
の孔6cが形成されている。
プ24の内壁面との間には隙間が形成されており、分配
弁7からの温水がこの隙間を通って温水出口パイプ23
に流れるようになっている。33は弁座を形成する隔壁
で、その中心部には定差圧弁6により開閉される円形穴
が形成されている。この円形穴は温水入口側をテーパ状
に拡大して通水抵抗を減少するようにしてある。
性材からなるシール部材で、その全体形状は中央部に開
口を有する矩形状になっており、弁体20の外周面と弁
ハウジング21の内周面との間に配置されている。この
シール部材34、35は弁体20の制御流路20a〜2
0cを介することなく、パイプ22と25とバイパス回
路5との間で直接温水が流通してしまうことを防ぐため
のものである。
〜20cの具体的形状は図6に示す形状となっており、
このうち制御流路20aは図6(b)に示すように、半
円状部分20a-1 と細長部分20a-2 と小穴20a-3 と
から形成されている。そして、弁体20の開度が0°
(非暖房時)から所定開度(本実施例では20°)まで
は、温水入口パイプ22を開口する面積A1 は小穴20
a-3 による一定の開口面積となり、上記所定開度を越え
ると、弁体開度の増加に応じて上記開口面積A1も大き
くなるようにしてある。
には、制御流路20cが連続して形成されており、この
制御流路20cにより、弁体20の開度が0°から所定
開度(本実施例では20°)までは、温水入口パイプ2
4を開口する面積A2 はほぼ全開となり、上記所定開度
を越えると、弁体開度の増加に応じて上記開口面積A2
は小さくなるようにしてある。
出口パイプ25(ヒータコア3の入口に接続)の開口面
積A3 は、図6(a)に示すように、弁体20の開度が
0°のときは上記開口面積A3 は0となり、この状態か
ら弁体開度が増加するに応じて、上記開口面積A3 は徐
々に大きくなるようにしてある。次に、分配弁7につい
て具体的に説明する。
状に成形され、やはり樹脂にて成形された分配弁ハウジ
ング41内に回動可能に配置され収納されている。従っ
て、弁体40は図3の上下方向に軸が延びる回動可能な
円柱状ロータから構成されている。上記弁ハウジング4
1には、第1ヒータコア3Aからの温水が流入する第1
温水通路42a、および第2ヒータコア3Bからの温水
が流入する第2温水通路42bが形成された第3入口パ
イプ42と、総流量制御弁4側の温水入口パイプ24に
温水を還流させる第3温水出口パイプ43とが樹脂にて
成形されている。
開口面積を後述の所定の相関関係をもって制御する制御
流路40a、40b(図7)と、上記パイプ43の開口
面積をほぼ一定で全開とする制御流路40c(図7)と
が形成されている。また、弁体40を回動操作するため
のシャフト44は、弁体40に一体に結合されており、
弁ハウジング41の上蓋41aの上部に突出している。
形状であるD形状に形成され、このD形状の突出端には
扇形ギヤ45の回転中心穴(扇の要の位置)が一体に嵌
合して連結され、この両者44、45は一体に回転する
ようになっている。また、シャフト44の突出端は、弁
体40の回転位置を検出する回転位置検出手段としての
図示しないポテンショメータ(可変抵抗器)に連結され
ている。このポテンショメータの図示しないケース部は
上記上蓋41aに固定されている。上記制御装置10
(図1)は、このポテンショメータの弁体回転位置信号
に基づいて、後述するサーボモータ47にフィードバッ
ク制御し、弁体40を所定位置に位置決め制御する。
納する駆動機構ケース部46が一体成形されている。こ
のケース部46内には、電気的駆動手段47(具体的に
は直流モータからなるサーボモータ)が配設されてお
り、このモータ47のシャフトの先端部にはウオームギ
ヤ47aが形成されている。このウオームギヤ47aは
減速用平ギヤ48と噛み合っており、この平ギヤ48は
弁ハウジング41に設けられた軸受(図示しない)に回
転可能に軸支され、平ギヤ48のシャフトに形成された
ウオームギヤ48aは上記扇形ギヤ45の外周部のギヤ
部45aと噛み合うようになっている。この扇形ギヤ4
5の使用により数段の減速ギヤによる減速量を1個のギ
ヤで達成できる。
るシール部材で、その全体形状は中央部に開口を有する
矩形状になっており、弁体40の外周面と弁ハウジング
41の内周面との間に配置されている。このシール部材
49、50は弁体40の制御流路40a〜40cを介す
ることなく、パイプ42の温水通路42aと42bとパ
イプ43との間で直接温水が流通してしまうことを防ぐ
ためのものである。
〜40cの具体的形状は図7に示す形状となっている。
図7からも分かるように、弁体40の開度が0°のとき
は、制御流路40aが第1温水通路42aを開口する開
口面積B1 は最大となるのに対して、制御流路40bが
第2温水通路42bを開口する開口面積B2 は0とな
る。
上記開口面積B1 は小さくなり、上記開口面積B2 は大
きくなる。そして弁体40の開度が90°のときは、上
記開口面積B1 は0となり、上記開口面積B2 は最大と
なる。なお、制御流路40cが温水出口パイプ43を開
口する開口面積B3 は、弁体40の開度に関係無く、常
にほぼ最大の状態となる。
ように、その一端部に温水の入口側タンク3aを有し、
他端部に温水の第1出口側タンク3bおよび第2出口側
タンク3cを有している。そしてこの両タンク3aと3
bとの間、および3aと3cとの間に、多数の偏平チュ
ーブ3dが並列設置され、各々の隣り合う偏平チューブ
3dの間にはコルゲートフィン3eが設けられている。
から成るコア部は、第1出口側タンク3bに対応した第
1コア部3fと、第2出口側タンク3cに対応した第2
コア部3gとからなる。また、上記コア部3f、3gは
ともに、入口側タンク3aからの温水が出口側タンク3
b、3cへ一方向のみに流れる全パスタイプ(一方向流
れタイプ)として構成されている。
ア部3fと第1出口側タンク3bとで上記第1ヒータコ
ア3Aを構成し、入口側タンク3aと第2コア部3gと
第2出口側タンク3cとで上記第2ヒータコア3Bを構
成している。そして、第1出口側タンク3bは上記第1
温水通路42aと連通し、第2出口側タンク3cは上記
第2温水通路42bと連通している。
ロコンピュータによる総流量制御弁4および分配弁7の
制御処理を、図8のフローチャートに基づいて説明す
る。まず、自動車のイグニッションスイッチがオンされ
て制御装置10に電源が供給され、かつ空調装置を自動
で制御させるオートエアコンスイッチ(図示しない)が
オンされると図8のルーチンが起動される。すると最初
にステップ110にて、運転席用温度設定器9aで設定
された運転席側設定温度Tset(Dr) と、助手席用温度設
定器9bで設定された助手席側設定温度Tset(As) とを
読み込む。
ンサ8aが検出した内気温度Tr 、外気温センサ8bが
検出した外気温度Tam、および日射センサ8cが検出し
た日射量Ts をそれぞれ読み込む。そして次のステップ
130では、上記ステップ110、120で読み込んだ
値を下記数式1、2に代入することによって、運転席側
の目標吹出温度TAO(Dr)、および助手席側の目標吹出
温度TAO(As)をそれぞれ算出する。
Tr −Kam×Tam−Ks ×Ts+C
Tr −Kam×Tam−Ks ×Ts+D なお、上記Kset(Dr) 、Kset(As) 、Kr 、Kamおよび
Ks はそれぞれ制御ゲイン、CおよびDは定数である。
総流量制御弁4の開度および分配弁7の開度を、上記ス
テップ130で算出したTAO(Dr)およびTAO(As)
と、図9の3次元マップとに基づいて決定する。ここ
で、この3次元マップについて、および総流量制御
弁4および分配弁7の各開度の決定方法について、詳細
に説明する。
元マップは実験データに基づいて作成されたものであ
る。この実験データの一例を図10、11に示す。この
図10、11のうち実線で示される2本のデータは、第
1コア部3fを通過した直後の空気温度を示すもので、
このうち上の実線は第1コア部3fの図3左半分につい
て、下の実線は第1コア部3fの図3右半分についての
ものである。
る2本のデータは、第2コア部3gを通過した直後の空
気温度を示すもので、このうち上の破線は第2コア部3
gの図3左半分について、下の破線は第2コア部3gの
図3右半分についてのものである。そして、上記2本の
実線および破線をそれぞれ平均化したデータを多数組み
合わせることによって、図9の3次元マップが得られ
る。本実施例では、この3次元マップのz軸を目標吹出
温度(TAO(Dr)、TAO(As))としてROMに記憶さ
せている。
タは全て、蒸発器15を通過した直後の空気温度が約3
℃で、ヒータコア3を通過する直前の空気温度が約8℃
で、ヒータコア3の入口(具体的には温水出口パイプ2
5内部)の水温が約85℃で、ヒータコア3の出口(具
体的には温水入口パイプ24内部)の水温が約80℃の
ときの実験データである。
x−y平面に平行な面のうち、上記ステップ130で算
出されたTAO(Dr)に相当する面とTAO(As)に相当す
る面とをサーチする。これらの面上にはそれぞれ、1本
の線が形成される。そしてこれらの線をx−y平面に投
影したときに得られる交点から、総流量制御弁4の開度
および分配弁7の開度を決定する。
配弁7の各開度が決定されたら、次のステップ160、
170にて、実際の弁開度が上記決定された開度となる
ように、上記サーボモータ31、47(図4)に制御信
号を出力する。その後リターンする。以上説明したよう
に本実施例では、第1ヒータコア3Aおよび第2ヒータ
コア3Bを流れる温水の総流量を総流量制御弁4にて制
御し、この流量制御された温水を、分配弁7にて第1ヒ
ータコア3Aと第2ヒータコア3Bとにリニアに分配す
るので、各ヒータコア3A、3Bへの供給温水量をリニ
アに制御でき、その結果、運転席と助手席とをリニアに
温度制御することができる。
31が円柱状ロータの弁体20を回し、この弁体20の
制御流路20a〜20cが各パイプ22、24、25内
の通路を開口する面積を制御することによって、各パイ
プ22、24、25を流れる温水流量を制御する構成と
したので、従来から一般的に知られている電磁弁に比べ
て、流量制御弁4の製造コストを安くすることができ
る。
ング21内にバイパス回路5を形成し、このバイパス回
路5に、温水圧力の上昇により開弁する定差圧弁6を設
けた構成としたので、エンジン1の温水供給圧が変動し
ても、第1ヒータコア3Aおよび第2ヒータコア3Bに
加わる温水圧力を一定に維持して、吹出空気温度の変動
を抑制することができる。
ータ47が円柱状ロータの弁体40を回し、この弁体4
0の制御流路40a〜40cが各パイプ42、43内の
通路を開口する面積を制御することによって、各パイプ
42、43を流れる温水流量を制御する構成としたの
で、従来から一般的に知られている電磁弁に比べて、分
配弁7の製造コストを安くすることができる。
第2通路17cとが再び集合する部位17dに設けたの
で、総流量制御弁4にて流量制御された温水を各ヒータ
コア3A、3Bに分配するという機能を、1つの弁にて
実現することができる。また本実施例では、ヒータコア
3Aとヒータコア3Bとを1つのヒータコア3として一
体的に構成し、さらに総流量制御弁4と分配弁7がこの
ヒータコア3と一体的に構成したので、これら総流量制
御弁4、分配弁7、ヒータコア3を一体構造物として取
り扱って、自動車への組付、搭載作業を容易に行うこと
ができる。
めの定差圧弁6を備えた総流量制御弁4にて総流量を制
御した後、分配弁7にて各ヒータコア3A、3Bへの温
水流量を分配する構成としたので、図12に示す比較例
のように、上記総流量制御弁4を2つ用いて各ヒータコ
ア3A、3Bへの温水流量をリニアに制御する場合に比
べて、分配弁7が定差圧弁6を備えていない分、部品点
数を減らすことができる。次に本発明の第2実施例を説
明する。
路17が第1通路17bと第2通路17cとに分岐する
部位17a(図1参照)に設けても良い。 (変形例)上記各実施例では、第1ヒータコア3Aにて
運転席空間を暖房し、第2ヒータコア3Bにて助手席空
間を暖房する構成としたが、これに限らず、例えば第1
ヒータコア3Bにて前席側空間を暖房し、第2ヒータコ
ア3Bにて後席側空間を暖房する構成としても良い。
O(Dr)およびTAO(As)を算出し、これらの目標吹出温
度と図9のマップとから総流量制御弁4および分配弁7
の各開度を決定するようにしたが、第1ヒータコア3A
および第2ヒータコア3Bのそれぞれについて、これら
を通過した直後の空気温度を検出する手段を設け、この
検出温度が各目標温度となるように総流量制御弁4およ
び分配弁7を制御するようにしても良い。
3を2つに分けて、それぞれを第1ヒータコア3Aおよ
び第2ヒータコア3Bとしたが、第1ヒータコア3A、
第2ヒータコア3Bをそれぞれ別体で構成しても良い。
また上記各実施例では、弁体20、40をサーボモータ
31、47によって電気的に駆動する構成したが、例え
ば扇形ギヤ27、45の上面にピンを一体成形し、この
ピンにレバー、ケーブル等を連結するように構成しても
良い。
たは17dに分配弁7を1つ設ける構成としたが、それ
ぞれの通路17b、17cにそれぞれ分配弁を設け、そ
れぞれの分配弁の開度を制御するようにしても良い。
ト11内への配置形態を示す断面図である。
タコア3との一体構造を示す一部断面図示した正面図で
ある。
(b)はこの弁体の展開図である。
処理の流れを示すフローチャートである。
と分配弁開度との関係を示す3次元マップである。
吹出温度との関係を示す実験データで、(a)は上記総
流量制御弁4の開度が25°のとき、(b)は総流量制
御弁4の開度が30°のときを示す。
吹出温度との関係を示す実験データで、(a)は上記総
流量制御弁4の開度が40°のとき、(b)は総流量制
御弁4の開度が90°のときを示す。
式図である。
タコア、3…ヒータコア、4…総流量制御弁、5…バイ
パス回路、6…定差圧弁、7…分配弁、10…制御装
置、17…温水回路、17b…第1通路、17c…第2
通路、20…弁体、21…流量制御弁ハウジング、22
…第1温水入口パイプ、23…第1温水出口パイプ、2
4…第2温水入口パイプ、25…第2温水出口パイプ、
40…弁体、41…分配弁ハウジング、42…第3温水
入口パイプ、43…第3温水出口パイプ。
Claims (9)
- 【請求項1】 水冷式の走行用エンジンを有する自動車
に用いられる暖房装置であって、 前記エンジンによって加熱された温水を循環させる温水
回路の途中の通路である第1通路中に設けられ、前記温
水と空気とを熱交換して車室内の第1空間の暖房を行う
第1熱交換器と、 前記温水回路の途中の通路でかつ前記第1通路と並列に
設けられた第2通路中に設けられ、前記温水と空気とを
熱交換して車室内の第2空間の暖房を行う第2熱交換器
と、 前記温水回路途中に設けられ、前記第1熱交換器と前記
第2熱交換器とを流れる温水の総流量を制御する総流量
制御弁と、 前記温水回路途中に設けられ、前記総流量制御弁によっ
て流量制御された温水を、前記第1熱交換器と前記第2
熱交換器とにリニアに分配する分配弁とを備えることを
特徴とする暖房装置。 - 【請求項2】 前記総流量制御弁は、前記温水回路が前
記第1通路と第2通路とに分岐する部位よりも上流側に
設けられたことを特徴とする請求項1記載の暖房装置。 - 【請求項3】 前記総流量制御弁は、 流量制御弁ハウジングと、 この流量制御弁ハウジングに設けられ、前記エンジンか
らの温水が流入する第1温水入口パイプと、 前記流量制御弁ハウジングに設けられ、前記エンジンに
温水を還流させる第1温水出口パイプと、 前記流量制御弁ハウジングに設けられ、前記第1温水入
口パイプから流入した温水を前記第1および第2熱交換
器に流入させる第2温水出口パイプと、 前記流量制御弁ハウジングに設けられ、前記第1および
第2熱交換器からの温水を前記流量制御弁ハウジング内
に流入させる第2温水入口パイプと、 前記流量制御弁ハウジング内に設けられ、前記第1温水
入口パイプからの温水を直接前記第1温水出口パイプに
バイパスさせるバイパス回路と、 前記流量制御弁ハウジング内に設けられ、前記第1温水
入口パイプから前記第2温水出口パイプに通ずる温水流
路の開口面積を制御する流量制御弁体とを備えることを
特徴とする請求項1または2記載の暖房装置。 - 【請求項4】 前記バイパス回路には、温水圧力の上昇
により開弁する圧力応動弁が備えられていることを特徴
とする請求項3記載の暖房装置。 - 【請求項5】 前記分配弁は、前記第1通路と前記第2
通路とが再び集合する部位に設けられたことを特徴とす
る請求項1ないし4いずれか1つ記載の暖房装置。 - 【請求項6】 前記分配弁は、前記温水回路が前記第1
通路と前記第2通路とに分岐する部位に設けられたこと
を特徴とする請求項1ないし4いずれか1つ記載の暖房
装置。 - 【請求項7】 前記分配弁は、 分配弁ハウジングと、 この分配弁ハウジングに設けられ、内部に前記第1温水
通路および前記第2温水通路が形成された第3温水入口
パイプと、 前記分配弁ハウジングに設けられ、前記第3温水入口パ
イプから流入した温水を前記エンジンに還流させる第3
温水出口パイプと、 前記分配弁ハウジング内に設けられ、前記第1温水通路
から前記第3温水出口パイプに通ずる第1温水流路の開
口面積を制御するとともに、前記第2温水通路から前記
第3温水出口パイプに通ずる第2温水流路の開口面積を
制御する分配弁体とを備えることを特徴とする請求項5
記載の暖房装置。 - 【請求項8】 前記第1熱交換器は、1つの熱交換器の
一部で構成され、 前記第2熱交換器は、前記1つの熱交換器の残部で構成
され、 前記総流量制御弁と前記分配弁とは、前記1つの熱交換
器と一体的に構成されていることを特徴とする請求項1
ないし7いずれか1つ記載の暖房装置。 - 【請求項9】 温熱源によって加熱された媒体を循環さ
せる媒体回路の途中の通路である第1通路中に設けら
れ、前記媒体と空気とを熱交換して室内の第1空間の暖
房を行う第1熱交換器と、 前記媒体回路の途中の通路でかつ前記第1通路と並列に
設けられた第2通路中に設けられ、前記媒体と空気とを
熱交換して室内の第2空間の暖房を行う第2熱交換器
と、 前記媒体回路途中に設けられ、前記第1熱交換器と前記
第2熱交換器とを流れる媒体の総流量を制御する総流量
制御弁と、 前記媒体回路途中に設けられ、前記総流量制御弁によっ
て流量制御された媒体を、前記第1熱交換器と前記第2
熱交換器とにリニアに分配する分配弁とを備えることを
特徴とする暖房装置。
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