JPH09202584A - 屋根パネル用吊り具およびその屋根パネルの吊り込み方法 - Google Patents

屋根パネル用吊り具およびその屋根パネルの吊り込み方法

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JPH09202584A
JPH09202584A JP1008696A JP1008696A JPH09202584A JP H09202584 A JPH09202584 A JP H09202584A JP 1008696 A JP1008696 A JP 1008696A JP 1008696 A JP1008696 A JP 1008696A JP H09202584 A JPH09202584 A JP H09202584A
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JP
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roof panel
roof
ridge
suspending
panel
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JP1008696A
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Hidetada Kawakami
栄忠 河上
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋根パネルを傷つけることなく、容易に取り
付け、取り外しができるようになる屋根パネル用吊り具
およびその屋根パネルの吊り込み方法を提供する。 【解決手段】 建物の屋根を形成する屋根パネル10
を、クレーンで吊り込む屋根パネル用吊り具20を、第
1の吊り手段21と、第2の吊り手段22とを備えて形
成する。第1の吊り手段21は、屋根パネル10の一端
10Aを、第2の吊り手段22は、屋根パネル10の他
端10Bを屋根の軒側として包括保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の屋根を形成
する屋根パネルを吊り込むための屋根パネル用吊り具、
およびその屋根パネルの吊り込み方法に関する。
【0002】
【背景技術】例えば、複数の建物ユニットを建設現場で
組合わせて建てられるユニット式建物の屋根として、切
妻屋根等の傾斜屋根が知られている。このような屋根
は、複数枚の屋根パネルを組み合わせて形成され、ある
いは、屋根ユニットの組み合わせにより形成されてい
る。複数枚の屋根パネルを組み合わせて屋根を形成する
場合、個々の屋根パネルをクレーンで吊り上げ、その
後、上階建物ユニットの上面に予め取り付けられている
屋根束や、パネル受けブラケット等に載せて固定してい
る。
【0003】屋根パネルとしては、その母材となる例え
ば鋼材等で形成された枠体の表面に、野地板や屋根仕上
げ材等からなる屋根部材を取り付けて形成したものがあ
り、このような屋根パネルをクレーンで吊り上げるに
は、例えば、枠体の裏面かつ複数箇所に予めナットを溶
接しておき、これらのナットと螺合させる吊りボルトを
取り付けるために、屋根部材にボルト挿通孔を明けてお
き、吊りボルトとナットとを螺合させた後、これらの吊
りボルトにワイヤ等を通して吊り上げている。そして、
屋根を傾斜屋根とするときは、屋根パネルを傾斜させた
状態で吊り上げている。
【0004】また、屋根パネルとしては、例えばパネル
工法等で使用されるものとして、木材で形成した枠体を
有するものがある。このような屋根パネルをクレーンで
吊り上げるには、例えば、枠体の側面に孔を明けてお
き、この孔にワイヤに取り付けられた吊り具の先端を差
し込んで行うか、枠体の側面に食い込む爪を備えた複数
の取付具をワイヤに接続させ、爪を食い込ませることに
より行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、吊りボルトを
介して屋根パネルを吊り上げる場合、予め枠体の裏面か
つ複数箇所にナットを溶接するとともに、野地板等にボ
ルト挿通孔を明けなくてはならないため、それらの作業
の手間が多くかかり、屋根パネルの製作コストが高くつ
くという問題があった。また、屋根パネルの取り付け
は、複数箇所の吊りボルトをナットに螺合させ、屋根パ
ネルの取り外しは、それらの吊りボルトをナットから外
して行わなくてはならないため、作業が面倒であり、作
業性が悪いという問題もあった。
【0006】また、木材で形成した枠体を有する屋根パ
ネルを吊り上げる場合で、枠体の側面に明けられた孔に
吊り具の先端を差し込む場合は、枠体の側面に予め複数
の孔をあけなければならないため、前記吊りボルトの場
合と同様に製作コストが高くつくという問題の他に、側
面に孔が明いているので、場合によってはその孔を塞が
なければならないという問題もあった。
【0007】さらに、木材で形成した枠体を有する屋根
パネルを吊り上げる場合で、枠体の側面を爪で挟み込む
取付具による場合は、枠体の側面に孔等を明けなくても
よいが、側面に爪跡が残り、製品としての価値が下がる
ため、屋根パネルの取り付け後に爪跡を埋める等の後処
理が必要になるという問題があった。
【0008】本発明の目的は、屋根パネルを傷つけるこ
となく、容易に取り付け、取り外しができるようになる
屋根パネル用吊り具およびその屋根パネルの吊り込み方
法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る屋根パネル
用吊り具は、図面を参照して説明すると、図2,7に示
すように、建物1の屋根5を形成する屋根パネル10を
クレーンで吊り込む屋根パネル用吊り具20であって、
屋根パネル10の外周端部を包括保持する保持部25
B,35Bを有することを特徴とするものである。
【0010】以上において、建物1は、複数の建物ユニ
ットを組み合わせて建てられるユニット式建物でもよ
く、パネル工法の建物でもよい。また、屋根パネル10
は、枠体を備えたものでもよく、パネル部材同士を組み
立てたものでもよい。さらに、屋根パネル10の外周端
部を包括保持する場合、外周全部でもよく、外周の一部
でもよい。
【0011】このような本発明では、屋根パネル10
が、その端部を屋根パネル用吊り具20の保持部25
B,35Bで包括保持されるので、屋根パネルを傷つけ
ることなく保持でき、また、屋根パネル10を包括保持
して吊り込み束等に取り付けた後、その包括保持を解除
すれば取り外せるので、屋根パネル10の取り付け、取
り外しが容易となる。
【0012】この屋根パネル用吊り具において、図2,
7に示すように、屋根パネル10の一端10Aを屋根の
棟側として包括保持する第1の吊り手段21と、屋根パ
ネル10の他端10Bを屋根の軒側として包括保持する
第2の吊り手段22とを備えたものとしてもよい。
【0013】以上において、屋根パネル10をバランス
よく吊ることができれば、第1,2の吊り手段21,2
2を何個使用してもよい。このような本発明では、第
1,2の吊り手段21,22で屋根パネル10を傾斜状
に吊ることができ、そのままの状態で、屋根束11等に
取り付けることができるので、作業性が向上する。
【0014】本発明の屋根パネル用吊り具において、図
5〜7に示すように、屋根パネル10を枠体15と屋根
部材16とを含んだものとし、第1の吊り手段21は、
枠体15の棟側の下端部を包括保持する棟側保持部材2
5と、この棟側保持部材25の上部に取り付けられると
ともに、屋根パネル10の屋根部材16の上面を押さえ
る棟側押さえ部材26とを備えるものとし、第2の吊り
手段22は、枠体15の軒側の下端部を包括保持する軒
側保持部材35と、この軒側保持部材35の上部に取り
付けられるとともに、屋根パネル10の屋根部材16の
上面を押さえる軒側押さえ部材36とを備えるものとし
てもよい。
【0015】以上において、枠体15は、例えば角パイ
プを組み立てたもの、または木製の角材を組み立てたも
のであってもよい。このような本発明では、屋根パネル
10が枠体15を有しているので、棟側保持部材25と
軒側保持部材35とを差し込みやすく、安定した保持が
でき、かつ、作業性が向上する。
【0016】本発明の屋根パネル用吊り具において、図
3,4に示すように、第1の吊り手段21の棟側押さえ
部材26および第2の吊り手段22の軒側押さえ部材3
6を、それぞれ、屋根パネル10の屋根部材16の棟側
上面と軒側上面とを押さえる方向に、弾性部材30,4
0によって付勢してもよい。
【0017】以上において、弾性部材30,40は、各
種形状のばねで形成してもよく、ごむ等で形成してもよ
い。このような本発明では、棟側押さえ部材26と軒側
押さえ部材36とが、弾性部材30,40によって付勢
されて屋根パネル10の上面を押さえるので、安定した
姿勢を維持できる。
【0018】本発明に係る屋根パネルの吊り込み方法
は、図面を参照して説明すると、図2,7に示すよう
に、建物1の屋根5を形成し、かつ、枠体15と屋根部
材16とを含んで形成された屋根パネル10をクレーン
で吊り込む屋根パネルの吊り込み方法であって、屋根パ
ネル10の一端10Aを、この屋根パネル10の枠体1
5の下端面を包み込み、かつ、クレーンに接続される吊
り部材7と連結した第1の吊り手段21で保持するとと
もに、屋根パネル10の一端と対向する他端10Bを、
この屋根パネル10の枠体15の下端面を包み込み、か
つ、クレーンに接続される吊り部材7と連結した第2の
吊り手段22で保持した後、吊り部材7をクレーンに接
続させ、このクレーンで屋根パネル10を所定の位置に
吊り込むことを特徴とするものである。
【0019】以上において、建物1は、複数の建物ユニ
ットを組み合わせて建てられるユニット式建物でもよ
く、パネル工法の建物でもよい。また、吊り部材7とし
てワイヤを使用してもよく、チェーンを使用してもよ
い。このような本発明では、第1,2の吊り手段21,
22で屋根パネル10の枠体15の下端面を包括保持し
て吊り込めばよく、また、吊り込んで束等に取り付けた
後、その包括保持を解除すれば取り外せるので、屋根パ
ネル10の取り付け、取り外しが容易となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態
の屋根パネルが取り付けられる建物はユニット式建物1
とされている。このユニット式建物1は、基礎2の上に
配置される複数の下階建物ユニット3と、これらの下階
建物ユニット3の上に載置される複数の上階建物ユニッ
ト4と、これらの上階建物ユニット4の上方に取り付け
られる屋根5とを備えて構成されている。
【0021】屋根5は、例えば切妻屋根等のように傾斜
屋根とされ、複数枚の前記屋根パネル10を組み合わせ
ることによって形成される。これらの屋根パネル10
は、図2に示すように、傾斜状態で吊り上げられた後、
図1に示すように、上階建物ユニット4の上面に固定さ
れた屋根束11やパネル受けブラケット12に取り付け
られるようになっている。
【0022】各屋根パネル10は、図5〜7に示すよう
に、例えば角パイプで形成された枠体15を備え、この
枠体15の表面には、野地板と屋根仕上げ材等とで形成
された屋根部材16が取り付けられている。また、屋根
パネル10において前記屋根5の軒側先端には断面三角
形状の傾斜桁17が取り付けられており、この傾斜桁1
7には、図示しない軒先部材が取り付けられるようにな
っている。
【0023】図2,7等に示すように、屋根パネル10
は、本発明の屋根パネル用吊り具20によって吊り込ま
れるようになっている。すなわち、屋根パネル用吊り具
20は、屋根パネル10の一端10Aを屋根5の棟側と
し、他端10Bを屋根5の軒側として、傾斜状に吊り込
むものであり、一端10A側を吊り込む2個の第1の吊
り手段21と、他端10B側を吊り込む2個の第2の吊
り手段22とを備えている。
【0024】第1の吊り手段21は、図3に詳細を示す
ように、枠体15の棟側の下端部を包括保持するための
保持部25Bを有する棟側保持部材25と、この棟側保
持部材25の上部に取り付けられるとともに、屋根パネ
ル10の屋根部材16の上面を押さえる棟側押さえ部材
26とを備えて形成されている。
【0025】棟側保持部材25は、例えば鉄製の丸棒等
の棒状部材で形成されており、直線状部25Aを有する
とともに、この直線状部25Aの下部に形成され、ほぼ
半円状に湾曲した前記保持部25Bを有している。この
保持部25Bの先端は外側にわずかに折り曲げられ、棟
側保持部材25で枠体15を保持するとき、先端が枠体
15に引っ掛からないようになっている。また、棟側保
持部材25の上端部には吊り輪25Cが取り付けられ、
この吊り輪25Cにワイヤ等の吊り部材7(図5等参
照)が接続されるようになっている。なお、吊り輪25
Cは、保持部25Bの湾曲方向と直交する方向が平面と
なっている。さらに、直線状部25Aの吊り輪25寄り
には、保持部25Bの湾曲方向と反対側の位置に突出し
た固定部材27が設けられている。この固定部材27
は、板材をほぼ半楕円状に切断して形成したもので、中
央に水平な孔が明けられている。
【0026】棟側押さえ部材26は、例えば鉄製の丸棒
等の棒状部材をほぼU字状に折り曲げて形成され、両端
部は同一方向にわずかに反り返り側面ほぼ「く」字状と
なっている。また、両端部には、前記固定部材27とほ
ぼ同一形状の支持部材28A,28Bが反り返り側に取
り付けられている。そして、これらの支持部材28A,
28Bには、固定部材27の孔と同一径の孔がそれぞれ
明けられている。
【0027】棟側保持部材25と棟側押さえ部材26と
は、支持部材28の孔と固定部材27の孔とに挿通され
た連結ピン29により連結されている。この際、棟側押
さえ部材26のU字の開口側と、棟側保持部材25の吊
り輪25C側とが同一方向側に位置している。また、こ
の連結ピン29の一部外周、すなわち、棟側押さえ部材
26の一方側の支持部材28Aと、棟側保持部材25の
固定部材27との間には、コイルばね30が介在されて
いる。
【0028】このコイルばね30の一端30Aは、一方
側の支持部材28Aの外側に係止されるとともに、コイ
ルばね30の他端30Bは、棟側保持部材25の固定部
材27の内側に係止されている。コイルばね30の一端
30Aと他端30Bとは、ほぼ180°反対位置にあ
り、棟側押さえ部材26は、コイルばね30のばね作用
により、常時棟側保持部材25側に付勢されるようにな
っている。言い換えれば、棟側押さえ部材26は屋根パ
ネル10の上面を押さえることができるようになってい
る。
【0029】前記第2の吊り手段22は、図4に詳細を
示すように、枠体15の軒側の下端部を包括保持するた
めの保持部35Bを有する軒側保持部材35と、この軒
側保持部材35の上部に取り付けられるとともに、屋根
パネル10の上面を押さえる軒側押さえ部材36とを備
えて形成されている。
【0030】軒側保持部材35は、例えば鉄板等を断面
ほぼJ字状に折り曲げることにより形成されており、折
り曲げられた先端部分が前記保持部35Bとなってい
る。この保持部35Bの先端は外側にわずかに折り曲げ
られており、軒側保持部材35を枠体15に取り付ける
とき、先端が引っ掛かったりしないようになっている。
そして、この保持部材35は、図5〜7に示すように、
枠体15と前記傾斜桁17とを同時に包括保持できる大
きさとなっている。
【0031】この軒側保持部材35において保持部35
Bの反対側端部には、U字状のフック37が固着されて
おり、このフック37に、前記吊り部材7が接続される
ようになっている。また、軒側保持部材35の直線部に
は、軒側保持部材35の長手方向に沿い、かつ、長手方
向に長い長孔35Aが明けられている。そして、この長
孔35Aにおいて保持部35Bとは反対側の縁部近傍に
は、前記第1の吊り手段21の支持部材28とほぼ同一
構造の、2個の支持部材38A,38Bが取り付けられ
ている。
【0032】軒側保持部材35の支持部材38A,38
Bには、連結ピン39が水平に架けわたされ、この連結
ピン39には前記軒側押さえ部材36が固着されてい
る。すなわち、軒側押さえ部材36は、丸棒等の先端を
わずかに折り曲げてほぼJ字状になった形状とされてお
り、この先端側は、連結ピン39を支点として前記長孔
35A内を揺動可能となっている。また、押さえ部材3
6の他端側は前記連結ピン39に連結されている。そし
て、この押さえ部材36は、連結ピン39の外周に設け
られたコイルばね40により、先端側が軒側保持部材3
5の裏面側、つまり前記保持部35B側に付勢されてい
る。ここで、コイルばね40の一端40Aは、支持部材
38Aのフック37側の側面に係止されるとともに、他
端40Bは、一端40Aとは向きがほぼ180°反対と
なって、かつ、連結ピン39を上から押え付けて係止さ
れており、これにより、他端40Bはコイルばね40の
ばね作用により保持部35B側に付勢されることにな
る。
【0033】次に、図5〜7等を参照しながら、以上の
ような屋根パネル用吊り具20による屋根パネル10の
吊り込み方法を説明する。まず、図5に示すように、屋
根6の棟側となる屋根パネル10の一端10Aに第1の
吊り部材21を取り付けるとともに、軒側10Bとなる
他端に第2の吊り部材22を取り付ける。第1の吊り部
材21の取り付けは、作業者が、まず、コイルばね30
によって棟側保持部材25の湾曲側に付勢されている棟
側押さえ部材26を、ばね30の付勢力に抗して持ち上
げるとともに、棟側押さえ部材26の保持部25Bで、
枠体15の下端部を包括保持する。そして、持ち上げて
いる棟側押さえ部材26を放し、この押さえ部材26で
屋根パネル10の上面を押え付ける。
【0034】第2の吊り部材22の取り付けは、作業者
が、まず、コイルばね40によって軒側保持部材35の
保持部35B側に付勢されている軒側押さえ部材36の
一端を押さえて、折り曲げられた先端側を揺動させ、ば
ね40の付勢力に抗して長孔35Aから飛び出させると
ともに、軒側押さえ部材36の保持部35Bで傾斜桁1
7および枠体15の下端部を包括保持する。そして、押
さえている棟側押さえ部材36を放し、この押さえ部材
36で屋根パネル10の上面を押え付ける。
【0035】次に、図2,7に示すように、吊り部材7
をクレーンのワイヤに接続し、このクレーンで屋根パネ
ル10を傾斜状に吊るとともに、所定の位置まで移動さ
せ、屋根束11やパネル受けブラケット12等に取り付
ける。
【0036】前述のような本実施の形態によれば次のよ
うな効果がある。すなわち、第1の吊り部材21は湾曲
した保持部25B、第2の吊り部材22はJ字状の保持
部35Bをそれぞれ備え、これらの保持部25B,35
Bで屋根パネル10の枠体15の下端部を包括保持する
ので、屋根パネル10を傷つけることなく吊り込める。
【0037】また、屋根パネル10を吊り込むときは、
第1の吊り部材21における軒側保持部材35の保持部
25Bで、枠体15の下端部を包括保持するとともに、
第2の吊り部材22における軒側保持部材35の保持部
35Bで、枠体15の下端部を包括保持すればよく、ま
た、束等にその屋根パネル10を取り付けた後、吊り具
20を取り外すには、包括保持を解除すればよく、これ
により、屋根パネル10の取り付け、取り外しが容易と
なる。
【0038】さらに、第1,2の吊り部材21,22
は、鉄製の棒状部材や鉄板部材等を折り曲げたものを組
み立てるだけであり、製作の費用も少なくてすみ、屋根
パネル用吊り具20の製作の低コスト化を図れるように
なる。
【0039】また、第1の吊り部材21の棟側押え部材
26の一端は反り返っており、屋根パネル10を傾斜状
に吊り込むとき、他端が屋根パネル10の上面と接触す
るので、接触面積が多くなり、屋根パネル10の上面を
安定して押えることができる。その上、第1,2の吊り
部材21,22のそれぞれの押え部材26,36は、ば
ね30,40によって屋根パネル10の上面を押さえる
方向に付勢されているので、より確実に屋根パネル10
の上面を押さえることができ、吊り込みの姿勢が安定す
る。
【0040】なお、本発明は前述の実施形態に限定され
るものではなく、本発明の目的を達成できる範囲であれ
ば次に示すような変形形態を含むものである。例えば、
前記実施形態では、第1の吊り部材21の棟側保持部材
25、棟側押え部材26、および第2の吊り部材22の
軒側押え部材36を丸棒等の棒状部材としたが、これに
限らず、角棒、丸あるいは角パイプ等で形成してもよ
い。
【0041】また、前記実施形態では、第1の吊り部材
21を、棟側保持部材25と棟側押え部材26で形成
し、これらの部材25,26を棒状部材で形成してあ
り、第2の吊り部材22は、板部材と棒状部材との組み
合わせとしたが、これに限らず、第1の吊り部材21も
第2の吊り部材22と同様の板部材と棒状部材との組み
合わせとしてもよく、あるいは、第2の吊り部材22を
第1の吊り部材21と同様の棒状部材による構成として
もよい。
【0042】さらに、前記実施形態では、第1の吊り部
材21と第2の吊り部材22とで、屋根パネル10を傾
斜させて吊っていたが、これに限らず、水平な状態で吊
り、屋根束11やパネル受けブラケット12に取り付け
る際に傾斜させてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の屋根パ
ネル用吊り具およびその屋根パネルの吊り込み方法によ
れば、屋根パネルが、その端部を屋根パネル用吊り具の
保持部で包括保持されるので、屋根パネルを傷つけるこ
となく保持でき、また、屋根パネルを包括保持して吊り
込み束等に取り付けた後、その包括保持を解除すれば屋
根パネル用吊り具を取り外せるので、屋根パネルの取り
付け、取り外しが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るユニット式建物を示
す全体正面図である。
【図2】本実施形態の屋根パネルを吊り上げた状態を示
す斜視図である。
【図3】本実施形態の屋根パネル用吊り具を示す斜視図
である。
【図4】本実施形態の屋根パネル用吊り具を示す斜視図
である。
【図5】本実施形態の屋根パネル用吊り具を屋根パネル
に取り付ける手順を示す図である。
【図6】本実施形態の屋根パネル用吊り具を屋根パネル
に取り付けた状態を示す図である。
【図7】本実施形態の屋根パネル用吊り具で屋根パネル
を吊り上げた状態を示す図である。
【符号の説明】
1 ユニット式建物 6 屋根 10 屋根パネル 15 枠体 16 屋根部材 20 屋根パネル用吊り具 21 第1の吊り手段 22 第2の吊り手段 25 棟側保持部材 25B 保持部 26 棟側押え部 30 弾性部材であるコイルばね 35 軒側保持部材 35B 保持部 36 軒側押え部 40 弾性部材であるコイルばね

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の屋根を形成する屋根パネルをクレ
    ーンで吊り込む屋根パネル用吊り具であって、前記屋根
    パネルの外周端部を包括保持する保持部を有することを
    特徴とする屋根パネル用吊り具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の屋根パネル用吊り具に
    おいて、前記屋根パネルの一端を前記屋根の棟側として
    包括保持する第1の吊り手段と、屋根パネルの他端を前
    記屋根の軒側として包括保持する第2の吊り手段とを備
    えて形成されていることを特徴とする屋根パネル用吊り
    具。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の屋根パネル用
    吊り具において、前記屋根パネルは枠体と屋根部材とを
    含んで形成され、前記第1の吊り手段は、前記枠体の前
    記棟側の下端部を包括保持する棟側保持部材と、この棟
    側保持部材の上部に取り付けられるとともに、前記屋根
    パネルの屋根部材の上面を押さえる棟側押さえ部材とを
    備え、前記第2の吊り手段は、前記枠体の前記軒側の下
    端部を包括保持する軒側保持部材と、この軒側保持部材
    の上部に取り付けられるとともに、前記屋根パネルの屋
    根部材の上面を押さえる軒側押さえ部材とを備えている
    ことを特徴とする屋根パネル用吊り具。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の屋根パネル用吊り具に
    おいて、前記第1の吊り手段の棟側押さえ部材および前
    記第2の吊り手段の軒側押さえ部材は、それぞれ、弾性
    部材によって前記屋根パネルの屋根部材の上面を押さえ
    る方向に付勢されていることを特徴とする屋根パネル用
    吊り具。
  5. 【請求項5】 建物の屋根を形成し、かつ、枠体と屋根
    部材とを含んで形成された屋根パネルをクレーンで吊り
    込む屋根パネルの吊り込み方法であって、前記屋根パネ
    ルの一端を、この屋根パネルの前記枠体の下端面を包み
    込んで第1の吊り手段で保持するとともに、前記屋根パ
    ネルの一端と対向する他端を、この屋根パネルの前記枠
    体の下端面を包み込んで前記吊り部材に接続された第2
    の吊り手段で保持し、前記吊り部材をクレーンに接続さ
    せた後、前記屋根パネルを所定の位置に吊り込むことを
    特徴とする屋根パネルの吊り込み方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019520283A (ja) * 2016-06-22 2019-07-18 シーアールエイチ コンクリート エイ/エス 昇降システム、およびこのような昇降システムのためのキャリア要素
WO2022153376A1 (ja) * 2021-01-13 2022-07-21 三菱電機株式会社 吊上げ具および吊上げ具組体

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