JPH09202774A - 2−アリールキノリン類およびその製造方法 - Google Patents
2−アリールキノリン類およびその製造方法Info
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- JPH09202774A JPH09202774A JP8011257A JP1125796A JPH09202774A JP H09202774 A JPH09202774 A JP H09202774A JP 8011257 A JP8011257 A JP 8011257A JP 1125796 A JP1125796 A JP 1125796A JP H09202774 A JPH09202774 A JP H09202774A
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
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- C07D471/00—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00
- C07D471/02—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D215/00—Heterocyclic compounds containing quinoline or hydrogenated quinoline ring systems
- C07D215/02—Heterocyclic compounds containing quinoline or hydrogenated quinoline ring systems having no bond between the ring nitrogen atom and a non-ring member or having only hydrogen atoms or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom
- C07D215/16—Heterocyclic compounds containing quinoline or hydrogenated quinoline ring systems having no bond between the ring nitrogen atom and a non-ring member or having only hydrogen atoms or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
- C07D215/18—Halogen atoms or nitro radicals
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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Abstract
(57)【要約】
【課題】高血圧治療剤として有望なアンジオテンシンII
拮抗剤の合成中間体として有用な化合物の提供。 【解決手段】式(1)で表される2−アリールキノリン
類を対応するキノロン類から製造する(R1 、R3 〜R
9 は水素原子、ハロゲン原子又は低級アルキル基。R2
はメチル基、ハロメチル基又は置換基を有する(3H−
イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イル)メチル
基。Xはハロゲン原子又は水素原子。Yはニトロ基又は
アミノ基。)。 【化1】
拮抗剤の合成中間体として有用な化合物の提供。 【解決手段】式(1)で表される2−アリールキノリン
類を対応するキノロン類から製造する(R1 、R3 〜R
9 は水素原子、ハロゲン原子又は低級アルキル基。R2
はメチル基、ハロメチル基又は置換基を有する(3H−
イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イル)メチル
基。Xはハロゲン原子又は水素原子。Yはニトロ基又は
アミノ基。)。 【化1】
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高血圧治療剤とし
て有望なアンジオテンシンII拮抗剤であるキノリン系化
合物を製造する際の中間体として有用な2−アリールキ
ノリン類およびその製造方法である。
て有望なアンジオテンシンII拮抗剤であるキノリン系化
合物を製造する際の中間体として有用な2−アリールキ
ノリン類およびその製造方法である。
【0002】
【従来の技術】生体の血圧は、交感神経系や昇圧系と降
圧系のバランスなどで調節されている。昇圧系に関与す
るものとしてレニン−アンジオテンシン系がある。レニ
ンはアンジオテンシノーゲンに作用してアンジオテンシ
ンIを生成する。アンジオテンシンIはさらにアンジオ
テンシン変換酵素により、アンジオテンシンIIに変換さ
れる。アンジオテンシンIIは強い血管収縮作用を有する
とともに、副腎皮質に作用してアルドステロンの分泌を
促し、血圧の上昇をもたらす。アンジオテンシンIIは細
胞膜上のアンジオテンシンII受容体を介して作用するの
で、その拮抗薬はアンジオテンシン変換酵素阻害剤と同
様アンジオテンシンIIによって引き起こされる高血圧症
の治療薬として使用できる。
圧系のバランスなどで調節されている。昇圧系に関与す
るものとしてレニン−アンジオテンシン系がある。レニ
ンはアンジオテンシノーゲンに作用してアンジオテンシ
ンIを生成する。アンジオテンシンIはさらにアンジオ
テンシン変換酵素により、アンジオテンシンIIに変換さ
れる。アンジオテンシンIIは強い血管収縮作用を有する
とともに、副腎皮質に作用してアルドステロンの分泌を
促し、血圧の上昇をもたらす。アンジオテンシンIIは細
胞膜上のアンジオテンシンII受容体を介して作用するの
で、その拮抗薬はアンジオテンシン変換酵素阻害剤と同
様アンジオテンシンIIによって引き起こされる高血圧症
の治療薬として使用できる。
【0003】これまで、サララシンに代表されるペプチ
ド性アンジオテンシンII拮抗剤が知られていたが、ペプ
チド性であるために経口投与では有効でないことが知ら
れている。一方、非ペプチド性アンジオテンシンII拮抗
剤が報告されており(たとえば、特開昭56-71074号公
報、特表平3-501020号公報、WO9319060 など)、経口投
与で有効であることが確認されている。この非ペプチド
性アンジオテンシンII拮抗剤として、最近2−アリール
キノリン骨格を有するキノリン系化合物が提案されてい
る(特開平5-230022号公報、特開平5-239053号公報、特
開平6-16659 号公報、特開平6-80664 号公報など)。
ド性アンジオテンシンII拮抗剤が知られていたが、ペプ
チド性であるために経口投与では有効でないことが知ら
れている。一方、非ペプチド性アンジオテンシンII拮抗
剤が報告されており(たとえば、特開昭56-71074号公
報、特表平3-501020号公報、WO9319060 など)、経口投
与で有効であることが確認されている。この非ペプチド
性アンジオテンシンII拮抗剤として、最近2−アリール
キノリン骨格を有するキノリン系化合物が提案されてい
る(特開平5-230022号公報、特開平5-239053号公報、特
開平6-16659 号公報、特開平6-80664 号公報など)。
【0004】上記キノリン系化合物のうち、本出願人の
出願にかかわる特開平6-80664 号公報記載の化合物はア
ンジオテンシンII拮抗剤として特に優れた性質を有す
る。そのなかでもN−{2−{6−[(2−エチル−
5,7−ジメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリ
ジン−3−イル)メチル]キノリン−2−イル}フェニ
ル}トリフルオロメタンスルホンアミドおよびその塩は
体内における吸収性がきわめて優れており、高血圧治療
剤として有望である。本発明はこのようなトリフルオロ
メタンスルホンアミド基を有するキノリン系化合物を合
成するための合成中間体およびその中間体の製造方法を
提供する。
出願にかかわる特開平6-80664 号公報記載の化合物はア
ンジオテンシンII拮抗剤として特に優れた性質を有す
る。そのなかでもN−{2−{6−[(2−エチル−
5,7−ジメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリ
ジン−3−イル)メチル]キノリン−2−イル}フェニ
ル}トリフルオロメタンスルホンアミドおよびその塩は
体内における吸収性がきわめて優れており、高血圧治療
剤として有望である。本発明はこのようなトリフルオロ
メタンスルホンアミド基を有するキノリン系化合物を合
成するための合成中間体およびその中間体の製造方法を
提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、アンジオテン
シンII拮抗剤として有用な2−アリールキノリン骨格を
有するキノリン系化合物の合成中間体およびその製造方
法に関する。特にフェニル基の2位にトリフルオロメタ
ンスルホンアミド基(-NHSO2CF3 )を有するキノリン系
化合物を合成するために有用な中間体とその中間体の製
造方法である。このトリフルオロメタンスルホンアミド
基を有するキノリン系化合物としては、特にキノリン骨
格の6位に(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−
3−イル)メチル基[ただし、3H−イミダゾ[4,5
−b]ピリジン環にはアルキル基などの置換基を有する
ことが好ましい]を有する化合物が好ましい。そのうち
でもさらに、N−{2−{6−[(2−エチル−5,7
−ジメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−
3−イル)メチル]キノリン−2−イル}フェニル}ト
リフルオロメタンスルホンアミドが好ましい。
シンII拮抗剤として有用な2−アリールキノリン骨格を
有するキノリン系化合物の合成中間体およびその製造方
法に関する。特にフェニル基の2位にトリフルオロメタ
ンスルホンアミド基(-NHSO2CF3 )を有するキノリン系
化合物を合成するために有用な中間体とその中間体の製
造方法である。このトリフルオロメタンスルホンアミド
基を有するキノリン系化合物としては、特にキノリン骨
格の6位に(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−
3−イル)メチル基[ただし、3H−イミダゾ[4,5
−b]ピリジン環にはアルキル基などの置換基を有する
ことが好ましい]を有する化合物が好ましい。そのうち
でもさらに、N−{2−{6−[(2−エチル−5,7
−ジメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−
3−イル)メチル]キノリン−2−イル}フェニル}ト
リフルオロメタンスルホンアミドが好ましい。
【0006】本発明は下記式(1)で表される2−アリ
ールキノリン類である。本発明はまた、下記式(2)で
表される[ただし、Yはニトロ基を表す]2−(ニトロ
フェニル)−4−キノロン類をハロゲン化剤と反応させ
ることにより、下記式(1)で表される[ただし、Xは
ハロゲン原子を表し、Yはニトロ基を表す]4−ハロ−
2−(ニトロフェニル)キノリン類を製造する方法であ
る。さらに本発明は、上記4−ハロ−2−(ニトロフェ
ニル)キノリン類を塩基の存在下に還元剤によって還元
することにより、下記式(1)で表される[ただし、X
は水素原子を表し、Yはアミノ基を表す](キノリン−
2−イル)アニリン類を製造する方法である。
ールキノリン類である。本発明はまた、下記式(2)で
表される[ただし、Yはニトロ基を表す]2−(ニトロ
フェニル)−4−キノロン類をハロゲン化剤と反応させ
ることにより、下記式(1)で表される[ただし、Xは
ハロゲン原子を表し、Yはニトロ基を表す]4−ハロ−
2−(ニトロフェニル)キノリン類を製造する方法であ
る。さらに本発明は、上記4−ハロ−2−(ニトロフェ
ニル)キノリン類を塩基の存在下に還元剤によって還元
することにより、下記式(1)で表される[ただし、X
は水素原子を表し、Yはアミノ基を表す](キノリン−
2−イル)アニリン類を製造する方法である。
【0007】
【化5】
【0008】
【化6】
【0009】ただし、式(1)および(2)において、 R1 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7 、R8 、R9 :そ
れぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル
基、シクロ低級アルキル基、アリール基、アルアルキル
基、アルコキシ基、または−Cm F2m+1を表す。 R2 :水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、シク
ロ低級アルキル基、アリール基、アルアルキル基、アル
コキシ基、−Cn F2n+1、または−CH2 Q(Qは−N
H−基を有する有機化合物からその窒素原子に結合した
水素原子を除いた1価の有機基またはハロゲン原子)を
表す。 m、n:それぞれ独立に1〜6の整数を表す。 さらに、式(1)においては、Xはハロゲン原子または
水素原子を表し、Yはニトロ基、アミノ基または保護基
で保護されたアミノ基を表す。また、製造方法の発明に
おいては、式(1)と(2)におけるX、Yはそれぞれ
前記したものを表す。
れぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル
基、シクロ低級アルキル基、アリール基、アルアルキル
基、アルコキシ基、または−Cm F2m+1を表す。 R2 :水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、シク
ロ低級アルキル基、アリール基、アルアルキル基、アル
コキシ基、−Cn F2n+1、または−CH2 Q(Qは−N
H−基を有する有機化合物からその窒素原子に結合した
水素原子を除いた1価の有機基またはハロゲン原子)を
表す。 m、n:それぞれ独立に1〜6の整数を表す。 さらに、式(1)においては、Xはハロゲン原子または
水素原子を表し、Yはニトロ基、アミノ基または保護基
で保護されたアミノ基を表す。また、製造方法の発明に
おいては、式(1)と(2)におけるX、Yはそれぞれ
前記したものを表す。
【0010】
【発明の実施の形態】本明細書の以上の説明および以下
の説明において、有機基が「低級」とは炭素原子1〜6
個を意味する。「低級アルキル基」の適当な例として
は、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、ペンチル
基、ヘキシル基などがあげられる。「アルケニル基」と
しては低級アルケニル基が好ましく、特に炭素数4以下
のアルケニル基が好ましい。その適当な例としては、ビ
ニル基、アリル基、1−プロペニル基、1−ブテニル基
などがあげられる。また、「ハロゲン原子」とは、フッ
素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子を意味する。
「ハロ低級アルキル基」としては、フッ素原子または塩
素原子が1以上置換した低級アルキル基が好ましく、特
にCj F2j+1(j=1〜6)が好ましい。
の説明において、有機基が「低級」とは炭素原子1〜6
個を意味する。「低級アルキル基」の適当な例として
は、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、ペンチル
基、ヘキシル基などがあげられる。「アルケニル基」と
しては低級アルケニル基が好ましく、特に炭素数4以下
のアルケニル基が好ましい。その適当な例としては、ビ
ニル基、アリル基、1−プロペニル基、1−ブテニル基
などがあげられる。また、「ハロゲン原子」とは、フッ
素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子を意味する。
「ハロ低級アルキル基」としては、フッ素原子または塩
素原子が1以上置換した低級アルキル基が好ましく、特
にCj F2j+1(j=1〜6)が好ましい。
【0011】「アルコキシ基」としては低級アルコキシ
基が好ましく、特に炭素数4以下のアルコキシ基が好ま
しい。その適当な例としては、メトキシ基、エトキシ
基、プロポキシ基、ブトキシ基などがあげられる。「ア
ルコキシ低級アルキル基」は、このようなアルコキシ基
を有する低級アルキル基であり、アルコキシ基としては
低級アルコキシ基が好ましい。その適当な例としては、
メトキシメチル基、エトキシメチル基、2−メトキシエ
チル基などがあげられる。「アルキルチオ基」としては
低級アルキルチオ基が好ましく、その適当な例として
は、メチルチオ基やエチルチオ基などがあげられる。
基が好ましく、特に炭素数4以下のアルコキシ基が好ま
しい。その適当な例としては、メトキシ基、エトキシ
基、プロポキシ基、ブトキシ基などがあげられる。「ア
ルコキシ低級アルキル基」は、このようなアルコキシ基
を有する低級アルキル基であり、アルコキシ基としては
低級アルコキシ基が好ましい。その適当な例としては、
メトキシメチル基、エトキシメチル基、2−メトキシエ
チル基などがあげられる。「アルキルチオ基」としては
低級アルキルチオ基が好ましく、その適当な例として
は、メチルチオ基やエチルチオ基などがあげられる。
【0012】「シクロ低級アルキル基」とは環の炭素数
が3〜6のシクロアルキル基を意味し、その適当な例と
しては、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペ
ンチル基、シクロヘキシル基などがあげられる。「アリ
ール基」とは、1価の芳香族炭化水素基をいい、フェニ
ル基やその誘導体が好ましい。その適当な例としては、
フェニル基、トリル基、p−ハロフェニル基などがあげ
られる。また、「アルアルキル基」とはアリール基置換
アルキル基をいい、アルキル基の炭素数は4以下が好ま
しい。その適当な例としては、ベンジル基、ベンズヒド
リル基、トリチル基、フェネチル基などがあげられる。
が3〜6のシクロアルキル基を意味し、その適当な例と
しては、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペ
ンチル基、シクロヘキシル基などがあげられる。「アリ
ール基」とは、1価の芳香族炭化水素基をいい、フェニ
ル基やその誘導体が好ましい。その適当な例としては、
フェニル基、トリル基、p−ハロフェニル基などがあげ
られる。また、「アルアルキル基」とはアリール基置換
アルキル基をいい、アルキル基の炭素数は4以下が好ま
しい。その適当な例としては、ベンジル基、ベンズヒド
リル基、トリチル基、フェネチル基などがあげられる。
【0013】保護されたアミノ基としては、アミノ基の
保護基として用いられる公知ないしは周知の保護基で保
護されたアミノ基が採用できる。保護基としては、たと
えば、アシル基、アルコキシカルボニル基、アルキル
基、アルケニル基、アルアルキル基、トリオルガノシリ
ル基、スルホニル基などがある。具体的には、アシル基
としてはアセチル基、ベンゾイル基、トリフルオロアセ
チル基などが好ましい。アルコキシカルボニル基として
は、t−ブトキシカルボニル基、ベンジロキシカルボニ
ル基などが好ましく、アルキル基、アルケニル基、アル
アルキル基としては、メチル基、エチル基、アリル基、
ベンジル基、トリチル基などが好ましい。トリオルガノ
シリル基としては、t−ブチルジメチルシリル基、t−
ブチルジフェニルシリル基、トリエチルシリル基、トリ
フェニルシリル基などが好ましい。スルホニル基として
は、p−トルエンスルホニル基、ベンゼンスルホニル
基、p−クロロベンゼンスルホニル基、メタンスルホニ
ル基などが好ましい。
保護基として用いられる公知ないしは周知の保護基で保
護されたアミノ基が採用できる。保護基としては、たと
えば、アシル基、アルコキシカルボニル基、アルキル
基、アルケニル基、アルアルキル基、トリオルガノシリ
ル基、スルホニル基などがある。具体的には、アシル基
としてはアセチル基、ベンゾイル基、トリフルオロアセ
チル基などが好ましい。アルコキシカルボニル基として
は、t−ブトキシカルボニル基、ベンジロキシカルボニ
ル基などが好ましく、アルキル基、アルケニル基、アル
アルキル基としては、メチル基、エチル基、アリル基、
ベンジル基、トリチル基などが好ましい。トリオルガノ
シリル基としては、t−ブチルジメチルシリル基、t−
ブチルジフェニルシリル基、トリエチルシリル基、トリ
フェニルシリル基などが好ましい。スルホニル基として
は、p−トルエンスルホニル基、ベンゼンスルホニル
基、p−クロロベンゼンスルホニル基、メタンスルホニ
ル基などが好ましい。
【0014】Qは、−NH−基を有する有機化合物から
その窒素原子に結合した水素原子を除いた1価の有機基
またはハロゲン原子を表す。この−NH−基を有する有
機化合物は複素環系化合物(−NH−基の窒素原子が環
を構成する)が好ましく、この複素環系化合物は縮合複
素環系化合物であってもよい。また、この−NH−基を
有する有機化合物は、1級または2級のアミノ基を1個
以上有する脂肪族アミン化合物、脂環族アミン化合物、
または芳香族アミン化合物であってもよい。Qがハロゲ
ン原子を表す場合は臭素原子または塩素原子が好まし
く、特に臭素原子が好ましい。
その窒素原子に結合した水素原子を除いた1価の有機基
またはハロゲン原子を表す。この−NH−基を有する有
機化合物は複素環系化合物(−NH−基の窒素原子が環
を構成する)が好ましく、この複素環系化合物は縮合複
素環系化合物であってもよい。また、この−NH−基を
有する有機化合物は、1級または2級のアミノ基を1個
以上有する脂肪族アミン化合物、脂環族アミン化合物、
または芳香族アミン化合物であってもよい。Qがハロゲ
ン原子を表す場合は臭素原子または塩素原子が好まし
く、特に臭素原子が好ましい。
【0015】Qがハロゲン原子以外の場合、好ましいQ
は、前記特開平6-16659 号公報、特開平6-80664 号公報
記載のような置換基を有する複素環系化合物である。こ
のQとしては、たとえば下記式(3)で表される置換基
を有する1H−イミダゾール−1−イル基がより好まし
く、また下記式(4)で表される置換基を有する3H−
イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イル基がより好
ましい。最も好ましくは、2−エチル−5,7−ジメチ
ル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イル
基である。
は、前記特開平6-16659 号公報、特開平6-80664 号公報
記載のような置換基を有する複素環系化合物である。こ
のQとしては、たとえば下記式(3)で表される置換基
を有する1H−イミダゾール−1−イル基がより好まし
く、また下記式(4)で表される置換基を有する3H−
イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イル基がより好
ましい。最も好ましくは、2−エチル−5,7−ジメチ
ル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イル
基である。
【0016】
【化7】
【0017】
【化8】
【0018】上記式(3)、(4)において、R10〜R
15はそれぞれ下記のものを表す。 R10、R13:それぞれ独立して、低級アルキル基、ハロ
低級アルキル基、シクロ低級アルキル基、アルケニル
基、アルコキシ基、アルコキシ低級アルキル基、または
アルキルチオ基。 R11、R12:両者は同一でも異なっていてもよく、それ
ぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、−Ch
F2h+1、−(CH2 )p R20、−(CH2 )r CO
R21、または、−(CH2 )t NR22COR23。
15はそれぞれ下記のものを表す。 R10、R13:それぞれ独立して、低級アルキル基、ハロ
低級アルキル基、シクロ低級アルキル基、アルケニル
基、アルコキシ基、アルコキシ低級アルキル基、または
アルキルチオ基。 R11、R12:両者は同一でも異なっていてもよく、それ
ぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、−Ch
F2h+1、−(CH2 )p R20、−(CH2 )r CO
R21、または、−(CH2 )t NR22COR23。
【0019】R14、R15:両者は同一でも異なっていて
もよく、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、
低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、シクロ低級アル
キル基、アルケニル基、アルコキシ基、−Ci F2i+1、
−(CH2 )q R24、または、−(CH2 )s CO
R25。
もよく、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、
低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、シクロ低級アル
キル基、アルケニル基、アルコキシ基、−Ci F2i+1、
−(CH2 )q R24、または、−(CH2 )s CO
R25。
【0020】なお、上記R20〜R25およびh、i、p〜
tは以下のものを表す。 R20、R24:それぞれ独立して、ヒドロキシル基または
アルコキシ基。 R21、R25:それぞれ独立して、水素原子、ヒドロキシ
ル基、低級アルキル基、またはアルコキシ基。 R22:水素原子または低級アルキル基。 R23:水素原子、低級アルキル基、またはアルコキシ
基。 h、i:それぞれ独立して、1〜6の整数。 p、q:それぞれ独立して、1〜4の整数。 r、s:それぞれ独立して、0〜4の整数。 t:0〜4の整数。
tは以下のものを表す。 R20、R24:それぞれ独立して、ヒドロキシル基または
アルコキシ基。 R21、R25:それぞれ独立して、水素原子、ヒドロキシ
ル基、低級アルキル基、またはアルコキシ基。 R22:水素原子または低級アルキル基。 R23:水素原子、低級アルキル基、またはアルコキシ
基。 h、i:それぞれ独立して、1〜6の整数。 p、q:それぞれ独立して、1〜4の整数。 r、s:それぞれ独立して、0〜4の整数。 t:0〜4の整数。
【0021】より好ましくは、R10、R13はそれぞれ独
立して低級アルキル基であり、R11は塩素原子であり、
R12は−(CH2 )p R20(この場合R20はヒドロキシ
ル基でpは1)または−(CH2 )r COR21(この場
合R21は水素原子、ヒドロキシル基またはアルコキシ基
でrは0〜1)であり、R14、R15は両者は同一でも異
なっていてもよく、それぞれ独立して、水素原子、低級
アルキル基、−(CH2 )q R24(この場合R24はヒド
ロキシル基でqは1)または−(CH2 )s COR
25(この場合R21は水素原子、ヒドロキシル基またはア
ルコキシ基でsは0〜1)である。
立して低級アルキル基であり、R11は塩素原子であり、
R12は−(CH2 )p R20(この場合R20はヒドロキシ
ル基でpは1)または−(CH2 )r COR21(この場
合R21は水素原子、ヒドロキシル基またはアルコキシ基
でrは0〜1)であり、R14、R15は両者は同一でも異
なっていてもよく、それぞれ独立して、水素原子、低級
アルキル基、−(CH2 )q R24(この場合R24はヒド
ロキシル基でqは1)または−(CH2 )s COR
25(この場合R21は水素原子、ヒドロキシル基またはア
ルコキシ基でsは0〜1)である。
【0022】式(1)で表される2−アリールキノリン
類としては、R1 、R3 、R4 、R 5 、R6 、R7 、R
8 、およびR9 がそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原
子、または低級アルキル基であり、R2 が水素原子、低
級アルキル基、または−CH2 Qである化合物が好まし
い。Xは塩素原子または水素原子であることが好まし
く、Yはニトロ基またはアミノ基でありかつフェニル基
の2位に存在するものであることが好ましい。
類としては、R1 、R3 、R4 、R 5 、R6 、R7 、R
8 、およびR9 がそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原
子、または低級アルキル基であり、R2 が水素原子、低
級アルキル基、または−CH2 Qである化合物が好まし
い。Xは塩素原子または水素原子であることが好まし
く、Yはニトロ基またはアミノ基でありかつフェニル基
の2位に存在するものであることが好ましい。
【0023】より好ましい式(1)で表される2−アリ
ールキノリン類としては、R1 、R3 、R4 、R5 、R
6 、R7 、R8 、およびR9 がそれぞれ水素原子であ
り、R2 が低級アルキル基または−CH2 Qであり、Q
が置換基を有する3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジ
ン−3−イル基または臭素原子であり、Xが塩素原子ま
たは水素原子であり、Yがニトロ基またはアミノ基であ
りかつフェニル基の2位に存在するものである化合物で
ある。
ールキノリン類としては、R1 、R3 、R4 、R5 、R
6 、R7 、R8 、およびR9 がそれぞれ水素原子であ
り、R2 が低級アルキル基または−CH2 Qであり、Q
が置換基を有する3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジ
ン−3−イル基または臭素原子であり、Xが塩素原子ま
たは水素原子であり、Yがニトロ基またはアミノ基であ
りかつフェニル基の2位に存在するものである化合物で
ある。
【0024】最も好ましい式(1)で表される2−アリ
ールキノリン類は、4−クロロ−6−メチル−2−(2
−ニトロフェニル)キノリン、4−クロロ−6−(ブロ
モメチル)−2−(2−ニトロフェニル)キノリン、4
−クロロ−6−[(2−エチル−5,7−ジメチル−3
H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イル)メチ
ル]−2−(ニトロフェニル)キノリン、2−{6−
[(2−エチル−5,7−ジメチル−3H−イミダゾ
[4,5−b]ピリジン−3−イル)メチル]キノリン
−2−イル}アニリンである。
ールキノリン類は、4−クロロ−6−メチル−2−(2
−ニトロフェニル)キノリン、4−クロロ−6−(ブロ
モメチル)−2−(2−ニトロフェニル)キノリン、4
−クロロ−6−[(2−エチル−5,7−ジメチル−3
H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イル)メチ
ル]−2−(ニトロフェニル)キノリン、2−{6−
[(2−エチル−5,7−ジメチル−3H−イミダゾ
[4,5−b]ピリジン−3−イル)メチル]キノリン
−2−イル}アニリンである。
【0025】上記式(1)で表される2−アリールキノ
リン類の一部は式(2)で表される[ただし、Yはニト
ロ基を表す]から製造できる。また、得られた化合物の
Yを変換して式(1)で表される他の2−アリールキノ
リン類を製造できる。式(2)で表される化合物におい
ては、R1 〜R9 は上記の式(1)で表される2−アリ
ールキノリン類の説明において好ましいものとしたR1
〜R9 が好ましい。同様にYはフェニル基の2位に存在
することが好ましい。
リン類の一部は式(2)で表される[ただし、Yはニト
ロ基を表す]から製造できる。また、得られた化合物の
Yを変換して式(1)で表される他の2−アリールキノ
リン類を製造できる。式(2)で表される化合物におい
ては、R1 〜R9 は上記の式(1)で表される2−アリ
ールキノリン類の説明において好ましいものとしたR1
〜R9 が好ましい。同様にYはフェニル基の2位に存在
することが好ましい。
【0026】本発明の式(1)で表される2−アリール
キノリン類のうちXがハロゲン原子でYがニトロ基であ
る4−ハロ−2−(ニトロフェニル)キノリン類は、式
(2)で表される[ただし、Yはニトロ基を表す]2−
(ニトロフェニル)−4−キノロン類をハロゲン化剤と
反応させることにより製造できる。
キノリン類のうちXがハロゲン原子でYがニトロ基であ
る4−ハロ−2−(ニトロフェニル)キノリン類は、式
(2)で表される[ただし、Yはニトロ基を表す]2−
(ニトロフェニル)−4−キノロン類をハロゲン化剤と
反応させることにより製造できる。
【0027】ハロゲン化剤としては周知〜公知のものを
用いうるが、適当な具体例としては、オキシ塩化リン、
オキシ臭化リン、五塩化リン、塩化チオニルなどがあ
る。ハロゲン化剤としてはオキシ塩化リンや五塩化リン
などの塩素化剤が好ましく、特にオキシ塩化リンが好ま
しい。また、ハロゲン化剤の量は2−(ニトロフェニ
ル)−4−キノロン類に対して1当量〜20当量用いるの
が好ましい。反応温度は、20〜130 ℃が好ましい。反応
時間は0.1 〜10時間が適当であり、好ましくは0.5〜5
時間である。
用いうるが、適当な具体例としては、オキシ塩化リン、
オキシ臭化リン、五塩化リン、塩化チオニルなどがあ
る。ハロゲン化剤としてはオキシ塩化リンや五塩化リン
などの塩素化剤が好ましく、特にオキシ塩化リンが好ま
しい。また、ハロゲン化剤の量は2−(ニトロフェニ
ル)−4−キノロン類に対して1当量〜20当量用いるの
が好ましい。反応温度は、20〜130 ℃が好ましい。反応
時間は0.1 〜10時間が適当であり、好ましくは0.5〜5
時間である。
【0028】次に必要により、反応混合物より生成物を
分離し、さらに洗浄、精製等を行うことができる。たと
えば、得られた反応混合物に適当な溶媒(たとえばクロ
ロホルム、塩化メチレンなどの有機溶媒)を加え、アル
カリ水溶液で中和後、濃縮乾固し、得られた固体を適当
な有機溶媒(たとえば酢酸エチル、トルエン、メタノー
ルなど)で洗浄して目的物が得られる。または、反応混
合物に適当な有機溶媒(たとえば酢酸エチル、トルエン
など)を加えて放冷したのち析出する固体を濾取し、適
当な有機溶媒(たとえば酢酸エチル、トルエン、メタノ
ールなど)で洗浄した後、塩基性水溶液と適当な有機溶
媒(たとえばクロロホルム、塩化メチレンなど)に分配
し、有機層を濃縮乾固することにより、目的とする4−
ハロ−2−(2−ニトロフェニル)キノリン類が得られ
る。さらには濃縮乾固する前の有機層をそのまま次の工
程に用いることもできる。
分離し、さらに洗浄、精製等を行うことができる。たと
えば、得られた反応混合物に適当な溶媒(たとえばクロ
ロホルム、塩化メチレンなどの有機溶媒)を加え、アル
カリ水溶液で中和後、濃縮乾固し、得られた固体を適当
な有機溶媒(たとえば酢酸エチル、トルエン、メタノー
ルなど)で洗浄して目的物が得られる。または、反応混
合物に適当な有機溶媒(たとえば酢酸エチル、トルエン
など)を加えて放冷したのち析出する固体を濾取し、適
当な有機溶媒(たとえば酢酸エチル、トルエン、メタノ
ールなど)で洗浄した後、塩基性水溶液と適当な有機溶
媒(たとえばクロロホルム、塩化メチレンなど)に分配
し、有機層を濃縮乾固することにより、目的とする4−
ハロ−2−(2−ニトロフェニル)キノリン類が得られ
る。さらには濃縮乾固する前の有機層をそのまま次の工
程に用いることもできる。
【0029】なお、原料として用いる2−(ニトロフェ
ニル)−4−キノロン類は、たとえばK.Bobdanowicz-sz
wed らの方法(Rocz.Chem.Ann.Soc.Chim.Pol.,48,1255
(1974) )と類似の方法で合成できる。
ニル)−4−キノロン類は、たとえばK.Bobdanowicz-sz
wed らの方法(Rocz.Chem.Ann.Soc.Chim.Pol.,48,1255
(1974) )と類似の方法で合成できる。
【0030】本発明の式(1)で表される2−アリール
キノリン類のうちXが水素原子でYがアミノ基である
(キノリン−2−イル)アニリン類は、上記方法などで
得られた4−ハロ−2−(ニトロフェニル)キノリン類
を塩基の存在下に還元剤によって還元することにより製
造できる。この塩基としては周知〜公知の塩基を使用で
きる。たとえば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムな
どのアルカリ金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウムなどのアルカリ金属炭酸塩、酢酸ナトリウム、酢酸
カリウムなどカルボン酸のアルカリ金属塩などを使用で
きる。なかでも炭素数4以下のカルボン酸のアルカリ金
属塩が好ましく、酢酸カリウムが特に好ましい。
キノリン類のうちXが水素原子でYがアミノ基である
(キノリン−2−イル)アニリン類は、上記方法などで
得られた4−ハロ−2−(ニトロフェニル)キノリン類
を塩基の存在下に還元剤によって還元することにより製
造できる。この塩基としては周知〜公知の塩基を使用で
きる。たとえば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムな
どのアルカリ金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウムなどのアルカリ金属炭酸塩、酢酸ナトリウム、酢酸
カリウムなどカルボン酸のアルカリ金属塩などを使用で
きる。なかでも炭素数4以下のカルボン酸のアルカリ金
属塩が好ましく、酢酸カリウムが特に好ましい。
【0031】還元剤も同様に周知〜公知の還元剤を使用
でき、水素還元触媒存在下にガス状の水素を用いる還元
方法の使用が好ましい。水素還元触媒としては周知〜公
知の触媒を使用でき、たとえばパラジウム−炭素系触媒
やラネーニッケル系触媒を使用できる。特にパラジウム
−炭素系触媒が好ましい。この還元反応は通常溶媒中で
行われる。溶媒としては、エタノール、メタノール、2
−プロパノール、水、酢酸、酢酸エチル、トルエン、
N,N−ジメチルホルムアミドなど、またはこれらの組
み合わせからなる混合溶媒などが好ましい。反応温度は
0℃〜溶媒の還流温度が適当である。
でき、水素還元触媒存在下にガス状の水素を用いる還元
方法の使用が好ましい。水素還元触媒としては周知〜公
知の触媒を使用でき、たとえばパラジウム−炭素系触媒
やラネーニッケル系触媒を使用できる。特にパラジウム
−炭素系触媒が好ましい。この還元反応は通常溶媒中で
行われる。溶媒としては、エタノール、メタノール、2
−プロパノール、水、酢酸、酢酸エチル、トルエン、
N,N−ジメチルホルムアミドなど、またはこれらの組
み合わせからなる混合溶媒などが好ましい。反応温度は
0℃〜溶媒の還流温度が適当である。
【0032】本発明のYがアミノ基である2−アリール
キノリン類を無水トリフルオロメタンスルホン酸と反応
させることによりそのトリフルオロメタンスルホンアミ
ドに変換できる。この反応は、トリエチルアミンなどの
塩基の存在下、塩化メチレンなどの溶媒中で行うことが
好ましい。たとえば、2−{6−[(2−エチル−5,
7−ジメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン
−3−イル)メチル]キノリン−2−イル}アニリンよ
り、1工程でN−{2−{6−[(2−エチル−5,7
−ジメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−
3−イル)メチル]キノリン−2−イル}フェニル}ト
リフルオロメタンスルホンアミドを製造できる。
キノリン類を無水トリフルオロメタンスルホン酸と反応
させることによりそのトリフルオロメタンスルホンアミ
ドに変換できる。この反応は、トリエチルアミンなどの
塩基の存在下、塩化メチレンなどの溶媒中で行うことが
好ましい。たとえば、2−{6−[(2−エチル−5,
7−ジメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン
−3−イル)メチル]キノリン−2−イル}アニリンよ
り、1工程でN−{2−{6−[(2−エチル−5,7
−ジメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−
3−イル)メチル]キノリン−2−イル}フェニル}ト
リフルオロメタンスルホンアミドを製造できる。
【0033】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明するが、本
発明はこれら実施例に限定されない。
発明はこれら実施例に限定されない。
【0034】[参考例1] N−(4’−メチルフェニル)−3−(4’−メチルア
ニリノ)−3−(2−ニトロフェニル)アクリルアミド
の合成
ニリノ)−3−(2−ニトロフェニル)アクリルアミド
の合成
【0035】マグネシウムエチラート70.5g(615mmol)の
エタノール125ml 懸濁液にマロン酸ジエチル96.0g(600m
mol)のトルエン250ml 溶液を滴下した。浴温70℃で2時
間撹拌した後、0℃にして2−ニトロベンゾイルクロリ
ド105g(565mmol) のトルエン62.5ml溶液を滴下した。室
温にして3時間撹拌した後、硫酸60g の水250ml 溶液を
加え、水350ml 中に注ぎ、分液した。有機層を飽和食塩
水350ml で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過
後濃縮し、真空乾燥して、2−(2−ニトロベンゾイ
ル)マロン酸ジエチルの粗製品187.5gを得た。
エタノール125ml 懸濁液にマロン酸ジエチル96.0g(600m
mol)のトルエン250ml 溶液を滴下した。浴温70℃で2時
間撹拌した後、0℃にして2−ニトロベンゾイルクロリ
ド105g(565mmol) のトルエン62.5ml溶液を滴下した。室
温にして3時間撹拌した後、硫酸60g の水250ml 溶液を
加え、水350ml 中に注ぎ、分液した。有機層を飽和食塩
水350ml で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過
後濃縮し、真空乾燥して、2−(2−ニトロベンゾイ
ル)マロン酸ジエチルの粗製品187.5gを得た。
【0036】この粗製品187.5gに水250ml 、p−トルエ
ンスルホン酸一水和物262mg(1.375mmol)を加え、2.5 時
間加熱還流した。室温に冷却後、クロロホルム250ml を
加えて分液し、有機層を7%重曹水250ml 、飽和食塩水
250ml で洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過、
濃縮し、真空乾燥して、2−ニトロベンゾイル酢酸エチ
ルの粗製品138.5gを得た。これにトルエン377ml 、p−
トルイジン121g(1.13mol) 、p−トルイジン塩酸塩1.6g
(11.3mmol)を加え、ディーンスタークトラップをつけて
8.5 時間加熱還流した。この間にエタノールを含む水が
約39ml留去された。さらにトルエン283ml を留去し、0
℃に冷却して撹拌下、水酸化カリウムをエタノール/水
(9/1)に溶かした5%溶液100ml を加えた。室温で
10分間撹拌し、析出した結晶を濾取した。
ンスルホン酸一水和物262mg(1.375mmol)を加え、2.5 時
間加熱還流した。室温に冷却後、クロロホルム250ml を
加えて分液し、有機層を7%重曹水250ml 、飽和食塩水
250ml で洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過、
濃縮し、真空乾燥して、2−ニトロベンゾイル酢酸エチ
ルの粗製品138.5gを得た。これにトルエン377ml 、p−
トルイジン121g(1.13mol) 、p−トルイジン塩酸塩1.6g
(11.3mmol)を加え、ディーンスタークトラップをつけて
8.5 時間加熱還流した。この間にエタノールを含む水が
約39ml留去された。さらにトルエン283ml を留去し、0
℃に冷却して撹拌下、水酸化カリウムをエタノール/水
(9/1)に溶かした5%溶液100ml を加えた。室温で
10分間撹拌し、析出した結晶を濾取した。
【0037】次いで、濾滓を水酸化カリウムをエタノー
ル/水(9/1)に溶かした5%溶液50mlで2回洗浄
し、さらにエタノール/水(9/1)50mlで2回洗浄し
たのち、真空乾燥して、N−(4’−メチルフェニル)
−3−(4’−メチルアニリノ)−3−(2−ニトロフ
ェニル)アクリルアミド145.5gを得た。
ル/水(9/1)に溶かした5%溶液50mlで2回洗浄
し、さらにエタノール/水(9/1)50mlで2回洗浄し
たのち、真空乾燥して、N−(4’−メチルフェニル)
−3−(4’−メチルアニリノ)−3−(2−ニトロフ
ェニル)アクリルアミド145.5gを得た。
【0038】NMR(400MHz, CDCl3) δ11.14(s,1H); 6.6
3-7.88(m,13H); 4.66(s,1H); 2.31(s,3H); 2.19(s,3H)
3-7.88(m,13H); 4.66(s,1H); 2.31(s,3H); 2.19(s,3H)
【0039】[参考例2] 6−メチル−2−(2−ニトロフェニル)−4−キノロ
ンの合成
ンの合成
【0040】ポリリン酸727.5gに参考例1で得たN−
(4’−メチルフェニル)−3−(4’−メチルアニリ
ノ)−3−(2−ニトロフェニル)アクリルアミド145.
5gを加え、100 〜115 ℃で5時間撹拌し、氷水1455g 中
に注いだ。一晩放置し、沈澱した固体をデカンテーショ
ンでとった。この固体に水を加え、水中で砕いて濾過し
た。濾滓を水500ml で2回洗浄し、60℃で減圧下に乾燥
した。この固体にメタノール500ml を加えて懸濁し、2
時間撹拌した。固体を濾取し、メタノール250mlで2回
洗浄した後、40℃で減圧乾燥し、6−メチル−2−(2
−ニトロフェニル)−4−キノロン53.3g を得た。濾液
からさらに17.4g を得た。
(4’−メチルフェニル)−3−(4’−メチルアニリ
ノ)−3−(2−ニトロフェニル)アクリルアミド145.
5gを加え、100 〜115 ℃で5時間撹拌し、氷水1455g 中
に注いだ。一晩放置し、沈澱した固体をデカンテーショ
ンでとった。この固体に水を加え、水中で砕いて濾過し
た。濾滓を水500ml で2回洗浄し、60℃で減圧下に乾燥
した。この固体にメタノール500ml を加えて懸濁し、2
時間撹拌した。固体を濾取し、メタノール250mlで2回
洗浄した後、40℃で減圧乾燥し、6−メチル−2−(2
−ニトロフェニル)−4−キノロン53.3g を得た。濾液
からさらに17.4g を得た。
【0041】NMR(400MHz,DMSO-d6) δ8.20-8.28(m,1H);
7.75-7.95(m,4H);7.41-7.56(m,2H);6.00(bs,1H);2.43
(s,3H)
7.75-7.95(m,4H);7.41-7.56(m,2H);6.00(bs,1H);2.43
(s,3H)
【0042】[実施例1] 4−クロロ−6−メチル−2−(2−ニトロフェニル)
キノリンの合成
キノリンの合成
【0043】オキシ塩化リン63.9mlに参考例2で得られ
た6−メチル−2−(2−ニトロフェニル)−4−キノ
ロン53.3g を加えて110 ℃に加熱し、4時間撹拌した。
氷水640g中に注ぎ、撹拌下クロロホルム1600mlを加え、
10N水酸化ナトリウム水溶液で中和した。有機層を水64
0ml で洗浄し、エバポレーターで濃縮乾固して、4−ク
ロロ−6−メチル−2−(2−ニトロフェニル)キノリ
ンの粗製品55.0g を得た。このうち38.06gをとり、メタ
ノール380ml を加えてしばらく懸濁した後、濾取した。
メタノール190ml で2回洗浄し、減圧下に乾燥して、4
−クロロ−6−メチル−2−(2−ニトロフェニル)キ
ノリン29.5g を得た。また、粗製品5.00g を酢酸エチル
から再結晶して3.26g を得た。
た6−メチル−2−(2−ニトロフェニル)−4−キノ
ロン53.3g を加えて110 ℃に加熱し、4時間撹拌した。
氷水640g中に注ぎ、撹拌下クロロホルム1600mlを加え、
10N水酸化ナトリウム水溶液で中和した。有機層を水64
0ml で洗浄し、エバポレーターで濃縮乾固して、4−ク
ロロ−6−メチル−2−(2−ニトロフェニル)キノリ
ンの粗製品55.0g を得た。このうち38.06gをとり、メタ
ノール380ml を加えてしばらく懸濁した後、濾取した。
メタノール190ml で2回洗浄し、減圧下に乾燥して、4
−クロロ−6−メチル−2−(2−ニトロフェニル)キ
ノリン29.5g を得た。また、粗製品5.00g を酢酸エチル
から再結晶して3.26g を得た。
【0044】NMR(400MHz,CDCl3) δ7.98-8.03(m,3H);7.
58-7.72(m,5H);2.61(s,3H)
58-7.72(m,5H);2.61(s,3H)
【0045】[実施例2] 4−クロロ−6−(ブロモメチル)−2−(2−ニトロ
フェニル)キノリンの合成(その1)
フェニル)キノリンの合成(その1)
【0046】実施例1で得た4−クロロ−6−メチル−
2−(2−ニトロフェニル)キノリン27.6g(92.4mmol)
にクロロホルム110ml を加えて撹拌し、N−ブロモコハ
ク酸イミド(NBS)15.6g(87.8mmol) を加えた。2,
2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.
78g のクロロホルム15ml溶液を滴下し、1時間加熱還流
した。室温に冷却後、水220ml に注いで分液し、有機層
を水110ml で2回洗浄した。エバポレータで濃縮乾固
し、トルエンから再結晶して4−クロロ−6−(ブロモ
メチル)−2−(2−ニトロフェニル)キノリン14.7g
を得た。
2−(2−ニトロフェニル)キノリン27.6g(92.4mmol)
にクロロホルム110ml を加えて撹拌し、N−ブロモコハ
ク酸イミド(NBS)15.6g(87.8mmol) を加えた。2,
2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.
78g のクロロホルム15ml溶液を滴下し、1時間加熱還流
した。室温に冷却後、水220ml に注いで分液し、有機層
を水110ml で2回洗浄した。エバポレータで濃縮乾固
し、トルエンから再結晶して4−クロロ−6−(ブロモ
メチル)−2−(2−ニトロフェニル)キノリン14.7g
を得た。
【0047】NMR(400MHz,CDCl3) δ8.25(s,1H);8.09(d,
J=8.8Hz,1H);8.02(d,J=8.0Hz,1H);7.60-7.84(m,5H);4.7
1(s,2H)
J=8.8Hz,1H);8.02(d,J=8.0Hz,1H);7.60-7.84(m,5H);4.7
1(s,2H)
【0048】[実施例3] 4−クロロ−6−(ブロモメチル)−2−(2−ニトロ
フェニル)キノリンの合成(その2)
フェニル)キノリンの合成(その2)
【0049】オキシ塩化リン21mlに参考例2で得られた
6−メチル−2−(2−ニトロフェニル)−4−キノロ
ン21.0g を加えて110 ℃で2時間撹拌した後、室温に冷
却した。酢酸エチル21mlを加えてしばらく撹拌し、濾取
した。濾滓を酢酸エチル20mlで2回洗浄し、得られた固
体を飽和重曹水100ml とクロロホルム100ml の混合液に
撹拌下投入した。分液後、有機層を硫酸マグネシウムで
乾燥して濾過した。得られた濾液に撹拌下NBS13.3g
(74.9mmol) を加えて撹拌した。2,2’−アゾビス
(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.665gのクロロホ
ルム13ml溶液を滴下し、2.5 時間加熱還流した。室温に
冷却後、水210ml に注いで分液し、有機層を水210ml で
2回洗浄した。エバポレータで濃縮乾固し、トルエンか
ら再結晶して4−クロロ−6−(ブロモメチル)−2−
(2−ニトロフェニル)キノリン9.16g を得た。
6−メチル−2−(2−ニトロフェニル)−4−キノロ
ン21.0g を加えて110 ℃で2時間撹拌した後、室温に冷
却した。酢酸エチル21mlを加えてしばらく撹拌し、濾取
した。濾滓を酢酸エチル20mlで2回洗浄し、得られた固
体を飽和重曹水100ml とクロロホルム100ml の混合液に
撹拌下投入した。分液後、有機層を硫酸マグネシウムで
乾燥して濾過した。得られた濾液に撹拌下NBS13.3g
(74.9mmol) を加えて撹拌した。2,2’−アゾビス
(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.665gのクロロホ
ルム13ml溶液を滴下し、2.5 時間加熱還流した。室温に
冷却後、水210ml に注いで分液し、有機層を水210ml で
2回洗浄した。エバポレータで濃縮乾固し、トルエンか
ら再結晶して4−クロロ−6−(ブロモメチル)−2−
(2−ニトロフェニル)キノリン9.16g を得た。
【0050】[実施例4] 4−クロロ−6−[(2−エチル−5,7−ジメチル−
3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イル)メ
チル]−2−(ニトロフェニル)キノリンの合成
3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イル)メ
チル]−2−(ニトロフェニル)キノリンの合成
【0051】2−エチル−5,7−ジメチル−1H−イ
ミダゾ[4,5−b]ピリジン7.45g(42.5mmol) のN,
N−ジメチルホルムアミド(DMF)61ml溶液に水素化
ナトリウム(60%)1.79g(44.6mmol) を加え、室温で30
分間撹拌した。この中へ、4−クロロ−6−(ブロモメ
チル)−2−(2−ニトロフェニル)キノリン15.3gを
加え、室温で12時間撹拌した。トルエン120ml を加え、
トルエン60mlと水300ml の混合溶液に注いだ。酢酸エチ
ル120ml を加えて分液し、水層からトルエン90mlと酢酸
エチル90mlの混合溶液で抽出した。併せた有機層をエバ
ポレータで117.82g になるまで濃縮し、トルエン90mlを
加えて水90mlで2回洗浄した。不溶物を濾過し、有機層
をエバポレータで58.3g まで濃縮し、5℃で静置した。
析出した結晶を濾取し、トルエン10mlで2回洗浄した後
乾燥して、4−クロロ−6−[(2−エチル−5,7−
ジメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3
−イル)メチル]−2−(ニトロフェニル)キノリン8.
12g を得た。
ミダゾ[4,5−b]ピリジン7.45g(42.5mmol) のN,
N−ジメチルホルムアミド(DMF)61ml溶液に水素化
ナトリウム(60%)1.79g(44.6mmol) を加え、室温で30
分間撹拌した。この中へ、4−クロロ−6−(ブロモメ
チル)−2−(2−ニトロフェニル)キノリン15.3gを
加え、室温で12時間撹拌した。トルエン120ml を加え、
トルエン60mlと水300ml の混合溶液に注いだ。酢酸エチ
ル120ml を加えて分液し、水層からトルエン90mlと酢酸
エチル90mlの混合溶液で抽出した。併せた有機層をエバ
ポレータで117.82g になるまで濃縮し、トルエン90mlを
加えて水90mlで2回洗浄した。不溶物を濾過し、有機層
をエバポレータで58.3g まで濃縮し、5℃で静置した。
析出した結晶を濾取し、トルエン10mlで2回洗浄した後
乾燥して、4−クロロ−6−[(2−エチル−5,7−
ジメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3
−イル)メチル]−2−(ニトロフェニル)キノリン8.
12g を得た。
【0052】NMR(400MHz,CDCl3) δ8.08(s,1H);8.01(d,
J=8.0Hz,2H);7.53-7.72(m,5H);6.93(s,1H);5.69(s,2H);
2.84(q,J=7.6Hz,2H);2.66(s,3H);2.61(s,3H);1.36(t,J=
7.6Hz,3H)
J=8.0Hz,2H);7.53-7.72(m,5H);6.93(s,1H);5.69(s,2H);
2.84(q,J=7.6Hz,2H);2.66(s,3H);2.61(s,3H);1.36(t,J=
7.6Hz,3H)
【0053】[実施例5] 2−{6−[(2−エチル−5,7−ジメチル−3H−
イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イル)メチル]
キノリン−2−イル}アニリンの合成(その1)
イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イル)メチル]
キノリン−2−イル}アニリンの合成(その1)
【0054】水酸化カリウム8.0gのメタノール240ml 溶
液に、実施例4で得られた4−クロロ−6−[(2−エ
チル−5,7−ジメチル−3H−イミダゾ[4,5−
b]ピリジン−3−イル)メチル]−2−(ニトロフェ
ニル)キノリン8.12g(17.2mmol) 、5%パラジウム−炭
素触媒0.80g を加え、水素雰囲気下17時間撹拌した。ク
ロロホルム120ml を加え、セライトを敷いて濾過した。
濾液に水120ml を加え、分液し、有機層を水120ml で洗
浄した。有機層にメタノール60mlを加え、常圧で加熱し
て130ml を留去し、0℃で静置した。析出した結晶を濾
取し、濾滓をさらにクロロホルムとメタノールの混合溶
媒から再結晶して、2−{6−[(2−エチル−5,7
−ジメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−
3−イル)メチル]キノリン−2−イル}アニリン3.30
g を得た。
液に、実施例4で得られた4−クロロ−6−[(2−エ
チル−5,7−ジメチル−3H−イミダゾ[4,5−
b]ピリジン−3−イル)メチル]−2−(ニトロフェ
ニル)キノリン8.12g(17.2mmol) 、5%パラジウム−炭
素触媒0.80g を加え、水素雰囲気下17時間撹拌した。ク
ロロホルム120ml を加え、セライトを敷いて濾過した。
濾液に水120ml を加え、分液し、有機層を水120ml で洗
浄した。有機層にメタノール60mlを加え、常圧で加熱し
て130ml を留去し、0℃で静置した。析出した結晶を濾
取し、濾滓をさらにクロロホルムとメタノールの混合溶
媒から再結晶して、2−{6−[(2−エチル−5,7
−ジメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−
3−イル)メチル]キノリン−2−イル}アニリン3.30
g を得た。
【0055】NMR(400MHz,CDCl3) δ8.06(d,J=8.8Hz,1
H);7.97(d,J=8.8Hz,1H);7.80(d,J=8.8Hz,1H);7.66(d,J=
7.6Hz,1H);7.51(dd,J=2,8.8Hz,1H);7.41(s,1H);7.20(d
d,J=7.0,1.2Hz,1H);6.93(s,1H);6.80(t,J=8.0Hz,2H);6.
15(bs,2H);5.64(s,2H);2.81(q,J=7.6Hz,2H);2.67(s,3
H);2.61(s,3H);1.31(t,J=7.6Hz,3H)
H);7.97(d,J=8.8Hz,1H);7.80(d,J=8.8Hz,1H);7.66(d,J=
7.6Hz,1H);7.51(dd,J=2,8.8Hz,1H);7.41(s,1H);7.20(d
d,J=7.0,1.2Hz,1H);6.93(s,1H);6.80(t,J=8.0Hz,2H);6.
15(bs,2H);5.64(s,2H);2.81(q,J=7.6Hz,2H);2.67(s,3
H);2.61(s,3H);1.31(t,J=7.6Hz,3H)
【0056】[実施例6] 2−{6−[(2−エチル−5,7−ジメチル−3H−
イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イル)メチル]
キノリン−2−イル}アニリンの合成(その2)
イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イル)メチル]
キノリン−2−イル}アニリンの合成(その2)
【0057】5%パラジウム−炭素触媒2.04g に酢酸カ
リウム10.2g 水15ml溶液を加え、実施例4で得られた4
−クロロ−6−[(2−エチル−5,7−ジメチル−3
H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イル)メチ
ル]−2−(ニトロフェニル)キノリン10.18g(21.6mmo
l)を酢酸エチル30mlとエタノール240ml に70℃で溶かし
た溶液を加え、水素雰囲気下60℃で3時間撹拌した。ク
ロロホルム150ml と水200ml を加え、セライトを敷いて
濾過した。濾液を分液し、有機層をエバポレータで95.0
g になるまで濃縮した。0℃に静置し、析出した結晶を
濾取した。濾滓をエタノール10mlで3回洗浄し、40℃で
減圧乾燥して、2−{6−[(2−エチル−5,7−ジ
メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−
イル)メチル]キノリン−2−イル}アニリン6.70g を
得た。
リウム10.2g 水15ml溶液を加え、実施例4で得られた4
−クロロ−6−[(2−エチル−5,7−ジメチル−3
H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イル)メチ
ル]−2−(ニトロフェニル)キノリン10.18g(21.6mmo
l)を酢酸エチル30mlとエタノール240ml に70℃で溶かし
た溶液を加え、水素雰囲気下60℃で3時間撹拌した。ク
ロロホルム150ml と水200ml を加え、セライトを敷いて
濾過した。濾液を分液し、有機層をエバポレータで95.0
g になるまで濃縮した。0℃に静置し、析出した結晶を
濾取した。濾滓をエタノール10mlで3回洗浄し、40℃で
減圧乾燥して、2−{6−[(2−エチル−5,7−ジ
メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−
イル)メチル]キノリン−2−イル}アニリン6.70g を
得た。
【0058】
【発明の効果】本発明の2−アリールキノリン類は高血
圧治療剤として有望なアンジオテンシンII拮抗剤の中間
体として有用であり、また本発明の製造方法はこの2−
アリールキノリン類を効率的に容易に製造できる方法で
ある。
圧治療剤として有望なアンジオテンシンII拮抗剤の中間
体として有用であり、また本発明の製造方法はこの2−
アリールキノリン類を効率的に容易に製造できる方法で
ある。
Claims (17)
- 【請求項1】下記式(1)で表される2−アリールキノ
リン類。 【化1】 ただし、 R1 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7 、R8 、R9 :そ
れぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル
基、シクロ低級アルキル基、アリール基、アルアルキル
基、アルコキシ基、または−Cm F2m+1を表す。 R2 :水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、シク
ロ低級アルキル基、アリール基、アルアルキル基、アル
コキシ基、−Cn F2n+1、または−CH2 Q(Qは−N
H−基を有する有機化合物からその窒素原子に結合した
水素原子を除いた1価の有機基またはハロゲン原子)を
表す。 X:ハロゲン原子または水素原子を表す。 Y:ニトロ基、アミノ基または保護基で保護されたアミ
ノ基を表す。 m、n:それぞれ独立に1〜6の整数を表す。 - 【請求項2】R1 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7 、R
8 、R9 がそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、ま
たは低級アルキル基であり、R2 が水素原子、低級アル
キル基、または−CH2 Qである、請求項1の化合物。 - 【請求項3】Qが置換基を有する3H−イミダゾ[4,
5−b]ピリジン−3−イル基または臭素原子である、
請求項1または2の化合物。 - 【請求項4】Xが塩素原子または水素原子であり、Yが
ニトロ基またはアミノ基でありかつフェニル基の2位に
存在する、請求項1、2または3の化合物。 - 【請求項5】R1 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7 、R
8 、R9 がそれぞれ水素原子であり、R2 が低級アルキ
ル基または−CH2 Qであり、Qが置換基を有する3H
−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イル基または
臭素原子であり、Xが塩素原子または水素原子であり、
Yがニトロ基またはアミノ基でありかつフェニル基の2
位に存在する、請求項1の化合物。 - 【請求項6】下記式(2)で表される[ただし、Yはニ
トロ基を表す]2−(ニトロフェニル)−4−キノロン
類をハロゲン化剤と反応させることにより、下記式
(1)で表される[ただし、Xはハロゲン原子を表し、
Yはニトロ基を表す]4−ハロ−2−(ニトロフェニ
ル)キノリン類を製造する方法。 【化2】 【化3】 ただし、両式において、 R1 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7 、R8 、R9 :そ
れぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル
基、シクロ低級アルキル基、アリール基、アルアルキル
基、アルコキシ基、または−Cm F2m+1を表す。 R2 :水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、シク
ロ低級アルキル基、アリール基、アルアルキル基、アル
コキシ基、−Cn F2n+1、または−CH2 Q(Qは−N
H−基を有する有機化合物からその窒素原子に結合した
水素原子を除いた1価の有機基またはハロゲン原子)を
表す。 m、n:それぞれ独立に1〜6の整数を表す。 - 【請求項7】R1 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7 、R
8 、R9 がそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、ま
たは低級アルキル基であり、R2 が水素原子、低級アル
キル基、または−CH2 Qであり、Yがフェニル基の2
位に存在する、請求項6の方法。 - 【請求項8】Qが置換基を有する3H−イミダゾ[4,
5−b]ピリジン−3−イル基または臭素原子である、
請求項6または7の方法。 - 【請求項9】Xが塩素原子である、請求項6、7または
8の方法。 - 【請求項10】R1 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7 、
R8 、R9 がそれぞれ水素原子であり、R2 が低級アル
キル基、または−CH2 Qであり、Qが置換基を有する
3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イル基ま
たは臭素原子であり、Xが塩素原子であり、Yがフェニ
ル基の2位に存在する、請求項6の方法。 - 【請求項11】ハロゲン化剤が塩素化剤である、請求項
6、7、8、9または10の方法。 - 【請求項12】下記式(1)で表される[ただし、Xは
ハロゲン原子を表し、Yはニトロ基を表す]4−ハロ−
2−(ニトロフェニル)キノリン類を塩基の存在下に還
元剤によって還元することにより、下記式(1)で表さ
れる[ただし、Xは水素原子を表し、Yはアミノ基を表
す](キノリン−2−イル)アニリン類を製造する方
法。 【化4】 ただし、 R1 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7 、R8 、R9 :そ
れぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル
基、シクロ低級アルキル基、アリール基、アルアルキル
基、アルコキシ基、または−Cm F2m+1を表す。 R2 :水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、シク
ロ低級アルキル基、アリール基、アルアルキル基、アル
コキシ基、−Cn F2n+1、または−CH2 Q(Qは−N
H−基を有する有機化合物からその窒素原子に結合した
水素原子を除いた1価の有機基またはハロゲン原子)を
表す。 m、n:それぞれ独立に1〜6の整数を表す。 - 【請求項13】R1 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7 、
R8 、R9 がそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、
または低級アルキル基であり、R2 が水素原子、低級ア
ルキル基、または−CH2 Qであり、Yがフェニル基の
2位に存在する、請求項12の方法。 - 【請求項14】Qが置換基を有する3H−イミダゾ
[4,5−b]ピリジン−3−イル基である請求項12
または13の方法。 - 【請求項15】Xのハロゲン原子が塩素原子である、請
求項12、13または14の方法。 - 【請求項16】R1 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7 、
R8 、R9 がそれぞれ水素原子であり、R2 が低級アル
キル基、または−CH2 Qであり、Qが置換基を有する
3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−3−イル基で
あり、Xのハロゲン原子が塩素原子であり、Yがフェニ
ル基の2位に存在する、請求項12の方法。 - 【請求項17】還元剤が水素還元触媒存在下に使用する
水素であり、塩基がカルボン酸のアルカリ金属塩であ
る、請求項12、13、14、15または16の方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8011257A JPH09202774A (ja) | 1996-01-25 | 1996-01-25 | 2−アリールキノリン類およびその製造方法 |
| EP97101112A EP0786460A3 (en) | 1996-01-25 | 1997-01-24 | 2-Arylquinolines and process for producing the same |
| US08/788,013 US5856337A (en) | 1996-01-25 | 1997-01-24 | 2-arylquinolines and process for producing the same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8011257A JPH09202774A (ja) | 1996-01-25 | 1996-01-25 | 2−アリールキノリン類およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09202774A true JPH09202774A (ja) | 1997-08-05 |
Family
ID=11772895
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8011257A Pending JPH09202774A (ja) | 1996-01-25 | 1996-01-25 | 2−アリールキノリン類およびその製造方法 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5856337A (ja) |
| EP (1) | EP0786460A3 (ja) |
| JP (1) | JPH09202774A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021107414A (ja) * | 2015-07-20 | 2021-07-29 | ジェンザイム・コーポレーション | コロニー刺激因子−1受容体(csf−1r)阻害剤 |
| US11530216B2 (en) | 2020-12-23 | 2022-12-20 | Genzyme Corporation | Deuterated colony stimulating factor-1 receptor (CSF-1R) inhibitors |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| PE20030701A1 (es) * | 2001-12-20 | 2003-08-21 | Schering Corp | Compuestos para el tratamiento de trastornos inflamatorios |
| DK4426434T3 (da) | 2021-11-02 | 2025-11-10 | Flare Therapeutics Inc | Pparg inverse agonists and uses thereof |
Family Cites Families (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5671074A (en) | 1979-11-12 | 1981-06-13 | Takeda Chem Ind Ltd | 1,2-disubstituted-4-halogenoimidazole-5-acetic acid derivative |
| CA1338238C (en) | 1988-01-07 | 1996-04-09 | David John Carini | Angiotensin ii receptor blocking imidazoles and combinations thereof with diuretics and nsaids |
| EP0528762B1 (de) | 1991-08-15 | 1997-05-07 | Novartis AG | N-Acyl-N-Heterocyclyl- oder Naphthylalkyl-Aminosäuren als Angiotensin II Antagonisten |
| FR2683819B1 (fr) | 1991-10-28 | 1994-02-11 | Synthelabo | Derives de quinoleine, leur procede de preparation et leur application en therapeutique. |
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| US5478832A (en) * | 1992-05-08 | 1995-12-26 | The Green Cross Corporation | Quinoline compounds |
| JPH0616641A (ja) | 1992-05-08 | 1994-01-25 | Asahi Glass Co Ltd | キノリン−2−イル安息香酸誘導体およびその製造方法 |
| JP2641686B2 (ja) | 1992-06-10 | 1997-08-20 | 旭硝子株式会社 | 新規キノリン誘導体 |
| JPH0811257A (ja) | 1994-06-29 | 1996-01-16 | Kawasaki Steel Corp | 耐食性と加工性に優れた塗装鋼板 |
| JPH101471A (ja) * | 1996-06-13 | 1998-01-06 | Green Cross Corp:The | N−[(キノリン−2−イル)フェニル]スルホンアミド類の結晶およびその製造方法 |
-
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