JPH09202778A - 第一級アミンのアミノ基をクロロ基に変換する方法およびこれを利用する合成方法 - Google Patents

第一級アミンのアミノ基をクロロ基に変換する方法およびこれを利用する合成方法

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JPH09202778A
JPH09202778A JP26371296A JP26371296A JPH09202778A JP H09202778 A JPH09202778 A JP H09202778A JP 26371296 A JP26371296 A JP 26371296A JP 26371296 A JP26371296 A JP 26371296A JP H09202778 A JPH09202778 A JP H09202778A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複素環第一アミンのアミノ基をクロロ基に変
換する方法およびそれを利用する2−クロロ−5−メチ
ルチアゾールおよびその誘導体の合成方法を提供する。 【解決手段】 複素環第一アミンを塩酸の存在下で亜硝
酸ナトリウムと反応させた後、生成したジアゾニウム塩
基に対し等モル以上の塩酸の存在下で亜硝酸ナトリウム
とを反応させた後、30〜100℃に加熱してアミノ基
をクロロ基に変換する。また、2−アミノ−5−メチル
チアゾールを塩酸の存在下で亜硝酸ナトリウムと反応さ
せた後、生成したジアゾニウム塩基に対し等モル以上の
塩酸の存在下で亜硝酸ナトリウムと反応させた後、30
〜100℃に加熱して2−クロロ−5−メチルチアゾー
ルを合成する。さらに、これをクロロ化剤と反応させて
2−クロロ−5−クロロメチルチアゾールを合成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複素環第一級アミ
ンのアミノ基をクロロ基に変換する方法およびこれを利
用する2−クロロ−5−メチルチアゾール誘導体を製造
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】第一アミンのアミノ基をクロロ基に変換
する方法としては、芳香族第一アミンについては、塩酸
中で亜硝酸ナトリウムを用いてジアゾニウム塩を合成し
た後、銅(I)塩と反応させるサンドマイヤー法や活性
な金属銅と反応させるガッターマン法が知られている。
ジアゾニウム塩を生成させた反応液をそのまま加熱して
もジアゾニウム塩基はクロロ基に置換されるが、その収
率は十数%どまりである。サンドマイヤー反応やガッタ
ーマン反応は、銅塩または金属銅を用いることによって
その収率を改善するものであった。しかし、銅(I)塩
を用いる方法ではアミノ基と等モルの銅(I)塩を必要
とするほか、反応後に銅を分離する操作が煩雑である。
さらに、多量の銅塩を廃棄することになるため、環境に
対する充分な配慮が要求される。活性な金属銅を用いる
場合も銅(I)塩を用いる場合と同様な問題が生じるほ
か、金属銅の調製が必要になり工程が複雑になる。この
ようなことから工業的な規模での反応には適さない。ま
た、銅塩を用いる場合反応後処理としてアルカリ処理す
ると、濾過分離性が悪い銅塩が析出し、反応器等に付着
し易いため操作性が悪い。また、複素環第一アミンをジ
アゾ化して、アミノ基をクロロ基に置換する例として
は、2−アミノ−5−メチルチアゾールをジアゾ化した
溶液を第一銅塩の塩酸溶液に加え一晩放置後、アルカリ
性として水蒸気蒸留する報告(J.Chem. Soc. 1942, p38
6 )があるが、銅塩を使用すること、さらに操作も複雑
である。このようなことから複素環第一アミンのアミノ
基をクロロ基に変換する方法として、銅塩を用いる方法
は工業的方法として適さない。一方、医薬品や農薬の合
成原料として有用な2−クロロ−5−クロロメチルチア
ゾールの製造方法としては、塩素とイソチオシアン酸ア
リル(特開昭63−83079号公報)やその誘導体
(特開平4−234864号公報)を原料とする方法が
提案されている。しかし、原料として用いられるイソチ
オシアン酸アリル類は高価であり、また刺激臭もあるこ
とから工業的規模での生産に適した方法とは言い難い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、複素環
第一アミンのアミノ基を収率良くクロロ基に変換できる
方法を見出すことにより、安価に製造できる2−アミノ
−5−メチルチアゾールから工業的規模での製造に適し
た2−クロロ−5−クロロメチルチアゾールの製造方法
を提供できると考え、複素環第一アミンのアミノ基をク
ロロ基に変換する方法を鋭意研究した。本発明は、複素
環第一アミンのアミノ基をクロロ基に変換する方法およ
びそれを利用する2−クロロ−5−メチルチアゾールお
よびその誘導体の合成方法を提供することを課題とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、複素環第
一アミンを塩酸の存在下ジアゾニウム塩に誘導し、ジア
ゾニウム塩基の等モル以上の塩酸の存在下この反応液を
加熱するとき、意外にも、芳香族ジアゾニウム塩と異な
り、高い収率でジアゾニウム塩基がクロロ基に置換する
ことを見出し本発明を完成するに至った。即ち、本発明
は、複素環第一アミンを、塩酸の存在下で亜硝酸ナトリ
ウムと反応させた後、ジアゾニウム塩基に対し等モル以
上の塩酸の存在下で30〜100℃に加熱してアミノ基
をクロロ基に変換する方法であり、また、これを利用す
る2−アミノ−5−メチルチアゾールまたはその塩酸塩
を、塩酸の存在下で亜硝酸ナトリウムと反応させた後、
生成したジアゾニウム塩基に対し等モル以上、好ましく
は1.05〜3倍モルの塩酸の存在下で30〜100℃
に加熱して2−クロロ−5−メチルチアゾールを製造す
る方法、さらには2−クロロ−5−メチルチアゾールを
クロロ化剤と反応させる2−クロロ−5−クロロメチル
チアゾールの製造方法である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明で言う複素環第一アミンと
は、アミノチアゾールなどのように、複素環にアミノ基
(-NH2)が結合している化合物を指し、反応には遊離の
アミンの形あるいは塩酸塩の形で供することができる。
本発明ではまず、複素環第一アミンをジアゾニウム塩に
誘導する。ジアゾニウム塩の製造は、複素環第一アミン
を塩酸中で亜硝酸ナトリウムと10℃以下、好ましくは
−10〜10℃で反応させる。生成したジアゾニウム塩
基に対し等モル以上の塩酸の存在下で反応液を30〜1
00℃に加熱すると、収率60%以上でジアゾニウム塩
基がクロロ基に置換した複素環化合物の塩素化物が生成
する。加熱温度が30℃より低い温度では、アミノ基の
クロロ基への置換反応が完結しない。加熱反応時に生成
したジアゾニウム塩基に対し等モル以上の塩酸を存在さ
せるためには、第一アミンのアミノ基の3倍モル以上の
塩酸をジアゾ化反応時に存在させておくのがよい。得ら
れた反応液を適当な溶媒、例えばクロロホルムで抽出す
ることにより、目的のアミノ基をクロロ基に変換した複
素環化合物が得られる。なお、複素環第一アミンのジア
ゾニウム塩に、芳香族ジアゾニウム塩におけるように、
金属銅または銅塩を使用するときはその収率が著しく低
くなる。
【0006】具体的には、2−クロロプロピオンアルデ
ヒドとチオ尿素から容易に得られる2−アミノ−5−メ
チルチアゾールを塩酸中でジアゾ化し、その反応液を生
成したジアゾニウム塩基に対し等モル以上の塩酸の存在
下で30〜100℃に加熱すると2−クロロ−5−メチ
ルチアゾールが得られる。次に、クロロ化剤を反応させ
ると5−位のメチル基がクロロ化された2−クロロ−5
−クロロメチルチアゾールが得られる。ジアゾ化後、引
き続きクロロ化剤を添加してクロロ化を行っても良い。
このとき用いるクロロ化剤としてはN−クロロこはく酸
イミド、塩素などを用いることができる。クロロ化剤と
して用いるN−クロロこはく酸イミドは2−クロロ−5
−メチルチアゾール1モルに対し、0.8〜2.0モル
用いるのが好ましい。N−クロロこはく酸イミドを大過
剰に用いた場合には、副生物が増加するほか、単離操作
における純度低下の原因になる。反応には多くの溶媒を
用いることができるが、クロロ化剤と反応し難いクロロ
ホルムが適している。反応温度は20℃以上、用いる溶
媒の還流温度以下で行う。20℃より低い温度では反応
速度が遅く好ましくない。反応は光照射下およびアゾビ
スイソブチロニトリルのようなラジカル開始剤の存在下
で行うのが好ましいが、どちらか一方のみでもよい。
【0007】以下、実施例および比較例をあげて本発明
を具体的に説明する。
【実施例1】 2−クロロ−5−メチルチアゾールの合成 攪拌装置、滴下ロート、温度計を備え付けた300ml
の三つ口フラスコに2−アミノ−5−メチルチアゾール
20g(0.175mol)、36%塩酸80ml
(0.931mol)、水30mlを仕込み、−5℃ま
で冷却した。0℃以下の温度に保ちながら、水30ml
に溶解した亜硝酸ナトリウム14g(0.203mo
l)を徐々に滴下した後、0℃以下でさらに3時間反応
を行ってジアゾニウム塩基を生成させた。この反応液を
加熱し、80℃で3時間反応後、得られた反応液をクロ
ロホルム40ml×3回抽出して、2−クロロ−5−メ
チルチアゾールを含むクロロホルム溶液を得た。常圧蒸
留によりクロロホルムを除去した後、減圧蒸留を行い、
2−クロロ−5−メチルチアゾール16.6g(0.1
24mol)を単離した。合成収率は71%であった。
【0008】
【比較例1】 2−クロロ−5−メチルチアゾールの合成 攪拌装置、滴下ロート、温度計を備え付けた300ml
の三つ口フラスコに2−アミノ−5−メチルチアゾール
20g(0.175mol)、36%塩酸35ml
(0.407mol)、水30mlを仕込み、−5℃ま
で冷却した。0℃以下の温度に保ちながら、水30ml
に溶解した亜硝酸ナトリウム14g(0.203mo
l)を徐々に滴下した後、0℃以下でさらに3時間反応
を行ってジアゾニウム塩基を生成させた。この反応液を
加熱し、80℃で3時間反応後、得られた反応液をクロ
ロホルム40ml×3回抽出して、2−クロロ−5−メ
チルチアゾールを含むクロロホルム溶液を得た。常圧蒸
留によりクロロホルムを除去した後、減圧蒸留を行い、
2−クロロ−5−メチルチアゾール10.3g(0.0
77mol)を単離した。合成収率は44%であった。
【0009】
【比較例2】 2−クロロ−5−メチルチアゾールの合成 攪拌装置、滴下ロート、温度計を備え付けた300ml
の三つ口フラスコに2−アミノ−5−メチルチアゾール
20g(0.175mol)、36%塩酸23ml
(0.267mol)、水30mlを仕込み、−5℃ま
で冷却した。0℃以下の温度に保ちながら、水30ml
に溶解した亜硝酸ナトリウム14g(0.203mo
l)を徐々に滴下した後、0℃以下でさらに3時間反応
を行ってジアゾニウム塩基を生成させた。この反応液を
加熱し、80℃で3時間反応後、得られた反応液をクロ
ロホルム40ml×3回抽出して、2−クロロ−5−メ
チルチアゾールを含むクロロホルム溶液を得た。常圧蒸
留によりクロロホルムを除去した後、減圧蒸留を行い、
2−クロロ−5−メチルチアゾール5.1g(0.03
8mol)を単離した。合成収率は22%であった。
【0010】
【比較例3】 2−クロロ−5−メチルチアゾールの合成 攪拌装置、滴下ロート、温度計を備え付けた300ml
の三つ口フラスコに2−アミノ−5−メチルチアゾール
20g(0.175mol)、36%塩酸80ml
(0.931mol)、水30mlを仕込み、−5℃ま
で冷却した。0℃以下の温度に保ちながら、水30ml
に溶解した亜硝酸ナトリウム14g(0.203mo
l)を徐々に滴下した後、0℃以下でさらに3時間反応
を行いジアゾニウム塩溶液を調製した。攪拌装置、滴下
ロート、温度計を備え付けた300mlの三つ口フラス
コに、塩化第一銅17.3g(0.175mol)、3
6%塩酸80mlを仕込んだ後、−5℃まで冷却した。
0℃以下の温度に保ちながら、この水溶液中にジアゾニ
ウム塩溶液を徐々に滴下した。0℃以下でさらに3時間
反応を行った後、80℃で3時間反応を行った。反応終
了後、15%水酸化ナトリウム水溶液を用いて溶液をア
ルカリ性にした後、析出した銅塩を濾別した。得られた
濾液をクロロホルム40ml×3回抽出して、2−クロ
ロ−5−メチルチアゾールを含むクロロホルム溶液を得
た。常圧蒸留によりクロロホルムを除去した後、減圧蒸
留を行って、2−クロロ−5−メチルチアゾール8.4
g(0.063mol)を単離した。合成収率は36%
であった。
【0011】
【実施例2】 2−クロロ−5−クロロメチルチアゾールの合成 攪拌装置、滴下ロート、温度計を備え付けた200ml
の三つ口フラスコに2−アミノ−5−メチルチアゾール
塩酸塩14g(0.0930mol)、36%塩酸25
ml、水20mlを仕込み、−5℃まで冷却した。0℃
以下の温度に保ちながら、水10mlに溶解した亜硝酸
ナトリウム6.8g(0.0986mol)を徐々に滴
下した後、0℃以下でさらに1時間反応を行ってジアゾ
ニウム塩基を生成させた。この反応液を加熱し、40℃
で3時間反応後、得られた反応液をクロロホルム30m
l×3回抽出して、2−クロロ−5−メチルチアゾール
を含むクロロホルム溶液を得た。常圧蒸留により、クロ
ロホルムを除去した後、減圧蒸留を行い、2−クロロ−
5−メチルチアゾール10.1g(0.0756mo
l)を単離した。合成収率は81%であった。
【0012】得られた2−クロロ−5−メチルチアゾー
ルをクロロホルム20mlに溶解し、攪拌装置、高圧水
銀灯、温度計を備え付けた100mlの三つ口フラスコ
に仕込んだ後、N−クロロこはく酸イミド10g(0.
0749mol)を加え、光照射下50℃で6時間反応
を行った。反応終了後、水30mlを用いて副生したこ
はく酸イミドを回収した後、クロロホルム層を蒸留する
ことにより、2−クロロ−5−クロロメチルチアゾール
9.5g(0.0565mol)を得た。合成収率は6
1%であった。なお、こはく酸イミドは塩素化して、N
−クロロこはく酸イミドとして再利用した。
【0013】
【実施例3】 2−クロロ−5−クロロメチルチアゾールの合成 攪拌装置、滴下ロート、温度計を備え付けた300ml
の三つ口フラスコに2−アミノ−5−メチルチアゾール
塩酸塩26.2g(0.175mol)、36%塩酸8
0ml(0.931mol)、水40mlを仕込み、−
5℃まで冷却した。0℃以下の温度に保ちながら、水3
0mlに溶解した亜硝酸ナトリウム14g(0.203
mol)を徐々に滴下した後、0℃以下でさらに3時間
反応を行ってジアゾニウム塩基を生成させた。この反応
液を加熱し、80℃まで昇温し、80℃で3時間反応
後、得られた反応液をクロロホルム40ml×3回抽出
して、2−クロロ−5−メチルチアゾール15.1g
(0.113mol)を含むクロロホルム溶液を得た。
【0014】得られた2−クロロ−5−メチルチアゾー
ルのクロロホルム溶液を、攪拌装置、高圧水銀灯、温度
計を備え付けた200mlの三つ口フラスコに仕込んだ
後、N−クロロこはく酸イミド16.0g(0.120
mol)、アゾビスイソブチロニトリル0.4gを加
え、光照射下、50℃で10時間反応を行った。反応終
了後、水100mlを用いて副生したこはく酸イミドを
回収した後、クロロホルム層を蒸留することにより、2
−クロロ−5−クロロメチルチアゾール13.5g
(0.080mol)を得た。合成収率は46%であっ
た。なお、こはく酸イミドは塩素化して、N−クロロこ
はく酸イミドとして再利用した。
【0015】
【実施例4】 2−クロロ−5−クロロメチルチアゾールの合成 攪拌装置、滴下ロート、温度計を備え付けた300ml
の三つ口フラスコに2−アミノ−5−メチルチアゾール
20g(0.175mol)、36%塩酸80ml
(0.931mol)、水40mlを仕込み、−5℃ま
で冷却した。0℃以下の温度に保ちながら、水30ml
に溶解した亜硝酸ナトリウム14g(0.203mo
l)を徐々に滴下した後、0℃以下でさらに3時間反応
を行ってジアゾニウム塩基を生成させた。この反応液を
加熱し、80℃まで昇温し、80℃で3時間反応後、得
られた反応液をクロロホルム40ml×3回抽出して、
2−クロロ−5−メチルチアゾール17.4g(0.1
30mol)を含むクロロホルム溶液を得た。
【0016】得られた2−クロロ−5−メチルチアゾー
ルのクロロホルム溶液を、攪拌装置、高圧水銀灯、温度
計を備え付けた200mlの三つ口フラスコに仕込んだ
後、N−クロロこはく酸イミド26.7g(0.200
mol)、アゾビスイソブチロニトリル0.4gを加
え、光照射下、50℃で10時間反応を行った。反応終
了後、水120mlを用いて副生したこはく酸イミドを
回収した後、クロロホルム層を蒸留することにより、2
−クロロ−5−クロロメチルチアゾール15.5g
(0.092mol)を得た。合成収率は53%であっ
た。なお、こはく酸イミドは塩素化して、N−クロロこ
はく酸イミドとして再利用した。
【0017】
【発明の効果】本発明方法によれば、複素環第一アミン
のアミノ基を容易にクロロ基に変換することができ、し
かも芳香族第一アミンの場合のように銅塩や金属銅を用
いないため、後処理が簡単である。また、イソチオシア
ン酸アリルのような高価な原料を用いることなく、安価
で取り扱い容易な2−アミノ−5−メチルチアゾールを
原料として温和な条件で2−クロロ−5−メチルチアゾ
ールを合成することができる。従って、医薬、農薬など
の合成原料として有用な2−クロロ−5−クロロメチル
チアゾールを安価に提供することができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複素環第一アミンを塩酸の存在下で亜硝
    酸ナトリウムと反応させた後、生成したジアゾニウム塩
    基に対し等モル以上の塩酸の存在下で30〜100℃に
    加熱して複素環第一アミンのアミノ基をクロロ基に変換
    する方法。
  2. 【請求項2】 2−アミノ−5−メチルチアゾールを、
    塩酸の存在下で亜硝酸ナトリウムと反応させた後、生成
    したジアゾニウム塩基に対し等モル以上の塩酸の存在下
    で30〜100℃に加熱する、2−クロロ−5−メチル
    チアゾールの合成方法。
  3. 【請求項3】 2−アミノ−5−メチルチアゾールを、
    塩酸の存在下で亜硝酸ナトリウムと反応させた後、生成
    したジアゾニウム塩基に対し等モル以上の塩酸の存在下
    で30〜100℃に加熱して2−クロロ−5−メチルチ
    アゾールに誘導し、これをクロロ化剤と反応させる、2
    −クロロ−5−クロロメチルチアゾールの合成方法。
  4. 【請求項4】 クロロ化剤との反応をクロロホルム中で
    行う請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 クロロ化剤との反応を光照射下または/
    およびラジカル開始剤の存在下で行う請求項3または4
    に記載の方法。
  6. 【請求項6】 2−アミノ−5−メチルチアゾールを、
    塩酸の存在下で亜硝酸ナトリウムと反応させた後、生成
    したジアゾニウム塩基に対し等モル以上の塩酸の存在下
    30〜100℃に加熱して2−クロロ−5−メチルチア
    ゾールに誘導し、これをクロロホルム中光照射下または
    /およびラジカル開始剤の存在下でN−クロロこはく酸
    イミドと反応させ2−クロロ−5−クロロメチルチアゾ
    ールを生成した後、副生するこはく酸イミドは反応液に
    水を加えて水層に回収し塩素化して循環使用する、2−
    クロロ−5−クロロメチルチアゾールの合成方法。
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