JPH09203432A - 構造物の制振装置 - Google Patents
構造物の制振装置Info
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- JPH09203432A JPH09203432A JP1134496A JP1134496A JPH09203432A JP H09203432 A JPH09203432 A JP H09203432A JP 1134496 A JP1134496 A JP 1134496A JP 1134496 A JP1134496 A JP 1134496A JP H09203432 A JPH09203432 A JP H09203432A
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- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 2
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- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
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Landscapes
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 構造物の固有振動数が高くても、この高い固
有振動数に重錘の固有振動数を調節することができる制
振装置を提供することを目的とするものである。 【解決手段】 構造物に取り付けられる機枠6に係合突
部24を有する重錘7が配設され、上端部が前記機枠6
に枢支軸15を介して枢支されるとともに、その中間に
形成された係合溝部23が上記重錘7の係合突部24に
係合されて重錘7の水平移動させるためのクラッチ11
a付き駆動装置11とが設けられている制振装置21に
おいて、揺動レバー22の下端部を前記係合溝部23よ
りも下端に突出させるとともに、揺動レバー22と機枠
6との間に、ばね10とダンパー9とが前記揺動レバー
22の上端部から下端部までの間を位置変更可能に配設
されることを特徴とする。
有振動数に重錘の固有振動数を調節することができる制
振装置を提供することを目的とするものである。 【解決手段】 構造物に取り付けられる機枠6に係合突
部24を有する重錘7が配設され、上端部が前記機枠6
に枢支軸15を介して枢支されるとともに、その中間に
形成された係合溝部23が上記重錘7の係合突部24に
係合されて重錘7の水平移動させるためのクラッチ11
a付き駆動装置11とが設けられている制振装置21に
おいて、揺動レバー22の下端部を前記係合溝部23よ
りも下端に突出させるとともに、揺動レバー22と機枠
6との間に、ばね10とダンパー9とが前記揺動レバー
22の上端部から下端部までの間を位置変更可能に配設
されることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、橋梁主塔やビル、
タワー等の構造物の風や地震などによる水平方向の振動
を減衰させる制振装置に関するものである。
タワー等の構造物の風や地震などによる水平方向の振動
を減衰させる制振装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、図4に示すように、斜張橋を架
設する場合には、所定間隔をおいて橋梁主塔1を立設し
た後、橋梁主塔1から橋桁2を水平方向に漸次延設する
とともに、橋桁2と橋梁主塔1との間にケーブル3を張
設して、その橋桁2の水平状態を保持し、最終的には、
隣接する橋梁主塔1、1間で橋桁2、2どうしを互いに
一体連結することが行われるが、その架設作業中に、橋
桁2がその上を移動する作業機械や風などによって振動
されやすく、その振動状態を放置しておくと、作業者の
能率が低下するばかりか安全性に問題があり、また共振
した場合には、構造強度上、非常に危険であるため、橋
梁主塔1に制振装置4が配置され、また、図5に示すよ
うな高層ビル5やタワー等の構造物にも同様の理由で制
振装置4が配置されている。
設する場合には、所定間隔をおいて橋梁主塔1を立設し
た後、橋梁主塔1から橋桁2を水平方向に漸次延設する
とともに、橋桁2と橋梁主塔1との間にケーブル3を張
設して、その橋桁2の水平状態を保持し、最終的には、
隣接する橋梁主塔1、1間で橋桁2、2どうしを互いに
一体連結することが行われるが、その架設作業中に、橋
桁2がその上を移動する作業機械や風などによって振動
されやすく、その振動状態を放置しておくと、作業者の
能率が低下するばかりか安全性に問題があり、また共振
した場合には、構造強度上、非常に危険であるため、橋
梁主塔1に制振装置4が配置され、また、図5に示すよ
うな高層ビル5やタワー等の構造物にも同様の理由で制
振装置4が配置されている。
【0003】図6、図7は従来の制振装置4を示し、こ
れは、図4に示した橋梁主塔1や図4に示した高層ビル
5等の構造物に取り付けられる機枠6に水平移動自在に
配設された重錘7と、機枠6に揺動自在に枢支された揺
動レバー8と、揺動レバー8と機枠6との間に配設され
たダンパー9及びばね10と、重錘7を水平移動させる
ためのクラッチ11a付き駆動モーター11とを備えて
いる。
れは、図4に示した橋梁主塔1や図4に示した高層ビル
5等の構造物に取り付けられる機枠6に水平移動自在に
配設された重錘7と、機枠6に揺動自在に枢支された揺
動レバー8と、揺動レバー8と機枠6との間に配設され
たダンパー9及びばね10と、重錘7を水平移動させる
ためのクラッチ11a付き駆動モーター11とを備えて
いる。
【0004】重錘7は、機枠6の下桁6a上に配設した
左右一対のガイドレール12にリニアベアリングなどを
介して水平移動自在に配設され、その下面に固着したラ
ック13には駆動モータ11により正逆回転されるピニ
オン14が噛合されており、クラッチ11aを入れて駆
動モータ11を駆動することにより、この制振装置4を
アクティブ型として使用でき、クラッチ11aを切って
重錘7をフリーに水平移動可能とすることにより、この
制振装置4をパッシブ型として使用できる。
左右一対のガイドレール12にリニアベアリングなどを
介して水平移動自在に配設され、その下面に固着したラ
ック13には駆動モータ11により正逆回転されるピニ
オン14が噛合されており、クラッチ11aを入れて駆
動モータ11を駆動することにより、この制振装置4を
アクティブ型として使用でき、クラッチ11aを切って
重錘7をフリーに水平移動可能とすることにより、この
制振装置4をパッシブ型として使用できる。
【0005】揺動レバー8は、機枠6の上桁6bに架設
された枢支軸15に上端部が枢支され、その二股状下端
部に形成した長溝16が重錘7の側面に配設したローラ
17に係合する左右一対のレバー本体8aと、両レバー
本体8a間に配設した連結枠8bとからなり、重錘7の
水平移動に連動して枢支軸15を中心に揺動される。
された枢支軸15に上端部が枢支され、その二股状下端
部に形成した長溝16が重錘7の側面に配設したローラ
17に係合する左右一対のレバー本体8aと、両レバー
本体8a間に配設した連結枠8bとからなり、重錘7の
水平移動に連動して枢支軸15を中心に揺動される。
【0006】ダンパー9は、図8に示すように、シリン
ダー9aと、シリンダー9a内に摺動自在に配設された
ピストン9bとからなり、制振装置4をパッシブ型とし
て使用する場合に、その減衰作用により重錘7の振動を
構造物の振動と位相をずらすものであり、制振装置4を
アクティブ型として使用する場合には、制御器18から
の制御信号により、クラッチ11aを入れると同時に、
電磁切換弁19を作動させて、シリンダー9a内のピス
トン9bで仕切られた前後2室20a、20bを油路2
0cを介して連通させ、ダンパー9を非作動状態にす
る。また、ばね10は、このばね10の伸縮作用によ
り、重錘7の振動を持続させるものである。
ダー9aと、シリンダー9a内に摺動自在に配設された
ピストン9bとからなり、制振装置4をパッシブ型とし
て使用する場合に、その減衰作用により重錘7の振動を
構造物の振動と位相をずらすものであり、制振装置4を
アクティブ型として使用する場合には、制御器18から
の制御信号により、クラッチ11aを入れると同時に、
電磁切換弁19を作動させて、シリンダー9a内のピス
トン9bで仕切られた前後2室20a、20bを油路2
0cを介して連通させ、ダンパー9を非作動状態にす
る。また、ばね10は、このばね10の伸縮作用によ
り、重錘7の振動を持続させるものである。
【0007】さらに、上記ダンパー9及びばね10の位
置を上下方向に変更可能とし、これによって、重錘7の
固有振動数を構造物の固有振動数に調節することができ
るようになっている。
置を上下方向に変更可能とし、これによって、重錘7の
固有振動数を構造物の固有振動数に調節することができ
るようになっている。
【0008】上記構成に基づいて制振原理を説明する
と、制振装置4が設置される橋梁主塔1や高層ビル5等
の構造物の固有振動数を設計段階での計算または現場で
の加速度計や歪みゲージなどの振動計測装置による実測
によって割り出し、その割り出した設計値または測定値
に基づいて、ダンパー9及びばね10の位置を上下方向
に適宜変更して、重錘7の固有振動数を構造物の固有振
動数に調節する。
と、制振装置4が設置される橋梁主塔1や高層ビル5等
の構造物の固有振動数を設計段階での計算または現場で
の加速度計や歪みゲージなどの振動計測装置による実測
によって割り出し、その割り出した設計値または測定値
に基づいて、ダンパー9及びばね10の位置を上下方向
に適宜変更して、重錘7の固有振動数を構造物の固有振
動数に調節する。
【0009】この状態で、制振装置4をアクティブ型と
して使用する場合には、制御器18の制御信号によりタ
ンパー9を非作動状態にすると同時に、クラッチ11a
を入れ、構造物の振動に応じて駆動モータ11を駆動す
る。これによって、構造物が振動することにより重錘7
が構造物と同一振動数で振動され、その重錘7の振動が
ばね10の伸縮作用により持続されるとともに、駆動モ
ーター11の駆動力により構造物の振動と位相がずらさ
れて、その構造物の振動が減衰される。
して使用する場合には、制御器18の制御信号によりタ
ンパー9を非作動状態にすると同時に、クラッチ11a
を入れ、構造物の振動に応じて駆動モータ11を駆動す
る。これによって、構造物が振動することにより重錘7
が構造物と同一振動数で振動され、その重錘7の振動が
ばね10の伸縮作用により持続されるとともに、駆動モ
ーター11の駆動力により構造物の振動と位相がずらさ
れて、その構造物の振動が減衰される。
【0010】停電時や駆動モーター11の故障などによ
り、制振装置4をパッシブ型として使用する場合には、
制御器18の制御信号によりクラッチ11aを切ると同
時に、ダンパー9を図8に示す作動状態にする。これに
よって、構造物が振動することにより重錘7が構造物と
同一振動数で振動され、その重錘7の振動がばね10の
伸縮作用により接続されるとともに、ダンパー9の減衰
作用により構造物の振動と位相がずらされて、その構造
物の振動が減衰される。
り、制振装置4をパッシブ型として使用する場合には、
制御器18の制御信号によりクラッチ11aを切ると同
時に、ダンパー9を図8に示す作動状態にする。これに
よって、構造物が振動することにより重錘7が構造物と
同一振動数で振動され、その重錘7の振動がばね10の
伸縮作用により接続されるとともに、ダンパー9の減衰
作用により構造物の振動と位相がずらされて、その構造
物の振動が減衰される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の制振装
置4は、揺動レバー8の二股状下端部に形成した長溝1
6が重錘7の側面に配設したローラ17に係合し、しか
も、前記揺動レバー8と機枠6との間にダンパー9とば
ね10を配置させていた。そして、このダンパー9及び
ばね10の位置を上下方向に適宜変更可能させ、これに
よって、重錘7の固有振動数を構造物の固有振動数動に
調節していた。
置4は、揺動レバー8の二股状下端部に形成した長溝1
6が重錘7の側面に配設したローラ17に係合し、しか
も、前記揺動レバー8と機枠6との間にダンパー9とば
ね10を配置させていた。そして、このダンパー9及び
ばね10の位置を上下方向に適宜変更可能させ、これに
よって、重錘7の固有振動数を構造物の固有振動数動に
調節していた。
【0012】しかし、このようにして重錘7の固有振動
数を構造物の固有振動数動に調節させる方法は、ダンパ
ー9及びばね10を揺動レバー8の上端部から前記揺動
レバー8の長溝16までの間でしか変更することができ
ないため、構造物の固有振動数が高い場合、この高い固
有振動数に重錘7の固有振動数を調節するには限界があ
った。
数を構造物の固有振動数動に調節させる方法は、ダンパ
ー9及びばね10を揺動レバー8の上端部から前記揺動
レバー8の長溝16までの間でしか変更することができ
ないため、構造物の固有振動数が高い場合、この高い固
有振動数に重錘7の固有振動数を調節するには限界があ
った。
【0013】本発明は上記した課題を解決するもので、
構造物の固有振動数が高くても、この高い固有振動数に
重錘の固有振動数を調節することができる制振装置を提
供することを目的とするものである。
構造物の固有振動数が高くても、この高い固有振動数に
重錘の固有振動数を調節することができる制振装置を提
供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ため、本発明は、構造物に取り付けられる機枠に係合突
部を有する重錘が配設され、上端部が前記機枠に枢支軸
を介して枢支されるとともに、その中間に形成された係
合溝部が上記重錘の係合突部に係合されて重錘の水平移
動に連動して前記枢支軸を中心に揺動される揺動レバー
と、前記重錘を水平移動させるためのクラッチ付き駆動
装置とが設けられている制振装置において、揺動レバー
の下端部を前記係合溝部よりも下端に突出させるととも
に、揺動レバーと機枠との間にばねとダンパーとが前記
揺動レバーの上端部から下端部までの間を位置変更可能
に配設されることを特徴とする。
ため、本発明は、構造物に取り付けられる機枠に係合突
部を有する重錘が配設され、上端部が前記機枠に枢支軸
を介して枢支されるとともに、その中間に形成された係
合溝部が上記重錘の係合突部に係合されて重錘の水平移
動に連動して前記枢支軸を中心に揺動される揺動レバー
と、前記重錘を水平移動させるためのクラッチ付き駆動
装置とが設けられている制振装置において、揺動レバー
の下端部を前記係合溝部よりも下端に突出させるととも
に、揺動レバーと機枠との間にばねとダンパーとが前記
揺動レバーの上端部から下端部までの間を位置変更可能
に配設されることを特徴とする。
【0015】本発明の制振装置は、揺動レバーの下端部
をその揺動レバーの中間にある係合溝部よりも下端に設
け、この揺動レバーと機枠との間に配設されているダン
パーとばねとを揺動レバーの上端部から下端部までの間
で適宜変更させて重錘の固有振動数を構造物の固有振動
数動に調節する。
をその揺動レバーの中間にある係合溝部よりも下端に設
け、この揺動レバーと機枠との間に配設されているダン
パーとばねとを揺動レバーの上端部から下端部までの間
で適宜変更させて重錘の固有振動数を構造物の固有振動
数動に調節する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、従来と同一機能のものには
同一符号を付してその説明は省略する。
に基づいて説明する。なお、従来と同一機能のものには
同一符号を付してその説明は省略する。
【0017】図1、図2に示すように、本実施の形態に
おける制振装置21の揺動レバー22は、機枠6の上桁
6bに架設された枢支軸15に上端部が枢支され、その
中間部に形成した係合溝部である長溝23が重錘7の側
面に配設した係合突部であるローラ24に係合するとと
もに、下端部が前記長溝23よりも下端に突出させて設
けている一対のレバー本体22aと、両レバー本体22
a間に配設した連結枠22bとからなり、重錘7の水平
移動に連動して枢支軸15を中心に揺動される。
おける制振装置21の揺動レバー22は、機枠6の上桁
6bに架設された枢支軸15に上端部が枢支され、その
中間部に形成した係合溝部である長溝23が重錘7の側
面に配設した係合突部であるローラ24に係合するとと
もに、下端部が前記長溝23よりも下端に突出させて設
けている一対のレバー本体22aと、両レバー本体22
a間に配設した連結枠22bとからなり、重錘7の水平
移動に連動して枢支軸15を中心に揺動される。
【0018】さらに、揺動レバー8と機枠6との間に設
けられたダンパー9及びばね10の位置が前記揺動レバ
ー8の上端部から下端部までの間で変更可能とし、これ
によって、重錘7の固有振動数を構造物の固有振動数に
調節することができるようになっている。
けられたダンパー9及びばね10の位置が前記揺動レバ
ー8の上端部から下端部までの間で変更可能とし、これ
によって、重錘7の固有振動数を構造物の固有振動数に
調節することができるようになっている。
【0019】上記構成において、制振装置21が設置さ
れる橋梁主塔1や高層ビル5等の構造物の固有振動数を
設計段階での計算または現場での加速度計や歪みケージ
等の振動計測装置による実測によって割り出し、その割
り出した設計値または測定値に基づいて、ダンパー9及
びばね10の位置を揺動レバー8の上端部から下端部の
間で適宜変更して、重錘7の固有振動数を構造物の固有
振動数に調節する。
れる橋梁主塔1や高層ビル5等の構造物の固有振動数を
設計段階での計算または現場での加速度計や歪みケージ
等の振動計測装置による実測によって割り出し、その割
り出した設計値または測定値に基づいて、ダンパー9及
びばね10の位置を揺動レバー8の上端部から下端部の
間で適宜変更して、重錘7の固有振動数を構造物の固有
振動数に調節する。
【0020】この状態で、制振装置21をアクティブ型
として使用する場合には、制御器の制御信号によりダン
パー9を非作動状態にすると同時に、クラッチ11aを
入れ、構造物の振動に応じて駆動モータ11を駆動す
る。これによって、構造物が振動することにより重錘7
が構造物と同一振動数で振動され、その重錘7の振動が
ばね10の伸縮作用により持続されるとともに、駆動モ
ータ11の駆動力により構造物の振動と位相がずらされ
て、その構造物の振動が減衰される。
として使用する場合には、制御器の制御信号によりダン
パー9を非作動状態にすると同時に、クラッチ11aを
入れ、構造物の振動に応じて駆動モータ11を駆動す
る。これによって、構造物が振動することにより重錘7
が構造物と同一振動数で振動され、その重錘7の振動が
ばね10の伸縮作用により持続されるとともに、駆動モ
ータ11の駆動力により構造物の振動と位相がずらされ
て、その構造物の振動が減衰される。
【0021】また、停電時や駆動モータ11の故障など
により、制振装置21をパッシブ型として使用する場合
には、制御器の制御信号によりクラッチ11aを切ると
同時に、ダンパー9を作動状態にする。これによって、
構造物が振動することにより重錘7が構造物と同一振動
数で振動され、その重錘7の振動がばね10の伸縮作用
により持続されるとともに、ダンパー9の減衰作用によ
り構造物の振動と位相がずらされて、その構造物の振動
が減衰される。
により、制振装置21をパッシブ型として使用する場合
には、制御器の制御信号によりクラッチ11aを切ると
同時に、ダンパー9を作動状態にする。これによって、
構造物が振動することにより重錘7が構造物と同一振動
数で振動され、その重錘7の振動がばね10の伸縮作用
により持続されるとともに、ダンパー9の減衰作用によ
り構造物の振動と位相がずらされて、その構造物の振動
が減衰される。
【0022】このように、ばね10及びダンパー9の位
置を揺動レバー22の上端部から下端部までの間で変更
するだけで、広範囲にわたって重錘7の固有振動数を変
更することができ、さらに、構造物の固有振動数が高く
なったとしても、ばね10及びダンパー9を揺動レバー
22の最下端に変更することによって、重錘7の固有振
動数はこの構造物の高い固有振動数に調節することがで
きる。
置を揺動レバー22の上端部から下端部までの間で変更
するだけで、広範囲にわたって重錘7の固有振動数を変
更することができ、さらに、構造物の固有振動数が高く
なったとしても、ばね10及びダンパー9を揺動レバー
22の最下端に変更することによって、重錘7の固有振
動数はこの構造物の高い固有振動数に調節することがで
きる。
【0023】なお、ばね10及びダンパー9を揺動レバ
ー22の下側に変更することによって、重錘7の固有振
動数が構造物の高い固有振動数に調節できる理由を以下
の演算式で説明する。
ー22の下側に変更することによって、重錘7の固有振
動数が構造物の高い固有振動数に調節できる理由を以下
の演算式で説明する。
【0024】図3に示すように、フレームとのピン結合
点であるA点からばね取付位置までの長さをy[m]、
A点から重錘結合点までの長さをL[m]、ばね定数を
K[N/m]、ばねの伸びをδ[m]、重錘結合点にお
ける変位をx[m]とすると、ばね取付点でのばねによ
る引張力Pは下記の式(1)にて表される。
点であるA点からばね取付位置までの長さをy[m]、
A点から重錘結合点までの長さをL[m]、ばね定数を
K[N/m]、ばねの伸びをδ[m]、重錘結合点にお
ける変位をx[m]とすると、ばね取付点でのばねによ
る引張力Pは下記の式(1)にて表される。
【0025】 P=K・δ[N] =K・y・sinθ =K・y・x/L………(1) 次に、A点回りのモーメント力のつり合いから、下記の
式(2)が得られる。
式(2)が得られる。
【0026】なお、Fは重錘結合点に作用する力[N]
である。 F・L=P・y………(2) また、F=M・(−d2y/dx2)………(3)で表さ
れるため、式(2)に式(3)および式(1)を代入す
ると、下記の式(4)が得られ、この式(4)を変形す
ると下記の式(5)が得られる。
である。 F・L=P・y………(2) また、F=M・(−d2y/dx2)………(3)で表さ
れるため、式(2)に式(3)および式(1)を代入す
ると、下記の式(4)が得られ、この式(4)を変形す
ると下記の式(5)が得られる。
【0027】 M・(−d2y/dx2)・L=K・(y/L)・x・y………(4) d2y/dx2=−{(K/M)・(y2/L2)}・x………(5) また、上記式(4)、式(5)中のMは重錘の質量[k
g]である。
g]である。
【0028】ここで、重錘の振動を単振動であるとみな
し、かつωを重錘系の角振動数[rad/s]とすると
下記の式(6)が成立する。 −{(K/M)・(y2/L2)}・x=−ω2・x………(6) 上記式(6)より、ωは下記式(7)のようになる。
し、かつωを重錘系の角振動数[rad/s]とすると
下記の式(6)が成立する。 −{(K/M)・(y2/L2)}・x=−ω2・x………(6) 上記式(6)より、ωは下記式(7)のようになる。
【0029】 ω=(y/L)・(k/M)1/2………(7) 式(7)より、角振動数ω、すなわち振動数f(=ω/
2π)はy/Lに比例することが分かる。
2π)はy/Lに比例することが分かる。
【0030】したがって、ばねを重錘結合点の下側に取
り付けてy>Lとなることにより、従来の重錘結合点ま
での間でばねを結合した場合よりも高い固有振動数に設
定することができる。
り付けてy>Lとなることにより、従来の重錘結合点ま
での間でばねを結合した場合よりも高い固有振動数に設
定することができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、揺動レバ
ーの下端部を係合溝部よりも下端に設けるとともに、揺
動レバーと機枠との間にばねとダンパーとが前記揺動レ
バーの上端部から下端部までの間を位置変更可能に配設
されているため、広範囲にわたって重錘の固有振動数を
変更することができ、また、構造物の固有振動数が高く
なったとしても、ばね及びダンパーを揺動レバーの最下
端まで変更することによって重錘の固有振動数は構造物
の高い固有振動数に調節することができる。
ーの下端部を係合溝部よりも下端に設けるとともに、揺
動レバーと機枠との間にばねとダンパーとが前記揺動レ
バーの上端部から下端部までの間を位置変更可能に配設
されているため、広範囲にわたって重錘の固有振動数を
変更することができ、また、構造物の固有振動数が高く
なったとしても、ばね及びダンパーを揺動レバーの最下
端まで変更することによって重錘の固有振動数は構造物
の高い固有振動数に調節することができる。
【図1】本発明の実施の形態にかかる制振装置の側面図
である。
である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】制振原理を説明する模式図である。
【図4】制振装置の設置状態の一例を示す概略図であ
る。
る。
【図5】制振装置の設置状態の他の例を示す概略図であ
る。
る。
【図6】従来の制振装置の側面図である。
【図7】図6のB−B断面図である。
【図8】従来の制振装置のダンパの構成を示す図であ
る。
る。
6 機枠 7 重錘 8 揺動レバー 9 ダンパー 10 ばね 11 駆動モーター 11a クラッチ 15 枢支軸 18 制振装置 23 長溝 24 ローラ
Claims (1)
- 【請求項1】 構造物に取り付けられる機枠に係合突部
を有する重錘が配設され、上端部が前記機枠に枢支軸を
介して枢支されるとともに、その中間に形成された係合
溝部が上記重錘の係合突部に係合されて重錘の水平移動
に連動して前記枢支軸を中心に揺動される揺動レバー
と、前記重錘を水平移動させるためのクラッチ付き駆動
装置とが設けられている制振装置において、揺動レバー
の下端部を前記係合溝部よりも下端に突出させるととも
に、揺動レバーと機枠との間に、ばねとダンパーとが前
記揺動レバーの上端部から下端部までの間を位置変更可
能に配設されることを特徴とする構造物の制振装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1134496A JPH09203432A (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | 構造物の制振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1134496A JPH09203432A (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | 構造物の制振装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09203432A true JPH09203432A (ja) | 1997-08-05 |
Family
ID=11775427
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1134496A Pending JPH09203432A (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | 構造物の制振装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09203432A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001254775A (ja) * | 2000-03-15 | 2001-09-21 | Asahi Kasei Corp | 制振装置及びその調整方法 |
| JP2008246413A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Fujita Corp | 起振装置 |
-
1996
- 1996-01-26 JP JP1134496A patent/JPH09203432A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001254775A (ja) * | 2000-03-15 | 2001-09-21 | Asahi Kasei Corp | 制振装置及びその調整方法 |
| JP2008246413A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Fujita Corp | 起振装置 |
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