JPH092049A - 車両用換気装置 - Google Patents

車両用換気装置

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JPH092049A
JPH092049A JP7180708A JP18070895A JPH092049A JP H092049 A JPH092049 A JP H092049A JP 7180708 A JP7180708 A JP 7180708A JP 18070895 A JP18070895 A JP 18070895A JP H092049 A JPH092049 A JP H092049A
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Yoshito Inuzuka
義人 犬塚
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Inoue MTP KK
Inoac Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組付け工数を減らすとともに水入り防止にも
役立つ換気装置を提供する。 【構成】 車体パネルSの開口部dよりも外形寸法を大
きくして、内部に複数の排気口eを開設した枠体1と、
該枠体1に被着され、前記開口部dより外形寸法を大き
くして、その内部に前記各排気口eに係る上縁以外の周
縁に沿うスリット23形成により各排気口eに蓋ができ
る舌片部21を設けた弾性シート板2と、を備え、該弾
性シート板2を介在させて前記枠体1を車体パネルSの
開口部dへ車室側から取付けることにより、弾性シート
板2の外周部22が挟着されると共に、排気口eを蓋し
た前記舌片部21が車室内圧力の高まりに応じて排気口
eを開放するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の走行中に車
室内通風量を確保すると共に、停止時等にあっては異
物,排ガスが車室内へ侵入しないようにするために設け
られる車両用換気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の後部には、走行中の車室内の空
気置換を図る車両用換気装置(以下、単に「換気装置」
という。)がある。車室前部等から入り込んだ空気は、
この換気装置の排気口を通って集中的に車外へ排出され
る。上記排気口を形成する開口枠にはフラップが取付け
られており、走行中、斯るフラップは車室内,外の圧力
差に応じて開き具合を変え、風量調整を行なっている。
また、停止時等にあっては、フラップは排気口に蓋を
し、外部から車室内へ異物等が侵入しないようにしてい
る。更に、走行中に窓を開けた時など、車室内圧力が外
圧より低くなる場合においては、フラップが排気口に密
着して排気ガス等の逆流を防いでいる。
【0003】こうした換気装置は、改良が進み、例えば
図9〜図14のような開口枠6とフラップ7とゴムパッ
キン8とで構成されるようになってきた。開口枠6は、
合成樹脂製で、複数の排気口eを設け、更に、水入り防
止壁64を車体パネルSの車体外側から内側へ突出させ
ている。排気口eには、車室内空気を車外へ導き、且
つ、車外からのガスや水入りを阻止するためのフラップ
7が取付けられる。フラップ7は、非耐鉱物油性ゴムの
成形品又は薄板状のシート(通常、0.5mm〜0.8
mmの厚み)の打抜き品を使用し、このフラップ7の上
縁には吊足部72を介して傘形状した挿入体71が一定
間隔をあけて複数突設している。この挿入体71を開口
枠6の角孔61へ挿入することで(図13)、フラップ
7が吊足部72を支点に回動自在に取付けられ、常態で
はフラップ7が排気口eを蓋した状態にしている(図1
1,図12)。そして、車室内圧力が車外圧より高くな
ると、フラップ全体が傾動して開口枠6から離れ、車室
内の通風が行われるしくみである。符号62は上記開口
枠6の側壁に設けられた係止爪を示し、開口枠6は開口
部縁に係止爪62と自らの開口枠外周部63とで挟着固
定されるようになっている(図10,図12)。ゴムパ
ッキン8は、車体パネルSに開口枠6を固着するにあた
って、水入り防止等の目的で、開口枠外周部63と車体
パネルS面との間に介装されるものである。このゴムパ
ッキン8は、細胞状ゴム(通常、EPDM等の独立気泡
スポンジ)の長尺物であり、開口枠6の車体パネル開口
部dへの取付けに先立ち、両面テープ等によって開口枠
6の内周面に貼り付けられる(図10)。尚、符号Bは
バンパーを示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述ごとく
の換気装置では、フラップ7の各挿入体71,71,…
を開口枠6に設けた夫々の角孔61,61,…へ挿着し
なければならず、組付けに大変手間取っていた。そし
て、排気口eの個数が増えれば増えるほどフラップ7も
増える結果、組付け工数も増大傾向にあった。フラップ
7の挿入体ピッチPは、通常30mm前後が理想であり
(図9)、これ以上ピッチを大きくすると、ピッチ間で
フラップ7のソリ,変形が発生し、更には、車外からの
水圧により受け面の脱落が起こる可能性もあった。故
に、組付け工数を低減するために挿入体71の数を減ら
す訳にはいかなかった。また、開口枠6の内周面にゴム
パッキン8を貼り付ける作業も、換気装置の組付け工数
を増やす要因であり、作業者の負担が大きくなってい
た。加えて、フラップ7は、車室内,外の圧力差に応じ
て開き具合を変えられるよう、吊足部寸法を開口枠の角
孔寸法より小さく設定しているため、この吊足部72と
角孔61との隙間αから水入り不具合をもたらす虞れが
あった(図14)。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するもので、
組付け工数を減らすと共に水入り防止にも役立つ換気装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本第一発明の要旨は、車体パネルの開口部よりも外形寸
法が大きく、内部に複数の排気口を開設した枠体と、該
枠体に被着され、前記開口部より外形寸法が大きく、そ
の内部に前記各排気口に係る上縁以外の周縁に沿って設
けたスリットにより各排気口に蓋ができる舌片部を設け
た弾性シート板と、を備え、該弾性シート板を介在させ
て前記枠体を車体パネルの開口部へ車室側から取付ける
ことにより、弾性シート板の外周部が挟着されると共
に、排気口を蓋した前記舌片部が車室内圧力の高まりに
応じて排気口を開放するようにしたことを特徴とする車
両用換気装置にある。ここで、「弾性シート板」とは、
弾性率が低く、小さな外力で弾性変形が可能な板状体を
いい、例えば、ゴム材料で造られた板状体などをいう。
【0007】本第二発明は、第一発明の枠体の表面に係
止爪を一体成形し、更に、該係止爪に相応する弾性シー
ト板の位置に逃し孔を設けて、該逃し孔に挿通した前記
係止爪と枠体の外周部とで、該枠体が開孔部縁に弾性シ
ート板を挟んで係止固定されることを特徴とする。本第
三発明の車両用換気装置は、第一発明又は第二発明で、
枠体の表面に複数のピンを一体成形すると共に、該ピン
に対応する弾性シート板の箇所に小孔を形成し、該小孔
へのピンの挿入により弾性シート板が枠体に位置決めさ
れることを特徴とする。本第四発明の車両用換気装置
は、第一発明〜第三発明で、弾性シート板に面して枠体
の外周縁沿いに突条部を一体形成したことを特徴とす
る。
【0008】
【作用】第一発明の車両用換気装置のごとく、各排気口
に係る上縁以外の周縁に沿わせたスリット形成により各
排気口に蓋をする舌片部が設けられ、これが内外の気圧
差で車外側の方向にのみ開口するようにした弾性シート
板を形成すると、弾性シート板を内枠体へ被着するだけ
で、舌片部がフラップを演じるようになる。よって、従
来のごとく個々のフラップを開口枠へ挿着するといった
手間が省かれる。そして、弾性シート板および枠体を前
記開口部より大きくし、更に、第二発明の車両用換気装
置のように係止爪を設けて開口部へ押し込むと、換気装
置が開口部縁に係止爪と外枠体とで挟着固定されるの
で、その取付け構造が簡略化し、しかも、弾性シート板
自体がパッキンの役目を担えるので、換気装置と車体パ
ネルとの間にゴムパッキンを介在させる必要がなくな
る。第三発明の車両用換気装置のごとく、ピン及び小孔
を形成すると、小孔にピンを挿入すれば弾性シート板の
枠体への位置決めが可能になるので、換気装置の組立作
業が円滑に進む。第四発明の車両用換気装置のように、
弾性シート板に面した外枠体の外周縁沿いに突条部が形
成されると、換気装置の車体パネルへの装着で、突条部
が車体パネルとで弾性シート板を強力に圧迫するので、
シール性が一段と高まることになる。
【0009】
【実施例】
(1)実施例1 以下、本発明に係る車両用換気装置(以下、「換気装
置」という。)を実施例に基づいて詳述する。図1〜図
5は本発明の換気装置の一実施例を示し、乗用車のバン
パー裏に取り付けられる換気装置に適用したものであ
る。図1は換気装置の分解斜視図、図2は図1の枠体に
弾性シート板を組付けた斜視図、図3は図2の換気装置
を車体パネル開口部へ取付ける説明斜視図、図4は車体
パネル開口部へ取付けられた換気装置の縦断面図、図5
は図4の横断面図を示す。
【0010】本発明の換気装置は枠体1と弾性シート板
2との二部品構成である。ここでは、各排気口eごとに
個々のフラップを組付けていくのではなく、枠体1とほ
ぼ同じ大きさの一枚の弾性シート板2を用い、排気口形
状に合わせたスリット形成で出来た舌片部21にフラッ
プの役目を担わせている。枠体1に弾性シート板2を被
着し固定することによって換気装置Aを造る。換気装置
Aは、車体パネルSの車室側より開口部dへ挿着し、係
止爪17と枠体1とで開口部縁に取付けられる(図
3)。
【0011】枠体1は、垂直壁11の上下方向の三箇所
に傾斜壁12と水平壁13とを縦断面∠字状に連接し、
この傾斜壁12と水平壁13に囲われた部分に四角形の
排気口eを開設したフレームである。排気口eには舌片
部21を平らに受け止めれるよう補強リブ14が適宜間
隔で設けられる。また、枠体1の外周には剛性アップさ
せるためのフランジ15が一体成形で設けられている。
垂直壁11は、車体パネルの開口部よりも外形寸法を一
周り大きくしたもので、全周にわたって8mm〜10m
m程度大きくなっている。垂直壁11の表側(換気装置
Aを開口部dに取着した場合、表側とは車外側を意味す
る。)には、排気口eの上部及び垂直壁11外周に沿っ
て一定間隔でピン16を立設している。このピン16
は、直径が約1.5mmφ〜2mmφ,高さが3mm程
度の円柱体であり、弾性シート板2の枠体1へのセット
時に位置決め用として、更に、熱カシメで潰される頭部
16aが弾性シート板2の枠体1への固着用として役立
つものになる。
【0012】符号17は垂直壁表側の六箇所で定間隔を
あけて一体形成された鉤状の係止爪を示す。換気装置A
を車体パネルSの開口部dへ取付ける際、係止爪17
は、開口部周縁に当接する位置に配されていて、開口部
縁を弾性変形してくぐり抜け、換気装置Aを枠体1の外
周部1aとで開口部縁に挟着固定できるようになってい
る(図6)。より具体的には、垂直壁11の板面から、
弾性シート板2をある程度圧縮してパッキン作用をもた
せる程度にした厚みに車体パネル厚みが加えられた位置
で、係止爪17の戻り部分が張出すようにしている。符
号18は、垂直壁11の裏面側で、一番下の排気口eを
囲うようにして延設された曲筒状の水入り防止壁を示す
(図4)。このような枠体1は、合成樹脂製(例えばポ
リプロピレン)の成形品で、上記各構成部分を一体成形
で造っている。
【0013】弾性シート板2は、0.5mm〜0.8m
m厚の薄板状で、エチレン−プロピレン−ジエンゴム
(EPDM)等の非耐鉱物油性ゴム製の打抜き品からな
る。弾性シート板2の外形寸法は、枠体1と同様、車体
パネルSの開口部dよりも8mm〜10mm程度大きく
設定し、換気装置Aを開口部dへ組み付けた際、弾性シ
ート板2の外周部22が枠体1と車体パネルSとの間に
介在してパッキンの役目を果たせるようにしている。符
号23は各排気口eに係る上縁以外の周縁に沿って打抜
かれたスリットを示す(図1)。このスリット23によ
って形成される舌片部21は、従来の換気装置Aにおけ
る弁体たるフラップの役割を演じ、弾性シート板2を枠
体1へセット状態とすると、排気口eをつくる傾斜壁1
2及び水平壁13の開口縁fに載り、排気口eを蓋する
構成である。弾性シート板2の枠体1へのセット状態下
では(図2)、舌片部21が排気口eに係る上縁で傾斜
壁角度で屈折しており、換気装置として取付けられ車室
内圧力が車外圧より高くなればその上縁部分を中心に更
に舌片部21が屈折し排気口eを開放させる構造として
いる(図4)。
【0014】本実施例では、排気口eに係る上縁に沿う
ようにして、弾性シート板2に横長の不連続スリット2
4が形成されている。不連続スリット24が設けられる
ことによって、舌片部21の開弁時における曲げ抵抗を
減少させ開弁特性を向上させる。その結果、弾性シート
板2の厚みをある程度厚くしても、舌片部21が車室内
外の圧力差に応じて開き具合を変え、風量調整を可能に
する。枠体1に設けたピン16に対応して、弾性シート
板2には小孔25が打抜かれている。また、枠体1に設
けた係止爪17に対応して、弾性シート板2には長方形
状の逃し孔27が打抜かれている。弾性シート板2は、
上述のごとくの外形寸法を確保し、スリット23,不連
続スリット24,小孔25,逃し孔27を同時に打抜き
形成して造られたものである。
【0015】次に、上記枠体1,弾性シート板2を用い
た換気装置Aの組立て,取付け手順を説明する。まず、
枠体1の表面へ弾性シート板2を載せ、各ピン16,1
6,…を小孔25に挿通し、枠体1に弾性シート板2を
仮セットする(図2)。小孔33にピン16を挿入する
ことで、枠体1の位置決めが確かなものになる。続い
て、弾性シート板2上に突き出たピンの頭部を熱カシメ
で押し潰し、枠体1に弾性シート板2が固定されるよう
にする。本実施例では、熱カシメによるピンの潰された
頭部16aが枠体1と弾性シート板2との一体化を図っ
ているが、これに代え、例えば、図6のような円孔41
のある碗状ストッパー4を使用することもできる。スト
ッパー4の切れ目42で円孔41が広がり、円孔部分が
ピン16にきつめに嵌め込まれることによって、弾性シ
ート板2が枠体1に固定されることになる。他に、両面
テープや接着剤等を用いて、枠体に弾性シート板を固着
してもよい。
【0016】このように組立てられた換気装置Aは、そ
の後、車室サイドから車体パネルSの開口部dへ押し付
ける。枠体1の傾斜壁12,水平壁13は開口部dをく
ぐり抜け、その開口縁fが車外側に顔を出す。そして、
係止爪17が開口部縁の表面側をひっかけ、係止爪17
と枠体1の外周部1aとが車体パネルSを挟着すること
で、換気装置Aは車体パネルSに固定される(図5)。
ここで、開口部dより弾性シート板2及び枠体1の外形
寸法を大きくしているために、これらは開口部dの裏側
で止まり、弾性シート板2の外周部22が開口部縁を取
囲むパッキンの役目を果たす。故に、上記換気装置Aを
開口部dに押し込むだけで、ゴムパッキン8等がなくと
も水入り防止にも効果を発揮する換気装置Aが車体パネ
ルSに取着されることとなる。
【0017】このように構成した換気装置Aは、フラッ
プの役割を担う各舌片部21が一枚の弾性シート板2内
に存在して、部品点数が減るばかりか、従来の行なって
いた角孔61へのフラップ7の嵌合組付けがなくなるた
めに、煩わしい作業から開放されることとなる。そし
て、弾性シート板2を枠体1に被着し、熱カシメでピン
16の頭部を潰し固定するだけで換気装置Aが出来上る
ので、組付け工数は大幅に低減する。更に、弾性シート
板2,枠体1は開口部dより大きいので、弾性シート板
2の外周部22が水入り防止パッキンの役目を果たし、
従来、ゴムパッキン8として使用していた長尺物たるゴ
ムスポンジがいらなくなり、部品点数およびこれの組付
け工数をも削減できるメリットが加わる。特に、弾性シ
ート板2がゴム材のシート構成であるため、多少の圧接
でも確実なシールができ、外周部22の水入り防止対策
に対し効を奏する。また、ピン16を小孔25に通すよ
うにして、弾性シート板2を枠体1へ載せるだけで舌片
部21が開口部dに取付けられるので、角孔61へフラ
ップ挿入体71を差込む従来構造と異なり、隙間αが発
生せず(図14参照)、水入り防止効果が上がる。
【0018】加えて、換気装置Aを開口部dへ車室側か
ら押し込めば、係止爪17と枠体1とでこの換気装置A
が開口部縁に簡単に挟着固定され、しかも、この挟着力
が弾性シート板2の外周部22を締め付け、必然的にシ
ール機能を発揮する効果もある。更に、前述の不連続ス
リット24を設ければ、弾性シート板2の材質,厚み選
択幅を広げながら舌片部21の作動を容易になし得るの
で、弾性シート板2が受け持つフラップ作用とシール作
用の二つをより上手に調整できるようになる。
【0019】(2)実施例2 本実施例の換気装置は、図7に示すごとく、弾性シート
板2に面する側の枠体1の外周部1aに断面逆V字状の
突条部19を設けたものである。図7は図6の部分拡大
図に準じる。突条部19は外周縁に沿って開口部dを取
囲む格好になっている。突条部19の大きさは弾性シー
ト板2の厚みにより調整されるが、その幅が1mm程度
で高さが0.3mm〜0.5mm程度である。他の構成
は実施例1と同じである。このように構成した換気装置
は実施例1の作用,効果に加え、換気装置の開口部dへ
の取付けによって、突条部19が弾性シート板2に食い
込むので、車体パネルSに対する換気装置のシール性が
一段と向上する。
【0020】(3)実施例3 本実施例の換気装置は、不連続スリット24に代えて、
弾性シート板2の表側に図8に示すような凹溝26を形
成したものである。図8は図4の部分拡大図に準じる。
凹溝26は、不連続スリット24と異なり舌片部21が
弾性シート板2から切り離されないため、排気口eに係
る上縁に沿って連続溝とすることができる。凹溝26の
大きさは、弾性シート板2の厚みによって適宜選択され
る。他の構成は実施例1と同じである。このように構成
した換気装置は実施例1の作用,効果に加え、換気装置
の車室側に導通する不連続スリット24のスリットがな
くなるため、ここを使っての車外からのガスや水侵入を
シャットアウトできるので、弾性シート板2のシール作
用がより確実に働くことになる。もちろん、凹溝26の
形成によって、舌片部21が車室内外の圧力差に応じて
開き具合を変え、風量調整を行ない易くする。
【0021】尚、本発明においては、前記実施例に示す
ものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種
々変更できる。枠体1や弾性シート板2は、換気装置の
性能,用途,所要強度等に応じて各部の形状及び構成材
料等を適宜選択し得る。
【0022】
【発明の効果】以上のごとく、本発明に係る車両用換気
装置は、組付けが楽で水入りを防ぐことができ、しか
も、専用のパッキンなしでも排気口のシール性を確保
し、更に、部品点数が極めて少なくなるなど省力化,品
質向上,コスト低減等に優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の車両用換気装置の分解斜視図であ
る。
【図2】図1の枠体に弾性シート板を組付けた斜視図で
ある。
【図3】図2の車両用換気装置を車体パネル開口部へ取
付ける説明斜視図である。
【図4】車体パネル開口部へ取付けられた換気装置の縦
断面図である。
【図5】図4の横断面図を示す。
【図6】ピンにストッパーを嵌め込む別態様の部分拡大
斜視図である。
【図7】実施例2で、車両用換気装置を車体パネルへ取
着した際の突条部周りの部分拡大横断面図である。
【図8】実施例3に係る舌片部の上部付近の部分拡大縦
断面図である。
【図9】従来の車両用換気装置の分解斜視図である。
【図10】従来の車両用換気装置を車体パネル開口部へ
取付ける説明斜視図である。
【図11】図10の縦断面図である。
【図12】図11の横断面図である。
【図13】従来の車両用換気装置で、フラップの角孔へ
の挿着を表わす部分断面斜視図である。
【図14】角孔へのフラップの挿着状態を示す部分拡大
斜視図である。
【符号の説明】
1 枠体 1a 外周部 16 ピン 17 係止爪 19 突条部 2 弾性シート板 21 舌片部 22 外周部 23 スリット 25 小孔 27 逃し孔 A 換気装置 S 車体パネル d 開口部 e 排気口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体パネルの開口部よりも外形寸法が大
    きく、内部に複数の排気口を開設した枠体(1)と、該
    枠体に被着され、前記開口部より外形寸法が大きく、そ
    の内部に前記各排気口に係る上縁以外の周縁に沿って設
    けたスリットにより各排気口に蓋ができる舌片部を設け
    た弾性シート板(2)と、を備え、該弾性シート板を介
    在させて前記枠体を車体パネルの開口部へ車室側から取
    付けることにより、弾性シート板の外周部が挟着される
    と共に、排気口を蓋した前記舌片部が車室内圧力の高ま
    りに応じて排気口を開放するようにしたことを特徴とす
    る車両用換気装置。
  2. 【請求項2】 前記枠体の表面に係止爪を一体成形し、
    更に、該係止爪に相応する弾性シート板の位置に逃し孔
    を設けて、該逃し孔に挿通した前記係止爪と枠体の外周
    部とで、該枠体が開孔部縁に弾性シート板を挟んで係止
    固定される請求項1記載の車両用換気装置。
  3. 【請求項3】 前記枠体の表面に複数のピンを一体成形
    すると共に、該ピンに対応する弾性シート板の箇所に小
    孔を形成し、該小孔へのピンの挿入により弾性シート板
    が枠体に位置決めされる請求項1又は2記載の車両用換
    気装置。
  4. 【請求項4】 弾性シート板に面して枠体の外周縁沿い
    に突条部を一体形成した請求項1乃至3のいずれかに記
    載の車両用換気装置。
JP7180708A 1995-06-24 1995-06-24 車両用換気装置 Pending JPH092049A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003267040A (ja) * 2002-03-13 2003-09-25 Toyoda Gosei Co Ltd 車両用換気装置
JP2014121969A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Toyota Motor Corp 車両用ベントダクト

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