JPH09206771A - 浄化槽 - Google Patents
浄化槽Info
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- JPH09206771A JPH09206771A JP8017916A JP1791696A JPH09206771A JP H09206771 A JPH09206771 A JP H09206771A JP 8017916 A JP8017916 A JP 8017916A JP 1791696 A JP1791696 A JP 1791696A JP H09206771 A JPH09206771 A JP H09206771A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- septic tank
- filter bed
- tank
- main body
- chamber
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- Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 補強を兼ねた内部リブを利用して簡単な構造
で濾床を支持することができる液密性に富んだ浄化槽で
あって、成形性が良く信頼性および耐久性に優れた浄化
槽を提供すること。 【解決手段】 反応射出成形法により得られるポリノル
ボルネン系樹脂製浄化槽100であって、浄化槽本体1
2,14の内面に、濾床30を支持する棚部60aを有
する内部リブ60が一体的に形成してある。
で濾床を支持することができる液密性に富んだ浄化槽で
あって、成形性が良く信頼性および耐久性に優れた浄化
槽を提供すること。 【解決手段】 反応射出成形法により得られるポリノル
ボルネン系樹脂製浄化槽100であって、浄化槽本体1
2,14の内面に、濾床30を支持する棚部60aを有
する内部リブ60が一体的に形成してある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば家庭用ま
たは業務用の便所、洗面所、風呂、厨房などから排出さ
れる汚水を浄化して放流する合併浄化槽又は単独浄化槽
に関し、特に処理槽又は処理室に濾床が設けられている
浄化槽に関する。
たは業務用の便所、洗面所、風呂、厨房などから排出さ
れる汚水を浄化して放流する合併浄化槽又は単独浄化槽
に関し、特に処理槽又は処理室に濾床が設けられている
浄化槽に関する。
【0002】
【従来の技術】便所から排水されるし尿や、洗面所、風
呂、厨房などから排水される雑排水など、各種汚水の浄
化槽として、浄化槽内を、汚水が流入する嫌気性処理槽
と、ここで嫌気性処理された処理水が流入する好気性処
理槽と、ここで好気性処された処理水が流入する沈澱槽
と、沈澱槽で分離された上澄み液が流入する消毒槽とに
仕切った合併浄化槽や、尿のみを対象とし、上記の各処
理室の全部又は一部を組合わせてなる単独浄化槽が知ら
れている。
呂、厨房などから排水される雑排水など、各種汚水の浄
化槽として、浄化槽内を、汚水が流入する嫌気性処理槽
と、ここで嫌気性処理された処理水が流入する好気性処
理槽と、ここで好気性処された処理水が流入する沈澱槽
と、沈澱槽で分離された上澄み液が流入する消毒槽とに
仕切った合併浄化槽や、尿のみを対象とし、上記の各処
理室の全部又は一部を組合わせてなる単独浄化槽が知ら
れている。
【0003】このような浄化槽において、嫌気性処理槽
(室)では、まず酸生成菌によって汚水中の有機物が有
機酸に低分子化され、さらにこの有機酸はメタン菌など
によってメタンガスや二酸化炭素ガスとアンモニア態窒
素に分解される。このアンモニア態窒素は、好気性処理
槽(室)において、硝化菌などの好気性菌によって、硝
酸態窒素や亜硝酸態窒素に酸化分解され、この処理水の
一部を嫌気性処理槽(室)に返送すると、嫌気性処理槽
(室)の脱窒菌によって、硝酸態窒素や亜硝酸態窒素は
分子状の窒素や亜酸化窒素に分解される。このようにし
て硝酸態窒素や亜硝酸態窒素の濃度が低減された処理水
は、沈澱槽(室)にて分離され、その上澄み液が消毒槽
(室)で塩素消毒された後浄化水として放流される。
(室)では、まず酸生成菌によって汚水中の有機物が有
機酸に低分子化され、さらにこの有機酸はメタン菌など
によってメタンガスや二酸化炭素ガスとアンモニア態窒
素に分解される。このアンモニア態窒素は、好気性処理
槽(室)において、硝化菌などの好気性菌によって、硝
酸態窒素や亜硝酸態窒素に酸化分解され、この処理水の
一部を嫌気性処理槽(室)に返送すると、嫌気性処理槽
(室)の脱窒菌によって、硝酸態窒素や亜硝酸態窒素は
分子状の窒素や亜酸化窒素に分解される。このようにし
て硝酸態窒素や亜硝酸態窒素の濃度が低減された処理水
は、沈澱槽(室)にて分離され、その上澄み液が消毒槽
(室)で塩素消毒された後浄化水として放流される。
【0004】嫌気性微生物や好気性微生物による分解処
理を用いた浄化槽では、嫌気性微生物や好気性微生物が
合成樹脂等の濾材に固定化された濾床が嫌気性処理槽
(室)および好気性処理槽(室)に設けられるが、浄化
槽本体は従来より繊維強化プラスチック(FRP)など
で構成されていた。このため、濾床の支持は、FRP製
のL型ピースを浄化槽本体や処理槽(室)間の仕切り板
にボルトナットまたはリベットを用いて取り付け、この
L型ピースに受け板および押さえ板を介して濾床を挟持
していた(例えば、特開平2−222,780号公報参
照)。
理を用いた浄化槽では、嫌気性微生物や好気性微生物が
合成樹脂等の濾材に固定化された濾床が嫌気性処理槽
(室)および好気性処理槽(室)に設けられるが、浄化
槽本体は従来より繊維強化プラスチック(FRP)など
で構成されていた。このため、濾床の支持は、FRP製
のL型ピースを浄化槽本体や処理槽(室)間の仕切り板
にボルトナットまたはリベットを用いて取り付け、この
L型ピースに受け板および押さえ板を介して濾床を挟持
していた(例えば、特開平2−222,780号公報参
照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、濾床を挟持
する受け板や押さえ板を支持するために、L型ピースを
ボルトナットやリベットにより固定すると、浄化槽本体
や処理槽(室)間の仕切り板を貫通させる必要があるの
で、浄化槽から汚水が漏れたり、処理槽(室)間で処理
水が漏洩するおそれがある。また、このような取付作業
はきわめて煩雑で、その作業も長時間必要とする。
する受け板や押さえ板を支持するために、L型ピースを
ボルトナットやリベットにより固定すると、浄化槽本体
や処理槽(室)間の仕切り板を貫通させる必要があるの
で、浄化槽から汚水が漏れたり、処理槽(室)間で処理
水が漏洩するおそれがある。また、このような取付作業
はきわめて煩雑で、その作業も長時間必要とする。
【0006】一方、FRPで成形された浄化槽は、重量
が大きく、ひびが入り易いという課題と、製造時の作業
環境が劣悪で、廃棄処分に難点があるという課題があ
る。本発明は、このような実状に鑑みてなされ、補強を
兼ねた内部リブを利用して簡単な構造で濾床を支持する
ことができ液密性に富んだ浄化槽であって、成形性が良
く、信頼性および耐久性に優れた浄化槽を提供すること
を目的とする。
が大きく、ひびが入り易いという課題と、製造時の作業
環境が劣悪で、廃棄処分に難点があるという課題があ
る。本発明は、このような実状に鑑みてなされ、補強を
兼ねた内部リブを利用して簡単な構造で濾床を支持する
ことができ液密性に富んだ浄化槽であって、成形性が良
く、信頼性および耐久性に優れた浄化槽を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の浄化槽は、浄化槽本体内に複数の処理槽又
は処理室が区画して形成され、前記処理槽又は処理室の
少なくとも一つに濾床が設けてある浄化槽であって、前
記浄化槽本体の内面に、前記濾床を支持する棚部を有す
る内部リブが形成してあることを特徴とする。
に、本発明の浄化槽は、浄化槽本体内に複数の処理槽又
は処理室が区画して形成され、前記処理槽又は処理室の
少なくとも一つに濾床が設けてある浄化槽であって、前
記浄化槽本体の内面に、前記濾床を支持する棚部を有す
る内部リブが形成してあることを特徴とする。
【0008】本発明の浄化槽は、浄化槽本体の内面に濾
床を支持する棚部を有する内部リブが形成してあるの
で、当該内部リブは浄化槽本体の剛性を高めるだけでな
く、その棚部に濾床を支持することができる。したがっ
て、従来の浄化槽のように、別体のL型ピースなどの専
用部品を取り付ける必要がなく、浄化槽本体の剛性アッ
プ機能を発揮しつつ、そのリブの形状によって濾床を支
持できるので、簡単な構造で液密性に富んだ浄化槽を提
供することができる。
床を支持する棚部を有する内部リブが形成してあるの
で、当該内部リブは浄化槽本体の剛性を高めるだけでな
く、その棚部に濾床を支持することができる。したがっ
て、従来の浄化槽のように、別体のL型ピースなどの専
用部品を取り付ける必要がなく、浄化槽本体の剛性アッ
プ機能を発揮しつつ、そのリブの形状によって濾床を支
持できるので、簡単な構造で液密性に富んだ浄化槽を提
供することができる。
【0009】本発明において、内部リブとは、特に限定
されず、いわゆるT字型リブ、コルゲート型リブ、ある
いは段差型リブなどが例示される。内部リブは、その形
状、肉厚、数、間隔などの諸条件は特に限定されない
が、内部リブの棚部は濾床を支持する必要があるので、
T字型リブやコルゲート型リブの場合には、その棚部の
高さ、段差型リブの場合にはその棚部の段差が、20m
m以上で50mm以下であることが好ましく、25mm
以上で35mm以下であることがより好ましい。内部リ
ブの棚部の高さや段差が小さすぎると濾床が外れるおそ
れがある一方で、大きすぎると、濾床の支持機能には問
題はないが、浄化槽本体を搬送する場合の積み重ねに不
利となるからである。
されず、いわゆるT字型リブ、コルゲート型リブ、ある
いは段差型リブなどが例示される。内部リブは、その形
状、肉厚、数、間隔などの諸条件は特に限定されない
が、内部リブの棚部は濾床を支持する必要があるので、
T字型リブやコルゲート型リブの場合には、その棚部の
高さ、段差型リブの場合にはその棚部の段差が、20m
m以上で50mm以下であることが好ましく、25mm
以上で35mm以下であることがより好ましい。内部リ
ブの棚部の高さや段差が小さすぎると濾床が外れるおそ
れがある一方で、大きすぎると、濾床の支持機能には問
題はないが、浄化槽本体を搬送する場合の積み重ねに不
利となるからである。
【0010】本発明において、内部リブは濾床の上下に
それぞれ形成することがより好ましいが、濾床の下部ま
たは上部の何れか一方にのみ形成しても良い。また、内
部リブの棚部で濾床を支持する場合には、濾床を直接支
持しても良いが、例えば濾床の下面に受け板を配し、濾
床の上面に押さえ板を配し、これら受け板および押さえ
板を介して濾床を支持することもできる。この場合、濾
床、受け板および押さえ板は、内部リブの棚部のみによ
って支持しても良いが、浄化槽本体または処理槽(室)
の液密性に影響が出ない範囲においては、濾床、受け板
および押さえ板を浄化槽本体や処理槽(室)間の仕切り
板に係止または固定することもできる。
それぞれ形成することがより好ましいが、濾床の下部ま
たは上部の何れか一方にのみ形成しても良い。また、内
部リブの棚部で濾床を支持する場合には、濾床を直接支
持しても良いが、例えば濾床の下面に受け板を配し、濾
床の上面に押さえ板を配し、これら受け板および押さえ
板を介して濾床を支持することもできる。この場合、濾
床、受け板および押さえ板は、内部リブの棚部のみによ
って支持しても良いが、浄化槽本体または処理槽(室)
の液密性に影響が出ない範囲においては、濾床、受け板
および押さえ板を浄化槽本体や処理槽(室)間の仕切り
板に係止または固定することもできる。
【0011】本発明において、浄化槽本体は上下二分割
したものが好ましく用いられるが、特に限定されない。
また、浄化槽本体に形成される処理槽(室)の数や種類
も特に限定されず、合併処理式の他、あらゆる浄化シス
テムの浄化槽に適用することが可能である。
したものが好ましく用いられるが、特に限定されない。
また、浄化槽本体に形成される処理槽(室)の数や種類
も特に限定されず、合併処理式の他、あらゆる浄化シス
テムの浄化槽に適用することが可能である。
【0012】本発明の内部リブは、濾床が設けられる全
ての処理槽(室)に形成されることがより好ましいが、
浄化槽本体の剛性を高める機能を有しているので、濾床
が設けられない沈澱槽(室)などに形成しても良い。ま
た、濾床が設けられる全ての処理槽(室)に設けずと
も、その一部の処理槽(室)に形成しても良い。
ての処理槽(室)に形成されることがより好ましいが、
浄化槽本体の剛性を高める機能を有しているので、濾床
が設けられない沈澱槽(室)などに形成しても良い。ま
た、濾床が設けられる全ての処理槽(室)に設けずと
も、その一部の処理槽(室)に形成しても良い。
【0013】本発明において、浄化槽本体および内部リ
ブを構成する材質は、特に限定されず、ポリエチレン、
ポリ塩化ビニル、ポリエステル、繊維強化プラスチック
(FRP)などが例示されるが、好ましくは、反応射出
成形法(RIM)によって得られるポリノルボルネン系
樹脂で構成される。特に、エラストマーで改質されたノ
ルボルネン系モノマーの開環重合体で構成されたものが
好ましい。
ブを構成する材質は、特に限定されず、ポリエチレン、
ポリ塩化ビニル、ポリエステル、繊維強化プラスチック
(FRP)などが例示されるが、好ましくは、反応射出
成形法(RIM)によって得られるポリノルボルネン系
樹脂で構成される。特に、エラストマーで改質されたノ
ルボルネン系モノマーの開環重合体で構成されたものが
好ましい。
【0014】またこの場合、浄化槽本体および前記内部
リブを一体成形することがより好ましい。エラストマー
としては、例えば、ポリブタジエン、スチレン−ブタジ
エン共重合体(SBR)、スチレン−ブタジエン−スチ
レンブロック共重合体(SBS)、ポリイソプレン、ス
チレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SI
S)、エチレン−プロピレン−ジエンターポリマー(E
PT)などを挙げることができる。
リブを一体成形することがより好ましい。エラストマー
としては、例えば、ポリブタジエン、スチレン−ブタジ
エン共重合体(SBR)、スチレン−ブタジエン−スチ
レンブロック共重合体(SBS)、ポリイソプレン、ス
チレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SI
S)、エチレン−プロピレン−ジエンターポリマー(E
PT)などを挙げることができる。
【0015】エラストマーの配合割合は、ノルボルネン
系モノマー100重量部に対して、1〜20重量部、好
ましくは2〜15重量部である。エラストマーの配合割
合が少ないと、可撓性が低下する。逆に、エラストマー
の配合割合が多すぎると、ガラス転移温度が低下し、か
つ、強度が低下するので好ましくない。
系モノマー100重量部に対して、1〜20重量部、好
ましくは2〜15重量部である。エラストマーの配合割
合が少ないと、可撓性が低下する。逆に、エラストマー
の配合割合が多すぎると、ガラス転移温度が低下し、か
つ、強度が低下するので好ましくない。
【0016】モノマーは、ジシクロペンタジエンやジヒ
ドロジシクロペンタジエン、テトラシクロドデセン、ト
リシクロペンタジエン等のノルボルネン環を有するシク
ロオレフィンである。メタセシス触媒は、六塩化タング
ステン、トリドデシルアンモニウムモリブデート、トリ
(トリデシル)アンモニウムモリブデート等の有機モリ
ブデン酸アンモニウム塩等のノルボルネン系モノマーの
塊状重合用触媒として公知のメタセシス触媒であれば特
に制限はないが、有機モリブデン酸アンモニウム塩が特
に好ましい。
ドロジシクロペンタジエン、テトラシクロドデセン、ト
リシクロペンタジエン等のノルボルネン環を有するシク
ロオレフィンである。メタセシス触媒は、六塩化タング
ステン、トリドデシルアンモニウムモリブデート、トリ
(トリデシル)アンモニウムモリブデート等の有機モリ
ブデン酸アンモニウム塩等のノルボルネン系モノマーの
塊状重合用触媒として公知のメタセシス触媒であれば特
に制限はないが、有機モリブデン酸アンモニウム塩が特
に好ましい。
【0017】活性剤(共触媒)としては、エチルアルミ
ニウムジクロリド、ジエチルアルミニウムクロリド等の
アルキルアルミニウムハライド、これらのアルコキシア
ルキルアルミニウムハライド、有機スズ化合物等が挙げ
られる。反応射出成形の前準備として、ノルボルネン系
モノマー、メタセシス触媒および活性剤を主材とする反
応射出成形用材料をノルボルネン系モノマーとメタセシ
ス触媒とよりなる液と、前記のノルボルネン系モノマー
と活性剤とよりなる液との安定な2液に分けて別の容器
に入れておく。反応射出成形に際しては、この2液を混
合し、次いで、この混合液を、金型のキャビティ内に注
入し、キャビティ内で塊状重合して、浄化槽を得る。
ニウムジクロリド、ジエチルアルミニウムクロリド等の
アルキルアルミニウムハライド、これらのアルコキシア
ルキルアルミニウムハライド、有機スズ化合物等が挙げ
られる。反応射出成形の前準備として、ノルボルネン系
モノマー、メタセシス触媒および活性剤を主材とする反
応射出成形用材料をノルボルネン系モノマーとメタセシ
ス触媒とよりなる液と、前記のノルボルネン系モノマー
と活性剤とよりなる液との安定な2液に分けて別の容器
に入れておく。反応射出成形に際しては、この2液を混
合し、次いで、この混合液を、金型のキャビティ内に注
入し、キャビティ内で塊状重合して、浄化槽を得る。
【0018】反応射出成形に用いる金型は、必ずしも剛
性の高い高価な金型である必要はなく、金属製金型に限
らず、樹脂製金型、または単なる型枠を用いることがで
きる。ノルボルネン系樹脂の反応射出成形は、低粘度の
反応液を用い、比較的低温低圧で成形できるためであ
る。金型内は不活性ガスでシールし、重合反応に用いる
成分類は窒素ガスなどの不活性ガス雰囲気下で貯蔵し、
かつ操作することが好ましい。
性の高い高価な金型である必要はなく、金属製金型に限
らず、樹脂製金型、または単なる型枠を用いることがで
きる。ノルボルネン系樹脂の反応射出成形は、低粘度の
反応液を用い、比較的低温低圧で成形できるためであ
る。金型内は不活性ガスでシールし、重合反応に用いる
成分類は窒素ガスなどの不活性ガス雰囲気下で貯蔵し、
かつ操作することが好ましい。
【0019】金型温度は、好ましくは、10〜150
℃、より好ましくは、30〜120℃、さらに好ましく
は、50〜100℃である。金型圧力は通常0.1〜1
00Kg/cm2 の範囲である。重合時間は、適宜選択
すればよいが、通常、反応液の注入終了後、30秒〜2
0分、好ましくは、5分以下である。
℃、より好ましくは、30〜120℃、さらに好ましく
は、50〜100℃である。金型圧力は通常0.1〜1
00Kg/cm2 の範囲である。重合時間は、適宜選択
すればよいが、通常、反応液の注入終了後、30秒〜2
0分、好ましくは、5分以下である。
【0020】なお、浄化槽を構成する材質は上述したも
のに限定されるものではなく、また、成形法も反応射出
成形に限定されるものではなく、いかなる方法、例え
ば、中空成形法や回転成形法により成形することができ
る。ただし、本発明に係る浄化槽本体を、反応射出成形
法により得られるポリノルボルネン系樹脂で構成した場
合には、内部リブを一体成形し易く、しかも比較的大型
の浄化槽本体を容易に成形することができる。また、ポ
リノルボルネン系樹脂は、比剛性は低いが比強度は高い
という材料的特徴を利用して、浄化槽本体として必要と
される十分な耐圧を有することができる。
のに限定されるものではなく、また、成形法も反応射出
成形に限定されるものではなく、いかなる方法、例え
ば、中空成形法や回転成形法により成形することができ
る。ただし、本発明に係る浄化槽本体を、反応射出成形
法により得られるポリノルボルネン系樹脂で構成した場
合には、内部リブを一体成形し易く、しかも比較的大型
の浄化槽本体を容易に成形することができる。また、ポ
リノルボルネン系樹脂は、比剛性は低いが比強度は高い
という材料的特徴を利用して、浄化槽本体として必要と
される十分な耐圧を有することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る浄化槽を図面
に示す実施形態に基づき詳細に説明する。図1に示すよ
うに、本実施形態に係る合併処理浄化槽100は、上部
浄化槽本体12と下部浄化槽本体14とを有し、後述す
る濾床30などの構成部品を内部に取り付けた後、これ
ら上下浄化槽本体12,14をフランジ部12a,14
aで重ね合わせることにより組み立てられる。
に示す実施形態に基づき詳細に説明する。図1に示すよ
うに、本実施形態に係る合併処理浄化槽100は、上部
浄化槽本体12と下部浄化槽本体14とを有し、後述す
る濾床30などの構成部品を内部に取り付けた後、これ
ら上下浄化槽本体12,14をフランジ部12a,14
aで重ね合わせることにより組み立てられる。
【0022】上部浄化槽本体12には、浄化槽100を
構成するために必要となるマンホール蓋取付部16が長
手方向に三つ形成してある。また、上部浄化槽本体12
の長手方向の前後には、汚水を導入するための導入管1
8と処理を終えた浄化水を放流するための放流管20が
それぞれ設けられている。
構成するために必要となるマンホール蓋取付部16が長
手方向に三つ形成してある。また、上部浄化槽本体12
の長手方向の前後には、汚水を導入するための導入管1
8と処理を終えた浄化水を放流するための放流管20が
それぞれ設けられている。
【0023】この浄化槽100は、嫌気性処理と好気性
処理とを行う合併処理浄化槽であることから、浄化槽本
体12,14の内部は、長手方向に沿って複数の仕切り
板40,42,44,46により複数の室50,52,
54,56,58に区切られている。本実施形態では、
上流側から、嫌気濾床槽第1室50、嫌気濾床槽第2室
52、接触曝気槽54、沈澱槽56、および消毒槽58
の都合5個の処理槽が形成してある。
処理とを行う合併処理浄化槽であることから、浄化槽本
体12,14の内部は、長手方向に沿って複数の仕切り
板40,42,44,46により複数の室50,52,
54,56,58に区切られている。本実施形態では、
上流側から、嫌気濾床槽第1室50、嫌気濾床槽第2室
52、接触曝気槽54、沈澱槽56、および消毒槽58
の都合5個の処理槽が形成してある。
【0024】嫌気濾床槽第1室50は、導入管18から
汚水が導入される処理槽であり、隣接する嫌気濾床槽第
2室52とは仕切り板40で仕切られているが、当該仕
切り板40の上部に開設された連通孔40aによって両
室50,52は連通している。この嫌気濾床槽第1室5
0には、合成樹脂などの濾材に嫌気性菌が固定化された
嫌気性濾床30が、その下面を受け板32により、また
その上面を押さえ板34により支持されて設けてあり、
導入管18から流入した汚水は、押さえ板34から嫌気
性濾床30を通過する際に嫌気性処理が施され、受け板
32を通過した後、仕切り板40の連通孔40aを通っ
て嫌気濾床槽第2室52へ、堰の自然越流によって流下
することになる。
汚水が導入される処理槽であり、隣接する嫌気濾床槽第
2室52とは仕切り板40で仕切られているが、当該仕
切り板40の上部に開設された連通孔40aによって両
室50,52は連通している。この嫌気濾床槽第1室5
0には、合成樹脂などの濾材に嫌気性菌が固定化された
嫌気性濾床30が、その下面を受け板32により、また
その上面を押さえ板34により支持されて設けてあり、
導入管18から流入した汚水は、押さえ板34から嫌気
性濾床30を通過する際に嫌気性処理が施され、受け板
32を通過した後、仕切り板40の連通孔40aを通っ
て嫌気濾床槽第2室52へ、堰の自然越流によって流下
することになる。
【0025】上記嫌気濾床槽第1室50に隣接する嫌気
濾床槽第2室52は、嫌気濾床槽第1室50で嫌気性処
理された処理水が導入される第2の嫌気濾床槽52であ
り、隣接する接触曝気槽54とは仕切り板42で仕切ら
れているが、当該仕切り板42の上部に開設された連通
孔42aによって両室52,54は連通している。この
嫌気濾床槽第2室52にも、嫌気濾床槽第1室50と同
様に、合成樹脂などの濾材に嫌気性菌が固定化された嫌
気性濾床30が、その下面を受け板32により、またそ
の上面を押さえ板34により支持されて設けてあり、嫌
気濾床槽第1室50から流入した処理水は、押さえ板3
4から嫌気性濾床30を通過する際にさらなる嫌気性処
理が施され、受け板32を通過した後、仕切り板42の
連通孔42aを通って接触曝気槽54へ、堰の自然越流
によって流下することになる。
濾床槽第2室52は、嫌気濾床槽第1室50で嫌気性処
理された処理水が導入される第2の嫌気濾床槽52であ
り、隣接する接触曝気槽54とは仕切り板42で仕切ら
れているが、当該仕切り板42の上部に開設された連通
孔42aによって両室52,54は連通している。この
嫌気濾床槽第2室52にも、嫌気濾床槽第1室50と同
様に、合成樹脂などの濾材に嫌気性菌が固定化された嫌
気性濾床30が、その下面を受け板32により、またそ
の上面を押さえ板34により支持されて設けてあり、嫌
気濾床槽第1室50から流入した処理水は、押さえ板3
4から嫌気性濾床30を通過する際にさらなる嫌気性処
理が施され、受け板32を通過した後、仕切り板42の
連通孔42aを通って接触曝気槽54へ、堰の自然越流
によって流下することになる。
【0026】上記嫌気濾床槽第2室52に隣接する接触
曝気槽54は、嫌気濾床槽第2室52で嫌気性処理され
た処理水が導入される処理槽であり、隣接する沈澱槽5
6とは仕切り板44で仕切られているが、当該仕切り板
44の下部に形成されたスロット(狭小通路)44aに
よって両槽54,56は連通している。この接触曝気槽
54には、合成樹脂などの濾材に好気性菌が固定化され
た好気性濾床30が装着してあり、その下面を受け板3
2により、またその上面を押さえ板34により支持して
ある。嫌気濾床槽第2室52から流入した処理水は、押
さえ板34から好気性濾床30を通過する際に好気性処
理が施され、受け板32を通過した後、仕切り板44下
部のスロット44aを通って沈澱槽56へ流れることに
なる。接触曝気槽の下部には撤気装置及び濾床逆洗装置
(共に図は略)が設けてある。
曝気槽54は、嫌気濾床槽第2室52で嫌気性処理され
た処理水が導入される処理槽であり、隣接する沈澱槽5
6とは仕切り板44で仕切られているが、当該仕切り板
44の下部に形成されたスロット(狭小通路)44aに
よって両槽54,56は連通している。この接触曝気槽
54には、合成樹脂などの濾材に好気性菌が固定化され
た好気性濾床30が装着してあり、その下面を受け板3
2により、またその上面を押さえ板34により支持して
ある。嫌気濾床槽第2室52から流入した処理水は、押
さえ板34から好気性濾床30を通過する際に好気性処
理が施され、受け板32を通過した後、仕切り板44下
部のスロット44aを通って沈澱槽56へ流れることに
なる。接触曝気槽の下部には撤気装置及び濾床逆洗装置
(共に図は略)が設けてある。
【0027】上記沈澱槽56に隣接する消毒槽58は、
仕切り板46によって沈澱槽と仕切られており、当該消
毒槽58には、沈澱槽56の上澄み液が堰の自然越流に
よって流下し、図示しない消毒器によって供給された消
毒液で塩素消毒された後、放流管20を通って浄化水と
して外部に放流される。
仕切り板46によって沈澱槽と仕切られており、当該消
毒槽58には、沈澱槽56の上澄み液が堰の自然越流に
よって流下し、図示しない消毒器によって供給された消
毒液で塩素消毒された後、放流管20を通って浄化水と
して外部に放流される。
【0028】本実施形態において、図2に示すように、
嫌気濾床槽第1室50、嫌気濾床槽第2室52および接
触曝気槽54には、上部浄化槽本体12の内面と下部浄
化槽本体14の内面とのそれぞれに、内部リブ60が形
成してある。図2に示す実施形態では、濾床30の長手
方向の長さ等を考慮して、嫌気濾床槽第1室50にはそ
れぞれ3つの内部リブ60、嫌気濾床槽第2室52には
それぞれ1つの内部リブ60、接触曝気槽54にはそれ
ぞれ1つの内部リブ60が形成してある。
嫌気濾床槽第1室50、嫌気濾床槽第2室52および接
触曝気槽54には、上部浄化槽本体12の内面と下部浄
化槽本体14の内面とのそれぞれに、内部リブ60が形
成してある。図2に示す実施形態では、濾床30の長手
方向の長さ等を考慮して、嫌気濾床槽第1室50にはそ
れぞれ3つの内部リブ60、嫌気濾床槽第2室52には
それぞれ1つの内部リブ60、接触曝気槽54にはそれ
ぞれ1つの内部リブ60が形成してある。
【0029】この内部リブ60は、図3(A)に示すよ
うに、上部または下部浄化槽本体12,14の内面の曲
率にしたがって周方向に延在して形成してあり、上部浄
化槽本体12の内部リブ60であれば、その下端終端面
60a、下部浄化槽本体14の内部リブ60であればそ
の上端終端面60aが、それぞれ棚部60aとして構成
してある。すなわち、図4(A),(B)に示すよう
に、後述する受け板32および押さえ板34をそれぞれ
水平に支持するために、各内部リブ60の棚部60aは
水平方向に向かって面一に形成してある。
うに、上部または下部浄化槽本体12,14の内面の曲
率にしたがって周方向に延在して形成してあり、上部浄
化槽本体12の内部リブ60であれば、その下端終端面
60a、下部浄化槽本体14の内部リブ60であればそ
の上端終端面60aが、それぞれ棚部60aとして構成
してある。すなわち、図4(A),(B)に示すよう
に、後述する受け板32および押さえ板34をそれぞれ
水平に支持するために、各内部リブ60の棚部60aは
水平方向に向かって面一に形成してある。
【0030】本実施形態の内部リブ60は、図3(C)
に示すように、いわゆるT字型リブで形成してあり、上
部浄化槽本体12および下部浄化槽本体14にそれぞれ
一体成形してある。なお、本発明では、内部リブ60は
T字型リブ以外にも、図3(D)に示すコルゲート型リ
ブ62や、図3(E)に示す段差型リブ64で構成する
こともできる。また、これらT字型リブ60、コルゲー
ト型リブ62および段差型リブ64を適宜組み合わせて
も良い。
に示すように、いわゆるT字型リブで形成してあり、上
部浄化槽本体12および下部浄化槽本体14にそれぞれ
一体成形してある。なお、本発明では、内部リブ60は
T字型リブ以外にも、図3(D)に示すコルゲート型リ
ブ62や、図3(E)に示す段差型リブ64で構成する
こともできる。また、これらT字型リブ60、コルゲー
ト型リブ62および段差型リブ64を適宜組み合わせて
も良い。
【0031】内部リブ60は、その形状、肉厚、数、間
隔などの諸条件は特に限定されないが、内部リブ60の
棚部60aは濾床30を支持する必要があるので、T字
型リブ60やコルゲート型リブ62の場合にはその棚部
60aの高さh、段差型リブ64の場合にはその棚部6
0aの段差hが、20mm以上で50mm以下であるこ
とが好ましく、25mm以上で35mm以下であること
がより好ましい。内部リブ60の棚部60aの高さhや
段差hが小さすぎると濾床30が支持できずに外れるお
それがある一方で、大きすぎると、濾床30の支持機能
には問題はないが、浄化槽本体12,14を搬送する場
合の積み重ねに不利となるからである。
隔などの諸条件は特に限定されないが、内部リブ60の
棚部60aは濾床30を支持する必要があるので、T字
型リブ60やコルゲート型リブ62の場合にはその棚部
60aの高さh、段差型リブ64の場合にはその棚部6
0aの段差hが、20mm以上で50mm以下であるこ
とが好ましく、25mm以上で35mm以下であること
がより好ましい。内部リブ60の棚部60aの高さhや
段差hが小さすぎると濾床30が支持できずに外れるお
それがある一方で、大きすぎると、濾床30の支持機能
には問題はないが、浄化槽本体12,14を搬送する場
合の積み重ねに不利となるからである。
【0032】また、濾床30を支持する受け板32およ
び押さえ板34は、何れも図5(A),(B)に示すよ
うにポリエチレンなどの合成樹脂により格子状に成形さ
れてなり、汚水は多孔32aを通過できると共に、嫌気
濾床槽第1室50と嫌気濾床槽第2室52との間、およ
び嫌気濾床槽第2室52と接触曝気槽54との間の仕切
り板40,42で形成された処理水の流路を回避するた
めの切欠32bが形成してある。また、この受け板32
および押さえ板34は、内部リブ60の棚部60aで支
持されるが、濾床30の固定をより強固にする目的か
ら、ボルトナットまたはリベット等を用いて仕切り板4
0,42,44に固定するための取付フランジ32cが
形成してある。なお、図5(A)に示すものは、嫌気濾
床槽第1室50に適用される受け板32および押さえ板
34であり、図5(B)に示すものは嫌気濾床槽第2室
52や接触曝気槽54に適用される受け板32および押
さえ板34である。
び押さえ板34は、何れも図5(A),(B)に示すよ
うにポリエチレンなどの合成樹脂により格子状に成形さ
れてなり、汚水は多孔32aを通過できると共に、嫌気
濾床槽第1室50と嫌気濾床槽第2室52との間、およ
び嫌気濾床槽第2室52と接触曝気槽54との間の仕切
り板40,42で形成された処理水の流路を回避するた
めの切欠32bが形成してある。また、この受け板32
および押さえ板34は、内部リブ60の棚部60aで支
持されるが、濾床30の固定をより強固にする目的か
ら、ボルトナットまたはリベット等を用いて仕切り板4
0,42,44に固定するための取付フランジ32cが
形成してある。なお、図5(A)に示すものは、嫌気濾
床槽第1室50に適用される受け板32および押さえ板
34であり、図5(B)に示すものは嫌気濾床槽第2室
52や接触曝気槽54に適用される受け板32および押
さえ板34である。
【0033】嫌気濾床槽第1室50および嫌気濾床槽第
2室52に設けられた嫌気性濾床30、および接触曝気
槽54に設けられた好気性濾床30は、以下のように組
み付けられる。まず、上部浄化槽本体12と下部浄化槽
本体14とを重ね合わせる前に、各槽50,52,54
において、受け板32を下部浄化槽本体14に形成され
た内部リブ60の棚部60aに載置し、取付フランジ3
2cを用いてそれぞれの仕切り板40,42,44に固
定する。次に、これらそれぞれの受け板32に各槽5
0,52,54の濾床30を載置した後、各槽50,5
2,54の押さえ板34を取付フランジ32cを用いて
それぞれの仕切り板40,42,44に固定する。最後
に、上部浄化槽本体12を下部浄化槽本体14に被せて
フランジ12a,14a同士を固定すると、上部浄化槽
本体12に形成された各内部リブ60の棚部60aが各
押さえ板34を押圧することとなり、これにより濾床3
0が強固に支持される。
2室52に設けられた嫌気性濾床30、および接触曝気
槽54に設けられた好気性濾床30は、以下のように組
み付けられる。まず、上部浄化槽本体12と下部浄化槽
本体14とを重ね合わせる前に、各槽50,52,54
において、受け板32を下部浄化槽本体14に形成され
た内部リブ60の棚部60aに載置し、取付フランジ3
2cを用いてそれぞれの仕切り板40,42,44に固
定する。次に、これらそれぞれの受け板32に各槽5
0,52,54の濾床30を載置した後、各槽50,5
2,54の押さえ板34を取付フランジ32cを用いて
それぞれの仕切り板40,42,44に固定する。最後
に、上部浄化槽本体12を下部浄化槽本体14に被せて
フランジ12a,14a同士を固定すると、上部浄化槽
本体12に形成された各内部リブ60の棚部60aが各
押さえ板34を押圧することとなり、これにより濾床3
0が強固に支持される。
【0034】本実施形態の浄化槽100にあっては、以
下のようにして汚水処理が行われる。すなわち、汚水が
導入管18から嫌気濾床槽第1室50に入ると、嫌気濾
床槽第1室50において、まず酸生成菌により汚水中の
有機物が有機酸に低分子化され、さらにこの有機酸はメ
タン菌などによってメタンガスや二酸化炭素ガスとアン
モニア態窒素に分解される。この処理水は、仕切り板4
0の連通孔40aを自然越流して嫌気濾床槽第2室52
に流下し、嫌気濾床槽第1室50と同様の嫌気性処理が
繰り返し行われる。
下のようにして汚水処理が行われる。すなわち、汚水が
導入管18から嫌気濾床槽第1室50に入ると、嫌気濾
床槽第1室50において、まず酸生成菌により汚水中の
有機物が有機酸に低分子化され、さらにこの有機酸はメ
タン菌などによってメタンガスや二酸化炭素ガスとアン
モニア態窒素に分解される。この処理水は、仕切り板4
0の連通孔40aを自然越流して嫌気濾床槽第2室52
に流下し、嫌気濾床槽第1室50と同様の嫌気性処理が
繰り返し行われる。
【0035】嫌気濾床槽第2室52の処理水が、仕切り
板42の連通孔42aを自然越流して接触曝気槽54に
至ると、嫌気濾床槽第1及び第2室50,52で生成さ
れたアンモニア態窒素は、当該接触曝気槽54におい
て、硝化菌などの好気性菌によって、硝酸態窒素や亜硝
酸態窒素に酸化分解され、この処理水の一部を図示しな
い返送管により嫌気濾床槽50または52に返送する
と、嫌気濾床槽50または52の脱窒菌によって、硝酸
態窒素や亜硝酸態窒素は分子状の窒素や亜酸化窒素に分
解される。
板42の連通孔42aを自然越流して接触曝気槽54に
至ると、嫌気濾床槽第1及び第2室50,52で生成さ
れたアンモニア態窒素は、当該接触曝気槽54におい
て、硝化菌などの好気性菌によって、硝酸態窒素や亜硝
酸態窒素に酸化分解され、この処理水の一部を図示しな
い返送管により嫌気濾床槽50または52に返送する
と、嫌気濾床槽50または52の脱窒菌によって、硝酸
態窒素や亜硝酸態窒素は分子状の窒素や亜酸化窒素に分
解される。
【0036】次いで、このようにして硝酸態窒素や亜硝
酸態窒素の濃度が低減された処理水が、仕切り板44下
部のスロット44aを通過して沈澱槽56に至ると、当
該沈澱槽56にて沈澱分離され、その上澄み液のみが消
毒槽58に越流して流れ、この消毒槽58で塩素消毒さ
れた後、放流管20から浄化水として外部へ放流され
る。
酸態窒素の濃度が低減された処理水が、仕切り板44下
部のスロット44aを通過して沈澱槽56に至ると、当
該沈澱槽56にて沈澱分離され、その上澄み液のみが消
毒槽58に越流して流れ、この消毒槽58で塩素消毒さ
れた後、放流管20から浄化水として外部へ放流され
る。
【0037】なお、本実施形態では、内部リブ60が一
体成形された上部浄化槽本体12および下部浄化槽本体
14は、エラストマーで改質されたノルボルネン系モノ
マーの開環重合体で構成してある。具体的には、ジシク
ロペンタジエン(DCP)85%と、非対称型シクロペ
ンタジエン三量体15%を用い、これにスチレン−イソ
プレン−スチレンブロック共重合体(クレイトン117
0、シェル社製)を5%とフェノール系の酸化防止剤で
あるイルガノックス1010(チバガイギー社製)を2
%溶解させ、これを2つの容器に入れ、一方にはモノマ
ーに対しジエチルアルミニウムクロリド(DEAC)を
40ミリモル濃度、n−プロパノールを44ミリモル濃
度、四塩化ケイ素を20ミリモル濃度となるように添加
する(A液)。他方には、モノマーに対しトリ(トリデ
シル)アンモニウムモリブデートを10ミリモル濃度と
なるように添加する(B液)。
体成形された上部浄化槽本体12および下部浄化槽本体
14は、エラストマーで改質されたノルボルネン系モノ
マーの開環重合体で構成してある。具体的には、ジシク
ロペンタジエン(DCP)85%と、非対称型シクロペ
ンタジエン三量体15%を用い、これにスチレン−イソ
プレン−スチレンブロック共重合体(クレイトン117
0、シェル社製)を5%とフェノール系の酸化防止剤で
あるイルガノックス1010(チバガイギー社製)を2
%溶解させ、これを2つの容器に入れ、一方にはモノマ
ーに対しジエチルアルミニウムクロリド(DEAC)を
40ミリモル濃度、n−プロパノールを44ミリモル濃
度、四塩化ケイ素を20ミリモル濃度となるように添加
する(A液)。他方には、モノマーに対しトリ(トリデ
シル)アンモニウムモリブデートを10ミリモル濃度と
なるように添加する(B液)。
【0038】このようにして調製されたA液およびB液
を、それぞれギヤーポンプにて1対1の容積比となるよ
うにパワーミキサーに送液し、次いで、金型内に、金型
温度70℃および注入圧力2.0Kg/cm2 以下で注
入する。金型内では3分間の反応を行ない、これらの一
連の操作は、窒素雰囲気下で行う。
を、それぞれギヤーポンプにて1対1の容積比となるよ
うにパワーミキサーに送液し、次いで、金型内に、金型
温度70℃および注入圧力2.0Kg/cm2 以下で注
入する。金型内では3分間の反応を行ない、これらの一
連の操作は、窒素雰囲気下で行う。
【0039】その後、金型より成形品を取り出すことに
より、上部浄化槽本体12を得ることができる。下部浄
化槽本体14も同様にして成形することができる。この
ように、上部浄化槽本体および下部浄化槽本体12,1
4を、反応射出成形法により得られるポリノルボルネン
系樹脂で構成することで、内部リブ60が一体に形成さ
れた比較的大型の浄化槽本体を容易に成形することがで
きる。また、ポリノルボルネン系樹脂の、比剛性は低い
が比強度は高いという材料的特徴を利用して、浄化槽本
体として必要とされる十分な耐圧を有することができ
る。
より、上部浄化槽本体12を得ることができる。下部浄
化槽本体14も同様にして成形することができる。この
ように、上部浄化槽本体および下部浄化槽本体12,1
4を、反応射出成形法により得られるポリノルボルネン
系樹脂で構成することで、内部リブ60が一体に形成さ
れた比較的大型の浄化槽本体を容易に成形することがで
きる。また、ポリノルボルネン系樹脂の、比剛性は低い
が比強度は高いという材料的特徴を利用して、浄化槽本
体として必要とされる十分な耐圧を有することができ
る。
【0040】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。たとえば、上述した実施形態では浄化槽
内に、嫌気濾床槽第1室50、嫌気濾床槽第2室52、
接触曝気槽54、沈澱槽56および消毒槽58の処理槽
を形成したが、これ以外の処理槽を設けることもできる
し、何れかの処理槽を省略することもできる。
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。たとえば、上述した実施形態では浄化槽
内に、嫌気濾床槽第1室50、嫌気濾床槽第2室52、
接触曝気槽54、沈澱槽56および消毒槽58の処理槽
を形成したが、これ以外の処理槽を設けることもできる
し、何れかの処理槽を省略することもできる。
【0041】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の浄化
槽は、浄化槽本体の内面に濾床を支持する棚部を有する
内部リブが形成してあるので、当該内部リブは浄化槽本
体の剛性を高めるだけでなく、その棚部に濾床を支持す
ることができる。したがって、従来の浄化槽のように、
別体のL型ピースなどの専用部品を取り付ける必要がな
く、浄化槽本体の剛性アップ機能を発揮しつつ、そのリ
ブの形状によって濾床を支持できるので、簡単な構造で
液密性に富んだ浄化槽を提供することができる。
槽は、浄化槽本体の内面に濾床を支持する棚部を有する
内部リブが形成してあるので、当該内部リブは浄化槽本
体の剛性を高めるだけでなく、その棚部に濾床を支持す
ることができる。したがって、従来の浄化槽のように、
別体のL型ピースなどの専用部品を取り付ける必要がな
く、浄化槽本体の剛性アップ機能を発揮しつつ、そのリ
ブの形状によって濾床を支持できるので、簡単な構造で
液密性に富んだ浄化槽を提供することができる。
【0042】また本発明の浄化槽本体を、反応射出成形
法により得られるポリノルボルネン系樹脂で構成した場
合には、内部リブを一体成形し易く、しかも比較的大型
の浄化槽本体を容易に成形することができる。また、ポ
リノルボルネン系樹脂の、比剛性は低いが比強度は高い
という材料的特徴を利用して、浄化槽本体として必要と
される十分な耐圧を有することができる。
法により得られるポリノルボルネン系樹脂で構成した場
合には、内部リブを一体成形し易く、しかも比較的大型
の浄化槽本体を容易に成形することができる。また、ポ
リノルボルネン系樹脂の、比剛性は低いが比強度は高い
という材料的特徴を利用して、浄化槽本体として必要と
される十分な耐圧を有することができる。
【図1】図1は本発明の実施形態に係る浄化槽の一部破
断斜視図である。
断斜視図である。
【図2】図2は図1に示すII−II線に沿う要部断面図で
ある。
ある。
【図3】図3(A)は下部浄化槽本体に形成された内部
リブを示す斜視図、(B)はその側面図、(C)はその
断面図、(D)および(E)は他の実施形態に係る内部
リブを示す断面図である。
リブを示す斜視図、(B)はその側面図、(C)はその
断面図、(D)および(E)は他の実施形態に係る内部
リブを示す断面図である。
【図4】図4(A)は図2に示すA−A線に沿う断面
図、(B)は図2に示すB−B線に沿う断面図である。
図、(B)は図2に示すB−B線に沿う断面図である。
【図5】図5(A),(B)は実施形態に係る受け板お
よび押さえ板を示す斜視図である。
よび押さえ板を示す斜視図である。
12…上部浄化槽本体 14…下部浄化槽本体 30…濾床 32…受け板 34…押さえ板 40,42,44…仕切り板 40a,42a…連通孔 44a…スロット 50…嫌気濾床槽第1室 52…嫌気濾床槽第2室 54…接触曝気槽 56…沈澱槽 58…消毒槽 60…内部リブ 60a…棚部 100…浄化槽
Claims (2)
- 【請求項1】 浄化槽本体内に複数の処理槽又は処理室
が区画して形成され、前記処理槽又は処理室の少なくと
も一つに濾床が設けてある浄化槽であって、 前記浄化槽本体の内面に、前記濾床を支持する棚部を有
する内部リブが形成してあることを特徴とする浄化槽。 - 【請求項2】 前記浄化槽本体および前記内部リブが、
反応射出成形法により得られるポリノルボルネン系樹脂
で一体に構成してある請求項1に記載の浄化槽。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8017916A JPH09206771A (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | 浄化槽 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8017916A JPH09206771A (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | 浄化槽 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09206771A true JPH09206771A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=11957089
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8017916A Pending JPH09206771A (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | 浄化槽 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09206771A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104891748A (zh) * | 2015-06-16 | 2015-09-09 | 山东海丽管道科技有限公司 | 净化槽 |
| JP2016175020A (ja) * | 2015-03-20 | 2016-10-06 | フジクリーン工業株式会社 | 架台、および、排水処理装置 |
-
1996
- 1996-02-02 JP JP8017916A patent/JPH09206771A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016175020A (ja) * | 2015-03-20 | 2016-10-06 | フジクリーン工業株式会社 | 架台、および、排水処理装置 |
| CN104891748A (zh) * | 2015-06-16 | 2015-09-09 | 山东海丽管道科技有限公司 | 净化槽 |
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