JPH09207761A - 倍力装置 - Google Patents
倍力装置Info
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- JPH09207761A JPH09207761A JP8047988A JP4798896A JPH09207761A JP H09207761 A JPH09207761 A JP H09207761A JP 8047988 A JP8047988 A JP 8047988A JP 4798896 A JP4798896 A JP 4798896A JP H09207761 A JPH09207761 A JP H09207761A
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Abstract
からなるスリーブ27を気密を保持して摺動自在に嵌装
している。弁体31とスリーブ27に設けた真空弁座2
8とによって真空弁44を構成してあり、また、弁体3
1と大気弁座25によって大気弁38を構成している。
さらに、上記スリーブ27のリヤ側にソレノイド47を
配置している。上記ソレノイド47が励磁されると、ス
リーブ27は、そのリヤ側端部がソレノイド47の段部
47aに当接する後退端位置に保持される。そして、こ
の状態からブレーキペダル1が踏み込まれて、弁プラン
ジャ26が前進(左行)されたとしても、上記スリーブ
27は後退端位置に保持されたままなので、弁機構24
は作動せず、したがって、真空倍力装置8は作動しな
い。 【効果】 電動車両の機械式制動装置として好適な真空
倍力装置8を提供できる。
Description
いられる倍力装置に関し、より詳しくは、例えば電動車
両の機械式制動装置に用いて好適な倍力装置に関する。
備えたものは知られている。すなわち、シェル内に摺動
自在に設けた概略筒状のバルブボディと、このバルブボ
ディの外周部に設けたパワーピストンと、このパワーピ
ストンの前後に区画形成した定圧室および変圧室と、上
記バルブボディ内に設けられ、バルブボディ内の流路の
開閉制御を行う弁機構とを備えた倍力装置は公知であ
る。このような従来の倍力装置では、ブレーキペダルの
踏力に応じた所定のサーボ比で出力が得られるようにな
っている。ところで、近年、電動車両が実用化されてお
り、この電動車両においては、上述した構成の倍力装置
を用いた機械式制動装置と回生制動装置とを併用した制
動システムが採用されている。かかる電動車両の制動シ
ステムにおいては、機械式制動装置が作動するまでは、
ブレーキペダルの踏力の増減に応じて回生制動力を増減
させ、また機械式制動装置が制動を開始して制動力を出
力するようになったら、上記回生制動力を一定に保持す
るようにしている。したがって、回生制動装置のみによ
る回生制動力の増減と、該回生制動力と機械式制動力と
の総合制動力の増減とを滑らかに連続させることができ
る。
電動車両の制動システムにおいては、機械式制動装置が
制動を開始するまでの間だけ、ブレーキペダルの踏力の
増大に応じて回生制動力を増大させているので、機械式
制動装置が制動を開始した際の回生制動力を大きくする
ことができず、回生制動装置による回生制動力を有効に
利用することができない。すなわち、機械式制動装置が
制動を開始した際の回生制動力を大きくしてその有効利
用を図るためには、大きな踏力を与えることによって初
めて機械式制動装置が制動を開始するように設定すれば
よく、そのためには機械式制動装置を構成する倍力装置
のリターンスプリングやマスターシリンダのリターンス
プリングのセット荷重を大きくすればよい。しかしなが
ら、そのようなセッティングを行なった場合には、万
一、回生制動装置が作動しなかった場合には、機械式制
動装置の作動開始までの踏力が大きくなるためブレーキ
の効きが悪く感じられ、また危険でもある。さらに、回
生制動力の最大値は常に一定ではなく、電動車両を駆動
する駆動モータの回転数によって変動するので、上記セ
ット荷重をあまり大きくし過ぎると最大の回生制動力が
得られても機械式制動装置が作動を開始しない場合が生
じてしまい、ブレーキフィーリングが悪くなるという欠
点が生じる。
本発明は、シェル内に摺動自在に設けた概略筒状のバル
ブボディと、このバルブボディの外周部に設けたパワー
ピストンと、このパワーピストンの前後に区画形成した
定圧室および変圧室と、上記バルブボディ内に設けら
れ、バルブボディ内の流路の開閉制御を行う弁機構とを
備えた倍力装置において、上記弁機構を、上記バルブボ
ディの内周部にフロント側にむけて形成した大気弁座
と、上記バルブボディ内に摺動自在に嵌合されて入力軸
に連動する弁プランジャと、上記弁プランジャに気密を
保持して摺動自在に嵌装されるとともに、磁性体からな
るスリーブと、上記大気弁座の内方側で、上記スリーブ
にフロント側に向けて形成した真空弁座と、上記両弁座
にフロント側から着座する弁体と、上記弁体を上記両弁
座に向けて付勢する第1ばねと、上記スリーブを弁プラ
ンジャに対して前進端位置に位置させる第2ばねとから
構成し、また、上記バルブボディ内におけるスリーブの
リヤ側にソレノイドを配設し、上記ソレノイドを励磁さ
せて上記スリーブを弁プランジャに対して後退させるこ
とにより、上記弁機構の作動を阻止するように構成した
ものである。
機械式制動装置に用いて好適な倍力装置を提供すること
ができる。つまり、上述した電動車両の制動システムの
機械式制動装置として上述した倍力装置を採用した際
に、上記ソレノイドを励磁すると、ブレーキペダルが踏
み込まれて入力軸に連動する弁プランジャが前進された
としても、スリーブはソレノイドの磁力によって後退し
ているので、弁機構は作動しない。すなわち、倍力装置
が作動するのを阻止することができる。他方、上述した
ブレーキペダルの踏み込みに伴って、回生制動装置は制
動を開始する。そして、回生制動装置により車両は減速
され、車両速度は低下する。車両速度が所定値以下にな
ると、回生制動力が低下するので、この回生制動力の低
下を検出したときにソレノイドを消勢すれば、上記第2
ばねによってスリーブが弁プランジャに対して前進位置
まで移動されて、弁機構が作動して倍力装置が作動され
る。これにより、機械式制動装置(倍力装置)が作動さ
れない間に回生制動装置による回生制動力を有効に利用
することができる。なお、上記ソレノイドを励磁しない
時には、上記第2ばねによってスリーブが弁プランジャ
に対して前進端位置に位置しており、その状態からブレ
ーキペダルが踏み込まれると、入力軸に連動する弁プラ
ンジャおよびスリーブが前進される。そのため、スリー
ブに設けた真空弁座が弁体に着座する一方、大気弁座か
ら弁体が離座するので、バルブボディ内の流体回路が切
り換えられて、定圧室と変圧室との間に差圧が生じて倍
力装置が作動する。これにより、仮に電動車両の制動シ
ステムにおける回生制動装置が故障したような場合に
は、上記機械式制動装置としての倍力装置が作動する。
これにより、回生制動装置が故障した場合において、ブ
レーキの効きが遅れることを確実に防止して、運転者の
ブレーキフィーリングが阻害されることを防止すること
ができる。したがって、電動車両の機械式制動装置に用
いて好適な倍力装置を提供することができる。
した実施例について説明すると、図1において、電動車
両の制動システムは、ブレーキペダル1の踏力の増減に
応じて回生制動力を増減させる回生制動装置2と、ブレ
ーキペダル1の踏力の増減に応じて機械式制動力を増減
させる機械式制動装置3とを備えている。回生制動装置
2は従来公知の構成からなり、前輪を駆動する駆動モー
タ4を利用して制動時に回生制動作用を行なわせるもの
である。回生制動装置2は、ブレーキペダル1の踏力を
検出するセンサ5を備えており、このセンサ5で検出し
たブレーキペダル1の踏力は制御装置6に入力されるよ
うになっている。そして、制御装置6はセンサ5からの
入力に基づいて、ブレーキペダル1の踏力の増大に応じ
て回生制動装置2の回生制動力を最大回生制動力まで増
大させるようになっている。なお、回生制動装置2によ
って得られる最大回生制動力は常に一定ではなく、駆動
モータ4の回転数によって変動することはよく知られて
いる。また、上記センサ5として、ブレーキペダル1の
踏力の代わりにストローク量を検出するセンサを採用し
ても良い。次に、機械式制動装置3は、従来周知の構成
からなるタンデムマスタシリンダ7と、このタンデムマ
スタシリンダ7に連動する真空倍力装置8とを備えてい
る。そして、上述したようにブレーキペダル1が踏み込
まれて回生制動装置2による回生制動作用が行われる際
には、ブレーキペダル1に連結した真空倍力装置8の入
力軸11も前進されるので、ブレーキペダル1の踏力が
真空倍力装置8によって倍力されてからタンデムマスタ
シリンダ7に伝達される。そして、タンデムマスタシリ
ンダ7で発生する液圧は、ブレーキ液通路12を介して
フロントホイールシリンダ13およびリヤホイールシリ
ンダ14に供給され、それによって制動作用を得ること
ができる。図2に示すように、真空倍力装置8は、密封
容器としてのシェル15内に概略筒状のバルブボディ1
6を摺動自在に設けている。バルブボディ16の外周部
にはパワーピストン17を連結するとともに、このパワ
ーピストン17の背面にダイアフラム18を張設してあ
り、このダイアフラム18によってシェル15内を定圧
室Aと変圧室Bとに区画している。図1に示すように、
定圧室A内は負圧導入管21を介して負圧ポンプ22に
接続している。負圧ポンプ22の駆動源となるモータ2
3は、上記制御装置6によって作動を制御されて、所定
値の負圧が得られるようになっている。したがって、定
圧室A内には所定値の負圧が導入されている。真空倍力
装置8のバルブボディ16内には、上記定圧室Aと変圧
室Bと大気との間の流体回路を切り換える弁機構24を
設けている。この弁機構24は、バルブボディ16に設
けた環状の大気弁座25と、バルブボディ16に摺動自
在に嵌合した弁プランジャ26と、スリーブ27に設け
た環状の真空弁座28と、これら両弁座25,28に着
座する概略筒状の弁体31と、この弁体31を両弁座2
5,28に向けて付勢して着座させる第1ばね32と、
さらに上記真空弁座28を形成したスリーブ27をフロ
ント側に向けて付勢する第2ばね33とを備えている。
また、弁機構24は第3ばね34を備えており、この第
3ばね34によって弁プランジャ26およびそれに連結
した入力軸11をリヤ側に付勢して、図示非作動位置に
位置させるようになっている。しかして、本実施例は弁
機構24を以下のように構成することにより、ブレーキ
ペダル1が踏み込まれた際に真空倍力装置8の作動を阻
止できるようにしたものである。すなわち、バルブボデ
ィ16の内周部にはフロント側にむけて伸びる環状突起
16aを形成してあり、この環状突起16aの先端部に
よって上記大気弁座25を構成している。また、上記大
気弁座25の外方側の軸方向孔16bおよびそのリヤ側
に連続するバルブボディ16の内部空間によって大気通
路36を構成している。この大気通路36には常時大気
が導入されている。次に、弾性体からなる弁体31は、
上記大気弁座25および真空弁座28に対向するように
リヤ側に向けて配置している。弁体31のフロント側の
端部は肉厚にしてあり、その端部を円筒状のプラグ37
のリヤ側外周部に設けた環状溝に嵌装し、その状態の弁
体31のフロント側の端部およびプラグ37の外周部を
バルブボディ16の内周部にフロント側から圧入してい
る。弁体31のシート部の裏面とプラグ37の段部とに
わたって上記第1ばね32を弾装してあり、この第1ば
ね32の弾撥力によって、弁体31のシート部が上記両
弁座25,28に着座するようになっている。本実施例
では、大気弁座25とそれに接離する弁体31のシート
部とによって、上記大気通路36を開閉する大気弁38
を構成している。なお、本実施例のプラグ37は、実質
的にバルブボディ16の一部を構成するものである。次
に、弁プランジャ26は、その軸方向中央に環状溝26
aを形成するとともに、環状溝26aよりもフロント側
となる外周部に環状突起26bを形成している。そし
て、この環状突起26bの隣接リヤ側となる外周部に上
記スリーブ27を摺動自在に嵌装すると同時に、スリー
ブ27のリヤ側の外周部をバルブボディ16における縮
径部16cに摺動自在に嵌合させている。環状溝26a
の少しリヤ側には別の環状溝を形成してあり、この環状
溝にシール部材41を装着している。このシール部材4
1によって、スリーブ27の内周面と弁プランジャ26
の外周部との間の気密を保持している。また、スリーブ
27が摺接するバルブボディ16の縮径部16cの内周
部にもシール部材42を取り付けてあり、それによっ
て、バルブボディ16の内周部とスリーブ27の外周面
との間の気密を保持している。そして、バルブボディ1
6に設けた半径方向孔16dと、スリーブ27の軸方向
中央部に形成した切欠き部とを介して、上記弁プランジ
ャ26の環状溝26aにキー部材43を係合させてい
る。これにより、弁プランジャ26がバルブボディ16
から脱落するのを防止している。次に、本実施例のスリ
ーブ27は磁性体からなり、フロント側の端部に半径方
向外方に伸びるフランジ部27aを備えており、このフ
ランジ部27aの外周部における弁体31との対向位置
をフロント側に膨出する環状突起としてあり、そこを上
記真空弁座28としている。フランジ部27aとそれに
対向するバルブボディ16の段部端面とにわたって上記
第2ばね33を弾装してあり、それによって、スリーブ
27全体を弁プランジャ26に対して相対的にフロント
側にむけて付勢している。そして、この図2に示した真
空倍力装置8の非作動状態では、スリーブ27のフラン
ジ部27aが弁プランジャ26の環状突起26bに当接
する前進端位置に位置している。上記真空弁座28と、
それに接離する弁体31のシート部とによって真空弁4
4を構成している。また、真空弁44および弁体31の
内方の空間およびそれから連続するプラグ37の軸方向
孔37aとによって真空通路45を構成している。この
真空通路45は上記定圧室Aと常時連通しており、定圧
室A内には上述した負圧導入管21を介して常時負圧が
導入されているので、真空通路45内にも常時負圧が作
用している。また、大気弁38と真空弁44との間の空
間は、バルブボディ16の半径方向孔16dから構成し
た変圧通路46を介して変圧室Bに連通している。本実
施例の弁機構24は上述のように構成している。さら
に、本実施例では、環状としたソレノイド47をバルブ
ボディ16の内周部にリヤ側から嵌合し、かつ上記縮径
部16cのリヤ側の段部端面に当接させている。そし
て、外周部に係合爪を備えた環状のリテーナ48を、ソ
レノイド47のリヤ側からバルブボディ16の内周部に
圧入し、かつソレノイド47に当接させている。これに
よって、ソレノイド47をバルブボディ16の内周部に
固定するようにしている。また、このように固定したソ
レノイド47における内周部のフロント側に、縮径部1
6cを貫通したスリーブ27のリヤ側の外周部が挿入さ
れるようになっている。上記スリーブ27をフロント側
に付勢した第2ばね33の弾撥力は、ソレノイド47が
励磁された際の磁力によってスリーブ27がリヤ側に吸
引される付勢力よりも弱いものを採用している。したが
って、上記ソレノイド47が制御装置6からの指令に基
づいて励磁されると、ソレノイド47の磁力によってス
リーブ27が弁プランジャ26およびバルブボディ16
に対して相対的にリヤ側に付勢され、スリーブ27のリ
ヤ側端部がソレノイド47の内周の段部47aに当接す
る後退端の位置に維持されるようになっている。そし
て、この状態において、ブレーキペダル1が踏み込まれ
て入力軸11および弁プランジャ26が前進されたとし
ても、スリーブ27は後退端に維持されているので、弁
機構24は作動せず、したがって、真空倍力装置8は作
動しないようになっている。さらに、リテーナ48と弁
プランジャ26のリヤ側端部に形成したフランジ部とに
わたって上記第3ばね34を弾装してあり、これによっ
て、弁プランジャ26および入力軸11を図示非作動位
置に位置させるようになっている。次に、上記プラグ3
7の内周部には、弁プランジャ26のフロント側の外周
部を摺動自在に嵌合してあり、また、プラグ37に形成
した環状突起37bの端面には、円盤状のリアクション
ディスク51を当接させている。このリアクションディ
スク51は、プッシュロッド52の基部に設けた凹部5
2a内に収納してあり、該凹部52aの先端部は、上記
プラグ37の環状突起37bに摺動自在に嵌装してい
る。なお、図示しないプッシュロッド52のフロント側
の端部は、上記タンデムマスタシリンダ8のピストンロ
ッドに連動させている。また、上記プッシュロッド52
のフロント側に嵌装した環状のリテーナ53をフロント
側からバルブボディ16の内周部に嵌合させて、プラグ
37のフロント側の端面およびバルブボディ16の段部
端面に当接させている。それによって、プッシュロッド
52およびプラグ37がバルブボディ16からフロント
側にむけて脱落するのを防止している。さらに、上述し
たリテーナ53とシェル1のフロント側の壁面とにわた
ってはリターンスプリング54を弾装してあり、したが
って、バルブボディ16等はリヤ側に付勢されて図示非
作動位置に位置している。 (作動説明)以上の構成において、図2に示した真空倍
力装置8の非作動状態で、かつ制御装置6からの指令に
基づいてソレノイド47が励磁されている時には、上記
バルブボディ16は、シェル1の段部端面に当接したキ
ー部材43に当接して後退端に停止しており、また、弁
プランジャ26および入力軸11は、弁プランジャ26
の環状溝26aのフロント側の端面がキー部材43に当
接する後退端に停止している。この状態では、弁体31
のシート部が大気弁座25に着座することで大気弁38
は閉鎖されている。また、励磁されたソレノイド47の
磁力によってスリーブ27がリヤ側に後退し、そのリヤ
側の端部がソレノイド47の段部47aに当接する後退
端に停止している。また、真空弁座28が弁体31のシ
ート部から離座して真空弁44は開放されている。した
がって、真空通路45および変圧通路46を介して定圧
室Aと変圧室Bとが連通し、それら両室A,Bには負圧
が導入されている。次に、上記非作動状態からブレーキ
ペダル1が踏み込まれると、それに連動して入力軸11
および弁プランジャ26が前進されるが、ソレノイド4
7の磁力によって、スリーブ27は上述した後退端の位
置に保持されているので、真空弁座28も移動されるこ
とはなく、弁機構24が作動されない。つまり、真空倍
力装置8は作動されない。他方、上述したブレーキペダ
ル1の踏力はセンサ5で検出されて制御装置6に入力さ
れており、制御装置6はセンサ5からの入力に基づい
て、ブレーキペダル1の踏力の増大に応じて回生制動装
置2の回生制動力を最大回生制動力まで増大させること
により車両速度は減速され、車両速度は低下する。そし
て、車両速度が所定値以下になると、回生制動力が最大
回生制動力よりも低下するので、この回生制動力の低下
を検出したとき、上記制御装置6は上記ソレノイド47
を消勢する。そのため、第2ばね33の付勢力によって
スリーブ27が弁プランジャ26およびバルブボディ1
6に対してフロント側に移動されて、そのフランジ部2
7aが弁プランジャ26の環状突起26bに当接する前
進端位置に位置する。このスリーブ26のフロント側へ
の移動過程において、真空弁座44が弁体31のシート
部に着座して真空弁44が閉鎖された後、弁体31のシ
ート部が大気弁座25から離座して大気弁38が開放さ
れる。したがって、定圧室Aと変圧室Bとの連通状態が
阻止される一方、開放された大気弁38を経由して大気
通路36内の大気が変圧室Bに導入されるので、定圧室
Aと変圧室Bとの間に差圧が生じてバルブボディ16お
よびプッシュロッド52が前進されるので、ブレーキペ
ダル1の踏力に応じた所定のサーボ比の出力を得ること
ができる。換言すると、励磁されていたソレノイド47
が消勢されることにより、真空倍力装置8が作動される
ので、この後、機械式制動装置3による制動力と、上記
回生制動装置2とを総合した制動力が得られるようにな
っている。そして、上述のように、ブレーキペダル1の
踏力の増大に応じて回生制動装置2の回生制動力を最大
回生制動力まで増大させてから、機械式制動装置3(真
空倍力装置8)を作動させることにより、回生制動装置
2の回生制動力を有効に利用することができる。なお、
上述した作動状態からブレーキペダル1の踏み込みを解
放すると、リターンスプリング34によってバルブボデ
ィ16は図示非作動位置に復帰するとともに、弁体3
1、弁プランジャ26およびスリーブ27は図示非作動
位置に復帰する。次に、図2に示すように、真空倍力装
置8の非作動状態で、かつソレノイド47が励磁されて
いない状態においては、スリーブ27は第2ばね33の
弾撥力によって、そのフランジ部27aが弁プランジャ
26の環状突起26bに当接した前進端位置にある。こ
の状態からブレーキペダル1が踏み込まれると、それに
連動して入力軸11が前進される。すると、該入力軸1
1に連動して弁プランジャ26およびそれと一体となっ
たスリーブ27も前進される。これにより、真空弁座4
4が弁体31のシート部に着座して真空弁44が閉鎖さ
れた後、弁体31のシート部が大気弁座25から離座し
て大気弁38が開放される。したがって、定圧室Aと変
圧室Bとの連通状態が阻止される一方、開放された大気
弁38を経由して大気通路36内の大気が変圧室Bに導
入されるので、定圧室Aと変圧室Bとの間に差圧が生じ
てバルブボディ16およびプッシュロッド52が前進さ
れるので、ブレーキペダル1の踏力に応じた所定のサー
ボ比の出力を得ることができる。換言すると、ソレノイ
ド47が励磁されていない状態において、ブレーキペダ
ル1が踏み込まれたときには、真空倍力装置8が作動さ
れて、ブレーキペダル1の踏力に応じた所定のサーボ比
の出力を得ることができる。したがって、上記回生制動
装置2が故障したような場合において、上記ソレノイド
47を励磁しないことにより、ブレーキペダル1が踏み
込まれると直ちに機械式制動装置3(真空倍力装置8)
が作動されるので、回生制動装置2が故障した場合にブ
レーキの効き遅れが生じることはない。したがって、ブ
レーキの効き遅れによって運転者が不安感を抱くことを
防止できる。このように、本実施例の真空倍力装置8
は、電動車両の機械式制動装置に用いて好適な倍力装置
である。
の機械式制動装置に用いて好適な倍力装置を提供できる
という効果が得られる。
Claims (2)
- 【請求項1】 シェル内に摺動自在に設けた概略筒状の
バルブボディと、このバルブボディの外周部に設けたパ
ワーピストンと、このパワーピストンの前後に区画形成
した定圧室および変圧室と、上記バルブボディ内に設け
られ、バルブボディ内の流路の開閉制御を行う弁機構と
を備えた倍力装置において、 上記弁機構を、上記バルブボディの内周部にフロント側
にむけて形成した大気弁座と、上記バルブボディ内に摺
動自在に嵌合されて入力軸に連動する弁プランジャと、
上記弁プランジャに気密を保持して摺動自在に嵌装され
るとともに、磁性体からなるスリーブと、上記大気弁座
の内方側で、上記スリーブにフロント側に向けて形成し
た真空弁座と、上記両弁座にフロント側から着座する弁
体と、上記弁体を上記両弁座に向けて付勢する第1ばね
と、上記スリーブを弁プランジャに対して前進端位置に
位置させる第2ばねとから構成し、 また、上記バルブボディ内におけるスリーブのリヤ側に
ソレノイドを配設し、 上記ソレノイドを励磁させて上記スリーブを弁プランジ
ャに対して後退させることにより、上記弁機構の作動を
阻止するように構成したことを特徴とする倍力装置。 - 【請求項2】 上記第1ばねは弁体のシート部の裏面と
バルブボディとにわたって弾装してあり、上記第2ばね
はスリーブとバルブボディとにわたって弾装してあり、
また、上記ソレノイドは上記バルブボディの段部にリヤ
側から当接させた状態において、バルブボディの内周部
に嵌合した環状のリテーナによって固定されており、さ
らに、上記リテーナと弁プランジャのリヤ側の外周部と
にわたって、上記弁プランジャを非作動位置に位置させ
る第3ばねが弾装されており、また、上記弁プランジャ
の軸方向所定位置には環状突起が形成されており、この
環状突起よりもリヤ側に上記スリーブが嵌装されるとと
もに、上記第2ばねに付勢されたスリーブが上記弁プラ
ンジャの環状突起にリヤ側から当接することにより、ス
リーブは上記前進端位置に位置するように構成されてい
ることを特徴とする請求項1に記載の倍力装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04798896A JP3661259B2 (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 倍力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04798896A JP3661259B2 (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 倍力装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09207761A true JPH09207761A (ja) | 1997-08-12 |
| JP3661259B2 JP3661259B2 (ja) | 2005-06-15 |
Family
ID=12790709
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04798896A Expired - Fee Related JP3661259B2 (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 倍力装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3661259B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102795217A (zh) * | 2011-05-23 | 2012-11-28 | 现代摩比斯株式会社 | 制动装置 |
-
1996
- 1996-02-09 JP JP04798896A patent/JP3661259B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102795217A (zh) * | 2011-05-23 | 2012-11-28 | 现代摩比斯株式会社 | 制动装置 |
| CN102795217B (zh) * | 2011-05-23 | 2014-10-29 | 现代摩比斯株式会社 | 制动装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3661259B2 (ja) | 2005-06-15 |
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