JPH09207843A - 車両ドアの取外し装置 - Google Patents

車両ドアの取外し装置

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JPH09207843A
JPH09207843A JP3722196A JP3722196A JPH09207843A JP H09207843 A JPH09207843 A JP H09207843A JP 3722196 A JP3722196 A JP 3722196A JP 3722196 A JP3722196 A JP 3722196A JP H09207843 A JPH09207843 A JP H09207843A
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door
hinge
nut runner
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vehicle door
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Shigeo Okamizu
茂生 岡水
Toshiharu Sakamoto
俊治 坂本
Yasunari Karashima
康成 辛島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ドアヒンジにスリット光を投影し、このスリッ
ト光を視覚手段にて画像処理してヒンジ位置を検出し、
ヒンジ位置検出結果に基づいてナットランナの位置を補
正することで、本来直接的に視認することができないボ
ルトの位置を塗装色に左右されることなく間接的に確認
して、ナットランナの位置補正を実行することで、ドア
取外しの自動化を達成することができる車両ドアの取外
し装置の提供を目的とする。 【解決手段】車両ドアの取外し装置であって、上記車両
ドアのドアヒンジにスリット光L1,L2を投影し、該
スリット光を視覚手段74,75にて画像処理してヒン
ジの位置を検出するヒンジ位置検出手段81と、上記ヒ
ンジ位置検出手段81の検出結果によりナットランナの
位置を補正するナットランナ位置補正手段82とを備え
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばドアを組
付けた状態で塗装を実行し、塗装後においてシートやイ
ンストルメントパネル等を組付ける前に一旦ドアを取外
し、上記シートやインストルメントパネルなどの組付け
作業終了後に上記ドアを後付けするような後付けシステ
ムにおける車両ドアの取外し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ボディから車両ドアを取外す場
合、ドア側のヒンジブラケットとドアを締結しているボ
ルト(締結部材)の位置とナットランナのソケットの位
置とを一致させる必要がある。そこで、CCDカメラ等
の視覚手段でボルトの位置を認識して、この位置にロボ
ットアームを介してナットランナのソケットを対応させ
ることが考えられるが、上述のドア取外し時には塗装が
既に施されており、塗装色も様々であって、各色に対応
した読取りパターンが必要となるうえ、上記ボルトの六
角頭部の位相も如何なる方向に向いているのか不明であ
るので、ボルト位置の認識は困難であった。さらにドア
凹部に対してドア側ヒンジブラケットが取付けられてい
るような場合には斯る認識がさらに困難となる。
【0003】加えて、本来、上記ボルトの六角頭部を該
六角頭部と対向する正面側から視認すれば、ボルトセン
タ(中心)を容易に求めることができるが、車両ドアを
開放しても上述の六角頭部と対向する正面側からCCD
カメラ等の視覚手段にてボルトセンタを求める場合、C
CDカメラとボディ(車体)とが干渉するので、このよ
うな視認は物理的に困難であった。
【0004】そこで、従来においてはボディから車両ド
アを取外す場合、余儀なく人手作業にて行なうか或はボ
ディ側の機械的な位置精度の向上を図ることで、自動化
を試みる手法が施されているが、前者の場合には車両ド
アの取外しを自動化することが不可能であり、後者の場
合には車両ドアの取外しラインに対して搬送される車種
数が少ない場合には自動化が可能であっても、同ライン
に対して搬送される車種数が多くなると(例えば5車種
以上の多車種混流ラインになると)、その完全自動化を
達成することが不可能であった。
【0005】一方、特開平7−91928号公報に記載
のように、スリット光源から被測定物(ワーク)にスリ
ット光を投影し、このスリット光をテレビカメラで画像
して、光切断法により被測定物の3次元形状を測定する
3次元形状測定方法がある。この方法を車両ドアの取外
しに適用して、上述のボルト位置を検出しようとして
も、上述のスリット光源とテレビカメラとを備えた測定
ヘッドが車体と干渉するので、実質的に同公報記載の方
法を車両ドアの取外しに適用することは不可能であっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、ドアヒンジにスリット光を投影し、このス
リット光を視覚手段にて画像処理してヒンジ位置を検出
し、ヒンジ位置検出結果に基づいてナットランナの位置
を補正することで、本来直接的に視認することができな
いボルトの位置を塗装色に左右されることなく間接的に
確認して、ナットランナの位置補正を実行することで、
ドア取外しの自動化を達成することができる車両ドアの
取外し装置の提供を目的とする。
【0007】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、ドアヒンジの上側ア
ーム部もしくは下側アーム部と、ヒンジピンとにスリッ
ト光を投影することで、部品精度が高い上述のアーム部
にて上下位置を、また部品精度が高く、かつ定位置に存
在するヒンジピンにて前後位置および左右位置をそれぞ
れ検出して、ヒンジ位置を光切断法により正確に検出す
ることができる車両ドアの取外し装置の提供を目的とす
る。
【0008】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の目的と併せて、車両ドアを開成(オ
ープン)した状態でドアヒンジの位置を検出すること
で、ヒンジ位置検出の容易化を図ることができる車両ド
アの取外し装置の提供を目的とする。
【0009】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の目的と併せて、ドア凹部にドアヒン
ジが配設された構成において、上述のドア凹部よりボデ
ィ側へ位置するドアヒンジの上側アーム部もしくは下側
アーム部と、ヒンジピンとにスリット光を投影すること
で、視覚手段による視認の容易化を達成することができ
る車両ドアの取外し装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、車両ドアの取外し装置であって、上記車両ド
アのドアヒンジにスリット光を投影し、該スリット光を
視覚手段にて画像処理してヒンジの位置を検出するヒン
ジ位置検出手段と、上記ヒンジ位置検出手段の検出結果
によりナットランナの位置を補正するナットランナ位置
補正手段とを備えた車両ドアの取外し装置であることを
特徴とする。
【0011】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記ドアヒンジの上
側のアーム部もしくは下側アーム部と、ヒンジピンとに
スリット光を投影する車両ドアの取外し装置であること
を特徴とする。
【0012】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の構成と併せて、上記車両ドアを開成
した状態にてドアヒンジの位置を検出する車両ドアの取
外し装置であることを特徴とする。
【0013】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の構成と併せて、上記ドアヒンジがド
ア凹部に配設された車両ドアの取外し装置であることを
特徴とする。
【0014】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項1記載の発明
によれば、車両ドアの取外し装置において、車両ドアの
ドアヒンジにスリット光が投影され、視覚手段は投影さ
れたスリット光を視認し、ヒンジ位置検出手段は視覚手
段の画像処理データからヒンジの位置を検出し、またナ
ットランナ位置補正手段はヒンジ位置検出手段の検出結
果によりナットランナの位置を補正する。このため、本
来ならば直接的に視認することができないボルト(締結
手段)の位置を塗装色に何等左右されることなく間接的
に確認して、ナットランナの位置補正を実行すること
で、多車種混流ラインであってもドア取外しの自動化を
達成することができる効果がある。
【0015】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述のドアヒ
ンジの上側アーム部もしくは下側アーム部と、ヒンジピ
ンとにスリット光を投影するので、部品精度が高い上述
のアーム部にて上下位置をまた部品精度が高く、かつ定
位置に存在してドア開時においてもドアヒンジのアーム
部間連結部のように逆位置とならないヒンジピンにて前
後位置および左右位置をそれぞれ検出して、ヒンジ位置
を光切断法により正確に検出することができる効果があ
る。加えて一定位置に存在するヒンジピンを用いて位置
検出するので、データ変換にも時間がかからない効果が
ある。
【0016】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上記請求項2記載の発明の効果と併せて、車両ドアを開
成した状態でドアヒンジの位置を検出するので、ヒンジ
位置検出の容易化を図ることができる効果がある。
【0017】この発明の請求項4記載の発明によれば、
上記請求項2記載の発明の効果と併せて、上述のドアヒ
ンジがドア凹部に配設されているので、斯る構成におい
て、上述のドア凹部よりボディ側へ位置するドアヒンジ
の上側アーム部もしくは下側アーム部と、ヒンジピンと
にスリット光を投影するので、視覚手段による視認の容
易化を達成することができる効果がある。
【0018】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は後付けシステムにおける車両ドアの取外
し装置を示し、図1、図2、図3において4ドア車両1
が搬送され停止制御される車両停止ステーション2を設
定し、この車両停止ステーション2において停止した車
両1の合計4枚のドア3…の開位置と対応するように保
持手段としてのスライド装置4…をそれぞれ設けてい
る。
【0019】上述の4台のスライド装置4…のうち左右
リヤ側に位置する各スライド装置4,4のさらに後方側
には取外し手段としてのナットランナ5を備えた第1ロ
ボット6,6を配設すると共に、上述の4台のスライド
装置4…のうち左右フロント側に位置する各スライド装
置4,4のさらに前方側にはスライド装置4上のドア3
をドア搬送手段としてのキャリア(図示せず)に受渡す
第2ロボット8,8を配設している。この車両ドアの取
外し装置は図1から明らかなように4ドア車両1の車体
前後方向のセンタラインに対して平面から見て左右対称
に構成されている。
【0020】ここで、上述の車両1の搬送手段は図3に
示すように床面の凹所を自走する電車9の上部にベース
プレート10をピン結合し、このベースプレート10か
ら上方に向けて突設した複数の支持部材11に対して、
該車両1の下部左右に位置するサイドフレーム12,1
2を上載すると共に、サイドフレーム12の一箇所に設
けられた位置決め孔に支持部材11のピン13を係入し
て、位置決めされた状態で車両1を所定方向へ搬送すべ
く構成している。
【0021】上述の第1ロボット6は図2に示すように
ロボット架台14上に搭載された6軸ロボットにより構
成され、そのロボットアーム15先端の締結部16には
ナットランナ5を取付けている。
【0022】このナットランナ5は図4、図5に示す如
くドア3とボディ17(図6、図7参照)との取付部材
(図6、図7のボルト21参照)による締結数と対応し
て合計4本のハンド18…を有し、ハンド18先端に設
けられた六角穴形状のソケット19をエアモータ20で
回転することにより、取付部材としてのボルト21(図
6、図7参照)をゆるめて取外す。ここで、図6、図7
において22はボディ17側のヒンジブラケット、23
はドア3側のヒンジブラケット、24はヒンジピン、3
aはドアインナパネル、3bはドアアウタパネルであ
り、上述のドア3側のヒンジブラケット23は段差を有
するドア凹部3cに配設されている。
【0023】図4,図5に示す如く、上述のナットラン
ナ5にはそのブラケット25の先端にドア開成用のロー
ラ26を取付け、図9に示すように閉状態のドア3にお
けるドアガラス組付け前の開口部3dから上述ローラ2
6をドア3内側に挿入し、このローラ26を利用して、
ドア3を開くように構成している。
【0024】しかも、上述のナットランナ5にはドアヒ
ンジとしてのドア側ヒンジブラケット23に赤外レーザ
光のスリット光L1,L2を投影照光するするレーザ投
光器72,73と、これらのスリット光(具体的には赤
外レーザの反射光)を視認する視覚手段としてのCCD
カメラ74,75とを取付けている。
【0025】上述のレーザ投光器72,73からのスリ
ット光L1,L2は図5、図7に示すように開成状態の
ドア3におけるヒンジブラケット23の上側アーム部2
3aのエッジ部位と、ヒンジピン24とに投影される
が、上述の上側アーム部23aのエッジ部位に代えて下
側アーム部23bのエッジ部位に投影すべく構成しても
よい。
【0026】上述の各CCDカメラ74,75は図8に
ブロック図で示す如く画像処理部76に接続されてい
る。この画像処理部76はその内部にCPUおよびメモ
リを有し、各CCDから74,75からのアナログ信号
を画像処理する。
【0027】一方、車両ドアの取外し装置全体を制御す
る制御装置77を設け、この制御装置77で第1ロボッ
ト6を制御する第1ロボットコントローラ78と、第2
ロボット8を制御する第2ロボットコントローラ79
と、上述の各レーザ投光器72,73とを駆動制御すべ
く構成している。
【0028】上述の画像処理部76は入出力ライン80
を介して第1ロボットコントローラ78に接続され、こ
の第1ロボットコントローラ78はそのヒンジ位置検出
部81でヒンジ位置を検出する。つまり、ヒンジブラケ
ット23の上側アーム部23aのエッジ部位に投影され
たスリット光L1をCCDカメラ74で視認し、かつ画
像処理された信号に基づいて上下方向(高さ方向)の位
置を割出し、ヒンジピン24に投影されたスリット光L
2をCCDカメラ75で視認し、かつ画像処理された信
号に基づいて前後方向および左右方向の位置を割出すこ
とにより、ヒンジ位置を検出する。
【0029】また第1ロボットコントローラ78はその
ナットランナ位置補正部82で、上述のヒンジ位置検出
部81の検出結果(ヒンジ位置)からボルト21のセン
タ位置を演算(予め記憶された部品寸法データからボル
ト21センタとソケット19とのデジタル位置ずれ情報
を逆算した後にナットランナ5の位置を補正し、この補
正データは必要時に第1ロボット6に伝送される。な
お、1台のCCDカメラを切換えることでヒンジ位置を
検出することも可能であるが、ドア開時の視認スペース
が小さい点と、ドア取外しに要する時間短縮を図る目的
から、この実施例では2台のCCDカメラ74,75を
用いている。
【0030】ところで、車両1のドア3を把持状態に保
持する前述のスライド装置4は図10〜図14に示すよ
うに構成している。なお、図10〜図14においてはフ
ロント左側に対応するスライド装置4を示すが、他の3
台のスライド装置4…も同等もしくは左右対象に構成さ
れる。
【0031】つまり、最下部に略方形枠状の固定ベース
30を設置し、この固定ベース30上にガイドレール3
1およびスライダ32からなるLMガイドを介して可動
枠33を移動可能に取付けている。この可動枠33は引
込みシリンダ34のピストンロッド35先端に連結部材
36を介して連結され、図1に示す車両1に対して接離
する方向へ移動する(図13参照)。この引込みシリン
ダ34の引き確認により第1ロボット6が原位置に復帰
される。
【0032】上述の可動枠33上にはガイドレール37
およびスライダ38からなるLMガイドを介して可動台
39を移動可能に取付けている。この可動台39は位置
決めシリンダ40のピストンロッド41先端に連結部材
42を介して連結され、上記可動枠33の移動方向に対
して直交する方向へ移動する。
【0033】すなわち、上述の可動枠33の上部にロー
ラ支持ポール43,43を立設固定し、このローラ支持
ポール43,43の上下離間位置に位置決めローラ4
4,44を枢着し、上述の位置決めシリンダ40の駆動
時に図14に示すようにドア3をこれら各位置決めロー
ラ44,44に押圧して位置決めすべく構成している。
【0034】また上述の可動台39には平面視コの字の
クランプ支柱45を立設固定し、このクランプ支柱45
にはガイドレール46およびスライダ47からなるLM
ガイドを介して上下のクランパ48,49を昇降可能に
取付けている。これらの上下のクランパ48,49は図
11に示すように昇降用シリンダ50,50のそれぞれ
のピストンロッド51,51先端に連結ブラケット5
2,52を介して各別に連結され、ドア3を把持および
把持解除する方向へ移動する。つまり、上述の上部クラ
ンパ48と下部クランパ49とで開処理されたドア3を
図12に示す如く把持状態に保持する。
【0035】一方、スライド装置4上のドア3をドア搬
送手段としてのキャリア(図示せず)に受渡す前述の第
2ロボット8は図1乃至図3に示すようにロボット架台
60上に搭載された6軸ロボットにより構成され、その
ロボットアーム61先端の締結部62にはドア把持ハン
ド63を連結している。上述のドア把持ハンド63は図
15に示すように構成している。
【0036】すなわち、ハンド主体64の上部にガイド
レール65およびスライダ66からなるLMガイドを介
して可動爪67を設け、この可動爪67をブレーキシリ
ンダ68のピストンロッド69に連結すると共に、ハン
ド主体64の下部には上述の可動爪67と対向するよう
に固定爪70を取付けて、これら上下の爪67,70に
よりドア3を把持および受渡し可能に構成している。こ
こで、上述のブレーキシリンダ68は車種によるドア3
の大きさの差異を吸収する。
【0037】また上述の固定爪70の先端下部にはドア
開成用のローラ71を取付け、図16に示すように閉状
態のドア3におけるドアガラス組付け前の開口部3dか
ら上述のローラ71をドア3内側に挿入し、このローラ
71を利用して、ドア3を開くように構成している。
【0038】この第2ロボット8はナットランナ5によ
るドア・ボディ間の取付部材としてのボルト21(この
実施例ではリヤ側ドア3のボルト21)の取外し工程中
に既に取外されたドア(この実施例ではフロント側のド
ア3)をキャリア(図示せず)への受渡し初期工程とし
て取りに行く動作を実行する。
【0039】このように構成した車両ドアの取外し装置
の作用を以下に詳述する。
【0040】塗装終了後の車両1が電車9により搬送さ
れ図1、図2、図3に示す車両停止ステーション2で停
止すると、まず第1ロボット6が駆動され、そのロボッ
トアーム15に締結部16およびナットランナ5を介し
て取付けられたローラ26(図9参照)を利用して、フ
ロント側のドア3を開成(オープン)する。このように
して開成されたフロント側のドア3は図12に示すよう
に対応位置のスライド装置4の上下のクランパ48,4
9によりドア開状態に把持固定されると共に、図14に
示す如く位置決めシリンダ40の駆動により位置決めロ
ーラ44に押圧して位置決めされる。
【0041】次に第1ロボット6先端のナットランナ5
でボルト21をゆるめるが、その前にボルト21の位置
を間接的に検出する。なお、この間接検出時にはナット
ランナ5をボルト21近傍まで移動制御する。すなわ
ち、図8に示す制御装置77がレーザ投光器72,73
を駆動して、スリット光L1,L2(具体的には赤外レ
ーザのスリット光)を図7に示す上側アーム部23aの
エッジ部位とヒンジピン24との2箇所に投影し、この
投影されたスリット光(具体的には赤外レーザの反射
光)を対応するCCDカメラ74,75で視認する。
【0042】各CCDカメラ74,75からのアナログ
信号は画像処理部76により画像処理され、第1ロボッ
トコントローラ78内のヒンジ位置検出部81はスリッ
ト光L1の画像処理データに基づいて上下方向(高さ方
向)の位置を割出し、またスリット光L2の画像処理デ
ータに基づいて前後方向および左右方向の位置を割出
し、このような光切断法によりヒンジ位置を検出する。
【0043】また上述の第1ロボットコントローラ78
のナットランナ位置補正部82は、上述のヒンジ位置検
出部81の検出結果(ヒンジ位置データ)からボルト2
1のセンタ位置を演算(予め記憶されたヒンジブラケッ
ト23の部品寸法データからボルト21のセンタとソケ
ット19とのデジタル位置ずれ情報を逆算)して補正デ
ータを求め、この補正データを第1ロボット6に伝送す
ることで、ナットランナ5におけるソケット19の位置
を補正する。
【0044】次に上述の補正データに基づいて第1ロボ
ット6が駆動され、その先端のナットランナ5における
ハンド18のソケット19が上述のずれ分だけシフトさ
れて同ソケット19が図6に仮想線で示す状態を経て、
このソケット19がボルト21に嵌合され、エアモータ
20の駆動により該ソケット19が回転してボルト21
をゆるめて取外す。
【0045】上述のボルト21のゆるめ操作中にあって
は、図11に示す引込みシリンダ34の引込み力がスラ
イド装置4を介してフロント側ドア3に常時付勢されて
いるので、ボルト21が完全にゆるんで、フロント側ド
ア3が確実に外れると、上下のクランパ48,49で把
持されたフロント側ドア3は引込みシリンダ34の引込
み力により図11に示す状態から図13に示す如く車両
1から離れる方向へ後退する。
【0046】この引込みシリンダ34によるフロント側
ドア3の引き確認により第1ロボット6およびナットラ
ンナ5は図1に実線で示す原位置に復帰する。
【0047】次に第2ロボット8が駆動され、そのロボ
ットアーム61に締結部62、ドア把持ハンド63を介
して取付けられたローラ71(図16参照)を利用し
て、リヤ側のドア3を開成(オープン)する。このよう
にして開成されたリヤ側のドア3は対応位置のスライド
装置4の上下のクランパ48,49によりドア開状態に
把持固定される(図12参照)。
【0048】次に第2ロボット8が駆動され、既に取外
され、かつ定位置に位置決めされているフロント側のド
ア3をこの第2ロボット8側のドア把持ハンド63で取
りに行くと同時に、第1ロボット6側のナットランナ5
でリヤ側のドア3のボルト21をゆるめて取外す。
【0049】このボルト21の取外し中に第2ロボット
8でフロント側のドア3をキャリア(図示せず)に受渡
す。このフロント側のドア3のキャリアへの受渡しに際
しては第2ロボット8のドア把持ハンド63で該ドア3
を何等持ち替えることなく受渡しを実行することができ
る。
【0050】上述のリヤ側のドア3にボルト21のゆる
め操作中にあっても、引込みシリンダ34(図11参
照)の引込み力が常にスライド装置4を介してリヤ側ド
ア3に付勢されているので、ボルト21が完全にゆるん
で、リヤ側ドア3が確実に外れると、上下のクランパ4
8,49で把持されたリヤ側ドア3は引込みシリンダ3
4の引込み力により後退動作する。
【0051】この引込みシリンダ34によるリヤ側ドア
3の引き確認により第1ロボット6およびナットランナ
5は図1に実線で示す原位置に復帰する。次に第2ロボ
ット8の駆動により定位置に位置決めされたリヤ側ドア
3がそのドア把持ハンド63で把持され、この第2ロボ
ット8の操作によりリヤ側ドア3がキャリア(図示せ
ず)に受渡される。このリヤ側ドア3のキャリア7への
受渡しも先のフロント側と同様にして、第2ロボット8
のドア把持ハンド63で該ドア3を何等持ち替えること
なく受渡しを実行することができる。
【0052】このような操作は4ドア車両1の左右にお
いて同時に実行され、フロント側ドア3とリヤ側ドア3
とがキャリアに受渡し完了すると、各ドア3,3が移載
されたキャリアは次工程ステーションへ向けて自走す
る。
【0053】以上要するに、車両ドアの取外し装置にお
いて、車両ドア3のドアヒンジ(ヒンジブラケット2
3、ヒンジピン24参照)にスリット光L1,L2が投
影され、視覚手段(CCDカメラ74,75参照)は投
影されたスリット光L1,L2(図7参照)を視認し、
ヒンジ位置検出手段(ヒンジ位置検出部8参照)は視覚
手段(CCDカメラ74,75参照)の画像処理データ
からヒンジの位置を検出し、またナットランナ位置補正
手段(ナットランナ位置補正部82参照)はヒンジ位置
検出手段(ヒンジ位置検出部81参照)の検出結果によ
りナットランナ5の位置を補正する。このため、本来な
らば直接的に視認することができないボルト21(締結
手段)の位置を塗装色に何等左右されることなく、換言
すれば多様な塗装色にそれぞれ対応する読取りパターン
を必要とすることなく、間接的に確認して、ナットラン
ナ5の位置補正を実行することで、多車種混流ラインで
あってもドア取外しの自動化を達成することができる効
果がある。
【0054】また、上述のドアヒンジ(ヒンジブラケッ
ト23、ヒンジピン24参照)の上側アーム部23aも
しくは下側アーム部23bと、ヒンジピン24とにスリ
ット光L1,L2(図7参照)を投影するので、部品精
度が高い上述のアーム部23a,もしくは23bにて上
下位置をまた部品精度が高く、かつ定位置に存在してド
ア開時においてもドアヒンジのアーム部間連結部のよう
に逆位置とならないヒンジピン24にて前後位置および
左右位置をそれぞれ検出して、ヒンジ位置を光切断法に
より正確に検出することができる効果がある。加えて一
定位置に存在するヒンジピン24を用いて位置検出する
ので、データ変換にも時間がかからない効果がある。
【0055】さらに、車両ドア3を開成した状態でドア
ヒンジの位置を検出するので、CCDカメラ74,75
による視認が容易となって、ヒンジ位置検出の容易化を
図ることができる効果がある。
【0056】加えて、上述のドアヒンジがドア凹部3c
に配設されているので、斯る構成において、上述のドア
凹部3cよりボディ側17へ位置するドアヒンジの上側
アーム部23aもしくは下側アーム部23bと、ヒンジ
ピン24とにスリット光L1,L2を投影するので、視
覚手段(CCDカメラ74,75参照)による視認の容
易化を達成することができる効果がある。
【0057】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明のドアヒンジは、実施例のヒンジブ
ラケット22,23およびヒンジピン24に対応し、以
下同様にスリット光は、赤外レーザのスリット光L1,
L2に対応し、視覚手段は、2台のCCDカメラ74,
75に対応し、ヒンジ位置検出手段は第1ロボットコン
トローラ78内のヒンジ位置検出部81に対応し、ナッ
トランナ位置補正手段は、第1ロボットコントローラ7
8内のナットランナ位置補正部82に対応するも、この
発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものでは
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両ドアの取外し装置を示す概略平面
図。
【図2】同装置の概略側面図。
【図3】同装置の概略背面図。
【図4】ナットランナの平面図。
【図5】ナットランナの側面図。
【図6】ドア・ボディ間の関連構造を示す説明図。
【図7】同斜視図。
【図8】車両ドアの取外し装置の制御回路ブロック図。
【図9】第1ロボット側のドアオープン用ローラの説明
図。
【図10】スライド装置の平面図。
【図11】図10のA−A線矢視図。
【図12】図10のB−B線矢視図。
【図13】ドア引込み動作を示す説明図。
【図14】ドア位置決め動作を示す説明図。
【図15】ドア把持用のハンドの側面図。
【図16】第2ロボット側のドアオープン用ローラの説
明図。
【符号の説明】
3…ドア 3c…ドア凹部 5…ナットランナ 22,23…ヒンジブラケット 22a…上側アーム部 23a…下側アーム部 24…ヒンジピン 74,75…CCDカメラ 81…ヒンジ位置検出部 82…ナットランナ位置補正部 L1,L2…スリット光

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両ドアの取外し装置であって、上記車両
    ドアのドアヒンジにスリット光を投影し、該スリット光
    を視覚手段にて画像処理してヒンジの位置を検出するヒ
    ンジ位置検出手段と、上記ヒンジ位置検出手段の検出結
    果によりナットランナの位置を補正するナットランナ位
    置補正手段とを備えた車両ドアの取外し装置。
  2. 【請求項2】上記ドアヒンジの上側のアーム部もしくは
    下側アーム部と、ヒンジピンとにスリット光を投影する
    請求項1記載の車両ドアの取外し装置。
  3. 【請求項3】上記車両ドアを開成した状態にてドアヒン
    ジの位置を検出する請求項2記載の車両ドアの取外し装
    置。
  4. 【請求項4】上記ドアヒンジがドア凹部に配設された請
    求項2記載の車両ドアの取外し装置。
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