JPH09209456A - ワンタッチジョイント - Google Patents

ワンタッチジョイント

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Publication number
JPH09209456A
JPH09209456A JP8018941A JP1894196A JPH09209456A JP H09209456 A JPH09209456 A JP H09209456A JP 8018941 A JP8018941 A JP 8018941A JP 1894196 A JP1894196 A JP 1894196A JP H09209456 A JPH09209456 A JP H09209456A
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JP
Japan
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piece
male
roof
guide pin
joint piece
Prior art date
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Pending
Application number
JP8018941A
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English (en)
Inventor
Yoshishige Nagaki
良繁 長木
Masato Yamazaki
真郷 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋根パネルを当該屋根パネルの自重を利用す
るだけで、迅速確実にかつ手軽に部屋ユニットの屋根梁
に固定することができる。 【解決手段】 雌型ジョイントピース4の一端側の開口
から雄型ジョイントピース2を挿入すれば、起立片21
2は、中空部412の先細りの内壁面に沿って撓みなが
ら、先端部が他端側の開口へ進む。これに伴い、爪部2
13は、起立片212と鋭角をなしているため、中空部
412の内壁面を擦りながら前倒れで移動するので、挿
入が容易である。ここで、ロック機構により挿入の際に
ガイドピン部は回転しないので、胴体部333の角が起
立片312の動きを邪魔するようなことはない。接合状
態においては、一対の爪部213は、起立片212に対
して鋭角をなして雌型ジョイントピース4を係止するの
で、雄型ジョイントピース2を雌型ジョイントピース4
から引き抜くのは至難となり、確実に接合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワンタッチジョ
イントに係り、詳しくは、屋根パネル又は屋根ユニット
を当該屋根パネル又は屋根ユニットの自重を利用するだ
けで、部屋ユニットに固定できるワンタッチジョイント
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、建物の工業生産化率を高める一方
式として、ユニット建物が広く普及している。このユニ
ット建物は、一棟の建物を予めいくつかのユニットに分
けて工場で生産した後、これらのユニットを建物現場に
輸送し、予め準備した基礎の上で施工、組立する方式の
建物である。ユニット建物を構成するユニットとして
は、建物の居間、食堂、寝室等の各部屋部分を構成する
部屋ユニットと、建物の屋根部分を構成する屋根ユニッ
トとがある。部屋ユニットBは、例えば、軸組構造によ
る場合、図14に示すように、四隅の柱B1,…と梁
(屋根(天井)梁、床梁)B2,B2,…とで組まれた
箱形六面体の躯体に床パネルや壁パネルや天井パネルが
取着されてなっている。また、屋根ユニットAは、例え
ば、切妻の軒先側屋根ユニットにあっては、相対向する
一対の三角形の妻トラス梁A1と、これらの妻トラス梁
A1間に架設された軒梁A2や継梁と、これらの軒梁A
2や継梁の上面に敷かれた野地板(屋根下地材)とから
構成されている。組立は、まず、部屋ユニットBを基礎
に据え付けて相互に連結し、次に、据え付けられた部屋
ユニットBの上部に対応する屋根ユニットAを据え付
け、これら屋根ユニットAを相互に連結することで行わ
れる。
【0003】ところで、従来、屋根ユニットAを部屋ユ
ニットBの上に据え付ける施工では、同図に示すよう
に、まず、屋根ユニットAの角隅部の底面に設けられた
ガイド穴a1に、部屋ユニットBの柱B1の上面に設け
られたテーパ状のガイドピンb1を差し込ませること
で、屋根ユニットA側の梁(妻トラス梁A1や軒梁A2
等)の底面に形成されているボルト挿通孔a2と、部屋
ユニットB側の梁A2,A2の上面に形成されているボ
ルト挿通孔b2との位置合わせを行い、次いで、これら
両方のボルト挿通孔a2,a2にボルトb3を通し、通され
たボルトb3に対してナットa3を螺合することにより、
両ユニットA,Bを連結することが行われている(例え
ば特開平2−153151号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の屋根ユニットAの据付施工では、作業員が天井裏
(部屋ユニットBの天井パネルの上)に登って、いくつ
かの接合箇所で、ボルト締め作業を行わなければなら
ず、煩雑であった。特に、軒部における屋根ユニット
(軒先側屋根ユニット)Aと部屋ユニットBとの接合作
業では、作業員は、極端に狭い天井裏で、腹ばいになっ
ての窮屈なボルト締め作業を強いられるため、据付作業
に時間がかかり、このことが、工期の短縮化を妨げる要
因となっていた。
【0005】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、屋根パネル又は屋根ユニットを当該屋根パネル
又は屋根ユニットの自重を利用するだけで、迅速確実に
かつ手軽に部屋ユニットの屋根梁に固定することのでき
るワンタッチジョイントを提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、第1の建築用構造部材に取
付固定される雄型ジョイントピースを第2の建築用構造
部材に取付固定される雌型ジョイントピースに所定の挿
入荷重で挿入すると、両ジョイントピースが互いに係止
状態となることで第1の建築用構造部材と第2の建築用
構造部材とを互いに接合するワンタッチジョイントであ
って、上記雄型ジョイントピースは、第1の建築用構造
部材に取付固定される基体と、該基体から起立すると共
に上記所定の挿入荷重で可撓性を示す起立片と、各起立
片の先端縁から外方に屈曲延設された係止片とからなる
雄型係止金物と、該雄型係止金物を上記雌型ジョイント
ピースに挿入するためのガイドピンと、上記ガイドピン
の上記雄型係止金物に対する回転を防止するためのロッ
ク機構とを備え、かつ上記雌型ジョイントピースは、一
端側の開口から上記雄型ジョイントピースを上記所定の
挿入荷重で挿入すれば、他端側の開口から雄型ジョイン
トピースの係止片を排出させる両端開口の中空部を有す
る雌型係止金物を備えていることを特徴としている。
【0007】また、請求項2記載の発明は、屋根パネル
又は屋根ユニットを当該屋根パネル又は屋根ユニットの
自重を利用して部屋ユニットの屋根梁に固定することの
できるワンタッチジョイントであって、上記屋根パネル
又は屋根ユニットを上記部屋ユニットの屋根梁の上に載
せて固定する際には、部屋ユニットの屋根梁に固着され
る雄型ジョイントピースを、上記屋根パネル又は屋根ユ
ニットの対応する枠材に取付固定される雌型ジョイント
ピースに所定の挿入荷重で挿入して行くと、ある段階で
両ジョイントピースが互いに係止状態となることで上記
屋根パネル又は屋根ユニットと上記部屋ユニットとを互
いに接合し、上記雄型ジョイントピースは、上記部屋ユ
ニットに取付固定される基体と、該基体から略垂直に起
立すると共に上記所定の挿入荷重で可撓性を示す単数又
は複数の起立片と、各起立片の先端縁から外方にかつ対
応する起立片と所定の鋭角をなして屈曲延設された係止
片とからなる雄型係止金物と、上記雄型ジョイントピー
スを上記雌型ジョイントピースに挿入するためのガイド
ピンと、上記雄型係止金物を上記屋根パネル又は屋根ユ
ニットに固定する固定部材と、ガイドピンの上記雄型係
止金物に対する回転を防止するためのロック機構とを備
え、上記雌型ジョイントピースは、一端側の開口から上
記雄型ジョイントピースを上記所定の挿入荷重で挿入す
れば、他端側の開口から雄型ジョイントピースの係止片
のみを排出させる両端開口の中空部を有すると共に、上
記他端側の端面のうち、上記係止片が排出される領域
は、上記雄型ジョイントピースの挿入方向と所定の鋭角
をなす傾斜端面とされている雌型係止金物を備え、上記
中空部の内壁は、上記一端側の開口から他端側の開口に
向けて先細りの形状とされていることを特徴としてい
る。
【0008】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載のワンタッチジョイントであって、上記固定部材は頭
部に上記ロック機構を有する雄ねじ部と、該雄ねじ部に
螺合する雌ねじ部とからなり、上記雄ねじ部の頭部には
上記ガイドピンが上方に一体延設され、かつ、上記基体
は上記雄ねじ部を挿通するための挿通孔を有し、上記雄
型係止金物は上記雄ねじ部が上記挿通孔に挿通され上記
雄ねじ部と雌ねじ部とが螺合して上記基体の両側から締
め付けることによって上記部屋ユニット又は上記屋根パ
ネル又は屋根ユニットに取付固定され、上記ガイドピン
は、テーパ状の先端部と断面が偏平形の胴体部とを備え
てなることを特徴としている。
【0009】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載のワンタッチジョイントであって、上記ロック機構
は、上記頭部の側面から上記軸部側に略垂直に延設され
た固定片を有し、上記雄ねじ部が上記基体の挿入孔に挿
入され上記頭部の軸部側の面が基体の上記起立片側の面
に当接される際に、上記固定片が上記基体の上記起立片
が設けられていない端縁部の側端面に当接されて上記ガ
イドピンが上記雄型係止金物に対して回転するのを防止
し上記ガイドピンの胴体部の断面長手方向と上記起立片
の内側の面とが平行な状態を保つ構成としたことを特徴
としている。
【0010】また、請求項5記載の発明は、請求項3又
は4記載のワンタッチジョイントであって、上記ロック
機構は、上記基体の挿通孔の端縁部の所定の部位に設け
られた切欠部と、上記雄ねじ部の頭部の軸部側の面の所
定の部位に上記切欠部に略対応する形状及び大きさの凸
部とを有し、上記雄ねじ部が上記基体の挿入孔に挿入さ
れ上記頭部の軸部側の面が上記基体の上記起立片側の面
に当接される際に、上記凸部が上記切欠部に嵌合して上
記ガイドピンが上記雄型係止金物に対して回転するのを
防止し上記ガイドピンの胴体部の断面長手方向と上記起
立片の内側の面とが平行な状態を保つ構成としたことを
特徴としている。
【0011】
【作用】予め工場にて、上記構成のワンタッチジョイン
トを、例えば部屋ユニットと、この部屋ユニットに対応
する屋根パネル又は屋根ユニットとに取着しておく。雄
型ジョイントピースの雄ねじ部を雄型係止金物に取り付
ける際には、ロック機構を用いてガイドピンが雄型係止
金物に対して回転しないようにしておく。ユニット建物
の建築現場において、上記屋根パネル又は屋根ユニット
をクレーンで持ち上げ、屋根パネル又は屋根ユニットの
枠材(第2又は第1の構造部材)に取付固定される雌型
ジョイントピースの一端側の開口を、部屋ユニットの対
応する屋根梁(第1又は第2の構造部材)に固着された
雄型ジョイントピースのガイドピンに位置合わせした
後、屋根パネル又は屋根ユニットを部屋ユニットの上に
降ろす。これに伴って、起立片は、中空部の先細りの内
壁面に沿って撓みながら、係止片を中空部の内壁の他端
側に運ぶ。このとき、係止片は、(起立片と鋭角をなし
ているため、)中空部の内壁面を擦りながら前倒れで移
動するので、挿入が容易である。また、ロック機構によ
りガイドピンは回転しないで、最初に雄ねじ部を基板の
挿入孔に挿入したときの状態を保ち、ガイドピンが回転
して胴体部の角が起立片の動きを邪魔するようなことは
ない。係止片は、中空部の他端側の開口から排出される
と、起立片の復原力で、外方に押し出されることによ
り、雌型ジョイントピースを係止する。これにより、部
屋ユニットと屋根パネル又は屋根ユニットとが互いに接
合される。この状態において、係止片は、起立片に対し
て鋭角をなしているので、一旦、係合状態となった雄型
ジョイントピースを雌型ジョイントピースから引き抜く
ことは、至難となる。
【0012】このように、屋根パネル又は屋根ユニット
を当該屋根パネル又は屋根ユニットの自重を利用するだ
けで、迅速確実にかつ手軽に部屋ユニットに固定できる
ので、固定作業に手間がかからず、それゆえ、工期の短
縮化が図られる。また、雄型ジョイントピースはロック
機構を備えているので、雄型ジョイントピースの雄ねじ
部を雄型係止金物に取り付ける際に、雄ねじ部を単に挿
入孔に差し込むだけで、面倒な微調整を行うことなく、
ガイドピンが雄型係止金物に対して回転しないようにロ
ックすることができる。また、ロック機構によってガイ
ドピンの回転は防止されるのいで、起立片が中空部の先
細りの内壁面に沿って撓みながら、係止片を中空部の内
壁の他端側に運んでいる最中に、ガイドピンが回転して
胴体部の角が起立片の動きを邪魔するようなことはな
い。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。 ◇第1実施例 図1は、この発明の第1実施例であるワンタッチジョイ
ントの接合状態を示す垂直断面図、図2は、同ワンタッ
チジョイントの接合前の状態を示す斜視図、図3は、同
じく垂直断面図、図4は、同実施例に係る雄型ジョイン
トピースのガイドピン付き締結ボルトをクランプに取り
付ける前の状態を示す斜視図、図5(a)は、図4のD
−D線に沿う垂直断面図、図5(b)は、図4のE−E
線に沿う垂直断面図、図6は、同ワンタッチジョイント
が接合されて行く様子を段階的に示す垂直断面図、図7
は、同水平断面図、図8は、ガイドピン付き締結ボルト
のクランプに対する回転を防止するためのロック機構を
有さない雄型ジョイントピースにおいて、ガイドピン付
き締結ボルトがクランプに正しく取り付けられていない
場合に、ワンタッチジョイントが接合されて行く様子を
段階的に示す水平断面図、図9は、同実施例に係る軒先
側屋根ユニットの構成を示す分解斜視図、図10は、同
実施例に係るユニット建物の建築現場の情景を示す斜視
図である。
【0014】まず、この実施例に係る部屋ユニット1及
び軒先側屋根ユニット2Aから説明する。この例に係る
部屋ユニット1は、四隅の角型鋼柱の上下端間を溝形鋼
の屋根大梁(天井大梁)や床大梁で結び、さらに、図1
0に示すように、相対向する2本の桁側屋根大梁11,
11間に、複数の天井小梁12,12,…を差し渡すこ
とにより、箱形六面体の躯体が構成され、この躯体に壁
パネル13や窓サッシ14や床パネル等が取着されて、
ユニット建物Cの部屋部分を構成する。この部屋ユニッ
ト1の軒先側の桁側屋根大梁(以下、軒先屋根大梁とい
う)11には、図3に示すように、上部フランジ11a
の両端部に近い部位(2箇所)に、この例のワンタッチ
ジョイントを構成する雄型ジョイントピース(後述)3
をねじ止め固定するための雄型ジョイントピース取付穴
11bが設けられている。
【0015】また、この例に係る軒先側屋根ユニット2
Aは、図9に示すように、一枚の屋根パネル21と、こ
の屋根パネル21の両妻側端を支持する一対の妻トラス
22,22とが組まれて、ユニット建物Cの軒先側の切
妻屋根部分を構成する。屋根パネル21は、いずれも溝
形鋼からなる桁側軒梁211(以下、単に軒梁という)
及び桁側継梁212と、これら軒梁211及び桁側継梁
212の上面に両梁211,212とは直交した延在方
向で並設された複数のたる木213,213,…と、こ
れらのたる木213,213,…の上面に固定された野
地板(屋根下地材)214とで構成されている。軒梁2
11には、下部フランジ211aの両端部に近い部位
(つまり、部屋ユニット1上部の雄型ジョイントピース
取付穴11bに対応する2箇所)に、雄型ジョイントピ
ース3を差し込ませるための雄型ジョイントピース挿通
孔211bが設けられている。桁側継梁212には、図
示せぬウェブの両端部に近い部位に、棟側屋根ユニット
2Bの軒側継梁とボルト接合するための固定具挿通孔が
設けられている。妻トラス梁22,22は、下枠221
と、縦枠222と、上枠223とを略三角形に組付して
トラス枠組が構成されている。この軒先側屋根ユニット
2Aの組立は、まず、妻トラス22,22を所定の間隔
で並設し、次に、屋根パネル21の桁側軒梁211と妻
トラス梁と22,22とを相互に結合すると共に、桁側
継梁212と妻トラス梁22,22とを相互に結合す
る。
【0016】次に、この例のワンタッチジョイントにつ
いて説明する。この例のワンタッチジョイントは、建築
現場においてユニット建物Cを組み立てる際に、軒先側
屋根ユニット2Aを、当該軒先側屋根ユニット2Aの自
重を利用するだけで、部屋ユニット1の上部にワンタッ
チで固定できる緊結金物であり、固定に先立って、部屋
ユニット1の軒先側上部である軒先屋根大梁11に予め
工場にて取付固定される雄型ジョイントピース3と、軒
先側屋根ユニット2Aの軒梁211に予め取付固定され
る雌型ジョイントピース4とからなっている。なお、部
屋ユニット1の軒先屋根大梁11と軒先側屋根ユニット
2Aの軒梁211とを接合するために、この例では、図
10に示すように、2個のワンタッチジョイント(つま
り、各2個の雄型ジョイントピース3,3と雌型ジョイ
ントピース4,4)が用いられている。
【0017】上記雄型ジョイントピース3は、図1乃至
図5に示すように、雌型ジョイントピース4を係止する
ためのクランプ(係止金物)31とこのクランプ31を
受ける受け台32と、クランプ31を固定し、かつ、軒
先側屋根ユニット2Aを部屋ユニット1の上に降ろす際
に位置決めするためのガイドピン付き締結ボルト33と
六角ナット34とからなっている。上記クランプ31
は、中央部にガイドピン付き締結ボルト33を挿通させ
るためのボルト挿通孔311aを有する基底片311
と、この基底片311の両端縁から直角に屈曲起立した
一対の起立片312,312とからなるコ字部を有し、
このコ字部の両上端縁(起立片の上端縁)には、雌型ジ
ョイントピース4を係止する一対の爪部(係止片)31
3,313が、それぞれ、起立片312の側に折り返す
態様で、外方に所定の傾斜角βで、屈曲延設されてなっ
ている。ここで、起立片312は、所定の長さL(例え
ば、30mm〜50mm)に設定され、所定の挿入荷重
(後述)の作用で必要規模の可撓性を示すように、その
厚み、長さ、材質等が決められている。上記受け台32
は、短円柱形の部材であり、中央部には、ガイドピン付
き締結ボルト33を挿通させるためのボルト挿通孔32
aが穿設されている。
【0018】ガイドピン付き締結ボルト33は、雄ねじ
を切られた軸部331に断面が略矩形の頭部332が取
着されたボルト部と、頭部332の上面に取着された、
断面が略矩形の胴体部333の上端にテーパ状の先端部
334を有するガイドピン部とからなっている。ここ
で、頭部332は、略矩形の断面の両短辺側の側面から
鉛直下方に延設された垂下片332a,332aを有
し、ガイドピン付き締結ボルト33の軸部331が基底
片のボルト挿入孔311aに挿入され頭部332の下面
が基底片311の上面に当接される際に、両垂下片33
2a,332aが基底片311の起立片312,312
が設けられていない端縁部の側端面に当接し、かつ、両
側端面側から挟持することで、ガイドピン付き締結ボル
ト33が基底片に対して回転するのを防止する。また、
胴体部333は、ガイドピン付き締結ボルト33の軸部
331が基底片311のボルト挿入孔311aに挿入さ
れ頭部332の下面が基底片311の上面に当接される
際に、略垂直に起立した状態の起立片312,312の
内側の面と胴体部333の略矩形の断面の長辺側の側面
が略平行になるように、頭部332に取着されている。
部屋ユニット1の軒先屋根大梁11に先端部334を上
向きにした状態でボルト接合され、軒先側屋根ユニット
2Aを部屋ユニット1の軒先屋根大梁11の上に載せて
固定する際には、軒先側屋根ユニット2Aの対応する枠
材に開けた雄型ジョイントピース取付穴11bから挿通
される。
【0019】上記構成の雄型ジョイントピース3を部屋
ユニット1の屋根梁11の上部フランジ11aに固定す
るには、ボルト挿通孔11b,32aの軸心を相互に一
致させた状態で、上部フランジ11a上面に受け台32
を載せ、次いで、この受け台32の上面に基底片311
を当接状態にし、かつ、ボルト挿通孔11b,32a,
311aを相互に一致させた状態で、クランプ31を載
せた後、それぞれのボルト挿通孔11b,32a,31
1aにガイドピン付き締結ボルト33を通し、両垂下片
333a,333aの内側の面が基底片311の起立片
312,312が設けられていない端縁部の側端面に当
接し 、かつ、両側端面側から挟持する状態で、頭部3
32の下面を基底片311の上面に当接させてねじ止め
固定する。このとき、起立片312,312の内側の面
と胴体部333の略矩形の断面の長辺側の両側面は略平
行に配置されている。
【0020】次に、雌型ジョイントピース4は、雄型ジ
ョイントピース3(クランプ31の爪部)によって係止
される中空円筒のシリンダ(被係止金物)41と、この
シリンダ41を軒先側屋根ユニット2Aの接合部位に螺
着して固定するための受けナット42とからなってい
る。上記シリンダ41は、受けナット42に螺合するた
めの雄ねじ部411と、雄型ジョイントピース3を下方
から受け入れるための中空部412を有している。この
中空部412は両端開口で、その内壁は、角度α(図
3)の傾斜で上方に行くほど先細りする形状となり、下
端開口では一対の爪部313,313を楽に挿入できる
広がりを有するが、上端開口では、狭くなっていて、そ
の広がりは、一対の起立片312,312の外表面間の
距離(コ字部の外寸法)に略等しく設定されている。ま
た、シリンダ41の上端面413には、外方に向かって
流れる状態に所定の勾配(この例では、クランプ31の
爪部313と同じ傾斜角β)を持たせてある。それゆ
え、ワンタッチジョイントの接合状態においては、図1
に示すように、クランプ31の一対の爪部313,31
3は、中空部412を貫通し、シリンダ41の上端面4
13(被係止面)に当接状態に這い出て、シリンダ41
を係止することとなる。上記構成の雌型ジョイントピー
ス4を軒先側屋根ユニット2Aの桁側軒梁211に固定
するには、まず、受けナット42を、予め工場で桁側軒
梁211の下部フランジ211aの上面(内面)の接合
部位に、雄型ジョイントピース挿通孔211bと軸心を
共通にした状態で、溶接により固着する。次に、固着し
た受けナット42にシリンダ41を螺合して取り付け
る。
【0021】次に、図3乃至図5を参照して、軒先側屋
根ユニット2Aを部屋ユニット1の上に据え付ける際の
施工について説明する。これらのユニット1,3は、予
め工場で生産され、図10に示すように、建築現場にお
いて施工、組立される。なお、この例では、雌型ジョイ
ントピース4は、予め工場にて軒先側屋根ユニット2A
に取り付けられ、一方、雄型ジョイントピース3は、建
築現場にて取り付けられる。ここで、上述したように、
雄型ジョイントピース3のガイドピン付き締結ボルト3
3をクランプ31に取り付ける際には、垂下片333
a,333aが基底片311の側端面側から挟持させ
て、ガイドピン部がクランプ31に対して回転しないよ
うにされている。組立は、まず、部屋ユニット1をクレ
ーンKで吊り上げ基礎Gの上に据え付けられて相互に連
結した後、雄型ジョイントピース3を屋根梁11にボル
ト締めして固定し、次に、軒先側屋根ユニット2Aをク
レーンKで吊り上げ(同図)、対応する部屋ユニット1
の上部に据え付ける。このとき、図2及び図3に示すよ
うに、部屋ユニット1側の屋根梁11と、軒先側屋根ユ
ニット2A側の桁側軒梁211とを近接対置させて、対
応する接合部位同士を大まかに位置合わせした後、ガイ
ドピン付き締結ボルト33のガイドピン部の案内にした
がって、図6(a)及び図7(a)に示すように、雄型
ジョイントピース3のクランプ31を桁側軒梁211の
雄型ジョイントピース挿通孔211bに挿入した状態に
して、軒先側屋根ユニット2Aを部屋ユニット1の上部
に降ろして行く。すると、クランプ31の爪部313,
313は、シリンダ41の中空部412が先細りの形状
となっているので、中空部412の内壁の傾斜面に接触
する。
【0022】軒先側屋根ユニット2Aを引き続き降ろし
て行くと、図6(b)及び図7(b)同図(b)に示す
ように、クランプ31の起立片312,312は、必要
規模の挿入荷重を受けて、中空部412の先細りの内壁
面に沿って撓みながら、爪部313,313を中空部4
12の上端側に運ぶ(それゆえ、自然に接合部位同士の
位置合わせがなされる)。ここで、挿入荷重とは、軒先
側屋根ユニット2Aの自重を当該軒先側屋根ユニット2
Aに取り付けられた雌型ジョイントピース4の個数で割
った値、すなわち、1個の当たりの雌型ジョイントピー
ス4に加えられる垂直荷重である。このとき、爪部31
3,313は、起立片312,312と鋭角をなしてお
り、中空部412の内壁面を擦りながら前倒れで移動す
るので、挿入作業は容易に行われる。さらに、ガイドピ
ン付き締結ボルト33をクランプ31に取り付ける際
に、略垂直に起立した状態の起立片312,312の内
側の面と胴体部333の略矩形の断面の長辺側の側面が
略平行になるようにされ、かつ、垂下片332a,33
2aが基底片311の側端面側から挟持してさせて、ガ
イドピン部がクランプ31に対して回転しないようにロ
ックしているため、図7(b)に示すように、起立片3
13,313が胴体部333に最も接近した場合でも、
胴体部333の角が起立片312,312の動きを邪魔
して必要な挿入荷重が増大するようなことはない。
【0023】爪部313,313は、中空部412を貫
通して、その上端側の開口から排出されると、図6
(c)及び図7(c)に示すように、起立片312,3
12の復原力で、シリンダ41の上端面413(被係止
面)に沿って互いに拡開し、これにより、雌型ジョイン
トピース4(中空部材41)を係止する。この状態にお
いて、爪部313,313は、起立片312,312に
対して鋭角をなしているので、一旦、係合状態となった
雄型ジョイントピース3を雌型ジョイントピース4から
引き抜くことは、至難となる。それゆえ、必要規模の挿
入荷重が作用する場合には、軒先側屋根ユニット2Aを
部屋ユニット1の上部に降ろすだけで、両ユニット1,
2を互いに確実に接合される。
【0024】上記構成によれば、雌型ジョイントピース
4の一端側の開口から雄型ジョイントピース3を所定の
挿入荷重で挿入すれば、起立片312は、中空部412
の先細りの内壁面に沿って撓みながら、その先端部は他
端側の開口へ進み、これに伴い、爪部313は、起立片
312と鋭角をなしているため、中空部412の内壁面
を擦りながら前倒れで移動するので、挿入が容易であ
る。また、接合状態においては、一対の爪部313,3
13は、互いに拡開して、かつ起立片312,312に
対して鋭角をなして雌型ジョイントピース4を係止する
ので、一旦、係合状態となった雄型ジョイントピース3
を雌型ジョイントピース4から引き抜くことは、至難と
なり、接合は確実になされる。それ故、軒先側屋根ユニ
ット2Aを当該軒先側屋根ユニット2Aの自重を利用す
るだけで、迅速確実にかつ手軽に部屋ユニット1に固定
できるので、固定作業に手間がかからず、それゆえ、工
期の短縮化が図られる。
【0025】また、ガイドピン付き締結ボルト33の頭
部332は、略矩形の断面の両短辺側の側面から鉛直下
方に延設された垂下片333a,333aを備えている
ので、雄型ジョイントピース3のガイドピン付き締結ボ
ルト33をクランプ31に取り付ける際に、ガイドピン
付き締結ボルト33を単に挿入孔に差し込むだけで、面
倒な微調整を行うことなく、ガイドピン部がクランプ3
1に対して回転しないようにロックすることができる。
また、一旦、ガイドピン付き締結ボルト33がクランプ
31に取り付けられれば、ガイドピン部の回転は防止さ
れるので、起立片312,312が中空部412の先細
りの内壁面に沿って撓みながら、爪部313,313を
中空部412の内壁の他端側に運んでいる最中に、ガイ
ドピン部が回転して胴体部333の角が起立片312,
312の動きを邪魔して必要な挿入荷重が増大するよう
なことはない。すなわち、ガイドピン付き締結ボルトの
クランプ3に対する回転を防止するためのロック機構を
有さない雄型ジョイントピースにおいて、ガイドピン付
き締結ボルトをクランプ31に取り付ける際に、例え
ば、図8(a)に示すように胴体部333Xを起立片3
12,312に対して角度をもたせてしまった場合は、
両ジョイントピースの結合の過程で爪部313,313
が中空部412の内壁を上昇している最中に、同図
(b)に示すように、起立片312,312が胴体部3
33Xの角に当たってしまって必要な挿入荷重が増大
し、最悪の場合は両ジョイントピースが完全に結合され
なくなることあるが、このような事態を回避できる。さ
らに、雄型ジョイントピース3はガイドピン部を有して
いるので、軒先側屋根ユニット2Aを部屋ユニット1の
上に降ろして、軒先側屋根ユニット2Aの枠材に取付固
定される雌型ジョイントピース4一端側の開口を部屋ユ
ニット1の対応する屋根梁に固着された雄型ジョイント
ピース3に挿入する際、位置合わせが容易にでき、か
つ、円滑に挿入することができる。それ故、軒先側屋根
ユニット2Aの固定作業を短時間で行うことができる。
【0026】◇第2実施例 図11は、この発明の第2実施例に係る雄型ジョイント
ピースのガイドピン付き締結ボルトをクランプに取り付
ける前の状態を示す斜視図、図12(a)は、図11の
F−F線に沿う垂直断面図、また、図12(b)は、図
11のH−H線に沿う垂直断面図である。この第2実施
例のワンタッチジョイントが、上述の第1実施例と大き
く異なるところは、第1実施例のワンタッチジョイント
においては、ガイドピン付き締結ボルト33の頭部33
2に一対の垂下片332a,332aを設けて、基底片
311の起立片312,312が設けられていない端縁
部の側端面に当接し、かつ、両側端面側から挟持するこ
とで、ガイドピン付き締結ボルト33がクランプ31に
対して回転しないようにロックしたのに代えて、基底片
のボルト挿通孔の端縁部に切欠部を、頭部の下面に凸部
を設けて、両者が嵌合するようにガイドピン付き締結ボ
ルトをクランプに取り付けて、ガイドピン付き締結ボル
トがクランプに対して回転しないようにロックできる構
成とした点である。これ以外の点では、第1実施例(図
1)の構成各部と略同一構成であるので、第1実施例の
構成部分と対応する各部には同一の符号を付してその説
明を省略する。
【0027】図11及び図12に示すように、雄型ジョ
イントピースは、雌型ジョイントピース4を係止するた
めのクランプ(係止金物)31aとこのクランプ31a
を受ける受け台32と、クランプ31aを固定し、か
つ、軒先側屋根ユニット2Aを部屋ユニット1の上に降
ろす際に位置決めするためのガイドピン付き締結ボルト
33aと六角ナット34とからなっている。クランプ3
1aは、中央部にガイドピン付き締結ボルト33aを挿
通させるためのボルト挿通孔311cを有する基底片3
11b有し、ボルト挿通孔311cの端縁部には2箇所
に切欠部311d,311dが設けられている。ガイド
ピン付き締結ボルト33aは、雄ねじを切られた軸部3
31に断面が略矩形の頭部332bが取着されたボルト
部と、頭部332bの上面に取着された、断面が略矩形
の胴体部333の上端にテーパ状の先端部334を有す
るガイドピン部とからなっている。ここで、頭部332
bの下面の、ガイドピン付き締結ボルト33aがクラン
プ31aに取り付けられる際に上記切欠部311d,3
11dに対応する部位には、ガイドピン付き締結ボルト
33aがクランプ31aに対して回転するのを防止し、
ガイドピン部の胴体部333の略矩形の断面の長辺側の
側面と起立片312,312の内側の面とが平行な状態
を保つ態様に、切欠部311d,311dに対応する形
状及び大きさの凸部332c,332cが設けられてい
る。
【0028】上記構成の雄型ジョイントピース3aを部
屋ユニット1の屋根梁11の上部フランジ11aに固定
するには、ボルト挿通孔11b,32aの軸心を相互に
一致させた状態で、上部フランジ11a上面に受け台3
2を載せ、次いで、この受け台32の上面に基底片31
1b当接状態にし、かつ、ボルト挿通孔11b,32
a,311cを相互に一致させた状態で、クランプ31
aを載せた後、切欠部311d,311dに凸部332
c,332cが嵌合するように、それぞれのボルト挿通
孔11b,32a,311cにガイドピン付き締結ボル
ト33aを通し、頭部332bの下面を基底片311b
の上面に当接させてねじ止め固定する。このとき、起立
片312,312の内側の面と胴体部333の略矩形の
断面の長辺側の両側面は略平行に配置されている。な
お、この第2実施例のワンタッチジョイントの動作につ
いては、第1実施例の動作と略同一であるので、その説
明を省略する。
【0029】上記構成によれば、ガイドピン付き締結ボ
ルト33aの頭部332bは、基底片311bのボルト
挿通孔311cの端縁部に切欠部311d,311d
を、頭部の下面に上記切欠部311d,311dに対応
した凸部332c,332cを設けてあるので、雄型ジ
ョイントピースのガイドピン付き締結ボルト33aをク
ランプ31aに取り付ける際に、切欠部311d,31
1dと凸部332c,332cとが嵌合するようにし
て、ガイドピン付き締結ボルト33aを単にボルト挿入
孔311cに差し込むだけで、面倒な微調整を行うこと
なく、ガイドピン部がクランプ31aに対して回転しな
いようにロックすることができる。また、一旦、ガイド
ピン付き締結ボルト33aがクランプ31aに取り付け
られれば、ガイドピン部の回転は防止されるので、起立
片312,312が中空部412の先細りの内壁面に沿
って撓みながら、爪部313,313を中空部412の
内壁の他端側に運んでいる最中に、ガイドピン部が回転
して胴体部333の角が起立片312,312の動きを
邪魔して必要な挿入荷重が増大するようなことはない。
【0030】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、この発明
のワンタッチジョイントを妻トラス梁と部屋ユニットと
の接合に用いても良い。また、上述した第1実施例にお
いては、ガイドピン付き締結ボルト33の頭部333の
一対の垂下片332a,332aが基底片311の起立
片312,312が設けられていない端縁部の側端面に
当接し、かつ、両側端面側から挟持することで、ガイド
ピン付き締結ボルト33がクランプに対して回転しない
ようにロックされるようにしたが、垂下片は、一対でな
く、どちらか一方のみの構成としても良い。
【0031】また、上述した第2実施例においては、基
底片311bのボルト挿通孔311cの端縁部に設けら
れた切欠部311dに頭部の下面の凸部332cが嵌合
するように、ガイドピン付き締結ボルト33aをクラン
プ31aに取り付けて、ガイドピン付き締結ボルト33
aがクランプ31aに対して回転しないようにロックさ
れるようにしたが、切欠部及び凸部は一対と限らず二対
以上でも良いし、加えて、例えば、頭部の下面側に単数
又は複数の略半円状の凹部を、基底片の上面側に上記凹
部と対応する凸部を設けて、嵌合されるようにしても良
い。また、上述した第1実施例の変形例として、図13
に示すように、一対の垂下片332a,332aに代え
て、頭部332cの矩形の断面の長辺側の面の中央部か
ら垂直に外方へ固定片332d,332dを取着し、起
立片312a,312aの下部の中央部には上記固定片
332d,332dを嵌挿するためのスリット状孔31
2b,312bを設けて、上記スリット状孔312b,
312bに上記固定片332d,332dを嵌挿させて
るようにガイドピン付き締結ボルト33bをクランプ3
1bに取り付けて、ガイドピン付き締結ボルト33bが
クランプ31bに対して回転しないようにロックされる
構成としても良い。
【0032】また、シリンダ41の上端開口は、円形開
口に限らず、楕円開口、矩形開口、その他の形状の開口
でも良い。また、シリンダ41と受けナット42とを、
当初から、一体加工により製作しても良い。また、板状
の基体(基底片)に代えて、バルク状の基体でも良い。
また、上述の実施例では、軒先側屋根ユニット2Aに雌
型ジョイントピース4を予め取着し、部屋ユニット1に
雄型ジョイントピース3を予め取着する場合について述
べたが、これと逆の組み合わせ、すなわち、軒先側屋根
ユニット2Aに雄型ジョイントピース3を予め取着し、
部屋ユニット1に雌型ジョイントピース4を予め取着す
るようにしても良い。また、雄型ジョイントピース3を
構成する起立片の数は、一対に限らず、複数対でも良
い。また、対に限らず、奇数個でも良い。さらに、部屋
ユニットと屋根パネル等との接合に限定されない。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のワンタ
ッチジョイントの構成によれば、雌型ジョイントピース
の一端側の開口から雄型ジョイントピースを所定の挿入
荷重で挿入すれば、起立片は、中空部の先細りの内壁面
に沿って撓みながら、その先端部は他端側の開口へ進
み、これに伴い、係止片は、起立片と鋭角をなしている
ため、中空部の内壁面を擦りながら前倒れで移動するの
で、挿入が容易である。また、接合状態においては、一
対の係止片は、互いに拡開して、かつ起立片に対して鋭
角をなして雌型ジョイントピースを係止するので、一
旦、係合状態となった雄型ジョイントピースを雌型ジョ
イントピースから引き抜くことは、至難となり、接合は
確実になされる。それ故、例えば、屋根パネル又は屋根
ユニットを当該屋根パネル又は屋根ユニットの自重を利
用するだけで、迅速確実にかつ手軽に部屋ユニットに固
定できるので、固定作業に手間がかからず、それゆえ、
工期の短縮化が図られる。
【0034】また、雄型ジョイントピースはロック機構
を備えているので、雄型ジョイントピースの雄ねじ部を
雄型係止金物に取り付ける際に、雄ねじ部を単に挿入孔
に差し込むだけで、面倒な微調整を行うことなく、ガイ
ドピンが雄型係止金物に対して回転しないようにロック
することができる。また、一旦、雄ねじ部が雄型係止金
物に取り付けられれば、ロック機構によってガイドピン
の回転は防止されるので、起立片が中空部の先細りの内
壁面に沿って撓みながら、係止片を中空部の内壁の他端
側に運んでいる最中に、ガイドピンが回転して胴体部の
角が起立片の動きを邪魔して必要な挿入荷重が増大する
ようなことはない。
【0035】さらに、雄型ジョイントピースはガイドピ
ンを有しているので、屋根パネル又は屋根ユニットを部
屋ユニットの上に降ろして、屋根パネル又は屋根ユニッ
トの枠材に取付固定される雌型ジョイントピースの一端
側の開口を部屋ユニットの対応する屋根梁に固着された
雄型ジョイントピースに挿入する際、位置合わせが容易
にでき、かつ、円滑に挿入することができる。それ故、
屋根パネル又は屋根ユニットの固定作業を短時間で行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例であるワンタッチジョイ
ントの接合状態を示す垂直断面図である。
【図2】同ワンタッチジョイントの接合前の状態を示す
斜視図である。
【図3】同垂直断面図である。
【図4】同実施例に係る雄型ジョイントピースのガイド
ピン付き締結ボルトをクランプに取り付ける前の状態を
示す斜視図である。
【図5】(a)は、図4のD−D線に沿う垂直断面図、
(b)は、図4のE−E線に沿う垂直断面図同ワンタッ
チジョイントが接合されて行く様子を段階的に示す図で
ある。
【図6】同ワンタッチジョイントが接合されて行く様子
を段階的に示す垂直断面図である。
【図7】同水平断面図である。
【図8】ガイドピン付き締結ボルトのクランプに対する
回転を防止するためのロック機構を有さない雄型ジョイ
ントピースにおいて、ガイドピン付き締結ボルトがクラ
ンプに正しく取り付けられていない場合に、ワンタッチ
ジョイントが接合されて行く様子を段階的に示す水平断
面図である。
【図9】同実施例に係る軒先側屋根ユニットの構成を示
す分解斜視図である。
【図10】同実施例に係るユニット建物の建築現場の情
景を示す斜視図である。
【図11】この発明の第2実施例に係る雄型ジョイント
ピースのガイドピン付き締結ボルトをクランプに取り付
ける前の状態を示す斜視図である。
【図12】(a)は、図11のF−F線に沿う垂直断面
図、(b)は、図11のH−H線に沿う垂直断面図であ
る。
【図13】この発明の第1実施例に係る雄型ジョイント
ピースの変形例を示す斜視図である。
【図14】従来技術を説明するための斜視図である。
【符号の説明】
1 部屋ユニット 11 軒先屋根大梁(屋根梁) 2A 軒先側屋根ユニット 21 屋根パネル 211 軒梁 211b 雄型ジョイントピース挿通孔 3 雄型ジョイントピース 31,31a,31b クランプ(雄型係止金物) 311,311b 基底片(基体) 311a,311c ボルト挿通孔(挿通孔) 311d 切欠部(ロック機構) 312,312a 起立片 313 爪部(係止片) 33,33a,33b ガイドピン付き締結ボルト
(ガイドピン、雄ねじ部) 331 軸部(雄ねじ部) 332,332b 頭部(雄ねじ部) 332a 垂下片(ロック機構 ) 332c 凸部(ロック機構) 333 胴体部 334 先端部 34 六角ナット(雌ねじ部) 4 雌型ジョイントピース 41 シリンダ 412 中空部 413 シリンダの上端面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 7/04 E04B 7/04 B

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の建築用構造部材に取付固定される
    雄型ジョイントピースを第2の建築用構造部材に取付固
    定される雌型ジョイントピースに所定の挿入荷重で挿入
    すると、両ジョイントピースが互いに係止状態となるこ
    とで第1の建築用構造部材と第2の建築用構造部材とを
    互いに接合するワンタッチジョイントであって、 前記雄型ジョイントピースは、第1の建築用構造部材に
    取付固定される基体と、該基体から起立すると共に前記
    所定の挿入荷重で可撓性を示す起立片と、各起立片の先
    端縁から外方に屈曲延設された係止片とからなる雄型係
    止金物と、該雄型係止金物を前記雌型ジョイントピース
    に挿入するためのガイドピンと、前記ガイドピンの前記
    雄型係止金物に対する回転を防止するためのロック機構
    とを備え、かつ前記雌型ジョイントピースは、一端側の
    開口から前記雄型ジョイントピースを前記所定の挿入荷
    重で挿入すれば、他端側の開口から雄型ジョイントピー
    スの係止片を排出させる両端開口の中空部を有する雌型
    係止金物を備えていることを特徴とするワンタッチジョ
    イント。
  2. 【請求項2】 屋根パネル又は屋根ユニットを当該屋根
    パネル又は屋根ユニットの自重を利用して部屋ユニット
    の屋根梁に固定することのできるワンタッチジョイント
    であって、 前記屋根パネル又は屋根ユニットを前記部屋ユニットの
    屋根梁の上に載せて固定する際には、部屋ユニットの屋
    根梁に固着される雄型ジョイントピースを、前記屋根パ
    ネル又は屋根ユニットの対応する枠材に取付固定される
    雌型ジョイントピースに所定の挿入荷重で挿入して行く
    と、ある段階で両ジョイントピースが互いに係止状態と
    なることで前記屋根パネル又は屋根ユニットと前記部屋
    ユニットとを互いに接合し、 前記雄型ジョイントピースは、前記部屋ユニットに取付
    固定される基体と、該基体から略垂直に起立すると共に
    前記所定の挿入荷重で可撓性を示す単数又は複数の起立
    片と、各起立片の先端縁から外方にかつ対応する起立片
    と所定の鋭角をなして屈曲延設された係止片とからなる
    雄型係止金物と、前記雄型ジョイントピースを前記雌型
    ジョイントピースに挿入するためのガイドピンと、前記
    雄型係止金物を前記屋根パネル又は屋根ユニットに固定
    する固定部材と、前記ガイドピンの前記雄型係止金物に
    対する回転を防止するためのロック機構とを備え、 前記雌型ジョイントピースは、一端側の開口から前記雄
    型ジョイントピースを前記所定の挿入荷重で挿入すれ
    ば、他端側の開口から雄型ジョイントピースの係止片の
    みを排出させる両端開口の中空部を有すると共に、前記
    他端側の端面のうち、前記係止片が排出される領域は、
    前記雄型ジョイントピースの挿入方向と所定の鋭角をな
    す傾斜端面とされている雌型係止金物を備え、前記中空
    部の内壁は、前記一端側の開口から他端側の開口に向け
    て先細りの形状とされていることを特徴とするワンタッ
    チジョイント。
  3. 【請求項3】 前記固定部材は頭部に前記ロック機構を
    有する雄ねじ部と、該雄ねじ部に螺合する雌ねじ部とか
    らなり、前記雄ねじ部の頭部には前記ガイドピンが上方
    に一体延設され、かつ、 前記基体は前記雄ねじ部を挿通するための挿通孔を有
    し、前記雄型係止金物は前記雄ねじ部が前記挿通孔に挿
    通され前記雄ねじ部と雌ねじ部とが螺合して前記基体の
    両側から締め付けることによって前記部屋ユニット又は
    前記屋根パネル又は屋根ユニットに取付固定され、 前記ガイドピンは、テーパ状の先端部と断面が偏平形の
    胴体部とを備えてなることを特徴とする請求項2記載の
    ワンタッチジョイント。
  4. 【請求項4】 前記ロック機構は、前記頭部の側面から
    前記軸部側に略垂直に延設された固定片を有し、 前記雄ねじ部が前記基体の挿入孔に挿入され前記頭部の
    軸部側の面が前記基体の前記起立片側の面に当接される
    際に、前記固定片が前記基体の前記起立片が設けられて
    いない端縁部の側端面に当接されて前記ガイドピンが前
    記雄型係止金物に対して回転するのを防止し前記ガイド
    ピンの胴体部の断面長手方向と前記起立片の内側の面と
    が平行な状態を保つ構成としたことを特徴とする請求項
    3記載のワンタッチジョイント。
  5. 【請求項5】 前記ロック機構は、前記基体の挿通孔の
    端縁部の所定の部位に設けられた切欠部と、前記雄ねじ
    部の頭部の軸部側の面の所定の部位に前記切欠部に略対
    応する形状及び大きさの凸部とを有し、前記雄ねじ部が
    前記基体の挿入孔に挿入され前記頭部の軸部側の面が前
    記基体の前記起立片側の面に当接される際に、前記凸部
    が前記切欠部に嵌合して前記ガイドピンが前記雄型係止
    金物に対して回転するのを防止し前記ガイドピンの胴体
    部の断面長手方向と前記起立片の内側の面とが平行な状
    態を保つ構成としたことを特徴とする請求項3又は4記
    載のワンタッチジョイント。
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