JPH09209560A - 収納庫付き建物 - Google Patents

収納庫付き建物

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JPH09209560A
JPH09209560A JP8111039A JP11103996A JPH09209560A JP H09209560 A JPH09209560 A JP H09209560A JP 8111039 A JP8111039 A JP 8111039A JP 11103996 A JP11103996 A JP 11103996A JP H09209560 A JPH09209560 A JP H09209560A
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JP
Japan
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storage
floor
building
supported
guided
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Application number
JP8111039A
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English (en)
Inventor
Etsuo Taniguchi
悦雄 谷口
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Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 円板状の受け板を中央の回転支持部のみで支
持する形式は、受け板に偏荷重が作用したとき回転支持
部に過負荷が生じて損傷し易く、偏荷重による傾きによ
って物品の落下などを招き易く、ハンドル回転が重いこ
とから、軽重量の物品しか取り扱えない。 【解決手段】 収納体30,31を移動して目的とする部分
を出し入れ口55に対向させることで、床板7上と収納体
30,31との間で物品の入出庫を行える。収納体30,31の
移動は、被ガイド体45を介してガイド体20に吊り下げ状
に支持案内されて一定経路9上で安定して行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば高層住宅
やオフィスなどの建物において、その一階床下、二階床
下(一階天井裏)などのデッドスペースを利用して収納
庫を配設した収納庫付き建物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の構成としては、たとえば
実公平2−1066号公報に見られる床下収納装置が提供さ
れている。この従来構成は、地面側に軸受を設け、受け
板から垂設された回転軸を軸受に上方から嵌合させるこ
とで、受け板を縦軸心の回りに回転自在に構成してい
る。そして受け板の上方において床部に開口が形成さ
れ、この開口を開閉自在な蓋体が設けられている。
【0003】この従来構成によると、蓋体を取り外して
開口を開放させたのち、この開口側から回転軸の上端に
取り付けたハンドルを回転操作することにより、受け板
を回転し得、そして開口を通して、受け板上に対して物
品の出し入れを行える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来構成によ
ると、円板状の受け板を中央の回転支持部(回転軸と軸
受)のみで支持していることから、受け板に偏荷重が作
用したとき回転支持部に過負荷が生じて損傷し易く、ま
た偏荷重による傾きによって物品の落下などを招き易
く、さらにハンドルによる回転操作は重くて容易に行え
ない。このようなことから、軽重量の物品しか取り扱え
ないなどの問題がある。
【0005】そこで本発明のうち請求項1記載の発明
は、重量が大の物品でも容易に安定して取り扱える収納
庫付き建物を提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の収納庫付き建物
は、建物は、階層を形成する床と、この床に対して上方
に突出した梁部とを有し、前記床の上方に複数の大引ビ
ームを介して床板を配設して、これら床と床板との間に
梁部の高さに相当する収納スペースを形成し、この収納
スペース内で前記床板の下方に、前記大引ビーム間で支
持されるガイド体を配設し、このガイド体に被ガイド体
を介して吊り下げ状に支持案内されて、一定経路上で移
動自在な収納体を設け、前記床板に、少なくとも一部が
前記一定経路の一部に上方から対向する出し入れ口を設
けるとともに、この出し入れ口を開閉自在な蓋体を設け
たことを特徴としたものである。
【0007】したがって請求項1の発明によると、収納
スペースは、梁部の高さに相当することから、デッドス
ペースを利用して、各階の占有高さを高くすることなく
形成し得る。そして蓋体を開動して出し入れ口を開放
し、次いで収納体を移動させて目的とする部分を出し入
れ口に対向させることで、床板上と収納体との間で物品
(被収納物)の出し入れを行え、その後に蓋体を閉動し
て出し入れ口を閉塞することで、一連の入出庫を行え
る。その際に収納体の移動は、被ガイド体を介してガイ
ド体に吊り下げ状に支持案内されて一定経路上で安定し
て行われる。
【0008】また本発明の請求項2記載の収納庫付き建
物は、上記した請求項1記載の構成において、収納体の
少なくとも一側に、一定経路に沿った手動操作部を立設
したことを特徴としたものである。
【0009】したがって請求項2の発明によると、収納
体の移動は、出し入れ口を通して収納体側の手動操作部
を把持し、人力によって収納体を押し引き移動させるこ
とで、ガイド体に吊り下げ状に支持案内されて軽く容易
に行われる。
【0010】そして本発明の請求項3記載の収納庫付き
建物は、上記した請求項1記載の構成において、ガイド
体をレール体により形成するとともに、被ガイド体を輪
体により形成したことを特徴としたものである。
【0011】したがって請求項3の発明によると、収納
体の移動は、複数の輪体がレール体に支持案内されるこ
とで、一定経路上において安定して行われる。さらに本
発明の請求項4記載の収納庫付き建物は、上記した請求
項1記載の構成において、収納体の本体上に物品収納用
のコンテナを載置自在に構成したことを特徴としたもの
である。
【0012】したがって請求項4の発明によると、収納
体に対する物品の出し入れは、コンテナ群に対して仕分
けしながらかつ荷崩れなど生じることなく行える。しか
も本発明の請求項5記載の収納庫付き建物は、上記した
請求項1記載の構成において、収納体の本体上に物品収
納用のコンテナを、一定経路に沿って複数個でかつ複数
列で載置自在に構成したことを特徴としたものである。
【0013】したがって請求項5の発明によると、収納
体上のコンテナ群を利用して多量の物品を収納し得る。
また本発明の請求項6記載の収納庫付き建物は、上記し
た請求項1記載の構成において、被ガイド体を輪体によ
り形成し、ガイド体は、輪体の支持案内を行う上向きの
レール部と、輪体の転動経路の外側方と上方とを覆うカ
バー部とにより形成したことを特徴としたものである。
【0014】したがって請求項6の発明によると、カバ
ー部によって、転動経路への他物の進入を防止し得、常
に円滑で安定した押し引き移動を行える。そして本発明
の請求項7記載の収納庫付き建物は、上記した請求項1
記載の構成において、大引ビームからの吊り部材により
ガイド体を支持するとともに、この吊り部材を支え装置
により床側で支えることを特徴としたものである。
【0015】したがって請求項7の発明によると、収納
体側の荷重が掛かるガイド体を、吊り部材を介して大引
ビーム側で吊り支持し、この吊り部材を、支え装置を介
して床側で支え支持することによって、このガイド体の
配設を正確にかつ安定して行える。
【0016】さらに本発明の請求項8記載の収納庫付き
建物は、上記した請求項1記載の構成において、収納体
の少なくとも一側に、一定経路に沿った手動操作部を収
納体内に向けて横方向に連設したことを特徴としたもの
である。
【0017】したがって請求項8の発明によると、手動
操作部を格納体内に位置させることで、収納体の上縁を
床板側に十分に接近し得、収納スペースを高さ方向にお
いて十分に有効利用し得る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の第一の実施の形
態を図1〜図6に基づいて説明する。図1、図2におい
て、高層住宅(建物の一例)1は、階層を形成する床2
や室区画の側壁3などからなり、床2と側壁3とからな
るコーナ部や中間部などには、床2に対して上方に突出
した梁部(逆梁)4が形成されている。そして床2の上
方には、支え装置10を介して複数の大引ビーム(根太
材)5が平行して渡されるとともに、隣接した大引ビー
ム5間は複数のサブビーム6により連結されている。さ
らに、これら大引ビーム5とサブビーム6や梁部4の上
面間に亘って床板7が配設され、以て床2と床板7との
間に梁部4の高さに相当する収納スペース8が形成され
ている。
【0019】前記支え装置10は図2、図4に示すよう
に、床2上に載置されかつ必要に応じてアンカーボルト
11により固定されるベース体12と、このベース体12の中
央部から立設されかつ中間の回転操作部13を操作するこ
とで上下長さを調整自在なジャッキ14と、このジャッキ
14の上端に取り付けられかつ前記大引ビーム5の端部に
ボルト15を介して一体化される連結金具16などにより構
成される。
【0020】前記収納スペース8内で床板7の下方に
は、前記大引ビーム5間で支持されるレール体(ガイド
体の一例)20が配設されている。すなわちレール体20は
一対が一組であって、ここでは間隔を異にした二組が、
その長さ方向を前記大引ビーム5の長さ方向とは直交状
として配設されている。各レール体20は断面C形であっ
て、各組はその溝状のガイド部21が相対向された状態で
配設されている。そしてレール体20の上面で複数箇所か
らは吊り部材22が立設状に設けられ、これら吊り部材22
は、ナットやボルトなどからなる連結具23を介して前記
大引ビーム5に固定されている。
【0021】図1〜図3に示すように前記収納スペース
8内に、前記レール体20に被ガイド体を介して吊り下げ
状に支持案内されて直線状の一定経路9上で移動自在な
一対の収納体が設けられる。ここで収納体としては、狭
い間隔のレール体20に支持案内される幅狭収納体30と、
広い間隔のレール体20に支持案内される幅広収納体31と
が用いられる。そして収納体30,31は、本体32と、この
本体32の上端側に設けられた被ガイド体などにより形成
されている。
【0022】すなわち収納体30,31の本体32は、図3〜
図6に示すように、内側面にスリット部33aが形成され
た四角パイプ状の左右一対の上部側枠体33と、これら上
部側枠体33の長さ方向の三箇所(複数箇所)において、
スリット部33aなどを利用した連結具34を介してその縦
板部35Aが上部側枠体33に固定されたL字状の垂下枠体
35と、これら垂下枠体35の横板部35B間に載置される左
右一対の側部材36と、これら側部材36間に平行状に配置
された中央部材37と、これら部材36,37の端部間に連結
される前後一対の奥行部材38と、側部材36と中央部材37
との中間部間に連結される単数または複数の補強部材
(省略してもよい。)39などにより、長方箱枠状に形成
されている。
【0023】ここで側部材36と中央部材37は、たとえば
アルミニウムの押し出し成形品であつて、その下面側に
は溝36A,37Aがそれぞれ二条形成されるとともに、上
面側は扁平状の載置面36B,37Bに形成されている。そ
して一対の側部材36には、外側に位置される立ち上がり
部36Cが一体に形成されている。
【0024】前記奥行部材38はL形条材からなり、その
横板部38Aが側部材36や中央部材37の端部下面に当接さ
れたのち、溝36A,37Aを利用した連結具40を介して連
結され、また縦板部38Bは、前記立ち上がり部36Cと同
様にして載置面36B,37Bから上方へ突出される。前記
補強部材39は長尺板材からなり、前記溝36A,37Aを利
用した連結具41を介して連結されている。
【0025】前記被ガイド体はたとえば輪体45からな
り、前記上部側枠体33の外側面でその長さ方向の複数箇
所から横外方へ突出された支軸46に遊転自在に取り付け
られ、そして輪体45は、前記レール体20のガイド部21に
嵌合されて支持案内される。なお幅狭収納体30や幅広収
納体31は、奥行部材38や補強部材39の長さの変化によ
り、その幅(全体構成)が決定されている。
【0026】前記収納体30,31の一側(少なくとも一
側)には、一定経路9に沿った手動操作部50が立設され
ている。すなわち、手動操作部50は、たとえばパイプを
門形に曲げて形成され、一対の脚部の下端には、それぞ
れ被連結板51が一体化されている。そして前記上部側枠
体33の上面に被連結板51が載置されて、両者33,51は連
結具52で一体化されている。
【0027】前記収納体30,31の本体32は、その載置面
36B,37B間に、たとえば樹脂製で物品収納用のコンテ
ナ53が載置自在に構成されている。ここで幅狭収納体30
に対してコンテナ53は、両側が載置面36Bに支持され中
央が載置面37Bに支持される状態で、一定経路9に沿っ
て複数個が載置される。また幅広収納体31に対してコン
テナ53は、両側が載置面36Bと載置面37Bに支持される
状態で、一定経路9に沿って複数個でかつ二列(複数
列)が載置される。
【0028】前記床板7には、少なくとも一部が前記一
定経路9の一部に上方から対向する出し入れ口55が設け
られ、この出し入れ口55は矩形筒枠体56により形成され
ている。この出し入れ口55は、蓋体57によって開閉自在
に構成され、その際に蓋体57は、一側縁が蝶番58を介し
て矩形筒枠体56側に揺動自在に連結され、そして他端側
は矩形筒枠体56側に設けられたストッパー体59に当接自
在に構成される。
【0029】なお図2に示すようにレール体20側には、
本体32や輪体45などが当接されることで収納体30,31の
移動限を規制するストッパー体25が設けられている。以
下に、上記した第一の実施の形態における作用を説明す
る。
【0030】上記のように構成された収納庫付き建物に
おいて、床板7側の荷重は、複数本の大引ビーム5や複
数の支え装置10を介して床2側に支えられている。その
際に支え装置10の上下長さを調整することで、大引ビー
ム5、すなわち床板7の水平度を維持し得る。そして収
納スペース8は、梁部4の高さに相当することから、デ
ッドスペースを利用して、各階の占有高さを高くするこ
となく形成し得る。また収納体30,31側の荷重は、レー
ル体20や大引ビーム5や複数の支え装置10などを介して
床2側に支えられている。
【0031】床板7上にある物品(被収納物)を床板7
の下に入庫(収納)させるに、まず蓋体57を開動して出
し入れ口55を開放させる。そして出し入れ口55を通して
収納体30,31側の手動操作部50を把持し、人力によって
収納体30,31を押し引き移動させて、目的とする空のコ
ンテナ53を出し入れ口55に対向させる。その際に収納体
30,31の移動は、複数の輪体45が、左右一対のレール体
20のガイド部21に支持案内されることで、一定経路9上
において安定して行われる。
【0032】この移動の際にコンテナ53は、立ち上がり
部36Cや縦板部38Bがストッパーの役目を成すことか
ら、位置ずれや脱落が防止される。このようにして、空
のコンテナ53を出し入れ口55に対向させた状態で、物品
を、出し入れ口55を通してコンテナ53内へ下ろすこと
で、収納体30,31側に収納し得る。その後に蓋体57を閉
動して出し入れ口55を閉塞することで、一連の入庫作業
を終える。
【0033】なお前述とは逆の動作によって、収納体3
0,31のコンテナ53内に収納してある物品の中から、目
的とする物品を床板7上に取り出せ得、以て一連の出庫
作業を行える。
【0034】次に、本発明の第二の実施の形態を、図7
に基づいて説明する。すなわち収納体60は長尺箱体から
なり、その側板部の外面複数箇所に輪体61が設けられる
とともに、一側に手動操作部62が立設されている。
【0035】この第二の実施の形態によると、収納体60
により長尺で大きい格納部63を形成し得、この収納部63
を利用して長尺物品の収納を容易に行える。次に、本発
明の第三の実施の形態を、図8〜図12に基づいて説明す
る。
【0036】大引ビーム5は断面矩形の筒状に形成さ
れ、この大引ビーム5からの吊り部材70によりガイド体
75が支持されている。すなわち吊り部材70は、大引ビー
ム5の一側面から下面の形状に沿って密に当てがわれる
ように形成された当接部70Aと、この当接部70Aの下端
に連なる垂下部70Bと、この垂下部70Bの両側縁から直
角状に連設された連結部70Cと、前記垂下部70Bの下端
に連なる断面U字形の受け部70Dとにより型枠状に形成
されている。
【0037】前記当接部70Aには、大引ビーム5の長さ
方向に沿った長孔71が形成され、この長孔71に連結具23
を作用させることで、吊り部材70は大引ビーム5に対し
て、長さ方向に位置調整自在に連結される。また垂下部
70Bの両側には、連結部70Cの上縁を利用した状態で、
上面に開放された係止凹部72が形成されている。さらに
受け部70Dは垂下部70Bの幅に対して長く、この垂下部
70Bから両方に突出するように形成され、その突出部の
上面により受け面73が形成されている。なお連結部70C
の中央部分にはボルト孔74が形成されている。
【0038】前記ガイド体75は矩形の型レール状であっ
て、前記受け面73上に載置自在な載置部75Aと、この載
置部75Aの内縁から連設された上向きのレール部75B
と、前記載置部75Aの外縁から上方へ連設された外側カ
バー部75Cと、この外側カバー部75Cの上縁から内方へ
連設された上側カバー部75Dと、この上側カバー部75D
の内縁から下方へ連設された内側カバー部75Eとによ
り、内側から下部に亘って開放部76を有する状態で形成
されている。
【0039】そして外側カバー部75Cの外面側で上縁に
は、前記吊り部材70の係止凹部72に対して上方から係合
される係止部77が形成されている。さらに外側カバー部
75Cの外面側には、連結プレート用のガイド部78が形成
され、このガイド部78内に連結プレート79が、ガイド体
75の長さ方向において摺動自在に嵌合されている。この
連結プレート79の中央部にはねじ孔80が形成され、連結
部70Cのボルト孔74に通されたボルト81がねじ孔80に螺
合されることで、吊り部材70に対してガイド体75が固定
される。
【0040】前記吊り部材70は、支え装置83を介して床
2側で支持されている。すなわち支え装置83は、床2上
に載置されるベース体84と、このベース体84の中央部か
ら立設されかつ中間の回転操作部85を操作することで上
下長さを調整自在なジャッキ86と、このジャッキ86の上
端に取り付けられかつ前記受け部70Dの下面中央部に固
定具87を介して一体化される連結金具88などにより構成
される。
【0041】収納体90は長尺箱体からなり、その側板部
の外面複数箇所にブラケット91を介して被ガイド体であ
る輪体92が設けられるとともに、一側には一定経路9に
沿った手動操作部93が、収納体90内に向けて、すなわち
格納部94内の上部に位置するように横方向に連設されて
いる。前記輪体92は、前記ガイド体75のレール部75Bに
支持案内され、その際に輪体92の転動経路に対して、そ
の外側方に外側カバー部75Cが位置され、その上方に上
側カバー部75Cが位置され、また内側方に内側カバー部
75Eが位置される。
【0042】この第三の実施の形態によると、蓋体57を
開動して出し入れ口55を開放させ、そして出し入れ口55
を通して収納体90側の手動操作部93を把持し、人力によ
って収納体90を押し引き移動させて、格納部94の目的と
する箇所を出し入れ口55に対向させる。そして物品を、
出し入れ口55を通して格納部94内へ下ろすことで、収納
体90側に収納し得、また収納体90の格納部94内に収納し
てある物品の中から、目的とする物品を床板7上に取り
出せ得る。
【0043】前述のような操作を行う際に、輪体92の転
動経路の外側方、上方、内側方にカバー部75C,75D,
75Eが位置されることで、この転動経路への他物の進入
を防止し得、常に円滑で安定した押し引き移動を行え
る。そして収納体90側の荷重が掛かるガイド体75を、吊
り部材70を介して大引ビーム5側で吊り支持するととも
に、この吊り部材70を、支え装置83を介して床2側で支
持することによって、ガイド体75の配設を正確にかつ安
定して行える。
【0044】さらに、手動操作部93を横方向に連設して
格納部94内に位置させることで、収納体90の上縁を床板
7側に十分に接近し得、収納スペース8を高さ方向にお
いて十分に有効利用し得る。また中間の吊り部材70がそ
の両側でガイド体75の支持を行うことで、収納体90どう
しを近接して配設し得、そして吊り部材70を、支え装置
83を介して床2側で支持することで、これら吊り部材70
や支え装置83により、床支持材とレール支持材とを兼用
し得る。
【0045】次に、本発明の第四の実施の形態を、図13
に基づいて説明する。上述した第三の実施の形態におい
ては、中間の吊り部材70がその両側でガイド体75の支持
を行っており、そして吊り部材70を、支え装置83を介し
て床2側で支持しているが、この第四の実施の形態で
は、片側のみでガイド体75の支持を行い、支え装置83を
省略している。これによると、吊り部材70がその片側で
ガイド体75の支持を行うことで、収納体90どうしを間隔
をあけて配設し得、また単独(一個)の収納体90を配設
し得る。
【0046】上記した第一の実施の形態では、収納体3
0,31を連結具34,40,41,52群により組立状としてお
り、これによると収納スペース8への搬入などを容易に
行える。しかし収納体30,31は、溶接やリベットなどに
より一部または全部を固定化した状態で収納スペース8
への搬入などを行ってもよい。
【0047】上記した各実施の形態では、収納体30,3
1,60,90の一側に手動操作部50,62,93が設けられて
いるが、これは両側ともに手動操作部50,62,93が設け
られた形式であってもよく、また手動操作部50,62,93
を全く設けない形式であってもよい。
【0048】上記した各実施の形態では、開放させた出
し入れ口55を通して手動操作部50,62,93を把持するこ
とで、収納体30,31,60,90を人力により押し引き移動
させているが、これはモータなどの駆動装置を使用して
収納体30,31,60,90を移動させる形式であってもよ
い。
【0049】上記した第一の実施の形態では、幅狭収納
体30と幅広収納体31とが並設されているが、これは、さ
らに多数が任意に並設された形式であってもよく、また
幅狭収納体30のみ並設された形式や幅広収納体31のみ並
設された形式であってもよく、そして幅狭収納体30と幅
広収納体31とのいずれかが単独で配設された形式であっ
てもよい。
【0050】上記した各実施の形態では、支え装置10,
83としてジャッキ形式を示しているが、これは長さ調節
を行わない支柱形式であってもよい。また大引ビーム5
が支え装置10で支持されているが、これは大引ビーム5
が梁部4の上面で支持される形式や、側壁3や梁部4に
固定されたブラケットに大引ビーム5が支持される形式
などであってもよい。
【0051】上記した第一の実施の形態では、収納体3
0,31にコンテナ53が載置されているが、このコンテナ5
3は密に載置されてもよく、あるいは、たとえば図1、
図3に示すように、前後に載置されたコンテナ53間に、
本体32のみによる収納部42が形成された形式であっても
よく、この場合に本体32のみの収納部42を利用して長尺
物品の収納を行える。
【0052】上記した各実施の形態では、蓋板57として
蝶番58を介して上下方向に揺動自在な形式を示している
が、これはリンク機構などを介して上下方向に揺動自在
な形式であってもよく、そして開閉の両姿勢を安定化さ
せるために弾性利用のダンパー装置を介在させてもよ
い。また上下方向に揺動自在な形式のほか、片開きや観
音開きによる開閉形式、引き戸式(スライド式)、嵌め
込み式などで開閉させる形式でもよい。
【0053】上記した各実施の形態では、物品そのもの
を直接に取り扱って入出庫しているが、これはコンテナ
53を介して取り扱う形式であってもよい。上記した各実
施の形態では、大引ビーム5の両端部分を支え装置10に
より支えているが、収納体30,31側の荷重が大きいとき
などには、図13に示すように、さらに大引ビーム5の中
間部分を支え装置10により支えてもよい。
【0054】上記した第一の実施の形態では、本体32や
輪体45などが当接されることで収納体30,31の移動限を
規制するストッパー体25が設けられているが、収納体3
0,31の中間停止位置の位置決めを行うために、本体32
や手動操作部50などに作用するロック装置を、大引ビー
ム5や床板7などに設けてもよい。
【0055】
【発明の効果】上記した本発明の請求項1によると、収
納スペースは、梁部の高さに相当することから、デッド
スペースを利用して、各階の占有高さを高くすることな
く形成できる。そして蓋体を開動して出し入れ口を開放
し、収納体を移動させて目的とする部分を出し入れ口に
対向させることで、床板上と収納体内との間で物品(被
収納物)の出し入れを行うことができ、その後に蓋体を
閉動して出し入れ口を閉塞することで、一連の入出庫を
行うことができる。その際に収納体の移動は、被ガイド
体がガイド体に吊り下げ状で支持案内されて行うことが
でき、以て物品の落下などを防止できるとともに、重量
が大の物品でも容易に安定して取り扱うことができる。
【0056】また上記した本発明の請求項2によると、
収納体の移動は、出し入れ口を通して収納体側の手動操
作部を把持し、人力によって収納体を押し引き移動させ
ることで、ガイド体に吊り下げ状に支持案内されて軽く
容易に行うことができる。しかも押し引き移動させる作
業は、回数が複数回になることもあるが、各回は軽く容
易に行うことができる。
【0057】そして上記した本発明の請求項3による
と、台車状の収納体の移動は、複数の輪体がレール体に
支持案内されることで、一定経路上において安定して行
うことができる。
【0058】さらに上記した本発明の請求項4による
と、収納体に対する物品の出し入れは、コンテナ群に対
して仕分けしながらかつ荷崩れなど生じることなく行う
ことができる。
【0059】しかも上記した本発明の請求項5による
と、収納体上のコンテナ群を利用して多量の物品を収納
できる。また上記した本発明の請求項6によると、カバ
ー部によって、転動経路への他物の進入を防止でき、常
に円滑で安定した押し引き移動を行うことができる。
【0060】そして上記した本発明の請求項7による
と、収納体側の荷重が掛かるガイド体を、吊り部材を介
して大引ビーム側で吊り支持し、かつ吊り部材を、支え
装置を介して床側で支え支持することで、このガイド体
の配設を正確にかつ安定して行うことができる。
【0061】さらに上記した本発明の請求項8による
と、手動操作部を格納体内に位置させることで、収納体
の上縁を床板側に十分に接近でき、収納スペースを高さ
方向において十分に有効利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示し、収納庫付き
建物の一部切り欠き斜視図である。
【図2】同収納庫付き建物の縦断側面図である。
【図3】同収納庫付き建物の一部切り欠き平面図であ
る。
【図4】同収納庫付き建物の要部の縦断正面図である。
【図5】同収納庫付き建物における収納体の要部の縦断
側面図である。
【図6】同収納庫付き建物における収納体の要部の縦断
正面図である。
【図7】本発明の第二の実施の形態を示し、収納庫付き
建物の一部切り欠き斜視図である。
【図8】本発明の第三の実施の形態を示し、収納庫付き
建物の一部切り欠き斜視図である。
【図9】同収納庫付き建物の正面図である。
【図10】同収納庫付き建物の要部の縦断正面図であ
る。
【図11】同収納庫付き建物の吊り部材部分の正面図で
ある。
【図12】同収納庫付き建物における吊り部材部分の側
面図である。
【図13】本発明の第四の実施の形態を示し、収納庫付
き建物の正面図である。
【符号の説明】
1 高層住宅(建物) 2 床 4 梁部 5 大引ビーム 7 床板 8 収納スペース 9 一定経路 10 支え装置 20 レール体(ガイド体) 21 ガイド部 22 吊り部材 30 幅狭収納体(収納体) 31 幅広収納体(収納体) 32 本体 33 上部側枠体 35 垂下枠体 36 側部材 36B 載置面 36C 立ち上がり部 37 中央部材 37B 載置面 38 奥行部材 38B 縦板部 45 輪体(被ガイド体) 50 手動操作部 53 コンテナ 55 出し入れ口 57 蓋体 60 収納体 61 輪体(被ガイド体) 62 手動操作部 70 吊り部材 70D 受け部 73 受け面 75 ガイド体 75B レール部 75C 外側カバー部 75D 上側カバー部 75E 内側カバー部 79 連結プレート 83 支え装置 90 収納体 92 輪体(被ガイド体) 93 手動操作部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物は、階層を形成する床と、この床に
    対して上方に突出した梁部とを有し、前記床の上方に複
    数の大引ビームを介して床板を配設して、これら床と床
    板との間に梁部の高さに相当する収納スペースを形成
    し、この収納スペース内で前記床板の下方に、前記大引
    ビーム間で支持されるガイド体を配設し、このガイド体
    に被ガイド体を介して吊り下げ状に支持案内されて、一
    定経路上で移動自在な収納体を設け、前記床板に、少な
    くとも一部が前記一定経路の一部に上方から対向する出
    し入れ口を設けるとともに、この出し入れ口を開閉自在
    な蓋体を設けたことを特徴とする収納庫付き建物。
  2. 【請求項2】 収納体の少なくとも一側に、一定経路に
    沿った手動操作部を立設したことを特徴とする請求項1
    記載の収納庫付き建物。
  3. 【請求項3】 ガイド体をレール体により形成するとと
    もに、被ガイド体を輪体により形成したことを特徴とす
    る請求項1記載の収納庫付き建物。
  4. 【請求項4】 収納体の本体上に物品収納用のコンテナ
    を載置自在に構成したことを特徴とする請求項1記載の
    収納庫付き建物。
  5. 【請求項5】 収納体の本体上に物品収納用のコンテナ
    を、一定経路に沿って複数個でかつ複数列で載置自在に
    構成したことを特徴とする請求項1記載の収納庫付き建
    物。
  6. 【請求項6】 被ガイド体を輪体により形成し、ガイド
    体は、輪体の支持案内を行う上向きのレール部と、輪体
    の転動経路の外側方と上方とを覆うカバー部とにより形
    成したことを特徴とする請求項1記載の収納庫付き建
    物。
  7. 【請求項7】 大引ビームからの吊り部材によりガイド
    体を支持するとともに、この吊り部材を支え装置により
    床側で支えることを特徴とする請求項1記載の収納庫付
    き建物。
  8. 【請求項8】 収納体の少なくとも一側に、一定経路に
    沿った手動操作部を収納体内に向けて横方向に連設した
    ことを特徴とする請求項1記載の収納庫付き建物。
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