JPH09211739A - マイクロフィルムカメラ - Google Patents

マイクロフィルムカメラ

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JPH09211739A
JPH09211739A JP3733296A JP3733296A JPH09211739A JP H09211739 A JPH09211739 A JP H09211739A JP 3733296 A JP3733296 A JP 3733296A JP 3733296 A JP3733296 A JP 3733296A JP H09211739 A JPH09211739 A JP H09211739A
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belt type
photographing
film
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JP3733296A
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Yoshitsugu Nakamura
喜次 中村
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カセットに収容したロールフィルムに原稿画
像をスリット露光方式により撮影するマイクロカメラに
おいて、大型のカメラヘッドを複数個用意しておく必要
をなくし、取扱いが容易で、装置の小型化に適し、フィ
ルムの送りムラを無くして撮影画質を向上し、さらに複
雑で高価な制御装置も不要にする。 【解決手段】 原稿を搬送する原稿送りローラを駆動す
る原稿送りモータと、原稿画像をロールフィルムに結像
する光学系に交換可能に設けられた撮影レンズと、原稿
送りローラの回転をカセット駆動機構に伝えるベルト式
変速機とを備え、ベルト式変速機は複数の撮影レンズの
縮率に比例した変速比を選択可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロールフィルムを
収容したマイクロフィルムカセットに原稿をスリット露
光方式によって撮影するマイクロフィルムカメラに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】スリット露光方式によって書類原稿をロ
ールフィルムに撮影するマイクロフィルムカメラにおい
て、ロールフィルムを収容したカセットを用いるものが
公知である。
【0003】このカセットには、ロールフィルムをその
両端から巻付けた供給リールと巻取りリールの他に、こ
のロールフィルムが巻掛けられる撮影ローラが収容され
ている。そしてこのカセットに設けた撮影用開口部の内
側に撮影ローラに巻掛けたロールフィルムを臨ませ、原
稿の画像をこの撮影用開口部を通してロールフィルムに
写し込むものである。
【0004】一方原稿の画像を縮小してフィルムに結像
させる光学系には、通常縮小率が異なる撮影レンズを交
換可能に設けている。例えば1/24〜1/50の縮率
を持つ複数の撮影レンズを用意しておき、いずれか1つ
を選択して使用している。
【0005】このように撮影の縮率を変える時には、ロ
ールフィルムの送り速度も変更する必要が生じる。すな
わちフィルムの送り速度は、原稿の送り速度に縮率を積
算した速度にする必要がある。例えば撮影レンズの縮率
が1/24ならフィルム送り速度も原稿送り速度の1/
24に設定する。
【0006】フィルム送り速度を変更する方法として、
従来より2つの方法が用いられている。1つの方法(第
1の方法)は、撮影レンズとフィルムとを収容するカメ
ラヘッドを異なる撮影レンズごとに別々に用意し、各カ
メラヘッド内に撮影レンズに対応する減速比を持つ歯車
式変速機を組込んでおくものである。そして縮率を変え
る時にはカメラヘッド全体を付け変えるものである。な
おこの変速機には原稿の送り機構に連動する一定回転速
度の回転駆動力が入力されるのは勿論である。
【0007】他の方法(第2の方法)は原稿送り機構と
は別個の独立したフィルム送り用モータを設け、このモ
ータの速度を撮影レンズの縮率に対応して変えるもので
ある。
【0008】
【従来技術の問題点】前記第1の方法は、撮影レンズご
とに別々のカメラヘッドを用意する必要があるばかりで
なく、各カメラヘッドには減速機やフィルム送り機構を
内蔵させる必要もあるため、各カメラヘッドが大型化し
取扱いに不便であり、装置全体も大型化する問題があ
る。また通常の平歯車を用いた減速機は、周期的な歯当
たりによる回転ムラが避けられず、フィルムの送りムラ
が発生して撮影画質が低下するという問題もある。この
ため回転ムラを除去する特殊な歯車を用いなければなら
ない。
【0009】前記第2の方法は、原稿送り用モータとフ
ィルム送り用モータとの速度比を高精度に管理する必要
があるため、モータや制御装置が複雑で高価にもなると
いう問題がある。
【0010】従来のこの種々のロータリー式マイクロフ
ィルムカメラでは、原稿の送り速度を常に一定とし、撮
影縮率を通常1/24〜1/50の範囲で切換えるもの
であったから、この縮率に対応させてフィルムの送り速
度も約2倍の範囲で切換えれば済んだ。しかし本願の出
願人等は、撮影縮率に対応して原稿の送り速度も変化さ
せることを検討している。
【0011】すなわち縮率が小さく例えば1/24の時
には原稿を高速(例えば60m/min)で送り、縮率
が大きく例えば1/50の時には原稿を低速(例えば1
5m/min)で送るものである。このようにすること
により、縮率が大きくなっても撮影画像密度を高くして
画質を高く保つと共に、縮率が小さい時には処理速度を
上げることができるからである。
【0012】この場合にはフィルムの送り速度は、縮率
の変化幅(約2倍)に原稿の送り速度の変化幅(60/
15=4倍)を積算して約8倍の範囲で変化させること
が必要になる。すなわち従来のものが約2倍の速度変化
範囲内でフィルム送り方向を切換えれば足りたのに対し
て、約8倍の速度変化範囲内で対応できなければならな
い。
【0013】前記第2の方法でこのように約8倍の速度
範囲で変化させるためには、極めて高価なエンコーダや
速度検出機構が必要になる。また特に低速時のモータの
回転ムラも大きくなる。
【0014】
【発明の目的】本発明はこのような事情に鑑みなされた
ものであり、大型のカメラヘッドを複数個用意しておく
必要がなく、取扱いが容易で、装置の小型化に適し、フ
ィルムの送りムラを無くして撮影画質の向上が図れ、さ
らに複雑で高価な制御装置も不要になるマイクロフィル
ムカメラを提供することを目的とする。
【0015】
【発明の構成】本発明によればこの目的は、カセットに
収容したロールフィルムに原稿画像をスリット露光方式
により撮影するマイクロカメラにおいて、原稿を搬送す
る原稿送りローラを駆動する原稿送りモータと、原稿画
像をロールフィルムに結像する光学系に交換可能に設け
られた撮影レンズと、前記原稿送りローラの回転をカセ
ット駆動機構に伝えるベルト式変速機とを備え、前記ベ
ルト式変速機は前記複数の撮影レンズの縮率に比例した
変速比を選択可能としたことを特徴とするマイクロフィ
ルムカメラ、により達成される。
【0016】ここに用いるベルト式変速機は、テンショ
ンプーリにより回転伝達を断続する複数組のベルトクラ
ッチ機構で構成することができる。この場合、各ベルト
クラッチの減速比を交換用の各撮影レンズの縮率に比例
させておく一方、使用する撮影レンズに対応した1つの
テンションプーリを切換え操作子によって選択し、1つ
のベルトクラッチ機構のみが回転伝達を行うように構成
する。
【0017】ベルト式変速機で選択する変速比は撮影レ
ンズの縮率に対応させることが必要であるから、この変
速比と縮率との組合せに誤りがある場合には、警告を発
するようにして誤りを知らせるのがよい。撮影レンズの
着脱部分に撮影レンズごとにその装着を規制するロック
機構を設け、変速比が変わると変速比に対応した撮影レ
ンズだけを装着可能にし、不適切な撮影レンズの装着を
防ぐようにしてもよい。原稿送りは原稿送りモータの速
度を撮影レンズの縮率に対応して変更できるようにして
もよい。
【0018】
【発明の実施の態様】図1は本発明の一実施態様を用い
るマイクロフィルム撮影装置の外観を示す斜視図、図2
はこの撮影装置の概念図、図3は内部構造を示す側面
図、図4は平面図、図5はマイクロフィルマの光学系を
示すための図4におけるV矢視図、図6はこの光学系の
斜視図、図7はベルト式変速機の平面図、図8は同じく
側面図、図9は切換え操作部の分解斜視図、図10は回
転伝動系路を示す図である。
【0019】図1〜4において符号10はスキャナ、1
2はオートフィーダ(オート・ドキュメント・フィー
ダ、略してADF)、14は本発明を適用したマイクロ
フィルマ、16はターンユニット、18はスタッカであ
る。オートフィーダ12はスキャナ10の正面に着脱可
能に取付られている。マイクロフィルマ14は平面視
(図4)L字状に作られた筐体20を持ち、この筐体2
0はスキャナ10の後面と左側面とを囲む。図2〜4で
22はマルチソータであり、ターンユニット16と交換
可能である。
【0020】図1、4で24はコントロールユニットで
あり、ディスプレイ26とキーボード28とで構成され
る。このコントロールユニット24はこの装置の全体を
制御するための状態表示や条件入力・設定を行うもので
ある。例えばスキャナ10に対しては読取条件の選択・
設定などを、マイクロフィルマ14に対しては撮影モー
ドの選択・設定などを行う。
【0021】図2で30はパーソナルコンピュータ(P
C、ワークステーションWSでもよい)であり、スキャ
ナ10で読取った画像情報や属性情報などが入力され、
所定の画像処理を施して光磁気ディスク32などの記憶
装置にメモリする。また必要に応じてプリンタ(図示せ
ず)に出力する。さらに他のコンピュータや画像処理装
置に転送することもできる。
【0022】スキャナ10はオートフィーダ12から1
枚づつ取込まれる書類(原稿)34を水平かつ直線的に
後方へ向って送る搬送手段を持つ。書類34はまずバー
コードリーダ(BCR)36において書類34の所定位
置に付したバーコードを読取る。このバーコードは、書
類の形式番号などによって条件設定を判別し、後記のO
CR42やイメージスキャナ44の読取条件を前もって
設定したモードから自動的に選択するための情報を含
む。
【0023】このモードは例えば画像切出し位置、片面
/両面読取りの区別、スキャナ10のオン/オフ区別、
などを設定するものである。この読取りデータはPC
(WS)30に送られ、PC(WS)30はこれに対す
る指示番号を後記インプリンタ40に送る。なおこのバ
ーコードリーダ36は、バーコードに代えて文字を読取
るOCR(光学的文字リーダ)であってもよい。
【0024】書類34は次にパッチリーダ38(図3)
を通る。このパッチリーダ38は、マイクロフィルム撮
影する際に付すブリップなどのマークの切換え情報など
を検出するものであり、例えば書類の間に挿入した仕切
り板の種類により大・中・小の分類データの区別を検出
する。スキャナ10のオン/オフを自動で切替えるため
の情報をこのパッチリーダ38で検出するようにしても
よい。これらのデータは文書またはページ属性情報とし
て外部PC(WS)30へデータ転送インターフェース
経由で転送される。
【0025】書類34は次にインプリンタ(IMP)4
0により番号が付される。例えば前記バーコードリーダ
30の出力に対してPC(WS)30が出力した指示番
号や、コントロールユニット24で設定した書類34の
順番を示す番号が付される。次にOCR42は書類34
に付された書類番号などを読取り、PC(WS)30に
送る。このデータは後記のイメージスキャナ44で読取
るイメージ情報と共に、文書またはページ属性情報とし
てメモリされ、またインターフェース経由で外部のPC
(WS)30に転送される。
【0026】44、44はイメージスキャナ(CCD)
であり、CCDラインセンサを備える。すなわち一定速
度で移動する書類34の表面および裏面の画像に対し、
画像移動方向に直交するように各ラインセンサを配設
し、書類34の移動(副走査方向へ移動)に伴って連続
的に画像を読取る。すなわちスリット露光方式で画像を
読取る。
【0027】このCCD44では、コントロールユニッ
ト24から入力された指示や、前もってPC(WS)3
0から、入力された指示に従い書類の一部領域の画像を
切出し、画像の属性情報と共にインターフェース経由で
PC(WS)30に転送する。またBCR36で読取っ
た書類34の形式番号からモードを自動的に選択し、切
出し位置や片面/両面の別、スキャナのオン/オフの別
などを判別し、その判別結果に従った画像の読取りを行
う。さらにBCR36で検出した書類の形式番号に基づ
きPC(WS)30が指示する切出し位置などの条件を
得て、他の属性情報と共に画像データをPC(WS)3
0に転送するようにしてもよい。
【0028】この装置をスキャナとして用いる時には図
2の(A)に示すように、このスキャナ10の後面にタ
ーンユニット16を接続する。ターンユニット16はこ
のスキャナ10の後面から排出される書類34を上方へ
Uターンさせ、スキャナ10内の上部を逆方向へ送る。
そしてこのスキャナ10の前面上部に設けたスタッカ1
8に集める。なおスタッカ18は正常な画像読取り処理
が終った書類を表裏反転して同じ順序でスタックするパ
ススタッカ46(図1)と、エラー時に再処理必要な書
類34を分離してスタックするリジェクトスタッカ48
(図1)とを持つ。このリジェクトスタッカ48は、処
理が済んだ書類を2つのグループに分けてその一方のグ
ループだけを分類して集めるように利用することもでき
る。
【0029】ターンユニット16とスキャナ10の接続
面には、スキャナ10内の搬送ローラの駆動力をこのタ
ーンユニット16側に伝えるための切離し可能なジョイ
ント(図示せず)が設けられている。このためターンユ
ニット16をスキャナ10に接続した図2(A)の状態
では、スキャナ10内とターンユニット16内とを同速
度で書類を搬送することができる。なお厚くてターンユ
ニット16内を搬送できない書類はストレートスタッカ
50に集められる。
【0030】ターンユニット16に代えてマルチソータ
22を接続してもよい。このマルチソータ22はスキャ
ナ10から排出される処理済みの書類34を、分類して
スタックすると共に、厚い書類をストレートスタッカ5
0Aに集める。
【0031】以上の構成は図2(A)に示すスキャナタ
イプのものであるが、この装置にマイクロフィルム撮影
機能を追加する場合には、この発明の実施態様であるマ
イクロフィルムカメラすなわちマイクロフィルマ14
を、スキャナ10とターンユニット16との間に介在さ
せる。図2の(B)はこのようにしてスキャナ・マイク
ロフィルマタイプとした構成を示す。マイクロフィルマ
14は前記のように平面視L字状の筐体20を持ち、こ
の筐体20内に書類34の表・裏両面の画像をマイクロ
フィルムに導く光学系が収容されている。
【0032】この光学系は図4〜6に示すように、書類
34の搬送方向(図6の矢印A方向)に対して直交する
方向に長く表面および裏面に対して斜めに対向する第1
ミラー52および第2ミラー54と、両ミラー52、5
4に映った表面および裏面の画像を同時に反射する第3
ミラー56、第4ミラー58および第5ミラー60と、
2組の撮影レンズ62、62とを持つ。
【0033】撮影レンズ62、62はマイクロフィルム
カセット64、64に対向し、このカセット64、64
に収容されて一定速度で走行するマイクロフィルム66
(図6)にスリット露光方式によって撮影する。このた
めマイクロフィルム66には図6に示すように書類34
の表面と裏面の画像がフィルム66の幅方向に並んで写
し込まれる(デュープレックス撮影法)。
【0034】このマイクロフィルム14で書類34の表
・裏両面を同時にフィルムの幅方向に並べて写し込む場
合(デュープレックス撮影法)には、これらのミラー5
2〜60によって書類34の表・裏両面の画像を同時に
撮影するが、デュオ撮影法を用いる場合には、書類34
の表または裏の一方だけをフィルム66の1/2幅内に
撮影する。すなわち表だけをデュオ撮影法で撮影する場
合には、第2ミラー54を除去し、フィルム66の下の
1/2幅内だけに撮影する。
【0035】撮影レンズ62、62は、筐体20の上面
から交換可能である。すなわち筐体20の上面にはこの
投影レンズ62の上方で開閉する蓋20A(図1)が設
けられ、この蓋20Aを開くことによって撮影レンズ6
2、62は上方から着脱できる。なおベルト式変速機2
08の出力軸210の回転を後記のカセット駆動機構2
14に伝える後記ベルト212は、図4、7に示すよう
に平面視で撮影レンズ62より側方へ偏位し、撮影レン
ズ62を着脱する際の障害にならないようにしている。
【0036】ここにカセット64、64は、筐体20の
正面すなわちスタッカ18の左側の正面に上下二段に開
口する装填室67に正面から挿入される。この装填室6
7はカセット64、64の装填後にカバー68で覆わ
れ、外光が装填室67に入りにくくしている。このよう
に上下二段にカセット64を配置し、同じ書類の画像を
同時に撮影することにより2本のマイクロフィルムの同
時撮影ができ、能率が良い。なおカセット64は1個だ
け装填できるようにして、1本のマイクロフィルムだけ
撮影するようにしてもよいのは勿論である。
【0037】100、100は撮影レンズ62、62の
横に近接して配設されたマーク撮影用レンズである。こ
れらのレンズ100、100の光軸はフィルム66に対
する垂直線に対してフィルム長さ方向すなわちフィルム
走行方向に傾いている。またこの光軸上には、例えばL
ED(発光ダイオード)アレイからなるデジタル画像発
生器102(図6参照)がフィルム幅方向に配設されて
いる。
【0038】このデジタル画像発生器102はフィルム
66の走行速度に同期して変化する一次元画像を発生
し、その画像はレンズ100を通って走行中のフィルム
66に撮影される。従ってフィルム66には前記の検索
用のマークだけでなく、書類の画像に隣接してまたはこ
の画像に重ねて、他のデータを写し込むこともできる。
【0039】次にフィルム66の送り速度を制御する機
構を説明する。フィルム66は、前記スキャナ10に設
けた原稿送りモータ200により送られる。すなわち図
3、10に示すように、このモータ200はスキャナ1
0内の原稿送りローラ202を所定速度で回転させる。
またこのモータ200の回転はこのスキャナ10に接続
される他の機器、例えばオートフィーダ12、マイクロ
フィルマ14、ターンユニット16等にジョイントを介
して伝えられ、それぞれの機器内で原稿送りローラ20
2を回転させる。
【0040】スキャナ10とマイクロフィルマ14との
間のジョイントは図10に符号204で示されている。
このジョイント204は、例えば対向する軸の一方に径
方向に突出するピンを設け、他方の軸にこのピンに係合
する溝付きのパイプを固定した構造のものを用いること
ができる。それぞれの機器内では原稿送りローラ202
はベルト駆動される。
【0041】マイクロフィルマ14内では、原稿排出側
寄りの原稿送りローラ202A(図3、5、7、8)の
回転がベルト206によってベルト式変速機208に伝
えられる。この変速機208の出力軸210の回転は、
さらにベルト212によってカセット駆動機構214
(図5、10)に伝えられ、カセット64を駆動する。
ここにカセット駆動機構214は上下のカセット64、
64の間に収容され、カセット64内の撮影ローラ21
6と、巻取り側および供給側の2つのリール218(図
10)を回転駆動する。
【0042】ベルト式変速機208は、図4、5に示す
ようにカセット64の下方に位置し、垂直な入力軸22
0と、切換え軸222と、前記した出力軸210とを持
つ。入力軸220に固定したプーリ220Aと、前記原
稿送りローラ202Aに固定したプーリ202Bとは互
いに直交し、これらにはベルト206が掛け回されてい
る。なおこのベルト206には、図7に示すようにガイ
ドローラ224およびテンションローラ226が転接
し、ベルト206に所定の張力を付与している。
【0043】入力軸220にはプーリ220Aの上方に
順に3つの同径のプーリ220B、220C、220D
が固定されている(図8)。出力軸210にはこれらプ
ーリ220B、220C、220Dに対向する3つのプ
ーリ210A、210B、210Cが固定されている。
これら3つのプーリ210A、210B、210Cは順
に径が小さくなっている。これら3組のプーリ220B
と210A、220Cと210B、220Dと210C
とには、それぞれベルト228A、228B、228C
が弛みをもって巻掛けられている。
【0044】切換え軸222は図7に示すように、入力
軸220と出力軸210とを結ぶ平面よりも一方へ偏心
している。この切換え軸222には各ベルト228A、
228B、228Cに押圧される3つのテンションロー
ラ230A、230B、230Cが軸方向から見て等間
隔に取付けられている。すなわちこの切換え軸222に
は4板の円板232が固定され、隣接する2枚の円板2
32の間にそれぞれテンションローラ230A、230
B、230Cが保持されている。なおこれらのテンショ
ンローラ230A、230B、230Cは切換え軸22
2の半径方向に移動可能であってかつ外径方向へばねに
よって付勢されている。各円板232は3つのベルト2
28A、228B、228Cの落下を防止する作用も持
つ。
【0045】切換え軸222の上端には、前記蓋20A
の下方に臨む切換え操作子としてのダイヤル234が固
定されている。このダイヤル234には3つの目盛1/
50、1/44、1/24が付され、これらを筐体20
側の目盛(図示せず)に位置合せすることにより、それ
ぞれテンションローラ230A、230B、230Cを
対応するベルト228A、228B、228Cに選択的
に押圧することができる。この結果3組のベルト式クラ
ッチ機構が形成され、これらのうち1組を接続させるこ
とにより所定の変速比を得ることができる。
【0046】なお縮率1/24で選択するテンションロ
ーラ230Cが押圧するベルト228Cは、図7に示す
ように出力軸210側のプーリ210Cが小径なので、
ベルト228Cの張り側と弛み側が互いに接触するおそ
れがある。そこでこの実施例では図7、8に示すガイド
ローラ240を付加している。
【0047】この装置において撮影レンズ62、62を
交換する際には、筐体20の蓋20Aを開いて、上方か
ら縮率が異なるレンズ62、62に交換する。そしてこ
の新しく装填したレンズ62、62の縮率にダイヤル2
34の目盛を合わせる。例えば新しいレンズ62が縮率
1/24であれば、ダイヤル234の目盛を1/24に
合わせる。
【0048】すると切換え軸222が回動してテンショ
ンローラ230Cがベルト228Cに押圧され、他のテ
ンションローラ230B、230Aのベルト228B、
228Aに対する押圧力が解放される。このためテンシ
ョンローラ230Cとベルト238Cとプーリ220
D、210Cで形成されるベルト式クラッチ機構のみが
接続され、他の2組のベルト式クラッチ機構が切れる。
従ってカセット64は縮率1/24に対応した速度でフ
ィルム66が送られると共に、撮影ローラ216が回転
駆動される。
【0049】なお撮影レンズ62を装填した時に、ベル
ト式変速機208の変速比の選択が間違っている場合に
は、警告を発するように警告手段242(図10)を設
けておくのが望ましい。例えば撮影レンズ62に縮率を
示すバーコードなどを付しておき、その装填時にその縮
率をバーコードリーダにより検出する一方、切換え軸2
22の回動位置を検出して、両者を対比することにより
組合せの適否を判別するように構成することができる。
【0050】原稿送り速度を変える場合には、原稿送り
モータ200の回転速度を変えてもよい。このモータ2
00の速度を変える代わりに、モータ200と原稿送り
ローラ202との間に変速機(図示せず)を介在させて
もよい。スキャナ10内の原稿送りローラ202の回転
がマイクロフィルマ14の原稿送りローラ202Aに伝
えられ、この原稿送りローラ202Aにより、ベルト式
変速機208を介してカセット駆動機構214が駆動さ
れるから、原稿送り速度が変わればフィルム66の送り
速度および撮影ローラの回転速度も同時に比例して変化
する。このため原稿送り速度が変化してもベルト式変速
機208の変速比を変えることなくそのまま対応でき
る。
【0051】本発明は原稿送りローラの回転を直接ベル
ト式変速機208に伝達するものに限られず、原稿送り
ローラと実質的に同速の他の回転部分から回転を取り出
してベルト式変速機に伝えるものを含む。ベルト式変速
機は複数組のベルト式クラッチを用いているが、1本の
ベルトを径が異なるプーリに掛け変える変速機や、円錐
プーリに対してベルトの巻掛け位置を変える変速機等で
あってもよい。
【0052】
【発明の効果】請求項1の発明は以上のように、原稿送
りローラの回転をカセット駆動機構に伝えるベルト式変
速機の変速比を、用いる撮影レンズの縮率に比例させて
選択できるようにしたものである。
【0053】このため撮影レンズの交換時に変速機の変
速を行うだけで済み、取扱いが容易である。またカメラ
ヘッドのような複数の大型の機器を用意する必要がな
く、単に撮影レンズだけを複数種用意しておけば足りる
から、装置全体の小型化に適する。さらにベルト式変速
機は歯車式変速機のような回転ムラが無く、むしろ回転
ムラを吸収する機能を持つから、フィルムの送りムラが
減り撮影画質の向上が図れる。
【0054】ここにカセット駆動機構は原稿送りローラ
と同速の回転部分によって駆動されるから、カセット駆
動用に別に独立したモータを設ける場合のように、複雑
で高価な制御装置を用いる必要がなくなり、構成が単純
になる。
【0055】ここに用いるベルト式変速機としては、縮
率に対応した複数組のベルトクラッチ機構を備え、いず
れかのテンションローラを切換え操作子によって選択す
ることにより1つのベルトに押圧し、1つのベルトクラ
ッチだけを接続させる構造のものとすることができる
(請求項2)。この場合には各組の変速比が正確に設定
でき、フィルム送り速度を高精度に管理できる。
【0056】選択した変速比と使用する撮影レンズの縮
率との組合せの誤りを検出する警告手段を設けておけ
ば、間違いを容易に確認でき、好ましい(請求項3)。
原稿送りモータは、撮影レンズの縮率によって原稿送り
速度を変更できるようにすれば一層便利である。例えば
縮率が1/50というように大きい時に原稿送り速度を
下げて、高密度な画像記録を可能にすると共に、縮率が
1/25といったように小さい時には、原稿送り速度を
上げて、処理速度を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様を用いるマイクロフィルム
撮影装置の斜視図
【図2】この撮影装置の概念図
【図3】その内部構造を示す側面図
【図4】その平面図
【図5】マイクロフィルマの光学系を示すための図4に
おけるV矢視図
【図6】この光学系の斜視図
【図7】ベルト式変速機の平面図
【図8】同じくベルト式変速機の側面図
【図9】切換え操作部の分解斜視図
【図10】回転伝達系路を示す図
【符号の説明】
10 スキャナ 12 オートフィーダ(ADF) 14 本発明に係るマイクロフィルムカメラとしてのマ
イクロフィルマ 24 コントロールユニット 34 書類(原稿) 64 マイクロフィルムカセット 66 ロールフィルム 200 原稿送りモータ 202、202A 原稿送りローラ 208 ベルト式変速機 210 出力軸 214 カセット駆動機構 220 入力軸 222 切換え軸 228A、B、C ベルト 230A、B、C テンションローラ 234 切換え操作子としてのダイヤル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセットに収容したロールフィルムに原
    稿画像をスリット露光方式により撮影するマイクロカメ
    ラにおいて、原稿を搬送する原稿送りローラを駆動する
    原稿送りモータと、原稿画像をロールフィルムに結像す
    る光学系に交換可能に設けられた撮影レンズと、前記原
    稿送りローラの回転をカセット駆動機構に伝えるベルト
    式変速機とを備え、前記ベルト式変速機は前記撮影レン
    ズの縮率に比例した変速比を選択可能としたことを特徴
    とするマイクロフィルムカメラ。
  2. 【請求項2】 ベルト式変速機は、交換用の各撮影レン
    ズの縮率に比例した変速比を持ちテンションプーリによ
    り回転伝達の断続を行う複数組のベルトクラッチ機構
    と、前記複数組のベルトクラッチ機構のそれぞれのテン
    ションプーリのうち1つを選択的に対応するベルトに押
    圧する切換え操作子とを備える請求項1のマイクロフィ
    ルムカメラ。
  3. 【請求項3】 前記ベルト式変速機で選択した変速比と
    装填した撮影レンズとの組合せの誤りを検出して警告を
    出す警告手段を有する請求項1または2のマイクロフィ
    ルムカメラ。
  4. 【請求項4】 原稿送りモータは、装填した撮影レンズ
    の縮率に対応して原稿送り速度を変更可能である請求項
    1または2または3のマイクロフィルムカメラ。
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