JPH09211790A - マイクロフィルムカセット - Google Patents

マイクロフィルムカセット

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JPH09211790A
JPH09211790A JP3733196A JP3733196A JPH09211790A JP H09211790 A JPH09211790 A JP H09211790A JP 3733196 A JP3733196 A JP 3733196A JP 3733196 A JP3733196 A JP 3733196A JP H09211790 A JPH09211790 A JP H09211790A
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JP
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roller
photographing
cassette
film
nip
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JP3733196A
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English (en)
Inventor
Yoshitsugu Nakamura
喜次 中村
Hiroyuki Okabayashi
洋行 岡林
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一対のリールと、撮影用開口部から入射する
画像をスリット露光方式によって撮影する撮影ローラと
を備え、デュオ撮影法による撮影を可能にしたマイクロ
フィルムカセットにおいて、ロールフィルムの送り速度
の変化幅が小さい場合は勿論であるが、この変化幅が大
きい場合であっても、またデュオ撮影法によってフィル
ム送り方向が変化しても、撮影時にはロールフィルムを
撮影ローラに常に密着して送り、撮影画質の悪化を招か
ないようにする。 【解決手段】 撮影ローラの中心を通るケースの中心線
を挟んで撮影ローラに両側から弾接する一対のニップロ
ーラと、ロールフィルムの送り方向の切換えに対応して
巻取り側のニップローラを撮影ローラから選択的に離隔
させる切換え操作子とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、書類原稿をスリッ
ト露光方式によって撮影するロールフィルムを収容しデ
ュオ撮影法による撮影を可能にしたマイクロフィルムカ
セットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】スリット露光方式によって書類原稿をロ
ールフィルムに撮影するマイクロフィルムカメラにおい
て、ロールフィルムを収容したカセットを用いるものが
公知である。
【0003】このカセットには、ロールフィルムをその
両端から巻付けた供給リールと巻取りリールの他に、こ
のロールフィルムが巻掛けられる撮影ローラが収容され
ている。そしてこのカセットに設けた撮影用開口部の内
側に撮影ローラに巻掛けたロールフィルムを臨ませ、原
稿の画像をこの撮影用開口部を通してロールフィルムに
写し込むものである。
【0004】一方ロールフィルムに原稿を撮影する方式
としてデュオ方式(往復撮影法)がある。図18はこの
デュオ方式の説明図である。この方式は、ロールフィル
ムFの1/2幅のAゾーンおよびBゾーン内に、フィル
ムFの長さ方向に順次1コマずつ片側撮影してゆき、片
側が撮影し終わったら、フィルムFを逆に装填して反対
側を順次撮影してゆく方式である。この図18で1、
2、…1000はAゾーンのコマのコマ番号であり、1
001〜2000はBゾーンのコマのコマ番号である。
【0005】このようなデュオ方式でカセットに収納し
たロールフィルムに撮影する場合には、Aゾーンの撮影
からBゾーンの撮影に変える際にカセット裏返すことが
必要になる。この時にはカセット内の供給側リールと巻
取り側リールとの作用が逆になる。すなわち巻取り側リ
ールはロールフィルムを強制的に巻取り、また供給側リ
ールは常にロールフィルムに逆向きの張力を付与しつつ
フィルムを送り出すものであるが、撮影するゾーンが変
わる際には巻取り側リールが供給側リールに変わり、供
給側リールが巻取り側リールに変わることが必要にな
る。
【0006】なおロールフィルムは撮影中は常に撮影ロ
ーラに密着した状態で送られることが、撮影画質の低下
を防ぐために必要である。そこで従来は供給リールが常
にフィルムに送り方向と逆向きの張りを与えるように供
給リールに逆向きのトルクを付与すると共に、一対のニ
ップローラを設けていた。このニップローラは、撮影ロ
ーラに巻掛けたロールフィルムを撮影ローラの両側から
挟むことにより、フィルムを撮影ローラに密着させるも
のである。すなわちロールフィルムに画像が入射する撮
影位置の両側でロールフィルムを撮影ローラに押し付け
るように一対のニップローラを設けるものであった。こ
のように2つのニップローラでフィルムを押さえること
により、フィルムの送り方向が変わっても常に同じフィ
ルム送り状態が得られるようにしたものである。
【0007】
【従来技術の問題点】従来の構造は、ロールフィルムの
送り速度が一定の場合や、送り速度の変更範囲が小さい
場合には適切に機能していた。しかしながらロールフィ
ルムの送り速度の変更範囲を大きくすることが必要な場
合には、フィルムが撮影ローラから離れて撮影画質が悪
くなる場合があることが解った。
【0008】従来のこの種々のロータリー式マイクロフ
ィルムカメラでは、原稿の送り速度は常に一定とし、撮
影縮率を通常1/24〜1/50の範囲で切換えるもの
であったから、この縮率に対応させてフィルムの送り速
度も約2倍の範囲で切換えれば済んだ。しかし本願の出
願人等は、撮影縮率に対応して原稿の送り速度も変化さ
せることを検討している。
【0009】すなわち縮率が小さく例えば1/24の時
には原稿を高速(例えば60m/min)で送り、縮率
が大きく例えば1/50の時には原稿を低速(例えば1
5m/min)で送るものである。このようにすること
により、縮率が大きくなっても撮影画像密度を高くして
画質を高く保つと共に、縮率が小さい時には処理速度を
上げることができるからである。
【0010】この場合にはフィルムの送り速度は、縮率
の変化幅(2倍)に原稿の送り速度の変化幅(60/1
5=4倍)を積算して約8倍の範囲で変化させることが
必要になる。すなわち従来のものが2倍の速度変化範囲
内でフィルム送り方向を切換えれば足りたのに対して、
8倍の速度変化範囲内でフィルム送り方向変化に対応で
きなければならない。
【0011】従来のように、2つのニップローラを撮影
ローラに同時に弾接させるものでは、フィルム送り速度
の変化幅を前記のように大きくしてフィルム送り方向を
変化させた場合に、特にフィルム送り速度が大きい時に
フィルムが撮影ローラから僅かに浮き上がって撮影画質
が低下することが解った。
【0012】
【発明の目的】本発明はこのような事情に鑑みなされた
ものであり、ロールフィルムの送り速度の変化幅が小さ
い場合は勿論であるが、この変化幅が大きい場合であっ
ても、またデュオ撮影法によってフィルム送り方向が変
化しても、撮影時にはロールフィルムが撮影ローラに常
に密着して送られ、撮影画質の悪化を招くことがないマ
イクロフィルムカセットを提供することを目的とする。
【0013】
【発明の構成】本発明によればこの目的は、ロールフィ
ルムが両端から巻付けられた一対のリールと、ロールフ
ィルムが両リール間で巻掛けられケースに設けた撮影用
開口部から入射する画像をスリット露光方式によって撮
影する撮影ローラとを備え、デュオ撮影法による撮影を
可能にしたマイクロフィルムカセットにおいて、前記撮
影ローラの中心を通る前記ケースの中心線を挟んで前記
撮影ローラに両側から弾接する一対のニップローラと、
ロールフィルムの送り方向の切換えに対応して巻取り側
のニップローラを前記撮影ローラから選択的に離隔させ
る切換え操作子とを備えることを特徴とするマイクロフ
ィルムカセット、により達成される。
【0014】ここに切換え操作子には、両ニップローラ
を撮影ローラから同時に離隔できる操作位置を持たせれ
ば、ロールフィルムの交換がし易くなると共に撮影しな
い時にフィルムを長期間ニップローラで押圧することに
よりフィルムを傷めることがなくなる。またデュオ撮影
法で撮影する場合に、カセットの装填向きの間違いを防
ぐため、ニップローラの一方を撮影ローラから浮かせる
切換え操作子に連動して、カセットを逆向きに装填でき
ないようにするロック機構を設けることができる。
【0015】
【発明の実施の態様】図1は本発明に係るカセットを用
いるマイクロフィルム撮影装置の一実施例の外観を示す
斜視図、図2はこの撮影装置の概念図、図3は内部構造
を示す側面図、図4は平面図、図5はマイクロフィルマ
の光学系を示すための図4におけるV矢視図、図6はこ
の光学系の斜視図、図7はカセットの内部構造を示す平
面図、図8はこのカセットの表裏反転した状態を示す平
面図、図9の(A)は図7におけるIX−IX線断面図、同
図(B)はカセットの表裏を反転させた状態を示す図、
図10は撮影ローラ付近の平面図、図11は図10にお
けるXI−XI線断面図、図12は同じくXII−XII線断面
図、図13はニップローラと切換え操作子を示す斜視
図、図14は切換え操作子により一方のニップローラを
撮影ローラから浮かせた状態を示す平面図、図15は他
方のニップローラを撮影ローラから浮かせた状態を示す
平面図、図16は図14の状態でカセットを装填した状
態を示す正面図、図17は同じく図15の状態でカセッ
トを装填した状態を示す正面図である。
【0016】図1〜4において符号10はスキャナ、1
2はオートフィーダ(オート・ドキュメント・フィー
ダ、略してADF)、14は本発明を適用したマイクロ
フィルマ、16はターンユニット、18はスタッカであ
る。オートフィーダ12はスキャナ10の正面に着脱可
能に取付られている。マイクロフィルマ14は平面視
(図4)L字状に作られた筐体20を持ち、この筐体2
0はスキャナ10の後面と左側面とを囲む。図2〜4で
22はマルチソータであり、ターンユニット16と交換
可能である。
【0017】図1、4で24はコントロールユニットで
あり、ディスプレイ26とキーボード28とで構成され
る。このコントロールユニット24はこの装置の全体を
制御するための状態表示や条件入力・設定を行うもので
ある。例えばスキャナ10に対しては読取条件の選択・
設定などを、マイクロフィルマ14に対しては撮影モー
ドの選択・設定などを行う。
【0018】図2で30はパーソナルコンピュータ(P
C、ワークステーションWSでもよい)であり、スキャ
ナ10で読取った画像情報や属性情報などが入力され、
所定の画像処理を施して光磁気ディスク32などの記憶
装置にメモリする。また必要に応じてプリンタ(図示せ
ず)に出力する。さらに他のコンピュータや画像処理装
置に転送することもできる。
【0019】スキャナ10はオートフィーダ12から1
枚づつ取込まれる書類(原稿)34を水平かつ直線的に
後方へ向って送る搬送手段を持つ。書類34はまずバー
コードリーダ(BCR)36において書類34の所定位
置に付したバーコードを読取る。このバーコードは、書
類の形式番号などによって条件設定を判別し、後記のO
CR42やイメージスキャナ44の読取条件を前もって
設定したモードから自動的に選択するための情報を含
む。
【0020】このモードは例えば画像切出し位置、片面
/両面読取りの区別、スキャナ10のオン/オフ区別、
などを設定するものである。この読取りデータはPC
(WS)30に送られ、PC(WS)30はこれに対す
る指示番号を後記インプリンタ40に送る。なおこのバ
ーコードリーダ36は、バーコードに代えて文字を読取
るOCR(光学的文字リーダ)であってもよい。
【0021】書類34は次にパッチリーダ38(図3)
を通る。このパッチリーダ38は、マイクロフィルム撮
影する際に付すブリップなどのマークの切換え情報など
を検出するものであり、例えば書類の間に挿入した仕切
り板の種類により大・中・小の分類データの区別を検出
する。スキャナ10のオン/オフを自動で切替えるため
の情報をこのパッチリーダ38で検出するようにしても
よい。これらのデータは文書またはページ属性情報とし
て外部PC(WS)30へデータ転送インターフェース
経由で転送される。
【0022】書類34は次にインプリンタ(IMP)4
0により番号が付される。例えば前記バーコードリーダ
30の出力に対してPC(WS)30が出力した指示番
号や、コントロールユニット24で設定した書類34の
順番を示す番号が付される。次にOCR42は書類34
に付された書類番号などを読取り、PC(WS)30に
送る。このデータは後記のイメージスキャナ44で読取
るイメージ情報と共に、文書またはページ属性情報とし
てメモリされ、またインターフェース経由で外部のPC
(WS)30に転送される。
【0023】44、44はイメージスキャナ(CCD)
であり、CCDラインセンサを備える。すなわち一定速
度で移動する書類34の表面および裏面の画像に対し、
画像移動方向に直交するように各ラインセンサを配設
し、書類34の移動(副走査方向へ移動)に伴って連続
的に画像を読取る。すなわちスリット露光方式で画像を
読取る。
【0024】このCCD44では、コントロールユニッ
ト24から入力された指示や、前もってPC(WS)3
0から、入力された指示に従い書類の一部領域の画像を
切出し、画像の属性情報と共にインターフェース経由で
PC(WS)30に転送する。またBCR36で読取っ
た書類34の形式番号からモードを自動的に選択し、切
出し位置や片面/両面の別、スキャナのオン/オフの別
などを判別し、その判別結果に従った画像の読取りを行
う。さらにBCR36で検出した書類の形式番号に基づ
きPC(WS)30が指示する切出し位置などの条件を
得て、他の属性情報と共に画像データをPC(WS)3
0に転送するようにしてもよい。
【0025】この装置をスキャナとして用いる時には図
2の(A)に示すように、このスキャナ10の後面にタ
ーンユニット16を接続する。ターンユニット16はこ
のスキャナ10の後面から排出される書類34を上方へ
Uターンさせ、スキャナ10内の上部を逆方向へ送る。
そしてこのスキャナ10の前面上部に設けたスタッカ1
8に集める。なおスタッカ18は正常な画像読取り処理
が終った書類を表裏反転して同じ順序でスタックするパ
ススタッカ46(図1)と、エラー時に再処理必要な書
類34を分離してスタックするリジェクトスタッカ48
(図1)とを持つ。このリジェクトスタッカ48は、処
理が済んだ書類を2つのグループに分けてその一方のグ
ループだけを分類して集めるように利用することもでき
る。
【0026】ターンユニット16とスキャナ10の接続
面には、スキャナ10内の搬送ローラの駆動力をこのタ
ーンユニット16側に伝えるための切離し可能なジョイ
ント(図示せず)が設けられている。このためターンユ
ニット16をスキャナ10に接続した図2(A)の状態
では、スキャナ10内とターンユニット16内とを同速
度で書類を搬送することができる。なお厚くてターンユ
ニット16内を搬送できない書類はストレートスタッカ
50に集められる。
【0027】ターンユニット16に代えてマルチソータ
22を接続してもよい。このマルチソータ22はスキャ
ナ10から排出される処理済みの書類34を、分類して
スタックすると共に、厚い書類をストレートスタッカ5
0Aに集める。
【0028】以上の構成は図2(A)に示すスキャナタ
イプのものであるが、この装置にマイクロフィルム撮影
機能を追加する場合には、この発明の実施例であるマイ
クロフィルムカメラすなわちマイクロフィルマ14を、
スキャナ10とターンユニット16との間に介在させ
る。図2の(B)はこのようにしてスキャナ・マイクロ
フィルマタイプとした構成を示す。マイクロフィルマ1
4は前記のように平面視L字状の筐体20を持ち、この
筐体20内に書類34の表・裏両面の画像をマイクロフ
ィルムに導く光学系が収容されている。
【0029】この光学系は図4〜6に示すように、書類
34の搬送方向(図6の矢印A方向)に対して直交する
方向に長く表面および裏面に対して斜めに対向する第1
ミラー52および第2ミラー54と、両ミラー52、5
4に映った表面および裏面の画像を同時に反射する第3
ミラー56、第4ミラー58および第5ミラー60と、
2組の撮影レンズ62、62とを持つ。
【0030】撮影レンズ62、62はマイクロフィルム
カセット64、64に対向し、このカセット64、64
に収容されて一定速度で走行するマイクロフィルム66
(図6)にスリット露光方式によって撮影する。このた
めマイクロフィルム66には図6に示すように書類34
の表面と裏面の画像がフィルム66の幅方向に並んで写
し込まれる(デュープレックス撮影法)。
【0031】このマイクロフィルム14で書類34の表
・裏両面を同時にフィルムの幅方向に並べて写し込む場
合(デュープレックス撮影法)には、これらのミラー5
2〜60によって書類34の表・裏両面の画像を同時に
撮影するが、本発明のカセットはデュオ撮影法を用いる
ことができ、この場合には、書類34の表または裏の一
方だけをフィルム66の1/2幅内に撮影する。すなわ
ち表だけをデュオ撮影法で撮影する場合には、第2ミラ
ー54を除去し、フィルム66の下の1/2幅内(Aゾ
ーン、図18参照)だけに撮影する。
【0032】ここにカセット64、64は、筐体20の
正面すなわちスタッカ18の左側の正面に上下二段に開
口する装填室67に正面から挿入される。この装填室6
7はカセット64、64の装填後にカバー68で覆わ
れ、外光が装填室67に入りにくくしている。このよう
に上下二段にカセット64を配置し、同じ書類の画像を
同時に撮影することにより2本のマイクロフィルムの同
時撮影ができ、能率が良い。なおカセット64は1個だ
け装填できるようにして、1本のマイクロフィルムだけ
撮影するようにしてもよいのは勿論である。
【0033】カセット64は図7、8に示すように、長
方形かつ上下に開閉可能なケース70を持ち、その長手
方向にリール72および74と、撮影ローラ76とが順
に配列されている。撮影ローラ76が対向するケース7
0の短辺となる壁には撮影用の開口部78が設けられ、
この壁の内面に沿ってシャッタ80がスライド可能に設
けられている。このシャッタ80には開口部78を開閉
する窓(図示せず)が設けられている。
【0034】ここに撮影ローラ70の中心は、ケース7
0の短辺の中央を通り長辺に平行な中心線CLの上に位
置する。また2つのリール72と74の中心は、この中
心線CLに対して一方へ偏位した平行線PL上に位置す
る。これらのリール72、74は、その一方か供給(サ
プライ)側(S)となり他方が巻取り(テイクアップ)
側(T)となる。
【0035】今カセット64が図7に示す向きに装填さ
れている時には、リール74が巻取り側(T)となり、
リール72が供給側(S)となる。またカセット64の
表裏を反転し図8の向きに装填した時には、リール72
が巻取り側(T)となり、リール74が供給側(S)と
なる。巻取り側(T)のリール72または74は、図
7、8に示す矢印で示す方向に駆動される。また供給側
(S)のリール74または72には、破線の矢印で示す
方向に所定のトルクが付与され、フィルム66の送り出
しに伴ってこの破線の矢印と反対方向に回転する。この
結果フィルム66に所定の張力を付与する。
【0036】カセット64に設けたシャッタ80はガイ
ドピンに案内され、その一端がコイルばね82により引
張られ、他端に取付けたピン84がガイド長孔86に案
内されて移動可能となっている。このピン84はケース
70内に設けたスライド部材88によってガイド長孔8
6内を移送される。すなわちピン84はこのスライド部
材88に設けた長孔90とガイド長孔86とに案内され
て移動し、シャッタ80を引張り移動させる。
【0037】スライド部材88は、カセット64をカセ
ット装填室67に装填する際にこのカセット装填室67
内面に突設した爪(図示せず)に係合して図7、8で下
方向へ押される。これに伴いピン84が長孔86内を下
方向へ移動してシャッタ80を引張って移動させ、その
窓をケース70の開口部78に一致させる。この結果開
口部78が開き撮影可能な状態になる。
【0038】フィルム66は、図7の状態では供給側
(S)のリール72から3個のガイドローラ92に案内
されて撮影ローラ76に巻付けられ、さらに他のガイド
ローラ94を経て巻取り側(T)のリール74に巻取ら
れる。図8の状態ではリール74が供給側(S)とな
り、リール72が巻取り側(T)となって、フィルム6
6は逆方向に送られる。撮影ローラ76に密着したフィ
ルム66には両側からニップローラ96A、96Bが圧
接され、フィルム66と撮影ローラ76との密着を確実
にしている。
【0039】このニップローラ96A、96Bはケース
70の長手方向に長いレバー98A、98Bの先端に保
持されている。このレバー98A、98Bにはトーショ
ンばね(図示せず)により撮影ローラ76側への復帰習
性が付与されている。
【0040】ここに両ニップローラ96A、96Bは、
切換え操作子99によりいずれか一方または両方が撮影
ローラ76から離隔可能である。切換え操作子99は図
10〜13に示すようにドーナツ状の円板99Aと、こ
の円板99Aの内周縁から軸方向へ突出する筒部99B
とを持ち、筒部99Bが撮影ローラ76と同心となるよ
うにカセット64のケース70の一方の面に取付けられ
ている。
【0041】この筒部99Bの外周面には外周方向へ突
出するカム99Cが突設されている。このカム99Cは
筒部99Bの外周の約2/3の範囲に位置する。前記ニ
ップローラ96A、96Bのレバー98A、98Bに
は、このカム99Cに当接する爪98A、98A(図1
2、13)が設けられている。このため切換え操作子9
9を図10に示す中立位置に置いた時には、カム99C
は両方の爪98A、98Aを押し開き、両方のニップロ
ーラ96A、96Bを同時に撮影ローラ78から離隔さ
せる。この状態では、ケース70を開いてフィルム66
の交換を行うのに都合がよい。
【0042】なおケース70の上面にはこの切換え操作
子99に隣接して円板状のロックダイヤル97が取付け
られている。このロックダイヤル97のケース70内に
突出する軸にロック板97Aが固定されている(図1
1)。このロック板97Aはケース70の裏蓋に立設し
た支柱97Bに係脱可能である。従ってフィルム66の
交換時にはロックダイヤル97を回転して、ロック板9
7Aを支柱97Bから解放し、ケース70の裏蓋を取っ
て上下に開く。また切換え操作子99を図10の中立位
置にすれば、フィルム66は撮影ローラ76から容易に
着脱できる。
【0043】カセット64を図7の向き(表向き)に装
填する時には、図10上で切換え操作子99を時計方向
に回動する。図14はこの状態を示し、カム99Cは撮
影ローラ76の巻取り側(T)のニップローラ96Aを
撮影ローラ76から浮き上がらせたまま、供給側のニッ
プローラ96Bを撮影ローラ76に押圧させる。反対に
カセット64を裏返して図8の向き(裏向き)に装填す
る時には、図10上で切換え操作子99を反時計方向に
回動する。図15はこの状態を示し、カム99Cは撮影
ローラ76の巻取り側(T)のニップローラ96Bを撮
影ローラ76から浮き上がらせたまま、供給側(S)の
ニップローラ96Aを撮影ローラ76に押圧させる。
【0044】このようにカセット64を表裏反対に装填
した時にも、撮影ローラ76には常に供給側(S)のニ
ップローラ96B(または96A)の一方のみが押圧さ
れるから、フィルム66には常に巻取り側(T)のリー
ル72(または74)による張力が加わる。このため撮
影ローラ76の外周面に常に密着した状態でフィルム6
6は送られ、フィルム66を高速で送る時も安定するこ
とになる。
【0045】なおこの実施例ではカセット64の装填向
きの間違いを防ぐために、ロック板95A、95Bから
なるロック機構を備える。これらロック板95A、95
Bは図10、13に示すように、内端がニップローラ9
6A、96Bのレバー98A、98Bに当接し、外端が
ケース70の側面に突出可能に設けられている。これら
のロック板95A、95Bには、図示しないばねによっ
て内端側への復帰習性が付与されている。
【0046】一方カセット装填室67の左側の内側面に
は、図16、17に示すように上下一対の凹溝67A、
67Bが形成されている。カセット64を図7に示す向
き(表向き)に装填する時には、切換え操作子99を回
転して図14に示すようにニップローラ96Bを撮影ロ
ーラ76に接触させ、ニップローラ96Aのみを撮影ロ
ーラ76から離すから、このニップローラ76Aを保持
するレバー98Aのみが一方のロック板95Aを外側へ
押し出した状態になる。このためロック板95Aだけの
外端がケース70の左側面に突出する状態になる。
【0047】上側の凹溝97Aにはこのロック板95A
の外端が係入し摺動可能である。このためカセット64
はこの向きに装填可能になる。しかしこのカセット64
を表裏反対に装填しようとすると、このロック板95A
の外端が装填室97の他側の内面に当接する。このため
カセット64の表裏を間違えることが防止される。
【0048】カセット64を図8に示す向き(裏向き)
に装填する時には、切換え操作子99を回転してニップ
ローラ96Aを撮影ローラ76に接触させ、ニップロー
ラ96Bを離す。このためロック板95Bのみが突出す
ることになり、この状態でカセット64を装填室76に
装填するとロック板95Bの外端が下の凹溝95Bに係
入する。従ってカセット64は装填可能であるが、この
カセット64を表裏反対にするとロック板95Bの外端
が装填室76の他側面に当接しその装填が防止される。
【0049】さらに切換え操作子99を中立位置にした
図10の状態では、両方のニップローラ96A、96B
が共に撮影ローラ76から離れ、ロック板95A、95
Bの外端は共にケース70の両側面に突出する。このた
めカセット64は装填室76に装填されることがない。
【0050】100、100は撮影レンズ62、62の
横に近接して配設されたマーク撮影用レンズである。こ
れらのレンズ100、100の光軸はフィルム66に対
する垂直線に対してフィルム長さ方向すなわちフィルム
走行方向に傾いている。またこの光軸上には、例えばL
ED(発光ダイオード)アレイからなるデジタル画像発
生器102(図6参照)がフィルム幅方向に配設されて
いる。
【0051】このデジタル画像発生器102は、マーク
撮影用レンズ100、100を通して2本のマイクロフ
ィルム66、66にマークを同時に写し込む。この時マ
ークはデュオ撮影法の場合には撮影中のゾーン側だけに
写し込まれる。例えば図15において往路でAゾーンに
撮影している時には、このAゾーン側のフィルムの縁寄
りに検索用ブリップなどのマークMが付されることにな
る。
【0052】このデジタル画像発生器102はフィルム
66の走行速度に同期して変化する一次元画像を発生
し、その画像はレンズ100を通って走行中のフィルム
66に撮影される。従ってフィルム66には前記の検索
用のマークだけでなく、書類の画像に隣接してまたはこ
の画像に重ねて、他のデータを写し込むこともできる。
【0053】なおカセット64のケース70は、撮影レ
ンズ62に対向する短辺70A(図7、8参照)がその
中央の撮影用開口部78を中心に対称となるように外側
へ湾曲している。カセット64はカセット装填室67に
装填した時にケース70の短辺70A側の両遇が図7、
8に示すように位置決め部材67A、67Aに当って位
置決めされる。短辺70Aが湾曲しているので、この状
態で短辺70Aの中央付近が両位置決め部材67A、6
7Aの間から撮影レンズ62側へ接近する。
【0054】このためマーク撮影用レンズ100の光軸
はケース70の開口部78の縁に干渉しにくくなり、こ
のレンズ100の配置設計が容易になる。また開口部7
8の寸法も小さくでき、これに伴ってシャッタ80の移
動量も少なくなる。この結果シャッタ80の駆動機構も
小型化でき、カセット64の小型化に適する合理的配置
が可能になる。
【0055】以上の実施態様で、原稿の送り速度を撮影
縮率の変化に対応して変化させる場合には、フィルム6
6の送り速度の変化範囲も拡大するから、本発明の効果
は特に顕著である。しかしこの発明は原稿の送り速度を
一定にして縮率だけを変える場合や、フィルム送り速度
の変化範囲が比較的小さいものに適用したものを含む。
またフィルム送り速度を一定にしたものも本発明は含
み、このような場合にもフィルムの送り速度が安定し、
撮影画質の向上が図れるという本発明の効果が得られる
ものである。
【0056】
【発明の効果】請求項1の発明は以上のように、デュオ
撮影法に用いるカセットにおいて、撮影ローラにフィル
ム供給側とフィルム巻取り側の両側から弾接する一対の
ニップローラのうち、フィルム供給側のニップローラだ
けが弾接し他方が離れるように切換え操作子によって切
換えられるようにしたものである。
【0057】このためフィルムの送り方向が変わって
も、フィルムは巻取り側のリールによる張力によって常
に撮影ローラに密着しながら送られることになり、撮影
ローラとフィルムとの密着性が向上し、フィルムの送り
が安定する。この結果撮影画質が向上する。またフィル
ムの送り速度が撮影縮率により変化する場合にも同様の
効果が得られ、特にフィルム送り速度の変化範囲が大き
い場合にその効果が顕著である。
【0058】両ニップローラは切換え操作子により同時
に撮影ローラから離せるようにすれば(請求項2)、フ
ィルムの交換時にフィルムを撮影ローラに着脱し易くな
り、便利である。また撮影しない時にフィルムをニップ
ローラが長時間押圧してフィルムを傷めるのを防止でき
る。
【0059】また切換え操作子と連動するロック機構を
設け、カセットの装填向きが正しい時だけ装填可能とす
れば(請求項3)、誤った向きにカセットを装填するこ
とを予防できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカセットを用いるマイクロフィル
ム撮影装置の斜視図
【図2】この撮影装置の概念図
【図3】その内部構造を示す側面図
【図4】その平面図
【図5】マイクロフィルマの光学系を示すための図4に
おけるV矢視図
【図6】この光学系の斜視図
【図7】カセットの内部構造を示す平面図
【図8】カセットの表裏反転した状態を示す平面図
【図9】図7におけるIX−IX線断面図とカセットの表裏
を反転させた状態を示す図
【図10】撮影ローラ付近の平面図
【図11】図10におけるXI−XI線断面図
【図12】図10におけるXII−XII線断面図
【図13】ニップローラと切換え操作子を示す斜視図
【図14】一方のニップローラを浮かせた状態を示す平
面図
【図15】他方のニップローラを浮かせた状態を示す平
面図
【図16】カセットを表側を上に装填した状態を示す正
面図
【図17】カセットを裏側を上に装填した状態を示す正
面図
【図18】デュオ撮影法を示す図
【符号の説明】
10 スキャナ 12 オートフィーダ(ADF) 14 マイクロフィルマ 24 コントロールユニット 30 パーソナルコンピュータ(PC)またはワークス
テーション(WS) 34 書類(原稿) 64 マイクロフィルムカセット 66 ロールフィルム 67 カセット装填室 67A、67B ロック板が係入する凹溝部 70 カセットのケース 72、74 リール 76 撮影ローラ 78 撮影用開口部 95A、95B ロック機構としてのロック板 96A、96B ニップローラ 99 切換え操作子 99C カム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 27/50 G03B 27/50 Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロールフィルムが両端から巻付けられた
    一対のリールと、ロールフィルムが両リール間で巻掛け
    られケースに設けた撮影用開口部から入射する画像をス
    リット露光方式によって撮影する撮影ローラとを備え、
    デュオ撮影法による撮影を可能にしたマイクロフィルム
    カセットにおいて、前記撮影ローラの中心を通る前記ケ
    ースの中心線を挟んで前記撮影ローラに両側から弾接す
    る一対のニップローラと、ロールフィルムの送り方向の
    切換えに対応して巻取り側のニップローラを前記撮影ロ
    ーラから選択的に離隔させる切換え操作子とを備えるこ
    とを特徴とするマイクロフィルムカセット。
  2. 【請求項2】 切換え操作子は、両ニップローラを同時
    に撮影ローラから離隔させる操作位置を持つ請求項1の
    マイクロフィルムカセット。
  3. 【請求項3】 切換え操作子と連動しカセットの装填向
    きを正しい向きに規制するロック機構を有する請求項1
    または2のマイクロフィルムカセット。
JP3733196A 1996-01-31 1996-01-31 マイクロフィルムカセット Pending JPH09211790A (ja)

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