JPH09213572A - 固体電解コンデンサ - Google Patents

固体電解コンデンサ

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Publication number
JPH09213572A
JPH09213572A JP3752096A JP3752096A JPH09213572A JP H09213572 A JPH09213572 A JP H09213572A JP 3752096 A JP3752096 A JP 3752096A JP 3752096 A JP3752096 A JP 3752096A JP H09213572 A JPH09213572 A JP H09213572A
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JP
Japan
Prior art keywords
sintered body
lead wire
recess
anode lead
electrolytic capacitor
Prior art date
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Pending
Application number
JP3752096A
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English (en)
Inventor
Takeshi Sato
健 佐藤
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Lincstech Circuit Co Ltd
Original Assignee
Hitachi AIC Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 漏れ電流を低下でき、短絡不良を減少できる
固体電解コンデンサを提供すること。 【解決手段】 陽極リード線1を引き出した、弁作用金
属の粉末からなる焼結体2に、陽極酸化皮膜6、半導体
層7、陰極層8を順次設けた固体電解コンデンサ13に
おいて、陽極リード線1の根本部分3の焼結体2に凹部
4を設け、この凹部4に絶縁性樹脂5を充填することを
特徴とする固体電解コンデンサ13。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固体電解コンデンサ
に関する。
【0002】
【従来の技術】タンタル固体電解コンデンサ等のコンデ
ンサは、通常、タンタル等の微粉末を、タンタル線等の
陽極リード線を引き出した状態にして、円筒状や直方体
上に加圧成形し、さらに真空中において高温度で焼結し
て形成した焼結体を用いている。そして図2に示す通
り、この焼結体20に陽極酸化皮膜21、二酸化マンガ
ン層22、カーボン層及び銀層(又は銅層)からなる陰
極層23を順次設ける。また、陽極リード線24には根
本部分25にテフロン製のワッシャ26を挿入するとと
もに陽極端子27を接続し、陰極層23には陰極端子2
8を接続する。さらに、樹脂モールド法や樹脂ディップ
法等により樹脂外装29を設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図2の従来の
固体電解コンデンサ30は、製造工程中において陽極リ
ード線24の根本部分25に機械的なストレスがかか
る。そのため、陽極リード線24の根本部分25の表面
に形成されている陽極酸化皮膜31に亀裂ができ易い。
この陽極酸化皮膜31の亀裂の部分は、正常な陽極酸化
皮膜21の部分に比較して抵抗が低く、電流が流れ易
い。従って、固体電解コンデンサ30に電圧を印加した
場合に、充電電流がこの陽極酸化皮膜31の亀裂を通
り、二酸化マンガン層22、陰極層23、陰極端子28
を通して流れ易くなる。その結果、固体電解コンデンサ
30の漏れ電流が増加し、短絡不良を生じ易い欠点があ
る。
【0004】本発明は、以上の欠点を改良し、漏れ電流
を低下でき、短絡不良を減少できる固体電解コンデンサ
を提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、陽極リード線
を引き出した、弁作用金属の粉末からなる焼結体に、陽
極酸化皮膜、半導体層、陰極層を順次設けた固体電解コ
ンデンサにおいて、陽極リード線の根本部分の焼結体に
凹部を設け、この凹部に絶縁性樹脂を充填することを特
徴とする固体電解コンデンサである。
【0006】陽極リード線の根本部分の焼結体に凹部を
設けているため、陽極リード線の根本部分から陰極端子
までの焼結体の表面の距離が長くなり、その表面の抵抗
が大きくなる。
【0007】また、凹部に樹脂を充填しているため、陽
極リード線の根本部分をより強固に固定できる。従っ
て、製造工程中において、陽極リード線に機械的なスト
レスがかかっても、陽極リード線の根本部分の陽極酸化
皮膜に亀裂が生じるのを防止できる。それ故、固体電解
コンデンサの漏れ電流特性を改良でき、短絡不良を減少
できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。弁作用金属の粉末にはタンタル等
の微粉末を用いる。また陽極リード線にはタンタル線等
を用いる。そして、図1に示す通り、陽極リード線1の
一端を前記粉末中に埋め、他端を引き出して焼結体2を
形成する。この焼結体2は全体として直方体状や円筒状
に形成している。
【0009】そして特に、陽極リード線1の根本部分3
の焼結体2に凹部4を形成している。この凹部4は、多
角形状や円筒状等であり、焼結体2全体の体積の2〜1
0%程度の大きさが好ましい。すなわち、凹部4の大き
さが2%未満では漏れ電流を低下したり、短絡不良を減
少する効果が低く、10%より大きいと容量の減少が大
きく小形化し難くなる。
【0010】また、凹部4には、フッ素樹脂やシリコン
樹脂、エポキシ樹脂等の絶縁性樹脂5を充填している。
この絶縁性樹脂5は、凹部4の深さよりも高く、焼結体
2の表面からはみ出して充填する方が好ましい。これに
より、絶縁性を向上でき、かつ陽極リード線1の根本部
分3を固定でき、機械的ストレスが加わってもそれを緩
和できる。
【0011】また、焼結体2には、陽極酸化皮膜6、二
酸化マンガン等の半導体層7、カーボン層及び銀ペース
ト層(又は銅ペースト層)等からなる陰極層8を順次設
けている。
【0012】そして、陽極リード線1に陽極端子9を溶
接するとともに、陰極層8に陰極端子10を導電性樹脂
11により接続する。
【0013】焼結体2に陽極酸化皮膜6等を設けたコン
デンサ素子全体は、樹脂外装12を被覆している。ま
た、陽極端子9及び陰極端子10の先端はこの樹脂外装
12の表面に沿って下面の方に折り曲げている。
【0014】次に、上記固体電解コンデンサ13の製造
方法について説明する。先ず、弁作用金属の粉末を、陽
極リード線1の一端を埋め他端を引き出してプレスで圧
縮成形し、10-4〜10-5Torr程度の真空中で20
00℃程度の温度で数10分間加熱し、焼結体2を形成
する。そして成形の際、陽極リード線1の根本部分3の
焼結体2に凹部4を形成する。
【0015】焼結体2を形成後、複数個の焼結体2を陽
極リード線1の先端の箇所でステンレス等の金属製バー
に溶接する。溶接後、焼結体2を硝酸やリン酸等の化成
液中で電圧を印加して化成し、陽極酸化皮膜6を形成す
る。陽極酸化皮膜6を形成後、凹部4に絶縁性樹脂5を
充填する。なお、絶縁性樹脂5の充填は、焼結体2を金
属製バーに溶接する前、または、金属製バーに溶接した
後で陽極酸化皮膜6を形成する前に行ってもよい。しか
し、陽極酸化皮膜8を形成後に行なう方が絶縁性が向上
する。
【0016】絶縁性樹脂5を充填後、焼結体2を硝酸マ
ンガン溶液中に浸漬して、液を含浸する。含浸後、温度
200〜350℃の温度で焼成して熱分解し、二酸化マ
ンガン層等の半導体層7を形成する。熱分解後、再化成
して、焼成の際に損傷した陽極酸化皮膜6を修復する。
そしてこの浸漬、熱分解、再化成の工程を必要に応じて
数回〜数10回繰り返す。半導体層7を形成後、カーボ
ンを塗布してカーボン層を形成するとともに、銀ペース
ト(又は銅ペースト)を塗布して銀ペースト層(又は銅
ペースト層)を形成し、合せて陰極層8とする。陰極層
8を形成後、焼結体2をリードフレームに接続し、陽極
リード線1及び陰極層8に各々陽極端子9及び陰極端子
10を接続する。そして樹脂モールド法(又は樹脂ディ
ップ法)により樹脂外装11を形成する。
【0017】
【実施例】次に、本発明の実施例のタンタルチップ型固
体電解コンデンサについて、従来例及び比較例の同種の
コンデンサとともに、初期の漏れ電流及び耐圧不良率に
ついて測定した。
【0018】なお、実施例は図1の構造とし、焼結体2
全体に対する凹部4の体積を種々に変えたものとする。
また、従来例は図2の構造のものとする。そして比較例
1は、図3に示す通りの構造であり、特に、陽極リード
線40の根本部分41の焼結体42に凹部を設けず、平
坦にしている。そして、根本部分41を絶縁性樹脂43
により被覆している。さらに、比較例2は、図4に示す
通りの構造であり、特に陽極リード線50の根本部分5
1の焼結体52に凹部53を設けるとともに、この凹部
53に、凹部53の深さよりも薄いテフロン製のワッシ
ャ54を挿入している。
【0019】そして、実施例、従来例、比較例1及び比
較例2の各試料の定格は35V、10μmとする。ま
た、試料数は各々500ケとする。さらに、耐圧不良率
は、温度23℃の雰囲気中において電圧42Vを印加し
た場合の値とする。
【0020】測定結果は、漏れ電流については図5に示
し、耐圧不良率については表1に示した。
【0021】図5から明らかな通り、漏れ電流は実施例
1〜実施例5による方が、従来例、比較例1及び比較例
2よりも全体的に低くなっていることが明らかである。 以下余白。
【0022】
【表1】
【0023】表1から明らかな通り、耐圧不良率は、実
施例1〜実施例5が2.0〜3.8%、従来例が8.8
%、比較例1〜比較例2が4.8〜5.2%となる。す
なわち、実施例1〜実施例5は従来例の約22.7〜4
3.2%、比較例1〜比較例2の約38.5〜79.2
%に減少している。
【0024】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、陽極リー
ド線の根本部分の焼結体に凹部を設け、この凹部に絶縁
性樹脂を充填しているため、漏れ電流を低下でき、耐圧
不良を減少できる固体電解コンデンサが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の断面図を示す。
【図2】従来例の断面図を示す。
【図3】比較例の断面図を示す。
【図4】他の比較例の断面図を示す。
【図5】漏れ電流のグラフを示す。
【符号の説明】
1…陽極リード線、 2…焼結体、 3…根本部分、
4…凹部、5…絶縁性樹脂、 6…陽極酸化皮膜、 7
…半導体層、 8…陰極層、12…樹脂外装、 13…
固体電解コンデンサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陽極リード線を引き出した、弁作用金属
    の粉末からなる焼結体に、陽極酸化皮膜、半導体層、陰
    極層を順次設けた固体電解コンデンサにおいて、陽極リ
    ード線の根本部分の焼結体に凹部を設け、この凹部に絶
    縁性樹脂を充填することを特徴とする固体電解コンデン
    サ。
JP3752096A 1996-01-31 1996-01-31 固体電解コンデンサ Pending JPH09213572A (ja)

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JP3752096A JPH09213572A (ja) 1996-01-31 1996-01-31 固体電解コンデンサ

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JP (1) JPH09213572A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008034429A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Nec Tokin Corp 固体電解コンデンサ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008034429A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Nec Tokin Corp 固体電解コンデンサ

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