JPH09213933A - 半導体装置及びそれを用いた電力変換装置 - Google Patents
半導体装置及びそれを用いた電力変換装置Info
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- JPH09213933A JPH09213933A JP8021341A JP2134196A JPH09213933A JP H09213933 A JPH09213933 A JP H09213933A JP 8021341 A JP8021341 A JP 8021341A JP 2134196 A JP2134196 A JP 2134196A JP H09213933 A JPH09213933 A JP H09213933A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 遮断耐量を向上させた半導体装置を提供し、
これ用いた大容量、小型、低価格な電力変換装置を提供
する。 【解決手段】 単位GTO上のn型エミッタ層8を2分
割するように溝を掘り絶縁層61を入れる。絶縁層61
は、ターンオフ時の主電流の最終集中領域に位置し、こ
れにより、ターンオフ時の主電流の最終集中領域を2分
割し、破壊の原因である温度の上昇を防ぐ。カソード電
極2は、絶縁層61をまたぎ分割されたn型エミッタ層
8に低抵抗接触させる。 【効果】 単位GTOの高遮断耐量化により、GTOの
遮断耐量を向上させることができ、電力変換装置の容量
を下げることなく周辺回路を削減することができる。
これ用いた大容量、小型、低価格な電力変換装置を提供
する。 【解決手段】 単位GTO上のn型エミッタ層8を2分
割するように溝を掘り絶縁層61を入れる。絶縁層61
は、ターンオフ時の主電流の最終集中領域に位置し、こ
れにより、ターンオフ時の主電流の最終集中領域を2分
割し、破壊の原因である温度の上昇を防ぐ。カソード電
極2は、絶縁層61をまたぎ分割されたn型エミッタ層
8に低抵抗接触させる。 【効果】 単位GTOの高遮断耐量化により、GTOの
遮断耐量を向上させることができ、電力変換装置の容量
を下げることなく周辺回路を削減することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御電流により主
電流の導通、非導通を制御することができるゲートター
ンオフサイリスタ(以下、GTOという)、あるいは、
トランジスタ(以下、TRSという)のような半導体装
置及びそれを用いた電力変換装置に係り、特に、遮断耐
量を向上させたGTO、TRS等の半導体装置及びそれ
を用いた電力変換装置に関する。
電流の導通、非導通を制御することができるゲートター
ンオフサイリスタ(以下、GTOという)、あるいは、
トランジスタ(以下、TRSという)のような半導体装
置及びそれを用いた電力変換装置に係り、特に、遮断耐
量を向上させたGTO、TRS等の半導体装置及びそれ
を用いた電力変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電源のクリーン化のため、例え
ば、鉄鋼用の大容量電力変換装置、無効電力補償装置等
のキーデバイスとしてGTOが注目され、大容量の素子
(6kV−6kA)が開発されている。一般に、GTO
は、遮断耐量が小さいためにスナバ回路を必要とする。
ば、鉄鋼用の大容量電力変換装置、無効電力補償装置等
のキーデバイスとしてGTOが注目され、大容量の素子
(6kV−6kA)が開発されている。一般に、GTO
は、遮断耐量が小さいためにスナバ回路を必要とする。
【0003】図13はスナバ回路の例を示す図である。
図13において、130はアノード端子、131はカソ
ード端子、132はゲート端子、133はGTO、13
4はスナバダイオード、135はスナバコンデンサ、1
36はスナバ抵抗、137はスナバ回路である。
図13において、130はアノード端子、131はカソ
ード端子、132はゲート端子、133はGTO、13
4はスナバダイオード、135はスナバコンデンサ、1
36はスナバ抵抗、137はスナバ回路である。
【0004】スナバ回路137は、図13に示すよう
に、スナバダイオード134、スナバコンデンサ13
5、スナバ抵抗136により構成され、アノード端子1
30、カソード端子131、ゲート端子132を有する
GTO133のアノード端子130とカソード端子13
1との間に接続して使用される。このようなスナバ回路
137は、GTO133のターンオフ時の電流をスナバ
コンデンサ135に移すように動作するので、GTO1
33に大きな電流の遮断を行わせることができる。そし
て、このスナバ回路137は、GTOのターンオン時
に、前述で蓄積されたスナバコンデンサ135の蓄積電
荷をスナバ抵抗136を介して放電して消費させる。
に、スナバダイオード134、スナバコンデンサ13
5、スナバ抵抗136により構成され、アノード端子1
30、カソード端子131、ゲート端子132を有する
GTO133のアノード端子130とカソード端子13
1との間に接続して使用される。このようなスナバ回路
137は、GTO133のターンオフ時の電流をスナバ
コンデンサ135に移すように動作するので、GTO1
33に大きな電流の遮断を行わせることができる。そし
て、このスナバ回路137は、GTOのターンオン時
に、前述で蓄積されたスナバコンデンサ135の蓄積電
荷をスナバ抵抗136を介して放電して消費させる。
【0005】前述したような消費形のスナバ回路137
を持つGTOにより電力変換装置を構成した場合、GT
O133の大容量化と共にスナバ回路137による損失
が増大し、電力変換効率を低下させることになる。この
ようなスナバ回路による損失を防止することのできる従
来技術として、スナバコンデンサ135のエネルギーを
回収することを可能とした方式が、例えば、特開平05
−227736号公報等に提案されて知られている。し
かし、前述したような回収方式を採用すると、電力変換
装置が大型になり、高価格となるとという問題点を生
じ、また、回路動作が複雑化するので、信頼性が低下す
るという問題点を生じてしまう。
を持つGTOにより電力変換装置を構成した場合、GT
O133の大容量化と共にスナバ回路137による損失
が増大し、電力変換効率を低下させることになる。この
ようなスナバ回路による損失を防止することのできる従
来技術として、スナバコンデンサ135のエネルギーを
回収することを可能とした方式が、例えば、特開平05
−227736号公報等に提案されて知られている。し
かし、前述したような回収方式を採用すると、電力変換
装置が大型になり、高価格となるとという問題点を生
じ、また、回路動作が複雑化するので、信頼性が低下す
るという問題点を生じてしまう。
【0006】一般に、GTOは、同一ペレット内に多数
の小容量素子(以下、単位GTOという)を形成し、こ
れらの単位GTOを並列接続して構成されており、単位
GTO自体の遮断耐量が低いことと、単位GTO間の並
列動作の均等化が難しいこととが、大きなスナバ回路を
必要とする原因となっている。
の小容量素子(以下、単位GTOという)を形成し、こ
れらの単位GTOを並列接続して構成されており、単位
GTO自体の遮断耐量が低いことと、単位GTO間の並
列動作の均等化が難しいこととが、大きなスナバ回路を
必要とする原因となっている。
【0007】そこで、単位GTOの遮断耐量を増大する
ことのできる従来技術として、例えば、特開昭59−8
6262号公報等に記載された技術が知られている。
ことのできる従来技術として、例えば、特開昭59−8
6262号公報等に記載された技術が知られている。
【0008】以下、一般的な単位GTOの構造と改良さ
れた単位GTOの構造とを図面により説明する。
れた単位GTOの構造とを図面により説明する。
【0009】図14は従来技術による一般的な単位GT
Oの構造の一例を示す断面図、図15は図14に示す単
位GTOの上面図、図16は遮断耐量を増大させた従来
技術による単位GTOの構造を示す断面図である。図1
4〜図16において、1は半導体基体、2はカソード電
極、3a、3bはゲート電極、4はアノード電極、5は
p型エミッタ層(pE)、6はn型ベース層(nB)、
7はp型ベース層(pB)、8はn型エミッタ層(n
E)、9はアノード端子、10はカソード端子、11は
ゲート端子である。
Oの構造の一例を示す断面図、図15は図14に示す単
位GTOの上面図、図16は遮断耐量を増大させた従来
技術による単位GTOの構造を示す断面図である。図1
4〜図16において、1は半導体基体、2はカソード電
極、3a、3bはゲート電極、4はアノード電極、5は
p型エミッタ層(pE)、6はn型ベース層(nB)、
7はp型ベース層(pB)、8はn型エミッタ層(n
E)、9はアノード端子、10はカソード端子、11は
ゲート端子である。
【0010】図14、図15に示す従来技術による一般
的な単位GTOは、半導体基体1の下主表面から順に、
p型エミッタ層5、n型ベース層6、p型ベース層7、
n型エミッタ層8が形成される半導体基体1の上主表面
上のn型エミッタ層8にカソード電極2が、p型ベース
層7にゲート電極3a、3bが低抵抗接触して設けら
れ、また、半導体基体1の下主表面のp型エミッタ層5
にアノード電極4が低抵抗接触して設けられ、これらの
電極にカソード端子K10、ゲート端子G11、アノー
ド端子A9が接続されて構成されている。
的な単位GTOは、半導体基体1の下主表面から順に、
p型エミッタ層5、n型ベース層6、p型ベース層7、
n型エミッタ層8が形成される半導体基体1の上主表面
上のn型エミッタ層8にカソード電極2が、p型ベース
層7にゲート電極3a、3bが低抵抗接触して設けら
れ、また、半導体基体1の下主表面のp型エミッタ層5
にアノード電極4が低抵抗接触して設けられ、これらの
電極にカソード端子K10、ゲート端子G11、アノー
ド端子A9が接続されて構成されている。
【0011】なお、前述において、半導体基体1の各電
極2〜4が設けられている部分以外の露出表面には、表
面安定化材が設けられているが、図では省略されてお
り、以後の説明についても同様であり、図示を省略す
る。
極2〜4が設けられている部分以外の露出表面には、表
面安定化材が設けられているが、図では省略されてお
り、以後の説明についても同様であり、図示を省略す
る。
【0012】前述したような構造を有する単位GTOを
導通状態から非導通状態へターンオフさせるためには、
ゲート端子11からゲート電流を引き抜けばよい。この
とき、GTOの導通状態を作り出しているp型ベース層
7に蓄積された過剰キャリアは、ゲート電極3a、3b
に近い領域から順次掃き出される。このため、GTOの
内部は、ゲート電極3a、3bに近い側より順次導通領
域がターンオフしていき、n型エミッタ層8の両側から
同じ大きさのゲート電流12a、12bが引き抜かれて
いくことになり、最終的に、n型エミッタ層8の中央に
導通領域13が残り電流が集中することになる。
導通状態から非導通状態へターンオフさせるためには、
ゲート端子11からゲート電流を引き抜けばよい。この
とき、GTOの導通状態を作り出しているp型ベース層
7に蓄積された過剰キャリアは、ゲート電極3a、3b
に近い領域から順次掃き出される。このため、GTOの
内部は、ゲート電極3a、3bに近い側より順次導通領
域がターンオフしていき、n型エミッタ層8の両側から
同じ大きさのゲート電流12a、12bが引き抜かれて
いくことになり、最終的に、n型エミッタ層8の中央に
導通領域13が残り電流が集中することになる。
【0013】そして、n型エミッタ層8の下のターンオ
フし終わったp型ベース層7の中には過剰キャリアが無
いので、その部分の抵抗が熱平衡状態の抵抗になってい
る。このため、ゲート電極3a、3bからn型エミッタ
層8の中央部のp型ベース層7の導通領域に至るゲート
電流経路の抵抗14a、14bがターンオフ初期より大
きくなり、ゲート電流が引き抜きにくくなる。このた
め、最終電流集中領域13において、電力損失により過
大な温度上昇が起こりGTOを熱破壊させることにな
る。単位GTOの遮断耐量が小さいのは、前述ような単
位GTOの長手方向での均一な動作が保たれずらいため
である。
フし終わったp型ベース層7の中には過剰キャリアが無
いので、その部分の抵抗が熱平衡状態の抵抗になってい
る。このため、ゲート電極3a、3bからn型エミッタ
層8の中央部のp型ベース層7の導通領域に至るゲート
電流経路の抵抗14a、14bがターンオフ初期より大
きくなり、ゲート電流が引き抜きにくくなる。このた
め、最終電流集中領域13において、電力損失により過
大な温度上昇が起こりGTOを熱破壊させることにな
る。単位GTOの遮断耐量が小さいのは、前述ような単
位GTOの長手方向での均一な動作が保たれずらいため
である。
【0014】図15に示すように、単位GTOの上面
は、半導体基体1上にゲート電極3a、3bに囲まれた
カソード電極2が配置された形状となる。そして、カソ
ード電極2上に示した領域40が、ターンオフ時の主電
流の最終集中領域となる。この領域は、単位GTO内の
狭い領域なので半導体層、電極の特性ばらつきが小さい
ことから、カソード電極2のほぼ中央に位置することに
なり、丸で囲んだ範囲44は、単位GTOの最終電流集
中領域において電力損失により過大な温度上昇が起き温
度が逃げる範囲を模擬的に示したものである。
は、半導体基体1上にゲート電極3a、3bに囲まれた
カソード電極2が配置された形状となる。そして、カソ
ード電極2上に示した領域40が、ターンオフ時の主電
流の最終集中領域となる。この領域は、単位GTO内の
狭い領域なので半導体層、電極の特性ばらつきが小さい
ことから、カソード電極2のほぼ中央に位置することに
なり、丸で囲んだ範囲44は、単位GTOの最終電流集
中領域において電力損失により過大な温度上昇が起き温
度が逃げる範囲を模擬的に示したものである。
【0015】前述したように従来技術による一般的な構
造のGTOは、ターンオフ時に主電流の最終集中領域を
生じて遮断耐量を大きくすることができないものであ
る。
造のGTOは、ターンオフ時に主電流の最終集中領域を
生じて遮断耐量を大きくすることができないものであ
る。
【0016】このような単位GTOの遮断耐量を増大さ
せることのできる従来技術として、図16に示すよう
な、n型エミッタ層を分割する技術がある。図16はp
型ベース層7とn型エミッタ層8との接合部の近辺を拡
大したものである。
せることのできる従来技術として、図16に示すよう
な、n型エミッタ層を分割する技術がある。図16はp
型ベース層7とn型エミッタ層8との接合部の近辺を拡
大したものである。
【0017】図16に示すように、この単位GTOは、
カソード電極2とp型ベース層7とが短絡しないように
絶縁領域130を置き、2分割されたn型エミッタ層8
の間をカソード電極2で継ぐことにより、ターンオフ時
の最終電流集中領域を、電流集中領域60a、60bに
2分割して、単位GTOの遮断耐量を向上させるという
ものである。
カソード電極2とp型ベース層7とが短絡しないように
絶縁領域130を置き、2分割されたn型エミッタ層8
の間をカソード電極2で継ぐことにより、ターンオフ時
の最終電流集中領域を、電流集中領域60a、60bに
2分割して、単位GTOの遮断耐量を向上させるという
ものである。
【0018】一般に、GTOは、同一ペレット内に前述
したような構造の多数の単位GTOを形成し、これらを
並列接続した構成となっており、GTOの遮断耐量の向
上には単位GTO間の効率の良い並列動作が必要であ
る。以下、単位GTOを多数並列に接続した場合につい
て説明する。
したような構造の多数の単位GTOを形成し、これらを
並列接続した構成となっており、GTOの遮断耐量の向
上には単位GTO間の効率の良い並列動作が必要であ
る。以下、単位GTOを多数並列に接続した場合につい
て説明する。
【0019】図17は並列接続された2つの単位GTO
を模擬的に示す図である。図17において、20、21
は単位GTOであり、他の符号はその添字としてa、b
等を付しているが図14の場合と同一である。以下、図
17を参照して、2つの単位GTOの並列動作について
説明する。
を模擬的に示す図である。図17において、20、21
は単位GTOであり、他の符号はその添字としてa、b
等を付しているが図14の場合と同一である。以下、図
17を参照して、2つの単位GTOの並列動作について
説明する。
【0020】図17に示す例における第1の単位GTO
20、第2の単位GTO21は、それぞれ、半導体基板
の上主表面上にカソード電極2a、2bとゲート電極3
a及び3b、3c及び3dとを低抵抗接触させて設け、
それぞれをカソード端子K10、ゲート端子G11に接
続して構成されている。また、半導体基板の下主表面に
は、アノード電極4a、4bが低抵抗接触して設けら
れ、アノード端子A9に接続されている。半導体層の構
成は、図14により説明した場合と同様である。
20、第2の単位GTO21は、それぞれ、半導体基板
の上主表面上にカソード電極2a、2bとゲート電極3
a及び3b、3c及び3dとを低抵抗接触させて設け、
それぞれをカソード端子K10、ゲート端子G11に接
続して構成されている。また、半導体基板の下主表面に
は、アノード電極4a、4bが低抵抗接触して設けら
れ、アノード端子A9に接続されている。半導体層の構
成は、図14により説明した場合と同様である。
【0021】前述したように並列接続された第1の単位
GTO20と第2の単位GTO21とにおいて、製造工
程のばらつき(各サイズ、シート抵抗値等)により、各
GTOのp型ベース層7a、7bの横方向抵抗22a、
22bの値に差が生じると、第1の単位GTO20と第
2の単位GTO21との導通状態から非導通状態へター
ンオフする時間に差が生じる。この結果、図17に示す
ように単位GTOを並列接続したGTOは、遅くターン
オフする単位GTOに主電流が集中し、その単位GTO
の最終電流集中領域において電力損失により過大な温度
上昇を生じて熱破壊されることになる。
GTO20と第2の単位GTO21とにおいて、製造工
程のばらつき(各サイズ、シート抵抗値等)により、各
GTOのp型ベース層7a、7bの横方向抵抗22a、
22bの値に差が生じると、第1の単位GTO20と第
2の単位GTO21との導通状態から非導通状態へター
ンオフする時間に差が生じる。この結果、図17に示す
ように単位GTOを並列接続したGTOは、遅くターン
オフする単位GTOに主電流が集中し、その単位GTO
の最終電流集中領域において電力損失により過大な温度
上昇を生じて熱破壊されることになる。
【0022】このような問題点を解決するための従来技
術として、例えば、特開平5−30308号公報等に記
載された技術が知られている。この従来技術は、各単位
GTOにフローティングゲートを設け、それらをGTO
内で短絡し、各単位GTO間の電流を均一化するという
ものである。
術として、例えば、特開平5−30308号公報等に記
載された技術が知られている。この従来技術は、各単位
GTOにフローティングゲートを設け、それらをGTO
内で短絡し、各単位GTO間の電流を均一化するという
ものである。
【0023】図18は各単位GTOにフローティングゲ
ートを設け、それらをGTO内で短絡し、かつ、並列接
続された2つの単位GTOを模擬的に示す図である。図
18において、30a、30bはフローティングゲート
電極であり、他の符号は図17の場合と同一である。以
下、図18を参照して、2つの単位GTOの並列動作に
ついて説明する。
ートを設け、それらをGTO内で短絡し、かつ、並列接
続された2つの単位GTOを模擬的に示す図である。図
18において、30a、30bはフローティングゲート
電極であり、他の符号は図17の場合と同一である。以
下、図18を参照して、2つの単位GTOの並列動作に
ついて説明する。
【0024】第1の単位GTO20と第2の単位GTO
21とは、図17に示した第1の単位GTO20と第2
の単位GTO21とのゲート電極3b、3cの代りにゲ
ート端子G11に接続されていないフローティングゲー
ト電極30a、30bを設けて構成されている。そし
て、GTOは、各単位GTOのフローティングゲートを
相互に接続て構成される。
21とは、図17に示した第1の単位GTO20と第2
の単位GTO21とのゲート電極3b、3cの代りにゲ
ート端子G11に接続されていないフローティングゲー
ト電極30a、30bを設けて構成されている。そし
て、GTOは、各単位GTOのフローティングゲートを
相互に接続て構成される。
【0025】このようなGTOは、ターンオフ時、ゲー
ト端子G11よりGTOの導通状態を作り出しているp
型ベース層7a、7bに蓄積された過剰キャリアを、ゲ
ート電極3a、3dに近い領域から順次掃き出していく
ことになる。このため、ゲート電極3a、3dに近い側
より順次導通領域がターンオフしていき、フローティン
グゲート電極30a、30bに近い側に最終電流集中領
域13a、13bが現われる。
ト端子G11よりGTOの導通状態を作り出しているp
型ベース層7a、7bに蓄積された過剰キャリアを、ゲ
ート電極3a、3dに近い領域から順次掃き出していく
ことになる。このため、ゲート電極3a、3dに近い側
より順次導通領域がターンオフしていき、フローティン
グゲート電極30a、30bに近い側に最終電流集中領
域13a、13bが現われる。
【0026】このとき、図18に示すように、フローテ
ィングゲート電極30a、30bが相互に接続されてい
るため、ループ電流32が、p型ベース層7a、7bと
n型エミッタ層8a、8bの接合部近くの最終電流集中
領域33a、33bの電位を等しくするように流れる。
これにより、図18にしめす従来技術は、電流集中領域
13a、13bの電流を均一化することができるもので
ある。
ィングゲート電極30a、30bが相互に接続されてい
るため、ループ電流32が、p型ベース層7a、7bと
n型エミッタ層8a、8bの接合部近くの最終電流集中
領域33a、33bの電位を等しくするように流れる。
これにより、図18にしめす従来技術は、電流集中領域
13a、13bの電流を均一化することができるもので
ある。
【0027】しかし、図18に示す従来技術は、ある大
きさ以内のペレット内に多数の単位GTOを形成して、
これらの単位GTOに並列動作を行わせる場合、その並
列動作を均一化することができ有効なものであるが、大
口径の素子に多数の単位GTOを形成して並列動作させ
る点に配慮されていないため、以下のような問題点を有
している。
きさ以内のペレット内に多数の単位GTOを形成して、
これらの単位GTOに並列動作を行わせる場合、その並
列動作を均一化することができ有効なものであるが、大
口径の素子に多数の単位GTOを形成して並列動作させ
る点に配慮されていないため、以下のような問題点を有
している。
【0028】すなわち、図18に示す従来技術におい
て、フローティングゲート電極30a、30bを接続す
るラインは、ペレットが大口径になるに従って長くな
り、ループ電流32が流れる配線の抵抗成分31が大き
くなる。この抵抗成分31にループ電流32が流れる
と、p型ベース層7a、7bとn型エミッタ層8a,8
bとの接合部近くの最終電流集中領域33a、33bに
電位差が生じ、電流集中領域13a、13bの電流を均
一化することができなくなる。また、単位GTO20、
21とゲート端子G11との距離が長くなり、ゲート電
極3a、3bとゲート端子G11との間の抵抗が大きく
なり単位GTO相互間でターンオフ時間がことなってし
まい、GTO全体としての遮断耐量を低下させてしま
う。また、製造工程のばらつき(各サイズ、シート抵抗
値等)の分布についても考慮されていない。
て、フローティングゲート電極30a、30bを接続す
るラインは、ペレットが大口径になるに従って長くな
り、ループ電流32が流れる配線の抵抗成分31が大き
くなる。この抵抗成分31にループ電流32が流れる
と、p型ベース層7a、7bとn型エミッタ層8a,8
bとの接合部近くの最終電流集中領域33a、33bに
電位差が生じ、電流集中領域13a、13bの電流を均
一化することができなくなる。また、単位GTO20、
21とゲート端子G11との距離が長くなり、ゲート電
極3a、3bとゲート端子G11との間の抵抗が大きく
なり単位GTO相互間でターンオフ時間がことなってし
まい、GTO全体としての遮断耐量を低下させてしま
う。また、製造工程のばらつき(各サイズ、シート抵抗
値等)の分布についても考慮されていない。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】前述した単位GTOの
遮断耐量を増大させることのできる従来技術は、ターン
オフ時の最終電流集中領域を2分割することにより単位
GTOの遮断耐量を増大させることのできるものであ
る。しかし、この従来技術は、大口径GTOの接続方式
が圧接方式が主であることについて考慮されていない。
すなわち、この従来技術は、圧接によるカソード電極
2、絶縁領域130の変形、それによる短絡の危険性に
ついて考慮されていないという第1の問題点を有してい
る。
遮断耐量を増大させることのできる従来技術は、ターン
オフ時の最終電流集中領域を2分割することにより単位
GTOの遮断耐量を増大させることのできるものであ
る。しかし、この従来技術は、大口径GTOの接続方式
が圧接方式が主であることについて考慮されていない。
すなわち、この従来技術は、圧接によるカソード電極
2、絶縁領域130の変形、それによる短絡の危険性に
ついて考慮されていないという第1の問題点を有してい
る。
【0030】このような問題点を解決するものとして、
カソード電極2を分割された各々のn型エミッタ層8の
上にのみ配置する方法が、例えば、特公平6−5738
号公報等に記載されているが、この方法も、遮断効率を
考慮しn型エミッタ層8の幅を考えると、電極の幅が狭
くなり、圧接による変形を受け易く、かつ、外部電極と
の接触効率が悪くなるという問題点を有する。
カソード電極2を分割された各々のn型エミッタ層8の
上にのみ配置する方法が、例えば、特公平6−5738
号公報等に記載されているが、この方法も、遮断効率を
考慮しn型エミッタ層8の幅を考えると、電極の幅が狭
くなり、圧接による変形を受け易く、かつ、外部電極と
の接触効率が悪くなるという問題点を有する。
【0031】また、前述した従来技術は、最終電流集中
領域をバランス良く2分割することについて考慮されて
いないため、充分な遮断耐量の増大を得ることができな
いという第2の問題点を有しており、さらに、単位GT
Oを多数配列して動作させる大口径GTOの遮断耐量を
増大するためのペレット構造と、大口径化によるペレッ
ト面内特性のばらつきについて考慮されていないという
第3の問題点を有している。
領域をバランス良く2分割することについて考慮されて
いないため、充分な遮断耐量の増大を得ることができな
いという第2の問題点を有しており、さらに、単位GT
Oを多数配列して動作させる大口径GTOの遮断耐量を
増大するためのペレット構造と、大口径化によるペレッ
ト面内特性のばらつきについて考慮されていないという
第3の問題点を有している。
【0032】本発明の目的は、前述した従来技術問題点
を解決し、単位GTOの遮断耐量を増大する単位GTO
の素子構造を提供し、最適なペレット構造を提供するこ
とにより、GTOの遮断耐量を大幅に増大し、GTOを
使用する電極変換装置等の小型化、低価格化を実現する
ことのできる半導体装置及びそれを用いた電力変換装置
を提供することにある。
を解決し、単位GTOの遮断耐量を増大する単位GTO
の素子構造を提供し、最適なペレット構造を提供するこ
とにより、GTOの遮断耐量を大幅に増大し、GTOを
使用する電極変換装置等の小型化、低価格化を実現する
ことのできる半導体装置及びそれを用いた電力変換装置
を提供することにある。
【0033】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、半導体基体の一対の主平面間に隣接相互で導電型が
異なる少なくとも3個の半導体層が形成され、前記3個
の半導体層のうち、第1半導体層が、ほぼ一定幅の細長
い形状を有し、第2半導体層が、前記第1半導体層を包
囲するように第1半導体層と共に前記半導体基体の第1
主平面に露出し、前記第1半導体層に第1主電極が低抵
抗接触し、前記各第2半導体層に制御電極が低抵抗接触
した半導体装置において、前記第1半導体層の幅方向中
央に絶縁領域を設け、前記第1主電極を、前記絶縁領域
により2分割された2つの第1半導体層に、前記絶縁領
域をまたいで低抵抗接触させることにより、また、前記
絶縁領域の前記絶縁領域をまたぐ第1主電極と反対側の
前記絶縁領域と第2半導体領域との間に、前記第1半導
体層と絶縁された状態で導通領域を設けることにより達
成される。
は、半導体基体の一対の主平面間に隣接相互で導電型が
異なる少なくとも3個の半導体層が形成され、前記3個
の半導体層のうち、第1半導体層が、ほぼ一定幅の細長
い形状を有し、第2半導体層が、前記第1半導体層を包
囲するように第1半導体層と共に前記半導体基体の第1
主平面に露出し、前記第1半導体層に第1主電極が低抵
抗接触し、前記各第2半導体層に制御電極が低抵抗接触
した半導体装置において、前記第1半導体層の幅方向中
央に絶縁領域を設け、前記第1主電極を、前記絶縁領域
により2分割された2つの第1半導体層に、前記絶縁領
域をまたいで低抵抗接触させることにより、また、前記
絶縁領域の前記絶縁領域をまたぐ第1主電極と反対側の
前記絶縁領域と第2半導体領域との間に、前記第1半導
体層と絶縁された状態で導通領域を設けることにより達
成される。
【0034】また、前記目的は、半導体基体の一対の主
平面間に隣接相互で導電型が異なる少なくとも3個の半
導体層が形成され、前記3個の半導体層のうち、第1半
導体層は、ほぼ一定幅の細長い形状を有し、1個以上が
前記半導体基体の第1主表面に並置され、第2半導体層
が、前記第1半導体層を包囲するように第1半導体層と
共に前記半導体基体の第1主平面に露出し、前記第1半
導体層のそれぞれに第1主電極が低抵抗接触され、前記
各第2半導体層に制御電極が低抵抗接触された構造を単
位半導体素子とし、該単位半導体素子を複数個並列に接
続し、前記単位半導体素子の各制御電極を前記半導体基
体上に設けた制御端子に接続した半導体装置において、
前記複数の単位半導体素子として、前記第1半導体層の
幅方向中央に絶縁領域が設けられ、前記第1主電極が、
前記絶縁領域により2分割された2つの第1半導体層
に、前記絶縁領域をまたいで低抵抗接触している第1の
単位半導体素子と、前記第1半導体層の幅方向中央に絶
縁領域を設けない第2の単位半導体素子とを混在させる
ことにより達成される。
平面間に隣接相互で導電型が異なる少なくとも3個の半
導体層が形成され、前記3個の半導体層のうち、第1半
導体層は、ほぼ一定幅の細長い形状を有し、1個以上が
前記半導体基体の第1主表面に並置され、第2半導体層
が、前記第1半導体層を包囲するように第1半導体層と
共に前記半導体基体の第1主平面に露出し、前記第1半
導体層のそれぞれに第1主電極が低抵抗接触され、前記
各第2半導体層に制御電極が低抵抗接触された構造を単
位半導体素子とし、該単位半導体素子を複数個並列に接
続し、前記単位半導体素子の各制御電極を前記半導体基
体上に設けた制御端子に接続した半導体装置において、
前記複数の単位半導体素子として、前記第1半導体層の
幅方向中央に絶縁領域が設けられ、前記第1主電極が、
前記絶縁領域により2分割された2つの第1半導体層
に、前記絶縁領域をまたいで低抵抗接触している第1の
単位半導体素子と、前記第1半導体層の幅方向中央に絶
縁領域を設けない第2の単位半導体素子とを混在させる
ことにより達成される。
【0035】また、前記目的は、前記第1の単位半導体
素子を、前記絶縁領域の前記絶縁領域をまたぐ第1主電
極と反対側の前記絶縁領域と第2半導体領域との間に、
前記第1半導体層と絶縁された状態で導通領域を設けた
構造とすることにより達成される。
素子を、前記絶縁領域の前記絶縁領域をまたぐ第1主電
極と反対側の前記絶縁領域と第2半導体領域との間に、
前記第1半導体層と絶縁された状態で導通領域を設けた
構造とすることにより達成される。
【0036】また、前記目的は、前記制御端子を、円形
形状を持つ半導体基体の中央に配置し、前記第1の単位
半導体素子を、前記制御素子周辺の前記半導体基体の中
央部に配置することにより達成される。
形状を持つ半導体基体の中央に配置し、前記第1の単位
半導体素子を、前記制御素子周辺の前記半導体基体の中
央部に配置することにより達成される。
【0037】さらに、前記目的は、前述した構成の半導
体装置をスイッチング素子として使用して電力変換装置
を構成することにより達成される。
体装置をスイッチング素子として使用して電力変換装置
を構成することにより達成される。
【0038】前述した本発明の構成によれば、ターンオ
フ時の主電流の最終電流集中領域を圧接による弊害を受
けずに2分割することができ、また、単位半導体素子内
の分割された最終電流集中領域の電流分担をバランスさ
せることができる。
フ時の主電流の最終電流集中領域を圧接による弊害を受
けずに2分割することができ、また、単位半導体素子内
の分割された最終電流集中領域の電流分担をバランスさ
せることができる。
【0039】さらに、ターンオフ耐量の大きい単位半導
体素子に最終電流集中を生起させることができ、かつ、
比較的半導体基体内の特性ばらつきの少ない領域に、最
終電流集中領域を置くことができるので、それらの各単
位半導体素子間の電流分担をほぼ均一化することができ
る。
体素子に最終電流集中を生起させることができ、かつ、
比較的半導体基体内の特性ばらつきの少ない領域に、最
終電流集中領域を置くことができるので、それらの各単
位半導体素子間の電流分担をほぼ均一化することができ
る。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明による半導体装置及
びそれを用いた電力変換装置の実施形態を、半導体装置
として、GTOを例に上げて図面により詳細に説明す
る。
びそれを用いた電力変換装置の実施形態を、半導体装置
として、GTOを例に上げて図面により詳細に説明す
る。
【0041】図1は本発明の第1の実施形態による単位
GTOの構造を示す断面図、図2は図1に示す単位GT
Oの上面図である。図1、図2において、61は絶縁層
であり、他の符号は図14の場合と同一である。
GTOの構造を示す断面図、図2は図1に示す単位GT
Oの上面図である。図1、図2において、61は絶縁層
であり、他の符号は図14の場合と同一である。
【0042】図1、図2に示す本発明の第1の実施形態
による単位GTOは、その遮断耐量を向上させるため
に、主電流の最終集中領域に絶縁領域を設けたものであ
り、基本的な半導体層の構造及び電極構造は、図14に
より説明した一般的な単位GTOと同様である。そし
て、この本発明の第1の実施形態は、主電流が集中する
n型エミッタ層8の長手方向の中央部に絶縁層61が設
けられて構成されている点で、図1に示す単位GTOの
構造と相違し、また、n型エミッタ層8を分離するよう
に絶縁層61が設けられている点で、n型エミッタ層を
p型ベース層7により2分し、カソード電極2とp型ベ
ース層7とが短絡しないように絶縁領域130を置く図
16に示す単位GTOの構造と相違している。
による単位GTOは、その遮断耐量を向上させるため
に、主電流の最終集中領域に絶縁領域を設けたものであ
り、基本的な半導体層の構造及び電極構造は、図14に
より説明した一般的な単位GTOと同様である。そし
て、この本発明の第1の実施形態は、主電流が集中する
n型エミッタ層8の長手方向の中央部に絶縁層61が設
けられて構成されている点で、図1に示す単位GTOの
構造と相違し、また、n型エミッタ層8を分離するよう
に絶縁層61が設けられている点で、n型エミッタ層を
p型ベース層7により2分し、カソード電極2とp型ベ
ース層7とが短絡しないように絶縁領域130を置く図
16に示す単位GTOの構造と相違している。
【0043】すなわち、本発明の第1の実施形態は、図
1に示すように、図14により説明した一般的な単位G
TOのn型エミッタ層8を2分割するように、例えば、
シリコン酸化膜等の絶縁層61を入れたものである。絶
縁層61は、先に説明したように絶縁層61を入れる前
のターンオフ時の主電流の最終集中領域となる部位に位
置し、その位置は、n型エミッタ層8の幅方向の1/2
のところである。そして、この絶縁層61は、カソード
電極2がn型エミッタ層8に低抵抗接触する側で、n型
エミッタ層8の面と同一平面を構成するように、また、
その仮面が僅かにp型ベース層7の中に入り込むように
形成される。これにより、ターンオフ時の主電流の最終
集中領域は、最終電流集中領域60a、60bのように
2分割される。
1に示すように、図14により説明した一般的な単位G
TOのn型エミッタ層8を2分割するように、例えば、
シリコン酸化膜等の絶縁層61を入れたものである。絶
縁層61は、先に説明したように絶縁層61を入れる前
のターンオフ時の主電流の最終集中領域となる部位に位
置し、その位置は、n型エミッタ層8の幅方向の1/2
のところである。そして、この絶縁層61は、カソード
電極2がn型エミッタ層8に低抵抗接触する側で、n型
エミッタ層8の面と同一平面を構成するように、また、
その仮面が僅かにp型ベース層7の中に入り込むように
形成される。これにより、ターンオフ時の主電流の最終
集中領域は、最終電流集中領域60a、60bのように
2分割される。
【0044】図2に示すように、前述の実施形態による
単位GTOの上面は、半導体基体1上にゲート電極3
a、3bに囲まれてカソード電極2が配置された形状を
有し、カソード電極2の直下のn型エミッタ層8の長手
方向と同一の長さを持つ絶縁層61がn型エミッタ層8
をその長手方向に2分割している。そして、カソード電
極2上に示した領域70、71が、ターンオフ時の主電
流の最終集中領域となり、主電流の最終集中領域が2分
割されることになる。この領域は、単位GTO内の狭い
領域なので半導体層、電極の特性ばらつきが小さいこと
から、カソード電極2のほぼ中央の絶縁層61の両側に
位置することになり、それぞれを半円で囲んだ範囲72
が、単位GTOの最終電流集中領域において電力損失に
より過大な温度上昇が起こる温度が逃げる範囲となり、
図15により説明したものに比較して増大している。
単位GTOの上面は、半導体基体1上にゲート電極3
a、3bに囲まれてカソード電極2が配置された形状を
有し、カソード電極2の直下のn型エミッタ層8の長手
方向と同一の長さを持つ絶縁層61がn型エミッタ層8
をその長手方向に2分割している。そして、カソード電
極2上に示した領域70、71が、ターンオフ時の主電
流の最終集中領域となり、主電流の最終集中領域が2分
割されることになる。この領域は、単位GTO内の狭い
領域なので半導体層、電極の特性ばらつきが小さいこと
から、カソード電極2のほぼ中央の絶縁層61の両側に
位置することになり、それぞれを半円で囲んだ範囲72
が、単位GTOの最終電流集中領域において電力損失に
より過大な温度上昇が起こる温度が逃げる範囲となり、
図15により説明したものに比較して増大している。
【0045】前述した本発明の第1の実施形態による単
位GTOは、圧接による変形、短絡の危険が無く、か
つ、外部電極との接触効率を図14により説明した従来
の場合と同等とし、単位GTOの最終電流集中領域にお
いて電力損失により過大な温度上昇が起こる場合の温度
が逃げる範囲を増大させることができるので、単位GT
Oの遮断耐量を向上させることができ、その結果、GT
O全体の遮断耐量を向上させることができる。
位GTOは、圧接による変形、短絡の危険が無く、か
つ、外部電極との接触効率を図14により説明した従来
の場合と同等とし、単位GTOの最終電流集中領域にお
いて電力損失により過大な温度上昇が起こる場合の温度
が逃げる範囲を増大させることができるので、単位GT
Oの遮断耐量を向上させることができ、その結果、GT
O全体の遮断耐量を向上させることができる。
【0046】図3は単位GTOの遮断耐量の実験結果を
説明する特性図であり、次に、図3を参照して、図1
4、図15により説明した一般的な単位GTOと、図
1、図2により説明した本発明の第1の実施形態による
単位GTOとの遮断耐量について説明する。
説明する特性図であり、次に、図3を参照して、図1
4、図15により説明した一般的な単位GTOと、図
1、図2により説明した本発明の第1の実施形態による
単位GTOとの遮断耐量について説明する。
【0047】図3は横軸にターンオフ限界時のアノード
−カソード間電圧をとり、縦軸に同じくターンオフ限界
時のアノード電流を示したものであり、曲線50が一般
的な単位GTOの特性を示し、曲線51が本発明の第1
の実施形態による単位GTOの特性を示している。これ
らの特性から判るように、n型エミッタ層を2分割した
本発明の第1の実施形態の単位GTOの遮断耐量が大幅
に向上していることが判る。
−カソード間電圧をとり、縦軸に同じくターンオフ限界
時のアノード電流を示したものであり、曲線50が一般
的な単位GTOの特性を示し、曲線51が本発明の第1
の実施形態による単位GTOの特性を示している。これ
らの特性から判るように、n型エミッタ層を2分割した
本発明の第1の実施形態の単位GTOの遮断耐量が大幅
に向上していることが判る。
【0048】図4は本発明の第2の実施形態による単位
GTOの構造を示す断面図、図5は図4に示す単位GT
Oの上面図である。図4、図5において、66は導通領
域であり、他の符号は図1、図2の場合と同一である。
GTOの構造を示す断面図、図5は図4に示す単位GT
Oの上面図である。図4、図5において、66は導通領
域であり、他の符号は図1、図2の場合と同一である。
【0049】この本発明の第2の実施形態による単位G
TOは、本発明の第1の実施形態による単位GTOにお
けるターンオフ時の主電流の2分割された最終集中領域
の電流のバランスを保つために、絶縁領域61の下のp
型ベース層7との間に導通領域66を設けて構成したも
のである。
TOは、本発明の第1の実施形態による単位GTOにお
けるターンオフ時の主電流の2分割された最終集中領域
の電流のバランスを保つために、絶縁領域61の下のp
型ベース層7との間に導通領域66を設けて構成したも
のである。
【0050】図4はp型ベース層7とn型エミッタ層8
との接合(以下、j3接合という)の近辺を拡大して示
しており、この単位GTOは、絶縁領域61の下に、例
えば、高不純物濃度のp層等の導通領域66を、各電極
及びn型エミッタ層8と接触しないように加えたもので
ある。
との接合(以下、j3接合という)の近辺を拡大して示
しており、この単位GTOは、絶縁領域61の下に、例
えば、高不純物濃度のp層等の導通領域66を、各電極
及びn型エミッタ層8と接触しないように加えたもので
ある。
【0051】この本発明の第2の実施形態において、n
型エミッタ層8の中央部に絶縁層61を設けることによ
り、ターンオフ時の最終電流集中領域が電流集中領域6
0a、電流集中領域60bに2分割され、遮断耐量を向
上させることができることは、前述した本発明の第1の
実施形態の場合と同様である。
型エミッタ層8の中央部に絶縁層61を設けることによ
り、ターンオフ時の最終電流集中領域が電流集中領域6
0a、電流集中領域60bに2分割され、遮断耐量を向
上させることができることは、前述した本発明の第1の
実施形態の場合と同様である。
【0052】そして、ターンオフ時、ゲート電極3a、
3bと電流集中領域60a、60bとの抵抗14a、1
4bにより決まる電流集中領域のj3接合近傍の丸で囲
んだ箇所67、68の電位が同一であれば、電流集中領
域60a、電流集中領域60bに集中した電流が同一と
なり、単位GTOは最大の遮断耐量を得ることができ
る。逆に、抵抗14a、14bが等しくない場合、丸で
囲んだ箇所67、68の電位が異なることになり、電流
集中領域60a、電流集中領域60bに集中した電流に
差が生じてしまう。その結果、単位GTOの遮断耐量
は、多く電流が集中する電流集中領域で決まり、単位G
TOの2分割された集中電流の和が等しいとすると、単
位GTOは、最大の遮断耐量を得ることができない。
3bと電流集中領域60a、60bとの抵抗14a、1
4bにより決まる電流集中領域のj3接合近傍の丸で囲
んだ箇所67、68の電位が同一であれば、電流集中領
域60a、電流集中領域60bに集中した電流が同一と
なり、単位GTOは最大の遮断耐量を得ることができ
る。逆に、抵抗14a、14bが等しくない場合、丸で
囲んだ箇所67、68の電位が異なることになり、電流
集中領域60a、電流集中領域60bに集中した電流に
差が生じてしまう。その結果、単位GTOの遮断耐量
は、多く電流が集中する電流集中領域で決まり、単位G
TOの2分割された集中電流の和が等しいとすると、単
位GTOは、最大の遮断耐量を得ることができない。
【0053】本発明の第2の実施形態は、丸で囲んだ箇
所67、68を低抵抗で接続するように導通領域66を
設けているので、この導通領域66、n型エミッタ層
8、カソード電極2を介するループ電流65が流れ、こ
れにより、丸で囲んだ箇所67、68の電位をほぼ等し
くすることがてきる。
所67、68を低抵抗で接続するように導通領域66を
設けているので、この導通領域66、n型エミッタ層
8、カソード電極2を介するループ電流65が流れ、こ
れにより、丸で囲んだ箇所67、68の電位をほぼ等し
くすることがてきる。
【0054】次に、本発明の第2の実施形態による単位
GTOの長手方向のバランスについて図5を用い説明す
る。図5には示していないが、導通領域66は、n型エ
ミッタ層8の長手方向と同一の長さを持つ絶縁層61の
下部に設けられており、単位GTO幅方向と同様に、長
手方向においても電位を等しくするよう作用する。この
ため、図5に示すように、ターンオフ時の主電流の最終
集中領域70、71は、長手方向のバランスによって長
手方向にも拡がる。これにより、本発明の第2の実施形
態によるGTOは、温度が逃げる範囲が、図5に領域7
2で示す範囲となり、本発明の第1の実施形態の場合に
比較して増大させることができ、単位面積当たりの電流
集中をさらに和らげることができる。
GTOの長手方向のバランスについて図5を用い説明す
る。図5には示していないが、導通領域66は、n型エ
ミッタ層8の長手方向と同一の長さを持つ絶縁層61の
下部に設けられており、単位GTO幅方向と同様に、長
手方向においても電位を等しくするよう作用する。この
ため、図5に示すように、ターンオフ時の主電流の最終
集中領域70、71は、長手方向のバランスによって長
手方向にも拡がる。これにより、本発明の第2の実施形
態によるGTOは、温度が逃げる範囲が、図5に領域7
2で示す範囲となり、本発明の第1の実施形態の場合に
比較して増大させることができ、単位面積当たりの電流
集中をさらに和らげることができる。
【0055】前述した本発明の第2の実施形態によれ
ば、単位GTOの長手方向の電流集中を緩和し第1の実
施形態による効果をさらに高めることができ、かつ、単
位GTOの幅方向の電位のバランスをとることができる
ので、本発明の第1の実施形態による効果を効率的に実
現することができる。
ば、単位GTOの長手方向の電流集中を緩和し第1の実
施形態による効果をさらに高めることができ、かつ、単
位GTOの幅方向の電位のバランスをとることができる
ので、本発明の第1の実施形態による効果を効率的に実
現することができる。
【0056】前述した本発明の第1、第2の実施形態
は、アノードからカソードに向かって半導体基体1がp
npnの4層構造から構成されているとして説明した
が、本発明は、各層を反対導電型としたnpnpの4層
構造としてもよい。また、前述の各実施形態は、本発明
をGTOに適用したものとして説明したが、本発明は、
p型エミッタ層を高不純物濃度n層とすることにより、
本発明に従ったTRSを得ることができ、この場合に
も、同様の効果をTRSにおいて得ることができる。
は、アノードからカソードに向かって半導体基体1がp
npnの4層構造から構成されているとして説明した
が、本発明は、各層を反対導電型としたnpnpの4層
構造としてもよい。また、前述の各実施形態は、本発明
をGTOに適用したものとして説明したが、本発明は、
p型エミッタ層を高不純物濃度n層とすることにより、
本発明に従ったTRSを得ることができ、この場合に
も、同様の効果をTRSにおいて得ることができる。
【0057】本発明は、j3接合近傍の最終電流集中
と、過剰なキャリアの引き抜きに関するもので、本発明
の実施に際して、アノード側の構造による制限を受ける
ことはない。
と、過剰なキャリアの引き抜きに関するもので、本発明
の実施に際して、アノード側の構造による制限を受ける
ことはない。
【0058】前述した本発明の第1、第2の実施形態
は、単位GTOの構造に関するものであったが、次に、
前述した実施形態による単位GTOを多数形成したペレ
ット構成の実施形態について説明するが、その前に、ま
ず、GTOの遮断耐量とゲート電流との関係について説
明する。
は、単位GTOの構造に関するものであったが、次に、
前述した実施形態による単位GTOを多数形成したペレ
ット構成の実施形態について説明するが、その前に、ま
ず、GTOの遮断耐量とゲート電流との関係について説
明する。
【0059】図6は時間を横軸としたターンオフ時のG
TOのカソード電流、アノード・カソード間電圧、ゲー
ト電流の波形を示す図であり、図6において、80はカ
ソード電流、81はアノード・カソード間電圧、82は
ゲート電流であり、これらは、84として示されるGT
OのIK、VAK、IGに対応する。
TOのカソード電流、アノード・カソード間電圧、ゲー
ト電流の波形を示す図であり、図6において、80はカ
ソード電流、81はアノード・カソード間電圧、82は
ゲート電流であり、これらは、84として示されるGT
OのIK、VAK、IGに対応する。
【0060】図6では、GTOが時刻0で外部制御回路
によりターンオフを開始するとしている。この図で着目
するものは、カソード電流80がTの期間83にマイナ
ス方向、すなわち、逆方向に流れることである。これ
は、ゲート電流がカソード電流に重畳されることによる
もので、このマイナスであるTの期間83が存在するこ
とは、GTOを構成するn型エミッタ層の過剰キャリア
が全て引き抜かれ、GTOがターンオフを終了している
ことを意味する。
によりターンオフを開始するとしている。この図で着目
するものは、カソード電流80がTの期間83にマイナ
ス方向、すなわち、逆方向に流れることである。これ
は、ゲート電流がカソード電流に重畳されることによる
もので、このマイナスであるTの期間83が存在するこ
とは、GTOを構成するn型エミッタ層の過剰キャリア
が全て引き抜かれ、GTOがターンオフを終了している
ことを意味する。
【0061】しかし、このカソード電流80の波形は、
GTO全体の波形であり、単位GTOについてみると、
単位GTO相互の特性のばらつき等があるため、並列動
作する多数の単位GTOの中には、このTの期間83が
存在しない単位GTOが存在することがある。GTO
は、単位GTOを並列に接続したものであるから、アノ
ード・カソード間電圧81は、各単位GTOに共通であ
り、Tの期間83が存在しない(ターンオフが終了して
いない)単位GTOにも同様のアノード・カソード間電
圧がかかることになる。この結果、このターンオフが終
了していない単位GTOに過電流が流れ、GTOが破壊
してしまうことになる。
GTO全体の波形であり、単位GTOについてみると、
単位GTO相互の特性のばらつき等があるため、並列動
作する多数の単位GTOの中には、このTの期間83が
存在しない単位GTOが存在することがある。GTO
は、単位GTOを並列に接続したものであるから、アノ
ード・カソード間電圧81は、各単位GTOに共通であ
り、Tの期間83が存在しない(ターンオフが終了して
いない)単位GTOにも同様のアノード・カソード間電
圧がかかることになる。この結果、このターンオフが終
了していない単位GTOに過電流が流れ、GTOが破壊
してしまうことになる。
【0062】前述したTの期間83の存在には、ゲート
電流82のTの期間83に対応する時間の電流、一般
に、この電流をゲートアバランシェ電流というが、この
電流が大きく関わっている。
電流82のTの期間83に対応する時間の電流、一般
に、この電流をゲートアバランシェ電流というが、この
電流が大きく関わっている。
【0063】図7はゲートアバランシェ電流と遮断耐量
(同電圧下の遮断限界電流)との関係を説明する図であ
る。
(同電圧下の遮断限界電流)との関係を説明する図であ
る。
【0064】この図は、小容量のGTOを用いて発明者
らがゲートアバランシェ電流を横軸に、遮断耐量を縦軸
にプロットした実験結果を示すものである。特性曲線8
5から判るように、ゲートアバランシェ電流が大きくな
るほどGTOの遮断耐量が向上している。実際のGTO
におけるゲートアバランシェ電流は、特性曲線85の傾
斜部の領域、すなわち、曲線85の傾斜部と平坦部との
境界線86よりかなり小さいと部分が使用されている。
この図から、ゲートアバランシェ電流の増加による遮断
耐量の向上の効果が顕著であることがわかる。すなわ
ち、単位GTOの遮断耐量の向上には、ある値以上のゲ
ートアバランシェ電流が必要である。
らがゲートアバランシェ電流を横軸に、遮断耐量を縦軸
にプロットした実験結果を示すものである。特性曲線8
5から判るように、ゲートアバランシェ電流が大きくな
るほどGTOの遮断耐量が向上している。実際のGTO
におけるゲートアバランシェ電流は、特性曲線85の傾
斜部の領域、すなわち、曲線85の傾斜部と平坦部との
境界線86よりかなり小さいと部分が使用されている。
この図から、ゲートアバランシェ電流の増加による遮断
耐量の向上の効果が顕著であることがわかる。すなわ
ち、単位GTOの遮断耐量の向上には、ある値以上のゲ
ートアバランシェ電流が必要である。
【0065】図8は本発明の第3の実施形態を適用する
GTOペレットの構成を説明する平面図、図9は本発明
の第3の実施形態によるGTOペレットの構成を説明す
る平面図である。図8、図9において、90はGTOペ
レット、91はゲート引き出し電極、92は単位GTO
のカソード電極である。
GTOペレットの構成を説明する平面図、図9は本発明
の第3の実施形態によるGTOペレットの構成を説明す
る平面図である。図8、図9において、90はGTOペ
レット、91はゲート引き出し電極、92は単位GTO
のカソード電極である。
【0066】以下に説明する本発明の第3の実施形態
は、前述した知見に基づいたGTOペレット構成に関す
るものであり、ターンオフ時の主電流最終集中領域をG
TOのゲート引き出し電極91の近くに位置させるよう
にしたものであり、このため、その領域に配置する単位
GTOを前述した本発明の第1、第2の実施形態による
構造としたものである。
は、前述した知見に基づいたGTOペレット構成に関す
るものであり、ターンオフ時の主電流最終集中領域をG
TOのゲート引き出し電極91の近くに位置させるよう
にしたものであり、このため、その領域に配置する単位
GTOを前述した本発明の第1、第2の実施形態による
構造としたものである。
【0067】図8に示す本発明の第3の実施形態が適用
されるGTOペレット90の例は、中心にゲート引き出
し電極91を有するセンターゲート構造のものであり、
単位GTOのカソード電極92が、GTO主平面上に複
数のリングを構成するように並列に配置されている。図
8に示す例では、図面の簡略化のために4リング構造と
しているが、現在、10リング以上、単位GTOを5千
個以上配列したものが作製されている。
されるGTOペレット90の例は、中心にゲート引き出
し電極91を有するセンターゲート構造のものであり、
単位GTOのカソード電極92が、GTO主平面上に複
数のリングを構成するように並列に配置されている。図
8に示す例では、図面の簡略化のために4リング構造と
しているが、現在、10リング以上、単位GTOを5千
個以上配列したものが作製されている。
【0068】図8において、単位GTOにより構成され
るリングを、内周より1リング、2リング、3リング、
4リングと呼ぶことにすると、最内周の1リングに含ま
れる単位GTOからゲート引き出し電極91までの距離
93と、最外周の4リングに含まれる単位GTOからゲ
ート引き出し電極91までの距離94とで差があること
が判る。この差は、口径が大きくなるほど、また、リン
グ数が増加するほど顕著になる。単位GTOからゲート
引き出し電極91までの距離の差は、単位GTOのゲー
ト電極とGTOのゲート引き出し電極91との間の抵抗
値の差として表れることになる。そして、この抵抗値が
小さいほど、単位GTOのゲート電流を引き抜き易いこ
とは明らかである。
るリングを、内周より1リング、2リング、3リング、
4リングと呼ぶことにすると、最内周の1リングに含ま
れる単位GTOからゲート引き出し電極91までの距離
93と、最外周の4リングに含まれる単位GTOからゲ
ート引き出し電極91までの距離94とで差があること
が判る。この差は、口径が大きくなるほど、また、リン
グ数が増加するほど顕著になる。単位GTOからゲート
引き出し電極91までの距離の差は、単位GTOのゲー
ト電極とGTOのゲート引き出し電極91との間の抵抗
値の差として表れることになる。そして、この抵抗値が
小さいほど、単位GTOのゲート電流を引き抜き易いこ
とは明らかである。
【0069】本発明の第3の実施形態は、この単位GT
Oのゲート電極とGTOのゲート引き出し電極91との
間の抵抗値が小さいリングに、GTO全体としての最終
電流集中領域を位置させるようにし、そのリングに前述
した本発明の第1、第2の実施形態による高遮断耐量の
単位GTOを配置するものである。図8に示す例では、
GTOのゲート引き出し電極91がGTOペレットの中
心部に設けられるセンターゲート構造であるので、最終
電流集中領域を1リング、あるいは、1リング及び2リ
ングに位置させる。
Oのゲート電極とGTOのゲート引き出し電極91との
間の抵抗値が小さいリングに、GTO全体としての最終
電流集中領域を位置させるようにし、そのリングに前述
した本発明の第1、第2の実施形態による高遮断耐量の
単位GTOを配置するものである。図8に示す例では、
GTOのゲート引き出し電極91がGTOペレットの中
心部に設けられるセンターゲート構造であるので、最終
電流集中領域を1リング、あるいは、1リング及び2リ
ングに位置させる。
【0070】図9に示す本発明の第3の実施形態を示す
GTOペレット90は、図8を簡略化して示したもの
で、GTOのターンオフ時の主電流の最終集中領域と同
一の領域120内に、本発明の第1または第2の実施形
態による遮断耐量の高い単位GTOを位置させることを
示している。
GTOペレット90は、図8を簡略化して示したもの
で、GTOのターンオフ時の主電流の最終集中領域と同
一の領域120内に、本発明の第1または第2の実施形
態による遮断耐量の高い単位GTOを位置させることを
示している。
【0071】前述では、単位GTOのゲート電極とGT
Oのゲート引き出し電極91との間の抵抗値が小さいリ
ングに、すなわち、センターゲート構造の場合内周側の
リングに、遮断耐量の高い単位GTOを配置するとした
が、遮断耐量の高い単位GTOをペレットの全面に配置
することによっても、GTOペレット90全体の遮断耐
量を向上させることができる。
Oのゲート引き出し電極91との間の抵抗値が小さいリ
ングに、すなわち、センターゲート構造の場合内周側の
リングに、遮断耐量の高い単位GTOを配置するとした
が、遮断耐量の高い単位GTOをペレットの全面に配置
することによっても、GTOペレット90全体の遮断耐
量を向上させることができる。
【0072】しかし、遮断耐量の高い単位GTOは、そ
の強度等を確保しながら製造することが難しく高価にな
りがちである。前述本発明の第3の実施形態による構造
は、その一部にのみ遮断耐量の高い単位GTOを配置す
ることにより、効果を同程度に維持たまま、その製造を
容易にし、かつ、素子の高価格化を抑えることができる
ものである。以下、このことを、図10を参照して説明
する。
の強度等を確保しながら製造することが難しく高価にな
りがちである。前述本発明の第3の実施形態による構造
は、その一部にのみ遮断耐量の高い単位GTOを配置す
ることにより、効果を同程度に維持たまま、その製造を
容易にし、かつ、素子の高価格化を抑えることができる
ものである。以下、このことを、図10を参照して説明
する。
【0073】図10はターンオフ時のGTOの各リング
のアノード電流波形を説明する図である。この図は、タ
ーンオフ時のGTOの各リングのアノード電流波形12
5〜128の発明者等によるシミュレーション波形を、
横軸を時間軸として模式的に描いたものである。この図
において、電流波形128が最終電流集中領域に在るリ
ングのアノード電流波形であり、電流波形127〜12
5が最終電流集中領域から遠くなる位置にあるリングの
アノード電流波形である。
のアノード電流波形を説明する図である。この図は、タ
ーンオフ時のGTOの各リングのアノード電流波形12
5〜128の発明者等によるシミュレーション波形を、
横軸を時間軸として模式的に描いたものである。この図
において、電流波形128が最終電流集中領域に在るリ
ングのアノード電流波形であり、電流波形127〜12
5が最終電流集中領域から遠くなる位置にあるリングの
アノード電流波形である。
【0074】いま、時刻0で外部制御回路により、GT
Oがターンオフを開始したものとする。図10に示すよ
うに、各リングでターンオフが早く終了する順に、電流
波形125、126、127、128となる。最終電流
集中領域に在るリングのアノード電流128は、単位G
TO換算しても最大である。そして、ターンオフの最終
段階では、他のリングのアノード電流125〜127は
すでに流れていない。
Oがターンオフを開始したものとする。図10に示すよ
うに、各リングでターンオフが早く終了する順に、電流
波形125、126、127、128となる。最終電流
集中領域に在るリングのアノード電流128は、単位G
TO換算しても最大である。そして、ターンオフの最終
段階では、他のリングのアノード電流125〜127は
すでに流れていない。
【0075】前述から、GTOの遮断耐量は、最終電流
集中領域にある単位GTOの遮断耐量により決まること
が判る。従って、ターンオフ時の主電流の最終集中領域
となる領域120に、遮断耐量の高い単位GTOを位置
させることにより、GTO上の全単位GTOを遮断耐量
の高い単位GTOにしたときと同一の効果を得ることが
できる。なお、このとき、他のリングのアノード電流1
25〜127が流れる領域の単位GTOの遮断耐量は、
単位GTO換算した各々のアノード電流のピーク値を遮
断することのできる大きさが必要である。
集中領域にある単位GTOの遮断耐量により決まること
が判る。従って、ターンオフ時の主電流の最終集中領域
となる領域120に、遮断耐量の高い単位GTOを位置
させることにより、GTO上の全単位GTOを遮断耐量
の高い単位GTOにしたときと同一の効果を得ることが
できる。なお、このとき、他のリングのアノード電流1
25〜127が流れる領域の単位GTOの遮断耐量は、
単位GTO換算した各々のアノード電流のピーク値を遮
断することのできる大きさが必要である。
【0076】次に、GTOペレットの内の意図する位置
に最終電流集中領域を作製することについて説明する。
に最終電流集中領域を作製することについて説明する。
【0077】GTOペレットの内の最終電流集中領域を
意図する位置に作るためには、最終電流集中領域とした
い領域に配置する単位GTOのn型エミッタ層の幅を、
他の領域の単位GTOのn型エミッタ層の幅より大きく
する、あるいは、早くターンオフさせたい領域のキャリ
アのライフタイムを短くし過剰キャリア量を減らす等の
方法がある。このうち、最終電流集中領域としたい領域
に配置する単位GTOのn型エミッタ層の幅を、他の領
域の単位GTOのn型エミッタ層の幅より大きくし、最
終電流集中領域を意図する位置に作る方法を図11によ
り説明する。
意図する位置に作るためには、最終電流集中領域とした
い領域に配置する単位GTOのn型エミッタ層の幅を、
他の領域の単位GTOのn型エミッタ層の幅より大きく
する、あるいは、早くターンオフさせたい領域のキャリ
アのライフタイムを短くし過剰キャリア量を減らす等の
方法がある。このうち、最終電流集中領域としたい領域
に配置する単位GTOのn型エミッタ層の幅を、他の領
域の単位GTOのn型エミッタ層の幅より大きくし、最
終電流集中領域を意図する位置に作る方法を図11によ
り説明する。
【0078】図11は内周部の単位GTOと外周部の単
位GTOとの構造を説明する断面図である。
位GTOとの構造を説明する断面図である。
【0079】図11には、内周部の単位GTO111と
外周部の単位GTO112とGTOのゲート引き出し電
極91とを模擬的に示している。内周部の単位GTO1
11とGTOのゲート引き出し電極91とは、その距離
が短いため低抵抗で接続されている。外周部の単位GT
O112とGTOのゲート引き出し電極91とは、その
距離が長いので、抵抗成分115を持つ経路で接続され
ることになる。
外周部の単位GTO112とGTOのゲート引き出し電
極91とを模擬的に示している。内周部の単位GTO1
11とGTOのゲート引き出し電極91とは、その距離
が短いため低抵抗で接続されている。外周部の単位GT
O112とGTOのゲート引き出し電極91とは、その
距離が長いので、抵抗成分115を持つ経路で接続され
ることになる。
【0080】前述の構造において、内周部の単位GTO
111と外周部の単位GTO112とが同一の構造を持
つものとすると、それぞれの単位GTOのp型ベース層
7の過剰キャリアの引き抜きは、外周部の単位GTO1
12ほど遅くなり、外周部に最終電流集中領域が位置す
ることになる。
111と外周部の単位GTO112とが同一の構造を持
つものとすると、それぞれの単位GTOのp型ベース層
7の過剰キャリアの引き抜きは、外周部の単位GTO1
12ほど遅くなり、外周部に最終電流集中領域が位置す
ることになる。
【0081】しかし、図11に示すように、n型エミッ
タ層7の幅を内周部の単位GTO111ほど広くし、ゲ
ート、カソード間の横方向抵抗109、110を、経路
の抵抗成分115の影響を打ち消しそれを超える程度
に、内周部の単位GTO111の横方向抵抗109を外
周部の単位GTO112の横方向抵抗110より大きく
することにより、最終電流集中領域をGTOペレットの
内周部に形成することができる。
タ層7の幅を内周部の単位GTO111ほど広くし、ゲ
ート、カソード間の横方向抵抗109、110を、経路
の抵抗成分115の影響を打ち消しそれを超える程度
に、内周部の単位GTO111の横方向抵抗109を外
周部の単位GTO112の横方向抵抗110より大きく
することにより、最終電流集中領域をGTOペレットの
内周部に形成することができる。
【0082】本発明の第4の実施形態は、図11により
説明した単位GTOの構造を使用するものであり、GT
Oペレットのゲート引き出し電極の近傍領域に、前述し
た本発明の第1、第2の実施形態による構造の単位GT
Oを配し、その単位GTOのn型エミッタ層の幅(2分
割された一方の幅)を他の領域に配置される単位GTO
のn型エミッタ層の幅よりも、例えば、2倍以上に大き
くするものである。
説明した単位GTOの構造を使用するものであり、GT
Oペレットのゲート引き出し電極の近傍領域に、前述し
た本発明の第1、第2の実施形態による構造の単位GT
Oを配し、その単位GTOのn型エミッタ層の幅(2分
割された一方の幅)を他の領域に配置される単位GTO
のn型エミッタ層の幅よりも、例えば、2倍以上に大き
くするものである。
【0083】このような本発明の第4の実施形態によれ
ば、先に説明したゲートアバランシェ電流を最終電流集
中領域から効率良く引き抜くことができ、かつ、最終電
流集中領域内の単位GTOの遮断耐量が高いためGTO
の遮断耐量を向上させることができる。
ば、先に説明したゲートアバランシェ電流を最終電流集
中領域から効率良く引き抜くことができ、かつ、最終電
流集中領域内の単位GTOの遮断耐量が高いためGTO
の遮断耐量を向上させることができる。
【0084】図12は本発明の第5の実施形態によるG
TOペレットの構成を説明する平面図であり、GTOペ
レット90を主平面から見たものである。
TOペレットの構成を説明する平面図であり、GTOペ
レット90を主平面から見たものである。
【0085】本発明の第5の実施形態は、前述で説明し
た本発明の第3の実施形態におけるターンオフ時の主電
流最終集中領域(遮断耐量が高い単位GTOが配置され
る)をGTOペレットの中心部に位置させたものであ
る。図12において、内側の領域100(図8に示す1
リングに対応)は、領域内各単位GTO間の距離が短く
比較的容易に、製造工程のばらつき(各サイズ、シート
抵抗値等)を抑えて特性を均一化して形成することがで
きる。これに対して、外側の領域101(図8の4リン
グに対応)は、領域内距離が長く特性を均一化すること
が難しい。このことによる外側リング内の単位GTOの
特性のばらつきは、口径が大きくなるほど、リング数が
増えるほど顕著になる。
た本発明の第3の実施形態におけるターンオフ時の主電
流最終集中領域(遮断耐量が高い単位GTOが配置され
る)をGTOペレットの中心部に位置させたものであ
る。図12において、内側の領域100(図8に示す1
リングに対応)は、領域内各単位GTO間の距離が短く
比較的容易に、製造工程のばらつき(各サイズ、シート
抵抗値等)を抑えて特性を均一化して形成することがで
きる。これに対して、外側の領域101(図8の4リン
グに対応)は、領域内距離が長く特性を均一化すること
が難しい。このことによる外側リング内の単位GTOの
特性のばらつきは、口径が大きくなるほど、リング数が
増えるほど顕著になる。
【0086】本発明の第5の実施形態は、比較的特性の
均一な単位GTOを形成することができる内側の領域1
00に、前述した第3の実施形態により説明したよう
な、ターンオフ時の主電流の最終集中領域を位置させる
構成としたものである。この結果、本発明の第5の実施
形態によるGTOは、最終集中電流領域に配置される単
位GTOの特性を均一にすることができ、領域内の単位
GTO間での最終集中電流分担を均一にすることができ
る。
均一な単位GTOを形成することができる内側の領域1
00に、前述した第3の実施形態により説明したよう
な、ターンオフ時の主電流の最終集中領域を位置させる
構成としたものである。この結果、本発明の第5の実施
形態によるGTOは、最終集中電流領域に配置される単
位GTOの特性を均一にすることができ、領域内の単位
GTO間での最終集中電流分担を均一にすることができ
る。
【0087】前述した本発明の第5の実施形態によれ
ば、最終電流集中領域内の単位GTOの特性を均一にす
ることができるため、最終電流集中領域内の単位GTO
間での最終集中電流分担が均等になされ、GTOペレッ
ト90全体の遮断耐量をさらに向上させることができ
る。
ば、最終電流集中領域内の単位GTOの特性を均一にす
ることができるため、最終電流集中領域内の単位GTO
間での最終集中電流分担が均等になされ、GTOペレッ
ト90全体の遮断耐量をさらに向上させることができ
る。
【0088】前述した本発明の第3〜第5の実施形態
は、本発明をGTOに適用したものとして説明したが、
本発明は、限定されるものではなく、半導体装置上に単
位半導体素子を複数配置し、これらを並列に動作させる
大口径化された半導体装置に適用することができる。
は、本発明をGTOに適用したものとして説明したが、
本発明は、限定されるものではなく、半導体装置上に単
位半導体素子を複数配置し、これらを並列に動作させる
大口径化された半導体装置に適用することができる。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、単
位GTO等の単位半導体素子のターンオフ時の最終電流
集中領域を拡げることができ、単位半導体素子の遮断耐
量を向上することが、圧接による弊害を受けることなく
実現することができる。
位GTO等の単位半導体素子のターンオフ時の最終電流
集中領域を拡げることができ、単位半導体素子の遮断耐
量を向上することが、圧接による弊害を受けることなく
実現することができる。
【0090】また、本発明によれば、大口径化した半導
体装置において、ゲートアバランシェ電流を最終電流集
中領域から、効率良く引き抜くペレット構造とすること
ができるので、半導体装置の遮断耐量を向上することが
できる。
体装置において、ゲートアバランシェ電流を最終電流集
中領域から、効率良く引き抜くペレット構造とすること
ができるので、半導体装置の遮断耐量を向上することが
できる。
【0091】さらに、本発明によれば、前述により、遮
断耐量を向上させた半導体装置を提供することができる
ので、それを用いた電力変換装置等のスナバ回路等の周
辺回路を小さくすることができ、電力変換装置の小型
化、低価格化を図ることができる。
断耐量を向上させた半導体装置を提供することができる
ので、それを用いた電力変換装置等のスナバ回路等の周
辺回路を小さくすることができ、電力変換装置の小型
化、低価格化を図ることができる。
【図1】本発明の第1の実施形態による単位GTOの構
造を示す断面図である。
造を示す断面図である。
【図2】図1に示す単位GTOの上面図である。
【図3】単位GTOの遮断耐量の実験結果を説明する特
性図である。
性図である。
【図4】本発明の第2の実施形態による単位GTOの構
造を示す断面図である。
造を示す断面図である。
【図5】図4に示す単位GTOの上面図である。
【図6】時間を横軸としたターンオフ時のGTOのカソ
ード電流、アノード・カソード間電圧、ゲート電流の波
形を示す図である。
ード電流、アノード・カソード間電圧、ゲート電流の波
形を示す図である。
【図7】ゲートアバランシェ電流と遮断耐量(同電圧下
の遮断限界電流)との関係を説明する図である。
の遮断限界電流)との関係を説明する図である。
【図8】本発明の第3の実施形態を適用するGTOペレ
ットの構成を説明する平面図である。
ットの構成を説明する平面図である。
【図9】本発明の第3の実施形態によるGTOペレット
の構成を説明する平面図である。
の構成を説明する平面図である。
【図10】ターンオフ時のGTOの各リングのアノード
電流波形を説明する図である。
電流波形を説明する図である。
【図11】内周部の単位GTOと外周部の単位GTOと
の構造を説明する断面図である。
の構造を説明する断面図である。
【図12】本発明の第5の実施形態によるGTOペレッ
トの構成を説明する平面図である。
トの構成を説明する平面図である。
【図13】スナバ回路の例を示す図である。
【図14】従来技術による一般的な単位GTOの構造の
一例を示す断面図である。
一例を示す断面図である。
【図15】図14の単位GTOの上面図である。
【図16】遮断耐量を増大させた従来技術による単位G
TOの構造を示す断面図である。
TOの構造を示す断面図である。
【図17】並列接続された2つの単位GTOを模擬的に
示す図である。
示す図である。
【図18】各単位GTOにフローティングゲートを設
け、それらをGTO内で短絡し、かつ、並列接続された
2つの単位GTOを模擬的に示す図である。
け、それらをGTO内で短絡し、かつ、並列接続された
2つの単位GTOを模擬的に示す図である。
1 半導体基体 2 カソード電極 3a、3b ゲート電極 4 アノード電極 5 p型エミッタ層(pE) 6 n型ベース層(nB) 7 p型ベース層(pB) 8 n型エミッタ層(nE) 9 アノード端子 10 カソード端子 11 ゲート端子 20、21は単位GTO 30a、30b フローティングゲート電極 61 絶縁層 91 ゲート引き出し電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野瀬 秀勝 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 松吉 聡 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内
Claims (7)
- 【請求項1】 半導体基体の一対の主平面間に隣接相互
で導電型が異なる少なくとも3個の半導体層が形成さ
れ、前記3個の半導体層のうち、第1半導体層は、ほぼ
一定幅の細長い形状を有し、第2半導体層は、前記第1
半導体層を包囲するように第1半導体層と共に前記半導
体基体の第1主平面に露出し、前記第1半導体層に第1
主電極が低抵抗接触され、前記第2半導体層に制御電極
が低抵抗接触された半導体装置において、前記第1半導
体層の幅方向中央に絶縁領域を設け、前記第1主電極
が、前記絶縁領域により2分割された2つの第1半導体
層に、前記絶縁領域をまたいで低抵抗接触していること
を特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 前記絶縁領域の前記絶縁領域をまたぐ第
1主電極と反対側の前記絶縁領域と第2半導体領域との
間に、前記第1半導体層と絶縁された状態で導通領域を
設けたことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項3】 半導体基体の一対の主平面間に隣接相互
で導電型が異なる少なくとも3個の半導体層が形成さ
れ、前記3個の半導体層のうち、第1半導体層は、ほぼ
一定幅の細長い形状を有し、1個以上が前記半導体基体
の第1主表面に並置され、第2半導体層は、前記第1半
導体層を包囲するように第1半導体層と共に前記半導体
基体の第1主平面に露出し、前記第1半導体層のそれぞ
れに第1主電極が低抵抗接触され、前記各第2半導体層
に制御電極が低抵抗接触された構造を単位半導体素子と
し、該単位半導体素子を複数個並列に接続し、前記単位
半導体素子の各制御電極を前記半導体基体上に設けた制
御端子に接続した半導体装置において、前記複数の単位
半導体素子は、前記第1半導体層の幅方向中央に絶縁領
域を設け、前記第1主電極が、前記絶縁領域により2分
割された2つの第1半導体層に、前記絶縁領域をまたい
で低抵抗接触している第1の単位半導体素子と、前記第
1半導体層の幅方向中央に絶縁領域を設けない第2の単
位半導体素子とからなることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項4】 前記第1の単位半導体素子は、前記絶縁
領域の前記絶縁領域をまたぐ第1主電極と反対側の前記
絶縁領域と第2半導体領域との間に、前記第1半導体層
と絶縁された状態で導通領域を設けた構造を有すること
を特徴とする請求項1記載の半導体装置。 - 【請求項5】 前記第1の単位半導体素子は、前記第2
の単位半導体素子より、前記制御端子の近くの領域に配
置されることを特徴とする請求項3または4記載の半導
体装置。 - 【請求項6】 前記制御端子は、円形形状を持つ半導体
基体の中央に配置され、前記第1の単位半導体素子は、
前記制御素子周辺の前記半導体基体の中央部に配置され
ることを特徴とする請求項3、4または5記載の半導体
装置。 - 【請求項7】 制御手段の指令に基づき、電源から負荷
に供給する電流の通流と遮断を制御するスイッチング素
子を備えて構成される電力変換装置において、前記スイ
ッチング素子として、請求項1ないし6のうち1記載の
半導体装置を使用することを特徴とする電力変換装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8021341A JPH09213933A (ja) | 1996-02-07 | 1996-02-07 | 半導体装置及びそれを用いた電力変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8021341A JPH09213933A (ja) | 1996-02-07 | 1996-02-07 | 半導体装置及びそれを用いた電力変換装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09213933A true JPH09213933A (ja) | 1997-08-15 |
Family
ID=12052408
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8021341A Pending JPH09213933A (ja) | 1996-02-07 | 1996-02-07 | 半導体装置及びそれを用いた電力変換装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09213933A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999059209A1 (de) * | 1998-05-12 | 1999-11-18 | Infineon Technologies Ag | Abschaltbarer thyristor |
-
1996
- 1996-02-07 JP JP8021341A patent/JPH09213933A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999059209A1 (de) * | 1998-05-12 | 1999-11-18 | Infineon Technologies Ag | Abschaltbarer thyristor |
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