JPH09213954A - 縦型mosトランジスタ及び静電誘導トランジスタ及びトレンチ構造のmosトランジスタ、及び、縦型半導体装置の製造方法 - Google Patents
縦型mosトランジスタ及び静電誘導トランジスタ及びトレンチ構造のmosトランジスタ、及び、縦型半導体装置の製造方法Info
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- JPH09213954A JPH09213954A JP8015618A JP1561896A JPH09213954A JP H09213954 A JPH09213954 A JP H09213954A JP 8015618 A JP8015618 A JP 8015618A JP 1561896 A JP1561896 A JP 1561896A JP H09213954 A JPH09213954 A JP H09213954A
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- H10D84/141—VDMOS having built-in components
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- Junction Field-Effect Transistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 縦型半導体装置のオン抵抗の低減を図る。
【解決手段】 半導体基板3の表面のドリフト層2と、
ドリフト層2の表面に形成されたP型不純物領域4と、
P型不純物領域4内に形成されたソース領域5と、ソー
ス領域5とドリフト層2間のP型不純物領域4の表面に
形成された酸化膜6と、酸化膜6の表面に形成されたゲ
ート電極7と、ドレイン領域1とを備えた縦型MOSト
ランジスタで、P型不純物領域4間のドリフト層2の表
面に、ゲート電極7に電気的に接続されたP型不純物拡
散領域23を形成した。
ドリフト層2の表面に形成されたP型不純物領域4と、
P型不純物領域4内に形成されたソース領域5と、ソー
ス領域5とドリフト層2間のP型不純物領域4の表面に
形成された酸化膜6と、酸化膜6の表面に形成されたゲ
ート電極7と、ドレイン領域1とを備えた縦型MOSト
ランジスタで、P型不純物領域4間のドリフト層2の表
面に、ゲート電極7に電気的に接続されたP型不純物拡
散領域23を形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縦型MOSトラン
ジスタ及び静電誘導トランジスタ及びトレンチ構造のM
OSトランジスタの構造、及び、縦型半導体装置の製造
方法に関するものである。
ジスタ及び静電誘導トランジスタ及びトレンチ構造のM
OSトランジスタの構造、及び、縦型半導体装置の製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7の断面図に基づいて従来の縦型MO
Sトランジスタの一例について説明する。図に示すよう
に、従来の縦型MOSトランジスタは、高濃度の第1導
電型(N型)のドレイン領域1と、ドレイン領域1上に
形成された、低濃度の第1導電型(N型)のドリフト層
2とで構成された半導体基板3で、ドリフト層2の表面
に高濃度の第2導電型のP型不純物領域4が形成され、
そのP型不純物領域4内に高濃度の第1導電型(N型)
のソース領域5が形成され、ソース領域5とドリフト層
2間のP型不純物領域4上にゲート酸化膜6を介してゲ
ート電極7が形成された構造となっている。
Sトランジスタの一例について説明する。図に示すよう
に、従来の縦型MOSトランジスタは、高濃度の第1導
電型(N型)のドレイン領域1と、ドレイン領域1上に
形成された、低濃度の第1導電型(N型)のドリフト層
2とで構成された半導体基板3で、ドリフト層2の表面
に高濃度の第2導電型のP型不純物領域4が形成され、
そのP型不純物領域4内に高濃度の第1導電型(N型)
のソース領域5が形成され、ソース領域5とドリフト層
2間のP型不純物領域4上にゲート酸化膜6を介してゲ
ート電極7が形成された構造となっている。
【0003】図7に示す従来の縦型MOSトランジスタ
では、ゲート電極7に正電圧を印加してチャネルを形成
すれば、チャネル及びドリフト層2を通してキャリアで
ある電子が伝達されるために電流が流れる。この場合、
キャリアは電子のみなので、従来の縦型MOSトランジ
スタのオン抵抗は、ドリフト層2の不純物濃度によると
ころが大きい。つまり、低いオン抵抗を実現するために
は、ドリフト層2の不純物濃度を高く設定しなければな
らない。
では、ゲート電極7に正電圧を印加してチャネルを形成
すれば、チャネル及びドリフト層2を通してキャリアで
ある電子が伝達されるために電流が流れる。この場合、
キャリアは電子のみなので、従来の縦型MOSトランジ
スタのオン抵抗は、ドリフト層2の不純物濃度によると
ころが大きい。つまり、低いオン抵抗を実現するために
は、ドリフト層2の不純物濃度を高く設定しなければな
らない。
【0004】図8の断面図に基づいて従来の静電誘導ト
ランジスタの一例について説明する。図に示すように、
従来の静電誘導トランジスタは、高濃度の第1導電型
(N型)のドレイン領域8と、ドレイン領域8上に形成
された、低濃度の第1導電型(N型)のドリフト層9と
で構成された半導体基板10で、ドリフト層9の表面
に、所定の間隔で第2導電型(P型)のゲート領域11
が形成され、そのゲート領域11間に第1導電型(N
型)のソース領域12が形成された構造となっている。
ランジスタの一例について説明する。図に示すように、
従来の静電誘導トランジスタは、高濃度の第1導電型
(N型)のドレイン領域8と、ドレイン領域8上に形成
された、低濃度の第1導電型(N型)のドリフト層9と
で構成された半導体基板10で、ドリフト層9の表面
に、所定の間隔で第2導電型(P型)のゲート領域11
が形成され、そのゲート領域11間に第1導電型(N
型)のソース領域12が形成された構造となっている。
【0005】図8に示す従来の静電誘導トランジスタで
は、ゲート領域11に正電圧を印加してゲート領域11
間に形成される電位障壁を小さくすることによりチャネ
ルを形成し、ソース領域12からチャネル及びドリフト
層を通してキャリアである電子が伝達されるために電流
が流れる。この場合、キャリアは電子のみなので、従来
の静電誘導トランジスタのオン抵抗は、ドリフト層9の
不純物濃度によるところが大きい。つまり、低いオン抵
抗を実現しようとすればドリフト層9の不純物濃度を高
く設定しなければならない。
は、ゲート領域11に正電圧を印加してゲート領域11
間に形成される電位障壁を小さくすることによりチャネ
ルを形成し、ソース領域12からチャネル及びドリフト
層を通してキャリアである電子が伝達されるために電流
が流れる。この場合、キャリアは電子のみなので、従来
の静電誘導トランジスタのオン抵抗は、ドリフト層9の
不純物濃度によるところが大きい。つまり、低いオン抵
抗を実現しようとすればドリフト層9の不純物濃度を高
く設定しなければならない。
【0006】図9の断面図に基づいて従来のトレンチ構
造のMOSトランジスタの一例について説明する。図に
示すように、従来のトレンチ構造のMOSトランジスタ
は、高濃度の第1導電型(N型)のドレイン領域13
と、ドレイン領域13上に形成された、低濃度の第1導
電型(N型)のドリフト層14とで構成された半導体基
板15で、ドリフト層14の表面に、低濃度の第2導電
型(P型)のP型不純物層16を形成し、そのP型不純
物層16内に、ドリフト層14に達するトレンチ溝17
を形成し、そのトレンチ溝17中に、酸化膜18を介し
てゲート電極19を形成し、そのトレンチ溝17を囲む
ように、P型不純物層16の表面にソース領域20を形
成したものである。
造のMOSトランジスタの一例について説明する。図に
示すように、従来のトレンチ構造のMOSトランジスタ
は、高濃度の第1導電型(N型)のドレイン領域13
と、ドレイン領域13上に形成された、低濃度の第1導
電型(N型)のドリフト層14とで構成された半導体基
板15で、ドリフト層14の表面に、低濃度の第2導電
型(P型)のP型不純物層16を形成し、そのP型不純
物層16内に、ドリフト層14に達するトレンチ溝17
を形成し、そのトレンチ溝17中に、酸化膜18を介し
てゲート電極19を形成し、そのトレンチ溝17を囲む
ように、P型不純物層16の表面にソース領域20を形
成したものである。
【0007】図9に示す従来のトレンチ構造のMOSト
ランジスタでは、ゲート電極19に正電圧を印加して、
P型不純物層16にチャネルを形成し、ソース領域20
からチャネル及びドリフト領域14を通してキャリアで
ある電子が伝達されるために電流が流れる。この場合、
キャリアは電子のみなので、従来のトレンチ構造のMO
Sトランジスタのオン抵抗は、ドリフト領域14の不純
物濃度によるところが大きい。つまり、低いオン抵抗を
実現しようとすれば、ドリフト領域14の不純物濃度は
高く設定しなければならない。
ランジスタでは、ゲート電極19に正電圧を印加して、
P型不純物層16にチャネルを形成し、ソース領域20
からチャネル及びドリフト領域14を通してキャリアで
ある電子が伝達されるために電流が流れる。この場合、
キャリアは電子のみなので、従来のトレンチ構造のMO
Sトランジスタのオン抵抗は、ドリフト領域14の不純
物濃度によるところが大きい。つまり、低いオン抵抗を
実現しようとすれば、ドリフト領域14の不純物濃度は
高く設定しなければならない。
【0008】図10に基づいて、図7〜図9に示した従
来の半導体装置に用いられる半導体基板の構造とその不
純物濃度分布について説明する。図で、(a)は半導体
基板の断面図、(b)は半導体基板の深さ方向の不純物
濃度分布を示す線図である。従来の半導体基板を製造す
る場合、高不純物濃度の半導体層21の表面にドリフト
層22をエピタキシャル成長させて形成する。従って、
図に示すように、ドリフト層22の不純物濃度は一定で
ある。
来の半導体装置に用いられる半導体基板の構造とその不
純物濃度分布について説明する。図で、(a)は半導体
基板の断面図、(b)は半導体基板の深さ方向の不純物
濃度分布を示す線図である。従来の半導体基板を製造す
る場合、高不純物濃度の半導体層21の表面にドリフト
層22をエピタキシャル成長させて形成する。従って、
図に示すように、ドリフト層22の不純物濃度は一定で
ある。
【0009】以上に説明したように、従来の、縦型MO
Sトランジスタまたは静電誘導トランジスタまたはトレ
ンチ構造のMOSトランジスタは、電子のみをキャリア
として電流が流れるユニポーラデバイスであり、ドリフ
ト層で電圧降下を生じる。また、低いオン抵抗を実現す
るためにドリフト層を薄く、高濃度にすると耐圧が低く
なり、要求される耐圧を得るためには、その耐圧に応じ
たドリフト層の厚みと濃度が必要な構造の半導体装置で
あった。
Sトランジスタまたは静電誘導トランジスタまたはトレ
ンチ構造のMOSトランジスタは、電子のみをキャリア
として電流が流れるユニポーラデバイスであり、ドリフ
ト層で電圧降下を生じる。また、低いオン抵抗を実現す
るためにドリフト層を薄く、高濃度にすると耐圧が低く
なり、要求される耐圧を得るためには、その耐圧に応じ
たドリフト層の厚みと濃度が必要な構造の半導体装置で
あった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図7に示した静電誘導
トランジスタ、図8に示した縦型MOSトランジスタ、
図9に示したトレンチ構造のMOSトランジスタの抵抗
成分は、ドリフト層の抵抗成分が占める割合が高いの
で、低オン抵抗とするには、ドリフト層での電圧降下を
小さくするために、ドリフト層の不純物濃度を高くする
必要があるが、耐圧が低下するために大幅なオン抵抗の
低減は期待できないという問題点があった。
トランジスタ、図8に示した縦型MOSトランジスタ、
図9に示したトレンチ構造のMOSトランジスタの抵抗
成分は、ドリフト層の抵抗成分が占める割合が高いの
で、低オン抵抗とするには、ドリフト層での電圧降下を
小さくするために、ドリフト層の不純物濃度を高くする
必要があるが、耐圧が低下するために大幅なオン抵抗の
低減は期待できないという問題点があった。
【0011】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、ドリフト層に少数キャリ
アである正孔を注入することによってオン抵抗の低減が
図れる、縦型MOSトランジスタまたは静電誘導トラン
ジスタまたはトレンチ構造のMOSトランジスタの構造
を提供する、または、表面側ほど不純物濃度が低くなる
ようドリフト層に濃度勾配を設けドリフト層に電導度変
調領域を形成することによってオン抵抗の低減が図れる
縦型半導体装置の製造方法を提供することにある。
で、その目的とするところは、ドリフト層に少数キャリ
アである正孔を注入することによってオン抵抗の低減が
図れる、縦型MOSトランジスタまたは静電誘導トラン
ジスタまたはトレンチ構造のMOSトランジスタの構造
を提供する、または、表面側ほど不純物濃度が低くなる
ようドリフト層に濃度勾配を設けドリフト層に電導度変
調領域を形成することによってオン抵抗の低減が図れる
縦型半導体装置の製造方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の縦型MOSトランジスタは、高濃度
の第1導電型の半導体基板の表面に形成された、低濃度
の第1導電型のドリフト層と、そのドリフト層の表面
に、所定の間隔で形成された第2導電型不純物拡散領域
と、その第2導電型不純物拡散領域内に形成された第1
導電型のソース領域と、そのソース領域と前記ドリフト
層間の、前記第2導電型不純物拡散領域の表面に形成さ
れた酸化膜と、その酸化膜の表面に形成されたゲート電
極と、高濃度の第1導電型のドレイン領域とを備えた縦
型MOSトランジスタにおいて、前記第2導電型不純物
拡散領域間の前記ドリフト層の表面に、前記ゲート電極
に電気的に接続された第2導電型の不純物拡散領域を形
成したことを特徴とするものである。
め、請求項1記載の縦型MOSトランジスタは、高濃度
の第1導電型の半導体基板の表面に形成された、低濃度
の第1導電型のドリフト層と、そのドリフト層の表面
に、所定の間隔で形成された第2導電型不純物拡散領域
と、その第2導電型不純物拡散領域内に形成された第1
導電型のソース領域と、そのソース領域と前記ドリフト
層間の、前記第2導電型不純物拡散領域の表面に形成さ
れた酸化膜と、その酸化膜の表面に形成されたゲート電
極と、高濃度の第1導電型のドレイン領域とを備えた縦
型MOSトランジスタにおいて、前記第2導電型不純物
拡散領域間の前記ドリフト層の表面に、前記ゲート電極
に電気的に接続された第2導電型の不純物拡散領域を形
成したことを特徴とするものである。
【0013】請求項2記載の縦型MOSトランジスタ
は、高濃度の第1導電型の半導体基板の表面に形成され
た、低濃度の第1導電型のドリフト層と、そのドリフト
層の表面に、所定の間隔で形成された第2導電型不純物
拡散領域と、その第2導電型不純物拡散領域間に形成さ
れた第1導電型のソース領域と、そのソース領域と前記
ドリフト層間の、前記第2導電型不純物拡散領域の表面
に形成された酸化膜と、その酸化膜の表面に形成された
ゲート電極と、高濃度の第1導電型のドレイン領域とを
備えた縦型MOSトランジスタにおいて、前記第2導電
型不純物拡散領域間の前記ドリフト層内に、前記ゲート
電極に電気的に接続された第2導電型の埋め込み層を形
成したことを特徴とするものである。
は、高濃度の第1導電型の半導体基板の表面に形成され
た、低濃度の第1導電型のドリフト層と、そのドリフト
層の表面に、所定の間隔で形成された第2導電型不純物
拡散領域と、その第2導電型不純物拡散領域間に形成さ
れた第1導電型のソース領域と、そのソース領域と前記
ドリフト層間の、前記第2導電型不純物拡散領域の表面
に形成された酸化膜と、その酸化膜の表面に形成された
ゲート電極と、高濃度の第1導電型のドレイン領域とを
備えた縦型MOSトランジスタにおいて、前記第2導電
型不純物拡散領域間の前記ドリフト層内に、前記ゲート
電極に電気的に接続された第2導電型の埋め込み層を形
成したことを特徴とするものである。
【0014】請求項3記載の静電誘導トランジスタは、
高濃度の第1導電型の半導体基板の表面に形成された、
低濃度の第1導電型のドリフト層と、そのドリフト層の
表面に、所定の間隔で形成された第2導電型のゲート領
域と、そのゲート領域間に形成された第1導電型のソー
ス領域と、高濃度の第1導電型のドレイン領域とを備え
た静電誘導トランジスタにおいて、前記ゲート領域間の
前記ドリフト層内に、前記ゲート領域に電気的に接続さ
れた第2導電型の埋め込み層を形成したことを特徴とす
るものである。
高濃度の第1導電型の半導体基板の表面に形成された、
低濃度の第1導電型のドリフト層と、そのドリフト層の
表面に、所定の間隔で形成された第2導電型のゲート領
域と、そのゲート領域間に形成された第1導電型のソー
ス領域と、高濃度の第1導電型のドレイン領域とを備え
た静電誘導トランジスタにおいて、前記ゲート領域間の
前記ドリフト層内に、前記ゲート領域に電気的に接続さ
れた第2導電型の埋め込み層を形成したことを特徴とす
るものである。
【0015】請求項4記載のトレンチ構造のMOSトラ
ンジスタは、高濃度の第1導電型の半導体基板の表面に
形成された、低濃度の第1導電型のドリフト層と、その
ドリフト層の表面に形成された、低濃度の第2導電型不
純物拡散層と、その第2導電型不純物拡散層の表面から
前記ドリフト層に達するトレンチ溝の中に形成され、そ
のトレンチ溝内に形成された酸化膜を介して前記第2導
電型不純物拡散層に接するゲート領域と、前記トレンチ
溝を囲むように、前記第2導電型不純物拡散層の表面に
形成された第1導電型のソース領域と、高濃度の第1導
電型のドレイン領域とを備えたトレンチ構造のMOSト
ランジスタにおいて、前記ゲート領域直下に、前記ゲー
ト領域と電気的に接続された、第2導電型の不純物拡散
領域を形成したことを特徴とするものである。
ンジスタは、高濃度の第1導電型の半導体基板の表面に
形成された、低濃度の第1導電型のドリフト層と、その
ドリフト層の表面に形成された、低濃度の第2導電型不
純物拡散層と、その第2導電型不純物拡散層の表面から
前記ドリフト層に達するトレンチ溝の中に形成され、そ
のトレンチ溝内に形成された酸化膜を介して前記第2導
電型不純物拡散層に接するゲート領域と、前記トレンチ
溝を囲むように、前記第2導電型不純物拡散層の表面に
形成された第1導電型のソース領域と、高濃度の第1導
電型のドレイン領域とを備えたトレンチ構造のMOSト
ランジスタにおいて、前記ゲート領域直下に、前記ゲー
ト領域と電気的に接続された、第2導電型の不純物拡散
領域を形成したことを特徴とするものである。
【0016】請求項5記載の縦型半導体装置の製造方法
は、高濃度の第1導電型の半導体基板の表面に形成され
た、低濃度の第1導電型のドリフト層と、そのドリフト
層内に少数キャリアを注入することにより得られる電導
度変調効果を利用する縦型半導体装置の製造方法におい
て、前記半導体基板の表面に前記ドリフト層をエピタキ
シャル成長させる際、表面側ほど不純物濃度が低くなる
ように、段階的に不純物濃度を変化させてエピタキシャ
ル成長させることを特徴とするものである。
は、高濃度の第1導電型の半導体基板の表面に形成され
た、低濃度の第1導電型のドリフト層と、そのドリフト
層内に少数キャリアを注入することにより得られる電導
度変調効果を利用する縦型半導体装置の製造方法におい
て、前記半導体基板の表面に前記ドリフト層をエピタキ
シャル成長させる際、表面側ほど不純物濃度が低くなる
ように、段階的に不純物濃度を変化させてエピタキシャ
ル成長させることを特徴とするものである。
【0017】請求項6記載の縦型半導体装置の製造方法
は、高濃度の第1導電型の半導体基板の表面に形成され
た、低濃度の第1導電型のドリフト層と、そのドリフト
層内に少数キャリアを注入することにより得られる電導
度変調効果を利用する縦型半導体装置の製造方法におい
て、深くなるにしたがって不純物濃度が高くなるよう
に、前記ドリフト層に高エネルギーイオン注入を行うこ
とを特徴とするものである。
は、高濃度の第1導電型の半導体基板の表面に形成され
た、低濃度の第1導電型のドリフト層と、そのドリフト
層内に少数キャリアを注入することにより得られる電導
度変調効果を利用する縦型半導体装置の製造方法におい
て、深くなるにしたがって不純物濃度が高くなるよう
に、前記ドリフト層に高エネルギーイオン注入を行うこ
とを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】図1に基づいて本発明の縦型MO
Sトランジスタの一実施形態について説明する。図は、
縦型MOSトランジスタのセル部断面図である。但し、
図7に示した構成と同等構成については同符号を付すこ
ととする。図1に示す縦型MOSトランジスタは、図7
に示した従来の縦型MOSトランジスタに、少数キャリ
ア注入用のP型不純物領域を付加したものである。つま
り、オーミックコンタクト層を兼ねる、高濃度の第1導
電型(N型)のドレイン領域1上に、低濃度の第1導電
型(N型)のドリフト層2を形成した半導体基板3で、
ドリフト層2の表面領域に、第2導電型不純物拡散領域
であるP型不純物領域4が形成され、さらに、P型不純
物領域4内に、高濃度の第1導電型(N型)のソース領
域5が形成され、ソース領域5とドリフト領域2間のP
型不純物領域4の表面にゲート酸化膜6を介してゲート
電極7が形成され、P型不純物領域4間のドリフト層2
の表面にゲート電極7に電気的に接続された、少数キャ
リア注入用の第2導電型の不純物拡散領域である、P型
不純物拡散領域23が形成されている(但し、図ではP
型不純物拡散領域23とゲート電極7を接続する構成の
図示を省略している)。
Sトランジスタの一実施形態について説明する。図は、
縦型MOSトランジスタのセル部断面図である。但し、
図7に示した構成と同等構成については同符号を付すこ
ととする。図1に示す縦型MOSトランジスタは、図7
に示した従来の縦型MOSトランジスタに、少数キャリ
ア注入用のP型不純物領域を付加したものである。つま
り、オーミックコンタクト層を兼ねる、高濃度の第1導
電型(N型)のドレイン領域1上に、低濃度の第1導電
型(N型)のドリフト層2を形成した半導体基板3で、
ドリフト層2の表面領域に、第2導電型不純物拡散領域
であるP型不純物領域4が形成され、さらに、P型不純
物領域4内に、高濃度の第1導電型(N型)のソース領
域5が形成され、ソース領域5とドリフト領域2間のP
型不純物領域4の表面にゲート酸化膜6を介してゲート
電極7が形成され、P型不純物領域4間のドリフト層2
の表面にゲート電極7に電気的に接続された、少数キャ
リア注入用の第2導電型の不純物拡散領域である、P型
不純物拡散領域23が形成されている(但し、図ではP
型不純物拡散領域23とゲート電極7を接続する構成の
図示を省略している)。
【0019】図に示す縦型MOSトランジスタでは、導
通状態とするために正のしきい値電圧をゲート電極7に
印加する。従来の縦型MOSトランジスタの場合、ゲー
ト電極7に、しきい値電圧より大きな正電圧を印加する
と、ゲート電極7の下方のP型不純物領域4にチャネル
が形成されて、ソース領域5から電子がチャネルを通し
てドレイン領域1へ流れる。これに対して、図1に示す
縦型MOSトランジスタでは、ゲート電極7に正電圧を
印加すると、P型不純物拡散領域23がゲート電極7と
接続されているので、P型不純物拡散領域23からドリ
フト層2へ小数キャリアである正孔が注入される。ドリ
フト層2内の正孔が注入された部分は、正孔と電子によ
り電流が流れる電導度変調領域となる。電導度変調領域
では、正孔と電子によるバイポーラモードにより動作し
ているので、電圧降下は小さい。従って、図1に示す縦
型MOSトランジスタの場合、電子と正孔により電流が
流れるバイポーラモードで動作するためオン抵抗を小さ
くすることができる。
通状態とするために正のしきい値電圧をゲート電極7に
印加する。従来の縦型MOSトランジスタの場合、ゲー
ト電極7に、しきい値電圧より大きな正電圧を印加する
と、ゲート電極7の下方のP型不純物領域4にチャネル
が形成されて、ソース領域5から電子がチャネルを通し
てドレイン領域1へ流れる。これに対して、図1に示す
縦型MOSトランジスタでは、ゲート電極7に正電圧を
印加すると、P型不純物拡散領域23がゲート電極7と
接続されているので、P型不純物拡散領域23からドリ
フト層2へ小数キャリアである正孔が注入される。ドリ
フト層2内の正孔が注入された部分は、正孔と電子によ
り電流が流れる電導度変調領域となる。電導度変調領域
では、正孔と電子によるバイポーラモードにより動作し
ているので、電圧降下は小さい。従って、図1に示す縦
型MOSトランジスタの場合、電子と正孔により電流が
流れるバイポーラモードで動作するためオン抵抗を小さ
くすることができる。
【0020】図2に基づいて本発明の縦型MOSトラン
ジスタの異なる実施形態について説明する。図は、縦型
MOSトランジスタのセル部断面図である。但し、図1
に示した構成と同等構成については同符号を付すことと
する。図2に示す縦型MOSトランジスタは、図1に示
した縦型MOSトランジスタに対して、小数キャリア注
入用のP型不純物拡散領域を、P型不純物領域4間のド
リフト層2内に埋め込んで、埋め込み層であるP型不純
物拡散領域24を形成したものである。P型不純物拡散
領域24を形成するためには、例えば、オーミックコン
タクト層を兼ねるドレイン領域1上に、ドリフト層2の
一部をエピタキシャル成長により形成した後、フォトリ
ソグラフィ法により形成したマスクを介してP型不純物
拡散領域24を形成する箇所に選択的にP型不純物を注
入し、熱拡散によりP型不純物拡散領域24を形成し、
さらにエピタキシャル成長させてドリフト層2を形成す
る。
ジスタの異なる実施形態について説明する。図は、縦型
MOSトランジスタのセル部断面図である。但し、図1
に示した構成と同等構成については同符号を付すことと
する。図2に示す縦型MOSトランジスタは、図1に示
した縦型MOSトランジスタに対して、小数キャリア注
入用のP型不純物拡散領域を、P型不純物領域4間のド
リフト層2内に埋め込んで、埋め込み層であるP型不純
物拡散領域24を形成したものである。P型不純物拡散
領域24を形成するためには、例えば、オーミックコン
タクト層を兼ねるドレイン領域1上に、ドリフト層2の
一部をエピタキシャル成長により形成した後、フォトリ
ソグラフィ法により形成したマスクを介してP型不純物
拡散領域24を形成する箇所に選択的にP型不純物を注
入し、熱拡散によりP型不純物拡散領域24を形成し、
さらにエピタキシャル成長させてドリフト層2を形成す
る。
【0021】図2に示した縦型MOSトランジスタの場
合も、図1に示した縦型MOSトランジスタと同様に、
P型不純物拡散領域24は、ゲート電極7と電気的に接
続されている。(但し、図ではP型不純物拡散領域24
とゲート電極7を接続する構成の図示を省略してい
る)。埋め込んだP型不純物拡散領域24とゲート電極
7とのコンタクトのとり方は、例えば、ドリフト層2を
異方性エッチング等により、埋め込んだP型不純物拡散
領域24まで掘り込んで、アルミ配線により接続する。
以上のように構成することによって、図2に示す縦型M
OSトランジスタは、図1に示した縦型MOSトランジ
スタと同様の効果があり、オン抵抗を小さくすることが
できる。
合も、図1に示した縦型MOSトランジスタと同様に、
P型不純物拡散領域24は、ゲート電極7と電気的に接
続されている。(但し、図ではP型不純物拡散領域24
とゲート電極7を接続する構成の図示を省略してい
る)。埋め込んだP型不純物拡散領域24とゲート電極
7とのコンタクトのとり方は、例えば、ドリフト層2を
異方性エッチング等により、埋め込んだP型不純物拡散
領域24まで掘り込んで、アルミ配線により接続する。
以上のように構成することによって、図2に示す縦型M
OSトランジスタは、図1に示した縦型MOSトランジ
スタと同様の効果があり、オン抵抗を小さくすることが
できる。
【0022】図3に基づいて本発明の静電誘導トランジ
スタの一実施形態について説明する。図は、静電誘導ト
ランジスタのセル部断面図である。但し、図9に示した
構成と同等構成については同符号を付すこととする。図
に示す静電誘導トランジスタは、図9に示した従来の静
電誘導トランジスタに、小数キャリア注入用の埋め込み
層として、P型不純物拡散領域25を付加した構成であ
る。つまり、ドリフト層14内にP型不純物拡散領域2
5を埋め込んだ半導体基板26を用いて、図9に示した
静電誘導トランジスタと同様の方法を用いて形成する。
スタの一実施形態について説明する。図は、静電誘導ト
ランジスタのセル部断面図である。但し、図9に示した
構成と同等構成については同符号を付すこととする。図
に示す静電誘導トランジスタは、図9に示した従来の静
電誘導トランジスタに、小数キャリア注入用の埋め込み
層として、P型不純物拡散領域25を付加した構成であ
る。つまり、ドリフト層14内にP型不純物拡散領域2
5を埋め込んだ半導体基板26を用いて、図9に示した
静電誘導トランジスタと同様の方法を用いて形成する。
【0023】図に示す静電誘導トランジスタは、高濃度
の第1導電型(N型)のドレイン領域8と、ドレイン領
域8上に形成された、低濃度の第1導電型(N型)のド
リフト層9とで構成された半導体基板10で、ソース領
域12を形成する箇所の下方のドリフト層9内に、小数
キャリア注入用のP型不純物拡散領域25を形成し、ド
リフト層9の表面に、所定の間隔で第2導電型(P型)
のゲート領域11を形成し、そのゲート領域11間に第
1導電型(N型)のソース領域12を形成した構造とな
っている。
の第1導電型(N型)のドレイン領域8と、ドレイン領
域8上に形成された、低濃度の第1導電型(N型)のド
リフト層9とで構成された半導体基板10で、ソース領
域12を形成する箇所の下方のドリフト層9内に、小数
キャリア注入用のP型不純物拡散領域25を形成し、ド
リフト層9の表面に、所定の間隔で第2導電型(P型)
のゲート領域11を形成し、そのゲート領域11間に第
1導電型(N型)のソース領域12を形成した構造とな
っている。
【0024】ドリフト層9内に埋め込んだP型不純物拡
散領域25の真上にソース領域12が配置されるように
形成する。また、P型不純物拡散領域25とゲート領域
11は電気的に接続されている(但し図では、P型不純
物拡散領域25とゲート領域11を電気的に接続する構
成の図示は省略している)。埋め込んだP型不純物拡散
領域25を形成する方法、埋め込んだP型不純物拡散領
域25とゲート領域11との接続方法は、例えば、図2
に示した縦型MOSトランジスタの場合の方法と同様の
製法が適用できる。
散領域25の真上にソース領域12が配置されるように
形成する。また、P型不純物拡散領域25とゲート領域
11は電気的に接続されている(但し図では、P型不純
物拡散領域25とゲート領域11を電気的に接続する構
成の図示は省略している)。埋め込んだP型不純物拡散
領域25を形成する方法、埋め込んだP型不純物拡散領
域25とゲート領域11との接続方法は、例えば、図2
に示した縦型MOSトランジスタの場合の方法と同様の
製法が適用できる。
【0025】図8に示した従来の静電誘導トランジスタ
は、ゲート領域11に正電圧を印加すると、ソース領域
12直下のドリフト層9にチャネルが形成されて、ソー
ス領域12から電子がチャネルを通してドレイン領域8
へ流れる。これに対して、図に示す静電誘導トランジス
タでは、ゲート領域11に正電圧を印加すると、P型不
純物拡散領域25がゲート領域11と接続されているの
で、P型不純物拡散領域25からドリフト層9へ少数キ
ャリアである正孔が注入される。ドリフト層9内の正孔
が注入された部分は、正孔と電子により電流が流れる電
導度変調領域となる。電導度変調領域では、正孔と電子
によるバイポーラモードにより動作しているので、電圧
降下は小さい。従って、図に示す静電誘導トランジスタ
は、電子と正孔により電流が流れるバイポーラモードで
動作するためオン抵抗を小さくすることができる。
は、ゲート領域11に正電圧を印加すると、ソース領域
12直下のドリフト層9にチャネルが形成されて、ソー
ス領域12から電子がチャネルを通してドレイン領域8
へ流れる。これに対して、図に示す静電誘導トランジス
タでは、ゲート領域11に正電圧を印加すると、P型不
純物拡散領域25がゲート領域11と接続されているの
で、P型不純物拡散領域25からドリフト層9へ少数キ
ャリアである正孔が注入される。ドリフト層9内の正孔
が注入された部分は、正孔と電子により電流が流れる電
導度変調領域となる。電導度変調領域では、正孔と電子
によるバイポーラモードにより動作しているので、電圧
降下は小さい。従って、図に示す静電誘導トランジスタ
は、電子と正孔により電流が流れるバイポーラモードで
動作するためオン抵抗を小さくすることができる。
【0026】図4に基づいて本発明のトレンチ構造のM
OSトランジスタの一実施形態について説明する。図
は、トレンチ構造のMOSトランジスタのセル部断面図
である。但し、図9に示した構成と同等構成については
同符号を付すこととする。図に示すトレンチ構造のMO
Sトランジスタは、図9に示した従来のトレンチ構造の
MOSトランジスタに、小数キャリア注入用の第2導電
型の不純物拡散領域(P型不純物拡散領域26)を付加
した構成である。つまり、ゲート領域19形成用に形成
されたトレンチ溝17の底部に、ドリフト層14の表面
に形成されたP型不純物拡散領域26が露出するように
構成し、トレンチ溝17の底部で、P型不純物拡散領域
26とゲート領域19とが接触するように形成したもの
である。少数キャリア注入用のP型不純物拡散領域26
とゲート領域19とのコンタクトのとり方は、例えば、
パターニングされたマスクを介しドライエッチング等に
より、P型不純物層16の表面からドリフト層14に達
するトレンチ溝17を形成し、トレンチ溝17の底部に
P型不純物を注入し熱拡散させて少数キャリア注入用の
P型不純物拡散領域26を形成する。その後、熱酸化等
によりトレンチ溝17の内部に酸化膜18を形成し、マ
スクを介しトレンチ溝17の底部に形成された酸化膜1
8のみをドライエッチング等によりエッチングした後
に、ゲート領域19(ゲート電極)を形成する。
OSトランジスタの一実施形態について説明する。図
は、トレンチ構造のMOSトランジスタのセル部断面図
である。但し、図9に示した構成と同等構成については
同符号を付すこととする。図に示すトレンチ構造のMO
Sトランジスタは、図9に示した従来のトレンチ構造の
MOSトランジスタに、小数キャリア注入用の第2導電
型の不純物拡散領域(P型不純物拡散領域26)を付加
した構成である。つまり、ゲート領域19形成用に形成
されたトレンチ溝17の底部に、ドリフト層14の表面
に形成されたP型不純物拡散領域26が露出するように
構成し、トレンチ溝17の底部で、P型不純物拡散領域
26とゲート領域19とが接触するように形成したもの
である。少数キャリア注入用のP型不純物拡散領域26
とゲート領域19とのコンタクトのとり方は、例えば、
パターニングされたマスクを介しドライエッチング等に
より、P型不純物層16の表面からドリフト層14に達
するトレンチ溝17を形成し、トレンチ溝17の底部に
P型不純物を注入し熱拡散させて少数キャリア注入用の
P型不純物拡散領域26を形成する。その後、熱酸化等
によりトレンチ溝17の内部に酸化膜18を形成し、マ
スクを介しトレンチ溝17の底部に形成された酸化膜1
8のみをドライエッチング等によりエッチングした後
に、ゲート領域19(ゲート電極)を形成する。
【0027】図に示すトレンチ構造のMOSトランジス
タでは、導通状態とするために正のしきい値電圧をゲー
ト領域19に印加する。図9に示した従来のトレンチ構
造のMOSトランジスタの場合、ゲート領域19にしき
い値電圧より大きな正電圧を印加すると、ソース領域2
0直下のP型不純物層16にチャネルが形成されて、ソ
ース領域20から電子がチャネルを通してドレイン領域
13へ流れる。これに対して、図に示すトレンチ構造の
MOSトランジスタでは、ゲート領域19に正電圧を印
加すると、P型不純物拡散領域26がゲート領域19と
接続されているので、P型不純物拡散領域26からドリ
フト層14へ少数キャリアである正孔が注入される。ド
リフト層14内の正孔が注入された部分は、正孔と電子
により電流が流れる電導度変調領域となる。電導度変調
領域では、正孔と電子によるバイポーラモードで動作し
ているので、電圧降下は小さい。従って、図に示すトレ
ンチ構造のMOSトランジスタは、電子と正孔により電
流が流れるバイポーラモードで動作するため、オン抵抗
を小さくすることができる。
タでは、導通状態とするために正のしきい値電圧をゲー
ト領域19に印加する。図9に示した従来のトレンチ構
造のMOSトランジスタの場合、ゲート領域19にしき
い値電圧より大きな正電圧を印加すると、ソース領域2
0直下のP型不純物層16にチャネルが形成されて、ソ
ース領域20から電子がチャネルを通してドレイン領域
13へ流れる。これに対して、図に示すトレンチ構造の
MOSトランジスタでは、ゲート領域19に正電圧を印
加すると、P型不純物拡散領域26がゲート領域19と
接続されているので、P型不純物拡散領域26からドリ
フト層14へ少数キャリアである正孔が注入される。ド
リフト層14内の正孔が注入された部分は、正孔と電子
により電流が流れる電導度変調領域となる。電導度変調
領域では、正孔と電子によるバイポーラモードで動作し
ているので、電圧降下は小さい。従って、図に示すトレ
ンチ構造のMOSトランジスタは、電子と正孔により電
流が流れるバイポーラモードで動作するため、オン抵抗
を小さくすることができる。
【0028】図5に基づいて本発明の縦型半導体装置の
製造方法の一実施形態について説明する。(a)は縦型
半導体装置を形成する半導体基板の断面図、(b)は、
半導体基板の深さ方向の不純物濃度分布を示す線図であ
る。図で、27は高濃度の第1導電型の半導体層21、
28は半導体層21の表面に形成された、低濃度の第1
導電型のドリフト層である。半導体層21、ドリフト層
28によって半導体基板29が構成されている。
製造方法の一実施形態について説明する。(a)は縦型
半導体装置を形成する半導体基板の断面図、(b)は、
半導体基板の深さ方向の不純物濃度分布を示す線図であ
る。図で、27は高濃度の第1導電型の半導体層21、
28は半導体層21の表面に形成された、低濃度の第1
導電型のドリフト層である。半導体層21、ドリフト層
28によって半導体基板29が構成されている。
【0029】図5に示すドリフト層28は、半導体層2
1の表面に、不純物濃度の異なる複数のエピタキシャル
層を順次エピタキシャル成長させて形成する。この場
合、ドリフト層の表面側ほど不純物濃度が低くなるよう
に、段階的に不純物濃度を変化させて複数のエピタキシ
ャル層を形成する。つまり、ドリフト層28の表面側ほ
ど不純物濃度が低濃度となるようにする。このように半
導体基板29を構成し、半導体基板29のドリフト層2
8に少数キャリアを注入した場合、ドリフト層28の不
純物濃度が低いほど、その拡散長は長くなるので電導度
変調領域が広い範囲で形成され、オン抵抗が小さくでき
る。しかし、ドリフト層28の不必要な部分の不純物濃
度まで下げると、逆にオン抵抗は高くなる。従って、図
1〜図4に示した、ドリフト層28内に少数キャリアを
注入することにより得られる電導度変調効果を利用する
各縦型半導体装置を、図5に示す半導体基板29に形成
すれば、低オン抵抗の縦型半導体装置を形成することが
できる。
1の表面に、不純物濃度の異なる複数のエピタキシャル
層を順次エピタキシャル成長させて形成する。この場
合、ドリフト層の表面側ほど不純物濃度が低くなるよう
に、段階的に不純物濃度を変化させて複数のエピタキシ
ャル層を形成する。つまり、ドリフト層28の表面側ほ
ど不純物濃度が低濃度となるようにする。このように半
導体基板29を構成し、半導体基板29のドリフト層2
8に少数キャリアを注入した場合、ドリフト層28の不
純物濃度が低いほど、その拡散長は長くなるので電導度
変調領域が広い範囲で形成され、オン抵抗が小さくでき
る。しかし、ドリフト層28の不必要な部分の不純物濃
度まで下げると、逆にオン抵抗は高くなる。従って、図
1〜図4に示した、ドリフト層28内に少数キャリアを
注入することにより得られる電導度変調効果を利用する
各縦型半導体装置を、図5に示す半導体基板29に形成
すれば、低オン抵抗の縦型半導体装置を形成することが
できる。
【0030】図6に基づいて本発明の縦型半導体装置の
製造方法の異なる実施形態について説明する。(a)は
縦型半導体装置を形成する半導体基板の断面図、(b)
は、半導体基板の深さ方向の不純物濃度分布を示す線図
である。但し、図5に示した構成と同等構成については
同符号を付すこととする。図で、27は高濃度の第1導
電型の半導体層21、28は半導体層21の表面に形成
された、低濃度の第1導電型のドリフト層である。半導
体層21、ドリフト層28によって半導体基板29が構
成されている。ドリフト層28は、深くなるにしたがっ
て不純物濃度が高くなるように構成されている。
製造方法の異なる実施形態について説明する。(a)は
縦型半導体装置を形成する半導体基板の断面図、(b)
は、半導体基板の深さ方向の不純物濃度分布を示す線図
である。但し、図5に示した構成と同等構成については
同符号を付すこととする。図で、27は高濃度の第1導
電型の半導体層21、28は半導体層21の表面に形成
された、低濃度の第1導電型のドリフト層である。半導
体層21、ドリフト層28によって半導体基板29が構
成されている。ドリフト層28は、深くなるにしたがっ
て不純物濃度が高くなるように構成されている。
【0031】図6に示す半導体基板29の製造方法は、
半導体層21の表面にドリフト層28をエピタキシャル
成長させて半導体基板29を形成し、その半導体基板2
9に、高エネルギーイオン注入により、第1導電型(N
型)の不純物をドリフト層28の深い部分に注入し、ア
ニールすることにより形成できる。これにより、図5に
示した縦型半導体装置の製造方法と同様の効果が得られ
る。
半導体層21の表面にドリフト層28をエピタキシャル
成長させて半導体基板29を形成し、その半導体基板2
9に、高エネルギーイオン注入により、第1導電型(N
型)の不純物をドリフト層28の深い部分に注入し、ア
ニールすることにより形成できる。これにより、図5に
示した縦型半導体装置の製造方法と同様の効果が得られ
る。
【0032】なお、以上に説明した各縦型半導体装置の
構造、縦型半導体装置の製造方法は、実施形態に限定さ
れるものではなく、少数キャリアを注入する構成を組み
合わせて用いてもよい。また、縦型半導体装置の各領域
の導電型が逆となるように構成してもよい。
構造、縦型半導体装置の製造方法は、実施形態に限定さ
れるものではなく、少数キャリアを注入する構成を組み
合わせて用いてもよい。また、縦型半導体装置の各領域
の導電型が逆となるように構成してもよい。
【0033】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の縦型半導
体装置によれば、第1導電型のドリフト層に、ゲート領
域(ゲート電極)と電気的に接続された第2導電型の不
純物領域(または埋め込み層)を形成することにより、
ドリフト層に電導度変調領域を形成することができる。
この電導度変調領域では、電子、正孔の2種類のキャリ
アによって電流が流れるので、少数キャリアの注入のな
いドリフト層に比べてほとんど電圧降下がない。これに
より、オン抵抗の低減が図れる。
体装置によれば、第1導電型のドリフト層に、ゲート領
域(ゲート電極)と電気的に接続された第2導電型の不
純物領域(または埋め込み層)を形成することにより、
ドリフト層に電導度変調領域を形成することができる。
この電導度変調領域では、電子、正孔の2種類のキャリ
アによって電流が流れるので、少数キャリアの注入のな
いドリフト層に比べてほとんど電圧降下がない。これに
より、オン抵抗の低減が図れる。
【図1】本発明の縦型MOSトランジスタの一実施形態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図2】本発明の縦型MOSトランジスタの異なる実施
形態を示す断面図である。
形態を示す断面図である。
【図3】本発明の静電誘導トランジスタの一実施形態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図4】本発明のトレンチ構造のMOSトランジスタの
一実施形態を示す断面図である。
一実施形態を示す断面図である。
【図5】本発明の縦型半導体装置の製造方法の一実施形
態を示す図で、(a)は断面図、(b)は不純物濃度分
布を示す線図である。
態を示す図で、(a)は断面図、(b)は不純物濃度分
布を示す線図である。
【図6】本発明の縦型半導体装置の製造方法の異なる実
施形態を示す図で、(a)は断面図、(b)は不純物濃
度分布を示す線図である。
施形態を示す図で、(a)は断面図、(b)は不純物濃
度分布を示す線図である。
【図7】従来の縦型MOSトランジスタの一例を示す断
面図である。
面図である。
【図8】従来の静電誘導トランジスタの一例を示す断面
図である。
図である。
【図9】従来のトレンチ構造のMOSトランジスタの一
例を示す断面図である。
例を示す断面図である。
【図10】従来の縦型半導体装置の製造方法の一例を示
す図で、(a)は断面図、(b)は不純物濃度分布を示
す線図である。
す図で、(a)は断面図、(b)は不純物濃度分布を示
す線図である。
1 ドレイン領域 2,9,14,28 ドリフト層 3,10,15 半導体基板 4 P型不純物領域(第2導電型不純
物拡散領域) 5 ソース領域 6 酸化膜 7 ゲート電極 8 ドレイン領域 11,19 ゲート領域 12,20 ソース領域 13 ドレイン領域 16 P型不純物層(第2導電型不純物
拡散層) 17 トレンチ溝 18 酸化膜 23 P型不純物拡散領域(不純物拡散
領域) 24 P型不純物拡散領域(埋め込み
層) 25 P型不純物拡散領域(埋め込み
層) 26 不純物拡散領域 27 半導体層
物拡散領域) 5 ソース領域 6 酸化膜 7 ゲート電極 8 ドレイン領域 11,19 ゲート領域 12,20 ソース領域 13 ドレイン領域 16 P型不純物層(第2導電型不純物
拡散層) 17 トレンチ溝 18 酸化膜 23 P型不純物拡散領域(不純物拡散
領域) 24 P型不純物拡散領域(埋め込み
層) 25 P型不純物拡散領域(埋め込み
層) 26 不純物拡散領域 27 半導体層
Claims (6)
- 【請求項1】 高濃度の第1導電型の半導体基板の表面
に形成された、低濃度の第1導電型のドリフト層と、そ
のドリフト層の表面に、所定の間隔で形成された第2導
電型不純物拡散領域と、その第2導電型不純物拡散領域
内に形成された高濃度の第1導電型のソース領域と、そ
のソース領域と前記ドリフト層間の、前記第2導電型不
純物拡散領域の表面に形成された酸化膜と、その酸化膜
の表面に形成されたゲート電極と、高濃度の第1導電型
のドレイン領域とを備えた縦型MOSトランジスタにお
いて、前記第2導電型不純物拡散領域間の前記ドリフト
層の表面に、前記ゲート電極に電気的に接続された第2
導電型の不純物拡散領域を形成したことを特徴とする縦
型MOSトランジスタ。 - 【請求項2】 高濃度の第1導電型の半導体基板の表面
に形成された、低濃度の第1導電型のドリフト層と、そ
のドリフト層の表面に、所定の間隔で形成された第2導
電型不純物拡散領域と、その第2導電型不純物拡散領域
間に形成された第1導電型のソース領域と、そのソース
領域と前記ドリフト層間の、前記第2導電型不純物拡散
領域の表面に形成された酸化膜と、その酸化膜の表面に
形成されたゲート電極と、高濃度の第1導電型のドレイ
ン領域とを備えた縦型MOSトランジスタにおいて、前
記第2導電型不純物拡散領域間の前記ドリフト層内に、
前記ゲート電極に電気的に接続された第2導電型の埋め
込み層を形成したことを特徴とする縦型MOSトランジ
スタ。 - 【請求項3】 高濃度の第1導電型の半導体基板の表面
に形成された、低濃度の第1導電型のドリフト層と、そ
のドリフト層の表面に、所定の間隔で形成された第2導
電型のゲート領域と、そのゲート領域間に形成された第
1導電型のソース領域と、高濃度の第1導電型のドレイ
ン領域とを備えた静電誘導トランジスタにおいて、前記
ゲート領域間の前記ドリフト層内に、前記ゲート領域に
電気的に接続された第2導電型の埋め込み層を形成した
ことを特徴とする静電誘導トランジスタ。 - 【請求項4】 高濃度の第1導電型の半導体基板の表面
に形成された、低濃度の第1導電型のドリフト層と、そ
のドリフト層の表面に形成された、低濃度の第2導電型
不純物拡散層と、その第2導電型不純物拡散層の表面か
ら前記ドリフト層に達するトレンチ溝の中に形成され、
そのトレンチ溝内に形成された酸化膜を介して前記第2
導電型不純物拡散層に接するゲート領域と、前記トレン
チ溝を囲むように、前記第2導電型不純物拡散層の表面
に形成された第1導電型のソース領域と、高濃度の第1
導電型のドレイン領域とを備えたトレンチ構造のMOS
トランジスタにおいて、前記ゲート領域直下に、前記ゲ
ート領域と電気的に接続された、第2導電型の不純物拡
散領域を形成したことを特長とするトレンチ構造のMO
Sトランジスタ。 - 【請求項5】 高濃度の第1導電型の半導体層の表面
に、低濃度の第1導電型のドリフト層を備え、そのドリ
フト層内に少数キャリアを注入することにより得られる
電導度変調効果を利用する縦型半導体装置の製造方法に
おいて、前記半導体基板の表面に前記ドリフト層をエピ
タキシャル成長させる際、表面側ほど不純物濃度が低く
なるように、段階的に不純物濃度を変化させてエピタキ
シャル成長させることを特徴とする縦型半導体装置の製
造方法。 - 【請求項6】 高濃度の第1導電型の半導体層の表面
に、低濃度の第1導電型のドリフト層を備え、そのドリ
フト層内に少数キャリアを注入することにより得られる
電導度変調効果を利用する縦型半導体装置の製造方法に
おいて、深くなるにしたがって不純物濃度が高くなるよ
うに、前記ドリフト層に高エネルギーイオン注入を行う
ことを特徴とする縦型半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8015618A JPH09213954A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 縦型mosトランジスタ及び静電誘導トランジスタ及びトレンチ構造のmosトランジスタ、及び、縦型半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8015618A JPH09213954A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 縦型mosトランジスタ及び静電誘導トランジスタ及びトレンチ構造のmosトランジスタ、及び、縦型半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09213954A true JPH09213954A (ja) | 1997-08-15 |
Family
ID=11893706
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8015618A Pending JPH09213954A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 縦型mosトランジスタ及び静電誘導トランジスタ及びトレンチ構造のmosトランジスタ、及び、縦型半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09213954A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003031585A (ja) * | 2001-07-16 | 2003-01-31 | Denso Corp | 半導体装置の製造方法 |
| JP2006019553A (ja) * | 2004-07-02 | 2006-01-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 縦型半導体装置 |
| CN111180576A (zh) * | 2018-11-09 | 2020-05-19 | 艾普凌科有限公司 | 半导体装置 |
| CN112117332A (zh) * | 2020-11-02 | 2020-12-22 | 上海华虹宏力半导体制造有限公司 | Ldmos器件及工艺方法 |
| CN120321987A (zh) * | 2025-06-16 | 2025-07-15 | 杭州谱析光晶半导体科技有限公司 | 一种用于极端环境下的耐高温vdmos功率晶体管及制备方法 |
-
1996
- 1996-01-31 JP JP8015618A patent/JPH09213954A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003031585A (ja) * | 2001-07-16 | 2003-01-31 | Denso Corp | 半導体装置の製造方法 |
| JP2006019553A (ja) * | 2004-07-02 | 2006-01-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 縦型半導体装置 |
| CN111180576A (zh) * | 2018-11-09 | 2020-05-19 | 艾普凌科有限公司 | 半导体装置 |
| CN112117332A (zh) * | 2020-11-02 | 2020-12-22 | 上海华虹宏力半导体制造有限公司 | Ldmos器件及工艺方法 |
| CN112117332B (zh) * | 2020-11-02 | 2023-08-22 | 上海华虹宏力半导体制造有限公司 | Ldmos器件及工艺方法 |
| CN120321987A (zh) * | 2025-06-16 | 2025-07-15 | 杭州谱析光晶半导体科技有限公司 | 一种用于极端环境下的耐高温vdmos功率晶体管及制备方法 |
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