JPH09215730A - 哺乳器 - Google Patents
哺乳器Info
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- JPH09215730A JPH09215730A JP4664196A JP4664196A JPH09215730A JP H09215730 A JPH09215730 A JP H09215730A JP 4664196 A JP4664196 A JP 4664196A JP 4664196 A JP4664196 A JP 4664196A JP H09215730 A JPH09215730 A JP H09215730A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- milk
- ring
- water
- artificial nipple
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 使い捨ての便利な哺乳容器であって、ミルク
調製時に、ミルクを冷却する手間もなく簡易な発熱手段
で容易にミルクを適温にすると共に、アレルギー異常を
極力防止したミルクの調製ができる哺乳容器を提供。 【構成】 本発明の哺乳器は、使用時に開口に人工乳首
が液密に接合される樹脂容器本体と、上記容器本体内に
充填される水と、上記容器本体の開口の側壁に形成され
た係合部に係合して取付られ、上記人工乳首の周縁を挟
んで該人工乳首を開口に留め置くためのリング状止め材
と、上記容器本体の開口に接着されて該開口を液密に覆
い、使用時に該開口の開放が可能なシール材と、からな
り、上記リング状止め材の開口に撥水性のガス透過膜が
設けられ、また上記充填水は蒸気滅菌されていると共
に、上記シール部材の接着シール強度は該蒸気滅菌に耐
え得ることを特徴とする。
調製時に、ミルクを冷却する手間もなく簡易な発熱手段
で容易にミルクを適温にすると共に、アレルギー異常を
極力防止したミルクの調製ができる哺乳容器を提供。 【構成】 本発明の哺乳器は、使用時に開口に人工乳首
が液密に接合される樹脂容器本体と、上記容器本体内に
充填される水と、上記容器本体の開口の側壁に形成され
た係合部に係合して取付られ、上記人工乳首の周縁を挟
んで該人工乳首を開口に留め置くためのリング状止め材
と、上記容器本体の開口に接着されて該開口を液密に覆
い、使用時に該開口の開放が可能なシール材と、からな
り、上記リング状止め材の開口に撥水性のガス透過膜が
設けられ、また上記充填水は蒸気滅菌されていると共
に、上記シール部材の接着シール強度は該蒸気滅菌に耐
え得ることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、幼児用品の哺乳器に関
するものであり、より詳細には、ミルクを溶解する無菌
精製水が既に充填されている哺乳器に関する。
するものであり、より詳細には、ミルクを溶解する無菌
精製水が既に充填されている哺乳器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の哺乳器は、ポリカーボネート製の
容器本体と、合成ゴム製の人工乳首と、リング状に樹脂
成形された止め材と、フードとなどからなる。人工乳首
は容器本体の開口端面に接合される。また容器開口部に
は螺号部が形成され、リング状の止め材が螺号して取付
られる。そして、止め材と開口端面との間に人工乳首の
周縁部を位置させて挟むことにより、人工乳首の周縁部
は開口端面に液密に密着される。また人工乳首の周縁部
には人工乳首の潰れ防止用の連通孔が形成されている。
このような哺乳器を使用する場合には、先ず容器本体に
沸騰後のお湯を入れ、その後、ミルクを溶解し、所定の
温度に冷えた後に授乳を開始する。また人工乳首の授乳
孔は幼児の月齢に応じて変えられる必要があるため、人
工乳首にはその授乳孔の径及び形状の異なるものが取り
揃えられている。また、ミルクにおいても、幼児の代謝
異常、免疫異常(アトピーなど)の関係から種々の種類
のものが取り揃えられている。また、その授乳時、ミル
クが冷えたり、幼児の乳首への吸引が激しく、容器本体
内に負圧が生じて乳首が潰れた場合でも、上記通気孔か
らは、容器内にエアが供給されるようにしている。そし
て、授乳後、従来の哺乳器は、それぞれの部材に分解さ
れ、洗浄及び煮沸消毒され、乾燥後、再び使用されてい
る。
容器本体と、合成ゴム製の人工乳首と、リング状に樹脂
成形された止め材と、フードとなどからなる。人工乳首
は容器本体の開口端面に接合される。また容器開口部に
は螺号部が形成され、リング状の止め材が螺号して取付
られる。そして、止め材と開口端面との間に人工乳首の
周縁部を位置させて挟むことにより、人工乳首の周縁部
は開口端面に液密に密着される。また人工乳首の周縁部
には人工乳首の潰れ防止用の連通孔が形成されている。
このような哺乳器を使用する場合には、先ず容器本体に
沸騰後のお湯を入れ、その後、ミルクを溶解し、所定の
温度に冷えた後に授乳を開始する。また人工乳首の授乳
孔は幼児の月齢に応じて変えられる必要があるため、人
工乳首にはその授乳孔の径及び形状の異なるものが取り
揃えられている。また、ミルクにおいても、幼児の代謝
異常、免疫異常(アトピーなど)の関係から種々の種類
のものが取り揃えられている。また、その授乳時、ミル
クが冷えたり、幼児の乳首への吸引が激しく、容器本体
内に負圧が生じて乳首が潰れた場合でも、上記通気孔か
らは、容器内にエアが供給されるようにしている。そし
て、授乳後、従来の哺乳器は、それぞれの部材に分解さ
れ、洗浄及び煮沸消毒され、乾燥後、再び使用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の哺乳
器では使用毎に洗浄、再使用の手間がかかる。また従来
の哺乳器では水道及び煮沸設備のある家庭内でのミルク
の調製には問題が生じないが、緊急時及び野外などでの
使用には問題がある。最近、安価な樹脂のエラストマー
などの普及により、人工乳首も安価なものが提供できる
ようになり、このため、携帯用の使い捨て哺乳器なども
提案され、上記のような問題も解決に向かっている。し
かし、従来の哺乳器は、ミルク粉末と水道水とからの用
事調製を必要とする。即ち、水道水は一度沸騰させ、ミ
ルク粉末を70℃程度のお湯に溶解した後、これを冷却
装置などで38℃付近にさました後に授乳を行っており
非常に手間がかかる。また使い捨て哺乳器などにあって
は予めミルクを調製したものを容器に詰め、野外で使い
捨てカイロなどを使用して人肌に加温した後に授乳を行
っている。しかし、このような場合にもミルク調製には
従来の哺乳器と同様な手間がかかる。市販の調製ミルク
を使用しても良いが、市販の調製ミルクは大人向けで種
類が少なく、また冷蔵庫以外の場所にミルクを放置する
ケースが多いため長期の保存に耐えない。実際に、哺乳
容器にミルクが滅菌充填されたとしても、完全滅菌では
ないため一日経てば温度による変質を免れないものであ
る。更に、最近、アトピーなどの過敏症の幼児にあって
は、水道水中の所定の常在菌その他の蛋白質等によって
も敏感に反応する場合があり、このような場合、ミルク
の調製において水道水等の使用は問題を生じる。
器では使用毎に洗浄、再使用の手間がかかる。また従来
の哺乳器では水道及び煮沸設備のある家庭内でのミルク
の調製には問題が生じないが、緊急時及び野外などでの
使用には問題がある。最近、安価な樹脂のエラストマー
などの普及により、人工乳首も安価なものが提供できる
ようになり、このため、携帯用の使い捨て哺乳器なども
提案され、上記のような問題も解決に向かっている。し
かし、従来の哺乳器は、ミルク粉末と水道水とからの用
事調製を必要とする。即ち、水道水は一度沸騰させ、ミ
ルク粉末を70℃程度のお湯に溶解した後、これを冷却
装置などで38℃付近にさました後に授乳を行っており
非常に手間がかかる。また使い捨て哺乳器などにあって
は予めミルクを調製したものを容器に詰め、野外で使い
捨てカイロなどを使用して人肌に加温した後に授乳を行
っている。しかし、このような場合にもミルク調製には
従来の哺乳器と同様な手間がかかる。市販の調製ミルク
を使用しても良いが、市販の調製ミルクは大人向けで種
類が少なく、また冷蔵庫以外の場所にミルクを放置する
ケースが多いため長期の保存に耐えない。実際に、哺乳
容器にミルクが滅菌充填されたとしても、完全滅菌では
ないため一日経てば温度による変質を免れないものであ
る。更に、最近、アトピーなどの過敏症の幼児にあって
は、水道水中の所定の常在菌その他の蛋白質等によって
も敏感に反応する場合があり、このような場合、ミルク
の調製において水道水等の使用は問題を生じる。
【0004】従って、本発明の目的は、使い捨ての便利
な哺乳容器であって、ミルク調製時に、ミルクを冷却す
る手間もなく簡易な発熱手段で容易にミルクを適温にす
ると共に、アレルギー異常を極力防止したミルクの調製
ができる哺乳容器を提供することにある。
な哺乳容器であって、ミルク調製時に、ミルクを冷却す
る手間もなく簡易な発熱手段で容易にミルクを適温にす
ると共に、アレルギー異常を極力防止したミルクの調製
ができる哺乳容器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、使用時に開口
に人工乳首が液密に接合される樹脂容器本体と、上記容
器本体内に充填される水と、上記容器本体の開口の側壁
に形成された係合部に係合して取付られ、上記人工乳首
の周縁を挟んで該人工乳首を開口に留め置くためのリン
グ状止め材と、上記容器本体の開口に接着されて該開口
を液密に覆い、使用時に該開口の開放が可能なシール材
と、からなり、上記リング状止め材の開口に撥水性のガ
ス透過膜が設けられ、また上記充填水は蒸気滅菌されて
いると共に、上記シール部材の接着シール強度は該蒸気
滅菌に耐え得ることを特徴とする哺乳器を提供すること
により、上記目的を達成したものである。
に人工乳首が液密に接合される樹脂容器本体と、上記容
器本体内に充填される水と、上記容器本体の開口の側壁
に形成された係合部に係合して取付られ、上記人工乳首
の周縁を挟んで該人工乳首を開口に留め置くためのリン
グ状止め材と、上記容器本体の開口に接着されて該開口
を液密に覆い、使用時に該開口の開放が可能なシール材
と、からなり、上記リング状止め材の開口に撥水性のガ
ス透過膜が設けられ、また上記充填水は蒸気滅菌されて
いると共に、上記シール部材の接着シール強度は該蒸気
滅菌に耐え得ることを特徴とする哺乳器を提供すること
により、上記目的を達成したものである。
【0006】本発明に係る哺乳器によれば、上記リング
状止め材の開口に上記人工乳首と差し替え可能な蓋体に
上記ガス透過膜が取り付けられていることを特徴とす
る。本発明に係る哺乳器によれば、上記ガス透過膜は上
記リング状止め材の開口に剥離可能に被覆されているこ
とを特徴とする。
状止め材の開口に上記人工乳首と差し替え可能な蓋体に
上記ガス透過膜が取り付けられていることを特徴とす
る。本発明に係る哺乳器によれば、上記ガス透過膜は上
記リング状止め材の開口に剥離可能に被覆されているこ
とを特徴とする。
【0007】
【作用】上記哺乳容器にあっては、樹脂容器本体は10
0℃以上、特に105℃〜130℃の高圧蒸気滅菌など
が可能であり、また人工乳首の接続開口のシール部材も
その開口に溶着されて高圧蒸気滅菌に耐えうるシール強
度を有している。そして、本体内に充填された精製水は
蒸気滅菌により無菌状態とされている。このような無菌
精製水は長期間、容器内に保存されていても水腐れや細
菌の繁殖は一切見られない。従って、哺乳容器の使用時
に、充填精製水を煮沸する必要はなく、室温状態のまま
でミルク粉を溶解させても安全である。このため、ミル
クの調整時のいわゆるお湯さましなどの操作を必要とせ
ず、手早くミルク調製ができ、また簡易発熱体等で容器
内の充填水を人肌程度に容易に加温することができる。
即ち、添付の図2に示す如く、一旦、リング状止め材を
外してシール部材を剥離した後、再びリング状止め材を
締め付けた状態で電子レンジ等の簡易加熱手段にかける
ことができる。この場合、加熱により充填水中の一部が
水蒸気ガスとなっても、容器内の空隙部のガスは撥水性
のガス透過膜を通過するため、容器内が加圧になったり
負圧になったりすることがない。更に、充填水は完全な
精製水とすることができ、どんなに期間をおいても細菌
や黴などの繁殖がなく安全でアレルギー異常の原因とな
る物質の発生が防止された調製水とすることができる。
0℃以上、特に105℃〜130℃の高圧蒸気滅菌など
が可能であり、また人工乳首の接続開口のシール部材も
その開口に溶着されて高圧蒸気滅菌に耐えうるシール強
度を有している。そして、本体内に充填された精製水は
蒸気滅菌により無菌状態とされている。このような無菌
精製水は長期間、容器内に保存されていても水腐れや細
菌の繁殖は一切見られない。従って、哺乳容器の使用時
に、充填精製水を煮沸する必要はなく、室温状態のまま
でミルク粉を溶解させても安全である。このため、ミル
クの調整時のいわゆるお湯さましなどの操作を必要とせ
ず、手早くミルク調製ができ、また簡易発熱体等で容器
内の充填水を人肌程度に容易に加温することができる。
即ち、添付の図2に示す如く、一旦、リング状止め材を
外してシール部材を剥離した後、再びリング状止め材を
締め付けた状態で電子レンジ等の簡易加熱手段にかける
ことができる。この場合、加熱により充填水中の一部が
水蒸気ガスとなっても、容器内の空隙部のガスは撥水性
のガス透過膜を通過するため、容器内が加圧になったり
負圧になったりすることがない。更に、充填水は完全な
精製水とすることができ、どんなに期間をおいても細菌
や黴などの繁殖がなく安全でアレルギー異常の原因とな
る物質の発生が防止された調製水とすることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る哺乳器の好ましい実施例
を添付図面を参照しながら詳述する。図1は本発明に係
る哺乳器の第一実施例の半断面図、図2は第一実施例の
哺乳器を加熱する際の断面図、図3は第一実施例の哺乳
器に人工乳首を取り付ける際の分解半断面図、図4は第
一実施例の哺乳器を使用する際の半断面図、図5は本発
明に係る哺乳器の第二実施例の半断面図である。
を添付図面を参照しながら詳述する。図1は本発明に係
る哺乳器の第一実施例の半断面図、図2は第一実施例の
哺乳器を加熱する際の断面図、図3は第一実施例の哺乳
器に人工乳首を取り付ける際の分解半断面図、図4は第
一実施例の哺乳器を使用する際の半断面図、図5は本発
明に係る哺乳器の第二実施例の半断面図である。
【0009】図1〜図4に示す如く、本実施例に係る哺
乳器1は、使用時に開口2Aに人工乳首8が液密に接合
される樹脂容器本体2と、容器本体2内に充填される精
製水4と、容器本体2の開口2Aに形成された螺号部2
4と螺号して取付られ、人工乳首8の周縁を挟んで人工
乳首8を開口2Aに留め置くためのリング状止め材6
と、容器本体2の開口2Aに接着されて開口2Aを液密
に覆い、使用時に開口2Aの開放が可能なシール材10
と、からなり、リング状止め材6の開口61に撥水性の
ガス透過膜13が設けられ、また充填水4は蒸気滅菌さ
れていると共に、シール材10の接着シール強度は該蒸
気滅菌に耐え得る。
乳器1は、使用時に開口2Aに人工乳首8が液密に接合
される樹脂容器本体2と、容器本体2内に充填される精
製水4と、容器本体2の開口2Aに形成された螺号部2
4と螺号して取付られ、人工乳首8の周縁を挟んで人工
乳首8を開口2Aに留め置くためのリング状止め材6
と、容器本体2の開口2Aに接着されて開口2Aを液密
に覆い、使用時に開口2Aの開放が可能なシール材10
と、からなり、リング状止め材6の開口61に撥水性の
ガス透過膜13が設けられ、また充填水4は蒸気滅菌さ
れていると共に、シール材10の接着シール強度は該蒸
気滅菌に耐え得る。
【0010】本実施例の哺乳器を更に詳しく説明する
と、図1〜図4に示す如く、哺乳器1の容器本体2はプ
ラスチックのブロー成形物であり、その成形時に容器本
体2の開口部には、段差端面22、23及び螺号部24
が形成される。本実施例の容器本体2の成形樹脂は、ポ
リプロピレンである。ポリプロピレンは耐熱性に優れる
点で、高圧蒸気滅菌が可能であることが望ましい。ま
た、ポリオレフィンはオレフィン系樹脂故に、官能基の
溶出物がないため過敏症等の幼児に適用する場合に望ま
しい。また、容器本体2は延伸ブロー成形したものであ
る。ブロー成形物はその製造が容易な点で望ましく、ま
たポリプロピレンにおいてはかかる延伸ブローにより、
透明性及び耐衝撃性が改良される点でも望ましい。尚、
本実施例では、容器樹脂にポリプロピレンを用いたが、
本発明ではこれに限るものではなく、それ自体公知の樹
脂、例えば、ポリプロピレン以外のオレフィン系樹脂、
ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリカーボネト、
ポリスチレン、ポリエーテル系樹脂等を用いることがで
きる。また、本実施例では、容器本体を延伸ブロー成形
したが、本発明ではこれに限るものではなく、それ自体
公知のブロー成形方法、或いはその他の形成物を用いる
ことができ、例えば、ダイレクトブロー成形方法、イン
ジェクションブロー成形方法、多層ブロー成形方法、ま
たブロー成形物の他に射出成形物やシート成形物であっ
ても良い。
と、図1〜図4に示す如く、哺乳器1の容器本体2はプ
ラスチックのブロー成形物であり、その成形時に容器本
体2の開口部には、段差端面22、23及び螺号部24
が形成される。本実施例の容器本体2の成形樹脂は、ポ
リプロピレンである。ポリプロピレンは耐熱性に優れる
点で、高圧蒸気滅菌が可能であることが望ましい。ま
た、ポリオレフィンはオレフィン系樹脂故に、官能基の
溶出物がないため過敏症等の幼児に適用する場合に望ま
しい。また、容器本体2は延伸ブロー成形したものであ
る。ブロー成形物はその製造が容易な点で望ましく、ま
たポリプロピレンにおいてはかかる延伸ブローにより、
透明性及び耐衝撃性が改良される点でも望ましい。尚、
本実施例では、容器樹脂にポリプロピレンを用いたが、
本発明ではこれに限るものではなく、それ自体公知の樹
脂、例えば、ポリプロピレン以外のオレフィン系樹脂、
ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリカーボネト、
ポリスチレン、ポリエーテル系樹脂等を用いることがで
きる。また、本実施例では、容器本体を延伸ブロー成形
したが、本発明ではこれに限るものではなく、それ自体
公知のブロー成形方法、或いはその他の形成物を用いる
ことができ、例えば、ダイレクトブロー成形方法、イン
ジェクションブロー成形方法、多層ブロー成形方法、ま
たブロー成形物の他に射出成形物やシート成形物であっ
ても良い。
【0011】容器本体2の開口2Aは段差形成されて外
側開口端面22に人工乳首8の周縁8Bが接合される。
また内側開口端面23に密封用のシール材10が液密に
貼着され、使用時にピール用摘み部10Aを介して剥離
開放される。シール材10は伸縮可能な膜材からなり、
後述する高圧蒸気滅菌時に、容器本体2内と外部との差
圧がシール材10の伸縮により軽減される。このため、
容器本体2が高圧蒸気滅菌処理時に変形するおそれが少
なくなる。また、本実施例では、このようなシール材1
0としてエチレン−プロピレンのエラストマーが用いら
れる。シール材10の溶着は熱溶着シールによりなされ
ており、シール材10と開口2Aとの間の溶着シール強
度(s)は後述の高圧蒸気滅菌に耐えうる強度以上にな
っている。尚、本発明において、容器本体2が変形し難
い材質であれば、このような伸縮可能なシール材を用い
る必要はない。
側開口端面22に人工乳首8の周縁8Bが接合される。
また内側開口端面23に密封用のシール材10が液密に
貼着され、使用時にピール用摘み部10Aを介して剥離
開放される。シール材10は伸縮可能な膜材からなり、
後述する高圧蒸気滅菌時に、容器本体2内と外部との差
圧がシール材10の伸縮により軽減される。このため、
容器本体2が高圧蒸気滅菌処理時に変形するおそれが少
なくなる。また、本実施例では、このようなシール材1
0としてエチレン−プロピレンのエラストマーが用いら
れる。シール材10の溶着は熱溶着シールによりなされ
ており、シール材10と開口2Aとの間の溶着シール強
度(s)は後述の高圧蒸気滅菌に耐えうる強度以上にな
っている。尚、本発明において、容器本体2が変形し難
い材質であれば、このような伸縮可能なシール材を用い
る必要はない。
【0012】容器本体2の開口2Aには、その側壁に螺
合部24が形成され、螺合部24には止め材6の螺合部
62と螺合される。止め材6は筒状に形成され、その内
周壁に螺合部62が形成される。人工乳首8の周縁は図
4に示す如く、開口端面22と止め部材6の内顎部63
との間に配され、上述の螺合部24及び62の螺合によ
り、各周縁が開口端面22に密着接合される。また図1
に示す如く哺乳器1の非使用時に、止め部材の内顎部6
3と開口端面22との間には人工乳首8の替わりにダミ
ー蓋体12が取付られる。ダミー蓋体12の上面には取
付開口が設けられ、取付開口面は撥水性のガス透過性膜
13で液密に覆われている。撥水性のガス透過膜13は
具体的にはポリエチレンシートと紙類とのラミネートか
らなり、ポリエチレンシートは多孔形成処理がしてあ
る。尚、ガス透過膜はエア等を容易に通過させる一方、
水溶液等を弾く撥水性の面がある膜であれば、本発明で
は本実施例のものに限ることはない。また本実施例の止
め材6はポリエチレンの樹脂成形物である。但し、本発
明においては、本実施例の樹脂に限ることはなく、それ
自体公知の樹脂の使用が可能である。
合部24が形成され、螺合部24には止め材6の螺合部
62と螺合される。止め材6は筒状に形成され、その内
周壁に螺合部62が形成される。人工乳首8の周縁は図
4に示す如く、開口端面22と止め部材6の内顎部63
との間に配され、上述の螺合部24及び62の螺合によ
り、各周縁が開口端面22に密着接合される。また図1
に示す如く哺乳器1の非使用時に、止め部材の内顎部6
3と開口端面22との間には人工乳首8の替わりにダミ
ー蓋体12が取付られる。ダミー蓋体12の上面には取
付開口が設けられ、取付開口面は撥水性のガス透過性膜
13で液密に覆われている。撥水性のガス透過膜13は
具体的にはポリエチレンシートと紙類とのラミネートか
らなり、ポリエチレンシートは多孔形成処理がしてあ
る。尚、ガス透過膜はエア等を容易に通過させる一方、
水溶液等を弾く撥水性の面がある膜であれば、本発明で
は本実施例のものに限ることはない。また本実施例の止
め材6はポリエチレンの樹脂成形物である。但し、本発
明においては、本実施例の樹脂に限ることはなく、それ
自体公知の樹脂の使用が可能である。
【0013】図3及び図4に示す如く、人工乳首8はほ
ぼ紡錘形状の弾性部材で形成され、その先端には球状の
授乳口8Aが形成され、基端にはフランジ状の周縁部8
Bが肉厚に形成されている。周縁部8Bの上面には突条
部16が形成され、突条部16は止め材6の内顎部63
の内面に当接されて互いの液密性が保たれる。また周縁
部8Bの所定の位置には、通気孔18が形成され、容器
本体2内が一定の負圧に達したときに外部エアが止め材
6の内顎部63の内壁を伝って通気孔18から容器本体
2内に流入するようになっている。本実施例の人工乳首
8はイソプレンゴムの成形物である。しかし、本発明に
おいてはこのようなゴムに限らず、それ自体公知の弾性
を有するゴムの使用が可能であり、合成ゴムに限らず天
然ゴムの使用もできる。また汎用されつつあるポリエチ
レンエラストマー等でも良い。容器本体2は、止め材
6、密封用シール材10、及びダミー蓋体12を組合わ
せ取り付けした後高圧蒸気滅菌がなされる。高圧蒸気滅
菌は、局方の高圧蒸気滅菌方法に基づいて行われ、高圧
蒸気滅菌には一般的なオートクレーブが使用され、オー
トクレーブ内は、例えば、不活性ガスで置換した後に1
00乃至130℃の温度で行うが、本実施例では温度1
05℃で行われる。
ぼ紡錘形状の弾性部材で形成され、その先端には球状の
授乳口8Aが形成され、基端にはフランジ状の周縁部8
Bが肉厚に形成されている。周縁部8Bの上面には突条
部16が形成され、突条部16は止め材6の内顎部63
の内面に当接されて互いの液密性が保たれる。また周縁
部8Bの所定の位置には、通気孔18が形成され、容器
本体2内が一定の負圧に達したときに外部エアが止め材
6の内顎部63の内壁を伝って通気孔18から容器本体
2内に流入するようになっている。本実施例の人工乳首
8はイソプレンゴムの成形物である。しかし、本発明に
おいてはこのようなゴムに限らず、それ自体公知の弾性
を有するゴムの使用が可能であり、合成ゴムに限らず天
然ゴムの使用もできる。また汎用されつつあるポリエチ
レンエラストマー等でも良い。容器本体2は、止め材
6、密封用シール材10、及びダミー蓋体12を組合わ
せ取り付けした後高圧蒸気滅菌がなされる。高圧蒸気滅
菌は、局方の高圧蒸気滅菌方法に基づいて行われ、高圧
蒸気滅菌には一般的なオートクレーブが使用され、オー
トクレーブ内は、例えば、不活性ガスで置換した後に1
00乃至130℃の温度で行うが、本実施例では温度1
05℃で行われる。
【0014】次に、本実施例の哺乳器1を使用する場合
を図1〜図4に従って説明する。図1に示す状態からリ
ング状止め材6を容器本体2から取り外し。密封用シー
ル材10を剥がして容器本体2の開口2Aを開放する。
そして、開口2Aから所定のミルク粉を容器本体2内に
投入して無菌精製水4に溶かす。再びリング状止め材6
を容器本体2の開口2Aに取付けて図2の状態とする。
そして、哺乳器1を電子レンジ31内にいれ、高周波誘
電加熱により室温から37℃乃至40℃まで10秒程度
で加温する。尚、加温の際に容器本体2内のミルク4が
過剰に加温されて水蒸気を発生させたとしても、容器本
体2内のエアはガス透過膜13から通過するため容器本
体2内が加圧又はその後の冷却により負圧となることが
ない。このため、容器本体2の変形が極力防止される。
また沸騰したミルク4がガス透過膜13と接触しても撥
水性なので容易に破れることもない。
を図1〜図4に従って説明する。図1に示す状態からリ
ング状止め材6を容器本体2から取り外し。密封用シー
ル材10を剥がして容器本体2の開口2Aを開放する。
そして、開口2Aから所定のミルク粉を容器本体2内に
投入して無菌精製水4に溶かす。再びリング状止め材6
を容器本体2の開口2Aに取付けて図2の状態とする。
そして、哺乳器1を電子レンジ31内にいれ、高周波誘
電加熱により室温から37℃乃至40℃まで10秒程度
で加温する。尚、加温の際に容器本体2内のミルク4が
過剰に加温されて水蒸気を発生させたとしても、容器本
体2内のエアはガス透過膜13から通過するため容器本
体2内が加圧又はその後の冷却により負圧となることが
ない。このため、容器本体2の変形が極力防止される。
また沸騰したミルク4がガス透過膜13と接触しても撥
水性なので容易に破れることもない。
【0015】図3に示す如くダミー蓋体12を取り外し
て、人工乳首8に差し替え、図4に示す如く人工乳首8
を容器本体2の開口2Aに接合し、止め材6で固定した
後、開始が可能となる。このように構成された哺乳容器
1にあって、哺乳容器1を長期間貯蔵して置いても充填
水4が水腐りや菌の繁殖を生じることがない。このた
め、煮沸などを必要としない安全な充填水4にミルク粉
末を投入して調製することができる。このため、電子レ
ンジ等に10秒間程度の加温で授乳ミルクが直ぐに提供
できる。また細菌や黴などの繁殖が全く見られない精製
水であるため、アトピー等の幼児患者のアレルギーなど
を極力防止することができる。
て、人工乳首8に差し替え、図4に示す如く人工乳首8
を容器本体2の開口2Aに接合し、止め材6で固定した
後、開始が可能となる。このように構成された哺乳容器
1にあって、哺乳容器1を長期間貯蔵して置いても充填
水4が水腐りや菌の繁殖を生じることがない。このた
め、煮沸などを必要としない安全な充填水4にミルク粉
末を投入して調製することができる。このため、電子レ
ンジ等に10秒間程度の加温で授乳ミルクが直ぐに提供
できる。また細菌や黴などの繁殖が全く見られない精製
水であるため、アトピー等の幼児患者のアレルギーなど
を極力防止することができる。
【0016】次に図5を参照して第二実施例の哺乳器4
1を詳述する。図5に示す如く、哺乳器41は、第一実
施例の哺乳器1とほぼ同様な構成をしており、第一実施
例の哺乳器1と相違する点は、リング状止め材6の開口
61に直接撥水性のガス透過膜13が液密に貼着され、
また使用時にガス透過性膜13が剥離して開口61を開
放することが可能となっている。このような構成の哺乳
器41においても、第一実施例の哺乳器1同様に電子レ
ンジ等に入れて容易にミルクを加温調整することができ
る。
1を詳述する。図5に示す如く、哺乳器41は、第一実
施例の哺乳器1とほぼ同様な構成をしており、第一実施
例の哺乳器1と相違する点は、リング状止め材6の開口
61に直接撥水性のガス透過膜13が液密に貼着され、
また使用時にガス透過性膜13が剥離して開口61を開
放することが可能となっている。このような構成の哺乳
器41においても、第一実施例の哺乳器1同様に電子レ
ンジ等に入れて容易にミルクを加温調整することができ
る。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る哺乳器
によれば、使用時に開口に人工乳首が液密に接合される
樹脂容器本体と、上記容器本体内に充填される水と、上
記容器本体の開口の側壁に形成された係合部に係合して
取付られ、上記人工乳首の周縁を挟んで該人工乳首を開
口に留め置くためのリング状止め材と、上記容器本体の
開口に接着されて該開口を液密に覆い、使用時に該開口
の開放が可能なシール材と、からなり、上記リング状止
め材の開口に撥水性のガス透過膜が設けられ、また上記
充填水は蒸気滅菌されていると共に、上記シール部材の
接着シール強度は該蒸気滅菌に耐え得るので、使い捨て
の便利な哺乳容器であって、ミルク調製時に、ミルクを
冷却する手間もなく簡易な発熱手段で容易にミルクを適
温にすると共に、アレルギー異常を極力防止したミルク
の調製ができる。
によれば、使用時に開口に人工乳首が液密に接合される
樹脂容器本体と、上記容器本体内に充填される水と、上
記容器本体の開口の側壁に形成された係合部に係合して
取付られ、上記人工乳首の周縁を挟んで該人工乳首を開
口に留め置くためのリング状止め材と、上記容器本体の
開口に接着されて該開口を液密に覆い、使用時に該開口
の開放が可能なシール材と、からなり、上記リング状止
め材の開口に撥水性のガス透過膜が設けられ、また上記
充填水は蒸気滅菌されていると共に、上記シール部材の
接着シール強度は該蒸気滅菌に耐え得るので、使い捨て
の便利な哺乳容器であって、ミルク調製時に、ミルクを
冷却する手間もなく簡易な発熱手段で容易にミルクを適
温にすると共に、アレルギー異常を極力防止したミルク
の調製ができる。
【図1】本発明に係る哺乳器の第一実施例の半断面図で
ある。
ある。
【図2】第一実施例の哺乳器を加熱する際の断面図であ
る。
る。
【図3】第一実施例の哺乳器に人工乳首を取り付ける際
の分解半断面図である。
の分解半断面図である。
【図4】第一実施例の哺乳器を使用する際の半断面図で
ある。
ある。
【図5】本発明に係る哺乳器の第二実施例の半断面図で
ある。
ある。
1 哺乳器 2 容器本体 4 滅菌精製水 6 止め材 8 人工乳首 10 シール材 12 ダミー蓋体 13 ガス透過膜
Claims (3)
- 【請求項1】 使用時に開口に人工乳首が液密に接合さ
れる樹脂容器本体と、上記容器本体内に充填される水
と、上記容器本体の開口の側壁に形成された係合部に係
合して取付られ、上記人工乳首の周縁を挟んで該人工乳
首を開口に留め置くためのリング状止め材と、上記容器
本体の開口に接着されて該開口を液密に覆い、使用時に
該開口の開放が可能なシール材と、からなり、上記リン
グ状止め材の開口に撥水性のガス透過膜が設けられ、ま
た上記充填水は蒸気滅菌されていると共に、上記シール
部材の接着シール強度は該蒸気滅菌に耐え得ることを特
徴とする哺乳器。 - 【請求項2】 上記ガス透過膜は上記人工乳首と差し替
え可能な蓋体に取り付けられていることを特徴とする請
求項1記載の哺乳器。 - 【請求項3】 上記ガス透過膜は上記リング状止め材の
開口に剥離可能に被覆されていることを特徴とする請求
項1記載の哺乳器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4664196A JPH09215730A (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | 哺乳器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4664196A JPH09215730A (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | 哺乳器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09215730A true JPH09215730A (ja) | 1997-08-19 |
Family
ID=12752941
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4664196A Pending JPH09215730A (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | 哺乳器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09215730A (ja) |
-
1996
- 1996-02-08 JP JP4664196A patent/JPH09215730A/ja active Pending
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