JPH09217689A - スクロール気体圧縮機 - Google Patents
スクロール気体圧縮機Info
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- JPH09217689A JPH09217689A JP8026393A JP2639396A JPH09217689A JP H09217689 A JPH09217689 A JP H09217689A JP 8026393 A JP8026393 A JP 8026393A JP 2639396 A JP2639396 A JP 2639396A JP H09217689 A JPH09217689 A JP H09217689A
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Abstract
する際の位置ずれおよび干渉防止の弁構成を実現したも
のである。 【解決手段】 吐出口30に最も近い圧縮室2bと吐出
室32との間を連通する一対以上のバイパス穴39を固
定スクロール7の鏡板7aに対称配置し、吐出口30を
開閉する逆止弁装置35とバイパス穴39を開閉するバ
イパス穴39を接近して鏡板7aに設けた構成で、バイ
パス弁40のバネ定数を逆止弁装置35よりも小さく設
定し、バイパス弁40と逆止弁装置35とを一体的に連
結したものである。この構成によれば、剛性の高い逆止
弁装置35に支えられたバネ定数の小さいバイパス弁4
0を、バイパス穴39に対する位置ズレを生じることな
く精度よく組み付けることができ、それによって、バイ
パス穴39を経由した吐出室32から圧縮室2bへの逆
流を防ぐことができる。
Description
機のバイパス弁の配置に関するものである。
気体圧縮機は、吸入室が圧縮空間を形成する渦巻きの外
周部に有り、吐出口が渦巻きの中心部に設けられ、吸入
容積と最終圧縮室容積とで決定する圧縮比が一定であ
る。特に、吸入圧力と吐出圧力とで定まる圧縮比の変動
が少ない場合は、それに合わせた容積比を設定すること
によって、往復動圧縮機や回転式圧縮機のような流体を
圧縮するための吐出弁装置を必要とせず、高効率な圧縮
ができる。
縮機として使用する場合は、可変速運転や空調負荷変動
によって冷媒の吸入圧力と吐出圧力が変化する。そし
て、実際の圧縮比と設定圧縮比との間の差によって、不
足圧縮や過圧縮運転が生じる。不足圧縮時には、吐出室
の高圧冷媒ガスが吐出口から圧縮室に間欠的に逆流し、
圧縮入力の増加を招く。また、液冷媒や多量の潤滑油を
圧縮する、いわゆる液圧縮現象が生じた場合には、超過
圧縮状態となり、圧縮入力の異常上昇、過大な振動と騒
音、圧縮機破損を招くことがある。
逆流を防ぐ方策として、吐出口の出口側に逆止弁装置を
設けることもある。また、過圧縮を軽減する方策とし
て、特公平5−49830号公報に記載されているよう
に、吸入室にも吐出口にも間欠的に通じない常時密閉空
間となる圧縮室を有する場合には、超過圧縮発生頻度の
高い常時密閉空間となる圧縮室から吐出室に通じる対称
位置に配置されたバイパス穴を設け、バイパス穴の出口
側に吐出室への流体流出のみを許容するバイパス弁装置
を設けて液圧縮や過圧縮に起因する圧縮機破損を防止す
る手段が知られている。
来の構成では、超過圧縮となる液圧縮や通常の過圧縮は
上述の常時密閉空間に限らず、圧縮途中の任意の圧縮室
でも生じる可能性がある。
さく、上述の常時密閉空間は存在せず、逆止弁装置を設
けて圧縮不足運転時の逆流防止を図ると共に、空調負荷
変動によって生じる過圧縮防止を有効的に作用させるた
めに、バイパス穴を吐出口と間欠的に通じる圧縮室に開
設する手段が検討されている。
穴とが接近するために、逆止弁装置とバイパス弁とが干
渉し合うという課題がある。
止弁装置およびバイパス穴へのバイパス弁の塞ぎ代を少
なくする必要が生じる。
ぞれ固定スクロールに組み付ける際の位置ずれによっ
て、吐出口とバイパス穴に対する逆止弁装置とバイパス
弁の閉塞機能が低下するという課題があった。また、逆
止弁装置が開閉する際の吐出気体の拡散によって、バイ
パス弁の閉塞機能が低下する課題もあった。
ものであり、逆止弁装置とバイパス弁を固定スクロール
に組み付ける際の位置決め精度を改善して逆止弁装置と
バイパス弁の閉塞機能低下の防止を図ることを目的とす
る。
に本発明は、吐出口を開閉する逆止弁装置と、吐出口に
最も近い圧縮室に開設したバイパス穴を開閉し且つ逆止
弁装置に接近したバイパス弁とを一体的に連結したもの
である。逆止弁装置よりも小さいバネ定数を有して変形
し易いバイパス弁は、剛性の高い逆止弁装置に連結され
てバイパス穴とのズレがなくなり、バイパス穴の閉塞機
能を高めることができる。
項1記載の発明は、吐出口から吐出室へのみの流体流れ
を許容し且つ吐出口の出口側を開閉するリード弁形の逆
止弁装置を固定スクロールの鏡板に配置し、吐出口に最
も近い圧縮途中の圧縮室に開口し且つ他端が吐出室に通
じる一対以上のバイパス穴を鏡板に対称配置すると共
に、バイパス穴を介して圧縮室から吐出室へのみの流体
排出を許容し且つバイパス穴の出口側を開閉するリード
弁形のバイパス弁を逆止弁装置に接近して鏡板に設けた
構成で、バイパス弁のバネ定数を逆止弁装置よりも小さ
く設定し、バイパス弁と逆止弁装置とを一体的に連結し
たものである。
弁装置に支えられたバイパス弁が、変形と位置ズレを生
じることなくバイパス穴を閉塞し、バイパス作用を発揮
する。また、逆止弁装置とバイパス弁の取り付け時間短
縮によって、逆止弁装置とバイパス弁の取り付け位置精
度向上に作業時間を付与することができる。
弁装置とリード弁形のバイパス弁を同じ方向に配列した
ものである。そして、この構成によれば逆止弁装置とバ
イパス弁を省スペースに配置構成することができる。
へのみの流体流れを許容し且つ吐出口の出口側を開閉す
るリード弁形の逆止弁装置を固定スクロールの鏡板に配
置し、吐出口に最も近い圧縮途中の圧縮室に開口し且つ
他端が吐出室に通じる一対以上のバイパス穴を鏡板に対
称配置すると共に、バイパス穴を介して圧縮室から吐出
室へのみの流体排出を許容し且つバイパス穴の出口側を
開閉するリード弁形のバイパス弁を逆止弁装置に接近さ
せて鏡板に設けた構成で、逆止弁装置の吐出弁座をバイ
パス弁のバイパス弁座より高く配置したものである。
する圧縮気体流れの拡散作用によってバイパス弁が微小
浮上することなく、バイパス穴の閉塞機能を継続するこ
とができる。
れたバイパス穴を開閉する複数のバイパス弁を一体的に
連結し、逆止弁装置の吐出弁座に接近して囲む形態で複
数のバイパス弁を配置したものである。そして、この構
成によれば吐出弁座の側壁によってバイパス弁が位置規
制され、バイパス穴からの位置ズレをなくすることがで
きる。
口した複数のバイパス穴を単一のバイパス弁が同時に開
閉する構成において、互いに同機能を有する両方のバイ
パス弁がバイパス穴を同時に開閉すべく、両バイパス弁
のバネ定数を相違させたものである。
バイパス穴を通じて流出する際に、各バイパス弁に作用
する気体圧力の作用点が異なるが、バネ定数の調整設定
によって、バイパス弁の全開時期がほぼ同時になり、2
つの圧縮空間の圧力分布を同じにすることができる。
体圧縮機について、図面を参照して説明する。
閉容器で、その内部全体は吐出管(図示なし)に連通す
る高圧雰囲気となり、その中央部にモータ3、右部に圧
縮部が配置され、モータ3の回転子3aを固定した駆動
軸4の一端を支承する圧縮部の本体フレーム5が密閉容
器1に固定されており、その本体フレーム5に固定スク
ロール7が取り付けられている。駆動軸4に設けられた
主軸方向の油穴12は、その一端が給油ポンプ装置(図
示なし)に通じ、他端が最終的に主軸受8に通じてい
る。固定スクロール7と噛み合って圧縮室2を形成する
旋回スクロール13は、渦巻き状の旋回スクロールラッ
プ13aと旋回軸13cとを直立させたラップ支持円板
13bとから成り、固定スクロール7と本体フレーム5
との間に配置されている。
報でも開示されているような、渦巻き状溝が旋回スクロ
ールラップ13aの先端に設けられている。この渦巻き
状溝と同形状をした渦巻き状のシール部材13eが渦巻
き状溝内に油膜形成ができる程度の微小隙間を有して遊
合状態で配置されている。
の固定スクロールラップ7bとから成り、固定スクロー
ルラップ7bの中央部に吐出口30、外周部に吸入室3
1が配置されている。吐出口30は、隣接する吐出室3
2を介してモータ3が配置された高圧空間に通じてい
る。吸入室31は、密閉容器1の端壁を貫通する吸入管
33に通じている。
端穴部に配置された旋回軸受14は、旋回スクロール1
3の旋回軸13cと係合摺動すべく構成されている。旋
回スクロール13のラップ支持円板13bと本体フレー
ム5に設けられたスラスト軸受19との間は、油膜形成
可能な微小隙間が設けられている。
ほぼ同芯の環状シール部材18が遊合状態で装着されて
おり、その環状シール部材18はその内側の背面室A2
0と外側とを仕切っている。背面室A20の上流側と下
流側は旋回軸受14の摺動面と駆動軸4の油穴12およ
び主軸受8を介して油溜11に通じている。
支持円板13bの外周部空間の背面室C16との間は、
ラップ支持円板13bに設けられた油通路21を介して
通じている。油通路21は、その両端に絞り部A22と
絞り部B23を、その中間にバイパス油穴24を有して
いる。バイパス油穴24は、旋回スクロール13の旋回
運動に伴って、スラスト軸受19面に設けられた環状の
油溝25に間欠的に通じるべく配置されている。
の油溝25の一部として設けられた排出油通路26を介
して通じている。スラスト軸受19の環状の油溝25
は、自転阻止部材27と係合する旋回スクロール13の
係止溝(図示なし)にも間欠的に連通すべく配置されて
いる。背面室C16と吸入室31との間は、ラップ支持
円板13bと摺接する鏡板7aの表面に設けられた油溝
50(図2参照)を介して連通している。
35が固定スクロール7の鏡板7aの平面上に取り付け
られており、その逆止弁装置35は薄鋼板製のリード弁
35aと弁押え35bとから成る。鏡板7aの中央部に
は、吐出口30と間欠的に連通する第2圧縮室2bと吐
出室32とに開口し、且つ、第2圧縮室2bへの開口部
が旋回スクロールラップ13aの先端部に配置されたシ
ール部材13eの幅Wよりも小径のバイパス穴39が吐
出口30に対して対称配置されている。
39aと一対の第2バイパス穴39bから成り、旋回ス
クロールラップ13aの壁面に沿って圧縮進行に追従す
る形態で順次対称配置されている。第1バイパス穴39
a,第2バイパス穴39bはシール部材13eによって
同時に全閉塞されないように、適正間隔で配置されてい
る。
リード形のバイパス弁40が鏡板7aに取り付けられて
いる。バイパス弁40は、逆止弁装置35と同様に薄鋼
板製のリード弁40aと弁押え40bとから成る。
を示した図で、吐出口30と間欠的に連通する第2圧縮
室2bが吐出口30と開通した直後の圧縮空間の状態を
示す。
2の吸入容積と圧縮完了時の圧縮室容積との割合が、圧
縮機定格負荷時の吸入室31の圧力と吐出室32の圧力
との割合、すなわち、運転圧縮比に相当する容積比に最
も近づくように設定されており、定格負荷運転時に過不
足圧縮の少ない渦巻き形状の圧縮空間に設定されてい
る。
バイパス穴39bは旋回スクロールラップ13aによっ
て、遮閉されることのない位置に配置されている。
ス穴39bは、第2圧縮室2bが図2の状態から進角ま
たは退角した状態でも旋回スクロールラップ13aによ
って、同時に遮閉されることがないような形状と間隔で
配置されている。
に連通する第1圧縮室2aと吐出室32とに開口する一
対の補助バイパス穴49が対称配置されていると共に、
補助バイパス穴49の出口側を開閉する補助バイパス弁
装置42が取り付けられている。
ード弁42aと弁押え42bとから成る。
ス弁40と補助バイパス弁装置42は、同じ方向に配列
されて一体的に連結されて鏡板7aにボルト固定されて
いる。
されているので、逆止弁装置35とバイパス弁40とは
接近状態で配置されている。一対のバイパス弁40が同
じ方向に配列されているために、一対のバイパス弁40
に対して、吐出口30に近い側の第2バイパス穴39b
と吐出口30から離れた第1バイパス穴39aとから排
出した気体圧力の作用点が互いに入れ替わっている。
同時期に全開口できるように、各リード弁40aのスパ
ン11 ,12 と幅W1 ,W2 を変えてバネ定数がほぼ同
様になるべく設定されている。吐出口30と比較してバ
イパス穴39が小径のために、バイパス弁を開口させ易
いように、バイパス弁のバネ定数は逆止弁よりも小さく
設定されている。
圧力と圧縮比を表し、空調装置運転時の圧縮機運転速度
と吸入圧力,吐出圧力,圧縮比の関係を示す実負荷特性
図である。図6は、横軸に圧縮室の容積変化を、縦軸に
圧縮室の圧力変化を表した従来スクロール圧縮機のP−
V線図(指圧線図)である。
縮機について、その動作を説明する。図1〜図5におい
て、モータ3によって駆動軸4が回転駆動すると本体フ
レーム5のスラスト軸受19に支持された旋回スクロー
ル13が旋回運動をし、圧縮機に接続した冷凍サイクル
から潤滑油を含んだ吸入冷媒ガスが、吸入管33を経由
して吸入室31に流入し、旋回スクロール13と固定ス
クロール7との間に形成された圧縮室2へと圧縮移送さ
れ、中央部の吐出口30,吐出室32を経てモータ3を
冷却しながら吐出管(図示なし)から圧縮機外部に排出
される。
2から吐出管(図示なし)までの通路途中で分離され、
油溜11に収集する。吐出圧力が作用する油溜11の潤
滑油は、駆動軸4の一端に連結された給油ポンプ装置
(図示なし)により、駆動軸4の油穴12を経由して油
室15に送られ、その大部分が主軸受8を経由して油溜
11に帰還する一方、残りの潤滑油が旋回スクロール1
3に設けられた油通路21を経由して最終的に背面室C
16に流入する。
の絞り部A22で一次減圧され、その一部の潤滑油がバ
イパス油穴24を通じてスラスト軸受19に設けられた
環状の油溝25に流入し、残りの潤滑油が絞り部B23
で二次減圧された後、両経路を経た潤滑油は吸入室31
に通じている背面室C16に流入する。
3の旋回運動に伴ってバイパス油穴24が環状の油溝2
5に間欠的に連通する際の通路抵抗の影響を受ける。す
なわち、旋回速度が遅い時には油通路21の潤滑油が環
状の油溝25に多く流入し、旋回速度が速い時には油通
路21の潤滑油が環状の油溝25に少なく流入するよう
に調整される。圧縮室2の冷媒ガス圧力は、駆動軸4の
主軸方向に旋回スクロール13を固定スクロール7から
離反させようと作用する。
板13bが吐出圧力の作用する背面室A20(環状シー
ル部材18で囲まれた内側部分)からの背圧を受けてい
る。したがって、旋回スクロール13を固定スクロール
7から離反させようとする力と背圧力とが相殺される。
りも背圧力が大きい場合には、ラップ支持円板13bは
固定スクロール7の鏡板7aに支持され、反対の場合に
はスラスト軸受19に支持される。
3bとその摺動面の間は微小隙間が保持されて、その摺
動面に供給された潤滑油によって油膜形成されており、
その摺動抵抗が軽減されている。
bが固定スクロール7の鏡板7aまたはスラスト軸受1
9のいずれに支持される場合でも、圧縮室2の隙間は微
小で、背面室C16,吸入室31を順次経て圧縮室2に
流入した潤滑油の油膜で密封されている。
媒の特性から定まる圧縮比が一定なことから、圧縮機冷
時始動初期には多量の冷媒液が圧縮室2に流入して液圧
縮が生じることが有り、圧縮室2が異常圧力上昇して吐
出室32の圧力より高くなる。吸入室31と間欠的に連
通する第1圧縮室2aで液圧縮が生じた場合には、鏡板
7aに設けた補助バイパス穴39aの出口側を閉塞する
補助バイパス弁装置42および第1バイパス穴39a,
第2バイパス穴39bの出口側を閉塞するバイパス弁4
0のリード弁40aが順次開いて冷媒を吐出室32に流
出させ、圧縮室圧力を降下させる。
装置35よりも小さく設定されているので、バイパス弁
40が開き易く、バイパス作用を効果的に行うことがで
きる。
ているので、変形し易い形状のバイパス弁40を鏡板7
aに組み付ける際にバイパス弁40がバイパス穴39か
らずれることもなく、バイパス穴39を確実に閉塞でき
る。
圧縮室2bで液圧縮が生じた場合には、鏡板7aに設け
た第1バイパス穴39a,第2バイパス穴39bの出口
側を閉塞するバイパス弁40が開き冷媒を吐出室32に
流出させ、圧縮室圧力を降下させる。なお、第1〜第2
バイパス穴(39a,39b)は旋回スクロールラップ
13aの端面によって同時に閉塞されることが無いよう
に配置されているので、バイパス弁40が一部連続的に
必ず開通作動する。
パス弁40が開通作動するのは、圧縮室2で液圧縮が生
じる場合に限らない。
イクル運転における吸入圧力は、圧縮機が低速〜高速運
転に変化するのに追従して低下する。一方、吐出圧力は
上昇して、圧縮比が上昇するのが一般的である。
びバイパス弁40が設置されない場合の圧縮機低速運転
時などの圧縮比は、定格負荷運転状態で設定された圧縮
比よりも小さくなって図5の斜線部分で示す如く過圧縮
状態となる。
イパス穴39a,第2バイパス穴39bの出口側を閉塞
するバイパス弁40のリード弁40aが開いて冷媒を吐
出室32に流出させ、2点鎖線99で示す如く、圧縮室
圧力が途中降下して圧縮負荷が軽減する。
圧縮室2(圧縮室A,圧縮室B)の各圧力は、圧縮室隙
間密封程度の差から互いに相違する。この圧縮室2の圧
力差は旋回スクロール13に自転力を与えて自転阻止部
材27に回転力を与えることになる。
イパス弁40が開通して圧縮負荷軽減する場合には、圧
縮室2(圧縮室A,圧縮室B)の圧力が吐出室32を介
して圧縮行程途中で瞬時的に均圧されて、圧縮室圧力差
が小さくなる。
穴39aが開通することによって、吐出口30に近い側
の第2バイパス穴39bも開通するので、第2圧縮室2
bからのバイパス作用が円滑に作動し、入力低減に寄与
する。
力が低下、吐出室32の圧力が上昇する結果、実際の冷
凍サイクル運転圧縮比がスクロール気体圧縮機設定圧縮
比よりも大きい圧縮状態(バイパス弁40が開通作動し
ない状態)となる。
大する過程で、しかも逆止弁装置35が吐出口30を閉
塞するまでの間に、吐出室32の冷媒ガスが吐出口30
を介して第2圧縮室2bに間欠的に逆流する。この逆流
冷媒ガスは第2圧縮室2bで再圧縮されて圧縮損失とな
る。
滑油が吸入冷媒ガスと共に圧縮室を通過する際の油膜に
よって隣接する圧縮室隙間、渦巻き状溝とシール部材1
3eとの隙間が密封されるので、吐出口30に開通しな
い圧縮室への吐出冷媒ガスの逆流が阻止される。
部材13eの幅Wより小径のバイパス穴39に充満し、
バイパス穴39に滞留する冷媒ガス量が少ない。この結
果、バイパス穴39内に残留する冷媒ガスの再膨張,再
圧縮による圧縮損失は極めて少ない。
した直後の圧縮冷媒ガス排出通路は狭く、しかも逆止弁
装置35の開口遅延が生じる。したがって、吐出口30
に開通直後の第2圧縮室2b内の圧力が吐出室32より
も圧力上昇しようとする。
パス穴39とバイパス弁40とを介してバイパス吐出室
36に排出され、第2圧縮室2b内の圧力が低下し、過
剰な過圧縮が回避され、圧縮入力が低減する。
拡大と逆止弁装置35の開口が進行するのに伴って、圧
縮冷媒ガスは吐出口30から吐出室32に排出される。
室容積との割合)が圧縮機定格運転負荷条件に合わせて
設定されているので、バイパス穴39の開設位置が上述
の位置より大幅に吸入側に開設された場合は、旋回スク
ロールラップ13aがバイパス穴39を通過後の第2圧
縮室2bが吐出口30と開通するまでの圧縮室移動範囲
で、密閉空間になる。
減効果が漸次少なくなっていく。また、バイパス穴39
の開設位置が上述の位置より吐出口30の側に近付けた
場合は、圧縮機高速運転時など、吸入圧力と吐出圧力と
の差圧が大きくて実負荷圧縮比が設定圧縮比よりも大き
い場合に、第2圧縮室2bが吐出口30と開通するまで
にバイパス穴39が旋回スクロールラップ13aによっ
て遮閉されることに成るので、バイパス作用も少なくな
る。
前と直後に生じる過圧縮を回避できなくなり、バイパス
作用による入力低減効果も漸次少なくなる。
2圧縮室2bへの開口部の大きさをシール部材13eよ
り小さくしたが、圧力負荷,運転速度,圧縮室への給油
量条件などに応じてシール部材13eの幅W相当まで広
げることができ、潤滑油の油膜形成によって実質的な圧
縮効率低下を招くことがない。
板7aへの取り付け面と、バイパス弁401 および補助
バイパス弁装置421 の鏡板7aへの取り付け面との間
に段差を設けている。逆止弁装置351 の吐出弁座35
cは、バイパス弁401 および補助バイパス弁装置42
1 のバイパス弁座40cよりも高い位置に設けられてい
る。一対のバイパス弁401 と補助バイパス弁装置42
1 は同じ方向に配列されて一体的に連結されている。
弁401 のスパン(11 ,12 )と幅(W1 ,W2 )が
互いに相違して、バネ定数の異なる両方のバイパス弁4
01がほぼ同時に全開口すべく設定されている。
の側壁に接近して囲むように配置されている。バイパス
弁401 は組み付け時の位置決め精度を高めるべく、そ
の形状が設定されている。
通作動して第2圧縮室2bから冷媒ガスが流出する際の
圧力によって、逆止弁装置351 が少し開通を始め、第
2圧縮室2bが吐出口30と開通後の吐出冷媒ガスの流
出が円滑になり、吐出口30内の過圧縮を低減できる。
状態で、吐出口30から吐出冷媒ガスが吐出室32に流
出する際の気流拡散の影響を受けることなく、バイパス
弁401 はバイパス穴39を閉塞することができ、吐出
室32の冷媒ガスがバイパス穴39を経由して第2圧縮
室2bに逆流することによる圧縮効率低下を防止でき
る。
板7aとを一体構成にしたが、別体構成にしても良い。
記載の発明は、吐出口から吐出室へのみの流体流れを許
容し且つ吐出口の出口側を開閉するリード弁形の逆止弁
装置を固定スクロールの鏡板に配置し、吐出口に最も近
い圧縮途中の圧縮室に開口し且つ他端が吐出室に通じる
一対以上のバイパス穴を鏡板に対称配置すると共に、バ
イパス穴を介して圧縮室から吐出室へのみの流体排出を
許容し且つバイパス穴の出口側を開閉するリード弁形の
バイパス弁を逆止弁装置に接近して鏡板に設けた構成
で、バイパス弁のバネ定数を逆止弁装置よりも小さく設
定し、バイパス弁と逆止弁装置とを一体的に連結したも
のである。
弁の取り付け時間短縮によって、逆止弁装置とバイパス
弁の取り付け位置精度向上に作業時間を付与することが
でき、剛性の高い逆止弁装置に支えられたバネ定数の小
さいバイパス弁を、バイパス穴に対する位置ズレを生じ
ることなく精度よく組み付けることができる。
ら圧縮室への逆流を防ぎ、バイパス弁設置による弊害を
防止することができる。また、バネ定数の小さいバイパ
ス弁を簡単配置できることによって、効果的なバイパス
作用を発揮させることができる。また、部品,組立コス
トも低減できる。
弁装置とリード弁形のバイパス弁を同じ方向に配列した
もので、この構成によれば部品の取扱いが容易なため、
バイパス穴と吐出口に対する組み付け精度を高めること
ができると共に、取り付け時間も短縮できる。
織の方向をリード弁の長手方向と一致させることができ
るので、リード弁の強度を向上し信頼性を高めることが
できる。
へのみの流体流れを許容し且つ吐出口の出口側を開閉す
るリード弁形の逆止弁装置を固定スクロールの鏡板に配
置し、吐出口に最も近い圧縮途中の圧縮室に開口し且つ
他端が吐出室に通じる一対以上のバイパス穴を鏡板に対
称配置すると共に、バイパス穴を介して圧縮室から吐出
室へのみの流体排出を許容し且つバイパス穴の出口側を
開閉するリード弁形のバイパス弁を逆止弁装置に接近さ
せて鏡板に設けた構成で、逆止弁装置の吐出弁座をバイ
パス弁のバイパス弁座より高く配置したものである。
気体流れの拡散作用によってバイパス弁が微小開口する
ことなく、バイパス穴の閉塞機能を継続することができ
る。
の圧縮室から気体が吐出室に流出する際の圧力によっ
て、逆止弁装置が少し開通を始めるので、最終行程の圧
縮室が吐出口と開通後の吐出気体の流出が円滑になり、
吐出口内の過圧縮を低減できる。
れたバイパス穴を開閉する複数のバイパス弁を一体的に
連結し、逆止弁装置の吐出弁座に接近して囲む形態で複
数のバイパス弁を配置したもので、この構成によれば吐
出弁座の側壁によってバイパス弁を精度よく位置決めす
ることができ、バイパス弁とバイパス穴の位置ズレをな
くすることができる。
ことなく、効果的なバイパス機能を作用させることがで
きる。
口した複数のバイパス穴を単一のバイパス弁が同時に開
閉する構成において、互いに同機能を有する両方のバイ
パス弁がバイパス穴を同時に開閉すべく、両バイパス弁
のバネ定数を相違させたものである。
穴を通じて吐出室に流出する際に、各バイパス弁に作用
する気体圧力の作用点が異っても、バネ定数の調整設定
によって、バイパス弁の全開をほぼ同時に作用させるこ
とができる。
列して一体的に連結する際の弊害(対称な圧縮空間の圧
力分布の差異発生による圧縮トルク変動の増加)を防止
することができる。
分縦断面図
部分縦断面図
Claims (5)
- 【請求項1】 固定スクロールの一部をなす鏡板の一面
に直立して形成された渦巻き状の固定スクロールラップ
に対して、旋回スクロールの一部をなすラップ支持円板
上に直立し且つ前記固定スクロールラップに類似した形
状の旋回スクロールラップを互いに噛み合わせて、両ス
クロール間に渦巻き形の一対の圧縮空間を形成し、前記
固定スクロールラップの中心部に吐出室に通じる吐出口
を設け、前記固定スクロールラップの外側には吸入室を
設け、駆動軸と係合する前記ラップ支持円板と、前記固
定スクロールを締結し且つ前記駆動軸を支持する本体フ
レームとに係合する前記旋回スクロールの自転阻止部材
を介して、前記旋回スクロールが前記固定スクロールに
対し公転運動を行うことによって、前記各圧縮空間が吸
入側より吐出側に向けて連続移行する複数個の圧縮室に
区画されて流体を圧縮すべく容積変化するスクロール圧
縮機構と、吐出圧力が作用する油溜から前記圧縮室と前
記吸入室の内、少なくとも一方への給油通路とを形成
し、前記ラップ支持円板の反圧縮空間側が前記本体フレ
ームに設けたスラスト軸受に支持される形態と、前記旋
回スクロールが前記固定スクロールの側に背圧付勢され
る形態とのうち少なくとも一方の形態とし、前記吐出口
から吐出室へのみの流体流れを許容し且つ前記吐出口の
出口側を開閉するリード弁形の逆止弁装置を前記鏡板に
配置し、前記吐出口に最も近い圧縮途中の前記圧縮室に
開口し且つ他端が前記吐出室に通じる一対以上のバイパ
ス穴を前記鏡板に対称配置すると共に、前記バイパス穴
を介して前記圧縮室から前記吐出室へのみの流体排出を
許容し且つ前記バイパス穴の出口側を開閉するリード弁
形のバイパス弁を前記逆止弁装置に接近して前記鏡板に
設けた構成で、前記バイパス弁のバネ定数を前記逆止弁
装置よりも小さく設定し、前記バイパス弁と前記逆止弁
装置とを一体的に連結したスクロール気体圧縮機。 - 【請求項2】 逆止弁装置とバイパス弁を同じ方向に配
列した請求項1記載のスクロール気体圧縮機。 - 【請求項3】 固定スクロールの一部をなす鏡板の一面
に直立して形成された渦巻き状の固定スクロールラップ
に対して、旋回スクロールの一部をなすラップ支持円板
上に直立し且つ前記固定スクロールラップに類似した形
状の旋回スクロールラップを互いに噛み合わせて、両ス
クロール間に渦巻き形の一対の圧縮空間を形成し、前記
固定スクロールラップの中心部に吐出室に通じる吐出口
を設け、前記固定スクロールラップの外側には吸入室を
設け、駆動軸と係合する前記ラップ支持円板と、前記固
定スクロールを締結し且つ前記駆動軸を支持する本体フ
レームとに係合する前記旋回スクロールの自転阻止部材
を介して、前記旋回スクロールが前記固定スクロールに
対し公転運動を行うことによって、前記各圧縮空間が吸
入側より吐出側に向けて連続移行する複数個の圧縮室に
区画されて流体を圧縮すべく容積変化するスクロール圧
縮機構と、吐出圧力が作用する油溜から前記圧縮室と前
記吸入室の内、少なくとも一方への給油通路とを形成
し、前記ラップ支持円板の反圧縮空間側が前記本体フレ
ームに設けたスラスト軸受に支持される形態と、前記旋
回スクロールが前記固定スクロールの側に背圧付勢され
る形態とのうち少なくとも一方の形態とし、前記吐出口
から吐出室へのみの流体流れを許容し且つ前記吐出口の
出口側を開閉するリード弁形の逆止弁装置を前記鏡板に
配置し、前記吐出口に最も近い圧縮途中の前記圧縮室に
開口し且つ他端が前記吐出室に通じる一対以上のバイパ
ス穴を前記鏡板に対称配置すると共に、前記バイパス穴
を介して前記圧縮室から前記吐出室へのみの流体排出を
許容し且つ前記バイパス穴の出口側を開閉するリード弁
形のバイパス弁を前記逆止弁装置に接近させて前記鏡板
に設けた構成で、前記逆止弁装置の吐出弁座を前記バイ
パス弁のバイパス弁座より高く配置したスクロール気体
圧縮機。 - 【請求項4】 対称位置に配置されたバイパス穴を開閉
する複数のバイパス弁を一体的に連結し、逆止弁装置の
吐出弁座に接近して囲む形態で前記複数のバイパス弁を
配置した請求項3記載のスクロール気体圧縮機。 - 【請求項5】 同一の圧縮室に開口した複数のバイパス
穴を単一のバイパス弁が同時に開閉する構成において、
互いに同機能を有する両方のバイパス弁が前記バイパス
穴を同時に開閉すべく、前記両バイパス弁のバネ定数を
相違させた請求項2から4いずれか1項に記載のスクロ
ール気体圧縮機。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8026393A JP3027930B2 (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | スクロール気体圧縮機 |
| MYPI96005076A MY119499A (en) | 1995-12-05 | 1996-12-04 | Scroll compressor having bypass valves |
| US08/761,085 US5855475A (en) | 1995-12-05 | 1996-12-04 | Scroll compressor having bypass valves |
| KR1019960064063A KR100210230B1 (ko) | 1995-12-05 | 1996-12-05 | 바이패스밸브를 갖춘 스크로울 기체 압축기 |
| CN96118600A CN1086778C (zh) | 1995-12-05 | 1996-12-05 | 设置旁通阀的涡旋气体压缩机 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8026393A JP3027930B2 (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | スクロール気体圧縮機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09217689A true JPH09217689A (ja) | 1997-08-19 |
| JP3027930B2 JP3027930B2 (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=12192311
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8026393A Expired - Lifetime JP3027930B2 (ja) | 1995-12-05 | 1996-02-14 | スクロール気体圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3027930B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11141475A (ja) * | 1997-10-31 | 1999-05-25 | Sanyo Electric Co Ltd | スクロール型圧縮機 |
| KR20020088379A (ko) * | 2001-05-18 | 2002-11-27 | 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 | 스크롤 압축기와 그 구동방법 |
| JP2008045451A (ja) * | 2006-08-11 | 2008-02-28 | Sanyo Electric Co Ltd | 密閉型スクロール圧縮機 |
| JP2008082267A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Daikin Ind Ltd | 圧縮機 |
| JP2012057625A (ja) * | 2011-11-14 | 2012-03-22 | Hitachi Appliances Inc | スクロール圧縮機 |
| JP2019132254A (ja) * | 2018-02-02 | 2019-08-08 | 東芝キヤリア株式会社 | 回転式圧縮機、および冷凍サイクル装置 |
| CN114033689A (zh) * | 2021-10-27 | 2022-02-11 | 宁波德曼压缩机有限公司 | 一种变频螺杆空压机空滤堵塞程度的判断方法、系统、智能终端和介质 |
-
1996
- 1996-02-14 JP JP8026393A patent/JP3027930B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11141475A (ja) * | 1997-10-31 | 1999-05-25 | Sanyo Electric Co Ltd | スクロール型圧縮機 |
| KR20020088379A (ko) * | 2001-05-18 | 2002-11-27 | 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 | 스크롤 압축기와 그 구동방법 |
| JP2008045451A (ja) * | 2006-08-11 | 2008-02-28 | Sanyo Electric Co Ltd | 密閉型スクロール圧縮機 |
| JP2008082267A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Daikin Ind Ltd | 圧縮機 |
| JP2012057625A (ja) * | 2011-11-14 | 2012-03-22 | Hitachi Appliances Inc | スクロール圧縮機 |
| JP2019132254A (ja) * | 2018-02-02 | 2019-08-08 | 東芝キヤリア株式会社 | 回転式圧縮機、および冷凍サイクル装置 |
| CN114033689A (zh) * | 2021-10-27 | 2022-02-11 | 宁波德曼压缩机有限公司 | 一种变频螺杆空压机空滤堵塞程度的判断方法、系统、智能终端和介质 |
| CN114033689B (zh) * | 2021-10-27 | 2023-12-22 | 宁波德曼压缩机有限公司 | 一种变频螺杆空压机空滤堵塞程度的判断方法、系统、智能终端和介质 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3027930B2 (ja) | 2000-04-04 |
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