JPH09217899A - 抽水装置および方法 - Google Patents

抽水装置および方法

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JPH09217899A
JPH09217899A JP2359996A JP2359996A JPH09217899A JP H09217899 A JPH09217899 A JP H09217899A JP 2359996 A JP2359996 A JP 2359996A JP 2359996 A JP2359996 A JP 2359996A JP H09217899 A JPH09217899 A JP H09217899A
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峰樹 大持
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豊彦 小野
Kazunori Nakano
一則 中野
Otoo Yoshida
乙雄 吉田
Yuji Takei
雄二 武井
Teruhisa Tanaka
照久 田中
Fujio Ada
藤雄 阿田
Shigeru Okuda
茂 奥田
Tomoyoshi Nakao
朋由 中尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 敷設されたガスの導管内に滞留した水を、導
管の一端側を大気中に開放した状態で、導管の他端側を
負圧にして前記他端側へと抽出する抽水装置において、
U字型部に滞留した水を高効率で抽出可能でかつ、狭隘
な作業区域における抽水にも適する抽水装置、及び抽水
方法を提供する。 【解決手段】 導管100の他端120側に接続する接
続部を設け、他端120側を、高負圧低流量の第1吸気
手段によって負圧にして抽水する第1抽水操作状態と、
低負圧高流量の第2吸気手段によって負圧にして抽水す
る第2抽水操作状態とに切り換え自在とした。これによ
って、より小型のコンプレッサを用いることができ、従
って狭隘な作業区域における抽水にも適する抽水装置、
及び抽水方法を提供することができた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、敷設されたガスの
導管内に滞留した水を、前記導管の一端側を大気中に開
放した状態で、前記導管の他端側を負圧にして前記他端
側へと抽出する抽水装置、及び抽水方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に敷設されたガスの導管は、直管部
と、前記直管部よりもレベルの低いU字型部とが組み合
わされて構成されているため、前記U字型部に滞留した
水を高効率で抽出することは容易ではなかった。したが
って、従来、この種の、抽水装置、及び抽水方法の良く
知られた例としては、前記U字型部に滞留した水を高効
率で抽水できるように、大型のコンプレッサを用い、導
管の端部を高負圧高流量の吸気によって負圧にして抽水
するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の抽水装置、及び方法では、大型のコンプレッサ
を用いる必要があるため、特に抽水装置全体の構成とし
てもこの大型のコンプレッサを搭載可能な専用トラック
の形態を取らざるを得ない場合には、狭隘な作業区域に
装置を持ち込むことが困難となり、同箇所における抽水
には適しないという欠点が見られた。本発明の目的は、
上に例示した従来構造の抽水装置、及び方法に見られる
上記欠点に鑑み、U字型部に滞留した水をも高効率で抽
出可能でありながら、より小型のコンプレッサを用いる
ことができ、従って狭隘な作業区域に装置を持ち込むこ
とが容易となり、同箇所における抽水にも適する抽水装
置、及び方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る抽水装置は、前記導管の他端側に接続
する接続部を設け、前記他端側を、高負圧低流量の第1
吸気手段によって負圧にして抽水する第1抽水操作状態
と、低負圧高流量の第2吸気手段によって負圧にして抽
水する第2抽水操作状態とに切り換え自在である点を特
徴構成としている。
【0005】〔発明の効果〕上記の特徴構成のために、
本発明に係る抽水装置では、例えば、先ず、高負圧低流
量の第1吸気手段によって負圧にして抽水する第1抽水
操作状態で抽水し、次に、低負圧高流量の第2吸気手段
によって負圧にして抽水する第2抽水操作状態で抽水す
る等、特性の異なった2つの吸気手段を切り換えて用い
ることによって、U字型部に滞留した水をも高効率で抽
出できるという特有の効果が生じる。即ち、直管部より
もレベルの低いU字型部に滞留した水の大部分を、高負
圧低流量の第1吸気手段によって、主に負圧に依存し
て、高効率で抽水し、ガスの導管内にエアーが流通する
状態になってからは、低負圧高流量の第2吸気手段によ
って、主に流量に依存して、残った滞留水を抽水するの
で、結果的にU字型部に滞留した水を高効率で抽出でき
るのである。したがって、高負圧で同時に高流量の吸気
手段を駆動するために必要なコンプレッサに比べて小型
のコンプレッサで駆動可能という独特の効果が得られ、
これによって、U字型部に滞留した水をも高効率で抽出
可能でありながら、より小型のコンプレッサを用いてお
り、従って狭隘な作業区域での抽水にも適する抽水装置
を提供することができた。
【0006】上記目的を達成するために、本発明に係る
抽水方法は、次の工程を備えることを特徴構成としてい
る、<1>前記導管の前記他端側を、高負圧低流量の吸
気によって負圧状態にして抽水する第1工程、<2>前
記導管の前記他端側を、低負圧高流量の吸気によって負
圧状態にして抽水する第2工程。
【0007】〔発明の効果〕上記の特徴構成のために、
本発明に係る抽水方法では、例えば、先ず、高負圧低流
量の吸気手段による負圧で抽水する第1工程と、低負圧
高流量の吸気手段による負圧で抽水する第2工程とい
う、特性の異なった吸気手段による2つの抽水工程を交
互に行うことによって、U字型部に滞留した水をも高効
率で抽出できるという特有の効果が生じる。即ち、直管
部よりもレベルの低いU字型部に滞留した水の大部分
を、高負圧低流量の第1吸気手段によって、主に負圧に
依存して、高効率で抽水し、ガスの導管内にエアーが流
通する状態になってからは、低負圧高流量の第2吸気手
段によって、主に流量に依存して、残った滞留水を抽水
するので、結果的にU字型部に滞留した水を高効率で抽
出できるのである。したがって、高負圧でかつ高流量の
吸気手段を駆動するために必要なコンプレッサに比べて
小型のコンプレッサで駆動可能という独特の効果が得ら
れ、これによって、U字型部に滞留した水をも高効率で
抽出可能でありながら、より小型のコンプレッサを用い
ており、従って狭隘な作業区域での抽水にも適する抽水
方法を提供することができた。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係る抽水装置では、前記
第1吸気手段が第1エジェクタからなると共に、前記第
2吸気手段が第2エジェクタからなり、前記第1エジェ
クタと前記第2エジェクタとを、共通のコンプレッサに
択一切換弁を介して接続してあるように構成しても良
い。このように構成することによって、エジェクタを比
較的簡便な構造のものとすることができるので、故障し
難く、保全がし易く、また製作コストの低いエジェクタ
が得られる等の経済的利点が得られる。また、このよう
に構成することによって、コンプレッサとしては、一台
のコンプレッサをこれら2基のエジェクタのいずれにも
共通に使用することが可能なため、抽水装置全体とし
て、狭隘な作業区域での抽水にも適する比較的小型の抽
水装置となる。
【0009】本発明に係る抽水装置、及び抽水方法で
は、比較的大径の支管と、前記支管に連通した比較的小
径の供給管の組み合わせによって構成された導管から抽
水する場合に、先ず支管の端部を大気中に開放して支管
内の滞留水を抽水し、次ぎに、支管の端部を閉鎖して、
今度は供給管の端部を大気中に開放して供給管内の滞留
水を抽水するという具合に、順番に連続して抽水するこ
とが可能である。このような形態で実施することによっ
て、これら大径の支管と小径の供給管との双方にわたっ
た複数箇所に分散して位置する滞留水を一括して抽水可
能という利点がある。
【0010】
【実施例】図に基づいて、本発明に係る抽水装置、及び
抽水方法の実施例を説明する。図1に示されるように、
抽水の対象となるガス導管は、比較的大径の支管10
0、及び支管100から延びた供給管210,220,
230からなる。供給管210,220,230は、各
々の端部に開閉バルブ212,222,232を備えて
いる。また、支管100は、直管部と前記直管部よりも
レベルの低いU字型部130,140を有し、供給管2
10も、直管部と前記直管部よりもレベルの低いU字型
部211を有する。図1にて斜線で表されるように、前
記導管内の滞留水の大部分は、前記U字型部130,1
40、及び211内に位置している。これらのU字型部
130,140、及び211は、一般に、地中に埋設さ
れている暗渠や土管を回避しながら導管を配設する必要
から形成されている。一般に、これらU字型部の最下部
が地上から低いレベルに位置する程、この部分に滞留し
た水(ここで、前記滞留水は図5−(イ)に示されるよ
うに、U字型部を挟んで位置する上流側の直管と下流側
の直管の間でエアーが非連通状態となるように、言い換
えればガス導管は前記U字型部において完全に水封され
ているものと仮定する)は高い負圧によって始めて抽水
可能となる。(尚、本明細書中における用語「負圧」
は、一貫して、系内、即ち導管内の気圧が大気圧に比し
て負、言い換えれば、大気圧を下回る状態を意味す
る。)
【0011】本発明に係る抽水方法は、前記支管100
を、前記滞留水が位置するU字型部130,140、及
び211が間に位置するような2つの箇所で、先ず適切
な寸法のピット310,320を掘削し、次ぎに前記掘
削によって露出した2ヵ所の支管部分を切断し、前記切
断によって支管100に形成された2つの端部の内の一
端110を大気中に開放した後、他端120側に抽水装
置10を接続して抽水操作することにより、前記二つの
端部110,120に挟まれた領域に存在する全ての滞
留水(即ち、図1で斜線で示された、U字型部130,
140、及び211内の滞留水)を一括して抽水可能と
なる。ここで、大気中に開放された方の一端110を開
放側端部と呼び、また、この開放側端部110が位置し
ているピットを開放ピット310と呼び、抽水装置10
を接続するための他端120を吸引側端部と呼び、ま
た、この吸引側端部120が位置しているピットを吸引
ピット320と呼ぶ。
【0012】〔抽水装置の概要〕本発明に係る抽水装置
10は、主に、コンプレッサ20、エジェクタユニット
30、排水タンク40、並びに、コンプレッサ20とエ
ジェクタユニット30を連結する耐圧ホース1、エジェ
クタユニット30と排水タンク40を連結する耐圧ホー
ス2、及び排水タンク40を前記支管100の他端12
0側に接続するための連絡ホース3によって構成されて
いる。
【0013】〔コンプレッサ〕前記エジェクタユニット
30内に圧搾空気を送ることによって負圧を発生するた
めのコンプレッサ20としては、3.5m3/minの
圧搾空気の得られるものを用いている。 〔エジェクタユニット〕前記エジェクタユニット30
は、互いに特性の異なる2基のエジェクタ、即ち、比較
的に高負圧低流量の吸気によって支管100の前記他端
120を負圧にする第1エジェクタ32と、比較的に低
負圧高流量の吸気によって支管100の前記他端120
を負圧にする第2エジェクタ33とを有し、これらの第
1、及び第2エジェクタ32,33は、ケース部材31
に収納されている。
【0014】前記第1エジェクタ32と第2エジェクタ
33とは、切り換え自在なように、かつ共通のコンプレ
ッサ20から送られる圧搾空気によって運転可能なよう
に、それぞれ択一切換弁としての、切り換えコック34
f、及び切り換えコック34gを介して、共通の接続ジ
ョイント37に連通しており、接続ジョイント37には
コンプレッサ20から延びた耐圧ホース1が接続されて
いる。コンプレッサ20から送られ、第1エジェクタ3
2、乃至は第2エジェクタ33内を通過したエアーは、
エジェクタユニット30に設けられた排気口38から大
気中に排出される。また、抽水操作時に第1エジェクタ
32、或いは第2エジェクタ33から発する騒音を抑制
するために、鋼製のケース部材31内の、第1、及び第
2エジェクタ32,33を除く空間には、繊維状などの
消音材39が充填されている。
【0015】さらに、エジェクタユニット30は、抽水
現場における移動を容易にするために2対の車輪35を
備えている。図1で、U字型部130,140の最下部
は、地上から5メートルだけ低いレベルに位置している
が、前記高負圧低流量タイプの第1エジェクタ32は、
第1抽水操作として、これらの地上から5メートル低い
レベルに位置している水の大部分を、主に負圧に依存し
て、高効率で抽水できる(図5−(イ)、(ロ)をも参
照)。すなわち、第1エジェクタ32は、前記コンプレ
ッサ20と組み合わせて用いることによって、0.46
kg/cm2 なる負圧を発生可能である。因みに、前記
0.46kg/cm2 なる負圧を発生している際の第1
エジェクタ32によって発生される流量は、4.5m3
/min(流速にして約15m/s)である。
【0016】前記第1抽水操作によって滞留水の大部分
が抽出され、支管100内の滞留水の量が減少して支管
100内にエアーが流通するようになったら(即ち、水
封状態が解除されたら)、負圧に依存した吸気では抽水
効率が低くなるので、第1エジェクタ32から低負圧高
流量タイプの第2エジェクタ33に切り換えて、第2抽
水操作として、主に流量に依存した吸気によって、残っ
た滞留水を抽出する(図5−(ハ)、(ニ)をも参
照)。第2エジェクタ33は、前記コンプレッサ20と
組み合わせて用いることによって、6.9m3/min
(流速にして23m/s)なる流量を発生可能である。
因みに、前記6.9m3/minなる流量を発生してい
る際の第2エジェクタ33によって発生される負圧は、
約0.13kg/cm2 である。
【0017】第1エジェクタ32は、図3の模式図に示
されるように、エアーを吸引する側の吸引側端部402
と排出側端部403を備えた概して筒状の鋼製のエジェ
クタ本体401を有する。エジェクタ本体401の内部
に、吸引側端部402から排出側端部403に向かうエ
アーの流れを作るために、エジェクタ本体401には、
圧搾空気の供給管405が挿入されており、前記供給管
405は耐圧ホース1を介して前記コンプレッサ20と
連通している。供給管405の先端406は高速のエア
ーの流れを形成するために狭くスロート状に絞られてお
り、排出側端部403に向かって開口している。第1エ
ジェクタ32は、エジェクタ本体401内に高速のエア
ーの流れを形成することによって、特に高負圧低流量タ
イプの吸気を形成するために、比較的断面積の大きな吸
引側端部402と排出側端部403の中間付近に、より
断面積の小さな絞り部404が設けられている。
【0018】第2エジェクタ33も、図4の模式図に示
されるように、エアーを吸引する側の吸引側端部412
と排出側端部413を備えた概して筒状の鋼製のエジェ
クタ本体411を有する。エジェクタ本体411の長手
方向の中央部には、リング状部材416が外嵌設置され
ており、リング状部材416はエジェクタ本体411と
協働してリング状空間417を形成している。リング状
部材416には、耐圧ホース1を介して前記コンプレッ
サ20と連通した圧搾空気供給管415が挿入されてい
る。リング状空間417とエジェクタ本体411の内面
とは、エジェクタ本体411の円周方向に設けられた開
口部418においてのみ、連通しており、開口部418
は、リング状空間417の、排出側端部413に近接し
た端部に位置しているので、エジェクタ本体411の内
部には、吸引側端部412から排出側端部413に向か
うエアーの流れが作られる。ここで、第2エジェクタ3
3の開口部418は、特に低負圧高流量タイプの吸気を
形成するために、その全体としての断面積が出来るだけ
大きくなるように、エジェクタ本体411の全周方向に
設けられている。図2に示されるように、第1エジェク
タ32の吸引側端部402と、第2エジェクタ33の吸
引側端部412とは、いずれもエジェクタユニット30
に設けられた吸引口36と連通している。
【0019】〔排水タンク〕図1に示されるように、エ
ジェクタユニット30は、排水タンク40を間に挟んだ
形で支管100の端部120に接続される。排水タンク
40は、耐圧ホース2を接続可能な吸引側接続部43
と、連絡ホース3を接続可能な排出側接続部42とを備
えた気密性の筐体41からなり、筐体41は、内部に回
収された水の量や回収速度などを透視可能な観測窓44
を有する。
【0020】〔抽水工程〕図1及び図5に基づいて、本
発明に基づく抽水方法について各小工程別に解説する。 (1)支管(ガス導管)100の、抽水すべき滞留水を
伴った部分を挟む位置2箇所において、支管100を露
出させるために、開放ピット310と吸引ピット320
を掘削形成する第1小工程。 (2)開放ピット310と吸引ピット320内におい
て、露出されたガス導管100を切断する第2小工程。 (3)支管100の、開放ピット310側の端部、即ち
開放側端部110は開放状態に維持したまま、支管10
0の途中に位置する供給管210、220、及び230
の開閉バルブ212、222、及び232を閉鎖する第
3小工程。 (4)支管100の、吸引ピット320側の端部、即ち
吸引側端部120に抽水装置10を接続する第4小工程
(図5−(イ)を参照)。
【0021】(5)支管100のU字型部130,14
0内に滞留した水の大部分を、抽水装置10の第1抽水
操作状態で抽水する第5小工程(図5−(ロ)を参
照)。ここでは、抽水装置10のエジェクタユニット3
0に設けられた切り換えコック34fを開放位置にし、
切り換えコック34gを閉鎖位置にした状態で、コンプ
レッサ20を駆動することによって、主に負圧に依存し
た吸気によって抽水が行われる。 (6)前記第5小工程が終了し、即ち、支管100内に
エアーの流通が開始された後、支管100のU字型部1
30,140内に残留している水を、抽水装置10の第
2抽水操作状態で抽水する第6小工程(図5−(ハ)と
(ニ)を参照)。ここでは、エジェクタユニット30の
切り換えコック34fを閉鎖位置に切り換え、切り換え
コック34gを閉鎖位置にした状態で、コンプレッサ2
0を駆動することによって、主に流量に依存した吸気に
よって抽水が行われる(これで支管100内の滞留水の
抽水は終了する。) (7)支管100の開放側端部110を閉鎖し、U字型
部211を伴った供給管210の開閉バルブ212を開
放する第7小工程。
【0022】(8)供給管210のU字型部211内に
滞留した水の大部分を、抽水装置10の第1抽水操作状
態で抽水する第8小工程。ここでは、抽水装置10のエ
ジェクタユニット30に設けられた切り換えコック34
fを開放位置にし、切り換えコック34gを閉鎖位置に
した状態で、コンプレッサ20を駆動することによっ
て、主に負圧に依存した吸気によって抽水が行われる。 (9)前記第8小工程が終了し、即ち、供給管210内
にエアーの流通が開始された後、供給管210のU字型
部211内に残留している水を、抽水装置10の第2抽
水操作状態で抽水する第9小工程。ここでは、エジェク
タユニット30の切り換えコック34fを閉鎖位置に切
り換え、切り換えコック34gを閉鎖位置にした状態
で、コンプレッサ20を駆動することによって、主に流
量に依存した吸気によって抽水が行われる(これで供給
管210の滞留水の抽水は終了する。) 以上の9つの小工程によって、支管100、及び供給管
210、220及び230内に存在する滞留水は、一括
して抽水されることになる。
【0023】〔別実施例〕 〈1〉前述した第1実施例では、各エジェクタ内にエア
ーのみを流下させるという前提で、排水タンク40をエ
ジェクタユニット30と支管100の吸引側端部120
との間に設置したが、各エジェクタ内にエアーと回収水
の双方を流下させる条件では、排水タンク40の位置は
ここに限らず、エジェクタユニット30に設けられた排
気口38の下流側に設置しても良い。 〈2〉前述した第1実施例では、第1エジェクタ32と
第2エジェクタ33とは、切り換えコック34f,34
gを介して、共通の接続ジョイント37に連通している
が、択一切換弁としては、三方コックでも良い。 〈3〉図6は、本発明に係る抽水装置に用いられるエジ
ェクタの別実施例を示す斜視図である。この別実施例に
よるエジェクタは、第1実施例のように互いに特性の異
なった2基のエジェクタではなく、吸気特性を2種類に
切り換え可能な単一の特性可変エジェクタ500であ
る。特性可変エジェクタ500は、このように吸気特性
を切り換えることによって、第1実施例に示されてい
る、高負圧低流量の第1吸気手段と低負圧高流量の第2
吸気手段の双方を兼務することが可能である。
【0024】この特性可変エジェクタ500は、エアー
を吸引する側の吸引側端部502と排出側端部503を
備えた概して筒状のエジェクタ本体520を有する。エ
ジェクタ本体520の下流側の部位には、耐圧ホース1
を介して前記コンプレッサ20と連通した圧搾空気供給
管505が挿入されている。そして、エジェクタ本体5
10の内部に、吸引側端部502から排出側端部503
に向かうエアーの流れを作るために、圧搾空気供給管5
05は、エジェクタ本体520の内部において排出側端
部503を向いた開口部506を備えている。開口部5
06と排出側端部503の間には、形状可変スロート5
07が設けられている。形状可変スロート507は、エ
ジェクタ本体520の軸芯付近にエアーを通過させるた
めの空間を形成している。
【0025】図7に示されるように、形状可変スロート
507は、前記空間の断面積が大きな第1状態(図7−
(イ)の状態)と、前記空間の断面積が小さくなるよう
に縮径した第2状態(図7−(イ)の状態)との間で形
状切り換え可能となっている。具体的には、形状可変ス
ロート507は、スロート膜508、弾性チューブ50
9、シリンダ510及び充填液511を備えている。ス
ロート膜508は、ゴムや合成樹脂で形成されており、
流体を透過させず、また引張力によって延び、引張力を
解除すれば元の形状に回復しようとする弾性を有し、そ
の上流側と下流側の各端部はエジェクタ本体520の内
周面に固定されている。弾性チューブ509も、スロー
ト膜508と同様に、ゴムや合成樹脂で形成されてお
り、流体を透過させず、また引張力によって延び、引張
力を解除すれば元の形状に回復しようとする弾性を有し
ており、内部に非圧縮性の充填液511をたたえた状態
で、エジェクタ本体520の内周面とスロート膜508
の間に介装されている。一方、鋼などの剛体で形成さ
れ、エジェクタ本体510の外部に配設されたシリンダ
510は、前記充填液511を通じて弾性チューブ50
9の内部と連通状態にある。
【0026】図7−(イ)の状態では、弾性チューブ5
09内には小量の充填液511のみが充填されており、
したがって、スロート膜508は弛緩した状態で、その
外面に断面積の大きなスロート507を形成している
が、一方、この時、液体シリンダ510内には充填液5
11が満ちている。図7−(イ)の状態から、液体シリ
ンダ510に取り付けられたピストンを押し込み、押し
込んだ状態でピストンの位置をロックすると、このピス
トン押し込み操作に伴って、液体シリンダ510内の充
填液511は液体シリンダ510外に放出されて、弾性
チューブ509内に強制的に送り込まれるため、弾性チ
ューブ509は図7−(ロ)に示されるように、その内
容積が増える方向に変形する。この時、弾性チューブ5
09の外側はエジェクタ本体520の内周面によって遮
られているため、弾性チューブ509の内側が縮径する
ことになり、結果として、スロート膜508の変形をも
招き、断面積の小さなスロート507が形成される。
【0027】したがって、特性可変エジェクタ500に
おいては、より高負圧低流量の吸気を行う前記第1状態
は、図7−(ロ)に示された可動スロート507が形成
する前記空間の断面積がより小さい状態によって実現さ
れ、一方、より低負圧高流量の吸気を行う前記第2状態
は、図7−(イ)に示された可動スロート507が形成
する前記空間の断面積がより大きい状態によって実現さ
れる。
【0028】尚、特許請求の範囲の項に、図面との対照
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る抽水装置、及び抽水方法の実施例
を示す斜視図
【図2】図1の抽水装置のエジェクタユニットの一部破
断平面図
【図3】図2のエジェクタユニットを構成する第1エジ
ェクタの斜視図
【図4】図2のエジェクタユニットを構成する第2エジ
ェクタの斜視図
【図5】本発明に係る各抽水工程を示す概念図
【図6】本発明に係るエジェクタの別実施例を示す一部
破断斜視図
【図7】図6のエジェクタの要部の断面図
【符号の説明】
100 ガス導管 120 ガス導管の吸引側端部 32 第1エジェクタ 33 第2エジェクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 乙雄 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 武井 雄二 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 田中 照久 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 阿田 藤雄 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 奥田 茂 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 中尾 朋由 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 敷設されたガスの導管内に滞留した水
    を、前記導管の一端側を大気中に開放した状態で、前記
    導管の他端側を負圧にして前記他端側へと抽出する抽水
    装置であって、 前記導管(100)の他端(120)側に接続する接続
    部を設け、前記他端(120)側を、高負圧低流量の第
    1吸気手段によって負圧にして抽水する第1抽水操作状
    態と、低負圧高流量の第2吸気手段によって負圧にして
    抽水する第2抽水操作状態とに切り換え自在な抽水装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1吸気手段が第1エジェクタ(3
    2)からなると共に、前記第2吸気手段が第2エジェク
    タ(33)からなり、前記第1エジェクタと前記第2エ
    ジェクタとを、共通のコンプレッサ(20)に択一切換
    弁を介して接続してある請求項1に記載の抽水装置。
  3. 【請求項3】 敷設されたガスの導管内に滞留した水
    を、前記導管の一端側を大気中に開放した状態で、前記
    導管の他端側を負圧にして前記他端側へと抽出する抽水
    方法であって、次の工程を備えたもの、 (1)前記導管(100)の前記他端(120)側を、
    高負圧低流量の吸気によって負圧状態にして抽水する第
    1工程、 (2)前記導管(100)の前記他端(120)側を、
    低負圧高流量の吸気によって負圧状態にして抽水する第
    2工程。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102878432A (zh) * 2012-10-22 2013-01-16 北京首钢建设集团有限公司 一种煤气排水器工作管关键结构参数设计方法
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