JPH09220084A - 洗浄に適した固体培養装置 - Google Patents
洗浄に適した固体培養装置Info
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- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
Abstract
決する。 【解決手段】 固体培養装置において、上室又は下室の
内壁面をほぼ円筒にした培養室の接合部分を溶接構造に
し、上室壁面と側板との間隙や中心円筒にフラッパー式
排水弁を取付けた排水パイプをを下室に突出し、培養室
の底面に設けた排水口にフロート式排水弁を設け、傾斜
した仕切板又は側板を個々に着脱自在にしてこの側板、
仕切り板と上室壁面とに囲まれる間隙を間接又は直接に
加温し、側板と上室壁面との間隙又は多孔円板外周に洗
浄装置を配し、多孔板には側板下端の当接位置より内側
に通風用の孔を設け、側板の外方に位置する多孔円板の
上面にある培養原料を排出シュートへ吹き落とすエアー
ノズル又は排出シュートへ削ぎ落とすスクレーパを配す
る。
Description
酒、焼酎等の製造に際して微生物を培養する固体培養装
置(以下、培養装置と略する)、特に多孔板が直径7m以
上の円形である大型の回転式培養装置において、洗浄を
自動化する技術に関する。
下室とに区分する多孔板が垂直である軸を回転中心とし
て回転する円形の場合に「多孔円板」「回転式培養装置」と
表記し、この多孔円板を含み、その形状を問わない場合
には単に「多孔板」「培養装置」と表記することにする。
構成され、培養室は培養原料を堆積する多孔板とこの多
孔板の外周に対する側板を培養室壁面で支持している。
原料へは、空気調和装置において温度及び湿度が調整さ
れた空気が多孔板を通じて送風され、原料の品温及び水
分含量を調整している。
レス板を材料に、断面四角形又は八角形等の多角形状の
壁面を作り、壁面と天井又は底面との接合には、それぞ
れの端面を嵌合構造等に成形して接続し、部分的にスポ
ット溶接をした後、シリコン系樹脂等でシールするのが
通例であった。
中に発生する結露水はこの排水口から排水する。しか
し、この排水口が培養中に全開していると、培養中の原
料へ空気調和装置から送風される空気は多孔板を通過せ
ずに前記排水口から培養室外へ散逸してしまうので、従
来は排水口の配管途中に手動で開閉するバルブを設けて
おき、培養中には結露水の排水が可能な程度にまで排水
バルブを閉じた状態で排水し、培養室内を洗浄するとき
にのみ排水バルブを全開して排水していた。
養室壁面との間隙を通過してしまって多孔板を通過して
原料に送られる空気の量が減少することを防止する目的
で、前記間隙には仕切板を水平に架設している。従来の
仕切板は、付着した結露水が原料へ向かって流れ落ちな
いように側板上縁よりも低い位置に設け、更にこの結露
水の排出又は培養室の洗浄時における洗浄水の排出とを
考慮して、通常数ヵ所の排水口を設けていた。
させる構造の培養装置では、側板より外側、すなわち通
常原料の堆積しない多孔板外周にも孔が設けられている
ことがしばしばあった。側板の下端と多孔板上面との当
接は、ほとんど隙間なく設定されるが、この隙間から側
板の外側へも原料がはみ出し、前記側板の外側に位置す
る孔にこびりつくことがあった。
化が進み、原料の堆積層厚も増加の傾向にある。そのた
め、培養後の培養装置の洗浄延べ面積も増大し、手作業
による洗浄作業では時間が掛かりすぎ、かつ重労働にな
ってきている。そこで、洗浄を自動化するものとして、
特開平7-147970号、実公平7-13520号や実公昭53-40560
号等が提案されているが、複雑な構造を呈する培養装置
を十分に洗浄するには至らず、完全なる自動化は実現さ
れていない。
の全体構造にある。一般に、洗浄ノズルから噴出した洗
浄液が被洗浄面に与える衝撃力は、距離の二乗に反比例
して低下する。そのため、回転式培養装置の内壁面が断
面多角形状で、回転する多孔円板に固着した洗浄ノズル
で前記内壁面を洗浄した場合、半径方向に突出した内壁
面の角部への衝撃力が低くなり、培養室全体にわたっ
て、均質でかつ良好な洗浄が施せなかったのである。
ルした部分は、洗浄水圧を30kg/cm2以上にして繰り返し
洗浄液を噴射すると剥離してしまうため、定期的な修復
が必要になる不便さがあったのである。
の構造にある。培養装置が大型化すると、排水口の数が
増え、当然に手作業による開栓は面倒になり、自動化を
余儀なくされるが、例えば電磁弁等を用いて自動化する
とコストが掛かるし、誤動作の心配があり、実効性が上
がらない。加えて、こうした電気的に作動する弁は、定
期的なメンテナンスが必要となり、更なるコストアップ
が懸念される。
培養室壁面との間隙の構造にある。例えば、培養室壁面
から水平に突設した仕切板に連続して垂下した側板の下
端を多孔板に密接させる構造とした場合、本来この側板
と培養室壁面との間隙には原料がないはずであるが、実
際には多孔板と側板との隙間から原料が侵入する。当
然、この間隙も洗浄しなければならないが、従来はこの
間隙、特に側板の外側と多孔板外周とを洗浄する装置は
設けられておらず、仮に洗浄したとしても、仕切板、側
板共に取り外しができないように固着するのが通例であ
ったから、洗浄後の程度を確認することができない不便
さがあった。
られる微生物や原料の微粉末が仕切板上に堆積すること
があるが、仕切板が水平であるため、洗浄液の放水方向
が固定される自動洗浄では前記堆積物を完全に洗い流す
ことができなかったり、側板内側に発生した結露水によ
って原料が水分過多となって培養後の製品の品質低下を
招く問題があったり、培養室壁面から水平に突設した仕
切板に連続して垂下した側板の下端を多孔板に密接させ
る構造の培養装置では、完全に原料を排出する機構を備
えて、培養室内の洗浄を容易にしたいという要望が出さ
れていた。
は、特に洗浄に関する種々の問題が提示されるに至って
おり、個々を解決するばかりではなく、できるだけ多く
の問題を合わせて解決し、その相乗効果を図ることで、
自動洗浄の実効性を向上させるほか、結果として培養後
の製品の品質を向上させたい。そこで、上記各問題を相
互に関連づけて考察し、培養装置における洗浄を自動化
しながらその実効性を上げるための構造について検討す
ることにした。
培養原料を堆積する多孔板又は多孔円板により上室と下
室とに区分される培養室を有する培養装置又は回転式培
養装置において、次のような各構造を採用することにし
た。まず、(1)上室又は下室の内壁面を多孔円板の回転
中心と同軸のほぼ円筒にすると、多孔円板に付随して回
転する洗浄ノズルから被洗浄面である上室又は下室の内
壁面までの距離が一定となり、洗浄水の衝撃力が一定と
なるので、洗浄効率が上がり、洗浄の自動化も簡単かつ
低コストで実現できる。また、多孔円板を支持する受ロ
ーラの支軸を短くして重量が増大した多孔円板を十分に
支持できるようになるほか、円周方向において取付け位
置に関係なく、支軸の長さが等しい同一形状の受けロー
ラが使用できるので、製造コストが削減できる。更に、
(2)上室又は下室の内壁面を構成する部材間の接合部分
を溶接構造にすることで、従来のようにシールを補修す
るといったメンテナンスが必要なくなるほか、原料の堆
積層厚の上昇に伴う風圧の増加に対する培養室の構造的
強度も増すことができる。
間隙に設けた排水パイプ下端にフラッパー式排水弁を取
付け、(4)排水パイプ下端を下室に突出させると、間隙
に発生する結露水や洗浄時の洗浄水を下室へ集中して排
水できるようになる。また、(5)多孔円板の回転中心と
同軸のほぼ円筒の中心円筒内に排水パイプを設け、フラ
ッパー式排水弁を取付けたこの排水パイプ下端を下室に
突出させると、すべての排水を下室へ集めることができ
るので、洗浄の自動化がしやすくなる。各排水パイプの
フラッパー式排水弁は、通常は閉じて培養室の気密性を
維持し、排水時には結露水又は洗浄水の圧力で排水弁を
押し開けて排水できるもので、作動不良のない自動的な
開閉を保証する。更に(6)培養室の底面に設けた排水口
に設けたフロート式排水弁は、通常は閉じて培養室の気
密性を維持し、排水時には下室へ集められた結露水又は
洗浄水による浮力で開き、前記フラッパー式排水弁同
様、排水と気密性維持とを両立しながら、自動開閉を実
現する。
面とに架け渡した仕切板又は側板を多孔板の外周方向に
分割して個々に着脱自在にすると、洗浄後、仕切板又は
側板を個々に外して洗浄程度を確認でき、自動洗浄での
洗い残しを見逃さなくなる。しかも、(8)その仕切板が
傾斜していれば、培養中に送風によって吹き上げられる
微生物や原料の微粉末が仕切板上に堆積することがなく
なるので、雑菌の増殖場所を作らずに済むほか、洗浄も
容易になる。そして、(9)培養室の壁面、仕切板と側板
とで囲まれる間隙に蒸気又は温水を通じた加温パイプを
配して間接的に加温する、又は直接温風を送り込むこと
でこの間隙を直接加温すると、結露水の発生を防止で
き、自動洗浄の実効性を高めることができる。結露水の
抑制は、培養中の雑菌数を減少させる意味も併せ持ち、
製品品質の向上にもつながる。
は多孔板の外周を洗浄する洗浄装置を配すれば、多孔板
外周に付着する原料等の自動洗浄が可能となる。特に(1
1)側板に対する洗浄装置を多孔円板の外周に取付けれ
ば、側板の外面に付着する原料等の洗浄が可能となるほ
か、多孔円板を回転させながら側板が洗浄できるので、
自動洗浄を実現しやすい。また、(12)側板の下端を多孔
板の上面に当接させ、この当接部分より内側に多数の孔
を設けるようにすれば、側板の外側において原料がこび
りつく孔がなくなるので、洗浄しにくい部分をなくすこ
とができ、自動洗浄を実現しやすくなる。
当接させた側板を有する回転式培養装置においては、(1
3)側板の外方の多孔円板上にある原料を前記排出シュー
トへ向けて強制的に送り出すエアーノズルを配置した
り、(14)排出シュートへ向けて送り出すスクレーパを多
孔円板に対して設けると、培養後、完全に原料を排出で
きるようになるので、多孔円板等の洗浄が簡単に済むよ
うになり、特に自動洗浄の実現には都合がよくなる。
の実施形態について説明する。図1〜図4は本発明を適
用した大型の回転式培養装置における培養室1の全体又
は各部を表したもので、図1は培養室1の垂直断面図、
図2は図1中A−A断面図、図3は図1中上室壁面2と
側板3との間隙4から下室5へ向けて設けた排水パイプ
6の下端に取り付けたフラッパー式排水弁7の作動状態
を表した断面図であり、図4は図1中底面8に設けた排
水口9に配したフロート式排水弁10の作動状態を表した
断面図である。この培養室1は、図1及び図2に見られ
るように、外周フレーム11を受ローラ12で支持した多孔
円板13に中心円筒14を設け、上室壁面2に位置固定で取
り付けた側板3に対して、多孔円板13のみが中心円筒14
と共に回転する。なお、本例では、培養室1全体にわた
って結露水の発生を防止する目的から、天井15、上室壁
面2及び下室壁面16と底面8に加温パイプ17を埋設し、
培養室1の前記内面15,2,16,8が培養中の原料の温度
より高めに加温できるようにしている。
数のステンレス面材を溶接して形成した円筒側面で、下
室壁面16も同様な円筒側面であり、図1中上室壁面2と
天井15及び下室壁面16と底面8との接続端面をそれぞれ
溶接している。この溶接構造により、洗浄に伴うシール
のメンテナンスが不要になると共に、培養中の送風によ
る培養室1内の気圧上昇に対する構造強度を高めること
ができる。近年の培養装置の大型化に伴い、前記気圧上
昇も著しくなってきていることから、構造強度の向上
は、培養装置のより一層の大型化を可能にする意味をも
つ。また、図1又は図2からわかるように、下室壁面16
と多孔円板13の外周フレーム11までの距離が一定である
から受ローラ12の支軸はすべて同長となり、量産効果に
よる低コスト化と取付作業の簡素化とを図ることができ
る。
ように、排水パイプ6の下端端面18に、弁体19に取付け
たパッキン20を密接させるように、fの力で閉方向に付
勢して排水パイプ6に軸着してある。このfの力による
付勢は、弁体19に掛かる自重を利用したもので、送風に
よる下室5内の気圧上昇により、パッキン20を排水パイ
プ6の下端端面18に押し付けることができる。しかし、
結露水や洗浄液が流れ落ちて来ると、その力Wにより弁
体19が押し開けられ、排水することができるのである。
こうして、培養時の気密性を確保しながら、必要に応じ
て排水可能な排水パイプ6を簡単に実現し、安価な自動
洗浄の構築を助けるのである。なお、中心円筒14底面か
ら下室5へと延ばした排水パイプも同様な機能を果たす
ので、説明は省略する。
うに、底面8に水等が溜まっていないときには自重によ
り排水口9を閉蓋しているが、結露水や洗浄液の溜まり
具合に応じた浮力Fにより浮き上がり、排水口9を開け
て結露水や洗浄液を外へと排水する。このため、フロー
ト式排水弁10は、円形に開口した排水口9を完全に閉蓋
できるように球形であるのが好ましく、下室5の気密性
を維持するため、結露水や洗浄液の溜まり具合に対応し
て素早く排水口9を開閉する必要から、軽量、特に中空
構造とするのがよい。また、このフロート式排水弁を形
成する材質としては、防錆性を考慮して、ステンレス又
は樹脂が好ましい。
切板24を架設した構造を有する培養室25の前記間隙23内
の構造を表わした垂直断面図である。本例では、上室壁
面21に突設した掛止支持部26に側板22を掛止し、こ
の側板上端27と上室壁面21に設けた仕切掛止部28とへ内
向きに傾斜して仕切板24を架け渡すことで、仕切板24及
び側板22それぞれを着脱自在にして洗浄後の具合を目視
にて確認できるようにすると共に仕切板24を傾斜させる
ことで堆積する微生物や原料の微粉末を少なくし、かつ
洗浄液を流れ落としやすくしている。
に、掛止支持部26に加温用の温水パイプ29と、側板22の
外面と多孔円板30の外周とを洗浄するための洗浄パイプ
31を配している。温水パイプ29は、温水を通水すること
で、間隙23内を昇温雰囲気として間接的に仕切板24及び
側板22を加温するもので、この加温により、培養中の仕
切板24又は側板22の表面温度を培養中の原料と等しく又
は培養中の原料よりも若干高くして、結露水の発生を防
止するのである。こうして、培養中の側板22への原料の
付着を抑え、培養後の自動洗浄によっても十分な程度に
仕切板24又は側板22を洗浄できるようにし、更に結露水
の発生を抑制することで雑菌が増殖できない環境を作
り、良好な培養により品質のよい製品が得られるように
する。温水パイプ29に通水するものは、温水に限らず蒸
気でもよく、その温度は、熱損失を考慮して、培養中の
原料よりも高めに設定する必要がある。
プ31及び洗浄ノズル32の配置を表わした平面図である。
この図6に見られるように、洗浄パイプ31は円筒状の上
室壁面21に沿った複数のブロック33からなり、各ブロッ
ク33ごとに複数の洗浄ノズル32を取付けている。この洗
浄ノズル32と側板22の外面及び多孔円板30の外周との距
離はすべて一定である(図5参照)ので、洗浄効果にも偏
りがなくなり、自動洗浄によっても均一かつ良好な洗浄
が実現するのである。なお、洗浄液は、各ブロック33に
対応した電磁弁34の開閉により複数の洗浄ノズル32をブ
ロック単位で、放出の開始、停止を制御する。
段及び洗浄手段を表わした垂直断面図である。この例
は、図7に見られるように、送風機36による送風をヒー
タ37により加温することで間隙35内へ温風を送り込み、
仕切板38及び側板39を直接に加温する手段を採用し、上
記例よりも熱効率よく仕切板38又は側板39を加温するこ
とができる。温風は、循環経路内40に配した温度センサ
41に基づいてヒータ37の強弱を調節して常に一定温度に
保つほか、必要に応じて所定温度に変化させる。なお、
温度センサによる温度制御は、上記温水パイプにも、通
水する温水又は蒸気や間隙内雰囲気の温度を温度センサ
により監視するなど、同様に適用できる。また、上記例
とは異なり、回転する多孔円板42の外周フレーム43に側
板39の外面へ向けた洗浄ノズル45を取付けることで、多
孔円板42の回転に伴い自動的に側板39の外面を洗浄し
て、洗浄の自動化を実現しやすくしている。
ズルをもつ洗浄パイプを上室壁面に対して設けるのでは
なく、1基ないしは数基の洗浄ノズル45を多孔円板42の
外周フレーム43から突設し、そのノズル端を外方から側
板39の外側へ向けておくことにより、多孔円板42の回転
にあわせて順次側板39の外面を洗浄するもので、回転す
る多孔円板42に対し側板39が位置固定されていることを
利用した形態である。これにより、洗浄ノズル45の数が
減り、コスト削減が達成できるほか、極めて自動洗浄の
構築に適した洗浄装置を得ることができる。洗浄ノズル
45の設置基部46は、多孔円板42下部に取り付けても構わ
ないが、外周フレーム43の方が強度があるため、この例
では外周フレーム43に洗浄ノズル45を設けている。ま
た、この外周フレーム43にも上面に開口した洗浄口47を
設けてあり、前記洗浄ノズル45と相俟って洗浄効果を向
上させている。
パイプ又は洗浄ノズルは、いずれも原料を清潔な空間で
培養するための洗浄を機械化することを目的としたもの
である。この考えを進めれば、機械化によって、より複
雑な洗浄作業も可能となるから、例えば洗浄液の放出だ
けでなく、すすぎ用の水道水、殺菌用の殺菌水、原料を
吹き飛ばすための加圧エアーや同じエアーでも雑菌を排
除した無菌加圧エアーを放出するノズルを別途設けた
り、1基のノズルを適宜用途に応じて切り替えて使用す
るといったことも考えられる。また、洗浄ノズルの配置
も上室壁面と外周フレームとに分けて考えるのではな
く、両者を併用し、より効率的な自動洗浄を図ることも
可能である。これら複数種類の洗浄液又はエアーの組み
合わせ、ノズルの配置又は使用時の組み合わせや順序に
ついては、専用の制御装置を別途容易すれば比較的簡単
に実施できるものであり、従来の手作業による洗浄に比
べて、培養室の環境をより一層清潔にすることも可能と
なるのである。
シュート49へ向けて強制的に送り出すエアーノズル50を
配した多孔円板51の外周付近の一部正面図であり、図9
は同一部平面図である。原料は、多孔円板51の半径方向
に設けた排出スクリュー52によって培養後に排出され
る。原料排出時、排出スクリュー52が途切れる多孔円板
51の外周付近には原料が付着して残るが、この付着部分
が雑菌の温床となり、以後の培養に対して悪影響を与え
るといった問題があった。そこで、図8又は図9に見ら
れるように、多孔円板51の外周に向けたエアーノズル50
を排出シュート49の壁面に取付け、多孔円板51の外周に
付着する原料を吹き飛ばして強制的に排出シュート49へ
落とすようにしたのである。これにより、原料の培養に
悪影響を与える付着原料がなくなるのはもちろん、その
結果多孔円板51の外周の洗浄が容易となり、自動洗浄に
よっても十分な洗浄が可能となるのである。
シュート54へ向けて強制的に送り出すスクレーパ55を配
した多孔円板56の外周付近の一部正面図であり、図11は
同一部平面図である。このスクレーパ55も上記エアーノ
ズルと同様の目的を有するものであるが、エアーノズル
では排出シュートへ落とし切れない付着原料が残る虞が
ある。そこで、スクレーパ55で直接付着原料を多孔円板
56の外周から削ぎ落とすことによって、完全なる付着原
料の除去を図るのである。ここで、付着原料が発生する
側板53の外面に当る多孔円板56に孔を設けないようにし
ておくと、付着原料が孔の中にこびりつき、スクレーパ
55によっても除去できないといった問題がなくなる。な
お、スクレーパ55を常時多孔円板56に向けて突出させて
おくと、培養時に回転する多孔円板56上の原料がこの突
出したスクレーパ55に当たって排出シュート54へ落下し
てしまうので、通常はスクレーパ55を側板53の外側に引
いておき、必要に応じて多孔円板56の上面にスクレーパ
55を出して摺接させるようにするのが好ましい。
的容易かつ細部まで自動洗浄できるようになる。小型の
培養装置では、手作業による洗浄もできなくはなかった
が、より完全かつ効率よく培養室を洗浄するには自動化
が避けられず、大型の培養装置ではこの傾向が顕著とな
る。本発明は、こうした傾向を踏まえて、培養装置全般
にわたる自動洗浄の実現をもたらす効果を有するのであ
る。更に、前記効果に付随して、個別には培養した製品
の品質を向上させるなどの効果も併せ持つことから、従
来に比べてより優れた培養装置を提供できるようになる
のである。
はなく、自動化に伴う制御の複雑さやメンテナンスの手
間、コスト等を勘案し、実効性の高い装置構成により自
動洗浄を可能にするものである。例えば、排水パイプの
フラッパー式排水弁や排水口のフロート式排水弁がその
例である。これらの構造又は構成は、例示した大型の培
養装置だけでなく、従来の小型の培養装置にも適用で
き、その際には洗浄効率を高めたり、制御を簡素化する
ことができるのである。
培養装置の垂直断面図である。
面図である。
を表わした断面図である。
表わしたを断面図である。
表わした垂直断面図である。
配置を表わした平面図である。
た垂直断面図である。
正面図である。
正面図である。
培養装置の垂直断面図である。
面図である。
を表わした断面図である。
表わしたを断面図である。
表わした垂直断面図である。
配置を表わした平面図である。
た垂直断面図である。
正面図である。
正面図である。
Claims (14)
- 【請求項1】 培養原料を堆積する多孔円板により上室
と下室とに区分される培養室を有する固体培養装置にお
いて、上室又は下室内壁面を多孔円板の回転中心と同軸
のほぼ円筒にしてなることを特徴とする洗浄に適した固
体培養装置。 - 【請求項2】 培養原料を堆積する多孔板により上室と
下室とに区分される培養室を有する固体培養装置におい
て、上室又は下室の内壁面を構成する部材間の接合部分
を溶接構造にしてなることを特徴とする洗浄に適した固
体培養装置。 - 【請求項3】 培養原料を堆積する多孔板により上室と
下室とに区分される培養室を有する固体培養装置におい
て、多孔板の外周に側板を有してなり、上室の壁面と前
記側板との間隙に排水パイプを設け、該排水パイプ下端
にフラッパー式排水弁を取付けてなることを特徴とする
洗浄に適した固体培養装置。 - 【請求項4】 培養原料を堆積する多孔板により上室と
下室とに区分される培養室を有する固体培養装置におい
て、多孔板の外周に側板を有してなり、上室の壁面と前
記側板との間隙に排水パイプを設け、該排水パイプ下端
を下室に突出してなることを特徴とする洗浄に適した固
体培養装置。 - 【請求項5】 培養原料を堆積する多孔円板により上室
と下室とに区分される培養室を有する固体培養装置にお
いて、多孔円板の回転中心と同軸のほぼ円筒の中心円筒
内に排水パイプを設け、フラッパー式排水弁を取付けた
該排水パイプ下端を下室に突出してなることを特徴とす
る洗浄に適した固体培養装置。 - 【請求項6】 培養原料を堆積する多孔板により上室と
下室とに区分される培養室を有する固体培養装置におい
て、培養室の底面に設けた排水口にフロート式排水弁を
設けてなることを特徴とする洗浄に適した固体培養装
置。 - 【請求項7】 培養原料を堆積する多孔板により上室と
下室とに区分される培養室を有する固体培養装置におい
て、多孔板の外周に側板を有してなり、前記側板と上室
の壁面とに架け渡した仕切板又は側板を多孔板の外周方
向に分割し、該分割した仕切板又は側板を個々に着脱自
在にしてなることを特徴とする洗浄に適した固体培養装
置。 - 【請求項8】 培養原料を堆積する多孔板により上室と
下室とに区分される培養室を有する固体培養装置におい
て、多孔板の外周に側板を有してなり、前記側板と上室
の壁面とに架け渡した仕切板が傾斜してなることを特徴
とする洗浄に適した固体培養装置。 - 【請求項9】 培養原料を堆積する多孔板により上室と
下室とに区分される培養室を有する固体培養装置におい
て、多孔板の外周に側板を有してなり、前記側板と上室
の壁面とに仕切板を架け渡し、該側板、上室の壁面と仕
切板とで囲まれる間隙を、該間隙に蒸気又は温水を通ず
る加温パイプを配して間接的に加温する又は直接温風を
送り込むことによって加温することを特徴とする洗浄に
適した固体培養装置。 - 【請求項10】 培養原料を堆積する多孔板により上室
と下室とに区分される培養室を有する固体培養装置にお
いて、多孔板の外周に側板を有してなり、前記側板と上
室の壁面との間隙に、側板又は多孔板の外周を洗浄する
洗浄装置を配してなることを特徴とする洗浄に適した固
体培養装置。 - 【請求項11】 培養原料を堆積する多孔円板により上
室と下室とに区分される培養室を有する固体培養装置に
おいて、多孔円板の外周に側板を有してなり、多孔円板
の外周に、側板の外面を洗浄する洗浄装置を取付けてな
ることを特徴とする洗浄に適した固体培養装置。 - 【請求項12】 培養原料を堆積する多孔板により上室
と下室とに区分される培養室を有する固体培養装置にお
いて、多孔板の外周の上面に下端を当接させた側板を有
してなり、多孔板には前記側板の下端の当接位置より内
側に通風用の孔を設けてなることを特徴とする洗浄に適
した固体培養装置。 - 【請求項13】 培養原料を堆積する多孔円板により上
室と下室とに区分される培養室を有する固体培養装置に
おいて、多孔円板の外周の上面に下端を当接させた側板
を有し、該多孔円板上から排出する培養原料を落とす排
出シュートを多孔円板の外周近傍に配してなり、前記側
板の外方に位置する多孔円板の上面にある培養原料を前
記排出シュートへ吹き落とすエアーノズルを側板の外方
かつ多孔円板より上方に配してなることを特徴とする洗
浄に適した固体培養装置。 - 【請求項14】 培養原料を堆積する多孔円板により上
室と下室とに区分される培養室を有する固体培養装置に
おいて、多孔円板の外周の上面に下端を当接させた側板
を有し、該多孔円板上から排出する培養原料を落とす排
出シュートを多孔円板の外周近傍に配してなり、前記側
板の外方に位置する多孔円板の上面にある培養原料を前
記排出シュートへ削ぎ落とすスクレーパを側板の外方か
つ多孔円板の上面に摺接するように配してなることを特
徴とする洗浄に適した固体培養装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2790796A JPH09220084A (ja) | 1996-02-15 | 1996-02-15 | 洗浄に適した固体培養装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2790796A JPH09220084A (ja) | 1996-02-15 | 1996-02-15 | 洗浄に適した固体培養装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09220084A true JPH09220084A (ja) | 1997-08-26 |
Family
ID=12233963
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2790796A Pending JPH09220084A (ja) | 1996-02-15 | 1996-02-15 | 洗浄に適した固体培養装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09220084A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011110002A (ja) * | 2009-11-30 | 2011-06-09 | Fujiwara Techno-Art Co Ltd | 回転円盤製麹装置 |
| WO2011093384A1 (ja) * | 2010-01-27 | 2011-08-04 | 三菱重工業株式会社 | 遠心圧縮機、および洗浄方法 |
-
1996
- 1996-02-15 JP JP2790796A patent/JPH09220084A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011110002A (ja) * | 2009-11-30 | 2011-06-09 | Fujiwara Techno-Art Co Ltd | 回転円盤製麹装置 |
| WO2011093384A1 (ja) * | 2010-01-27 | 2011-08-04 | 三菱重工業株式会社 | 遠心圧縮機、および洗浄方法 |
| JP2011153568A (ja) * | 2010-01-27 | 2011-08-11 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 遠心圧縮機、および洗浄方法 |
| US9194400B2 (en) | 2010-01-27 | 2015-11-24 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Centrifugal compressor and washing method |
| US9776217B2 (en) | 2010-01-27 | 2017-10-03 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Centrifugal compressor and washing method |
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