JPH09220460A - 冷却造粒方法およびその装置 - Google Patents

冷却造粒方法およびその装置

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JPH09220460A
JPH09220460A JP8328882A JP32888296A JPH09220460A JP H09220460 A JPH09220460 A JP H09220460A JP 8328882 A JP8328882 A JP 8328882A JP 32888296 A JP32888296 A JP 32888296A JP H09220460 A JPH09220460 A JP H09220460A
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JP
Japan
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fine powder
cooling
cooling granulation
fluidized bed
fine particles
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JP8328882A
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English (en)
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Kenji Nakamura
健二 中村
Hiroshi Ashida
弘 芦田
Mitsunori Tanabe
光徳 田辺
Takashi Ito
崇 伊藤
Toshimoto Koganei
稔元 小金井
Tetsuo Yokoyama
哲夫 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OOGAWARA KAKOKI KK
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
OOGAWARA KAKOKI KK
Takeda Chemical Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 冷却造粒方法と装置を提供する。 【解決手段】 原液Aを噴霧微粒化するとともに、装置
10下部に噴霧微粒子よりさらに微細な微粉2からなる
流動層13を形成し、装置10下部から流動層13を介
して導入される冷風Bにより噴霧液を冷却してゲル状微
粒子とし、このゲル状微粒子が流動層13の微粉2と接
触して、ゲル状微粒子に微粉が付着した顆粒状製品を製
造する。原液Aの噴霧微粒化手段11として回転円盤方
式又はノズル方式を採用し、回転円盤又はノズルの周辺
部に温風Cを導入し、装置10の上部または装置10の
側部から排気する。冷却造粒室10と、冷却造粒室10
の上部に設置された噴霧微粒化手段11と、噴霧微粒化
手段11の周辺部に温風Cを導入する温風導入手段12
と、冷却造粒室12の下部に形成された、冷風Bにより
微粉2を流動化している流動層13とを備えた冷却造粒
装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品、飼料、医薬
品などの成分を含む冷却によりゲル化する物質を加温す
ることにより液状物質として噴霧し、冷風により冷却し
てゲル化を促進させるとともに、ゲル状微粒子の表面に
所定の微粉をまぶして(付着させて)装置壁面への付着
を防止して、ハンドリング容易な顆粒を得ることができ
る冷却造粒方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図8に示すような冷却造粒装置が
知られている。この装置においては、冷却によりゲル化
する物質を加温して液状とした原液Aを噴霧盤1により
噴霧微粒化するとともに、装置下部から導入される冷風
Bにより噴霧液を冷却してゲル状微粒子(顆粒)とし、
このゲル状微粒子と装置下部で冷風Bにより流動化して
いるデンプン、シリカ等の微粉2とが接触して、ゲル状
微粒子に微粉が付着した顆粒状製品が製造されている
(特公昭45−10958号公報、特公平4−2868
4号公報及び特表昭64−500197号公報等を参
照)。
【0003】しかしながら、図8の装置においては、冷
却によりゲル化する物質を加温し液状物質として噴霧微
粒化する際、噴霧液滴の流れによって気流が発生し、周
辺の冷却空気を巻き込むため、噴霧盤1の噴霧部分およ
び噴霧液が冷却されて、液粘度が上昇し、噴霧微粒化が
困難となるほか、図9のような繊維状物などの不定形物
が発生することがあった。また、原液を高温にすると、
顆粒のゲル化が不十分な内に顆粒が微粉と接触するため
に、図10に示すように、顆粒5の表面ばかりでなく、
内部にも微粉2が入り込み、生成される顆粒のうち、微
粉量が多くなって主成分の含有量が低下するという問題
があった。
【0004】上記の問題を解決するため、装置内に供給
する微粉の量を少なくすると、顆粒表面における粘着状
態が残り、装置壁面に未固化物が付着するという問題が
発生する。特に、噴霧微粒化手段として回転円盤を使用
した噴霧方式では、遠心力を利用して原液を噴霧微粒化
するため、回転円盤から半径方向に液滴が飛散し、微粉
の希薄な部分を通過する。従って、図8に示すように、
回転円盤の周辺の装置壁面に帯状に大量の付着生成物3
が発生した。
【0005】このように、回転円盤による噴霧方式では
液滴が微粉と接触する機会が少なく、顆粒全表面に均一
に微粉をまぶすことが困難であり、また、回転円盤の周
辺の装置壁面への付着を避けるためには、装置の直径が
大きいものが必要となるという問題がある。
【0006】また、図8に示すような従来の冷却造粒装
置においては、冷却用空気と流動用空気とを兼用してい
るため、噴霧液滴の冷却・ゲル化と微粉の流動のために
最適な空気の量および空気温度の範囲が小さく、その範
囲を選定することが困難であるという問題が生じる。さ
らに、図8に示す従来の装置においては、装置下部に設
けた流動層に大量の微粉2をため、大量の冷風Bにより
微粉2の流動化を行なっているが、この方式の装置で
は、原液使用量に対して過剰の微粉が必要であり、送風
機、排風機、冷凍機などの設備が大型化するという問題
が生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明は
上記した従来の課題に鑑みてなされたものであり、顆粒
形状が球形で、表面にのみ微粉が付着された顆粒を製造
することができるとともに、冷却造粒用ガスの量・温度
のコントロール範囲が大きくかつ容易である冷却造粒方
法と装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明によれ
ば、冷却によりゲル化する物質を加温して液状とした原
液を噴霧微粒化するとともに、装置下部に噴霧微粒子よ
りさらに微細な微粉からなる流動層を形成し、装置下部
から該流動層を介して導入される冷風により噴霧液を冷
却してゲル状微粒子とし、このゲル状微粒子が該流動層
の微粉と接触して、ゲル状微粒子に微粉が付着した顆粒
状製品を製造する冷却造粒方法であって、前記原液の噴
霧微粒化手段として回転円盤方式又はノズル方式を採用
するとともに、前記回転円盤又はノズルの周辺部に温風
を導入し、かつ、装置上部または装置側部から排気する
ことを特徴とする冷却造粒方法、が提供される。
【0009】また本発明によれば、冷却造粒室と、該冷
却造粒室の上部に設置された回転円盤方式又はノズル方
式の噴霧微粒化手段と、該噴霧微粒化手段の周辺部に温
風を導入する温風導入手段と、該冷却造粒室の下部に形
成された、冷風により微粉を流動化している流動層と、
を備えたことを特徴とする冷却造粒装置、が提供され
る。
【0010】本発明においては、噴霧微粒化手段の周辺
部に導入する温風が、原液のゲル化温度以上の温度を有
することが、噴霧液の好適な冷却ゲル化の点から好まし
い。また、流動層の流動化用冷風に加えて、更に装置下
部より噴霧液の冷却用冷風を導入することが、噴霧液の
冷却ゲル化を最適にする冷風量、冷風温度のコントロー
ル範囲が大きくなり、そのため、コントロールを容易に
行なうことが可能となり、好ましい。さらに、装置壁面
部の微粉濃度が高くなるように、外部より微粉を装置内
に導入することが好ましい。又、この場合は装置を小型
化することができる。
【0011】また、冷却造粒室の下部に形成された流動
層の流動化風速を増大させることにより、流動層の微粉
を吹き飛ばし、微粉より粒径の大きな顆粒を残す粗分級
手段と、粗分級手段で粗分級され残った顆粒を熱風によ
り乾燥する乾燥手段を備えることにより、同一装置にお
いて、顆粒の粗分級および乾燥を行なうことができ、好
ましい。さらに、装置上部又は装置側部からの排気を、
循環手段により循環使用することもできる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明では、原液の噴霧微粒化手
段として回転円盤方式又はノズル方式を採用し、回転円
盤又はノズルの周辺部に温風を導入し、かつ、装置上部
または装置側部から排気している。このため、装置内の
温度分布として、図2に示すように、噴霧微粒化部分の
温度が高くなって原液のゲル化速度が抑制されることに
より、表面張力で球形の液滴が形成され、この球形の液
滴が冷風および微粉と接触して、図3のような微粉が表
面のみに付着した球形の顆粒状製品を生成させる。
【0013】図1は、本発明に係る冷却造粒装置の一例
を示す説明図であり、10は冷却造粒室であり、冷却造
粒室10の上部には、回転円盤方式の原液Aの噴霧微粒
化手段11が設置されている。噴霧微粒化手段11の周
辺部には温風Cを導入する温風導入手段12が設けら
れ、また、冷却造粒室10の下部には、冷風Bにより多
孔板21上で微粉2を流動化している流動層13が形成
されている。
【0014】冷却造粒室10の側部には、流動層13で
流動化している微粉2とは別の微粉14を冷却造粒室1
0内に導入する微粉導入手段15が設けられている。ま
た、冷却造粒室10の頂部には排気口16が設けられて
おり、少量の微粉を同伴した排風が排出され、サイクロ
ン17により固気分離されて、微粉は冷却造粒室10の
側部18から再び導入され、一方気体はバグフィルター
19、排気ブロワ20を介して外気に排出される。
【0015】原液Aが噴霧微粒化手段11により半径方
向に噴霧されると、噴霧微粒化手段11の周辺部から温
風導入手段12により温風Cが導入され、噴霧微粒化手
段11の周辺部の温度を高くする。そうすると、図2に
示すように、噴霧微粒化手段11の周辺部の温度が高く
なって噴霧液のゲル化速度が抑制されることにより、球
形の液滴が形成され、この球形の液滴が冷風Bおよび微
粉2、微粉14と接触して、表面にのみ微粉がまぶされ
た球形の顆粒状物が生成する。
【0016】生成した球形の顆粒状物は、次いで粗分級
および乾燥される。粗分級は、顆粒状物(粒径100〜
500μm程度)と流動層13の微粉(粒径10〜50
μm程度)との終末沈降速度の差(粒度の違いによる)
を利用するものであり、流動層13に吹き込む冷風の流
動化風速を増大することにより、微粉を吹き飛ばし、層
内に微粉より粒径の大きな顆粒状物のみを残す粗分級を
行なう。粗分級後、流動層13の流動化用冷風の代りに
熱風を導入して、顆粒状物の乾燥を行なう。次に、これ
を篩などの分級手段26を通過させることにより、製品
とされる。
【0017】本発明においては、図2に示すように、温
風C、冷風Bともに旋回流で導入し、噴霧微粒化手段1
1の周辺部分の温度が高く、さらにその周辺部分及び下
方部(底部)の温度は低くなるように、装置(冷却造粒
室)10内の温度分布をもたせる。さらに本発明では、
微粉が装置(冷却造粒室)10の壁面部分において高濃
度となるように、外部より微粉14を冷却造粒室10内
に導入し、原液Aの噴霧微粒化手段11の周辺部分は微
粉2、14が希薄な雰囲気となり、噴霧された液滴がゲ
ル化がある程度進んだ状態で微粉2、14と接触するよ
うにした。このため、液滴が装置壁面に付着することな
く、ゲル状微粒子(顆粒)の表面にほぼ一層で微粉が付
着することができ、得られる顆粒状製品の主成分の含有
率を高くすることができ、しかも微粉の消費量を少なく
することができる。
【0018】微粉14の供給方式としては、図4に示す
ように、空円錐状の噴霧パターンをもつ粉体ノズル22
を使用する場合、あるいは、図5に示すように、冷却造
粒室10の円錐部23または直胴部24から接線方向に
供給する手法などが、好ましいものとして挙げられる。
【0019】本発明の冷却造粒装置において、下部に形
成する流動層13の構造としては、図6のように、多孔
板21の下部から副冷風Fを導入して微粉2を流動化し
流動層13を形成するとともに、多孔板21を貫通して
主冷風Eの供給管25を設け、供給管25の冷風吹出し
部の上方に傘部材27を設けた構造、あるいは、図7に
示すように、流動層13の上部に旋回スリット28を設
置して旋回流を起こす構造が望ましい。図6〜7のよう
に、流動層部分を従来より小さく形成し、しかも冷風吹
出速度を最小流動化風速以上、好ましくは10倍以上と
し、冷風吹出し部が旋回流を起こす構造とすると、微粉
が冷却造粒室10の壁面において高濃度となり、好まし
い。
【0020】本発明で用いる冷却によりゲル化する物質
の例としては、ゼラチン、カゼインなどのたんぱく質、
アラビアゴム、セルロース化合物、デキストリン、多糖
類、ポリビニルアルコール(PVA)、ヒドロキシプロ
ピルセルロース(HPC)などの高分子化合物を挙げる
ことができる。また、ゲル化物質に分散させる物質の例
としては、ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB6な
どの水溶性ビタミン類、ビタミンA、ビタミンD、ビタ
ミンEなどの脂溶性ビタミン類、精油、食品、飼料、医
薬品、農薬、色素などを挙げることができる。
【0021】ゲル状微粒子の表面に付着する微粉として
は、シリカ、ケイ酸ソーダ、ケイ酸カルシウム、カーボ
ン、タルク、アルミナ、デンプンなどを挙げることがで
きる。ゲル状微粒子の表面に付着する量は最小量で、で
きるだけゲル状微粒子の表面に一層の付着となることが
望ましく、そのためには、微粉の分散性、流動性がよ
く、粒度が細かいこと、例えばゲル状微粒子の1/10
以下の粒径であることが望ましい。
【0022】本発明において、微粉の流動化、噴霧液の
冷却に用いる冷風、あるいは噴霧微粒化手段の周辺部に
導入する温風としては、空気のほか、窒素ガス、炭酸ガ
ス、アルゴンガス、ヘリウムガスなどを使用することが
できる。また、装置(冷却造粒室)からの排気を、図1
に示すように、サイクロン17、バグフィルタ19、排
気ブロワ20、冷凍機29あるいはヒータ30などを介
して、冷風または温風として循環使用することもでき
る。
【0023】冷風または温風の温度は、原液のゲル化温
度との関係で決定されるが、温風の温度としては原液の
ゲル化温度以上の温度が好ましく、例えば、原液のゲル
化温度が40℃の場合、温風温度は40〜110℃が好
ましく、40〜90℃がさらに好ましい。また、冷風温
度は−5〜30℃が好ましく、5〜20℃がさらに好ま
しい。
【0024】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて更に詳しく
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
【0025】(実施例1)水259重量部に攪拌しなが
らゼラチン57重量部を加え、1時間膨潤させた。これ
にあらかじめ65℃で溶融させたビタミンAアセテート
52重量部(2.8×106 国際単位/g)とエトキシ
キン10重量部、さらにグリセリン17重量部を混合
し、60〜65℃で乳化した。噴霧微粒化手段として選
んだ回転円盤の周辺部に温風を60℃で導入し、回転数
を5000rpmに調整した。冷却造粒室の下部から、
循環再使用する装置からの冷排気を入れ、冷却造粒室内
の温度が10〜15℃になるように調整した。
【0026】以上において、上記の乳化液を回転円盤に
て噴霧した。噴霧中、同時に、冷却造粒室の円錐部から
とうもろこし澱粉を冷却造粒室内壁部の澱粉濃度が濃く
なるように接線方向に導入した。予定量の乳化液を噴霧
後、冷却造粒室の下部からの冷風量を多くすることによ
り、得た顆粒と微粉とを粗分級した後、冷風からヒータ
ーにより80〜90℃に加熱された熱風に切替え乾燥を
行なった。乾燥された少量の微粉と顆粒とを装置から取
り出し、ふるいにより微粉と顆粒とを精密に分級した。
得られた顆粒は平均粒子径が237μmの自由流動性の
球形顆粒であり、ビタミンA含量が793000国際単
位/gであった。
【0027】(実施例2)水360重量部に攪拌しなが
らゼラチン75重量部を加えて1時間膨潤させ、さら
に、デキストリン67重量部を加え、これにあらかじめ
65℃で溶融させたビタミンAアセテート52重量部
(2.8×106 国際単位/g)とdl−α−トコフェ
ノール2重量部を混合し、60〜65℃で乳化した。こ
の乳化液から、実施例1と同操作にて顆粒を得た。得ら
れた顆粒は、平均粒子径が240μmの自由流動性の球
形顆粒であり、ビタミンA含量が530000国際単位
/gであった。
【0028】(比較例1)回転円盤の周辺部に温風を導
入せずに、冷却造粒室内の温度が10〜15℃になるよ
うに調整後、実施例1と同組成の乳化液を回転円盤の回
転数を5000rpmとして噴霧したが、繊維状の不定
形物が発生し、噴霧不可となった。
【0029】(実施例3)大豆硬化油450重量部を8
0℃で溶融し、これに親油性界面活性剤を50重量部
と、さらにL−アスコルビン酸550重量部を混合し、
80℃で乳化した。この乳化液から公知の噴霧造粒法に
て油脂被覆粒子を得た。次に、水475重量部に攪拌し
ながらゼラチン25重量部を加え50℃で溶解した、ゼ
ラチン溶液中にさらに上記の油脂被覆粒子100重量部
を分散した。この分散液から、実施例1と同操作にて水
溶性ビタミン顆粒を得た。得られた顆粒は平均粒子径が
280μmの自由流動性の球形顆粒であり、L−アスコ
ルビン酸含量が20%であった。
【0030】(実施例4)大豆硬化油450重量部を8
0℃で溶融し、これに親油性界面活性剤を50重量部
と、さらに硝酸チアミン550重量部を混合し、80℃
で乳化した。この乳化液から公知の噴霧造粒法にて油脂
被覆粒子を得た。次に、水475重量部に攪拌しながら
ゼラチン25重量部を加え50℃で溶解した、ゼラチン
溶液中にさらに上記の粒子100重量部を分散した。こ
の分散液から、実施例1と同操作にて水溶性ビタミン顆
粒を得た。得られた顆粒は平均粒子径が270μmの自
由流動性の球形顆粒であり、硝酸チアミン含量が30%
であった。
【0031】(実施例5)大豆硬化油450重量部を8
0℃で溶融し、これに親油性界面活性剤を50重量部
と、さらに塩酸ピリドキシン550重量部を混合し、8
0℃で乳化した。この乳化液から公知の噴霧造粒法にて
油脂被覆粒子を得た。次に、水475重量部に攪拌しな
がらゼラチン25重量部を加え50℃で溶解した、ゼラ
チン溶液中にさらに上記の粒子100重量部を分散し
た。この分散液から、実施例1と同操作にて水溶性ビタ
ミン顆粒を得た。得られた顆粒は平均粒子径が270μ
mの自由流動性の球形顆粒であり、塩酸ピリドキシン含
量が30%であった。
【0032】(比較例2)大豆硬化油450重量部を8
0℃で溶融し、これに親油性界面活性剤を50重量部
と、さらにL−アスコルビン酸550重量部を混合し、
80℃で乳化した。この乳化液から公知の噴霧造粒法に
て油脂被覆粒子を得た。
【0033】(比較例3)大豆硬化油450重量部を8
0℃で溶融し、これに親油性界面活性剤を50重量部
と、さらに硝酸チアミン550重量部を混合し、80℃
で乳化した。この乳化液から公知の噴霧造粒法にて油脂
被覆粒子を得た。
【0034】(比較例4)大豆硬化油450重量部を8
0℃で溶融し、これに親油性界面活性剤を50重量部
と、さらに塩酸ピリドキシン550重量部を混合し、8
0℃で乳化した。この乳化液から公知の噴霧造粒法にて
油脂被覆粒子を得た。
【0035】(試験例1)実施例3〜5で得られた水溶
性ビタミン顆粒と比較例2〜4で得られた油脂被覆粒子
について圧縮試験を実施した。試験はオートグラフ(島
津オートグラフ AG−5000型)に水溶性ビタミン
顆粒又は油脂被覆粒子を約30g量り込み、上面に1.
7Kg/cm2の荷重を加え、5分間維持する方法にて
実施した。その結果を表1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】(試験例2)実施例4〜5で得られた水溶
性ビタミン顆粒について、官能試験を実施した。試験は
実施例で得られた顆粒については50mg(硝酸チアミ
ン、塩酸ピリドキシンとも含量は30%)、対照として
選んだ硝酸チアミン(日本薬局方)および塩酸ピリドキ
シン(日本薬局方)については15mgを口中に10秒
間含んだ後、水100mlとともに服用する方法で実施
し、この時の苦み(硝酸チアミン)、収斂味(塩酸ピリ
ドキシン)の程度を±〜++で表した。その結果を表2
に示す。
【0038】
【表2】
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
装置が大型あるいは小型にかかわらず、顆粒形状が球形
で、表面にのみ微粉が付着された顆粒をロスを少なくし
て製造することができ、かつ、冷却造粒用ガスの量・温
度のコントロール範囲が大きく、そのためコントロール
が容易であるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る冷却造粒装置の一例を示す説明
図である。
【図2】 本発明に係る冷却造粒装置の装置内温度分布
を示す概要図である。
【図3】 本発明により製造される顆粒状製品の例を示
す断面図である。
【図4】 外部からの微粉の供給方式の一例を示す説明
図である。
【図5】 外部からの微粉の供給方式の他の例を示す説
明図である。
【図6】 本発明の装置下部に形成する流動層の一例を
示す断面説明図である。
【図7】 本発明の装置下部に形成する流動層の他の例
を示す断面説明図である。
【図8】 従来の冷却造粒装置の例を示す断面説明図で
ある。
【図9】 従来装置により製造される顆粒状製品の一例
を示す断面図である。
【図10】従来装置により製造される顆粒状製品の他の
例を示す断面図である。
【符合の説明】
2…微粉、10…冷却造粒室、11…回転円盤方式の噴
霧微粒化手段、12…温風導入手段、13…流動層、1
4…微粉、15…微粉導入手段、16…排気口、17…
サイクロン、18…冷却造粒室の側部、19…バグフィ
ルター、20…排気ブロワ、21…多孔板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // A23L 1/06 A23L 1/06 (72)発明者 田辺 光徳 大阪府泉北郡忠岡町高月南2丁目7番19号 (72)発明者 伊藤 崇 神奈川県横浜市都筑区池辺町3847 大川原 化工機株式会社内 (72)発明者 小金井 稔元 神奈川県横浜市都筑区池辺町3847 大川原 化工機株式会社内 (72)発明者 横山 哲夫 神奈川県横浜市都筑区池辺町3847 大川原 化工機株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却によりゲル化する物質を加温して液
    状とした原液を噴霧微粒化するとともに、装置下部に噴
    霧微粒子よりさらに微細な微粉からなる流動層を形成
    し、装置下部から該流動層を介して導入される冷風によ
    り噴霧液を冷却してゲル状微粒子とし、このゲル状微粒
    子が該流動層の微粉と接触して、ゲル状微粒子に微粉が
    付着した顆粒状製品を製造する冷却造粒方法であって、 前記原液の噴霧微粒化手段として回転円盤方式又はノズ
    ル方式を採用するとともに、前記回転円盤又はノズルの
    周辺部に温風を導入し、かつ、装置上部または装置側部
    から排気することを特徴とする冷却造粒方法。
  2. 【請求項2】 前記噴霧微粒化手段の周辺部に導入する
    温風が、前記原液のゲル化温度以上の温度を有する請求
    項1に記載の冷却造粒方法。
  3. 【請求項3】 前記流動層の流動化用冷風に加えて、更
    に装置下部より噴霧液の冷却用冷風を導入する請求項1
    又は2に記載の冷却造粒方法。
  4. 【請求項4】 さらに、装置壁面部の微粉濃度が高くな
    るように、外部より微粉を装置内に導入する請求項1〜
    3のいずれかに記載の冷却造粒方法。
  5. 【請求項5】 冷却造粒室と、 該冷却造粒室の上部に設置された噴霧微粒化手段と、 該噴霧微粒化手段の周辺部に温風を導入する温風導入手
    段と、 該冷却造粒室の下部に形成された、冷風により微粉を流
    動化している流動層と、を備えたことを特徴とする冷却
    造粒装置。
  6. 【請求項6】 前記冷却造粒室の下部に、微粉流動化用
    冷風とは別に冷風導入手段を備えた請求項5に記載の冷
    却造粒装置。
  7. 【請求項7】 さらに、冷却造粒室壁面部の微粉濃度が
    高くなるように、外部より冷却造粒室内に微粉を導入す
    る微粉導入手段を備えた請求項5又は6に記載の冷却造
    粒装置。
  8. 【請求項8】 冷却造粒室の下部に形成された流動層の
    流動化風速を増大させることにより、流動層の微粉を吹
    き飛ばし、該微粉より粒径の大きな微粒子を残す粗分級
    手段と、該粗分級手段で粗分級され残った微粒子を熱風
    により乾燥する乾燥手段を備えた請求項5〜7のいずれ
    かに記載の冷却造粒装置。
  9. 【請求項9】 前記装置上部又は装置側部からの排気を
    循環使用するための循環手段を備えた請求項5〜8のい
    ずれかに記載の冷却造粒装置。
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