JPH0922112A - 感放射線性樹脂組成物 - Google Patents

感放射線性樹脂組成物

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JPH0922112A
JPH0922112A JP17082695A JP17082695A JPH0922112A JP H0922112 A JPH0922112 A JP H0922112A JP 17082695 A JP17082695 A JP 17082695A JP 17082695 A JP17082695 A JP 17082695A JP H0922112 A JPH0922112 A JP H0922112A
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JP
Japan
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carbon atoms
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represented
hydrogen atom
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JP17082695A
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English (en)
Inventor
Katsumi Inomata
克巳 猪俣
Masahiro Akiyama
将宏 秋山
Toshiyuki Ota
利幸 大田
Akira Tsuji
昭 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0922112A publication Critical patent/JPH0922112A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 アルカリ可溶性樹脂および、例えば下記式
(1)で表される1,2−キノンジアジド化合物を含有
する感放射線性樹脂組成物またはアルカリ可溶性樹脂、
例えば下記式(2)で表される溶解促進剤および1,2
−キノンジアジド化合物を含有する感放射線性樹脂組成
物。 【化1】 【化2】 【効果】 現像性に優れているとともに、感度にも優
れ、特にフォーカス許容性が著しく改善される。そのた
め高集積度の集積回路作製用レジストとして好適に使用
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルカリ可溶性樹脂を
含有する感放射線性樹脂組成物に関する。さらに詳しく
はg線、i線等の紫外線、KrFエキシマレーザー等の
遠紫外線、シンクロトロン放射線等のX線、電子線等の
荷電粒子線の如き各種放射線、特に紫外線、遠紫外線に
感応する高集積回路作製用レジストとして好適な感放射
線性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポジ型レジストは、集積回路の製造にお
いて多く用いられているが、近年における集積回路の高
集積化に伴って、より解像度の向上したレジストパター
ンを形成できるポジ型レジストが望まれている。
【0003】一般にポジ型レジストの解像度を向上させ
るためのレジスト材料の改良方法としては、例えばレジ
ストに用いられるアルカリ可溶性樹脂の分子量を低下さ
せる方法があるが、この場合にはレジストの耐熱性が低
下するといった問題が生じる。他方、プロセス改良によ
る解像度の向上としてステッパーの開口係数(NA)を
大きくする方法があるが、この場合には焦点深度(フォ
ーカス許容性)が狭くなる問題が生じるため、同時にレ
ジスト材料の改良が必要であり、例えばフォーカス許容
性を向上させるためにキノンジアジド化合物の添加量を
増やすことがその1つの対応法である。しかしながら、
キノンジアジド化合物の添加量を増やすと現象性は悪化
することになる。このように、ポジ型レジストは、ある
性能を向上させると別の性能が低下するので、高解像
度、良好なフォーカス許容性および微細なパターンでの
良好な現像性を同時に備えたポジ型レジストが望まれて
いる。
【0004】そして、特開平1−189644号公報や
特開平4−284454号公報には、1,2−キノンジ
アジド化したトリス(ヒドロキシフェニル)メタン系化
合物を使用するポジ型レジストが提案されているが、フ
ォーカス許容性等の点で、必ずしも実用的に十分とはい
えない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、新規
な感放射線性樹脂組成物を提供することにある。本発明
の他の目的は、スカムの発生が有効に抑制され、現象性
に優れ、高感度で、特に良好なフォーカス許容性を備え
たポジ型レジストとして好適な感放射線性樹脂組成物を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的は、本
発明によれば、 (i)アルカリ可溶性樹脂 (ii)下記式(1)および/または下記式(2)
【0007】
【化5】
【0008】[式(1)中、X1〜X10は、それぞれ相
互に同一または異なり、水素原子、炭素数1〜6のアル
キル基、炭素数3〜10のシクロアルキル基、炭素数1
〜4のアルコキシル基、炭素数6〜20のアリール基ま
たはヒドロキシル基であり、Y 1〜Y5は同一または異な
り、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜
10のシクロアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシル
基、炭素数6〜20のアリール基または−CH2OH基
であり、Rは、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基ま
たは炭素数6〜20のアリール基であり、Aは単結合、
炭素数1〜4のポリメチレン基、炭素数3〜10のシク
ロアルキレン基またはフェニレン基で表される基であ
り、そしてX1〜X5の少なくとも1つおよびX6〜X10
の少なくとも1つはヒドロキシル基であり、Y1〜Y5の
少なくとも1つは、−CH2OHである。]
【0009】
【化6】
【0010】[式(2)中、X1〜X10およびY1〜Y5
の定義は前記式(1)に同じである。]で表される溶解
促進剤および (iii)1,2−キノンジアジド化合物を含有するこ
とを特徴とする感放射線性樹脂組成物(以下、「第1の
発明」という)および (i)アルカリ可溶性樹脂、ならびに (ii)下記式(3)および/または下記式(4)
【0011】
【化7】
【0012】[式(3)中、X11〜X20は、それぞれ相
互に同一または異なり、水素原子、炭素数1〜6のアル
キル基、炭素数3〜10のシクロアルキル基、炭素数1
〜4のアルコキシル基、炭素数6〜20のアリール基ま
たは−ODで示される基(但し、Dは水素原子または
1,2−キノンジアジド基を含有する有機基である。)
であり、Y11〜Y15は、同一または異なり、水素原子、
炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜10のシクロア
ルキル基、炭素数1〜4のアルコキシル基、炭素数6〜
20のアリール基または−CH2OH基であり、Rは、
水素原子、炭素数1〜4のアルキル基またはアリール基
であり、Aは単結合、炭素数1〜4のポリメチレン基、
炭素数3〜10のシクロアルキレン基、フェニレン基で
表される基である。但し、X11〜X15の少なくとも1つ
およびX16〜X20の少なくとも1つは−ODで示される
基であり、これら−ODで示される複数個のDの少なく
とも1つは、1,2−キノンジアジド基を含有する有機
基であり、Y11〜Y15の少なくとも1つは、−CH2O
Hである。]
【0013】
【化8】
【0014】[式(4)中、X11〜X20およびY11〜Y
15の定義は前記式(3)に同じである。]で表される
1,2−キノンジアジド化合物を含有することを特徴と
する感放射線性樹脂組成物(以下、「第2の発明」とい
う)によって達成される。以下、本発明を具体的に説明
するが、これにより本発明の目的、構成および効果が明
確になるであろう。
【0015】アルカリ可溶性樹脂 第1の発明および第2の発明(以下、これらを合わせて
「本発明」という)において用いられるアルカリ可溶性
樹脂(以下、「樹脂(A)」という。)としては、例え
ばノボラック樹脂、ポリビニルフェノールまたはその誘
導体、スチレン−無水マレイン酸共重合体またはその誘
導体、ポリビニルヒドロキシベンゾエート、カルボキシ
ル基含有メタアクリル酸系樹脂等を挙げることができ
る。
【0016】樹脂(A)は、前記例示に代表される樹脂
を単独または2種以上組み合わせて用いることができ
る。好ましい樹脂(A)としては、ノボラック樹脂を挙
げることができる。このようなノボラック樹脂は、下記
式(5)
【0017】
【化9】
【0018】[式(5)中、nは0〜3の整数であ
る。]で示されるフェノール類とモノアルデヒド化合物
やビスアルデヒド化合物で示されるアルデヒド類とを重
縮合することによって得られる。
【0019】上記フェノール類としては、例えばフェノ
ール、o−クレゾール、m−クレゾール、p−クレゾー
ル、2,3−キシレノール、2,5−キシレノール、3,
4−キシレノール、3,5−キシレノール、2,3,5−
トリメチルフェノール、3,4,5−トリメチルフェノー
ル等を好ましいものとして挙げることができる。特に、
m−クレゾール、p−クレゾール、2,3−キシレノー
ル、2,5−キシレノール、3,4−キシレノール、3,
5−キシレノールおよび2,3,5−トリメチルフェノー
ルが好ましい。これらのフェノール類は、単独でまたは
2種以上組み合わせて用いられる。
【0020】フェノール類を2種以上組み合わせて用い
る場合は、例えばm−クレゾール/2,3−キシレノー
ル/3,4−キシレノール=20〜95/5〜80/0
〜75(重量比)、またはm−クレゾール/2,3,5−
トリメチルフェノール/2,3−キシレノール=20〜
95/5〜80/0〜75(重量比)の組み合わせが特
に好ましい。
【0021】また、前記フェノール類と重縮合させるモ
ノアルデヒド類としては、例えばホルムアルデヒド、ト
リオキサン、パラホルムアルデヒド、ベンズアルデヒ
ド、アセトアルデヒド、プロピルアルデヒド、フェニル
アセトアルデヒド、α−フェニルプロピルアルデヒド、
β−フェニルプロピルアルデヒド、o−ヒドロキシベン
ズアルデヒド、m−ヒドロキシベンズアルデヒド、p−
ヒドロキシベンズアルデヒド、o−クロロベンズアルデ
ヒド、m−クロロベンズアルデヒド、p−クロロベンズ
アルデヒド、o−ニトロベンズアルデヒド、m−ニトロ
ベンズアルデヒド、p−ニトロベンズアルデヒド、o−
メチルベンズアルデヒド、m−メチルベンズアルデヒ
ド、p−メチルベンズアルデヒド、p−エチルベンズア
ルデヒド、p−n−ブチルベンズアルデヒド、フルフラ
ール等を挙げることができる。また、ビスアルデヒド類
としては、グリオキサール、グルタルアルデヒド、テレ
フタルアルデヒド、イソフタルアルデヒド等を挙げるこ
とができる。これらのうち、ホルムアルデヒドを特に好
適に用いることができる。
【0022】なお、前記ホルムアルデヒドとしては、例
えばホルマリン、トリオキサン、パラホルムアルデヒド
等のホルムアルデヒド類またはメチルヘミホルマール、
エチルヘミホルマール、プロピルヘミホルマール、ブチ
ルヘミホルマール、フェニルヘミホルマール等のヘミホ
ルマール類をその原料として使用することができる。こ
れらのうち、ホルマリンとブチルヘミホルマールが特に
好適に用いられる。これらのアルデヒド類も単独でまた
は2種以上を組み合わせて用いることができる。このア
ルデヒド類の使用量は、フェノール類1モルに対し、
0.7〜3モルが好ましく、より好ましくは0.8〜1.
5モルである。
【0023】フェノール類とアルデヒド類との重縮合の
反応には、通常、酸性触媒が使用される。この酸性触媒
としては、例えば塩酸、硝酸、硫酸、ギ酸、シュウ酸、
酢酸等を挙げることができる。これらの酸性触媒の使用
量は、通常、フェノール類1モルに対し、1×10-5〜
5×10-1モルである。
【0024】重縮合の反応においては、通常、反応媒質
として水が使用されるが、反応に用いられるフェノール
類がアルデヒド類の水溶液に溶解せず、反応初期から不
均一系になる場合は、反応媒質として親水性溶媒を使用
することもできる。これらの親水性溶媒としては、例え
ばメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール
等のアルコール類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等
の環状エーテル類が挙げられる。これらの反応媒質の使
用量は、通常、反応原料100重量部当り、20〜1,
000重量部である。
【0025】重縮合の反応温度は、原料の反応性に応じ
て適宜調整することができるが、通常10〜200℃で
ある。重縮合の反応方法としては、フェノール類、アル
デヒド類、酸性触媒等を一括して仕込む方法および酸性
触媒の存在下にフェノール類、アルデヒド類等を反応の
進行とともに加えていく方法等を適宜採用することがで
きる。重縮合の反応終了後、系内に存在する未反応原
料、酸性触媒、反応媒質等を除去するために、一般的に
は、反応系の温度を130〜230℃に上昇させ、減圧
下で揮発分を除去し、ノボラック樹脂を回収する。
【0026】また本発明において使用するノボラック樹
脂のポリスチレン換算重量平均分子量(以下、「Mw」
という。)は、本発明の組成物を基板へ塗布する際の作
業性、レジストとして使用する際の現像性、感度および
耐熱性の点から、2,000〜20,000であることが
好ましく、特に3,000〜15,000であることが特
に好ましい。
【0027】なお、特にMwの高いノボラック樹脂を得
るためには、前記の方法等により得られたノボラック樹
脂を、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテー
ト、3−メトキシプロピオン酸メチル、ジオキサン、メ
タノール、酢酸エチル等の良溶媒に溶解した後、水、n
−ヘキサン、n−ヘプタン等の貧溶媒を混合し、ついで
析出する樹脂溶液層を分離し、高分子量のノボラック樹
脂を回収すればよい。
【0028】式(1)または式(2)で表される溶解促
進剤 第1の発明の組成物は、式(1)または式(2)で表さ
れる溶解促進剤(以下、「特定溶解促進剤」という)を
含有する。また、第2の発明の組成物においても特定溶
解促進剤を含有していてもよい。式(1)および式
(2)中、X1〜X10はそれぞれ相互に同一または異な
り、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜
20のシクロアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシル
基、炭素数6〜20のアリール基またはヒドロキシル基
である。
【0029】ここで、アルキル基としては、具体的には
メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル
基、n−ブチル基、t−ブチル基等を挙げることができ
る。シクロアルキル基としては、シクロペンチル基、シ
クロヘキシル基等を挙げることができる。またアルコキ
シル基としては、具体的にはメトキシ基、エトキシ基、
プロポキシ基等を挙げることができる。アリール基とし
ては、フェニル基、トルイル基、ナフチル基等を挙げる
ことができる。
【0030】式(1)および式(2)中、Y1〜Y5はそ
れぞれ相互の同一または異なり、水素原子、炭素数1〜
6のアルキル基、炭素数3〜20のシクロアルキル基、
炭素数1〜4のアルコキシル基、炭素数6〜20のアリ
ール基または−CH2OH基である。ここで、アルキル
基、シクロアルキル基、アルコキシル基およびアリール
基としては前記X1〜X10の場合と同様のものを挙げる
ことができる。
【0031】式(1)中、Rは水素原子、炭素数1〜4
のアルキル基またはアリール基である。ここで、アルキ
ル基およびアリール基としては前記X1〜X10の場合と
同様のものを挙げることができる。
【0032】式(1)中、Aは単結合、炭素数1〜4の
ポリメチレン基、シクロアルキレン基、フェニレン基で
表される基である。ここで、ポリメチレン基としてはエ
チレン基が好ましく、シクロアルキレン基としては、シ
クロペンチル基およびシクロヘキシル基が好ましい。な
お、X1〜X5の少なくとも1つおよびX6〜X10の少な
くとも1つはヒドロキシ基である。また、Y1〜Y5の少
なくとも1つは−CH2OH基である。
【0033】これらの特定溶解促進剤は、下記に示すフ
ェノール類と下記に示すアルデヒドまたはケトン化合物
を酸触媒下、下記の化学反応式に示す縮合反応すること
により合成することができる。この縮合反応の際に用い
るフェノール類の使用量はアルデヒドまたはケトン化合
物1モルに対して2〜10モル、好ましくは3〜5モル
である。
【0034】縮合反応の際に用いる酸触媒としては、塩
酸、硫酸、p−トルエンスルホン酸、塩化亜鉛等が挙げ
られる。このうち、塩酸が特に好ましい。これらの酸触
媒の使用量は、アルデヒドまたはケトン化合物1モルに
対して0.01〜0.5モル、好ましくは0.05〜0.1
モルである。
【0035】縮合反応においては、反応媒質を用いても
用いなくてもよい。反応媒質を用いる場合の溶剤として
は、メタノール、エタノール等のアルコール類、その他
酢酸、ベンゼン、トルエン、キシレン等が挙げられ、こ
れらの反応媒質の使用量は、通常フェノール類100重
量部に対しては50〜100重量部である。
【0036】縮合反応の温度は、原料の反応性に応じて
適宜調整することができるが、通常30℃から反応媒質
または反応原料の還流温度までである。縮合反応終了
後、反応混合物を有機溶媒に溶解させ、脱金属イオン処
理としてイオン交換水を用いて洗浄し、再結晶法または
再沈澱法により特定溶解促進剤を精製する。この際用い
る有機溶媒としては、特定溶解促進剤を溶解し、水と混
合して分液できるものであれば特に制限されないが、メ
チルイソブチルケトン、酢酸エチル等が具体例として挙
げられる。
【0037】また、他の精製方法として反応混合物をイ
オン交換水に加え、特定溶解促進剤を沈澱させ回収し、
水と混合して分液しない有機溶媒に特定溶解促進剤を溶
解させた後、イオン交換水にこの溶液を加え、特定溶解
促進剤を再沈澱する方法が挙げられる。この時用いられ
る有機溶媒としては、メタノール、アセトン等が具体例
として挙げられる。式(1)についての化学反応式
【0038】
【化10】
【0039】[式中、X1〜X10、R、Y1〜Y5および
Aは式(1)に同じである。]式(2)についての化学反応式
【0040】
【化11】
【0041】[式中、X1〜X10、R、Y1〜Y5は式
(2)に同じである。] 式(1)または式(2)で表される化合物の具体例とし
ては、下記式(6−1)〜(6−35)で表される化合
物を挙げることができる。
【0042】
【化12】
【0043】
【化13】
【0044】
【化14】
【0045】
【化15】
【0046】
【化16】
【0047】第2の発明の場合、特定溶解促進剤の配合
量は、樹脂(A)100重量部あたり、5〜50重量部
であり、好ましくは10〜30重量部である。また、第
1の発明の場合特定溶解促進剤の配合量は、樹脂(A)
100重量部あたり50重量部以下である。
【0048】その他の溶解促進剤 本発明においては、前記樹脂(A)のアルカリ溶解性を
促進する目的で、特定溶解促進剤以外の低分子量のフェ
ノール化合物(以下、「その他の溶解促進剤」とい
う。)を添加することができる。このその他の溶解促進
剤としては、ベンゼン環数が2〜6のフェノール化合物
が好適であり、例えば下記式(7−1)〜(7−8)で
表される化合物を例示することができる。
【0049】
【化17】
【0050】[式(7−1)〜(7−8)中、a、bお
よびcは、それぞれ0〜3の数であり(但し、いずれも
が0の場合は除く。)、x、yおよびzはそれぞれ0〜
3の数であり、そしてa+x≦5、b+y≦5およびc
+z≦5(但し、式(7−3)および(7−4)につい
てはb+y≦4である。)である。] かかるその他の溶解促進剤の配合量は、通常、樹脂
(A)100重度部あたり、50重量部以下である。
【0051】その他のアルカリ可溶性樹脂 本発明において、樹脂(A)のアルカリ可溶性を促進す
る目的で樹脂(A)の一部を低分子量のアルカリ可溶性
樹脂(以下、「樹脂(B)」という。)でおきかえるこ
とができる。
【0052】ここで樹脂(B)としては、例えば低分子
量のアルカリ可溶性ノボラック樹脂またはアルカリ可溶
性ポリヒドロキシスチレンおよびその誘導体を挙げるこ
とができ、低分子量のアルカリ可溶性ノボラック樹脂は
前記のフェノール類とアルデヒド類との重縮合の反応に
よって得られる。このフェノール類としては、前記ノボ
ラック樹脂の合成に用いられるフェノール類として例示
したもの以外に、1−ナフトール、2−ナフトール等を
使用することができる。この場合のアルデヒド類の使用
量は、フェノール類1モルに対して、通常、0.2〜0.
8モルである。またこの重縮合の反応においては、ノボ
ラック樹脂の製造に用いる酸性触媒を用いる。
【0053】樹脂(B)のMwは、200〜2,000
であることが好ましく、300〜1,000であること
が特に好ましい。このような樹脂(B)としては、フェ
ノール/ホルムアルデヒド縮合ノボラック樹脂、m−ク
レゾール/ホルムアルデヒド縮合ノボラック樹脂、p−
クレゾール/ホルムアルデヒド縮合ノボラック樹脂、o
−クレゾール/ホルムアルデヒド縮合ノボラック樹脂、
m−クレゾール/p−クレゾール/ホルムアルデヒド縮
合ノボラック樹脂、ポリヒドロキシスチレン、ヒドロキ
シスチレン−スチレン共重合体等を挙げることができ
る。かかる樹脂(B)の配合量は、一般に、樹脂(A)
100重量部中、50重量部以下である。
【0054】前記式(3)および/または(4)で表さ
れる1,2−キノンジアジド化合物 第2の発明の組成物は、1,2−キノンジアジド化合物
として、前記式(3)および/または式(4)で表され
る1,2−キノンジアジド化合物(以下、「特定1,2−
キノンジアジド化合物」という)を含有する。第1の発
明の組成物においても、特定1,2−キノンジアジド化
合物を含有してもよい。式(3)および式(4)中、X
11〜X20は、それぞれ相互に同一または異なり、水素原
子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜20のシク
ロアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシル基、炭素数
6〜20のアリール基または−ODで示される基(但
し、Dは水素原子または1,2−キノンジアジド基を含
有する有機基である。;以下、「OD基」という。)で
ある。
【0055】ここで、アルキル基、アルコキシル基およ
びアリール基としては、具体的には式(1)および式
(2)中のX1〜X10で挙げた基を挙げることができ
る。Dは、1,2−キノンジアジド基を有する有機基で
あり、具体的には1,2−ベンゾキノンジアジド−4−
スルホニル基、1,2−ナフトキノンジアジド−4−ス
ルホニル基、1,2−ナフトキノンジアジド−5−スル
ホニル基、1,2−ナフトキノンジアジド−6−スルホ
ニル基等の1,2−キノンジアジドスルホニル基を好ま
しいものとして挙げることができる。特に、1,2−ナ
フトキノンジアジド−4−スルホニル基および1,2−
ナフトキノンジアジド−5−スルホニル基が好ましい。
【0056】式(3)および式(4)中、Y11〜Y
15は、それぞれ相互の同一または異なり、水素原子、炭
素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜20のシクロアル
キル基、炭素数1〜4のアルコキシル基、炭素数6〜2
0のアリール基または−CH2OH基である。ここで、
アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシル基および
アリール基としては前記X11〜X20の場合と同様のもの
を挙げることができる。
【0057】式(3)中、Rは水素原子、炭素数1〜4
のアルキル基またはアリール基である。ここで、アルキ
ルおよびアリール基は前記X11〜X20の場合と同様のも
のを挙げることができる。
【0058】式(3)中、Aは単結合、炭素数1〜4の
ポリメチレン基、シクロアルキレン基、フェニレン基で
表される基である。ここで、ポリメチレン基としてはエ
チレン基が好ましく、シクロアルキレン基としては、シ
クロペンチル基およびシクロヘキシル基が好ましい。な
お、X11〜X15の少なくとも1つおよびX16〜X20の少
なくとも1つはOD基であり、これら複数のOD基の少
なくとも1つは、1,2−キノンジアジド基を含有する
有機基である。また、Y11〜Y15の少なくとも1つは、
−CH2OH基である。
【0059】特定1,2−キノンジアジド化合物の具体
例としては、前記式(6−1)〜(6−35)で表され
る化合物において複数のフェノール性水酸基の水素原子
の少なくとも1つが1,2−キノンジアジド基である化
合物を挙げることができる。
【0060】特定1,2−キノンジアジド化合物は、例
えば式(3)または式(4)で表される化合物と1,2
−ナフトキノンジアジドスルホニルハライドとを、例え
ばトリエチルアミン等の塩基性触媒の存在下で反応させ
ることにより得られる。第2の本発明の組成物において
は、特定1,2−キノンジアジド化合物は樹脂(A)1
00重量部当り、2〜40重量部、特に5〜30重量部
の割合で使用することが好ましい。また特定1,2−キ
ノンジアジド化合物は、単独あるいは2種以上を組み合
わせて使用することができる。また、第1の発明の組成
物においては、特定1,2−キノンジアジド化合物は、
樹脂(A)100重量部当り、50重量部以下の割合で
使用することができる。
【0061】その他の1,2−キノンジアジド化合物 第2の発明において、特定1,2−キノンジアジド化合
物と併用して、特定1,2−キノンジアジド化合物以外
の1,2−ベンゾキノンジアジド−4−スルホン酸エス
テル、1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸
エステル、1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホ
ン酸エステル等の1,2−キノンジアジド化合物(以
下、「その他のキノンジアジド化合物」という。)を配
合することができる。第1の発明において、特定1,2
−キノンジアジド化合物を配合しない場合は、その他の
キノンジアジド化合物を配合する。このようなその他の
キノンジアジド化合物としては、例えば2,3,4−トリ
ヒドロキシベンゾフェノン、2,3,4,4'−テトラヒド
ロキシベンゾフェノン、2,2’,3,4,4'−ペンタヒ
ドロキシベンゾフェノン、トリス(4−ヒドロキシフェ
ニル)メタン、1,3,5−トリス(4−ヒドロキシ−
α,α−ジメチルベンジル)ベンゼン、1,1−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)−4’−[1−(4−ヒドロキ
シフェニル)−1−メチルエチル]−1−フェニルエタ
ン、2,4,4−トリメチル−2−(2,4−ジヒドロキ
シフェニル)−7−ヒドロキシクロマン等の1,2−キ
ノンジアジドスルホン酸エステル等を挙げることができ
る。これらの1,2−キノンジアジドスルホン酸エステ
ルとしては、特に1,2−ナフトキノンジアジド−4−
スルホン酸エステルまたは1,2−ナフトキノンジアジ
ド−5−スルホン酸エステルが好ましい。
【0062】第2の本発明の組成物において、その他の
キノンジアジド化合物の配合量は、樹脂(A)100重
量部に対して、好ましくは100重量部以下である。第
1の発明の組成物において、特定キノンジアジド化合物
を配合しない場合、その他の1,2−キノンジアジド化
合物の配合量は、樹脂(A)100重量部に対して2〜
40重量部、好ましくは5〜30重量部の割合で使用す
ることが好ましい。また、本発明の組成物中に占める
1,2−キノンジアジドスルホニル残基の総重量は、組
成物中の全固形分に対する割合として、好ましくは5〜
50重量%、特に好ましくは10〜30重量%となるよ
うに調節される。
【0063】各種配合剤 本発明の組成物には、必要に応じ、増感剤、界面活性剤
等の各種配合剤を配合することができる。
【0064】前記増感剤は、レジストの感度を向上させ
るために配合されるものである。このような増感剤とし
ては、例えば2H−ピリド−(3,2−b)−1,4−オ
キサジン−3(4H)−オン類、10H−ピリド−
(3,2−b)−(1,4)−ベンゾチアジン類、ウラゾ
ール類、ヒダントイン類、パルビツール酸類、グリシン
無水物類、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール類、アロ
キサン類、マレイミド類等を挙げることができる。これ
らの増感剤の配合量は、樹脂(A)100重量部に対
し、好ましくは50重量部以下である。
【0065】また、前記界面活性剤は、組成物の塗布性
や現像性を改良するために配合されるものである。この
ような界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレン
ラウリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテ
ル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポ
リオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリエチレ
ングリコールジラウレート、ポリエチレングリコールジ
ステアレート、メガファックス F171、F172、
F173(商品名、大日本インキ化学工業社製)、フロ
ラード FC430、FC431(商品名、住友スリー
エム社製)、アサヒガード AG710、サーフロン
S−382、SC−101、SC−102、SC−10
3、SC−104、SC−105、SC−106(商品
名、旭硝子社製)、KP341(商品名、信越化学工業
社製)、ポリフロー No.75、No.95(商品名、
共栄社油脂化学工業社製)、NBX−7、NBX−1
4、NBX−15(商品名、ネオス社製)等を挙げるこ
とができる。これらの界面活性剤の配合量は、各種配合
剤を除いた組成物の固形分100重量部当り、好ましく
は界面活性剤の有効成分が2重量部以下である。
【0066】さらに本発明の組成物には、レジストの放
射線照射部の潜像を可視化させ、放射線照射時のハレー
ションの影響を少なくするために、染料や顔料を配合す
ることができ、また接着性を改善するために、接着助剤
を配合することもできる。さらに必要に応じて保存安定
剤、消泡剤等も配合することができる。
【0067】溶剤 第2の発明の組成物は、前述した樹脂(A)および特定
1,2−キノンジアジド化合物ならびに必要に応じ用い
られる特定溶解促進剤、その他の溶解促進剤、樹脂
(B)、その他の1,2−キノンジアジド化合物、各種
配合剤等を、また第1の発明の組成物は、樹脂(A)、
特定溶解促進剤および特定1,2−キノンジアジド化合
物、その他の1,2−キノンジアジド化合物、ならびに
必要に応じて用いられるその他の溶解促進剤、樹脂
(B)、各種配合剤等を、例えば固形分濃度が20〜4
0重量%となるように溶剤に溶解し、孔径0.2μm程
度のフィルターで濾過することによって調製される。
【0068】前記溶剤としては、例えばエチレングリコ
ールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチ
ルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルア
セテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセ
テート、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジ
エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレング
リコールメチルエーテルアセテート、プロピレングリコ
ールプロピルエーテルアセテート、プロピレングリコー
ルメチルエーテルプロピオネート、トルエン、キシレ
ン、メチルエチルケトン、2−ヘプタノン、3−ヘプタ
ノン、4−ヘプタノン、シクロヘキサノン、2−ヒドロ
キシプロピオン酸エチル、2−ヒドロキシ−2−メチル
プロピオン酸エチル、2−メトキシ−2−メチルプロピ
オン酸メチル、エトキシ酢酸エチル、ヒドロキシ酢酸エ
チル、2−ヒドロキシ−3−メチルブタン酸メチル、3
−メトキシプロピオン酸メチル、3−メトキシプロピオ
ン酸エチル、3−エトキシプロピオン酸エチル、酢酸エ
チル、酢酸ブチル、ピルビン酸メチル、ピルビン酸エチ
ル等を挙げることができる。さらに、これらの溶剤にN
−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、N−メチルホルムアニリド、N−メチルアセトアミ
ド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリ
ドン、ジメチルスルホキシド、ベンジルエチルエーテ
ル、ジヘキシルエーテル、アセトニルアセトン、イソホ
ロン、カプロン酸、カプリル酸、1−オクタノール、1
−ノナノール、ベンジルアルコール、酢酸ベンジル、安
息香酸エチル、シュウ酸ジエチル、マレイン酸ジエチ
ル、γ−ブチロラクトン、炭酸エチレン、炭酸プロピレ
ン、フェニルセロソルブアセテート等の高沸点溶剤を添
加することもできる。これらの溶剤は、単独であるいは
2種以上を組み合わせて使用される。
【0069】レジスト被膜の形成 溶液として調製された本発明の組成物は、これを回転塗
布、流延塗布、ロール塗布等によって、例えばシリコン
ウェハーまたはアルミニウム等が被覆されたウェハー等
の基板に塗布される。ついでこれをプレベークすること
によりレジスト被膜を形成し、所望のレジストパターン
を形成するようにレジスト被膜に放射線を照射(以下、
「露光」という。)し、現像液で現像することによりパ
ターンの形成が行われる。この際用いられる放射線とし
ては、g線、i線等の紫外線が好ましいが、エキシマレ
ーザー等の遠紫外線、シンクロトロン放射線等のX線、
電子線等の荷電粒子線の如き各放射線を用いることもで
きる。
【0070】また本発明の組成物は、レジスト被膜を形
成し、プレベークおよび露光を行った後、70〜140
℃で加熱する操作(以下、「露光後ベーク」という。)
を行い、ついで現像することによって、本発明の効果を
さらに向上させることもできる。
【0071】前記レジスト被膜に対し使用する現像液と
しては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭
酸ナトリウム、硅酸ナトリウム、メタ硅酸ナトリウム、
アンモニア水、エチルアミン、n−プロピルアミン、ジ
エチルアミン、ジ−n−プロピルアミン、トリエチルア
ミン、メチルジエチルアミン、ジメチルエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン、テトラメチルアンモニウム
ヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシ
ド、コリン、ピロール、ピペリジン、1,8−ジアザビ
シクロ[5,4,0]−7−ウンデセン、1,5−ジアザ
ビシクロ[4,3,0]−5−ノネン等のアルカリ性化合
物を、例えば1〜10重量%の濃度に溶解してなるアル
カリ性水溶液が使用される。
【0072】また前記現像液には、水溶性有機溶媒、例
えばメタノール、エタノール等のアルコール類や界面活
性剤を適量添加して使用することもできる。なお、この
ようなアルカリ性水溶液からなる現像液を使用した場合
は、一般的には、現像後、水で洗浄する。
【0073】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明す
る。 <測定、評価>実施例中のMwの測定およびレジストの
評価は、以下の方法により行った。
【0074】Mw:東ソー社製GPCカラム(G200
0HXL:2本、G3000HXL:1本、G4000
HXL:1本)を用い、流量1.0ml/分、溶出溶媒:
テトラヒドロフラン、カラム温度:40℃の分析条件
で、単分散ポリスチレンを標準とするゲルパーミエーシ
ョンクロマトグラフ法により測定した。
【0075】感度:0.4μmのライン・アンド・スペ
ースパターンを1対1に解像するときの露光量を走査型
電子顕微鏡(日立製作所社製;S−4100)で測定し
た。
【0076】フォーカスレンジ;走査型電子顕微鏡(日
立製作所社製;S−7000)を用い、0.4μmのラ
イン・アンド・スペースパターンにおいて、解像される
パターン寸法が、マスクの設計寸法の±10%以内とな
る場合のフォーカスの振れ幅をフォーカスレンジとし、
評価指標とした。フォーカスレンジが大きいことは、良
好なフォーカス許容性を有していることを意味する。
【0077】現像性:組成物のレジスト被膜を形成し、
パターン形成後のスカムや現像残りの程度を走査型電子
顕微鏡を用いて調べた。
【0078】<樹脂(A)の合成>合成例1 オートクレーブに、 m−クレゾール 69.2g(0.64モル) 2,3−キシレノール 9.8g(0.08モル) 3,4−キシレノール 9.8g(0.08モル) 37重量%ホルムアルデヒド水溶液61.0g(ホルム
アルデヒド:0.75モル) シュウ酸2水和物 6.3g(0.05モル) 水 52.6g および ジオキサン 182g を仕込み、オートクレーブを油浴に浸し、内温を130
℃に保持して攪拌しながら8時間縮合を行い、反応後、
室温まで冷却し、内容物をビーカーに取り出した。この
ビーカー中で2層に分離した後、下層を取り出し、濃縮
し、脱水し、乾燥してノボラック樹脂を回収した。この
樹脂を樹脂(A1)とする。樹脂(A1)のMwは8,
600であった。
【0079】合成例2 オートクレーブに、 m−クレゾール 64.9g(0.6モル) 2,3−キシレノール 36.7g(0.3モル) 3,4−キシレノール 12.2g(0.1モル) 37重量%ホルムアルデヒド水溶液77.1g(ホルム
アルデヒド:0.9モル) シュウ酸2水和物 6.3g(0.05モル) 水 79.4g および ジオキサン 383.9g を仕込み、合成例1と同様の操作を行い、ノボラック樹
脂を合成した。この樹脂を、樹脂(A2)とする。樹脂
(A2)のMwは7,800であった。
【0080】<特定溶解促進剤の合成>合成例3 2,5−キシレノール 100g(0.8モル)およびp
−ヒドロキシ・メチルベンズアルデヒド 41g(0.
3モル)をメタノール 700mlに溶解して、塩酸
100mlを加え、50℃で3時間反応させた。反応
後、反応混合物をイオン交換水3000mlに注ぎ、析
出物を回収し水洗した。水洗物をメタノールに溶解した
後、イオン交換水にこのメタノール溶液を加え、再沈澱
させた。沈澱物を回収、乾燥し、前記式(6−13)で
表される化合物を92g(収率85%)得られた。この
化合物の純度は、高速液体クロマトグラフィーにて分析
したところ、98.5%であった。
【0081】<特定1,2−キノンジアジド化合物の合
成>以下において、前記式(6−1)で表される化合物
を(a−1)、前記式(6−6)で表される化合物を
(a−2)、前記式(6−13)で表される化合物を
(a−3)と略称する。
【0082】合成例4 遮光下で、攪拌機、滴下ロートおよび温度計を備えたフ
ラスコに、 前記式(6−1)のDが水素原子の化合物30.6g
(0.1モル) 1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸クロリ
ド53.7g(0.2モル) および ジオキサン 426g を仕込み、攪拌しながら溶解させた。ついで、フラスコ
を30℃にコントロールされた水浴中に浸し、内温が3
0℃一定となった時点で、この溶液に トリエチルアミン 22.2g(0.22
モル) を内温が35℃を越えないように滴下ロートを用いて加
え、同温度で2時間反応させた。その後、析出したトリ
エチルアミン塩酸塩を濾過により取り除き、濾液を大量
の希塩酸水溶液中に注ぎ込んで反応生成物を析出させ、
ついで析出物を濾過し、回収し、真空乾燥器中、40℃
で一昼夜乾燥して特定1,2−キノンジアジド化合物
(a−1)を得た。
【0083】合成例5 化合物(6−6)のDが水素原子の化合物33.4g
(0.1モル) 1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸クロリ
ド53.7g(0.2モル) ジオキサン 437g および トリエチルアミン 22.2g(0.22
モル) を使用した他は合成例4と同様にして特定1,2−キノ
ンジアジド化合物(a−2)を得た。
【0084】合成例6 合成例3で得た(6−13)の化合物36.2g(0.1
モル) 1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸クロリ
ド40.3g(0.15モル) ジオキサン 372g および トリエチルアミン 17.2g(0.17
モル) を使用した他は合成例4と同様にして1,2−キノンジ
アジド化合物(a−3)を得た。
【0085】<その他のキノンジアジド化合物の合成>合成例7 下記式で表される化合物 29.0g(0.1モ
ル)
【0086】
【化18】
【0087】1,2−ナフトキノンジアジド−5−スル
ホン酸クロリド53.7g(0.2モル) ジオキサン 420g および トリエチルアミン 22.2g(0.22
モル) を使用した他は合成例4と同様にしてその他のキノンジ
アジド化合物(イ)を得た。
【0088】合成例8 下記式で表される化合物 26.0g(0.1モ
ル)
【0089】
【化19】
【0090】1,2−ナフトキノンジアジド−5−スル
ホン酸クロリド53.7g(0.2モル) ジオキサン 408g および トリエチルアミン 22.2g(0.22
モル) を使用した他は合成例4と同様にしてその他のキノンジ
アジド化合物(ロ)を得た。
【0091】実施例1〜6および比較例1〜3 表1に示す組成割合で(但し、部は重量部である)、樹
脂(A)、特定溶解促進剤、その他の溶解促進剤、特定
1,2−キノンジアジド化合物、その他のキノンジアジ
ド化合物および溶剤を混合して、均一溶液とした後、孔
径0.2μmのメンブランフィルターで濾過し、組成物
の溶液を調整した。得られた溶液をシリコン酸化膜を有
するシリコンウェハー上にスピンナーを用いて塗布した
後、ホットプレート上で90℃にて2分間プレベークし
て厚さ1.1μmのレジスト被膜を形成した。ついで、
レチクルを介して、(株)ニコン社製NSR−2005
i9C縮小投影露光機(レンズ開口数=0.50)で波
長365nm(i線)を用いて露光し、2.38重量%
テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液により現
像し、超純粋でリンスし、乾燥し、レジストパターンの
形成を行った。得られたレジストパターンを調べ、各実
施例の組成物のレジストパターンとしての特性を評価し
た。結果を表1に示す。
【0092】
【表1】
【0093】表1において、溶解促進剤および溶剤の種
類は次のとおりである。 溶解促進剤 α:1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)メタ
ン β:1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フ
ェニルエタン、 特定溶解促進剤
【0094】
【化20】
【0095】溶剤 S1:2−ヒドロキシプロピオン酸エチル S2:3−エトキシプロピオン酸エチル
【0096】
【発明の効果】本発明の感放射性樹脂組成物は、スカム
の発生が有効に抑制され、現像性に優れ、高感度で、特
に、フォーカス許容性が著しく改善される。そのため、
本感放射線性樹脂組成物は高集積度の集積回路作製用レ
ジストとして好適に使用できる。
フロントページの続き (72)発明者 辻 昭 東京都中央区築地二丁目11番24号 日本合 成ゴム株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (i)アルカリ可溶性樹脂 (ii)下記式(1)および/または下記式(2) 【化1】 [式(1)中、X1〜X10は、それぞれ相互に同一また
    は異なり、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素
    数3〜10のシクロアルキル基、炭素数1〜4のアルコ
    キシル基、炭素数6〜20のアリール基またはヒドロキ
    シル基であり、Y 1〜Y5は同一または異なり、水素原
    子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜10のシク
    ロアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシル基、炭素数
    6〜20のアリール基または−CH2OH基であり、R
    は、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基または炭素数
    6〜20のアリール基であり、Aは単結合、炭素数1〜
    4のポリメチレン基、炭素数3〜10のシクロアルキレ
    ン基またはフェニレン基で表される基であり、そしてX
    1〜X5の少なくとも1つおよびX6〜X10の少なくとも
    1つはヒドロキシル基であり、Y1〜Y5の少なくとも1
    つは、−CH2OHである。] 【化2】 [式(2)中、X1〜X10およびY1〜Y5の定義は前記
    式(1)に同じである。]で表される溶解促進剤および (iii)1,2−キノンジアジド化合物 を含有することを特徴とする感放射線性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 (i)アルカリ可溶性樹脂、ならびに (ii)下記式(3)および/または下記式(4) 【化3】 [式(3)中、X11〜X20は、それぞれ相互に同一また
    は異なり、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素
    数3〜10のシクロアルキル基、炭素数1〜4のアルコ
    キシル基、炭素数6〜20のアリール基または−ODで
    示される基(但し、Dは水素原子または1,2−キノン
    ジアジド基を含有する有機基である。)であり、Y11〜
    Y15は、同一または異なり、水素原子、炭素数1〜6の
    アルキル基、炭素数3〜10のシクロアルキル基、炭素
    数1〜4のアルコキシル基、炭素数6〜20のアリール
    基または−CH2OH基であり、Rは、水素原子、炭素
    数1〜4のアルキル基またはアリール基であり、Aは単
    結合、炭素数1〜4のポリメチレン基、炭素数3〜10
    のシクロアルキレン基、フェニレン基で表される基であ
    る。但し、X11〜X15の少なくとも1つおよびX16〜X
    20の少なくとも1つは−ODで示される基であり、これ
    ら−ODで示される複数個のDの少なくとも1つは、
    1,2−キノンジアジド基を含有する有機基であり、Y
    11〜Y15の少なくとも1つは、−CH2OHである。] 【化4】 [式(4)中、X11〜X20およびY11〜Y15の定義は前
    記式(3)に同じである。]で表される1,2−キノン
    ジアジド化合物を含有することを特徴とする感放射線性
    樹脂組成物。
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