JPH09224358A - 誘導電動機 - Google Patents
誘導電動機Info
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- JPH09224358A JPH09224358A JP2905996A JP2905996A JPH09224358A JP H09224358 A JPH09224358 A JP H09224358A JP 2905996 A JP2905996 A JP 2905996A JP 2905996 A JP2905996 A JP 2905996A JP H09224358 A JPH09224358 A JP H09224358A
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- slit
- slot
- induction motor
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- rotor core
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Abstract
(57)【要約】
【課題】全閉スロット外周部にスリットが設けられてい
るものにおいて、力率、漂遊負荷損また騒音などの低減
が図れる誘導電動機を提供する。 【解決手段】複数のスロットを有する回転子鉄心2と、
この回転子鉄心のスロット3に収納された二次導体4と
を備え、二次導体がアルミ・ダイカストにより形成され
ている誘導電動機において、前記回転子鉄心の全閉スロ
ット3の回転子表面側に、このスロット3とは連結され
ていないスリット5を設けるとともに、このスリットの
周方向寸法を1.0mm〜3.5mm、径方向寸法を
1.0mm〜2.5mmの範囲に設定するようにした。
るものにおいて、力率、漂遊負荷損また騒音などの低減
が図れる誘導電動機を提供する。 【解決手段】複数のスロットを有する回転子鉄心2と、
この回転子鉄心のスロット3に収納された二次導体4と
を備え、二次導体がアルミ・ダイカストにより形成され
ている誘導電動機において、前記回転子鉄心の全閉スロ
ット3の回転子表面側に、このスロット3とは連結され
ていないスリット5を設けるとともに、このスリットの
周方向寸法を1.0mm〜3.5mm、径方向寸法を
1.0mm〜2.5mmの範囲に設定するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は誘導電動機の改良に
係り、特にアルミダイカストによって二次導体(バーと
エンドリング)が形成されているかご型回転子を有する
誘導電動機に関するものである。
係り、特にアルミダイカストによって二次導体(バーと
エンドリング)が形成されているかご型回転子を有する
誘導電動機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に誘導電動機は堅牢でメンテナンス
フリーであることから、家電用の小形機から産業用の大
形機まで幅広く適用されている。この誘導電動機に対
し、安価で性能向上を図ることは絶えざる命題であり、
種々の誘導電動機構成が提案されている。性能向上を図
る一つの策として、誘導電動機のかご形回転子のスロッ
ト上部,すなわち回転子のスロット外周側にスリットを
設けるようにしたものがある。
フリーであることから、家電用の小形機から産業用の大
形機まで幅広く適用されている。この誘導電動機に対
し、安価で性能向上を図ることは絶えざる命題であり、
種々の誘導電動機構成が提案されている。性能向上を図
る一つの策として、誘導電動機のかご形回転子のスロッ
ト上部,すなわち回転子のスロット外周側にスリットを
設けるようにしたものがある。
【0003】アルミ・ダイカストで二次導体を形成する
場合に、このスロット外周側に設けられているスリット
中にアルミニュウムが充填されるのを避けるため、例え
ば特開昭47−33201号公報、特開昭59−178
53号公報また実開昭48−54003号公報に示され
るように、回転子外周面加工時にスロット上部を押圧変
形してスロット絶縁状態を悪化させることがないように
全閉スロットの外周側部に微小の凹部を形成するように
したもの、また全閉スロットとスリットとを組合せ半閉
スロットの有する電機特性を得るようにしたものなどが
ある。
場合に、このスロット外周側に設けられているスリット
中にアルミニュウムが充填されるのを避けるため、例え
ば特開昭47−33201号公報、特開昭59−178
53号公報また実開昭48−54003号公報に示され
るように、回転子外周面加工時にスロット上部を押圧変
形してスロット絶縁状態を悪化させることがないように
全閉スロットの外周側部に微小の凹部を形成するように
したもの、また全閉スロットとスリットとを組合せ半閉
スロットの有する電機特性を得るようにしたものなどが
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように形成された
これらの誘導電動機は、全閉スロットとスリットとの形
状を考慮し、ダイカスト時のアルミニュウムのスリット
への漏れ防止、また全閉スロットとスリットとを組み合
わせることにより、半閉スロット並みの電動機特性を得
ようとするものであるが、単に全閉スロット外周部にス
リットを設けても、反って電動機特性の悪化,すなわち
力率、漂遊負荷損また騒音などが増大する場合があるこ
とについては考慮がなされていない。
これらの誘導電動機は、全閉スロットとスリットとの形
状を考慮し、ダイカスト時のアルミニュウムのスリット
への漏れ防止、また全閉スロットとスリットとを組み合
わせることにより、半閉スロット並みの電動機特性を得
ようとするものであるが、単に全閉スロット外周部にス
リットを設けても、反って電動機特性の悪化,すなわち
力率、漂遊負荷損また騒音などが増大する場合があるこ
とについては考慮がなされていない。
【0005】本発明はこれに鑑みなされたもので、その
目的とするところは、全閉スロット外周部にスリットが
設けられているものにおいて、常に力率、漂遊負荷損ま
た騒音などの低減が図れるこの種の誘導電動機を提供す
るにある。
目的とするところは、全閉スロット外周部にスリットが
設けられているものにおいて、常に力率、漂遊負荷損ま
た騒音などの低減が図れるこの種の誘導電動機を提供す
るにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、複数
のスロットを有する回転子鉄心と、この回転子鉄心のス
ロットに収納された二次導体とを備え、二次導体がアル
ミ・ダイカストにより形成されている誘導電動機におい
て、前記回転子鉄心の全閉スロットの回転子表面側に、
このスロットとは連結されていないスリットを設けると
ともに、このスリットの周方向寸法を1.0mm〜3.
5mm、径方向寸法を1.0mm〜2.5mmの範囲に
設定するようにし所期の目的を達成するようにしたもの
である。
のスロットを有する回転子鉄心と、この回転子鉄心のス
ロットに収納された二次導体とを備え、二次導体がアル
ミ・ダイカストにより形成されている誘導電動機におい
て、前記回転子鉄心の全閉スロットの回転子表面側に、
このスロットとは連結されていないスリットを設けると
ともに、このスリットの周方向寸法を1.0mm〜3.
5mm、径方向寸法を1.0mm〜2.5mmの範囲に
設定するようにし所期の目的を達成するようにしたもの
である。
【0007】また、前記スロットとスリットと間に形成
されるブリッジの厚みが、0.3mm〜0.5mmの範
囲となるようにしたものである。また、前記ブリッジの
厚みを全長均一に形成したものである。さらに、前記ブ
リッジを、回転子の径方向外方に突出した湾曲状に形成
したものである。
されるブリッジの厚みが、0.3mm〜0.5mmの範
囲となるようにしたものである。また、前記ブリッジの
厚みを全長均一に形成したものである。さらに、前記ブ
リッジを、回転子の径方向外方に突出した湾曲状に形成
したものである。
【0008】この種スリットを有する誘導電動機におい
ては、スリットの大きさに関連してギャップ磁束の脈動
成分が増加することに加え、回転子鉄心部に磁束の流れ
方が時期飽和などで複雑に変化することに起因して特性
変化が発生することがこの度の実験の結果判明し、この
スリットを上記のように形成することにより力率および
漂遊負荷損また騒音などの低減が図れたのである。
ては、スリットの大きさに関連してギャップ磁束の脈動
成分が増加することに加え、回転子鉄心部に磁束の流れ
方が時期飽和などで複雑に変化することに起因して特性
変化が発生することがこの度の実験の結果判明し、この
スリットを上記のように形成することにより力率および
漂遊負荷損また騒音などの低減が図れたのである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図示した実施例に基づいて本
発明を詳細に説明する。図3にはその誘導電動機が破断
して示されている。また図2にはその誘導電動機に用い
られるかご型回転子が断面で示され、さらに図1にはス
ロット部周辺が断面で示されている。これらの図におい
て、1はかご形回転子、2は回転子鉄心であり、この回
転子鉄心2にはバー4が挿入されるスロット3と、スロ
ット3の上部にブリッジ(連結部)9を介してスリット
5が形成されている。
発明を詳細に説明する。図3にはその誘導電動機が破断
して示されている。また図2にはその誘導電動機に用い
られるかご型回転子が断面で示され、さらに図1にはス
ロット部周辺が断面で示されている。これらの図におい
て、1はかご形回転子、2は回転子鉄心であり、この回
転子鉄心2にはバー4が挿入されるスロット3と、スロ
ット3の上部にブリッジ(連結部)9を介してスリット
5が形成されている。
【0010】かご形回転子1はアルミ・ダイカストを行
って回転子鉄心2のスロット3中にバー4、エンドリン
グ6と冷却フィン8を形成している。そして、回転子鉄
心2にシャフト7を嵌合し、シャフト7の両端側に嵌合
したベアリング12(12A、12B)をエンブラ13
(13A、13B)で支持する構成となっている。
って回転子鉄心2のスロット3中にバー4、エンドリン
グ6と冷却フィン8を形成している。そして、回転子鉄
心2にシャフト7を嵌合し、シャフト7の両端側に嵌合
したベアリング12(12A、12B)をエンブラ13
(13A、13B)で支持する構成となっている。
【0011】14は固定子であり、固定子14はフレー
ム15の内周側に固定子鉄心16を嵌合し、固定子鉄心
16のスロット17中に固定子巻線18を巻装したもの
で構成されている。これより、エンブラ13をボルト2
0にてフレーム15に固定することにより、回転子1が
固定子14の内周側に所定のギャップ長を介して回転自
在に支持される構成となっている。なお、19は取付足
である。
ム15の内周側に固定子鉄心16を嵌合し、固定子鉄心
16のスロット17中に固定子巻線18を巻装したもの
で構成されている。これより、エンブラ13をボルト2
0にてフレーム15に固定することにより、回転子1が
固定子14の内周側に所定のギャップ長を介して回転自
在に支持される構成となっている。なお、19は取付足
である。
【0012】すなわち、回転子鉄心2の両端にダイカス
ト治具(図示せず)を設置してアルミ・ダイカストを行
い、バー4とエンドリング6を形成する。この時、スリ
ット5はブリッジ9を介してスロット3と連結されてい
ないので、アルミ・ダイカスト時のアルミニュウムがス
リット5中に流入することがない。
ト治具(図示せず)を設置してアルミ・ダイカストを行
い、バー4とエンドリング6を形成する。この時、スリ
ット5はブリッジ9を介してスロット3と連結されてい
ないので、アルミ・ダイカスト時のアルミニュウムがス
リット5中に流入することがない。
【0013】このスロットの外周部にスリットを設ける
場合、一般にはダイカスト時の圧力に耐え、かつこのブ
リッジ9を流通する磁束の関係,すなわちスロット漏れ
リアクタンスの関係からこのブリッジの大きさは決定さ
れるが、種々実験した結果では、このスリット5の周方
向および径方向寸法によっては電動機の特性が悪化する
ことが判明した。以下にその実験の結果について述べ
る。
場合、一般にはダイカスト時の圧力に耐え、かつこのブ
リッジ9を流通する磁束の関係,すなわちスロット漏れ
リアクタンスの関係からこのブリッジの大きさは決定さ
れるが、種々実験した結果では、このスリット5の周方
向および径方向寸法によっては電動機の特性が悪化する
ことが判明した。以下にその実験の結果について述べ
る。
【0014】図4はそのスリット寸法の範囲を表す説明
図で、スリットの周方向寸法を1.0mm〜3.5m
m、径方向寸法を1.0mm〜2.5mmの範囲に限定
する根拠を示すものであるが、このことについては後で
詳細に説明する。
図で、スリットの周方向寸法を1.0mm〜3.5m
m、径方向寸法を1.0mm〜2.5mmの範囲に限定
する根拠を示すものであるが、このことについては後で
詳細に説明する。
【0015】誘導電動機の力率は、回転子スロット断面
形状を除く他の構造が同一であれば、主としてスロット
3の断面形状で定まるスロット漏れリアクタンスに依存
する。このスロット漏れリアクタンスは、スリットの周
方向寸法および径方向寸法とブリッジ幅で左右されるの
で、力率向上を図るにはこれらの寸法を最適化する必要
がある。
形状を除く他の構造が同一であれば、主としてスロット
3の断面形状で定まるスロット漏れリアクタンスに依存
する。このスロット漏れリアクタンスは、スリットの周
方向寸法および径方向寸法とブリッジ幅で左右されるの
で、力率向上を図るにはこれらの寸法を最適化する必要
がある。
【0016】また、バーの位置によっては以下のような
問題が生じる。図5および図6はスリット周辺の磁束の
流れを示す模式図であり、図5はスリットの径方向寸法
を小さくh1に設定した場合、図6はスリットの径方向
寸法を大きくh2に設定した場合を示す。誘導電動機の
ギャップにおいては固定しスロットの影響で脈動磁束が
生じ、回転子表面にスリットを形成した場合も同様であ
る。
問題が生じる。図5および図6はスリット周辺の磁束の
流れを示す模式図であり、図5はスリットの径方向寸法
を小さくh1に設定した場合、図6はスリットの径方向
寸法を大きくh2に設定した場合を示す。誘導電動機の
ギャップにおいては固定しスロットの影響で脈動磁束が
生じ、回転子表面にスリットを形成した場合も同様であ
る。
【0017】さらに、誘導電動機の負荷時においては磁
束18が回転子の径方向に体し斜めに入社する。図5の
ように、スリットの径方向寸法を小さくh1に設定し、
バー4を回転子外周に近付けると、バー4が磁束18や
ギャップの脈動磁束(図示せず)と鎖交し、回転子バー
4に高周波二次銅損を発生させ、特性が低下する。逆
に、図6のように、スリットの径方向寸法を大きくh2
に設定し、バー4を回転子外周から離すと、バー4が磁
束18やギャップの脈動磁束(図示せず)と鎖交しない
ため、回転子バー4には高周波二次銅損を発生しない
が、バー4の径方向位置が下がるのでトルクが小さくな
り、同一出力では入力が大きくなり特性が低下する。し
たがって、本発明では全閉スロットとスリットを組み合
わせて用いても特性向上が図れるスリット寸法の最適化
を図ることにある。
束18が回転子の径方向に体し斜めに入社する。図5の
ように、スリットの径方向寸法を小さくh1に設定し、
バー4を回転子外周に近付けると、バー4が磁束18や
ギャップの脈動磁束(図示せず)と鎖交し、回転子バー
4に高周波二次銅損を発生させ、特性が低下する。逆
に、図6のように、スリットの径方向寸法を大きくh2
に設定し、バー4を回転子外周から離すと、バー4が磁
束18やギャップの脈動磁束(図示せず)と鎖交しない
ため、回転子バー4には高周波二次銅損を発生しない
が、バー4の径方向位置が下がるのでトルクが小さくな
り、同一出力では入力が大きくなり特性が低下する。し
たがって、本発明では全閉スロットとスリットを組み合
わせて用いても特性向上が図れるスリット寸法の最適化
を図ることにある。
【0018】図7に誘導電動機の力率比を示す。測定し
た機械のスリット周方向寸法wはスリットなしの0.5
mm刻みで4.0mmまで設定し、スリット径方向寸法
hはスリットなしの0.0mmから機械加工で0.5m
m刻みで3.0mmまで設定した。なお、縦軸はスリッ
ト周方向寸法wが0.0mm、スリット径方向寸法h
0.5mmの機械を基準として、p、uで表した。
た機械のスリット周方向寸法wはスリットなしの0.5
mm刻みで4.0mmまで設定し、スリット径方向寸法
hはスリットなしの0.0mmから機械加工で0.5m
m刻みで3.0mmまで設定した。なお、縦軸はスリッ
ト周方向寸法wが0.0mm、スリット径方向寸法h
0.5mmの機械を基準として、p、uで表した。
【0019】図7より各スリット径方向寸法hに対し、
スリット周方向寸法wを設けることで漏れリアクタンス
が減少し、力率は各々向上することが分かる。しかし、
基準値以上の力率になるのは、スリット周方向寸法wが
1.0mm以上で、かつ各スリット径方向寸法hが2.
5mm以下の場合である。
スリット周方向寸法wを設けることで漏れリアクタンス
が減少し、力率は各々向上することが分かる。しかし、
基準値以上の力率になるのは、スリット周方向寸法wが
1.0mm以上で、かつ各スリット径方向寸法hが2.
5mm以下の場合である。
【0020】同様にして、次に騒音比および高周波二次
銅損比について説明する。図8に誘導電動機の騒音比が
示されている。この図より各スリット径方向寸法hに対
し、スリット周方向寸法wを設けることでギャップの脈
動磁束が減少し、騒音は各々小さくなることが分かる。
しかし、基準値以下の騒音になるのは、スリット周方向
寸法wが3.5mm以下で、かつ各スリット径方向寸法
hが1.0mm以上の場合である。
銅損比について説明する。図8に誘導電動機の騒音比が
示されている。この図より各スリット径方向寸法hに対
し、スリット周方向寸法wを設けることでギャップの脈
動磁束が減少し、騒音は各々小さくなることが分かる。
しかし、基準値以下の騒音になるのは、スリット周方向
寸法wが3.5mm以下で、かつ各スリット径方向寸法
hが1.0mm以上の場合である。
【0021】図9に誘導電動機の高調波二次銅損比を示
す。この図より、各スリット径方向寸法hに対し、スリ
ット周方向寸法wを設けることで、バー4に鎖交する高
調波磁束が減少し、高調波二次銅損は各々減少すること
が分かる。しかし、基準値以下の高調波二次銅損になる
のは、スリット周方向寸法wが1.0mm〜3.5mm
の範囲で、かつ各スリット径方向寸法が1.0mm以上
の場合である。
す。この図より、各スリット径方向寸法hに対し、スリ
ット周方向寸法wを設けることで、バー4に鎖交する高
調波磁束が減少し、高調波二次銅損は各々減少すること
が分かる。しかし、基準値以下の高調波二次銅損になる
のは、スリット周方向寸法wが1.0mm〜3.5mm
の範囲で、かつ各スリット径方向寸法が1.0mm以上
の場合である。
【0022】以上述べた図7から図9におけるスリット
寸法の範囲をまとめたのが図4である。この図より力
率、騒音、高調波二次銅損の各特性を同じに改善できる
スリット寸法としては、スリット周方向寸法wが1.0
〜3.5mmの範囲で、かつスリット径方向寸法hが
1.0mm〜2.5mmの範囲となる。
寸法の範囲をまとめたのが図4である。この図より力
率、騒音、高調波二次銅損の各特性を同じに改善できる
スリット寸法としては、スリット周方向寸法wが1.0
〜3.5mmの範囲で、かつスリット径方向寸法hが
1.0mm〜2.5mmの範囲となる。
【0023】本実施例においてはブリッジ幅bについて
は小さい方が良いことから、機械プレスの制度から0.
3mm〜0.5mmになっていることを確認してから各
特性を測定したものである。また、このブリッジの幅
は、全長均一な幅となるように形成した方が設計時の特
性と誤差の少ない特性のものとすることができ良好であ
る。この点からもブリッジはスロット形状に合わせた径
方向外方に突出した湾曲状に形成するとよい。
は小さい方が良いことから、機械プレスの制度から0.
3mm〜0.5mmになっていることを確認してから各
特性を測定したものである。また、このブリッジの幅
は、全長均一な幅となるように形成した方が設計時の特
性と誤差の少ない特性のものとすることができ良好であ
る。この点からもブリッジはスロット形状に合わせた径
方向外方に突出した湾曲状に形成するとよい。
【0024】以上種々説明してきたように本発明の誘導
電動機であると、回転子の全閉スロットとスリットとを
組合せ、かつスリット寸法を最適値に設定できるため、
力率向上や騒音、高周波二次銅損を含む漂遊負荷損を低
減して高性能な誘導電動機が得られる。また、スリット
の底部にはブリッジ9が形成されているので、スリット
5へのアルミニュウムの流入を阻止できることは勿論、
部品数を増加せずにまた構成を複雑化することなく、低
コストで性能向上が図れる誘導電動機が得られる。ま
た、ブリッジ9により、スロット3内のバー4が高調波
磁束と鎖交しなくなるので、バー4内に発生する高調波
損失を低減し、回転子の温度上昇をも低減できる効果も
ある。
電動機であると、回転子の全閉スロットとスリットとを
組合せ、かつスリット寸法を最適値に設定できるため、
力率向上や騒音、高周波二次銅損を含む漂遊負荷損を低
減して高性能な誘導電動機が得られる。また、スリット
の底部にはブリッジ9が形成されているので、スリット
5へのアルミニュウムの流入を阻止できることは勿論、
部品数を増加せずにまた構成を複雑化することなく、低
コストで性能向上が図れる誘導電動機が得られる。ま
た、ブリッジ9により、スロット3内のバー4が高調波
磁束と鎖交しなくなるので、バー4内に発生する高調波
損失を低減し、回転子の温度上昇をも低減できる効果も
ある。
【0025】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、全閉スロットの外周部にスリットが設けられている
ものにおいて、常に力率、漂遊負荷損また騒音などの低
減が図れ、高性能な誘導電動機を得ることができる。
ば、全閉スロットの外周部にスリットが設けられている
ものにおいて、常に力率、漂遊負荷損また騒音などの低
減が図れ、高性能な誘導電動機を得ることができる。
【図1】本発明の誘導電動機のスロット部の一実施例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】本発明の誘導電動機の回転子の一実施例を示す
縦断側面図である。
縦断側面図である。
【図3】本発明の誘導電動機の一実施例を示す一部破断
斜視図である。
斜視図である。
【図4】スリット寸法と力率、漂遊負荷損および騒音と
の関係を示す特性図である。
の関係を示す特性図である。
【図5】スリット周辺の磁束の流れを示す模式図であ
る。
る。
【図6】スリット周辺の磁束の流れを示す模式図であ
る。
る。
【図7】スリット寸法と力率比の関係を示す特性図であ
る。
る。
【図8】スリット寸法と騒音比の関係を示す特性図であ
る。
る。
【図9】スリット寸法と高調波二次銅損比の関係を示す
特性図である。
特性図である。
1…かご形回転子、2…回転子鉄心、3…スロット、4
…バー、5…スリット、6…エンドリング、7…シャフ
ト、8…冷却フィン、9…ブリッジ、10…細溝、11
…凸部、12…ベアリング、13…エンブラ、14…固
定子、15…フレーム、16…固定子鉄心、17…固定
子スロット、18…固定子巻線、19…取付足。
…バー、5…スリット、6…エンドリング、7…シャフ
ト、8…冷却フィン、9…ブリッジ、10…細溝、11
…凸部、12…ベアリング、13…エンブラ、14…固
定子、15…フレーム、16…固定子鉄心、17…固定
子スロット、18…固定子巻線、19…取付足。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 身佳 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発本部内 (72)発明者 梶原 憲三 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 小俣 剛 千葉県習志野市東習志野七丁目1番1号
Claims (5)
- 【請求項1】 複数のスロットを有する回転子鉄心と、
該回転子鉄心のスロットに収納された二次導体とを備
え、前記二次導体がアルミ・ダイカストにより形成され
ている誘導電動機において、 前記回転子鉄心の全閉スロットの回転子表面側にこのス
ロットとは連結されていないスリットを設けるととも
に、このスリットの周方向寸法を1.0mm〜3.5m
m、径方向寸法を1.0mm〜2.5mmの範囲に設定
するようにしたことを特徴とする誘導電動機。 - 【請求項2】 複数のスロットを有する回転子鉄心と、
該回転子鉄心のスロットに収納された二次導体とを備
え、前記二次導体がアルミ・ダイカストにより形成され
ている誘導電動機において、 前記回転子鉄心のスロットを全閉スロットに形成し、か
つこのスロットの回転子表面側に、スロット側壁を形成
しているブリッジを介してスリットを設けるとともに、
このスリットの周方向寸法を1.0mm〜3.5mm、
径方向寸法を1.0mm〜2.5mmの範囲に設定する
ようにしたことを特徴とする誘導電動機。 - 【請求項3】 前記ブリッジの厚みを、0.3mm〜
0.5mmの範囲に形成してなる請求項2記載の誘導電
動機。 - 【請求項4】 前記ブリッジの厚みが全長均一形成さ
れ、かつその厚み寸法が0.3mm〜0.5mmの範囲
に形成されている請求項2記載の誘導電動機。 - 【請求項5】 前記ブリッジが、回転子の径方向外方に
突出した湾曲状に形成されている請求項2、3あるいは
4記載の誘導電動機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2905996A JPH09224358A (ja) | 1996-02-16 | 1996-02-16 | 誘導電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2905996A JPH09224358A (ja) | 1996-02-16 | 1996-02-16 | 誘導電動機 |
Publications (1)
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Family
ID=12265804
Family Applications (1)
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1996
- 1996-02-16 JP JP2905996A patent/JPH09224358A/ja active Pending
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