JPH09224683A - グリコシルトランスフェラーゼをコードする対立遺伝子のタイプ分け - Google Patents
グリコシルトランスフェラーゼをコードする対立遺伝子のタイプ分けInfo
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Abstract
の方法及び試薬に関する。 【解決手段】 ABOグリコシルトランスフェラーゼ遺
伝子におけるヌクレオチド配列多型現象、すなわちヌク
レオチド配列に見られる対立遺伝子配列変異体を検出す
ることにより、一層正確な血液型分類を実施できること
に関する。
Description
酸化学の分野に関する。より詳細には、本発明は、A,
B及びH抗原血液型を決定するグリコシルトランスフェ
ラーゼ酵素をコードする対立遺伝子を遺伝子型分類する
ための方法及び試薬に関する。
る最とも古い従来の血清学である。Karl Land
steinerは、1901年にABO式血液システム
を発見し、そして疑わしい父系の場合への使用のための
血液分類方法を開発した。この試験のための基礎は、赤
血球及び他の細胞型(たとえば上皮)上に見出される
A,B及びH抗原との抗体反応性である。法医学者は、
A,B,O及びAB表現型を区別するために直接的(完
全な血液)又は間接的(乾燥された染料)凝集アッセイ
のいづれかにおいてA型−及びB型−抗原に対するポリ
クローナル抗体を用いる。通常、タイプH−抗原のため
の抗血清は使用されず;O型個人からの血液はA型−又
はB型−抗血清のいづれとも凝集しない。H型−抗原の
ための特定の抗血清が存在しなければ、AA表現型はA
O表現型から区別され得ず、そしてBB表現型はBO表
現型から区別され得ない。
いる。抗原A及びBは、2種のグリコシルトランスフェ
ラーゼの作用によりHオリゴ糖から誘導される。血液型
Aを有する個人は、N−アセチルガラクトサミンをH抗
原に輸送してA抗原を形成するトランスフェラーゼB活
性を発現する。血液型Oを有する個人は、機能的グリコ
シルトランスフェラーゼを欠いており、そして細胞表面
上に変性されていないH抗原のみを発現する。
現象の遺伝子基礎もまた知られている。Yamamot
oなど(1990,Nature 345(17):2
29−233)は、既知のABO型の個人から単離され
たcDNAの配列分析を報告している。A及びBトラン
スフェラーゼをコードするcDNAは、1062個の長
さの塩基対であり、そして353個のアミノ酸のタンパ
ク質をコードする。A及びB対立遺伝子配列は、7個の
ヌクレオチドでお互い異なっており、そして4個のアミ
ノ酸で異なるタンパク質をコードしており、これらはA
及びBトランスフェラーゼの異なった特異性を説明す
る。コード配列の位置258で、O対立遺伝子は単一の
塩基対欠失によりA及びB対立遺伝子と異なり、これは
その得られる翻訳のフレームシフトのために、ヌクレオ
チド349〜351で停止コドンを創造する。O対立遺
伝子によりコードされる、切断された155個のアミノ
酸のタンパク質はトランスフェラーゼの機能的ドメイン
を欠いている。
核酸の特定配列を増幅するための方法の発明は、これま
で検出されない低い量でサンプルに存在する核酸の急速
な検出を可能にする(アメリカ特許第4,683,19
5号;第4,683,202号;及び第4,965,1
88号を参照のこと)。増幅された核酸配列の分析は、
種々の手段により実施され得る。
てのABO遺伝子型の検出は、制限酵素切断パターンに
より(Lee and Chang,1992,J.F
orensic Sciences,JFSCA 17
(5):1269〜1275;及びO’keefe a
nd Dobrovic,1993,Human Mu
tation 2:67〜70を参照のこと)、及び変
性グラジエントゲル電気泳動により(Johnson
and Hopkinson,1992,Human
Mol.Gen.1(5):341〜344を参照のこ
と)実施され得る。対立遺伝子−特異的PCR増幅を用
いてのABO遺伝子型の検出は、Ugozzoli a
nd Wallace,1992,Genomics
12:670〜674により記載された。
ェラーゼ遺伝子における新規に発見されたヌクレオチド
配列多型現象に関する。以前に定義されたO型対立遺伝
子及びB型対立遺伝子は、新規に発見された多型部位に
存在する変異核酸配列に基づいて再分される。本発明
は、新規に発見された対立遺伝子配列変異体を検出する
ための方法及び試薬を提供する。
トランスフェラーゼ遺伝子のコード配列のヌクレオチド
位置239の上流に存在するこれまで知られていないイ
ントロン配列に関する。58個の塩基対配列(その内の
塩基22〜58が新規に発見された)がABO対立遺伝
子間に保持されているが、但し、位置29,32及び3
3での多型部位を除く。ヌクレオチド位置29の多型部
位での単一の塩基対の変化がO対立遺伝子の共通のサブ
タイプに見出される。ヌクレオチド位置33の多型部位
での単一の塩基対の変化は、O対立遺伝子の共通性の低
いサブタイプを識別する。ヌクレオチド位置32の多型
部位での単一の塩基対の変化は、B対立遺伝子のサブタ
イプを識別する。
提供される新規に発見されたABOグリコシルトランス
フェラーゼ遺伝子イントロン配列に含まれる、少なくと
も10個の長さのヌクレオチドの配列を含んで成る単離
されたオリゴヌクレオチドに関する。それらのオリゴヌ
クレオチドは、増幅プライマー、検出プローブ、及び既
知の標的配列を提供するために反応に添加される陽性の
対照配列として有用である。陽性の対照配列として使用
するためには、オリゴヌクレオチドは好ましくは、DN
Aベクター、たとえばプラスミドに含まれる。
れた多型部位を包含する遺伝子の領域における新規に発
見された変異ABOグリコシルトランスフェラーゼ遺伝
子のいづれかの鎖に対して正確に又は実質的に相補的で
あり、そして前記多型部位で正確に相補的である単離さ
れたオリゴヌクレオチドに関する。それらのオリゴヌク
レオチドは、配列特異的増幅プライマー、配列特異的検
出プローブ、及び既知の標的配列を提供するために反応
に添加される陽性の対照配列として有用である。
ゴヌクレオチドは核酸ハイブリダイゼーションによる変
異対立遺伝子配列の検出を可能にする。増幅プライマー
として使用される場合、オリゴヌクレオチドは変異対立
遺伝子からの核酸の配列特異的増幅を可能にする。配列
特異的増幅又は検出への使用のためには、オリゴヌクレ
オチドは好ましくは、約15〜約35個の長さのヌクレオチ
ドである。
れた核酸を含むサンプルからABOグリコシルトランス
フェラーゼ遺伝子の対立遺伝子配列変異体を検出するた
めの方法に関し、ここでこの方法は1又は複数の新規に
発見された多型部位に存在する塩基対を検出することを
含んで成る。本発明の好ましい態様においては、多型部
位に存在する塩基対は、多型部位を包含する遺伝子の領
域中に新規に発見された変異ABOグリコシルトランス
フェラーゼ遺伝子のいづれかの鎖に対して正確に又は実
質的に相補的であり、そして前記変異配列に対して多型
部位で正確に相補的であるオリゴヌクレオチドとサンプ
ル核酸とをハイブリダイズさせることによって同定され
る。
が変異標的対立遺伝子配列を含む場合にのみ安定したハ
イブリッド複合体を形成するために、オリゴヌクレオチ
ドが核酸に結合するような十分な緊縮(ストリンジエン
ト)条件下で実施される。サンプル中の変異対立遺伝子
配列の存在は、オリゴヌクレオチドとサンプル核酸との
間に形成される安定したハイブリッド複合体の存在又は
不在を検出することによって決定される。本発明の好ま
しい態様においては、対立遺伝子配列変異体の検出は、
ABOグリコシルトランスフェラーゼ遺伝子座で個人の
遺伝子型を決定するために実施される。
業界において知られているいづれかの手段により実施さ
れ得る。標的核酸又はハイブリッド複合体の検出を可能
にするためのオリゴヌクレオチドプローブのいづれかに
結合される検出可能なラベルを利用する種々の検出アッ
セイ型は良く知られている。典型的には、ハイブリダイ
ゼーション複合体はハイブリダイズされていない核酸か
ら分離され、そして次に、その複合体に結合されるラベ
ルが検出される。他方、増幅反応は、安定したハイブリ
ダイゼーション複合体が存在する場合でのみ、増幅が生
じるような条件下でプライマーの1つとしてオリゴヌク
レオチドを用いて実施され得る。増幅されたDNAの存
在は、安定したハイブリダイズ複合体の存在、及び続い
て、サンプル中の標的配列の存在のインジケーターとし
て機能する。
リゴヌクレオチドプローブハイブリダイゼーションによ
る検出が、標的配列の従来の増幅を伴わないで実施され
得る。しかしながら、本発明の好ましい態様において
は、サンプルは増幅された核酸を含み、ここでプローブ
ハイブリダイゼーションを包含するABOグリコシルト
ランスフェラーゼ遺伝子の領域が増幅される。インビト
ロでの核酸の領域のコピー数を高めるための既知の方法
のいづれかが、核酸を増幅するために使用され得る。ポ
リメラーゼ鎖反応(PCR)は好ましい増幅反応であ
る。本発明のもう1つの観点は、本明細書に提供される
新規に発見されたイントロン配列にハイブリダイズする
オリゴヌクレオチドプライマーを用いて増幅反応を実施
することを含んで成るABOグリコシルトランスフェラ
ーゼ遺伝子の領域を増幅するための方法である。
遺伝子型を決定するのに有用なキットに関する。それら
のキットは、種々の形を取り、そして1又は複数のプロ
ーブを含んで成り、そして1つの態様においては、AB
O遺伝子型を決定するために十分なプローブのパネルを
含んで成る。キットはまた、1又は複数の増幅試薬、た
とえばプライマー、ポリメラーゼ、緩衝液、及びヌクレ
オシド三リン酸も含むことができる。本発明のもう1つ
の観点は、生物学的サンプルのプローブできる起源を決
定するための法廷上の方法に関する。追加の対立遺伝子
の発見は、ABO DNA型決定法の識別力を実質的に
改良する。
かの用語が下記に定義される。用語“ABOグリコシル
トランスフェラーゼ遺伝子”、“ABOグリコシルトラ
ンスフェラーゼ遺伝子座”、“ABO遺伝子”、及び
“ABO遺伝子座”は、ABOグリコシルトランスフェ
ラーゼタンパク質をコードする翻訳される配列及び翻訳
されない介在配列を包含するゲノム核酸配列を意味す
る。本明細書において使用される場合、遺伝子のヌクレ
オチド配列は、エキソンとして言及されるコード領域及
びイントロンとして言及される介在非コード領域の両者
を包含する。
オチド配列のバリアントを意味する。ABOグリコシル
トランスフェラーゼ遺伝子“A”対立遺伝子は、N−ア
セチルガラクトサミノシルトランスフェラーゼ活性を有
するタンパク質をコードする配列バリアントを意味す
る。“B”対立遺伝子は、ガラクトシルトランスフェラ
ーゼ活性を有するタンパク質をコードする配列バリアン
トを意味する。“O”対立遺伝子は、グリコシルトラン
スフェラーゼ活性を欠いているタンパク質をコードする
ABO遺伝子の配列バリアントを意味する。O対立遺伝
子は、得られる翻訳フレームシフトにより、ヌクレオチ
ド349〜351で停止コドンを創造する、A及びB対
立遺伝子に関する位置258で単一の塩基対欠失を含
む。O対立遺伝子によりコードされる切断された155
個のアミノ酸のタンパク質は、トランスフェラーゼの機
能的ドメインを欠いている。
に含まれる遺伝子の対立遺伝子の記載に言及する。用語
“多型性”及び“多型現象”とは、本明細書で使用され
る場合、特定のゲノム配列の複数のバリアントが集団で
見出され得る状態を意味する。多型領域又は多型部位と
は、多型現象が生じる核酸の領域を意味する。
とは、検出されるべきプライマー、プローブ及びオリゴ
マーフラグメントを意味し、そしてポリデオキシリボヌ
クレオチド(2−デオキシ−D−リボースを含む)、ポ
リリボヌクレオチド(D−リボースを含む)、及びプリ
ン又はピリミジン塩基、又は変性されたプリン又はピリ
ミジン塩基のN−グリコシドである他のタイプのポリヌ
クレオチドを総称する。用語“核酸”と“オリゴヌクレ
オチド”との間に長さの意図された区別は存在せず、そ
してそれらの用語は交換可能的に使用されるであろう。
する。従って、それらの用語は、二及び一本鎖DNA、
及び二及び一本鎖RNAを包含する。オリゴヌクレオチ
ドは、いづれかの適切な方法、たとえば適切な配列のク
ローニング及び制限酵素処理、及び直接的な化学合成
法、たとえばNarangなど.,1979,Met
h.Enzymol.68:90〜99のホスホトリエ
ステル法;Brownなど.,1979,Meth.E
nzymol.68:109〜151のホスホジエステ
ル法;Beaucageなど.,1981,Tetra
hedron Lett.22:1859〜1862の
ジエチルホスホラミジット法;及びアメリカ特許第4,
458,066号の固体支持法により調製され得る。
d,1990,Bioconjugate Chemi
stry 1(3):165〜187に提供される。D
NAベクター中にオリゴヌクレオチドを導入するため
の、たとえば陽性の対照として使用するための方法は当
業界において良く知られており、そして引用により本明
細書に記載される。
補的塩基対による2つの一本鎖核酸による複合構造体の
形成を意味する。ハイブリダイゼーションは、正確に相
補的な核酸鎖間で、又はミスマッチのマイナーな領域を
含む核酸鎖間で生じ得る。本明細書で使用される場合、
用語“実質的に相補的な”とは、ミスマッチされたヌク
レオチドの合計数が約3よりも多くないミスマッチのマ
イナーな領域を除いて相補的である配列を意味する。正
確に相補的な核酸鎖のみがハイブリダイズする条件は、
“緊縮”又は“配列特異的”ハイブリダイゼーション条
件として言及される。
は、低い緊縮性のハイブリダイゼーション条件下で達成
され得る。核酸技法の当業者は、多くの変数、たとえば
オリゴヌクレオチドの長さ及び塩基対濃度、イオン強
度、及びミスマッチされた塩基対の出現率を実験的に考
慮して複合体の安定性を決定することができる。複合体
の安定性を計算するためのコンピューターソフトウェア
はNational Biosciences,In
c.(Plymouth,MN)から市販されており;
OLIGOバージョン5参照マニュアルは引用により本
明細書に組込まれている。
配列にのみハイブリダイズするであろう緊縮性の配列特
異的ハイブリダイゼーション条件は当業界において良く
知られている(たとえば、Sambrookなど.,1
989,MolecularCloning−A La
boratory Manual.Cold Spri
ng Harbor Laboratory,Cold
Spring Harbor,New Yorkを参
照のこと)。緊縮条件は、配列依存性であり、そして異
なった環境下で異なるであろう。
強度及びpHで、特定の配列のための熱溶融点(Tm)よ
りも約5℃低くなるように選択される。そのTmは、塩
基対の50%が解離される温度である(定義されたイオ
ン強度及びpH下で)。ハイブリダイズする条件の緊縮性
の緩和は配列ミスマッチの耐性化を可能にし;耐性化さ
れるミスマッチの程度はハイブリダイゼーション条件の
安定した調節により制御され得る。
的核酸に選択的にハイブリダイズできるオリゴヌクレオ
チドを意味する。プローブは標的配列に対して正確に又
は実質的に相補的な“ハイブリダイズ領域”を含み、そ
して多型部位で標的配列に対して正確に相補的であろ
う。十分に緊縮したハイブリダイゼーション条件下でプ
ローブを用いて実施されるハイブリダイゼーションアッ
セイは、特定の標的配列の選択的検出を可能にする。配
列における単一のヌクレオチドの差異の区別のためのハ
イブリダイゼーションアッセイへの使用のためには、プ
ローブハイブリダイズ領域は好ましくは、約15個〜約
35個の長さのヌクレオチドである。
確な相補体がプローブとして同等に有用であることを認
識している。プローブオリゴヌクレオチドはハイブリダ
イズ領域から成り、又はプローブの検出又は固定化を可
能にするが、しかしハイブリダイズ領域のハイブリダイ
ゼーション特徴を有意に変えない追加の特徴を含むこと
ができる。たとえば、プローブハイブリダイズ領域は、
逆ドット−ブロットアッセイへの使用のために固体支持
体にプローブを固定化するために使用されるポリ−T
“末端”に結合され得る。
相補的なプライマー伸張生成物の合成が誘発される条件
下で、すなわち4種の異なったヌクレオシド三リン酸及
び適切な緩衝液において及び適切な温度での重合剤(す
なわち、DNAポリメラーゼ又は逆転写酵素)の存在下
でDNA合成の開始の点として使用することができるオ
リゴヌクレオチドを意味する。プライマーは好ましく
は、一本鎖オリゴデオキシリボヌクレオチドである。プ
ライマーは、標的配列に対して正確に又は実質的に相補
的である“ハイブリダイズ領域”を含み、そして多型部
位で標的配列に対して正確に相補的であろう。
イゼーション条件下で実施されるプライマーを用いて実
施される増幅は、特定の標的配列の選択的な増幅を可能
にする。配列における単一のヌクレオチド変化の区別の
ために配列特異的増幅への使用のためには、プライマー
ハイブリダイズ領域は好ましくは、約15〜約35ヌク
レオチドの長さを有する。プライマー伸張はオリゴヌク
レオチドの3’端で生じるので、多型部位は好ましく
は、配列の区別を促進するためにプライマーの3’端で
位置する。
してハイブリダイズ領域から成るか、又は増幅された生
成物の検出、固定化又は操作を可能にするが、しかしD
NA合成の開始点として作用するプライマーの塩基性質
を変えない追加の特徴を含むことができる。たとえば、
増幅された生成物のクローニングを促進するためには、
制限酵素切断部位を含む短い核酸配列はプライマーの
5’端に結合され得る。
り、そして通常、多型領域を含む核酸の領域を意味す
る。分子生物学及び核酸化学の従来の技法は文献に十分
に説明されている。たとえば、Sambrookな
ど.,1989,Molecular Cloning
−A Laboratory Manual,Cold
Spring Harbor Laborator
y,Cold Spring Harbor,New
York;Oligonucleotide Synt
hesis(M.J.Gait,ed.,1984);
Nucleic Acid Hybridizatio
n(B.D.Hames and S.J.Higgi
ns,eds.,1984);及びMethods i
n Enzymology(Academic Pre
ss,Inc.)を参照のこと。本明細書に言及される
すべての特許、特許出願及び出版物は引用により本明細
書に組込まれる。
子ヌクレオチド配列 ABOグリコシルトランスフェラーゼ遺伝子の領域のヌ
クレオチド配列は、配列番号1として提供され、そして
下記表1において5’から3’の方向で示されている。
配列番号1に使用される塩基コードは次の通りである:
A=アデニン;C=シトシン;G=グアニン;T=チミ
ン;R=アデニン又はグアニン;Y=シトシン又はチミ
ン。表1中にイタリック体で示される配列番号1の位置
1〜58から成る領域はイントロン領域である。
伝子の完全なコード配列のヌクレオチド239〜34
1、及びA及びB対立遺伝子の完全なコード配列のヌク
レオチド239〜257及び259〜342に対応す
る。O対立遺伝子内の多型部位(位置29,32及び1
13で“R”;位置33での“Y”)は下線で示されて
いる。太字で示される位置22〜58から成るイントロ
ン配列が新規に発見されている。
されているが、当業者は配列番号1は二本鎖ゲノム核酸
の領域を特定し、そして両鎖の配列は提供される配列情
報により十分に特定されることを現解するであろう。表
示の便利さのために、二本鎖ゲノムDNAの相補的塩基
対がコロンにより分離されてここで示されている。相補
的対の第1のヌクレオチドは、表1に示される一本鎖に
存在するヌクレオチドを言及する。
コード配列のヌクレオチド位置258でA及びB対立遺
伝子のコード配列に関して1つの塩基対欠失を含む。A
及びB対立遺伝子は、A及びB対立遺伝子のコード配列
のヌクレオチド258に対応する、配列番号1の位置7
7と78との間に追加のG:C塩基対を含む。結果的
に、配列番号1の塩基78〜161は、O対立遺伝子の
コード配列のヌクレオチド位置258〜341、及びA
及びB対立遺伝子のコード配列のヌクレオチド位置25
9〜342に対応する。
塩基対により区別される、ABOグリコシルトランスフ
ェラーゼ遺伝子の7個のヌクレオチド配列バリアント
(対立遺伝子)が観察された。それらの7個の対立遺伝
子は、本明細書においてO1 ,O2 ,O3 ,O4 ,A,
B1 及びB2 として命名される。本明細書において使用
される対立遺伝子の名称は、位置29,32,33及び
113の多型部位に存在する特定の塩基対、及び配列番
号1の位置77と78との間での追加のG:C塩基対の
存在又は不在(表2において“G:C?”により示され
る)により下記表2に定義される。多型部位の位置は、
配列番号1で番号付けされている。
に存在するA:T/G:C多型現象は次のようにO対立
遺伝子を2つのグループに再分割する:位置29でA:
T塩基対を含むO1 及びO4 対立遺伝子、並びに位置2
9でG:C塩基対を含むO2及びO3 対立遺伝子。位置
29を包含する配列番号1の領域は、O対立遺伝子間を
区別するために使用され得る新規の核酸配列を提供す
る。A及びB対立遺伝子におけるそれらの対応する位置
は多型性ではなく、そしてG:C塩基対を含む。
に存在するA:T/G:C多型現象はB対立遺伝子をB
1 (A:T)及びB2 (G:C)対立遺伝子に再分割す
る。従って、位置32を包含する配列番号1の領域はB
対立遺伝子間を区別するために使用され得る新規の核酸
標的配列を提供する。A及びO対立遺伝子のイントロン
配列におけるそれらの対応する位置は多型性ではなく、
そしてA:T塩基対を含む。
に存在するC:G/T:A多型現象は次のようにO対立
遺伝子を2つのグループに再分割する:位置33でC:
G塩基対を含むO1 ,O2 及びO3 対立遺伝子、並びに
位置33でT:A塩基対を含むO4 対立遺伝子。従っ
て、位置33を包含する配列番号1の領域は、O4 対立
遺伝子を同定するために使用され得る新規の核酸標的配
列を提供する。A及びB対立遺伝子のイントロン配列に
おけるそれらの対応する位置は、多型性ではなく、そし
てC:G塩基対を含む。配列番号1のイントロン配列中
の位置1〜27及び34〜58はABO対立遺伝子間に
保存される。それらの領域は、対立遺伝子タイプにかか
わらず、ABOグリコシルトランスフェラーゼ遺伝子の
検出又は増幅のための新規の核酸標的配列を提供した。
存在するG:C/A:T多型現象は、O1 ,O3 及びO
4 対立遺伝子とO2 対立遺伝子を区別し、そしてまた、
AとB対立遺伝子とを区別する。O1 ,O3 及びO4 対
立遺伝子は位置113でG:C塩基対を含み、そしてB
対立遺伝子はその対応する位置でG:C塩基対を含む。
O2 対立遺伝子は位置113でA:T塩基対を含み、そ
してA対立遺伝子はその対応する位置でA:T塩基対を
含む。従って、位置113を包含する領域はA:T塩基
対を含むA及びO2 対立遺伝子とG:C塩基対を含む
B,O1 ,O3 及びO4 対立遺伝子のすべてとを区別す
るために使用され得る。
変異体は、1又は複数の上記多型部位に存在する塩基対
を検出することによって同定される。存在する塩基対
は、1又は複数の多型部位を包含する遺伝子の領域を配
列決定することによって、又は配列変異体間を区別する
いづれかの手段により決定され得る。たとえば、ゲル電
気泳動により測定される移動度の変化は、対立遺伝子配
列を区別するために使用され得る。
は、相補性の程度で異なる、対立遺伝子核酸とプライマ
ー又はプローブオリゴヌクレオチドとの間で形成され
る、ハイブリダイゼーション複合体の安定性の差異に基
づかれている。十分に緊縮した条件下で、プローブ又は
プライマーオリゴヌクレオチドと標的配列との間で形成
される複合体のみが安定しているであろう。安定したハ
イブリダイゼーション複合体の存在は、多くの良く知ら
れた方法のいづれかにより、たとえばラベルされたプロ
ーブにより又は増幅反応のために必要なプライマー伸張
を実施する能力により検出され得る。
部位に存在するヌクレオチドは、多型部位を包含する、
配列番号1の標的領域又は配列番号1の相補体に対して
正確に相補的なオリゴヌクレオチドによる配列特異的ハ
イブリダイゼーション条件下でのハイブリダイゼーショ
ンにより同定される。配列特異的ハイブリダイゼーショ
ン条件下で、多型部位を包含する領域における変異対立
遺伝子に対して正確に相補的なオリゴヌクレオチドは変
異対立遺伝子のみにハイブリダイズするであろう。従っ
て、多型部位を包含する領域における対立遺伝子配列に
対して正確に相補的である長さ約15〜約35個のヌク
レオチドのオリゴヌクレオチドは本発明の範囲内であ
る。
位に存在するヌクレオチドは、配列番号1の標的領域に
対して又は配列番号1の相補体に対して実質的に相補的
である、すなわち約3個よりも多くのミスマッチを含
ず、多型部位を包含し、そしていづれかの多型部位で標
的配列に対して正確に相補的であるオリゴヌクレオチド
との、十分な緊縮ハイブリダイゼーション条件下でのハ
イブリダイゼーションにより同定される。
の対立遺伝子配列とのミスマッチであるので、標的配列
と共に形成される複合体及び対応する非標的対立遺伝子
配列と共に形成される複合体におけるミスマッチの数の
差異は、標的配列に対して正確に相補的であるオリゴヌ
クレオチドが使用される場合、同じである。この態様に
おいて、ハイブリダイゼーション条件は、非標的配列と
の安定した複合体の形成を妨げるために十分な緊縮性を
維持しながら、標的配列との安定した複合体の形成を可
能にするために十分に緩和される。
ション条件下で、いづれかの多型部位で標的配列に対し
て正確に相補的であり、多型部位を包含する領域におい
てバリアント対立遺伝子に対して実質的に相補的である
オリゴヌクレオチドは、バリアント対立遺伝子に対して
のみハイブリダイズするであろう。従って、多型部位を
包含する領域における対立遺伝子配列に対して実質的に
相補的であり、そしていづれかの多型部位で対立遺伝子
配列に対して正確に相補的である長さ約15〜約35個
のヌクレオチドのオリゴヌクレオチドは、本発明の範囲
内である。
リゴヌクレオチドの使用は、ハイブリダイゼーション条
件の最適化が制限されるアッセイ型においては所望され
る。たとえば、典型的な固定されたプローブアッセイ型
においては、下記のように、複数のプローブが単一の固
体支持体上に固定されている。ハイブリダイゼーション
は、固体支持体と標的DNAを含む溶液とを接触するこ
とによって同時に実施される。個々のハイブリダイゼー
ションは同一の条件下で実施されるので、ハイブリダイ
ゼーション条件は個々のプローブのために別々に最適化
され得ない。従って、プローブ配列は、プローブ/標的
複合体の安定性が同じハイブリダイゼーション条件下で
類似するように選択される。
ゼーション複合体の安定性を低め、そして従ってアッセ
イのための十分な緊縮性を提供するために必要とされる
ハイブリダイゼーション条件を変えるので、プローブの
設計へのミスマッチの導入は、アッセイ型がハイブリダ
イゼーション条件を調整することを妨げる場合、複合体
の安定性を調整するために使用され得る。複合体安定性
に対する特定の導入されるミスマッチの効果は良く知ら
れており、そして複合体安定性は上記のように、日常的
に推定され、そして実験的に決定され得る。
る。配列における単一の塩基の差異はオリゴヌクレオチ
ドプローブの分別ハイブリダイゼーションにより検出さ
れ得る。プローブハイブリダイゼーション配列及び配列
特異的ハイブリダイゼーション条件は、多型部位での単
一のミスマッチが効果的に形成されないように十分にハ
イブリダイゼーション複合体を不安定化するよう選択さ
れる。
多型部位に存在するヌクレオチドは、配列番号1の標的
領域に対して又は配列番号1の相補体に対して実質的に
相補的なハイブリダイズする領域を含み、多型部位を含
みそして多型部位で正確に相補的であるオリゴヌクレオ
チドプローブとの十分に緊縮したハイブリダイゼーショ
ン条件下でのハイブリダイゼーションにより同定され
る。ハイブリダイゼーション条件は、プローブの正確な
大きさ及び配列に依存し、そして本明細書及び従来技術
に提供されるガイドを用いて実験的に選択され得る。配
列における単一の塩基対差異を検出するためへのオリゴ
ヌクレオチドプローブの使用は、Connerなど.,
1983,Proc.Natl.Acad.Sci.U
SA 80:278〜281に記載される。
近性のために、位置29〜33を包含するプローブは、
位置29,32及び33に存在する塩基対のパターンを
検出するために使用され得る。表2に示されるように、
すべての7つの対立遺伝子は位置29〜33の領域に4
つの明確なバリアント配列の1つを含む。従って、塩基
対の個々の可能な組合せを検出するために1つのプロー
ブを使用する場合、4つのプローブが位置29〜33を
包含する領域内の個々の対立遺伝子を検出するために十
分である。たとえば、個々の対立遺伝子における位置2
9,32及び33で存在する塩基対を決定するために十
分な4種のプローブの組が例に提供される。
ッチされたハイブリダイゼーション複合体間での安定性
の比例した変化はハイブリダイズされたオリゴヌクレオ
チドの長さに依存する。より短いプローブ配列により形
成される複合体は、ミスマッチの存在によりより比例し
て不安定化される。実際的には、長さ約15〜約35個
のヌクレオチドのオリゴヌクレオチドが配列特異的検出
のために好ましい。さらに、ハイブリダイズされるオリ
ゴヌクレオチドの末端は熱エネルギーによる連続したラ
ンダムな解離及び再アニーリングを受けるので、いづれ
かの端でのミスマッチは内部的に存在するミスマッチよ
りもハイブリダイゼーション複合体を不安定化する。好
ましくは、標的配列における単一の塩基対の変化の区別
のためには、多型部位がプローブの内部領域に生じるよ
うに標的配列とハイブリダイズするプローブ配列が選択
される。
配列を選択するための上記基準は、プローブのハイブリ
ダイズする領域、すなわち標的配列とのハイブリダイズ
に包含されるプローブの部分に適用する。プローブは、
追加の核酸配列、たとえばプローブのハイブリダイゼー
ション特徴を有意に変えないで、プローブを固定するた
めに使用されるポリ−T端に結合され得る。当業者は、
本発明の方法に使用するためには、標的配列に対して相
補的でなく、そして従ってハイブリダイゼーションに包
含されない追加の核酸配列に結合されるプローブは結合
されていないプローブに実質的に同等であることを理解
するであろう。
ー 本発明の好ましい態様において、ABO遺伝子型を決定
するための方法は、多型部位を含むABO遺伝子から核
酸配列を増幅し、配列特異的ハイブリダイゼーション条
件下でオリゴヌクレオチドプローブを用いて個々の多型
部位に存在するヌクレオチドを同定し、そして増幅され
た標的配列へのプローブの結合のパターンからABO遺
伝子型を推定することを含んで成る。この態様におい
て、プローブハイブリダイゼーションによる分析のため
に十分な核酸を提供するために増幅が実施される。従っ
て、プライマーは、サンプルに存在する対立遺伝子にか
かわらず多型部位を包含するABO遺伝子の領域が増幅
されるように企画される。対立遺伝子−非依存性増幅
は、ABO遺伝子の保存された領域にハイブリダイズす
るプライマーを用いて達成される。
増幅は、多型部位を包含するABO遺伝子の領域にハイ
ブリダイズするプライマーを用いて実施される。増幅条
件は、標的の対立遺伝子配列がサンプルに存在する場合
でのみ増幅が生じるように選択される。この態様におい
ては、存在するヌクレオチドは増幅生成物の存在又は不
在により同定され;増幅された生成物のさらなる配列分
析は必要とされない。増幅された生成物の検出は、当業
界において良く知られたいづれかの方法、たとえばゲル
電気泳動による分析により実施され得る。
性は、配列特異的増幅を可能にするプライマーの決定的
性質である。一般的に、プライマー伸張部位である3’
端はプライマーの特異性に対してより決定的である。な
ぜならば、3’端でのミスマッチは3’端を不安定化
し、そしてプライマーの5’部分が標的配列にハイブリ
ダイズされたとしてもプライマー伸張を妨害するからで
ある。従って、配列における単一のヌクレオチド変化の
区別のためには、好ましくは、プライマー配列は、多型
部位がプライマーの3’端で又はその近くでハイブリダ
イズするよう標的配列にハイブリダイズする。
スマッチの効果は、Ugozzoliなど.,199
1,Methods:A Companion to
Methods in Enzymology 2:4
2〜48;Kwokなど.,1990,Nucleic
Acids Research 18:999〜10
05;及びKwokなど.,1994,PCR Met
hods and Applications 3:
S:39〜47に記載されている。
の配列は、伸張されるべきプライマーの能力に影響を及
ぼさないで、プライマーの5’端に付加され得る。増幅
された生成物中に導入される制限部位は、たとえば配列
決定への使用のために増幅された生成物のクローニング
を促進する(アメリカ特許第4,683,195号を参
照のこと)。典型的には、標的配列に対して相補的でな
い長さ約2〜約10個の塩基の配列が、ABO対立遺伝
子の特異的増幅を触媒するためのプライマーの能力を有
意に変えないで、プライマーハイブリダイズ領域の5’
端に付加され得る。
配列は、所望される制限部位により決定されるであろ
う。当業者は、増幅条件のマイナーな最適化は付加され
る配列に依存して必要であることを十分に理解するであ
ろう。しかしながら、当業者はまた、本発明の方法への
使用のためには、制限酵素切断部位を含む5’端での追
加の配列により延長されたプライマーは、延長されてい
ないプライマーに実質的に同等であることも理解するで
あろう。
BO遺伝子型を決定するために使用され得る。PCRの
ためのサンプルを調製するための単純且つ迅速な方法
は、Higuchi,1989,PCR Techno
logy(Erlich ed.,Stockton
Press,New York)に記載される。好まし
い方法は、Singer−Samなど.,1989,A
mplifications 3:11及びWalsh
など.,1991,BioTechniques 10
(4):506〜513に記載されるChelex抽出
方法である。
を利用することができるので、そしてPCR技法はひじ
ょうに少量の核酸を増幅することができるので、ABO
遺伝子型は、数コピーのABO遺伝子のみを含むサンプ
ルから均等に決定され得る。たとえば、一本の髪の根端
さえ、Higuchiなど.,1988,Nature
332:543〜546により記載されるDQalp
h DNA型決定法により明らかなように、本発明の目
的のための十分なDNAを含む。DNA型決定のために
単一の精子を用いる可能性は、Lなど.,1988,N
ature 335:441〜417に示されている。
は、当業界において良く知られており、そしてアメリカ
特許第4,683,195号;第4,683,202号
及び第4,965,188号に記載されている。Per
kin Elmer(Norwalk,CT)は、PC
R試薬を市販しており、そしてPCR方法を公開してい
る。PCRの要約は下記に提供される。
二本鎖の標的配列が変性され、プライマーが変性された
標的の個々の鎖にアニールされ、そしてプライマーがD
NAポリメラーゼの作用により延長される。この工程は
典型的には、25〜40回、反復される。2つのプライ
マーは、標的核酸配列の反対端に及び個々のプライマー
の延長生成物が標的配列の相補的コピーであるような配
向でアニールし、そしてその補体から分離される場合、
他のプライマーにハイブリダイズすることができる。個
々のサイクルは、100%効果的である場合、存在する
標的配列の数の二倍化をもたらす。
に、高レベルのDNAを有するサンプル、陽性の対照鋳
型又は前での増幅からの低レベルのDNA汚染が、目的
の添加された鋳型DNAの不在においてさえ、PCR生
成物をもたらすことができる。障害汚染を最少にするで
あろう実験装置及び技法は、Kwok and Hig
uchi,1989,Nature 339:237〜
238及びKwokand Orrego,Innis
など.,eds.,1990,PCR Protoco
ls:A Guide to Methods and
Applications,Academic Pr
ess,Inc.,San Diego,CAに論ぜら
れている。前の反応からの増幅された核酸によるPCR
の汚染の問題を減じるための酵素方法は、PCT特許出
願第US91/05210号及びアメリカ特許第5,4
18,149号及び第5,035,996号に記載され
ている。
わちプライマーハイブリダイゼーション特異性を保証す
るために必要とされる温度よりも十分に低い温度でアセ
ンブルされる。非特異的増幅は、室温でプライマーは非
特異的に他に結合することができるので、部分的に相補
的な核酸配列のみをもたらすことができ、そして所望し
ない核酸配列の合成を示す。それらの新しく合成され
た、所望しない配列は、増幅反応の間、所望する標的配
列と競争することができ、そして所望する配列の増幅効
能を有意に低めることができる。非特異的増幅は、温度
が必要なハイブリダイゼーション特異性を提供するため
に十分に高められるまで、プライマー延長が妨げられる
“ホット−スタート(hot−start)”を用いて
減じられ得る。
度が必要なハイブリダイゼーション特異性を提供するた
めに十分に高められるまで、1又は複数の試薬が反応混
合物から抑えられる。熱不安定材料、たとえばワックス
を、反応成分を分離し又は隔離するために使用するホッ
ト−スタート法は、アメリカ特許第5,411,876
号及びChouなど.,1992,Nucleic A
cids Research 20(7):1717〜
1723に記載されている。他のホット−スタート法に
おいては、増幅の前又は増幅の第1段階として高温イン
キュベーションにより不活性化されるまで、プライマー
延長を触媒しない可逆的に不活性化されたDNAポリメ
ラーゼが使用される。
ポリメラーゼの例は、AmpliTaqTM GOLDで
ある(レビューのためには、Birchなど.,199
6,Nature 381:445〜446を参照のこ
と)。非特異的増幅はまた、アメリカ特許第5,41
8,149号に記載されるように、増幅の初期の高温段
階の前に形成される延長生成物を酵素的に変性すること
によっても減じられ得る。
あるけれども、サンプルにおける標的配列の増幅は、い
づれかの既知の方法、たとえばリガーゼ鎖反応(Wu
and Wallace 1988,Genonics
4:560〜569)、TAS増幅システム(Kwo
hなど.,1989,Proc.Natl.Acad.
Sci.USA 86:1173〜1177)、及び自
立した配列複製(Guatelliなど.,1990,
Proc.Natl.Acad.Sci.USA 8
7:1874〜1878;及びWO92/08800)
により達成され得、ここでそれらの個々は、標的配列が
検出され得るよう十分な増幅を提供する。
する方法、たとえばOβ−レプリカーゼ増幅法(Kra
mer and Lizardi,1989,Natu
re339:401〜402及びLomeliなど.,
1989,Clin.Chem.35:1826〜18
31)が使用され得る。既知の増幅方法のレビューは、
Abramson and Myers,1993,C
urrent Opinion in Biotech
nology 4:41〜47に提供される。
配列特異的増幅により、又は対立遺伝子の領域をまず増
幅し、そして次に、増幅された領域の配列を分析するこ
とにより存在するヌクレオチド配列を同定することによ
って同定され得る。配列分析は、増幅された核酸に見出
される配列変動を識別できるいづれかの手段により行な
われ得る。配列分析は好ましくは、本発明の方法のオリ
ゴヌクレオチドプローブによるハイブリダイゼーション
により実施されるが、但し、他の方法、たとえば増幅さ
れた核酸の直接的な配列決定及びゲル電気泳動による移
動度の変化の検出が使用され得る。
との間に形成されるハイブリッドを検出するための適切
なアッセイ型は、当業界において知られておりドット−
ブロット型及び固定されたプローブアッセイ型、たとえ
ば逆ドット−ブロットアッセイを包含する。ドットブロ
ット及び逆ドットブロットアッセイ型は、アメリカ特許
第5,310,893号;第5,451,512号;及
び第5,468,613号に記載されている。
た標的DNAが固体支持体、たとえばナイロン膜上に固
定される。膜−標的複合体は適切なハイブリダイゼーシ
ョン条件下でラベルされたプローブと共にインキュベー
トされ、ハイブリダイズされていないプローブは適切な
緊縮条件下で洗浄することによって除去され、そして膜
が結合されたプローブの存在についてモニターされる。
好ましいドット−ブロット検出アッセイは、例に記載さ
れる。
ブが固体支持体;たとえばナイロン膜又はマイクロタイ
タープレート上に固定される。標的DNAが、典型的に
は、ラベルされたプライマーの導入による増幅の間、ラ
ベルされる。プライマーの1つ又は両者がラベルされ得
る。膜−プローブ複合体は、適切なハイブリダイゼーシ
ョン条件下でラベルされた増幅された標的DNAと共に
インキュベートされ、ハイブリダイズされていない標的
DNAが適切な緊縮条件下で洗浄することによって除去
され、そして膜が結合された標的DNAの存在について
モニターされる。
れるもう1つの適切なアッセイは、アメリカ特許第5,
210,015号及びHollandなど.,199
1,Proc.Natl.Acad.Sci.USA
88:7276〜7280に記載されており、ここでラ
ベルされた検出プローブはPCR増幅工程の間に添加さ
れる。プローブは、DNA合成のためのプライマーとし
て作用することからプローブを妨げるために変性され
る。個々の合成段階の間、すなわちプライマー伸張の
間、標的DNAにハイブリダイズするいづれかのプロー
ブが、DNAポリメラーゼ、たとえばTaq DNAポ
リメラーゼの5’から3’のエキソヌクレアーゼ活性に
より変性される。
れる。従って、プローブ変性生成物の存在は、プローブ
と標的DNAとの間でのハイブリダイゼーションが生
じ、そして増幅反応が生じたことを示唆する。上記 '0
15特許の方法においてプローブとして機能するよう変
性されたオリゴヌクレオチドは、本発明の範囲内であ
る。増幅による汚染を生じるプローブの変性を検出する
ための方法は、 '015特許及びアメリカ特許第5,4
91,063号及び第5,571,673号に記載され
ている。
検出を促進するためにラベルされたオリゴヌクレオチド
を典型的には利用する。オリゴヌクレオチドは、分光、
光化学、生化学、免疫化学又は化学手段により検出可能
なラベルを導入することによりラベルされ得る。有用な
ラベルは、32P、螢光染料、電子−濃試薬、酵素(通
常、ELISASに使用されるような)、ビオチン又は
ハプテン、及び抗血清又はモノクローナル抗体が利用で
きるタンパク質を包含する。本発明のラベルされたオリ
ゴヌクレオチドは合成され得、そしてオリゴヌクレオチ
ドを合成するために上記技法を用いてラベルされ得る。
−ブロットアッセイは、Levenson and C
hang,1989,PCR Protocols:A
Guide to Methods and App
lications(Innisなど.,eds.,A
cademic Press,San Diego),
99〜112ページに記載されるように、ビオチンによ
りラベルされたプローブを用いて実施される。配列特異
的条件下でビオチニル化されたプローブによる固定され
た標的DNAのハイブリダイゼーションに続いて、結合
したまま存続するプローブが、まずアビジン−ホースラ
ディシュペルオキシダーゼ(A−HRP)又はストレプ
トアビジン−ホースラディシュペルオキシダーゼ(SA
−HRP)にビオチンに結合し、次にHRPがクロモゲ
ンの色の変化を触媒する反応を実施することによって検
出される。
の方法においては、特定の配列の存在の同定は、増幅さ
れた標的配列の存在又は不在の検出のみを必要とする。
増幅された標的配列の検出方法は当業界において良く知
られている。たとえば、ゲル電気泳動(Sambroo
kなど.,1989、前記を参照のこと)及び上記プロ
ーブハイブリダイゼーションアッセイは、核酸の存在を
検出するために広く使用されて来た。
の上昇をモニターすることにより核酸の増幅を検出する
ための他の方法は、Higuchiなど.,1992,
Bio/Technology 10:413〜41
7;Higuchiなど.,1993,Bio/Tec
hnology 11:1026〜1030;及びヨー
ロッパ特許公開第487,218号及び第512,33
4号に記載されている。二本鎖の標的DNAの検出は、
臭化エチジウム(EtBr)及び他のDNA結合ラベル
が、二本鎖DNAに結合される場合を示す高められた螢
光に依存する。標的配列の合成に起因する二本鎖DNA
の上昇は、螢光の検出できる上昇をもたらす。
のABO対立遺伝子配列に選択的にハイブリダイズする
ことを決定するための方法が何人であっても、型決定方
法の中心的特徴は、存在する変異配列を検出することに
よるサンプルに存在するABO対立遺伝子の同定を包含
する。プローブがパネルにおいて使用される特定の適用
が使用される。たとえば、特定の対立遺伝子の存在又は
不在のみが興味あるものである場合、特定の対立遺伝子
に対して特異的な1つのプローブが適切である。
りもむしろ、対立遺伝子のクラスを同定する配列−特異
的プローブの組が選択され得ることは当業者に明白であ
ろう。いくつかの用途においては、すべての対立遺伝子
の同定は必要ではない。たとえば、本発明の方法は、血
清学的方法により区別できない対立遺伝子変異体を検出
するために使用され得る。しかしながら、血清学的タイ
プのみが検出される予定である用途においては、個々の
血清学的タイプに対応する対立遺伝子の組の間を区別す
るが、しかし個々の血清学的タイプ内の対立遺伝子間を
区別しない1組のプローブを使用することが所望され
る。そのような1組のプローブの使用は、必要とされる
プローブの数の有意な低下を可能にすることができる。
NA型決定は、血液バンク及び個人の同定のために血液
型決定を包含する多くの異なった目的のために有用であ
る。たとえば、DNA型決定法は、犯罪者又は犠牲者の
同定が犯罪の現場で放置された出来事と個人とを連結す
ることによって確立される場合のように犯罪を解決する
ために、又は生物学的物質が個人の母性又は父性を決定
するために使用される場合のように非犯罪性質の他の論
点を解決するために、個人の同定の重要な分野において
有意な役割を演じる(たとえば、Reynolds a
nd Sensabaugh 1991,Anal.C
hem.63:2〜15を参照のこと)。
子座で見出される対立遺伝子の数及び頻度に依存する。
新規に発見された対立遺伝子を決定するために本明細書
に提供される方法及び試薬と共に、前に定義されたO対
立遺伝子を再分割する追加のABO遺伝子座多型現象の
発見は、ABO DNA型決定アッセイの識別力を実質
的に改良し、そしてそれにより、個人の同定のためへの
その利用性を改良する。
めの有用な成分を含んで成るキット、複数容器ユニット
にも関する。有用なキットは、ABO対立遺伝子に対し
て特異的なオリゴヌクレオチドプローブを含むことがで
きる。多くの場合、プローブは適切な支持体膜上に固定
され得る。キットはまた、本発明の好ましい態様におい
て有用であるPCR増幅のためのプライマーも含むこと
ができる。それらのプライマーは、ABO対立遺伝子の
多型領域を増幅するであろう。
イマー伸張生成物の合成を触媒するための剤、基質のヌ
クレオシド三リン酸、ラベルするために使用される手段
(たとえば、アビジン−酵素接合体及び酵素基質及びラ
ベルがビオチンである場合、クロモゲン)、PCR又は
ハイブリダイゼーション反応のための適切な緩衝液、及
び本発明を実施するための説明を包含する。
めのみであり、本発明の範囲を限定するものではない。
特許請求の範囲内の発明の多くの態様は、前述のテキス
ト及び続く例を読む当業者に明らかであろう。
ンスフェラーゼ遺伝子の領域の増幅が下記に記載されて
いる。
オチド2−161に対応するABOグリコシルトランス
フェラーゼ遺伝子の領域の増幅を、下記に示されるプラ
イマーを用いて実施した。 GZ23 配列番号2 5'-ATGTGGGTGGCACCCTGC GZ21 配列番号3 5'-GGTGGTGTTCTGGAGCCTGAA
は、配列番号1の位置2〜19でイントロンの領域にハ
イブリダイズする。下流のプライマーGZ21(配列番
号3)は、配列番号1の位置141〜161でコード配
列の領域にハイブリダイズする。一緒に、それらのプラ
イマーは、O対立遺伝子からの160個のヌクレオチド
生成物及びA及びB対立遺伝子からのその対応する16
1個のヌクレオチド生成物の増幅を触媒する。両プライ
マーハイブリダイゼーション領域は、ABO対立遺伝子
間に保存される。従って、プライマーは、同じ条件下で
個々のABO対立遺伝子からの核酸配列の増幅を可能に
する。
した。最終試薬濃度は次の通りであった: 2ngの精製されたヒトゲノムDNA 200nMの個々のプライマー 200μMの個々のdNTP 50mMのKCl 10mMのトリス−HCl,pH8.3 2.5mMのMgCl2 2.5単位のTaq DNポリメラーゼ* * Hoftmann−La Rocherより開発さ
れ、そして製造され、そしてPerkin Elmer
(Norwalk,CT)。
性、アニール及び拡張)、続く最終インキュベーション
(維持)をプログラムされた、Perkin Elme
r(Norwalk,CT)により市販されるDNA
Thermal Cycler480において行なっ
た。試薬の蒸発を排除するために、2滴の鉱物油を個々
の管に添加した。使用される特定温度サイクリングプロ
フィールは下記に示される。
ためにアガロースゲル電気泳動により検出した。アガロ
ースゲル(100mlの3% NuSieve及び1.5
% SeaChem)及び0.5× TBE(0.04
5Mのトリス−硼酸塩及び0.001Mの二ナトリウム
EDTA)緩衝液を使用した。臭化エチジウム(0.5
μg/ml)を、ゲル及び緩衝液の両者に添加した。電気
泳動を100ボルトで約1時間、行なった。ゲルを水に
よりすばやく脱色し、そしてDNAの臭化エチジウム染
色バンドをUV照射を用いて可視化した。ゲル電気泳動
分析は、ヒトゲノムDNAを含むサンプルからの標的の
核酸配列の成功した増幅を確認した。
ハイブリダイゼーションアッセイ プローブハイブリダイゼーションを、ゲノム核酸のサン
プルに存在する対立遺伝子を検出するためにドットブロ
ット型で行なった。ドットブロット型において、小量の
増幅された核酸を変性し、ナイロンフィルターに適用
し、そして下記のようにして固定した。次に、フィルタ
ーを、ラベルされたプローブを含む溶液に含浸し、ハイ
ブリダイゼーションの発生を可能にした。
イブリダイゼーション条件下で洗浄することによって除
去し、そして固定された標的核酸に結合されるプローブ
を検出した。ハイブリダイゼーションに使用されるプロ
ーブを、Levensonand Chang,198
9,PCR Protocols:A Guideto
Methods and Applications
(Innisなど.,eds.,Academic P
ress.San Diego),92〜112ページ
に記載のようにしてビオチンによりラベルし、非アイソ
トープ検出を可能にした。このアッセイの詳細は下記に
示される。
を同定するために使用されるプローブを下記に記載す
る。多型部位にハイブリダイズするプローブ配列内の特
定のヌクレオチドは下線が引かれている。表1に示され
る核酸鎖にハイブリダイズするプローブは星印により示
され;他のすべてのプローブは表1に示される鎖の補体
にハイブリダイズする。すべてのプローブオリゴヌクレ
オチドは、5’から3’の方向で示される。
する塩基対を、プローブGZ26(配列番号4)及びG
Z27(配列番号5)を用いて同定した。それらのプロ
ーブのハイブリダイズする領域はまた、多型位置32及
び33も包含する。プローブGZ26(配列番号4)
は、位置29及び32でA:T塩基対及び位置33で
C:G塩基対を有するO1 対立遺伝子に対して特異的で
ある。プローブGZ27(配列番号5)は、位置29で
G:C塩基対、位置32でA:T塩基対及び位置33で
C:G塩基対のすべてを有するO2 ,A及びB1 対立遺
伝子に対して特異的である。プローブは、位置32で
G:C塩基対を有するB2 対立遺伝子又は位置33で
T:A塩基対を有するO4 対立遺伝子にハイブリダイズ
しない。 GZ26 (配列番号4) 5’−AGCTCCATATGACCGCAC GZ27* (配列番号5) 5’−CGTGCGGTCACATGGA
別するために、A及びB対立遺伝子とO対立遺伝子とを
区別する追加のG:C塩基対の位置を包含するABOグ
リコシルトランスフェラーゼ遺伝子の領域にハイブリダ
イズするプローブを用いた。プローブGZ29(配列番
号6)はO対立遺伝子に対して特異的である。プローブ
GZ30(配列番号7)は、配列番号1の位置77と7
8との間の位置に対応する追加のG:C塩基対を有する
A及びB対立遺伝子に対して特異的である。 GZ29 (配列番号6) GGTACCCCTTGGCTGG GZ30 (配列番号7) GTGACCCCTTGGCTGG
在するヌクレオチドを、プローブGZ33(配列番号
8)及びGZ34(配列番号9)を用いて同定した。プ
ローブGZ33(配列番号8)は位置113でA:T塩
基対を有するO2 及びA対立遺伝子に対して特異的であ
る。プローブGZ34(配列番号8)は、位置113で
G:C塩基対を有するO1 ,O3 ,O4 及びB対立遺伝
子に対して特異的である。 GZ33 (配列番号8) GGAGGGCACATTCAACAT GZ34* (配列番号9) GATGTTGAACGTGCCCTC
される7個の対立遺伝子のサブセットに分類するために
上記6個のプローブの組の使用を記載する。すべての対
立遺伝子は、O1 ,O2 ,A及びB対立遺伝子として分
類された。例3に記載される遺伝子型決定が行なわれる
時点で、O1 ,O2 ,A及びB対立遺伝子のみが観察さ
れた。追加の対立遺伝子の存在は、予期しないハイブリ
ダイゼーション結果の発生により示された。続く配列決
定は、B対立遺伝子を再分割する位置32での多型現
象、O4 対立遺伝子を同定する位置33での多型現象、
及びO3 対立遺伝子を同定する位置29及び113での
塩基対の組合せの発見を導びいた。
常ではないので、O1 ,O2 ,A又はB対立遺伝子とし
て対立遺伝子を分類することがまだ所望される。位置3
2及び33での多型現象が検出されない場合、B対立遺
伝子のサブタイプは区別されず、そしてO4 はO1 対立
遺伝子と区別されないが、しかしO3 対立遺伝子はまだ
区別される。プローブハイブリダイゼーションによる位
置29,77〜78(欠失)及び113での多型現象の
みの検出はすべての二倍体遺伝子型の同定を可能にする
が、但し、O3 ,A、及びO2 ,B1 遺伝子型は同一の
ハイブリダイゼーション結果を与える。
伝子型決定を、上記プローブの他に、位置32及び33
に存在する塩基対を同定するために追加のプローブを用
いて行な得る。位置29,32及び33での多型部位の
近接性のために、存在する塩基対を、位置29〜33を
包含する領域にハイブリダイズし、そして位置29,3
2及び33に存在する塩基対の特異的パターンを検出す
るプローブを用いて検出することができる。すべての対
立遺伝子は位置29〜33を包含する領域内に4種の配
列バリアントの1つを含むので、位置29〜33を包含
し、そして個別の配列バリアントにハイブリダイズする
個々の4つのプローブは、個々の対立遺伝子において位
置29,32及び33で存在する塩基対を決定するため
に十分である。
GZ27(配列番号5)は、4つの配列バリアントの2
つを検出する。プローブGZ26(配列番号4)は、位
置29及び32でA:T塩基対及び位置33でC:G塩
基対を有する対立遺伝子を検出する。プローブGZ27
(配列番号5)は、位置29でG:C塩基対、位置32
でA:T塩基対及び位置33でC:G塩基対を有する対
立遺伝子を検出する。下記に提供されるプローブP1
(配列番号10)及びP2(配列番号11)は、他の2
種のバリアントを検出する。プローブP1(配列番号1
0)は、位置29でA:T塩基対、位置32でA:T塩
基対及び位置33でT:A塩基対を有する対立遺伝子を
検出する。プローブP2(配列番号11)は、位置29
及び32でG:C塩基対及び位置33でC:G塩基対を
有する対立遺伝子を検出する。一緒に使用される場合、
それらの4種のプローブは、位置29,32及び33で
存在する塩基対のすべての組合せを検出する。さらに、
上記に示される6個のプローブへのP1(配列番号1
0)及びP2(配列番号11)の添加は、すべての7種
の対立遺伝子の遺伝子型決定を可能にする。 P1 (配列番号10) 5’−AGCTCCATATGATCGCAC P2 (配列番号11) 5’−AGCTCCATGTGGCCGCAC
同定するために企画された1組のプローブは、28個の
可能な二倍体遺伝子型の27個を検出することができ
る。O 3 ,A及びO2 ,B1 遺伝子型は、個々の多型部
位で存在する塩基対を独立して検出することによっては
区別され得ない。対立遺伝子が観察されたプローブハイ
ブリダイゼーションパターンに特定の塩基対を付与す
る、組合されたプローブハイブリダイゼーションパター
ンは示されないので、あいまいさが生じる。
立遺伝子の両者は、位置113で存在する塩基対によっ
てのみ区別される。O3 ,A及びO2 ,B1 遺伝子型か
らのサンプルは、位置113でG:C塩基対を有する核
酸及び位置113でA:T塩基対を有する核酸の両者を
含む。たとえば、対立遺伝子が、多型部位が独立して分
析される場合、決定されないA:T塩基対を付与するそ
れらの遺伝子型を区別することは必要である。
ンプルに存在する対立遺伝子のサブセットのみを増幅す
るための配列特異的増幅を用いて解決され得る。たとえ
ば、O対立遺伝子とA及びB対立遺伝子を区別する追加
のG:C塩基対に対して特異的なプライマーを用いての
A又はB対立遺伝子のみからの核酸の配列特異的増幅、
続く位置113での塩基対の検出は、A及びB対立遺伝
子の区別を可能にする。O3 ,A又はO2 ,B1 遺伝子
型のいづれかであることが知られているサンプルからA
又はB対立遺伝子のみの増幅及び増幅された対立遺伝子
の同定は、O3,A及びO2 ,B1 遺伝子型の区別を可
能にする。遺伝子型決定のあいまいさを排除するためへ
の配列特異的増幅の使用は、WO92/10589に記
載されるHLA DRB遺伝子型決定法に使用されて来
た。
の領域外のもう1つの多型部位をさらに検出することに
よって解決され得る。たとえば、Lee and Ch
ang,1992、前記は、A対立遺伝子に存在しない
B対立遺伝子におけるAluI部位をもたらすコード配
列の位置700での多型部位を記載する。A及びB対立
遺伝子を区別する能力は、O3 ,A及びO2 ,B1 遺伝
子型の区別を可能にする。
応からのPCR生成物を、アルカリによる処理により変
性した。特に、10μlのPCR生成物を、0.5Mの
EDTA(pH8.0)4.5μl,5NのNaOH
7.2μl及び78.3μlの水から成る変性溶液90
μlに添加した。その混合物を室温で10分間インキュ
ベートし、変性を完結した。
(Pall Corp.,GlenCove,NY)
を、水に5〜10分間ソークし、そしてドット−ブロッ
トマニホルド(Bio Rad,Richmond,C
AからのBio−Dot)が設定された後、水200μ
lによりさらにすすぐことによって調製した。100μ
lの変性されたサンプル混合物を、ドットブロット装置
を用いて、ナイロン膜に真空下で適用した。次に、個々
のウェルを0.4NのNaOH 200μlによりすす
ぎ、次に、2× SSCによりすばやくすすぎ、そして
液体のプールがなくなるまで、空気乾燥せしめた。固定
されたDNAを、Stratalinker(Stra
tagone,La Jolla,CA)UV光ボック
ス(“自己交差”設定で)による500mI/cm2 の束で
の紫外線照射によりナイロンフィルターに交差せしめ
た。
チニル化されたプローブを含むハイブリダイゼーション
緩衝液(5× SSPE,0.5% SDS)において
実施した。フィルターを55℃で25〜30分間、ハイ
ブリダイズせしめた。ハイブリダイゼーションの後、フ
ィルターを室温で、洗浄用緩衝液(2.5× SSP
E,0.1% SDS)によりすすぎ、過剰のプローブ
のほとんどを除去した。
ゼーション緩衝液及びHRP−SAを含む酵素接合体溶
液においてフィルターをインキュベートすることによっ
てホースラディシュペルオキシダーゼ−ストレプトアビ
ジン(HRP−SA)に接合した。酵素接合体溶液は、
個々のmlのハイブリダイゼーション溶液にPerkin
Elmer(Norwalk,CT)からの酵素接合
体:HRP−SA 8μlを添加することによって調製
された。個々のフィルターを、55℃で5分間、酵素接
合体溶液においてインキュベートした。接合に続いて、
フィルターを室温で洗浄用緩衝液によりすすいだ。緊縮
洗浄を、振盪水浴において55℃で12分間、洗浄用緩
衝液により行なった。緊縮洗浄の配列特異的ハイブリダ
イゼーション条件は、標的配列に対して正確に相補的な
プローブのみが結合したまま存続することを確保した。
するビオチニル化されたプローブを次の通りに可視化し
た。色彩進行溶液を、100mlのクエン酸塩緩衝液
(0.1Mのクエン酸ナトリウム、pH5.0)、5mlの
3,3’,5,5’−テトラメチルベンジジン(TM
B)溶液(Perkin Elmer,Norwal
k,CT)及び3%過酸化水素水100μlを混合する
ことによって調製した。フィルターをまず、100mMの
クエン酸ナトリウム(pH5.0)によりすすぎ、次に暗
室において室温で10分間、軽く撹拌しながら、色彩進
行溶液においてインキュベートした。初め無色のTMB
は、過酸化水素の存在下で、プローブ結合されたHRP
により着色された沈殿物に転換された。進行されたフィ
ルターを水により数分間すすぎ、そしてすばやく写真を
取った。
った集団からの622人の個人からのサンプルを、AB
O遺伝子座で型分けした。サンプル化された集団は、1
78人のアフリカ系アメリカ人、181人のアメリカ系
白人、174人のアメリカ系スペイン人及び89人の日
本人からそれぞれ成った。
して実質的に行なったが、但し、次の例外を包含する。
第1に、8人の他の遺伝子からの標的配列に対して特異
的な追加の増幅プライマーを、個々の遺伝子からの標的
配列が同時に増幅されるように、増幅混合物に含んだ。
第2に、最終試薬濃度は次の通りであった: 2ngの精製されたヒトゲノムDNA 200nMの個々のプライマー 200μMの個々のdNTP 50mMのKCl 20mMのトリス−HCl,pH8.3 3mMのMgCl2 1.5μlの変性されたDNAポリメラーゼ溶液(約
7.5単位)。
は、1996年8月17日に出願されたヨーロッパ特許
出願第96113222.2号に記載されるように、2
00倍モル過剰のシトラコン酸無水物との反応により可
逆的に不活性化されたTaqDNAポリメラーゼであっ
た。手短に言及すれば、その方法は、トリス緩衝液(5
0mMのトリス−HCl,1mMのEDTA,65mMのKC
l,pH7.5)における1.3mg/nlの初期濃度でのT
aq DNAポリメラーゼ(Ampli Taq登録商
標、Perkin Elmer,Norwalk,C
T)の使用を包含する。
(N,N−ジメチルホルムアミド)に100倍で11.
06Mのシトラコン酸無水物(Aldrich,Mil
waukee,WIから市販されている)を希釈するこ
とによって創造された。約200/1のモル比でシトラ
コン酸無水物/Taq DNAポリメラーゼを含む溶液
を4℃で一晩インキュベートし、Taq DNAポリメ
ラーゼを不活性化した。不活性化に続いて、増幅を変性
された酵素の希釈シリーズを用いて行ない、7.5単位
の変性されていないTaq DNAポリメラーゼを用い
て得られるのと実質的に同じ増幅の結果を生成するシト
ラコン酸化されたTaq DNAポリメラーゼ溶液の量
を決定した。
活性化の量(7.5単位)を、1回の増幅で使用される
量(2.5単位)以上に高め、同時増幅に必要とされる
高められたDNA合成を促進した。実験的な決定に基づ
いて、1.5μlの変性されたDNAポリメラーゼ溶液
を個々の反応に添加した。変性されたDNAポリメラー
ゼが、上記のようにして、“ホット−スタート”を達成
するために同時増幅に使用された。反応混合物の予備反
応インキュベーションを94℃で5分30秒間行ない、
変性されたDNAポリメラーゼを再活性化した。
上記6個の組のプローブを用いて検出された多型現象に
より、下記表3に定義される。多型部位の位置は配列番
号1に関して番号付けされている。個々の対立遺伝子の
ためには、位置29及び113での多型部位で存在する
塩基対、及び配列番号1の位置77と78との間での追
加のG:C塩基対の存在又は不在が決定された。位置3
2及び33で存在する塩基対を別々に決定した。
うにして行なった。集団の個々について観察される対立
遺伝子及び遺伝子型頻度が下記表に与えられる。予測さ
れる遺伝子型頻度を、Hardy−Weinberg平
衡を仮定する、観察された対立遺伝子頻度から計算し
た。
を、B2 ,O3 及びO4 対立遺伝子の発見の前に行なっ
た。予測できない結果が、13人のアフリカ系アメリカ
人、4人のアメリカ系白人、5人のアメリカ系スペイン
人及び8人の日本人から観察された。最っと頻繁に観察
される予測できない結果は、他の5つのプローブのハイ
ブリダイゼーションに基づいてO1 ,Bとして分類され
るサンプルにハイブリダイズするためにB対立遺伝子に
ハイブリダイズすることが予測されるGZ27(配列番
号2)の不良であった。
際、O1 ,B2 であったことを決定した。予測されない
ハイブリダイゼーション結果を生成した30のサンプル
のうち、3つのアフリカ系アメリカ人及び1つのアメリ
カ系スペイン人サンプルが解釈できない結果を生成し、
そして下記に示される結果から排除された。対立遺伝子
及び遺伝子型頻度を、解釈できるハイブリダイゼーショ
ン結果を提供する618のサンプルを用いて計算した。
発見の観点から、A及びB対立遺伝子の頻度の評価の偏
向が存在する。なぜならば、本発明のプローブ組を用い
て区別できないO3 ,A及びO2 ,B1 遺伝子型が
O2 ,B遺伝子型として分類されたからであった。従っ
て、O2 ,B遺伝子型の評価された頻度は過大評価であ
った。しかしながら、O3 対立遺伝子はまれであるの
で、O3 ,A遺伝子型の発生は得られる頻度評価に対し
て有意に影響を及ぼさないであろう。
Claims (10)
- 【請求項1】 配列番号1の位置22〜58から成る領
域に含まれる少なくとも約10ヌクレオチドの長さの配
列を含んで成るオリゴヌクレオチド。 - 【請求項2】 ヌクレオチド位置29,32及び33の
多型部位から選択された多型部位を含む領域中で配列番
号1のいづれかの鎖に正確に又は実質的に相補的であ
り、そして前記多型部位で配列番号1に正確に相補的で
あるオリゴヌクレオチド。 - 【請求項3】 前記領域が約15〜約35ヌクレオチド
の長さである請求項2記載のオリゴヌクレオチド。 - 【請求項4】 GZ26(配列番号4),GZ27(配
列番号5),P1(配列番号10),P2(配列番号1
1)及びそれらの正確な相補体から成る群から選択され
る請求項2記載のオリゴヌクレオチド。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいづれか1項記載のオリ
ゴヌクレオチドを含んで成るDNAベクター。 - 【請求項6】 配列番号1のヌクレオチド29〜33を
含んで成るABOグリコシルトランスフェラーゼ遺伝子
核酸を含むサンプルに存在する対立遺伝子を同定するた
めの方法であって、配列番号1の位置29,32及び3
3から選択された多型部位に存在するヌクレオチド塩基
対を決定することを含んで成る方法。 - 【請求項7】 ヒト核酸を含むサンプルにおけるABO
グリコシルトランスフェラーゼ遺伝子の変異配列の存在
を決定するための方法であって、 (a)ヌクレオチド位置29,32及び33の多型部位
から選択された多型部位で前記変異配列に正確に相補的
である請求項1〜4のいづれか1項記載のオリゴヌクレ
オチドと前記核酸とを、前記核酸が前記変異配列を含む
場合にのみ、前記オリゴヌクレオチドが前記核酸に結合
して安定したハイブリッド複合体を形成する条件下で混
合し;そして(b)前記オリゴヌクレオチドと前記核酸
との間で形成される、前記変異配列の存在を示すいづれ
かのハイブリッドの存在を検出する、ことを含んで成る
方法。 - 【請求項8】 段階(a)の前に前記核酸を増幅する請
求項7記載の方法。 - 【請求項9】 前記段階(b)における検出が、前記オ
リゴヌクレオチドが前記核酸と安定したハイブリッド複
合体を形成する場合にのみ増幅が生じる条件下で、増幅
プライマーとして前記オリゴヌクレオチドを用いて、増
幅反応を実施することを含んで成る請求項7記載の方
法。 - 【請求項10】 請求項1〜4のいづれか1項記載のオ
リゴヌクレオチドを含んで成る、ABOグリコシルトラ
ンスフェラーゼ遺伝子座で個人の遺伝子型を決定するた
めのキット。
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