JPH09224785A - ベッドマット - Google Patents

ベッドマット

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JPH09224785A
JPH09224785A JP3346196A JP3346196A JPH09224785A JP H09224785 A JPH09224785 A JP H09224785A JP 3346196 A JP3346196 A JP 3346196A JP 3346196 A JP3346196 A JP 3346196A JP H09224785 A JPH09224785 A JP H09224785A
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JP
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fiber
fibers
mat
bed mat
bed
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JP3346196A
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Masuki Fujimoto
倍己 藤本
Tomoshige Sugino
知重 杉野
Noriyoshi Shintaku
知徳 新宅
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】速乾性や屈曲性に優れ、通気性や透湿性のある
快適な使用感を有するベッドマットを提供する。 【解決手段】ベッドマットを構成するマット中材が2種
以上の繊維で構成された繊維成形体であって、該繊維成
形体は融点が他の繊維より低い熱可塑性重合体R1から
なる繊維Cを含み、繊維C相互間および繊維Cと他の繊
維との接触点の一部が接着し、さらに、構成繊維の少く
とも一部が繊維表面にシリコン系樹脂を付与されてな
り、上記マット中材およびマットカバー、または上記マ
ット中材、マット中側地およびマットカバーを備えたこ
とを特徴とするベッドマット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水洗いによる乾燥
性や屈曲性が優れた医療用、あるいは寝装用などのベッ
ドマットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ベッドマットのマット中材として
は、一般にポリウレタンなどの樹脂発泡体が主に使用さ
れてきた。しかし、樹脂発泡体は発泡時にフロンガスま
たはその代替ガスを使用し、燃焼時には有毒ガスを発生
するなど、環境面で問題があった。また、通気性や透湿
性が低く蒸れやすいうえに、水や尿などの溶液がかかる
と透水性が低いために、マットに溜まり、乾燥し難く、
不快感を与えることがあった。
【0003】これらの問題を解消するマット中材として
クッション材(繊維詰め物材)が、例えば特公昭62−
2155号公報、特公平1−18183号公報、特公平
4−33478号公報、特開平3−140185号公報
などに提案されている。これらのクッション材は、熱接
着性の繊維として低融点の繊維を使用したり、高融点の
熱可塑性樹脂を芯部とし、低融点の熱可塑性樹脂を鞘部
とする、芯鞘構造の複合繊維を使用することにより、あ
る程度の成果をもたらしはしたが、さらに向上が望まれ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、速乾
性や屈曲性に優れ、通気性や透湿性のある快適な使用感
を有するベッドマットを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のベッドマット
は、前記の課題を解決するために、次の構成を有する。
すなわち、ベッドマットを構成するマット中材が2種以
上の繊維で構成された繊維成形体であって、該繊維成形
体は融点が他の繊維より低い熱可塑性重合体R1からな
る繊維Cを含み、繊維C相互間および繊維Cと他の繊維
との接触点の一部が接着し、さらに、構成繊維の少くと
も一部が繊維表面にシリコン系樹脂を付与されてなり、
上記マット中材およびマットカバー、または上記マット
中材、マット中側地およびマットカバーを備えたことを
特徴とするベッドマットである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明のベッドマットにつ
いて図面を参照しつつ、実施態様例を挙げながら詳細に
説明する。
【0007】一般的にベッドマットはマット中材および
マットカバーまたは、マット中材、マット中側地および
マットカバーからなっている。その内ベッドマットはマ
ット中材によってその品質が大きく左右される。本発明
のベッドマットは、ベッドマットを構成するマット中材
が2種以上の繊維で構成された繊維成形体であって、融
点が他の繊維より低い熱可塑性重合体R1からなる繊維
Cを含み、繊維C相互間および繊維Cと他の繊維との接
触点の一部が接着したものである。
【0008】熱可塑性重合体R1としては、例えばポリ
エステル系の場合、ポリエチレン、ポリプロピレン、エ
チレンプロピレン共重合体、エチレンブテン共重合体、
エチレン酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィンあるい
はオレフィン共重合体、ポリヘキサメチレンテレフタレ
ート、ポリヘキサメチレンブチレンテレフタレート、ポ
リヘキサメチレンテレフタレートイソフタレート等のポ
リエステルあるいは共重合ポリエステル等の熱可塑性ポ
リマーから選ばれる、少なくとも一種類のポリマーを挙
げることができる。
【0009】これら熱可塑性重合体R1の融点は、繊維
成形体の製造において熱処理を施して熱融着するため、
繊維間の十分な熱接着性を得ることや必要以上に高温熱
処理を施すことを避けるために、その他の繊維に比べて
20℃以上低く、80〜170℃の成分が望ましい。
【0010】また、繊維Cは、繊維成形体使用時の圧縮
や揉み作用によって微粉末化を避けるために熱可塑性重
合体R1を表面側にして、R1より融点が20℃以上高
い熱可塑性重合体R2が芯側に複合された複合繊維が好
ましく、繊維間の十分な熱接着性を得ることや繊維成形
体の圧縮性、圧縮回復性、ソフト感を得るためにR1/
R2で表される重量比が20/80〜60/40の範囲
の複合繊維(以下、複合繊維Cという)が好ましい。
【0011】熱可塑性重合体R2は、特に限定されない
が、例えば、テレフタル酸、2,6−ナフタレンジカル
ボン酸あるいはそれらのエステルを主たるジカルボン酸
成分とし、エチレングリコールもしくはテトラメチレン
グリコールを主たるグリコール成分とするポリエチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレートあるい
は、ポリエチレン2,6−ナフタレートなどの線状ポリ
エステルがあげられる。このうちポリエチレンテレフタ
レート(通常のポリエステル)が好ましい。
【0012】また、複合繊維Cがナイロン系の場合は、
例えば熱可塑性重合体R2がナイロン6で熱可塑性重合
体R1がナイロン6にナイロン6を共重合して融点を低
くしたものも等も使用可能である。
【0013】さらに、複合繊維Cには、この他必要に応
じてR1,R2以外の重合体成分や、酸化チタン、カー
ボンブラック等の顔料のほか、従来公知の抗酸化剤、着
色防止剤、耐光剤、帯電防止剤等が、本来の機能を喪失
しないかぎり、複合や混合などにより添加することがで
きる。このような複合繊維は、複合紡糸によって製造す
ることができる。
【0014】繊維Cとしては、繊度が1〜30デニー
ル、繊維長が10〜100mmの短繊維が好ましく用い
られる。1デニールより細い場合は、繊維と繊維の接触
点において、低融点成分である熱可塑性重合体R1の量
が相対的に少なくなり、熱接着による形態安定性が悪く
なることがある。30デニールを越えると、融点の高い
その他の繊維と繊維Cとの接触点および繊維Cの繊維間
接触点が相対的に減少し、熱接着むらにより均質な繊維
成形体が得られ難くなることがある。また、繊維長が1
0mmより短いと、繊維間の絡合性が悪くなり、繊維成
形体を薄くした場合に形状を保持し難くなることがあ
り、100mmより長いと繊維が絡み合い過ぎて開繊・
混綿性が悪くなり、均一な密度の繊維成形体が得られに
くいことがある。
【0015】繊維Cの捲縮は、繊維成形体の用途によっ
て適宜選択すればよく、嵩高性、ソフト感、圧縮に対す
る回復性をよくするためには、捲縮数が3〜10山/2
5mm、捲縮度が5〜30%の範囲であることが好まし
い。
【0016】また、繊維成形体は、構成繊維の少なくと
も一部の繊維表面にシリコン系樹脂が付与されてなるも
のである。
【0017】シリコン系樹脂が付与された繊維Aは前記
した複合繊維Cの表面にシリコン系樹脂が付与されたも
のであっても良いが、一般的に繊維の表面にシリコン系
樹脂が付与されたものは熱による接着性が低いため、好
ましい繊維構成はシリコン系樹脂が付与された繊維Aと
シリコン系樹脂が付与されていない繊維Cあるいはシリ
コン系樹脂が付与された繊維Aとシリコン系樹脂が付与
されていない繊維Cおよびシリコン系樹脂が付与されて
いない繊維Bの組み合わせである。
【0018】繊維Aや繊維Bは熱可塑性重合体R1の融
点より20℃以上高ければ特に限定されない。ポリエス
テルの他にも、例えば、6−ナイロン、66−ナイロ
ン、610−ナイロン、109−ナイロン、11−ナイ
ロン、12−ナイロン等のポリアミドを挙げることがで
きるが、なかでもポリエステルは圧縮特性(圧縮回復
性)、熱接着形態固定性に優れ、燃焼ガスの毒性が低
く、リサイクルできるなどの総合的な面で、好ましい材
料である。
【0019】繊維Aやその他の繊維Bとしては、繊度が
2〜30デニール、繊維長が10〜100mmの短繊維
が好ましく用いられる。2デニールより細いと、繊維の
嵩が低くなったり、繊維成形体の密度のわりに圧縮に対
する抵抗が低くなり、かつ圧縮回復性も低下することが
ある。また、30デニールより太くなると、触感が粗硬
になることがある。また、繊維長が10mmより短い
と、繊維間の絡合性が悪くなり、繊維成形体を薄くした
場合に形状を保持し難くなることがあり、100mmよ
り長いと、開繊・混綿性が悪くなり、均一な密度の繊維
成形体を得難くなることがある。
【0020】繊維Aやその他の繊維Bの捲縮は、繊維成
形体の用途によって適宜選択すればよく、嵩高性、ソフ
ト感、圧縮に対する回復性をよくするためには、捲縮数
が3〜10山/25mm、捲縮度が5〜30%の範囲で
あることが好ましい。
【0021】本発明の一つの目的である水洗いによる速
乾性の面では、ベッドマットのマット中材繊維成形体
は、後記する含水率が350%以下であるものが好まし
い。350%を越えるとベッドマットの水洗い時に取扱
性が悪くなると同時に、乾燥速度が遅いため水切れ性が
悪く、水洗いコストが高くなって好ましくない。含水率
を350%以下にするためには繊維成形体の構成繊維に
少なくともシリコン系樹脂が付与された繊維Aを15重
量%以上、より好ましくは30重量%以上含ませること
である。
【0022】前記繊維表面にシリコン系樹脂を付与する
方法としては、繊維Cとその他の繊維の混合物を熱処理
し、繊維C相互間および繊維Cとその他の繊維間を融着
して繊維成形体とした後、シリコン系の樹脂を付与し、
熱処理して固着させることもできるし、繊維A製造時に
シリコン系の樹脂を付与し、熱処理して固着させた繊維
Aを繊維成形体構成として使用し、繊維C相互間および
繊維Cとその他の繊維間を融着して繊維成形体とするこ
ともできる。後者は加工コストとして安くなるためより
好ましい方法である。
【0023】シリコン系樹脂の付与量としては、水濡れ
による水切れ性や水洗いによる速乾性およびコストの観
点から、たとえばジメチルポリシロキサンを主成分とす
るシリコン樹脂を0.1〜2%owf程度付着させるの
が好ましい。
【0024】本発明の繊維成形体は、前記の繊維Cを2
0〜60重量%と繊維Aまたは繊維Aとその他の繊維B
の合計を80〜40重量%とすることが好ましい。繊維
Cが20重量%未満であると、繊維C相互間および繊維
Cとその他の繊維Bとの熱接着点が少なくなって形態安
定性が悪くなることがあり、60重量%以上では、繊維
成形体のソフト感が低下し、触感が粗硬になることがあ
る。
【0025】繊維成形を構成する繊維に前記シリコン系
樹脂を付与された繊維Aが含まれるとベッドマット使用
時の圧縮弾性や圧縮回復性を高める効果も期待できる。
【0026】本発明の繊維成形体は、ベッドマットのマ
ット中材繊維成形体が2種以上の繊維で構成された繊維
成形体であって、後述する特性評価法で測定した撓み量
が5〜20cmであることが好ましい。5cm未満では
屈曲性不良で繊維成形体をベッドマット中材として使用
した場合、ベッドの変形に追従し難いためマットが浮い
たり皺が入る等の外観や機能を損なうことがあり、20
cmを越えると洗濯等でベッドマットを移動させる場合
の取扱い性が悪くなることがある。
【0027】図1は、本発明の繊維成形体の繊維配列の
一例を示す斜視図である。撓み量が5〜20cmの範囲
の繊維成形体とするためには、例えば繊維成形体の構成
繊維の多くが繊維成形体のある一方向断面(bdef)
に対してのみ繊維軸方向を略平行に配列して、該断面内
(bdef)でランダムな方向に配列させることによっ
て得られる。このような繊維成形体はベッドマット中材
として使用する場合の厚み方向、すなわち圧縮作用を受
ける方向に対して略平行に配列した繊維が多くなるよう
に裁断・成形して使用すると、例えばab線の方向をベ
ッドマット中材の長尺方向とすれば、就寝位から座位に
ベッドを変化させた時にベッドマットも同様な変形をす
る、つまり屈曲性の良好な繊維成形体が得られるのであ
る。
【0028】さらに、構成繊維の多くが、繊維成形体の
厚み方向の断面(bdef)に対し繊維軸方向を略平行
に配列し、かつ繊維成形体の厚み方向の断面内(bde
f)でランダムな方向に配列するようにすることによ
り、屈曲性が良好であるにもかかわらず洗濯や使用によ
る耐久性が高く、透湿性や透水性が高くて、使用快適感
の高い繊維成形体が得られ、圧縮作用を受ける方向に対
して平行に配列した繊維が多くなることになり、圧縮回
復性や反発力を高める構造となる。
【0029】ここで、厚み方向の断面は、例えば図1の
ae線に沿った角度の面やab線に沿った角度の断面等
多数あるが、繊維が略平行に配列した厚み方向の断面
(bdef)はbe線に沿った角度の面のみで、この角
度の面に繊維が略平行に配列しているため、繊維成形体
を引張ったり、歪曲させると他の角度の面に比べて比較
的剥離しやすい角度の面のことである。
【0030】繊維成形体の屈曲性を高める繊維成形体構
造としては前記の繊維配列をもつものが好ましいが、そ
の他にも使用繊維を混綿・開繊し、カードでさらに混綿
・開繊してウエッブ状とし、製綿成形機で積層ウエッブ
とした後、該ウエッブを波状に折り畳んで、波の波高方
向がベッドマットの使用用途の厚みになるようにして使
用繊維内の低融点繊維で固定することによっても得られ
る。
【0031】次に、本発明ベッドマットに使用する繊維
成形体の好ましい製造方法例について説明する。
【0032】図2は、本発明のベッドマットに使用する
繊維成形体の製造方法の一例に用いられる装置の金型の
縦断面図である。
【0033】前記繊維Aと繊維Cまたは繊維A、その他
の繊維Bおよび繊維Cとを、通常の紡績工程で使用する
給綿機、混綿機、開繊機によって、十分に混綿、開繊
し、目的に応じた形状の通気性型枠に送綿ファンによる
空気流などの気体と共に吹き込んで充填する。
【0034】吹き込んで充填するためには、型枠が適度
の通気性を有するものを使用する。例えば、JIS L
1079−1966フラジール型通気性試験機により
測定した際においては、通気性は5〜200cc/cm
2 ・secの範囲が好ましい。
【0035】このような型枠としては、例えば、図2に
示すパンチング金属板を用いた金型1、2を用いること
ができる。通気性型枠内に吹込み口3から吹込まれた繊
維混合物4は、タテ、ヨコ、厚み方向にランダムに配列
した状態となる。
【0036】次に、充填した繊維混合物を上金型2によ
り圧縮して、適当な密度にする。密度は、0.025〜
0.055g/cm3 であることが好ましい。密度が
0.025g/cm3 未満では、繊維成形体がソフトす
ぎて形態安定性が悪くなり、希望の形状に裁断、成形し
難くなることがある。0.055g/cm3 を越える
と、繊維成形体のソフト感が低下することがある。ま
た、前記圧縮処理は本発明の繊維成形体の繊維軸方向を
使用する繊維成形体の厚み方向の断面(bdef)に対
し略平行に配列させて、狙いの屈曲性を高める作用もあ
る。
【0037】圧縮した充填物を熱処理して、繊維C相互
間および繊維Cと繊維Aやその他の繊維Bとの接触点の
一部を接着して形態を固定する。熱処理の温度は繊維C
のR1が溶融接着する温度であればよく、一般的には、
80〜200℃が好ましい。さらに、本発明は、複合繊
維Cの熱可塑性重合体R1の融点未満の温度下で、前記
吹き込み充填後の圧縮方向に対し垂直な2方向の内2方
向または2方向の内1方向に5〜80%の範囲で1回以
上仕上げ2次圧縮処理して本発明の繊維成形体とすこと
も好ましい。本発明の繊維成形体は、圧縮弾力性、屈曲
性、透湿性、透水性の優れたものとするため、使用され
る用途の例えば着座位や就寝位で圧縮作用を受ける方向
の面に構成繊維の多くの繊維軸方向を平行に配列する。
そのためには、前記繊維成形体製造時の2次圧縮処理方
向が使用される用途の例えば着座位や就寝位で圧縮作用
を受ける方向、つまりその用途の厚み方向とする。この
場合、2次圧縮処理によって繊維AのR1で溶融接着し
た不必要な接着点をあらかじめ除去し、繊維成型体使用
時のソフト感や圧縮回復性を良好にする作用がある。
【0038】
【実施例】次に本発明を実施例および比較例を挙げてさ
らに具体的に説明する。本発明に記述した諸特性の測定
法は次の通りである。
【0039】(1)含水率 厚み7cm、幅80cm、長さ50cmの長方形の繊維
成形体試験片を2個準備し、まず自然状態(20℃×6
5%RH)で24時間放置後の重量(Wo)を測定す
る。その後水槽内に30分間浸漬し、幅方向が垂直方向
になるようにして取り出した状態で3分間後の重量
(W)を測定し、次式で含水率求めて2回の平均で表わ
した。
【0040】 含水率(%)=[(W−Wo)/W]×100 (2)撓み量 厚み5cm、幅10cm、長さ50cmの長方形の繊維
成形体試験片を3個準備し、水平な台上にのせ、試験片
をすべらせて台の端から長さ30cmだした状態で1分
間放置後、台の上面と試験片の先端の下面の高さの差
(撓み量mm)をスケールで読とり、3回の平均値で表
わした。
【0041】(3)繊度 JIS L1015−7−51Aの方法に準じて測定し
た。
【0042】(4)平均繊維長(カット長) JIS L1015A法(ステープルダイヤグラム法)
に準じて測定した。
【0043】(5)巻縮数および巻縮度 巻縮数および巻縮度はJIS L1015−7−12−
1およびJIS L1015−7−12−2の方法に準
じて測定した。
【0044】(6)充填密度 試験片(タテ:20cm、ヨコ:20cm、厚さ:20
cm)を20℃×65%RHの雰囲気中に24時間放置
した後の重量(w)を測定し、次式で求めた。 密度(g/cm3 )=w/8000 実施例1 熱可塑性重合体R1としてイソフタル酸40モル%共重
合したポリエチレンテレフタレート系ポリエステルで極
限粘度0.55を用い、熱可塑性重合体R2として通常
のポリエチレンテレフタレートで極限粘度0.65を用
いて、紡糸温度285℃、引取り速度1350m/分、
重量比R1/R2を50/50とし、R1を鞘、R2を
芯とする芯鞘複合繊維を紡糸した。
【0045】次いで、該未延伸糸を延伸倍率3.0倍、
延伸浴温度80℃で延伸し、クリンパで機械捲縮を付与
した。さらに、70℃の熱セッターで乾燥した後、仕上
げ油剤を付与して、カット長51mmに切断して、繊度
4.5デニール、表面層の融点が約110℃の複合短繊
維Cを得た。
【0046】これとは別に、極限粘度0.65のポリエ
チレンテレフタレートを用い、紡糸口金直下で非対象冷
却しながら紡糸し、延伸、機械巻縮を付与した後、市販
のジメチルポリシロキサンを主成分とするシリコン樹脂
液を噴霧器で均一に付着させ、熱処理、固着させてシリ
コン樹脂を付与された繊維Aとした。得られた繊維Aは
カット長64mm、繊度約8デニールの中空(中空率3
1%)丸断面、巻縮数4.3山/25mm、巻縮度2
3.7%で、シリコン樹脂の付着量は繊維重量当たり
(owf)約0.7%であった。
【0047】また、シリコン樹脂を付与されていない繊
維Bとしては、繊維A製造時にシリコン樹脂液を噴霧し
ないでカット長64mm、繊度約8デニールの中空(中
空率31%)丸断面、巻縮数4.7山/25mm、巻縮
度25.8%の短繊維を製造した。
【0048】得られた繊維Aを30重量%、繊維Bを3
0重量%、繊維Cを40重量%混綿し、ローラカードで
さらに混綿・開繊し、繊維混合物を得た。この繊維混合
物を、図1のような各面にパンチングが施された、内面
の幅×長さ×深さが100×100mm100cmの下
金型1に、空気流と共に吹き込んだ後、各面にパンチン
グが施された上金型2で吹き込まれた繊維混合物4を圧
縮して、深さ50cmの目標の密度まで圧縮し固定し
た。金型に圧縮固定した繊維混合物4を、通常、紡績糸
のセットに使用するヒートセッターを用いて、蒸熱13
0℃×30分間熱セットし、複合繊維Cと繊維AやBと
の接触点および複合繊維C間の接触点で熱接着した繊維
成形体を得た。得られた繊維成形体の含水率は175%
で良好な速乾性を示した。
【0049】前記繊維成形体を上金型で圧縮した方向、
つまり深さ方向をベッドマット中材の上面または下面と
して厚さ7cmにスライスし、接着、裁断して長さ×幅
×厚さが192×84×7cmのベッドマット中材とし
た。このマット中材の撓み量は6.1cmであった。
【0050】さらに、ベッドマットの中側地としてポリ
エステルのラッセルレース地、カバーとしてポリエステ
ル両面丸編地を使用してベッドマットとした。このベッ
ドマットを医療用のギャジベッドつまり、電動によって
頭部が起きたり、脚部が下がる仕掛けになって、就寝位
から座位に容易にベッドの形を変化させることができる
ベッドに装着してベッドの変化に対するベッドマットの
追従性を調べた結果、良好な追従性を示した。該ベッド
マットをベッドに装着して実際に就寝テストした結果、
通気性や透湿性があり寝心地も良好で、水洗いでの水切
れ性や速乾性、屈曲性も良好であった。
【0051】実施例2 実施例1で得られた4角柱繊維成形体をあらかじめ上金
型で圧縮した方向、つまり深さ方向に対して垂直な方向
の2面方向の内1面方向に大型プレスで50%の圧縮を
5回実施するほかは、実施例1と同様にしてベッドマッ
トを製作した。得られたベッドマットの含水率は171
%、撓み量は18.4cmで、いずれもベッドマットと
して良好な品質であった。
【0052】比較例1 実施例1で繊維Aを使用しないで、繊維Bを60重量
%、複合繊維Cを40重量%混用する他は実施例1と同
様にしてベッドマットを製作した。
【0053】得られたベッドマットの含水率は402
%、撓み量は4.7cmで、ベッドマットとしては速乾
性や屈曲性のやや劣るものであった。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、水洗いに対する速乾性
や屈曲性に優れ、通気性や透湿性が高くて快適な使用感
を有するベッドマットを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマット中材に用いるブロック形状繊維
成形体の一例を示す斜視図である。
【図2】本発明のマット中材に用いる繊維成形体の製造
装置の一例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1:下金型 2:上金型 3:気体の吹込み口 4:繊維混合物

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベッドマットを構成するマット中材が2種
    以上の繊維で構成された繊維成形体であって、該繊維成
    形体は融点が他の繊維より低い熱可塑性重合体R1から
    なる繊維Cを含み、繊維C相互間および繊維Cと他の繊
    維との接触点の一部が接着し、さらに、構成繊維の少く
    とも一部が繊維表面にシリコン系樹脂を付与されてな
    り、上記マット中材およびマットカバー、または上記マ
    ット中材、マット中側地およびマットカバーを備えたこ
    とを特徴とするベッドマット。
  2. 【請求項2】マット中材は、本文中に記載する方法によ
    り測定した含水率が350%以下であることを特徴とす
    る請求項1に記載のベッドマット。
  3. 【請求項3】熱可塑性重合体R1の融点が、他の繊維の
    融点より20℃以上低く、かつ、80〜170℃である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のベッドマッ
    ト。
  4. 【請求項4】繊維Cが、熱可塑性重合体R1を表面側に
    して、R1より融点が20℃以上高い熱可塑性重合体R
    2が芯側に複合され、かつ、R1/R2で表される重量
    比が20/80〜60/40の範囲である複合繊維であ
    って、該複合繊維を20〜60重量%含んでいることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のベッドマッ
    ト。
  5. 【請求項5】繊維成形体の構成繊維の多くが繊維成形体
    の一断面方向(bdef)に対し繊維軸方向を略平行に
    配列し、該断面内でラダムな方向に配列した繊維成形体
    であって、該繊維成形体は本文中に記載する方法により
    測定した撓み量が5〜20cmであることを特徴とする
    請求項1〜4のいずれかに記載のベッドマット。
  6. 【請求項6】シリコン系樹脂が、ジメチルポリシロキサ
    ンを主成分とするものであることを特徴とする請求項1
    〜5のいずれかに記載のベッドマット。
  7. 【請求項7】シリコン系樹脂の付着量が、0.1〜2%
    owfであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか
    に記載のベッドマット。
  8. 【請求項8】構成繊維の繊度が2〜30デニールである
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のベッ
    ドマット。
  9. 【請求項9】構成繊維がいずれもポリエステルであるこ
    とを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のベッド
    マット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005079631A1 (en) * 2004-02-24 2005-09-01 Imetali, Inc. Flame-retardant seat

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