JPH09226088A - 製版書込み装置 - Google Patents

製版書込み装置

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JPH09226088A
JPH09226088A JP8199179A JP19917996A JPH09226088A JP H09226088 A JPH09226088 A JP H09226088A JP 8199179 A JP8199179 A JP 8199179A JP 19917996 A JP19917996 A JP 19917996A JP H09226088 A JPH09226088 A JP H09226088A
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roll
plate
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thermal head
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Hideyuki Kagawa
英之 香川
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Tohoku Ricoh Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41LAPPARATUS OR DEVICES FOR MANIFOLDING, DUPLICATING OR PRINTING FOR OFFICE OR OTHER COMMERCIAL PURPOSES; ADDRESSING MACHINES OR LIKE SERIES-PRINTING MACHINES
    • B41L13/00Stencilling apparatus for office or other commercial use
    • B41L13/04Stencilling apparatus for office or other commercial use with curved or rotary stencil carriers
    • B41L13/06Stencilling apparatus for office or other commercial use with curved or rotary stencil carriers with a single cylinder carrying the stencil
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41LAPPARATUS OR DEVICES FOR MANIFOLDING, DUPLICATING OR PRINTING FOR OFFICE OR OTHER COMMERCIAL PURPOSES; ADDRESSING MACHINES OR LIKE SERIES-PRINTING MACHINES
    • B41L13/00Stencilling apparatus for office or other commercial use
    • B41L13/04Stencilling apparatus for office or other commercial use with curved or rotary stencil carriers

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  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マスタロール交換時の作業が簡単で分かり易
く、かつ、マスタロールの着脱及びマスタのセットを容
易にすることができる製版書込み装置を提供する。 【解決手段】 サーマルヘッド56と、プラテンローラ
65と、ロータリカッタ71とを具備し、マスタロール
23からマスタ22を繰り出し可能に支持するロールフ
ランジ対25a,25bを備え、かつ、製版挿入位置と
マスタロール23の着脱を行うロール着脱位置との間で
移動自在なマスタ保持ユニット21と、マスタ保持ユニ
ット21を、製版挿入位置とロール着脱位置との間で移
動自在に案内するガイドレール79と、マスタ保持ユニ
ット21に設けられマスタ22の先端部を載置するガイ
ド板35と、マスタ保持ユニット21に設けられマスタ
22の先端部を介してガイド板35に接触しマスタ22
を搬送する引き出しローラ40と、引き出しローラ40
を駆動する駆動モータ45とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製版装置に関し、
さらに詳しくは加熱穿孔を含む加熱製版が可能な製版書
込み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】簡便な印刷装置として感熱デジタル製版
式の孔版印刷装置が知られている。この孔版印刷装置
は、熱可塑性樹脂フィルムを有する感熱孔版用マスタに
対してサーマルヘッドにより画像情報に応じて加熱穿孔
し、その加熱穿孔された製版済マスタを版胴に巻装した
うえで、版胴内部からインキを供給するようになってい
る。版胴に巻装されたマスタに対して、版胴内部から供
給されたインキを版胴表面に滲み出させ、製版済マスタ
を介して版胴表面に印刷用紙を押圧することにより、製
版済マスタの穿孔部分から滲み出るインキを印刷用紙に
転移させて画像を印刷する。
【0003】マスタの穿孔処理に用いられるサーマルヘ
ッドは、版胴の軸方向に相当する主走査方向に沿って配
列された複数の発熱素子を有し、その発熱素子に対する
選択的な通電制御によって発熱素子を選択的に発熱させ
ることにより発熱位置に対応するマスタの箇所を加熱溶
融させて穿孔するようになっている。
【0004】ところで、上記した孔版印刷装置には、製
版に必要な画像情報を原稿から読み取るための原稿読み
取り部を印刷装置内の製版書込み部の上部に配置して原
稿の読み取りと製版処理とを印刷装置内で一貫して行な
うようにした構成を備えたものがある(例えば、実開昭
63ー178134号公報参照)。上記した印刷装置で
は、例えば、マスタが消費されて新たなマスタと交換さ
れて製版処理が実行されるような場合、次の手順が採ら
れる。
【0005】先ず、印刷装置の上部に配置されている原
稿読み取り部を正規の位置からずらして製版書込み部の
全域が装置上方から目視することができる状態とする。
次いで、プラテンローラに対するサーマルヘッドの当接
状態を解除するためのローラ解除レバーを操作すること
により、サーマルヘッドとプラテンローラとの間に押圧
されているマスタの先端部の押圧状態が解除されるの
で、使いきったマスタロールを、そのマスタロールの芯
管の両端に装着されているフランジごと製版書込み部の
ロール支持部から取り外す。そして、新しいマスタロー
ルの芯管の両端に上記フランジを付け替えた後、そのマ
スタロールを印刷装置の上方からロール支持部に装着
し、マスタロールからマスタの先端を手動で引き出して
拡開しているサーマルヘッドとプラテンローラとの間に
マスタの先端を差し込んでから上記ローラ解除レバーを
元に戻すことにより、サーマルヘッドとプラテンローラ
との間にマスタの先端を押圧させる。
【0006】このとき、しばしば、サーマルヘッドおよ
びプラテンローラの間の押圧部とマスタロールとの間の
マスタの弛みを除去してマスタの詰まりやシワを防止す
る目的で、マスタの繰り出し方向と反対方向に上記フラ
ンジを手動で逆転させることにより、上記マスタの弛み
を取り除く処理が行われる。次いで、マスタカットボタ
ンを押して、所定の長さもしくは形状をもってマスタの
先端部を切断し、その切断された切断片を装置外部に取
り出した後、原稿読み取り部を印刷装置の正規の位置に
戻すようになっている。なお、マスタは、占有面積を小
さくする意図で、通常、芯管の周りに巻き付けられてロ
ール状に形成されたマスタロールで供給される。
【0007】また、近年、比較的薄いマスタ、あるいは
実質的に熱可塑性樹脂フィルムのみからなるマスタを用
いることにより、装置の小型化、マスタロール径の減少
化、いわゆる繊維目を低減させることによる画質の向
上、加熱穿孔時間を速めることによる高速製版を行う等
の種々の試みがなされている。ここで、実質的に熱可塑
性樹脂フィルムのみからなるマスタとは、マスタが熱可
塑性樹脂フィルムのみからなるものの他、熱可塑性樹脂
フィルムに帯電防止剤等の微量成分を含有させてなるも
の、さらには熱可塑性樹脂フィルムの両主面、すなわち
表面および裏面のうち少なくとも一方にオーバーコート
層等の薄膜層を1層または複数層形成してなるものを含
む。マスタは、比較的薄い感熱性樹脂材料を用いられて
いることが多く、ロール状に形成されている場合には、
マスタロールからマスタの先端を繰り出す際に破損した
り、折れ曲がったりすることもあり、簡単に繰り出すこ
とができないという不具合があった。さらに、マスタロ
ールからマスタを繰り出す場合には、その中心に位置す
る回転軸を駆動することがある。このため、新しいマス
タロールの場合には、その外径が最大寸法となっている
ので回転トルクが大きく必要となる。このような回転ト
ルクを出力するためには、駆動機構が大型化したり、あ
るいは回転力の伝達が良好に行なえない等の不具合も発
生する。そこで、本願出願人は、上記の不具合点を解消
するために、従来の印刷装置、特に、その印刷装置に組
み込まれている製版装置における問題に鑑み、マスタの
装着を容易にすることができ、マスタロールからのマス
タの繰り出しを確実かつ自動的に行い得る新規な製版装
置を、特願平8−170040号等で提案した。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
製版装置においては、上記したような手順では次のよう
な種々の問題点がある。
【0009】 原稿読み取り部を移動させる必要があ
る。
【0010】 マスタロールの芯管の両端にフランジ
を脱着させる必要がある。
【0011】 マスタの先端部を、製版書込み部のサ
ーマルヘッドとプラテンローラとの間に差し込む必要が
ある。
【0012】 マスタの先端部を切断してその切断片
を取り除く必要がある。
【0013】すなわち、上記ないしに問題点を列挙
したように、マスタロール交換時の作業が複雑で分かり
にくく、かつ、面倒であり、かなりの熟練を必要とする
ことからだれでもできる訳ではなく、専任のオペレータ
等が必要となる問題があった
【0014】。
【0014】また、後者における新規な製版装置では、
腰の弱いもしくは腰の殆ど無いマスタを用いてマスタロ
ールからマスタの先端を自動的に剥離・分離することは
できるが、マスタロールの軸方向における外周径のバラ
ツキあるいはそのときの湿度や温度等の影響が複雑に絡
み合って、マスタの先端の剥離・分離が不能となる場合
があり、信頼性という点で向上すべき問題点があるとと
もに、マスタロールからマスタの先端を自動的に剥離・
分離するために装置が複雑となり、高価格化は避けるこ
とができない。
【0015】したがって、上記従来の製版書込み装置に
おける種々の問題点を解決するために、本発明の第1の
目的は、マスタロール交換時の作業が簡単で分かり易
く、かつ、マスタロールの着脱およびマスタのセットを
容易にすることができる製版書込み装置を提供すること
にある。
【0016】本発明の第2の目的は、マスタロールから
マスタの先端を確実に繰り出すことができて、信頼性が
高く、装置の簡素化および低価格化を図れる製版書込み
装置を提供することにある。
【0017】本発明の第3の目的は、比較的薄いマスタ
を用いることにより、装置の小型化、マスタロール径の
減少化、いわゆる繊維目を低減させることによる画質の
向上、加熱穿孔時間を速めることによる高速製版を行う
ことが可能な製版書込み装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、請求項1記載の発明は、マスタがロール状に巻
かれたマスタロールから上記マスタを繰り出し可能に貯
容するマスタ貯容手段と、上記マスタロールから繰り出
される上記マスタを製版する製版手段と、上記マスタを
切断する裁断手段とを具備する製版書込み装置におい
て、上記マスタ貯容手段を備え、かつ、上記製版書込み
装置の本体に挿入された製版挿入位置と、この製版挿入
位置から外れた、上記マスタロールの着脱を行うロール
着脱位置との間で移動自在なマスタ保持ユニットと、上
記マスタ保持ユニットを、上記製版挿入位置と上記ロー
ル着脱位置との間で移動自在に案内する案内手段と、上
記マスタ保持ユニットに設けられた、上記マスタロール
から繰り出される上記マスタの先端部を載置するマスタ
案内手段と、上記マスタ保持ユニットに設けられた、上
記マスタの先端部を介して上記マスタ案内手段に接触し
上記マスタを搬送するマスタ搬送手段と、上記マスタ搬
送手段を駆動するマスタ搬送駆動手段とを有することを
特徴とする。
【0019】請求項2記載の発明は、請求項1記載の製
版書込み装置において、上記マスタ貯容手段に設けられ
た、上記マスタ保持ユニットが上記製版挿入位置を占め
たとき、上記マスタロールの端面に当接可能であって上
記マスタロールの上記端面の位置決めをする位置決め位
置と、上記マスタ保持ユニットが上記ロール着脱位置を
占めたとき、上記マスタロールの上記端面から離間する
非位置決め位置との間で移動自在なロール位置決め手段
と、上記ロール位置決め手段を、上記位置決め位置と上
記非位置決め位置との間で移動自在に案内するロール位
置決め案内手段とを有することを特徴とする。
【0020】請求項3記載の発明は、請求項1記載の製
版書込み装置において、上記マスタ貯容手段に設けられ
た、上記マスタロールの端面に当接可能であって上記マ
スタロールの上記端面の位置決めをする位置決め位置と
上記マスタロールの上記端面から離間する離間位置との
間で移動自在なロール位置決め手段と、上記ロール位置
決め手段を上記位置決め位置に弾性的に付勢する弾性付
勢手段とを有することを特徴とする。
【0021】請求項4記載の発明は、請求項2または3
記載の製版書込み装置において、上記マスタロールの軸
方向には、上記マスタをロール状に巻き付けるためのパ
イプ状の芯管が設けられており、上記ロール位置決め手
段は、上記芯管に嵌入して位置決めをする略円錐状のロ
ールフランジを有することを特徴とする。
【0022】請求項5記載の発明は、請求項4記載の製
版書込み装置において、上記マスタロールの上記端面
は、上記芯管の両端と同じ位置に形成されており、上記
ロールフランジには、上記マスタロールの上記端面に当
接可能であって、上記マスタロールから上記マスタを繰
り出し回転する際の回転方向と逆方向の抵抗力を生じさ
せる摩擦抵抗部が備えられていることを特徴とする。
【0023】請求項6記載の発明は、請求項1ないし5
の何れか一つに記載の製版書込み装置において、上記マ
スタ搬送手段は、上記マスタ保持ユニットが上記ロール
着脱位置を占めたとき、上記マスタ案内手段に対して接
離可能に構成されていることを特徴とする。
【0024】請求項7記載の発明は、請求項1ないし6
の何れか一つに記載の製版書込み装置において、記マス
タ搬送手段は、上記マスタ保持ユニットが上記製版挿入
位置を占めたとき、上記マスタ案内手段に接触し、上記
マスタ保持ユニットが上記ロール着脱位置を占めたと
き、上記マスタ案内手段から離間することを特徴とす
る。
【0025】請求項8記載の発明は、請求項1ないし7
の何れか一つに記載の製版書込み装置において、上記マ
スタ搬送駆動手段は上記本体側に設けられていて、上記
マスタ保持ユニットが上記製版挿入位置を占めたとき、
上記マスタ搬送駆動手段からの駆動力が上記マスタ搬送
手段に伝達され、上記マスタ保持ユニットが上記ロール
着脱位置を占めたとき、上記マスタ搬送駆動手段からの
駆動力が上記マスタ搬送手段に非伝達されることを特徴
とする。
【0026】請求項9記載の発明は、請求項1ないし8
の何れか一つに記載の製版書込み装置において、上記製
版手段は、上記マスタを選択的に加熱製版するサーマル
ヘッドと、このサーマルヘッドとの間に上記マスタを押
圧しながら回転するプラテンローラとを有することを特
徴とする。
【0027】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
製版書込み装置において、上記サーマルヘッドと上記プ
ラテンローラとは、接離可能に構成されており、上記マ
スタ案内手段は、上記マスタ保持ユニットが上記製版挿
入位置を占めたとき、上記サーマルヘッドまたは上記プ
ラテンローラに近接もしくは当接することを特徴とす
る。
【0028】請求項11記載の発明は、請求項9または
10記載の製版書込み装置において、上記マスタ保持ユ
ニットが上記製版挿入位置を占めたとき、上記マスタ案
内手段に係合して上記サーマルヘッドと上記プラテンロ
ーラとの押圧部近傍に上記マスタ搬送手段によって搬送
される上記マスタの先端を位置決め導入するマスタ導入
手段を上記押圧部近傍と上記マスタ案内手段との間に設
けたことを特徴とする。
【0029】請求項12記載の発明は、マスタがロール
状に巻かれたマスタロールから上記マスタを繰り出し可
能に貯容するマスタ貯容手段と、上記マスタロールから
繰り出される上記マスタを製版する製版手段と、上記マ
スタを切断する裁断手段とを具備する製版書込み装置に
おいて、上記マスタ貯容手段を備え、かつ、上記マスタ
ロールの着脱が可能なマスタ保持部と、上記マスタ保持
部の近傍に設けられた、上記マスタロールから繰り出さ
れる上記マスタの先端部を載置するマスタ案内手段と、
上記マスタ保持部の近傍に設けられた、上記マスタの先
端部を介して上記マスタ案内手段に接触し上記マスタを
搬送するマスタ搬送手段と、上記マスタ搬送手段を駆動
するマスタ搬送駆動手段とを有し、上記製版手段、上記
マスタ保持部、上記マスタ案内手段および上記マスタ搬
送手段が製版ユニットを構成していて、この製版ユニッ
トは、印刷装置の本体に挿入された製版ユニット挿入位
置と、この製版ユニット挿入位置から外れた、上記マス
タロールの着脱を行うロール着脱位置との間で移動自在
であることを特徴とする。
【0030】請求項13記載の発明は、請求項12記載
の製版書込み装置において、上記マスタ貯容手段に設け
られた、上記製版ユニットが上記製版ユニット挿入位置
を占めたとき、上記マスタロールの端面に当接可能であ
って上記マスタロールの上記端面の位置決めをする位置
決め位置と、上記製版ユニットが上記ロール着脱位置を
占めたとき、上記マスタロールの上記端面から離間する
非位置決め位置との間で移動自在なロール位置決め手段
と、上記ロール位置決め手段を、上記位置決め位置と上
記非位置決め位置との間で移動自在に案内するロール位
置決め案内手段とを有することを特徴とする。
【0031】請求項14記載の発明は、請求項12記載
の製版書込み装置において、上記マスタ貯容手段に設け
られた、上記マスタロールの端面に当接可能であって上
記マスタロールの上記端面の位置決めをする位置決め位
置と上記マスタロールの上記端面から離間する離間位置
との間で移動自在なロール位置決め手段と、上記ロール
位置決め手段を上記位置決め位置に弾性的に付勢する弾
性付勢手段とを有することを特徴とする。
【0032】請求項15記載の発明は、請求項13また
は14記載の製版書込み装置において、上記マスタロー
ルの軸方向には、上記マスタをロール状に巻き付けるた
めのパイプ状の芯管が設けられており、上記ロール位置
決め手段は、上記芯管に嵌入して位置決めをする略円錐
状のロールフランジを有することを特徴とする。
【0033】請求項16記載の発明は、請求項15記載
の製版書込み装置において、上記マスタロールの上記端
面は、上記芯管の両端と同じ位置に形成されており、上
記ロールフランジには、上記マスタロールの上記端面に
当接可能であって、上記マスタロールから上記マスタを
繰り出し回転する際の回転方向と逆方向の抵抗力を生じ
させる摩擦抵抗部が備えられていることを特徴とする。
【0034】請求項17記載の発明は、請求項12ない
し16の何れか一つに記載の製版書込み装置において、
上記マスタ搬送駆動手段は上記印刷装置の本体側に設け
られていて、上記製版ユニットが上記製版ユニット挿入
位置を占めたとき、上記マスタ搬送駆動手段からの駆動
力が上記マスタ搬送手段に伝達され、上記製版ユニット
が上記ロール着脱位置を占めたとき、上記マスタ搬送駆
動手段からの駆動力が上記マスタ搬送手段に非伝達され
ることを特徴とする。
【0035】請求項18記載の発明は、請求項12ない
し17の何れか一つに記載の製版書込み装置において、
上記製版手段は、上記マスタを選択的に加熱製版するサ
ーマルヘッドと、このサーマルヘッドとの間に上記マス
タを押圧しながら回転するプラテンローラとを有するこ
とを特徴とする。
【0036】請求項19記載の発明は、請求項9,10
または11記載の製版書込み装置において、上記サーマ
ルヘッドと上記プラテンローラとは、接離可能に構成さ
れており、上記サーマルヘッドと上記プラテンローラと
の接離動作を行わせるプラテン圧制御手段と、上記マス
タ搬送手段の動作開始時期を検知する作動検知手段と、
上記マスタの先端が繰り出されるマスタ搬送路上に配置
された、上記マスタの先端を検知する先端検知手段と、
上記作動検知手段からの検知信号に基づき、上記マスタ
の先端が上記先端検知手段により検知されるまでの間、
上記マスタ搬送駆動手段をして上記マスタ搬送手段を動
作させて上記マスタを繰り出すとともに、上記先端検知
手段による上記マスタの先端の検知信号に基づき、上記
プラテン圧制御手段をして上記サーマルヘッドと上記プ
ラテンローラとによる上記マスタの押圧可能な状態を設
定する制御手段とを有することを特徴とする。
【0037】請求項20記載の発明は、請求項18記載
の製版書込み装置において、上記サーマルヘッドと上記
プラテンローラとは、接離可能に構成されており、上記
サーマルヘッドと上記プラテンローラとの接離動作を行
わせるプラテン圧制御手段と、上記マスタ搬送手段の動
作開始時期を検知する作動検知手段と、上記マスタの先
端が繰り出されるマスタ搬送路上に配置された、上記マ
スタの先端を検知する先端検知手段と、上記作動検知手
段からの検知信号に基づき、上記マスタの先端が上記先
端検知手段により検知されるまでの間、上記マスタ搬送
駆動手段をして上記マスタ搬送手段を動作させて上記マ
スタを繰り出すとともに、上記先端検知手段による上記
マスタの先端の検知信号に基づき、上記プラテン圧制御
手段をして上記サーマルヘッドと上記プラテンローラと
による上記マスタの押圧可能な状態を設定する制御手段
とを有することを特徴とする。
【0038】請求項21記載の発明は、請求項19記載
の製版書込み装置において、上記作動検知手段は、上記
マスタ保持ユニットが上記製版挿入位置を占めているこ
とを検知するマスタセット検知手段からなり、上記制御
手段は、上記マスタセット検知手段により上記マスタ保
持ユニットが上記製版挿入位置から外れたことが検知さ
れたときに、上記プラテン圧制御手段をして、上記サー
マルヘッドと上記プラテンローラとによる上記マスタの
押圧が解除される状態に設定することを特徴とする。
【0039】請求項22記載の発明は、請求項20記載
の製版書込み装置において、上記作動検知手段は、上記
製版ユニットが上記製版ユニット挿入位置を占めている
ことを検知するマスタセット検知手段からなり、上記制
御手段は、上記マスタセット検知手段により上記製版ユ
ニットが上記製版ユニット挿入位置から外れたことが検
知されたときに、上記プラテン圧制御手段をして、上記
サーマルヘッドと上記プラテンローラとによる上記マス
タの押圧が解除される状態に設定することを特徴とす
る。
【0040】請求項23記載の発明は、請求項9,1
0,11または18記載の製版書込み装置において、上
記サーマルヘッドと上記プラテンローラとの接離動作を
行わせるプラテン圧制御手段と、上記マスタ搬送手段の
動作開始時期を設定する作動設定手段と、上記マスタの
先端が繰り出されるマスタ搬送路上に配置された、上記
マスタの先端を検知する先端検知手段と、上記作動設定
手段からの設定信号に基づき、上記マスタの先端が上記
先端検知手段により検知されるまでの間、上記マスタ搬
送駆動手段をして上記マスタ搬送手段を動作させて上記
マスタを繰り出すとともに、上記先端検知手段による上
記マスタの先端の検知信号に基づき、上記プラテン圧制
御手段をして上記サーマルヘッドと上記プラテンローラ
とによる上記マスタの押圧可能な状態を設定する制御手
段とを有することを特徴とする。
【0041】請求項24記載の発明は、請求項19ない
し23の何れか一つに記載の製版書込み装置において、
上記制御手段は、上記先端検知手段からの検知信号に基
づいて、上記プラテン圧制御手段をして、上記サーマル
ヘッドと上記プラテンローラとによる上記マスタの押圧
動作を断続させることを特徴とする。
【0042】請求項25記載の発明は、請求項1ないし
24の何れか一つに記載の製版書込み装置において、上
記マスタ搬送手段は、スポンジ状のローラからなること
を特徴とする。
【0043】請求項26記載の発明は、請求項1ないし
25の何れか一つに記載の製版書込み装置において、上
記製版手段は、上記マスタを選択的に加熱製版するサー
マルヘッドと、このサーマルヘッドとの間に上記マスタ
を押圧しながら回転するプラテンローラとを有し、上記
マスタ搬送駆動手段は、上記プラテンローラを回転させ
るプラテンローラ駆動手段を兼ねていることを特徴とす
る。
【0044】請求項27記載の発明は、請求項1ないし
26の何れか一つに記載の製版書込み装置において、上
記製版手段は、上記マスタを選択的に加熱製版するサー
マルヘッドと、このサーマルヘッドとの間に上記マスタ
を押圧しながら回転するプラテンローラとを有し、上記
プラテンローラによる上記マスタの搬送力は、上記マス
タ搬送手段による上記マスタの搬送力よりも大きいこと
を特徴とする。
【0045】請求項28記載の発明は、請求項1ないし
27の何れか一つに記載の製版書込み装置において、上
記製版手段は、上記マスタを選択的に加熱製版するサー
マルヘッドと、このサーマルヘッドとの間に上記マスタ
を押圧しながら回転するプラテンローラとを有し、上記
サーマルヘッドまたは上記プラテンローラの何れか一方
を揺動自在に支持する被揺動部材と、この被揺動部材に
選択的に接触して上記サーマルヘッドまたは上記プラテ
ンローラの何れか一方を揺動させる揺動部材とを有し、
上記サーマルヘッドと上記プラテンローラとが上記マス
タを介して接触しているとき、上記揺動部材は上記被揺
動部材から離間していることを特徴とする。
【0046】請求項29記載の発明は、請求項1ないし
28の何れか一つに記載の製版書込み装置において、上
記マスタの厚さが、3〜30μmであることを特徴とす
る。
【0047】
【発明の実施の形態】本発明を詳述するために、添付の
図面に従って、実施例を含めて発明の実施の形態を説明
する。各図において、図面の簡明化を図るため各構成部
品を適宜省略する。また、図において一対で構成されて
いて特別に区別して説明する必要がない構成部品は、説
明の簡明化を図る上から、その片方を適宜記載すること
でその説明に代えるものとする。構成部品の形状および
その配置位置を説明する際において、マスタ搬送方向
(以下、マスタ繰り出し方向というときもある)の下流
側を「前」とその上流側を「後」というときがあり、ま
たマスタ搬送方向から見てマスタ幅方向の左側を「左」
(紙面の手前側でもある)と、マスタ幅方向の右側を
「右」(紙面の奥側でもある)というときがある。以下
説明する各発明の実施の形態および変形例等に亘り同一
の形状および機能を有する構成部品等については、同一
の符号を付すことによりその説明をできる限り省略す
る。
【0048】(実施の形態1)図1は、本発明の製版書
込み装置に係る第1の発明の実施の形態(以下、単に
「実施の形態1」という)が適用された印刷装置の全体
構成を模式的に示す。この印刷装置は、穿孔製版された
マスタを用いて印刷を行う孔版印刷装置であり、以下、
まず、この孔版印刷装置の構成について述べる。
【0049】図1において、符号1は、孔版印刷装置を
示す。この孔版印刷装置1は、版胴2が配置された孔版
印刷工程部を備えていて、給紙装置15、製版書込み装
置20、排版部90および排紙部から主に構成されてい
る。孔版印刷装置1において、製版書込み装置20は本
発明に係る新規な構成を有しており、これ以外の給紙装
置15、排版部90および上記排紙部等は周知の構成を
有する。
【0050】孔版印刷装置1は、支軸3を中心にして正
逆回転可能な版胴2を備えている。版胴2は、印刷工程
実行時には時計回り方向に回転し、マスタを排出する場
合には反時計回り方向に回転するように回転方向が設定
されている。
【0051】版胴2は、その外周面上に穿孔製版された
製版済みのマスタを巻き付ける周知の構造および機能を
有する。版胴2は、一部を除いて周面に多数の穿孔が形
成されており、その表面には、例えば合成繊維からなる
薄層のメッシュスクリ−ン(図示せず)が取り付けられ
ている。このメッシュスクリーンの材料としては金属を
用いることも可能である。
【0052】版胴2の周面で穿孔が形成されていない箇
所には、マスタの先端を挾持するためのクランパ4が配
設されている。クランパ4は、版胴2の一つの母線に沿
って配置された載置面を有するステージ4Bと、このス
テージ4Bの一側端に配設された枢軸4Cに揺動可能に
支持されステージ4Bに対して接離自在な把持部材4A
とで構成されている。ステージ4Bは磁性体でできてい
て、把持部材4Aはゴム磁石でできている。ステージ4
Bは、マスタの先端を載置することができ、ステージ4
B上に先端を載置されたマスタは、ステージ4Bと把持
部材4Aとにより挟持されて固定されるようになってい
る。マスタの先端部以外の範囲は、後述するインキ供給
機構5から版胴2の表面に向け供給されるインキの粘着
力によって版胴表面に付着するようになっている。
【0053】版胴2の内部には、インキ供給機構5が設
けられている。インキ供給機構5は、支軸3の略真下に
配置されており、インキローラ6とドクタローラ7とを
主要部として備えている。
【0054】インキローラ6は、金属ローラでなり、支
軸3の下方の版胴2内で、後述するプレスローラ9と対
向する位置に版胴2を挾んで配置されている。インキロ
ーラ6は、版胴2の内周面に当接しながら、版胴2の周
速度と同期した周速度で回転し、ドクタローラ7によっ
て担持量を規定されたインキを版胴2およびメッシュス
クリーンの開孔内に供給することができるようになって
いる。
【0055】ドクタローラ7によって担持量を規定され
るインキは、支軸3に形成されている吐出口3aから上
記両ローラ6,7で形成されている楔状空間部のインキ
溜まり8に滴下されるようになっている。インキローラ
6は、後述するプレスローラ9と対向する位置に配置さ
れていることにより、版胴2にプレスローラ9が押圧し
たときの圧力によって版胴2が変形するのを防止するバ
ックアップローラとしての機能も持ち合せている。
【0056】インキローラ6の下方には、版胴2を挾ん
でインキローラ6に対向するプレスローラ9が配置され
ている。プレスローラ9は、回転部材で構成されてい
て、版胴2に対して接離可能に設けられている。プレス
ローラ9は、揺動アーム10の一方の自由端において回
転自在に支持されている。揺動アーム10の他方の揺動
端は、扇状カム11の輪郭周面に圧接している。扇状カ
ム11は、図示しない駆動部によって後述する給紙装置
15からの印刷用紙Sの給紙タイミングに合せて回転さ
れるようになっており、給紙装置15から印刷用紙Sが
給紙されない時には、その大径部を揺動アーム10の他
方の揺動端に対向させている。
【0057】扇状カム11は、給紙装置15から印刷用
紙Sが給紙されると回転して、その小径部を揺動アーム
10の他方の揺動端に対向させ、揺動アーム10を図1
において時計回り方向に回転させる。これにより、印刷
用紙Sは、給紙装置15から給送されて版胴2とプレス
ローラ9との間に挿入されたとき、プレスローラ9が上
昇変位されることによって版胴2の表面に押圧される。
印刷用紙Sは、製版済みのマスタを介して版胴2の表面
に押圧されると、版胴2に巻装されているマスタの穿孔
部分から転移するインキによって印刷される。それ故
に、プレスローラ9が版胴2に押圧する位置は、画像転
写部をなす部分とされる。
【0058】給紙装置15は、プレスローラ9の図にお
いて右方近傍に配置されている。給紙装置15は、繰り
出しローラ17、分離ローラ18およびレジストローラ
19を給紙方向に沿って備えている。
【0059】繰り出しローラ17は、給紙トレイ16に
収容されている印刷用紙Sの最上位のものに対して相対
的に接離可能に設けられ、印刷用紙Sを図示矢印方向に
相当する給紙方向に向け繰り出すようになっている。上
記した給紙トレイ16は、昇降自在に設けられており、
最上位に位置する印刷用紙Sを繰り出しローラ17に当
接させるようになっている。印刷用紙Sを補給する際に
は、給紙トレイ16が下降され、最上昇位置との間に形
成される空間内に印刷用紙Sを挿入することができる。
【0060】分離ローラ18は、繰り出しローラ17と
同様に印刷用紙Sのうちの最上位のものに当接して回転
可能であり、最上位にある印刷用紙Sのみを繰り出すこ
とができるように、印刷用紙S同士の摩擦係数よりも印
刷用紙Sのうちの最上位のものとの間の摩擦係数が大き
く設定されている。
【0061】レジストローラ19は、印刷用紙Sの給送
路をはさんで対向当接する一対のローラで構成され、版
胴2とプレスローラ9とが接触する位置に向けて、印刷
用紙Sの給送タイミングをとって印刷用紙Sを繰り出
す。
【0062】給紙装置15では、給紙トレイ16が上昇
して、給紙トレイ16上の印刷用紙Sの最上位のものが
繰り出しローラ17に当接して給紙位置を占めると、図
示しないセンサからの信号に基づいて繰り出しローラ1
7が回転される。これにより、その印刷用紙Sが給紙方
向に繰り出され、分離ローラ18によって最上位の1枚
の印刷用紙Sのみが分離されてレジストローラ19に向
け給送される。印刷用紙Sは、レジストローラ19によ
ってその先端を当接され、所定のタイミングがとられ
る。次いで、プレスローラ9が版胴2に押圧するタイミ
ングに合わせて、マスタの画像位置と印刷用紙Sでの印
刷開始位置とを整合させるタイミングを以て、印刷用紙
Sは版胴2とプレスローラ9との間に向け給送される。
そして、上記した周知の印刷動作によって、印刷画像が
得られる。
【0063】版胴2の右側上方には、本発明の要旨に係
る製版書込み装置20が配置されている。図1および図
2において、製版書込み装置20は、後述する、マスタ
保持ユニット21、プラテン圧制御部55および裁断部
70から主に構成されている。以下、マスタ保持ユニッ
ト21、プラテン圧制御部55および裁断部70廻りの
構成について順次説明する。
【0064】マスタ保持ユニット21は、図3および図
4に詳しく示すように、後述する、ロール受台27、左
右一対のロールフランジ25a,25b、ガイド板35
および引き出しローラ40から主に構成されている。
【0065】マスタ保持ユニット21は、マスタ22が
ロール状に巻かれたマスタロール23からマスタ22を
繰り出し可能に貯容するマスタ貯容手段としてのロール
フランジ対25a,25bを備えている。マスタ保持ユ
ニット21は、製版書込み装置20の本体内に挿入され
た製版挿入位置(図1に示した位置)と、この製版挿入
位置から外れた、マスタロール23の着脱を行うロール
着脱位置(図2に示した位置)との間で、後述する案内
手段を介して図中矢印方向F,Rに摺動自在となってい
る。ここで、ロール着脱位置とは、製版書込み装置20
を内蔵している孔版印刷装置1から外方へ摺動した位置
も含まれる。それ故に、製版書込み装置20からのマス
タ保持ユニット21の挿脱は、孔版印刷装置1の上部に
位置する原稿読み取り部をスライドさせるようなことな
く行なえるので、従来の製版装置を用いる印刷装置と違
って、構造が簡略化でき、軽量化、小型化およびコスト
低減化が可能になっている。
【0066】図2において、符号MRは、マスタロール
23から繰り出されたマスタ22を搬送するためのマス
タ搬送路を示す。図3ないし図5において、符号MB
は、マスタロール23の軸方向と平行な方向でもあるマ
スタ幅方向を示す。
【0067】図8に示すように、マスタロール23の軸
方向には、マスタ22の幅と同じ長さに形成されたパイ
プ状の芯管24が設けられている。マスタロール23
は、芯管24の周りにマスタ22が巻き付けられてロー
ル状に形成されている。マスタロール23の軸方向の両
方の端面tは、マスタロール23における芯管24の軸
方向両端と同じ位置になっている。芯管24は、例えば
合成樹脂や紙管でできている。マスタ22は、光透過性
を有する1〜2μm程度の薄い熱可塑性樹脂フィルムに
対して和紙繊維あるいは合成繊維、もしくはこれら両材
料を混抄したものからなる多孔性支持体を貼り付けてラ
ミネート構造としたものが用いられ、サーマルヘッド等
の発熱素子によって加熱穿孔されるものである。上記熱
可塑性樹脂フィルムは、例えばポリエステル等でできて
いる。
【0068】マスタ22の厚さは、従来から使用されて
いるマスタの厚さ40〜60μmの約1/2程度となっ
ていて、本実施例1では3〜30μmのものを用いるこ
とができるようになっている。それ故に、マスタロール
23の外径は、従来のそれに比べて著しく小さくコンパ
クトになっていて、装置の小型化に寄与している。ま
た、マスタ22の厚さが、従来のマスタの厚さに比べて
非常に薄いものを用いることができるので、いわゆる繊
維目を低減させることによる画質の向上、加熱穿孔時間
を速めることによる高速製版を可能としている。
【0069】マスタロール23における芯管24の周り
に巻き付けられているマスタ22の部分のうちで、その
使用限界に達した位置から最終端部までの巻装方向に沿
った範囲に低反射率部23Aが形成されている。低反射
率部23Aは、例えば芯管24軸方向の略中央部に相当
する部分に巻き付けられたマスタ22の最終端部分に塗
布された黒色塗装で形成されている。なお、低反射率部
23Aは、後述するマスタ検知手段によりマスタ22を
透過して検知され得るのであれば、上記のものに限ら
ず、例えば芯管24軸方向の略中央部に塗布された黒色
塗装で形成されたものであってもよい。
【0070】ロール受台27は、略筐体状をなしてい
て、合成樹脂で一体的に形成されている。ロール受台2
7の上方には、マスタロール23を着脱する際の作業性
を良くするためにやや間口の広い開口が形成されてお
り、この開口に連通してマスタロール23を収納する断
面略U字状の収納部27eが形成されている。
【0071】ロール受台27の底壁の略中央には、図4
にのみ示すように、マスタ保持ユニット21が製版挿入
位置を占めたときに後述するマスタ検知手段を臨ませる
ための開口部27dが明けられている。ロール受台27
の後外壁中央には、把手27bが一体的に取り付けられ
ている。この把手27bを持って後述する案内手段を介
して矢印方向Fに押し出すことにより、マスタ保持ユニ
ット21を図1に示す製版挿入位置に移動させることが
でき、矢印方向Rに引き出すことにより製版書込み装置
20の外部に引き出された、図2に示すロール着脱位置
に選択的に移動させることができる。ロール受台27の
両側壁下部には、断面が上向きに開口したチャンネル状
をなすスライドレール27cがそれぞれ一体的に形成さ
れており、スライドレール27cには板金製の補強が適
宜施されている。
【0072】図3に示すように、製版書込み装置20の
本体側(以下、単に「装置本体側」というときがある)
には、左右一対の板金製の側板78が互いに平行に配設
されている。これら両側板78の下部には、図3等に示
すように、ロール受台27の各スライドレール27cと
係合することにより、製版挿入位置とロール着脱位置と
の間でマスタ保持ユニット21を摺動自在に案内する案
内手段としての左右一対のガイドレール79が形成され
ている。これらガイドレール79は、内側に開口したチ
ャンネル状をなす部分で各スライドレール27cとそれ
ぞれ係合するようになっている。
【0073】マスタ保持ユニット21が製版挿入位置を
占めたとき、ロール受台27のスライドレール27cの
近傍には、側板78に配設されたロック手段と係合する
被ロック手段(共に図示せず)が配設されている。上記
被ロック手段は、図示しないレバーリンク機構等を介し
て把手27bに連結されていて、把手27bを握る等の
操作を行うことにより、上記ロック手段と被ロック手段
との係合状態を解除することができるようになってい
る。
【0074】ロールフランジ対25a,25bは、ロー
ル受台27の両側部に配設されている。ロールフランジ
対25a,25bには、同一サイズの、マスタロール2
3の芯管24内に進退自在な円錐面部25cと、マスタ
ロール23の軸方向の端面に選択的に接離する摩擦抵抗
部25dとがそれぞれ一体的に形成されている。円錐面
部25cは円錐台状をなし、摩擦抵抗部25dはリング
帯状をなしている。ロールフランジ25bの円錐面部2
5cは、ロールフランジ25aおよび後述するロール位
置決め案内手段を介して、マスタロール23の芯管24
内に嵌入して、マスタ搬送方向T、マスタ幅方向MBお
よび高さ方向の3次元方向にマスタロール23の位置決
めをする機能を有する。ロールフランジ対25a,25
bの円錐面部25c基部の外径は、芯管24の内径より
も僅かに小さく形成されている。ロールフランジ対25
a,25bは、例えばアクリロニトリルブタジエンスチ
レン樹脂(ABS樹脂)、ポリカーボネート樹脂(P
C)等の合成樹脂でできている。摩擦抵抗部25dは、
マスタロール23が繰り出し方向に回転する時に、摩擦
を起こさせてマスタロール23からのマスタ22の繰り
出しに対して抵抗する力を生じさせるようになってい
る。上記抵抗力は、マスタロール23が繰り出し方向に
回転されたとき、その回転方向に逆らう力となり、マス
タロール23から繰り出されるマスタ22に張力(バッ
クテンション)を生じさせるので、マスタ22が繰り出
される際に生じやすい弛みをなくすことができる利点が
ある。摩擦抵抗部25dは、上記抵抗力を確実に生じさ
せるために、例えば、ゴム板等を貼り付けたものであっ
てもよい。
【0075】図において左側のロールフランジ25a
は、ロール受台27の一側内壁に固設されており、図に
おいて右側のロールフランジ25bは、ロール受台27
とは別の部材であるフランジ支持板26の内壁に固設さ
れている。このロールフランジ25bは、マスタ保持ユ
ニット21が製版挿入位置を占めたとき、マスタロール
23の軸方向端面に当接可能であってマスタロール23
の一方の端面tの位置決めをする位置決め位置(図4に
仮想線で示す位置)と、マスタ保持ユニット21がロー
ル着脱位置を占めたとき、マスタロール23の一方の端
面tから離間する非位置決め位置(図4に実線で示す位
置)との間で移動自在なロール位置決め手段としての機
能を有する。
【0076】図3ないし図5において、符号30はロー
ル位置決め案内手段を示す。ロール位置決め案内手段3
0は、ロール位置決め手段としてのロールフランジ25
bを、位置決め位置と非位置決め位置との間で移動自在
に案内する機能を有する。ロール位置決め案内手段30
は、側板78の傾斜案内部78aおよびスライド案内部
78b、フランジ支持板26の傾斜部26a、スライド
部26b、スライド片26cおよび溝26d、支持板案
内部27a、支持板案内部27aの2個の段付きピン2
9Aおよび圧縮バネ28から主に構成されている。
【0077】装置本体側における図において右側の側板
78は、図4および図5に示すように、その後端部が外
側に向けて折り曲げられて形成された傾斜案内部78a
と、図において左側の側板78(図3および図6等に示
す)と平行に形成されたスライド案内部78bとからな
る。
【0078】フランジ支持板26は鈑金でできている。
フランジ支持板26は、矢印方向Fの前端部が内側に向
けて折り曲げられて形成された傾斜部26aと、側板7
8のスライド案内部78bと平行に形成されたスライド
部26bと、図5のみに示すように、ロールフランジ2
5bの下部においてフランジ支持板26の内壁に直交し
て一体的に形成されたスライド片26cとからなる。ス
ライド片26cには、マスタ幅方向MBに対して平行な
溝26dが形成されている。
【0079】ロール受台27の下方には、図5のみに示
すように、ロール受台27の底壁部から垂直に延びてさ
らに図において右側に直角に折り曲げられた平面部でス
ライド片26cの裏面に摺接する支持板案内部27aが
上記底壁部に一体的に形成されている。支持板案内部2
7aは鈑金でできている。支持板案内部27aの上部に
は、スライド片26cの溝26dに緩く嵌入する2個の
段付きピン29Aが植設されている。
【0080】支持板案内部27aの垂直壁と、支持板案
内部27aの下方におけるスライド部26bの内壁との
間には、ロールフランジ25bをしてマスタロール23
の一方の端面tから離間する方向にフランジ支持板26
を付勢する圧縮バネ28が設けられている。
【0081】なお、図において右側のみに設けられたロ
ール位置決め案内手段30に限らず、左側のロールフラ
ンジ25a側にもロール位置決め案内手段30を設ける
とともに、ロールフランジ25aを、位置決め位置と非
位置決め位置との間で移動自在にロールフランジ25b
と同様に構成しても勿論よい。
【0082】図3に示すように、ロール受台27におけ
る前側上部の左右端部には、ロール受台27に一体的に
形成された一対のガイド板支持部27fがそれぞれ形成
されている。これら一対のガイド板支持部27fには、
マスタロール23から繰り出されるマスタ22の先端部
を載置するマスタ案内手段としてのガイド板35が揺動
自在に配設されている。ガイド板35は、平面視で略長
方形状をなしていて、鈑金でできている。ガイド板35
の基端部は、一対のガイド板軸36を介して一対のガイ
ド板支持部27fに回動自在に支持されている。ガイド
板35の自由端側は、図2のみに示すように、ガイド板
支持部27fに一体的に形成されたストッパ37で下方
への揺動範囲が規制されていて、ガイド板35の自重で
揺動自在となっている。
【0083】ロール受台27における各ガイド板支持部
27fの下部外壁には、2個の段付きピン29が上下方
向に所定の間隔をおいてそれぞれ植設されている。ガイ
ド板35の上方およびロール受台27の上記両下部外壁
に亘り、細長い板状のローラアーム43が配設されてい
る。ローラアーム43の両側部の下部には、上下方向に
長い案内溝43bがそれぞれ形成されていて、これらの
案内溝43b内に2個の段付きピン29がそれぞれ緩く
嵌入している。ローラアーム43は、鈑金でできてい
て、ローラアーム43の上部には把手部43aが上方に
直角に折り曲げ形成されている。それ故に、ローラアー
ム43は、左右一対の案内溝43bの範囲内で2個の段
付きピン29により昇降自在に支持・案内されている。
【0084】ローラアーム43の両上側部の間には、マ
スタ22の先端部を介してガイド板35に接触しマスタ
22を搬送するマスタ搬送手段としての引き出しローラ
40が配設されている。引き出しローラ40は、ローラ
軸41と一体的に形成されていて、ローラアーム43の
両上側部の間にローラ軸41を介して回転自在に支持さ
れている。図3において右側のローラ軸41は、ローラ
アーム43の上側部から突出していて、ローラ軸41の
端部にはローラギア42が固設されている。引き出しロ
ーラ40は、例えば発泡クロロプレンゴムや発泡ポリウ
レタン等のスポンジ状のローラからなる。
【0085】上記の構造のとおり、引き出しローラ40
は、ローラアーム43および引き出しローラ40の各自
重により、段付きピン29および案内溝43bの上記支
持・案内動作を介して、ガイド板35の上記した揺動動
作に連動しつつガイド板35上面に接触している。そし
て、マスタ保持ユニット21がロール着脱位置を占めた
とき、すなわちマスタ保持ユニット21が装置本体側か
らロール着脱位置に引き出されたとき、オペレータは、
ローラアーム43の把手部43aを持ってローラアーム
43および引き出しローラ40を上方に持ち上げつつ、
マスタロール23からマスタ22の先端部を引き出し、
マスタ22の先端部をガイド板35上面に載置すること
ができる。それ故に、引き出しローラ40は、マスタ保
持ユニット21がロール着脱位置を占めたとき、ガイド
板35に対して接離可能に構成されている。
【0086】図6にのみ示すように、符号45は、引き
出しローラ40を選択的に回転させるマスタ搬送駆動手
段としての駆動モータを示す。駆動モータ45は、図に
おいて右側の側板78に一体的に設けられた不動部材に
取り付けられている。駆動モータ45は、ステッピング
モータからなる。駆動モータ45の出力軸45a端部に
は、ローラギア42と選択的に噛合する駆動ギア46お
よびプラテンローラ65に回転駆動力を伝達する小径駆
動ギア46Aがそれぞれ固設されている。
【0087】装置本体側の両側板78には、マスタ保持
ユニット21が製版装着位置を占めたとき、引き出しロ
ーラ40のローラ軸41の両端部を案内し支持するガイ
ド溝76がそれぞれ形成されている。ガイド溝76の開
口端手前側は、ローラ軸41の両端部を案内しやすいよ
うに広口状に形成されている。ガイド溝76の上方近傍
における各側板78の外壁には、ローラ軸41の各端部
に接触・保持する板バネ77がそれぞれ固設されてい
る。板バネ77は、図に示すような特有の形状に折り曲
げられ、ガイド溝76の終端部においてローラ軸41を
回転可能に、かつ、クリック的に保持する機能を有す
る。
【0088】上記した構造のとおり、マスタ保持ユニッ
ト21が製版装着位置を占めたとき、駆動モータ45か
らの駆動力が、駆動ギア46、ローラギア42およびロ
ーラ軸41を介して引き出しローラ40に伝達され、マ
スタ保持ユニット21がロール着脱位置を占めたとき、
駆動モータ45からの駆動力が引き出しローラ40に非
伝達されるようになっている。
【0089】プラテン圧制御部55は、図1および図2
において、マスタ搬送路MRにおけるマスタ保持ユニッ
ト21の下流側に配置されている。図2および図7にお
いて、プラテン圧制御部55は、プラテンローラ65と
サーマルヘッド56とプラテン圧制御手段54とを備え
ている。
【0090】プラテンローラ65は、引き出しローラ4
0の回転により搬送されるマスタ22もしくはサーマル
ヘッド56により加熱穿孔された製版済みのマスタ22
を、サーマルヘッド56との間に押圧しながら回転しマ
スタ搬送路MRの下流側に搬送する周知の機能を有す
る。プラテンローラ65は、例えばシリコンゴム等から
できていて、マスタ22に対して引き出しローラ40の
摩擦係数よりも大きい摩擦係数を有している。
【0091】図6にのみ示すように、符号69は、駆動
モータ45の回転駆動力をプラテンローラ65(同図で
は省略されている)に伝達する駆動力伝達機構を示す。
駆動力伝達機構69は、上記した小径駆動ギア46A
と、図において右側の側板78に回転自在に支持された
第1アイドラギア軸47a端部に一体的に設けられた、
小径駆動ギア46Aと常時噛合する第1アイドラギア4
7Aと、同側板78に回転自在に支持された第2アイド
ラギア軸47b端部に一体的に設けられた、第1アイド
ラギア47Aと常時噛合する第2アイドラギア47B
と、同側板78に回転自在に支持されたプラテンローラ
65のプラテンローラ軸65a端部に一体的に設けられ
た、第2アイドラギア47Bと常時噛合するプラテンロ
ーラギア66とから主に構成されている。この駆動力伝
達機構69により、マスタ搬送駆動手段としての駆動モ
ータ45は、プラテンローラ65を回転させるプラテン
ローラ駆動手段を兼ねている。
【0092】プラテンローラ65は、駆動力伝達機構6
9を介して、引き出しローラ40の周速度よりも僅かに
速い周速度で回転するように予め設定されている。これ
らの周速度の設定は、例えば各ギア間のギア比(変速
比)および引き出しローラ40とプラテンローラ65と
の外径の大きさを調整することによりなされている。そ
れ故に、マスタロール23、引き出しローラ40および
プラテンローラ65間に位置するマスタ22に所定範囲
の張力が付与されるようになっている。また、プラテン
ローラ65のプラテンローラ軸65a端部には、プラテ
ンローラプーリ67が固設されている。
【0093】サーマルヘッド56は、プラテンローラ軸
65a方向に相当する主走査方向に沿って配列された複
数の発熱素子を有し、その発熱素子に対する選択的な通
電制御によって発熱素子を選択的に発熱させることによ
り発熱位置に対応するマスタ22の箇所を加熱溶融させ
て穿孔する製版手段としての周知の機能を有する。これ
により、サーマルヘッド56は、マスタロール23から
繰り出され引き出しローラ40の回転により搬送される
マスタ22に対して選択的に加熱穿孔する。サーマルヘ
ッド56は、後述するプラテン圧制御手段54により、
プラテンローラ65に対して接離自在になっている。
【0094】プラテン圧制御手段54は、サーマルヘッ
ド56とプラテンローラ65との接離動作を行わせる機
能を有する。プラテン圧制御手段54は、ヘッドベース
57のガイド取付部57a、一対の引張バネ62、偏心
カム59、カム軸59a、カムギア61、モータギア6
0およびベース駆動モータ58から主に構成される。
【0095】サーマルヘッド56は、ヘッドベース57
の揺動端側に載置固定されている。ヘッドベース57
は、その両側壁に形成されたベース軸孔56bに挿通さ
れ両側板78によって支持されているベース軸57cを
支点として揺動可能に支持されている。ヘッドベース5
7は、例えば鈑金でできていて、断面が下向きに開口し
た幅広のチャンネル状をなしている。ヘッドベース57
は、ヘッドベース57の揺動端側に延びてガイド取付部
57aが形成されている。ヘッドベース57およびガイ
ド取付部57aは、サーマルヘッド56を揺動自在に支
持する被揺動部材の機能を有する。ガイド取付部57a
上には、このガイド取付部57aに選択的に接触して上
記被揺動部材としてのヘッドベース57およびガイド取
付部57aを揺動させる揺動部材としての偏心カム59
が配置されている。偏心カム59は、カム軸59aに一
体的に取り付けられていて、その軸端にはカムギア61
が固設されている。
【0096】一方、装置本体側の側板78には、その出
力軸に固設されカムギア61と常時噛合するモータギア
60を有するベース駆動モータ58が固設されている。
それ故に、ベース駆動モータ58が回転駆動されること
で偏心カム59が回転する。ヘッドベース57は、図7
にのみ示されている、ヘッドベース57の揺動端側のガ
イド取付部57aと側板78上部とに掛けられている一
対の引張バネ62によって、図2および図7等において
反時計回り方向に付勢されている。偏心カム59は、そ
の反時計回り方向に回転する習性を有するヘッドベース
57のガイド取付部57a上面に選択的に接触するよう
になっている。すなわち、プラテンローラ65からサー
マルヘッド56が離間しているときにのみ、偏心カム5
9の大径部がヘッドベース57のガイド取付部57aに
接触しており、サーマルヘッド56とプラテンローラ6
5とがマスタ22を介して接触しているときには、偏心
カム59の小径部がヘッドベース57のガイド取付部5
7aに対向しているだけでヘッドベース57のガイド取
付部57aから離間している。それ故に、サーマルヘッ
ド56とプラテンローラ65とがマスタ22を介して接
触しているとき、偏心カム59の小径部がヘッドベース
57のガイド取付部57aから離間しているため、マス
タ22を介してサーマルヘッド56とプラテンローラ6
5との押圧部に作用する挾持圧は、一対の引張バネ62
の付勢力のみにより高精度に付与されることとなる。
【0097】サーマルヘッド56の揺動端側には、例え
ばステンレススチール製の鈑金で形成されたヘッド案内
部材56cが固設されている。サーマルヘッド56とプ
ラテンローラ65との押圧部近傍とガイド板35との間
のマスタ搬送路MR上には、マスタ保持ユニット21が
図1に示す製版挿入位置を占めたとき、ガイド板35に
係合して引き出しローラ40によって搬送されるマスタ
22の先端を上記押圧部近傍に位置決め導入するマスタ
導入手段としてのガイド部材51が設けられている。よ
り詳細に言えば、ヘッド案内部材56cの揺動端上面に
近接する位置とガイド取付部57aの揺動端上には、ガ
イド取付部57aの揺動端部に固定され偏心カム59を
覆うガイド部材51が設けられている。ガイド部材51
は、例えば鈑金でできている。ガイド部材51は、ガイ
ド取付部57aに固設されている揺動端側がマスタ搬送
方向Tの下流側に向かうにつれて上方に延びて徐々に湾
曲していて、マスタ保持ユニット21が製版挿入位置を
占めるべく矢印方向Fに押し込まれたときに、ガイド板
35の自由端裏面に摺接して徐々にガイド板35の自由
端部を上方に押し上げつつ上記押圧部近傍に位置決め導
入するようになっている。
【0098】サーマルヘッド56とプラテンローラ65
とは、これら両部材間での接離動作を行なって、引き出
しローラ40の回転により搬送されるマスタ22へ挟持
圧(以下、「プラテン圧」というときがある)を作用さ
せたり解除させたりする。偏心カム59は、上記揺動部
材としてプラテン圧を解除する手段をなすものであり、
図2に示すような非製版時には、その大径部をヘッドベ
ース57の上面に圧接させている。これにより、ヘッド
ベース57に固定されているサーマルヘッド56は、マ
スタ搬送路MRから離されるので、マスタ22へのプラ
テン圧が解除される。
【0099】サーマルヘッド56がマスタ22を介して
プラテンローラ65に当接したときに、プラテンローラ
65は、駆動力伝達機構69を介して駆動モータ45に
より、引き出しローラ40によって搬送されてきたマス
タ22をマスタ搬送路MRの下流側に搬送する方向に回
転される。
【0100】上記した構成を備えたプラテン圧制御部5
5では、マスタロール23から繰り出されるマスタ22
を製版する時、偏心カム59が一対の引張バネ62の付
勢力に抗して回転されることによってその小径部がヘッ
ドベース57のガイド取付部57a上面に隙間を保って
対向され、一対の引張バネ62の付勢力によってヘッド
ベース57の揺動端はベース軸57cを中心として反時
計回り方向に揺動される。従って、サーマルヘッド56
は、図1および図2において反時計回り方向に揺動され
て、プラテンローラ65に所定の接触圧(プラテン圧)
をもって当接する。これにより、マスタ22は、サーマ
ルヘッド56およびプラテンローラ65によってプラテ
ン圧が作用した状態で搬送される。マスタ22は、搬送
される過程で、サーマルヘッド56での選択的な発熱に
より主走査方向および副走査方向で加熱穿孔される。こ
の場合の主走査方向は、プラテンローラ65のプラテン
ローラ軸65aと平行な方向(マスタ幅方向MBでもあ
る)であり、副走査方向は主走査方向と直交する方向で
マスタ搬送方向Tに相当している。
【0101】一対の引張バネ62の付勢力、プラテンロ
ーラ65へ伝達される駆動モータ45の回転駆動力およ
びプラテンローラ65の摩擦係数等で決められるプラテ
ンローラ65によるマスタ22の搬送力は、引き出しロ
ーラ40によるマスタ22の搬送力よりもやや大きく予
め設定されている。
【0102】この実施の形態1では、プラテンローラ6
5に対してサーマルヘッド56を当接させる方向に揺動
させているが、これとは逆に、プラテンローラ65を回
転自在かつ変位可能に構成するとともに、駆動モータ4
5の回転駆動力をプラテンローラ65に伝達する機構に
テンションプーリおよび無端ベルト等を用いることによ
り変位可能に構成して、プラテン圧制御手段54と類似
する手段によりサーマルヘッド56に対してプラテンロ
ーラ65を当接させる方向に揺動させることも勿論可能
である。このように、サーマルヘッド56に対してプラ
テンローラ65を当接させる方向に揺動させるように構
成した場合には、マスタ保持ユニット21が製版挿入位
置を占めたとき、プラテンローラ65の上記押圧部にガ
イド板35の自由端を近接させるように構成してもよ
い。
【0103】要するに、マスタ案内手段の配設状態とし
ては、マスタ保持ユニット21が製版挿入位置を占めた
とき、ガイド板35を、サーマルヘッド56またはプラ
テンローラ65に近接もしくは当接するように構成した
ものであってもよい。
【0104】また、偏心カム59は、上記した製版時に
加えて、マスタロール23からのマスタ22の繰り出し
時に、マスタ22が移動してきた時点で、短時間の間だ
け連続回転することもできる。これにより、サーマルヘ
ッド56は、プラテンローラ65との間でマスタ22を
挟んで、プラテンローラ65に対して接離を繰り返すこ
とができる。このようなサーマルヘッド56とプラテン
ローラ65との接離の繰返し動作に連動してプラテンロ
ーラ65をマスタ搬送方向Tに回転させることによっ
て、プラテン圧制御部55に位置するマスタ22は、マ
スタ搬送方向Tの下流側に断続的に繰り返し引っ張られ
る。その結果、ロールフランジ対25a,25bの摩擦
抵抗部25dと接触することによりマスタロール23の
両端面に生じている摩擦力を繰り出しの際の抵抗力にし
て、マスタロール23から繰り出されたマスタ22部分
に生じているシワ等を伸ばしそのシワ等を除去すること
ができるようになっている。
【0105】マスタ22の非製版時には、偏心カム59
が回転してその大径部がヘッドベース57の揺動端上面
に圧接される。これにより、サーマルヘッド56はプラ
テンローラ65から離され、マスタ22に対するプラテ
ン圧が解除される。
【0106】図1および図2において、プラテン圧制御
部55におけるマスタ搬送路MRの下流側には、裁断部
70が配置されている。裁断部70は、プラテンローラ
65によって搬送される製版済みのマスタ22もしくは
マスタ22の後端部を切断するための裁断手段としての
ロータリカッタ71と、ロータリカッタ71をマスタ幅
方向MBに往復案内する案内レール71Aとから主に構
成される。ロータリカッタ71は、回転しながらマスタ
幅方向MBに移動可能な周知の構成を有する。ロータリ
カッタ71は、製版済みのマスタ22もしくはマスタ2
2の後端部を切断するときのみマスタ搬送路MRを回転
しながら横切るようになっており、通常、マスタ幅方向
MBにおける案内レール71Aの片側端に待機してい
て、マスタ22の回転に支障とならないようになってい
て、またロータリカッタ71は、カッタ駆動モータ71
Bにより、回転・移動されるようになっている。ロータ
リカッタ71および案内レール71Aを備えた裁断部7
0は、例えば特開平7−101135号公報の図1等と
同様の周知の構成を有している。
【0107】裁断手段は、ロータリカッタ71に限ら
ず、固定刃と昇降刃等を備えたいわゆるギロチンカッタ
等であってもよい。図1および図2において、裁断部7
0におけるマスタ搬送路MRの下流側には、一対のロー
ラで構成されている第1搬送ローラ対72、第1ガイド
73、第2搬送ローラ対74および製版済みのマスタ2
2もしくはマスタ22を版胴2のクランパ4に向け案内
するための第2ガイド75がこの順にそれぞれ配置され
ている。
【0108】第1搬送ローラ対72の上方のローラ72
は、軸72aに一体的に形成された駆動ローラであり、
下方のローラ72は、軸72bに一体的に形成された従
動ローラであり、ともに両側板間78に回転自在に支持
されている。図6における右側の側板78側に配設され
た第1搬送ローラ対72の上方の軸72a(図6には不
図示)には、図示を省略したローラプーリが固設されて
いて、このローラプーリとプラテンローラ65のプラテ
ンローラプーリ67との間には、無端ベルト68が掛け
渡されている。上記ローラプーリの外側における第1搬
送ローラ対72の上方の軸72a(図6には不図示)に
は、図示を省略した第1ローラプーリが固設されてい
る。同様にして、第2搬送ローラ対74の上方のローラ
74は、軸74aに一体的に形成された駆動ローラであ
り、下方のローラ74は、軸74bに一体的に形成され
た従動ローラであり、ともに両側板間78に回転自在に
支持されている。図6における右側の側板78側に配設
された第2搬送ローラ対74の上方の軸74a(図6に
は不図示)には、図示を省略した第2ローラプーリが固
設されていて、上記した第1ローラプーリと第2ローラ
プーリとの間には、無端ベルト(ともに不図示)が掛け
渡されている。第1、第2搬送ローラ対72,74は、
例えばゴムローラからなる。
【0109】上記したように、それぞれ図示を省略し
た、第1、第2ローラプーリ、上記無端ベルト、および
上記ローラプーリ、並びにプラテンローラプーリ67、
無端ベルト68および駆動力伝達機構69は、マスタ搬
送駆動手段としての駆動モータ45の回転駆動力を第2
搬送ローラ対74に伝達する第2回転力伝達機構を構成
している。また上記第2回転力伝達機構から上記第1、
第2ローラプーリおよび上記無端ベルトを除去した機構
は、マスタ搬送駆動手段としての駆動モータ45の回転
駆動力を第1搬送ローラ対72に伝達する第1回転力伝
達機構を構成している。従って、マスタ搬送駆動手段と
しての駆動モータ45は、第1搬送ローラ対72や第2
搬送ローラ対74を回転させる搬送ローラ駆動手段を兼
ねている。
【0110】第2搬送ローラ対74は、上記第2回転力
伝達機構を介して、第1搬送ローラ対72の周速度より
も僅かに速い周速度で、また第1搬送ローラ対72は、
上記第1回転力伝達機構を介して、プラテンローラ65
の周速度よりも僅かに速い周速度で回転するようにそれ
ぞれ予め設定されている。
【0111】また、上記したプラテンローラ65による
マスタの搬送力は、第1搬送ローラ対72によるマスタ
22の搬送力や第2搬送ローラ対74によるマスタ22
の搬送力よりもやや大きく予め設定されている。それ故
に、プラテンローラ65と第1搬送ローラ対72との
間、および第1搬送ローラ対72と第2搬送ローラ対7
4との間に位置するマスタ22もしくは製版済みのマス
タ22には、所定範囲の張力がそれぞれ付与されるよう
になっている。これらの周速度の設定は、例えばプラテ
ンローラプーリ67および上記各ローラプーリおよびプ
ラテンローラ65と第1搬送ローラ対72と第2搬送ロ
ーラ対74との各外径の大きさ等を調整することにより
なされている。
【0112】上記したように、引き出しローラ40、プ
ラテンローラ65および第1、第2搬送ローラ対72,
74の各周速度は、第2搬送ローラ対74>第1搬送ロ
ーラ対72>プラテンローラ65>引き出しローラ40
の順に僅かに速く設定されていて、これらの部品間に位
置するマスタ22もしくは製版済みのマスタ22に所定
範囲の張力が付与されるようになっている。それ故に、
この実施の形態1によれば、マスタ搬送駆動手段を1個
のみで、すなわちステッピングモータからなる駆動モー
タ45のみで構成し得たので、よりコンパクトな、か
つ、低コストな装置を提供することができる利点があ
る。
【0113】第1ガイド73は、製版済みのマスタ22
もしくはマスタ22を第2搬送ローラ対74の押圧部に
案内する機能を有し、第2ガイド75は、製版済みのマ
スタ22もしくはマスタ22を版胴2のクランパ4に向
け案内する機能を有する。
【0114】上記した製版書込み装置20における裁断
部70以降の構成により、製版済みのマスタ22もしく
はマスタ22の先端部は、裁断部70のロータリカッタ
71により必要長さに裁断され、給版位置で待機してい
る版胴2における拡開したクランパ4の把持部材4Aに
より先端を把持固定されるようになっている。
【0115】プラテンローラ65、第1搬送ローラ対7
2および第2搬送ローラ対74の駆動方式は、駆動力伝
達機構69、上記第1、第2回転力伝達機構を介して駆
動するものに限らず、上記利点を望まなくてもよいので
あれば、次のようなものであってもよい。例えば、上記
駆動力伝達機構69を除去するとともに、プラテンロー
ラ65を回転させるプラテンローラ駆動モータを配設し
たり、および/または第1、第2回転力伝達機構を除去
するとともに、第1搬送ローラ対72および/または第
2搬送ローラ対74を回転させる搬送ローラ駆動モータ
を配設したりしてもよい。また、駆動力伝達機構69
は、これに限らず、ギアとベルトおよびプーリとの組合
わせにしたものであってもよい。これと同様に、上記第
1、第2回転力伝達機構は、これらに限らず、ギア同士
の伝達にしたり、あるいはギアとベルトおよびプーリと
の組合わせにしたものであってもよい。
【0116】上記したように、マスタ保持ユニット21
が製版挿入位置を占めたときの製版書込み装置20にお
けるマスタ保持ユニット21の最外端部から第2ガイド
75に至るマスタ搬送路MRの全長は、従来の製版書込
み装置の約2/3程度となっていて、装置の大幅なコン
パクト化が図られている。
【0117】図1において、孔版印刷装置1の上部に
は、図示を省略した原稿読み取り部が設置されている。
原稿読み取り部は、コンタクトガラスを用いた原稿走査
部を備えており、原稿走査部に配設された光源からの光
を、コンタクトガラス上に載置された原稿に照射し、原
稿からの反射光を、ミラーおよび結像レンズを含む結像
光学系を介してCCD等からなる画像センサに入射させ
て画像情報を取り込むようになっている。上記画像情報
は、後で詳細を説明する制御部に出力され、製版書込み
装置20での穿孔処理のためのデータとして用いられ
る。また、原稿読み取り部の上部には、後述する操作部
を備えた操作パネルが配設されていて、オペレータは、
上記操作パネルの操作部に対向した作業姿勢で、上記し
たようなマスタ保持ユニット21の引き出しおよび押し
込み操作、ならびにマスタロールの着脱およびマスタセ
ット操作を行うことができる。
【0118】図1において、版胴2を挾んで製版書込み
装置20と対向する位置には、排版部90が配置されて
いる。排版部90は、版胴2の近傍に位置し、使用済み
のマスタ22を挟持可能なベルトを互いに当接させた上
部排版部材91および下部排版部材92と排版ボックス
94とを備えている。
【0119】上部および下部排版部材91,92に備え
られたベルトは、版胴2の近傍に位置するローラと排版
ボックス94側に位置するローラとにそれぞれ掛け渡さ
れている。版胴2に巻装されていた使用済みのマスタ2
2は、上記ベルトによって版胴2の外周面から剥離され
該ベルトでさらに排版ボックス94に向け移送される。
上記排版部材のうち、下部排版部材92は、版胴2が反
時計方向に回転する排版時に版胴2の外周面に対して接
近することができるようになっており、接近した際に
は、使用済みのマスタ22の後端を受入れて排版ボック
ス94に向け移送する。
【0120】排版ボックス94の上部には、昇降自在の
圧縮部材93が設けられている。圧縮部材93は、排版
ボックス94内に収容された使用済みのマスタ22を圧
縮して、次に廃棄されるマスタ22の収容スペースを準
備するようになっている。排版ボックス94内が使用済
みのマスタ22によって満たされた場合には、孔版印刷
装置1の外部に排版ボックス94を取り出して排版ボッ
クス94内に収容された使用済みのマスタ22が廃棄処
分される。
【0121】図1において、プレスローラ9と対向する
版胴2の下方側であって、図中矢印で示す時計回り方向
に回転する版胴2の下流側には、その先端部が版胴2の
外周面に対して接近可能な剥離爪80が設けられてい
る。剥離爪80は、版胴2上から印刷用紙Sを剥離し、
剥離された印刷用紙Sが、排出搬送装置81に向け排出
される。
【0122】排出搬送装置81は、一対のローラ82,
83に掛け渡された無端状の搬送ベルト84を有してい
て印刷用紙Sの排紙部を構成している。版胴2の外周面
から剥離された印刷用紙Sは、排出搬送装置81の搬送
ベルト84上に移送され排紙トレイ85に向けて搬送さ
れる。搬送ベルト84上に移送された印刷用紙Sに対し
て印刷用紙Sを吸引するための吸引フアン86が、搬送
ベルト84における印刷用紙Sの載置面下方に配置され
ている。また、排紙トレイ85は、図示しない回転軸を
基端に設けることによって印刷装置の側壁面に対して起
倒可能に設ける場合もある。
【0123】図9には、原稿読み取り部からの画像情報
に基づいて製版書込み装置20での穿孔製版処理制御お
よび給版処理制御等を行なう制御手段としての制御部1
00の構成が示されている。
【0124】図9において、制御部100は、原稿画像
の読み取り工程から、製版・給版工程、印刷工程および
排紙工程に亘る全般のシーケンス制御を行なうための基
礎プログラムを記憶したROM102、データを適宜登
録しておくためのRAM103を有するマイクロコンピ
ュータ(同図では、符号CPUで示してある)101に
よって構成されている。
【0125】この実施の形態1の要旨部と関係する制御
構成を中心として以下に述べる。図示しないI/O(入
力/出力)インターフェースを介して、制御部100の
入力側には、上記した原稿読み取り部、マスタ検知手段
としてのマスタ検知センサ32、マスタセット検知手段
としてのマスタセット検知センサ33、先端検知手段と
してのマスタ先端検知センサ63および操作部64がそ
れぞれ接続されている。一方、制御部100の出力側に
は、引き出しローラ40、プラテンローラ65および第
1、第2搬送ローラ対72,74をそれぞれ回転させる
マスタ搬送駆動手段としての駆動モータ45、プラテン
圧制御部55のベース駆動モータ58、サーマルヘッド
56および裁断部70のカッタ駆動モータ71Bがそれ
ぞれ接続されている。
【0126】なお、制御部100の入力側に接続されて
いて二点鎖線で囲んだ作動設定キー64aは、この実施
の形態1では用いられない制御構成要素を示す。
【0127】マスタ検知センサ32は、図1、図2およ
び図4に示すように、一対のガイドレール79間に橋架
された図示しない不動部材の中央部に設置されている。
マスタ検知センサ32は、発光部および受光部を具備し
た周知の反射型光学センサである。マスタ検知センサ3
2は、マスタ保持ユニット21の収納部27e内にマス
タロール23が装填されている場合に得られる反射光を
検知することができるようになっている。マスタロール
23は、マスタ保持ユニット21の収納部27e内に位
置しているとき、マスタ検知センサ32によって存在し
ていることが検知される。
【0128】このマスタ検知センサ32は、反射型光学
センサであることから、マスタロール23が使用できる
限界に達した場合を検知できる手段としても機能するよ
うになっている。このため、マスタロール23は、図8
に示すマスタロール23が消費されて使用限界に達した
場合、それまでの反射率よりも低い低反射率部23Aに
相当する黒色塗装部をマスタ検知センサ32に対向させ
るので、マスタ検知センサ32は、反射率が低下したこ
とを知らせる信号を出力する。制御部100では、マス
タ検知センサ32によって低反射率部23Aからの反射
率に対応した信号が入力されると、マスタ22の繰り出
しを停止しなければならないことを判別する。またマス
タロール23がマスタ保持ユニット21の収納部27e
内に装填されていない場合にも、マスタ検知センサ32
は、反射率が低下したことを知らせる信号を出力する。
【0129】マスタセット検知センサ33は、図1およ
び図2において、マスタ保持ユニット21が製版書込み
装置20内に挿入され製版挿入位置を占めたことを検知
するために設けられている。この実施の形態1では、マ
スタセット検知センサ33は、装置本体側のガイドレー
ル79の下部壁に設けられていて、マスタ保持ユニット
21が製版挿入位置を占めたときにのみスライドレール
27cの先端下壁面と係合するマイクロスイッチが用い
られている。マスタセット検知センサ33は、マスタ保
持ユニット21が製版挿入位置に押し動かされたことを
検知して、引き出しローラ40等を回転させる駆動モー
タ45の動作開始時期を検知し、その検知信号を制御部
100に出力する作動検知手段の機能を有する。
【0130】マスタセット検知手段は、上記マスタセッ
ト検知センサ33に限らず、マスタ保持ユニット21の
スライドレール27cの先端下壁面に反射面を設けると
ともに、マスタ保持ユニット21の製版挿入位置に対応
するガイドレール79の下部壁面の位置に反射型光学セ
ンサおよびその入出射光の開口(図示せず)を設けたも
のであってもよい。
【0131】マスタ先端検知センサ63としては、図1
および図2に示すように、マスタ搬送方向Tにおけるガ
イド部材51の下流であって、マスタ搬送路MRにおけ
るプラテンローラ65の上流側に配置された第1のマス
タ先端検知センサ63Aと、プラテンローラ65と裁断
部70との間のマスタ搬送路MR上に配置された第2の
マスタ先端検知センサ63Bと、第1搬送ローラ対72
と第2搬送ローラ対74との間のマスタ搬送路MR上に
配置された第3のマスタ先端検知センサ63Cとからな
る。
【0132】第1、第2、第3のマスタ先端検知センサ
63A,63B,63Cは、いずれも反射型光学センサ
であって、発光部および受光部を具備した周知のもので
ある。これら3つのマスタ先端検知センサ63A,63
B,63Cのうち、第2のマスタ先端検知センサ63B
は、マスタ22の先端を検知した時点でプラテン圧制御
部55の駆動を行うための基準信号を出力する働きを持
っている。また、第1、第3のマスタ先端検知センサ6
3A,63Cは、マスタ22の先端を検知した時点から
所定時間(駆動モータ45の所定ステップ数でもある)
の間、マスタ22の繰り出しを継続させるための基準信
号を出力する働きを持っている。
【0133】第1のマスタ先端検知センサ63Aからの
信号が出力されたときに決められるマスタ22の繰り出
し量は、マスタ22の先端がサーマルヘッド56とプラ
テンローラ65とによるマスタ22の挟持動作が可能と
なる量、すなわちプラテン圧を付与することが可能な位
置に達する量とされている。第3のマスタ先端検知セン
サ63Cからの信号が出力されたときに決められるマス
タ22の繰り出し量は、マスタ22の先端が版胴2のク
ランパ4に対向できる位置に達する量とされている。
【0134】操作部64には、図示しないが、製版開始
スイッチ、印刷枚数指令用テンキー等が配置されてい
る。製版開始スイッチは、新たな製版済みのマスタ22
を版胴2に巻装する場合に操作されるスイッチである。
この製版開始スイッチが操作されると、マスタロール2
3から引き出されガイド板35と引き出しローラ40と
の間に挾持されたマスタ22の先端をプラテン圧制御部
55に向け自動的に繰り出して製版し、印刷用紙Sを1
枚だけ通紙して版胴2の開孔部分からマスタ22の穿孔
部分にインキを滲出させる、いわゆる版付け動作が行わ
れる。なお、連続的な印刷動作を開始させる場合には、
上記製版開始スイッチとは別に設けられている印刷開始
指令用スイッチが操作される。
【0135】制御部100では、マスタ検知センサ3
2、マスタセット検知センサ33からの検知信号が入力
されない場合に、駆動モータ45の駆動を停止させる。
また、プラテン圧制御部55では、偏心カム59のベー
ス駆動モータ58に対し、偏心カム59の大径部をヘッ
ドベース57におけるガイド取付部57aの揺動端部に
対向・圧接させる状態が得られる方向に回転させるとと
もに、プラテンローラ65の回転を停止させる。これに
よって、プラテン圧制御部55では、サーマルヘッド5
6とプラテンローラ65とによるマスタ22の挟持・押
圧が解除されてマスタ22に対する挟持・押圧しながら
の搬送および加熱穿孔を不能にさせる。なお、この場
合、上記プラテン圧が解除されてマスタ保持ユニット2
1を製版書込み装置20の外方に向け引き出し可能であ
ることを知らせるためのLED(発光ダイオード)等か
らなる報知手段を操作部64に配設してもよい。この報
知手段は、例えば、マスタ保持ユニット21を製版書込
み装置20の外方に向け引き出し可能であるときに点滅
し、マスタ保持ユニット21が引き出し不可能であると
き点灯するように作動させてもよい。
【0136】一方、制御部100は、マスタ検知センサ
32、マスタセット検知センサ33からの検知信号が入
力されると、駆動モータ45を駆動させて、マスタロー
ル23から引き出されガイド板35と引き出しローラ4
0との間に挾持されたマスタ22の先端の搬送を可能と
する状態を設定する。
【0137】そして、繰り出されたマスタ22の先端が
第1のマスタ先端検知センサ63Aによって検知される
と、制御部100は、駆動モータ45を所定ステップ
(パルス)数継続して回転駆動させることにより、引き
出しローラ40を所定ステップ数に対応する回転数継続
回転させる。駆動モータ45の回転駆動が所定ステップ
数継続されるとき、マスタ22の先端は、プラテン圧制
御部55におけるサーマルヘッド56とプラテンローラ
65とで挟持される位置に向けて移動される。
【0138】このような動作とともに、制御部100
は、ヘッドベース57におけるガイド取付部57aの揺
動端部をプラテンローラ65側に向け揺動させるために
偏心カム59におけるベース駆動モータ58の回転制御
を行ない、サーマルヘッド56とプラテンローラ65と
によるマスタ22への押圧力(プラテン圧)を作用させ
る状態を設定する。
【0139】サーマルヘッド56が、プラテンローラ6
5に当接してマスタ22に対する挟持力を作用させる状
態が設定されると、プラテンローラ65は、駆動モータ
45により回転されてサーマルヘッド56と協働してマ
スタ22を挟持しながら搬送できる状態とされる。
【0140】そして、制御部100は、サーマルヘッド
56とプラテンローラ65とによりマスタ22を押圧さ
せた状態で、第2のマスタ先端検知センサ63Bにより
マスタ22の先端検知信号が出力されるまで、さらに駆
動モータ45を回転駆動させてマスタ22を搬送させ
る。
【0141】第2のマスタ先端検知センサ63Bにより
マスタ22の先端が検知され、第2のマスタ先端検知セ
ンサ63Bから先端検知信号が出力されると、制御部1
00は、ベース駆動モータ58を回転駆動させることに
より偏心カム59を短時間の間、連続回転(通常少なく
とも1回転以上)させ、マスタ22を挟んでサーマルヘ
ッド56とプラテンローラ65との接離動作を繰返し行
なわせることで、プラテン圧の断続動作が行われる。
【0142】上記プラテン圧の断続動作終了後、制御部
100は、サーマルヘッド56とプラテンローラ65と
によりマスタ22を押圧させた状態で、第3のマスタ先
端検知センサ63Cによりマスタ22の先端検知信号が
出力されるまで、さらに駆動モータ45を駆動させてマ
スタ22を搬送させる。
【0143】第3のマスタ先端検知センサ63Cにより
マスタ22の先端が検知され、第3のマスタ先端検知セ
ンサ63Cから先端検知信号が出力されると、制御部1
00は、駆動モータ45を所定ステップ数回転駆動させ
ることにより、引き出しローラ40、プラテンローラ6
5、第1搬送ローラ対72および第2搬送ローラ対74
を所定ステップ数に対応する回転数回転させてマスタ2
2の先端を、版胴2におけるクランパ4に対向する位置
(図1に示す位置状態)に給送させる。この後に、制御
部100は、駆動モータ45を停止させ、製版待機状態
とする。この製版待機状態とは、図1に示すように、第
2搬送ローラ対74のニップ部から版胴2のクランパ4
に最も近い位置にマスタ22の先端が位置する状態とさ
れる。
【0144】上記したとおり、制御手段としての制御部
100は、作動検知手段としてのマスタセット検知セン
サ33からの検知信号に基づき、マスタ22の先端がマ
スタ先端検知手段としてのマスタ先端検知センサ63に
より検知されるまでの間、マスタ搬送駆動手段としての
駆動モータ45をしてマスタ搬送手段としての引き出し
ローラ40を動作させてマスタ22を繰り出すととも
に、マスタ先端検知センサ63によるマスタ22の先端
の検知信号に基づき、プラテン圧制御手段54をしてサ
ーマルヘッド56とプラテンローラ65とによるマスタ
22の挟持可能な状態を設定する機能を有する。
【0145】また、制御部100は、マスタ先端検知セ
ンサ63からの検知信号に基づいて、プラテン圧制御手
段54をして、サーマルヘッド56とプラテンローラ6
5とによるマスタ22の挟持動作を断続させる機能を有
する。
【0146】また、制御部100は、マスタセット検知
センサ33によりマスタ保持ユニット21が製版挿入位
置から外れたことが検知されたときに、プラテン圧制御
手段54をして、サーマルヘッド56とプラテンローラ
65とによるマスタ22の挟持搬送が解除される状態に
設定する機能を有する。
【0147】この実施の形態1は以上のような構成であ
り、マスタロール23の着脱から版胴2へのマスタ22
を巻装するまでの動作状態を表す図10ないし図19お
よび制御部100の制御動作を示す図20および図21
のフローチャートを参照して給版処理動作を説明する
と、次のとおりである。
【0148】図10ないし図19の動作図は、図の簡明
化を図るため図1および図2等に対して幾分模式的に示
されており、マスタ保持ユニット21の構成部品等の図
示は適宜省略している。
【0149】図10は、マスタ保持ユニット21が製版
挿入位置を占めている状態で、マスタロール23におけ
るマスタ22の残量が無くなった場合、あるいはマスタ
ロール23自体が無い場合等の待機状態を示している。
マスタ22の残量が無くなった、あるいはマスタロール
23自体が無い状態は、マスタ検知センサ32により検
知される。すなわち、マスタロール23は、消費されて
使用限界量に近付くにしたがい、マスタ22の巻装量が
少なくなる。このため、マスタ検知センサ32から出射
されている光は、図8において説明したように、マスタ
ロール23に設けられた低反射率部23Aの影響によっ
て反射しなくなり、マスタ検知センサ32への反射光量
の低下を招く。マスタ検知センサ32では、反射光量の
変化を追跡しており、その光量が所定値以下に達する
と、その状態を検知したことを意味する検知信号を制御
部100に出力する。
【0150】制御部100は、マスタ検知センサ32か
らの上記した検知信号が入力されると、装置本体側から
のマスタ保持ユニット21の引き出しを許容する状態を
設定する。プラテン圧制御部55では、偏心カム59の
ベース駆動モータ58に対して、一対の引張バネ62の
付勢力に抗して偏心カム59の大径部をヘッドベース5
7のガイド取付部57a揺動端部に圧接させる回転制御
が行なわれる。これにより、サーマルヘッド56は、プ
ラテンローラ65とによるマスタ22への挟持圧を解除
する状態となる。
【0151】次いで、図11において、オペレータによ
ってロール受台27の把手27bが操作されることによ
り、マスタ保持ユニット21のロック状態が解除されて
マスタ保持ユニット21が製版書込み装置20の外方の
矢印方向Rに引き出されることにより、ロール受台27
のスライドレール27cが側板78のガイドレール79
内を摺動しつつ、マスタ保持ユニット21がロール着脱
位置を占める。マスタ保持ユニット21が矢印方向Rに
引き出されるとき、図6において、板バネ77の保持付
勢力に抗してローラ軸41がガイド溝76から外れると
ともに、駆動ギア46とローラギア42との噛合が外れ
る。
【0152】マスタ保持ユニット21がロール着脱位置
を占めるための引き出し量は、マスタロール23の着脱
を行うことができるとともに、少なくともオペレータが
引き出しローラ40を見ることができてローラアーム4
3の把手部43aを操作可能な状態とされている。そし
て、マスタロール23は、そのマスタ22に対するプラ
テン圧制御部55でのプラテン圧を解除されているの
で、製版書込み装置20の外方への引き出しの際に抵抗
を受けることがない。また、図4および図5において、
圧縮バネ28の付勢力が働いている下で、側板78のス
ライド案内部78bに摺接していたフランジ支持板26
のスライド部26bは、マスタ保持ユニット21が矢印
方向Rに移動されることにより、スライド案内部78b
との係合を解除され、次いで側板78の傾斜案内部78
aとフランジ支持板26の傾斜部26aとが係合・摺接
することとなる。これにより、ロールフランジ25bの
円錐面部25cは、マスタロール23の右側の芯管24
内に進入・嵌入している図4に仮想線で示す位置決め位
置から、マスタロール23の右側の芯管24内から退出
した実線で示す非位置決め位置に変位してマスタロール
23とロールフランジ25bとの嵌合・係合状態が解除
される。
【0153】そして、マスタ保持ユニット21がロール
着脱位置を占めた状態で、オペレータは、ロール受台2
7の収納部27eから使用済みのマスタロール23を取
外した後、図12に示すように、未使用の新しいマスタ
ロール23を準備し、新しいマスタロール23の左側の
芯管24内にロールフランジ25aの円錐面部25cを
嵌入させる。次いで、オペレータは、図3,図4および
図12に示すように、マスタロール23からマスタ22
の先端を引き出し、ローラアーム43の把手部43aを
持ってローラアーム43および引き出しローラ40を図
中矢印U方向に持ち上げてガイド板35上にマスタ22
の先端部を載置してから、図13に示すように、ローラ
アーム43および引き出しローラ40を図中矢印D方向
に示す位置に戻す。すなわち、オペレータが、マスタ2
2の先端部が載置されたガイド板35上に引き出しロー
ラ40を置くことにより、ローラアーム43および引き
出しローラ40の自重で、ガイド板35上と引き出しロ
ーラ40との間にマスタ22の先端部が挾持される。
【0154】次いで、オペレータは、図14に示すよう
に、ロール受台27の把手27bを操作して、マスタ保
持ユニット21を、圧縮バネ28の付勢力に抗して製版
書込み装置20内に向かう矢印方向Fに押し込む。この
操作により、製版書込み装置20内から矢印方向Rに引
き出した上記動作と反対の動作が行われる。すなわち、
ロール受台27のスライドレール27cが側板78のガ
イドレール79内を摺動するとともに、図4および図5
において、圧縮バネ28の付勢力に抗して、側板78の
傾斜案内部78aとフランジ支持板26の傾斜部26a
との係合・摺接状態からスライド案内部78bとスライ
ド部26bとの係合・摺接状態に移行することとなる。
そして、マスタ保持ユニット21が製版挿入位置を占め
る動作と並行して、図4および図5において、ロールフ
ランジ25bは、非位置決め位置から位置決め位置に変
位される。このとき、ロールフランジ25bの円錐面部
25cがマスタロール23の右側の芯管24内に完全に
進入・嵌入するとともに、ロールフランジ25bの摩擦
抵抗部25dがマスタロール23の軸方向端面に当接し
て、マスタロール23が3次元方向に位置決めされて、
換言すれば自動的に調心されるとともにロールフランジ
25a,25bに回転自在に支持されて、マスタ保持ユ
ニット21に装填される。故に、マスタロール23の着
脱を簡単なワンタッチの操作で行うことができる。
【0155】また、マスタ保持ユニット21が矢印方向
Fに摺動されるとき、ガイド板35の自由端部は、ガイ
ド部材51上に摺接しながらガイド部材51に沿ってプ
ラテンローラ65とサーマルヘッド56との押圧部近傍
に移動される。そして、引き出しローラ40のローラ軸
41の両端部がガイド溝76に案内されつつ、マスタ保
持ユニット21が製版挿入位置を占めたとき、図6にお
いて、板バネ77の保持力に抗してローラ軸41がガイ
ド溝76内の終端部にそれぞれ挿入されるとともに、ロ
ーラギア42が駆動ギア46に噛合することとなる。
【0156】そして、マスタ保持ユニット21が製版挿
入位置を占めると、マスタ検知センサ32により、使用
限界にない新しいマスタロール23の存在が検知される
とともに、マスタセット検知センサ33によってマスタ
保持ユニット21が製版挿入位置にセットされたことが
検知される。
【0157】制御部100では、図20に示す給版処理
が実行される。図15および図20において、マスタ検
知センサ32およびマスタセット検知センサ33からの
検知信号が判別される(ステップST1,ST2)。両
検知センサ32,33からの検知信号が入力されている
と判別されると、駆動モータ45が回転駆動されると同
時に、引き出しローラ40が、駆動力伝達機構69を介
してプラテンローラ65が、また第1、第2回転力伝達
機構を介して第1、第2搬送ローラ対72,74が時計
回り方向にそれぞれ回転され、駆動モータ45の動作が
開始される(ステップST3)。駆動モータ45は、所
定ステップ数回転駆動するように、制御部100により
予め設定されている。
【0158】引き出しローラ40が時計回り方向に回転
されることにより、ガイド板35上と引き出しローラ4
0との間に挾持されたマスタ22の先端部は、マスタロ
ール23が反時計回り方向に回転されつつマスタロール
23からマスタ22が繰り出されることで、またガイド
板35上に案内されながらマスタ搬送方向Tの下流側に
搬送される。
【0159】そして、駆動モータ45の動作開始と同時
に、マスタ22の先端を検知する第1のマスタ先端検知
センサ63Aからの検知信号の有無が判別される(ステ
ップST4)。このステップST4において、駆動モー
タ45がその設定されたステップ数回転駆動し、かつ、
第1のマスタ先端検知センサ63Aがオンしないオフの
とき、制御部100は、引き出しローラ40の回転によ
り搬送されたマスタ22がジャム等の故障を生じたもの
と判断して操作部64に配設された図示しないLCD
(液晶表示装置)を駆動してそのLCDにジャム表示を
させるようになっている。この処理はサブルーチンのプ
ログラムとして別に決められているが、このフローチャ
ートでは便宜的にBの処理動作に移行するものとしてお
く。また、後述するステップST7およびステップST
9でも上記処理と同様なのでステップST7およびステ
ップST9における説明は省略する。
【0160】第1のマスタ先端検知センサ63Aからマ
スタ22の先端を検知した信号が出力されると、駆動モ
ータ45において所定ステップ数の回転駆動動作が継続
される。この所定ステップ数に相当する駆動モータ45
の回転量は、引き出しローラ40をして、マスタ22の
先端がプラテン圧制御部55の押圧部(以下、「ニップ
部」というときがある)に達することができる状態とさ
れる(ステップST5)。この実施の形態1では、駆動
モータ45の回転動作が継続されるとき、第1のマスタ
先端検知センサ63Aにより先端を検知されたマスタ2
2は、このマスタ22の先端が、第1のマスタ先端検知
センサ63Aにより検知される位置からプラテン圧制御
部55のプラテンローラ65とサーマルヘッド56との
ニップ部を通り過ぎるまでの距離25mm程度搬送され
る。
【0161】次いでプラテン圧制御部55での制御処理
が実行される(ステップST6)。このステップST6
での制御処理は、プラテン圧制御部55におけるプラテ
ンローラ65に対してサーマルヘッド56を当接させて
マスタ22への挟持力、すなわち所定のプラテン圧を作
用させる。このため、制御部100は、図16におい
て、プラテン圧制御部55のベース駆動モータ58を回
転制御し、これにより偏心カム59は、半回転されその
小径部がヘッドベース57におけるガイド取付部57a
の揺動端部に隙間をもって対向される。この結果、ヘッ
ドベース57は、図7における一対の引張バネ62の付
勢力により、ベース軸57cを中心としてサーマルヘッ
ド56を反時計回り方向のプラテンローラ65側に向け
て揺動させるので、サーマルヘッド56とプラテンロー
ラ65とがマスタ22を押圧しながら搬送できる状態と
される。また、ガイド取付部57aの揺動端部に対する
偏心カム59の小径部の上記対向回転動作と同時に、ガ
イド取付部57a上に固定されたガイド部材51が一緒
に上方へ揺動することにより、ガイド板35の自由端部
がガイド部材51の上方への揺動に連動して、ガイド板
軸36を中心として時計回り方向に若干揺動することと
なる。このとき、ガイド板35の上記揺動動作に伴う引
き出しローラ40のローラ軸41の揺動は、引き出しロ
ーラ40が上記したようなスポンジローラからなること
によりこのスポンジローラがガイド板35の上記揺動動
作に伴って容易に弾性変形することで、引き出しローラ
40の揺動変位が吸収され相殺されることでほとんど無
く、それ故にローラ軸41への負荷の影響は小さく問題
とはならない。
【0162】そして、サーマルヘッド56とプラテンロ
ーラ65とによりマスタ22が挟持された状態で、プラ
テンローラ65が駆動力伝達機構69を介して時計回り
方向に引き出しローラ40の周速度よりも僅かに速い周
速度で回転されることにより、マスタ22は、回転する
引き出しローラ40とガイド板35上との間を僅かにス
リップしながら、マスタロール23からマスタ22を繰
り出しつつ、マスタ22の先端は、案内レール71Aに
沿って案内されながらマスタ搬送方向Tの下流側に搬送
されていく。
【0163】そして、マスタ22の先端を検知する第2
のマスタ先端検知センサ63Bからの検知信号の有無が
判別される(ステップST7)。第2のマスタ先端検知
センサ63Bからマスタ22の先端を検知した信号が出
力されると、駆動モータ45において所定ステップ数の
回転駆動動作が継続されると同時に、ベース駆動モータ
58が回転駆動されることにより、偏心カム59が短時
間の間(少なくとも1回転以上)連続回転されて、マス
タ22を挟んでサーマルヘッド56とプラテンローラ6
5との接離動作(プラテン圧断続動作)が繰返し行なわ
れる。回転しているプラテンローラ65に対するサーマ
ルヘッド56の接離が繰り返される際には、プラテンロ
ーラ65にサーマルヘッド56が当接したときにのみマ
スタ22がマスタロール23から繰り出される。またこ
の動作に連動して、図16ないし図17においてプラテ
ンローラ65を時計回り方向に回転させてマスタ搬送路
MRの下流側にマスタ22を搬送する方向に、マスタ2
2を断続的に繰り返し引っ張る。これにより、マスタロ
ール23から繰り出されニップ部に亘るマスタ22のシ
ワやスキューが除去され、シワやスキューの発生が防止
されている(ステップST8)。
【0164】次いで、上記したプラテン圧断続動作後、
プラテンローラ65が駆動力伝達機構69を介して時計
回り方向に引き出しローラ40の周速度よりも僅かに速
い周速度で回転されることにより、マスタ22は、回転
する引き出しローラ40とガイド板35上との間を僅か
にスリップしながらマスタロール23からマスタ22を
繰り出しつつマスタ搬送方向Tの下流側に搬送され、図
17において、さらに第1搬送ローラ対72の時計回り
方向の回転によってマスタ22の先端は、第1ガイド7
3に沿って案内されながらマスタ搬送方向Tの下流側に
搬送されていく。このとき、第1搬送ローラ対72の周
速度はプラテンローラ65の周速度よりも速く、かつ、
プラテンローラ65によるマスタ22の搬送力は第1搬
送ローラ対72によるマスタ22の搬送力よりも大きい
ので、第1搬送ローラ対72は、プラテンローラ65の
回転により搬送されてきたマスタ22の上下間を極僅か
にスリップしながら回転しつつマスタ搬送方向Tの下流
側に搬送していく。こうして、駆動モータ45の回転駆
動動作により、マスタ22の先端が第3のマスタ先端検
知センサ63Cにより検知されるまで、引き出しローラ
40、プラテンローラ65及び第1搬送ローラ対72の
回転によるマスタ22の搬送が継続される。
【0165】そして、マスタ22の先端を検知する第3
のマスタ先端検知センサ63Cからの検知信号の有無が
判別される(ステップST9)。図17に示すように、
第3のマスタ先端検知センサ63Cからマスタ22の先
端を検知した信号が出力されると、制御部100は、駆
動モータ45を所定ステップ数回転駆動させることによ
り、引き出しローラ40、プラテンローラ65及び第1
搬送ローラ対72及び第2搬送ローラ対74を所定ステ
ップ数に対応する回転数回転させてマスタ22の先端
を、版胴2におけるクランパ4に対向する位置(図1及
び図18に示す位置状態)に給送させる。このとき、第
2搬送ローラ対74の周速度は第1搬送ローラ対72の
周速度よりも速く、かつ、プラテンローラ65によるマ
スタ22の搬送力は第1、第2搬送ローラ対72,74
によるマスタ22の搬送力よりも大きいので、第2搬送
ローラ対74は、引き出しローラ40、プラテンローラ
65及び第1搬送ローラ対72の回転により搬送されて
きたマスタ22の上下間を極僅かにスリップしながら回
転しつつマスタ搬送方向Tの下流側に搬送する(ステッ
プST10)。
【0166】ステップST10の処理動作の後に、制御
部100は、駆動モータ45を停止させ、製版待機状態
とする(ステップST11)。この製版待機状態とは、
上記したように、図1及び図18に示すように、第2搬
送ローラ対74のニップ部から版胴2のクランパ4に最
も近い位置にマスタ22の先端が位置する状態である。
マスタ搬送路MRにおける第3のマスタ先端検知センサ
63Cの位置から製版待機状態に位置するマスタ22の
先端に至るマスタ22の移動量は、30mm程度に設定
されている。
【0167】次いで、操作部64にて上記製版開始スイ
ッチが操作されると同時に、上記原稿読み取り部で読み
取られA/D(アナログ/デジタル)変換された画像情
報に応じて、制御部100により、サーマルヘッド65
の発熱素子が選択的に発熱駆動されることでマスタ22
が加熱溶融され穿孔されていく。この製版動作と並行し
て、駆動モータ45が回転駆動されることで引き出しロ
ーラ40、プラテンローラ65および第1、第2搬送ロ
ーラ対72,74が回転され、これによって製版済みの
マスタ22の先端が第2ガイド75に沿って案内されつ
つマスタ搬送方向Tを変えて版胴2のクランパ4に向か
って搬送されていく。一方、版胴2側では上記したよう
な排版工程が行われ、版胴2は図1および図18に示す
給版位置で停止した後、版胴2におけるクランパ4の把
持部材4Aが拡開する。そして、駆動モータ45の所定
ステップ数の回転駆動によって、製版書込み装置20か
ら搬送されてきた製版済みのマスタ22の先端部が拡開
している把持部材4Aとステージ4Bとの間に到達した
ことが判断されることで、把持部材4Aが閉じられて製
版済みのマスタ22の先端部がクランパ4に挾持され
る。この後、製版書込み装置20から搬送されてくる製
版済みのマスタ22が、版胴2上に繰り出され連続的に
あるいは間欠的に時計回り方向に回転する版胴2の外周
面上に巻き付けられていく。
【0168】図21は、プラテン圧制御部55でのマス
タ22に対する挟持作用を解除するための処理(図にお
いては、自動リセット処理と表示されている)を示して
いる。この自動リセット処理は、マスタ保持ユニット2
1が製版書込み装置20内の製版挿入位置から外方に移
動するとき、マスタ22の挟持を解除してマスタ保持ユ
ニット21を円滑に引き出せるようにすることを目的と
している。
【0169】図21において、マスタセット検知センサ
33からの信号の出力および第1のマスタ先端検知セン
サ63Aからの信号の出力が判別される(ステップST
12、ステップST13)。ステップST12,13に
おいてマスタセット検知センサ33から信号が出力され
ておらず、しかも、第1のマスタ先端検知センサ63A
からの信号が出力されている場合には、プラテン圧制御
部55において挟持圧解除処理が実行される(ステップ
ST14)。
【0170】ステップST14での処理は、プラテン圧
制御部55の偏心カム59のベース駆動モータ58を回
転駆動させて偏心カム59の大径部をヘッドベース57
におけるガイド取付部57a揺動端部に接触させる。こ
れにより、プラテンローラ65からサーマルヘッド56
が離されるので、マスタ22への挟持圧が解除される。
なお、マスタ保持ユニット21を製版書込み装置20内
の製版挿入位置から外方に引き出すための移動を開始さ
せるとき、プラテン圧制御部55にてマスタ22が挟持
されていても、マスタ保持ユニット21が引き出される
と、押圧されているマスタ22に加わる張力によってマ
スタ保持ユニット21の収納部27e内でマスタロール
23が回転して巻解かれて弛むことができる。この結
果、プラテン圧制御部55での挟持力を受けていても、
マスタロール23からのマスタ22が切断するような破
損は、生じることはない。
【0171】以後、印刷工程において、版胴2の外周面
から使用済みのマスタ22が排版される度に、マスタ保
持ユニット21に装填されたマスタロール23から新た
なマスタ22が繰り出され、サーマルヘッド56による
加熱穿孔が実行されて、版胴2の外周面に巻装されるこ
とにより、新たな印刷処理が実行される。
【0172】(変形例1)図22および図23に、上記
した実施の形態1の変形例1を示す。この変形例1は、
実施の形態1の製版書込み装置20に代えて製版書込み
装置200を有することのみ相違する。変形例1の製版
書込み装置200は、実施の形態1の製版書込み装置2
0に対して、マスタ保持ユニット21に代えてマスタ保
持ユニット210、および一対の側板78に代えて一対
の側板780をそれぞれ有することが主に相違する。そ
して、引き出しローラ40は、マスタ保持ユニット21
0が製版挿入位置を占めたとき、ガイド板35に接触
し、マスタ保持ユニット210がロール着脱位置を占め
たとき、ガイド板35から離間することを特徴とする製
版書込み装置200である。以下、実施の形態1と相違
する点について述べる。
【0173】マスタ保持ユニット210は、マスタ保持
ユニット21に対して、ロール受台27のガイド板支持
部27fに昇降自在に支持されたローラアーム43に代
えて、ロール受台270のガイド板支持部271に略水
平方向に移動自在に支持された一対のローラアーム43
0を有することが主に相違する。側板780は、ガイド
溝76が形成された側板78に対して、ガイド溝76に
代えてガイド溝760を有する連動接離手段220を付
設していることが主に相違する。
【0174】各ローラアーム430は、各側板780の
内側に配設されていて、倒れた略「く」の字状をなし、
鈑金でできている。各ローラアーム430の一端側に
は、ローラ軸41が回転自在に支持されていて、各ロー
ラアーム430の他端側には、段付きピン29が緩く嵌
入されマスタ保持ユニット210のロール着脱位置への
移動量をかせぐための案内溝431が形成されている。
【0175】連動接離手段220は、マスタ保持ユニッ
ト210が製版挿入位置を占めたとき、引き出しローラ
40をガイド板35上に接触させ、マスタ保持ユニット
210がロール着脱位置を占めたとき、引き出しローラ
40をガイド板35から離間させる機能を有する。連動
接離手段220は、引き出しローラ40をガイド板35
から離間させるためにローラ軸41を緩く嵌入する、図
において左斜め上方に開口部を有し右斜め下方に傾斜し
て形成された傾斜溝部760aと、引き出しローラ40
をガイド板35に接触させるためにローラ軸41を緩く
嵌入する、傾斜溝部760aに連通して略水平方向に形
成された水平溝部760bとから主に構成されている。
水平溝部760bの傾斜溝部760a寄りの部分から、
引き出しローラ40を回転自在に保持する板バネ77取
付部における水平溝部760bの終端に至る形状は、引
き出しローラ40をガイド板35に徐々に接触させるた
めにやや右斜め下方に傾斜した勾配を形成したものであ
っても勿論よい。傾斜溝部760aの上記開口部近傍の
両側板780には、マスタ保持ユニット210がロール
着脱位置を占めたときに、ロール受台270をガイドレ
ール79から抜け止めさせるストッパ761が固設され
ている。ストッパ761は、板バネからできていて、製
版書込み装置200の保守整備時等においてマスタ保持
ユニット210を装置本体側からロール受台270ごと
取り外すことができるような所定の弾性力が設定されて
いる。マスタ着脱ユニット210が図22に示すロール
着脱位置を占めている状態にあっては、ガイドレール7
9とスライドレール27cとの摺動抵抗およびロール受
台270の自重による抗力の力の総和が、ローラアーム
430と引き出しローラ40とがこれらの各自重によっ
て傾斜溝部760a内を下方へ滑り落ちようとする力よ
りも十分に大きく設定されているので、ストッパ761
に対してローラ軸41を保持クリックするほどの機能を
持たせる必要はない。
【0176】次に、実施の形態1と相違する点を中心に
動作を述べる。マスタ保持ユニット21がロール着脱位
置を占めている図22に示す状態で、オペレータは、ロ
ール受台270の収納部27eから使用済みのマスタロ
ール23を取外した後、図3、図4および図12に示し
たと同様にして、新しいマスタロール23の芯管24内
にロールフランジ25aの円錐面部25cを嵌入させて
から、マスタロール23からマスタ22の先端を引き出
し、連動接離手段220により引き出しローラ40がガ
イド板35上に案内され当接する位置よりも少なくとも
マスタ搬送路MRの下流側に相当する位置のガイド板3
5上にマスタ22の先端部を載置する。次いで、オペレ
ータは、ロール受台270の把手27bを操作して、マ
スタ保持ユニット21を、図22では図示を省略した圧
縮バネ28の付勢力に抗して製版書込み装置200内に
向かう矢印方向Fに押し込むことにより、先ず、ロール
受台270がローラアーム430の案内溝431の長さ
に相当する分摺動する。そして、オペレータは、さらに
ロール受台270を矢印方向Fに押し込むことにより、
段付きピン29がローラアーム430の案内溝431の
図において右側の終端部に突き当たり、ロール受台27
0と一緒にローラアーム430および引き出しローラ4
0が、すなわちマスタ保持ユニット210が矢印方向F
に移動することとなり、図23に示すように、ローラ軸
41の両端部がガイド溝760の傾斜溝部760a内お
よび水平溝部760b内を摺動しつつ案内されて、引き
出しローラ40がガイド板35上との間にマスタ22の
先端部を挾持するとともに、引き出しローラ40のロー
ラ軸41が水平溝部760bの終端部および板バネ77
により回転自在に保持される位置、すなわちマスタ保持
ユニット210が製版挿入位置を占めることとなる。こ
れと同時的に、実施の形態1と同様にして、ローラギア
42が駆動ギア46に噛合することとなる。
【0177】また、オペレータがロール受台270の把
手27bを操作して、マスタ保持ユニット210を、図
22では図示を省略した圧縮バネ28の付勢力に抗して
製版書込み装置200内から矢印方向Rに引き出すとき
には、上記動作と反対の動作が行われる。すなわち、オ
ペレータは、ロール受台270を矢印方向Rに引き出す
ことにより、先ず、段付きピン29がローラアーム43
0の案内溝431の範囲内において図において左側の終
端部に突き当たるまでロール受台270のみが矢印方向
Rに引き出されるとともに、実施の形態1と同様にし
て、ローラギア42が駆動ギア46から離れる。そし
て、段付きピン29が案内溝431の上記左側の終端部
と係合すると、ロール受台270と一緒にローラアーム
430および引き出しローラ40が、すなわちマスタ保
持ユニット210が矢印方向Rに移動することとなり、
ローラ軸41の両端部が、水平溝部760bの終端部お
よび板バネ77により回転自在に保持されている位置か
ら水平溝部760b内およびガイド溝760の傾斜溝部
760a内を摺動しつつ案内される際に、引き出しロー
ラ40がガイド板35上から離間されることによってマ
スタ22の先端部の挾持状態が解除される。また上記動
作と並行して、ロール受台270のスライドレール27
cが側板780のガイドレール79内を摺動するととも
に、図4および5等にのみ示したように、圧縮バネ28
の付勢力に抗して、側板780のスライド案内部78b
(図22および23では不図示)とスライド部26bと
の係合・摺接状態から側板780の傾斜案内部78a
(図22および23では不図示)とフランジ支持板26
の傾斜部26a(図22および23では共に不図示)と
の係合・摺接状態に移行することとなる。そして、マス
タ保持ユニット210がロール着脱位置を占める動作と
同時に、ロールフランジ25bは、位置決め位置から非
位置決め位置に変位される。
【0178】従って、この変形例1によれば、マスタ保
持ユニット210が製版挿入位置およびロール着脱位置
を占める移動に連動して、引き出しローラ40は連動接
離手段220によってガイド板35上に接離可能となっ
ている。それ故に、変形例1によるマスタ22の先端部
のガイド板35上へのセット動作は、マスタロール23
からマスタ22の先端を引き出し、連動接離手段220
により引き出しローラ40がガイド板35上に案内され
当接する位置よりも少なくともマスタ搬送路MRの下流
側に相当する位置のガイド板35上にマスタ22の先端
部を載置する動作だけでよいので、変形例1によれば、
図12に示したような動作、すなわちローラアーム43
の把手部43aを持ってローラアーム43および引き出
しローラ40を図中矢印U方向に持ち上げたり、並びに
図13に示したような動作、すなわちローラアーム43
および引き出しローラ40を図中矢印D方向に示す位置
に戻して引き出しローラ40とガイド板35上との間に
マスタ22の先端部を挾持したりする面倒な動作を省く
ことができる利便性がある。
【0179】(変形例2)図24に実施の形態1の別の
変形例2を示す。この変形例2は、実施の形態1に対し
て、実施の形態1のマスタ保持ユニット21に代えてマ
スタ保持ユニット21Aを有することのみ相違する。マ
スタ保持ユニット21Aは、ローラアーム43等を介し
て引き出しローラ40がガイド板35に対して接離可能
に構成されたマスタ保持ユニット21に対して、ガイド
板35に対して引き出しローラ40を常時接触するよう
に構成したことが主に相違する。以下、実施の形態1と
相違する点について述べる。
【0180】マスタ保持ユニット21Aは、実施の形態
1のマスタ保持ユニット21に対して、ローラアーム4
3に代えて、把手部43aおよび案内溝43bを除去す
るとともに、引き出しローラ40のローラ軸41の両端
部をして引き出しローラ40をガイド板35上に常に接
触するように支持するローラアーム43Aを有するこ
と、ロール受台27から左右一対の2個の段付きピン2
9を除去したこと、同図において左側のローラ軸41の
他端にマスタ引込つまみ44を付設したことが主に相違
する。ガイド板軸36寄りのガイド板35の両側壁に
は、略「コ」字状をなす板金製のローラアーム43Aの
下端部が固着されていて、ローラアーム43Aの両内側
壁の間には、マスタ22の先端部を介してガイド板35
に常に接触しマスタ22を搬送する引き出しローラ40
が配設されている。マスタ引込つまみ44は、合成樹脂
でできていて、その外周面には摘んで操作をしやすいよ
うにローレット加工が施されている。マスタ引込つまみ
44は、マスタ保持ユニット21Aがロール着脱位置を
占めたとき等において、マスタロール23から引き出さ
れたマスタ22の先端部が引き出しローラ40とガイド
板35との挾持部に差し込まれた後で、マスタ引込つま
み44をして時計回り方向に回転させることにより引き
出しローラ40が同方向に回転することで、マスタ22
の先端をガイド板35上における上記挾持部よりもマス
タ搬送方向Tの下流側に繰り出させる操作を行うための
ものである。
【0181】次に、実施の形態1と相違する点を中心に
簡単に動作を述べる。
【0182】マスタ保持ユニット21Aがロール着脱位
置を占めている状態で、オペレータは、ロール受台27
の収納部27eから使用済みのマスタロール23を取外
した後、図3、図4および図12に示したと同様にし
て、新しいマスタロール23の芯管24内にロールフラ
ンジ25aの円錐面部25cを嵌入させてから、マスタ
ロール23からマスタ22の先端を引き出し、引き出し
ローラ40とガイド板35との挾持部にマスタ22の先
端を差し込む。次いで、オペレータは、マスタ引込つま
み44を時計回り方向に回転させることにより、引き出
しローラ40を同方向に回転させて、マスタ22の先端
をガイド板35上における上記挾持部よりもマスタ搬送
方向Tの下流側に繰り出させてから、ロール受台270
の把手27bを操作して、マスタ保持ユニット21A
を、実施の形態1と同様に矢印方向Fに押し込む。
【0183】従って、この変形例2によれば、実施の形
態1に対して、マスタロール23から引き出されたマス
タ22の先端を、引き出しローラ40とガイド板35と
の挾持部に差し込み、マスタ引込つまみ44を時計回り
方向に回転させる比較的簡単な操作をすることで、マス
タ22の先端部のガイド板35上へのセットおよび引き
出しローラ40による自動繰り出し状態が可能となるの
で、その操作性を向上することができ、また簡素化した
ローラアーム43Aを有することにより、装置の軽量化
に寄与することができる利点がある。
【0184】(変形例3)図25に実施の形態1のさら
に別の変形例3を示す。この変形例3は、実施の形態1
に対して、マスタロール23からのマスタ22の繰り出
し方向が反時計回り方向である実施の形態1のマスタ保
持ユニット21に代えて、マスタロール23からのマス
タ22の繰り出し方向を時計回り方向とする構成を備え
たマスタ保持ユニット21Bを有することのみ相違す
る。以下、実施の形態1と相違する点について簡単に述
べる。
【0185】マスタ保持ユニット21Bは、実施の形態
1のマスタ保持ユニット21に対して、ロール受台27
Bの形状を上方に延ばして、マスタロール23からのマ
スタ22の繰り出し方向を時計回り方向とするためにロ
ール受台27Bのマスタ繰り出し口を下方にしたことの
みが相違する。
【0186】(変形例4)図26および図27に実施の
形態1の別の変形例4を示す。この変形例4は、実施の
形態1に対して、実施の形態1のマスタ保持ユニット2
1に代えてマスタ保持ユニット21Cを有することのみ
相違する。マスタ保持ユニット21Cは、マスタ保持ユ
ニット21のマスタ幅方向MBに進退自在なロール位置
決め手段としてのロールフランジ25bおよびロール位
置決め案内手段30に代えて、マスタ貯容手段に設けら
れた、マスタロール23の一方の端面tに当接可能であ
ってマスタロール23の一方の端面tの位置決めをする
位置決め位置(図26および図27に実線で示す位置)
とマスタロール23の一方の端面tから離間する離間位
置(図27に仮想線で示す位置)との間で移動自在なロ
ール位置決め手段としてのロールフランジ25b、およ
びロールフランジ25bを上記位置決め位置に弾性的に
付勢する弾性付勢手段としてのねじりコイルバネ127
を有することが主に相違する。
【0187】ロールフランジ25bの外側壁には、平面
視コ字状をなすフランジ取付部材129の自由端部が固
設されている。フランジ取付部材129は、例えば板金
がインサートされた合成樹脂でできていて、上記位置決
め位置と上記離間位置との間で後述する構造を介して揺
動自在となっている。フランジ取付部材129の基部
は、ロール受台27における右側のスライドレール27
c内に固設された前後一対の板金製の軸受部材128
a,128bに挿通されたフランジ軸126を介して揺
動自在に支持されている。一対の軸受部材128a,1
28bの間のフランジ軸126にはねじりコイルバネ1
27が巻装されていて、このねじりコイルバネ127に
よりロールフランジ25bには、上記位置決め位置に常
に揺動する習性が付与されている。このねじりコイルバ
ネ127の上記付勢力は、上記実施の形態1のロール位
置決め案内手段30によるスライド力と同様に、マスタ
ロール23を3次元的に位置決めするとともに、ロール
フランジ25bの摩擦抵抗部25dによりマスタロール
23の端面tに適度な摩擦抵抗力を付与しつつ、マスタ
ロール23からマスタ22をマスタ搬送方向Tに繰り出
すための回転を許容する程度に設定されている。
【0188】この変形例4によれば、実施の形態1のロ
ール位置決め案内手段30によるようなマスタ保持ユニ
ット21の挿脱に伴い機械的に連動する機構を有せず、
上記の構成を有するから、マスタロール23をマスタ貯
容手段にセットするときには、ねじりコイルバネ127
の付勢力に抗してロールフランジ25bを離間位置まで
揺動させるだけで、後はねじりコイルバネ127の付勢
力によってマスタロール23がロールフランジ25bに
自動的に調心されつつセットされ、マスタロール23か
らマスタ22が繰り出し可能な状態とされる。マスタロ
ール23をマスタ貯容手段から取り出すときには、ねじ
りコイルバネ127の付勢力に抗してロールフランジ2
5bを離間位置まで移動させてマスタロール23の取り
出しがなされる。従って、マスタロール23をマスタ保
持ユニット21に着脱する際の若干の手間を要するもの
の、比較的安価な構造によってマスタロール23の着脱
を確実にかつ比較的容易に行うことができる。
【0189】(実施の形態2)図28ないし図31に、
本発明に係る第2の発明の実施の形態(以下、単に「実
施の形態2」という)を示す。この実施の形態2は、上
記実施の形態1の製版書込み装置20に対して、符号3
00で示す製版ユニットが、印刷装置の本体に対して挿
脱可能に設けられていることが主な特徴である。
【0190】すなわち、この実施の形態2は、上記実施
の形態1の製版書込み装置20に対して、マスタ保持ユ
ニット21に代えて、製版書込み装置20のマスタ保持
ユニット21と同様の構成を有するマスタ貯容手段を備
え、マスタロール23の着脱が可能であり、かつ、移動
不能なマスタ保持部321を有すること、マスタ保持部
321の近傍に設けられマスタロール23から繰り出さ
れるマスタ22の先端部を載置するマスタ案内手段とし
ての、製版書込み装置20と同様なガイド板35を有す
ること、マスタ保持部321の近傍に設けられマスタ2
2の先端部を介してガイド板35に接触しマスタ22を
搬送するマスタ搬送手段としての、製版書込み装置20
と同様な引き出しローラ40を有すること、マスタ保持
部321、ガイド板35、引き出しローラ40、上記製
版手段、上記裁断手段および第1、第2搬送ローラ対7
2,74が製版ユニット300を構成していて、この製
版ユニット300が印刷装置の本体に挿入された製版ユ
ニット挿入位置(図28に示す状態の位置)と、この製
版ユニット挿入位置から外れた、マスタロール23の着
脱を行うロール着脱位置(図29に示す状態の位置)と
の間で移動自在に構成されていることが主に相違する。
【0191】以下、実施の形態1と相違する点を中心に
この実施の形態2の構成および動作について説明する。
製版ユニット300の左右両側には、マスタ保持部32
1のロール受台327の左側壁部および左右の下部壁
部、案内レール71Aの左右両端部、第1ガイド73の
左右両端部、第2ガイド75の左右両端部、上記裁断手
段の駆動機構、および図示しない不動部材を介して第
1、第2、第3のマスタ先端検知センサ63A,63
B,63C等をそれぞれ支持する一対のユニット左・右
側板378が設けられている。またユニット左・右側板
378には、プラテン圧制御手段54のカム軸59aの
右端部、ヘッドベース57のベース軸57cの左右両端
部、プラテンローラ65のプラテンローラ軸65aの左
右両端部、第1搬送ローラ対72の各ローラ軸72a,
72bの左右両端部、および第2搬送ローラ対74の各
ローラ軸74a,74bの左右両端部等をそれぞれ回転
自在に支持する図示しない軸受部がそれぞれ設けられて
いる。
【0192】製版ユニット300は、上記ユニット左・
右側板378により上記各構成部品が支持されているこ
とでユニット化され、図28および図29において図中
符号F,Rで示す前後両側に移動可能となっている。製
版ユニット300におけるユニット左・右側板378の
各前後の下端部には、図30等に示すように、直方体状
をなす突条部386が4箇所一体的に設けられている。
一方、印刷装置の本体側には図29および図30等に示
すように、ユニット左・右側板378を挾んでその各左
右両側に左・右本体側板400が配設されている。左・
右本体側板400には、ユニット左・右側板378に形
成された各突条部386を嵌入して、製版ユニット30
0を製版ユニット挿入位置とロール着脱位置との間で移
動自在に案内する案内手段としてのガイドレール389
がそれぞれ固設されている。ガイドレール389は、板
金でできていて、断面で見てチャンネル状をなしてい
る。各ガイドレール389は、その開口部を互いに対向
させた状態で、左・右本体側板400に固設されてい
る。
【0193】右本体側板400には、図4および図5を
借りて括弧を付して示すように、マスタ保持部321に
おけるフランジ支持板26の傾斜部26aおよびスライ
ド部26bと選択的に係合する傾斜案内部478aおよ
びスライド案内部478bがそれぞれ配設されている。
【0194】マスタ保持部321は、上記の主な相違点
の他、マスタ保持ユニット21のロール受台27に対し
て、マスタ保持ユニット21における一対のスライドレ
ール27cを除去したロール受台327を有することが
相違する。マスタ保持部321における上記マスタ貯容
手段に設けられたロール位置決め手段としてのロールフ
ランジ25bは、実施の形態1と略同じ機能、すなわち
製版ユニット300が製版ユニット挿入位置を占めたと
き、マスタロール23の端面tに当接可能であってマス
タロール23の端面tの位置決めをする位置決め位置
と、製版ユニット300がロール着脱位置を占めたと
き、マスタロール23の端面tから離間する非位置決め
位置との間で移動自在になされている。
【0195】図5において、符号430は、ロール位置
決め案内手段を示す。ロール位置決め案内手段430
は、ロール位置決め手段としてのロールフランジ25b
を、位置決め位置と非位置決め位置との間で移動自在に
案内する機能を有する。上記の構造のとおり、ロール位
置決め案内手段430は、マスタ保持部321に配設さ
れたフランジ支持板26の傾斜部26a、スライド部2
6b、本体側板400の右側に配設された傾斜案内部4
78a、スライド案内部478b、スライド片26c、
溝26d、支持板案内部27a、圧縮バネ28および段
付きピン29Aから構成されている。
【0196】図31に示すように、符号369は、駆動
モータ45の回転駆動力をプラテンローラ65(同図で
は省略されている)に伝達する駆動力伝達機構を示す。
駆動力伝達機構369は、実施の形態1の駆動力伝達機
構69に対して、小径駆動ギア46Aを除去したこと、
第1アイドラギア47Aを右本体側板400とユニット
右側板378との間のローラ軸41に固設したことが主
に相違する。第2アイドラギヤ軸47b、プラテンロー
ラ軸65aは、ユニット右側板378に回転自在に支持
されている。
【0197】右本体側板400に固設された不動部材
(図示せず)には、マスタ搬送駆動手段としての駆動モ
ータ45が固定されている。左・右本体側板400に
は、実施の形態1と同様な構造および機能を有するガイ
ド溝476、板バネ477がそれぞれ設けられていて、
製版ユニット300が製版ユニット挿入位置を占めたと
き、駆動モータ45からの駆動力が引き出しローラ40
に伝達され、製版ユニット300がロール着脱位置を占
めたとき、駆動モータ45からの駆動力が引き出しロー
ラ40に非伝達されるようになされている。従って、駆
動力伝達機構369により、マスタ搬送駆動手段として
の駆動モータ45は、プラテンローラ65を回転させる
プラテンローラ駆動手段を兼ねている。
【0198】ベース駆動モータ58は、この実施の形態
2では、ユニット右側板378の図示しない不動部材に
固設されていて、製版ユニット300側に設けられてい
る。ベース駆動モータ58は、実施の形態1と同様に、
その出力軸にカムギア61と常時噛合するモータギア6
0を有する。
【0199】ユニット右側板378の前端下面には、反
射面387(図中ハッチングで示す)が形成されてい
る。一方、右本体側板400におけるガイドレール38
9の前端下方には、実施の形態1のマスタセット検知セ
ンサ33に代えて、反射型光学センサからなるマスタセ
ット検知センサ333がその内側寄りに配置されてい
る。
【0200】この実施の形態2における制御構成は、図
9に示した実施の形態1の制御構成に対して、マスタセ
ット検知センサ33に代えて、マスタセット検知センサ
333が制御部100の入力ポートに接続されることの
み相違する。また、この実施の形態2における制御動作
は、図20および図21に示したフローチャートに対し
て、ステップST2のマスタセット検知センサ33に代
えてマスタセット検知センサ333とすればよく、この
ときの制御部100の動作は、次のとおりである。製版
ユニット300が製版ユニット挿入位置を占めると、マ
スタセット検知センサ333によりユニット右側板37
8の反射面387が検知されてその検知信号を制御部1
00へ送信する。制御部100は、マスタセット検知セ
ンサ333からの検知信号に基づき、図20におけるス
テップST3以降の実施の形態1と同様の制御動作を行
う。
【0201】そして、製版ユニット300を製版ユニッ
ト挿入位置から外れた位置に移動させるときには、プラ
テン圧制御部55のプラテン圧制御手段54を駆動し
て、上記製版手段によるマスタ22の挾持が解除される
状態に設定される。
【0202】従って、この実施の形態2によれば、製版
ユニット300が製版ユニット挿入位置とこの製版ユニ
ット挿入位置から外れた位置とに摺動自在になされてい
るので、印刷装置上方に配置されている原稿読み取り部
がスライドしないタイプの場合において、製版ユニット
300を製版ユニット挿入位置から外れた位置に移動さ
せて、上記製版手段におけるプラテンローラ65、裁断
部70や第1、第2搬送ローラ対72,74等における
給版搬送部でのマスタ22のジャム処理を確実、かつ、
容易に行うことができる。
【0203】上記実施の形態2では、製版ユニット30
0が、マスタ保持部321、ガイド板35、引き出しロ
ーラ40、上記製版手段、上記裁断手段および第1、第
2搬送ローラ対72,74から構成されていたが、これ
に限らず、製版ユニットは、製版ユニット300の上記
構成から上記裁断手段および第1、第2搬送ローラ対7
2,74を除去するとともに、上記裁断手段および第
1、第2搬送ローラ対72,74を印刷装置の本体側に
配設してもよい。すなわち、製版ユニットを、少なくと
もマスタ保持部、マスタ案内手段、マスタ搬送手段およ
び製版手段とによって構成してもよい。
【0204】製版ユニットは、上記実施の形態2等の製
版ユニット300に限らず、例えば実施の形態1や変形
例1ないし4の製版書込み装置の各構成を適宜組合わせ
た製版書込み装置を、製版ユニットとして構成してもよ
いことは言うまでもない。上記実施の形態2の製版書込
み装置に、上記した実施の形態1の変形例1ないし4の
各構成を適用することができることは言うまでもない。
【0205】上記実施の形態1,2および変形例1ない
し4において、引き出しローラ40は、上記のような長
尺状のものに限らず、その軸方向に複数に分割された、
串刺し団子状をなすいわゆる「こま切れローラ」であっ
てもよい。このように引き出しローをこま切れローラと
した場合には、コストが安くなる利点がある。
【0206】駆動モータ45を介して引き出しローラ4
0の動作開始時期を検知し引き出しローラ40の回転に
よりマスタ22を繰り出すための動作開始時期を検知す
る作動検知手段としては、上記実施の形態1,2および
変形例1ないし4のマスタ検知センサ32、マスタセッ
ト検知センサ33,333に限らず、これらに代えて、
例えば、マスタ保持ユニット21,210,21A,2
1B,21Cやマスタ保持部321におけるロール受台
27,270,27B,327の把手27b部分を蓋体
として開閉可能に構成して、この開閉可能な蓋体の閉鎖
状態への移動を検知するためのセンサを設け、このセン
サを上記作動検知手段として用いるようにしてもよい。
【0207】上記実施の形態1,2および変形例1ない
し4では、マスタセット検知センサ33,333を駆動
モータ45を介して引き出しローラ40の動作開始のた
めの作動検知手段として用いているが、実施の形態1に
おいては、動作開始時期検知手段としてマスタ検知セン
サ32を用いることも可能である。この理由は、マスタ
検知センサ32が、マスタロール23の有無を検知する
ことに加え、ロール受台27,270,27Bの収納部
27e,27Be内に装填されたマスタロール23が製
版書込み装置20,200内の所定位置に配置されたこ
とを検知しているものであることによる。
【0208】上記実施の形態1,2および変形例1ない
し4等における作動検知手段としての上記検知手段を省
略し、これに代えて、図9に仮想線で囲んだような、駆
動モータ45を介して引き出しローラ40の動作開始時
期を設定する作動設定手段としての作動設定キー64a
を操作部64に付設し、マスタ保持ユニット21,21
0,21A,21B,21Cや製版ユニット300を製
版書込み装置20,200内の製版挿入位置や製版ユニ
ット挿入位置に移動させた後、その作動設定キー64a
を操作するようにしてもよい。この場合には、作動設定
キー64aが操作された際に得られる動作開始時期設定
信号に基づき、制御部100が、駆動モータ45を介し
て引き出しローラ40の動作を開始させるようにするこ
とができる。この場合、制御部100は、作動設定キー
64aからの設定信号に基づき、マスタ22の先端がマ
スタ先端検知センサ63(63A,63B,63C)に
より検知されるまでの間、駆動モータ45をして引き出
しローラ40を動作させてマスタロール23からマスタ
22を繰り出すとともに、マスタ先端検知センサ63
(63A,63B,63C)によるマスタ22の先端の
検知信号に基づき、プラテン圧制御手段54をしてサー
マルヘッド56とプラテンローラ65とによるマスタ2
2の挟持状態を設定する機能を有する。
【0209】上記実施の形態1,2および変形例1ない
し4等では、プラテン圧制御部55において、マスタ2
2に生じるシワを取り除くシワ矯正処理を実行するため
に、第2のマスタ先端検知センサ63Bによりマスタ2
2の先端が検知された場合にサーマルヘッド56とプラ
テンローラ65との断続的な接離動作を行わせている。
しかし、例えば、マスタ22の先端がプラテンローラ6
5の軸線方向に平行に搬送され、マスタ22にシワが発
生しない場合には、シワ矯正処理を実行することは必ず
しも必要でない。一方、マスタ22の先端が、第3のマ
スタ先端検知センサ63Cにより検知されるまで、サー
マルヘッド56とプラテンローラ65とを互いに当接さ
せた状態に保持し、第3のマスタ先端検知センサ63C
によるマスタ22の先端検知信号に基づきプラテン圧制
御部55のベース駆動モータ58を回転駆動し、サーマ
ルヘッド56とプラテンローラ65との断続的な接離動
作を行わせてシワ矯正処理を行うなようにしてもよい。
なお、シワ矯正処理においては、少なくとも1回、サー
マルヘッド56とプラテンローラ65との当接を解除す
ればよい。
【0210】上記実施の形態1,2および変形例1ない
し4によれば、サーマルヘッド56およびプラテンロー
ラ65は、マスタ22の先端がそれら両部材の設置位置
に達した時点で互いに当接するようになっているので、
マスタ22の先端が、上記両部材の設置位置に達するま
での間その進行を阻まれることがなく、プラテン圧を確
実に作用させる位置に達してからマスタ22の先端部を
押圧することが可能になる。
【0211】上記実施の形態1,2および変形例1ない
し4によれば、マスタ22の先端がサーマルヘッド56
およびプラテンローラ65の設置位置に達した時点で接
離動作するようになっているので、製版前に、マスタ2
2に生じているシワを矯正して良好な製版を行なうこと
が可能になる。
【0212】上記実施の形態1,2および変形例1ない
し4等では、オペレータの操作により、例えばスライド
レール27cがガイドレール79内を摺動する動作を介
してマスタ保持ユニット21,210,21A,21
B,21Cを製版挿入位置とロール着脱位置との間に移
動するように構成したが、これに限らず、装置の簡素化
および低価格化等の利点を度外視してもよいのであれ
ば、マスタ保持ユニット21,210,21A,21
B,21Cを製版挿入位置とロール着脱位置との間に移
動設定するためのキーを操作部64に設けるとともに、
マスタ保持ユニット21,210,21A,21B,2
1Cの移動をモータ等の駆動により電動化してもよい。
【0213】なお、上記実施の形態1,2および変形例
1ないし4等では、プラテンローラ65を駆動力伝達機
構69,369等を介して回転させるように構成した
が、これに限らず、プラテンローラ65を従動回転する
ように構成することも可能である。この場合、例えばプ
ラテンローラ65のマスタ搬送方向Tの下流側に設けた
搬送ローラ対により、引き出しローラ40の回転搬送動
作を介してマスタロール23からマスタ22を引き出
し、プラテンローラ65をサーマルヘッド56に当接さ
せ従動回転させるように構成することができる。
【0214】なお、本発明の実施の形態および実施例
は、上述した実施の形態1,2および変形例1ないし4
等に限らず、マスタ22を選択的に加熱穿孔するサーマ
ルヘッド56と、このサーマルヘッド56との間にマス
タ22を押圧しながら回転するプラテンローラ65とを
備えた製版手段に限らず、これに代えて、例えばフラッ
シュ製版あるいはレーザー製版等の製版手段であっても
よい。
【0215】なお、上記実施の形態1,2および各変形
例1ないし4等では、マスタロール23に巻かれている
マスタ22に限らず、例えば非常に薄い1ないし3μm
厚の実質的に熱可塑性樹脂フィルムのみからなるマスタ
をロール状に巻いたマスタロールを用いることも可能で
ある。ここで、実質的に熱可塑性樹脂フィルムのみから
なるマスタとは、マスタが熱可塑性樹脂フィルムのみか
らなるものの他、熱可塑性樹脂フィルムに帯電防止剤等
の微量成分を含有してなるもの、さらには熱可塑性樹脂
フィルムの両主面、すなわち表面又は裏面のうち少なく
とも一方に、オーバーコート層等の薄膜層を1層又は複
数層形成してなるものを含む。
【0216】また、本発明に係る製版書込み装置が装備
される印刷装置は、上記した孔版印刷装置1に限らず、
例えば、特開平7−17013号公報に示されているよ
うな印刷ドラムの外側からインキを供給する構成の印刷
装置であってもよい。
【0217】以上述べたとおり、本発明を特定の発明の
実施の形態や変形例あるいはこれらに包含されている実
施例等について説明したが、本発明の構成は、上述した
実施の形態1,2および各変形例1ないし4等等に限定
されるものではなく、これらを適宜組合わせて構成して
もよく、本発明の範囲内において、その必要性及び用途
等に応じて種々の発明の実施の形態や実施例を構成し得
ることは当業者ならば明らかである。
【0218】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、上記構成により、マスタ保持ユニットは、
案内手段を介して、製版挿入位置とロール着脱位置との
間に移動することができる。そして、ロール着脱位置に
おいて、オペレータは、マスタ保持ユニットに設けられ
たマスタ案内手段にマスタロールから繰り出されるマス
タの先端部を載置するとともに、マスタ保持ユニットに
設けられたマスタ搬送手段とマスタ案内手段との間でマ
スタの先端部を挾持させた後、マスタ保持ユニットを製
版挿入位置に移動するだけで、マスタ搬送駆動手段が駆
動されることによってマスタ搬送手段が駆動されて、マ
スタ案内手段とマスタ搬送手段との間で挾持されたマス
タの先端部が搬送される。
【0219】従って、請求項1記載の発明によれば、上
述した従来の製版書込み装置が有する種々の問題点を解
消することができる。すなわち、原稿読み取り部を移動
させる必要がなく、またマスタの先端部を、製版書込み
部のサーマルヘッドとプラテンローラとの間に差し込む
面倒な作業が不要であるので、マスタロール交換時の作
業が簡単で分かり易く、かつ、マスタロールの着脱およ
びマスタのセットを容易にすることができるとともに、
マスタロールからマスタの先端を確実に繰り出すことが
できて、信頼性が高く、装置の簡素化および低価格化を
図れる製版書込み装置を提供することができる。加え
て、原稿読み取り部を移動させる必要がないので、原稿
読み取り部の機械的強度を高めるための構成部品の加工
コストや組立コストを上昇させることがない。
【0220】請求項2および13記載の発明によれば、
上記各構成により、ロール位置決め手段が、ロール位置
決め案内手段を介して、位置決め位置と非位置決め位置
との間で移動自在となっている。従って、請求項1もし
くは12記載の発明の各効果に加えて、従来の製版書込
み装置のように、マスタロールの芯管の両端にフランジ
を脱着させる必要がないので、さらに、マスタロール交
換時の作業が簡単で分かり易く、かつ、マスタロールの
着脱およびマスタのセットを容易にすることができる製
版書込み装置を提供することができる。
【0221】請求項3および14記載の発明によれば、
マスタ貯容手段に設けられた、マスタロールの端面に当
接可能であってマスタロールの端面の位置決めをする位
置決め位置とマスタロールの端面から離間する離間位置
との間で移動自在なロール位置決め手段と、ロール位置
決め手段を位置決め位置に弾性的に付勢する弾性付勢手
段とを有することにより、マスタロールをマスタ貯容手
段にセットするときには、弾性付勢手段の付勢力に抗し
てロール位置決め手段を離間位置まで移動させるだけ
で、後は弾性付勢手段の付勢力によってマスタロールが
ロール位置決め手段にセットされ、マスタロールからマ
スタが繰り出し可能な状態とされる。マスタロールをマ
スタ貯容手段から取り出すときには、弾性付勢手段の付
勢力に抗してロール位置決め手段を離間位置まで移動さ
せてマスタロールの取り出しがなされる。従って、請求
項1もしくは12記載の発明の各効果に加えて、比較的
安価な構造によって、マスタロールの着脱を確実にかつ
比較的容易に行うことができる。
【0222】請求項4および15記載の発明によれば、
マスタロールの軸方向にはマスタをロール状に巻き付け
るためのパイプ状の芯管が設けられており、ロール位置
決め手段は、芯管に嵌入して位置決めをする略円錐状の
ロールフランジを有することにより、マスタロールをマ
スタ保持ユニットに装填するとマスタロールの芯管内に
略円錐状のロールフランジが嵌入することによってマス
タロールが確実かつ自動的に位置決め調心される。従っ
て、請求項4もしくは15記載の発明によれば、各発明
の効果に加えて、さらに利便性の高い製版書込み装置が
得られる。
【0223】請求項5および16記載の発明によれば、
マスタロールの軸方向端面は芯管の両端と同じ位置に形
成されており、ロールフランジには、マスタロールの軸
方向端面に当接可能であって、マスタロールからマスタ
を繰り出し回転する際の回転方向と逆方向の抵抗力を生
じさせる摩擦抵抗部が備えられていることにより、マス
タロールが繰り出し方向に回転されたときその回転方向
に逆らう力となり、マスタロールから繰り出されるマス
タに張力(バックテンション)を生じさせるので、請求
項4もしくは15記載の各発明の効果に加えて、マスタ
が繰り出される際に生じやすい弛みをなくすることがで
きる。
【0224】請求項6記載の発明によれば、マスタ搬送
手段は、マスタ保持ユニットがロール着脱位置を占めた
ときマスタ案内手段に対して接離可能に構成されている
ことにより、ロール着脱位置において、オペレータは、
マスタ搬送手段をマスタ案内手段から離間させることで
マスタ案内手段にマスタロールから繰り出されるマスタ
の先端部を載置した後、オペレータは、マスタ搬送手段
を、マスタの先端部を介してマスタ案内手段に接触させ
ることでマスタ搬送手段とマスタ案内手段との間でマス
タの先端部が確実に挾持される。この後、マスタ搬送駆
動手段が駆動されることによってマスタ搬送手段が駆動
されて、マスタ案内手段とマスタ搬送手段との間で確実
に挾持されたマスタの先端部がジャム等の搬送不良を起
こすこと無く確実に搬送される。従って、上記発明の各
効果に加えて、上記構成および比較的簡単なオペレータ
の上記操作によって、マスタロールからマスタの先端を
確実に繰り出すことができて、信頼性が高く、装置の簡
素化および低価格化を図れる製版書込み装置を提供する
ことができる。
【0225】請求項7記載の発明によれば、マスタ搬送
手段はマスタ保持ユニットが製版挿入位置を占めたとき
マスタ案内手段に接触し、マスタ保持ユニットがロール
着脱位置を占めたときマスタ案内手段から離間すること
により、マスタ保持ユニットが製版挿入位置およびロー
ル着脱位置を占める移動に連動して、マスタ搬送手段は
マスタ案内手段に接離可能となっている。従って、マス
タの先端部のマスタ案内手段へのセット操作は、マスタ
搬送手段とマスタ案内手段との間でマスタの先端部が挾
持される位置のマスタ案内手段にマスタの先端部を載置
する操作だけでよいので、上記発明の各効果に加えて、
さらに面倒な操作を省くことができるとともに、マスタ
ロール交換時の作業が簡単で分かり易く、かつ、マスタ
ロールの着脱およびマスタのセットを容易にすることが
できる。
【0226】請求項8記載の発明によれば、マスタ搬送
駆動手段は製版書込み装置の本体側に設けられていて、
マスタ保持ユニットが製版挿入位置を占めたとき、マス
タ搬送駆動手段からの駆動力がマスタ搬送手段に伝達さ
れ、マスタ保持ユニットがロール着脱位置を占めたと
き、マスタ搬送駆動手段からの駆動力がマスタ搬送手段
に非伝達されることにより、マスタ保持ユニットが製版
挿入位置またはロール着脱位置を占める移動に連動し
て、マスタ搬送駆動手段からの駆動力がマスタ搬送手段
に選択的に伝達される。従って、上記発明の各効果に加
えて、マスタ保持ユニットの簡素化、軽量化および低価
格化を図ることができる。
【0227】請求項9および18記載の発明によれば、
製版手段は、上記マスタを選択的に加熱製版するサーマ
ルヘッドと、このサーマルヘッドとの間に上記マスタを
押圧しながら回転するプラテンローラとを有することに
より、各発明の効果に加えて、マスタの加熱製版を確実
に行いながら、この加熱製版されたマスタをマスタ搬送
方向の下流側に正確に搬送することができる。
【0228】請求項10記載の発明によれば、サーマル
ヘッドとプラテンローラとは、接離可能に構成されてい
て、マスタ案内手段はマスタ保持ユニットが製版挿入位
置を占めたとき、サーマルヘッドまたはプラテンローラ
に近接もしくは当接することにより、マスタ搬送手段と
マスタ案内手段との間で挾持されたマスタの先端部が、
サーマルヘッドとプラテンローラとによるマスタの押圧
部に一層接近して案内されるので、上記発明の各効果に
加えて、サーマルヘッドとプラテンローラとによるマス
タの挾持を確実にすることができる。
【0229】請求項11記載の発明によれば、マスタ保
持ユニットが製版挿入位置を占めたとき、マスタ案内手
段に係合してサーマルヘッドとプラテンローラとの押圧
部近傍にマスタ搬送手段によって搬送されるマスタの先
端を位置決め導入するマスタ導入手段を、上記押圧部近
傍とマスタ案内手段との間に設けたことにより、マスタ
搬送手段とマスタ案内手段との間で挾持されたマスタの
先端部が、サーマルヘッドとプラテンローラとによるマ
スタの押圧部に一層接近してより確実に案内されるの
で、上記発明の各効果に加えて、サーマルヘッドとプラ
テンローラとによるマスタの押圧をより確実にすること
ができる。
【0230】請求項12記載の発明によれば、上記構成
により、製版ユニットは、製版ユニット挿入位置とロー
ル着脱位置との間に移動することができる。ロール着脱
位置において、オペレータは、マスタ保持部の近傍に設
けられたマスタ案内手段にマスタロールから繰り出され
るマスタの先端部を載置するとともに、マスタ保持部の
近傍に設けられたマスタ搬送手段とマスタ案内手段との
間でマスタの先端部を挾持させた後、製版ユニットを製
版ユニット挿入位置に移動するだけで、マスタ搬送駆動
手段が駆動されることによってマスタ搬送手段が駆動さ
れて、マスタ案内手段とマスタ搬送手段との間で挾持さ
れたマスタの先端部が搬送される。
【0231】従って、請求項12記載の発明によれば、
上述した従来の製版書込み装置が有する種々の問題点を
解消することができる。すなわち、原稿読み取り部を移
動させる必要がなく、またマスタの先端部を、製版書込
み部のサーマルヘッドとプラテンローラとの間に差し込
む面倒な作業が不要であるので、マスタロール交換時の
作業が簡単で分かり易く、かつ、マスタロールの着脱お
よびマスタのセットを容易にすることができるととも
に、マスタロールからマスタの先端を確実に繰り出すこ
とができて、信頼性が高く、装置の簡素化および低価格
化を図れる製版書込み装置を提供することができる。ま
た、原稿読み取り部を移動させる必要がないので、原稿
読み取り部の機械的強度を高めるための構成部品の加工
コストや組立コストを上昇させることがない。
【0232】加えて、製版ユニットが製版ユニット挿入
位置とロール着脱位置との間に移動可能に設けられてい
るので、印刷装置上方に配置されている原稿読み取り部
がスライドしないタイプの印刷装置において、製版ユニ
ットを製版ユニット挿入位置から外れた位置に移動させ
て、製版手段等における給版搬送部でのマスタのジャム
処理を確実、かつ、容易に行うことができる。
【0233】請求項17記載の発明によれば、マスタ搬
送駆動手段は印刷装置の本体側に設けられていて、製版
ユニットが製版ユニット挿入位置を占めたとき、マスタ
搬送駆動手段からの駆動力がマスタ搬送手段に伝達さ
れ、製版ユニットがロール着脱位置を占めたとき、マス
タ搬送駆動手段からの駆動力がマスタ搬送手段に非伝達
されることにより、製版ユニットが製版ユニット挿入位
置またはロール着脱位置を占める移動に連動して、マス
タ搬送駆動手段からの駆動力がマスタ搬送手段に選択的
に伝達される。従って、上記発明の各効果に加えて、製
版ユニットの簡素化、軽量化および低価格化を図ること
ができる。
【0234】請求項19および20記載の発明によれ
ば、上記各構成により、作動検知手段からの信号に基づ
き、制御手段によってマスタ搬送手段の動作開始時期、
すなわちマスタ搬送手段とマスタ案内手段との間で挾持
されたマスタの先端部を、マスタ搬送駆動手段をしてマ
スタ搬送手段を動作させて搬送することが可能な状態で
あることが判別されると、マスタの先端が先端検知手段
により検知されるまでの間、マスタ搬送駆動手段をして
マスタ搬送手段を動作させてマスタを繰り出すととも
に、先端検知手段によるマスタの先端の検知信号に基づ
き、プラテン圧制御手段をしてサーマルヘッドとプラテ
ンローラとによるマスタの押圧可能な状態を自動的に設
定する。
【0235】従って、請求項19および20記載の発明
によれば、上記発明の各効果に加えて、オペレータによ
るマスタの先端部を製版書込み部のサーマルヘッドとプ
ラテンローラとの間に差し込む面倒な作業、およびマス
タの先端部を切断してその切断片を取り除く作業がそれ
ぞれ不要となる。これによって、給版時での面倒な操作
をなくして印刷装置を使用する際の操作性を一層向上さ
せることができる。
【0236】請求項21記載の発明によれば、上記構成
により、マスタ保持ユニットが製版挿入位置から外れる
のに合せて、サーマルヘッドとプラテンローラとによる
マスタの押圧可能な状態が解除されるので、マスタ保持
ユニットをロール着脱位置に引き出すときに、マスタに
作用する張力をなくして抵抗なく引き出すことが可能に
なる。
【0237】請求項22記載の発明によれば、上記構成
により、製版ユニットが製版ユニット挿入位置から外れ
るのに合せて、サーマルヘッドとプラテンローラとによ
るマスタの押圧可能な状態が解除されるので、製版ユニ
ットをロール着脱位置に引き出すときに、マスタに作用
する張力をなくして抵抗なく引き出すことが可能にな
る。
【0238】請求項23記載の発明によれば、上記構成
により、作動設定手段からの信号に基づき、制御手段に
よってマスタ搬送手段の動作開始時期、すなわちマスタ
搬送手段とマスタ案内手段との間で挾持されたマスタの
先端部を、マスタ搬送駆動手段をしてマスタ搬送手段を
動作させて搬送することが可能な状態であることが設定
されると、マスタの先端が先端検知手段により検知され
るまでの間、マスタ搬送駆動手段をしてマスタ搬送手段
を動作させてマスタを繰り出すとともに、先端検知手段
によるマスタの先端の検知信号に基づき、プラテン圧制
御手段をしてサーマルヘッドとプラテンローラとによる
マスタの押圧可能な状態を自動的に設定するので、オペ
レータによるマスタの先端部を製版書込み部のサーマル
ヘッドとプラテンローラとの間に差し込む面倒な作業、
およびマスタの先端部を切断してその切断片を取り除く
作業がそれぞれ不要となる。これにより、給版時での面
倒な操作をなくして簡単に印刷処理を実行することが可
能となる。
【0239】請求項24記載の発明によれば、上記構成
により、押圧搬送可能な状態に設定されたマスタが、サ
ーマルヘッドとプラテンローラとによる押圧搬送状態を
断続されることができるので、上記各発明の効果に加え
て、マスタ搬送手段から繰り出されるマスタへの張力の
付与が繰り返されることにより、マスタの弛みをなくし
て給版不良の発生が防止される。
【0240】請求項25記載の発明によれば、マスタ搬
送手段は、スポンジ状のローラからなることにより、上
記各発明の効果に加えて、マスタ案内手段を介してマス
タを搬送するのに必要な摩擦係数の設定が容易となる。
加えて、マスタ搬送手段の変位の変動が、スポンジ状の
ローラが容易に弾性変形することによって吸収され相殺
されるので、マスタ搬送手段への負荷の影響を問題とな
らないほど小さくすることができて、設計上の余裕を増
加させることができる。
【0241】請求項26記載の発明によれば、マスタ搬
送駆動手段は、プラテンローラを回転させるプラテンロ
ーラ駆動手段を兼ねていることにより、上記各発明の効
果に加えて、駆動手段を極力少なくすることができるの
で、より一層装置の簡素化および低価格化を図れる製版
書込み装置を提供することができる。
【0242】請求項27記載の発明によれば、プラテン
ローラによるマスタの搬送力は、マスタ搬送手段による
マスタの搬送力よりも大きいことにより、マスタ搬送手
段とマスタ案内手段との間で挾持されていてマスタ搬送
手段により搬送されるマスタがスリップしながらサーマ
ルヘッドとプラテンローラとによる押圧部に搬送される
ので、上記各発明の効果に加えて、マスタ搬送手段とマ
スタ案内手段との間で挾持されていてマスタ搬送手段に
より搬送されるマスタと、サーマルヘッドおよびプラテ
ンローラにより押圧されていてプラテンローラにより搬
送されるマスタとの間に、張力が作用することとなって
マスタの弛み等によるジャムが防止される。
【0243】請求項28記載の発明によれば、上記構成
により、サーマルヘッドとプラテンローラとがマスタを
介して接触しているとき、揺動部材は被揺動部材から離
間しているので、上記各発明の効果に加えて、サーマル
ヘッドとプラテンローラとの押圧・接触は、揺動部材が
被揺動部材に接触して揺動することによる影響を受ける
ことがないので高精度になされる。
【0244】請求項29記載の発明によれば、マスタの
厚さが、3〜30μmのものを用いることができるの
で、上記各発明の効果に加えて、装置の小型化、マスタ
ロール径の減少化、いわゆる繊維目を低減させることに
よる画質の向上、加熱穿孔時間を速めることによる高速
製版を行うことが可能な製版書込み装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製版書込み装置に係る実施の形態1が
適用された孔版印刷装置の全体構成を示す一部断面正面
図である。
【図2】実施の形態1におけるマスタ保持ユニットがロ
ール着脱位置を占めている状態を表すとともに、製版書
込み装置の構成を拡大して示す一部断面正面図である。
【図3】実施の形態1におけるマスタ保持ユニットの外
観構成を示す斜視図である。
【図4】図3に示したマスタ保持ユニット廻りの要部の
平面図である。
【図5】実施の形態1におけるマスタ保持ユニットのロ
ール位置決め手段およびロール位置決め案内手段廻りの
外観構成を示す要部の斜視図である。
【図6】実施の形態1におけるマスタ保持ユニットが製
版挿入位置を占めている状態を表すとともに、駆動モー
タおよび駆動力伝達機構廻りの構成を示す要部の斜視図
である。
【図7】実施の形態1におけるプラテン圧制御手段廻り
の外観構成を示す要部の斜視図である。
【図8】実施の形態1に用いられるマスタロールの構成
を一部破断して示す斜視図である。
【図9】実施の形態1における制御部廻りの制御構成を
示すブロック図である。
【図10】実施の形態1における製版書込み装置におい
て、マスタロールのマスタが消費された状態を示す動作
図である。
【図11】実施の形態1における製版書込み装置におい
て、マスタロールのマスタが消費されてマスタ保持ユニ
ットがロール着脱位置に引き出された状態を示す動作図
である。
【図12】実施の形態1における製版書込み装置におい
て、マスタ保持ユニットの収納部にマスタロールをセッ
トしたときの状態を示す動作図である。
【図13】実施の形態1における製版書込み装置におい
て、マスタ保持ユニットの収納部にセットされたマスタ
ロールからマスタの先端を引き出してガイド板と引き出
しローラとの間に挾持した状態を示す動作図である。
【図14】実施の形態1における製版書込み装置におい
て、マスタ保持ユニットが製版挿入位置に押し込まれた
状態を示す動作図である。
【図15】実施の形態1における製版書込み装置におい
て、引き出しローラの回転によりマスタが搬送されてい
る状態を示す動作図である。
【図16】実施の形態1における製版書込み装置におい
て、引き出しローラおよびプラテンローラの回転により
マスタが搬送されている状態を示す動作図である。
【図17】実施の形態1における製版書込み装置におい
て、引き出しローラ、プラテンローラのおよび第1搬送
ローラ対の回転によりマスタが搬送されている状態を示
す動作図である。
【図18】実施の形態1における製版書込み装置の製版
待機状態を示す動作図である。
【図19】実施の形態1における製版書込み装置におい
て、引き出しローラ、プラテンローラおよび第1、第2
搬送ローラ対の回転によりマスタが搬送され版胴に巻装
されていく状態を示す動作図である。
【図20】図9に示した制御部における給版処理動作を
説明するフローチャートである。
【図21】図9に示した制御部における自動リセット処
理動作を説明するフローチャートである。
【図22】実施の形態1の変形例1のマスタ保持ユニッ
トがロール着脱位置を占めた状態を表すとともに、マス
タ保持ユニット廻りの構成を示す要部の斜視図である。
【図23】図22に示したマスタ保持ユニットが製版挿
入位置を占めた状態を示す要部の正面図である。
【図24】実施の形態1の別の変形例2を示す要部の斜
視図である。
【図25】実施の形態1の別の変形例3を示す要部の正
面図である。
【図26】実施の形態1のさらに別の変形例4を示す要
部の平面図である。
【図27】図26におけるロールフランジ廻りの動作を
示す要部の側面図である。
【図28】本発明の製版書込み装置に係る実施の形態2
の構成を示す一部断面正面図である。
【図29】実施の形態2における製版ユニットがロール
着脱位置を占めている状態を表すとともに、製版書込み
装置の構成を拡大して示す一部断面正面図である。
【図30】実施の形態2におけるガイドレール廻りの構
成を示す要部の斜視図である。
【図31】実施の形態2における製版ユニットが製版ユ
ニット挿入位置を占めている状態を表すとともに、駆動
力伝達機構の構成を示す要部の斜視図である。
【符号の説明】
1 孔版印刷装置 20,200 製版書込み装置 21,21A,21B,21C,210 マスタ保持
ユニット 22 マスタ 23 マスタロール 24 マスタロールの芯管 25a,25b マスタ貯容手段およびロール位置決
め手段を構成するロールフランジ 25c ロール位置決め手段としての円錐面
部 25d ロールフランジの摩擦抵抗部 26 フランジ支持板 27,27B,270,327 ロール受台 30 ロール位置決め案内手段 32 マスタ検知手段としてのマスタ検知
センサ 33,333 マスタセット検知手段および作動検
知手段を兼ねるマスタセット検知センサ 35 マスタ案内手段としてのガイド板 40 マスタ搬送手段としての引き出しロ
ーラ 45 マスタ搬送駆動手段としての駆動モ
ータ 51 マスタ導入手段としてのガイド部材 54 プラテン圧制御手段 55 プラテン圧制御部 56 製版手段としてのサーマルヘッド 57 被揺動部材を構成するヘッドベース 57a 被揺動部材を構成するガイド取付部 58 ベース駆動モータ 59 揺動部材としての偏心カム 63 先端検知手段としてのマスタ先端検
知センサ 63A 先端検知手段を構成する第1のマス
タ先端検知センサ 63B 先端検知手段を構成する第2のマス
タ先端検知センサ 63C 先端検知手段を構成する第3のマス
タ先端検知センサ 64 操作部 64a 作動設定手段としての作動設定キー 65 プラテンローラ 69,369 駆動力伝達機構 71 裁断手段としてのロータリカッタ 79 案内手段としてのガイドレール 100 制御手段としての制御部 127 弾性付勢手段としてのねじりコイル
バネ 300 製版ユニット T マスタ搬送方向 MR マスタ搬送路 MB マスタ幅方向

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マスタがロール状に巻かれたマスタロール
    から上記マスタを繰り出し可能に貯容するマスタ貯容手
    段と、上記マスタロールから繰り出される上記マスタを
    製版する製版手段と、上記マスタを切断する裁断手段と
    を具備する製版書込み装置において、 上記マスタ貯容手段を備え、かつ、上記製版書込み装置
    の本体に挿入された製版挿入位置と、この製版挿入位置
    から外れた、上記マスタロールの着脱を行うロール着脱
    位置との間で移動自在なマスタ保持ユニットと、 上記マスタ保持ユニットを、上記製版挿入位置と上記ロ
    ール着脱位置との間で移動自在に案内する案内手段と、 上記マスタ保持ユニットに設けられた、上記マスタロー
    ルから繰り出される上記マスタの先端部を載置するマス
    タ案内手段と、 上記マスタ保持ユニットに設けられた、上記マスタの先
    端部を介して上記マスタ案内手段に接触し上記マスタを
    搬送するマスタ搬送手段と、 上記マスタ搬送手段を駆動するマスタ搬送駆動手段と、 を有することを特徴とする製版書込み装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の製版書込み装置において、 上記マスタ貯容手段に設けられた、上記マスタ保持ユニ
    ットが上記製版挿入位置を占めたとき、上記マスタロー
    ルの端面に当接可能であって上記マスタロールの上記端
    面の位置決めをする位置決め位置と、上記マスタ保持ユ
    ニットが上記ロール着脱位置を占めたとき、上記マスタ
    ロールの上記端面から離間する非位置決め位置との間で
    移動自在なロール位置決め手段と、 上記ロール位置決め手段を、上記位置決め位置と上記非
    位置決め位置との間で移動自在に案内するロール位置決
    め案内手段と、 を有することを特徴とする製版書込み装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の製版書込み装置において、 上記マスタ貯容手段に設けられた、上記マスタロールの
    端面に当接可能であって上記マスタロールの上記端面の
    位置決めをする位置決め位置と上記マスタロールの上記
    端面から離間する離間位置との間で移動自在なロール位
    置決め手段と、 上記ロール位置決め手段を上記位置決め位置に弾性的に
    付勢する弾性付勢手段とを有することを特徴とする製版
    書込み装置。
  4. 【請求項4】請求項2または3記載の製版書込み装置に
    おいて、 上記マスタロールの軸方向には、上記マスタをロール状
    に巻き付けるためのパイプ状の芯管が設けられており、 上記ロール位置決め手段は、上記芯管に嵌入して位置決
    めをする略円錐状のロールフランジを有することを特徴
    とする製版書込み装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の製版書込み装置において、 上記マスタロールの上記端面は、上記芯管の両端と同じ
    位置に形成されており、上記ロールフランジには、上記
    マスタロールの上記端面に当接可能であって、上記マス
    タロールから上記マスタを繰り出し回転する際の回転方
    向と逆方向の抵抗力を生じさせる摩擦抵抗部が備えられ
    ていることを特徴とする製版書込み装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5の何れか一つに記載の製
    版書込み装置において、 上記マスタ搬送手段は、上記マスタ保持ユニットが上記
    ロール着脱位置を占めたとき、上記マスタ案内手段に対
    して接離可能に構成されていることを特徴とする製版書
    込み装置。
  7. 【請求項7】請求項1ないし6の何れか一つに記載の製
    版書込み装置において、 上記マスタ搬送手段は、上記マスタ保持ユニットが上記
    製版挿入位置を占めたとき、上記マスタ案内手段に接触
    し、上記マスタ保持ユニットが上記ロール着脱位置を占
    めたとき、上記マスタ案内手段から離間することを特徴
    とする製版書込み装置。
  8. 【請求項8】請求項1ないし7の何れか一つに記載の製
    版書込み装置において、 上記マスタ搬送駆動手段は上記本体側に設けられてい
    て、上記マスタ保持ユニットが上記製版挿入位置を占め
    たとき、上記マスタ搬送駆動手段からの駆動力が上記マ
    スタ搬送手段に伝達され、上記マスタ保持ユニットが上
    記ロール着脱位置を占めたとき、上記マスタ搬送駆動手
    段からの駆動力が上記マスタ搬送手段に非伝達されるこ
    とを特徴とする製版書込み装置。
  9. 【請求項9】請求項1ないし8の何れか一つに記載の製
    版書込み装置において、 上記製版手段は、上記マスタを選択的に加熱製版するサ
    ーマルヘッドと、このサーマルヘッドとの間に上記マス
    タを押圧しながら回転するプラテンローラとを有するこ
    とを特徴とする製版書込み装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の製版書込み装置におい
    て、 上記サーマルヘッドと上記プラテンローラとは、接離可
    能に構成されており、 上記マスタ案内手段は、上記マスタ保持ユニットが上記
    製版挿入位置を占めたとき、上記サーマルヘッドまたは
    上記プラテンローラに近接もしくは当接することを特徴
    とする製版書込み装置。
  11. 【請求項11】請求項9または10記載の製版書込み装
    置において、 上記マスタ保持ユニットが上記製版挿入位置を占めたと
    き、上記マスタ案内手段に係合して上記サーマルヘッド
    と上記プラテンローラとの押圧部近傍に上記マスタ搬送
    手段によって搬送される上記マスタの先端を位置決め導
    入するマスタ導入手段を、上記押圧部近傍と上記マスタ
    案内手段との間に設けたことを特徴とする製版書込み装
    置。
  12. 【請求項12】マスタがロール状に巻かれたマスタロー
    ルから上記マスタを繰り出し可能に貯容するマスタ貯容
    手段と、上記マスタロールから繰り出される上記マスタ
    を製版する製版手段と、上記マスタを切断する裁断手段
    とを具備する製版書込み装置において、 上記マスタ貯容手段を備え、かつ、上記マスタロールの
    着脱が可能なマスタ保持部と、 上記マスタ保持部の近傍に設けられた、上記マスタロー
    ルから繰り出される上記マスタの先端部を載置するマス
    タ案内手段と、 上記マスタ保持部の近傍に設けられた、上記マスタの先
    端部を介して上記マスタ案内手段に接触し上記マスタを
    搬送するマスタ搬送手段と、 上記マスタ搬送手段を駆動するマスタ搬送駆動手段とを
    有し、 上記製版手段、上記マスタ保持部、上記マスタ案内手段
    および上記マスタ搬送手段が製版ユニットを構成してい
    て、この製版ユニットは、印刷装置の本体に挿入された
    製版ユニット挿入位置と、この製版ユニット挿入位置か
    ら外れた、上記マスタロールの着脱を行うロール着脱位
    置との間で移動自在であることを特徴とする製版書込み
    装置。
  13. 【請求項13】請求項12記載の製版書込み装置におい
    て、 上記マスタ貯容手段に設けられた、上記製版ユニットが
    上記製版ユニット挿入位置を占めたとき、上記マスタロ
    ールの端面に当接可能であって上記マスタロールの上記
    端面の位置決めをする位置決め位置と、上記製版ユニッ
    トが上記ロール着脱位置を占めたとき、上記マスタロー
    ルの上記端面から離間する非位置決め位置との間で移動
    自在なロール位置決め手段と、 上記ロール位置決め手段を、上記位置決め位置と上記非
    位置決め位置との間で移動自在に案内するロール位置決
    め案内手段と、 を有することを特徴とする製版書込み装置。
  14. 【請求項14】請求項12記載の製版書込み装置におい
    て、 上記マスタ貯容手段に設けられた、上記マスタロールの
    端面に当接可能であって上記マスタロールの上記端面の
    位置決めをする位置決め位置と上記マスタロールの上記
    端面から離間する離間位置との間で移動自在なロール位
    置決め手段と、 上記ロール位置決め手段を上記位置決め位置に弾性的に
    付勢する弾性付勢手段とを有することを特徴とする製版
    書込み装置。
  15. 【請求項15】請求項13または14記載の製版書込み
    装置において、 上記マスタロールの軸方向には、上記マスタをロール状
    に巻き付けるためのパイプ状の芯管が設けられており、 上記ロール位置決め手段は、上記芯管に嵌入して位置決
    めをする略円錐状のロールフランジを有することを特徴
    とする製版書込み装置。
  16. 【請求項16】請求項15記載の製版書込み装置におい
    て、 上記マスタロールの上記端面は、上記芯管の両端と同じ
    位置に形成されており、上記ロールフランジには、上記
    マスタロールの上記端面に当接可能であって、上記マス
    タロールから上記マスタを繰り出し回転する際の回転方
    向と逆方向の抵抗力を生じさせる摩擦抵抗部が備えられ
    ていることを特徴とする製版書込み装置。
  17. 【請求項17】請求項12ないし16の何れか一つに記
    載の製版書込み装置において、 上記マスタ搬送駆動手段は上記印刷装置の本体側に設け
    られていて、上記製版ユニットが上記製版ユニット挿入
    位置を占めたとき、上記マスタ搬送駆動手段からの駆動
    力が上記マスタ搬送手段に伝達され、上記製版ユニット
    が上記ロール着脱位置を占めたとき、上記マスタ搬送駆
    動手段からの駆動力が上記マスタ搬送手段に非伝達され
    ることを特徴とする製版書込み装置。
  18. 【請求項18】請求項12ないし17の何れか一つに記
    載の製版書込み装置において、 上記製版手段は、上記マスタを選択的に加熱製版するサ
    ーマルヘッドと、このサーマルヘッドとの間に上記マス
    タを押圧しながら回転するプラテンローラとを有するこ
    とを特徴とする製版書込み装置。
  19. 【請求項19】請求項9,10または11記載の製版書
    込み装置において、 上記サーマルヘッドと上記プラテンローラとは、接離可
    能に構成されており、 上記サーマルヘッドと上記プラテンローラとの接離動作
    を行わせるプラテン圧制御手段と、 上記マスタ搬送手段の動作開始時期を検知する作動検知
    手段と、 上記マスタの先端が繰り出されるマスタ搬送路上に配置
    された、上記マスタの先端を検知する先端検知手段と、 上記作動検知手段からの検知信号に基づき、上記マスタ
    の先端が上記先端検知手段により検知されるまでの間、
    上記マスタ搬送駆動手段をして上記マスタ搬送手段を動
    作させて上記マスタを繰り出すとともに、上記先端検知
    手段による上記マスタの先端の検知信号に基づき、上記
    プラテン圧制御手段をして上記サーマルヘッドと上記プ
    ラテンローラとによる上記マスタの押圧可能な状態を設
    定する制御手段と、 を有することを特徴とする製版書込み装置。
  20. 【請求項20】請求項18記載の製版書込み装置におい
    て、 上記サーマルヘッドと上記プラテンローラとは、接離可
    能に構成されており、上記サーマルヘッドと上記プラテ
    ンローラとの接離動作を行わせるプラテン圧制御手段
    と、 上記マスタ搬送手段の動作開始時期を検知する作動検知
    手段と、 上記マスタの先端が繰り出されるマスタ搬送路上に配置
    された、上記マスタの先端を検知する先端検知手段と、 上記作動検知手段からの検知信号に基づき、上記マスタ
    の先端が上記先端検知手段により検知されるまでの間、
    上記マスタ搬送駆動手段をして上記マスタ搬送手段を動
    作させて上記マスタを繰り出すとともに、上記先端検知
    手段による上記マスタの先端の検知信号に基づき、上記
    プラテン圧制御手段をして上記サーマルヘッドと上記プ
    ラテンローラとによる上記マスタの押圧可能な状態を設
    定する制御手段と、 を有することを特徴とする製版書込み装置。
  21. 【請求項21】請求項19記載の製版書込み装置におい
    て、 上記作動検知手段は、上記マスタ保持ユニットが上記製
    版挿入位置を占めていることを検知するマスタセット検
    知手段からなり、 上記制御手段は、上記マスタセット検知手段により上記
    マスタ保持ユニットが上記製版挿入位置から外れたこと
    が検知されたときに、上記プラテン圧制御手段をして、
    上記サーマルヘッドと上記プラテンローラとによる上記
    マスタの押圧が解除される状態に設定することを特徴と
    する製版書込み装置。
  22. 【請求項22】請求項20記載の製版書込み装置におい
    て、 上記作動検知手段は、上記製版ユニットが上記製版ユニ
    ット挿入位置を占めていることを検知するマスタセット
    検知手段からなり、 上記制御手段は、上記マスタセット検知手段により上記
    製版ユニットが上記製版ユニット挿入位置から外れたこ
    とが検知されたときに、上記プラテン圧制御手段をし
    て、上記サーマルヘッドと上記プラテンローラとによる
    上記マスタの押圧が解除される状態に設定することを特
    徴とする製版書込み装置。
  23. 【請求項23】請求項9,10,11または18記載の
    製版書込み装置において、 上記サーマルヘッドと上記プラテンローラとの接離動作
    を行わせるプラテン圧制御手段と、 上記マスタ搬送手段の動作開始時期を設定する作動設定
    手段と、 上記マスタの先端が繰り出されるマスタ搬送路上に配置
    された、上記マスタの先端を検知する先端検知手段と、 上記作動設定手段からの設定信号に基づき、上記マスタ
    の先端が上記先端検知手段により検知されるまでの間、
    上記マスタ搬送駆動手段をして上記マスタ搬送手段を動
    作させて上記マスタを繰り出すとともに、上記先端検知
    手段による上記マスタの先端の検知信号に基づき、上記
    プラテン圧制御手段をして上記サーマルヘッドと上記プ
    ラテンローラとによる上記マスタの押圧可能な状態を設
    定する制御手段と、 を有することを特徴とする製版書込み装置。
  24. 【請求項24】請求項19ないし23の何れか一つに記
    載の製版書込み装置において、 上記制御手段は、上記先端検知手段からの検知信号に基
    づいて、上記プラテン圧制御手段をして、上記サーマル
    ヘッドと上記プラテンローラとによる上記マスタの押圧
    動作を断続させることを特徴とする製版書込み装置。
  25. 【請求項25】請求項1ないし24の何れか一つに記載
    の製版書込み装置において、 上記マスタ搬送手段は、スポンジ状のローラからなるこ
    とを特徴とする製版書込み装置。
  26. 【請求項26】請求項1ないし25の何れか一つに記載
    の製版書込み装置において、 上記製版手段は、上記マスタを選択的に加熱製版するサ
    ーマルヘッドと、このサーマルヘッドとの間に上記マス
    タを押圧しながら回転するプラテンローラとを有し、 上記マスタ搬送駆動手段は、上記プラテンローラを回転
    させるプラテンローラ駆動手段を兼ねていることを特徴
    とする製版書込み装置。
  27. 【請求項27】請求項1ないし26の何れか一つに記載
    の製版書込み装置において、 上記製版手段は、上記マスタを選択的に加熱製版するサ
    ーマルヘッドと、このサーマルヘッドとの間に上記マス
    タを押圧しながら回転するプラテンローラとを有し、 上記プラテンローラによる上記マスタの搬送力は、上記
    マスタ搬送手段による上記マスタの搬送力よりも大きい
    ことを特徴とする製版書込み装置。
  28. 【請求項28】請求項1ないし27の何れか一つに記載
    の製版書込み装置において、 上記製版手段は、上記マスタを選択的に加熱製版するサ
    ーマルヘッドと、このサーマルヘッドとの間に上記マス
    タを押圧しながら回転するプラテンローラとを有し、 上記サーマルヘッドまたは上記プラテンローラの何れか
    一方を揺動自在に支持する被揺動部材と、この被揺動部
    材に選択的に接触して上記サーマルヘッドまたは上記プ
    ラテンローラの何れか一方を揺動させる揺動部材とを有
    し、 上記サーマルヘッドと上記プラテンローラとが上記マス
    タを介して接触しているとき、上記揺動部材は上記被揺
    動部材から離間していることを特徴とする製版書込み装
    置。
  29. 【請求項29】請求項1ないし28の何れか一つに記載
    の製版書込み装置において、 上記マスタの厚さが、3〜30μmであることを特徴と
    する製版書込み装置。
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