JPH09226771A - 仕切材 - Google Patents

仕切材

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JPH09226771A
JPH09226771A JP8043235A JP4323596A JPH09226771A JP H09226771 A JPH09226771 A JP H09226771A JP 8043235 A JP8043235 A JP 8043235A JP 4323596 A JP4323596 A JP 4323596A JP H09226771 A JPH09226771 A JP H09226771A
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Japan
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polypropylene
resin
molecular weight
foam
partition
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JP8043235A
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English (en)
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Hiroshi Tsujimura
博志 辻村
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Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Plastics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 緩衝性、防傷性に富み、更に適度な固さとコ
シを有する仕切材を得ることを課題とする。 【解決手段】 密度0.5〜0.07g/cm3 の範囲に
あるポリプロピレン系樹脂を主成分とする第1の発泡シ
ートの少なくとも一方の面に密度0.07〜0.025
g/cm3 の範囲にあるポリプロピレン系樹脂を主成分と
する第2の発泡シートを積層したことからなる仕切材に
より上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、仕切材に関する。
本発明の仕切材は、緩衝性と防傷性に富み、更に適度な
堅さとコシを有するので、IC、LSI、CD−RO
M、精密部品、メッキ製品、プラスチック製品等を保
管、整理、移動するための仕切材として好適に使用でき
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
仕切材には段ボール紙、ポリスチレン発泡体、ポリエチ
レン発泡体等が使用されている。しかし、段ボール紙は
吸湿性や繰り返しの緩衝特性に劣るなどの欠点がある。
一方、ポリスチレン発泡体は剛性に優れる反面、クッシ
ョン性や繰り返しの緩衝特性に劣る。また、仕切材を形
抜きする際に抜き粉が発生し、この粉が商品に付着して
その商品価値が低下するという欠点があった。
【0003】その対策として、スチレン系重合体にゴム
分を混合する方法、ポリエチレン系樹脂とポリスチレン
系樹脂とを混合する方法などがある。しかしながら、柔
軟化は改善されるものの繰り返しの弾性回復性と緩衝性
能はほとんど変化せず、また耐溶剤性にも劣るという問
題がある。特に、ポリスチレンとポリエチレンの混合物
の場合、両者の樹脂の相溶性が乏しいため低密度のもの
が得にくくなるといった問題がある。
【0004】また、ポリエチレン発泡体は、柔軟性、繰
り返しの緩衝特性に優れるものの、比較的重量が重い商
品を仕切るには不向きである。その対策として、発泡体
密度を大きくした場合には、柔軟性が損なわれることと
なる。従って、ポリエチレン発泡体は軽量で高度な緩衝
性を要求する商品への使用に限定されている。また、架
橋処理によって機械的強度と二次加工性を向上させた架
橋ポリエチレン発泡体は、柔軟性を持ち、商品の保護性
は優れているが、形状保持強度が不足している。そのた
め持ち運びの際に形が崩れて持ちにくく、更に架橋に使
用するゲル分のために材料のリサイクルができない等の
問題もある。また、架橋処理方法として、化学架橋剤を
用いる方法、電離放射線等を用いる方法、ポリエチレン
系樹脂にシラン化合物をグラフト重合することによりシ
ラン変性ポリエチレン系樹脂を製造し、この樹脂をシラ
ノール触媒と水の存在下で架橋を行ういわゆる水架橋方
法等が知られている。しかしながら、どの架橋方法も極
めて複雑な工程を必要とし、また設備が高価であるもの
もあり、工業的に非常に不利である。
【0005】この対策として、スチレン系樹脂発泡体の
少なくとも一方の面に柔軟性のあるポリオレフィン系樹
脂発泡体を積層して表面に柔軟性と強度を持たせる方法
(実公昭62−18443号、実公平5−47075
号)がある。しかし、2種の樹脂の軟化温度と成形性の
差から二次加工性に乏しく、またスチレン系樹脂との積
層に接着剤層を設ける必要があり、強度が劣ると共にコ
スト的に不利である。
【0006】一方、ポリプロピレン系樹脂は、ポリエチ
レン系樹脂より、耐熱性及び強度面で優れている。しか
し、ポリプロピレン系樹脂は、結晶融点以上では、溶融
粘度が極めて低く、発泡した気泡を保持できないので、
破泡し易い。そのため、従来のポリプロピレン系樹脂発
泡体は、連続気泡率の発泡体しか得ることができず、独
立気泡を有する良好な機械的特性及び耐熱性に優れた発
泡体を得ることが困難であった。即ち、従来のポリプロ
ピレン系樹脂発泡体は、密度が0.5g/cm3以上の低
発泡品か、或いは密度が0.03g/cm3以下の高発泡
品しか得らていなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】かくして本発明によれ
ば、密度0.5〜0.07g/cm3 の範囲にあるポリプ
ロピレン系樹脂を主成分とする第1の発泡シートの少な
くとも一方の面に密度0.07〜0.025g/cm3 の
範囲にあるポリプロピレン系樹脂を主成分とする第2の
発泡シートを積層したことを特徴とする仕切材が提供さ
れる。
【0008】
【発明の実施の態様】本発明に使用できるポリプロピレ
ン系樹脂は、特に限定されず、市販のポリプロピレン樹
脂を使用することができる。好ましいポリプロピレン系
樹脂としては、Z平均分子量Mzが少なくとも2.0×
106で、Mz/Mwが少なくとも3.0以上であり、
かつゲルパーミエイションクロマトグラフによる分子量
分布カーブが、高分子領域に分岐ポリマーを含むことを
示すカーブの張り出しがある形状のキャメル型であるポ
リプロピレン−ポリエチレンブロック共重合体又は同キ
ャメル型のポリプロピレン単独重合体が挙げられる。
【0009】本発明において、Z平均分子量Mzは、ゲ
ルパーミエイションクロマトグラフ(以下GPCと称す
る)による測定により、最も高分子量側の分布が強調さ
れる平均分子量であり、分子量の3乗の平均値を意味す
る。また、重量平均分子量Mwは、GPCによる測定に
より、測定される物性値がポリマーの重量に直接関係す
るときに求められる平均分子量であって、分子量の2乗
の平均値を意味する。
【0010】なお、本発明で行ったGPC測定方法は次
の通りである。 測定装置:GPC 150−C型(Water社製) 測定条件:カラム KF−80M(SHODEX社製)を2本 カラム温度 145℃ 注入温度 145℃ ポンプ温度 60℃ 感度 32 使用溶剤 o−ジクロロベンゼン(1.0ml/分) 走査時間 50分 注入容積 400μl 更に、本発明に好適に使用できるポリプロピレン系樹脂
は、キャメル型の分子量分布カーブを有している。この
キャメル型の分子量分布カーブとは、例えば図1に示す
如き高分子量領域にラクダの背のように張出を有する形
状の分子量分布カーブを意味する。分子量分布カーブ
は、高分子量の領域のある成分が多くの分岐を有してい
ることを示している。なお、図1中、カーブAは本発明
に使用できるキャメル型ポリプロピレン系樹脂を示し、
カーブBは発泡時において充分な溶融張力を得難いポリ
プロピレン系樹脂を示している。
【0011】ここで、Mzが2.0×106未満又はM
z/Mwが3.0未満の場合は、いずれも発泡時におい
て充分な溶融張力が得難く、所望の密度の仕切材を得る
ことが困難である。特に好ましくは、第1の発泡シート
を構成する樹脂を、分子量分布においてキャメル型を示
すポリプロピレン単独重合体を主成分とし、第2の発泡
シートを構成する樹脂を、分子量分布においてキャメル
型を示すポリプロピレン−ポリエチレンブロック共重合
体とすることである。なお、ポリプロピレン−ポリエチ
レンブロック共重合体において、ポリエチレンの含有割
合は、0.1〜10重量%、好ましくは1〜6重量%で
ある。
【0012】本発明に使用できるキャメル型ポリプロピ
レン系樹脂は、ハイモント社製PF−814、SD−6
32、X−10005、X11277−22−1等が挙
げられる。なお、キャメル型ポリプロピレン系樹脂は、
一般的には従来の線状ポリプロピレン系樹脂に低レベル
の放射線を照射することにより、また少量の過酸化物の
混合により分岐ポリマーを生じさせることにより製造さ
れたものも使用することができる。
【0013】本発明の仕切材は、上記ポリプロピレン系
樹脂を主成分として含むが、ここで主成分とは、60重
量%以上、好ましくは80〜100重量%含むことを意
味する。ここで、60重量%より少ない場合は、発泡性
を損なうので好ましくない。
【0014】また、本発明の仕切材は、第1の発泡シー
トが、常温において100MPa以上の曲げ弾性率を有
し、第2の発泡シートが、常温において30MPa以下
の引張弾性率を有することが更に好ましい。ここで、第
1の発泡シートの常温における曲げ弾性率が100MP
aより小さい場合、強度不足となり、高重量物の商品へ
の使用の際、形状がくずれる等の問題が発生する。一
方、第2の発泡シートの常温における引張弾性率が30
MPaを超える場合、クッション性に劣り、商品表面に
傷が付く等の問題が発生する。
【0015】本発明に使用するポリプロピレン系樹脂に
は、その目的を阻害しない範囲で、他の樹脂を添加して
もよい。添加することができる樹脂としては、エチレン
・プロピレンランダム共重合樹脂、エチレン・ブテン・
プロピレン共重合樹脂、アイオノマー、エチレン・プロ
ピレンゴム、ポリエチレン樹脂等が挙げられる。このう
ち、直鎖状低密度及び超低密度ポリエチレンが好まし
い。
【0016】なお、第1及び第2のシートをすべて発泡
体とした理由は、強度を持たせる他の方法として非発泡
シートとの積層が挙げられるが、非発泡シートと発泡シ
ートとを比較した場合、同強度を得るためには発泡シー
トを積層した場合の方が軽量化でき、コスト的に有利で
あるからである。更に、本発明の仕切材は、押出発泡、
圧縮発泡、射出発泡等と、ブロック成形、板状成形、型
物成形等の方法を組み合わせることにより製造すること
ができる。以下では、押出発泡成形を利用して製造する
方法について説明する。
【0017】まず、ポリプロピレン系樹脂からなる基材
樹脂を、発泡押出機に供給する。発泡押出機は、当該分
野で一般に使用されているスリットダイ、サーキュラー
ダイ等のダイを備えた装置をいずれも使用することがで
きる。上記基材樹脂には、発泡剤が添加される。発泡剤
は、特に限定されず、分解性発泡剤、気体又は揮発性の
発泡剤、又はこれらを混合して使用することができる。
なお、キャメル型を示すポリプロピレン系樹脂を基材樹
脂として使用すれば、成型時における溶融粘度が、他の
基材樹脂より高いので、気体又は揮発性の発泡剤を使用
しても十分な特性を有する仕切材を製造することができ
る。
【0018】分解性発泡剤としては、例えば、炭酸アン
モニウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸アンモニウム、亜
硝酸アンモニウム、カルシウムアジド、ナトリウムアジ
ド、ホウ水素ナトリウム等の無機系分解性発泡剤、アゾ
ジカルボンアミド、アゾビススルホルムアミド、アゾビ
スイソブチロニトリル及びジアゾアミノベンゼン等のア
ゾ化合物、N,N’−ジニトロソペンナンメチレンテト
ラミン及びN,N’−ジメチル−N,N’−ジニトロソ
テレフタルアミド等のニトロソ化合物、ベンゼンスルホ
ニルヒドラジド、p−トルエンスルホニルヒドラジド及
びp,p’−オキシビスベンゼンスルホニルセミカルバ
ジド、p−トルエンスルホニルセミカルバジド、トリヒ
ドラジノトリアジン、バリウムアゾジカルボキシレート
等が挙げられる。これらの発泡剤は、単独でも組み合わ
せてもよい。また、分解性発泡剤の添加割合は、基材樹
脂100重量部に対して、0.1〜5重量部とすること
が好ましい。更に、分解温度、発生ガス量及び分解速度
を調節するために、公知の発泡助剤を添加することもで
きる。
【0019】気体の発泡剤としては、空気、窒素、炭酸
ガス、プロパン、ネオペンタン、メチルエーテル、二塩
化フッ化メタン、n−ブタン、i−ブタン等が挙げられ
る。なお、ここで気体とは、常温で気体であることを意
味する。一方、揮発性の発泡剤としては、エーテル、石
油エーテル、アセトン、ペンタン、ヘキサン、イソヘキ
サン、ヘプタン、イソヘプタン、ベンゼン、トルエン等
が挙げられる。気体又は揮発性発泡剤の添加割合は、発
泡剤の種類、所望する発泡倍率等によっても異なるが、
基材樹脂100重量部に対して、0.5〜20重量部と
することが好ましい。
【0020】上記、発泡剤のうち、ブタン、窒素が特に
好ましい。これら発泡剤を使用すれば、環境に対する影
響(オゾン層の破壊等)を低減することができる。本発
明において樹脂と発泡剤との溶融混練中に、更に、気泡
調節剤を添加してもよい。気泡調節剤としては、タル
ク、シリカ等の無機粉末、多価カルボン酸の酸性塩、多
価カルボン酸と炭酸ナトリウム又は重炭酸ナトリウムと
の反応混合物等が挙げられる。気泡調節剤は、基材樹脂
100重量部に対して0.01〜1.0重量部とするこ
とが好ましい。更に、必要に応じて熱安定剤、紫外線吸
収剤、酸化防止剤、着色剤、帯電防止剤等も添加するこ
ともできる。
【0021】ここで、押出発泡成形の条件は、押出機中
で180〜240℃に加熱することにより樹脂を溶融さ
せ、次いでダイに発泡に最も適する温度、即ち140〜
175℃に調節しながら注入し、それから押出すことが
好ましい。次に、発泡シート同士を積層する方法として
は、あらかじめ成形された発泡シートに新たな発泡シー
トを押出してラミネートする方法、あらかじめ成形され
た発泡シート同士を加熱して積層する方法、共押出にて
同時一体成形する方法等の熱融着、更に接着剤、粘着剤
等を介在させて積層する方法、又はその組合せ等の公知
の方法がいずれも使用できる。但し、剥がれ等を防ぐた
め接着強度を増大させる観点から、熱融着により積層す
ることが好ましい。
【0022】なお、本発明の仕切材の厚みは、1.0〜
5.0mmが好ましい。厚み1.0mmより小さい仕切材は
柔軟すぎて、形状保持性に劣り、厚み5.0mmを越える
ものは熱成形等の成形が困難となる。更に、第1の発泡
シートの厚みは、1.0〜3.0mmが好ましく、第2の
発泡シートの厚みは1.5〜4.0mmが好ましい。
【0023】なお、上記では2層の場合について述べた
が、第1の発泡シートの両面に第2の発泡シートを積層
した3層構造、さらにはそれ以上の積層体からなる仕切
材とすることも可能である。特に前記3層構造が好まし
い。更に、本発明の緩衝性及び機械的特性の妨げになら
ない限り、表面美麗性等のために本発明の積層体表面に
不織布、金属箔、化粧紙、印刷フィルム等を積層しても
よい。
【0024】上記の仕切材は、抜き加工、断裁加工、熱
成形加工等の加工法により所望の形状に加工することが
できる。その形状は特に限定されない。例えば、図2に
示すように、所望位置に他の仕切材と嵌合しうる所望幅
の溝を上記加工により形成し、この溝を嵌合させること
により、図3の如き仕切りを形成することができる。な
お、図2及び3中、1は仕切材、2は溝を示している。
【0025】
【実施例】以下、実施例を用い本発明を更に詳細に説明
する。 実施例1 まず、基材樹脂を一定量の気泡調製剤と共に混合し、そ
の混合物を口径φ90−φ115mmの単軸スクリューを
備えた発泡押出機に供給した。第1押出機の中央ゾーン
で発泡剤としてブタンを注入した。第1押出機で溶融混
練した後、樹脂は第2押出機に運び、最も発泡に適する
温度に保たれた口径φ90mm金型に注入した。次いで、
ダイギャップ0.5mmのスリットから押し出し、管状発
泡体とした。更に、外径380mmのサイジングドラムに
添わせて引き取り、円周上の一点でカッターにより切開
することにより第1の発泡シートを得た。同様の方法を
用いて第2の発泡シートを得た。次いで、熱ラミネート
法により、第1の発泡シートの両面に第2の発泡シート
を融着させ仕切材を得た。
【0026】本実施例に使用した厚さ2.5mmの第1
の発泡シート(ネオミクロレンS,積水化成品社製)と
厚さ1.0mmの第2の発泡シート(ネオミクロレンS
H,積水化成品社製)の物性値を表1に示した。なお、
下記表1において、引張弾性率と曲げ弾性率は、テンシ
ロンUCT−105(オリエンテック社製)を用い、そ
れぞれJIS K−6767及びJIS K−7221
に準拠して測定した。
【0027】
【表1】
【0028】得られた仕切材について、以下のようにし
て熱伝導率、引張試験、引裂試験、曲げ試験、寸法変化
率及び圧縮試験を行い、その結果を表2〜5に示した。 (1)熱伝導率 JIS A 1412に準拠して測定した。 (2)引張試験 JIS K 6301ダンベル3号型に準拠し、試験速
度を50mm/分、試験温度を常温及び0℃、試験片放
置時間を3分間として測定した。 (3)引裂試験 JIS K 6301ダンベルB号型に準拠し、試験速
度を50mm/分、試験温度を常温及び0℃、試験片放
置時間を3分間として測定した。 (4)曲げ試験 試験温度を50mm/分、試験温度を常温及び0℃、試
験片放置時間を3分間として測定した。 (5)寸法変化率 試験片として150mm×150mm×4.5mmを用
い、試験温度を0℃、常温及び50℃として測定した。 (6)圧縮試験(圧縮率、残留歪、永久歪) ASTM D 1667に準拠し、試験片として仕切材
を2枚重ねにした寸法50mm×50mm×10mm
(測定誤差を含む)のものを用いた。試験は、次の様に
行った。即ち、最初の厚みをT0 とし、所定荷重(0.
25t、0.75t、1.25t、2.5t)まで、試
験速度を5mm/分として圧縮し、そのときの厚みをT
1 とする。直ちに荷重を取り除き、そのときの厚みをT
2 とする。荷重除去後24時間後の厚みをT3 とする。
【0029】T0 〜T3 を用いて、下記式により求め
た。 圧縮率(%)=(T0 −T1 )/T0 ×100 残留歪(%)=(T0 −T2 )/T0 ×100 永久歪(%)=(T0 −T3 )/T0 ×100
【0030】
【表2】
【0031】
【表3】
【0032】
【表4】
【0033】
【表5】 上記表中MDは縦方向、TDは横方向を示す。
【0034】
【発明の効果】本発明の仕切材は、密度0.5〜0.0
7g/cm3の範囲にあるポリプロピレン系樹脂を主成分
とする第1の発泡シートの少なくとも一方の面に密度
0.07〜0.025g/cm3の範囲にあるポリプロピ
レン系樹脂を主成分とする第2の発泡シートを積層した
ことを特徴とするので、単一樹脂にて柔軟性及び機械的
強度の両面に優れた仕切材が得られる。また、本発明の
仕切材は、耐熱性、耐油性、耐薬品性に優れ、かつ単一
樹脂を使用しているのでリサイクル面でも有用である。
更に、仕切材の所望位置に他の仕切材と嵌合しうる所望
幅の溝を形成することにより、簡便に仕切りを形成する
ことができる。
【0035】また、第1の発泡シートが、常温において
100MPa以上の曲げ弾性率を有し、第2の発泡シー
トが、常温において30MPa以下の引張弾性率を有す
ることからなることにより、更に機械的強度の優れた仕
切材が得られる。更に、ポリプロピレン系樹脂が、少な
くとも2.0×106以上のZ平均分子量Mzと少なく
とも3.0以上のMz/Mw(重量平均分子量)を有
し、かつゲルパーミエイションクロマトグラフによる分
子量分布カーブが、高分子領域に分岐ポリマーを含むこ
とを示すカーブの張り出しがある形状のキャメル型であ
るポリプロピレン−ポリエチレンブロック共重合体又は
同キャメル型であるポリプロピレン単独重合体であるこ
とにより、成形性を損なうことなく、柔軟性と形状保持
性を持つ仕切材を得ることができる。
【0036】また、図3のような格子状の仕切りを組ん
だ場合、運搬中に対角線方向に圧縮して嵩を小さくした
状態で運搬することが可能である。使用時に力を解放す
れば、すぐ元の図3のような状態に復元できる。これ
は、本発明の仕切材に使用したポリプロピレン系樹脂の
良好なひんじ特性による。更に、第1及び第2の発泡シ
ートが、熱融着により接着されているので、接着強度に
優れており、また剥がれても接着部が露出することはな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャメル型ポリプロピレン系樹脂と従来のポリ
プロピレン系樹脂の高温GPCによる分子量分布曲線を
示すグラフである。
【図2】本発明の仕切材の概略図である。
【図3】本発明の仕切材を組み立てた場合の概略斜視図
である。
【符号の説明】 1 仕切材 2 溝

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密度0.5〜0.07g/cm3 の範囲に
    あるポリプロピレン系樹脂を主成分とする第1の発泡シ
    ートの少なくとも一方の面に密度0.07〜0.025
    g/cm3 の範囲にあるポリプロピレン系樹脂を主成分と
    する第2の発泡シートを積層したことを特徴とする仕切
    材。
  2. 【請求項2】 仕切材が、所望位置に他の仕切材と嵌合
    しうる所望幅の溝を有する請求項1記載の仕切材。
  3. 【請求項3】 第1の発泡シートが、常温において10
    0MPa以上の曲げ弾性率を有し、第2の発泡シート
    が、常温において30MPa以下の引張弾性率を有する
    ことからなる請求項1又は2記載の仕切材。
  4. 【請求項4】 第1及び第2の発泡シートにおけるポリ
    プロピレン系樹脂が、少なくとも2.0×106 以上の
    Z平均分子量Mzと少なくとも3.0以上のMz/Mw
    (重量平均分子量)を有し、かつゲルパーミエイション
    クロマトグラフによる分子量分布カーブが、高分子領域
    に分岐ポリマーを含むことを示すカーブの張り出しがあ
    る形状のキャメル型であるポリプロピレン−ポリエチレ
    ンブロック共重合体又は同キャメル型であるポリプロピ
    レン単独重合体である請求項1〜3いずれか1つに記載
    の仕切材。
  5. 【請求項5】 第1及び第2の発泡シートが、熱融着に
    より接着されている請求項1〜4いずれか1つに記載の
    仕切材。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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