JPH09227248A - 多孔質焼結体及びその製造方法 - Google Patents

多孔質焼結体及びその製造方法

Info

Publication number
JPH09227248A
JPH09227248A JP5417496A JP5417496A JPH09227248A JP H09227248 A JPH09227248 A JP H09227248A JP 5417496 A JP5417496 A JP 5417496A JP 5417496 A JP5417496 A JP 5417496A JP H09227248 A JPH09227248 A JP H09227248A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
particles
powder
porous sintered
sintered body
plastic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5417496A
Other languages
English (en)
Inventor
Wataru Sasaki
渡 佐々木
Katsuhiko Hosoki
克彦 細木
Masao Tameda
政雄 爲田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BURUTSUKUSU EEJIENSHII KK
SUPEISHII CHEM KK
TECHNO UNIE KK
Original Assignee
BURUTSUKUSU EEJIENSHII KK
SUPEISHII CHEM KK
TECHNO UNIE KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BURUTSUKUSU EEJIENSHII KK, SUPEISHII CHEM KK, TECHNO UNIE KK filed Critical BURUTSUKUSU EEJIENSHII KK
Priority to JP5417496A priority Critical patent/JPH09227248A/ja
Publication of JPH09227248A publication Critical patent/JPH09227248A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B41/00After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
    • C04B41/80After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone of only ceramics
    • C04B41/81Coating or impregnation
    • C04B41/85Coating or impregnation with inorganic materials
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B38/00Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof
    • C04B38/06Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof by burning-out added substances by burning natural expanding materials or by sublimating or melting out added substances
    • C04B38/063Preparing or treating the raw materials individually or as batches
    • C04B38/0635Compounding ingredients
    • C04B38/0645Burnable, meltable, sublimable materials
    • C04B38/067Macromolecular compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B41/00After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
    • C04B41/009After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone characterised by the material treated
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B41/00After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
    • C04B41/45Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
    • C04B41/50Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements with inorganic materials
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2111/00Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
    • C04B2111/00474Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00
    • C04B2111/00793Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00 as filters or diaphragms

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量であって機械的強度が高くて取り扱いが
容易であり、親水性を示すことにより、例えば散気管材
料として用いて酸素吸収効率が高く、芳香剤保持手段と
して用いて芳香剤を長期に亘って保持でき、製造の容易
な多孔質焼結体を提供すること。 【解決手段】 プラスチック粒子4の表面に無機質微粒
子5が付着した構造の粉末が、焼結によって成形されて
いる多孔質焼結体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多孔質焼結体及び
その製造方法に関し、更に詳述すれば、プラスチック粉
末を主成分とする多孔質焼結体及びその製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、鑑賞用の魚の水槽や下水処理用
の散気管には、従来からプラスチック又はセラミックス
からなる多孔質の管状体が用いられている。多孔質管状
体は、粉末を圧縮成形し、これを焼結することによって
製造される。
【0003】プラスチック粉末からなる多孔質管状体
は、軽量で取り扱いが容易であるが、プラスチックは疎
水性であって水の濡れ性が悪く、このため、水中に放出
される気泡が微細にならず、水の酸素吸収率が高くなら
ない。また、プラスチックの多孔質焼結体は、液状の芳
香剤を含浸させても、芳香剤が直ぐに放出され、芳香剤
放出機能がなくなってしまう。
【0004】他方、セラミックス製の多孔質焼結体は、
散気管材料として用いた場合、微細な気泡が出て酸素吸
収率が高いという利点があるが、脆くて割れ易く、また
重量が大きくて取り扱いが容易ではない。また、焼結温
度を非常に高くせねばならず、従ってコスト高になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の事情に鑑み、軽量であって機械的強度が高く、水等の
液体が侵入し易く、例えば散気管材料として用いて酸素
吸収率が高く、芳香剤保持手段材料として用いて芳香剤
を長期に亘って含浸でき、かつ、製造が容易な多孔質焼
結体及びその製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、プラスチック
粒子の表面に無機質微粒子が付着した構造の粉末が焼結
によって成形されている多孔質焼結体に係るものであ
る。
【0007】本発明はまた、上記した多孔質焼結体を製
造するに際し、プラスチック粉末粒子と無機質粉末微粒
子とを、高速回転する攪拌手段で攪拌して前記高速回転
によって前記プラスチック粉末粒子を加熱し、この加熱
によって前記プラスチック粉末粒子の表面に前記無機質
粉末微粒子を付着させ、混合粉とする工程と、この混合
粉を所定形状寸法に成形して生の成形体とする工程と、
この生の成形体を加熱し、前記プラスチック粉末粒子を
焼結する工程とを有する、多孔質焼結体の製造方法をも
提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に基づく多孔質焼結体にお
いて、プラスチック粒子に対する無機質微粒子の比率が
0.01〜40重量%であるのが望ましい。
【0009】また、本発明に基づく多孔質焼結体は、プ
ラスチック粒子の平均粒径が35〜650 μmであり、無機
質微粒子の平均粒径が30μm以下であることが望まし
い。
【0010】また、本発明に基づく多孔質焼結体は、プ
ラスチック粒子が熱可塑性プラスチックの粒子であるの
が望ましい。
【0011】本発明に基づく多孔質焼結体にあって、プ
ラスチック粒子としてポリエチレン粒子及び/又はポリ
プロピレン粒子が好適であり、無機質微粒子としてシリ
カ−アルミナ系の微粒子が好適である。
【0012】上記のシリカ−アルミナ系微粒子に替え
て、シリカを主成分とする微粒子とすることができる。
【0013】本発明に基づく多孔質焼結体は、円筒形に
成形して散気管として用いることができる。
【0014】また、本発明に基づく多孔質焼結体は、板
状に成形して芳香剤含浸手段として用いることができ
る。
【0015】本発明に基づく多孔質焼結体の製造方法に
おいて、型(特に金型)を振動させながらこの型に混合
粉を充填して成形を行い、前記型を振動させながら焼結
を行うのが好適である。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0017】<実施例1>この例は、本発明を散気管に
適用した例である。
【0018】高密度ポリエチレン粉末を粒径30〜100 μ
m(平均粒径35μmで粒度分布は正規分布)に分級し、
角閃緑泥石(シリカ及びアルミナを主成分とする)の粉
末(シムストン:ブルックス・エージェンシイ社の商品
名)を粒径10μm以下に分級し、この分級されたシムス
トン粉末粒子を前記粒径30〜100 μmの高密度ポリエチ
レン粉末に対して10重量%(以下、重量%を単に「%」
で表す)添加した。
【0019】この高密度ポリエチレン粉末とシムストン
粉末とを図2に示す攪拌機1に入れ、攪拌羽根2を回転
数3000rpm で3分間回転させて上記粉末を混合し、混合
粉3とした。攪拌機1は、三井三池工業社製のヘンシェ
ル(商品名)FM10Bで、内容積は9リットル、攪拌
羽根2の回転数は 975〜3900rpm の範囲で可変のもので
ある。攪拌羽根2の高速回転により、高密度ポリエチレ
ン粉末粒子が加熱され、この熱によって高密度ポリエチ
レン粉末粒子の表面にシムストン粉末微粒子が付着し、
図3に示すように、高密度ポリエチレン粒子4がシムス
トン微粒子5によってまぶされたようになる。
【0020】図4は、混合粉3を散気管の形状に成形す
る要領を示す金型周辺の断面図である。
【0021】金型7は、2分割された外型8、9とコア
10とからなり、外型8、9にはコア10の端部(幅木部)
10aを把持する半円形の幅木把持部8a、9aが設けら
れ、幅木把持部8a、9aにコア10の幅木部10aが固定
され、三者が一体になって金型7が組み立てられるよう
になっている。外型8、9は、しゃこ万力(図示省略)
によって互いに固定される。金型7は、金型支持台11に
設けられた凹部11aに下端部が嵌入し、金型7を構成す
る外型8、9及びコア10が互いに固定される。
【0022】金型支持台11にはブラケット11bが設けら
れていて、ブラケット11bにバイブレータ12が取り付け
られている。金型7内に混合粉3を入れながらバイブレ
ータ12を駆動して金型7を振動させ、混合粉3を金型7
内に充填して成形する。混合粉3の金型7への供給に
は、漏斗状の供給治具13を用いるのが良い。
【0023】次に、図5に示すように、混合粉3を充填
した金型7を金型支持台11と共に焼結装置14に装入し、
その側壁15及び天蓋16に取り付けられた遠赤外線ヒータ
17によって加熱、焼結する。加熱温度は 150℃、加熱時
間は30分間である。混合粉3は金型7を介して加熱され
るので、金型7及び金型支持台11の材料は、熱伝導の良
好なアルミニウム又は黄銅とする。加熱中はバイブレー
タ12を駆動し、混合粉3に振動を与える。
【0024】ポリエチレンや後述する実施例2のポリプ
ロピレンのようなポリオレフィン粉末は、バイブレータ
によって振動しながら加熱されることにより熱膨張を起
し、粉末粒子が互いに押し付け合い、粒子表面のシンタ
リングとの相乗効果によって接触部で溶融固着し、焼結
成形されるので、図4に示した金型による成形に際し
て、圧縮工程を省略でき、好都合である。
【0025】焼結が完了したら金型7及び金型支持台11
を焼結装置14から取り出し、これらを分解して焼結体を
取り出す。コア10は、ノックピン(図示せず)を用いて
焼結体から抜き出す。
【0026】以上のようにして、特殊な設備を必要とせ
ずに散気管21は容易に製造される。
【0027】図6は、以上のようにして作製された散気
管の断面図である。散気管21は、外径D1 が70mm、内径
2 が40mm、長さLが500mm の円筒形焼結体である。
【0028】図1は、散気管21の顕微鏡的構造を模式的
に示す拡大断面図である。
【0029】混合粉粒子は、図3に示したように、高密
度ポリエチレン粒子4の表面にシムストン微粒子5が付
着して造粒粉となっている。従って、このような粒子か
らなる混合粉を成形、焼結してなる散気管21では、シム
ストン微粒子5を付着した高密度ポリエチレン粒子4が
接触部で互いに融着し、非接触部に気孔6が形成されて
いる。
【0030】図7は、散気管の水への酸素吸収能力を調
べるための試験装置の断面図である。
【0031】水槽21内には、散気管21が散気管支持台2
7、27によって水平に支持され、散気管21の一方の端部
では中空部21aに空気供給管22が接続し、他方の端部は
蓋体23によって中空部21aが閉塞されている。散気管21
は水面から深さDP (この例では 300mm)に位置してい
る。
【0032】空気供給管22から空気24を毎分10リットル
の供給速度で中空部21aに送り込む。中空部21aに送ら
れた空気24は、散気管21の気孔(図1の6)を通って水
28中に放出され、細かい気泡24となって水28中を上昇す
る。
【0033】水28の溶存酸素を三菱油化社製の溶存酸素
計NY−560によって測定し、酸素吸収効率を求めた
ところ、酸素吸収効率は約6%であって、後述する無機
質微粒子を用いない比較例の約2倍であった。
【0034】<比較例>シムストンを使用せず、その他
は前記実施例1と同様にして作製された高密度ポリエチ
レン製の焼結散気管について、上記と同様にして酸素吸
収効率を求めたところ、酸素吸収効率は約3%であっ
た。
【0035】図13は、この比較例による図7と同様の試
験装置の断面図である。なお、図13では、図7と共通す
る部分には同じ符号を付して表してある。散気管71から
放出された空気は、直ぐには散気管71の表面から離れ
ず、この表面に付着して成長し、ある程度の大きな気泡
75となってから水28中を上昇する。このため、気泡75の
全表面積が小さく、酸素吸収効率が前記実施例1のそれ
の半分程度となった。
【0036】前記実施例1において気泡25が細かくなる
のは、次の理由によるものと考えられる。
【0037】ポリエチレンは、疎水性であり、臨界表面
張力が小さくて水の濡れ性が良好ではなく、高密度ポリ
エチレン粉末のみからなる焼結体は、気孔に水が侵入し
難い上に、表面では疎水性の故に水を弾き、気孔を通っ
て放出される空気は、焼結体表面と水との間で水に押さ
えられて溜り、時間の経過と共に連続的空気放出によっ
て成長し、大きくなる。
【0038】これに対し、前記実施例1では、疎水性の
高密度ポリエチレン粒子4の表面は親水性のシムストン
微粒子5が付着しているので、臨界表面張力が大きくな
って気孔6に水が侵入し易く、気孔6中の水を通って出
る空気は細かい気泡となって散気管21の表面に溜められ
ることなく細かい気泡25の儘水28中を上昇する。そのた
め気泡25の全表面表面積が大きくなり、その結果、酸素
吸収効率が上昇する。
【0039】図8は、シムストン微粉末の高密度ポリエ
チレン粉末に対する添加量を変化させ、この添加量と酸
素吸収効率との関係を求めた結果を示すグラフである。
シムストン微粉末の添加量が0.01%未満になると酸素吸
収効率が急に低下する。この結果から、無機質微粉末粒
子の上記添加量の下限は、0.01%とするのが良いことが
理解できる。
【0040】次に、散気管21の機械的強度について説明
する。
【0041】図9に示すように、定盤30上に散気管21を
水平に載置し、回転防止片31によって散気管21が転がら
ぬようにする。そして、重錘29を散気管21上に置き、散
気管21に荷重Gを作用させる。重錘29を重量の小さいも
のから大きいものへと順次交換し、荷重Gを順次大きく
していく。散気管21の表面に亀裂29が発生した直前の荷
重Gを散気管21の強度(kg)として表す。
【0042】図10は、シムストン微粉末の高密度ポリエ
チレン粉末に対する添加量を変化させ、この添加量と散
気管の強度との関係を求めた結果を示すグラフである。
この例による散気管の強度は 400kgである。シムストン
微粉末の添加量が40%迄は強度の低下は僅かであるが、
上記添加量が40%を超えると強度の低下が急激になる。
図10から、無機質微粉末粒子の上記添加量の上限は、40
%とするのが良いことが理解できる。
【0043】<実施例2>この例も、本発明を散気管に
適用した例である。
【0044】この例では、前記実施例1で使用した高密
度ポリエチレン粉末に替えてポリプロピレン粉末を使用
している。ポリプロピレン粉末は、粒径 700〜2000μm
(平均粒径 650μm)に分級したものである。使用した
無機質微粉末は、ガラス質で軽石状の珪砂(シムライ
ト:ブルックス・エージェンシイ社の商品名)であり、
粒径25μm以下に分級したものである。シムライト微粉
末は、ポリプロピレン粉末に対して15%添加し、焼結時
間は40分間とした。
【0045】また、散気管の寸法は、外径D1 が70mm、
内径D2 が55mm、長さLが 500mmである。その他は前記
実施例1におけると同様である。なお、図1、図3、図
6及び図7には、前記実施例1に対応する部分に、「3
0」をプラスした符号を括弧を付して併記してある。但
し、34はポリプロピレン粒子、35はシムライト微粒子で
ある。
【0046】この例による散気管51について、前記実施
例1におけると同様の酸素吸収効率及び機械的強度を測
定した。その結果は、酸素吸収効率が約6%(シムライ
ト微粒子を添加せず、ポリプロピレン粉末のみによって
作製した比較の散気管では約6%)であり、機械的強度
は約400kg であり、両特性共、前記実施例1におけると
同様であった。
【0047】前記実施例1、2共に、酸素吸収効率が高
く、プラスチックを主成分としているので、軽量で取り
扱い易く、鑑賞用魚の水槽や下水処理装置に用いて頗る
好適である。また、プラスチック粉末にポリエチレンや
ポリプロピレンのようなポリオレフィンを用い、10〜15
%の無機質微粒子を添加した散気管は、燃焼させても、
その燃焼カロリーは略5000kCalで木材のそれに近く、燃
焼時に有毒ガスの発生がない。従って、手軽に焼却で
き、産業廃棄物としてでなく処理できる。
【0048】<実施例3>前記実施例1におけると同様
の混合粉から平板状多孔質焼結体を作製した。図6
(a)に示すように、平板状多孔質焼結体61の主面に1
ccの醤油62を滴下し、高湿度の室内に7日間放置後、観
察したところ、図6(b)に示すように、黴の発生を認
めなかった。これに対し、シムストン微粒子を添加せ
ず、ポリエチレン粉末のみから作製した多孔質焼結体で
は、図6(b)に示すように、醤油滴下の位置に仮想線
で示す黴72が発生していた。
【0049】シムストンは抗菌性を有しており、シムス
トンが黴の発生を防止している。従って、この例による
平板(例えば円板)61は、コースタに適用して好適であ
る。即ち、平板61は、軽量である上に、コップ(図示せ
ず)内の飲料その他がコップの底の裏面に廻ってコース
タを濡らしたとしても、黴が発生せず、不衛生になるこ
とがない。一旦黴が発生すると、これを完全に除去する
のが困難であり、また黴が僅かでも残っていると不潔感
を回避できない。
【0050】また、シムストンが抗菌性を有することか
ら、シムストン微粒子を添加してなる前記実施例1によ
る散気管は、鑑賞用魚の水槽に用いて魚の病気予防とし
ても有効であり、下水処理装置に用いて水の浄化にも一
層有効である。なお、シムストン微粉末に替えてシムラ
イト微粉末を用いた場合も、同様の効果が奏せられるこ
とが確認されている。
【0051】<実施例4>粒径 100〜200 μm(平均粒
径 150μm)に揃えた低密度ポリエチレン粉末に粒径30
μm以下に分級した多孔質のシムストン粉末を 0.5%添
加し、ヘンシェルを用いて3分間攪拌し、図3に示した
と同様の構造の粒子からなる混合粉とした。この混合粉
を、金型を用いて前記実施例1におけると同様にして、
図12に示すように、径dが 100mm、厚さtが5mmの円板
状多孔質焼結体66(構造は図1と同様)を得た。
【0052】円板状多孔質焼結体66に液状芳香剤(小林
製薬社製 商品名サワレツイン:レモンライムの香りを
発する)を含浸させ、25℃の室に30日間放置してから円
板状多孔質焼結体の香りを鼻にて確認した。その結果、
含浸直後と同程度の軽度の香りが認められた。
【0053】以上の結果から、この例による多孔質焼結
体は、芳香剤保持手段として芳香剤保持が長期間に亘っ
て可能であり、便所その他の悪臭の出る場所でこの悪臭
を打ち消すのに使用して有効である。この効果は、シム
ストン微粒子により、濡れ性が改善されて焼結体の気孔
に液状芳香剤が侵入し易く、また、この芳香剤を保持し
得ることによって奏せられるのである。また、シムスト
ン自身が多孔質であることも、上記の効果を一層顕著に
している。
【0054】比較のため、シムストン微粒子を用いず、
低密度ポリエチレン粉末のみからなり、その他は前記実
施例4におけると同様にして円板状多孔質焼結体を作製
した。この比較の焼結体に液状芳香剤サワレツインを減
圧含浸させ、25℃に30日間放置したところ、この比較の
焼結体では、含浸後直ちに液状芳香剤が揮発し、30日放
置後には香りが認められなかった。
【0055】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明の技術的思想に基づいて前記の実施例に種々の変形を
加えることができる。
【0056】例えば、無機質微粒子には、前記のシムス
トン、シムライトの双方を併用することができ、これら
の他、シラスその他の適宜の無機質微粒子が使用可能で
ある。
【0057】また、プラスチック粒子は、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンのほか、他の適宜のものを使用して
良く、熱硬化性プラスチックの粒子も使用可能である。
但し、この場合は、熱硬化性プラスチックは焼結に際し
て体積収縮が小さいので、成形用型からの抜型を容易な
らしめるため、型には充分な抜き勾配を付するのが良
い。
【0058】また、本発明に基づく多孔質焼結体は、散
気管のほか、通常のフィルタとして同様に使用可能であ
る。更に、無機質微粒子として少量のベントナイトを用
い、ベントナイトの膨潤性を利用して、その添加量に対
応して水又は水溶液の透過量を制御できるフィルタとす
ることもできる。
【0059】
【発明の作用効果】本発明に基づく多孔質焼結体は、プ
ラスチック粒子の表面に無機質微粒子が付着した構造の
粉末が焼結によって成形されているので、無機質粒子の
親水性により、気孔中に水や水溶液等の液体が侵入し易
く、散気管、フィルタ、芳香剤保持手段としてこれらの
機能が充分に果たせる。その上、プラスチックを焼結し
てなっていることにより、軽量で取り扱いが容易であ
り、機械的強度が充分である。
【0060】また、その製造には、プラスチック粉末粒
子と無機質粉末微粒子とを高速回転する攪拌手段で攪拌
し、この高速回転によってプラスチック粒子の表面に無
機質微粒子を付着させて混合粉とし、この混合粉を焼結
成形するので、プラスチックの焼結成形におけるような
低温度で焼結でき、また特殊な装置を必要とせず、製造
が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による散気管の構造を模式的に
示す拡大断面図である。
【図2】同高速攪拌機の概略断面図である。
【図3】同散気管を構成する粒子を模式的に示す拡大断
面図である。
【図4】同金型の断面図である。
【図5】同金型を収容した焼結装置の概略断面図であ
る。
【図6】同散気管の断面図である。
【図7】同散気管の使用状態を示す水槽の断面図であ
る。
【図8】同無機質微粒子添加量と酸素吸収効率との関係
を示すグラフである。
【図9】同散気管の機械的強度測定の要領を示す断面図
である。
【図10】同無機質微粒子の添加量と散気管の機械的強度
との関係を示すグラフである。
【図11】本発明の実施例によるコースタを示し、同図
(a)は主面に醤油を滴下した状態の斜視図、同図
(b)は醤油滴下後、高湿度雰囲気に7日間放置した状
態の斜視図である。
【図12】本発明の実施例による芳香剤保持用円板の正面
図である。
【図13】比較例による散気管の使用状態を示す水槽の断
面図である。
【符号の説明】
1・・・高速攪拌機(ヘンシェル) 2・・・攪拌羽根 3・・・混合粉 4・・・ポリエチレン粒子 5・・・シムストン微粒子 6、36・・・気孔 7・・・金型 8、9・・・外型 10・・・コア 11・・・金型支持台 12・・・バイブレータ 14・・・焼結装置 17・・・遠赤外線ヒータ 21、51・・・散気管 22・・・送気管 23・・・蓋体 24・・・空気 25・・・気泡 26・・・水槽 28・・・水 29・・・亀裂 32・・・重錘 34・・・ポリプロピレン粒子 35・・・シムライト微粒子 61・・・コースタ 62・・・醤油 66・・・芳香剤保持用円板 72・・・黴
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年4月19日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】この例による散気管51について、前記実施
例1におけると同様の酸素吸収効率及び機械的強度を測
定した。その結果は、酸素吸収効率が約6%(シムライ
ト微粒子を添加せず、ポリプロピレン粉末のみによって
作製した比較の散気管では約%)であり、機械的強度
は約400kg であり、両特性共、前記実施例1におけると
同様であった。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 23/06 LBZ C08L 23/06 LBZ 23/12 LBZ 23/12 LBZ 101/00 LTB 101/00 LTB (72)発明者 佐々木 渡 東京都八王子市高倉町38番13号 スペイシ ーケミカル株式会社内 (72)発明者 細木 克彦 大阪府大阪市中央区森ノ宮中央1丁目16番 17号オカダビル 株式会社ブルックス・エ ージェンシイ内 (72)発明者 爲田 政雄 東京都千代田区内神田1丁目18−11 東京 ロイヤルプラザ1103号 テクノユニ株式会 社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック粒子の表面に無機質微粒子
    が付着した構造の粉末が焼結によって成形されている多
    孔質焼結体。
  2. 【請求項2】 プラスチック粒子に対する無機質微粒子
    の比率が0.01〜40重量%である、請求項1に記載した多
    孔質焼結体。
  3. 【請求項3】 プラスチック粒子の平均粒径が35〜650
    μmであり、無機質微粒子の平均粒径が30μm以下であ
    る、請求項1又は2に記載した多孔質焼結体。
  4. 【請求項4】 プラスチック粒子が熱可塑性プラスチッ
    クの粒子である、請求項1〜3のいずれか1項に記載し
    た多孔質焼結体。
  5. 【請求項5】 プラスチック粒子がポリエチレン粒子及
    び/又はポリプロピレン粒子であり、無機質微粒子がシ
    リカ−アルミナ系の微粒子である、請求項1〜4のいず
    れか1項に記載した多孔質焼結体。
  6. 【請求項6】 プラスチック粒子がポリエチレン粒子及
    び/又はポリプロピレン粒子であり、無機質微粒子がシ
    リカを主成分とする微粒子である、請求項1〜4のいず
    れか1項に記載した多孔質焼結体。
  7. 【請求項7】 円筒形を呈する、請求項1〜6のいずれ
    か1項に記載した多孔質焼結体。
  8. 【請求項8】 板状を呈する、請求項1〜6のいずれか
    1項に記載した多孔質焼結体。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項に記載した
    多孔質焼結体を製造するに際し、 プラスチック粉末粒子と無機質粉末微粒子とを、高速回
    転する攪拌手段で攪拌して前記高速回転によって前記プ
    ラスチック粉末粒子を加熱し、この加熱によって前記プ
    ラスチック粉末粒子の表面に前記無機質粉末微粒子を付
    着させ、 混合粉とする工程と、 この混合粉を所定形状寸法に成形して生の成形体とする
    工程と、 この生の成形体を加熱し、前記プラスチック粉末粒子を
    焼結する工程とを有する、多孔質焼結体の製造方法。
  10. 【請求項10】 型を振動させながらこの型に混合粉を充
    填して成形を行い、前記型を振動させながら焼結を行
    う、請求項9に記載した、多孔質焼結体の製造方法。
JP5417496A 1996-02-16 1996-02-16 多孔質焼結体及びその製造方法 Pending JPH09227248A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5417496A JPH09227248A (ja) 1996-02-16 1996-02-16 多孔質焼結体及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5417496A JPH09227248A (ja) 1996-02-16 1996-02-16 多孔質焼結体及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09227248A true JPH09227248A (ja) 1997-09-02

Family

ID=12963190

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5417496A Pending JPH09227248A (ja) 1996-02-16 1996-02-16 多孔質焼結体及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09227248A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000109374A (ja) * 1998-10-01 2000-04-18 Corning Inc 多孔性ムライト物品の製造方法
GB2369796A (en) * 2000-10-02 2002-06-12 Porvair Plc Making porous articles using powder
JP2014205813A (ja) * 2013-04-16 2014-10-30 カシオ電子工業株式会社 多孔質フレキシブルシート並びにその製造方法及び製造装置
CN106432877A (zh) * 2016-10-08 2017-02-22 吴江市远大聚合材料贸易有限公司 一种塑料泡沫材料及其制备方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000109374A (ja) * 1998-10-01 2000-04-18 Corning Inc 多孔性ムライト物品の製造方法
GB2369796A (en) * 2000-10-02 2002-06-12 Porvair Plc Making porous articles using powder
JP2014205813A (ja) * 2013-04-16 2014-10-30 カシオ電子工業株式会社 多孔質フレキシブルシート並びにその製造方法及び製造装置
CN106432877A (zh) * 2016-10-08 2017-02-22 吴江市远大聚合材料贸易有限公司 一种塑料泡沫材料及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4387849A (en) Method for dispensing at a visibly detectable rate, continuously or discontinuously, for discrete periods of time at a steady rate, a volatile composition of matter from a container into the atmosphere as well as the container used in the method
USRE32513E (en) Method for dispensing at a visibly detectable rate, continuously or discontinuously, for discrete periods of time at a steady rate, a volatile composition of matter from a container into the atmosphere as well as the container used in the method
US20110303757A1 (en) Volatile substance dispensing apparatus
TW407165B (en) Microorganism holding carrier for a fluidized bed
CA2500625A1 (en) Wick-based delivery system with wick made of different composite materials
JPS61502963A (ja) 分散された粒子組成物からつくられた中空微小球体、その製造法及び製造装置
JPS58500361A (ja) 中空金属微小球及び微小長円球の製造方法と装置
EP0177255A2 (en) Air freshener unit
WO2006002404A1 (en) Wick assembly
JPH09227248A (ja) 多孔質焼結体及びその製造方法
CA2111399A1 (en) Composite inorganic supports for bioremediation
AU709778B2 (en) Device for evaporating a liquid active substance
KR20050003376A (ko) 폭기장치
ATE64109T1 (de) Koerniges material zur behandlung von wasser und verfahren zu seiner herstellung.
US4904639A (en) Air fresheners
JPH07305049A (ja) 無機硬化性組成物および無機硬化体の製造方法
JPH09253185A (ja) 揮散性薬剤徐放器
JP3584976B2 (ja) 持続的泡模様を液面に形成する容器
JP2001106552A (ja) ガラス発泡体
JP2577027B2 (ja) 液体容器
US6248284B1 (en) Process for preparing particles covered with a layer of water glass and articles comprising such covered particles
JPS63139557A (ja) 芳香放散物体およびその製造法
JP2896651B2 (ja) コーティング液保持部材およびその製造法
EP1932545A1 (en) Diffuser of volatile substances impregnated in solid or semisolid materials
JP2602915Y2 (ja) 台座付き芳香剤収容容器