JPH09227484A - N−アルキルグリコール酸アミドの製造法 - Google Patents
N−アルキルグリコール酸アミドの製造法Info
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- JPH09227484A JPH09227484A JP3347496A JP3347496A JPH09227484A JP H09227484 A JPH09227484 A JP H09227484A JP 3347496 A JP3347496 A JP 3347496A JP 3347496 A JP3347496 A JP 3347496A JP H09227484 A JPH09227484 A JP H09227484A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 安価な精製度の低いグリコール酸を用いても
なお工業的に生産効率が良く、また色相の良好なN−ア
ルキルグリコール酸アミドの製造法の提供。 【解決手段】 水蒸気又は窒素による接触処理を行った
グリコール酸縮合物、あるいは無機還元剤を添加処理し
たアルキルアミンの少なくとも一方を用いて、グリコー
ル酸縮合物と、アルキルアミンとを反応させて、N−ア
ルキルグリコール酸アミド(II)を製造する。 【化1】 〔R1はC6-22 のアルキル基等、R2はH 、C1-22 のアルキ
ル基等を示す。〕
なお工業的に生産効率が良く、また色相の良好なN−ア
ルキルグリコール酸アミドの製造法の提供。 【解決手段】 水蒸気又は窒素による接触処理を行った
グリコール酸縮合物、あるいは無機還元剤を添加処理し
たアルキルアミンの少なくとも一方を用いて、グリコー
ル酸縮合物と、アルキルアミンとを反応させて、N−ア
ルキルグリコール酸アミド(II)を製造する。 【化1】 〔R1はC6-22 のアルキル基等、R2はH 、C1-22 のアルキ
ル基等を示す。〕
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、N−アルキルグリ
コール酸アミドの製造法に関し、より詳細には、工業的
なスケールでの製造を可能にするとともに、色相を向上
させうるN−アルキルグリコール酸アミドの製造法に関
するものである。
コール酸アミドの製造法に関し、より詳細には、工業的
なスケールでの製造を可能にするとともに、色相を向上
させうるN−アルキルグリコール酸アミドの製造法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
優れた起泡力・洗浄力を有し、且つ人体や環境に対して
安全性が高く、頭髪・皮膚或いは食器などの各種洗浄剤
に有用な界面活性剤としてN−アルキルアミドアルカノ
ール硫酸エステル塩が報告されている(特開平7−26
7917号)。このN−アルキルアミドアルカノール硫
酸エステル塩の中で好ましい構造の物質としてN−アル
キルグリコール酸アミド硫酸エステル塩が挙げられる。
この化合物は、N−アルキルグリコール酸アミドを硫酸
化し、次いで中和することにより合成するものである。
ここで原料として用いられるN−アルキルグリコール酸
アミドは、分子内の水酸基を硫酸エステル化したり、ア
ルキレンオキサイドを付加したりして界面活性剤を得る
際の合成中間体としてだけでなく、それ自体各種洗浄基
剤もしくは助剤としても使用できる(特開平7−126
233号)。
優れた起泡力・洗浄力を有し、且つ人体や環境に対して
安全性が高く、頭髪・皮膚或いは食器などの各種洗浄剤
に有用な界面活性剤としてN−アルキルアミドアルカノ
ール硫酸エステル塩が報告されている(特開平7−26
7917号)。このN−アルキルアミドアルカノール硫
酸エステル塩の中で好ましい構造の物質としてN−アル
キルグリコール酸アミド硫酸エステル塩が挙げられる。
この化合物は、N−アルキルグリコール酸アミドを硫酸
化し、次いで中和することにより合成するものである。
ここで原料として用いられるN−アルキルグリコール酸
アミドは、分子内の水酸基を硫酸エステル化したり、ア
ルキレンオキサイドを付加したりして界面活性剤を得る
際の合成中間体としてだけでなく、それ自体各種洗浄基
剤もしくは助剤としても使用できる(特開平7−126
233号)。
【0003】このようなN−アルキルグリコール酸アミ
ドの製造方法としては、クロロアセチルクロリドをアミ
ンと反応させて得られるクロロアセトアミドをアシル化
し、さらに加水分解することにより合成する方法が開示
されているが、この方法では反応が多段階になる欠点は
否めない。より簡単な合成経路としては、グリコール酸
もしくはグリコール酸エステルと、対応するアルキルア
ミンを用いて合成する方法がある。グリコール酸を用い
る方法は特開平7−267917号などに、グリコール
酸エステルを用いる方法は特開昭59−130248号
や特開平7−267917号に開示されている。
ドの製造方法としては、クロロアセチルクロリドをアミ
ンと反応させて得られるクロロアセトアミドをアシル化
し、さらに加水分解することにより合成する方法が開示
されているが、この方法では反応が多段階になる欠点は
否めない。より簡単な合成経路としては、グリコール酸
もしくはグリコール酸エステルと、対応するアルキルア
ミンを用いて合成する方法がある。グリコール酸を用い
る方法は特開平7−267917号などに、グリコール
酸エステルを用いる方法は特開昭59−130248号
や特開平7−267917号に開示されている。
【0004】これらの合成方法の中では、グリコール酸
エステルを用いる方法が一般的である。しかしながら、
グリコール酸エステルは非常に高価であり、且つ大量ス
ケールでの入手が困難であることから、工業的には適し
ていない。一方、グリコール酸を用いる方法は、原料と
なるグリコール酸がホルムアルデヒドと一酸化炭素から
製造でき、高純度な粉末状のものや、扱いやすい水溶液
状のものまで比較的大量スケールでかつ安価に入手が可
能であり、例えば米国 DuPont製のものがある。しか
し、グリコール酸とアルキルアミンの反応は、初期にグ
リコール酸のアミン塩を形成し、さらにそこから脱水反
応を経てN−アルキルグリコール酸アミドを得ることか
ら、 130〜 200℃の高温条件を必要とする。この様な反
応においては、一般に原料中に存在する僅かな量の不純
物が熱的に或いは微量の空気の存在下に着色物質へ転化
し、著しい着色が起こる。特に安価な精製度の低いグリ
コール酸を用いた場合著しく着色し、それから誘導され
る化合物の色調にも大きく影響を及ぼす。
エステルを用いる方法が一般的である。しかしながら、
グリコール酸エステルは非常に高価であり、且つ大量ス
ケールでの入手が困難であることから、工業的には適し
ていない。一方、グリコール酸を用いる方法は、原料と
なるグリコール酸がホルムアルデヒドと一酸化炭素から
製造でき、高純度な粉末状のものや、扱いやすい水溶液
状のものまで比較的大量スケールでかつ安価に入手が可
能であり、例えば米国 DuPont製のものがある。しか
し、グリコール酸とアルキルアミンの反応は、初期にグ
リコール酸のアミン塩を形成し、さらにそこから脱水反
応を経てN−アルキルグリコール酸アミドを得ることか
ら、 130〜 200℃の高温条件を必要とする。この様な反
応においては、一般に原料中に存在する僅かな量の不純
物が熱的に或いは微量の空気の存在下に着色物質へ転化
し、著しい着色が起こる。特に安価な精製度の低いグリ
コール酸を用いた場合著しく着色し、それから誘導され
る化合物の色調にも大きく影響を及ぼす。
【0005】従って、安価な精製度の低いグリコール酸
を用いてもなお工業的に生産効率が良く、また色相の良
好なN−アルキルグリコール酸アミドの製造法の開発が
望まれていた。
を用いてもなお工業的に生産効率が良く、また色相の良
好なN−アルキルグリコール酸アミドの製造法の開発が
望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決すべく、色相悪化の原因が原料のグリコール酸に残
るわずかな不純物であることに着目して鋭意検討した結
果、本発明を完成するに到った。すなわち本発明は、グ
リコール酸縮合物と、一般式(I)
解決すべく、色相悪化の原因が原料のグリコール酸に残
るわずかな不純物であることに着目して鋭意検討した結
果、本発明を完成するに到った。すなわち本発明は、グ
リコール酸縮合物と、一般式(I)
【0007】
【化4】
【0008】〔式中、 R1;炭素数6〜22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基、アル
ケニル基あるいはヒドロキシアルキル基、又はアルキル
基の炭素数8〜12のアルキルフェニル基を示す。 R2:水素原子、炭素数1〜22の直鎖又は分岐鎖のアルキ
ル基、アルケニル基あるいはヒドロキシアルキル基、又
はアルキル基の炭素数8〜12のアルキルフェニル基を示
す。〕で表されるアルキルアミンとを反応させて、一般
式(II)
ケニル基あるいはヒドロキシアルキル基、又はアルキル
基の炭素数8〜12のアルキルフェニル基を示す。 R2:水素原子、炭素数1〜22の直鎖又は分岐鎖のアルキ
ル基、アルケニル基あるいはヒドロキシアルキル基、又
はアルキル基の炭素数8〜12のアルキルフェニル基を示
す。〕で表されるアルキルアミンとを反応させて、一般
式(II)
【0009】
【化5】
【0010】〔式中、R1, R2:前記と同じ意味を示
す。〕で表されるN−アルキルグリコール酸アミドを製
造するに際し、水蒸気又は窒素による接触処理を行った
グリコール酸縮合物、あるいは無機還元剤を添加処理し
た一般式(I)で表されるアルキルアミンの少なくとも
一方を用いることを特徴とする、N−アルキルグリコー
ル酸アミドの製造法を提供するものである。
す。〕で表されるN−アルキルグリコール酸アミドを製
造するに際し、水蒸気又は窒素による接触処理を行った
グリコール酸縮合物、あるいは無機還元剤を添加処理し
た一般式(I)で表されるアルキルアミンの少なくとも
一方を用いることを特徴とする、N−アルキルグリコー
ル酸アミドの製造法を提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。
に説明する。
【0012】一般式(I)及び(II)において、R1は炭
素数6〜22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基、アルケニル
基あるいはヒドロキシアルキル基、又はアルキル基の炭
素数8〜12のアルキルフェニル基を示すが、具体的に
は、ヘキシル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、
テトラデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、イ
ソステアリル基、エイコシル基、ドコシル基、オレイル
基、2−エチルヘキシル基、12−ヒドロキシドデシル
基、ノニルフェニル基等が挙げられ、炭素数6〜22の直
鎖もしくは分岐鎖のアルキル基が起泡性の点で好まし
く、特に炭素数8〜18の直鎖アルキル基、更には炭素数
10〜14の直鎖アルキル基が好ましい。
素数6〜22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基、アルケニル
基あるいはヒドロキシアルキル基、又はアルキル基の炭
素数8〜12のアルキルフェニル基を示すが、具体的に
は、ヘキシル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、
テトラデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、イ
ソステアリル基、エイコシル基、ドコシル基、オレイル
基、2−エチルヘキシル基、12−ヒドロキシドデシル
基、ノニルフェニル基等が挙げられ、炭素数6〜22の直
鎖もしくは分岐鎖のアルキル基が起泡性の点で好まし
く、特に炭素数8〜18の直鎖アルキル基、更には炭素数
10〜14の直鎖アルキル基が好ましい。
【0013】また、R2は水素原子、炭素数1〜22の直鎖
又は分岐鎖のアルキル基、アルケニル基あるいはヒドロ
キシアルキル基、又はアルキル基の炭素数8〜12のアル
キルフェニル基を示すが、具体的には、水素原子、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソブチル
基、ヒドロキシエチル基の他、上記のR1で例示した官能
基が挙げられ、水素原子が、N−アルキルグリコール酸
アミド硫酸エステル塩等に誘導体化した場合、起泡性、
安全性及び化学的安定性の面から好ましい。
又は分岐鎖のアルキル基、アルケニル基あるいはヒドロ
キシアルキル基、又はアルキル基の炭素数8〜12のアル
キルフェニル基を示すが、具体的には、水素原子、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソブチル
基、ヒドロキシエチル基の他、上記のR1で例示した官能
基が挙げられ、水素原子が、N−アルキルグリコール酸
アミド硫酸エステル塩等に誘導体化した場合、起泡性、
安全性及び化学的安定性の面から好ましい。
【0014】前記一般式(II)で表されるN−アルキル
グリコール酸アミドの好ましい具体例としては、次の化
合物が挙げられる。
グリコール酸アミドの好ましい具体例としては、次の化
合物が挙げられる。
【0015】
【化6】
【0016】本発明で用いられるグリコール酸縮合物と
は、ホルムアルデヒドと一酸化炭素から得られるグリコ
ール酸や、グリコール酸エステル等より誘導されるもの
であり、一般式(III) 又は (IV)
は、ホルムアルデヒドと一酸化炭素から得られるグリコ
ール酸や、グリコール酸エステル等より誘導されるもの
であり、一般式(III) 又は (IV)
【0017】
【化7】
【0018】〔式中、nはグリコール酸の平均縮合度を
示す1.1〜200の任意の数である。〕で表される縮合物が
好ましい。
示す1.1〜200の任意の数である。〕で表される縮合物が
好ましい。
【0019】上記一般式(III) において、平均縮合度n
は、酸価(AV)と鹸化価(SV)から求めることがで
きる。すなわち、平均縮合度n=SV/AVである。平
均縮合度nは1.1 〜200 の任意の数であるが、好ましく
は 1.1〜100 、より好ましくは1.1 〜10である。
は、酸価(AV)と鹸化価(SV)から求めることがで
きる。すなわち、平均縮合度n=SV/AVである。平
均縮合度nは1.1 〜200 の任意の数であるが、好ましく
は 1.1〜100 、より好ましくは1.1 〜10である。
【0020】グリコール酸縮合物の合成方法は多数知ら
れているが、グリコール酸水溶液を加熱、攪拌しながら
脱水して得る方法が好ましい。グリコール酸水溶液の濃
度は特に限定されず、通常市販されているグリコール酸
水溶液を用いることができる。加熱脱水は、1〜500 To
rr、好ましくは50〜150 Torrの減圧下、40〜150 ℃、好
ましくは60〜130 ℃の温度で、 0.5〜10時間、好ましく
は1〜5時間行うのが良い。
れているが、グリコール酸水溶液を加熱、攪拌しながら
脱水して得る方法が好ましい。グリコール酸水溶液の濃
度は特に限定されず、通常市販されているグリコール酸
水溶液を用いることができる。加熱脱水は、1〜500 To
rr、好ましくは50〜150 Torrの減圧下、40〜150 ℃、好
ましくは60〜130 ℃の温度で、 0.5〜10時間、好ましく
は1〜5時間行うのが良い。
【0021】また、本発明で用いられる一般式(I)で
表されるアルキルアミンとしては、オクチルアミン、デ
シルアミン、ドデシルアミン、テトラデシルアミン、ヘ
キサデシルアミン、オクタデシルアミン、オレイルアミ
ン、2−エチルヘキシルアミン、2−ブチルオクチルア
ミン、2−ヘキシルデシルアミン、オクチルメチルアミ
ン、デシルメチルアミン、ドデシルメチルアミン、テト
ラデシルメチルアミン、ヘキサデシルメチルアミン、オ
クタデシルメチルアミン、テトラデシルエチルアミン、
ヘキサデシルプロピルアミン、オクタデシルブチルアミ
ン、ジオクチルアミン、ジデシルアミン、ジドデシルア
ミン、テトラデシルオクチルアミン、ヘキサデシルドデ
シルアミン、オクタデシルヘキサデシルアミン等が挙げ
られ、オクチルアミン、デシルアミン、ドデシルアミ
ン、テトラデシルアミン、ヘキサデシルアミン、オクタ
デシルアミンが好ましい。
表されるアルキルアミンとしては、オクチルアミン、デ
シルアミン、ドデシルアミン、テトラデシルアミン、ヘ
キサデシルアミン、オクタデシルアミン、オレイルアミ
ン、2−エチルヘキシルアミン、2−ブチルオクチルア
ミン、2−ヘキシルデシルアミン、オクチルメチルアミ
ン、デシルメチルアミン、ドデシルメチルアミン、テト
ラデシルメチルアミン、ヘキサデシルメチルアミン、オ
クタデシルメチルアミン、テトラデシルエチルアミン、
ヘキサデシルプロピルアミン、オクタデシルブチルアミ
ン、ジオクチルアミン、ジデシルアミン、ジドデシルア
ミン、テトラデシルオクチルアミン、ヘキサデシルドデ
シルアミン、オクタデシルヘキサデシルアミン等が挙げ
られ、オクチルアミン、デシルアミン、ドデシルアミ
ン、テトラデシルアミン、ヘキサデシルアミン、オクタ
デシルアミンが好ましい。
【0022】本発明においては、グリコール酸縮合物と
一般式(I)で表されるアルキルアミンとを反応させ
て、一般式(II)で表されるN−アルキルグリコール酸
アミドを製造するに際し、水蒸気又は窒素による接触処
理を行ったグリコール酸縮合物、あるいは無機還元剤を
添加処理した一般式(I)で表されるアルキルアミンの
少なくとも一方を用いる。即ち、(1) 水蒸気又は窒素に
よる接触処理を行ったグリコール酸縮合物と、無機還元
剤を添加処理した一般式(I)で表されるアルキルアミ
ンを反応させるか、(2) グリコール酸縮合物と、無機還
元剤を添加処理した一般式(I)で表されるアルキルア
ミンを反応させるか、(3) 水蒸気又は窒素による接触処
理を行ったグリコール酸縮合物と、一般式(I)で表さ
れるアルキルアミンを反応させる。これらの中で上記
(1) 及び(2) の方法が好ましく、(1)の方法が最も好ま
しい。
一般式(I)で表されるアルキルアミンとを反応させ
て、一般式(II)で表されるN−アルキルグリコール酸
アミドを製造するに際し、水蒸気又は窒素による接触処
理を行ったグリコール酸縮合物、あるいは無機還元剤を
添加処理した一般式(I)で表されるアルキルアミンの
少なくとも一方を用いる。即ち、(1) 水蒸気又は窒素に
よる接触処理を行ったグリコール酸縮合物と、無機還元
剤を添加処理した一般式(I)で表されるアルキルアミ
ンを反応させるか、(2) グリコール酸縮合物と、無機還
元剤を添加処理した一般式(I)で表されるアルキルア
ミンを反応させるか、(3) 水蒸気又は窒素による接触処
理を行ったグリコール酸縮合物と、一般式(I)で表さ
れるアルキルアミンを反応させる。これらの中で上記
(1) 及び(2) の方法が好ましく、(1)の方法が最も好ま
しい。
【0023】グリコール酸縮合物を水蒸気又は窒素によ
り接触処理する方法としては、特に限定されず、バッチ
式で行っても、連続式で行ってもよい。水蒸気又は窒素
を接触処理する際の操作温度は40〜 200℃、好ましくは
80〜 150℃である。また、この際の圧力は減圧でも常圧
でもよいが、1〜500Torr の範囲で行うのが好ましく、
50〜300 Torrが更に好ましい。特にグリコール酸縮合物
を水蒸気で処理することが好ましく、処理に用いる水蒸
気の量は、グリコール酸縮合物に対しモノマー換算で、
1〜200 重量%が好ましく、5〜100 重量%が更に好ま
しい。また、窒素の量については、好ましくは0.01〜1
リットル/Hr・mol(グリコール酸) である。
り接触処理する方法としては、特に限定されず、バッチ
式で行っても、連続式で行ってもよい。水蒸気又は窒素
を接触処理する際の操作温度は40〜 200℃、好ましくは
80〜 150℃である。また、この際の圧力は減圧でも常圧
でもよいが、1〜500Torr の範囲で行うのが好ましく、
50〜300 Torrが更に好ましい。特にグリコール酸縮合物
を水蒸気で処理することが好ましく、処理に用いる水蒸
気の量は、グリコール酸縮合物に対しモノマー換算で、
1〜200 重量%が好ましく、5〜100 重量%が更に好ま
しい。また、窒素の量については、好ましくは0.01〜1
リットル/Hr・mol(グリコール酸) である。
【0024】また、本発明において、アルキルアミンに
添加する無機還元剤としては、一般式(V) M(BH4)x (V) (式中、 Mはアルカリ金属、Ca、Znまたは(CH3)4N であ
り、 Mがアルカリ金属または(CH3)4N の時 xは1、 Mが
Ca又はZnの時 xは2である。)で表される水素化ホウ素
塩が挙げられる。この水素化ホウ素塩の具体例として
は、水素化ホウ素リチウム、水素化ホウ素ナトリウム、
水素化ホウ素カリウム、水素化ホウ素テトラメチルアン
モニウム、水素化ホウ素カルシウムあるいは水素化ホウ
素亜鉛等が挙げられ、水素化ホウ素アルカリ金属塩が好
ましく、特に水素化ホウ素ナトリウムが好ましい。これ
らの無機還元剤は粉末で添加しても、アルカリ溶液とし
て添加してもよい。
添加する無機還元剤としては、一般式(V) M(BH4)x (V) (式中、 Mはアルカリ金属、Ca、Znまたは(CH3)4N であ
り、 Mがアルカリ金属または(CH3)4N の時 xは1、 Mが
Ca又はZnの時 xは2である。)で表される水素化ホウ素
塩が挙げられる。この水素化ホウ素塩の具体例として
は、水素化ホウ素リチウム、水素化ホウ素ナトリウム、
水素化ホウ素カリウム、水素化ホウ素テトラメチルアン
モニウム、水素化ホウ素カルシウムあるいは水素化ホウ
素亜鉛等が挙げられ、水素化ホウ素アルカリ金属塩が好
ましく、特に水素化ホウ素ナトリウムが好ましい。これ
らの無機還元剤は粉末で添加しても、アルカリ溶液とし
て添加してもよい。
【0025】一般式(I)で表されるアルキルアミンに
無機還元剤を添加処理する際の温度や時間は特に限定さ
れないが、例えば処理温度は10〜120 ℃、好ましくは30
〜80℃の範囲であり、処理時間は30分から5時間、好ま
しくは30分〜3時間である。また、無機還元剤の添加量
は、アルキルアミンに対して0.005 〜5.0 重量%が好ま
しく、0.01〜0.5 重量%が更に好ましい。このように処
理したものをそのまま次の反応に用いることができる。
無機還元剤を添加処理する際の温度や時間は特に限定さ
れないが、例えば処理温度は10〜120 ℃、好ましくは30
〜80℃の範囲であり、処理時間は30分から5時間、好ま
しくは30分〜3時間である。また、無機還元剤の添加量
は、アルキルアミンに対して0.005 〜5.0 重量%が好ま
しく、0.01〜0.5 重量%が更に好ましい。このように処
理したものをそのまま次の反応に用いることができる。
【0026】本発明におけるグリコール酸縮合物と一般
式(I)で表されるアルキルアミンとのアミド化反応に
おいて、アルキルアミンの使用量はグリコール酸縮合物
原料に対しモノマー換算で 0.8〜1.5 当量倍、好ましく
は 0.9〜1.1 当量倍であり、更に好ましくは0.95〜1.05
当量倍である。アミド化反応を行う時の温度は100 〜23
0 ℃の範囲が好ましく、 120〜170 ℃の範囲が更に好ま
しい。尚、50〜150 ℃、好ましくは50〜100 ℃のグリコ
ール酸縮合物にアルキルアミンを0.5 〜5時間を要して
滴下後、上記反応温度で熟成反応を行うのが最も好まし
い。
式(I)で表されるアルキルアミンとのアミド化反応に
おいて、アルキルアミンの使用量はグリコール酸縮合物
原料に対しモノマー換算で 0.8〜1.5 当量倍、好ましく
は 0.9〜1.1 当量倍であり、更に好ましくは0.95〜1.05
当量倍である。アミド化反応を行う時の温度は100 〜23
0 ℃の範囲が好ましく、 120〜170 ℃の範囲が更に好ま
しい。尚、50〜150 ℃、好ましくは50〜100 ℃のグリコ
ール酸縮合物にアルキルアミンを0.5 〜5時間を要して
滴下後、上記反応温度で熟成反応を行うのが最も好まし
い。
【0027】上記のような本発明の方法で得られたN−
アルキルグリコール酸アミドは、それ自身、各種洗浄剤
の基剤もしくは助剤として使用することができるばかり
でなく、更に末端水酸基にアルキレンオキサイドを付加
したり、硫酸エステル化するなどして化学的に修飾する
ことにより種々の有効な界面活性剤へと導くことができ
る。
アルキルグリコール酸アミドは、それ自身、各種洗浄剤
の基剤もしくは助剤として使用することができるばかり
でなく、更に末端水酸基にアルキレンオキサイドを付加
したり、硫酸エステル化するなどして化学的に修飾する
ことにより種々の有効な界面活性剤へと導くことができ
る。
【0028】本発明の方法は、特に安価な精製度の低い
グリコール酸を用いた場合に顕著な効果を示し、安価な
精製度の低いグリコール酸を用いてもなお色相が良好な
N−アルキルグリコール酸アミドを効率良く得ることが
できる。
グリコール酸を用いた場合に顕著な効果を示し、安価な
精製度の低いグリコール酸を用いてもなお色相が良好な
N−アルキルグリコール酸アミドを効率良く得ることが
できる。
【0029】
【実施例】次に本発明を実施例により詳細に説明する
が、本発明はこれらの実施例によって限定されるもので
はない。尚、例中の%は特記しない限り重量基準であ
り、グリコール酸縮合物の平均縮合度nは、鹸化価(S
V)及び酸価(AV)を油脂基準分析法に従って測定
し、n=SV/AVにより求めた。
が、本発明はこれらの実施例によって限定されるもので
はない。尚、例中の%は特記しない限り重量基準であ
り、グリコール酸縮合物の平均縮合度nは、鹸化価(S
V)及び酸価(AV)を油脂基準分析法に従って測定
し、n=SV/AVにより求めた。
【0030】実施例1 攪拌機、滴下ロート、温度計を備えた容量 0.5リットル
の4つ口フラスコに、69.2%グリコール酸水溶液(Du Po
nt製"Technical Solution")120.9g(1.1mol)を仕込み、
150Torr の減圧下で昇温した。1時間後、 105℃に達し
た時のグリコール酸縮合物の平均縮合度nは1.8 であっ
た。この時点で、グリコール酸縮合物に水蒸気を導入し
始めた。45分間で41.8g分の水蒸気(原料グリコール酸
に対し0.5 重量倍) を導入した後、 150℃まで昇温し
た。その後常圧に戻して冷却した。系内の温度が 110℃
になったところで、これとは別に水素化ホウ素ナトリウ
ム0.208 gを添加して60℃で3時間攪拌したラウリルア
ミン 208.0g(1.12mol) を30分で滴下した。系内の温度
は反応熱によって 140℃付近まで上昇した。反応熟成は
窒素バブル下、 160℃で4時間行った。その後、90℃ま
で冷却して、反応物を反応容器より抜き出した。このと
きの色相はG2であった。更に冷却することにより、下
記式 (VI) で表されるN−ラウリルグリコール酸アミド
の固形物 265.0g( 収率99.0%)を得た。
の4つ口フラスコに、69.2%グリコール酸水溶液(Du Po
nt製"Technical Solution")120.9g(1.1mol)を仕込み、
150Torr の減圧下で昇温した。1時間後、 105℃に達し
た時のグリコール酸縮合物の平均縮合度nは1.8 であっ
た。この時点で、グリコール酸縮合物に水蒸気を導入し
始めた。45分間で41.8g分の水蒸気(原料グリコール酸
に対し0.5 重量倍) を導入した後、 150℃まで昇温し
た。その後常圧に戻して冷却した。系内の温度が 110℃
になったところで、これとは別に水素化ホウ素ナトリウ
ム0.208 gを添加して60℃で3時間攪拌したラウリルア
ミン 208.0g(1.12mol) を30分で滴下した。系内の温度
は反応熱によって 140℃付近まで上昇した。反応熟成は
窒素バブル下、 160℃で4時間行った。その後、90℃ま
で冷却して、反応物を反応容器より抜き出した。このと
きの色相はG2であった。更に冷却することにより、下
記式 (VI) で表されるN−ラウリルグリコール酸アミド
の固形物 265.0g( 収率99.0%)を得た。
【0031】
【化8】
【0032】実施例2 攪拌機、滴下ロート、温度計を備えた容量 0.5リットル
の4つ口フラスコに、69.2%グリコール酸水溶液(Du Po
nt製"Technical Solution")131.9g(1.2mol)を仕込み、
150Torr の減圧下で昇温した。2時間後 150℃に達した
時のグリコール酸縮合物の平均縮合度nは2.4 であっ
た。その後、常圧に戻して冷却した。系内の温度が 120
℃になったところで、これとは別に水素化ホウ素ナトリ
ウム0.23gを添加して60℃で3時間攪拌したラウリルア
ミン 226.1g(1.22mol) を30分で滴下した。系内の温度
は反応熱によって 150℃付近まで上昇した。反応熟成は
窒素バブル下、 160℃で4時間行った。その後、90℃ま
で冷却して、反応物を反応容器より抜き出した。このと
きの色相はG4であった。更に冷却することにより、上
記式 (VI) で表されるN−ラウリルグリコール酸アミド
の固形物 290.7g(収率99.5%)を得た。
の4つ口フラスコに、69.2%グリコール酸水溶液(Du Po
nt製"Technical Solution")131.9g(1.2mol)を仕込み、
150Torr の減圧下で昇温した。2時間後 150℃に達した
時のグリコール酸縮合物の平均縮合度nは2.4 であっ
た。その後、常圧に戻して冷却した。系内の温度が 120
℃になったところで、これとは別に水素化ホウ素ナトリ
ウム0.23gを添加して60℃で3時間攪拌したラウリルア
ミン 226.1g(1.22mol) を30分で滴下した。系内の温度
は反応熱によって 150℃付近まで上昇した。反応熟成は
窒素バブル下、 160℃で4時間行った。その後、90℃ま
で冷却して、反応物を反応容器より抜き出した。このと
きの色相はG4であった。更に冷却することにより、上
記式 (VI) で表されるN−ラウリルグリコール酸アミド
の固形物 290.7g(収率99.5%)を得た。
【0033】実施例3 攪拌機、滴下ロート、温度計を備えた容量 0.5リットル
の4つ口フラスコに、69.2%グリコール酸水溶液(Du Po
nt製"Technical Solution")131.9g(1.2mol)を仕込み、
150Torr の減圧下で昇温した。2時間後 150℃に達した
時のグリコール酸縮合物の平均縮合度nは2.3 であっ
た。その後、常圧に戻して冷却した。系内の温度が60℃
になったところで、これとは別に水素化ホウ素ナトリウ
ム0.23gを添加して60℃で3時間攪拌したラウリルアミ
ン 226.1g(1.22mol) を30分で滴下した。系内の温度は
反応熱によって 110℃付近まで上昇した。反応熟成は窒
素バブル下、 150℃で6時間行った。その後、90℃まで
冷却して、反応物を反応容器より抜き出した。このとき
の色相はG2であった。更に冷却することにより、上記
式 (VI) で表されるN−ラウリルグリコール酸アミドの
固形物 290.7g(収率99.5%)を得た。
の4つ口フラスコに、69.2%グリコール酸水溶液(Du Po
nt製"Technical Solution")131.9g(1.2mol)を仕込み、
150Torr の減圧下で昇温した。2時間後 150℃に達した
時のグリコール酸縮合物の平均縮合度nは2.3 であっ
た。その後、常圧に戻して冷却した。系内の温度が60℃
になったところで、これとは別に水素化ホウ素ナトリウ
ム0.23gを添加して60℃で3時間攪拌したラウリルアミ
ン 226.1g(1.22mol) を30分で滴下した。系内の温度は
反応熱によって 110℃付近まで上昇した。反応熟成は窒
素バブル下、 150℃で6時間行った。その後、90℃まで
冷却して、反応物を反応容器より抜き出した。このとき
の色相はG2であった。更に冷却することにより、上記
式 (VI) で表されるN−ラウリルグリコール酸アミドの
固形物 290.7g(収率99.5%)を得た。
【0034】実施例4 攪拌機、滴下ロート、温度計を備えた容量 0.5リットル
の4つ口フラスコに、69.2%グリコール酸水溶液(Du Po
nt製"Technical Solution")120.9g(1.1mol)を仕込み、
50Torrの減圧下で昇温した。1時間後 105℃に達した時
のグリコール酸縮合物の平均縮合度nは2.0 であった。
この時点で、グリコール酸縮合物に水蒸気を導入し始め
た。30分間で25.1g分の水蒸気(原料グリコール酸に対
し0.3 重量倍) を導入した後、 140℃まで昇温した。そ
の後常圧に戻して冷却した。系内の温度が 110℃になっ
たところで、ラウリルアミン 208.0g(1.1mol)を30分で
滴下した。系内の温度は反応熱によって 140℃付近まで
上昇した。反応熟成は窒素バブル下、 150℃で6時間行
った。その後、90℃まで冷却して、反応物を反応容器よ
り抜き出した。このときの色相はG6であった。更に冷
却することにより、上記式 (VI) で表されるN−ラウリ
ルグリコール酸アミドの固形物 260.5g(収率97.3%)
を得た。
の4つ口フラスコに、69.2%グリコール酸水溶液(Du Po
nt製"Technical Solution")120.9g(1.1mol)を仕込み、
50Torrの減圧下で昇温した。1時間後 105℃に達した時
のグリコール酸縮合物の平均縮合度nは2.0 であった。
この時点で、グリコール酸縮合物に水蒸気を導入し始め
た。30分間で25.1g分の水蒸気(原料グリコール酸に対
し0.3 重量倍) を導入した後、 140℃まで昇温した。そ
の後常圧に戻して冷却した。系内の温度が 110℃になっ
たところで、ラウリルアミン 208.0g(1.1mol)を30分で
滴下した。系内の温度は反応熱によって 140℃付近まで
上昇した。反応熟成は窒素バブル下、 150℃で6時間行
った。その後、90℃まで冷却して、反応物を反応容器よ
り抜き出した。このときの色相はG6であった。更に冷
却することにより、上記式 (VI) で表されるN−ラウリ
ルグリコール酸アミドの固形物 260.5g(収率97.3%)
を得た。
【0035】実施例5 攪拌機、滴下ロート、温度計を備えた容量1リットルの
4つ口フラスコに、69.2%グリコール酸水溶液(Du Pont
製"Technical Solution")271.6g(2.5mol)を仕込み、50
Torrの減圧下で窒素バブル下に昇温した。1時間後 120
℃に達した時のグリコール酸縮合物の平均縮合度nは2.
4 であった。その後、常圧に戻して冷却した。系内の温
度が60℃になったところで、ラウリルアミン 463.4g
(2.5mol)を2時間で滴下した。系内の温度は反応熱によ
って 100℃付近まで上昇した。反応熟成は窒素バブル
下、 150℃で6時間行った。その後、90℃まで冷却し
て、反応物を反応容器より抜き出した。このときの色相
はG5であった。更に冷却することにより、上記式 (V
I) で表されるN−ラウリルグリコール酸アミドの固形
物600.5 g(収率98.7%)を得た。
4つ口フラスコに、69.2%グリコール酸水溶液(Du Pont
製"Technical Solution")271.6g(2.5mol)を仕込み、50
Torrの減圧下で窒素バブル下に昇温した。1時間後 120
℃に達した時のグリコール酸縮合物の平均縮合度nは2.
4 であった。その後、常圧に戻して冷却した。系内の温
度が60℃になったところで、ラウリルアミン 463.4g
(2.5mol)を2時間で滴下した。系内の温度は反応熱によ
って 100℃付近まで上昇した。反応熟成は窒素バブル
下、 150℃で6時間行った。その後、90℃まで冷却し
て、反応物を反応容器より抜き出した。このときの色相
はG5であった。更に冷却することにより、上記式 (V
I) で表されるN−ラウリルグリコール酸アミドの固形
物600.5 g(収率98.7%)を得た。
【0036】比較例1 攪拌機、滴下ロート、温度計を備えた容量1リットルの
4つ口フラスコに、69.2%グリコール酸水溶液(Du Pont
製"Technical Solution")241.8g(2.2mol)を仕込み、15
0Torr の減圧下で昇温した。 2.5時間後 150℃に達した
時のグリコール酸縮合物の平均縮合度nは2.5 であっ
た。その後、常圧に戻して冷却した。系内の温度が 120
℃になったところで、ラウリルアミン 415.2g(2.24mo
l) を30分で滴下した。系内の温度は反応熱によって 15
0℃付近まで上昇した。反応熟成は窒素バブル下、 160
℃で4時間行った。その後、90℃まで冷却して、反応物
を反応容器より抜き出した。このときの色相はG8であ
った。更に冷却することにより、上記式 (VI) で表され
るN−ラウリルグリコール酸アミドの固形物 530.2g
(収率99.0%)を得た。
4つ口フラスコに、69.2%グリコール酸水溶液(Du Pont
製"Technical Solution")241.8g(2.2mol)を仕込み、15
0Torr の減圧下で昇温した。 2.5時間後 150℃に達した
時のグリコール酸縮合物の平均縮合度nは2.5 であっ
た。その後、常圧に戻して冷却した。系内の温度が 120
℃になったところで、ラウリルアミン 415.2g(2.24mo
l) を30分で滴下した。系内の温度は反応熱によって 15
0℃付近まで上昇した。反応熟成は窒素バブル下、 160
℃で4時間行った。その後、90℃まで冷却して、反応物
を反応容器より抜き出した。このときの色相はG8であ
った。更に冷却することにより、上記式 (VI) で表され
るN−ラウリルグリコール酸アミドの固形物 530.2g
(収率99.0%)を得た。
【0037】実施例6 攪拌機、滴下ロート、温度計を備えた容量 0.5リットル
の4つ口フラスコに、70.0%グリコール酸水溶液(Du Po
nt製"Glypure") 119.5g(1.1mol)を仕込み、50Torrの減
圧下で昇温した。 1.5時間後 150℃に達した時のグリコ
ール酸縮合物の平均縮合度nは2.6であった。その後、
常圧に戻して冷却した。系内の温度が120℃になったと
ころで、これとは別に水素化ホウ素ナトリウム 0.173g
を添加して80℃で1時間攪拌したデシルアミン 173.0g
(1.1mol)を30分で滴下した。系内の温度は反応熱によっ
て 140℃付近まで上昇した。反応熟成は窒素バブル下、
150℃で5時間行った。その後、90℃まで冷却して、反
応物を反応容器より抜き出した。このときの色相はAP
HA100 であった。更に冷却することにより、下記式(V
II) で表されるN−デシルグリコール酸アミドの固形物
342.2g(収率98.0%)を得た。
の4つ口フラスコに、70.0%グリコール酸水溶液(Du Po
nt製"Glypure") 119.5g(1.1mol)を仕込み、50Torrの減
圧下で昇温した。 1.5時間後 150℃に達した時のグリコ
ール酸縮合物の平均縮合度nは2.6であった。その後、
常圧に戻して冷却した。系内の温度が120℃になったと
ころで、これとは別に水素化ホウ素ナトリウム 0.173g
を添加して80℃で1時間攪拌したデシルアミン 173.0g
(1.1mol)を30分で滴下した。系内の温度は反応熱によっ
て 140℃付近まで上昇した。反応熟成は窒素バブル下、
150℃で5時間行った。その後、90℃まで冷却して、反
応物を反応容器より抜き出した。このときの色相はAP
HA100 であった。更に冷却することにより、下記式(V
II) で表されるN−デシルグリコール酸アミドの固形物
342.2g(収率98.0%)を得た。
【0038】
【化9】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤生 明 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内
Claims (7)
- 【請求項1】 グリコール酸縮合物と、一般式(I) 【化1】 〔式中、 R1;炭素数6〜22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基、アル
ケニル基あるいはヒドロキシアルキル基、又はアルキル
基の炭素数8〜12のアルキルフェニル基を示す。 R2:水素原子、炭素数1〜22の直鎖又は分岐鎖のアルキ
ル基、アルケニル基あるいはヒドロキシアルキル基、又
はアルキル基の炭素数8〜12のアルキルフェニル基を示
す。〕で表されるアルキルアミンとを反応させて、一般
式(II) 【化2】 〔式中、R1, R2:前記と同じ意味を示す。〕で表される
N−アルキルグリコール酸アミドを製造するに際し、水
蒸気又は窒素による接触処理を行ったグリコール酸縮合
物、あるいは無機還元剤を添加処理した一般式(I)で
表されるアルキルアミンの少なくとも一方を用いること
を特徴とする、N−アルキルグリコール酸アミドの製造
法。 - 【請求項2】 水蒸気又は窒素による接触処理を行った
グリコール酸縮合物と、無機還元剤を添加処理した一般
式(I)で表されるアルキルアミンを反応させる請求項
1記載の製造法。 - 【請求項3】 グリコール酸縮合物が、一般式(III) 又
は (IV) 【化3】 〔式中、nはグリコール酸の平均縮合度を示す1.1〜200
の任意の数である。〕で表される縮合物である請求項1
又は2記載の製造法。 - 【請求項4】 グリコール酸縮合物が、グリコール酸水
溶液を加熱脱水して得られるものである請求項1〜3の
いずれか一項に記載の製造法。 - 【請求項5】 無機還元剤が、一般式(V) M(BH4)x (V) (式中、 Mはアルカリ金属、Ca、Znまたは(CH3)4N であ
り、 Mがアルカリ金属または(CH3)4N の時 xは1、 Mが
Ca又はZnの時 xは2である。)で表される水素化ホウ素
塩である請求項1〜4のいずれか一項に記載の製造法。 - 【請求項6】 水素化ホウ素塩が、水素化ホウ素アルカ
リ金属塩である請求項5記載の製造法。 - 【請求項7】 R1が炭素数8〜18の直鎖アルキル基、R2
が水素原子である請求項1〜6のいずれか一項に記載の
製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3347496A JPH09227484A (ja) | 1996-02-21 | 1996-02-21 | N−アルキルグリコール酸アミドの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3347496A JPH09227484A (ja) | 1996-02-21 | 1996-02-21 | N−アルキルグリコール酸アミドの製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09227484A true JPH09227484A (ja) | 1997-09-02 |
Family
ID=12387554
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3347496A Pending JPH09227484A (ja) | 1996-02-21 | 1996-02-21 | N−アルキルグリコール酸アミドの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09227484A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101145988B1 (ko) * | 2010-11-30 | 2012-05-15 | 애경유화 주식회사 | 음이온 계면활성제, 이를 포함하는 세정 조성물 및 음이온 계면활성제의 제조방법 |
| US8583367B2 (en) * | 2011-01-07 | 2013-11-12 | Honda Motor Co., Ltd. | System and method for displaying a route based on a vehicle state |
-
1996
- 1996-02-21 JP JP3347496A patent/JPH09227484A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101145988B1 (ko) * | 2010-11-30 | 2012-05-15 | 애경유화 주식회사 | 음이온 계면활성제, 이를 포함하는 세정 조성물 및 음이온 계면활성제의 제조방법 |
| WO2012074286A3 (ko) * | 2010-11-30 | 2012-10-11 | 애경산업(주) | 음이온 계면활성제, 이를 포함하는 세정 조성물 및 음이온 계면활성제의 제조방법 |
| US8583367B2 (en) * | 2011-01-07 | 2013-11-12 | Honda Motor Co., Ltd. | System and method for displaying a route based on a vehicle state |
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