JPH09227698A - 架橋構造を有する陰イオン交換膜 - Google Patents
架橋構造を有する陰イオン交換膜Info
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- JPH09227698A JPH09227698A JP8031040A JP3104096A JPH09227698A JP H09227698 A JPH09227698 A JP H09227698A JP 8031040 A JP8031040 A JP 8031040A JP 3104096 A JP3104096 A JP 3104096A JP H09227698 A JPH09227698 A JP H09227698A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】低抵抗で高いイオン選択性と耐蝕性を有し、か
つ水移動速度が低い陰イオン交換膜を得る。 【解決手段】芳香族ポリスルホン系ブロック共重合体の
ハロアルキル化物を、モノアミンおよびポリアミンと反
応させた陰イオン交換膜。モノアミンと反応したハロア
ルキル基が30〜50モル%、交流比抵抗が300Ω・
cm以下、膜の片側に硫酸をもう片側に水を流したとき
硫酸側への水の移動速度が3g・cm/m2 ・h・M以
下。
つ水移動速度が低い陰イオン交換膜を得る。 【解決手段】芳香族ポリスルホン系ブロック共重合体の
ハロアルキル化物を、モノアミンおよびポリアミンと反
応させた陰イオン交換膜。モノアミンと反応したハロア
ルキル基が30〜50モル%、交流比抵抗が300Ω・
cm以下、膜の片側に硫酸をもう片側に水を流したとき
硫酸側への水の移動速度が3g・cm/m2 ・h・M以
下。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、架橋構造を有する
陰イオン交換膜、およびその陰イオン交換膜を用いて、
酸回収などの拡散透析や海水濃縮、酸濃縮回収などの電
気透析、有機および無機電解を行う方法に関する。
陰イオン交換膜、およびその陰イオン交換膜を用いて、
酸回収などの拡散透析や海水濃縮、酸濃縮回収などの電
気透析、有機および無機電解を行う方法に関する。
【0002】
【従来の技術】陰イオン交換体として、数多くの文献、
特許が報告されているが、最も実用的で有益なものとし
て、クロルメチル化スチレン(またはビニルピリジン)
−ジビニルベンゼン共重合体のアミノ化(または4級ピ
リジニューム化)陰イオン交換体がある。これらは、耐
薬品性、耐熱性、イオン交換性に加え、架橋剤であるジ
ビニルベンゼンの含有量を変えることにより、イオン交
換特性や選択透過性を制御できることから、あらゆる用
途に対し、多様な品種を合成し発展してきた。
特許が報告されているが、最も実用的で有益なものとし
て、クロルメチル化スチレン(またはビニルピリジン)
−ジビニルベンゼン共重合体のアミノ化(または4級ピ
リジニューム化)陰イオン交換体がある。これらは、耐
薬品性、耐熱性、イオン交換性に加え、架橋剤であるジ
ビニルベンゼンの含有量を変えることにより、イオン交
換特性や選択透過性を制御できることから、あらゆる用
途に対し、多様な品種を合成し発展してきた。
【0003】しかしながら、新しいニーズ、例えばフッ
酸や硝酸などの酸化性の高い酸の効率的回収や酸化性金
属を含有する酸の回収、アルミ工業におけるリン酸エッ
チング廃液からのリン酸回収、工業塩並の安価な食塩を
製造するための海水濃縮、電解質や有機物を含有する液
の電解などに用いるための低抵抗で水移動速度が少な
く、しかも耐蝕性を有するイオン交換膜の要求に対し、
従来のスチレン−ジビニルベンゼン系共重合体膜では対
応できない欠点がある。すなわち抵抗を低下させるに
は、クロルメチル化スチレン(またはビニルピリジン)
含有量を増加し、架橋剤のジビニルベンゼン量を低下
し、イオン交換容量を増大させ含水率を増加させる必要
があるが、機械的強度の低下に加え選択透過性および耐
蝕性が低下し液移動量が増大するため要求される膜が得
られない。また抵抗を低下させる別の手段としては、膜
厚を薄くする必要があるが、スチレン−ジビニルベンゼ
ン系共重合体膜は、機械的強度、特に脆さがあるために
100μm以下のイオン交換膜が得られない。
酸や硝酸などの酸化性の高い酸の効率的回収や酸化性金
属を含有する酸の回収、アルミ工業におけるリン酸エッ
チング廃液からのリン酸回収、工業塩並の安価な食塩を
製造するための海水濃縮、電解質や有機物を含有する液
の電解などに用いるための低抵抗で水移動速度が少な
く、しかも耐蝕性を有するイオン交換膜の要求に対し、
従来のスチレン−ジビニルベンゼン系共重合体膜では対
応できない欠点がある。すなわち抵抗を低下させるに
は、クロルメチル化スチレン(またはビニルピリジン)
含有量を増加し、架橋剤のジビニルベンゼン量を低下
し、イオン交換容量を増大させ含水率を増加させる必要
があるが、機械的強度の低下に加え選択透過性および耐
蝕性が低下し液移動量が増大するため要求される膜が得
られない。また抵抗を低下させる別の手段としては、膜
厚を薄くする必要があるが、スチレン−ジビニルベンゼ
ン系共重合体膜は、機械的強度、特に脆さがあるために
100μm以下のイオン交換膜が得られない。
【0004】一方、限外濾過、逆浸透膜やガス分離膜な
どの分離膜において、機械的強度、加工性の優れたエン
プラ系プラスチックが使用されている。特に耐薬品性が
優れたポリスルホン膜は、膜内にイオン交換基を導入
し、限外濾過や逆浸透での透過性の改良や、イオン選択
透過性を付与し、イオン交換膜への適用が検討されてい
る。
どの分離膜において、機械的強度、加工性の優れたエン
プラ系プラスチックが使用されている。特に耐薬品性が
優れたポリスルホン膜は、膜内にイオン交換基を導入
し、限外濾過や逆浸透での透過性の改良や、イオン選択
透過性を付与し、イオン交換膜への適用が検討されてい
る。
【0005】例えば、繰り返し単位が、式(d)からな
る繰り返し単位を持つポリスルホンのクロルメチル化物
から合成された陰イオン交換膜が、J. Membrane Scienc
e, 22 (1985) 325〜332 に記載されている。
る繰り返し単位を持つポリスルホンのクロルメチル化物
から合成された陰イオン交換膜が、J. Membrane Scienc
e, 22 (1985) 325〜332 に記載されている。
【0006】
【化3】
【0007】しかしながら、これらのポリスルホン系イ
オン交換膜は、非架橋であり、イオン交換容量が増加
し、抵抗を低下させようとすると、イオン選択性および
耐蝕性が低下し、また水移動速度が増大するという欠点
があった。
オン交換膜は、非架橋であり、イオン交換容量が増加
し、抵抗を低下させようとすると、イオン選択性および
耐蝕性が低下し、また水移動速度が増大するという欠点
があった。
【0008】これらの欠点を補う方法として、ポリスル
ホン系ポリマーのクロルメチル化物をポリアミンで反応
させた構造を持つ架橋構造を有する陰イオン交換体(特
開平2−68146号)が提案された。
ホン系ポリマーのクロルメチル化物をポリアミンで反応
させた構造を持つ架橋構造を有する陰イオン交換体(特
開平2−68146号)が提案された。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この新規な架橋構造を
有する陰イオン交換体を用いて得られた膜は、ある反応
条件では低抵抗でイオン選択性も高いものが得られた
が、水移動速度が高く、例えば膜の片側に廃酸をもう一
方に水を流して酸を回収する拡散透析による酸の回収で
は水側から廃酸側へ水が多量に移動するため廃液量が増
大し、また電気透析による電解質の濃縮回収では希釈側
から濃縮側へ水が多量に移動するため電解質の濃縮濃度
が上がらず、種々の新しいニーズに対応できるものでは
なかった。
有する陰イオン交換体を用いて得られた膜は、ある反応
条件では低抵抗でイオン選択性も高いものが得られた
が、水移動速度が高く、例えば膜の片側に廃酸をもう一
方に水を流して酸を回収する拡散透析による酸の回収で
は水側から廃酸側へ水が多量に移動するため廃液量が増
大し、また電気透析による電解質の濃縮回収では希釈側
から濃縮側へ水が多量に移動するため電解質の濃縮濃度
が上がらず、種々の新しいニーズに対応できるものでは
なかった。
【0010】本発明は、従来技術が有していた前述の欠
点を解消しようとするものであり、低抵抗でイオン選択
性が高く、水移動速度が小さく、さらに耐蝕性に優れた
架橋構造を有する陰イオン交換膜を提供することを目的
とする。
点を解消しようとするものであり、低抵抗でイオン選択
性が高く、水移動速度が小さく、さらに耐蝕性に優れた
架橋構造を有する陰イオン交換膜を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式(a)
で表されるセグメントと一般式(b)で表されるセグメ
ントを有し、m/n=100/1〜1/10の芳香族ポ
リスルホン系ブロック共重合体のハロアルキル化物を、
モノアミンおよびポリアミンと反応させた架橋構造を有
する陰イオン交換膜であって、ハロアルキル基全体に対
してモノアミンと反応したハロアルキル基の比率が30
〜50モル%、イオン交換容量が1.0〜3.5ミリ当
量/g乾燥樹脂であって、25℃における0.5M硫酸
中の交流比抵抗が300Ω・cm以下で、膜の片側に硫
酸をもう片側に水を流したときの水側から硫酸側への水
の移動速度が40℃において3g・cm/m2 ・h・M
以下である陰イオン交換膜を提供する。
で表されるセグメントと一般式(b)で表されるセグメ
ントを有し、m/n=100/1〜1/10の芳香族ポ
リスルホン系ブロック共重合体のハロアルキル化物を、
モノアミンおよびポリアミンと反応させた架橋構造を有
する陰イオン交換膜であって、ハロアルキル基全体に対
してモノアミンと反応したハロアルキル基の比率が30
〜50モル%、イオン交換容量が1.0〜3.5ミリ当
量/g乾燥樹脂であって、25℃における0.5M硫酸
中の交流比抵抗が300Ω・cm以下で、膜の片側に硫
酸をもう片側に水を流したときの水側から硫酸側への水
の移動速度が40℃において3g・cm/m2 ・h・M
以下である陰イオン交換膜を提供する。
【0012】
【化4】
【0013】本発明の陰イオン交換膜は、分子内にイオ
ン交換基を導入するためのハロアルキル基を導入しやす
いセグメント(a)とハロアルキル基を導入しにくいセ
グメント(b)を持つ芳香族ポリスルホン系ブロック共
重合体を使用し、ブロック的に導入したハロアルキル基
をモノアミンとポリアミンで特定の比率で反応させ、低
電気抵抗と高イオン選択性および低水移動速度、耐蝕
性、高い機械的強度という相反する特性を両立させたと
ころが特徴である。
ン交換基を導入するためのハロアルキル基を導入しやす
いセグメント(a)とハロアルキル基を導入しにくいセ
グメント(b)を持つ芳香族ポリスルホン系ブロック共
重合体を使用し、ブロック的に導入したハロアルキル基
をモノアミンとポリアミンで特定の比率で反応させ、低
電気抵抗と高イオン選択性および低水移動速度、耐蝕
性、高い機械的強度という相反する特性を両立させたと
ころが特徴である。
【0014】一般式(a)のmと一般式(b)のnの比
(m/n)が100/1より大きい場合は、イオン交換
基が導入されない部分による疑似架橋効果が低減して水
移動速度が増大するので不適当である。m/nが1/1
0より小さい場合は、イオン交換容量が低下して、電気
抵抗が高くなるので不適当である。m/nが5/1〜1
/5の場合は、さらに好ましい。
(m/n)が100/1より大きい場合は、イオン交換
基が導入されない部分による疑似架橋効果が低減して水
移動速度が増大するので不適当である。m/nが1/1
0より小さい場合は、イオン交換容量が低下して、電気
抵抗が高くなるので不適当である。m/nが5/1〜1
/5の場合は、さらに好ましい。
【0015】モノアミンと反応させるハロアルキル基と
ポリアミンと反応させるハロアルキル基との比率は、ハ
ロアルキル基全体に対してモノアミンと反応させるハロ
アルキル基が30〜50モル%が好ましい。モノアミン
と反応させるハロアルキル基の比率が50モル%より大
きいと、膜の電気抵抗は低いが水移動速度が大きいので
不適当である。モノアミンと反応させるハロアルキル基
の比率が30モル%より低いと、架橋度が高くなりすぎ
て、膜の水移動量は低下するが電気抵抗が急激に上昇す
るので不適当である。
ポリアミンと反応させるハロアルキル基との比率は、ハ
ロアルキル基全体に対してモノアミンと反応させるハロ
アルキル基が30〜50モル%が好ましい。モノアミン
と反応させるハロアルキル基の比率が50モル%より大
きいと、膜の電気抵抗は低いが水移動速度が大きいので
不適当である。モノアミンと反応させるハロアルキル基
の比率が30モル%より低いと、架橋度が高くなりすぎ
て、膜の水移動量は低下するが電気抵抗が急激に上昇す
るので不適当である。
【0016】陰イオン交換膜のイオン交換容量は、使用
する用途により最適な値が異なるが、通常1.0〜3.
5ミリ当量/g乾燥樹脂となるように選定するのが好ま
しい。イオン交換容量が1.0ミリ当量/g乾燥樹脂よ
り小さいと電気抵抗が高くなるので好ましくない。イオ
ン交換容量が3.5ミリ当量/g乾燥樹脂より大きいと
水移動速度が高くなるので好ましくない。
する用途により最適な値が異なるが、通常1.0〜3.
5ミリ当量/g乾燥樹脂となるように選定するのが好ま
しい。イオン交換容量が1.0ミリ当量/g乾燥樹脂よ
り小さいと電気抵抗が高くなるので好ましくない。イオ
ン交換容量が3.5ミリ当量/g乾燥樹脂より大きいと
水移動速度が高くなるので好ましくない。
【0017】陰イオン交換膜の電気抵抗は、25℃にお
ける0.5M硫酸中の交流比抵抗が300Ω・cm以下
であることが必要である。電気抵抗がこの値より大きい
場合は、拡散透析では酸の透過性が低くなり効率的な酸
の回収がおこらず、また電気透析や電解では電圧が上昇
し省エネルギープロセスとならないので不適当である。
ける0.5M硫酸中の交流比抵抗が300Ω・cm以下
であることが必要である。電気抵抗がこの値より大きい
場合は、拡散透析では酸の透過性が低くなり効率的な酸
の回収がおこらず、また電気透析や電解では電圧が上昇
し省エネルギープロセスとならないので不適当である。
【0018】水移動速度は、陰イオン交換膜をセルには
さみ片側に硫酸水溶液をもう片側に水を向流でゆっくり
と流して、液量と硫酸濃度から計算して求める。膜の有
効面積をA(m2 )、膜の厚さをL(cm)、硫酸液供
給速度および水排出速度をv(リットル/h)、硫酸液
排出速度および水供給速度をv’(リットル/h)、供
給された硫酸液のモル濃度をC1 (M)、その比重をd
1 (g/cc)、排出された硫酸液のモル濃度をC2
(M)、その比重をd2 (g/cc)、排出された水の
硫酸のモル濃度をC3 (M)、その比重をd3 (g/c
c)とすると、水移動速度U(g・cm/m2 ・h・
M)は次式で表される。ここでΔMは膜の両側の平均的
な硫酸濃度差(M)である。
さみ片側に硫酸水溶液をもう片側に水を向流でゆっくり
と流して、液量と硫酸濃度から計算して求める。膜の有
効面積をA(m2 )、膜の厚さをL(cm)、硫酸液供
給速度および水排出速度をv(リットル/h)、硫酸液
排出速度および水供給速度をv’(リットル/h)、供
給された硫酸液のモル濃度をC1 (M)、その比重をd
1 (g/cc)、排出された硫酸液のモル濃度をC2
(M)、その比重をd2 (g/cc)、排出された水の
硫酸のモル濃度をC3 (M)、その比重をd3 (g/c
c)とすると、水移動速度U(g・cm/m2 ・h・
M)は次式で表される。ここでΔMは膜の両側の平均的
な硫酸濃度差(M)である。
【0019】
【数1】
【0020】上記水移動速度の測定において、Aおよび
v、C1 は任意に定めうるが、A/vの値が0.2〜
1.5(m2 ・h/リットル)の範囲で、またC1 は1
〜5M程度で測定するのが好ましい。
v、C1 は任意に定めうるが、A/vの値が0.2〜
1.5(m2 ・h/リットル)の範囲で、またC1 は1
〜5M程度で測定するのが好ましい。
【0021】水移動速度としては、膜の片側に硫酸をも
う片側に水を流した時の水側から硫酸側への水の移動速
度が40℃において3g・cm/m2 ・h・M以下であ
ることが必要である。水の移動速度が3g・cm/m2
・h・Mより大きいと、拡散透析では廃液量が増大し、
また電気透析や電解では回収物の濃度が高くならないの
で不適当である。
う片側に水を流した時の水側から硫酸側への水の移動速
度が40℃において3g・cm/m2 ・h・M以下であ
ることが必要である。水の移動速度が3g・cm/m2
・h・Mより大きいと、拡散透析では廃液量が増大し、
また電気透析や電解では回収物の濃度が高くならないの
で不適当である。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の陰イオン交換膜を得るに
は具体的には次のような方法が好ましい。まず一般式
(a)と(b)からなるブロック共重合体を合成する。
この共重合体にあっては、一般式(a)のセグメントお
よび一般式(b)のセグメントがそれぞれ2〜100程
度繰り返し結合している構造が好ましく、固有粘度とし
ては0.1〜3dl/g程度が適当である。
は具体的には次のような方法が好ましい。まず一般式
(a)と(b)からなるブロック共重合体を合成する。
この共重合体にあっては、一般式(a)のセグメントお
よび一般式(b)のセグメントがそれぞれ2〜100程
度繰り返し結合している構造が好ましく、固有粘度とし
ては0.1〜3dl/g程度が適当である。
【0023】次に、この共重合体にハロアルキル基を導
入する。ハロアルキル基としてたとえばクロルメチル基
が好適である。クロルメチル基を導入する場合は、たと
えばトリクロロエタン、テトラクロロエタンなどのハロ
ゲン化炭化水素などの溶媒中で、上記ブロック共重合体
と、クロルメチルメチルエーテル、1,4−ビス(クロ
ルメトキシ)ブタン、1−クロルメトキシ−4−クロロ
ブタン、あるいはホルマリン−塩化水素系、パラホルム
アルデヒド−塩化水素系などの求核性クロルメチル化剤
を反応させる。この際、触媒として塩化スズなどを用い
ることができる。
入する。ハロアルキル基としてたとえばクロルメチル基
が好適である。クロルメチル基を導入する場合は、たと
えばトリクロロエタン、テトラクロロエタンなどのハロ
ゲン化炭化水素などの溶媒中で、上記ブロック共重合体
と、クロルメチルメチルエーテル、1,4−ビス(クロ
ルメトキシ)ブタン、1−クロルメトキシ−4−クロロ
ブタン、あるいはホルマリン−塩化水素系、パラホルム
アルデヒド−塩化水素系などの求核性クロルメチル化剤
を反応させる。この際、触媒として塩化スズなどを用い
ることができる。
【0024】次にハロアルキル基と、モノアミンおよび
ポリアミンとを反応させる。その手法としては、下記
(1)〜(3)などがある。
ポリアミンとを反応させる。その手法としては、下記
(1)〜(3)などがある。
【0025】(1)ハロアルキル基含有ブロック共重合
体を溶媒に溶解し、モノアミンを一定量添加してハロア
ルキル基の一部を反応させた後キャスト製膜し、得られ
た膜をポリアミン溶液中に浸漬して反応させる方法、
(2)ハロアルキル基含有ブロック共重合体を溶媒に溶
解し、モノアミンとポリアミンの混合物を一定量添加し
てハロアルキル基を反応させた後キャスト製膜する方
法、(3)ハロアルキル基含有ブロック共重合体を溶媒
に溶解し、キャスト製膜した後、得られた膜をモノアミ
ンとポリアミンの混合物溶液中に浸漬して反応させる方
法。
体を溶媒に溶解し、モノアミンを一定量添加してハロア
ルキル基の一部を反応させた後キャスト製膜し、得られ
た膜をポリアミン溶液中に浸漬して反応させる方法、
(2)ハロアルキル基含有ブロック共重合体を溶媒に溶
解し、モノアミンとポリアミンの混合物を一定量添加し
てハロアルキル基を反応させた後キャスト製膜する方
法、(3)ハロアルキル基含有ブロック共重合体を溶媒
に溶解し、キャスト製膜した後、得られた膜をモノアミ
ンとポリアミンの混合物溶液中に浸漬して反応させる方
法。
【0026】通常は、モノアミンと反応させるハロアル
キル基と、ポリアミンと反応させるハロアルキル基の比
率を精度良くコントロールするために(1)の方法が用
いられる。
キル基と、ポリアミンと反応させるハロアルキル基の比
率を精度良くコントロールするために(1)の方法が用
いられる。
【0027】本発明において使用するポリアミン化合物
としては、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、
トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、
ポリエチレンイミン、フェニレンジアミン等の1〜2級
アミンからなるポリアミン化合物や、N,N,N’N’
−テトラメチルジアミノメタン、N,N,N’N’−テ
トラメチル−1,2−ジアミノエタン、N,N,N’
N’−テトラメチル−1,3−ジアミノプロパン、N,
N,N’N’−テトラメチル−1,6−ジアミノヘキサ
ン、N,N,N’N’−テトラメチルベンジジン、p,
p’−テトラメチルジアミノジフェニルメタン、ポリビ
ニルピリジン、ポリクロルメチレンの1〜2級アミノ化
物が使用される。なかでも一般式(c)からなる3級ア
ミンを分子末端に2個有するジアミンは、入手が容易な
こと、アミノ化反応性が高いこと、メチレン基の数を変
えることにより膜物性の制御が容易に行えることなどか
ら特に好ましいポリアミン化合物として使用できる。
としては、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、
トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、
ポリエチレンイミン、フェニレンジアミン等の1〜2級
アミンからなるポリアミン化合物や、N,N,N’N’
−テトラメチルジアミノメタン、N,N,N’N’−テ
トラメチル−1,2−ジアミノエタン、N,N,N’
N’−テトラメチル−1,3−ジアミノプロパン、N,
N,N’N’−テトラメチル−1,6−ジアミノヘキサ
ン、N,N,N’N’−テトラメチルベンジジン、p,
p’−テトラメチルジアミノジフェニルメタン、ポリビ
ニルピリジン、ポリクロルメチレンの1〜2級アミノ化
物が使用される。なかでも一般式(c)からなる3級ア
ミンを分子末端に2個有するジアミンは、入手が容易な
こと、アミノ化反応性が高いこと、メチレン基の数を変
えることにより膜物性の制御が容易に行えることなどか
ら特に好ましいポリアミン化合物として使用できる。
【0028】
【化5】
【0029】モノアミンとしては、3級アミンが好まし
い。具体的には、トリメチルアミン、トリエチルアミ
ン、トリブチルアミンなどのトリアルキルアミン、N,
N−ジメチルアニリン、N−メチルピロールなどの芳香
族アミン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリ
ンなどの複素環アミン、トリエタノールアミンなどのア
ルコールアミンが例示される。なかでもトリメチルアミ
ンは、低抵抗の膜が得られるので特に好ましい。
い。具体的には、トリメチルアミン、トリエチルアミ
ン、トリブチルアミンなどのトリアルキルアミン、N,
N−ジメチルアニリン、N−メチルピロールなどの芳香
族アミン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリ
ンなどの複素環アミン、トリエタノールアミンなどのア
ルコールアミンが例示される。なかでもトリメチルアミ
ンは、低抵抗の膜が得られるので特に好ましい。
【0030】本発明の陰イオン交換膜は、低電気抵抗と
高イオン選択性および低水移動速度、耐蝕性、高い機械
的強度という相反する特性を両立させたため、薄い膜厚
で高い特性を有する。膜厚は厳密には、用途および使用
条件で決定されるが、5〜80μm程度が好ましい。必
要に応じて、他の素材と複層して用いることもできる。
高イオン選択性および低水移動速度、耐蝕性、高い機械
的強度という相反する特性を両立させたため、薄い膜厚
で高い特性を有する。膜厚は厳密には、用途および使用
条件で決定されるが、5〜80μm程度が好ましい。必
要に応じて、他の素材と複層して用いることもできる。
【0031】本発明の架橋構造を有する陰イオン交換膜
は、陰イオン交換膜の片側に酸を含有する溶液を接触
し、もう一方に水もしくは反対側より濃度の低い酸溶液
を接触せしめ、酸を含有する溶液から酸を選択的に拡散
透析させる酸の回収方法に好ましく使用できる。
は、陰イオン交換膜の片側に酸を含有する溶液を接触
し、もう一方に水もしくは反対側より濃度の低い酸溶液
を接触せしめ、酸を含有する溶液から酸を選択的に拡散
透析させる酸の回収方法に好ましく使用できる。
【0032】拡散透析による酸の回収方法として具体的
には、陰イオン交換膜と厚さ0.5〜5mmのスペーサ
ーネットを交互に配置して酸の原液側と水側の区画を交
互に複数作り、そこに酸を含有する原液と水を膜有効面
積1m2 に対して0.7〜5リットル/hの速度で供給
することが好ましい。操作温度は25〜60℃が好まし
い。25℃より低いと酸の透過速度が減少し、60℃よ
り高いとセルやスペーサーの材質に耐熱性が要求され高
価になるので好ましくない。
には、陰イオン交換膜と厚さ0.5〜5mmのスペーサ
ーネットを交互に配置して酸の原液側と水側の区画を交
互に複数作り、そこに酸を含有する原液と水を膜有効面
積1m2 に対して0.7〜5リットル/hの速度で供給
することが好ましい。操作温度は25〜60℃が好まし
い。25℃より低いと酸の透過速度が減少し、60℃よ
り高いとセルやスペーサーの材質に耐熱性が要求され高
価になるので好ましくない。
【0033】また本発明の架橋構造を有する陰イオン交
換膜は、陰極と陽極の間に陽イオン交換膜または水素イ
オン交換膜と陰イオン交換膜とを交互に配列させ、電解
質溶液を通液しながら電圧を印加し電気透析する電解質
の濃縮回収方法に好ましく使用できる。
換膜は、陰極と陽極の間に陽イオン交換膜または水素イ
オン交換膜と陰イオン交換膜とを交互に配列させ、電解
質溶液を通液しながら電圧を印加し電気透析する電解質
の濃縮回収方法に好ましく使用できる。
【0034】電気透析による電解質の濃縮回収方法とし
て具体的には、陽極を備える陽極室と陰極を備える陰極
室との間に、複数枚の陽イオン交換膜と陰イオン交換膜
とを交互に配置して、陽極側が陰イオン交換膜で区画さ
れ陰極側が陽イオン交換膜で区画された脱塩室と、陽極
側が陽イオン交換膜で区画され陰極側が陰イオン交換膜
で区画された濃縮室とを交互に2〜300組程度配置す
る。脱塩室には電解質を含有する原液を原液タンクから
循環させ、濃縮室には濃縮された電解質を回収するため
の電解質液を循環しながら電流を流すことにより濃縮回
収を行うことができる。各ユニットセルには、限界電流
密度以下の電流値となるように0.2〜2V程度の電圧
を印加することが好ましい。
て具体的には、陽極を備える陽極室と陰極を備える陰極
室との間に、複数枚の陽イオン交換膜と陰イオン交換膜
とを交互に配置して、陽極側が陰イオン交換膜で区画さ
れ陰極側が陽イオン交換膜で区画された脱塩室と、陽極
側が陽イオン交換膜で区画され陰極側が陰イオン交換膜
で区画された濃縮室とを交互に2〜300組程度配置す
る。脱塩室には電解質を含有する原液を原液タンクから
循環させ、濃縮室には濃縮された電解質を回収するため
の電解質液を循環しながら電流を流すことにより濃縮回
収を行うことができる。各ユニットセルには、限界電流
密度以下の電流値となるように0.2〜2V程度の電圧
を印加することが好ましい。
【0035】さらに本発明の架橋構造を有する陰イオン
交換膜は、陰極と陽極の間に、陰極側に陽イオン交換膜
と陽極側に陰イオン交換膜を、または陰イオン交換膜の
みを配置させ、電解質または有機物含有溶液を通液しな
がら電圧を印加し電解する電解反応に好ましく使用でき
る。
交換膜は、陰極と陽極の間に、陰極側に陽イオン交換膜
と陽極側に陰イオン交換膜を、または陰イオン交換膜の
みを配置させ、電解質または有機物含有溶液を通液しな
がら電圧を印加し電解する電解反応に好ましく使用でき
る。
【0036】電解による電解反応として具体的には、陽
極を備える陽極室と陰極を備える陰極室との間に、陰極
側に陽イオン交換膜と陽極側に陰イオン交換膜を、また
は陰イオン交換膜のみを配置させ、中間室または陰極室
に電解質または有機物含有溶液を通液しながら電圧を印
加し電解することにより電解反応を行うことができる。
電極間に印加する電圧は行う電解反応により異なるが、
電解反応が十分におこる0.2〜10V程度の電圧を印
加することが好ましい。
極を備える陽極室と陰極を備える陰極室との間に、陰極
側に陽イオン交換膜と陽極側に陰イオン交換膜を、また
は陰イオン交換膜のみを配置させ、中間室または陰極室
に電解質または有機物含有溶液を通液しながら電圧を印
加し電解することにより電解反応を行うことができる。
電極間に印加する電圧は行う電解反応により異なるが、
電解反応が十分におこる0.2〜10V程度の電圧を印
加することが好ましい。
【0037】
例1 特開昭61−168629号に記載された合成法と同様
にして、4,4’−ジフェノール0.36モルとジクロ
ロジフェニルスルホン0.396モルとを反応させ、芳
香族ポリスルホンのユニットからなるm=10のプリカ
ーサー0.36モルを合成し、次いで該プリカーサー
0.36モルとジクロロジフェニルスルホン0.324
モルと硫化ナトリウム0.378モルとを反応させ、化
6で示される芳香族ポリスルホン−ポリチオエーテルス
ルホン共重合体を220g得た。ただし、m=n=10
である。この芳香族ポリスルホン−ポリチオエーテルス
ルホン共重合体の固有粘度は0.50dl/gであっ
た。
にして、4,4’−ジフェノール0.36モルとジクロ
ロジフェニルスルホン0.396モルとを反応させ、芳
香族ポリスルホンのユニットからなるm=10のプリカ
ーサー0.36モルを合成し、次いで該プリカーサー
0.36モルとジクロロジフェニルスルホン0.324
モルと硫化ナトリウム0.378モルとを反応させ、化
6で示される芳香族ポリスルホン−ポリチオエーテルス
ルホン共重合体を220g得た。ただし、m=n=10
である。この芳香族ポリスルホン−ポリチオエーテルス
ルホン共重合体の固有粘度は0.50dl/gであっ
た。
【0038】
【化6】
【0039】次に、該共重合体75gを1,1,2,2
−テトラクロロエタン1020mlに溶解し、クロルメ
チルメチルエーテル400gおよび無水塩化スズ4.5
gをさらに添加して温度110℃に加熱して4時間かけ
てクロルメチル化反応を行った。反応終了後、メチルア
ルコール5000mlを用いて反応生成物を沈殿させ、
これを洗浄し、クロルメチル化共重合体を85g得た。
得られたクロルメチル化共重合体のクロロメチル基の導
入率は、1繰返し単位に約1.9個で、すべてトリメチ
ルアミンで反応させた場合のイオン交換容量は2.2ミ
リ当量/g乾燥樹脂であった。
−テトラクロロエタン1020mlに溶解し、クロルメ
チルメチルエーテル400gおよび無水塩化スズ4.5
gをさらに添加して温度110℃に加熱して4時間かけ
てクロルメチル化反応を行った。反応終了後、メチルア
ルコール5000mlを用いて反応生成物を沈殿させ、
これを洗浄し、クロルメチル化共重合体を85g得た。
得られたクロルメチル化共重合体のクロロメチル基の導
入率は、1繰返し単位に約1.9個で、すべてトリメチ
ルアミンで反応させた場合のイオン交換容量は2.2ミ
リ当量/g乾燥樹脂であった。
【0040】このクロルメチル化共重合体50gをN,
N−ジメチルホルムアミド300mlに溶解した15重
量%溶液を3バッチ調製した。冷却下に撹拌しながら温
度0℃で1NのトリメチルアミンのN,N−ジメチルホ
ルムアミド溶液を、53ml、48ml、37mlをゆ
っくりと滴下し、その後10gの2−メトキシエタノー
ルを添加し、イオン交換容量が1.0ミリ当量/g乾燥
樹脂の溶液Aを413ml、0.9ミリ当量/g乾燥樹
脂の溶液Bを408ml、0.7ミリ当量/g乾燥樹脂
の溶液Cを397ml得た。
N−ジメチルホルムアミド300mlに溶解した15重
量%溶液を3バッチ調製した。冷却下に撹拌しながら温
度0℃で1NのトリメチルアミンのN,N−ジメチルホ
ルムアミド溶液を、53ml、48ml、37mlをゆ
っくりと滴下し、その後10gの2−メトキシエタノー
ルを添加し、イオン交換容量が1.0ミリ当量/g乾燥
樹脂の溶液Aを413ml、0.9ミリ当量/g乾燥樹
脂の溶液Bを408ml、0.7ミリ当量/g乾燥樹脂
の溶液Cを397ml得た。
【0041】各溶液を60℃で2時間キャスト製膜し、
厚み50μmの膜を得た。得られた膜を1NのN,N,
N’N’−テトラメチル−1,2−ジアミノエタンのメ
タノール溶液に50℃で4時間浸漬して架橋膜を得た。
これらの膜のモノアミンと反応したハロアルキル基の比
率は、溶液A、B、Cから得られたものについて、それ
ぞれ45、41、32モル%であった。またこれらの膜
の25℃における0.5M硫酸中の交流比抵抗および4
0℃における水の移動速度は、それぞれ抵抗値150、
200、300Ω・cm、水移動速度1.80、1.7
0、1.25g・cm/m2 ・h・Mであった。
厚み50μmの膜を得た。得られた膜を1NのN,N,
N’N’−テトラメチル−1,2−ジアミノエタンのメ
タノール溶液に50℃で4時間浸漬して架橋膜を得た。
これらの膜のモノアミンと反応したハロアルキル基の比
率は、溶液A、B、Cから得られたものについて、それ
ぞれ45、41、32モル%であった。またこれらの膜
の25℃における0.5M硫酸中の交流比抵抗および4
0℃における水の移動速度は、それぞれ抵抗値150、
200、300Ω・cm、水移動速度1.80、1.7
0、1.25g・cm/m2 ・h・Mであった。
【0042】例2 ポリアミンとしてN,N,N’N’−テトラメチル−
1,3−ジアミノプロパンを用いた他は例1と同様にし
て架橋構造を有する膜を得た。得られた膜の25℃にお
ける0.5M硫酸中の交流比抵抗および40℃における
水の移動速度は、それぞれ抵抗値120、160、26
0Ω・cm、水移動速度2.10、2.00、1.75
g・cm/m2 ・h・Mであった。
1,3−ジアミノプロパンを用いた他は例1と同様にし
て架橋構造を有する膜を得た。得られた膜の25℃にお
ける0.5M硫酸中の交流比抵抗および40℃における
水の移動速度は、それぞれ抵抗値120、160、26
0Ω・cm、水移動速度2.10、2.00、1.75
g・cm/m2 ・h・Mであった。
【0043】例3 ポリアミンとしてN,N,N’N’−テトラメチル−
1,6−ジアミノヘキサンを用いた他は例1と同様にし
て架橋構造を有する膜を得た。得られた膜の25℃にお
ける0.5M硫酸中の交流比抵抗および40℃における
水の移動速度は、それぞれ抵抗値100、120、20
0Ω・cm、水移動速度2.40、2.30、2.00
g・cm/m2 ・h・Mであった。
1,6−ジアミノヘキサンを用いた他は例1と同様にし
て架橋構造を有する膜を得た。得られた膜の25℃にお
ける0.5M硫酸中の交流比抵抗および40℃における
水の移動速度は、それぞれ抵抗値100、120、20
0Ω・cm、水移動速度2.40、2.30、2.00
g・cm/m2 ・h・Mであった。
【0044】例4 例1で得られた膜のうち、モノアミンと反応したハロア
ルキル基の比率が45モル%で、25℃における0.5
M硫酸中の交流比抵抗が150Ω・cm、40℃におけ
る水の移動速度が1.80g・cm/m2 ・h・Mの膜
をセルに組み、片側に3M硫酸と30g/リットルの濃
度の鉄イオンを含有する液体を、もう一方に水を膜有効
面積1m2 あたりに2リットル/hの速度で向流で流し
拡散透析法による酸の回収を行った。酸回収率は85%
で廃液量は1.0倍で増加しなかった。
ルキル基の比率が45モル%で、25℃における0.5
M硫酸中の交流比抵抗が150Ω・cm、40℃におけ
る水の移動速度が1.80g・cm/m2 ・h・Mの膜
をセルに組み、片側に3M硫酸と30g/リットルの濃
度の鉄イオンを含有する液体を、もう一方に水を膜有効
面積1m2 あたりに2リットル/hの速度で向流で流し
拡散透析法による酸の回収を行った。酸回収率は85%
で廃液量は1.0倍で増加しなかった。
【0045】例5 例3で得られた膜のうち、モノアミンと反応したハロア
ルキル基の比率が32モル%で、25℃における0.5
M硫酸中の交流比抵抗が200Ω・cm、40℃におけ
る水の移動速度が2.00g・cm/m2 ・h・Mの膜
をセルに組み、片側に3M硫酸と30g/リットルの濃
度の鉄イオンを含有する液体を、もう一方に水を膜有効
面積1m2 あたりに1.8リットル/hの速度で向流で
流し拡散透析法による酸の回収を行った。酸回収率は8
5%で廃液量は1.0倍で増加しなかった。
ルキル基の比率が32モル%で、25℃における0.5
M硫酸中の交流比抵抗が200Ω・cm、40℃におけ
る水の移動速度が2.00g・cm/m2 ・h・Mの膜
をセルに組み、片側に3M硫酸と30g/リットルの濃
度の鉄イオンを含有する液体を、もう一方に水を膜有効
面積1m2 あたりに1.8リットル/hの速度で向流で
流し拡散透析法による酸の回収を行った。酸回収率は8
5%で廃液量は1.0倍で増加しなかった。
【0046】例6(比較例) 例1で得られたクロロメチル化共重合体50gをN,N
−ジメチルホルムアミド各300mlに溶解した15重
量%溶液を2バッチ調製した。冷却下に撹拌しながら温
度0℃で1NのトリメチルアミンのN,N−ジメチルホ
ルムアミド溶液の108mlおよび86mlをゆっくり
と滴下し、その後53gおよび26gの2−メトキシエ
タノールを添加し、イオン交換容量が2.0ミリ当量/
g乾燥樹脂の溶液Dを511ml、1.6ミリ当量/g
乾燥樹脂の溶液Eを462ml得た。
−ジメチルホルムアミド各300mlに溶解した15重
量%溶液を2バッチ調製した。冷却下に撹拌しながら温
度0℃で1NのトリメチルアミンのN,N−ジメチルホ
ルムアミド溶液の108mlおよび86mlをゆっくり
と滴下し、その後53gおよび26gの2−メトキシエ
タノールを添加し、イオン交換容量が2.0ミリ当量/
g乾燥樹脂の溶液Dを511ml、1.6ミリ当量/g
乾燥樹脂の溶液Eを462ml得た。
【0047】各溶液を60℃で2時間キャスト製膜し、
厚み50μmの膜を得た。得られた膜を1NのN,N,
N’N’−テトラメチル−1,2−ジアミノエタンのメ
タノール溶液に50℃で4時間浸漬して架橋膜を得た。
これらの膜のモノアミンと反応したハロアルキル基の比
率は、溶液D、Eから得られたものについて、それぞれ
91、73モル%であった。またこれらの膜の25℃に
おける0.5M硫酸中の交流比抵抗および40℃におけ
る水の移動速度は、それぞれ抵抗値50、70Ω・c
m、水移動速度4.00、3.20g・cm/m2 ・h
・Mであった。
厚み50μmの膜を得た。得られた膜を1NのN,N,
N’N’−テトラメチル−1,2−ジアミノエタンのメ
タノール溶液に50℃で4時間浸漬して架橋膜を得た。
これらの膜のモノアミンと反応したハロアルキル基の比
率は、溶液D、Eから得られたものについて、それぞれ
91、73モル%であった。またこれらの膜の25℃に
おける0.5M硫酸中の交流比抵抗および40℃におけ
る水の移動速度は、それぞれ抵抗値50、70Ω・c
m、水移動速度4.00、3.20g・cm/m2 ・h
・Mであった。
【0048】例7(比較例) 例6で得られた膜のうち、モノアミンと反応したハロア
ルキル基の比率が73モル%で、25℃における0.5
M硫酸中の交流比抵抗が70Ω・cm、40℃における
水の移動速度が4.50g・cm/m2 ・h・Mの膜を
セルに組み、片側に3M硫酸と30g/リットルの濃度
の鉄イオンを含有する液体を、もう一方に水を膜有効面
積1m2 あたりに2リットル/hの速度で向流で流し拡
散透析法による酸の回収を行った。酸回収率は80%
で、廃液量は1.2倍に増加した。
ルキル基の比率が73モル%で、25℃における0.5
M硫酸中の交流比抵抗が70Ω・cm、40℃における
水の移動速度が4.50g・cm/m2 ・h・Mの膜を
セルに組み、片側に3M硫酸と30g/リットルの濃度
の鉄イオンを含有する液体を、もう一方に水を膜有効面
積1m2 あたりに2リットル/hの速度で向流で流し拡
散透析法による酸の回収を行った。酸回収率は80%
で、廃液量は1.2倍に増加した。
【0049】例8 例2で得られた膜のうち、モノアミンと反応したハロア
ルキル基の比率が41モル%で、25℃における0.5
M硫酸中の交流比抵抗が160Ω・cm、40℃におけ
る水の移動速度が2.00g・cm/m2 ・h・Mの膜
と水素イオン選択透過膜(旭硝子社製、商品名セレミオ
ンHSV)とを各5枚交互にセルに組み、水素イオン選
択透過膜の選択透過層側に1.8M硫酸と15g/リッ
トルの濃度のアルミを含有する原液を供給し、もう一方
に水を流し、ユニットあたり0.5Vの電圧を印加して
電流を0.05A/cmで流し電気透析法で硫酸の濃縮
回収を行った。液の供給は、線速度が5cm/秒になる
ようにタンクより循環し、原液は有効膜面積1m2 あた
りに2リットル/hの速度で新たな原液供給を行うとと
もに0.8リットル/hの速度で抜き出しを行った。ま
た水側は有効膜面積1m2 あたりに0.6リットル/h
の速度で水供給を行うとともに1.8リットル/hの速
度で抜き出しを行った。電流効率は30%で、濃縮濃度
は2.5Mであった。
ルキル基の比率が41モル%で、25℃における0.5
M硫酸中の交流比抵抗が160Ω・cm、40℃におけ
る水の移動速度が2.00g・cm/m2 ・h・Mの膜
と水素イオン選択透過膜(旭硝子社製、商品名セレミオ
ンHSV)とを各5枚交互にセルに組み、水素イオン選
択透過膜の選択透過層側に1.8M硫酸と15g/リッ
トルの濃度のアルミを含有する原液を供給し、もう一方
に水を流し、ユニットあたり0.5Vの電圧を印加して
電流を0.05A/cmで流し電気透析法で硫酸の濃縮
回収を行った。液の供給は、線速度が5cm/秒になる
ようにタンクより循環し、原液は有効膜面積1m2 あた
りに2リットル/hの速度で新たな原液供給を行うとと
もに0.8リットル/hの速度で抜き出しを行った。ま
た水側は有効膜面積1m2 あたりに0.6リットル/h
の速度で水供給を行うとともに1.8リットル/hの速
度で抜き出しを行った。電流効率は30%で、濃縮濃度
は2.5Mであった。
【0050】例9(比較例) 例8において、例6で得られた膜のうち、モノアミンと
反応したハロアルキル基の比率が73モル%で、25℃
における0.5M硫酸中の交流比抵抗が70Ω・cm、
40℃における水の移動速度が3.20g・cm/m2
・h・Mの膜を用いた他は同様にして硫酸の濃縮回収を
行った。電流効率は15%で低く、濃縮濃度は1.9M
とわずかに濃縮されたのみであった。
反応したハロアルキル基の比率が73モル%で、25℃
における0.5M硫酸中の交流比抵抗が70Ω・cm、
40℃における水の移動速度が3.20g・cm/m2
・h・Mの膜を用いた他は同様にして硫酸の濃縮回収を
行った。電流効率は15%で低く、濃縮濃度は1.9M
とわずかに濃縮されたのみであった。
【0051】例10 例3で得られた膜のうち、モノアミンと反応したハロア
ルキル基の比率が41モル%で、25℃における0.5
M硫酸中の交流比抵抗が160Ω・cm、40℃におけ
る水の移動速度が2.25g・cm/m2 ・h・Mの膜
と陽イオン交換膜(旭硝子社製、商品名セレミオンCM
T)とを陽極と陰極の間に配置し、セルを60℃に保温
し、中間室に25%硫酸ナトリウム水溶液を、陽極室お
よび陰極室に水を流し、極間に5Vの電圧を印加して電
解を行った。液の供給は、線速度が5cm/秒になるよ
うにタンクより循環し、原液は有効膜面積1m2 あたり
に2リットル/hの速度で新たな原液供給を、また水は
有効膜面積1m2 あたりに0.5リットル/hの速度で
供給した。陽極側で得られた硫酸濃度は15%であっ
た。
ルキル基の比率が41モル%で、25℃における0.5
M硫酸中の交流比抵抗が160Ω・cm、40℃におけ
る水の移動速度が2.25g・cm/m2 ・h・Mの膜
と陽イオン交換膜(旭硝子社製、商品名セレミオンCM
T)とを陽極と陰極の間に配置し、セルを60℃に保温
し、中間室に25%硫酸ナトリウム水溶液を、陽極室お
よび陰極室に水を流し、極間に5Vの電圧を印加して電
解を行った。液の供給は、線速度が5cm/秒になるよ
うにタンクより循環し、原液は有効膜面積1m2 あたり
に2リットル/hの速度で新たな原液供給を、また水は
有効膜面積1m2 あたりに0.5リットル/hの速度で
供給した。陽極側で得られた硫酸濃度は15%であっ
た。
【0052】例11(比較例) 例10において、例6で得られた膜のうち、モノアミン
と反応したハロアルキル基の比率が91モル%で、25
℃における0.5M硫酸中の交流比抵抗が50Ω・c
m、40℃における水の移動速度が4.00g・cm/
m2 ・h・Mの膜と陽イオン交換膜(旭硝子社製、商品
名セレミオンCMT)を用いた他は同様にして電解を行
った。陽極室で得られた硫酸濃度は5%と低い値であっ
た。
と反応したハロアルキル基の比率が91モル%で、25
℃における0.5M硫酸中の交流比抵抗が50Ω・c
m、40℃における水の移動速度が4.00g・cm/
m2 ・h・Mの膜と陽イオン交換膜(旭硝子社製、商品
名セレミオンCMT)を用いた他は同様にして電解を行
った。陽極室で得られた硫酸濃度は5%と低い値であっ
た。
【0053】例12(比較例) 例1で得られたクロロメチル化共重合体各々50gを
N,N−ジメチルホルムアミド300mlに溶解して1
5重量%溶液を調製した。冷却下に撹拌しながら温度0
℃で1NのトリメチルアミンのN,N−ジメチルホルム
アミド溶液の27mlをゆっくりと滴下し、その後10
gの2−メトキシエタノールを添加し、イオン交換容量
が0.5ミリ当量/g乾燥樹脂の溶液Fを387ml得
た。
N,N−ジメチルホルムアミド300mlに溶解して1
5重量%溶液を調製した。冷却下に撹拌しながら温度0
℃で1NのトリメチルアミンのN,N−ジメチルホルム
アミド溶液の27mlをゆっくりと滴下し、その後10
gの2−メトキシエタノールを添加し、イオン交換容量
が0.5ミリ当量/g乾燥樹脂の溶液Fを387ml得
た。
【0054】この溶液Fを60℃で2時間キャスト製膜
し、厚み50μmの膜を得た。得られた膜を1NのN,
N,N’N’−テトラメチル−1,3−ジアミノプロパ
ンのメタノール溶液に50℃で24時間浸漬して架橋膜
を得た。これらの膜のモノアミンと反応したハロアルキ
ル基の比率は、23モル%であった。またこの膜の25
℃における0.5M硫酸中の交流比抵抗および40℃に
おける水の移動速度は、抵抗値3200Ω・cm、水移
動速度0.2g・cm/m2 ・h・Mであり、抵抗が非
常に高い膜であった。
し、厚み50μmの膜を得た。得られた膜を1NのN,
N,N’N’−テトラメチル−1,3−ジアミノプロパ
ンのメタノール溶液に50℃で24時間浸漬して架橋膜
を得た。これらの膜のモノアミンと反応したハロアルキ
ル基の比率は、23モル%であった。またこの膜の25
℃における0.5M硫酸中の交流比抵抗および40℃に
おける水の移動速度は、抵抗値3200Ω・cm、水移
動速度0.2g・cm/m2 ・h・Mであり、抵抗が非
常に高い膜であった。
【0055】例13(比較例) 例8において、例12で得られたモノアミンと反応した
ハロアルキル基の比率が23モル%で、25℃における
0.5M硫酸中の交流比抵抗が3200Ω・cm、40
℃における水の移動速度が0.2g・cm/m2 ・h・
Mの膜を用いた他は同様にして硫酸の濃縮回収を行っ
た。この膜の場合、抵抗が高いため例8の場合と同様に
電流を0.03A/cm2 流し運転するためにはユニッ
トあたり1.2Vと高い電圧を印加する必要があった。
電流効率は30%で、濃縮濃度は2.6Mであった。
ハロアルキル基の比率が23モル%で、25℃における
0.5M硫酸中の交流比抵抗が3200Ω・cm、40
℃における水の移動速度が0.2g・cm/m2 ・h・
Mの膜を用いた他は同様にして硫酸の濃縮回収を行っ
た。この膜の場合、抵抗が高いため例8の場合と同様に
電流を0.03A/cm2 流し運転するためにはユニッ
トあたり1.2Vと高い電圧を印加する必要があった。
電流効率は30%で、濃縮濃度は2.6Mであった。
【0056】
【発明の効果】本発明の陰イオン交換膜は、低抵抗で高
いイオン選択性と耐蝕性を有し、さらに水移動速度が低
いため、拡散透析の場合の廃液量の増加が少なく、また
電気透析や電解における濃縮濃度の向上が発現される。
いイオン選択性と耐蝕性を有し、さらに水移動速度が低
いため、拡散透析の場合の廃液量の増加が少なく、また
電気透析や電解における濃縮濃度の向上が発現される。
フロントページの続き (72)発明者 岩元 純治郎 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社中央研究所内
Claims (5)
- 【請求項1】一般式(a)で表されるセグメントと一般
式(b)で表されるセグメントを有し、m/n=100
/1〜1/10の芳香族ポリスルホン系ブロック共重合
体のハロアルキル化物を、モノアミンおよびポリアミン
と反応させた架橋構造を有する陰イオン交換膜であっ
て、ハロアルキル基全体に対してモノアミンと反応した
ハロアルキル基の比率が30〜50モル%、25℃にお
ける0.5M硫酸中の交流比抵抗が300Ω・cm以下
で、膜の片側に硫酸をもう片側に水を流したときの水側
から硫酸側への水の移動速度が40℃において3g・c
m/m2 ・h・M以下である陰イオン交換膜。 【化1】 - 【請求項2】ポリアミンが、一般式(c)で表される請
求項1の陰イオン交換膜。 【化2】 - 【請求項3】陰イオン交換膜の片側に酸を含有する溶液
を接触し、もう一方に水もしくは反対側より濃度の低い
酸溶液を接触せしめ、酸を含有する溶液から酸を選択的
に拡散透析させる酸の回収において、該陰イオン交換膜
として、請求項1または2の陰イオン交換膜を用いる酸
の回収方法。 - 【請求項4】陰極と陽極の間に陽イオン交換膜または水
素イオン交換膜と陰イオン交換膜とを交互に配列させ、
電解質溶液を通液しながら電圧を印加し電気透析する電
解質の濃縮回収において、該陰イオン交換膜として、請
求項1または2の陰イオン交換膜を用いる電解質の回収
方法。 - 【請求項5】陰極と陽極の間に、陰極側に陽イオン交換
膜と陽極側に陰イオン交換膜を、または陰イオン交換膜
のみを配置させ、電解質または有機物含有溶液を通液し
ながら電圧を印加し電解する電解反応において、該陰イ
オン交換膜として、請求項1または2の陰イオン交換膜
を用いる電解方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8031040A JPH09227698A (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | 架橋構造を有する陰イオン交換膜 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8031040A JPH09227698A (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | 架橋構造を有する陰イオン交換膜 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09227698A true JPH09227698A (ja) | 1997-09-02 |
Family
ID=12320381
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8031040A Pending JPH09227698A (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | 架橋構造を有する陰イオン交換膜 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09227698A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1367086A1 (en) * | 2001-07-30 | 2003-12-03 | Asahi Glass Engineering Co.,Ltd. | Anion exchanger and process for producing anion exchange membrane |
| CN117567729A (zh) * | 2024-01-19 | 2024-02-20 | 固碳新能源科技(苏州)有限公司 | 离子传导聚合物及其制备方法、离子传导交联物及其制备方法、阴离子交换膜及其应用 |
-
1996
- 1996-02-19 JP JP8031040A patent/JPH09227698A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1367086A1 (en) * | 2001-07-30 | 2003-12-03 | Asahi Glass Engineering Co.,Ltd. | Anion exchanger and process for producing anion exchange membrane |
| CN117567729A (zh) * | 2024-01-19 | 2024-02-20 | 固碳新能源科技(苏州)有限公司 | 离子传导聚合物及其制备方法、离子传导交联物及其制备方法、阴离子交换膜及其应用 |
| CN117567729B (zh) * | 2024-01-19 | 2024-05-28 | 固碳新能源科技(苏州)有限公司 | 离子传导聚合物及其制备方法、离子传导交联物及其制备方法、阴离子交换膜及其应用 |
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