JPH0922826A - 点火コイル及びその製造方法 - Google Patents
点火コイル及びその製造方法Info
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- JPH0922826A JPH0922826A JP7169848A JP16984895A JPH0922826A JP H0922826 A JPH0922826 A JP H0922826A JP 7169848 A JP7169848 A JP 7169848A JP 16984895 A JP16984895 A JP 16984895A JP H0922826 A JPH0922826 A JP H0922826A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic core
- secondary coil
- coil
- primary coil
- coil winding
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- Pending
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- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 金型が不要で、作業効率もよく、安価に製造
することのできる点火コイルとその製造方法を提供す
る。 【構成】 点火コイル本体10は、強磁性体である複数
の線材を結束した所定長さの磁芯11と、磁芯11の一
端から中央部に渡って絶縁材を押出被覆することによっ
て形成された1次コイル巻床12と、1次コイル巻床1
2にエナメル線13aを巻回することによって形成され
る1次コイル13と、1次コイル13が形成された1次
コイル巻床12上に絶縁材を押出被覆することによって
形成された2次コイル巻床14と、2次コイル巻床14
にエナメル線15aを巻回することによって形成される
2次コイル15と、2次コイル15が形成された2次コ
イル巻床14に上に形成された絶縁層16とから構成さ
れており、磁芯11の他端側を絶縁層16の外周に沿わ
せるようにして磁芯11の一端側に屈曲させた状態で点
火コイル本体10がケース内に収容されている。
することのできる点火コイルとその製造方法を提供す
る。 【構成】 点火コイル本体10は、強磁性体である複数
の線材を結束した所定長さの磁芯11と、磁芯11の一
端から中央部に渡って絶縁材を押出被覆することによっ
て形成された1次コイル巻床12と、1次コイル巻床1
2にエナメル線13aを巻回することによって形成され
る1次コイル13と、1次コイル13が形成された1次
コイル巻床12上に絶縁材を押出被覆することによって
形成された2次コイル巻床14と、2次コイル巻床14
にエナメル線15aを巻回することによって形成される
2次コイル15と、2次コイル15が形成された2次コ
イル巻床14に上に形成された絶縁層16とから構成さ
れており、磁芯11の他端側を絶縁層16の外周に沿わ
せるようにして磁芯11の一端側に屈曲させた状態で点
火コイル本体10がケース内に収容されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関に使用され
る独立点火方式用の点火コイル及びその製造方法に関す
る。
る独立点火方式用の点火コイル及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の点火コイルは、図12に示すよ
うに、電磁鋼板を積層した磁芯51と、この磁芯51に
装着される1次コイルボビン52と、この1次コイルボ
ビン52にエナメル線を巻回することによって形成され
る1次コイル53と、1次コイル53が形成された前記
1次コイルボビン52の外側に嵌め込まれる2次コイル
ボビン54と、この2次コイルボビン54にエナメル線
を巻回することによって形成される2次コイル55とを
備えた点火コイル本体50と、この点火コイル本体50
が収容されるケース60とによって構成されており、前
記ケース60には、前記1次コイル53が接続される接
続端子62を有する1次コネクタ部61と、前記2次コ
イル55が接続される接続端子64を有する2次コネク
タ部63とが形成されている。
うに、電磁鋼板を積層した磁芯51と、この磁芯51に
装着される1次コイルボビン52と、この1次コイルボ
ビン52にエナメル線を巻回することによって形成され
る1次コイル53と、1次コイル53が形成された前記
1次コイルボビン52の外側に嵌め込まれる2次コイル
ボビン54と、この2次コイルボビン54にエナメル線
を巻回することによって形成される2次コイル55とを
備えた点火コイル本体50と、この点火コイル本体50
が収容されるケース60とによって構成されており、前
記ケース60には、前記1次コイル53が接続される接
続端子62を有する1次コネクタ部61と、前記2次コ
イル55が接続される接続端子64を有する2次コネク
タ部63とが形成されている。
【0003】また、前記点火コイル本体50が収容され
たケース60内の空間には、エポキシ樹脂等の熱硬化性
樹脂が充填されており、この熱硬化性樹脂によって、1
次コイル53、2次コイル55が含浸固着されると共に
2次コイル55の出力高電圧に耐える絶縁性が確保され
るようになっている。
たケース60内の空間には、エポキシ樹脂等の熱硬化性
樹脂が充填されており、この熱硬化性樹脂によって、1
次コイル53、2次コイル55が含浸固着されると共に
2次コイル55の出力高電圧に耐える絶縁性が確保され
るようになっている。
【0004】以上のように構成された点火コイルは、前
記2次コネクタ部63が内燃機関のプラグホール内に嵌
挿された状態でケース60が内燃機関に直接固定され、
前記1次コネクタ部61が、ケーブルを介してバッテリ
に接続されると共に、前記2次コネクタ部63が、プラ
グホール内において接続端子を介して点火プラグに接続
される。
記2次コネクタ部63が内燃機関のプラグホール内に嵌
挿された状態でケース60が内燃機関に直接固定され、
前記1次コネクタ部61が、ケーブルを介してバッテリ
に接続されると共に、前記2次コネクタ部63が、プラ
グホール内において接続端子を介して点火プラグに接続
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した点
火コイルは、前記磁芯51、1次コイルボビン52、2
次コイルボビン54等の構成部品を、予め金型を用いて
製作した後に、1次コイルボビン52及び2次コイルボ
ビン54へのエナメル線の巻回作業、これら磁芯51、
1次コイルボビン52、2次コイルボビン54等の構成
部品の前記ケース60内への組付作業及び点火コイル本
体50が収容されたケース60内へのエポキシ注型作業
といった一連の工程を経て製造される。
火コイルは、前記磁芯51、1次コイルボビン52、2
次コイルボビン54等の構成部品を、予め金型を用いて
製作した後に、1次コイルボビン52及び2次コイルボ
ビン54へのエナメル線の巻回作業、これら磁芯51、
1次コイルボビン52、2次コイルボビン54等の構成
部品の前記ケース60内への組付作業及び点火コイル本
体50が収容されたケース60内へのエポキシ注型作業
といった一連の工程を経て製造される。
【0006】このように、この種の点火コイルでは、前
記各工程を個々の点火コイル毎にバッチ操作で進めなけ
ればならないので作業効率が悪く、また、金型の作製コ
ストが高くつくと共に工数も多くなり、点火コイル自体
の製造コストが高くなるといった問題があった。
記各工程を個々の点火コイル毎にバッチ操作で進めなけ
ればならないので作業効率が悪く、また、金型の作製コ
ストが高くつくと共に工数も多くなり、点火コイル自体
の製造コストが高くなるといった問題があった。
【0007】そこで、この発明の課題は、金型が不要
で、作業効率もよく、安価に製造することのできる点火
コイルとその製造方法を提供することにある。
で、作業効率もよく、安価に製造することのできる点火
コイルとその製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、強磁性体によって形成された線材を束
ねた可撓性を有する磁芯と、前記磁芯の一端側に押出被
覆された1次コイル巻床と、前記1次コイル巻床に電線
を巻回することによって形成される1次コイルと、前記
1次コイルが形成された前記1次コイル巻床上に押出被
覆された2次コイル巻床と、前記2次コイル巻床に電線
を巻回することによって形成される2次コイルと、前記
2次コイルが形成された前記2次コイル巻床上に被覆さ
れた絶縁層とを有する本体部と、前記本体部を収容する
ケースとを備え、前記磁芯の他端側を前記絶縁層の外周
に沿わせるようにして磁芯の一端側に屈曲させた状態で
前記ケースに収容した点火コイルを提供するものであ
る。
め、この発明は、強磁性体によって形成された線材を束
ねた可撓性を有する磁芯と、前記磁芯の一端側に押出被
覆された1次コイル巻床と、前記1次コイル巻床に電線
を巻回することによって形成される1次コイルと、前記
1次コイルが形成された前記1次コイル巻床上に押出被
覆された2次コイル巻床と、前記2次コイル巻床に電線
を巻回することによって形成される2次コイルと、前記
2次コイルが形成された前記2次コイル巻床上に被覆さ
れた絶縁層とを有する本体部と、前記本体部を収容する
ケースとを備え、前記磁芯の他端側を前記絶縁層の外周
に沿わせるようにして磁芯の一端側に屈曲させた状態で
前記ケースに収容した点火コイルを提供するものであ
る。
【0009】また、前記磁芯の他端側の前記線材をばら
した状態で、前記線材のそれぞれが前記絶縁層の全周に
略均等に沿うように屈曲させることもできる。
した状態で、前記線材のそれぞれが前記絶縁層の全周に
略均等に沿うように屈曲させることもできる。
【0010】また、前記点火コイルは、連続供給される
強磁性体によって形成された複数の線材を結束すること
によって可撓性を有する磁芯とし、これを連続的に送り
出す工程と、連続に送り出された前記磁芯の外周面に絶
縁性有機材料を間欠的に押出被覆することで所定長の1
次コイル巻床を連続する前記磁芯上に一定間隔毎に形成
する工程と、前記1次コイル巻床上に電線を巻回して1
次コイルを形成する工程と、前記1次コイルが形成され
た前記1次コイル巻床上に絶縁性有機材料を間欠的に押
出被覆することで所定長の2次コイル巻床を形成する工
程と、前記2次コイル巻床上に電線を巻回して2次コイ
ルを形成する工程と、前記2次コイルが形成された前記
2次コイル巻床上に絶縁性有機材料を被覆することで絶
縁層を形成する工程と、連続供給される前記磁芯を所定
位置で切断することによって、所定長の前記磁芯の一端
側に前記1次コイル及び2次コイルが形成された点火コ
イル本体を分離する工程と、前記点火コイル本体の他端
側の磁芯を、前記絶縁層の外周に沿わせるようにして磁
芯の一端側に屈曲させ、これをケースに収容する工程と
を備えた製造方法によって製造することができる。
強磁性体によって形成された複数の線材を結束すること
によって可撓性を有する磁芯とし、これを連続的に送り
出す工程と、連続に送り出された前記磁芯の外周面に絶
縁性有機材料を間欠的に押出被覆することで所定長の1
次コイル巻床を連続する前記磁芯上に一定間隔毎に形成
する工程と、前記1次コイル巻床上に電線を巻回して1
次コイルを形成する工程と、前記1次コイルが形成され
た前記1次コイル巻床上に絶縁性有機材料を間欠的に押
出被覆することで所定長の2次コイル巻床を形成する工
程と、前記2次コイル巻床上に電線を巻回して2次コイ
ルを形成する工程と、前記2次コイルが形成された前記
2次コイル巻床上に絶縁性有機材料を被覆することで絶
縁層を形成する工程と、連続供給される前記磁芯を所定
位置で切断することによって、所定長の前記磁芯の一端
側に前記1次コイル及び2次コイルが形成された点火コ
イル本体を分離する工程と、前記点火コイル本体の他端
側の磁芯を、前記絶縁層の外周に沿わせるようにして磁
芯の一端側に屈曲させ、これをケースに収容する工程と
を備えた製造方法によって製造することができる。
【0011】
【作用】以上のように構成された点火コイルは、磁芯を
可撓性のある線束によって形成すると共に、1次コイル
巻床及び2次コイル巻床をそれぞれ絶縁材を押出被覆す
ることによって形成しているため、従来のボビンを製造
するための金型を使用する必要がなく、磁芯の屈曲も組
立工程で行うことができる。
可撓性のある線束によって形成すると共に、1次コイル
巻床及び2次コイル巻床をそれぞれ絶縁材を押出被覆す
ることによって形成しているため、従来のボビンを製造
するための金型を使用する必要がなく、磁芯の屈曲も組
立工程で行うことができる。
【0012】また、磁芯の他端側を屈曲させることによ
って磁芯の一端側に近接させているので、閉磁路型に近
い電磁エネルギが得られる。
って磁芯の一端側に近接させているので、閉磁路型に近
い電磁エネルギが得られる。
【0013】また、以上のように構成された点火コイル
の製造方法では、各工程が連続的に処理されて、複数の
点火コイル本体が連続的に製造される。
の製造方法では、各工程が連続的に処理されて、複数の
点火コイル本体が連続的に製造される。
【0014】
【実施例】以下、実施例について図面を参照して説明す
る。図1に示すように、この点火コイル1は、点火コイ
ル本体10と、この点火コイル本体10を収容するケー
ス20とによって構成されている。
る。図1に示すように、この点火コイル1は、点火コイ
ル本体10と、この点火コイル本体10を収容するケー
ス20とによって構成されている。
【0015】前記点火コイル本体10は、図2に示すよ
うに、強磁性体である所定長さの磁芯11と、前記磁芯
11の一端から中央部に渡って形成された1次コイル巻
床12と、前記1次コイル巻床12にエナメル線13a
を巻回することによって形成される1次コイル13と、
前記1次コイル13が形成された前記1次コイル巻床1
2上にその全域に渡って形成された2次コイル巻床14
と、前記2次コイル巻床14にエナメル線15aを巻回
することによって形成される2次コイル15と、前記2
次コイル15が形成された前記2次コイル巻床14にそ
の全域に渡って形成された絶縁層16とから構成されて
いる。
うに、強磁性体である所定長さの磁芯11と、前記磁芯
11の一端から中央部に渡って形成された1次コイル巻
床12と、前記1次コイル巻床12にエナメル線13a
を巻回することによって形成される1次コイル13と、
前記1次コイル13が形成された前記1次コイル巻床1
2上にその全域に渡って形成された2次コイル巻床14
と、前記2次コイル巻床14にエナメル線15aを巻回
することによって形成される2次コイル15と、前記2
次コイル15が形成された前記2次コイル巻床14にそ
の全域に渡って形成された絶縁層16とから構成されて
いる。
【0016】前記磁芯11は、電磁軟鉄線(JISC2
503−90SUYB1)をφ0.3〜1.0に伸線し
た線材11aを数本から数十本束ねたものであり、一定
の可撓性を有しているため、自由に屈曲させることがで
きる。
503−90SUYB1)をφ0.3〜1.0に伸線し
た線材11aを数本から数十本束ねたものであり、一定
の可撓性を有しているため、自由に屈曲させることがで
きる。
【0017】前記1次コイル巻床12は、前記磁芯11
上に絶縁性有機材料(例えば、フッ素ゴム、シリコーン
ゴム)を厚さ0.5〜2.0mmで押出被覆することに
よって形成されており、その外表面は平滑に形成されて
いる。一方、前記2次コイル巻床14も1次コイル巻床
12と同様に1次コイル13が形成された前記1次コイ
ル巻床12上に絶縁性有機材料(フッ素ゴム、シリコー
ンゴム)を厚さ1.0〜2.0mmで押出被覆すること
によって形成されるが、その外表面には一定間隔で径方
向に張りだした複数の鍔部14aを備えており、この鍔
部14a間にエナメル線15aがセクション巻きされて
いる。
上に絶縁性有機材料(例えば、フッ素ゴム、シリコーン
ゴム)を厚さ0.5〜2.0mmで押出被覆することに
よって形成されており、その外表面は平滑に形成されて
いる。一方、前記2次コイル巻床14も1次コイル巻床
12と同様に1次コイル13が形成された前記1次コイ
ル巻床12上に絶縁性有機材料(フッ素ゴム、シリコー
ンゴム)を厚さ1.0〜2.0mmで押出被覆すること
によって形成されるが、その外表面には一定間隔で径方
向に張りだした複数の鍔部14aを備えており、この鍔
部14a間にエナメル線15aがセクション巻きされて
いる。
【0018】なお、前記1次コイル13の巻線である前
記エナメル線13aは、径φ0.3〜0.7mmのもの
を使用し、前記2次コイル15の巻線である前記エナメ
ル線15aは、径φ0.03〜0.07mmものを使用
している。また、前記絶縁層16は、絶縁性有機材料
(例えば、液状シリコーンゴム)を押出被覆することに
よって形成されており、その厚みは1.5〜3.0mm
程度である。
記エナメル線13aは、径φ0.3〜0.7mmのもの
を使用し、前記2次コイル15の巻線である前記エナメ
ル線15aは、径φ0.03〜0.07mmものを使用
している。また、前記絶縁層16は、絶縁性有機材料
(例えば、液状シリコーンゴム)を押出被覆することに
よって形成されており、その厚みは1.5〜3.0mm
程度である。
【0019】前記点火コイル本体10は、図1に示すよ
うに、突出した他端側の磁芯11を、前記絶縁層16の
外周に沿わせるようにして磁芯11の一端側に屈曲さ
せ、これをケース20に収容している。このように、磁
芯11の他端側が磁芯11の一端側に近接しているの
で、この点火コイル1は、閉磁路型の点火コイルに近い
電磁エネルギが得られる。
うに、突出した他端側の磁芯11を、前記絶縁層16の
外周に沿わせるようにして磁芯11の一端側に屈曲さ
せ、これをケース20に収容している。このように、磁
芯11の他端側が磁芯11の一端側に近接しているの
で、この点火コイル1は、閉磁路型の点火コイルに近い
電磁エネルギが得られる。
【0020】また、磁芯11が結束された複数の線材1
1aによって形成されると共に、従来の1次コイルボビ
ン、2次コイルボビンに相当する1次コイル巻床12及
び2次コイル巻床14がそれぞれ絶縁材を押出被覆する
ことによって形成されているため、従来のようにこれら
の構成部品の製造に際して金型を使用する必要がなく、
金型費用の削減を図ることができる。
1aによって形成されると共に、従来の1次コイルボビ
ン、2次コイルボビンに相当する1次コイル巻床12及
び2次コイル巻床14がそれぞれ絶縁材を押出被覆する
ことによって形成されているため、従来のようにこれら
の構成部品の製造に際して金型を使用する必要がなく、
金型費用の削減を図ることができる。
【0021】以上のように構成された点火コイル1は、
以下のように製造される。まず、第1工程においては、
電磁軟鉄線(JISC2503−90SUYB1)が伸
線機(図示せず)によってφ0.3〜1.0に伸線され
た複数本の線材11aが連続供給されるので、図3に示
すように、この複数本の線材11aを結束装置31によ
って束ねて連続した磁芯11として次工程に送り出す。
以下のように製造される。まず、第1工程においては、
電磁軟鉄線(JISC2503−90SUYB1)が伸
線機(図示せず)によってφ0.3〜1.0に伸線され
た複数本の線材11aが連続供給されるので、図3に示
すように、この複数本の線材11aを結束装置31によ
って束ねて連続した磁芯11として次工程に送り出す。
【0022】第2工程では、このようにして連続的に送
り出されてくる磁芯11上に、図4に示すように、第1
有機材料押出装置32によって絶縁性有機材料を間欠的
に押出被覆して所定長の前記1次コイル巻床12を順次
形成し、次工程に送り出す。なお、この時の1次コイル
巻床12の形成間隔は、図2に示す点火コイル本体10
の磁芯11の突出部分の長さに相当する長さが確保され
るように設定しておく必要がある。
り出されてくる磁芯11上に、図4に示すように、第1
有機材料押出装置32によって絶縁性有機材料を間欠的
に押出被覆して所定長の前記1次コイル巻床12を順次
形成し、次工程に送り出す。なお、この時の1次コイル
巻床12の形成間隔は、図2に示す点火コイル本体10
の磁芯11の突出部分の長さに相当する長さが確保され
るように設定しておく必要がある。
【0023】第3工程では、このようにして連続した前
記磁芯11上に間欠的に形成された1次コイル巻床12
上に、図5に示すように、1次コイル巻回装置33によ
って前記エナメル線13aを横巻きすることで、各1次
コイル巻床12上に1次コイル13を形成し、次工程に
送り出す。
記磁芯11上に間欠的に形成された1次コイル巻床12
上に、図5に示すように、1次コイル巻回装置33によ
って前記エナメル線13aを横巻きすることで、各1次
コイル巻床12上に1次コイル13を形成し、次工程に
送り出す。
【0024】第4工程では、このようにして1次コイル
13が形成されたそれぞれの前記1次コイル巻床12上
に、図6に示すように、第2有機材料押出装置34によ
って絶縁性有機材料を間欠的に押出被覆して、上述した
ように一定間隔で径方向に突出した複数の鍔部14aを
有する前記2次コイル巻床14を順次形成し、次工程に
送り出す。
13が形成されたそれぞれの前記1次コイル巻床12上
に、図6に示すように、第2有機材料押出装置34によ
って絶縁性有機材料を間欠的に押出被覆して、上述した
ように一定間隔で径方向に突出した複数の鍔部14aを
有する前記2次コイル巻床14を順次形成し、次工程に
送り出す。
【0025】第5工程では、このようにして間欠的に形
成された2次コイル巻床14の鍔部14a間に、図7に
示すように、2次コイル巻回装置35によって前記エナ
メル線15aをセクション巻きすることで、各2次コイ
ル巻床14上に2次コイル15を形成し、次工程に送り
出す。
成された2次コイル巻床14の鍔部14a間に、図7に
示すように、2次コイル巻回装置35によって前記エナ
メル線15aをセクション巻きすることで、各2次コイ
ル巻床14上に2次コイル15を形成し、次工程に送り
出す。
【0026】第6工程では、このようにして2次コイル
15が形成されたそれぞれの前記2次コイル巻床14上
に、図8に示すように、第3有機材料押出装置36によ
って絶縁性有機材料を間欠的に押出被覆して絶縁層16
を順次形成し、次工程に送り出す。なお、この状態で
は、複数の点火コイル本体10が数珠繋ぎのように連結
されている。
15が形成されたそれぞれの前記2次コイル巻床14上
に、図8に示すように、第3有機材料押出装置36によ
って絶縁性有機材料を間欠的に押出被覆して絶縁層16
を順次形成し、次工程に送り出す。なお、この状態で
は、複数の点火コイル本体10が数珠繋ぎのように連結
されている。
【0027】第7工程では、図9に示すように、前記1
次コイル巻床12から絶縁層16まで順次積層された部
分の下流側の端部を切断装置37によって順次切断する
ことで、上述した構造の点火コイル本体10が分離さ
れ、この点火コイル本体10が次工程に供給される。
次コイル巻床12から絶縁層16まで順次積層された部
分の下流側の端部を切断装置37によって順次切断する
ことで、上述した構造の点火コイル本体10が分離さ
れ、この点火コイル本体10が次工程に供給される。
【0028】第8工程では、このようにして形成された
点火コイル本体10の突出した磁芯11の他端側を、前
記絶縁層16の外周に沿わすようにして磁芯11の一端
側に屈曲させ、これを前記ケース20内に収容すると、
点火コイル1が完成する。
点火コイル本体10の突出した磁芯11の他端側を、前
記絶縁層16の外周に沿わすようにして磁芯11の一端
側に屈曲させ、これを前記ケース20内に収容すると、
点火コイル1が完成する。
【0029】以上のような方法で、この点火コイル10
を製造すると、点火コイル本体10を製造する際の各工
程を1つのラインで連続的に処理することができるの
で、製造コストの削減を図ることができる。また、1次
コイル巻床12及び2次コイル巻床14の製造に関して
は、被覆電線を製造する際に用いる押出被覆装置を流用
することができるので、設備費の軽減を図ることもでき
る。
を製造すると、点火コイル本体10を製造する際の各工
程を1つのラインで連続的に処理することができるの
で、製造コストの削減を図ることができる。また、1次
コイル巻床12及び2次コイル巻床14の製造に関して
は、被覆電線を製造する際に用いる押出被覆装置を流用
することができるので、設備費の軽減を図ることもでき
る。
【0030】この実施例では、他端側に突出した磁芯1
1を結束した状態のまま屈曲させているが、図10に示
すように、突出した他端側の磁芯11を各線材11aに
ばらし、各線材11aを前記絶縁層16の外周に略均等
に沿わせるように屈曲させた後、収束バンド21等で固
定するようにしてもよい。
1を結束した状態のまま屈曲させているが、図10に示
すように、突出した他端側の磁芯11を各線材11aに
ばらし、各線材11aを前記絶縁層16の外周に略均等
に沿わせるように屈曲させた後、収束バンド21等で固
定するようにしてもよい。
【0031】図11は他の実施例を示している。同図に
示すように、この点火コイルは、点火コイル本体10の
磁芯11の全長にわたって前記1次コイル巻床12が形
成されている点において、前記実施例とは異なってお
り、1次コイル13、2次コイル巻床14、2次コイル
15および絶縁層16は、磁芯11の一端側のみに形成
されている。
示すように、この点火コイルは、点火コイル本体10の
磁芯11の全長にわたって前記1次コイル巻床12が形
成されている点において、前記実施例とは異なってお
り、1次コイル13、2次コイル巻床14、2次コイル
15および絶縁層16は、磁芯11の一端側のみに形成
されている。
【0032】また、この点火コイル本体10は、前記実
施例の製造工程の第2工程において、間欠的ではなく、
連続的に絶縁性有機材料を磁芯11上に押出被覆するこ
とによって製造される。
施例の製造工程の第2工程において、間欠的ではなく、
連続的に絶縁性有機材料を磁芯11上に押出被覆するこ
とによって製造される。
【0033】なお、これらの実施例では、各線材11a
を単に束ねることによって磁芯11を形成しているが、
例えば各線材11aを束ねて撚り合わせたものであって
もよい。また、前記絶縁層16は、絶縁性有機材料を押
出被覆することによって形成されているが、これに限定
されるものではなく、例えば、絶縁性材料によって形成
されたチューブを被覆したり、絶縁テープを巻き付けた
り、液状樹脂を塗布したり、絶縁性樹脂によってモール
ドしたりすることによって形成することもできる。
を単に束ねることによって磁芯11を形成しているが、
例えば各線材11aを束ねて撚り合わせたものであって
もよい。また、前記絶縁層16は、絶縁性有機材料を押
出被覆することによって形成されているが、これに限定
されるものではなく、例えば、絶縁性材料によって形成
されたチューブを被覆したり、絶縁テープを巻き付けた
り、液状樹脂を塗布したり、絶縁性樹脂によってモール
ドしたりすることによって形成することもできる。
【0034】さらに、前記絶縁層16の外側に鉄箔(ス
リーブ)、コバルト、アモルファス合金等の強磁性体を
被覆することによって磁気シールド機能を付与すること
もできる。また、これらの実施例では、1次コイル13
および2次コイル15を一連の工程で連続的に形成して
いるが、例えば、予め筒状の2次コイル巻床にエナメル
線を横巻きすることで、2次コイル側を別途形成してお
き、その後これを1次コイル13が形成されたものに嵌
め込むといった方法で製造することも可能である。
リーブ)、コバルト、アモルファス合金等の強磁性体を
被覆することによって磁気シールド機能を付与すること
もできる。また、これらの実施例では、1次コイル13
および2次コイル15を一連の工程で連続的に形成して
いるが、例えば、予め筒状の2次コイル巻床にエナメル
線を横巻きすることで、2次コイル側を別途形成してお
き、その後これを1次コイル13が形成されたものに嵌
め込むといった方法で製造することも可能である。
【0035】
【発明の効果】以上のように、この発明の点火コイル
は、磁芯を可撓性を有する線束によって形成すると共
に、1次コイル巻床及び2次コイル巻床をそれぞれ絶縁
材を押出被覆することによって形成する構成を採用した
ため、部品の作製に際して金型を使用する必要がなく、
磁芯の屈曲を組立工程で容易に行うことができるので、
閉磁路型に近い点火コイルを低コストで製造することが
できる。
は、磁芯を可撓性を有する線束によって形成すると共
に、1次コイル巻床及び2次コイル巻床をそれぞれ絶縁
材を押出被覆することによって形成する構成を採用した
ため、部品の作製に際して金型を使用する必要がなく、
磁芯の屈曲を組立工程で容易に行うことができるので、
閉磁路型に近い点火コイルを低コストで製造することが
できる。
【0036】また、この発明の点火コイルの製造方法に
よれば、点火コイル本体の製造に際して、1つのライン
で各製造工程を連続的に処理することができるので、さ
らに製造コストを削減することができる。
よれば、点火コイル本体の製造に際して、1つのライン
で各製造工程を連続的に処理することができるので、さ
らに製造コストを削減することができる。
【図1】この発明にかかる一実施例を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】同上の点火コイル本体を示す断面図である。
【図3】同上の点火コイルの製造方法を示す工程図であ
る。
る。
【図4】同上の点火コイルの製造方法を示す工程図であ
る。
る。
【図5】同上の点火コイルの製造方法を示す工程図であ
る。
る。
【図6】同上の点火コイルの製造方法を示す工程図であ
る。
る。
【図7】同上の点火コイルの製造方法を示す工程図であ
る。
る。
【図8】同上の点火コイルの製造方法を示す工程図であ
る。
る。
【図9】同上の点火コイルの製造方法を示す工程図であ
る。
る。
【図10】同上の点火コイルの変形例を示す斜視図であ
る。
る。
【図11】他の実施例を示す断面図である。
【図12】従来例を示す断面図である。
1 点火コイル 10 点火コイル本体 11 磁芯 12 1次コイル巻床 13 1次コイル 14 2次コイル巻床 15 2次コイル 16 絶縁層 20 ケース 21 集束バンド 31 結束装置 32 第1有機材料押出装置 33 1次コイル巻回装置 34 第2有機材料押出装置 35 2次コイル巻回装置 36 第3有機材料押出装置 37 切断装置
Claims (3)
- 【請求項1】 強磁性体によって形成された線材を束ね
た可撓性を有する磁芯と、前記磁芯の一端側に絶縁材を
押出被覆することによって形成された1次コイル巻床
と、前記1次コイル巻床に電線を巻回することによって
形成される1次コイルと、前記1次コイルが形成された
前記1次コイル巻床上に絶縁材を押出被覆することによ
って形成された2次コイル巻床と、前記2次コイル巻床
に電線を巻回することによって形成される2次コイル
と、前記2次コイルが形成された前記2次コイル巻床上
に絶縁材を被覆することによって形成された絶縁層とを
有する本体部と、 前記本体部を収容するケースとを備え、 前記磁芯の他端側を前記絶縁層の外周に沿わせるように
して磁芯の一端側に屈曲させた状態で前記ケースに収容
した点火コイル。 - 【請求項2】 前記磁芯の他端側の前記線材をばらした
状態で、前記線材のそれぞれが前記絶縁層の全周に略均
等に沿うように屈曲させた請求項1記載の点火コイル。 - 【請求項3】 連続供給される強磁性体によって形成さ
れた複数の線材を結束することによって磁芯とし、これ
を連続的に送り出す工程と、 連続に送り出された前記磁芯の外周面に絶縁性有機材料
を間欠的に押出被覆することで所定長の1次コイル巻床
を連続する前記磁芯上に一定間隔毎に形成する工程と、 前記1次コイル巻床上に電線を巻回して1次コイルを形
成する工程と、 前記1次コイルが形成された前記1次コイル巻床上に絶
縁性有機材料を間欠的に押出被覆することで所定長の2
次コイル巻床を形成する工程と、 前記2次コイル巻床上に電線を巻回して2次コイルを形
成する工程と、 前記2次コイルが形成された前記2次コイル巻床上に絶
縁性有機材料を被覆することで絶縁層を形成する工程
と、 連続供給される前記磁芯を所定位置で切断することによ
って、所定長の前記磁芯の一端側に前記1次コイル及び
2次コイルが形成された点火コイル本体を分離する工程
と、 前記点火コイル本体の他端側の磁芯を、前記絶縁層の外
周に沿わせるようにして磁芯の一端側に屈曲させ、これ
をケースに収容する工程とを備えた点火コイルの製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7169848A JPH0922826A (ja) | 1995-07-05 | 1995-07-05 | 点火コイル及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7169848A JPH0922826A (ja) | 1995-07-05 | 1995-07-05 | 点火コイル及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0922826A true JPH0922826A (ja) | 1997-01-21 |
Family
ID=15894064
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7169848A Pending JPH0922826A (ja) | 1995-07-05 | 1995-07-05 | 点火コイル及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0922826A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7834737B2 (en) * | 2007-09-10 | 2010-11-16 | Delphi Technologies, Inc. | Ignition apparatus having bonded steel wire central core |
-
1995
- 1995-07-05 JP JP7169848A patent/JPH0922826A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7834737B2 (en) * | 2007-09-10 | 2010-11-16 | Delphi Technologies, Inc. | Ignition apparatus having bonded steel wire central core |
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