JPH09228947A - ピストン式圧縮機 - Google Patents
ピストン式圧縮機Info
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- JPH09228947A JPH09228947A JP8038285A JP3828596A JPH09228947A JP H09228947 A JPH09228947 A JP H09228947A JP 8038285 A JP8038285 A JP 8038285A JP 3828596 A JP3828596 A JP 3828596A JP H09228947 A JPH09228947 A JP H09228947A
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- pressure receiving
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- 238000005498 polishing Methods 0.000 claims description 8
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 abstract description 8
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- Compressor (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 潤滑を効率的に行うことができ、摩耗や焼き
付き等の不具合の起こりにくいスラスト軸受構造を備え
たピストン式圧縮機を提供する。 【解決手段】 斜板34のボス部34aと、シリンダブ
ロック11、12の受圧座39、40との間に、1枚の
円環状の座金41よりなるスラスト軸受37、38を介
装する。前記座金41は、その受圧面の両端縁を曲率半
径が受圧面に向かって連続的に大きくなるような曲面、
例えば断面形状が楕円の4分の1円弧状をなすような曲
面に形成する。
付き等の不具合の起こりにくいスラスト軸受構造を備え
たピストン式圧縮機を提供する。 【解決手段】 斜板34のボス部34aと、シリンダブ
ロック11、12の受圧座39、40との間に、1枚の
円環状の座金41よりなるスラスト軸受37、38を介
装する。前記座金41は、その受圧面の両端縁を曲率半
径が受圧面に向かって連続的に大きくなるような曲面、
例えば断面形状が楕円の4分の1円弧状をなすような曲
面に形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば車両空調
装置等に使用されるピストン式圧縮機に係わり、詳しく
はそのスラスト軸受構造に関するものである。
装置等に使用されるピストン式圧縮機に係わり、詳しく
はそのスラスト軸受構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のピストン式圧縮機は、ハウジン
グの内部に駆動シャフトが支持されているとともに、ク
ランク室が形成されている。前記ハウジングの一部を構
成するシリンダブロック内には、その前記駆動シャフト
の周囲に複数のシリンダボアが配列されている。そのシ
リンダボアには、ピストンが往復動可能に収容されてい
る。前記駆動シャフトには、カムプレートが一体回転可
能に挿着されている。そのカムプレートとハウジングと
の間にはスラスト軸受が介装されている。このスラスト
軸受としては、例えば2枚の円環状の座金の間にコロが
介在された転がり軸受、あるいは、円環状の座金のみか
らなる滑り軸受が採用されている。そして、前記カムプ
レートに働くスラスト荷重がスラスト軸受を介してハウ
ジングで支持されるようになっている。
グの内部に駆動シャフトが支持されているとともに、ク
ランク室が形成されている。前記ハウジングの一部を構
成するシリンダブロック内には、その前記駆動シャフト
の周囲に複数のシリンダボアが配列されている。そのシ
リンダボアには、ピストンが往復動可能に収容されてい
る。前記駆動シャフトには、カムプレートが一体回転可
能に挿着されている。そのカムプレートとハウジングと
の間にはスラスト軸受が介装されている。このスラスト
軸受としては、例えば2枚の円環状の座金の間にコロが
介在された転がり軸受、あるいは、円環状の座金のみか
らなる滑り軸受が採用されている。そして、前記カムプ
レートに働くスラスト荷重がスラスト軸受を介してハウ
ジングで支持されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、ピス
トン式圧縮機の外部駆動源をなす車両エンジンの高性能
化に伴って、圧縮機もより高回転数領域での運転に供さ
れるようになってきた。また、圧縮機における多気筒化
の傾向に伴って、カムプレートに働くピストンの圧縮反
力が増大している。一方、エンジンルーム内の圧縮機の
搭載可能なスペースは限られており、圧縮機の小型化が
求められている。さらに、駆動シャフトが外部駆動源に
常時作動連結された、いわゆるクラッチレスタイプの圧
縮機においては、駆動シャフトの回転にともなってカム
プレートが常時回転した状態となる。このような状況下
において、カムプレートとハウジングとの間に介装され
たスラスト軸受にかかる荷重が増大しており、スラスト
軸受の潤滑がさらに重要になってきている。
トン式圧縮機の外部駆動源をなす車両エンジンの高性能
化に伴って、圧縮機もより高回転数領域での運転に供さ
れるようになってきた。また、圧縮機における多気筒化
の傾向に伴って、カムプレートに働くピストンの圧縮反
力が増大している。一方、エンジンルーム内の圧縮機の
搭載可能なスペースは限られており、圧縮機の小型化が
求められている。さらに、駆動シャフトが外部駆動源に
常時作動連結された、いわゆるクラッチレスタイプの圧
縮機においては、駆動シャフトの回転にともなってカム
プレートが常時回転した状態となる。このような状況下
において、カムプレートとハウジングとの間に介装され
たスラスト軸受にかかる荷重が増大しており、スラスト
軸受の潤滑がさらに重要になってきている。
【0004】この発明の目的は、潤滑を効率的に行うこ
とができ、摩耗や焼き付き等の不具合の起こりにくいス
ラスト軸受構造を備えたピストン式圧縮機を提供するこ
とにある。
とができ、摩耗や焼き付き等の不具合の起こりにくいス
ラスト軸受構造を備えたピストン式圧縮機を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明では、カムプレートとハウジ
ングとの間にはスラスト軸受を介装し、前記カムプレー
トに働くスラスト荷重をスラスト軸受を介してハウジン
グで支持するようにしたピストン式圧縮機におけるスラ
スト軸受構造において、前記スラスト軸受を少なくとも
1枚の円環状の座金から構成し、その座金の受圧面の内
周側及び外周側の少なくとも一方の端縁は曲率半径が受
圧面に向かって連続的に大きくなるように変化する曲面
をなすものである。
に、請求項1に記載の発明では、カムプレートとハウジ
ングとの間にはスラスト軸受を介装し、前記カムプレー
トに働くスラスト荷重をスラスト軸受を介してハウジン
グで支持するようにしたピストン式圧縮機におけるスラ
スト軸受構造において、前記スラスト軸受を少なくとも
1枚の円環状の座金から構成し、その座金の受圧面の内
周側及び外周側の少なくとも一方の端縁は曲率半径が受
圧面に向かって連続的に大きくなるように変化する曲面
をなすものである。
【0006】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のピストン式圧縮機において、前記曲面の断面形状を
楕円の4分の1円弧状に形成したものである。請求項3
に記載の発明では、請求項2に記載のピストン式圧縮機
において、前記楕円の短軸の長さに対する長軸の長さの
割合によりなる偏平率が50〜300であるものであ
る。
載のピストン式圧縮機において、前記曲面の断面形状を
楕円の4分の1円弧状に形成したものである。請求項3
に記載の発明では、請求項2に記載のピストン式圧縮機
において、前記楕円の短軸の長さに対する長軸の長さの
割合によりなる偏平率が50〜300であるものであ
る。
【0007】請求項4に記載の発明では、請求項1〜3
のいずれかに記載のピストン式圧縮機において、前記曲
面をバフ研磨又はバレル研磨により形成したものであ
る。請求項5に記載の発明では、請求項1〜4のいずれ
かに記載のピストン式圧縮機において、前記スラスト軸
受が1枚の前記座金のみからなる滑り軸受を含むもので
ある。
のいずれかに記載のピストン式圧縮機において、前記曲
面をバフ研磨又はバレル研磨により形成したものであ
る。請求項5に記載の発明では、請求項1〜4のいずれ
かに記載のピストン式圧縮機において、前記スラスト軸
受が1枚の前記座金のみからなる滑り軸受を含むもので
ある。
【0008】請求項6に記載の発明では、請求項1〜4
のいずれかに記載のピストン式圧縮機において、前記ス
ラスト軸受が複数枚の前記座金の間に転動体を介在した
転がり軸受を含むものである。
のいずれかに記載のピストン式圧縮機において、前記ス
ラスト軸受が複数枚の前記座金の間に転動体を介在した
転がり軸受を含むものである。
【0009】さて、上記のように構成されたピストン式
圧縮機では、カムプレートとハウジングの受圧座との間
に介在されたスラスト軸受が、少なくとも1枚の円環状
の座金から構成されている。そして、その座金の受圧面
の端縁は、曲率半径が受圧面に向かって連続的に大きく
なるような曲面、例えば断面形状が楕円の4分の1円弧
状をなすような曲面に形成されている。このため、スラ
スト軸受の受圧面と、その受圧面に対向するカムプレー
ト及びハウジングの受圧座との間には、受圧面の中央に
向かって長く延びるとともに縮小する楔状の油膜形成隙
間が形成される。この油膜形成隙間内に、カムプレート
の回転に伴う楔効果によって、冷媒ガスにミスト状に分
散された潤滑油及び周囲の内壁面等に付着した潤滑油が
引き込まれる。そして、前記スラスト軸受の受圧面と、
カムプレート及びハウジングの受圧座との間に動圧軸受
が構成されて、摺動抵抗が低減される。
圧縮機では、カムプレートとハウジングの受圧座との間
に介在されたスラスト軸受が、少なくとも1枚の円環状
の座金から構成されている。そして、その座金の受圧面
の端縁は、曲率半径が受圧面に向かって連続的に大きく
なるような曲面、例えば断面形状が楕円の4分の1円弧
状をなすような曲面に形成されている。このため、スラ
スト軸受の受圧面と、その受圧面に対向するカムプレー
ト及びハウジングの受圧座との間には、受圧面の中央に
向かって長く延びるとともに縮小する楔状の油膜形成隙
間が形成される。この油膜形成隙間内に、カムプレート
の回転に伴う楔効果によって、冷媒ガスにミスト状に分
散された潤滑油及び周囲の内壁面等に付着した潤滑油が
引き込まれる。そして、前記スラスト軸受の受圧面と、
カムプレート及びハウジングの受圧座との間に動圧軸受
が構成されて、摺動抵抗が低減される。
【0010】ここで、前記楕円の短軸の長さに対する長
軸の長さを偏平率と規定する。つまり、偏平率の値が小
さな楕円ほど円に近いものとなり、偏平率の値が大きな
楕円ほど偏平な楕円となる。さて、前記楕円の偏平率を
50未満となるようにすると、前記油膜形成隙間の最大
開口部の開口幅が過大となって、その油膜形成隙間内の
油膜に発生する油膜圧力が小さなものとなる。このた
め、油膜形成隙間内に連続的に潤滑油を引き込むための
楔効果が発揮されにくいものとなって、前記スラスト軸
受の受圧面と、カムプレート及びハウジングの受圧座と
の間の潤滑が不足がちになるおそれがある。一方、前記
楕円の偏平率が300より大きくなるようにすると、前
記油膜形成隙間の最大開口部の開口幅が過小となり、潤
滑油を引き込むための入口が狭いものとなる。このた
め、潤滑油が引き込まれにくいものとなって、前記と同
様に潤滑が不足がちになるおそれがある。
軸の長さを偏平率と規定する。つまり、偏平率の値が小
さな楕円ほど円に近いものとなり、偏平率の値が大きな
楕円ほど偏平な楕円となる。さて、前記楕円の偏平率を
50未満となるようにすると、前記油膜形成隙間の最大
開口部の開口幅が過大となって、その油膜形成隙間内の
油膜に発生する油膜圧力が小さなものとなる。このた
め、油膜形成隙間内に連続的に潤滑油を引き込むための
楔効果が発揮されにくいものとなって、前記スラスト軸
受の受圧面と、カムプレート及びハウジングの受圧座と
の間の潤滑が不足がちになるおそれがある。一方、前記
楕円の偏平率が300より大きくなるようにすると、前
記油膜形成隙間の最大開口部の開口幅が過小となり、潤
滑油を引き込むための入口が狭いものとなる。このた
め、潤滑油が引き込まれにくいものとなって、前記と同
様に潤滑が不足がちになるおそれがある。
【0011】これに対して、この発明のピストン式圧縮
機では、前記楕円の偏平率が50〜300となるように
形成されている。このため、カムプレート及びハウジン
グの受圧座との間に動圧軸受を構成するにあたって、前
記油膜形成隙間の最大開口部の開口幅が適正なものとな
る。そして、油膜形成隙間内の油膜に発生する油膜圧力
が適当なものとなって楔効果が効果的に発揮されるとと
もに、油膜形成隙間内に潤滑油が引き込まれやすいもの
となる。
機では、前記楕円の偏平率が50〜300となるように
形成されている。このため、カムプレート及びハウジン
グの受圧座との間に動圧軸受を構成するにあたって、前
記油膜形成隙間の最大開口部の開口幅が適正なものとな
る。そして、油膜形成隙間内の油膜に発生する油膜圧力
が適当なものとなって楔効果が効果的に発揮されるとと
もに、油膜形成隙間内に潤滑油が引き込まれやすいもの
となる。
【0012】また、前記座金は、その受圧面の端縁の曲
面がバフ研磨又はバレル研磨によって形成されている。
このため、前記曲面の形成を受圧面の仕上げ研磨と同時
に行うことができて、製作上有利である。
面がバフ研磨又はバレル研磨によって形成されている。
このため、前記曲面の形成を受圧面の仕上げ研磨と同時
に行うことができて、製作上有利である。
【0013】
(第1の実施形態)以下に、この発明の第1の実施形態
について図1〜図3に基づいて説明する。
について図1〜図3に基づいて説明する。
【0014】図1に示すように、ハウジングの一部を構
成する一対のシリンダブロック11、12は、中央部に
おいて接合されている。シリンダブロック11のフロン
ト側端面にはバルブプレート13を介してフロントハウ
ジング15が、シリンダブロック12のリヤ側端面には
バルブプレート14を介してリヤハウジング16がそれ
ぞれ接合されている。前記シリンダブロック11、1
2、バルブプレート13、14、フロントハウジング1
5及びリヤハウジング16は、複数の通しボルト17に
より互いに締付固定されて、圧縮機のハウジングが構成
されている。
成する一対のシリンダブロック11、12は、中央部に
おいて接合されている。シリンダブロック11のフロン
ト側端面にはバルブプレート13を介してフロントハウ
ジング15が、シリンダブロック12のリヤ側端面には
バルブプレート14を介してリヤハウジング16がそれ
ぞれ接合されている。前記シリンダブロック11、1
2、バルブプレート13、14、フロントハウジング1
5及びリヤハウジング16は、複数の通しボルト17に
より互いに締付固定されて、圧縮機のハウジングが構成
されている。
【0015】前記シリンダブロック11、12の軸孔1
1a、12aには、駆動シャフト18がラジアルベアリ
ング19、20を介して回転可能に支持されている。こ
の駆動シャフト18は、図示しないクラッチを介して車
両エンジン等の外部駆動源により回転される。シリンダ
ブロック11、12の中央部には、クランク室21が形
成されている。
1a、12aには、駆動シャフト18がラジアルベアリ
ング19、20を介して回転可能に支持されている。こ
の駆動シャフト18は、図示しないクラッチを介して車
両エンジン等の外部駆動源により回転される。シリンダ
ブロック11、12の中央部には、クランク室21が形
成されている。
【0016】前記シリンダブロック11、12内の前記
駆動シャフト18の周囲には、複数のシリンダボア22
が互いに平行をなすように貫通形成され、それらの内部
には両頭ピストン23が往復動可能に収容されている。
駆動シャフト18の周囲には、複数のシリンダボア22
が互いに平行をなすように貫通形成され、それらの内部
には両頭ピストン23が往復動可能に収容されている。
【0017】前記フロントハウジング15及びリヤハウ
ジング16の外周側には環状の吸入室24、25が形成
され、中心側には環状の吐出室26、27が区画形成さ
れている。吸入室24、25は、バルブプレート13、
14に形成された吸入弁機構28、29を介して前記シ
リンダボア22内に、吸入通路30、31を介して前記
クランク室21に連通されている。そして、前記クラン
ク室21は、シリンダブロック11、12に形成した図
示しない吸入フランジを介して外部冷媒回路に接続され
ている。また、吐出室26、27はバルブプレート1
3、14に形成された吐出弁機構32、33を介して前
記シリンダボア22内に、図示しない吐出通路及び吐出
フランジを介して外部冷媒回路に連通されている。前記
吸入弁機構28、29は、吸入弁28a、29aと吸入
ポート28b、29bとから構成されている。前記吐出
弁機構32、33は、吸入弁32a、33aと吸入ポー
ト32b、33bとから構成されている。
ジング16の外周側には環状の吸入室24、25が形成
され、中心側には環状の吐出室26、27が区画形成さ
れている。吸入室24、25は、バルブプレート13、
14に形成された吸入弁機構28、29を介して前記シ
リンダボア22内に、吸入通路30、31を介して前記
クランク室21に連通されている。そして、前記クラン
ク室21は、シリンダブロック11、12に形成した図
示しない吸入フランジを介して外部冷媒回路に接続され
ている。また、吐出室26、27はバルブプレート1
3、14に形成された吐出弁機構32、33を介して前
記シリンダボア22内に、図示しない吐出通路及び吐出
フランジを介して外部冷媒回路に連通されている。前記
吸入弁機構28、29は、吸入弁28a、29aと吸入
ポート28b、29bとから構成されている。前記吐出
弁機構32、33は、吸入弁32a、33aと吸入ポー
ト32b、33bとから構成されている。
【0018】前記駆動シャフト18の中間外周部には、
カムプレートとしての斜板34が駆動シャフト18と一
体回転可能に挿着されている。この斜板34には、前記
両頭ピストン23がシュー35、36を介して係留さ
れ、斜板34の回転により両頭ピストン23が前記シリ
ンダボア22内で往復動される。前記斜板34のボス部
34aは、スラスト軸受37、38を介して、シリンダ
ブロック11、12の前後両内壁面に形成された受圧座
39、40に支持されている。
カムプレートとしての斜板34が駆動シャフト18と一
体回転可能に挿着されている。この斜板34には、前記
両頭ピストン23がシュー35、36を介して係留さ
れ、斜板34の回転により両頭ピストン23が前記シリ
ンダボア22内で往復動される。前記斜板34のボス部
34aは、スラスト軸受37、38を介して、シリンダ
ブロック11、12の前後両内壁面に形成された受圧座
39、40に支持されている。
【0019】前記スラスト軸受37、38は、円環状の
座金41のみからなる滑り軸受となっている。図2及び
図3に示すように、この座金41は、その受圧面42の
内外両端縁が受圧面42に向かって曲率半径が連続的に
大きくなるような曲面43、例えば断面形状が楕円の4
分の1円弧状をなすような曲面に形成されている。ここ
で、この楕円の短軸の長さに対する長軸の長さの割合に
よりなる偏平率が、50〜300、好ましくは70〜2
50、さらに好ましくは80〜200となるように形成
されている。なお、理解を容易にするために、図3では
受圧面42の両端の曲面43の断面形状を構成する楕円
の4分の1円弧は、その偏平率を小さく描いてある。実
際の座金41における前記楕円の短軸の長さは、数μm
〜数十μm程度である。
座金41のみからなる滑り軸受となっている。図2及び
図3に示すように、この座金41は、その受圧面42の
内外両端縁が受圧面42に向かって曲率半径が連続的に
大きくなるような曲面43、例えば断面形状が楕円の4
分の1円弧状をなすような曲面に形成されている。ここ
で、この楕円の短軸の長さに対する長軸の長さの割合に
よりなる偏平率が、50〜300、好ましくは70〜2
50、さらに好ましくは80〜200となるように形成
されている。なお、理解を容易にするために、図3では
受圧面42の両端の曲面43の断面形状を構成する楕円
の4分の1円弧は、その偏平率を小さく描いてある。実
際の座金41における前記楕円の短軸の長さは、数μm
〜数十μm程度である。
【0020】さて、前記のように構成したピストン式圧
縮機では、車両エンジン等の外部駆動源により駆動シャ
フト18が回転されると、クランク室21内の斜板34
が回転され、シュー35、36を介して複数の両頭ピス
トン23がシリンダボア22内で往復動される。この両
頭ピストン23の運動により吸入フランジ(図示略)か
らクランク室21に導かれた冷媒ガスは、そのクランク
室21から吸入通路30、31を経て吸入室24、25
に導かれる。両頭ピストン23が上死点から下死点に向
かう吸入行程において、前記吸入弁28a、29aが開
放され、吸入室24、25内の冷媒ガスは、吸入ポート
28b、29bを通ってシリンダボア22内に吸入され
る。次に、両頭ピストン23が下死点から上死点に向か
う圧縮・吐出行程において、シリンダボア22内の冷媒
ガスは圧縮される。そして、冷媒ガスが所定の圧力に達
すると、高圧の圧縮冷媒ガスが吐出弁32a、33aを
押し退けて吐出ポート32b、33bを経て吐出室2
6、27に吐出される。さらに、吐出室26、27内の
圧縮冷媒ガスは、図示しない吐出通路を経て図示しない
外部冷媒回路をなす凝縮器、膨張弁、蒸発器に供給さ
れ、車両室内の空調に供される。
縮機では、車両エンジン等の外部駆動源により駆動シャ
フト18が回転されると、クランク室21内の斜板34
が回転され、シュー35、36を介して複数の両頭ピス
トン23がシリンダボア22内で往復動される。この両
頭ピストン23の運動により吸入フランジ(図示略)か
らクランク室21に導かれた冷媒ガスは、そのクランク
室21から吸入通路30、31を経て吸入室24、25
に導かれる。両頭ピストン23が上死点から下死点に向
かう吸入行程において、前記吸入弁28a、29aが開
放され、吸入室24、25内の冷媒ガスは、吸入ポート
28b、29bを通ってシリンダボア22内に吸入され
る。次に、両頭ピストン23が下死点から上死点に向か
う圧縮・吐出行程において、シリンダボア22内の冷媒
ガスは圧縮される。そして、冷媒ガスが所定の圧力に達
すると、高圧の圧縮冷媒ガスが吐出弁32a、33aを
押し退けて吐出ポート32b、33bを経て吐出室2
6、27に吐出される。さらに、吐出室26、27内の
圧縮冷媒ガスは、図示しない吐出通路を経て図示しない
外部冷媒回路をなす凝縮器、膨張弁、蒸発器に供給さ
れ、車両室内の空調に供される。
【0021】以上のように構成された本実施形態によれ
ば、以下の効果を奏する。 (a) 斜板34のボス部34aと、シリンダブロック
11、12の受圧座39、40との間に介在されたスラ
スト軸受37、38が、1枚の円環状の座金41から構
成されている。その座金41の受圧面42の両端縁は、
曲率半径が受圧面42に向かって連続的に大きくなるよ
うな曲面43、例えば断面形状が楕円の4分の1円弧状
をなすような曲面に形成されている。このため、図3に
示すように、座金41の受圧面42と、その受圧面42
に対向する前記ボス部34a及び前記受圧座39、40
との間には、受圧面42の中央に向かって長く延びると
ともに縮小する楔状の油膜形成隙間44が形成される。
この油膜形成隙間44内に、斜板34の回転に伴う楔効
果によって、冷媒ガスにミスト状に分散された潤滑油及
び周囲の内壁面等に付着した潤滑油が引き込まれる。そ
して、前記座金41の受圧面42と、前記ボス部34a
及び前記受圧座39、40との間に動圧軸受が構成さ
れ、それらの間の摺動抵抗が低減されて、シリンダブロ
ック11、12に対する斜板34の相対回転が安定した
ものとなる。
ば、以下の効果を奏する。 (a) 斜板34のボス部34aと、シリンダブロック
11、12の受圧座39、40との間に介在されたスラ
スト軸受37、38が、1枚の円環状の座金41から構
成されている。その座金41の受圧面42の両端縁は、
曲率半径が受圧面42に向かって連続的に大きくなるよ
うな曲面43、例えば断面形状が楕円の4分の1円弧状
をなすような曲面に形成されている。このため、図3に
示すように、座金41の受圧面42と、その受圧面42
に対向する前記ボス部34a及び前記受圧座39、40
との間には、受圧面42の中央に向かって長く延びると
ともに縮小する楔状の油膜形成隙間44が形成される。
この油膜形成隙間44内に、斜板34の回転に伴う楔効
果によって、冷媒ガスにミスト状に分散された潤滑油及
び周囲の内壁面等に付着した潤滑油が引き込まれる。そ
して、前記座金41の受圧面42と、前記ボス部34a
及び前記受圧座39、40との間に動圧軸受が構成さ
れ、それらの間の摺動抵抗が低減されて、シリンダブロ
ック11、12に対する斜板34の相対回転が安定した
ものとなる。
【0022】従って、スラスト軸受37、38における
焼付等の不具合が起こりにくいものとなるとともに、摩
耗が低減される。しかも、運転時の動力損失が低減され
る。また、スラスト軸受37、38に転がり軸受を採用
した場合に比べて、部品点数を削減できて製作コストの
低減できるとともに、転がり打音の発生を解消できて運
転時の騒音を低減することができる。
焼付等の不具合が起こりにくいものとなるとともに、摩
耗が低減される。しかも、運転時の動力損失が低減され
る。また、スラスト軸受37、38に転がり軸受を採用
した場合に比べて、部品点数を削減できて製作コストの
低減できるとともに、転がり打音の発生を解消できて運
転時の騒音を低減することができる。
【0023】(b) 前記座金41の両端縁の断面をな
す楕円の偏平率が50〜300となるように形成されて
いる。ここで、前記楕円の偏平率が50未満となるよう
にすると、前記油膜形成隙間44の最大開口部の開口幅
が過大となって、その油膜形成隙間44内の油膜に発生
する油膜圧力が小さなものとなる。このため、油膜形成
隙間44内に連続的に潤滑油を引き込むための楔効果が
発揮されにくいものとなって、前記座金41の受圧面4
2と、斜板34のボス部34a及びシリンダブロック1
1、12の受圧座39、40との間の潤滑が不足がちに
なるおそれがある。一方、前記楕円の偏平率が300よ
り大きくなるようにすると、前記油膜形成隙間44の最
大開口部の開口幅が過小となって、潤滑油を引き込むた
めの入口が狭いものとなる。このため、潤滑油が引き込
まれにくいものとなって、前記と同様に潤滑が不足がち
になるおそれがある。これらに対して、この実施形態の
座金41では、前記ボス部34a及び前記受圧座39、
40との間に動圧軸受が構成するにあたって、前記油膜
形成隙間44の最大開口部の開口幅が適正なものとな
る。そして、その油膜形成隙間44内の油膜に発生する
油膜圧力が適当なものとなって楔効果が効果的に発揮さ
れるとともに、油膜形成隙間44内に潤滑油が引き込ま
れやすいものとなる。従って、スラスト軸受37、38
の耐焼付性及び耐摩耗性がいっそう向上されるととも
に、動力損失がいっそう低減される。
す楕円の偏平率が50〜300となるように形成されて
いる。ここで、前記楕円の偏平率が50未満となるよう
にすると、前記油膜形成隙間44の最大開口部の開口幅
が過大となって、その油膜形成隙間44内の油膜に発生
する油膜圧力が小さなものとなる。このため、油膜形成
隙間44内に連続的に潤滑油を引き込むための楔効果が
発揮されにくいものとなって、前記座金41の受圧面4
2と、斜板34のボス部34a及びシリンダブロック1
1、12の受圧座39、40との間の潤滑が不足がちに
なるおそれがある。一方、前記楕円の偏平率が300よ
り大きくなるようにすると、前記油膜形成隙間44の最
大開口部の開口幅が過小となって、潤滑油を引き込むた
めの入口が狭いものとなる。このため、潤滑油が引き込
まれにくいものとなって、前記と同様に潤滑が不足がち
になるおそれがある。これらに対して、この実施形態の
座金41では、前記ボス部34a及び前記受圧座39、
40との間に動圧軸受が構成するにあたって、前記油膜
形成隙間44の最大開口部の開口幅が適正なものとな
る。そして、その油膜形成隙間44内の油膜に発生する
油膜圧力が適当なものとなって楔効果が効果的に発揮さ
れるとともに、油膜形成隙間44内に潤滑油が引き込ま
れやすいものとなる。従って、スラスト軸受37、38
の耐焼付性及び耐摩耗性がいっそう向上されるととも
に、動力損失がいっそう低減される。
【0024】(c) 前記座金41は、その受圧面42
の両端縁の曲面43がバフ研磨又はバレル研磨によって
形成されている。このため、前記曲面43の形成を受圧
面42の仕上げ研磨と同時に行うことができて、製作上
有利である。
の両端縁の曲面43がバフ研磨又はバレル研磨によって
形成されている。このため、前記曲面43の形成を受圧
面42の仕上げ研磨と同時に行うことができて、製作上
有利である。
【0025】(第2の実施形態)つぎに、この発明の第
2の実施形態について、前記第1の実施形態と異なる部
分を中心に説明する。
2の実施形態について、前記第1の実施形態と異なる部
分を中心に説明する。
【0026】この第2の実施形態においては、図4に示
すように、斜板34のボス部34aとシリンダブロック
11、12の受圧座39、40との間に、スラスト軸受
51、52として転がり軸受としてのニードル軸受53
を介装したものである。このニードル軸受53は、座金
としてのインナレース54及びアウタレース55と、そ
れらの間に介在された転動体としてのニードルコロ56
とから構成されている。このインナレース54及びアウ
タレース55は、図2及び図3に示す前記第1の実施形
態に記載の座金41とほぼ同様の形状をなしている。つ
まり、前記2枚のレース54、55の受圧面42の両端
縁は、曲率半径が受圧面42に向かって連続的に大きく
なるような曲面43、例えば断面形状が楕円の4分の1
円弧をなすような曲面に形成されている。しかも、その
楕円の偏平率は、50〜300、好ましくは70〜25
0、さらに好ましくは80〜200となるように形成さ
れている。
すように、斜板34のボス部34aとシリンダブロック
11、12の受圧座39、40との間に、スラスト軸受
51、52として転がり軸受としてのニードル軸受53
を介装したものである。このニードル軸受53は、座金
としてのインナレース54及びアウタレース55と、そ
れらの間に介在された転動体としてのニードルコロ56
とから構成されている。このインナレース54及びアウ
タレース55は、図2及び図3に示す前記第1の実施形
態に記載の座金41とほぼ同様の形状をなしている。つ
まり、前記2枚のレース54、55の受圧面42の両端
縁は、曲率半径が受圧面42に向かって連続的に大きく
なるような曲面43、例えば断面形状が楕円の4分の1
円弧をなすような曲面に形成されている。しかも、その
楕円の偏平率は、50〜300、好ましくは70〜25
0、さらに好ましくは80〜200となるように形成さ
れている。
【0027】以上のように構成された本実施形態によれ
ば、以下の効果を奏する。 (a) 2枚のレース54、55の受圧面42と、その
受圧面42に対向する前記ボス部34a及び前記受圧座
39、40との間には、前記第1の実施形態と同様な受
圧面42の中央に向かって長く延びるとともに縮小する
楔状の油膜形成隙間44が形成される。この油膜形成隙
間44内に、斜板34の回転に伴う楔効果によって、冷
媒ガスにミスト状に分散された潤滑油及び周囲の内壁面
等に付着した潤滑油が引き込まれる。そして、スラスト
軸受51、52内に潤滑油が豊富に存在することになっ
て、前記スラスト軸受51、52における摺動抵抗が低
減されて、シリンダブロック11、12に対する斜板3
4の相対回転が安定したものとなる。従って、スラスト
軸受51、52における焼き付き等の不具合が起こりに
くいものとなるとともに、摩耗が低減される。しかも、
運転時の動力損失が低減される。
ば、以下の効果を奏する。 (a) 2枚のレース54、55の受圧面42と、その
受圧面42に対向する前記ボス部34a及び前記受圧座
39、40との間には、前記第1の実施形態と同様な受
圧面42の中央に向かって長く延びるとともに縮小する
楔状の油膜形成隙間44が形成される。この油膜形成隙
間44内に、斜板34の回転に伴う楔効果によって、冷
媒ガスにミスト状に分散された潤滑油及び周囲の内壁面
等に付着した潤滑油が引き込まれる。そして、スラスト
軸受51、52内に潤滑油が豊富に存在することになっ
て、前記スラスト軸受51、52における摺動抵抗が低
減されて、シリンダブロック11、12に対する斜板3
4の相対回転が安定したものとなる。従って、スラスト
軸受51、52における焼き付き等の不具合が起こりに
くいものとなるとともに、摩耗が低減される。しかも、
運転時の動力損失が低減される。
【0028】なお、この発明は以下のように変更して具
体化することもできる。 (1) 前記第1の実施形態において、前記スラスト軸
受37、38を構成する座金41を前記実施形態に記載
以外の枚数、例えば2枚以上介装すること。
体化することもできる。 (1) 前記第1の実施形態において、前記スラスト軸
受37、38を構成する座金41を前記実施形態に記載
以外の枚数、例えば2枚以上介装すること。
【0029】(2) 前記各実施形態において、斜板3
4のボス部34aと、シリンダブロック11、12の受
圧座39、40とに相互に異径の環状突条を設けて、そ
の環状突条の間に座金41又はニードル軸受53を介装
すること。
4のボス部34aと、シリンダブロック11、12の受
圧座39、40とに相互に異径の環状突条を設けて、そ
の環状突条の間に座金41又はニードル軸受53を介装
すること。
【0030】(3) 前記各実施形態において、座金4
1の受圧面42の端縁の曲面43の断面形状が、前記実
施形態に記載以外の形状、例えば放物線、インボリュー
ト曲線、サイクロイド曲線、渦巻き線等の一部といった
曲率半径が連続的に変化する曲線をなすようにするこ
と。
1の受圧面42の端縁の曲面43の断面形状が、前記実
施形態に記載以外の形状、例えば放物線、インボリュー
ト曲線、サイクロイド曲線、渦巻き線等の一部といった
曲率半径が連続的に変化する曲線をなすようにするこ
と。
【0031】(4) この発明を、ウェーブカムプレー
トタイプの両頭ピストン式圧縮機において具体化するこ
と。これらのように構成しても、前記第1の実施形態に
記載の作用効果とほぼ同様の作用効果が得られる。
トタイプの両頭ピストン式圧縮機において具体化するこ
と。これらのように構成しても、前記第1の実施形態に
記載の作用効果とほぼ同様の作用効果が得られる。
【0032】(5) この発明を、片頭ピストン式圧縮
機において、その斜板と一体回転する回転支持体の前面
と、フロントハウジングの内壁面との間に介装されるス
ラスト軸受に具体化すること。
機において、その斜板と一体回転する回転支持体の前面
と、フロントハウジングの内壁面との間に介装されるス
ラスト軸受に具体化すること。
【0033】このように構成した場合、特にクランク室
内が吸入通路の一部を構成しない可変容量式の圧縮機に
おいて、潤滑環境の厳しいクランク室内のスラスト軸受
の摺動抵抗を低減するのに有効である。また、駆動シャ
フトが外部駆動源に常時作動連結された、いわゆるクラ
ッチレスタイプの圧縮機において、さらに有効である。
内が吸入通路の一部を構成しない可変容量式の圧縮機に
おいて、潤滑環境の厳しいクランク室内のスラスト軸受
の摺動抵抗を低減するのに有効である。また、駆動シャ
フトが外部駆動源に常時作動連結された、いわゆるクラ
ッチレスタイプの圧縮機において、さらに有効である。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれば
以下の優れた効果を奏する。カムプレートとハウジング
の受圧座との間に介在されたスラスト軸受が、少なくと
も1枚の円環状の座金から構成されている。そして、そ
の座金の受圧面の端縁は、曲率半径が受圧面に向かって
連続的に大きくなるような曲面に形成されている。この
ため、スラスト軸受の受圧面と、その受圧面に対向する
カムプレート及びハウジングの受圧座との間には、受圧
面の中央に向かって長く延びるとともに縮小する楔状の
油膜形成隙間が形成される。この油膜形成隙間に潤滑油
が引き込まれ、カムプレートとハウジングの受圧座との
間に動圧軸受が構成される。そして、スラスト軸受にお
ける摺動抵抗が低減されて、ハウジングに対するカムプ
レートの相対回転が安定したものとなる。従って、スラ
スト軸受における焼き付き等の不具合が起こりにくいも
のとなるとともに、摩耗が低減される。しかも、運転時
の動力損失が低減される。
以下の優れた効果を奏する。カムプレートとハウジング
の受圧座との間に介在されたスラスト軸受が、少なくと
も1枚の円環状の座金から構成されている。そして、そ
の座金の受圧面の端縁は、曲率半径が受圧面に向かって
連続的に大きくなるような曲面に形成されている。この
ため、スラスト軸受の受圧面と、その受圧面に対向する
カムプレート及びハウジングの受圧座との間には、受圧
面の中央に向かって長く延びるとともに縮小する楔状の
油膜形成隙間が形成される。この油膜形成隙間に潤滑油
が引き込まれ、カムプレートとハウジングの受圧座との
間に動圧軸受が構成される。そして、スラスト軸受にお
ける摺動抵抗が低減されて、ハウジングに対するカムプ
レートの相対回転が安定したものとなる。従って、スラ
スト軸受における焼き付き等の不具合が起こりにくいも
のとなるとともに、摩耗が低減される。しかも、運転時
の動力損失が低減される。
【0035】また、前記曲面は、その断面形状をなす楕
円の4分の1円弧の偏平率が、50〜300の範囲とな
るように形成されている。このため、前記油膜形成隙間
の最大開口部の開口幅が動圧軸受を構成するのに適正な
ものとなって、楔効果が効果的に発揮されるとともに、
前記隙間内に潤滑油が引き込まれやすいものとなる。従
って、スラスト軸受の耐焼付性及び耐摩耗性がいっそう
向上されるとともに、動力損失がいっそう低減される。
円の4分の1円弧の偏平率が、50〜300の範囲とな
るように形成されている。このため、前記油膜形成隙間
の最大開口部の開口幅が動圧軸受を構成するのに適正な
ものとなって、楔効果が効果的に発揮されるとともに、
前記隙間内に潤滑油が引き込まれやすいものとなる。従
って、スラスト軸受の耐焼付性及び耐摩耗性がいっそう
向上されるとともに、動力損失がいっそう低減される。
【0036】また、前記座金は、その受圧面の端縁の曲
面がバフ研磨又はバレル研磨によって形成されている。
このため、前記曲面の形成を受圧面の仕上げ研磨と同時
に行うことができて、製作上有利である。
面がバフ研磨又はバレル研磨によって形成されている。
このため、前記曲面の形成を受圧面の仕上げ研磨と同時
に行うことができて、製作上有利である。
【図1】 第1の実施形態のピストン式圧縮機を示す断
面図。
面図。
【図2】 スラスト軸受を構成する座金を示す斜視図。
【図3】 図1の要部を拡大して示す部分断面図。
【図4】 第2の実施形態のピストン式圧縮機の要部を
示す部分断面図。
示す部分断面図。
11、12…ハウジングの一部を構成するシリンダブロ
ック、15…ハウジングの一部を構成するフロントハウ
ジング、16…ハウジングの一部を構成するリヤハウジ
ング、37、38、51、52…スラスト軸受、41…
座金、43…曲面、53…転がり軸受としてのニードル
軸受、54…座金としてのインナレース、55…座金と
してのアウタレース、56…転動体としてのニードルコ
ロ。
ック、15…ハウジングの一部を構成するフロントハウ
ジング、16…ハウジングの一部を構成するリヤハウジ
ング、37、38、51、52…スラスト軸受、41…
座金、43…曲面、53…転がり軸受としてのニードル
軸受、54…座金としてのインナレース、55…座金と
してのアウタレース、56…転動体としてのニードルコ
ロ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 裕史 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内
Claims (6)
- 【請求項1】 カムプレートとハウジングとの間にはス
ラスト軸受を介装し、前記カムプレートに働くスラスト
荷重をスラスト軸受を介してハウジングで支持するよう
にしたピストン式圧縮機において、 前記スラスト軸受を少なくとも1枚の円環状の座金から
構成し、その座金の受圧面の内周側及び外周側の少なく
とも一方の端縁は曲率半径が受圧面に向かって連続的に
大きくなるように変化する曲面をなすピストン式圧縮
機。 - 【請求項2】 前記曲面の断面形状を楕円の4分の1円
弧状に形成した請求項1に記載のピストン式圧縮機。 - 【請求項3】 前記楕円の短軸の長さに対する長軸の長
さの割合によりなる偏平率が50〜300である請求項
2に記載のピストン式圧縮機。 - 【請求項4】 前記曲面をバフ研磨又はバレル研磨によ
り形成した請求項1〜3のいずれかに記載のピストン式
圧縮機。 - 【請求項5】 前記スラスト軸受が1枚の前記座金のみ
からなる滑り軸受を含む請求項1〜4のいずれかに記載
のピストン式圧縮機。 - 【請求項6】 前記スラスト軸受が複数枚の前記座金の
間に転動体を介在した転がり軸受を含む請求項1〜4の
いずれかに記載のピストン式圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8038285A JPH09228947A (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | ピストン式圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8038285A JPH09228947A (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | ピストン式圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09228947A true JPH09228947A (ja) | 1997-09-02 |
Family
ID=12521046
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8038285A Pending JPH09228947A (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | ピストン式圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09228947A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109162897A (zh) * | 2018-09-05 | 2019-01-08 | 皓德智慧能源科技(苏州)有限公司 | 一种节能磁悬浮主机压缩机 |
| CN111664176A (zh) * | 2020-05-13 | 2020-09-15 | 杭州钱江制冷压缩机集团有限公司 | 一种压缩机轴承结构及其使用方法 |
-
1996
- 1996-02-26 JP JP8038285A patent/JPH09228947A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109162897A (zh) * | 2018-09-05 | 2019-01-08 | 皓德智慧能源科技(苏州)有限公司 | 一种节能磁悬浮主机压缩机 |
| CN109162897B (zh) * | 2018-09-05 | 2019-12-17 | 皓德智慧能源科技(苏州)有限公司 | 一种节能磁悬浮主机压缩机 |
| CN111664176A (zh) * | 2020-05-13 | 2020-09-15 | 杭州钱江制冷压缩机集团有限公司 | 一种压缩机轴承结构及其使用方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051115 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051122 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060322 |