JPH09230762A - 画像除去促進液付与方法と付与装置及び被記録材の再生装置 - Google Patents

画像除去促進液付与方法と付与装置及び被記録材の再生装置

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JPH09230762A
JPH09230762A JP6547396A JP6547396A JPH09230762A JP H09230762 A JPH09230762 A JP H09230762A JP 6547396 A JP6547396 A JP 6547396A JP 6547396 A JP6547396 A JP 6547396A JP H09230762 A JPH09230762 A JP H09230762A
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JP
Japan
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liquid
image forming
forming substance
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Application number
JP6547396A
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English (en)
Inventor
Masahiro Yanagisawa
匡浩 柳澤
Kakuji Murakami
格二 村上
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は被記録材と被記録材に形成された画像
との接着力を弱めるために画像除去促進液を効率的に付
与する画像除去促進液付与方法と付与装置及び被記録材
から画像形成物質を除去して再生する被記録材の再生装
置を提供する。 【解決手段】画像除去促進液付与装置1は、搬送ローラ
3a、3bにより帯電部5の帯電ローラ11と対向電極
13の間に搬送されてくる転写紙2を、高圧電源部12
から高圧の印加された帯電ローラ11により帯電させた
後、液付与部6の溝切りローラ16と押さえローラ17
の間に搬送して、汲み上げローラ15で液体容器14内
から汲み上げた画像除去促進液18を溝切りローラ16
により転写紙2の画像形成面に付与する。転写紙2は帯
電されることにより画像形成物質10の表面に電荷が付
与されて、画像除去促進液18が画像形成物質10と転
写紙2の間に浸透し、画像形成物質10と転写紙2との
接着力が好適に弱まる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像除去促進液付
与方法と付与装置及び被記録材の再生装置に関し、詳細
には、紙層に熱可撓性画像形成物質(トナー等)により
画像の形成されている被記録材に適切に画像除去促進液
を付与する画像除去促進液付与方法と付与装置及び画像
除去促進液を付与した被記録材から画像形成物質を除去
して、再利用可能な状態に被記録材を再生する被記録材
の再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のOA(Office Automation )化に
より、プリンターや複写機等により記録紙に情報が記録
されるようになり、オフィスでは、この情報の記録され
たプリンター用紙や複写用紙等の用紙が大量に発生する
が、その用紙の多くが無駄に捨てられているのが現状で
ある。
【0003】これらの情報の記録された用紙は、廃棄処
理を行うと、多大な費用がかかるとともに、廃棄処理に
よる地域環境の悪化、ひいては、紙を生産するための森
林伐採による地球規模での環境悪化につながる。
【0004】従来、この問題を解消して、紙のリサイク
ルを図るために、一度使用した用紙上のインキを取り除
き、浸して再びすくことにより、再生古紙として利用す
る処置を施していた。
【0005】この古紙を再生する処理では、大規模な古
紙再生施設が必要となる上、使用済みの古紙に対して、
分別、回収、輸送など再生古紙を得るまでにいくつもの
工程を踏まざるをえなかった。
【0006】そこで、近時、1度使用した用紙上の文字
画像をクリーニングにより取り去り、複写あるいはプリ
ンティングに再利用することができる紙が開発されてい
る。例えば、特開平4−670043号公報には、シー
ト状支持体の表面、特に、片面のみに離型処理してな
り、かつ、該離型処理した支持体に印をつけ、普通紙と
区別したものが開示されている。
【0007】また、特開平1−101576号公報及び
特開平1−101577号公報には、画像形成物質(ト
ナー)で画像の形成された画像形成支持体を、画像形成
物質を溶解する有機溶媒中で超音波処理することによ
り、画像を除去する方法が開示されている。
【0008】さらに、特開平1−297294号公報に
は、画像形成支持体としてプラスチック、金属、液浸透
性の悪い紙あるいはセラミック等で形成されたものを使
用し、該支持体上に形成された画像を、熱溶融性の剥離
体を介在させて加熱して、画像を支持体から剥離するク
リーニング方法が開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
公報記載のものにあっては、適切な解決とはなっていな
かった。
【0010】すなわち、特開平4−67043号公報記
載の紙は、特殊紙であり、再使用に際して、プリンター
や複写機で再使用した際に、画像形成物質(例えば、ト
ナー等)の定着性が悪く、一般の複写用紙等として使用
するには、問題があった。
【0011】また、特開平1−101576号公報及び
特開平1−101577号公報記載の画像を除去する方
法にあっては、有機溶剤を使用するため、有機溶剤によ
る公害が発生するという新たな問題があるとともに、有
機溶剤の引火や毒性により、その取り扱いに注意を必要
とし、一般のオフィスや家庭で使用するには、やはり問
題があった。
【0012】さらに、特開平1−297294号公報記
載のクリーニング方法にあっては、表面に剥離処理を施
した特別な用紙を用いなければならず、利用上の便宜性
が悪いという問題があった。
【0013】そこで、請求項1記載の発明は、通常の複
写用紙やプリンティング用紙等の被記録材に画像を形成
する画像形成物質を被記録材から除去するに際して、被
記録材を帯電させて濡れ性(親水性)を向上させた後、
画像除去促進液を被記録材に供給し、画像除去促進液を
被記録材と画像形成物質との間に適切に浸透させて、画
像除去促進液により被記録材と画像形成物質との接着力
を効率的に弱めることのできる画像除去促進液付与方法
を提供することを目的としている。
【0014】請求項2記載の発明は、通常の複写用紙や
プリンティング用紙等の被記録材に画像を形成する画像
形成物質を被記録材から除去するに際して、被記録材を
帯電させて被記録材の濡れ性を向上させた後、画像除去
促進液を被記録材に供給し、画像除去促進液を被記録材
と画像形成物質との間に適切に浸透させて、画像除去促
進液により被記録材と画像形成物質との接着力を効率的
に弱めることのできる画像除去促進液付与装置を提供す
ることを目的としている。
【0015】請求項3記載の発明は、画像除去促進液が
1010Ω・cm以上である帯電性の良好なものに適用す
ることにより、画像除去促進液により被記録材と画像形
成物質との接着力をより一層効率的に弱めることのでき
る画像除去促進液付与方法及び画像除去促進液付与装置
を提供することを目的としている。
【0016】請求項4記載の発明は、画像部と非画像部
とで帯電状態を異ならせて帯電させることにより、単位
面積当たりの画像除去促進液の付与量を画像部により多
くすることにより、画像除去促進液液の全体の付与量を
低減しつつ、画像部に画像除去促進液を効率的に付与す
ることのできる画像除去促進液付与方法及び画像除去促
進液付与装置を提供することを目的としている。
【0017】請求項5記載の発明は、通常の複写用紙や
プリンティング用紙等の被記録材に画像を形成する画像
形成物質を被記録材から除去するに際して、被記録材を
帯電させて被記録材の濡れ性を向上させた後、画像除去
促進液を被記録材に供給し、画像除去促進液を被記録材
と画像形成物質との間に適切に浸透させて、画像除去促
進液により被記録材と画像形成物質との接着力を効率的
に弱めた後、被記録材から画像形成物質を除去すること
により、安価に、かつ、適切に被記録材から画像除去促
進液を除去して再生することのできる被記録材の再生装
置を提供することを目的としている。
【0018】請求項6記載の発明は、コロナ放電により
被記録材を帯電させることにより、より効率的に被記録
材を帯電させて、画像除去促進液をより効率的に被記録
材に供給して、被記録材と画像形成物質との接着力を効
率的に弱めた後、被記録材から画像形成物質を除去する
ことにより、より安価に、かつ、適切に被記録材から画
像形成物質を除去して再生することのできる被記録材の
再生装置を提供することを目的としている。
【0019】請求項7記載の発明は、帯電ローラにより
被記録材を帯電させることにより、より効率的に被記録
材を帯電させて、画像除去促進液をより効率的に被記録
材に供給して、被記録材と画像形成物質との接着力を効
率的に弱めた後、被記録材から画像形成物質を除去する
ことにより、より安価に、かつ、適切に被記録材から画
像形成物質を除去して再生することのできる被記録材の
再生装置を提供することを目的としている。
【0020】請求項8記載の発明は、画像除去促進液を
ミストとして被記録材に付着させることにより、非画像
部に比較して電荷量の大きい画像部に効率的に画像除去
促進液を付着させて、画像除去促進液の全体の使用量を
低減させつつ、効率的に画像除去促進液により画像形成
物質と被記録材との接着力を弱めた後、被記録材から画
像形成物質を除去して、より平滑性の良好な被記録材を
安価に再生することのできる被記録材の再生装置を提供
することを目的としている。
【0021】請求項9記載の発明は、濡れ性により液供
給量を制限することにより、非画像部に比較して濡れ性
の高い画像形成物質により多くの画像除去促進液を付与
して、画像除去促進液の全体の使用量を低減させつつ、
効率的に画像除去促進液により画像形成物質と被記録材
との接着力を弱めた後、被記録材から画像形成物質を除
去して、より平滑性の良好な被記録材を安価に再生する
ことのできる被記録材の再生装置を提供することを目的
としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の画
像除去促進液付与方法は、少なくとも表面に水で膨潤す
る膨潤層を有する被記録材の前記膨潤層上に熱可塑性あ
るいは熱溶融性の画像形成物質により皮膜状の固着画像
の形成された前記被記録材を、所定の電位に帯電させて
濡れ性を向上させた後、水を含む画像除去促進液を前記
被記録材に付与することにより、上記目的を達成してい
る。
【0023】ここで、被記録材は、少なくとも画像が形
成される側の表面近傍に水を含む画像除去促進液により
膨潤する膨潤層、例えば、セルロース繊維等の多糖天然
高分子を主成分とする紙層を有しており、主に、通常の
複写用紙あるいはプリンティング用紙が利用可能であ
る。なお、被記録材としては、上記のものに限るもので
はなく、例えば、シート状の部材にセルロース繊維等の
紙層を設けた画像形成が可能な被記録材であれば、全て
が紙層でなくてもよい。すなわち、被記録材としては、
表面に特別な加工の施されていない一般的に使用されて
いる複写用紙やプリンティング用紙を利用することがで
きる。
【0024】また、画像の形成方法としては、乾式トナ
ーや湿式トナーを用いた電子写真法、熱溶融性インク・
シートを用いた熱転写法、ホットメルト・インクを用い
るインクジェット法又はオフセット版、凹版、凸版、孔
版を用いる印刷法が挙げられ、被記録材上に熱可塑性ま
たは熱溶融性の画像形成物質からなる皮膜状画像を形成
する画像形成方法であれば、形成された皮膜状画像を除
去することができる。なお、皮膜状とは、必ずしも、画
像全体が一つの膜を形成している必要はなく、単に画像
形成物質が被記録材内部に浸透していないことや、染料
を含有する水性インクで印刷した場合のように、画像形
成物質がほとんど分子レベルで被記録材に吸着されてい
る状態でないことを意味し、熱可塑性あるいは熱溶融性
の画像形成物質で形成されているものをいう。
【0025】熱可塑性または熱溶融性の画像形成物質と
しては、具体的には、ポリスチレン、ポリアクリル酸ア
ルキル、ポリメタクリル酸アルキル、スチレン−アクリ
ルニトリル共重合体、スチレン−アクリル共重合体、ス
チレン−ブタジエン共重合体、ポリアミド、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、アルキド樹脂、エポキシ樹脂、ポ
リ酢酸ビニル、エチレン酢酸ビニル共重合体(EV
A)、不飽和ポリエステル、ポリ塩化ビニル、シリコー
ン樹脂等の少なくとも1種を含有するものを用いること
ができる。
【0026】また、画像形成物質に含まれる色材として
は、無機及び有機顔料、例えば、カーボンブラック、キ
ナクリドン誘導体、フタロシアニン誘導体、ベンチジン
イエロー等及び油溶性染料を用いることができる。
【0027】さらに、画像形成方法よっては、各種添加
剤が含有されており、例えば、電子写真方式において
は、荷電制御剤が含有され、熱転写インクでは、ビヒク
ルとして各種ワックス及び粘着剤としてロジン(アビエ
チン酸)誘導体が加えられているが、これらが含有され
ていてもよい。
【0028】画像除去促進液は、被記録材への画像形成
物質の接着力を低下させるためのものであり、水分を含
有している。画像除去促進液は、画像が形成されている
側の被記録材に付与され、被記録材は、画像除去促進液
が付与されると、膨潤する。すなわち、画像除去促進液
は、被記録材表面近傍を膨潤させて、画像形成物質と被
記録材との膨潤量の差により、両者の間にせん断力を発
生させて画像形成物質は被記録材との接着力が低下す
る。
【0029】画像除去促進液としては、水に対する分散
または溶解安定性の高い界面活性剤を水に添加したもの
を用いることができ、界面活性剤としては、陰イオン界
面活性剤、陽イオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イ
オン性界面活性剤、シリコーン系界面活性剤、フッ素系
界面活性剤等を用いることができる。
【0030】具体的には、陰イオン界面活性剤として
は、石鹸、N−アシルアミノ酸塩、アルキルエーテル酢
酸塩、アシル化ペプチド等のカルボン酸塩、アルキルス
ルホン酸塩、アルキルスルホ琥珀酸塩、アルキルベンゼ
ンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ス
ルホ琥珀酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、N−アシ
ルスルホン酸塩等のスルホン酸塩、硫酸化油、アルキル
硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、アルキルアミド硫酸
塩等の硫酸エステル塩、アルキルリン酸塩、アルキルエ
ーテルリン酸塩、アルキルアリールリン酸塩等のリン酸
エステル塩を用いることができる。
【0031】陽イオン界面活性剤としては、脂肪族アミ
ン塩、アルキル第4級アンモニウム塩、芳香族第4級ア
ンモニウム塩、複素環第4級アンモニウム塩等を用いる
ことができる。
【0032】両性界面活性剤としては、カルボキシベタ
イン、スルホベタイン等のベタイン型、アミノカルボン
酸塩、イミダゾリン誘導体等を用いることができる。
【0033】非イオン性界面活性剤としては、ポリオキ
シエチレンアルキル及びアリールエーテル、ポリオキシ
エチレンスチロールエーテル、ポリオキシエチレンラノ
リン誘導体、アルキルアリルホルムアルデヒド縮合物の
酸化エチレン誘導体、ポリオキシエチレンポリオキシプ
ロピレンブロック共重合体、ポリオキシエチレンポリオ
キシプロピレンアルキルエーテル等のエーテル系、ポリ
オキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシ
エチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ンソルビト−ル脂肪酸エステル等のエーテルエステル
系、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、脂肪酸モ
ノグリセリド、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビ
タン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エス
テル、しょ糖脂肪酸エステル等のエステル系、脂肪族ア
ルカノールアミド、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、
ポリオキシエチレンアルキルアミン、アルキルアミンオ
キサイド等の含窒素系等を用いることができる。
【0034】シリコーン系界面活性剤としては、ポリオ
キシアルキレン変性シロキサン、カルボキシル化ポリオ
キシアルキレン変性シロキサン等を用いることができ
る。
【0035】フッ素系界面活性剤としては、フロロアル
キルカルボン酸塩、フロロアルキルスルホン酸塩、フロ
ロアルキルリン酸エステル等のアニオン系、フロロアル
キル導入ベタイン等の両性系、フロロアルキルエチレン
オキサイド付加物、フロロアルキルオリゴマー、フロロ
アルキルアミンオキサイド等のノニオン系、フロロアル
キルトリメチルアンモニウム塩等のカチオン系等を用い
ることができる。
【0036】また、画像除去促進液には、画像形成物質
を可塑化する化合物(以下、可塑剤という。)を添加す
ることができ、この可塑剤を添加すると、当該可塑剤が
画像形成物質に作用して、被記録材の表面の傷みを低減
することができるとともに、画像形成物質を加熱加圧及
び加熱接触を利用して被記録材から剥離する場合には、
剥離時の設定温度を下げることができ、必要電力消費量
を低減させることができる。
【0037】画像除去促進液に添加する可塑剤として
は、安定性の高いものとして、2−メトキシエタノー
ル、2−エトキシエタノール、2−(メトキシメトキ
シ)エタノール、2−イソプロポキシエタノール、2−
プトキシエタノール等のセロソルブ類及びフルフリルア
ルコール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ジエチ
レングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブ
チルエーテル等のカルビトール類、また、それらの誘導
体類として、2−メトキシエチルアセテート、2−エト
キシエチルアセテート、2−ブトキシエチルアセテー
ト、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテー
ト、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテー
ト等がある。さらに、トリエチレングリコールモノメチ
ルエーテル、テトラエチレングリコール、1−メトキシ
−2−プロパノール、ジプロピレングリコールモノメチ
ルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテ
ル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル及び
ポリオキシエチレン−オキシプロピレン誘導体類、2−
ピロリジノン、N−メチル−2−ピロリジノン、エチレ
ンカーボネート、プロピレンカーボネート、γ−ブチロ
ラクトン、1、3−ジメチルイミダゾリジノン、モルホ
リン、γ−バレロラクトンを用いることができる。
【0038】また、既存の界面活性剤中にも可塑剤とし
て作用することができるものが存在する。具体的には、
脂肪族アルコールのエチレンオキサイド添加物、ポリオ
キシエチレンアルキル−エーテル系やポリオキシエチレ
ンポリオキシプロピレンアルキルエーテル系、アルキル
アミンオキサイド類等がある。
【0039】画像除去促進液には、界面活性剤ととも
に、水溶性高分子を添加することができ、この水溶性高
分子は、除去特性及び再生状態を向上させる。
【0040】画像除去促進液中に添加できる水溶性高分
子としては、天然系では、アラビアガム、トラガンガ
ム、グーアガム、カラヤガム、ローカストビーンガム、
アラビノガラクトン、ペクチン、クインスシードデンプ
ン等の植物性高分子、アルギン酸、カラギーナン、寒
天、ふのり等の海藻系高分子、ゼラチン、カゼイン、ア
ルブミン、コラーゲン等の動物系高分子、キサンテンガ
ム、デキストラン等の微生物系高分子、半合成系では、
メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボ
キシメチルセルロース等の繊維素系高分子、可溶性デン
プン、カルボキシメチルデンフン(CMS)、ジアルデ
ヒドデンプン、デンプングリコール酸ナトリウム、デン
プンリン酸エステルナトリウム等のデンプン系高分子、
アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコー
ルエステル等の海藻系高分子、純合成系では、ポリビニ
ルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチ
ルエーテル等のビニル系高分子、非架橋ポリアクリルア
ミド、ポリアクリル酸及びそのアルカリ金属塩、水溶性
スチレンアクリル樹脂等のアクリル系樹脂、水溶性スチ
レンマレイン酸樹脂、水溶性ビニルアフタレンアクリル
樹脂、水溶性ビニルナフタレンマレイン酸樹脂、ポリビ
ニルピロリドン、ポリビニルアルコール、β−ナフタレ
ンスルホン酸ホルマリン縮合物のアルカリ金属塩、四級
アンモニウムやアミノ基等のカチオン性官能基の塩を側
鎖に有する高分子化合物、セラック等の天然高分子化合
物等がある。
【0041】これらの水溶性高分子の添加量は、画像除
去促進液を付与する方法や付与する画像除去促進液量に
より異なるが、0.1〜20重量%、好ましくは、0.
1〜10重量%の範囲で添加される。
【0042】また、画像除去促進液は、湿潤剤を含有さ
せることも可能である。湿潤剤としては、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、テトラエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、グリセリン等の多価アルコール類、エチレングリコ
ールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチ
ルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチ
レングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコー
ルメチルエチルエーテル、トリエチレングリコールモノ
メチルエーテル等の多価アルコール類のアルキルエーテ
ル誘導体類、乳酸、リンゴ酸等の水酸基を有するカルボ
ン酸類、N−メチル−2−ピロリドン、2−ピロリドン
等の含窒素複素環類がある。また、上記の多価アルコー
ル類、多価アルコールのアルキルエーテル誘導体類、多
価アルコールのアリールエーテル誘導体類、水酸基を有
するカルボン酸類、含窒素複素環類の混合物も使用でき
る。
【0043】その他の画像除去促進液に添加されるもの
としては、pH調整剤がある。pH調整剤は、画像除去
促進液のpHを5〜8に調整することにより、画像除去
促進液の保存安定性を向上させる目的で添加される。す
なわち、pH5以下では、接液性が悪く錆が発生し易
く、pH8以上では、エステルが加水分解し、物性が変
化する。pH調整剤としては、画像除去促進液に悪影響
を及ぼさずに、pHを5〜8に調整できるものであれ
ば、任意のpH調整物質を使用することができる。具体
的には、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等
のアミン、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム等のアルカリ金属元素の水酸化物、水酸化アン
モニウム、第4級アンモニウム水酸化物、第4級ホスホ
ニウム水酸化物、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩等を用いることがで
きる。
【0044】さらに、画像除去促進液には、防腐防黴剤
を添加することができ、防腐防黴剤としては、デヒドロ
酢酸ナトリウム、ソルビン酸ナトリウム、2−ピリジン
チオール−1−オキサイドナトリウム、安息香酸ナトリ
ウム、ペンタクロロフェノールナトリウム等を使用する
ことができる。
【0045】また、画像除去促進液には、重金属イオン
の封止剤で剥離助剤としてキレート試薬が添加され、キ
レート試薬としては、例えば、エチレンジアミン四酢酸
ナトリウム、ニトリロ三酢酸ナトリウム、ヒドロキシエ
チルエチレンジアミン三酢酸ナトリウム、ジエチレント
リアミン五酢酸ナトリウム、ウラミル二酢酸ナトリウム
等がある。
【0046】さらに、画像除去促進液には、防錆剤を添
加することができ、防錆剤としては、例えば、酸性亜硫
酸塩、チオ硫酸ナトリウム、チオジグリコール酸アンモ
ン、ジイソプロピルアンモニウムニトライト、四硝酸ペ
ンタエリスリトール、ジシクロヘキシルアンモニウムニ
トライト等がある。
【0047】また、画像除去促進液には、再生後の被記
録材の白色度を向上させる目的で、漂白剤を添加するこ
とができる。酸化漂白剤としては、過酸化水素、過酸化
ナトリウム、過炭酸ナトリウム、次亜塩素酸ナトリウム
等がある。
【0048】さらに、画像除去促進液には、蛍光染料、
青み付け染料及び酵素等を添加することもできる。
【0049】上記画像除去促進液が付与されることによ
り、被記録材と画像形成物質との接着力が弱められ被記
録材を適切に除去することができるが、上記画像形成物
質は、一般に水に対する濡れ性が低く、画像除去促進液
の付着性が低いため、そのまま画像形成物質により画像
の形成された被記録材に画像除去促進液を塗布しても、
画像形成物質と被記録材との間に画像除去促進液が浸透
せず、被記録材と画像形成物質との接着力を適切に弱め
ることができない。
【0050】そこで、帯電手段により画像形成物質によ
り画像の形成された被記録材を帯電させ、被記録材、特
に、画像形成物質の濡れ性を向上させた後、画像除去促
進液を付与して、被記録材と画像形成物質との間に適切
に画像除去促進液を浸透させる。この帯電手段として
は、適切に被記録材を帯電させることのできるものであ
れば、どのような方式のものであってもよい。
【0051】上記構成によれば、予め画像形成物質によ
り画像の形成された被記録材を帯電させているので、被
記録材、特に、画像形成物質の濡れ性を向上させること
ができ、画像除去促進液を適切に被記録材と画像形成物
質との間に浸透させて、被記録材と画像形成物質との接
着力を弱めることができる。
【0052】請求項2記載の発明の画像除去促進液付与
装置は、少なくとも表面に水で膨潤する膨潤層を有する
被記録材の前記膨潤層上に熱可塑性あるいは熱溶融性の
画像形成物質により皮膜状の固着画像の形成された前記
被記録材を所定の電位に帯電させる帯電手段と、前記帯
電手段により帯電された前記被記録材に水を含む画像除
去促進液を付与する液付与手段と、を備えることによ
り、上記目的を達成している。
【0053】上記構成によれば、予め画像形成物質によ
り画像の形成された被記録材を帯電させているので、被
記録材、特に、画像形成物質の濡れ性を向上させること
ができ、画像除去促進液を適切に被記録材と画像形成物
質との間に浸透させて、被記録材と画像形成物質との接
着力を弱めることができる。
【0054】上記各場合において、例えば、請求項3に
記載するように、前記画像形成物質は、その体積固有抵
抗が、1010Ω・cm以上であってもよい。
【0055】ここで、被記録材は、帯電処理されること
により電荷を帯びるが、体積固有抵抗が大きいほど帯電
性が良好であり、この体積固有抵抗としては、1010Ω
・cm以上、特に、1013Ω・cm以上であることが好
ましい。
【0056】上記構成によれば、被記録材に比較して、
画像形成物質の帯電性を向上させることができ、画像形
成物質の濡れ性をより一層向上させることができる。そ
の結果、適切な量の画像除去促進液を被記録材と画像形
成物質との間に浸透させて、被記録材と画像形成物質と
の接着力を適切に弱めることができる。
【0057】また、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記画像形成物質により皮膜状の固着画像の形成さ
れた前記被記録材を該画像部と非画像部の帯電状態を異
ならせて帯電させることにより、上記目的を達成してい
る。
【0058】ここで、画像部と非画像部との帯電状態を
異ならせるためには、被記録材と画像形成物質とがその
帯電性の異なる材質で形成されており、被記録材一面を
帯電させる。これにより、画像形成物質と被記録材との
帯電状態が異なったものとなる。すなわち、一般に被記
録材は、紙であるが、画像形成物質は、樹脂やカーボン
を含んでおり、画像形成物質の体積固有抵抗が被記録材
の体積固有抵抗よりも大きい。そのため、被記録材を一
面にわたって帯電させることにより、画像部と非画像部
との帯電状態を異ならせることができる。
【0059】上記構成によれば、画像形成物質により画
像の形成された画像部を非画像部よりもより多く帯電さ
せて、濡れ性を向上させることができ、画像形成物質と
被記録材との間により一層適切に画像除去促進液を浸透
させて、より一層画像部に画像除去促進液を付与しつ
つ、被記録材全体に付与する画像除去促進液の量を低減
させることができる。
【0060】請求項5記載の発明の被記録材の再生装置
は、少なくとも表面に水で膨潤する膨潤層を有する被記
録材の前記膨潤層上に熱可塑性あるいは熱溶融性の画像
形成物質により皮膜状の固着画像の形成された前記被記
録材を所定の電位に帯電させる帯電手段と、前記帯電手
段により帯電された前記被記録材に水を含む画像除去促
進液を付与する液付与手段と、前記液付与手段により前
記画像除去液の付与された前記被記録材から前記画像形
成物質を除去する除去手段と、を備えることにより、上
記目的を達成している。
【0061】ここで、除去手段は、被記録材との接着力
の弱められた画像形成物質を適切に除去できる方法であ
れば、どのような方法で画像形成物質を除去するもので
あってもよい。例えば、一対の剥離部材、あるいは、剥
離部材とシール部材により一体密着した状態で画像形成
物質により画像の形成された被記録材を挟持し、この状
態で、所定の移動領域を移動させて、被記録材から画像
形成物質をせん断することにより、画像形成物質を剥離
部材に転写・除去する。
【0062】上記構成によれば、予め画像形成物質によ
り画像の形成された被記録材を帯電させ、被記録材、特
に、画像形成物質の濡れ性を向上させた後に、画像除去
促進液を適切に被記録材と画像形成物質との間に浸透さ
せて、画像除去促進液により画像形成物質と被記録材と
の接着力を弱めた状態で、被記録材から画像形成物質を
除去することができる。したがって、被記録材から画像
形成物質を効率的に除去することができ、安価な被記録
材の再生装置で、適切に被記録材から画像形成物質を除
去して、被記録材を再生することができる。
【0063】この場合、例えば、請求項6に記載するよ
うに、前記帯電手段は、コロナ放電により前記被記録材
を帯電させるコロナ帯電装置であってもよい。
【0064】上記構成によれば、非接触で、効率的に被
記録材を帯電させることができ、画像形成物質の濡れ性
を適切に向上させて、適切に画像形成物質を被記録材か
ら除去することができる。
【0065】また、例えば、請求項7に記載するよう
に、前記帯電手段は、所定電圧に帯電する帯電ローラに
より前記被記録材を帯電させるローラ帯電装置であって
もよい。
【0066】上記構成によれば、簡単な構成で、被記録
材、特に、被記録材の表面に突出して形成された画像形
成物質に効率的に帯電させることができ、安価に、か
つ、効率的に画像形成物質の濡れ性を向上させて、適切
に画像形成物質を被記録材から除去することができる。
【0067】さらに、例えば、請求項8に記載するよう
に、前記液付与手段は、前記画像除去促進液をミストと
して発生させて、前記被記録材に付着させる帯電ミスト
発生装置であってもよい。
【0068】上記構成によれば、画像除去促進液がミス
トとして被記録材に付与されるので、被記録材上の帯電
電荷量に応じて適切に画像除去促進液を付与することが
でき、帯電電荷量の多い画像形成物質により多くの画像
除去促進液を付与することができる。その結果、画像除
去促進液の全体の付与量を低減させつつ、適切に被記録
材と画像形成物質との間に画像除去促進液を浸透させ
て、安価に、かつ、より一層適切に被記録材から画像形
成物質を除去して被記録材を再生することができるとと
もに、再生後の被記録材の平滑性を向上させることがで
きる。
【0069】また、例えば、請求項9に記載するよう
に、前記液付与手段は、前記帯電手段により帯電される
ことにより発生する濡れ性の相違により前記画像除去促
進液の液供給量が制限されるものであってもよい。
【0070】ここで、被記録材の濡れ性は、その帯電量
により異なり、帯電手段により画像形成物質により多く
帯電されるため、画像形成物質部分、すなわち、画像部
が非画像部よりもその濡れ性が高い。そして、液付与手
段が、この濡れ性の異なる被記録材に、例えば、画像除
去促進液を一面に付与すると、濡れ性の高い部分、すな
わち、画像部に、濡れ性の低い部分、すなわち、非画像
部よりもより多くの画像除去促進液を付与することがで
き、濡れ性の低い非画像部に、付着する画像除去促進液
を低減することができる。この場合、液付与手段は、例
えば、画像除去促進液をミスト状にするとともに、帯電
させることにより、帯電量が多く、濡れ性の大きい画像
形成物質部(画像部)に多く画像除去促進液が付与さ
れ、帯電量が少なく、濡れ性の小さい非画像部に少なく
画像除去促進液が付与される。
【0071】上記構成によれば、帯電手段により帯電さ
れることにより、画像形成物質で形成された画像部分と
非画像部分に濡れ性の相違が発生し、この濡れ性の相違
により画像除去促進液の付与量を制限することができる
ので、濡れ性の大きい画像部分に、非画像部分よりもよ
り多くの画像除去促進液を付与することができるととも
に、非画像部分への画像除去促進液の付与量を低減する
ことができ、画像除去促進液の全体の付与量を低減させ
つつ、適切に被記録材と画像形成物質との間に画像除去
促進液を浸透させて、安価に、かつ、より一層適切に被
記録材から画像形成物質を除去して被記録材を再生する
ことができるとともに、再生後の被記録材の平滑性を向
上させることができる。
【0072】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下に述べ
る実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において、特に本発明を限定
する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもの
ではない。
【0073】図1〜図3は、本発明の画像除去促進液付
与方法及び画像除去促進液付与装置の第1の実施の形態
を適用した画像除去促進液付与装置を示す図であり、本
実施の形態は、帯電ローラにより被記録材である転写紙
等を帯電させた後、ローラにより画像除去促進液を付与
するものである。
【0074】図1において、画像除去促進液付与装置1
は、被記録材である転写紙2を搬送する2対の搬送ロー
ラ3a、3b、4a、4b、帯電部(帯電手段)5及び
液付与部(液付与手段)6等を備えており、帯電部5及
び液付与部6は、1対の搬送ローラ3a、3bと一対の
搬送ローラ4a、4bとの間に配設されている。
【0075】搬送ローラ3a、3b、4a、4bは、画
像の記録された転写紙2を図1中右側から左方向に搬送
し、転写紙2は、画像の形成された面が図1中下側に向
いた状態で搬送される。
【0076】被記録材である転写紙2は、少なくとも画
像が形成される側の表面近傍に水を含む画像除去促進液
18により膨潤する膨潤層、例えば、セルロース繊維等
の多糖天然高分子を主成分とする紙層を有しており、通
常の複写用紙あるいはプリンティング用紙である。な
お、転写紙(被記録材)2としては、上記のものに限る
ものではなく、例えば、シート状の部材にセルロース繊
維等の紙層を設けた画像形成が可能な被記録材であれ
ば、全てが紙層でなくてもよい。
【0077】また、転写紙2には、乾式トナーや湿式ト
ナーを用いた電子写真方式により、あるいは、熱溶融性
インク・シートを用いた熱転写法、ホットメルト・イン
クを用いるインクジェット法又はオフセット版、凹版、
凸版、孔版を用いる印刷法等により、画像が形成されお
り、画像は、転写紙2上に熱可塑性または熱溶融性の画
像形成物質10(図2及び図3参照)からなる皮膜状の
画像が形成されている。なお、ここでいう皮膜状とは、
必ずしも、画像全体が一つの膜を形成している必要はな
く、単に画像形成物質10が被記録材内部に浸透してい
ないことや、染料を含有する水性インクで印刷した場合
のように、画像形成物質10がほとんど分子レベルで被
記録材(転写紙2)に吸着されている状態でないことを
意味し、熱可塑性あるいは熱溶融性の画像形成物質10
で形成されているものをいう。
【0078】熱可塑性または熱溶融性の画像形成物質1
0としては、具体的には、ポリスチレン、ポリアクリル
酸アルキル等上記列挙したものの少なくとも1種を含有
するものを用いることができる。また、画像形成物質1
0に含まれる色材としては、無機及び有機顔料、例え
ば、カーボンブラック、キナクリドン誘導体、フタロシ
アニン誘導体、ベンチジンイエロー等及び油溶性染料を
用いることができる。さらに、画像形成方法よっては、
各種添加剤が含有され、例えば、電子写真方式において
は、荷電制御剤が含有され、熱転写インクでは、ビヒク
ルとして各種ワックス及び粘着剤としてロジン(アビエ
チン酸)誘導体が加えられる。
【0079】帯電部5は、帯電ローラ11、高圧電源部
12及び対向電極13等を備えており、帯電ローラ11
と対向電極13の間に上記転写紙2が搬送ローラ3a、
3bにより搬送される。帯電ローラ11は、所定の帯電
性を有する部材により形成されており、高圧電源部12
から所定の高電圧、例えば、+4kvが付与されること
により、帯電する。対向電極13は、帯電ローラ11に
対向する位置に配設されており、接地されている。した
がって、帯電部5は、帯電ローラ11が高圧電源部12
から高電圧が印加されて帯電することにより、帯電ロー
ラ11と対向電極13との間に搬送されてくる被記録材
である転写紙2を帯電させる。
【0080】液付与部6は、液体容器14、汲み上げロ
ーラ15、溝切りローラ16及び押さえローラ17等を
備え、溝切りローラ16と押さえローラ17との間に、
帯電部5で帯電された転写紙2が搬送されてくる。液体
容器14内には、画像除去促進液18が収納されてお
り、汲み上げローラ15と溝切りローラ16とは、当接
しつつ回転駆動されて、汲み上げローラ15は、回転駆
動されることにより、液体容器14内の画像除去促進液
18を汲み上げて、当接する溝切りローラ16に絞られ
ることにより、所定量の画像除去促進液18を溝切りロ
ーラ16に付着させる。溝切りローラ16は、付着した
所定量の画像除去促進液18を、押さえローラ17との
間に搬送されてきた転写紙2の画像形成面に、少量塗布
し、画像除去促進液18の塗布された転写紙2は、搬送
ローラ4a、4bにより、図示しない除去部に搬送され
る。
【0081】画像除去促進液18としては、水に対する
分散または溶解安定性の高い界面活性剤を添加すること
ができ、水に添加される界面活性剤としては、陰イオン
界面活性剤、陽イオン界面活性剤、両性界面活性剤、非
イオン性界面活性剤、シリコーン系界面活性剤、フッ素
系界面活性剤等を用いることができる。
【0082】具体的には、陰イオン界面活性剤として
は、石鹸、N−アシルアミノ酸塩等上記列挙したものを
用いることができる。陽イオン界面活性剤としては、脂
肪族アミン塩、アルキル第4級アンモニウム塩等上記列
挙したものを用いることができる。両性界面活性剤とし
ては、カルボキシベタイン、スルホベタイン等のベタイ
ン型、アミノカルボン酸塩、イミダゾリン誘導体等を用
いることができる。非イオン性界面活性剤としては、ポ
リオキシエチレンアルキル及びアリールエーテル、ポリ
オキシエチレンスチロールエーテル等の上記列挙したも
のを用いることができる。シリコーン系界面活性剤とし
ては、ポリオキシアルキレン変性シロキサン、カルボキ
シル化ポリオキシアルキレン変性シロキサン等を用いる
ことができる。フッ素系界面活性剤としては、フロロア
ルキルカルボン酸塩、フロロアルキルスルホン酸塩等の
上記列挙したものを用いることができる。
【0083】また、画像除去促進液18には、画像形成
物質10を可塑化する化合物(以下、可塑剤という。)
を添加することができ、この可塑剤を添加すると、当該
可塑剤が画像形成物質10に作用して、転写紙2の表面
の傷みを低減することができるとともに、画像形成物質
10を加熱加圧及び加熱接触を利用して、転写紙2から
剥離する場合には、剥離時の設定温度を下げることがで
き、必要電力消費量の低減することができる。
【0084】画像除去促進液18に添加する可塑剤とし
ては、安定性の高いものとして、2−メトキシエタノー
ル、2−エトキシエタノール等の上記列挙したものを用
いることができる。
【0085】また、既存の界面活性剤中にも可塑剤とし
て作用することができるものがあり、具体的には、脂肪
族アルコールのエチレンオキサイド添加物、ポリオキシ
エチレンアルキル−エーテル系やポリオキシエチレンポ
リオキシプロピレンアルキルエーテル系、アルキルアミ
ンオキサイド類等がある。
【0086】画像除去促進液18には、界面活性剤とと
もに、水溶性高分子を添加することができ、この水溶性
高分子は、除去特性及び再生状態を向上させる。
【0087】画像除去促進液18中に添加できる水溶性
高分子としては、天然系では、アラビアガム、トラガン
ガム等の上記列挙した植物性高分子、アルギン酸、カラ
ギーナン、寒天、ふのり等の海藻系高分子、ゼラチン、
カゼイン、アルブミン、コラーゲン等の動物系高分子、
キサンテンガム、デキストラン等の微生物系高分子、半
合成系では、メチルセルロース、エチルセルロース等の
上記列挙した繊維素系高分子、可溶性デンプン等の上記
列挙したデンプン系高分子、アルギン酸ナトリウム、ア
ルギン酸プロピレングリコールエステル等の海藻系高分
子、純合成系では、ポリビニルアルコール、ポリビニル
ピロリドン、ポリビニルメチルエーテル等のビニル系高
分子、非架橋ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸及び
そのアルカリ金属塩、水溶性スチレンアクリル樹脂等の
アクリル系樹脂、水溶性スチレンマレイン酸樹脂、水溶
性ビニルアフタレンアクリル樹脂、水溶性ビニルナフタ
レンマレイン酸樹脂、ポリビニルピロリドン、ポリビニ
ルアルコール、β−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮
合物のアルカリ金属塩、四級アンモニウムやアミノ基等
のカチオン性官能基の塩を側鎖に有する高分子化合物、
セラック等の天然高分子化合物等がある。
【0088】これらの水溶性高分子の添加量は、画像除
去促進液18を付与する方法や付与する画像除去促進液
18の量により異なるが、0.1〜20重量%、好まし
くは、0.1〜10重量%の範囲で添加される。
【0089】また、画像除去促進液18に湿潤剤を含有
させることも可能であり、湿潤剤としては、エチレング
リコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール、テトラエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、グリセリン等の多価アルコール類、エチレングリコ
ールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチ
ルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチ
レングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコー
ルメチルエチルエーテル、トリエチレングリコールモノ
メチルエーテル等の多価アルコール類のアルキルエーテ
ル誘導体類、乳酸、リンゴ酸等の水酸基を有するカルボ
ン酸類、N−メチル−2−ピロリドン、2−ピロリドン
等の含窒素複素環類がある。また、上記の多価アルコー
ル類、多価アルコールのアルキルエーテル誘導体類、多
価アルコールのアリールエーテル誘導体類、水酸基を有
するカルボン酸類、含窒素複素環類の混合物も使用でき
る。
【0090】その他の画像除去促進液18に添加される
ものとしては、画像除去促進液18のpHを5〜8に調
整することにより、画像除去促進液18の保存安定性を
向上させる目的で添加されるpH調整剤がある。すなわ
ち、画像除去促進液18は、pH5以下では、接液性が
悪く錆が発生し易く、pH8以上では、エステルが加水
分解し、物性が変化する。pH調整剤としては、画像除
去促進液18に悪影響を及ぼさずに、pHを5〜8に調
整できるものであれば、任意のpH調整物質を使用する
ことができ、具体的には、ジエタノールアミン、トリエ
タノールアミン等のアミン、水酸化リチウム等の上記列
挙したものを用いることができる。
【0091】さらに、画像除去促進液18には、防腐防
黴剤を添加することができ、防腐防黴剤としては、デヒ
ドロ酢酸ナトリウム、ソルビン酸ナトリウム、2−ピリ
ジンチオール−1−オキサイドナトリウム、安息香酸ナ
トリウム、ペンタクロロフェノールナトリウム等を使用
することができる。
【0092】また、画像除去促進液18には、重金属イ
オンの封止剤で剥離助剤としてキレート試薬が添加さ
れ、キレート試薬としては、例えば、エチレンジアミン
四酢酸ナトリウム、ニトリロ三酢酸ナトリウム、ヒドロ
キシエチルエチレンジアミン三酢酸ナトリウム、ジエチ
レントリアミン五酢酸ナトリウム、ウラミル二酢酸ナト
リウム等がある。
【0093】さらに、画像除去促進液18には、防錆剤
を添加することができ、防錆剤としては、例えば、酸性
亜硫酸塩、チオ硫酸ナトリウム等の上記列挙したものが
ある。
【0094】また、画像除去促進液18には、再生後の
転写紙2の白色度を向上させる目的で、漂白剤を添加す
ることができ、酸化漂白剤としては、過酸化水素、過酸
化ナトリウム、過炭酸ナトリウム、次亜塩素酸ナトリウ
ム等がある。
【0095】さらに、画像除去促進液18には、蛍光染
料、青み付け染料及び酵素等を添加することもできる。
【0096】上記画像除去促進液18の付与された転写
紙2は、転写紙2の膨潤により転写紙2と画像形成物質
10との接着力が弱められる。
【0097】次に、作用を説明すると、画像除去促進液
付与装置1は、トナー等の画像形成物質10により画像
の形成された転写紙2を、搬送ローラ3a、3bにより
画像形成面を図1中下側に向けて、帯電部5の帯電ロー
ラ11と対向電極13の間に搬送し、帯電部5で、高圧
電圧の印加された帯電ローラ11により転写紙2を帯電
させる。
【0098】画像除去促進液付与装置1は、帯電部5で
帯電させた転写紙2を、液付与部6の溝切りローラ16
と押さえローラ17との間に搬送し、液付与部6で、汲
み上げローラ15で液体容器14内から汲み上げた画像
除去促進液18を溝切りローラ16により転写紙2の画
像形成面に付与して、塗布する。
【0099】そして、一般に画像形成物質10は、その
成分として樹脂やカーボン等を含んでいるため、一般に
疎水性を有し、水に対する濡れ性が低い。そのため、そ
の主成分として界面活性剤を含む水溶液である画像除去
促進液18を液付与部6で単に転写紙2に付与しただけ
では、図2に示すように、塗布された画像除去促進液1
8は、画像形成物質10と上2との間に浸透しにくく、
画像形成物質10と転写紙2との接着力を十分弱めるこ
とができない。
【0100】ところが、画像除去促進液付与装置1は、
液付与部6で画像除去促進液18を付与する前に、前も
って、帯電部5で転写紙2を帯電させているため、画像
形成物質10の表面に電荷が付与され、画像形成物質1
0の濡れ性を向上させることができる。その結果、液付
与部6で付与された画像除去促進液18は、図3に示す
ように、画像形成物質10と転写紙2の間に浸透して、
画像形成物質10の付着された部分の転写紙2を十分に
膨潤させることができ、画像形成物質10と転写紙2と
の接着力を十分弱めることができる。
【0101】この場合、画像形成物質10の体積固有抵
抗が1010Ω・cm以上であると、転写紙2の体積固有
抵抗に比較して大きなものとなり、画像形成物質10の
濡れ性を転写紙2よりも大きくすることができ、非画像
部である転写紙2のみの部分への画像除去促進液18の
付着を抑制(制限)しつつ、画像形成物質10部分、す
なわち、画像部により多くの画像除去促進液18を付与
することができる。したがって、画像除去促進液18の
使用量を低減しつつ、適切に画像形成物質10と転写紙
2との接着力を弱めることができる。なお、この場合、
画像形成物質10の体積固有抵抗が、1013Ω・cm以
上であると、さらに好適である。
【0102】〈実験例1〉上記転写紙2としてPPC複
写用紙を用い、PPC複写機にてトナー画像を形成した
後、このPPC複写用紙の画像形成面に、画像除去促進
液付与装置1を使用して画像除去促進液18を付与す
る、以下のような実験を行った。
【0103】すなわち、画像除去促進液付与装置1の帯
電部5の高圧電源部12により+4kvを発生させて、
PPC複写用紙を帯電させ、液付与部6により1重量%
の界面活性剤の水溶液からなる画像除去促進液18を付
与した。その結果、約0.70mg/cm2 (0.45
g/A4)の画像除去促進液18がPPC複写用紙に付
与された。
【0104】ところが、画像除去促進液付与装置1の帯
電部5による帯電処理を行わない以外は、上記と同様の
実験を行ったところ、画像除去促進液18は、0.70
mg/cm2 (0.3g/A4)しか付与することがで
きなかった。
【0105】以上の実験結果から、帯電ローラ11によ
り転写紙2を帯電させることにより、効率的に画像除去
促進液18を付与できることが判明した。
【0106】図4〜図6は、本発明の画像除去促進液付
与方法及び画像除去促進液付与装置の第2の実施の形態
を示す図であり、本実施の形態は、コロナ放電により被
記録材を帯電させ、画像除去促進液をミスト状にすると
ともに帯電させて、付与するものである。
【0107】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態と同様の画像除去促進液付与装置に適用したもので
あり、本実施の形態の説明において、上記実施の形態と
同様の構成部分には、同一の符号を付して、その詳細な
説明を省略する。
【0108】図4において、画像除去促進液付与装置2
0は、被記録材である転写紙2を搬送する2対の搬送ロ
ーラ3a、3b、4a、4bの間に、帯電部(帯電手
段)21及び液付与部(液付与手段)22等を備えてお
り、帯電部21は、コロナチャージャー23、高圧電源
部24及び対向電極25等を備えており、コロナチャー
ジャー23と対向電極25の間に上記転写紙2が搬送ロ
ーラ3a、3bにより搬送される。コロナチャージャー
23は、高圧電源部24から所定の高電圧、例えば、+
6kvが付与されることにより、コロナ放電する。対向
電極25は、コロナチャージャー23に対向する位置に
配設されており、接地されている。したがって、帯電部
21は、コロナチャージャー23が高圧電源部24から
高電圧が印加されてコロナ放電することにより、コロナ
チャージャー23と対向電極25との間に搬送されてく
る被記録材である転写紙2を帯電させる。
【0109】液付与部22は、液体容器26、ポンプ2
7、ノズル部28、帯電電極29及び高圧電源部30等
を備え、ノズル部28の上方に、帯電部21で帯電され
た転写紙2が搬送されてくる。液体容器26内には、画
像除去促進液18が収納されており、ポンプ27は、液
体容器26内の画像除去促進液18を汲み上げて、ノズ
ル部28に供給する。ノズル部28は、転写紙2方向に
向かって配設された所定形状のノズルを有し、ポンプ2
7から供給された画像除去促進液18を搬送されてきた
転写紙2の画像形成面に噴射して、転写紙2に画像除去
促進液18を付与する。このノズル部28のノズル部分
に帯電電極29が配設されており、帯電電極29には、
高圧電源部30から所定の直流の高電圧、例えば、+5
00Vが印加される。ノズル部28から噴射される画像
除去促進液18は、この帯電電極29部分を通過して、
転写紙2に噴射され、帯電電極29部分を通過する際
に、画像除去促進液18の各液滴が帯電される。したが
って、転写紙2には、液付与部22により、ミスト状で
あって、かつ、帯電された画像除去促進液18が噴霧さ
れて、付与されることになる。
【0110】画像除去促進液18の付与された転写紙2
は、搬送ローラ4a、4bにより、図示しない除去部に
搬送され、この間に、転写紙2の膨潤により転写紙2と
画像形成物質10との接着力が弱められる。
【0111】次に、作用を説明すると、画像除去促進液
付与装置20は、トナー等の画像形成物質10により画
像の形成された転写紙2を、搬送ローラ3a、3bによ
り画像形成面を図4中下側に向けて、帯電部21のコロ
ナチャージャー23と対向電極25の間に搬送し、帯電
部21で、高圧電源部24から高圧電圧の印加されたコ
ロナチャージャー23のコロナ放電により転写紙2を帯
電させる。
【0112】すなわち、帯電部21は、図5(a)に示
すように、図5(a)中矢印方向に搬送されてきた画像
形成物質10により画像の形成された転写紙2に、高圧
電源部24から高圧電圧の印加されたコロナチャージャ
ー23のコロナ放電により、図5(b)に示すように、
帯電させる。このとき、コロナチャージャー23のワイ
ヤーに正電圧荷が印加されるとき、転写紙2は、正に帯
電する。
【0113】そして、このとき、画像形成物質10は、
その固有体積抵抗が転写紙2よりも大きく、転写紙2よ
りも帯電性が良好である。特に、画像形成物質10の固
有体積抵抗が1010Ω・cm以上、好ましくは、1013
Ω・cm以上であると、画像形成物質10の帯電性が、
転写紙2と比較して、極めて向上し、画像形成物質10
は、帯電部21により効果的に帯電される。
【0114】画像除去促進液付与装置20は、上述のよ
うにして帯電部21で帯電させた転写紙2を、液付与部
22のノズル部28の上方に搬送し、液付与部22で、
ポンプ27により液体容器14内から汲み上げた画像除
去促進液18をノズル部28から転写紙2の画像形成面
にミスト状に噴射するとともに、帯電電極29により帯
電させて、転写紙2に画像除去促進液18を付与して、
塗布する。
【0115】すなわち、液付与部22は、図6(a)に
示すように、図6(a)中矢印方向に搬送されてきた転
写紙2に、ノズル部28から画像除去促進液18をミス
ト状にして噴霧するが、このとき、ノズル部28から噴
射されたミスト状の画像除去促進液18は、高圧電源部
30から所定のプラス電圧の印加された帯電電極29部
分を通過した後、転写紙2に付与されるため、画像除去
促進液18の各液滴は、マイナスの電荷が付与された状
態で転写紙2に噴射され、転写紙2の表面及び画像形成
物質10の帯電電荷であるプラス電荷と静電引力により
吸引される状態で、転写紙2及び画像形成物質10に付
着される。
【0116】したがって、図6(b)に示すように、画
像の形成されていない非画像部よりも、画像形成物質1
0により画像の形成された画像部の方が、より多く画像
除去促進液18が付与される。その結果、液付与部6で
付与された画像除去促進液18は、図3に示したよう
に、画像形成物質10と転写紙2の間に浸透して、画像
形成物質10の付着された部分の転写紙2を十分に膨潤
させることができ、画像形成物質10と転写紙2との接
着力をより一層弱めることができる。
【0117】特に、本実施の形態においては、画像除去
促進液18をミスト状にして噴霧しているので、画像部
分と非画像部分の帯電量の相違による濡れ性を利用する
ばかりでなく、帯電ミスとを静電引力により画像形成物
質10側へ引き付けるので、他の液の供給方法を用いる
場合に比較して、より効率的に画像除去促進液18の消
費量を低減しつつ、適切に画像除去促進液18を転写紙
2の画像部に付与することができる。
【0118】〈実験例2〉上記転写紙2としてPPC複
写用紙を用い、PPC複写機にてトナー画像を形成した
後、このPPC複写用紙の画像形成面に、画像除去促進
液付与装置20を使用して画像除去促進液18を付与す
る、以下のような実験を行った。
【0119】すなわち、画像除去促進液付与装置20の
帯電部21の電源24により+6kvを発生させて、P
PC複写用紙を帯電させ、液付与部22により1重量%
の界面活性剤の水溶液からなる画像除去促進液18を付
与した。その結果、約0.64mg/cm2 (0.4g
/A4)の画像除去促進液18がPPC複写用紙に付与
された。
【0120】ところが、画像除去促進液付与装置20の
帯電部21による帯電処理を行わない以外は、上記と同
様の実験を行ったところ、画像除去促進液18は、0.
48mg/cm2 (0.3g/A4)しか付与すること
ができなかった。
【0121】以上の実験結果から、コロナチャージャー
23により転写紙2を帯電させることにより、より一層
効率的に転写紙2に画像除去促進液18を付与できるこ
とが判明した。
【0122】図7は、本発明の被記録材の再生装置の第
1の実施の形態を適用した再生装置の全体構成図であ
る。
【0123】なお、本実施の形態は、上記画像除去促進
液付与方法及び画像除去促進液付与装置の第1の実施の
形態を適用したものであり、本実施の形態の説明におい
て、上記図1と同様の構成部分には、同一の符号を付し
て、その詳細な説明を省略する。
【0124】図7において、再生装置40は、給紙ユニ
ットU1、液付与ユニットU2、剥離・移動ユニットU
3、乾燥ユニットU4及び紙受けユニットU5等を備え
ており、各ユニット、特に、液付与ユニットU2、剥離
・移動ユニットU3及び乾燥ユニットU4は、ケース4
1内に収納されている。
【0125】再生装置40は、給紙ユニットU1から再
生対象である転写紙2を1枚ずつ液付与ユニットU2に
給紙して、液付与ユニットU2で転写紙2を帯電させた
後、画像除去促進液18を付与して、剥離・移動ユニッ
トU3で、転写紙2上の画像形成物質10を剥離・除去
し、乾燥ユニットU4で画像形成物質10の剥離・除去
された転写紙2を乾燥させて、紙受けユニットU5に載
置させる。
【0126】以下、各ユニットU1〜U5について順次
説明すると、給紙ユニットU1は、給紙トレイ42と給
紙ローラ43等を備えており、給紙トレイ42上には、
再生対象である被記録材としての転写紙2が複数枚載置
される。給紙ローラ43は、図示しない駆動モータ等に
より所定タイミングで回転駆動され、給紙トレイ42上
の転写紙2を、例えば、最上段の転写紙2から順次送り
出す。
【0127】給紙ローラ43により送り出された転写紙
2は、図示しない剥離機構で重送紙が分離され、一枚の
転写紙2のみが、図示しないレジストローラでタイミン
グ調整及びスキュー補正されて液付与ユニットU2に給
紙される。
【0128】液付与ユニット(帯電手段及び液付与手
段)U2は、上記図1と同様の帯電部5と液付与部6と
を備えており、帯電部5で転写紙2を帯電させた後、液
付与部6で画像除去促進液18を付与する。
【0129】すなわち、液付与ユニットU2は、給紙ユ
ニットU1から送り出されてきた転写紙2を、搬送ロー
ラ3a、3bにより転写紙2の画像形成面を図7中下側
に向けて、帯電部5の帯電ローラ11と対向電極13の
間に搬送し、帯電部5で、高圧電源部12から高圧電圧
の印加される帯電ローラ11により転写紙2を帯電させ
る。液付与ユニットU2は、帯電部5で帯電させた転写
紙2を、液付与部6の溝切りローラ16と押さえローラ
17との間に搬送し、汲み上げローラ15で液体容器1
4内から汲み上げた画像除去促進液18を溝切りローラ
16により転写紙2の画像形成面に付与して、塗布す
る。液付与ユニットU2は、液付与部6で画像除去促進
液18を付与した転写紙2を、搬送ローラ4a、4bに
より剥離・移動ユニットU3に搬送する。
【0130】このように、液付与ユニットU2は、液付
与部6で画像除去促進液18を付与する前に、前もっ
て、帯電部5で転写紙2を帯電させているため、画像形
成物質10の表面に電荷が付与され、画像形成物質10
の濡れ性を向上させることができる。
【0131】したがって、液付与ユニットU2で画像除
去促進液18の付与された転写紙2は、剥離・移動ユニ
ットU3に搬送される間に、画像除去促進液18が画像
形成物質10と転写紙2の間に浸透して、画像形成物質
10の付着された部分が十分に膨潤し、画像形成物質1
0と転写紙2との接着力が十分弱められた状態で、剥離
・移動ユニットU3に搬送される。
【0132】剥離・移動ユニット(除去手段)U3は、
転写紙2の搬送方向上流側と下流側にそれぞれ一対配設
された搬送ローラ44、45及び搬送ローラ46、4
7、これらの搬送ローラ44、45と搬送ローラ46、
47の間にジグザグ状態で配設された複数の加圧ローラ
48〜54、シート状の剥離ベルト55、シート状のシ
ールベルト56、上下一対の分離爪57a、57b、ク
リーニングブレード58及び画像形成物質受け器59等
を備えており、搬送ローラ45及び加圧ローラ48、5
0、52、54は、加熱ヒーター48a、50a、52
a、54aを内蔵している。
【0133】剥離ベルト55は、所定の幅、例えば、各
種サイズの転写紙2を挟持して、転写紙2上の画像形成
物質10を剥離・転写させるのに十分な幅を有したリン
グ状に形成され、搬送ローラ44と搬送ローラ46に張
り渡されるとともに、ジグザグ状に配設された各加圧ロ
ーラ48〜54をジグザグ状に縫うように、配設されて
いる。また、シールベルト56は、所定の幅、例えば、
各種サイズの転写紙2を剥離ベルト55との間に挟持し
て、転写紙2上の画像形成物質10を剥離ベルト55に
剥離・転写させるのに十分な幅を有したリング状に形成
され、搬送ローラ45と搬送ローラ47に張り渡される
とともに、各加圧ローラ48〜54をジグザグ状に縫う
ように、配設されている。したがって、剥離ベルト55
とシールベルト56とは、搬送ローラ44と搬送ローラ
45の密接位置で、密着一体化され、この密着一体化さ
れた状態で、ジグザグ状に配設された加圧ローラ48〜
54の間をジグザグに移動して、搬送ローラ46と搬送
ローラ47の当節位置で分離した後、それぞれ搬送ロー
ラ44及び搬送ローラ45へ回転移動する。
【0134】この剥離ベルト55は、被記録材である転
写紙2上の画像形成物質10と接着して転写紙2から画
像形成物質10を剥離・転写するための部材であり、剥
離ベルト55を構成する材料としては、画像形成物質1
0とある程度以上の接着性及び加熱する場合には耐熱性
を有することが必要である。
【0135】剥離ベルト55としては、例えば、イソプ
レンゴム、ネオプレンゴム、クロオプレンゴム、シリコ
ンゴム、ブタジエンゴム、フッ素ゴム等の合成ゴム、天
然のゴム、ビスフェノール・エピクロルヒドリン縮合物
などのエポキシ樹脂、アルキド樹脂、尿素ホルムアルデ
ヒド樹脂、ブチル尿素ホルムアルデヒド樹脂、ブチル化
メラミンホルムアルデヒド樹脂、ベンゾグアナミンホル
ムアルデヒド樹脂等のアミノ樹脂、テンペンフェノール
樹脂、フェノールエーテル樹脂、フェノール樹脂等のフ
ェノール系熱硬化樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニ
リデン、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、エチレン−テトラフロロエチレン共重合
体、ポリフッ化ビニリデン、ビニル共重合体ポリビニル
ブチラール、ポリビニルホルマール、ポリプロピレン、
ポリエチレンなどのビニル系共重合体、ポリブチルアク
リレート、ポリメタクリル酸、ポリメチルメタクリレー
ト等のアクリル樹脂、ポリイミド、6、6−ナイロン、
6−ナイロンなどのポリアミド、ポリカーボネート、ポ
リエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリエラレンナフタレー
ト、芳香族ポリエステル等のポリエステル、ポリフェニ
レンサルファイド、ポリパラバラン酸、ポリエーテルニ
トリル、アラミド等の熱可塑性あるいは熱硬化性の合成
樹脂、ニッケル、鉄、アルミニウム等の金属及びその酸
化物、Ni銅、ステンレス鋼、Fe−Ni合金、Co−
Al合金、モネル、インコネル、ジュラルミン等の金属
合金等を用いることができる。
【0136】上述の有機高分子化合物は、単独で用いて
もよく、また、酸化チタン粒子、シリカ粒子、カーボン
粒子などの添料を含有させることもでき、例えば、セラ
ミックス材料等がある。
【0137】上記各材料は、単独でも使用が可能である
が、耐久性及び剥離特性等を向上させるために、積層し
たり、アロイ化したり、グラスファイバー、ウィスカ
ー、カーボン、シリカ、酸化チタン等の他の添加剤を加
えるなどにより複合して用いることもできる。
【0138】最適な剥離ベルト55の材料は、剥離しよ
うとする画像形成物質10の種類、画像形成物質10の
除去プロセス条件等により選定されるべきであるが、剥
離ベルト55を繰り返し使用することが再生コストを下
げるなど種々の点で有利であり、その場合には、比較的
高い耐熱性や表面の安定性が要求される。
【0139】画像の除去特性及び耐久性から好ましい剥
離ベルト55の例としては、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリエチレンナフタレート、ポリエーテルエーテル
ケトン、ポリフェニレンサルファイド、ポリパラバラン
酸、ポリエーテルニトリル、アラミド、ポリイミド、ポ
リエーテルイミド、ステンレスチール、ニッケル、アル
マイトを挙げることができる。
【0140】シールベルト56は、被記録材である転写
紙2に画像が片面のみに形成されている場合や画像が両
面に形成されている場合においても片面ずつ画像形成物
質10を除去する場合に用いられ、シールベルト56
は、剥離ベルト55と密着一体化して、転写紙2を挟持
するためのものであり、画像形成物質10を転写させる
必要がないため、接着性を必要としない点以外は、剥離
ベルト55と同様の特性を有していることが望ましい。
【0141】上記搬送ローラ44〜47は、図外の駆動
機構により回転駆動されることにより、密着一体化した
剥離ベルト55とシールベルト56を、加圧ローラ48
〜54の間をジグザグ状に縫うように、図7中右から左
方向に搬送・移動させる。なお、搬送ローラ44と搬送
ローラ46のいずれか一方と搬送ローラ45と搬送ロー
ラ47のいずれか一方が図外の駆動機構により回転駆動
されるようにしてもよい。
【0142】上記搬送ローラ45と加圧ローラ48、5
0、52、54は、上述のように、加熱ヒーター48
a、50a、52a、54aを内蔵しており、加熱ヒー
ター48a、50a、52a、54aにより所定温度に
加熱されて、剥離ベルト55とシールベルト56との間
に挟持して搬送する転写紙2を加熱する。この場合の加
熱温度としては、画像形成物質10の物性によるが、例
えば、モノクロトナーの場合、60℃〜140℃の範
囲、好ましくは、80℃〜120℃である。
【0143】すなわち、画像形成物質10は、熱可塑性
あるいは熱溶融性を有しているが、画像形成物質10が
溶融してしまうと、転写紙2上の画像形成物質10を、
転写紙2側と剥離ベルト55側とに分断することなく、
剥離ベルト55側へ転写させるのが困難になるためであ
る。また、加熱しすぎると、ジグザグ搬送路を通過中に
転写紙2が乾燥しすぎて、転写紙2が画像形成物質10
を介して剥離ベルト55に貼り付いてしまい、剥離でき
なくなるおそれがあるからである。
【0144】したがって、加熱部通過後の転写紙2に多
少の湿り気が残っていて、画像形成物質10の再付着を
防止できる程度に加熱することが望ましく、具体的に
は、上記例の温度が好適である。
【0145】分離爪57a、57bは、剥離ベルト55
及びシールベルト56に密着した転写紙2を剥離ベルト
55及びシールベルト56から分離して、乾燥ユニット
U4に送り出すためのものである。
【0146】クリーニングブレード58は、剥離ベルト
55に当接して、剥離ベルト55に転写された画像形成
物質10を掻き落して、剥離ベルト55をクリーニング
する。
【0147】このクリーニングブレード58の下方に、
画像形成物質受け器59が配設されており、クリーニン
グブレード58により掻き落とされた画像形成物質10
が画像形成物質受け器59内に収納される。
【0148】上記液付与ユニットU2で帯電された後画
像除去促進液18が付与され、画像形成物質10と転写
紙2との接着力の弱められた転写紙2は、搬送ローラ4
4と搬送ローラ45の間から剥離ベルト55とシールベ
ルト56の間に挿入され、剥離ベルト55とシールベル
ト56の間に挟持される。
【0149】画像形成物質10の形成された転写紙2
は、剥離ベルト55とシールベルト56との間に挟持さ
れた状態で、かつ、剥離ベルト55に所定の接着力で接
着された状態で、ジグザグ搬送路を図7中右から左方向
に搬送される。
【0150】このジグザグ搬送路が加圧ローラ48〜5
4によりジグザグ状に形成されているため、転写紙2
は、剥離ベルト55とシールベルト56に密着一体的に
挟持された状態でジグザグ搬送路を搬送される間に、転
写紙2と剥離ベルト55とが相対変位し、転写紙2と剥
離ベルト55との間にせん断力が発生する。このせん断
力により転写紙2から画像形成物質10が剥離して、剥
離ベルト55に剥離・転写される。
【0151】また、剥離ベルト55とシールベルト56
に挟持された転写紙2は、上記ジグザグ搬送路を搬送さ
れている間に、搬送ローラ45及び加圧ローラ48、5
0、52、54に内蔵された加熱ヒーター45a、48
a、50a、52a、54aにより加熱され、転写紙2
上に画像を形成している画像形成物質10が軟化して、
剥離し易い状態となり、効率的に剥離ベルト55に転写
・除去される。
【0152】上述のようにして、画像形成物質10の転
写・除去された転写紙2は、分離爪57a、57bによ
り剥離ベルト55及びシールベルト56から分離され
て、分離爪57aと分離爪57bの間から乾燥ユニット
U4に送り出される。
【0153】また、剥離ベルト55に転写された画像形
成物質10は、クリーニングブレード58により掻き落
とされ、画像形成物質受け器59内に収納される。
【0154】乾燥ユニットU4は、転写紙2を乾燥させ
るものであり、転写紙2の搬送方向上流側に配設された
一対の搬送ローラ60a、60b、乾燥ベルト61、乾
燥ベルト61を加熱しつつ回転駆動する一対の加熱ロー
ラ62a、62b、転写紙2の搬送方向下流側に配設さ
れた一対の排出ローラ63a、63b等を備えている。
【0155】乾燥ユニットU4は、剥離・移動ユニット
U3から送り出された転写紙2を搬送ローラ60a、6
0bにより乾燥ベルト61に搬送し、乾燥ベルト61
は、加熱ローラ62a、62bにより加熱されつつ、回
転して、搬送ローラ60a、60bにより搬送されてき
た転写紙2から乾燥しつつ排出ローラ63a、63bに
搬送する。排出ローラ63a、63bは、乾燥された転
写紙2を紙受けユニットU5に排出する。
【0156】なお、乾燥ユニットU3は、上記構成のも
のに限るものではなく、例えば、加熱ヒーターを内蔵し
た乾燥ドラム、あるいは、熱風ファンや赤外線ランプな
どを用いたりしてもよい。
【0157】紙受けユニットU5は、排紙トレー64等
を備えており、乾燥ユニットU4から排出された転写紙
2を、排紙トレー64上に排出・載置させる。
【0158】なお、再生装置40は、図示しないが、給
紙ユニットU1の給紙トレイ42に転写紙2があるか否
かを検出する紙検出手段、給紙ユニットU1による転写
紙2の重送検出手段、転写紙2の再生装置40内でのジ
ャムの発生を検出するジャム検出手段、剥離・移動ユニ
ットU3の各加熱ヒーター45a、48a、50a、5
2a、54a及び乾燥ユニットU4の加熱ローラ62
a、62bの温度制御手段及び画像形成物質受け容器5
9内の画像形成物質10が満杯になったかどうかを検出
する満杯検知手段等が設けられている。
【0159】次に、再生装置40の動作について、以
下、説明すると、再生装置40は、転写紙2を帯電させ
た後、転写紙2に画像除去促進液18を付与して、転写
紙2上の画像形成物質10と転写紙2との接着力を弱め
た状態で、一体密着化された剥離ベルト55とシールベ
ルト56に転写紙2を挟持させて、ジグザグ搬送路をジ
グザグ搬送することにより、小型で、かつ、効率的に転
写紙2上の画像形成物質10を剥離・除去するところに
その特徴がある。以下、この剥離・除去作用を中心に、
再生装置40の動作を説明する。
【0160】再生装置40は、電源が投入され、給紙ト
レイ42に画像形成物質10により画像の形成された転
写紙2が複数枚載置された後、所定のウォーミングアッ
プが完了すると、給紙ローラ43により給紙トレイ42
内の転写紙2を、最上段の転写紙2から、順次液付与ユ
ニットU2に送り出す。
【0161】この転写紙2は、通常の通常の複写用紙あ
るいはプリンティング用紙であり、転写紙2には、通常
の乾式トナーや湿式トナーを用いた電子写真方式の複写
機やプリンティング装置等で、画像形成物質10により
皮膜状の画像が形成されている。
【0162】液付与ユニットU2は、その帯電部5によ
り転写紙2を帯電させ、液付与部6により画像除去促進
液18を付与する。すなわち、帯電部5では、高圧電源
部12から所定の高圧電圧の印加されている帯電ローラ
11と対向電極13の間に、搬送ローラ3a、3bによ
り転写紙2を搬送し、帯電ローラ11により転写紙2を
帯電させる。液付与ユニットU2は、帯電させた転写紙
2を液付与部6の溝切りローラ16と押さえローラ17
の間に搬送し、汲み上げローラ15で液体容器14内か
ら汲み上げた画像除去促進液18を溝切りローラ16に
より転写紙2の画像形成面に付与して、塗布する。液付
与ユニットU2は、液付与部6で画像除去促進液18を
付与した転写紙2を、搬送ローラ4a、4bにより、剥
離・移動ユニットU3に搬送する。
【0163】転写紙2は、帯電されると、体積固有抵抗
の大きい画像形成物質10に多く帯電され、画像形成物
質10の濡れ性が向上する。この濡れ性の向上した画像
形成物質10により画像の形成された転写紙2に液付与
部6で画像除去促進液18が付与されると、画像形成物
質10と転写紙との間に画像除去促進液18が適切に浸
透して、転写紙2の表面近傍が膨潤する。その結果、画
像形成物質10と転写紙2との膨潤量の差により、両者
の間にせん断力が発生し、画像形成物質10と転写紙2
との接着力が低下する。
【0164】画像除去促進液18の付与された転写紙2
は、上記膨潤作用により、剥離・移動ユニットU3に搬
送される間に、画像形成物質10と転写紙2との接着力
が低下した状態で、剥離・移動ユニットU3に搬送され
る。
【0165】剥離・移動ユニットU3は、液付与ユニッ
トU2から搬送されてきた転写紙2を、搬送ローラ4
4、45の接触部で剥離ベルト55とシールベルト56
の間に密着一体的に挟持し、この密着一体的に挟持した
状態で、複数の加圧ローラ48〜54により形成された
ジグザグ搬送路をジグザグ状に搬送・移動させる。そし
て、搬送ローラ45及び加圧ローラ48、50、52、
54には、これらを所定温度に加熱する加熱ヒーター4
5a、48a、50a、52a、54aが設けられてお
り、剥離ベルト55とシールベルト56に挟持されてジ
グザグ搬送路を搬送される転写紙2を加熱する。
【0166】画像除去促進液18が付与されて画像形成
物質10との接着力の弱められた状態の転写紙2は、剥
離ベルト55とシールベルト56との間に挟持され、か
つ、剥離ベルト55の接着力により剥離ベルト55に所
定の接着力で接着された状態で、ジグザグ搬送路を搬送
される。転写紙2は、剥離ベルト55に密着一体的に挟
持された状態でジグザグ搬送路を搬送される間に、転写
紙2と剥離ベルト55とが相対変位し、転写紙2と剥離
ベルト55との間にせん断力が発生する。このせん断力
により転写紙2から画像形成物質10が剥離して、剥離
ベルト55に剥離・転写される。
【0167】また、剥離ベルト55に挟持された転写紙
2は、上記ジグザグ搬送路を搬送されている間に、上記
加熱ヒーター45a、48a、50a、52a、54a
の内蔵された搬送ローラ45及び加圧ローラ48、5
0、52、54により加熱され、転写紙2上に画像を形
成している画像形成物質10が軟化して、剥離し易い状
態となり、効率的に剥離ベルト55に転写・除去され
る。
【0168】上述のようにして、画像形成物質10の転
写・除去された転写紙2は、搬送路46、47まで搬送
されると、分離爪57a、57bにより分離されて、乾
燥ユニット4に送り出されるとともに、剥離ベルト55
に転写された画像形成物質10は、クリーニングブレー
ド58により掻き落とされ、画像形成物質受け器59内
に収納される。
【0169】乾燥ユニットU4は、剥離・移動ユニット
U3から搬送されてきた転写紙2を、乾燥ベルト61に
より転写紙2の余分な水分を乾燥させて、排出ローラ6
3a、63bにより紙受けユニットU5に排出する。
【0170】紙受けユニットU5は、乾燥ユニットU4
から排出された転写紙2を、排紙トレー64上に排出・
載置させる。
【0171】このように、再生装置40は、画像形成物
質10により画像の形成された転写紙2を、液付与ユニ
ットU2で、帯電させることにより濡れ性を向上させた
後、画像除去促進液18を付与して、転写紙2と画像形
成物質10との接着力を弱めた状態で、剥離・移動ユニ
ットU3の密着一体化した剥離ベルト55とシールベル
ト56で挟持して、ジグザグ搬送路を搬送して、剥離ベ
ルト55と転写紙2との相対変位を生じさせることがで
き、転写紙2から画像形成物質10を効率的に剥離し
て、剥離ベルト55に転写することができる。その結
果、画像形成物質10の剥離・除去性能の良好な再生装
置1を小型で、かつ、消費電力の小さいものとすること
ができる。
【0172】〈実験例3〉上記転写紙2としてPPC複
写用紙を用い、PPC複写機にてトナー画像を形成した
後、図7に示した再生装置40を使用して、PPC複写
用紙を再生する、以下のような実験を行った。
【0173】すなわち、再生装置40の液付与ユニット
U2の帯電部5の高圧電源部12により+4kvを発生
させて、PPC複写用紙を帯電させ、液付与部6により
1重量%の界面活性剤の水溶液からなる画像除去促進液
18を、約0.48mg/cm2 (0.3g/A4)P
PC複写用紙に付与した。このPPC複写用紙を剥離・
移動ユニットU3で、剥離ベルト55とシールベルト5
6により密着一体的に挟持させつつ、搬送ローラ45、
加圧ローラ48、50、52、54を加熱ヒーター45
a、50a、52a、54aで90℃〜150℃に加熱
して、加圧ローラ48〜54で形成されたジグザグ搬送
路を搬送させ、分離爪57a、57bで分離した後、乾
燥ユニットU4で乾燥させて、紙受けユニットU5の排
紙トレー64上に排出・載置させた。
【0174】排紙トレー64上に排出されたPPC複写
用紙は、そのトナー画像が、きれいに除去されており、
この再生されたPPC複写用紙を、再利用して、PPC
複写機によりトナー画像を形成したところ、十分利用可
能なきれいな複写画像を得ることができた。
【0175】上記PPC複写機によるトナー画像の形成
と再生装置40によるトナー画像の除去処理を、5回繰
り返したところ、全く新規なPPC複写用紙を用いた場
合と同質の複写画像を得ることができた。
【0176】ところが、再生装置40の帯電部5による
帯電処理を行わない以外は、上記と同様の実験を行った
ところ、再生されたPPC複写用紙には、トナーが多少
残留し、完全にはトナー画像を除去することができなか
った。
【0177】以上の実験結果から、帯電ローラ11によ
り転写紙2を帯電させることにより、効率的に画像除去
促進液18を付与することができ、画像形成物質と転写
紙2との接着力を効率的に弱めて、画像形成物質10を
適切に除去できることが判明した。
【0178】図8は、本発明の被記録材の再生装置の第
2の実施の形態を適用した再生装置を示す図である。
【0179】本実施の形態は、上記被記録材の再生装置
の第1の実施の形態の液付与ユニットU2として上記液
付与方法及び液付与装置の第2の実施の形態を適用した
ものであり、本実施の形態の説明においては、上記被記
録材の再生装置の第1の実施の形態及び液付与方法及び
液付与装置の第2の実施の形態と同様の構成部分には、
同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0180】図8において、再生装置70は、給紙ユニ
ットU1、液付与ユニットU12、剥離・移動ユニット
U3、乾燥ユニットU4及び紙受けユニットU5等を備
えており、液付与ユニットU12として、上記液付与方
法及び液付与装置の第2の実施の形態の画像除去促進液
付与装置20と同様のものが使用されている。
【0181】液付与ユニットU12は、帯電部21と液
付与部22を備え、給紙ユニットU1から送り出されて
きたトナー等の画像形成物質10により画像の形成され
た転写紙2を、搬送ローラ3a、3bにより画像形成面
を図8中下側に向けて、帯電部21のコロナチャージャ
ー23と対向電極25の間に搬送する。帯電部21は、
高圧電源部24から高圧電圧の印加されたコロナチャー
ジャー23のコロナ放電により転写紙2を帯電させる。
すなわち、帯電部21は、図5(a)に示したように、
画像形成物質10により画像の形成された転写紙2に、
高圧電源部24から高圧電圧の印加されたコロナチャー
ジャー23のコロナ放電により、図5(b)に示したよ
うに、帯電させる。そして、画像形成物質10は、その
固有体積抵抗が転写紙2よりも大きく、転写紙2よりも
帯電性が良好である。
【0182】液付与ユニットU12は、帯電部21で帯
電させた転写紙2を、液付与部22のノズル部28の上
方に搬送し、液付与部22で、ポンプ27により液体容
器14内から汲み上げた画像除去促進液18をノズル部
28から転写紙2の画像形成面にミスト状に噴射すると
ともに、帯電電極29により帯電させて、転写紙2に画
像除去促進液18を付与して、塗布する。すなわち、液
付与部22は、図6(a)に示したように、転写紙2
に、ノズル部28から画像除去促進液18をミスト状に
して噴霧するが、このとき、ノズル部28から噴射され
たミスト状の画像除去促進液18は、高圧電源部30か
ら所定のプラス電圧の印加された帯電電極29部分を通
過した後、転写紙2に付与されるため、画像除去促進液
18の各液滴は、マイナス電荷が付与された状態で転写
紙2に噴射され、転写紙2の表面及び画像形成物質10
の帯電電荷であるプラス電荷と静電引力により吸引され
る状態で、転写紙2及び画像形成物質10に付着され
る。したがって、図6(b)に示したように、画像の形
成されていない非画像部よりも、画像形成物質10によ
り画像の形成された画像部の方が、より多く画像除去促
進液18が付与される。その結果、液付与部6で付与さ
れた画像除去促進液18は、図3に示したように、画像
形成物質10と転写紙2の間に浸透して、画像形成物質
10の付着された部分の転写紙2を十分に膨潤させるこ
とができ、画像形成物質10と転写紙2との接着力をよ
り一層弱めることができる。
【0183】液付与ユニットU12は、上述のように、
コロナ放電により転写紙2を帯電させた後、画像除去促
進液18をミスト状にするとともに帯電させて転写紙2
に噴射することにより、転写紙2に画像除去促進液18
を効率的に付与し、画像除去促進液18の付与した2
を、搬送ローラ4a、4bにより剥離・移動ユニットU
3に送り出す。以降の構成・動作は、上記図7の場合と
同様である。
【0184】本実施の形態によれば、画像除去促進液1
8をミスト状にして噴霧しているので、画像部分と非画
像部分の帯電量の相違、すなわち、濡れ性の相違に応じ
て、画像除去促進液18を付与することができ、画像除
去促進液18の消費量を低減しつつ、適切に画像除去促
進液18を画像部に付与することができる。その結果、
画像形成物質10と転写紙2との接着性を効率的に、か
つ、効果的に弱めることができ、剥離・移動ユニットU
3において、より効率的に画像形成物質10を転写紙2
から剥離・転写して、除去することができる。
【0185】また、画像除去促進液18を帯電させて、
転写紙2に付与しているので、画像部と非画像部の帯電
量の相違、すなわち、濡れ性の相違に応じて、画像除去
促進液18をより一層効率的に付与することができ、画
像除去促進液18の消費量をより一層低減しつつ、画像
除去促進液18を画像部により一層適切に付与すること
ができる。その結果、画像形成物質10と転写紙2との
接着性をより一層効率的に、かつ、効果的に弱めること
ができ、より効率的に画像形成物質10を転写紙2から
剥離・転写して、除去することのできる再生装置70
を、より一層小型で、ランニングコストの安価なものと
することができる。
【0186】〈実験例4〉上記転写紙2としてPPC複
写用紙を用い、PPC複写機にてトナー画像を形成した
後、図8に示した再生装置40を使用して、PPCを再
生処理する、実験例4と同様の実験を行った。
【0187】すなわち、再生装置70の液付与ユニット
U12の帯電部21のコロナチャージャー23によりP
PC複写用紙を帯電させ、液付与部22のノズル部28
から画像除去促進液18をミスト状にするとともに、帯
電電極29で帯電させた1重量%の界面活性剤の水溶液
からなる画像除去促進液18を、約0.48mg/cm
2 (0.3g/A4)PPC複写用紙に付与した。この
PPC複写用紙を剥離・移動ユニットU3で、剥離ベル
ト55とシールベルト56により密着一体的に挟持させ
つつ、90℃〜150℃に加熱した搬送ローラ45、加
圧ローラ48、50、52、54で形成されたジグザグ
搬送路を搬送させ、分離爪57a、57bで分離した
後、乾燥ユニットU4で乾燥させて、紙受けユニットU
5の排紙トレー64上に排出・載置させた。
【0188】排紙トレー64上に排出されたPPC複写
用紙は、そのトナー画像が、きれいに除去されており、
この再生されたPPC複写用紙を、再利用して、PPC
複写機によりトナー画像を形成したところ、十分利用可
能なきれいな複写画像を得ることができた。
【0189】上記PPC複写機によるトナー画像の形成
と再生装置70によるトナー画像の除去処理を、5回繰
り返したところ、全く新規なPPC複写用紙を用いた場
合と同質の複写画像を得ることができた。
【0190】ところが、再生装置70の帯電部21によ
る帯電処理を行わない以外は、上記と同様の実験を行っ
たところ、再生されたPPC複写用紙には、トナーが多
少残留し、完全にはトナー画像を除去することができな
かった。
【0191】以上の実験結果から、コロナチャージャー
23により転写紙2を帯電させることにより、効率的に
画像除去促進液18を付与することができ、画像形成物
質10と転写紙2との接着力を弱めて、画像形成物質1
0を転写紙2から効率的に除去できることが判明した。
【0192】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0193】例えば、上記実施の形態の画像除去促進液
付与装置においては、画像除去促進液18を付与するの
に、溝切りローラ16やノズル部28等を用いている
が、画像除去促進液を付与するものとしては、これらの
ローラやノズルに限るものでないことは、いうまでもな
い。
【0194】また、実施の形態の再生装置においては、
転写紙2の片面のみに画像除去促進液18を付与して、
剥離ベルト55とシールベルト56により転写紙2の片
面の画像形成物質10を除去するようにしているが、転
写紙2の両面に画像除去促進液18を付与して、一対の
剥離ベルト55により、転写紙2の両面の画像形成物質
10を同時に除去するようにしてもよい。
【0195】
【発明の効果】請求項1記載の発明の画像除去促進液付
与方法によれば、予め画像形成物質により画像の形成さ
れた被記録材を帯電させているので、被記録材、特に、
画像形成物質の濡れ性を向上させることができ、画像除
去促進液を適切に被記録材と画像形成物質との間に浸透
させて、被記録材と画像形成物質との接着力を弱めるこ
とができる。
【0196】請求項2記載の発明の画像除去促進液付与
装置によれば、予め画像形成物質により画像の形成され
た被記録材を帯電させているので、被記録材、特に、画
像形成物質の濡れ性を向上させることができ、画像除去
促進液を適切に被記録材と画像形成物質との間に浸透さ
せて、被記録材と画像形成物質との接着力を弱めること
ができる。
【0197】請求項3記載の発明の画像除去促進液付与
方法及び画像除去促進液付与装置によれば、被記録材に
比較して、画像形成物質の帯電性を向上させることがで
き、画像形成物質の濡れ性をより一層向上させることが
できる。その結果、適切な量の画像除去促進液を被記録
材と画像形成物質との間に浸透させて、被記録材と画像
形成物質との接着力を適切に弱めることができる。
【0198】請求項4記載の発明の画像除去促進液付与
方法及び画像除去促進液付与装置によれば、画像形成物
質により画像の形成された画像部を非画像部よりもより
多く帯電させて、濡れ性を向上させることができ、画像
形成物質と被記録材との間により一層適切に画像除去促
進液を浸透させて、より一層画像部に画像除去促進液を
付与しつつ、被記録材全体に付与する画像除去促進液の
量を低減させることができる。
【0199】請求項5記載の発明の被記録材の再生装置
によれば、予め画像形成物質により画像の形成された被
記録材を帯電させ、被記録材、特に、画像形成物質の濡
れ性を向上させた後に、画像除去促進液を適切に被記録
材と画像形成物質との間に浸透させて、画像除去促進液
により画像形成物質と被記録材との接着力を弱めた状態
で、被記録材から画像形成物質を除去することができ
る。したがって、被記録材から画像形成物質を効率的に
除去することができ、安価な被記録材の再生装置で、適
切に被記録材から画像形成物質を除去して、被記録材を
再生することができる。
【0200】請求項6記載の発明の被記録材の再生装置
によれば、非接触で、効率的に被記録材を帯電させるこ
とができ、画像形成物質の濡れ性を適切に向上させて、
適切に画像形成物質を被記録材から除去することができ
る。
【0201】請求項7記載の発明の被記録材の再生装置
によれば、簡単な構成で、被記録材、特に、被記録材の
表面に突出して形成された画像形成物質に効率的に帯電
させることができ、安価に、かつ、効率的に画像形成物
質の濡れ性を向上させて、適切に画像形成物質を被記録
材から除去することができる。
【0202】請求項8記載の発明の被記録材の再生装置
によれば、画像除去促進液がミストとして被記録材に付
与されるので、被記録材上の帯電電荷量に応じて適切に
画像除去促進液を付与することができ、帯電電荷量の多
い画像形成物質により多くの画像除去促進液を付与する
ことができる。その結果、画像除去促進液の全体の付与
量を低減させつつ、適切に被記録材と画像形成物質との
間に画像除去促進液を浸透させて、安価に、かつ、より
一層適切に被記録材から画像形成物質を除去して被記録
材を再生することができるとともに、再生後の被記録材
の平滑性を向上させることができる。
【0203】請求項9記載の発明の被記録材の再生装置
によれば、帯電手段により帯電されることにより、画像
形成物質で形成された画像部分と非画像部分に濡れ性の
相違が発生し、この濡れ性の相違により画像除去促進液
の付与量を制限することができるので、濡れ性の大きい
画像部分に、非画像部分よりもより多くの画像除去促進
液を付与することができるとともに、非画像部分への画
像除去促進液の付与量を低減することができ、画像除去
促進液の全体の付与量を低減させつつ、適切に被記録材
と画像形成物質との間に画像除去促進液を浸透させて、
安価に、かつ、より一層適切に被記録材から画像形成物
質を除去して被記録材を再生することができるととも
に、再生後の被記録材の平滑性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像除去促進液付与方法及び画像除去
促進液付与装置の第1の実施の形態を適用した画像除去
促進液付与装置の概略構成図。
【図2】帯電処理を行わない場合の画像除去促進液の付
与された画像形成物質部分の転写紙の側面断面図。
【図3】帯電処理を行った後に画像除去促進液の付与さ
れた画像形成物質部分の転写紙の側面断面図。
【図4】本発明の画像除去促進液付与方法及び画像除去
促進液付与装置の第2の実施の形態を適用した画像除去
促進液付与装置の概略構成図。
【図5】図4の画像除去促進液付与装置のコロナチャー
ジャーにより転写紙を帯電させる状態の要部側面図
(a)と帯電された転写紙の側面図(b)を示す図。
【図6】図4の画像除去促進液付与装置のコロナチャー
ジャーにより帯電された転写紙にノズル部により画像除
去促進液を付与する状態の要部側面図(a)と画像除去
促進液の付与された転写紙の側面図(b)を示す図。
【図7】本発明の被記録材の再生装置の第1の実施の形
態を適用した再生装置の概略構成図。
【図8】本発明の被記録材の再生装置の第2の実施の形
態を適用した再生装置の概略構成図。
【符号の説明】
1 画像除去促進液付与装置 2 転写紙 3a、3b、4a、4b 搬送ローラ 5 帯電部 6 液付与部 10 画像形成物質 11 帯電ローラ 12 高圧電源部 13 対向電極 14 液体容器 15 汲み上げローラ 16 溝切りローラ 17 押さえローラ 18 画像除去促進液 21 帯電部 22 液付与部 23 コロナチャージャー 24 高圧電源部 25 対向電極 26 液体容器 27 ポンプ 28 ノズル部 29 帯電電極 30 高圧電源部 40 再生装置 U1 給紙ユニット U2、U12 液付与ユニット U3 剥離・移動ユニット U4 乾燥ユニット U5 紙受けユニット 41 ケース 42 給紙トレイ 43 給紙ローラ 44、45 搬送ローラ 46、47 搬送ローラ 48〜54 加圧ローラ 55 剥離ベルト 56 シールベルト 57a、57b 分離爪 58 クリーニングブレード 59 画像形成物質受け器 48a、50a、52a、54a 加熱ヒーター 60a、60b 搬送ローラ 61 乾燥ベルト 61 乾燥ベルト 62a、62b 加熱ローラ 63a、63b 排出ローラ 64 排紙トレー 70 再生装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/02 101 D21H 5/00 B D06M 10/00 H

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも表面に水で膨潤する膨潤層を有
    する被記録材の前記膨潤層上に熱可塑性あるいは熱溶融
    性の画像形成物質により皮膜状の固着画像の形成された
    前記被記録材を、所定の電位に帯電させて濡れ性を向上
    させた後、水を含む画像除去促進液を前記被記録材に付
    与することを特徴とする画像除去促進液付与方法。
  2. 【請求項2】少なくとも表面に水で膨潤する膨潤層を有
    する被記録材の前記膨潤層上に熱可塑性あるいは熱溶融
    性の画像形成物質により皮膜状の固着画像の形成された
    前記被記録材を所定の電位に帯電させる帯電手段と、前
    記帯電手段により帯電された前記被記録材に水を含む画
    像除去促進液を付与する液付与手段と、を備えたことを
    特徴とする画像除去促進液付与装置。
  3. 【請求項3】前記画像形成物質は、その体積固有抵抗
    が、1010Ω・cm以上であることを特徴とする請求項
    1記載の画像除去液付与方法または請求項2記載の画像
    除去液付与装置。
  4. 【請求項4】前記画像形成物質により皮膜状の固着画像
    の形成された前記被記録材を該画像部と非画像部の帯電
    状態を異ならせて帯電させることを特徴とする請求項1
    から請求項3のいずれかに記載の画像除去促進液付与方
    法または画像除去促進液付与装置。
  5. 【請求項5】少なくとも表面に水で膨潤する膨潤層を有
    する被記録材の前記膨潤層上に熱可塑性あるいは熱溶融
    性の画像形成物質により皮膜状の固着画像の形成された
    前記被記録材を所定の電位に帯電させる帯電手段と、前
    記帯電手段により帯電された前記被記録材に水を含む画
    像除去促進液を付与する液付与手段と、前記液付与手段
    により前記画像除去液の付与された前記被記録材から前
    記画像形成物質を除去する除去手段と、を備えたことを
    特徴とする被記録材の再生装置。
  6. 【請求項6】前記帯電手段は、コロナ放電により前記被
    記録材を帯電させるコロナ帯電装置であることを特徴と
    する請求項5記載の被記録材の再生装置。
  7. 【請求項7】前記帯電手段は、所定電圧に帯電する帯電
    ローラにより前記被記録材を帯電させるローラ帯電装置
    であることを特徴とする請求項5記載の被記録材の再生
    装置。
  8. 【請求項8】前記液付与手段は、前記画像除去促進液を
    ミストとして発生させて、前記被記録材に付着させる帯
    電ミスト発生装置であることを特徴とする請求項5から
    請求項7のいずれかに記載の被記録材の再生装置。
  9. 【請求項9】前記液付与手段は、前記帯電手段により帯
    電されることにより発生する濡れ性の相違により前記画
    像除去促進液の液供給量が制限されることを特徴とする
    請求項5から請求項7のいずれかに記載の被記録材の再
    生装置。
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