JPH07287491A - 被記録材の再生方法および該再生方法に使用する画像除去促進液 - Google Patents

被記録材の再生方法および該再生方法に使用する画像除去促進液

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JPH07287491A
JPH07287491A JP9818394A JP9818394A JPH07287491A JP H07287491 A JPH07287491 A JP H07287491A JP 9818394 A JP9818394 A JP 9818394A JP 9818394 A JP9818394 A JP 9818394A JP H07287491 A JPH07287491 A JP H07287491A
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JP9818394A
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Kiyofumi Nagai
希世文 永井
Kakuji Murakami
格二 村上
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 電子写真方式の複写機、熱転写プリンタ−、
等により形成された皮膜状画像の着色物をセルロースか
らなる紙質層から除去可能な画像除去促進液、およびそ
れを用いた被記録材の再生方法の提供。 【構成】 紙質層に熱可撓性または熱溶融性を示す皮膜
状の画像形成物質が固着している被記録材に、水を含有
する液体(画像除去促進液)を付与せしめ、接着力が低
下した後に、疎水性画像を紙質層から剥離することを特
徴とする被記録材の再生方法において、画像除去促進液
が紙質成分および/またはトナーからの着色残存物を分
解または改質する酵素の少なくとも1種を含有するもの
である被記録材の再生方法およびそれに用いる画像除去
促進液。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、画像形成される表面が紙質層で
ある被記録材に熱可塑性または熱溶融性画像形成物質を
電子写真方式の複写機、プリンタ−、熱転写プリンタ
−、またはホットメルトインクジェットにより固着し画
像形成し、これを再利用が可能な状態にする再生方法、
および該再生方法に用いる画像除去促進液に関する。
【0002】
【従来技術】最近のOA化により、プリンター用紙や複
写用紙が大量に使用されるようになってきた。そのため
に、森林の伐採による地球環境の悪化の問題まで引き起
こすようになってしまった。従来、この問題に対して
は、一度使用した用紙のインク等を取り除き、漬して再
びすいて、再生古紙として利用するしか方法がなかっ
た。しかし最近、一度使用した紙の上の文字画像をクリ
ーニングにより取り去り、複写あるいはプリンティング
に再利用することができる紙が開発されている。例えば
特開平4−67043号公報にシート状支持体の表面、
特に片面のみに離型処理してなり、かつ、該離型処理し
た被記録材に印を付け、普通紙と区別したものが開示さ
れている。しかしながら、これは特殊紙で定着性に難が
ある等の問題があり一般の複写用紙として使用するには
問題がある。また、特開平1−101576号公報、特
開平1−101577号公報には画像形成支持体上のト
ナーをこれを溶解する有機溶媒中で超音波処理すること
により画像を除去することが開示されているが、有機溶
剤による公害や引火および毒性に問題があり、一般のオ
フィスや家庭で使用するには問題がある。特開平1−2
97294号公報には画像形成支持体として、プラスチ
ック、金属、液浸透性の悪い紙あるいはセラミックス等
で形成されたものを使用し、該支持体上に形成された画
像を熱溶融性の剥離体を介在させて加熱し、画像を支持
体から剥離するクリーニング方法が開示されているが、
表面に離型処理を施した特別な用紙を用いなければなら
ない。そこで本出願人は先に特殊な用紙をもちいること
なく通常の複写機で得られるトナー画像を水を含有する
画像除去液(画像除去促進液)に浸漬し、画像を剥離す
る剥離部材(転写体)により消去することで再利用可能
な複写及びプリンティング用紙を提案した。しかしなが
ら一部のトナーではトナーから染料等の溶出着色物がわ
ずかに残存する等の問題があった。
【0003】
【目的】本発明の目的は、電子写真方式の複写機、プリ
ンタ−、熱転写プリンタ−、またはホットメルトインク
ジェット等により形成された熱可塑性または熱溶融性を
示す皮膜状画像の画像形成物質から溶出し残像として被
記録材上に残る着色物をセルロースからなる紙質層から
除去可能な酵素を含有した画像除去促進液、および該画
像除去促進液を用いた被記録材の再生方法を提供するこ
とにある。
【0004】
【構成】本発明は、電子写真方式の複写機のトナー、熱
転写方式のインク、ホットメルトインクジェットのイン
ク等の熱可塑性または熱溶融性を示す画像形成物質で皮
膜状に形成され、かつ実質的にセルロース等の紙質繊維
壁に浸透しないで被記録材表面近傍に固着形成した画像
を消去し、再利用可能とする被記録材の再生方法、およ
び該再生方法に用いる画像除去促進液、特に画像形成物
質から溶出し被記録材に染み込んだ残像を消去するクリ
ーニング性の優れた画像除去促進液に関する。本発明
は、少なくとも画像が形成される側の表面近傍がセルロ
ース繊維等の天然高分子からなる水で膨潤する紙質層を
有した被記録材に、電子写真方式の複写機のトナー、熱
転写方式のインク、ホットメルトインクジェットのイン
ク等の熱可塑性または熱溶融性を示す画像形成物質で皮
膜状に、すなわち実質的にセルロース等の紙質繊維壁に
浸透しない画像を形成し、これに水を主成分とし、紙質
成分および/またはトナーからの着色残存物を分解また
は改質する酵素の少なくとも1種を含有する画像除去促
進液を付与し、該紙質層を膨潤させることで画像形成物
質との膨潤の差を利用し被記録材と画像形成物質の接着
性を弱めた状態で紙質層よりも画像形成物質との接着性
が高い部材に加熱および/または加圧下に接触させるこ
とにより、前記画像形成物質を被記録材の表層を傷める
ことなく除去することを特徴とする。本出願人は界面活
性剤および/または水溶性高分子を含有した水溶液から
なる画像除去促進液により少なくとも一部がセルロース
繊維を主成分とした紙質層で構成された被記録材より皮
膜状に形成された画像形成物質を除去し再生利用する方
法を提案しているが、さらに被記録材の紙質層を分解あ
るいは改質する酵素を含有させることで、従来トナー等
の皮膜状に形成された画像形成物質から溶出し残像とな
っていた成分を繊維から除去することが可能になること
を見いだした。本発明の被記録材としては、少なくとも
画像が形成される側の表面近傍がセルロース繊維等の多
糖天然高分子を主成分とする紙質層で構成されたもので
あり、主に複写あるいはプリンティング用紙があげられ
るが、これらのものに限定されるものではなくシ−ト状
の部材にセルロース繊維等の紙質層を設けた画像形成を
行うことのできる被記録材料であれば全てが紙質層で構
成されたものでなくてもよく、例えば紙質層とプラスチ
ック層の積層物のようなものであってもよい。
【0005】酵素として被記録材の構成成分を一部を分
解もしくは改質するものとしてセルロース分解酵素であ
るセルラーゼ、デンプン分解酵素であるアミラーゼ、ト
リグリセライド分解酵素であるリパーゼ、蛋白分解酵素
であるプロテアーゼがあげられる。これらを添加するこ
とにより被記録材の紙質および/またはトナーからの着
色残存物を分解または改質するためによると推測される
が、被記録材に着色残存物が存在せず、被記録材の再生
状態が改善されることが明らかになった。本発明の画像
除去促進液の構成成分としては、前記酵素成分の他に水
が必須成分であり、これに必要に応じて界面活性剤およ
び/または水溶性高分子が添加されている。特に好まし
い酵素としては画像除去促進液のpHがアルカリ側にあ
るときに酵素活性を示すアルカリセルラーゼが特に好ま
しい。アルカリセルラーゼの画像除去促進液中での添加
量は、0.01から5重量%の範囲で添加することがで
きる。0.01%以下では効果がなく、5重量%以上で
は分散性が悪く活性も悪くなる。また本発明で使用する
酵素は前記のものに限定されるものではなく、紙質層に
残存する成分物質に応じて適宜好ましい酵素を選択使用
することができる。また本発明の画像除去促進液は酵素
を含有しているので、採用する画像除去促進液の塗布温
度は使用する酵素の種類によりその適性活性温度は異な
るが30℃から50℃が好ましい。低温では分解速度が
遅く、高温では分解活性が低下する。これを剥離時に1
00℃以上で加熱することで失活する。これにより被記
録材料の過度の分解を防止することができる。さらに再
生後の被記録材の白色度を向上する目的で漂白剤を添加
することができる。具体的には酸化漂白剤として過酸化
水素、過酸化ナトリウム、過炭酸ナトリウム、次亜塩素
酸ナトリウム等が挙げられる。螢光染料、青味付け染料
等を含有することもできる。
【0006】本発明の画像除去促進液は溶媒として水を
用い、必要に応じて界面活性剤および/または水溶性高
分子を含有することができるが、界面活性剤は酵素の活
性を妨げない範囲で、かつ被記録材への濡れ性が得られ
る範囲で添加させることが好ましい。該添加量としては
0.01%から30重量%の範囲で添加され、好ましく
は0.1%から5重量%の範囲で用いることができる。
界面活性剤としては好ましくは水に対する分散または溶
解安定性の高いものを添加することが好ましい。具体的
には陰イオン界面活性剤としては、石鹸、N−アシルア
ミノ酸塩、アルキルエーテル酢酸塩、アシル化ペプチド
等のカルボン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルベ
ンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸
塩、スルホ琥珀酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、N
−アシルスルホン酸塩等のスルホン酸塩、硫酸化油、ア
ルキル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、アルキルアミ
ド硫酸塩等の硫酸エステル塩、アルキルリン酸塩、アル
キルエーテルリン酸塩、アルキルアリールリン酸塩等の
リン酸エステル塩が挙げられる。陽イオン界面活性剤と
しては、脂肪族アミン塩、アルキル第4級アンモニウム
塩、芳香族第4級アンモニウム塩、複素環第4級アンモ
ニウム塩などが挙げられる。両性界面活性剤としては、
カルボキシベタイン、スルホベタイン等のベタイン型、
アミノカルボン酸塩、イミダゾリン誘導体等が挙げられ
る。非イオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレ
ンアルキル及びアリールエーテル、ポリオキシエチレン
スチロールエーテル、ポリオキシエチレンラノリン誘導
体、アルキルアリルホルムアルデヒド縮合物の酸化エチ
レン誘導体、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
ブロック共重合体、ポリオキシエチレンポリオキシプロ
ピレンアルキルエーテル等のエーテル系、ポリオキシエ
チレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビ
トール脂肪酸エステル等のエーテルエステル系、ポリエ
チレングリコール脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセリ
ド、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸
エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、しょ
糖脂肪酸エステル等のエステル系、脂肪族アルカノール
アミド、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ポリオキシ
エチレンアルキルアミン、アルキルアミンオキサイド等
の含窒素系が挙げられる。フッ素系界面活性剤として
は、フロロアルキルカルボン酸塩、フロロアルキルスル
ホン酸塩等のアニオン系、フロロアルキ導入ベタイン等
の両性系、ノニオン系、カチオン系等が挙げられる。シ
リコーン系界面活性剤としてはポリオキシアルキル変性
シロキサンあるいはカルボキシル化ポリオキシアルキル
変性シロキサンが挙げられる。
【0007】画像除去促進液中に添加できる水溶性高分
子としては天然系あるいは純合成系のものでもよいが、
酵素で分解しない純合成系のものが好ましく、例えばポ
リビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニ
ルメチルエーテル等のビニル系高分子、非架橋ポリアク
リルアミド、ポリアクリル酸及びそのアルカリ金属塩、
水溶性スチレンアクリル樹脂等のアクリル系樹脂、水溶
性スチレンマレイン酸樹脂、水溶性ビニルナフタレンア
クリル樹脂、水溶性ビニルナフタレンマレイン酸樹脂、
ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、β−ナ
フタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のアルカリ金属
塩、四級アンモニウムやアミノ基等のカチオン性官能基
の塩を側鎖に有する高分子化合物、セラック等の天然高
分子化合物等が挙げられる。これら水溶性高分子の添加
量は、0.1〜20重量%の範囲で添加される。
【0008】その他の画像除去促進液に添加されるもの
としては、pH調製剤として、調合される画像除去促進
液に悪影響をおよぼさずにpHを7以上に調整できるも
のであれば、任意の物質を使用することができる。その
例として、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン
等のアミン、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム等のアルカリ金属元素の水酸化物、水酸化ア
ンモニウム、第4級アンモニウム水酸化物、第4級ホス
ホニウム水酸化物、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩等が挙げられる。
防腐防黴剤としてはデヒドロ酢酸ナトリウム、ソルビン
酸ナトリウム、2−ピリジンチオール−1−オキサイド
ナトリウム、安息香酸ナトリウム、ペンタクロロフェノ
ールナトリウム等が本発明に使用できる。重金属イオン
の封止剤で漂白助剤であるキレート試薬としては、例え
ば、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム、ニトリロ三酢
酸ナトリウム、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢
酸ナトリウム、ジエチレントリアミン五酢酸ナトリウ
ム、ウラミル二酢酸ナトリウム等がある。防錆剤として
は、例えば、酸性亜硫酸塩、チオ硫酸ナトリウム、チオ
ジグリコール酸アンモン、ジイソプロピルアンモニウム
ニトライト、四硝酸ペンタエリスリトール、ジシクロヘ
キシルアンモニウムニトライト等がある。
【0009】前記画像除去促進液の画像形成材料(トナ
ー)に対する接触角は、好ましくは90度以下、さらに
好ましくは50度以下である。また、その表面張力は7
0mN/m(dyne/cm)以下、さらに好ましくは
50mN/m以下である。前記画像除去促進液の被記録
材に対する浸透速度は、t(水を含む液体と被記録材と
の接触時間)=0.4秒において10ml/m2以上、
好ましくは12ml/m2以上である。前記のような画
像除去促進液を被記録材に付与し、皮膜状の画像形成物
質との被記録材の接着強度を弱めた後で被記録材と剥離
部材とを加圧、加熱あるいは加圧加熱接触させることに
より画像を被記録材より剥離する。尚、図2の16に示
すように、実質的に紙繊維質壁に浸透しない皮膜状画像
を形成する画像形成物質として好ましい熱可塑性または
熱溶融性物質はポリスチレン、ポリアクリル酸アルキ
ル、ポリメタクリル酸アルキル、スチレン−アクリルニ
トリル共重合体、スチレン−アクリル共重合体、スチレ
ン−ブタジエン共重合体、ポリアミド、ポリエチレン、
ポリプロピレン、アルキド樹脂、エポキシ樹脂、ポリ酢
酸ビニル、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、不
飽和ポリエステル、ポリ塩化ビニル、シリコーン樹脂等
の熱可塑性樹脂を少なくとも1種含有することが好まし
い。また色材としては無機及び有機顔料、例えばカーボ
ンブラック、キナクリドン誘導体、フタロシアニン誘導
体、ベンチジンイエロー等が挙げられるが、油溶性染料
も用いられる。さらに、画像形成方法により各種添加剤
が含有される電子写真方式では荷電制御剤、熱転写イン
クではビヒクルとして各種ワックス及び粘着剤としてロ
ジン(アビエチン酸)誘導体が加えられる。
【0010】本発明において画像を被記録材から画像形
成物質を転写する剥離部材の形状としてはベルト状、ロ
ール状のものいずれでもよく、その材質として種々のポ
リマーあるいはアルミ、ニッケル等の金属が挙げられ
る。また金属とポリマーの積層した構造のものも使用で
きる。ポリマーシートとしてはポリエチレンテレフタレ
ート、ポリイミド、ポリエーテルスルホン、ポリカーボ
ネート、ポリアリレート、アラミド、ポリエーテルエー
テルケトン等が挙げられる。これらには耐久性を向上さ
せる目的でカーボン、炭酸カルシウム、酸化チタン等の
無機充填材を含有させることができる。
【0011】本発明に用いられる装置の例を図1に示
す。皮膜状の画像形成物質が形成されたセルロースを表
層に有する被記録材を供給する給紙トレイ1から給紙ロ
ーラ2よりガイド板3を通して搬送ローラ4で剥離ロー
ラ5に導く。該剥離ローラ5の表面に給液ローラ6によ
り画像除去促進液7が塗布され、前記搬送ローラ4から
搬送されてきた被記録材に画像除去促進液7が塗布含浸
され、剥離部材と接触している被記録材を加熱ローラ8
で加熱圧接したのち、分離爪9で剥離部材と被記録材と
が分離される。分離された剥離部材はトナークリーニン
グ部10で剥離ローラ5の表面からクリーニングされ
て、再び剥離ローラ5の表面からクリーニングされて、
再び剥離ローラ5の表面に画像除去促進液が塗布され
る。また前記装置において、剥離ローラ5に隣接して、
剥離ローラ5の皮膜状の画像形成物質を再転写可能な少
なくとも1個のヒートローラを設け、該ヒートローラの
少なくとも1個に、該ローラ上に再転写された皮膜状の
画像形成物質を掻き取ることができるブレードを設け、
該ブレードにより皮膜状の画像形成物質を掻き取ること
により、剥離ローラ5をクリーニングすることができ
る。一方、分離爪9で分離された被記録材の画像は消去
され、搬送ローラ11によって、乾燥ベルト12上に導
かれ、乾燥される。乾燥された無画像の画像支持体は搬
送ローラ11によって、排紙トレイ13に排出されて、
再複写・再印字可能な被記録体が得られる。
【0012】次に本発明の実施例を具体的に示す。
【実施例】
実施例1 下記処方にて画像除去促進液Aを作製した。 BT7(日光ケミカルズ製非イオン系界面活性剤 商品名) 0.5% アルカリセルラーゼ 0.5% 安息香酸Na 0.1% 純水 残量 スチレンアクリル(ガラス転位温度:60℃):90重
量%、カーボンブラック:5重量%、荷電制御剤として
合金アゾ染料:5重量%からなるトナーを用い電子写真
方式のPPC複写機にて市販の上質紙上に画像を形成
し、前記画像除去促進液Aを用いてPETからなる剥離
部材に加熱圧接し、図1に示された装置にて画像を消去
した。得られた再生紙は白色度が高く、トナーの残像は
認められなかった。また前記の複写機にて再使用したと
ころ、綺麗な複写画像を得ることができた。同様にして
実施例2〜7および比較例1〜5について被記録材の再
生の状態を調べた。
【0013】実施例2 下記処方にて画像除去促進液Bを作製した。 BT12(日光ケミカルズ製非イオン系界面活性剤 商品名) 0.8% アルカリセルラーゼ 0.5% アミラーゼ 0.1% デヒドロ酢酸Na 0.1% 純水 残量 スチレンアクリルに換えポリエステルに変えたトナーを
用いた以外は実施例1同様にして市販の上質紙上の画像
を消去したところ白色度が高く、また再複写可能であっ
た。
【0014】実施例3 下記処方にて画像除去促進液Cを作製した。 ソフタノール70 0.8% (日本触媒製非イオン系界面活性剤 商品名) アルカリセルラーゼ 1% アルカリプロテアーゼ 0.5% 2−ピリジンチオール−1−オキサイドNa 0.1% 純水 残量 実施例1と同様にして画像の消去を行ったところ白色度
が高く、また再複写可能であった。
【0015】実施例4 下記処方にて画像除去促進液Dを作製した。 ソフタノール120 0.5% (日本触媒製非イオン系界面活性剤 商品名) ラウリルベンゼンスルホン酸ナトリウム 0.5% アルカリセルラーゼ 0.5% 2−ピリジンチオール−1−オキサイドNa 0.1% 純水 残量 実施例2と同様にして画像の消去を行ったところ白色度
が高く、また再複写可能であった。
【0016】実施例5 下記処方にて画像除去促進液Eを作製した。 BT−9(日光ケミカルズ製非イオン系界面活性剤 商品名) 1% アルカリセルラーゼ 0.5% 過炭酸ナトリウム 0.1% ペンタクロロフェノールNa 0.1% 純水 残量 カルナバワックス:30重量%、パラフィンワックス:
20重量%、EVA:30重量%、カーボンブラック:
10重量%、ニグロシン:10重量%からなる熱転写イ
ンクとポリエステルベースフィルムからなるインクリボ
ンを300dpiのサーマルヘッドを用いて市販熱転写
用上質紙上に画像を形成しこれを画像除去促進液Eを用
いて実施例1と同様に画像を消去したところ白色度が高
く、また再記録可能であった。
【0017】実施例6 下記処方にて画像除去促進液Fを作製した。 BT−9(日光ケミカルズ製 商品名) 0.8% セルラーゼT「アマノ」4(天野製薬製 商品名) 0.5% アミラーゼ 0.1% リパーゼ 0.1% 安息香酸Na 0.1% 純水 残量 実施例5と同様にして画像の消去を行ったところ白色度
が高く、また再記録可能であった。
【0018】実施例7 下記処方にて画像除去促進液Gを作製した。 ソフタノール120(日本触媒製 商品名) 0.8% セルラーゼT「アマノ」4(天野製薬製 商品名) 0.7% 2−ピリジンチオール−1−オキサイドNa 0.1% CMC 0.2% 純水 残量 実施例1と同様にして画像の消去を行ったところ白色度
が高く、また再複写可能であった。
【0019】比較例1 実施例1の画像除去促進液Aのアルカリセルラーゼを除
いた以外は同様にして画像除去促進液Hとして市販の上
質紙上の画像消去を行なったところ僅かに画像の残像が
認められた。
【0020】比較例2 実施例2の画像除去促進液Bのアルカリセルラーゼを除
いた以外は同様にして画像除去促進液Iとして同様にし
て市販の上質紙上の画像消去を行なったところ僅かに画
像の残像が認められた。
【0021】比較例3 実施例3の画像除去促進液Cのアルカリセルラーゼとア
ルカリプロテアーゼを除いた以外は同様にして画像除去
促進液Jとして同様にして市販の上質紙上の画像消去を
行なったところ僅かに画像の残像が認められた。
【0022】比較例4 実施例4の画像除去促進液Dのアルカリセルラーゼを除
いた以外は同様にして画像除去促進液Kとして同様にし
て市販の上質紙上の画像の消去を行なったところ僅かに
画像の残像が認められた。
【0023】比較例5 実施例5の画像除去促進液Eのアルカリセルラーゼと過
炭酸ナトリウムを除いた以外は同様にして画像除去促進
液Lとして市販の上質紙上の画像の消去を行なったとこ
ろ僅かに画像の残像が認められた。
【0024】
【効果】
(1)本発明によると電子写真のトナー、熱転写プリン
ターのインク、ホットメルトインクジェットのインク等
の熱可塑性または熱溶融性を示す皮膜状画像を形成する
画像形成物質から溶出し残像として被記録材上に残る着
色物を酵素が添加された画像除去促進液で除去すること
で被記録材の再生が良好に行える。 (2)本発明によると紙質成分を効率的に分解する酵
素、特にアルカリセルラーゼを用いることで紙力強度を
落とすことなく再生を効率的に行える。 (3)本発明によると画像除去促進液に漂白剤と蛍光塗
料をいれることで再生後の被記録材の白色度を高めるこ
とができる。 (4)本発明によると酵素を添加した画像除去促進液を
用いた被記録材の再生方法を提供することで、複写機お
よびプリンターにより形成された皮膜状画像を紙表面を
損傷することなく消去する再生方法において再生状態を
改善し白色度を高め、再複写および再印字を良好にする
ことができ、紙の消費を低減する効果をさらに高める。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の再生装置の概略図。
【図2】被記録部材の断面を模式的に示す図。
【符号の説明】
1 給紙トレイ 2 給紙ローラ 3 ガイド板 4 搬送ローラ 5 剥離ローラ 6 給液ローラ 7 画像除去促進液 8 加熱ローラ 9 分離爪 10 トナークリーニング部 11 搬送ローラ 12 乾燥ベルト 13 排紙トレイ 14 搬送リブ 15 回収トナーの回収容器 16 皮膜状画像形成物 17 被記録部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも画像が形成される側の表面近
    傍がセルロース繊維を主成分とした紙質層で構成され、
    かつ該紙質層に熱可塑性または熱溶融性を示す皮膜状の
    画像形成物質が固着している被記録材に、水を含有する
    液体(画像除去促進液)を付与せしめ、該被記録材の皮
    膜状画像と該被記録材の接着力を弱め、接着力が低下し
    た後に、前記疎水性画像を紙質層から画像剥離手段によ
    り剥離することを特徴とする被記録材の再生方法におい
    て、前記画像除去促進液が紙質成分および/またはトナ
    ーからの着色残存物を分解または改質する酵素の少なく
    とも1種を含有するものである被記録材の再生方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の被記録材の再生方法にお
    いて、被記録材に画像除去促進液を付与させた状態で、
    酵素の活性が損なわれない温度以下で加熱を行い、次に
    酵素の活性が消失する温度以上で加熱した後に皮膜状画
    像形成物質を被記録材より除去する被記録材の再生方
    法。
  3. 【請求項3】 被記録材の紙質成分および/またはトナ
    ーからの着色残存物を分解または改質する酵素の少なく
    とも1種および水を含有するものであることを特徴とす
    る熱可塑性または熱溶融性を示す皮膜状の画像形成物質
    が固着している被記録材の再生方法に用いる画像除去促
    進液。
  4. 【請求項4】 界面活性剤および/または水溶性高分子
    化合物を添加したものである請求項3記載の画像除去促
    進液。
  5. 【請求項5】 漂白剤および/または蛍光染料を添加し
    たものである請求項3または4記載の画像除去促進液。
  6. 【請求項6】 酵素がセルラーゼ、アミラーゼ、プロテ
    アーゼおよびリパーゼよりなる群から選ばれた少なくと
    も1種以上の酵素である請求項3、4または5記載の画
    像除去促進液。
  7. 【請求項7】 セルラーゼがアルカリセルラーゼである
    請求項6記載の画像除去促進液。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5892529A (en) * 1996-03-15 1999-04-06 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming method and image forming apparatus including electroconductive polymer layer for dye intake and release

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