JPH09232585A - 陽極酸化膜を有する電子デバイス、および陽極酸化膜のエッ チング方法 - Google Patents
陽極酸化膜を有する電子デバイス、および陽極酸化膜のエッ チング方法Info
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- JPH09232585A JPH09232585A JP5541296A JP5541296A JPH09232585A JP H09232585 A JPH09232585 A JP H09232585A JP 5541296 A JP5541296 A JP 5541296A JP 5541296 A JP5541296 A JP 5541296A JP H09232585 A JPH09232585 A JP H09232585A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 製造においてフォトリソグラフィー工程数を
削減できる陽極酸化膜を有する電子デバイスを提供す
る。 【解決手段】 Al膜12上に、このAl膜12とエッ
チング選択比のとれるTa膜13を積層し、これらの積
層膜をパターニングする。そして、これらの積層膜を陽
極酸化することにより、TaOx膜16とAlOx膜17
を形成する。このような構成としたことにより、下地A
l膜12とその上のTa膜とのエッチング選択比をとる
ことができる。このように、陽極酸化膜を容易に除去で
きるため、Al膜12のレジストによるマスキング工程
が不要となり、フォトリソグラフィー工程数を削減する
ことができる。
削減できる陽極酸化膜を有する電子デバイスを提供す
る。 【解決手段】 Al膜12上に、このAl膜12とエッ
チング選択比のとれるTa膜13を積層し、これらの積
層膜をパターニングする。そして、これらの積層膜を陽
極酸化することにより、TaOx膜16とAlOx膜17
を形成する。このような構成としたことにより、下地A
l膜12とその上のTa膜とのエッチング選択比をとる
ことができる。このように、陽極酸化膜を容易に除去で
きるため、Al膜12のレジストによるマスキング工程
が不要となり、フォトリソグラフィー工程数を削減する
ことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、陽極酸化膜を有
する電子デバイスおよび陽極酸化膜のエッチング方法に
関し、さらに詳しくは、薄膜トランジスタ(TFT:Th
in Film Transistor)やMIM(Metal Insulator Meta
l)素子などの陽極酸化膜を有する配線構造を備えた電
子デバイスの作成方法に関する。
する電子デバイスおよび陽極酸化膜のエッチング方法に
関し、さらに詳しくは、薄膜トランジスタ(TFT:Th
in Film Transistor)やMIM(Metal Insulator Meta
l)素子などの陽極酸化膜を有する配線構造を備えた電
子デバイスの作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アクティブマトリクス型LCD(AM−
LCD)のスイッチング素子、所謂アクティブ素子とし
て、TFTやMIM素子など電子デバイスが実用化され
ている。TFTは、動作原理からしてAM−LCDに適
したものである。また、このTFTは、絶縁ゲート型電
界効果トランジスタであり、ゲート、ゲート絶縁膜、半
導体層、並びに金属電極などから構成される所謂ボトム
ゲート構造のTFTが多くのLCDに用いられている。
また、MIM素子は、その名称通り、金属−絶縁体
(膜)−金属という積層構造をもつ素子であり、例えば
タンタル(Ta)−Ta酸化膜−クロム(Cr)という
材料構成によって形成されている。TFTの製造方法と
しては、ゲートの絶縁耐圧の向上を図ると共に、ゲート
にヒロックが発生するのを防止するために、ゲート表面
に陽極酸化膜を形成する工程を備えた方法が一般に知ら
れている。
LCD)のスイッチング素子、所謂アクティブ素子とし
て、TFTやMIM素子など電子デバイスが実用化され
ている。TFTは、動作原理からしてAM−LCDに適
したものである。また、このTFTは、絶縁ゲート型電
界効果トランジスタであり、ゲート、ゲート絶縁膜、半
導体層、並びに金属電極などから構成される所謂ボトム
ゲート構造のTFTが多くのLCDに用いられている。
また、MIM素子は、その名称通り、金属−絶縁体
(膜)−金属という積層構造をもつ素子であり、例えば
タンタル(Ta)−Ta酸化膜−クロム(Cr)という
材料構成によって形成されている。TFTの製造方法と
しては、ゲートの絶縁耐圧の向上を図ると共に、ゲート
にヒロックが発生するのを防止するために、ゲート表面
に陽極酸化膜を形成する工程を備えた方法が一般に知ら
れている。
【0003】図17は、TFTおよび画素電極がマトリ
クス状に配列されたTFT基板を示しており、このTF
T基板と図示しない共通基板とを対向させ、それぞれの
基板の対向内側面に配向膜を形成して、両基板間に液晶
を封止することにより、液晶セルを作成することができ
る。同図中、1はガラス基板であり、その表面にマトリ
クス状に画素電極2が形成され、それぞれの画素電極2
にTFT3が接続するように形成されている。列方向に
配列されたTFT3のドレイン電極は、列方向に延びる
ドレインラインDLに接続されている。また、行方向に
配列されたTFT3のゲート電極は、行方向に延びるゲ
ートラインGLに接続されている。そして、それぞれの
ドレインラインDLは、ガラス基板1の一側縁に向けて
延在され、その端部がICの実装などに供されるパッド
部4となっている。また、それぞれのゲートラインGL
も、ガラス基板1の例えば上記した一側縁に隣接する側
縁に向けて延在され、その端部がパッド部5となってい
る。
クス状に配列されたTFT基板を示しており、このTF
T基板と図示しない共通基板とを対向させ、それぞれの
基板の対向内側面に配向膜を形成して、両基板間に液晶
を封止することにより、液晶セルを作成することができ
る。同図中、1はガラス基板であり、その表面にマトリ
クス状に画素電極2が形成され、それぞれの画素電極2
にTFT3が接続するように形成されている。列方向に
配列されたTFT3のドレイン電極は、列方向に延びる
ドレインラインDLに接続されている。また、行方向に
配列されたTFT3のゲート電極は、行方向に延びるゲ
ートラインGLに接続されている。そして、それぞれの
ドレインラインDLは、ガラス基板1の一側縁に向けて
延在され、その端部がICの実装などに供されるパッド
部4となっている。また、それぞれのゲートラインGL
も、ガラス基板1の例えば上記した一側縁に隣接する側
縁に向けて延在され、その端部がパッド部5となってい
る。
【0004】従来、このようなTFTのゲート電極、ゲ
ートラインGL、およびパッド部5を形成する場合、図
18(A)〜図20に示すような手順で行われている。
なお、図中、左側の部分はパッド部形成領域を、右側の
部分はTFT形成領域を示している。まず、図18
(A)に示すように、ガラス基板1の表面全域にAl膜
6をスパッタ法により堆積させる。次に、一回目のフォ
トリソグラフィー工程を行って、図18(B)に示すよ
うに、TFT形成領域においてはゲート電極をパターニ
ングするためのレジストマスク7Aを、パッド部形成領
域においては下層パッド部をパターニングするためのレ
ジストマスク7Bを形成する。なお、ゲートラインGL
を形成する部分にも、レジストマスク(図示省略する)
を形成するが、ゲート電極、ゲートラインGL、および
パッド部5をパターニングするためのこれらレジストマ
スクは一体的なレジストパターンとして形成される。そ
して、このレジストパターンをエッチング用マスクとし
て用いて、下地のAl膜6をウェットエッチングする。
その結果、図18(C)に示すようなゲート電極6A、
下層パッド部6B、および図示しないゲートラインGL
が形成できる。その後、図19(A)に示すように、二
回目のフォトリソグラフィー工程を行って、下層パッド
部6Bの上面の中央にレジストマスク8を形成する。こ
のようにレジストマスク8を形成しない場合は、下層パ
ッド部6Bの上面に陽極酸化膜が形成され、後に上層パ
ッド部を積層してコンタクトをとるときに、陽極酸化膜
を除去する必要が生じ、この際のウェットエッチングに
おいて下地Al膜が陽極酸化膜に比較して著しくエッチ
ングレートが大きいため下地Al膜が露出した時点で下
地Al膜もすばやくエッチングされてしまい、エッチン
グ選択比がとれない。このため、レジストマスク8を予
め形成しておくことで、このレジストマスク8に覆われ
た部分の陽極酸化を防止するためである。なお、ゲート
電極6A(およびゲートラインGL)上には一切レジス
トマスクを形成しない。この状態で陽極酸化を行って、
図19(B)に示すように、Al膜(6A、6B、G
L)の露出した表面に陽極酸化膜9を形成する。
ートラインGL、およびパッド部5を形成する場合、図
18(A)〜図20に示すような手順で行われている。
なお、図中、左側の部分はパッド部形成領域を、右側の
部分はTFT形成領域を示している。まず、図18
(A)に示すように、ガラス基板1の表面全域にAl膜
6をスパッタ法により堆積させる。次に、一回目のフォ
トリソグラフィー工程を行って、図18(B)に示すよ
うに、TFT形成領域においてはゲート電極をパターニ
ングするためのレジストマスク7Aを、パッド部形成領
域においては下層パッド部をパターニングするためのレ
ジストマスク7Bを形成する。なお、ゲートラインGL
を形成する部分にも、レジストマスク(図示省略する)
を形成するが、ゲート電極、ゲートラインGL、および
パッド部5をパターニングするためのこれらレジストマ
スクは一体的なレジストパターンとして形成される。そ
して、このレジストパターンをエッチング用マスクとし
て用いて、下地のAl膜6をウェットエッチングする。
その結果、図18(C)に示すようなゲート電極6A、
下層パッド部6B、および図示しないゲートラインGL
が形成できる。その後、図19(A)に示すように、二
回目のフォトリソグラフィー工程を行って、下層パッド
部6Bの上面の中央にレジストマスク8を形成する。こ
のようにレジストマスク8を形成しない場合は、下層パ
ッド部6Bの上面に陽極酸化膜が形成され、後に上層パ
ッド部を積層してコンタクトをとるときに、陽極酸化膜
を除去する必要が生じ、この際のウェットエッチングに
おいて下地Al膜が陽極酸化膜に比較して著しくエッチ
ングレートが大きいため下地Al膜が露出した時点で下
地Al膜もすばやくエッチングされてしまい、エッチン
グ選択比がとれない。このため、レジストマスク8を予
め形成しておくことで、このレジストマスク8に覆われ
た部分の陽極酸化を防止するためである。なお、ゲート
電極6A(およびゲートラインGL)上には一切レジス
トマスクを形成しない。この状態で陽極酸化を行って、
図19(B)に示すように、Al膜(6A、6B、G
L)の露出した表面に陽極酸化膜9を形成する。
【0005】このような陽極酸化を行った後は、図20
に示すように、全面にゲート絶縁膜10を堆積させ、T
FT形成領域には図示しない半導体層を形成する。その
後、パッド部形成領域のゲート絶縁膜10を除去して下
層パッド部6Bを露出させる。次に、ソース・ドレイン
電極を形成する工程において、全面にメタル膜を堆積さ
せ、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技術を
用いて、このメタル膜がソース電極、ドレイン電極、ド
レインラインDL、ドレインラインDLのパッド部、お
よび下層パッド部2B上に積層されて接続される上層パ
ッド部として残るように加工する。このようにして、パ
ッド部に接続されたTFT3をガラス基板1上に作成す
ることができる。
に示すように、全面にゲート絶縁膜10を堆積させ、T
FT形成領域には図示しない半導体層を形成する。その
後、パッド部形成領域のゲート絶縁膜10を除去して下
層パッド部6Bを露出させる。次に、ソース・ドレイン
電極を形成する工程において、全面にメタル膜を堆積さ
せ、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技術を
用いて、このメタル膜がソース電極、ドレイン電極、ド
レインラインDL、ドレインラインDLのパッド部、お
よび下層パッド部2B上に積層されて接続される上層パ
ッド部として残るように加工する。このようにして、パ
ッド部に接続されたTFT3をガラス基板1上に作成す
ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の方法においては、ゲート絶縁膜10を形成する
工程以前に、2回のフォトリソグラフィー工程(図18
(B)、図19(A)を参照)を要するため、スループ
ットが低いという問題を有していた。フォトリソグラフ
ィー工程に伴うレジスト剥離工程では、剥離されずに残
ったレジスト残渣や剥離液の汚れから生じる汚染は膜の
密着性や素子特性に悪影響を与えるが、フォトリソグラ
フィー工程の回数が多いとそれだけ歩留まりを低下させ
る要因となる。さらに、レジストの薬液剥離は、他のエ
ッチングなどの工程に比較してエッチングレートのよう
な明確な評価パラメータを持たないため、工程管理がや
りにくいなどの欠点を有している。特に、ゲート電極6
A、ゲートラインGL、下層パッド部6BなどはLCD
の画素の選択線を構成するため、電気的な特性を損なう
ことは歩留まりの低下を招くものであった。
た従来の方法においては、ゲート絶縁膜10を形成する
工程以前に、2回のフォトリソグラフィー工程(図18
(B)、図19(A)を参照)を要するため、スループ
ットが低いという問題を有していた。フォトリソグラフ
ィー工程に伴うレジスト剥離工程では、剥離されずに残
ったレジスト残渣や剥離液の汚れから生じる汚染は膜の
密着性や素子特性に悪影響を与えるが、フォトリソグラ
フィー工程の回数が多いとそれだけ歩留まりを低下させ
る要因となる。さらに、レジストの薬液剥離は、他のエ
ッチングなどの工程に比較してエッチングレートのよう
な明確な評価パラメータを持たないため、工程管理がや
りにくいなどの欠点を有している。特に、ゲート電極6
A、ゲートラインGL、下層パッド部6BなどはLCD
の画素の選択線を構成するため、電気的な特性を損なう
ことは歩留まりの低下を招くものであった。
【0007】この発明の課題は、フォトリソグラフィー
工程の数を削減を図ることにより、スループットを向上
させ、しかも特性の良好な電子デバイスを製造するには
どのような手段を講じればよいかという点にある。ま
た、この発明の他の課題は、陽極酸化膜の制御性のよい
エッチング方法を得るにはどのような手段を講じればよ
いかという点にある。
工程の数を削減を図ることにより、スループットを向上
させ、しかも特性の良好な電子デバイスを製造するには
どのような手段を講じればよいかという点にある。ま
た、この発明の他の課題は、陽極酸化膜の制御性のよい
エッチング方法を得るにはどのような手段を講じればよ
いかという点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
第1配線層の表面に陽極酸化膜が形成され、この陽極酸
化膜を含む層間絶縁膜に接続用開口部が形成され、該接
続用開口部を介して前記層間絶縁膜上に形成された第2
配線層と前記第1配線層とが接続されたコンタクト部を
有する電子デバイスにおいて、前記第1配線層は、複数
の導電性材料膜が積層されてなり、これらの導電性材料
膜のうちの最上層の導電性材料膜を、その下地導電性材
料膜とエッチング選択比のとれる材料で形成することを
特徴としている。
第1配線層の表面に陽極酸化膜が形成され、この陽極酸
化膜を含む層間絶縁膜に接続用開口部が形成され、該接
続用開口部を介して前記層間絶縁膜上に形成された第2
配線層と前記第1配線層とが接続されたコンタクト部を
有する電子デバイスにおいて、前記第1配線層は、複数
の導電性材料膜が積層されてなり、これらの導電性材料
膜のうちの最上層の導電性材料膜を、その下地導電性材
料膜とエッチング選択比のとれる材料で形成することを
特徴としている。
【0009】この発明においては、第1配線層を構成す
る複数の導電性材料膜のうち、最上層の導電性材料膜と
その下地導電性材料膜とのエッチング選択比をとること
ができるため、最上層の導電性材料膜をエッチングした
際に、その下地導電性材料膜が露出した時点でエッチン
グを停止することが可能となる。このため、第1配線層
における最上層の導電性材料膜を陽極酸化して陽極酸化
膜を形成でき、第1配線層の絶縁耐圧の向上や、ヒロッ
クの発生を防止できると共に、層間絶縁膜を形成するま
でのフォトリソグラフィー工程数を削減することができ
る。
る複数の導電性材料膜のうち、最上層の導電性材料膜と
その下地導電性材料膜とのエッチング選択比をとること
ができるため、最上層の導電性材料膜をエッチングした
際に、その下地導電性材料膜が露出した時点でエッチン
グを停止することが可能となる。このため、第1配線層
における最上層の導電性材料膜を陽極酸化して陽極酸化
膜を形成でき、第1配線層の絶縁耐圧の向上や、ヒロッ
クの発生を防止できると共に、層間絶縁膜を形成するま
でのフォトリソグラフィー工程数を削減することができ
る。
【0010】請求項2記載の発明は、前記最上層の導電
性材料膜はタンタル(Ta)を含み、前記下地導電性材
料膜はアルミニウム(Al)を含むことを特徴としてい
る。
性材料膜はタンタル(Ta)を含み、前記下地導電性材
料膜はアルミニウム(Al)を含むことを特徴としてい
る。
【0011】請求項3記載の発明は、前記第1配線層は
薄膜トランジスタのゲート用メタル膜であり、前記第2
配線層はソース・ドレイン用メタル膜であることを特徴
としている。
薄膜トランジスタのゲート用メタル膜であり、前記第2
配線層はソース・ドレイン用メタル膜であることを特徴
としている。
【0012】請求項4記載の発明は、アルミニウム層ま
たはアルミニウム系合金層の表面に陽極酸化されたアル
ミニウム系陽極酸化膜を、水酸化バリウム水溶液を用い
てウェットエッチングすることを特徴としている。ここ
で、アルミニウム系合金としては、AlTi、AlN
b、AlMo、AlW、AlZr、AlNi、AlV、
AlPdなどの合金を適用することができる。
たはアルミニウム系合金層の表面に陽極酸化されたアル
ミニウム系陽極酸化膜を、水酸化バリウム水溶液を用い
てウェットエッチングすることを特徴としている。ここ
で、アルミニウム系合金としては、AlTi、AlN
b、AlMo、AlW、AlZr、AlNi、AlV、
AlPdなどの合金を適用することができる。
【0013】請求項5記載の発明は、前記ウェットエッ
チングのエッチング温度は、80℃以上に設定すること
を特徴としている。請求項6記載の発明は、前記水酸化
バリウム水溶液の濃度は、0.3wt%より低いことを
特徴としている。
チングのエッチング温度は、80℃以上に設定すること
を特徴としている。請求項6記載の発明は、前記水酸化
バリウム水溶液の濃度は、0.3wt%より低いことを
特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る陽極酸化膜
を有する電子デバイス、および陽極酸化膜のエッチング
方法の詳細を各実施形態に基づいて説明する。 (実施形態1)この実施形態は、アクティブマトリクス
型LCD(AM−LCD)のTFT基板に形成される薄
膜トランジスタにこの発明を適用したものであり、図1
(A)〜図4(B)はその製造工程を示している。ま
ず、本実施形態では、図1(A)に示すように、ガラス
基板11上に、第1配線層としての、Al膜12、Ta
膜13をスパッタ法を用いて連続的に積層する。なお、
これらの積層膜を形成するには、例えばマルチチャンバ
プロセス装置を用いて真空を破らずに成膜を行う。ま
た、これらの積層膜の膜厚は、例えばAl膜12、Ta
膜13のそれぞれを150nmとする。
を有する電子デバイス、および陽極酸化膜のエッチング
方法の詳細を各実施形態に基づいて説明する。 (実施形態1)この実施形態は、アクティブマトリクス
型LCD(AM−LCD)のTFT基板に形成される薄
膜トランジスタにこの発明を適用したものであり、図1
(A)〜図4(B)はその製造工程を示している。ま
ず、本実施形態では、図1(A)に示すように、ガラス
基板11上に、第1配線層としての、Al膜12、Ta
膜13をスパッタ法を用いて連続的に積層する。なお、
これらの積層膜を形成するには、例えばマルチチャンバ
プロセス装置を用いて真空を破らずに成膜を行う。ま
た、これらの積層膜の膜厚は、例えばAl膜12、Ta
膜13のそれぞれを150nmとする。
【0015】次に、フォトリソグラフィー技術およびエ
ッチング技術を用いてTa膜13およびAl膜12を加
工し、図1(B)に示すように、TFT形成領域にはA
l膜12、Ta膜13でなるゲート電極14を、パッド
部形成領域にはAl膜12、Ta膜13の積層膜でなる
下層パッド部15を形成する。なお、図示しないが、こ
れらの積層膜を用いてゲートラインも同時に形成する。
なお、ここで、Ta膜13のエッチングにおいては、四
フッ化炭素(CF4)とO2(10%)のエッチングガス
を用いたドライエッチングを行う。また、Al膜12の
エッチングにおいては、硝酸と酢酸とリン酸と水の混酸
を用いて42℃の温槽中でウェットエッチングを行う。
ッチング技術を用いてTa膜13およびAl膜12を加
工し、図1(B)に示すように、TFT形成領域にはA
l膜12、Ta膜13でなるゲート電極14を、パッド
部形成領域にはAl膜12、Ta膜13の積層膜でなる
下層パッド部15を形成する。なお、図示しないが、こ
れらの積層膜を用いてゲートラインも同時に形成する。
なお、ここで、Ta膜13のエッチングにおいては、四
フッ化炭素(CF4)とO2(10%)のエッチングガス
を用いたドライエッチングを行う。また、Al膜12の
エッチングにおいては、硝酸と酢酸とリン酸と水の混酸
を用いて42℃の温槽中でウェットエッチングを行う。
【0016】その後、上記した工程でパターニングされ
たAl膜12とTa膜13の露出表面の陽極酸化を行
う。本実施形態における陽極酸化では、3wt%の硼酸
アンモニウム水溶液中で80Vに昇圧するまで1mA/
cm2定電流酸化し、その後80Vで定電圧酸化した。
この結果、図1(C)に示すように、Ta膜13表面に
は、陽極酸化膜としてのTaOx膜が形成され、Al膜
12の側壁には陽極酸化膜としてのAlOx膜17が形
成された。なお、本実施形態では、TaOx膜の膜厚は
150nm程度に設定した。
たAl膜12とTa膜13の露出表面の陽極酸化を行
う。本実施形態における陽極酸化では、3wt%の硼酸
アンモニウム水溶液中で80Vに昇圧するまで1mA/
cm2定電流酸化し、その後80Vで定電圧酸化した。
この結果、図1(C)に示すように、Ta膜13表面に
は、陽極酸化膜としてのTaOx膜が形成され、Al膜
12の側壁には陽極酸化膜としてのAlOx膜17が形
成された。なお、本実施形態では、TaOx膜の膜厚は
150nm程度に設定した。
【0017】次に、図2(A)に示すように、プラズマ
CVD法を用いて、SiNでなるゲート絶縁膜18、ア
モルファスシリコン(a−Si)でなる半導体層19、
SiN膜20を順次堆積させる。なお、この実施形態で
は、例えばゲート絶縁膜18の膜厚を300nm、半導
体層19の膜厚を50nmに設定した。その後、フォト
リソグラフィー技術およびエッチング技術を用いて、図
2(A)に示すようにSiN膜20をパターニングして
エッチングストッパとしてのブロッキング層20Aを形
成する。
CVD法を用いて、SiNでなるゲート絶縁膜18、ア
モルファスシリコン(a−Si)でなる半導体層19、
SiN膜20を順次堆積させる。なお、この実施形態で
は、例えばゲート絶縁膜18の膜厚を300nm、半導
体層19の膜厚を50nmに設定した。その後、フォト
リソグラフィー技術およびエッチング技術を用いて、図
2(A)に示すようにSiN膜20をパターニングして
エッチングストッパとしてのブロッキング層20Aを形
成する。
【0018】そして、図2(B)に示すように、全面に
オーミックコンタクト膜としてのn+−Si膜21をプ
ラズマCVD法により、膜厚25nm程度に成膜する。
その後、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技
術を用いて、図3(A)に示すように、TFT形成領域
の半導体層19およびn+−Si膜21をパターニング
してデバイスエリアを形成する。その後、全面にITO
膜をスパッタ法により、例えば50nmの膜厚に堆積さ
せて、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技術
を用いて図3(B)に示すような画素電極22を形成す
る。
オーミックコンタクト膜としてのn+−Si膜21をプ
ラズマCVD法により、膜厚25nm程度に成膜する。
その後、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技
術を用いて、図3(A)に示すように、TFT形成領域
の半導体層19およびn+−Si膜21をパターニング
してデバイスエリアを形成する。その後、全面にITO
膜をスパッタ法により、例えば50nmの膜厚に堆積さ
せて、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技術
を用いて図3(B)に示すような画素電極22を形成す
る。
【0019】その後、図4(A)に示すように、全面に
フォトレジストを塗布し、露光・現像を行ってパッド部
形成領域にコンタクトホールを形成するためのレジスト
マスク23を形成する。そして、このレジストマスク2
3をマスクとして用いてエッチングを行い、図4(A)
に示すように、パッド部形成領域のゲート絶縁膜18、
TaOx膜16、Ta膜13を貫通してAl膜12を露
出させるコンタクトホール24を開口させる。なお、こ
のエッチングは、ゲート絶縁膜(SiN)18とTaO
x膜16とTa膜13とを、CF4−O2(10%)系の
ガスを用いたドライエッチングであり、Al膜12との
選択比を十分にとることができる。本実施形態では、陽
極酸化膜(TaOx膜16、AlOx膜17)を形成する
際に、下層パッド部15の上面が陽極酸化されないよう
にフォトレジストで覆うためのフォトリソグラフィー工
程が不要となり、ゲート絶縁膜18を形成するまでのフ
ォトリソグラフィー工程数を削減することができる。な
お、本実施形態では、上記したようにAl膜12と、そ
の上に形成されたゲート絶縁膜(SiN)18、TaO
x膜16、およびTa膜13との選択比をとれるエッチ
ングとして、CF4−O2(10%)系のガスを用いたド
ライエッチングを行ったが、ゲート絶縁膜18とTa系
膜(TaOx膜16、Ta膜13)とのそれぞれのエッ
チングガスが異なるドライエッチングを行ってもよい。
この場合、ゲート絶縁膜18のエッチングガスとしてS
F6を用い、Ta系膜のエッチングガスとしてCF4およ
びO2を用いることができる。
フォトレジストを塗布し、露光・現像を行ってパッド部
形成領域にコンタクトホールを形成するためのレジスト
マスク23を形成する。そして、このレジストマスク2
3をマスクとして用いてエッチングを行い、図4(A)
に示すように、パッド部形成領域のゲート絶縁膜18、
TaOx膜16、Ta膜13を貫通してAl膜12を露
出させるコンタクトホール24を開口させる。なお、こ
のエッチングは、ゲート絶縁膜(SiN)18とTaO
x膜16とTa膜13とを、CF4−O2(10%)系の
ガスを用いたドライエッチングであり、Al膜12との
選択比を十分にとることができる。本実施形態では、陽
極酸化膜(TaOx膜16、AlOx膜17)を形成する
際に、下層パッド部15の上面が陽極酸化されないよう
にフォトレジストで覆うためのフォトリソグラフィー工
程が不要となり、ゲート絶縁膜18を形成するまでのフ
ォトリソグラフィー工程数を削減することができる。な
お、本実施形態では、上記したようにAl膜12と、そ
の上に形成されたゲート絶縁膜(SiN)18、TaO
x膜16、およびTa膜13との選択比をとれるエッチ
ングとして、CF4−O2(10%)系のガスを用いたド
ライエッチングを行ったが、ゲート絶縁膜18とTa系
膜(TaOx膜16、Ta膜13)とのそれぞれのエッ
チングガスが異なるドライエッチングを行ってもよい。
この場合、ゲート絶縁膜18のエッチングガスとしてS
F6を用い、Ta系膜のエッチングガスとしてCF4およ
びO2を用いることができる。
【0020】続いて、レジストマスク23を剥離した
後、ソース・ドレイン用メタル膜としてのクロム(C
r)膜をスパッタ法により全面に堆積させた後、フォト
リソグラフィー技術およびエッチング技術を用いてクロ
ム膜のパターニングを行い、図4(B)に示すように、
Al膜12およびTa膜13に接続する上層パッド部2
5Aと、ソース電極25Cと、ドレイン電極25Bと、
を形成する。なお、図示しないドレインラインも、この
クロム膜のパターニングにより同時に形成することは言
うまでもない。このようにして、同図(B)に示すよう
にTFT形成領域にはTFT26が形成され、パッド部
形成領域にはパッド部27が形成される。
後、ソース・ドレイン用メタル膜としてのクロム(C
r)膜をスパッタ法により全面に堆積させた後、フォト
リソグラフィー技術およびエッチング技術を用いてクロ
ム膜のパターニングを行い、図4(B)に示すように、
Al膜12およびTa膜13に接続する上層パッド部2
5Aと、ソース電極25Cと、ドレイン電極25Bと、
を形成する。なお、図示しないドレインラインも、この
クロム膜のパターニングにより同時に形成することは言
うまでもない。このようにして、同図(B)に示すよう
にTFT形成領域にはTFT26が形成され、パッド部
形成領域にはパッド部27が形成される。
【0021】以上、本実施形態では、陽極酸化膜を有す
る電子デバイスとして、ゲート用メタル膜(Al膜1
2、Ta膜13)の表面に陽極酸化膜が形成されたTF
Tについて説明した。本実施形態においては、ゲート用
メタル膜のパッド部(端子部)の陽極酸化におけるマス
キングが不要となるため、フォトリソグラフィー工程数
を削減することができる。このような工程数の削減によ
り、電子デバイスの製造コストを低減することができ
る。また、フォトリソグラフィー工程に起因する素子特
性への悪影響を抑制することができる。
る電子デバイスとして、ゲート用メタル膜(Al膜1
2、Ta膜13)の表面に陽極酸化膜が形成されたTF
Tについて説明した。本実施形態においては、ゲート用
メタル膜のパッド部(端子部)の陽極酸化におけるマス
キングが不要となるため、フォトリソグラフィー工程数
を削減することができる。このような工程数の削減によ
り、電子デバイスの製造コストを低減することができ
る。また、フォトリソグラフィー工程に起因する素子特
性への悪影響を抑制することができる。
【0022】(実施形態2)次に、本発明を、AM−L
CDにおける静電気などに起因する絶縁破壊防止用の保
護素子としてのTFTに適用した実施形態2について説
明する。本実施形態のTFTも陽極酸化膜を有する電子
デバイスであり、その構造の説明に先駆けて図5に示す
等価回路的平面図を用いてその概要を説明する。
CDにおける静電気などに起因する絶縁破壊防止用の保
護素子としてのTFTに適用した実施形態2について説
明する。本実施形態のTFTも陽極酸化膜を有する電子
デバイスであり、その構造の説明に先駆けて図5に示す
等価回路的平面図を用いてその概要を説明する。
【0023】例えば、画素用スイッチング素子としてT
FTを備えたAM−LCDを製造する場合、生産性の向
上を図るために、TFT基板のベースとなるガラス等か
らなる透明基板として、TFT基板複数個分に対応する
大きさのものを用意し、そして所定の工程までは複数個
分を一括して製造し、その後各単体に分断して製造する
ことがある。また、このようなTFT基板を製造する場
合、各単体に分断する前においては、例えば配向膜をラ
ビング処理するときに発生する静電気により、各単体に
分断した後においては、例えば静電気等の高電圧を帯び
た他の物体と接触することにより、画素用TFTに絶縁
破壊が生じたり、画素用TFTの電圧−電流特性が変化
したりすることがある。したがって、このようなことを
防止するために静電気対策を行っている。
FTを備えたAM−LCDを製造する場合、生産性の向
上を図るために、TFT基板のベースとなるガラス等か
らなる透明基板として、TFT基板複数個分に対応する
大きさのものを用意し、そして所定の工程までは複数個
分を一括して製造し、その後各単体に分断して製造する
ことがある。また、このようなTFT基板を製造する場
合、各単体に分断する前においては、例えば配向膜をラ
ビング処理するときに発生する静電気により、各単体に
分断した後においては、例えば静電気等の高電圧を帯び
た他の物体と接触することにより、画素用TFTに絶縁
破壊が生じたり、画素用TFTの電圧−電流特性が変化
したりすることがある。したがって、このようなことを
防止するために静電気対策を行っている。
【0024】図5は、TFT基板複数個分に対応する大
きさのガラス基板上に画素用TFT等が形成された状態
における等価回路的平面図を示したものである。TFT
基板複数個分に対応する大きさのガラス基板31は、最
終的には一点鎖線で示すカットライン32に沿って切断
されることにより、各単体に分断されるようになってい
る。この場合、カットライン32で囲まれた領域はパネ
ル形成領域33となっており、その周囲は余剰部34と
なっている。パネル形成領域33には、マトリクス状に
配置された複数の画素電極35と、これらの画素電極3
5にそれぞれ接続された複数の画素用TFT36と、行
方向に配置され、画素用TFT36にゲート信号を供給
する複数のゲートラインGLと、列方向に配置され、画
素用TFT36にデータ信号を供給する複数のデータラ
インDLと、行方向に配置され、面素電極35との問で
補助容量Csを形成する複数の補助容量ライン39と、
複数の画素電極35の周囲に配置された保護リング(配
線)40Aと、保護リング40Aの外側において保護リ
ング40Aと各ゲートラインGLにそれぞれ接続された
2つずつの保護用TFT41a、41bからなる複数の
ゲートライン側保護素子41と、保護リングの外側にお
いて保護リング40Aと各データラインDLにそれぞれ
接続された2つずつの保護用TFT42a、42bから
なる複数のデータライン側保護素子42とが設けられて
いる。余剰部34にはショートライン43が格子状に設
けられている。
きさのガラス基板上に画素用TFT等が形成された状態
における等価回路的平面図を示したものである。TFT
基板複数個分に対応する大きさのガラス基板31は、最
終的には一点鎖線で示すカットライン32に沿って切断
されることにより、各単体に分断されるようになってい
る。この場合、カットライン32で囲まれた領域はパネ
ル形成領域33となっており、その周囲は余剰部34と
なっている。パネル形成領域33には、マトリクス状に
配置された複数の画素電極35と、これらの画素電極3
5にそれぞれ接続された複数の画素用TFT36と、行
方向に配置され、画素用TFT36にゲート信号を供給
する複数のゲートラインGLと、列方向に配置され、画
素用TFT36にデータ信号を供給する複数のデータラ
インDLと、行方向に配置され、面素電極35との問で
補助容量Csを形成する複数の補助容量ライン39と、
複数の画素電極35の周囲に配置された保護リング(配
線)40Aと、保護リング40Aの外側において保護リ
ング40Aと各ゲートラインGLにそれぞれ接続された
2つずつの保護用TFT41a、41bからなる複数の
ゲートライン側保護素子41と、保護リングの外側にお
いて保護リング40Aと各データラインDLにそれぞれ
接続された2つずつの保護用TFT42a、42bから
なる複数のデータライン側保護素子42とが設けられて
いる。余剰部34にはショートライン43が格子状に設
けられている。
【0025】そして、各ゲートラインGLの左端部およ
び各データラインDLの上端部はショートライン43に
接続されている。各補助容量ライン39の右端部は、保
護リング40Aの右辺部に平行して配置された共通ライ
ン39aおよびこの共通ライン39aから延びる接続ラ
イン39bを介してショートライン43に接続されてい
る。ゲートライン側保護素子41は、それぞれのゲート
電極Gとソース電極Sとを互いに接続された2つの保護
用TFT41a、41bが、それぞれのソース電極Sと
ドレイン電極Dとを互いに逆向きとされた状態で、ゲー
トラインGLと保護リング40Aとの間に並列接続され
た構造となっている。データライン側保護素子42は、
それぞれのゲート電極Gとソース電極Sとを互いに接続
された2つの保護用TFT42a、42bが、それぞれ
のソース電極Sとドレイン電極Dとを互いに逆向きとさ
れた状態で、保護リング40AとデータラインGLとの
間に並列接続された構造となっている。
び各データラインDLの上端部はショートライン43に
接続されている。各補助容量ライン39の右端部は、保
護リング40Aの右辺部に平行して配置された共通ライ
ン39aおよびこの共通ライン39aから延びる接続ラ
イン39bを介してショートライン43に接続されてい
る。ゲートライン側保護素子41は、それぞれのゲート
電極Gとソース電極Sとを互いに接続された2つの保護
用TFT41a、41bが、それぞれのソース電極Sと
ドレイン電極Dとを互いに逆向きとされた状態で、ゲー
トラインGLと保護リング40Aとの間に並列接続され
た構造となっている。データライン側保護素子42は、
それぞれのゲート電極Gとソース電極Sとを互いに接続
された2つの保護用TFT42a、42bが、それぞれ
のソース電極Sとドレイン電極Dとを互いに逆向きとさ
れた状態で、保護リング40AとデータラインGLとの
間に並列接続された構造となっている。
【0026】図6は、図5の破線で囲んだ部分の平面説
明図である。同図に示すように、保護用TFT41a、
41bのゲート電極Gは、ゲートラインGLと同一のゲ
ート用メタル膜をパターニングして形成され、両保護用
TFT41a、41bのソース電極Sとドレイン電極D
は、共通のソース・ドレイン用メタル膜をパターニング
して形成されている。なお、ゲート用メタル膜とソース
・ドレイン用メタル膜とは、図6に示すようにコンタク
トホール43、44、45、46を介して接続されてい
る。
明図である。同図に示すように、保護用TFT41a、
41bのゲート電極Gは、ゲートラインGLと同一のゲ
ート用メタル膜をパターニングして形成され、両保護用
TFT41a、41bのソース電極Sとドレイン電極D
は、共通のソース・ドレイン用メタル膜をパターニング
して形成されている。なお、ゲート用メタル膜とソース
・ドレイン用メタル膜とは、図6に示すようにコンタク
トホール43、44、45、46を介して接続されてい
る。
【0027】図7は、図6のA−A断面図であり、保護
用TFT41aとゲートラインGLの端部に形成された
パッド部Pを示したものであり、ゲート用メタル膜(第
1配線層)にソース・ドレイン用メタル膜(第2配線
層)が接続されている構造を示している。図7に示すよ
うに、本実施形態においても、ゲート用メタル膜の表面
に陽極酸化膜が形成されている。なお、このゲート用メ
タル膜は、Al膜37AとTa膜37Bとが積層されて
なり、これらの積層膜の表面に陽極酸化膜(AlOx膜
48、TaOx膜49)が形成されている。そして、陽
極酸化膜で覆われたゲート用メタル膜が形成されたガラ
ス基板31上には、例えばSiNでなるゲート絶縁膜5
0が堆積されている。TFT形成領域のゲート絶縁膜5
0上には、a−Siからなる半導体層51、SiNから
なるブロッキング層52、n+−Si膜53が形成され
ている。さらに、パッド部形成領域には、ゲート絶縁膜
50、TaOx膜49、Ta膜37Bを貫通するコンタ
クトホール43が形成されている。また、保護用TFT
41aのソース電極S(40C)とゲートラインGLを
接続するためのコンタクトホール44が形成されてい
る。そして、パッド部形成領域には、コンタクトホール
43を介してクロム(Cr)でなる上層パッド部40D
が形成されている。また、コンタクトホール44におい
ては、ゲートラインGLと保護用TFT41aとを接続
するソース電極40Cが形成され、保護用TFT41a
のドレイン側にはドレイン電極40Bが保護リング40
Aと一体的に形成されている。なお、上層パッド部40
D、ソース電極40C、ドレイン電極40B、および保
護リング40Aは、同一のクロム膜で形成されている。
用TFT41aとゲートラインGLの端部に形成された
パッド部Pを示したものであり、ゲート用メタル膜(第
1配線層)にソース・ドレイン用メタル膜(第2配線
層)が接続されている構造を示している。図7に示すよ
うに、本実施形態においても、ゲート用メタル膜の表面
に陽極酸化膜が形成されている。なお、このゲート用メ
タル膜は、Al膜37AとTa膜37Bとが積層されて
なり、これらの積層膜の表面に陽極酸化膜(AlOx膜
48、TaOx膜49)が形成されている。そして、陽
極酸化膜で覆われたゲート用メタル膜が形成されたガラ
ス基板31上には、例えばSiNでなるゲート絶縁膜5
0が堆積されている。TFT形成領域のゲート絶縁膜5
0上には、a−Siからなる半導体層51、SiNから
なるブロッキング層52、n+−Si膜53が形成され
ている。さらに、パッド部形成領域には、ゲート絶縁膜
50、TaOx膜49、Ta膜37Bを貫通するコンタ
クトホール43が形成されている。また、保護用TFT
41aのソース電極S(40C)とゲートラインGLを
接続するためのコンタクトホール44が形成されてい
る。そして、パッド部形成領域には、コンタクトホール
43を介してクロム(Cr)でなる上層パッド部40D
が形成されている。また、コンタクトホール44におい
ては、ゲートラインGLと保護用TFT41aとを接続
するソース電極40Cが形成され、保護用TFT41a
のドレイン側にはドレイン電極40Bが保護リング40
Aと一体的に形成されている。なお、上層パッド部40
D、ソース電極40C、ドレイン電極40B、および保
護リング40Aは、同一のクロム膜で形成されている。
【0028】本実施形態においても、ゲート用メタル膜
のパッド部(端子部)や、コンタクトホール形成部分の
陽極酸化におけるマスキングが不要となるため、フォト
リソグラフィー工程数を削減することができる。このよ
うな工程数の削減により、TFTの製造コストを低減す
ることができる。また、フォトリソグラフィー工程に起
因する素子特性への悪影響を抑制することができる。
のパッド部(端子部)や、コンタクトホール形成部分の
陽極酸化におけるマスキングが不要となるため、フォト
リソグラフィー工程数を削減することができる。このよ
うな工程数の削減により、TFTの製造コストを低減す
ることができる。また、フォトリソグラフィー工程に起
因する素子特性への悪影響を抑制することができる。
【0029】(実施形態3)図8(A)〜図9(B)
は、本発明をMIM(Metal Insulator Metal)素子に
適用した実施形態3の製造方法を示す工程断面図であ
る。まず、本実施形態においては、図8(A)に示すよ
うに、ガラス基板61上にAl膜62、Ta膜63を、
スパッタ法により順次堆積させる。なお、Al膜62の
膜厚は例えば100nm、Ta膜63の膜は150nm
とする。次に、フォトリソグラフィー技術およびエッチ
ング技術を用いて図8(B)に示すようにアドレス配線
(または信号線)64を形成する。その後、上記した実
施形態1と同様の陽極酸化を行って、図9(A)に示す
ように、Ta膜63表面にTaOx膜65を形成し、A
l膜12の側壁にはAlOx膜66を形成する。その
後、MIM形成領域には、ITOでなる画素電極67を
パターン形成し、パッド部形成領域にはAl膜62を露
出させるコンタクトホール68を形成する。なお、コン
タクトホール68のエッチング方法は、上記した実施形
態1と同様である。本実施形態においても、陽極酸化膜
を有するにかかわらず、Al膜62が露出した時点でエ
ッチングを停止することができるため(エッチング選択
比をとれるため)、パッド部の形成に不要なフォトレジ
スト工程(マスキング工程)を行う必要がない。上記実
施形態1〜3について、Ta膜の代わりにTaMo、T
aW、TaNbを用いてもよく、Al膜の代わりにAl
Ti、AlNb、AlMo、AlW、AlZr、AlN
i、AlV、AlPd等の合金膜を適用することができ
る。
は、本発明をMIM(Metal Insulator Metal)素子に
適用した実施形態3の製造方法を示す工程断面図であ
る。まず、本実施形態においては、図8(A)に示すよ
うに、ガラス基板61上にAl膜62、Ta膜63を、
スパッタ法により順次堆積させる。なお、Al膜62の
膜厚は例えば100nm、Ta膜63の膜は150nm
とする。次に、フォトリソグラフィー技術およびエッチ
ング技術を用いて図8(B)に示すようにアドレス配線
(または信号線)64を形成する。その後、上記した実
施形態1と同様の陽極酸化を行って、図9(A)に示す
ように、Ta膜63表面にTaOx膜65を形成し、A
l膜12の側壁にはAlOx膜66を形成する。その
後、MIM形成領域には、ITOでなる画素電極67を
パターン形成し、パッド部形成領域にはAl膜62を露
出させるコンタクトホール68を形成する。なお、コン
タクトホール68のエッチング方法は、上記した実施形
態1と同様である。本実施形態においても、陽極酸化膜
を有するにかかわらず、Al膜62が露出した時点でエ
ッチングを停止することができるため(エッチング選択
比をとれるため)、パッド部の形成に不要なフォトレジ
スト工程(マスキング工程)を行う必要がない。上記実
施形態1〜3について、Ta膜の代わりにTaMo、T
aW、TaNbを用いてもよく、Al膜の代わりにAl
Ti、AlNb、AlMo、AlW、AlZr、AlN
i、AlV、AlPd等の合金膜を適用することができ
る。
【0030】(実施形態4)本実施形態は、本発明に係
る陽極酸化膜のエッチング方法を薄膜トランジスタの製
造方法に適用した実施形態である。図10(A)〜図1
3(B)は、本実施形態の工程断面図である。まず、本
実施形態においては、ガラス基板71上にAl膜72を
スパッタ法により膜厚を例えば3000Å程度に成膜す
る。その後、フォトリソグラフィー技術およびエッチン
グ技術を用いてAl膜をパターニングし、TFT形成領
域にはゲート電極72Aを、パッド部形成領域には下層
パッド部72Bを、形成する。なお、このとき、図示し
ないがゲートラインも同様にパターニングする。
る陽極酸化膜のエッチング方法を薄膜トランジスタの製
造方法に適用した実施形態である。図10(A)〜図1
3(B)は、本実施形態の工程断面図である。まず、本
実施形態においては、ガラス基板71上にAl膜72を
スパッタ法により膜厚を例えば3000Å程度に成膜す
る。その後、フォトリソグラフィー技術およびエッチン
グ技術を用いてAl膜をパターニングし、TFT形成領
域にはゲート電極72Aを、パッド部形成領域には下層
パッド部72Bを、形成する。なお、このとき、図示し
ないがゲートラインも同様にパターニングする。
【0031】その後、図10(B)に示すように、Al
膜でなるゲート電極72A、下層パッド部72Bおよび
ゲートラインを陽極酸化する。ここで、陽極酸化の条件
は、2.5wt%の硼酸アンモニウム水溶液中で150
Vまで8mA/cm2定電流酸化し、その後、150V
で定電圧酸化して、膜厚1500Åの、AlOxでなる
陽極酸化膜73を形成する。このとき、陽極酸化されな
いで残ったAl膜の膜厚は2000Å程度となる。
膜でなるゲート電極72A、下層パッド部72Bおよび
ゲートラインを陽極酸化する。ここで、陽極酸化の条件
は、2.5wt%の硼酸アンモニウム水溶液中で150
Vまで8mA/cm2定電流酸化し、その後、150V
で定電圧酸化して、膜厚1500Åの、AlOxでなる
陽極酸化膜73を形成する。このとき、陽極酸化されな
いで残ったAl膜の膜厚は2000Å程度となる。
【0032】次に、図10(C)に示すように、プラズ
マCVD法により、SiNでなるゲート絶縁膜74およ
びアモルファスシリコンでなる半導体層75、SiNで
なるブロッキング層(エッチングストッパ層)76を順
次連続して成膜する。このとき、ゲート絶縁膜74の膜
厚は3000Å、半導体層75の膜厚は500Åに設定
した。続いて、フォトリソグラフィー技術およびエッチ
ング技術を用いてブロッキング層76を、図10(C)
に示すようにパターニングする。
マCVD法により、SiNでなるゲート絶縁膜74およ
びアモルファスシリコンでなる半導体層75、SiNで
なるブロッキング層(エッチングストッパ層)76を順
次連続して成膜する。このとき、ゲート絶縁膜74の膜
厚は3000Å、半導体層75の膜厚は500Åに設定
した。続いて、フォトリソグラフィー技術およびエッチ
ング技術を用いてブロッキング層76を、図10(C)
に示すようにパターニングする。
【0033】続いて、図11(A)に示すように、プラ
ズマCVD法により、全面にn+−Si膜77を例えば
250Å程度の膜厚に堆積させる。その後、図11
(B)に示すように、TFT形成領域のみに半導体層7
5およびn+−Si膜77が残り、かつn+−Si膜77
がブロッキング層76上でソース側とドレイン側とに分
割されるようにパターニングする。さらに、例えばソー
ス側のn+−Si膜77に接続するように、ITOでな
る画素電極78を形成する。
ズマCVD法により、全面にn+−Si膜77を例えば
250Å程度の膜厚に堆積させる。その後、図11
(B)に示すように、TFT形成領域のみに半導体層7
5およびn+−Si膜77が残り、かつn+−Si膜77
がブロッキング層76上でソース側とドレイン側とに分
割されるようにパターニングする。さらに、例えばソー
ス側のn+−Si膜77に接続するように、ITOでな
る画素電極78を形成する。
【0034】そして、全面にフォトレジストを塗布した
後、露光・現像を行って、図11(C)に示すようなレ
ジストパターン79をパターニングする。そして、図1
2(A)に示すように、このレジストパターン79をマ
スクとして用いてゲート絶縁膜74をドライエッチング
する。なお、このドライエッチングのエッチングガスと
しては、四フッ化炭素(CF4)と酸素(O2:10%)
を用いる。
後、露光・現像を行って、図11(C)に示すようなレ
ジストパターン79をパターニングする。そして、図1
2(A)に示すように、このレジストパターン79をマ
スクとして用いてゲート絶縁膜74をドライエッチング
する。なお、このドライエッチングのエッチングガスと
しては、四フッ化炭素(CF4)と酸素(O2:10%)
を用いる。
【0035】続いて、図12(B)に示すように、Al
Oxでなる陽極酸化膜73を、後記する水酸化バリウム
水溶液を用いたウェットエッチングを行ってAlでなる
下層パッド部72Bを露出させる。このようにして、パ
ッド部形成領域には、下層パッド部72Bを露出させる
コンタクトホール80が形成される。その後、図13
(A)に示すように、例えばクロム(Cr)でなるソー
ス・ドレイン用メタル膜をスパッタ法により堆積させた
後、パターニングを行ってソース電極81Aと、ドレイ
ン電極81Bと、上層パッド部81Cを形成する。最後
に、図13(B)に示すように、SiNでなるオーバー
コート膜82をプラズマCVD法により堆積させた後、
上層パッド部81Cと画素電極78との上に窓開けを行
って、本実施形態の薄膜トランジスタの製造が終了す
る。
Oxでなる陽極酸化膜73を、後記する水酸化バリウム
水溶液を用いたウェットエッチングを行ってAlでなる
下層パッド部72Bを露出させる。このようにして、パ
ッド部形成領域には、下層パッド部72Bを露出させる
コンタクトホール80が形成される。その後、図13
(A)に示すように、例えばクロム(Cr)でなるソー
ス・ドレイン用メタル膜をスパッタ法により堆積させた
後、パターニングを行ってソース電極81Aと、ドレイ
ン電極81Bと、上層パッド部81Cを形成する。最後
に、図13(B)に示すように、SiNでなるオーバー
コート膜82をプラズマCVD法により堆積させた後、
上層パッド部81Cと画素電極78との上に窓開けを行
って、本実施形態の薄膜トランジスタの製造が終了す
る。
【0036】次に、上記した陽極酸化膜(AlOx)7
3の選択的なエッチング方法について説明する。通常の
AlOxのウェットエッチング液としては、リン酸やフ
ッ酸などの各種のエッチング液が知られている。下表1
は、これらのエッチング液および本発明で用いる水溶液
バリウム水溶液の、AlとAlOxに対するエッチング
レートおよびAlOxの選択比(AlOxのエッチングレ
ート/Alのエッチングレート)を示している。なお、
表中のTMAHは、テトラメチルアンモニウムハイドロ
オキサイドを示している。
3の選択的なエッチング方法について説明する。通常の
AlOxのウェットエッチング液としては、リン酸やフ
ッ酸などの各種のエッチング液が知られている。下表1
は、これらのエッチング液および本発明で用いる水溶液
バリウム水溶液の、AlとAlOxに対するエッチング
レートおよびAlOxの選択比(AlOxのエッチングレ
ート/Alのエッチングレート)を示している。なお、
表中のTMAHは、テトラメチルアンモニウムハイドロ
オキサイドを示している。
【0037】
【表1】
【0038】上記表1から判るように、0.27重量%
Ba(OH)2および0.054重量%Ba(OH)2は
80℃で選択比0.3以上となり、これら以外のエッチ
ング液に比較して選択比が高いことが判る。このため、
水酸化バリウム水溶液以外のエッチング液では、AlO
xよりAlの方が数倍エッチングレートを大きいため、
AlOxのエッチング終了時にAlも速やかにエッチン
グされてしまうことが判る。
Ba(OH)2および0.054重量%Ba(OH)2は
80℃で選択比0.3以上となり、これら以外のエッチ
ング液に比較して選択比が高いことが判る。このため、
水酸化バリウム水溶液以外のエッチング液では、AlO
xよりAlの方が数倍エッチングレートを大きいため、
AlOxのエッチング終了時にAlも速やかにエッチン
グされてしまうことが判る。
【0039】次に、水酸化バリウム水溶液の温度依存性
および濃度依存性について、図14〜図16に示したグ
ラフを用いて説明する。図14は、水酸化バリウム水溶
液のエッチング温度と、Al、AlOxのエッチングレ
ートと、の関係を示している。この図から、エッチング
温度を上げることにより、Al、AlOxともエッチン
グレートが上がっていることが判る。また、選択比も向
上していることが判る。
および濃度依存性について、図14〜図16に示したグ
ラフを用いて説明する。図14は、水酸化バリウム水溶
液のエッチング温度と、Al、AlOxのエッチングレ
ートと、の関係を示している。この図から、エッチング
温度を上げることにより、Al、AlOxともエッチン
グレートが上がっていることが判る。また、選択比も向
上していることが判る。
【0040】また、図15は、水酸化バリウム水溶液濃
度と、Al、AlOxのエッチングレートと、の関係を
示している。この図から、水酸化バリウム水溶液の濃度
を低くすることにより、Al、AlOxの両者ともエッ
チングレートが下がっているが、0.054wt%でも
AlOxのエッチングレートは1000Å/分あること
が判る。
度と、Al、AlOxのエッチングレートと、の関係を
示している。この図から、水酸化バリウム水溶液の濃度
を低くすることにより、Al、AlOxの両者ともエッ
チングレートが下がっているが、0.054wt%でも
AlOxのエッチングレートは1000Å/分あること
が判る。
【0041】図16は、水酸化バリウム水溶液濃度と選
択比との関係を示している。この図から、選択比は水酸
化バリウム水溶液の濃度を低くすることにより飛躍的に
改善されていることが判る。
択比との関係を示している。この図から、選択比は水酸
化バリウム水溶液の濃度を低くすることにより飛躍的に
改善されていることが判る。
【0042】このように、本発明では、水酸化バリウム
水溶液を用いることにより、AlOxとAlの選択比が
0.86を得ることができ、AlOxのエッチングレート
も1000/分と十分速く、1500Å膜厚のAlOx
エッチングしても、2000Å膜厚の下地Alがなくな
ることなく加工でき、選択的なエッチングを行うことが
できる。
水溶液を用いることにより、AlOxとAlの選択比が
0.86を得ることができ、AlOxのエッチングレート
も1000/分と十分速く、1500Å膜厚のAlOx
エッチングしても、2000Å膜厚の下地Alがなくな
ることなく加工でき、選択的なエッチングを行うことが
できる。
【0043】以上、各実施形態について説明したが、本
発明はこれらに限定されるものではなく、各種の電子デ
バイスに適用することが可能である。また、上記実施形
態4においては、陽極酸化膜としてAl膜の陽極酸化膜
AlOxについて説明したが、この他、Al膜の代替の
アルミニウム系合金としては、AlTi、AlNb、A
lMo、AlW、AlZr、AlNi、AlV、AlP
dなどの合金を適用することができる。
発明はこれらに限定されるものではなく、各種の電子デ
バイスに適用することが可能である。また、上記実施形
態4においては、陽極酸化膜としてAl膜の陽極酸化膜
AlOxについて説明したが、この他、Al膜の代替の
アルミニウム系合金としては、AlTi、AlNb、A
lMo、AlW、AlZr、AlNi、AlV、AlP
dなどの合金を適用することができる。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、陽極酸化膜を有する電子デバイスの製造に
おいて、フォトリソグラフィー工程の数を削減を図るこ
とにより、スループットを向上させ、しかも特性の良好
な電子デバイスを製造できるという効果を奏する。ま
た、この発明によれば、、陽極酸化膜の制御性のよいエ
ッチング方法を実現するとい効果がある。
明によれば、陽極酸化膜を有する電子デバイスの製造に
おいて、フォトリソグラフィー工程の数を削減を図るこ
とにより、スループットを向上させ、しかも特性の良好
な電子デバイスを製造できるという効果を奏する。ま
た、この発明によれば、、陽極酸化膜の制御性のよいエ
ッチング方法を実現するとい効果がある。
【図1】(A)〜(C)はこの発明の実施形態1の工程
断面図。
断面図。
【図2】(A)および(B)はこの発明の実施形態1の
工程断面図。
工程断面図。
【図3】(A)および(B)はこの発明の実施形態1の
工程断面図。
工程断面図。
【図4】(A)および(B)はこの発明の実施形態1の
工程断面図。
工程断面図。
【図5】この発明の実施形態2の等価回路的平面図。
【図6】図5の破線領域の平面説明図。
【図7】図6のA−A断面図。
【図8】(A)および(B)はこの発明の実施形態3で
あるMIM素子の製造工程を示す工程断面図。
あるMIM素子の製造工程を示す工程断面図。
【図9】(A)および(B)はこの発明の実施形態3で
あるMIM素子の製造工程を示す工程断面図。
あるMIM素子の製造工程を示す工程断面図。
【図10】(A)〜(C)はこの発明の実施形態4を示
す工程断面図。
す工程断面図。
【図11】(A)〜(C)はこの発明の実施形態4を示
す工程断面図。
す工程断面図。
【図12】(A)および(B)は実施形態4を示す工程
断面図。
断面図。
【図13】(A)および(B)は実施形態4を示す工程
断面図。
断面図。
【図14】水酸化バリウム水溶液のエッチングレート温
度と、Al、AlOxのエッチングレートとの関係を示
す示すグラフ。
度と、Al、AlOxのエッチングレートとの関係を示
す示すグラフ。
【図15】水酸化バリウム水溶液濃度と、Al、AlO
xのエッチングレートとの関係を示すグラフ。
xのエッチングレートとの関係を示すグラフ。
【図16】水酸化バリウム水溶液濃度とAlOx/Al
の選択比との関係を示すグラフ。
の選択比との関係を示すグラフ。
【図17】TFT基板の平面説明図。
【図18】(A)〜(C)は従来の薄膜トランジスタの
製造方法を示す工程断面図。
製造方法を示す工程断面図。
【図19】(A)および(B)は従来の薄膜トランジス
タの製造方法を示す工程断面図。
タの製造方法を示す工程断面図。
【図20】従来の薄膜トランジスタの製造方法を示す工
程断面図。
程断面図。
12 Al膜 13 Ta膜 14 ゲート電極(第1配線層) 15 下層パッド部(第1配線層) 16 TaOx膜 17 AlOx 18 ゲート絶縁膜 24 コンタクトホール 25A 上層パッド部(第2配線層)
Claims (6)
- 【請求項1】 第1配線層の表面に陽極酸化膜が形成さ
れ、この陽極酸化膜を含む層間絶縁膜に接続用開口部が
形成され、該接続用開口部を介して前記層間絶縁膜上に
形成された第2配線層と前記第1配線層とが接続された
コンタクト部を有する電子デバイスにおいて、 前記第1配線層は、複数の導電性材料膜が積層されてな
り、これらの導電性材料膜のうちの最上層の導電性材料
膜を、その下地導電性材料膜とエッチング選択比のとれ
る材料で形成することを特徴とする陽極酸化膜を有する
電子デバイス。 - 【請求項2】 前記最上層の導電性材料膜はタンタル
(Ta)を含み、前記下地導電性材料膜はアルミニウム
(Al)を含むことを特徴とする請求項1記載の陽極酸
化膜を有する電子デバイス。 - 【請求項3】 前記第1配線層は薄膜トランジスタのゲ
ート用メタル膜であり、前記第2配線層はソース・ドレ
イン用メタル膜であることを特徴とする請求項1または
請求項2に記載の陽極酸化膜を有する電子デバイス。 - 【請求項4】 アルミニウム層またはアルミニウム系合
金層の表面に陽極酸化されたアルミニウム系陽極酸化膜
を、水酸化バリウム水溶液を用いてウェットエッチング
することを特徴とする陽極酸化膜のエッチング方法。 - 【請求項5】 前記ウェットエッチングのエッチング温
度は、80℃以上に設定することを特徴とする請求項4
記載の陽極酸化膜のエッチング方法。 - 【請求項6】 前記水酸化バリウム水溶液の濃度は、
0.3wt%より低いことを特徴とする請求項4または
請求項5記載の陽極酸化膜のエッチング方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5541296A JPH09232585A (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 陽極酸化膜を有する電子デバイス、および陽極酸化膜のエッ チング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5541296A JPH09232585A (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 陽極酸化膜を有する電子デバイス、および陽極酸化膜のエッ チング方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09232585A true JPH09232585A (ja) | 1997-09-05 |
Family
ID=12997857
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5541296A Pending JPH09232585A (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 陽極酸化膜を有する電子デバイス、および陽極酸化膜のエッ チング方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09232585A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006332209A (ja) * | 2005-05-24 | 2006-12-07 | Sharp Corp | 薄膜トランジスタ基板及びその製造方法 |
| JP2010181839A (ja) * | 2009-02-09 | 2010-08-19 | Kobe Steel Ltd | 表示デバイスの製造方法 |
| JPWO2013190838A1 (ja) * | 2012-06-21 | 2016-02-08 | 株式会社Joled | Tft基板およびその製造方法並びに有機el表示装置およびその製造方法 |
| JP2016028427A (ja) * | 2008-09-12 | 2016-02-25 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 半導体装置、表示装置及び液晶表示装置 |
-
1996
- 1996-02-20 JP JP5541296A patent/JPH09232585A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006332209A (ja) * | 2005-05-24 | 2006-12-07 | Sharp Corp | 薄膜トランジスタ基板及びその製造方法 |
| JP2016028427A (ja) * | 2008-09-12 | 2016-02-25 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 半導体装置、表示装置及び液晶表示装置 |
| US10236303B2 (en) | 2008-09-12 | 2019-03-19 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device having oxide semiconductor layer |
| JP2010181839A (ja) * | 2009-02-09 | 2010-08-19 | Kobe Steel Ltd | 表示デバイスの製造方法 |
| JPWO2013190838A1 (ja) * | 2012-06-21 | 2016-02-08 | 株式会社Joled | Tft基板およびその製造方法並びに有機el表示装置およびその製造方法 |
| US9564474B2 (en) | 2012-06-21 | 2017-02-07 | Joled Inc. | TFT substrate, method for producing same, organic EL display device, and method for manufacturing organic EL display device |
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