JPH09234808A - 紙 管 - Google Patents
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- JPH09234808A JPH09234808A JP6723096A JP6723096A JPH09234808A JP H09234808 A JPH09234808 A JP H09234808A JP 6723096 A JP6723096 A JP 6723096A JP 6723096 A JP6723096 A JP 6723096A JP H09234808 A JPH09234808 A JP H09234808A
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Abstract
も、覆い被せた部材から抜けない場合でも容易に取り外
せることのできる紙管を提供する。 【解決手段】内層2と、外層3とから構成される。内層
2は、内巻回用紙片21と、内巻回用紙片21を管内方
側から覆うようにして接着されたシート状の内被覆部材
22とを備えている。又、内巻回用紙片21は、幅方向
の端縁21a、21a間に隙間24を形成するようにし
て巻回されている。一方、外層3は、外巻回用紙片31
と、外巻回用紙片31を管外側から覆うようにして接着
された外被覆部材32とを備えている。又、外巻回用紙
片31は、内巻回用紙片21の外周における端縁21
a、21a間に渡され、幅方向の端縁31a、31a間
に隙間34を形成するようにして巻回されることによ
り、内巻回用紙片21の外周と外巻回用紙片31との外
周とが軸方向に滑り動けるようになされている。
Description
紙片を順次巻回することにより形成される紙管の改良に
関するものである。
ることにより形成される紙管としては、例えば図9に示
すようなものが知られている。この図9に示す紙管は、
内巻回用紙片aと、中巻回用紙片bと、外巻回用紙片c
とを備えた円筒管からなるものである。詳しくは、内巻
回用紙片aは、裏面における左部の端縁a1に接着剤を
塗布し、端縁a1、a1同士が重なるように左方側から
右方側に順次螺旋状に巻回され、中巻回用紙片bは、裏
面全体に接着剤が塗布され、巻回した内巻回用紙片aの
外周面に端縁b1、b1同士が重なるように順次螺旋状
に巻回されている。又、外巻回用紙片cは、裏面全体に
接着剤が塗布され、巻回した中巻回用紙片bの外周面に
端縁c1、c1同士が重なるように順次螺旋状に巻回さ
れたものである。しかしながら、このように形成された
紙管は、内巻回用紙片a、中巻回用紙片b、及び外巻回
用紙片cが互いに接着等されているため、形成後は、軸
方向の形状が決定されてしまい、直線状に形成したもの
を適宜湾曲状に変形させるようなことはできない。その
ため、例えば予め製作した紙管内に自転車等の製品の一
部を挿入し、紙管により製品の外面を覆って保護しよう
としても、その製品の一部が軸方向に湾曲していると紙
管内に挿入できず、紙管形成後に、湾曲した部材に適用
するような使用はできない。従って、紙管の使用範囲が
限られており、紙管を有効に利用できないという課題が
ある。又、例えば自転車の組立て途中でその一部を紙管
内に挿入して覆い被せた場合、組立て完了後、自転車を
使用する際には、紙管は取り外されるが、その際、他の
部品が取付けられていると紙管を抜くことができない場
合がある。従って、このような場合は、紙管を破って取
り外さなければならないが、内巻回用紙片a、中巻回用
紙片b、及び外巻回用紙片cが互いに強固に接着されて
いるため、破るのが困難なものである。
情に鑑み提案されたもので、軸方向を自在に変形させる
ことができ、しかも、覆い被せた部材から抜けない場合
でも容易に取り外せることのできる紙管を提供すること
を第1の目的とする。
とができ、しかも、覆い被せた部材から抜けない場合で
も容易に取り外せることのできるものであって、軸方向
を撓ませようとする力に対する強度を有する紙管を提供
することを第2の目的とする。
を有する紙管を提供することにより上記課題を解決す
る。本願第1の発明は、長尺状からなる所定幅の巻回用
紙片21、31と、巻回用紙片21、31を内側又は外
側から覆う被覆部材22、32とを備えたものからな
り、この巻回用紙片21、31は、順次巻回されること
により、幅方向の端縁21a、21a、31a、31a
同士間に隙間24、34を有する筒状をなす。そして、
この隙間24、34によって、筒状に形成された巻回用
紙片21、31の中心軸が湾曲状に変形し得るようにな
される。被覆部材22、32は、シート状のものから構
成されることにより、被覆部材22、32が巻回用紙片
21、31の中心軸の変形に伴って共に変形し得るよう
になされたものである。
周側に配位された外層3とが備えられる。内層2と外層
3との少なくともいずれかの一方は、長尺状からなる所
定幅の巻回用紙片21、31を備え、この巻回用紙片2
1、31が、順次巻回されることにより、幅方向の端縁
21a、21a、31a、31a同士間に隙間24、3
4を有する筒状をなす。そして、この隙間24、34に
よって、筒状に形成された巻回用紙片21、31の中心
軸が湾曲状に変形し得るようになされたものである。
内層2と外層3との少なくともいずれかの一方が、長尺
状からなる所定幅の巻回用紙片21、31と、巻回用紙
片21、31を内側又は外側から覆うシート状の被覆部
材22、32とを備えたものからなる。そして、この被
覆部材22、32は、巻回用紙片21、31に接着され
ることにより、この被覆部材22、32が巻回用紙片2
1、31の変形に伴って共に変形し得るようになされた
ものである。
周側に配位された外層3とが備えられる。内層2は、長
尺状からなる所定幅の内巻回用紙片21と、内巻回用紙
片21を内方から覆うシート状の内被覆部材22とを備
える。又、内巻回用紙片21が、順次巻回されたること
により、内巻回用紙片21が幅方向の端縁21a、21
a間に隙間24を有する筒状をなし、この隙間24によ
って、筒状に形成された内巻回用紙片21の中心軸が湾
曲状に変形し得るようになされる。内被覆部材22は、
内巻回用紙片21に接着されることにより、内被覆部材
22が内巻回用紙片21の変形に伴って共に変形する。
外層3は、長尺状からなる所定幅の外巻回用紙片31
と、外巻回用紙片31を外方から覆うシート状の外被覆
部材32を備える。外巻回用紙片31が、順次巻回され
ることにより、この外巻回用紙片31が幅方向の端縁3
1a、31a間に隙間34を有する筒状をなし、この隙
間34によって、筒状に形成された外巻回用紙片31の
中心軸が湾曲状に変形し得るようになされる。外被覆部
材32は、外巻回用紙片31に接着されることにより、
外被覆部材22が外巻回用紙片31の変形に伴って共に
変形する。そして、これらの内外の内巻回用紙片21と
外巻回用紙片31とが、互いに軸方向に滑り動くことが
できるようになされたものである。
外巻回用紙片31が、内巻回用紙片21における隙間2
4を形成した端縁21a、21a間に渡されるように配
位されたものである。
に係る紙管の外周から内周にかけて切り込まれたスリッ
ト6が、軸方向に沿ってスパイラル状に形成されたもの
である。
おいては、巻回用紙片21、31と、被覆部材22、3
2とを備えたものとし、巻回用紙片21、31を、幅方
向の端縁21a、21a、31a、31a同士間に隙間
24、34を有する筒状をなすように順次巻回するた
め、隙間24、34によって、筒状に形成された巻回用
紙片21、31の中心軸を湾曲状に変形させることがで
きる。又、この隙間24、34は、被覆部材22、32
によって覆われるため、筒状をなす巻回用紙片21、3
1の内部を外部から遮断できる。一方、被覆部材22、
32を、シート状のものから構成することにより、巻回
用紙片21、31の中心軸が湾曲状に変形すると、巻回
用紙片21、31の隙間24、34で、しわ等になって
巻回用紙片21、31と共に変形させることができる。
3との少なくともいずれかの一方に、幅方向の端縁21
a、21a、31a、31a同士間に隙間24、34を
有する筒状をなす巻回用紙片21、31を備えるため、
隙間24、34によって、筒状に形成された巻回用紙片
21、31の中心軸を湾曲状に変形させることができ、
紙管全体の中心軸を湾曲状に変形させることが可能とな
る。又、巻回用紙片21、31を、巻回用紙片21、3
1を設けた層とは反対側の層に、接着していないため、
巻回用紙片21、31を容易に巻き解くことができる。
回用紙片21、31の内側又は外側からシート状の被覆
部材22、23で覆うようにして接着させることによ
り、巻回用紙片21、31の幅方向の端縁21a、21
a、31a、31a同士間に形成された隙間24、34
を常時一定に保持できる。又、巻回用紙片21、31の
中心軸の変形に際しては、被覆部材22、23を薄い紙
から構成するため、巻回用紙片21、31と共に変形さ
せることができる。
巻回用紙片21と、シート状の内被覆部材22とを備
え、外層3に、外巻回用紙片31と、外被覆部材32と
を備えたものとする。こうすることにより、例えば図4
に示すように、中心軸Oが真っ直ぐ伸ばされた状態から
紙管1の左端側を保持し、所定距離だけ隔てた右側部を
下方側に押圧すると、その押圧力によって紙管1の上部
側の内層2と外層3は、内層2と外層3には引っ張り力
P1がかかり軸方向に引っ張られ、一方、下部側の内層
2と外層3は、圧縮力P2がかかり軸方向に圧縮される
ことになる。紙管1の上部側に引っ張り力P1がかかる
と、内巻回用紙片21の端縁21a、21a同士の隙間
24、及び、外巻回用紙片31の端縁31a、31a同
士の隙間34が広がろうとする力がかかることになる
が、その力に対して下部側の内層2の内被覆部材22及
び外層3の外被覆部材32各々が内層2の内巻回用紙片
21、外層3の外巻回用紙片31各々の端縁21a、2
1a31a、31a同士の隙間24、34にしわを作
り、内層2の内巻回用紙片21及び外層3の外巻回用紙
片31各々の隙間24、34を狭め、その力を吸収す
る。その際、外層3と内層2とが同時に湾曲状に変形す
るには、内層2の曲率半径が外層3のそれより小さくな
るため、内層2の内巻回用紙片21における端縁21
a、21a同士の隙間24が外層3の外巻回用紙片31
における端縁31a、31a同士の隙間34より、狭く
なる必要がある。しかし、本願第4実施形態において
は、内層2の内巻回用紙片21の外面と、外層3の外巻
回用紙片31の内面とが接着しておらず、互いに軸方向
にすべり動くことができるため、内巻回用紙片21と外
巻回用紙片31とは別個独立に動くことができる。従っ
て、内巻回用紙片21と外巻回用紙片31とは、互いに
動きを規制することなく、各々の端縁21a、21a、
31a、31a同士の間隔を変え、引っ張り力P1に応
じた曲率半径の湾曲状に変形することができる。一方、
紙管1の下部側に圧縮力P2がかかると、上記上部側に
かかった引っ張り力P1を吸収したときと同様に、内層
2の内被覆部材22が、内巻回用紙片21の端縁21
a、21a同士の隙間24にしわを作りながら、端縁2
1a、21a間の隙間24を狭め、又、外層3の外被覆
部材32も、外巻回用紙片31の端縁31a、31a同
士の隙間34にしわを作りながら、その隙間34を狭め
る。この場合においても、外巻回用紙片31の隙間34
が、内巻回用紙片21の隙間24の減少量よりも多く狭
まる必要があるが、内層2の内巻回用紙片21の外面
と、外層3の外巻回用紙片31の内面とが接着しておら
ず、互いに軸方向にすべり動くことができるため、内巻
回用紙片21と外巻回用紙片31とは別個独立に動くこ
とができる。従って、内巻回用紙片21と外巻回用紙片
31とは、互いに動きを規制することなく、各々の端縁
21a、21a、31a、31a同士の隙間24、34
を狭め、圧縮力P2に応じた曲率半径の湾曲状に変形す
ることができる。
21と外巻回用紙片31とが、内巻回用紙片21におけ
る隙間24を形成した端縁21a、21a間に渡される
ように配位されているため、中心軸を撓ませようとする
力に対して強度のあるものにでき、取扱いや使用中に潰
れるようなことを防止できる。
のスリット6によって、紙管を巻き解くことができ、湾
曲部を有する他部材に容易に巻き付けることができる。
しかも、スリット6を、図5に示したように、被覆部材
32や巻回用紙片の巻回方向と同方向に形成しておけ
ば、巻き付け後、被覆部材32や巻回用紙片の巻回によ
る弾性が強く働き、元の管状態に自然に戻すことができ
る。
形態を具体的に説明する。図1は、本願発明の紙管の一
実施形態の一部を拡大した断面図であり、図2及び図3
は、本願発明の紙管を製造する際の説明図である。
を備えている。本実施形態における内層2は、所定幅の
長尺状からなる内巻回用紙片21と、内巻回用紙片21
を管内方側から被覆する内被覆部材22とを備えてい
る。
厚さが0.5mm程度の厚さの紙から構成されている。
尚、この内巻回用紙片21の幅、厚さは、特に限定され
ず、適宜変更できるが、幅方向にしわができない程度の
厚さのものを使用すれば、管1全体の強度を持たせるこ
とができる点で好ましい。一方、内被覆部材22は、幅
が15mm程度で、厚さが0.1mm以下の薄紙から構
成されている。この内被覆部材22の幅は、特に限定さ
れず、又、厚さは、幅方向にしわや弛みができ易い程度
の厚さのものであれば良く、適宜変更できる。
用紙片31と、外巻回用紙片31を管外側から被覆する
外被覆部材32とを備えている。
21と同様のものが、外被覆部材32は、上記の内被覆
部材22と同様のものが、各々使用されている。詳しく
は、外巻回用紙片31は幅が6mm程度で、厚さが0.
5mm程度の厚さの紙から構成されており、外被覆部材
32は、幅が15mm程度で、厚さが0.1mm以下の
薄紙から構成されている。尚、これらの外巻回用紙片3
1、外被覆部材32各々の幅や厚さについても、内巻回
用紙片21、内被覆部材22と同様に変更使用できる。
にして形成される。まず、図2に示すように内被覆部材
22を、所定径のマンドレルMの外周に、幅方向の端縁
22b、22b同士間に隙間ができないように順次螺旋
状に巻回していく。又、この巻回に際し、外面となる面
22b全体に接着剤を塗布し、接着層23(図1に図
示)を形成しつつ行う。
た内被覆部材22の外周面22bに、順次巻回してい
く。又、この巻回に際しては、図1に示すように内巻回
用紙片21の端縁21a、21a同士の間に所定間隔t
1の隙間24を形成するようにして行う。本実施形態で
は、隙間24の間隔t1を2〜3mm程度としている。
そして、この巻回により、内巻回用紙片21の内面21
bが、内被覆部材22の外周に形成された接着層23に
接着され、内巻回用紙片21が内被覆部材22によって
内方側から覆われる。これにより、円筒状の内層2が形
成される。
ように形成された内層2における内巻回用紙片21の外
周に順次螺旋状に巻回していく。この巻回は、外巻回用
紙片31を、内巻回用紙片21における隙間24を形成
した端縁21a、21a間に渡して内巻回用紙片21の
隙間24を外側から塞ぐようにして行われる。従って、
このようにして巻回された外巻回用紙片31は、その幅
方向の端縁31a、31a間に、内巻回用紙片21の隙
間24の間隔t1と略同間隔t2の隙間34が形成され
ている。又、外巻回用紙片31の内周面と、内巻回用紙
片21の外周面とは、当接するだけで接着されておら
ず、互いに軸方向に滑り動くことができるようになされ
ている。
1の外周に、幅方向の端縁32b、32b同士が重なり
合うようにし順次螺旋状に巻回していく。また、この外
被覆部材32の巻回は、内面となる面32b全体に接着
剤を塗布し、接着層33(図1に図示)を形成しつつ行
い、この接着層33により、外被覆部材32の端縁32
a、32a同士が接着する。尚、この巻回に際して、外
被覆部材32を、外巻回用紙片31の端縁31a、31
a間の隙間34に入り込ませ、その隙間34内で外被覆
部材32がしわ乃至弛んだ状態にしておいても良い。
及び外被覆部材32は、内巻回用紙片21や外被覆部材
32に比して薄いものであるが、図1では、説明の都合
上、厚く表している。又、外被覆部材32における端縁
32b、32b同士の重ね合せ部は、実際には殆ど段差
ができないため、図1では省略している。
紙管1が形成される。形成された紙管1は、紙管1に中
心軸を撓ませるような力がかかると、中心軸が湾曲状に
自在に変形し得る。この変形を、図4に基づき説明す
る。例えば中心軸Oが真っ直ぐ伸ばされた状態から紙管
1の左端側を保持し、所定距離だけ隔てた右側部を下方
側に押圧すると、その押圧力によって紙管1の上部側の
内層2と外層3は、内層2と外層3には引っ張り力P1
がかかり軸方向に引っ張られ、一方、下部側の内層2と
外層3は、圧縮力P2がかかり軸方向に圧縮されること
になる。紙管1の上部側に引っ張り力P1がかかると、
内巻回用紙片21の端縁21a、21a同士の隙間2
4、及び、外巻回用紙片31の端縁31a、31a同士
の隙間34が広がろうとする力がかかることになるが、
その力に対して下部側の内層2の内被覆部材22及び外
層3の外被覆部材32各々が内層2の内巻回用紙片2
1、外層3の外巻回用紙片31各々の端縁21a、21
a31a、31a同士の隙間24、34にしわを作り、
内層2の内巻回用紙片21及び外層3の外巻回用紙片3
1各々の隙間24、34を狭め、その力を吸収する。そ
の際、外層3と内層2とが同時に湾曲状に変形するに
は、内層2の曲率半径が外層3のそれより小さくなるた
め、内層2の内巻回用紙片21における端縁21a、2
1a同士の隙間24が外層3の外巻回用紙片31におけ
る端縁31a、31a同士の隙間34より、狭くなる必
要がある。しかし、本実施形態においては、内層2の内
巻回用紙片21の外面と、外層3の外巻回用紙片31の
内面とが接着しておらず、互いに軸方向にすべり動くこ
とができるため、内巻回用紙片21と外巻回用紙片31
とは別個独立に動くことができる。従って、内巻回用紙
片21と外巻回用紙片31とは、互いに動きを規制する
ことなく、各々の端縁21a、21a同士の間隔を変
え、引っ張り力P1に応じた曲率半径の湾曲状に変形す
ることができる。
ると、上記上部側にかかった引っ張り力P1を吸収した
ときと同様に、内層2の内被覆部材22が、内巻回用紙
片21の端縁21a、21a同士の隙間24にしわを作
りながら、端縁21a、21a間の隙間24を狭め、
又、外層3の外被覆部材32も、外巻回用紙片31の端
縁31a、31a同士の隙間34にしわを作りながら、
その隙間34を狭める。この場合においても、外巻回用
紙片31の隙間34が、内巻回用紙片21の隙間24の
減少量よりも多く狭まる必要があるが、内層2の内巻回
用紙片21の外面と、外層3の外巻回用紙片31の内面
とが接着しておらず、互いに軸方向にすべり動くことが
できるため、内巻回用紙片21と外巻回用紙片31とは
別個独立に動くことができる。従って、内巻回用紙片2
1と外巻回用紙片31とは、互いに動きを規制すること
なく、各々の端縁21a、21a、31a、31a同士
の隙間24、34を狭め、圧縮力P2に応じた曲率半径
の湾曲状に変形することができる。しかも、内巻回用紙
片21と外巻回用紙片31とが、互いに端縁21a、2
1a、31a、31a間に隙間24、34を覆うように
渡されているため、径方向の力に対して強度のあるもの
にでき、取扱いや使用中に潰れるようなことを防止でき
る。
半径を小さく)場合は、曲げ力をかける前に、予め紙管
1全体を軸方向に手等で圧縮操作しておくのが好まし
い。こうしておくことで、図8に示すように内巻回用紙
片21及び外巻回用紙片31の各々の隙間24、34内
において、内被覆部材22、外被覆部材32各々が多く
のしわ乃至弛みとなる。これにより、上部側に引っ張り
力P1がかかると、内巻回用紙片21の端縁21a、2
1a同士の隙間24と、外巻回用紙片31の端縁31
a、31a同士の隙間34とが別個独立に広がり、引っ
張り力P1を吸収でき、内被覆部材22、外被覆部材3
2が大きく引っ張られても破れるようなことを防止でき
る。
せるような力に対し、中心軸を自在に湾曲状に変形させ
ることができることにより、例えば図5に示すように椅
子Sの脚S1の湾曲した部分にも、形成した紙管1を挿
入させることができ、脚S1を保護することができる。
これにより、輸送や取扱に際してキズ等を付けるような
ことを防止できる。又、この図5に示すように椅子Sの
脚S1に紙管1を挿入させた後、脚S1、S1間の下部
に補強部材S2を取り付けた場合には、使用の際、紙管
1を抜けなくなり、紙管1を破る必要がある。この場
合、従来のように全体を接着剤により接着している場合
には、破り難くなるが、本願発明においては、内巻回用
紙片21と外巻回用紙片31とは接着されておらず、し
かも、外被覆部材32及び内被覆部材22が薄い紙から
構成しているため、外被覆部材32を破れば容易に外被
覆部材32を巻き解くことができ、又、内被覆部材22
を破れば容易に内巻回用紙片21を容易に巻き解くこと
ができる。従って、容易に取り外すことができる。
ナ、その他の棒状の種々の製品における直線状の部分や
湾曲状の部分に挿入し、輸送や取扱に際してのキズ等の
防止用として使用できる。又、水道管における直線状の
部分や湾曲状の部分に挿入して、保温管としても使用で
き、凍結に伴う水道管の破裂を防止できる。更に、内部
に電線を通して電気配線管として、各種のダクトとし
て、あるいは、内部に発泡スチロール等の緩衝材を詰め
て緩衝用の部材等として、種々のものに多種多様に使用
することができる。従って、従来のものに比して用途範
囲を広げることができ、有効利用し得るものとなる。
被覆部材32を巻き付ける際、接着層33、33を形成
するため、内被覆部材22と外巻回用紙片31とが、外
被覆部材32と内巻回用紙片21とが接着する場合があ
り、接着した場合でも、内巻回用紙片21と外巻回用紙
片31とは接着していないため、曲げ力がかかった場合
には、互いに軸方向に動くことができる。従って、この
場合でも、差し支えはなく、そのまま使用できる。ま
た、本実施形態では、内層2の内被覆部材22を、その
端縁22a、22a同士を接着させていないが、これに
限らず、例えば端縁22a、22a同士を重ね合わせて
接着するようにして実施することもできる。
と、外巻回用紙片31とを、同幅のものから構成してい
るが、異なる幅のものを用いることもできる。又、内巻
回用紙片21及び外巻回用紙片31各々の端縁21a、
21a、31a、31a同士の隙間24、34の間隔t
1、t2は、特に限定されず、例えば内巻回用紙片21
における端縁21a、21a同士の隙間24の間隔t1
を、外巻回用紙片31の幅以上に形成し、外巻回用紙片
31の幅方向の一方側の端縁31aを内巻回用紙片21
の外周面上に配設するようにしても良いが、この場合に
は、内巻回用紙片21の隙間24における外巻回用紙片
31で覆われない部分が径方向の力に対して強度的に弱
くなる。従って、図1に示すように内巻回用紙片21の
端縁21a、21a同士の隙間24の間隔t1を外巻回
用紙片31の幅以下に、外巻回用紙片31の端縁31
a、31a同士の隙間34の間隔t2を内巻回用紙片2
1の幅以下にし、且つ、互いに隙間24、34の間に渡
すように双方を配設しておくのが、強度的に好ましい。
層3との二つの層から構成しているが、一つ又は三つの
層以上から構成して実施することもできる。詳しくは、
例えば図6(A) に示すように、巻回用紙片31と、この
巻回用紙片31を外側から覆うようにして接着されたシ
ート状の被覆部材32とから構成し、一層だけで構成す
ることができる。この場合においても、中心軸を撓ませ
るような力がかかった際には、巻回用紙片31における
隙間34内で被覆部材32がしわ乃至緩み、全体が湾曲
状に変形させることができる。又、被覆部材32によっ
て内部を外部から遮断できる。従って、例えば電気配線
管として使用する場合には、内部に通した電線の絶縁や
電線へのほこりや傷の付着から保護できる。
用紙片21と、外巻回用紙片31との間に、内巻回用紙
片21等と同様な厚手の中巻回用紙片41を、その端縁
41a、41a同士の間に隙間44を形成するように配
設するようにし、三つの層から構成することができる。
更に、例えば図6(C) に示すように内巻回用紙片21
と、外巻回用紙片31との間に、紙や樹脂等のシート状
からなる中巻回用紙片42を、その端縁42a、42a
同士の間に隙間を形成せずに配設するようにして、三つ
の層から構成することもできる。尚、この図6(B)(C)に
示すように中巻回用紙片41、42を設ける場合、中巻
回用紙片41、42を、内巻回用紙片21及び外巻回用
紙片31に接着せずに、又は、中巻回用紙片41、42
を、内巻回用紙片21又は外巻回用紙片31の一方に接
着して実施することができる。
のように共に巻回用紙片21、31と被覆部材とから構
成するものに限らず、例えば図6(D) に示すように、い
ずれか一方を被覆部材のみから構成するようにしても良
く、適宜変更できる。尚、図6(D) には、内層2を被覆
部材22のみから構成した場合を図示している。従っ
て、この場合は、外層3の巻回用紙片31の内面と、内
層2をなす被覆部材22の外周面とが接着されていな
い。
のものに限らず、断面が四角形、楕円等の筒状であって
も良く、適宜変更できる。又、内巻回用紙片21や外巻
回用紙片31の材質については、紙を主体にしたもので
あれば良く、例えば紙を主体にして樹脂層や金属箔層を
ラミネートしたものから構成することができる。一方、
内被覆部材22や外被覆部材32の材質については、紙
から構成するものに限らず、合成樹脂シート、不織布、
或いは紙を主体にして樹脂層や金属箔層をラミネートし
たシート状のもの等から構成することもできる。外被覆
部材32を、紙を主体にして樹脂層をラミネートしたシ
ート状のものから構成しておけば、湾曲状の製品に挿入
して湾曲状に変形させた後、その変形させた部分を熱加
工するようにすれば、樹脂層を湾曲状態で硬化させるこ
とができ、全体を製品の形状に対応した湾曲形状に形成
しておくことができる。又、本実施形態においては、内
外の両巻回用紙片21、31、及び内外の両被覆部材2
2、32各々を、一枚の長尺状のものから構成して順次
巻回しているが、いずれかを又は二つ以上を、二枚以上
の複数の長尺状のものから構成し、複数の長尺状のもの
を軸方向に並べて巻回することもできる。その場合にお
いて、内外の両巻回用紙片21、31を複数枚の長尺状
のものから構成する場合は、隣接する縁部間を所定間隔
だけ隔てて並設して隙間24、34を形成するようにす
れば良い。
筒状でそのまま使用する形態のものに限らず、例えば図
7に示すように紙管1の側面に、一端から他端にかけて
軸方向に切り込みを入れることにより左部側と右部側に
切り放し、開閉自在な開口部5を形成しておいても良
い。こうすることにより、湾曲部を有する他部材に、湾
曲部に沿わして容易に装着できる。
左方側のもの)の外周から内周に切り込んだスリット6
をスパイラル状に設けたものとしても良い。このような
スリット6を設けることにより、紙管1を、スリット6
を介して巻き解くことができる。これにより、例えばこ
の図5に示すように脚S1、S1間の下部に補強部材S
2を取り付けた後は、補強部材S2が邪魔になって筒状
では嵌め入れられないが、上記のようにスリット6を介
して巻き解けば容易に湾曲状の脚S1に容易に巻き付け
て装着することができる。従って、筒状では、挿入でき
ないような製品に使用するような場合に、特に便利なも
のとなる。しかも、スリット6を、この図5に示したよ
うに、被覆部材32や巻回用紙片の巻回方向と同方向に
形成しておけば、巻き付け後、被覆部材32や巻回用紙
片の巻回による弾性が強く働き、元の管状態に自然と戻
すことができる。尚、スリット6は、被覆部材32や巻
回用紙片の巻回方向と同方向に形成するものに限らず、
被覆部材32や巻回用紙片の巻回方向と逆方向に形成で
き、又、スリット6のリード角61も、被覆部材32や
巻回用紙片における巻回のリード角と同じ、又は大き
く、或いは小さくして形成して実施できる。また、スリ
ット6のピッチn2についても特に限定されず、被覆部
材32や巻回用紙片と同じ又は異なるようにして形成で
きる。更に、スリット6の溝幅は、スリット6を形成す
るに際して溝幅ができないように形成しても良いが、図
5に示すように所定幅の溝幅t3を有するものに形成し
ておいても良く、適宜変更できる。
1、31に形成された隙間24、34によって、筒状に
形成された巻回用紙片21、31の中心軸を湾曲状に変
形させることができる。又、この隙間24、34は、被
覆部材22、32によって覆われるため、筒状をなす巻
回用紙片21、31の内部を外部から遮断できる。一
方、被覆部材22、32を、シート状のものから構成す
ることにより、巻回用紙片21、31の中心軸が湾曲状
に変形すると、巻回用紙片21、31の隙間24、34
で、しわ等になって巻回用紙片21、31と共に変形さ
せることができ、紙管全体を湾曲状に変形させることが
できる。これにより、例えば自転車の一部や椅子等の湾
曲状の部分にも挿入でき、運搬等に際しての傷等を防止
でき、保護用として使用でき、或いは、水道管の直線部
及び湾曲部に挿入でき、保温用として使用できる等、各
種の湾曲部を有する製品に広く使用できるものとなる。
て、筒状に形成された巻回用紙片21、31の中心軸を
湾曲状に変形させることができ、紙管全体の中心軸を湾
曲状に変形させることが可能となる。又、巻回用紙片2
1、31を、巻回用紙片21、31を備えた層と反対側
の層に接着していないため、巻回用紙片21、31を容
易に巻き解くことができる。
に加え、シート状の被覆部材22、23によって、巻回
用紙片21、31に形成された隙間24、34を常時一
定に保持できる。又、巻回用紙片21、31の中心軸の
変形に際しては、被覆部材22、23を薄い紙から構成
するため、巻回用紙片21、31と共に変形させること
ができ、湾曲状の部分にも挿入できる。
21と、外層3の外巻回用紙片31とが互いに軸方向に
すべり動くことができ、内巻回用紙片21と外巻回用紙
片31とは別個独立に動くことができる。従って、内巻
回用紙片21と外巻回用紙片31とは、互いに動きを規
制することなく、各々の端縁21a、21a同士の間隔
を狭め、中心軸に撓ませようとする力に応じた曲率半径
の湾曲状に変形することができる。
に加えて、内巻回用紙片21と外巻回用紙片31とが、
互いの端縁同士の隙間を覆うように配設されているた
め、中心軸を撓ませようとする力に対して強度のあるも
のにでき、取扱いや使用中に潰れるようなことを防止で
きる。
ずれかの発明の効果に加え、スパイラル状のスリット6
によって、紙管を巻き解くことができ、湾曲部を有する
他部材に容易に巻き付けることができ、しかも、スリッ
ト6を、被覆部材32や巻回用紙片の巻回方向と同方向
に形成しておけば、巻き付け後、被覆部材32や巻回用
紙片の巻回による弾性が強く働き、元の管状態に自然と
戻すことができる。
た要部拡大側面図である。
明図である。
場合の側面図である。
り、(A) は、外層だけで構成した紙管の要部端面説明
図、(B) は、内巻回用紙片と外巻回用紙片との間に、隙
間の形成した中外巻回用紙片を配した紙管の要部端面説
明図、(C) は、内巻回用紙片と外巻回用紙片との間に、
シート状の中外巻回用紙片を配した紙管の要部端面説明
図であり、又、(D) は、内層を内被覆部材だけで構成し
た紙管の要部端面説明図である。
である。
わを形成した場合の一部を断面にした要部拡大側面図で
ある。
紙片を順次巻回することにより形成される紙管の改良に
関するものである。
ることにより形成される紙管としては、例えば図9に示
すようなものが知られている。この図9に示す紙管は、
内巻回用紙片aと、中巻回用紙片bと、外巻回用紙片c
とを備えた円筒管からなるものである。詳しくは、内巻
回用紙片aは、裏面における左部の端縁a1に接着剤を
塗布し、端縁a1、a1同士が重なるように左方側から
右方側に順次螺旋状に巻回され、中巻回用紙片bは、裏
面全体に接着剤が塗布され、巻回した内巻回用紙片aの
外周面に端縁b1、b1同士が重なるように順次螺旋状
に巻回されている。又、外巻回用紙片cは、裏面全体に
接着剤が塗布され、巻回した中巻回用紙片bの外周面に
端縁c1、c1同士が重なるように順次螺旋状に巻回さ
れたものである。しかしながら、このように形成された
紙管は、内巻回用紙片a、中巻回用紙片b、及び外巻回
用紙片cが互いに接着等されているため、形成後は、軸
方向の形状が決定されてしまい、直線状に形成したもの
を適宜湾曲状に変形させるようなことはできない。その
ため、例えば予め製作した紙管内に自転車等の製品の一
部を挿入し、紙管により製品の外面を覆って保護しよう
としても、その製品の一部が軸方向に湾曲していると紙
管内に挿入できず、紙管形成後に、湾曲した部材に適用
するような使用はできない。従って、紙管の使用範囲が
限られており、紙管を有効に利用できないという課題が
ある。又、例えば自転車の組立て途中でその一部を紙管
内に挿入して覆い被せた場合、組立て完了後、自転車を
使用する際には、紙管は取り外されるが、その際、他の
部品が取付けられていると紙管を抜くことができない場
合がある。従って、このような場合は、紙管を破って取
り外さなければならないが、内巻回用紙片a、中巻回用
紙片b、及び外巻回用紙片cが互いに強固に接着されて
いるため、破るのが困難なものである。
情に鑑み提案されたもので、軸方向を自在に変形させる
ことができ、しかも、覆い被せた部材から抜けない場合
でも容易に取り外せることのできる紙管を提供すること
を第1の目的とする。
とができ、しかも、覆い被せた部材から抜けない場合で
も容易に取り外せることのでぎるものであって、軸方向
を撓ませようとする力に対する強度を有する紙管を提供
することを第2の目的とする。
を有する紙管を提供することにより上記課題を解決す
る。本願第1の発明は、長尺状からなる所定幅の巻回用
紙片21、31と、巻回用紙片21、31を内側又は外
側から覆う被覆部材22、32とを備えたものからな
り、この巻回用紙片21、31は、順次巻回されること
により、幅方向の端縁21a、21a、31a、31a
同士間に隙間24、34を有する筒状をなす。そして、
この隙間24、34によって、筒状に形成された巻回用
紙片21、31の中心軸が湾曲状に変形し得るようにな
される。被覆部材22、32は、シート状のものから構
成されることにより、被覆部材22、32が巻回用紙片
21、31の中心軸の変形に伴って共に変形し得るよう
になされたものである。
周側に配位された外層3とが備えられる。内層2と外層
3との少なくともいずれかの一方は、長尺状からなる所
定幅の巻回用紙片21、31を備え、この巻回用紙片2
1、31が、順次巻回されることにより、幅方向の端縁
21a、21a、31a、31a同士間に隙間24、3
4を有する筒状をなす。そして、この隙間24、34に
よって、筒状に形成された巻回用紙片21、31の中心
軸が湾曲状に変形し得るようになされたものである。
内層2と外層3との少なくともいずれかの一方が、長尺
状からなる所定幅の巻回用紙片21、31と、巻回用紙
片21、31を内側又は外側から覆うシート状の被覆部
材22、32とを備えたものからなる。そして、この被
覆部材22、32は、巻回用紙片21、31に接着され
ることにより、この被覆部材22、32が巻回用紙片2
1、31の変形に伴って共に変形し得るようになされた
ものである。
周側に配位された外層3とが備えられる。内層2は、長
尺状からなる所定幅の内巻回用紙片21と、内巻回用紙
片21を内方から覆うシート状の内被覆部材22とを備
える。又、内巻回用紙片21が、順次巻回されたること
により、内巻回用紙片21が幅方向の端縁21a、21
a間に隙間24を有する筒状をなし、この隙間24によ
って、筒状に形成された内巻回用紙片21の中心軸が湾
曲状に変形し得るようになされる。内被覆部材22は、
内巻回用紙片21に接着されることにより、内被覆部材
22が内巻回用紙片21の変形に伴って共に変形する。
外層3は、長尺状からなる所定幅の外巻回用紙片31
と、外巻回用紙片31を外方から覆うシート状の外被覆
部材32を備える。外巻回用紙片31が、順次巻回され
ることにより、この外巻回用紙片31が幅方向の端縁3
1a、31a間に隙間34を有する筒状をなし、この隙
間34によって、筒状に形成された外巻回用紙片31の
中心軸が湾曲状に変形し得るようになされる。外被覆部
材32は、外巻回用紙片31に接着されることにより、
外被覆部材32が外巻回用紙片31の変形に伴って共に
変形する。そして、これらの内外の内巻回用紙片21と
外巻回用紙片31とが、互いに軸方向に滑り動くことが
できるようになされたものである。
外巻回用紙片31が、内巻回用紙片21における隙間2
4を形成した端縁21a、21a間に渡されるように配
位されたものである。
に係る紙管の外周から内周にかけて切り込まれたスリッ
ト6が、軸方向に沿ってスパイラル状に形成されたもの
である。
おいては、巻凹用紙片21、31と、被覆部材22、3
2とを備えたものとし、巻回用紙片21、31を、幅方
向の端縁21a、21a、31a、31a同士間に隙間
24、34を有する筒状をなすように順次巻回するた
め、隙間24、34によって、筒状に形成された巻回用
紙片21、31の中心軸を湾曲状に変形させることがで
きる。又、この隙間24、34は、被覆部材22、32
によって覆われるため、筒状をなす巻回用紙片21、3
1の内部を外部から遮断できる。一方、被覆部材22、
32を、シート状のものから構成することにより、巻回
用紙片21、31の中心軸が湾曲状に変形すると、巻回
用紙片21、31の隙間24、34で、しわ等になって
巻回用紙片21、31と共に変形させることができる。
3との少なくともいずれかの一方に、幅方向の端縁21
a、21a、31a、31a同士間に隙間24、34を
有する筒状をなす巻回用紙片21、31を備えるため、
隙間24、34によって、筒状に形成された巻回用紙片
21、31の中心軸を湾曲状に変形させることができ、
紙管全体の中心軸を湾曲状に変形させることが可能とな
る。又、巻回用紙片21、31を、巻回用紙片21、3
1を設けた層とは反対側の層に、接着していないため、
巻回用紙片21、31を容易に巻き解くことができる。
回用紙片21、31の内側又は外側からシート状の被覆
部材22、32で覆うようにして接着させることによ
り、巻回用紙片21、31の幅方向の端縁21a、21
a、31a、31a同士間に形成された隙間24、34
を常時一定に保持できる。又、巻回用紙片21、31の
中心軸の変形に際しては、被覆部材22、32を薄い紙
から構成するため、巻回用紙片21、31と共に変形さ
せることができる。
巻回用紙片21と、シート状の内被覆部材22とを備
え、外層3に、外巻回用紙片31と、外被覆部材32と
を備えたものとする。こうすることにより、例えば図4
に示すように、中心軸Oが真っ直ぐ伸ばされた状態から
紙管1の左端側を保持し、所定距離だけ隔てた右側部を
下方側に押圧すると、その押圧力によって紙管1の上部
側の内層2と外層3は、内層2と外層3には引っ張り力
P1がかかり軸方向に引っ張られ、一方、下部側の内層
2と外層3は、圧縮力P2がかかり軸方向に圧縮される
ことになる。紙管1の上部側に引っ張り力P1がかかる
と、内巻回用紙片21の端縁21a、21a同士の隙間
24、及び、外巻回用紙片31の端縁31a、31a同
士の隙間34が広がろうとする力がかかることになる
が、その力に対して下部側の内層2の内被覆部材22及
び外層3の外被覆部材32各々が内層2の内巻回用紙片
21、外層3の外巻回用紙片31各々の端縁21a、2
1a、31a、31a同士の隙間24、34にしわを作
り、内層2の内巻回用紙片21及び外層3の外巻回用紙
片31各々の隙間24、34を狭め、その力を吸収す
る。その際、外層3と内層2とが同時に湾曲状に変形す
るには、内層2の曲率半径が外層3のそれより小さくな
るため、内層2の内巻回用紙片21における端縁21
a、21a同士の隙間24が外層3の外巻回用紙片31
における端縁31a、31a同士の隙間34より、狭く
なる必要がある。しかし、本願第4実施形態において
は、内層2の内巻回用紙片21の外面と、外層3の外巻
回用紙片31の内面とが接着しておらず、互いに軸方向
にすべり動くことができるため、内巻回用紙片21と外
巻回用紙片31とは別個独立に動くことができる。従っ
て、内巻回用紙片21と外巻回用紙片31とは、互いに
動きを規制することなく、各々の端縁21a、21a、
31a、31a同士の間隔を変え、引っ張り力P1に応
じた曲率半径の湾曲状に変形することができる。一方、
紙管1の下部側に圧縮力P2がかかると、上記上部側に
かかった引っ張り力P1を吸収したときと同様に、内層
2の内被覆部材22が、内巻回用紙片21の端縁21
a、21a同士の隙間24にしわを作りながら、端縁2
1a、21a間の隙間24を狭め、又、外層3の外被覆
部材32も、外巻回用紙片31の端縁31a、31a同
士の隙間34にしわを作りながら、その隙間34を狭め
る。この場合においても、外巻回用紙片31の隙間34
が、内巻回用紙片21の隙間24の減少量よりも多く狭
まる必要があるが、内層2の内巻回用紙片21の外面
と、外層3の外巻回用紙片31の内面とが接着しておら
ず、互いに軸方向にすべり動くことができるため、内巻
回用紙片21と外巻回用紙片31とは別個独立に動くこ
とができる。従って、内巻回用紙片21と外巻回用紙片
31とは、互いに動きを規制することなく、各々の端縁
21a、21a、31a、31a同士の隙間24、34
を狭め、圧縮力P2に応じた曲率半径の湾曲状に変形す
ることができる。
21と外巻回用紙片31とが、内巻回用紙片21におけ
る隙間24を形成した端縁21a、21a間に渡される
ように配位されているため、中心軸を撓ませようとする
力に対して強度のあるものにでき、取扱いや使用中に潰
れるようなことを防止できる。
のスリット6によって、紙管を巻き解くことができ、湾
曲部を有する他部材に容易に巻き付けることができる。
しかも、スリット6を、図5に示したように、被覆部材
32や巻回用紙片の巻回方向と同方向に形成しておけ
ば、巻き付け後、被覆部材32や巻回用紙片の巻回によ
る弾性が強く働き、元の管状態に自然に戻すことができ
る。
形態を具体的に説明する。図1は、本願発明の紙管の一
実施形態の一部を拡大した断面図であり、図2及び図3
は、本願発明の紙管を製造する際の説明図である。
を備えている。本実施形態における内層2は、所定幅の
長尺状からなる内巻回用紙片21と、内巻回用紙片21
を管内方側から被覆する内被覆部材22とを備えてい
る。
厚さが0.5mm程度の厚さの紙から構成されている。
尚、この内巻回用紙片21の幅、厚さは、特に限定され
ず、適宜変更できるが、幅方向にしわができない程度の
厚さのものを使用すれば、管1全体の強度を持たせるこ
とができる点で好ましい。一方、内被覆部材22は、幅
が15mm程度で、厚さが0.1mm以下の薄紙から構
成されている。この内被覆部材22の幅は、特に限定さ
れず、又、厚さは、幅方向にしわや弛みができ易い程度
の厚さのものであれば良く、適宜変更できる。
用紙片31と、外巻回用紙片31を管外側から被覆する
外被覆部材32とを備えている。
21と同様のものが、外被覆部材32は、上記の内被覆
部材22と同様のものが、各々使用されている。詳しく
は、外巻回用紙片31は幅が6mm程度で、厚さが0.
5mm程度の厚さの紙から構成されており、外被覆部材
32は、幅が15mm程度で、厚さが0.1mm以下の
薄紙から構成されている。尚、これらの外巻回用紙片3
1、外被覆部材32各々の幅や厚さについても、内巻回
用紙片21、内被覆部材22と同様に変更使用できる。
にして形成される。まず、図2に示すように内被覆部材
22を、所定径のマンドレルMの外周に、幅方向の端縁
22b、22b同士間に隙間ができないように順次螺旋
状に巻回していく。又、この巻回に際し、外面となる面
22b全体に接着剤を塗布し、接着層23(図1に図
示)を形成しつつ行う。
た内被覆部材22の外周面22bに、順次巻回してい
く。又、この巻回に際しては、図1に示すように内巻回
用紙片21の端縁21a、21a同士の間に所定間隔t
1の隙間24を形成するようにして行う。本実施形態で
は、隙間24の間隔t1を2〜3mm程度としている。
そして、この巻回により、内巻回用紙片21の内面21
bが、内被覆部材22の外周に形成された接着層23に
接着され、内巻回用紙片21が内被覆部材22によって
内方側から覆われる。これにより、円筒状の内層2が形
成される。
ように形成された内層2における内巻回用紙片21の外
周に順次螺旋状に巻回していく。この巻回は、外巻回用
紙片31を、内巻回用紙片21における隙間24を形成
した端縁21a、21a間に渡して内巻回用紙片21の
隙間24を外側から塞ぐようにして行われる。従って、
このようにして巻回された外巻回用紙片31は、その幅
方向の端縁31a、31a間に、内巻回用紙片21の隙
間24の間隔t1と略同間隔t2の隙間34が形成され
ている。又、外巻回用紙片31の内周面と、内巻回用紙
片21の外周面とは、当接するだけで接着されておら
ず、互いに軸方向に滑り動くことができるようになされ
ている。
1の外周に、幅方向の端縁32b、32b同士が重なり
合うようにし順次螺旋状に巻回していく。また、この外
被覆部材32の巻回は、内面となる面32b全体に接着
剤を塗布し、接着層33(図1に図示)を形成しつつ行
い、この接着層33により、外被覆部材32の端縁32
a、32a同士が接着する。尚、この巻回に際して、外
被覆部材32を、外巻回用紙片31の端縁31a、31
a間の隙間34に入り込ませ、その隙間34内で外被覆
部材32がしわ乃至弛んだ状態にしておいても良い。
及び外被覆部材32は、内巻回用紙片21や外被覆部材
32に比して薄いものであるが、図1では、説明の都合
上、厚く表している。又、外被覆部材32における端縁
32b、32b同士の重ね合せ部は、実際には殆ど段差
ができないため、図1では省略している。
紙管1が形成される。形成された紙管1は、紙管1に中
心軸を撓ませるような力がかかると、中心軸が湾曲状に
自在に変形し得る。この変形を、図4に基づき説明す
る。例えば中心軸Oが真っ直ぐ伸ばされた状態から紙管
1の左端側を保持し、所定距離だけ隔てた右側部を下方
側に押圧すると、その押圧力によって紙管1の上部側の
内層2と外層3は、内層2と外層3には引っ張り力P1
がかかり軸方向に引っ張られ、一方、下部側の内層2と
外層3は、圧縮力P2がかかり軸方向に圧縮されること
になる。紙管1の上部側に引っ張り力P1がかかると、
内巻回用紙片21の端縁21a、21a同士の隙間2
4、及び、外巻回用紙片31の端縁31a、31a同士
の隙間34が広がろうとする力がかかることになるが、
その力に対して下部側の内層2の内被覆部材22及び外
層3の外被覆部材32各々が内層2の内巻回用紙片2
1、外層3の外巻回用紙片31各々の端縁21a、21
a、31a、31a同士の隙間24、34にしわを作
り、内層2の内巻回用紙片21及び外層3の外巻回用紙
片31各々の隙間24、34を狭め、その力を吸収す
る。その際、外層3と内層2とが同時に湾曲状に変形す
るには、内層2の曲率半径が外層3のそれより小さくな
るため、内層2の内巻回用紙片21における端縁21
a、21a同士の隙間24が外層3の外巻回用紙片31
における端縁31a、31a同士の隙間34より、狭く
なる必要がある。しかし、本実施形態においては、内層
2の内巻回用紙片21の外面と、外層3の外巻回用紙片
31の内面とが接着しておらず、互いに軸方向にすべり
動くことができるため、内巻回用紙片21と外巻回用紙
片31とは別個独立に動くことができる。従って、内巻
回用紙片21と外巻回用紙片31とは、互いに動きを規
制することなく、各々の端縁21a、21a同士の間隔
を変え、引っ張り力P1に応じた曲率半径の湾曲状に変
形することができる。
ると、上記上部側にかかった引っ張り力P1を吸収した
ときと同様に、内層2の内被覆部材22が、内巻回用紙
片21の端縁21a、21a同士の隙間24にしわを作
りながら、端縁21a、21a間の隙間24を狭め、
又、外層3の外被覆部材32も、外巻回用紙片31の端
縁31a、31a同士の隙間34にしわを作りながら、
その隙間34を狭める。この場合においても、外巻回用
紙片31の隙間34が、内巻回用紙片21の隙間24の
減少量よりも多く狭まる必要があるが、内層2の内巻回
用紙片21の外面と、外層3の外巻回用紙片31の内面
とが接着しておらず、互いに軸方向にすべり動くことが
できるため、内巻回用紙片21と外巻回用紙片31とは
別個独立に動くことができる。従って、内巻回用紙片2
1と外巻回用紙片31とは、互いに動きを規制すること
なく、各々の端縁21a、21a、31a、31a同士
の隙間24、34を狭め、圧縮力P2に応じた曲率半径
の湾曲状に変形することができる。しかも、内巻回用紙
片21と外巻回用紙片31とが、互いに端縁21a、2
1a、31a、31a間に隙間24、34を覆うように
渡されているため、径方向の力に対して強度のあるもの
にでき、取扱いや使用中に潰れるようなことを防止でき
る。
半径を小さく)場合は、曲げ力をかける前に、予め紙管
1全体を軸方向に手等で圧縮操作しておくのが好まし
い。こうしておくことで、図8に示すように内巻回用紙
片21及び外巻回用紙片31の各々の隙間24、34内
において、内被覆部材22、外被覆部材32各々が多く
のしわ乃至弛みとなる。これにより、上部側に引っ張り
力P1がかかると、内巻回用紙片21の端縁21a、2
1a同士の隙間24と、外巻回用紙片31の端縁31
a、31a同士の隙間34とが別個独立に広がり、引っ
張り力P1を吸収でき、内被覆部材22、外被覆部材3
2が大きく引っ張られても破れるようなことを防止でき
る。
せるような力に対し、中心軸を自在に湾曲状に変形させ
ることができることにより、例えば図5に示すように椅
子Sの脚S1の湾曲した部分にも、形成した紙管1を挿
入させることができ、脚S1を保護することができる。
これにより、輸送や取扱に際してキズ等を付けるような
ことを防止できる。又、この図5に示すように椅子Sの
脚S1に紙管1を挿入させた後、脚S1、S1間の下部
に補強部材S2を取り付けた場合には、使用の際、紙管
1を抜けなくなり、紙管1を破る必要がある。この場
合、従来のように全体を接着剤により接着している場合
には、破り難くなるが、本願発明においては、内巻回用
紙片21と外巻回用紙片31とは接着されておらず、し
かも、外被覆部材32及び内被覆部材22が薄い紙から
構成しているため、外被覆部材32を破れば容易に外被
覆部材32を巻き解くことができ、又、内被覆部材22
を破れば容易に内巻回用紙片21を容易に巻き解くこと
ができる。従って、容易に取り外すことができる。
ナ、その他の棒状の種々の製品における直線状の部分や
湾曲状の部分に挿入し、輸送や取扱に際してのキズ等の
防止用として使用できる。又、水道管における直線状の
部分や湾曲状の部分に挿入して、保温管としても使用で
き、凍結に伴う水道管の破裂を防止できる。更に、内部
に電線を通して電気配線管として、各種のダクトとし
て、あるいは、内部に発泡スチロール等の緩衝材を詰め
て緩衝用の部材等として、種々のものに多種多様に使用
することができる。従って、従来のものに比して用途範
囲を広げることができ、有効利用し得るものとなる。
被覆部材32を巻き付ける際、接着層23、33を形成
するため、内被覆部材22と外巻回用紙片31とが、外
被覆部材32と内巻回用紙片21とが接着する場合があ
り、接着した場合でも、内巻回用紙片21と外巻回用紙
片31とは接着していないため、曲げ力がかかった場合
には、互いに軸方向に動くことができる。従って、この
場合でも、差し支えはなく、そのまま使用できる。ま
た、本実施形態では、内層2の内被覆部材22を、その
端縁22a、22a同士を接着させていないが、これに
限らず、例えば端縁22a、22a同士を重ね合わせて
接着するようにして実施することもできる。
と、外巻回用紙片31とを、同幅のものから構成してい
るが、異なる幅のものを用いることもできる。又、内巻
回用紙片21及び外巻回用紙片31各々の端縁21a、
21a、31a、31a同士の隙間24、34の間隔t
1、t2は、特に限定されず、例えば内巻回用紙片21
における端縁21a、21a同士の隙間24の間隔t1
を、外巻回用紙片31の幅以上に形成し、外巻回用紙片
31の幅方向の一方側の端縁31aを内巻回用紙片21
の外周面上に配設するようにしても良いが、この場合に
は、内巻回用紙片21の隙間24における外巻回用紙片
31で覆われない部分が径方向の力に対して強度的に弱
くなる。従って、図1に示すように内巻回用紙片21の
端縁21a、21a同士の隙間24の間隔t1を外巻回
用紙片31の幅以下に、外巻回用紙片31の端縁31
a、31a同士の隙間34の間隔t2を内巻回用紙片2
1の幅以下にし、且つ、互いに隙間24、34の間に渡
すように双方を配設しておくのが、強度的に好ましい。
層3との二つの層から構成しているが、一つ又は三つの
層以上から構成して実施することもできる。詳しくは、
例えば図6(A)に示すように、巻回用紙片31と、こ
の巻回用紙片31を外側から覆うようにして接着された
シート状の被覆部材32とから構成し、一層だけで構成
することができる。この場合においても、中心軸を撓ま
せるような力がかかった際には、巻回用紙片31におけ
る隙間34内で被覆部材32がしわ乃至緩み、全体が湾
曲状に変形させることができる。又、被覆部材32によ
って内部を外部から遮断できる。従って、例えば電気配
線管として使用する場合には、内部に通した電線の絶縁
や電線へのほこりや傷の付着から保護できる。
回用紙片21と、外巻回用紙片31との間に、内巻回用
紙片21等と同様な厚手の中巻回用紙片41を、その端
縁41a、41a同士の間に隙間44を形成するように
配設するようにし、三つの層から構成することができ
る。更に、例えば図6(C)に示すように内巻回用紙片
21と、外巻回用紙片31との間に、紙や樹脂等のシー
ト状からなる中巻回用紙片42を、その端縁42a、4
2a同士の間に隙間を形成せずに配設するようにして、
三つの層から構成することもできる。尚、この図6
(B)(C)に示すように中巻回用紙片41、42を設
ける場合、中巻回用紙片41、42を、内巻回用紙片2
1及び外巻回用紙片31に接着せずに、又は、中巻回用
紙片41、42を、内巻回用紙片21又は外巻回用紙片
31の一方に接着して実施することができる。
のように共に巻回用紙片21、31と被覆部材とから構
成するものに限らず、例えば図6(D)に示すように、
いずれか一方を被覆部材のみから構成するようにしても
良く、適宜変更できる。尚、図6(D)には、内層2を
被覆部材22のみから構成した場合を図示している。従
って、この場合は、外層3の巻回用紙片31の内面と、
内層2をなす被覆部材22の外周面とが接着されていな
い。
のものに限らず、断面が四角形、楕円等の筒状であって
も良く、適宜変更できる。又、内巻回用紙片21や外巻
回用紙片31の材質については、紙を主体にしたもので
あれば良く、例えば紙を主体にして樹脂層や金属箔層を
ラミネートしたものから構成することができる。一方、
内被覆部材22や外被覆部材32の材質については、紙
から構成するものに限らず、合成樹脂シート、不織布、
或いは紙を主体にして樹脂層や金属箔層をラミネートし
たシート状のもの等から構成することもできる。外被覆
部材32を、紙を主体にして樹脂層をラミネートしたシ
ート状のものから構成しておけば、湾曲状の製品に挿入
して湾曲状に変形させた後、その変形させた部分を熱加
工するようにすれば、樹脂層を湾曲状態で硬化させるこ
とができ、全体を製品の形状に対応した湾曲形状に形成
しておくことができる。又、本実施形態においては、内
外の両巻回用紙片21、31、及び内外の両被覆部材2
2、32各々を、一枚の長尺状のものから構成して順次
巻回しているが、いずれかを又は二つ以上を、二枚以上
の複数の長尺状のものから構成し、複数の長尺状のもの
を軸方向に並べて巻回することもできる。その場合にお
いて、内外の両巻回用紙片21、31を複数枚の長尺状
のものから構成する場合は、隣接する縁部間を所定間隔
だけ隔てて並設して隙間24、34を形成するようにす
れば良い。
筒状でそのまま使用する形態のものに限らず、例えば図
7に示すように紙管1の側面に、一端から他端にかけて
軸方向に切り込みを入れることにより左部側と右部側に
切り放し、開閉自在な開口部5を形成しておいても良
い。こうすることにより、湾曲部を有する他部材に、湾
曲部に沿わして容易に装着できる。
左方側のもの)の外周から内周に切り込んだスリット6
をスパイラル状に設けたものとしても良い。このような
スリット6を設けることにより、紙管1を、スリット6
を介して巻き解くことができる。これにより、例えばこ
の図5に示すように脚S1、S1間の下部に補強部材S
2を取り付けた後は、補強部材S2が邪魔になって筒状
では嵌め入れられないが、上記のようにスリット6を介
して巻き解けば容易に湾曲状の脚S1に容易に巻き付け
て装着することができる。従って、筒状では、挿入でき
ないような製品に使用するような場合に、特に便利なも
のとなる。しかも、スリット6を、この図5に示したよ
うに、被覆部材32や巻回用紙片の巻回方向と同方向に
形成しておけば、巻き付け後、被覆部材32や巻回用紙
片の巻回による弾性が強く働き、元の管状態に自然と戻
すことができる。尚、スリット6は、被覆部材32や巻
回用紙片の巻回方向と同方向に形成するものに限らず、
被覆部材32や巻回用紙片の巻回方向と逆方向に形成で
き、又、スリット6のリード角61も、被覆部材32や
巻回用紙片における巻回のリード角と同じ、又は大き
く、或いは小さくして形成して実施できる。また、スリ
ット6のピッチnについても特に限定されず、被覆部材
32や巻回用紙片と同じ又は異なるようにして形成でき
る。更に、スリット6の溝幅は、スリット6を形成する
に際して溝幅ができないように形成しても良いが、図5
に示すように所定幅の溝幅t3を有するものに形成して
おいても良く、適宜変更できる。
1、31に形成された隙間24、34によって、筒状に
形成された巻回用紙片21、31の中心軸を湾曲状に変
形させることができる。又、この隙間24、34は、被
覆部材22、32によって覆われるため、筒状をなす巻
回用紙片21、31の内部を外部から遮断できる。一
方、被覆部材22、32を、シート状のものから構成す
ることにより、巻回用紙片21、31の中心軸が湾曲状
に変形すると、巻回用紙片21、31の隙間24、34
で、しわ等になって巻回用紙片21、31と共に変形さ
せることができ、紙管全体を湾曲状に変形させることが
できる。これにより、例えば自転車の一部や椅子等の湾
曲状の部分にも挿入でき、運搬等に際しての傷等を防止
でき、保護用として使用でき、或いは、水道管の直線部
及び湾曲部に挿入でき、保温用として使用できる等、各
種の湾曲部を有する製品に広く使用できるものとなる。
て、筒状に形成された巻回用紙片21、31の中心軸を
湾曲状に変形させることができ、紙管全体の中心軸を湾
曲状に変形させることが可能となる。又、巻回用紙片2
1、31を、巻回用紙片21、31を備えた層と反対側
の層に接着していないため、巻回用紙片21、31を容
易に巻き解くことができる。
に加え、シート状の被覆部材22、32によって、巻回
用紙片21、31に形成された隙間24、34を常時一
定に保持できる。又、巻回用紙片21、31の中心軸の
変形に際しては、被覆部材22、32を薄い紙から構成
するため、巻回用紙片21、31と共に変形させること
ができ、湾曲状の部分にも挿入できる。
21と、外層3の外巻回用紙片31とが互いに軸方向に
すべり動くことができ、内巻回用紙片21と外巻回用紙
片31とは別個独立に動くことができる。従って、内巻
回用紙片21と外巻回用紙片31とは、互いに動きを規
制することなく、各々の端縁21a、21a同士の間隔
を狭め、中心軸に撓ませようとする力に応じた曲率半径
の湾曲状に変形することができる。
に加えて、内巻回用紙片21と外巻回用紙片31とが、
互いの端縁同士の隙間を覆うように配設されているた
め、中心軸を撓ませようとする力に対して強度のあるも
のにでき、取扱いや使用中に潰れるようなことを防止で
きる。
ずれかの発明の効果に加え、スパイラル状のスリット6
によって、紙管を巻き解くことができ、湾曲部を有する
他部材に容易に巻き付けることができ、しかも、スリッ
ト6を、被覆部材32や巻回用紙片の巻回方向と同方向
に形成しておけば、巻き付け後、被覆部材32や巻回用
紙片の巻回による弾性が強く働き、元の管状態に自然と
戻すことができる。
た要部拡大側面図である。
明図である。
場合の側面図である。
係り、(A)は、外層だけで構成した紙管の要部端面説
明図、(B)は、内巻回用紙片と外巻回用紙片との間
に、隙間の形成した中外巻回用紙片を配した紙管の要部
端面説明図、(C)は、内巻回用紙片と外巻回用紙片と
の間に、シート状の中外巻回用紙片を配した紙管の要部
端面説明図であり、又、(D)は、内層を内被覆部材だ
けで構成した紙管の要部端面説明図である。
である。
わを形成した場合の一部を断面にした要部拡大側面図で
ある。
Claims (6)
- 【請求項1】長尺状からなる所定幅の巻回用紙片(21)(3
1)と、巻回用紙片(21)(31)を内側又は外側から覆う被覆
部材(22)(32)とを備えたものからなり、 この巻回用紙片(21)(31)が、順次巻回されることによ
り、幅方向の端縁(21a)(21a)(31a)(31a)同士間に隙間(2
4)(34)を有する筒状をなし、この隙間(24)(34)によっ
て、筒状に形成された巻回用紙片(21)(31)の中心軸が湾
曲状に変形し得るようになされ、 被覆部材(22)(32)が、シート状のものから構成されるこ
とにより、被覆部材(22)(32)が巻回用紙片(21)(31)の中
心軸の変形に伴って共に変形し得るようになされたもの
であることを特徴とする紙管。 - 【請求項2】内層(2) と、内層(2) の外周側に配位され
た外層(3) とが備えられ、 内層(2) と外層(3) との少なくともいずれかの一方が、
長尺状からなる所定幅の巻回用紙片(21)(31)を備え、こ
の巻回用紙片(21)(31)が、順次巻回されることにより、
幅方向の端縁(21a)(21a)(31a)(31a)同士間に隙間(24)(3
4)を有する筒状をなし、この隙間(24)(34)によって、筒
状に形成された巻回用紙片(21)(31)の中心軸が湾曲状に
変形し得るようになされたものであることを特徴とする
紙管。 - 【請求項3】内層(2) と外層(3) との少なくともいずれ
かの一方側が、長尺状からなる所定幅の巻回用紙片(21)
(31)と、巻回用紙片(21)(31)を内側又は外側から覆うシ
ート状の被覆部材(22)(32)とを備えたものからなり、 この被覆部材(22)(32)が、巻回用紙片(21)(31)に接着さ
れることにより、被覆部材(22)(32)が巻回用紙片(21)(3
1)の中心軸の変形に伴って共に変形し得るようになされ
たものであることを特徴とする請求項2記載の紙管。 - 【請求項4】内層(2) と、内層(2) の外周側に配位され
た外層(3) とが備えられ、 内層(2) が、長尺状からなる所定幅の内巻回用紙片(21)
と、内巻回用紙片(21)を内方から覆うシート状の内被覆
部材(22)とを備え、内巻回用紙片(21)が、順次巻回され
たることにより、内巻回用紙片(21)が幅方向の端縁(21
a)(21a)間に隙間(24)を有する筒状をなし、この隙間(2
4)によって、筒状に形成された内巻回用紙片(21)の中心
軸が湾曲状に変形し得るようになされ、 内被覆部材(22)が、内巻回用紙片(21)に接着されること
により、内被覆部材(22)が内巻回用紙片(21)(31)の中心
軸の変形に伴って共に変形し、 外層(3) が、長尺状からなる所定幅の外巻回用紙片(31)
と、外巻回用紙片(21)(31)を外方から覆うシート状の外
被覆部材(32)を備え、 外巻回用紙片(31)が、順次巻回されることにより、この
外巻回用紙片(31)が幅方向の端縁(31a)(31a)間に隙間(3
4)を有する筒状をなし、この隙間(34)によって、筒状に
形成された外巻回用紙片(31)の中心軸が湾曲状に変形し
得るようになされ、 外被覆部材(32)が、外巻回用紙片(31)に接着されること
により、外被覆部材(22)が外巻回用紙片(31)の変形に伴
って共に変形し、 これらの内外の内巻回用紙片(21)と外巻回用紙片(31)と
が、互いに軸方向に滑り動くことができるようになされ
たものであることを特徴とする紙管。 - 【請求項5】外巻回用紙片(31)が、内巻回用紙片(21)に
おける隙間(24)を形成した端縁(21a)(21a)間に渡される
ように配位されたものであることを特徴とする請求項4
記載の紙管。 - 【請求項6】外周から内周にかけて切り込まれたスリッ
ト(6) が、軸方向に沿ってスパイラル状に形成されたも
のであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに
記載の紙管。
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|---|---|---|---|
| JP08067230A JP3075980B2 (ja) | 1996-02-27 | 1996-02-27 | 部材の被覆方法及び部材被覆用紙管 |
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|---|---|---|---|
| JP08067230A JP3075980B2 (ja) | 1996-02-27 | 1996-02-27 | 部材の被覆方法及び部材被覆用紙管 |
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| JP (1) | JP3075980B2 (ja) |
Cited By (3)
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1996
- 1996-02-27 JP JP08067230A patent/JP3075980B2/ja not_active Expired - Lifetime
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